JP2022131388A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体の含水の程度に応じて乾燥のための適切な搬送路を選択することができるインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】インクジェット記録装置100は、画像形成部13と、超音波センサー180と、複数の搬送路C1,C2と、分岐ガイド90と、制御部200とを備える。画像形成部13は、記録媒体Pにインクを吐出して画像を形成する。超音波センサー180は、超音波を利用して、画像が形成された記録媒体Pの含水の程度を示す含水率を測定するためのセンサーである。複数の搬送路C1,C2は、各々互いに異なる熱エネルギーを持つ少なくとも1台の乾燥装置70,71を有する。分岐ガイド90は、画像が形成された記録媒体Pを複数の搬送路C1,C2のうちのいずれかへ案内する。制御部200は、画像が形成された記録媒体Pの含水率に応じて分岐ガイド90の動作を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。
特許文献1に記載のインクジェット記録装置は、画像形成部と、超音波センサーと、乾燥装置を有する単一の搬送路と、制御部とを備える。画像形成部は、記録媒体にインクを吐出して画像を形成する。超音波センサーは、超音波を利用して、画像が形成された記録媒体の含水の程度を示す含水率を測定するためのセンサーである。乾燥装置は、記録媒体に熱エネルギーを与えることにより、画像が形成された記録媒体を乾燥させる。制御部は、画像が形成された記録媒体の含水率に応じて記録媒体の搬送速度又は乾燥装置の熱エネルギーを制御する。
特開2006-305918号公報
特許文献1に記載のインクジェット記録装置では、記録媒体の搬送速度又は乾燥装置の熱エネルギーを高速に変化させ得ないことがあった。そのため、適切な乾燥条件が得られず、インクの色移りが生じることがあった。
本発明は、上記課題に鑑み、記録媒体の含水の程度に応じて乾燥のための適切な搬送路を選択することができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本発明に係るインクジェット記録装置は、画像形成部と、超音波センサーと、複数の搬送路と、分岐ガイドと、制御部とを備える。前記画像形成部は、記録媒体にインクを吐出して画像を形成する。前記超音波センサーは、超音波を利用して、前記画像が形成された前記記録媒体の含水の程度を示す含水率を測定するためのセンサーである。前記複数の搬送路は、各々互いに異なる熱エネルギーを持つ少なくとも1台の乾燥装置を有する。前記分岐ガイドは、前記画像が形成された前記記録媒体を前記複数の搬送路のうちのいずれかへ案内する。前記制御部は、前記画像が形成された前記記録媒体の前記含水率に応じて前記分岐ガイドの動作を制御する。
本発明のインクジェット記録装置によれば、記録媒体の含水の程度に応じて乾燥のための適切な搬送路を選択することができる。
本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の構成の一例を示す図である。 搬送センサー及び超音波センサーの構成の一例を示す図である。 第1乾燥装置及び第2乾燥装置の1台分の構成の一例を示す断面図である。 制御部の構成の一例を示すブロック図である。 制御部の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図1~図5を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、図中に、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を示す。X軸及びY軸は水平面に平行であり、Z軸は鉛直線に平行である。Z軸正側を上側、Z軸負側を下側、X軸正側を左側、X軸負側を右側、Y軸正側を前側、Y軸負側を後側と記載する場合がある。
図1を参照して、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置100の構成について説明する。図1は、インクジェット記録装置100の構成の一例を示す図である。
図1に示されるように、インクジェット記録装置100は、本体部1と、中間部3と、後処理部5とを備える。本体部1は、用紙Pに画像を形成する。中間部3は、画像が形成された用紙Pを本体部1から後処理部5へ中継する過程で、用紙Pを乾燥させる。後処理部5は、画像が形成された用紙Pに後処理を施して、用紙Pを排出する。用紙Pは、「記録媒体」の一例に相当する。
まず、本体部1の構成について説明する。本体部1の筐体1aには、複数の給紙部11と、インクジェット方式の画像形成部13とが設けられている。複数の給紙部11は、筐体1aの下部に上下方向に並んで配置され、それぞれ用紙カセット15と、給送装置17とを有している。用紙カセット15は、用紙Pを収容する。給送装置17は、用紙カセット15から用紙Pを給送する。画像形成部13は、給紙部11の上方に配置され、用紙Pにインクを吐出して画像を形成するように、搬送ベルト19と、4個のラインヘッド21とを備えている。搬送ベルト19は、用紙Pを搬送するように循環走行する。4個のラインヘッド21は、搬送ベルト19の走行方向に沿って配置されている。筐体1aの中間部3の側(左側)の側面の上部には、用紙Pの搬出口23が形成されている。
筐体1aには、給紙部11の給送装置17から画像形成部13を通って搬出口23へ向かう用紙Pの搬送路X1が形成されている。搬送路X1は、用紙Pの表裏を反転させる反転路X2を有している。反転路X2は、搬送方向において画像形成部13の下流側で搬送路X1から分岐し、画像形成部13の上流側で搬送路X1に合流している。
搬送方向において画像形成部13の上流側の搬送路X1に、レジストローラー対10が配置されている。レジストローラー対10は、レジストローラー対10に当接して停止した用紙Pの傾きを補正する。そして、レジストローラー対10は、画像形成タイミングと用紙Pの搬送とを同期させるために用紙Pを一時待機させた後、用紙Pを画像形成タイミングに合わせて画像形成部13に送出する。
次に、本体部1の動作について説明する。まず、給紙部11において、給送装置17が用紙カセット15から用紙Pを搬送路X1に送り出す。送り出された用紙Pは、搬送路X1に沿って搬送されて、画像形成部13において搬送ベルト19の上面に吸着される。そして、搬送ベルト19の回転に伴って搬送されながら、各ラインヘッド21から吐出されるインクによって、用紙Pに画像が形成される。
画像が形成された用紙Pは、搬送ベルト19によって搬送された後、搬出口23から排出される。用紙Pは、画像が形成された面を上側に向けた姿勢で搬出口23から排出される。両面印刷が行われる場合は、一方の面に画像が形成された用紙Pは、反転路X2に搬送されて表裏が反転された後、搬送路X1に搬送されて搬送ベルト19の上面に吸着される。そして、搬送ベルト19の回転に伴って搬送されながら他方の面に画像が形成される。用紙Pは、最後の印字面を上側に向けた姿勢で搬出口23から排出される。
次に、後処理部5の構成について説明する。後処理部5は、用紙Pに穿孔処理と、ステープル処理と、中折り処理とを選択的に施す。後処理部5の筐体5aには、パンチング装置25と、ステープル装置27と、中折り装置29とが設けられている。パンチング装置25は、筐体5aの上部に配置され、ステープル装置27は、パンチング装置25の下方に配置され、中折り装置29は、筐体5aの下部に配置されている。筐体5aの側面のうち、中間部3の側(右側)の側面には、中間部3から用紙Pが受け入れられる搬入口31が形成されている。筐体5aの側面のうち、中間部3とは反対側(左側)の側面には、第1排出口33a、第2排出口33b、及び第3排出口33cが形成されている。第1排出口33aはパンチング装置25の側方に、第2排出口33bはステープル装置27の側方に、第3排出口33cは中折り装置29の側方にそれぞれ形成されている。第1排出口33aの下方に第1排出トレイ35aが、第2排出口33bの下方に第2排出トレイ35bが、第3排出口33cの下方に第3排出トレイ35cがそれぞれ設けられている。
筐体5aには、第1搬送路Y1と、第2搬送路Y2と、第3搬送路Y3とが形成されている。第1搬送路Y1は、搬入口31からパンチング装置25を通って第1排出口33aに向かう。第2搬送路Y2は、パンチング装置25の下流側で第1搬送路Y1から分岐してステープル装置27を通って第2排出口33bに向かう。第3搬送路Y3は、第2搬送路Y2から分岐して中折り装置29を通って第3排出口33cに向かう。
次に、後処理部5の動作について説明する。本体部1によって画像を形成された用紙Pは、中間部3を介して、搬入口31から第1搬送路Y1に受け入れられる。用紙Pにパンチング処理が行われる場合は、用紙Pは、第1搬送路Y1を通ってパンチング装置25に搬送される。搬送された用紙Pは、パンチング装置25で穿孔処理が施された後、第1搬送路Y1を通って第1排出口33aから排出されて、第1排出トレイ35aに積載される。用紙Pにステープル処理が行われる場合は、用紙Pは、第1搬送路Y1から第2搬送路Y2に沿ってステープル装置27に搬送される。搬送された用紙Pは、ステープル装置27によってステープル処理が施された後、第2排出口33bから排出されて、第2排出トレイ35bに積載される。用紙Pに中折り処理が行われる場合は、用紙Pは、第1搬送路Y1から第2搬送路Y2と第3搬送路Y3を通って中折り装置29に搬送される。搬送された用紙Pは、中折り装置29によって中折りが施された後、第3排出口33cから排出されて、第3排出トレイ35cに積載される。
次に、中間部3の構成について説明する。中間部3は、本体部1及び後処理部5とは別体に設けられて、本体部1と後処理部5のそれぞれに連結される。中間部3は、本体部1から後処理部5へ用紙Pを中継する間に用紙Pを乾燥させる。
中間部3の筐体3aの側面のうち、本体部1の側(右側)の側面には、本体部1からの用紙Pの受取口41が形成されている。受取口41は、本体部1の搬出口23と同じ高さに形成されている。筐体3aの側面のうち、後処理部5の側(左側)の側面には、用紙Pの受渡口43が形成されている。受渡口43は、後処理部5の搬入口31と同じ高さに形成されている。
筐体3aには、受取口41から受渡口43に向かう搬送方向Vに沿って用紙Pを搬送するための搬送路が形成されている。搬送路は、複数の搬送ローラー対51によって構成される。搬送路は、全ての用紙Pが搬送される第1共通路M1と、並列路としての第1搬送路C1及び第2搬送路C2と、全ての用紙Pが搬送される第2共通路M2とを有している。第1搬送路C1及び第2搬送路C2は、分岐点D1で第1共通路M1から分岐した後に、合流点J1で第2共通路M2に合流するように設けられた並列路である。第1搬送路C1及び第2搬送路C2は、用紙Pの乾燥のための「複数の搬送路」の一例に相当する。
第1共通路M1は、受取口41から分岐点D1まで左方向にほぼ水平に延びる。第1共通路M1には、搬送センサー190と、超音波センサー180とが設けられている。搬送センサー190は、第1共通路M1の上の用紙Pの有無を検知するためのセンサーである。超音波センサー180は、超音波を利用して、画像が形成された用紙Pの含水の程度を示す含水率を測定するためのセンサーである。
第1共通路M1は、分岐点D1で第1搬送路C1と第2搬送路C2とに分岐する。分岐点D1には、分岐ガイド90が設けられている。分岐ガイド90は、画像が形成された用紙Pを第1共通路M1から第1搬送路C1又は第2搬送路C2へ案内する。
第1搬送路C1は、分岐点D1から左斜め上方に傾斜した後、合流点J1まで左方向にほぼ水平に延びる。第1搬送路C1は、3台の第1乾燥装置70を有する。
第2搬送路C2は、分岐点D1から下方に延びた後、左方向にほぼ水平に延びたうえ、合流点J1まで上方に延びる。第2搬送路C2は、1台の第2乾燥装置71を有する。
第2搬送路C2の搬送路長は、第1搬送路C1の搬送路長よりも長い。また、3台の第1乾燥装置70は、1台の第2乾燥装置71よりも大きい熱エネルギーで、画像が形成された用紙Pを乾燥させる。第1乾燥装置70及び第2乾燥装置71は、各々「少なくとも1台の乾燥装置」の一例に相当する。
次に、中間部3の動作について説明する。本体部1の搬出口23から排出された用紙Pは、中間部3の受取口41を通って第1共通路M1に搬送される。なお、用紙Pは、本体部1から所定の間隔を空けて第1共通路M1へ連続的に搬送されるものとする。
分岐ガイド90の動作は、超音波センサー180によって測定された用紙Pの含水率に応じて制御される。分岐ガイド90は、閾値よりも大きい含水率を有する用紙Pを第1搬送路C1へ、閾値以下の含水率を有する用紙Pを第2搬送路C2へそれぞれ案内する。第1搬送路C1へ案内された用紙Pは、大きい熱エネルギーを持つ3台の第1乾燥装置70によって乾燥させられる。第2搬送路C2へ案内された用紙Pは、小さい熱エネルギーを持つ1台の第2乾燥装置71によって乾燥させられる。
第1搬送路C1が用紙Pを搬送する第1搬送速度は、第2搬送路C2が用紙Pを搬送する第2搬送速度よりも遅い。そして、用紙Pが第1搬送路C1を通過するのに要する時間は、用紙Pが第2搬送路C2を通過するのに要する時間と実質的に同一である。したがって、用紙Pが第1搬送路C1と第2搬送路C2とのいずれを通過するかにかかわらず、第1共通路M1が連続的に受け取った用紙Pは、その順序を維持したまま第2共通路M2に受け渡される。
次に、図1及び図2を参照して、搬送センサー190及び超音波センサー180について説明する。図2は、搬送センサー190及び超音波センサー180の構成の一例を示す図である。
図2に示されるように、搬送センサー190は、用紙Pの有無を検知するための反射型センサーであって、発光部と受光部とを有する。搬送センサー190は、超音波センサー180に対して用紙Pを位置決めするために、超音波センサー180よりも搬送方向Vの上流側に配置されている。
超音波センサー180は、用紙Pの含水率を測定するための透過型センサーであって、発信部180aと、受信部180bとを有する。発信部180aと受信部180bとは、第1共通路M1を挟むように配置されている。発信部180aは、用紙Pに向けて超音波を発信する。受信部180bは、用紙Pを透過した超音波を受信する。受信部180bは、受信した超音波の強度を示す信号を出力する。
大きい含水率を有する用紙Pが第1共通路M1の上にある場合には受信超音波強度が小さく、小さい含水率を有する用紙Pが第1共通路M1の上にある場合には受信超音波強度が大きくなる。つまり、受信超音波強度は、用紙Pの含水率を表す。
発信部180aと受信部180bとは、互いに対向するように配置される。しかも、発信部180a及び受信部180bは、発信部180aと受信部180bとを結ぶ軸線LLが搬送方向Vに対して角度θだけ傾斜するように配置される。傾斜配置は、反射波の影響を避けるためである。
次に、図1及び図3を参照して、第1乾燥装置70及び第2乾燥装置71の構成を説明する。図1に示された3台の第1乾燥装置70と、1台の第2乾燥装置71とは、互いに同じ構成を有してよい。図3は、第1乾燥装置70及び第2乾燥装置71の1台分の構成の一例を示す断面図である。
図3に示されるように、3台の第1乾燥装置70及び1台の第2乾燥装置71の各々は、用紙Pの幅方向Wに配列された複数の温風発生ユニット72を備えている。複数の温風発生ユニット72は、それぞれヒーター部73と、ファン部75と、ハウジング77とを有している。ハウジング77は、温風吹出口を有する筒状の部材であって、ヒーター部73と、ファン部75とを収容する。ヒーター部73は、熱源となるセラミックヒーター79と、セラミックヒーター79の周囲に設けられたフィン81とを有している。ヒーター部73は、ファン部75の送風方向の下流側に配置されている。温風発生ユニット72は、ファン部75から送風される気流がヒーター部73を通過することで加熱されて、温風を発生する。
温風発生ユニット72が対向する搬送路は、第1ガイド板85と第2ガイド板87との間に形成されている。第1ガイド板85及び第2ガイド板87のそれぞれは、用紙Pの搬送方向Vと交差する幅方向Wに長い長方形状を有している。第1ガイド板85には、温風の取入口85aが複数形成されている。第2ガイド板87は、平坦なプレート状である。第1ガイド板85は、温風発生ユニット72の側に配置され、第2ガイド板87は、用紙Pが通過可能な隙間を隔てて第1ガイド板85に対向している。温風は、温風発生ユニット72に面する側の第1ガイド板85の取入口85aを通って、用紙Pに吹き付けられる。
次に、図1~図4を参照して、中間部3が有する制御部200の構成について説明する。図4は、制御部200の構成の一例を示すブロック図である。
図4に示されるように、中間部3は、超音波センサー180と、搬送センサー190と、3台の第1乾燥装置70と、1台の第2乾燥装置71と、分岐ガイド90とに加えて、入力部170と、制御部200と、記憶部210とを備える。
入力部170は、用紙Pの種別を示す情報を入力する。入力部170は、例えば、液晶表示部に設けられたタッチセンサーである。用紙Pの種別を示す情報は、用紙Pの乾燥容易性を示す情報を含む。
記憶部210は、半導体メモリーのような主記憶装置と、ハードディスクドライブのような補助記憶装置とを含む。記憶部210は、コンピュータープログラムと、種々のデータとを記憶する。
制御部200は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。制御部200は、記憶部210に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、中間部3の各要素の動作を制御する。
制御部200は、例えば、超音波センサー180の受信部180bが受信した超音波の強度を示す信号に基づいて、含水率を示す情報を取得する。制御部200は、画像が形成された用紙Pの含水率に応じて分岐ガイド90の動作を制御する。また、制御部200は、入力部170が入力した用紙Pの種別を示す情報に応じて分岐ガイド90の動作を制御する。制御部200は、3台の第1乾燥装置70及び1台の第2乾燥装置71が各々一定温度で動作するように駆動する。
次に、図1~図5を参照して、制御部200の処理について説明する。図5は、制御部200の処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS101:図5に示されるように、制御部200は、印刷ジョブの開始直後に、入力部170を介して用紙Pの紙種情報を入力する。紙種情報の入力は、入力部170に対するユーザーの操作に基づく。ステップS101の処理が完了すると、制御部200の処理がステップS103へ進む。
ステップS103:制御部200は、用紙Pの紙種に応じて閾値を設定する。例えば、乾燥しやすい用紙Pの場合には、閾値が大きい値に設定される。逆に乾燥しにくい用紙Pの場合には、閾値が小さい値に設定される。ステップS103の処理が完了すると、制御部200の処理がステップS105へ進む。
ステップS105:制御部200は、3台の第1乾燥装置70及び1台の第2乾燥装置71が各々一定温度で動作するように駆動する。例えば、3台の第1乾燥装置70は高温の一定温度に、1台の第2乾燥装置71は低温の一定温度にそれぞれ制御される。これにより、乾燥温度の不安定が回避される。ステップS105の処理が完了すると、制御部200の処理がステップS107へ進む。
ステップS107:制御部200は、画像形成部13によって画像形成が実行されるように、本体部1へコマンドを送信する。ステップS107の処理が完了すると、制御部200の処理がステップS109へ進む。
ステップS109:制御部200は、超音波センサー180による用紙Pの含水率の測定が実行されるように、搬送センサー190及び超音波センサー180を制御する。具体的に説明すると、制御部200は、用紙Pの位置を搬送センサー190で確認しながら、超音波センサー180を用紙Pの幅方向Wに沿って移動させることにより、超音波センサー180から1行分の含水率分布データを得ることを繰り返す。制御部200は、1枚の用紙Pの含水率分布を平均化することにより、用紙Pの含水率を算出する。用紙Pの含水率は、用紙Pの印字率を反映している。ステップS109の処理が完了すると、制御部200の処理がステップS111へ進む。
ステップS111:制御部200は、用紙Pの含水率が閾値よりも大きいか否かを判定する。用紙Pの含水率が閾値よりも大きいと制御部200が判定した場合(ステップS111でYes)には、制御部200の処理がステップS113へ進む。用紙Pの含水率が閾値以下であると制御部200が判定した場合(ステップS111でNo)には、制御部200の処理がステップS115へ進む。
ステップS113:制御部200は、第1搬送路C1が選択されるように分岐ガイド90を制御する。その結果、高い含水率を有する用紙Pが、大きい熱エネルギーを持つ3台の第1乾燥装置70によって乾燥される。ステップS113の処理が完了すると、制御部200の処理がステップS117へ進む。
ステップS115:制御部200は、第2搬送路C2が選択されるように分岐ガイド90を制御する。その結果、低い含水率を有する用紙Pが、小さい熱エネルギーを持つ1台の第2乾燥装置71によって乾燥される。ステップS115の処理が完了すると、制御部200の処理がステップS117へ進む。
ステップS117:制御部200は、印刷ジョブが終了したか否かを判定する。印刷ジョブが未だ終了していないと制御部200が判定した場合(ステップS117でNo)には、制御部200の処理がステップS107へ戻る。印刷ジョブが終了したと制御部200が判定した場合(ステップS117でYes)には、制御部200の処理が終了する。
実施形態によれば、図1~図5を参照して説明したように、用紙Pの含水の程度に応じて、第1搬送路C1及び第2搬送路C2の中から乾燥のための適切な搬送路を選択することができるインクジェット記録装置100が提供される。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、実施形態では、用紙Pの乾燥のための搬送路の数が2であったが、これに限られない。用紙Pの乾燥のための搬送路の数は、3以上であってもよい。分岐ガイド90は、画像が形成された用紙Pを乾燥のために3以上の搬送路のうちのいずれかへ案内する。
また、実施形態では、第1搬送路C1と第2搬送路C2とが上下に分岐したが、これに限られない。第1搬送路C1及び第2搬送路C2は、左右に分岐してもよい。
本発明は、インクジェット記録装置の分野に利用可能である。
1 本体部
3 中間部
13 画像形成部
70 第1乾燥装置(乾燥装置)
71 第2乾燥装置(乾燥装置)
90 分岐ガイド
100 インクジェット記録装置
170 入力部
180 超音波センサー
180a 発信部
180b 受信部
200 制御部
C1 第1搬送路(搬送路)
C2 第2搬送路(搬送路)
D1 分岐点
J1 合流点
M1 第1共通路
M2 第2共通路
P 用紙(記録媒体)

Claims (6)

  1. 記録媒体にインクを吐出して画像を形成する画像形成部と、
    超音波を利用して、前記画像が形成された前記記録媒体の含水の程度を示す含水率を測定するための超音波センサーと、
    各々互いに異なる熱エネルギーを持つ少なくとも1台の乾燥装置を有する複数の搬送路と、
    前記画像が形成された前記記録媒体を前記複数の搬送路のうちのいずれかへ案内する分岐ガイドと、
    前記画像が形成された前記記録媒体の前記含水率に応じて前記分岐ガイドの動作を制御する制御部と
    を備えた、インクジェット記録装置。
  2. 前記超音波センサーは、
    前記記録媒体に向けて前記超音波を発信する発信部と、
    前記記録媒体を透過した前記超音波を受信する受信部と
    を含み、
    前記制御部は、前記受信部が受信した前記超音波の強度を示す信号に基づいて、前記含水率を示す情報を取得する、請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記記録媒体の種別を示す情報を入力する入力部を更に備え、
    前記制御部は、前記記録媒体の種別を示す前記情報に応じて前記分岐ガイドの動作を制御する、請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記複数の搬送路は、
    一定の搬送路長を有する第1搬送路と、
    前記第1搬送路よりも長い搬送路長を有する第2搬送路と
    を含み、
    前記第1搬送路は少なくとも1台の第1乾燥装置を、前記第2搬送路は少なくとも1台の第2乾燥装置をそれぞれ有し、
    前記少なくとも1台の第1乾燥装置は、前記少なくとも1台の第2乾燥装置よりも大きい熱エネルギーで、前記画像が形成された前記記録媒体を乾燥させる、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記制御部は、前記少なくとも1台の第1乾燥装置及び前記少なくとも1台の第2乾燥装置が各々一定温度で動作するように駆動する、請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記第1搬送路と前記第2搬送路とは、合流点で共通路に合流し、
    前記第1搬送路が前記記録媒体を搬送する第1搬送速度は、前記第2搬送路が前記記録媒体を搬送する第2搬送速度よりも遅く、
    前記記録媒体が前記第1搬送路を通過するのに要する時間は、前記記録媒体が前記第2搬送路を通過するのに要する時間と実質的に同一である、請求項4又は請求項5に記載のインクジェット記録装置。
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