JP2022130768A - 抗ウイルス・抗菌組成物および抗ウイルス・抗菌成分の確認方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】青紫の可視光線等の影響を受けない抗ウイルス・抗菌組成物および抗ウイルス・抗菌成分の確認方法を提供する。【解決手段】水および/または低級アルコールと、抗ウイルス・抗菌成分と、紫外線照射により蛍光発光する蛍光剤と、を有する抗ウイルス・抗菌組成物である。該抗ウイルス・抗菌組成物で物品を処理して、紫外線照射により抗ウイルス・抗菌成分の有無を確認する抗ウイルス・抗菌成分の確認方法である。また、蛍光剤が、不可視性であることが好ましい。【選択図】なし
Description
本発明は、抗ウイルス・抗菌組成物および抗ウイルス・抗菌成分の確認方法に関し、特に、青紫の可視光線等の影響を受けない抗ウイルス・抗菌組成物および抗ウイルス・抗菌成分の確認方法に関する。
日本国内においては、1996年の腸管出血性大腸菌(O―157)による食中毒事件をきっかけに、消毒剤やハンドソープなどの開発が盛んとなり、特に、手軽に使用できるという理由で、アルコール系の消毒剤が多く普及している。また、近年では、細菌による感染症だけではなく、新型インフルエンザ、SARS(重症急性呼吸器症候群)や新型コロナウイルス(COVID-19)などのウイルスによる感染症の世界的な流行をうけて、各個人、家庭、公共の場(公共交通機関や公共の施設)において感染症対策が必須となっており、ウイルスや細菌などを不活化できる抗ウイルス・抗菌剤が求められている。このような要望に対し、次のような抗ウイルス・抗菌剤などが開発されている。
例えば、特許文献1には、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、並びに、アルキル基の炭素数が12でエチレンオキサイド付加モル数が7であるポリオキシエチレンアルキルエーテルおよびアルキル基の炭素数が12でエチレンオキサイド付加モル数が8であるポリオキシエチレンアルキルエーテルから選ばれる少なくとも1種のポリオキシエチレンアルキルエーテルを有効成分とするSARSコロナウイルス-2不活化剤であって、前記直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩の濃度(X)が12.5ppm以上、前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルの濃度(Y)が4.0ppm以上であり、且つY≧5000×X-1.5を満たすSARSコロナウイルス-2不活化剤が、開示され、特許文献2には、被覆層で覆われる一価の銅化合物粒子と、前記一価の銅化合物粒子が分散する、水および/または低級アルコールからなる分散媒と、を含み、前記被覆層は、無機酸化物と有機化合物を含んでいる抗ウイルス・殺菌消毒剤が、開示されている。また、特許文献3には、「Cu元素、S元素、O元素を含んでなる異方性粒子と、光半導性の無機酸化物粒子とを含んでなり、前記異方性粒子は、複数の直線的な筋状の段差または溝が平行に並んでいる光触媒材料」を含有する抗ウイルス剤等が、開示されている。
しかしながら、抗ウイルス・抗菌剤は非着色性であることを求められているため、内装材などの物品に抗ウイルス・抗菌処理を行う場合に、処理済み部分と未処理部分とは見分けがつかないという問題点があった。そのため、抗ウイルス・抗菌剤をムラなく処理することが困難であることに加えて、処理後に外観から抗ウイルス・抗菌処理の有無を確認することもできず、次第に抗ウイルス・抗菌剤の有効成分が脱落して抗ウイルス・抗菌性能が低下していても、的確な再処理のタイミングを判断しづらいものであった。
そこで、特許文献4には、水または有機溶剤に、紫外線照射により光触媒能を発揮する酸化チタン微粒子の表面の少なくとも一部にリン酸カルシウムが付着してなるアパタイト被覆酸化チタン微粒子が分散されており、基材表面に塗布することで光触媒能を付与するものとした光触媒コーティング剤において、紫外線照射により蛍光発光する蛍光剤が所定割合で混合されてなる光触媒コーティング剤が、開示され、特許文献5には、水または有機溶剤に、紫外線照射により触媒能を発揮する光触媒微粒子が分散されており基材表面に塗布することで抗菌防臭機能を発揮するものとした抗菌防臭処理剤において、紫外線照射により蛍光発光する有機系蛍光剤(蛍光増白剤)が所定割合で混合されてなる抗菌防臭処理液が、開示されている。
しかしながら、蛍光増白剤は、紫外線を選択的に吸収し、これを目に見える紫~青色の光に変えて照射させる能力を持ったものであり、紫外線照射手段はブラックライトなどにより行われ、その照射光には青紫の可視光線も含まれているため、通常、対象物は青味がかって見え、その色が蛍光増白剤か照射光のどちらに由来するものか識別しにくいものであった。また、油脂汚れや繊維ゴミにも蛍光増白剤と同様の性質があるため、それらとの識別も困難となるという問題点があった。
そのため、紫外線照射光、油脂汚れ、繊維ゴミ等との識別が可能で、抗ウイルス・抗菌組成物の存在を可視化できる手段が求められていた。
そこで、本発明の目的は、前記の従来技術の問題点を解決し、青紫の可視光線等の影響を受けない抗ウイルス・抗菌組成物および抗ウイルス・抗菌成分の確認方法を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、特定の蛍光剤を配合することによって、前記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の抗ウイルス・抗菌組成物は、水および/または低級アルコールと、抗ウイルス・抗菌成分と、紫外線照射により蛍光発光する蛍光剤と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の抗ウイルス・抗菌成分の確認方法は、抗ウイルス・抗菌組成物が、水および/または低級アルコールと、抗ウイルス・抗菌成分と、紫外線照射により蛍光発光する蛍光剤と、を有し、
前記抗ウイルス・抗菌組成物で物品を処理して、紫外線照射により前記抗ウイルス・抗菌成分の有無を確認することを特徴とするものである。
前記抗ウイルス・抗菌組成物で物品を処理して、紫外線照射により前記抗ウイルス・抗菌成分の有無を確認することを特徴とするものである。
さらに、本発明において、前記蛍光剤が、不可視性であることが好ましく、前記蛍光剤が、緑色の蛍光剤および/または赤色の蛍光剤であることが好ましい。
さらにまた、本発明において、前記緑色の蛍光剤が、テルビウムに1,1,1,5,5,5-ヘキサフルオロ-2,4-ブタンジオン、5,5,6,6,7,7,7-ヘプタフルオロ-2,4-ペンタンジオン、トリフルオロアセチルアセトン、アセチルアセトン、4,7-ジフェニル-1,10-フェナントロリン、3,4,7,8-テトラメチル-1,10-フェナントロリン、1,10-フェナントロリン、2,2’:6’,2’-ターピリジン、2,2’-ビピリジンおよびトリフェニルフォスフィンオキサイドを配位子として1種または2種以上配位させた錯体、サリチル酸ヘキシルを配位子としたテルビウム九核錯体、3-(2-キノリルメチレン)イソインドリン-1-オン、C.I.ベーシックイエロー40およびC.I.ソルベントイエロー160よりなる群から選ばれる1種または2種以上であり、前記赤色の蛍光剤が、ユーロピウムに4,4,4-トリフルオロ-1-(2-チエニル)-1,3-ブタンジオン、4,4,4-トリフルオロ-1-フェニル-1,3-ブタンジオン、1,1,1-5,5,5-ヘキサフルオロ-2,4-ブタンジオン、5,5,6,6,7,7,7-ヘプタフルオロ-2,4-ペンタンジオン、トリフルオロアセチルアセトン、1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオン、アセチルアセトン、4,7-ジフェニル-1,10-フェナントロリン、3,4,7,8-テトラメチル-1,10-フェナントロリン、1,10-フェナントロリン、2,2’:6’,2’-ターピリジン、2,2’-ビピリジン、トリフェニルフォスフィンオキサイドおよびトリ-n-オクチルフォスフィンオキサイドを配位子として1種または2種以上配位させた錯体よりなる群から選ばれる1種または2種以上であることが、好ましく、さらに、バインダーを有することが好ましい。
本発明によると、青紫の可視光線等の影響を受けない抗ウイルス・抗菌組成物および抗ウイルス・抗菌成分の確認方法を提供することができる。
以下、本発明の抗ウイルス・抗菌組成物および抗ウイルス・抗菌成分の確認方法について具体的に説明する。
本発明の抗ウイルス・抗菌組成物は、水および/または低級アルコールと、抗ウイルス・抗菌成分と、紫外線照射により蛍光発光する蛍光剤と、を有することを特徴とするものである。また、本発明の抗ウイルス・抗菌成分の確認方法は、抗ウイルス・抗菌組成物が、水および/または低級アルコールと、抗ウイルス・抗菌成分と、紫外線照射により蛍光発光する蛍光剤と、を有し、前記抗ウイルス・抗菌組成物を物質に塗布して、紫外線照射により前記抗ウイルス・抗菌成分の有無を確認することを特徴とするものである。これにより、紫外線照射光、油脂汚れ、繊維ゴミ等との識別が可能で、抗ウイルス・抗菌組成物の存在を可視化でき、通常は目視できない抗ウイルス・抗菌組成物を目視することができる。また、処理ムラの判定が可能となり、的確な再処理時期を判断することができる。さらに、外観品質を損ねることもないものである。
本発明の抗ウイルス・抗菌組成物は、水および/または低級アルコールと、抗ウイルス・抗菌成分と、紫外線照射により蛍光発光する蛍光剤と、を有することを特徴とするものである。また、本発明の抗ウイルス・抗菌成分の確認方法は、抗ウイルス・抗菌組成物が、水および/または低級アルコールと、抗ウイルス・抗菌成分と、紫外線照射により蛍光発光する蛍光剤と、を有し、前記抗ウイルス・抗菌組成物を物質に塗布して、紫外線照射により前記抗ウイルス・抗菌成分の有無を確認することを特徴とするものである。これにより、紫外線照射光、油脂汚れ、繊維ゴミ等との識別が可能で、抗ウイルス・抗菌組成物の存在を可視化でき、通常は目視できない抗ウイルス・抗菌組成物を目視することができる。また、処理ムラの判定が可能となり、的確な再処理時期を判断することができる。さらに、外観品質を損ねることもないものである。
本発明において、前記水としては、通常の抗ウイルス・抗菌組成物に使用でき、本発明の効果を得られるものであれば特に限定されないが、精製水、イオン交換水、蒸留水等を使用することができる。
さらに、本発明において、前記低級アルコールとしては、炭素数が5以下のアルコールで、通常の抗ウイルス・抗菌組成物に使用でき、本発明の効果を得られるものであれば特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等を挙げることができ、人への安全性とウイルス除去・除菌効果から、エタノールが最も好ましい。また、低級アルコールを配合することにより、水のみの場合に比べ、乾燥(作業)時間が短縮できる。
また、本発明において、抗ウイルス・抗菌成分としては、抗ウイルス・抗菌効果があり、通常の抗ウイルス・抗菌組成物に使用でき、本発明の効果を得られるものであれば特に限定されないが、例えば、銀、銅、亜鉛、白金、亜鉛化合物 、銀化合物、銅化合物、金属または金属酸化物が担持された金属酸化物粒子、金属イオンでイオン交換されたゼオライト、銅の錯体等の無機抗ウイルス成分、抗ウイルス樹脂、スルホン酸系界面活性剤、銅のアルコキシド、ビス型第四級アンモニウム塩等の有機ウイルス成分、Ag系、Ag-Zn系、Zn系、Ag-Cu系、Mo系の無機抗菌成分、第四級アンモニウム塩などのカチオン界面活性剤、塩酸アルキルジアミノエチルグリシンなどの両性界面活性剤等の有機抗菌成分等を挙げることができる。
さらに、本発明において、前記蛍光剤としては、紫外線照射により蛍光(発光)して、通常の抗ウイルス・抗菌組成物に使用でき、本発明の効果を得られるものであれば特に限定されないが、前記蛍光剤が、紫外線非照射下では不可視性であることが好ましい。これにより、外観品質を損ねることがない。
さらにまた、前記蛍光剤が、緑色の蛍光剤および/または赤色の蛍光剤であることが好ましい。これにより、青紫の可視光線等の影響をより受けにくくなる。前記緑色の蛍光剤としては、紫外線照射により蛍光(発光)して、通常の抗ウイルス・抗菌組成物に使用でき、本発明の効果を得られるものであれば特に限定されないが、例えば、テルビウム錯体、クマリン誘導体、アントラセン誘導体、キノリン誘導体、キナゾリノン誘導体、キノフタロン誘導体、ピリジン-フタルイミド誘導体、ナフタル酸イミド誘導体、ペリレン誘導体、ビス(ジフェニル)オキサゾール誘導体、ベンゾオキサゾール誘導体、2,5-ビス(ベンズオキサゾリル)チオフェン誘導体、ベンゾオキサジノン誘導体、チアゾール誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、フルオロセイン誘導体、BODIPY誘導体およびビススチルベンゼン誘導体等が挙げられ、特に、テルビウムに1,1,1,5,5,5-ヘキサフルオロ-2,4-ブタンジオン、5,5,6,6,7,7,7-ヘプタフルオロ-2,4-ペンタンジオン、トリフルオロアセチルアセトン、アセチルアセトン、4,7-ジフェニル-1,10-フェナントロリン、3,4,7,8-テトラメチル-1,10-フェナントロリン、1,10-フェナントロリン、2,2’:6’,2’-ターピリジン、2,2’-ビピリジンおよびトリフェニルフォスフィンオキサイドを配位子として1種または2種以上配位させた錯体、サリチル酸ヘキシルを配位子としたテルビウム九核錯体、3-(2-キノリルメチレン)イソインドリン-1-オン、C.I.ベーシックイエロー40およびC.I.ソルベントイエロー160よりなる群から選ばれる1種または2種以上であることが好ましい。また、前記赤色の蛍光剤としては、紫外線照射により蛍光(発光)して、通常の抗ウイルス・抗菌組成物に使用でき、本発明の効果を得られるものであれば特に限定されないが、例えば、ユーロピウム錯体、ローダミン誘導体、アントラキノン誘導体、シアニン誘導体、BODIPY誘導体、フルオロセイン誘導体等が挙げられ、特に、ユーロピウムに4,4,4-トリフルオロ-1-(2-チエニル)-1,3-ブタンジオン、4,4,4-トリフルオロ-1-フェニル-1,3-ブタンジオン、1,1,1-5,5,5-ヘキサフルオロ-2,4-ブタンジオン、5,5,6,6,7,7,7-ヘプタフルオロ-2,4-ペンタンジオン、トリフルオロアセチルアセトン、1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオン、アセチルアセトン、4,7-ジフェニル-1,10-フェナントロリン、3,4,7,8-テトラメチル-1,10-フェナントロリン、1,10-フェナントロリン、2,2’:6’,2’-ターピリジン、2,2’-ビピリジン、トリフェニルフォスフィンオキサイドおよびトリ-n-オクチルフォスフィンオキサイドを配位子として1種または2種以上配位させた錯体よりなる群から選ばれる1種または2種以上であることが好ましい。前記緑色の蛍光剤としては、具体的には、シンロイヒ株式会社製のMLCB-12(商品名)、セントラルテクノ株式会社製のSUNLUMISIS インクジェットインキ Green(商品名)等、前記赤色の蛍光剤としては、具体的には、シンロイヒ株式会社製のMLCB-13(商品名)、セントラルテクノ株式会社製のSUNLUMISIS インクジェットインキ Red(商品名)等を挙げることができる。
また、本発明において、青紫の可視光線等の影響を受けずに、本発明の効果を得られるものであれば青色の蛍光剤を配合することもでき、緑色の蛍光剤および/または赤色の蛍光剤と組わせて用いることもできる。かかる青色の蛍光剤としては、例えば、ペリレン誘導体、アントラセン誘導体、スチルベン誘導体、クマリン誘導体、オキサゾール誘導体、チアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、アニリノチオフェン誘導体、ピラゾリン誘導体、ビスベンゾオキサゾリル誘導体、ナフタルイミド誘導体及びビススチリルビフェニル誘導体、更には、これらの複合誘導体であるビス(ベンゾオキサゾリル)チオフェン誘導体及びビス(ベンゾオキサゾリル)スチルベン誘導体等が挙げられ、特に、C.I.フルオレッセントブライトニングエージェント30、34、48、52、55、135、184;C.I.フルオレッセントブライトニングホワイテックスWS52;C.I.フルオレッセント112、162;C.I.フルオレッセントブライトナー174、226、239、363、367等を挙げることができる。具体的には、シンロイヒ株式会社製のMLCB-18(商品名)、昭和化学工業株式会社製のHakkol STR(商品名)、セントラルテクノ株式会社製のSUNLUMISIS インクジェットインキ Blue(商品名)等を挙げることができる。
さらに、本発明において、抗ウイルス・抗菌成分を物品の表面に固着させるために、バインダーを配合することもできる。前記バインダーとしては、通常の抗ウイルス・抗菌組成物に使用でき、本発明の効果を得られるものであれば特に限定されないが、例えば、カルボキシビニルポリマー(CVP)、ポリアクリル酸(PAA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエチレングリコール(PEG)、ヒドロキシプロリルセルロース(HPC)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、メチルセルロース(MC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ポリエステル、カチオン化グアーガム等の水溶性高分子、ナフィオン(登録商標)に代表されるパーフルオロカーボンスルホン酸系の高分子等が挙げられる。
また、本発明において、水と低級アルコールの総配合量としては、50質量%~99質量%であることが好ましく、70質量%~99質量%であることがよりに好ましい。さらに、前記低級アルコールの配合量としては、それらが有するウイルス除去・除菌効果、抗ウイルス・抗菌成分を処理した際の乾燥性および物品の耐アルコール性等を考慮し、任意に変えることができる。
さらに、本発明において、前記蛍光剤の配合量としては、0.01質量%~5質量%であることが好ましく、0.1質量%~2質量%であることがよりに好ましい。
さらにまた、本発明において、前記抗ウイルス・抗菌成分の配合量としては、0.01質量%~5質量%であることが好ましく、0.1質量%~2質量%であることがよりに好ましい。
また、本発明において、前記バインダーの配合量としては、0.1質量%~5質量%であることが好ましく、0.5質量%~2質量%であることがよりに好ましい。
本発明の抗ウイルス・抗菌組成物は、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、1種以上のその他の添加剤を配合することができる。その他の添加剤としては、特に限定されずに、例えば、界面活性剤、pH調整剤、防腐剤および香料等を挙げることができる。特に、界面活性剤を配合することで、抗ウイルス・抗菌組成物の安定性を維持することができる。
また、本発明において、抗ウイルス・抗菌組成物の製造方法は、本発明の効果が得られれば、特に限定されず、通常の抗ウイルス・抗菌組成物の製造方法を用いることができる。例えば、抗ウイルス・抗菌成分を蛍光剤で染着・乾固させたのち、バインダーを溶かした水/エタノールを加えることで製造できる。また、分離等していた場合は、塗布等の直前に撹拌・混合して均一にすることで、本発明の効果を得ることができる。
また、本発明では、前記抗ウイルス・抗菌組成物で物品を処理して、紫外線照射により前記抗ウイルス・抗菌成分の有無を確認することができる。例えば、前記抗ウイルス・抗菌組成物で所定の物品の表面処理をして前記抗ウイルス・抗菌成分の有無を確認することができる。具体的には、自動車、建築物等の内装材(ガラス、繊維製品を含む)に前記抗ウイルス・抗菌組成物で処理して前記抗ウイルス・抗菌成分の有無を確認することができる。
さらに、本発明において、前記抗ウイルス・抗菌組成物の処理方法としては、特に限定されないが、例えば、所定の物品の表面に前記抗ウイルス・抗菌組成物を塗布したり、吹き付けたりして処理することができる。
以下、本発明について、実施例を用いてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、以下、処方中の数値は質量%を示す。
(実施例1~6、比較例1)
下記表1記載の配合量(質量%)で配合して、実施例1~6および比較例1の抗ウイルス・抗菌組成物を作製した。得られた抗ウイルス・抗菌組成物について、下記試験方法で、発光色、発光強度、処理/未処理の識別性、抗ウイルス性および抗菌性について試験を行い、結果を下記表1に併記した。なお、表中、※1はシンロイヒ株式会社製のMLCB-12(商品名)、※2はシンロイヒ株式会社製のMLCB-13(商品名)、※3はシンロイヒ株式会社製のMLCB-18(商品名)を示す。
下記表1記載の配合量(質量%)で配合して、実施例1~6および比較例1の抗ウイルス・抗菌組成物を作製した。得られた抗ウイルス・抗菌組成物について、下記試験方法で、発光色、発光強度、処理/未処理の識別性、抗ウイルス性および抗菌性について試験を行い、結果を下記表1に併記した。なお、表中、※1はシンロイヒ株式会社製のMLCB-12(商品名)、※2はシンロイヒ株式会社製のMLCB-13(商品名)、※3はシンロイヒ株式会社製のMLCB-18(商品名)を示す。
(発光色および発光強度試験)
得られた抗ウイルス・抗菌組成物にブラックライトをあてて、その時の発光色を目視にて観察した。また、発光強度の測定を、分光蛍光光度計(商品名「FP-750」、日本分光株式会社)を使用して行った。励起波長は375nmとし、検出波長は蛍光スペクトルの最大波長を用いた。各抗ウイルス・抗菌組成物の発光強度I1および各抗ウイルス・抗菌組成物と蛍光剤の含有量が同じとなるように精製水で希釈した試料の発光強度I2を測定した。下記式、
発光強度比(%)=(I1/I2)×100
で発光強度比(%)を計算し、以下の基準で評価した。
判定基準: ○:発光強度比が80%以上
△:発光強度比が60%以上80%未満
×:発光強度比が60%未満
得られた抗ウイルス・抗菌組成物にブラックライトをあてて、その時の発光色を目視にて観察した。また、発光強度の測定を、分光蛍光光度計(商品名「FP-750」、日本分光株式会社)を使用して行った。励起波長は375nmとし、検出波長は蛍光スペクトルの最大波長を用いた。各抗ウイルス・抗菌組成物の発光強度I1および各抗ウイルス・抗菌組成物と蛍光剤の含有量が同じとなるように精製水で希釈した試料の発光強度I2を測定した。下記式、
発光強度比(%)=(I1/I2)×100
で発光強度比(%)を計算し、以下の基準で評価した。
判定基準: ○:発光強度比が80%以上
△:発光強度比が60%以上80%未満
×:発光強度比が60%未満
(処理/未処理の識別性試験)
得られた抗ウイルス・抗菌組成物を吹き付けた車両シートにブラックライトをあてて、その時の発光を目視にて観察し、処理/未処理および紫外線照射光、油脂汚れ、繊維ゴミ等との識別性を確認し、下記判定基準で評価した。
判定基準: ○:良好、△やや不良、×:不良
得られた抗ウイルス・抗菌組成物を吹き付けた車両シートにブラックライトをあてて、その時の発光を目視にて観察し、処理/未処理および紫外線照射光、油脂汚れ、繊維ゴミ等との識別性を確認し、下記判定基準で評価した。
判定基準: ○:良好、△やや不良、×:不良
(抗ウイルス性試験)
得られた抗ウイルス・抗菌組成物の抗ウイルス性の評価は、ISO 21702に準じて実施した。まず、抗ウイルス・抗菌組成物をガラス板に3mL/m2塗布し、室温で24時間乾燥させることで、評価用試験片を得た。評価用試験片の表面上の50mm四方の領域に対して、0.4mLのインフルエンザウイルス培養液、又はネコカリシウイルス培養液を接種した。その後、40mm四方のポリエチレンフィルムを、抗ウイルス・抗菌組成物を塗布した面の上から被せ、25℃、湿度90%以上の条件で、評価用試験片とウイルスとを接触させた。24時間後、10mLのSCDLP培地にて、ウイルスを洗い出した。その後、洗い出し液の10倍希釈系列を作製し、これを用いてウイルス感染価をプラーク法により測定した。抗ウイルス・抗菌組成物を塗布しない無加工試験片についても同様にウイルス感染価を求め、以下の計算式、
R=Ut-At
R :抗ウイルス活性値
Ut:無加工試験片の24時間静置後のウイルス感染価の対数値
At:評価用試験片の24時間静置後のウイルス感染価の対数値
を用いて抗ウイルス活性値を算出した。抗ウイルス活性値が2.0以上であれば、抗ウイルス効果があるとし、以下の判定基準で評価した。
判定基準: ○:2種類のウイルスに対して抗ウイルス効果がある。
△:いずれか1種類のウイルスに対して抗ウイルス効果がある。
×:2種類いずれのウイルスにも抗ウイルス効果がない。
得られた抗ウイルス・抗菌組成物の抗ウイルス性の評価は、ISO 21702に準じて実施した。まず、抗ウイルス・抗菌組成物をガラス板に3mL/m2塗布し、室温で24時間乾燥させることで、評価用試験片を得た。評価用試験片の表面上の50mm四方の領域に対して、0.4mLのインフルエンザウイルス培養液、又はネコカリシウイルス培養液を接種した。その後、40mm四方のポリエチレンフィルムを、抗ウイルス・抗菌組成物を塗布した面の上から被せ、25℃、湿度90%以上の条件で、評価用試験片とウイルスとを接触させた。24時間後、10mLのSCDLP培地にて、ウイルスを洗い出した。その後、洗い出し液の10倍希釈系列を作製し、これを用いてウイルス感染価をプラーク法により測定した。抗ウイルス・抗菌組成物を塗布しない無加工試験片についても同様にウイルス感染価を求め、以下の計算式、
R=Ut-At
R :抗ウイルス活性値
Ut:無加工試験片の24時間静置後のウイルス感染価の対数値
At:評価用試験片の24時間静置後のウイルス感染価の対数値
を用いて抗ウイルス活性値を算出した。抗ウイルス活性値が2.0以上であれば、抗ウイルス効果があるとし、以下の判定基準で評価した。
判定基準: ○:2種類のウイルスに対して抗ウイルス効果がある。
△:いずれか1種類のウイルスに対して抗ウイルス効果がある。
×:2種類いずれのウイルスにも抗ウイルス効果がない。
(抗菌性試験)
得られた抗ウイルス・抗菌組成物の抗菌性の評価は、JIS Z 2801に準じて実施した。上記方法で作製した評価用試験片の表面上の50mm四方の領域に対して、0.4mLの大腸菌又は黄色ブドウ球菌を含む細菌懸濁液を0.4mL接種した。その後、40mm四方のポリエチレンフィルムを、抗ウイルス・抗菌組成物を塗布した面の上から被せ、35℃、湿度90%以上の条件下で24時間培養した。その後、評価用試験片とポリエチレンフィルムに付着している細菌を洗い出して生菌数をカウントした。抗ウイルス・抗菌組成物を塗布しない無加工試験片についても同様に生菌数を求め、以下の計算式、
R=Ut-At
R :抗菌活性値
Ut:無加工試験片の24時間静置後の生菌数の対数値
At:評価用試験片の24時間静置後の生菌数の対数値
を用いて抗菌活性値を算出した。抗菌活性値が2.0以上であれば、抗菌効果があるとし、以下の判定基準で評価した。
判定基準: ○:2種類の細菌に対して抗菌効果がある。
△:いずれか1種類の細菌に対して抗菌効果がある。
×:2種類いずれの細菌にも抗菌効果がない。
得られた抗ウイルス・抗菌組成物の抗菌性の評価は、JIS Z 2801に準じて実施した。上記方法で作製した評価用試験片の表面上の50mm四方の領域に対して、0.4mLの大腸菌又は黄色ブドウ球菌を含む細菌懸濁液を0.4mL接種した。その後、40mm四方のポリエチレンフィルムを、抗ウイルス・抗菌組成物を塗布した面の上から被せ、35℃、湿度90%以上の条件下で24時間培養した。その後、評価用試験片とポリエチレンフィルムに付着している細菌を洗い出して生菌数をカウントした。抗ウイルス・抗菌組成物を塗布しない無加工試験片についても同様に生菌数を求め、以下の計算式、
R=Ut-At
R :抗菌活性値
Ut:無加工試験片の24時間静置後の生菌数の対数値
At:評価用試験片の24時間静置後の生菌数の対数値
を用いて抗菌活性値を算出した。抗菌活性値が2.0以上であれば、抗菌効果があるとし、以下の判定基準で評価した。
判定基準: ○:2種類の細菌に対して抗菌効果がある。
△:いずれか1種類の細菌に対して抗菌効果がある。
×:2種類いずれの細菌にも抗菌効果がない。
表1の結果から、実施例1~6の抗ウイルス・抗菌組成物は、比較例1の抗ウイルス・抗菌組成物と比較して、発光色、発光強度、処理/未処理の識別性、抗ウイルス性および抗菌性の試験において良好であった。
Claims (6)
- 水および/または低級アルコールと、
抗ウイルス・抗菌成分と、
紫外線照射により蛍光発光する蛍光剤と、を有することを特徴とする抗ウイルス・抗菌組成物。 - 前記蛍光剤が、不可視性である請求項1記載の抗ウイルス・抗菌組成物。
- 前記蛍光剤が、緑色の蛍光剤および/または赤色の蛍光剤である請求項2記載の抗ウイルス・抗菌組成物。
- 前記緑色の蛍光剤が、テルビウムに1,1,1,5,5,5-ヘキサフルオロ-2,4-ブタンジオン、5,5,6,6,7,7,7-ヘプタフルオロ-2,4-ペンタンジオン、トリフルオロアセチルアセトン、アセチルアセトン、4,7-ジフェニル-1,10-フェナントロリン、3,4,7,8-テトラメチル-1,10-フェナントロリン、1,10-フェナントロリン、2,2’:6’,2’-ターピリジン、2,2’-ビピリジンおよびトリフェニルフォスフィンオキサイドを配位子として1種または2種以上配位させた錯体、サリチル酸ヘキシルを配位子としたテルビウム九核錯体、3-(2-キノリルメチレン)イソインドリン-1-オン、C.I.ベーシックイエロー40およびC.I.ソルベントイエロー160よりなる群から選ばれる1種または2種以上であり、
前記赤色の蛍光剤が、ユーロピウムに4,4,4-トリフルオロ-1-(2-チエニル)-1,3-ブタンジオン、4,4,4-トリフルオロ-1-フェニル-1,3-ブタンジオン、1,1,1-5,5,5-ヘキサフルオロ-2,4-ブタンジオン、5,5,6,6,7,7,7-ヘプタフルオロ-2,4-ペンタンジオン、トリフルオロアセチルアセトン、1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオン、アセチルアセトン、4,7-ジフェニル-1,10-フェナントロリン、3,4,7,8-テトラメチル-1,10-フェナントロリン、1,10-フェナントロリン、2,2’:6’,2’-ターピリジン、2,2’-ビピリジン、トリフェニルフォスフィンオキサイドおよびトリ-n-オクチルフォスフィンオキサイドを配位子として1種または2種以上配位させた錯体よりなる群から選ばれる1種または2種以上である請求項3記載の抗ウイルス・抗菌組成物。 - さらに、バインダーを有する請求項1~4のうちいずれか一項に記載の抗ウイルス・抗菌組成物。
- 抗ウイルス・抗菌組成物が、
水および/または低級アルコールと、
抗ウイルス・抗菌成分と、
紫外線照射により蛍光発光する蛍光剤と、を有し、
前記抗ウイルス・抗菌組成物で物品を処理して、紫外線照射により前記抗ウイルス・抗菌成分の有無を確認することを特徴とする抗ウイルス・抗菌成分の確認方法。
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JP2021029336A JP2022130768A (ja) | 2021-02-26 | 2021-02-26 | 抗ウイルス・抗菌組成物および抗ウイルス・抗菌成分の確認方法 |
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Cited By (1)
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CN117158430A (zh) * | 2023-11-02 | 2023-12-05 | 云南民族大学 | 一种α,β-联吡啶化合物的应用 |
-
2021
- 2021-02-26 JP JP2021029336A patent/JP2022130768A/ja active Pending
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CN117158430A (zh) * | 2023-11-02 | 2023-12-05 | 云南民族大学 | 一种α,β-联吡啶化合物的应用 |
CN117158430B (zh) * | 2023-11-02 | 2023-12-29 | 云南民族大学 | 一种α,β-联吡啶化合物的应用 |
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