JP2022129670A - 圧電発振器 - Google Patents
圧電発振器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022129670A JP2022129670A JP2021028445A JP2021028445A JP2022129670A JP 2022129670 A JP2022129670 A JP 2022129670A JP 2021028445 A JP2021028445 A JP 2021028445A JP 2021028445 A JP2021028445 A JP 2021028445A JP 2022129670 A JP2022129670 A JP 2022129670A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inverter
- circuit
- level shift
- piezoelectric oscillator
- capacitance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims abstract description 55
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims abstract description 17
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims abstract description 17
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims abstract description 17
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 33
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 1
- 229910044991 metal oxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 238000010897 surface acoustic wave method Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Abstract
Description
特許文献1に記載された水晶発振器は、換言すれば、圧電振動子(水晶振動子)の発振用アンプを定電圧回路で安定化させた発振回路(発振部)と、結合コンデンサとレベルシフト用インバータ(第2増幅回路用インバータ)と帰還抵抗とによるレベルシフト回路とから構成されている。
前記レベルシフト回路の出力信号を反転させた信号を生成し、前記レベルシフト回路の入力部に戻す電圧偏差緩和回路を備える圧電発振器である。
図3は特許文献1の図1に記載された水晶発振器に相当する圧電発振器の回路図である。
図3に示すように、特許文献1の図1に記載された水晶発振器に相当する圧電発振器には、圧電振動子Pと、発振用インバータXAと、発振用帰還抵抗RAと、容量CA、CBと、定電圧回路RGが含まれる。また、特許文献1の図1に記載された水晶発振器に相当する圧電発振器には、カップリング容量CCと、レベルシフト用インバータXBと、レベルシフト用帰還回路RBとが含まれる。
図3に示す圧電発振器のコルピッツ発振周波数fは、下記の(1)式によって表される。(1)式において、L1は圧電振動子Pの等価回路図(図2参照)における直列インダクタンスを表しており、C0は圧電振動子Pの等価回路図における並列容量を表しており、C1は圧電振動子Pの等価回路図における直列容量を表している。
(1)式および(2)式で示すように、容量CLは、電源電圧VDDに依存してミラー容量Cmの影響により大きくなる。容量CLが大きくなると、コルピッツ発振周波数fは低下する。
そこで、第1実施形態の圧電発振器1では、後述するような対策が施されている。
図1は第1実施形態の圧電発振器1の一例を示す回路図である。図2は図1に示す圧電振動子111の等価回路図である。
図1および図2に示す例では、圧電発振器1が、発振回路11と、カップリング容量CCと、レベルシフト回路12と、電圧偏差緩和回路13とを備えている。カップリング容量CCは、発振回路11とレベルシフト回路12とを結合する。
発振回路11は、圧電振動子111と、発振用インバータX1と、発振用帰還抵抗R11と、定電圧回路112と、容量CA、CBとを備えている。
発振用インバータX1は、圧電振動子111の出力信号を増幅する。発振用インバータX1は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)インバータである。定電圧回路112は、発振用インバータX1を駆動する。
圧電振動子111の一方の端部(図1の左側の端部)は、容量CAを介して接地されている。圧電振動子111の他方の端部(図1の右側の端部)は、容量CBを介して接地されている。
発振用インバータX1の入力部は、圧電振動子111の一方の端部(図1の左側の端部)に接続されている。発振用インバータX1の出力部は、圧電振動子111の他方の端部(図1の右側の端部)と、カップリング容量CCの一方の端部(図1の左側の端部)とに接続されている。
電圧偏差緩和用インバータX3の入力部は、レベルシフト回路12のレベルシフト用インバータX2の出力部に接続されている。電圧偏差緩和用インバータX3の出力部は、フィードバック容量Cfの一方の端部(図1の右側の端部)に接続されている。フィードバック容量Cfの他方の端部(図1の左側の端部)は、レベルシフト回路12のレベルシフト用インバータX2の入力部に接続されている。
電圧偏差緩和回路13は、レベルシフト回路12の出力信号を反転させた信号を生成し、レベルシフト回路12の入力部に戻す。
図1および図2に示す例では、(1)式中の容量CLは、下記の(3)式によって表される。
つまり、フィードバック容量Cfの値が、レベルシフト用インバータX2の入出力間のミラー容量Cmの値と等しい場合(Cm=Cf)、レベルシフト用インバータX2の入出力間のミラー容量Cmの電源電圧VDD起因の影響が無くなるため、圧電発振器1のコルピッツ発振周波数fの電源電圧依存性が良化する。
以下、本発明の圧電発振器の第2実施形態について説明する。
第2実施形態の圧電発振器1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の圧電発振器1と同様に構成されている。従って、第2実施形態の圧電発振器1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の圧電発振器1と同様の効果を奏することができる。
本発明者等は、鋭意研究において、フィードバック容量Cfの値と、レベルシフト用インバータX2の入出力間のミラー容量Cmの値とが完全に一致しなくても、フィードバック容量Cfの値と、レベルシフト用インバータX2の入出力間のミラー容量Cmの値とが略等しく、かつ、フィードバック容量Cfの値が、レベルシフト用インバータX2の入出力間のミラー容量Cmの値より小さい場合には、フィードバック容量Cfの値と、レベルシフト用インバータX2の入出力間のミラー容量Cmの値とが完全に一致する場合のように、電源電圧の変化に伴うレベルレベルシフト用インバータX2の入出力間のミラー容量Cmの変化の影響を緩和し、電源電圧の変化に伴う発振周波数偏差を緩和することができることを見い出した。
そこで、第2実施形態の圧電発振器1では、フィードバック容量Cfの値が、レベルシフト用インバータX2の入出力間のミラー容量Cmに相当する値であり、かつ、レベルシフト用インバータX2の入出力間のミラー容量Cmの値より小さい。
そのため、第2実施形態の圧電発振器1では、第1実施形態の圧電発振器1のように、電源電圧の変化に伴うレベルシフト用インバータX2の入出力間のミラー容量Cmの変化の影響を緩和し、電源電圧の変化に伴う発振周波数偏差を緩和することができる。
以下、本発明の圧電発振器の第3実施形態について説明する。
第3実施形態の圧電発振器1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の圧電発振器1と同様に構成されている。従って、第3実施形態の圧電発振器1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の圧電発振器1と同様の効果を奏することができる。
一方、第3の実施形態の圧電発振器1では、発振回路11が、クラップ発振回路(図示せず)である。
本発明者等は、鋭意研究において、発振回路11がクラップ発振回路である場合においても、フィードバック容量Cfの値を、レベルシフト用インバータX2の入出力間のミラー容量Cmに相当する値に設定することによって、電源電圧の変化に伴うレベルシフト用インバータX2の入出力間のミラー容量Cmの変化の影響を緩和し、電源電圧の変化に伴う発振周波数偏差を緩和することができることを見い出した。
そのため、第3実施形態の圧電発振器1では、第1実施形態の圧電発振器1と同様に、電源電圧の変化に伴うレベルシフト用インバータX2の入出力間のミラー容量Cmの変化の影響を緩和し、電源電圧の変化に伴う発振周波数偏差を緩和することができる。
以下、本発明の圧電発振器の第4実施形態について説明する。
第4実施形態の圧電発振器1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の圧電発振器1と同様に構成されている。従って、第4実施形態の圧電発振器1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の圧電発振器1と同様の効果を奏することができる。
11…発振回路
111…圧電振動子
C0…並列容量
C1…直列容量
R1…直列抵抗
L1…直列インダクタンス
X1…発振用インバータ
R11…発振用帰還抵抗
112…定電圧回路
CA…容量
CB…容量
CC…カップリング容量
12…レベルシフト回路
X2…レベルシフト用インバータ
Cm…ミラー容量
R2…レベルシフト用帰還抵抗
13…電圧偏差緩和回路
X3…電圧偏差緩和用インバータ
Cf…フィードバック容量
Claims (10)
- 圧電振動子を有する発振回路と、レベルシフト用インバータを有するレベルシフト回路とが、カップリング容量を介して結合された圧電発振器であって、
前記レベルシフト回路の出力信号を反転させた信号を生成し、前記レベルシフト回路の入力部に戻す電圧偏差緩和回路を備える
圧電発振器。 - 前記電圧偏差緩和回路は、電圧偏差緩和用インバータとフィードバック容量とを備え、
前記フィードバック容量の値は、前記レベルシフト回路の前記レベルシフト用インバータの入出力間のミラー容量に相当する値である、
請求項1に記載の圧電発振器。 - 前記フィードバック容量の値は、前記レベルシフト回路の前記レベルシフト用インバータの入出力間のミラー容量の値と等しい、
請求項2に記載の圧電発振器。 - 前記フィードバック容量の値は、前記レベルシフト回路の前記レベルシフト用インバータの入出力間のミラー容量の値より小さい、
請求項2に記載の圧電発振器。 - 前記電圧偏差緩和用インバータの入力部は、前記レベルシフト回路の前記レベルシフト用インバータの出力部に接続され、
前記電圧偏差緩和用インバータの出力部は、前記フィードバック容量の一方の端部に接続され、
前記フィードバック容量の他方の端部は、前記レベルシフト回路の前記レベルシフト用インバータの入力部に接続されている、
請求項2に記載の圧電発振器。 - 前記電圧偏差緩和回路は、前記レベルシフト回路の前記レベルシフト用インバータの入出力間のミラー容量の電源電圧による変動を補償する、
請求項1に記載の圧電発振器。 - 前記フィードバック容量は、前記レベルシフト回路の前記レベルシフト用インバータの入出力間のミラー容量と同等で逆位相である、
請求項2に記載の圧電発振器。 - 前記レベルシフト回路は、前記レベルシフト用インバータと、レベルシフト用帰還抵抗とを有し、
前記レベルシフト用インバータの入力部は、前記カップリング容量の一方の端部に接続されている、
請求項2に記載の圧電発振器。 - 前記発振回路は、前記圧電振動子と、発振用インバータと、発振用帰還抵抗と、前記発振用インバータを駆動する定電圧回路と、第1容量と、第2容量とを有し、
前記圧電振動子の一方の端部は、前記第1容量を介して接地され、
前記圧電振動子の他方の端部は、前記第2容量を介して接地され、
前記発振用インバータの入力部は、前記圧電振動子の一方の端部に接続され、
前記発振用インバータの出力部は、前記圧電振動子の他方の端部と前記カップリング容量の他方の端部とに接続されている、
請求項8に記載の圧電発振器。 - 前記発振回路が、クラップ発振回路である、
請求項1に記載の圧電発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021028445A JP2022129670A (ja) | 2021-02-25 | 2021-02-25 | 圧電発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021028445A JP2022129670A (ja) | 2021-02-25 | 2021-02-25 | 圧電発振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022129670A true JP2022129670A (ja) | 2022-09-06 |
Family
ID=83150945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021028445A Pending JP2022129670A (ja) | 2021-02-25 | 2021-02-25 | 圧電発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022129670A (ja) |
-
2021
- 2021-02-25 JP JP2021028445A patent/JP2022129670A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7348859B2 (en) | Crystal oscillator | |
EP1699132A1 (en) | Voltage controlled oscillator | |
US20060017517A1 (en) | Voltage controlled oscillator | |
WO2006041107A1 (ja) | 直線的周波数制御が可能な電圧制御型圧電発振器 | |
JP2022129670A (ja) | 圧電発振器 | |
JP2006060797A (ja) | 電圧制御型発振器 | |
JP5034772B2 (ja) | 温度補償圧電発振器 | |
EP1703632A1 (en) | Piezoelectric oscillator | |
JP5115178B2 (ja) | 発振器 | |
JP2006033238A (ja) | 電圧制御型発振器 | |
JP5839936B2 (ja) | 水晶発振器 | |
US7242243B2 (en) | Voltage-controlled capacitor circuit and related circuitry with diode and MOS varactors | |
JP5098979B2 (ja) | 圧電発振器 | |
JP2007103985A (ja) | 水晶発振器 | |
US9077281B2 (en) | Oscillator circuit | |
JP4214863B2 (ja) | 圧電発振回路 | |
JP6220618B2 (ja) | 共振回路及び発振回路 | |
CN212785265U (zh) | 一种堆叠式考毕兹振荡器 | |
JP5556928B2 (ja) | 温度補償電圧発生回路、温度補償型発振回路 | |
JP4279167B2 (ja) | 圧電振動子の発振回路 | |
JP3883765B2 (ja) | 電圧制御発振器 | |
JP2023127161A (ja) | 圧電発振器 | |
JP2002237724A (ja) | 高周波水晶発振器 | |
JP6305094B2 (ja) | 共振回路及び発振回路 | |
JP4541805B2 (ja) | 温度補償型水晶発振器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20231204 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240628 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240702 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240805 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20241008 |