JP2022128789A - ロボットハンド - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が異なる複数種類のピペットを容易に扱うことが可能な汎用性の高いロボットハンドを提供する。【解決手段】ピペットを把持、操作するためのロボットハンドであって、電動グリッパと、電動グリッパにより開閉される一対の第一指部材と、第一指部材に設置され、ピペット把持面を備える一対の第二指部材と、第一指部材に設置され、ピペットの被操作部を操作する操作機構を備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、ロボットハンドに係り、特に分注作業を自動化するのに好適なロボットハンドに関する。
計測、分析作業といった実験室・研究室での作業の自動化に向け、ロボットにピペットなどの作業ツールを把持、操作させるために、ロボットアームの先端に備えられるロボットハンドの開発や研究が行われている。
例えば、特許文献1には、ピペット(マルチチャンネルピペット)を保持する保持部と、モータと、モータで駆動されて揺動することでピペットの押圧ボタンを押圧操作する揺動部を備えるエンドエフェクタが開示されている。
また、例えば、特許文献2には、ロボットアームの先端に着脱可能に装着される複数の手先ツールを備え、複数の手先ツールの一つとしてピペットを固定するホルダと押圧部材を備えたピペット操作ハンドを用意し、ピペット操作ハンドのみでピペットの操作が可能な検体処理システムが開示されている。
特開2019-117072号公報 特開2016-209949号公報
特許文献1で開示されるエンドエフェクタ(ロボットハンド)は、特定のピペット(マルチチャンネルピペット)の対応のみを想定しており、他の種類(構成が異なる種類)のピペットを扱う場合には、別のエンドエフェクタを用意しなければならない可能性があり、汎用性が低い。作業内容によっては、構成が異なる複数種類のピペットを扱うことも考えられるため、それに対応して用意するエンドエフェクタの台数が多くなると、ロボットの作業時にエンドエフェクタを交換する機会が多くなり、ロボットの作業時間が増加してしまう課題が生じる。
また、特許文献2で開示されている検体処理システムでは、構成が異なる複数種類のピペットを扱う場合、特許文献1と同様に構成が異なるピペット毎に手先ツール(ピペット操作ハンド)を作製する必要がある。また、手先ツールには、ロボットアーム先端に着脱するための機構と、ピペットを操作する機構を搭載する必要があるため、手先ツールが大型化してしまう可能性がある。この場合、特に作業者とロボットが共同で作業を行う環境においては、作業者がピペットを扱うことが困難となる可能性がある。このため、ピペットは作業者が扱いやすいような状態であることが望ましい。
本発明は、構成が異なる複数種類のピペットを容易に扱うことが可能な汎用性の高いロボットハンドを提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、本発明のロボットハンドは、特許請求の範囲に記載のように構成したものである。なお、特許請求の範囲において、引用形式の請求項における他の請求項の引用は、引用形式の請求項の記載を分かり易くするために単項引用としているが、本発明は、引用形式の請求項において、複数の請求項を引用する形態(多項引用項)、及び、複数の多項引用項を引用する形態を含む。
本開示におけるロボットハンドの具体的な一例は、ピペットを把持、操作するためのロボットハンドであって、電動グリッパと、前記電動グリッパにより開閉される一対の第一指部材と、前記第一指部材に設置され、ピペット把持面を備える一対の第二指部材と、前記第一指部材に設置され、前記ピペットの被操作部を操作する操作機構を備える。
本発明によれば、構成が異なる複数種類のピペットを容易に扱うことが可能な汎用性の高いロボットハンドが得られる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
第一の実施例におけるロボットの外観を示す図である。 第一の実施例におけるロボットハンドのピペット解放時を示す図である。 第一の実施例における第一指部材と第二指部材の構成関係を示す図である。 第一の実施例における第一指部材と操作機構の構成関係を示す図である。 第一の実施例におけるロボットハンドのピペット把持時を示す図である。 第一の実施例におけるピペット操作時の操作機構とピペット被把持部の位置関係を示す図である。 第一の実施例におけるピペット操作時の第一指部材および第二指部材の断面図を示す図である。 第一の実施例におけるロボットハンドのピペット把持時を示す図である。 第一の実施例におけるピペット操作時の操作機構とピペット被把持部の位置関係を示す図である。 第二の実施例における第一指部材と第二指部材の構成関係を示す図である。 第二の実施例における第一指部材の第二の円筒状凹面と第二指部材との嵌合の様子を示す図である。 第三の実施例における第一指部材と操作機構の構成関係を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。なお、図面は本開示の原理に則った実施形態と実装例を示しているが、これらは本開示の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。本明細書の記述は典型的な例示に過ぎず、特許請求の範囲又は本発明の適用例を如何なる意味においても限定するものではない。
以下に説明する実施形態では、当業者が本開示を実施するのに十分詳細にその説明がなされているが、他の実装・形態も可能で、本開示の技術的思想の範囲を逸脱することなく構成・構造の変更や多様な要素の置き換えが可能であることを理解する必要がある。従って、以降の記述をこれに限定して解釈してはならない。
先ず、本発明の実施形態を詳細に説明する前に、本発明の実施形態の概要について説明する。
ピペット把持、操作のために、ロボットハンドに必要な要件について着目すると、(1)ピペットと接触するピペット把持部の内面がピペット外形形状に嵌合する形状を持つこと、(2)ピペット内の液体の吸引または吐出、あるいはピペット先端に取付けたチップの取り外しなどのためにピペットに設けられた押圧ボタン等(以下、被操作部とする)を押圧操作する機構(以下、操作機構とする)が簡潔な一軸の動作だけで被操作部を操作できる位置にあること、の2つが挙げられる。
本発明の実施形態では、上記2つの要件をそれぞれ満たす部材を備え、それぞれの部材単位での交換ができるようにすることにより、構成が異なる複数種類のピペットを容易に扱うことを可能にするものである。
すなわち、本発明の実施形態に係るロボットハンドは、ピペットを把持、操作するためのロボットハンドであって、電動グリッパと、電動グリッパにより開閉される第一指部材と、第一指部材の把持面に設置される第二指部材と、第一指部材に設置され、ピペットの被操作部を操作するための操作機構を備える。言い換えれば、本発明の実施形態に係るロボットハンドは、ロボットハンドの電動グリッパに装着又は一体化した第一指部材に(a)ピペットの外径に対応した形状を有する第二指部材と(b)ピペットの被操作部を操作する操作機構を別々に取り付けて交換可能にしている。第二指部材および操作機構は取り扱うピペットに対応して複数準備しておく。
上記2つの要件のうち、(1)ピペットと接触するピペット把持部の内面がピペット外形形状に嵌合する形状を持つことは第二指部材を介してピペットを把持することで、(2)操作機構が簡潔な一軸の動作だけで被操作部を操作できる位置にあることは操作機構が第一指部材に設置されていることで、それぞれ満たされ、いずれも電動グリッパに取付けた第一指部材に配置されていることで、容易な交換が可能となる。すなわち、第二指部材を交換することで多種のピペットに対応し、操作機構の操作部を複数設置又は移動可能にすることで多種のピペットの被操作部の位置に対応するようにしている。
このように、本発明の実施形態によるロボットハンドは、ロボットハンド全体をピペットに応じて取り換える構成ではなく、第一指部材から末梢側に取付けられた第二指部材と操作機構のみの交換で、複数種類のピペットを扱うことを可能にしている。その結果、多種類のピペットを把持、操作する際、従来のロボットハンドよりも交換すべき部品点数が少ないため交換性が高く、汎用性の高いロボットハンドが得られる。
次に本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1~図9を参照して本発明における第一の実施例によるロボットハンド2の構成を説明する。
図1は、ロボットハンド2が装着されたロボット1の構成例を示す。ロボット1は、ロボット胴体部10と、各関節にアクチュエータおよび位置センサを搭載した多関節のロボットアーム11と、カメラ121を内蔵したロボット頭部12と、移動機構13から構成される。ロボットアーム11の先端には、ロボットハンド2が取付けられている。また、ロボット1は、上記構成要素の動作の制御を行う制御部14を有する。
ロボット1は、移動機構13により作業環境内の移動を行い、ピペットなどが載置された作業台前に移動する。その後、ロボット1は、カメラ121により作業台上のピペット位置を認識し、認識した位置までロボットアーム11を動作させてロボットハンド2をピペット位置に接近させる。その後、ロボット1は、ロボットハンド2により、ピペットを把持、操作し、分注作業を行う。上記の動作は、制御部14によって計画、制御され、自動的に実行可能である。
なお、ロボット1の構成は上記の構成に限定されるものではなく、公知の様々なロボットを用いることができる。
図2に、ロボットハンド2の構成を示す。ロボットハンド2は、第一指部材21、第二指部材22、操作機構23、および電動グリッパ24により構成され、ピペット30を把持、操作する。なお、詳細は後述するが、電動グリッパ24に、第一指部材21を介して第二指部材22および操作機構23が着脱されるので、第一指部材21、第二指部材22および操作機構23の全体をロボットハンドアタッチメントと捉えることもできる。
第一指部材21は、対になって構成されている(図面上左右に一つずつ配置されている。)。一対の第一指部材21は、電動グリッパ24のストローク動作を行う動作端に取付けられ、電動グリッパ24により開閉され、互いに向かい合う方向に移動可能である。電動グリッパ24は公知の電動グリッパを用いることができる。本実施形態では、第一指部材21は電動グリッパ24に着脱、交換が可能なようにねじ構造や嵌合構造などで取付けられているが、第一指部材21を電動グリッパ24の動作端として構成しても良い。すなわち、第一指部材21を電動グリッパ24の一部として構成しても良い。ただし、電動グリッパ24とは別に第一指部材21を構成し、第一指部材21を電動グリッパ24に着脱するようにすれば汎用品の電動グリッパ24を用いることができる。
一対の第一指部材21同士が向かい合う第一指部材21のそれぞれの面、すなわち、第一指部材21の内側には第二指部材22が取付けられ配置されている。本実施形態は、電動グリッパ24を駆動することにより一対の第一指部材21を介して一対の第二指部材22によりピペット30を把持する構造となっている。この構成は、電動グリッパ24により駆動される把持部を第一指部材21と第二指部材22とに分割したものとも言える。第二指部材22の第一指部材21への取付け方については後述する。
操作機構23は、ピペット30の被操作部301,302を操作するもので、ロボットハンド2内に少なくとも一つ備えられ、第一指部材21に取付けられている。本実施形態では、二つの操作機構23が設置されている。詳細は後述するが、操作機構23はピペット30の操作ができる位置となるように第一指部材21へ設置される。
操作機構23が第一指部材21に設置されていることで、第一指部材21の把持動作制御により操作機構23をピペット30の把持位置に近づけることができる。そのため、操作機構23自体に移動機構を別途設ける必要がなく、操作機構23を小型化できる。さらに、ピペット30を把持するためにロボットハンド2をピペット30に接近させるとき、一対の第一指部材21間を開いた状態にしておけば、操作機構23がピペット30を把持する妨げとならない。
本実施形態で扱うピペット30は、電動ピペットであり、第一の被操作部301、第二の被操作部302、フィンガーフック303、表示画面304、被把持部305から構成されている。本実施形態では、第一の被操作部301は吐出または吸引するためのボタンであり、第二の被操作部302はピペット30の先端に取付けたチップを取外すためのレバーである。フィンガーフック303はピペット操作時にピペット30がずれるのを防止するためのもので後述の第二指部材22の支持面223に支持される。表示画面304はピペットの設定や状態などを表示する液晶ディスプレイである。被把持部305は第二指部材22により把持される部分である。ピペット30は例えば市販のものが用いられ、被把持部の形状や被操作部の形状や位置が異なる多種多様のピペットが用いられる。なお、ピペット30は電動のものに限らず、手動操作のものであってもよい。
本実施形態では、第二指部材22がピペット30(被把持部305)と直接接触する構成であり、第二指部材22の内面がピペット30(被把持部305)の外形に嵌合する又は対応する形状を有する。また、本実施形態では、操作機構23は、ピペット30の被操作部(第一の被操作部301、第二の被操作部302)を簡潔な一軸の動作だけで操作できる位置にある(詳細後述)。第二指部材22および操作機構23が、第一指部材21に装着される構成となっている。これにより、第二指部材22の交換、また、必要に応じて操作機構23の位置を調整することで、他種多様のピペット30の把持、操作が可能となる。さらに、第一指部材21を交換することによって第二指部材22及び操作機構23も含めて交換するというツール交換も選択できる。これらにより、従来のロボットハンドと比較して構成が異なる複数種類のピペット対応のためのツール交換が容易となり、また、電動グリッパ24はピペットの形状によらず共通な構成とすることができ、汎用性も高くなる。次にこれらの点について詳細に説明する。
図3に、第一指部材21と第二指部材22の構造例を示す。第一指部材21および第二指部材22それぞれの対は、図2に示される通りほぼ同じ構成(略左右対称の構成)であるため、図3には片側(図2における左側)のみ示している。
第二指部材22は、第一指部材21と接触する外面に、ピペットの長手方向と垂直な方向の断面の外側が円弧状に形成されている半円筒状凸部220を有している。第一指部材21は、第二指部材22と接触する内面(把持面)に、ピペットの長手方向と垂直な方向の断面の内側が円弧状に形成され、第二指部材22の半円筒状凸部220と嵌合可能な半円筒状凹部210を有している。これら半円筒状凸部220と半円筒状凹部210との嵌合を第一の嵌合構造と呼ぶ。
また、第二指部材22の半円筒状凸部220は嵌合用凸部221を有し、第一指部材21の半円筒状凹部210は、この嵌合用凸部221と嵌合可能な嵌合用凹部211を有している。これら嵌合用凸部221と嵌合用凹部211との嵌合を第二の嵌合構造と呼ぶ。
以上の第一の嵌合構造と第二の嵌合構造によって、第一指部材21に対する第二指部材22の位置姿勢が固定可能となる。
ロボットハンド2でピペット30を扱う際、第二指部材22をあらかじめ第一指部材21に取付けてからピペット30を把持するようにしても良いし、第二指部材22をあらかじめピペット30に取付けたものを第一指部材21に取付けるようにしても良い。
第二指部材22があらかじめ第一指部材21に取付けられている場合、第二指部材22は内面がピペット30(被把持部305)の外形に嵌合する又は対応する形状を有するので、ピペット30に追加で取付ける部材が不要となる。このためロボット1と共同で作業を行う作業者にとっても、ピペット30の扱いが容易となる。
一方、第二指部材22があらかじめピペット30に取付けられている場合、第二指部材22を交換することなく、複数のピペットを取扱うことができる。
また、第二指部材22があらかじめピペット30に取付けられている場合、第一指部材21の把持面である半円筒状凹部210が半円筒形状であることにより、第二指部材22を装着したピペット30を適切な把持位置で把持することができる。すなわち、例えばロボットアーム11を駆動して、第二指部材22を装着したピペット30を自動的に把持する時、手先位置にずれが生じていた場合でも、嵌合用凸部221を、突起先端の球面224と半円筒状凹部210の接触によって嵌合用凹部211に誘導し、第二指部材22を適切な嵌合位置に移動させることができ、ピペット30を適切な把持位置で把持することができる。
なお、第二指部材22があらかじめピペット30に取付けられている場合、第二指部材22同士(半円筒状の端部の突合せ面同士)は、嵌合形状もしくは磁力により結合されていることとする。
また、第二指部材22があらかじめピペット30に取付けられている場合、一対の第二指部材22の外側面がそれぞれの半円筒状凸部220により円筒形状となるため、作業者とロボット1が共同で作業を行う環境においては、作業者も把持しやすい形状となっており、ピペット30の扱いが容易となる。また、ピペット30を把持する第二指部材22に操作機構23を取付けておくことも考えられるが、そのような構成で第二指部材22があらかじめピペット30に取付けられている場合、構成が複雑化・大型化し、作業者にとって把持しにくい構成となり、作業者とロボットでピペットを共用することが難しくなる。すなわち、第二指部材22と操作機構23を別々に第一指部材21に取付け取外しする構成とすることにより作業者とロボットでピペットを共用できる汎用性が高い構成となる。
図3では、第一指部材21が半円筒状凹部210を有し、第二指部材22が半円筒状凸部220を有しているが、第一指部材21が凸形状、第二指部材22が凹形状を有していてもよい。すなわち、第一指部材21と第二指部材22が接する面のどちらか一方に凸形状を形成し、もう一方に凹形状を形成すればよい。ただし、第二指部材22が凹形状を有する場合、第二指部材22を装着したピペット30は作業者にとって把持しにくい形状となるので、第二指部材22を第一指部材21に取付けてからピペット30を把持するようにした方が望ましい。
また、嵌合部(嵌合用凹部211および嵌合用凸部221)も、同様にどちらか一方が凸形状で、もう一方が凹形状であればよく、第一指部材21が嵌合用凸部、第二指部材22が嵌合用凹部を有していてもよい。
さらに、第二指部材22は、内面にピペット30の被把持部305の外形形状と嵌合可能な曲面222と、ピペット30のフィンガーフック303と嵌合して、ピペット30をピペット30の長手方向に支持可能な支持面223を有する。一対の第二指部材22により支持面223の箇所に凹部が形成され、この凹部にフィンガーフック303が載置され嵌合することになる。第二指部材22の支持面223は、ピペット30のフィンガーフック303を、被操作部301および302に操作機構23が与える力に対抗するように支持する。これにより、ピペット操作時に、ピペット30がずれることがなく、適切にピペット操作を行うことができる。
以上の構成により、第二指部材22によりピペット30の把持時のピペット30と第二指部材22の位置姿勢が固定可能である。上述の固定方法以外にも、例えばピペット30の表示画面304などの凹凸部分を利用し、ピペット30と第二指部材22の位置姿勢の固定を行ってもよい。またはピペット30の被操作部以外であれば、その外形の特徴を用いてピペット30と第二指部材22の位置姿勢の固定をしてもよい。
以上のピペット30と第二指部材22の嵌合構造と、第一指部材21と第二指部材22の嵌合構造と合わせると、ピペット30と第一指部材21の位置姿勢を一意に定めることができ、操作機構23で力を加えた場合でも、ピペット30の位置姿勢がずれることがない。以上により、ロボット1への分注作業の教示が容易となる。
図4に、第一指部材21と操作機構23の構造を示す。第一指部材21および操作機構23それぞれの対は、図2に示される通りほぼ同じ構成(略左右対称の構成)であるため、図4には片側((図2における右側))のみ示している。操作機構23は、操作部材(レバー)230、ストローク部231、アクチュエータユニット232から構成される。操作部材230は、電動グリッパ24の開閉方向Aの把持方向成分を持って第一指部材21の内側(第二指部材22側)に張出している。アクチュエータユニット232内部のアクチュエータが駆動することにより、ストローク部231が方向Aに対して垂直の成分を持つ方向Bに揺動(図面上、上下動)することで、ピペット30の被操作物の操作を行う。方向Bはピペットの長手方向と同じ方向でもある。
また、アクチュエータユニット232の内部には、バッテリ232aおよび無線通信用装置232bが搭載されており、制御部14と無線通信を行うことにより、アクチュエータ駆動が可能となる。以上の構成により、操作機構23交換時に配線作業を省略でき、交換時間短縮が見込めるほか、配線の劣化による操作機構23の動作不具合も生じない。
第一指部材21には、操作機構23を固定するための操作機構位置調整用穴212を2つ以上有しており、この操作機構位置調整用穴212により、第一指部材21に対する操作機構23の着脱および位置調整(方向Cの位置調整)を可能とする。
操作機構23を第一指部材21の操作機構位置調整用穴212に固定するために、操作機構23もしくは操作機構23に取付けた操作機構固定用の固定プレートなどの固定部材(図示省略)に操作機構位置調整用穴212と嵌合する突起を形成してもよい。
また、第一指部材21が操作機構位置調整用穴212の代わりに突起形状を有し、操作機構23側に穴を設け、それぞれを嵌合することで固定してもよい。
操作機構23を固定するために第一指部材21が有する操作機構位置調整用穴212は、ネジ穴であってもよい。この場合、操作機構23もしくは操作機構23を固定するための部材(図示省略)に長穴を設け、この長穴を通してネジ止めすることで、無段階の位置調整が可能となる。
なお、図4においては、操作機構23を第一指部材21の外側に設置しているが第一指部材21の上面または下面や内側に設置するようにしても良い。ただし、ピペット30の把持の障害にならない位置であることが必要であるので、第一指部材21の外側に設置するのが望ましい。
以上が本発明における第一の実施例によるロボットハンド2の構成である。図2に示すピペット30と異なる他種ピペット、つまり、被把持部305と異なる被把持部形状を持ち、被操作部301および302と異なる形状、位置、数の被操作部を持つピペットを把持、操作する場合は、第二指部材22をピペットの各特徴に適合するものに交換することで、操作機構23をピペットの各特徴に適合するものに交換または位置を調整することで対応可能になる。
続いて、第一の実施例によるロボットハンド2の動作について説明する。
図5に、ロボットハンド2が、ピペット30を把持した時の様子を示す。
ピペット30は、一対の第一指部材21が電動グリッパ24により閉じられることにより、第二指部材22を介して、ロボットハンド2に把持される。
第一の実施例では、ピペット30が被操作部を二つ有している(第一の被操作部301および第二の被操作部302)。二つの被操作部に対応するため、一対の第一指部材21のそれぞれに操作機構23を一つずつ取り付けている。把持するピペット30の被操作部の位置と数に応じて、操作機構の設置位置、数は調整される。例えば、第一指部材21の一つに操作機構23を2つ載せてもよい。図5において、操作機構23は、把持時にその操作部材230の揺動方向Bがそれぞれ対応するピペット30の第一の被操作部301および第二の被操作部302と重なるように設置される。すなわち、右側の操作機構23はピペット30の第一の被操作部301を操作できる位置に、左側の操作機構23はピペット30の第二の被操作部302を操作できる位置にそれぞれ位置調整してそれぞれの第一指部材21に固定されている。
また、ピペット30の表示画面304が、電動グリッパ24に対し、反対側を向くように把持されている。これにより、作業者と共同で作業を行う場合、作業者が表示画面304を目視可能となるため、ピペット30の状態を監視しやすくなる。
図6に、ロボットハンド2が、ピペット30を操作する時の様子を正面図として示す。ストローク部231が方向Bに揺動することにより、それぞれの操作部材230にピペット30の第一の被操作部301および第二の被操作部302と接する方向にそれぞれ設置された操作突起233aが第一の被操作部301、第二の被操作部302に接触し、ピペット30の操作を行う。
図7に、ロボットハンド2が、ピペット30を操作する時の正面図において、第一指部材21と第二指部材22を断面表示した図を示す。
第一の実施例において、グリッパ開閉方向Aに対し、操作機構23と第一指部材21の接触面から第一指部材21と第二指部材22の接触面までの距離(第一指部材21の厚さ)をT1、第一指部材21と第二指部材22の接触面から、第二指部材22とピペット30の接触面までの距離(第二指部材22の厚さ)をT2、第二指部材22とピペット30の接触面から、被操作部301の中心までの距離をR1、操作機構23と第一指部材21の接触面から、操作突起233aの中心までの距離をL1とする。ここで被操作部301を操作部材230の上下動で操作するために、それぞれの距離の関係は、
L1=T1+T2+R1
とする。ここで、異なる外径のピペットを把持する場合、ピペットの外径変化によりR1の値がR1´となったとすると、T2を新たにT2´として、
T2´=L1-T1-R1´
とする。ただし、T2´>0とする。これにより、第一指部材21と操作機構23を交換することなく、第二指部材22の交換のみで、異なる外径のピペットの操作が可能である。
第一の実施例では、2つの操作部材230の長さ、操作突起の個数、形状は同じであるが、異なっていてもよい。また、操作部材230の電動グリッパ24の開閉方向Aに、高さの異なる複数の操作突起を設置することで、被操作部の形状が異なるピペットの操作が可能になる。
操作突起233の素材は、対象の被操作部を傷めることなく確実に操作できれば特に選ばない。例えばゴム素材であれば、突起と被操作部間の滑りが生じにくい状態で操作することができ、操作失敗や余分な推力発生を防ぐことができる。
また、操作部材230は、233のような操作突起を有していなくてもよく、対象の被操作部を確実に操作できる形状を有していればよい。例えば、操作部材230の被操作部301に接触する面に凹形状を有していてもよい。
第一の実施例では操作突起233aと操作突起233bを設置している。操作機構23と第一指部材21の接触面から、操作突起233bの中心までの距離をL2とする。第二指部材22とピペット30の接触面から、操作突起233bの操作対象である被操作部の中心までの距離R1´´とすると、第一指部材21と第二指部材22の接触面から、第二指部材22とピペット30の接触面までの距離T2´´を、
T2´´=L2-T1-R1´´
とする。これにより、第一指部材21と操作機構23を交換することなく、第二指部材22の交換のみで、被操作部の形状が異なるピペットの操作が可能である。
第二指部材22があらかじめピペット30に取付けられている場合、第二指部材22の厚さを、上記のようにピペットの外径に応じて被操作部301が操作可能となる値T2´などとすることで、異なる外径のピペットを取扱う場合においても、操作機構23は交換不要となる。このように、第二指部材22以外のロボットハンド2の構成を一定とすれば、構成要素の交換時間を無くすことができる。
続いて、異なる形状のピペット31を把持、操作するときのロボットハンド2の構成について示す。
図8に、ロボットハンド2でピペット31を把持した時の様子を示す。ピペット31は、被操作部311,312、表示部314を持ち、被操作部312は凹形状である。第二指部材25は、ピペット31を固定するための形状を持っている。ピペット31の被把持部に表示面314が存在する場合、図のように表示部が見えるような開口部255を第二指部材25に設けることで、表示画面314が目視可能である。
図9は、ロボットハンド2が、ピペット31を操作した時の様子を正面図で示す。被操作部312は凹形状であるため、操作突起233aよりストローク方向Bに長い寸法を持ち高い突起を有する操作突起233bによって、操作を行う。このように、突起形状によって被操作部を操作することによって、凹形状の被操作部にも対応可能となる。操作突起233bを被操作部312の位置に合わせるために、厚さも異なる第二指部材25が用いられる。
以上の構成のように、操作部材230に高さの異なる操作突起を複数備えることによって、操作機構23を交換すること無く、異なる形状の被操作部を有するピペットに対応可能となる。
図10および図11に、本発明における第二の実施例によるロボットハンド2の、第一指部材21と第二指部材22の固定方法について示す。ただし、図10および図11で示されていない構成については、第一の実施例と同様である。
第二の実施例では、第一指部材21と第二指部材22の固定は、それぞれに内蔵された磁石214と磁石224により行われている。ここで磁石は、永久磁石でも電磁石でもよい。また、磁石214と磁石224のどちらか一方が磁性体であってもよい。
本実施例の構成であると、嵌合構造を少なくできるため、第二指部材22の交換がより容易になる。
図10に示す本実施例における第一指部材21の半円筒状凹部は、複数の第二指部材と嵌合するための、第一の円筒状凹面210aと、第二の円筒状凹面210bから構成される。2つの円筒状凹面210aおよび210bは半径と円中心が異なる。円筒状凹面210aは半径Ra、円中心Oaであり、円筒状凹面210bは半径Rb、円中心Obである。
図10に、外半径R2のピペット32に対応するための第二指部材22aを示す。第二指部材22aの外形の、半円筒状凸部220aの半径はRaであり、第一指部材21の第一の円筒状凹面210aと嵌合可能である。
図11に、半径Raより大きな外半径R3を持つピペット33に対応するための第二指部材22bを示す。第二指部材22bの外形の、半円筒状凸部220bの半径はRbであり、第一指部材21の第二の円筒状凹面210bと嵌合可能である。
本実施例の構成であると、半円筒状凸部の半径が異なる第二指部材を使用することができるため、外径の異なる複数のピペットへの対応がより容易となる。さらに、第二指部材の厚みをピペット外形に応じた値に調整できるため、第二指部材の大型化を防ぐことが可能である。
図12に、本発明における第三の実施例によるロボットハンド2の、第一指部材21と操作機構23の固定方法について示す。ただし、図12で示されていない構成については、第一の実施例と同様である。
第三の実施例では、第一指部材21と操作機構23の固定、操作機構23の方向Cにおける移動方法が操作機構位置調整用スライダ215による。さらに、第一指部材21と操作機構23の位置を固定するために、それぞれに磁石を備えて、固定を行ってもよい。この場合、永久磁石でも電磁石でもよい。また、どちらか一方が磁性体であってもよい。
本実施例の構成であると、無段階での操作機構23の方向Cにおける位置調整が可能となり、第一指部材21の穴への取付け、取り外しの必要がなくなるため、操作機構23の交換、位置調整時間短縮が見込める。
1 ロボット、10 ロボット胴体部、11 ロボットアーム、12 ロボット頭部、121 カメラ、13 移動機構、14 制御部、2 ロボットハンド、21 第一指部材、210 半円筒状凹部、210a 第一の円筒状凹面、210b 第二の円筒状凹面、211 嵌合用凹部、212 操作機構位置調整用穴、214 第二指部材固定用磁石、215 操作機構位置調整用スライダ、22 第二指部材、220 半円筒状凸部、221 嵌合用凸部、222 被把持部嵌合用曲面、223 支持面、224 突起先端球面、225 第一指部材固定用磁石、23 操作機構、230 操作部材、231 ストローク部、232 アクチュエータユニット、232a バッテリ、232b 無線通信用装置、233 操作突起、24 電動グリッパ、25 第二指部材、255 開口部、30 ピペット、301 被操作部、302 被操作部、303 フィンガーフック、304 表示画面、305 被把持部、31 ピペット、311 被操作部、312 被操作部、314 表示画面、315 被把持部、32 外半径寸法2×R2のピペット、33 外半径R3のピペット。

Claims (14)

  1. ピペットを把持し、操作するためのロボットハンドであって、
    電動グリッパと、
    前記電動グリッパにより開閉される一対の第一指部材と、
    前記第一指部材に設置され、ピペット把持面を備える一対の第二指部材と、
    前記第一指部材に設置され、前記ピペットの被操作部を操作する操作機構を備えるロボットハンド。
  2. 請求項1に記載のロボットハンドにおいて、
    前記第一指部材は前記電動グリッパに着脱可能に設置されているロボットハンド。
  3. 請求項1に記載のロボットハンドにおいて、
    前記第二指部材は、前記ピペットの被把持部と接触する前記ピペット把持面が前記ピペットの被把持部にならった曲面に形成されているロボットハンド。
  4. 請求項3に記載のロボットハンドにおいて、
    前記第二指部材は、前記ピペットを把持した際に前記ピペットのフィンガーフックが載置され、前記ピペットを前記被操作部の操作方向に支持可能な支持面を有するロボットハンド。
  5. 請求項1に記載のロボットハンドにおいて、
    前記第二指部材は、前記第一指部材と接触する面に半円筒状凸部を有しており、
    前記第一指部材は、前記第二指部材の前記半円筒状凸部と嵌合する半円筒状凹部を有しているロボットハンド。
  6. 請求項5に記載のロボットハンドにおいて、
    前記第一指部材は、前記半円筒状凹部に半径および円中心位置が異なる2つ以上の円筒状凹面が形成されているロボットハンド。
  7. 請求項1に記載のロボットハンドにおいて、
    前記第一指部材は、前記第二指部材が設置される面に穴が形成されており、
    前記第二指部材は、前記第一指部材と対向する面に前記第一指部材の前記穴と嵌合する突起を有するロボットハンド。
  8. 請求項1に記載のロボットハンドにおいて、
    前記第二指部材は、磁力により前記第一指部材に取付けられているロボットハンド。
  9. 請求項1に記載のロボットハンドにおいて、
    前記操作機構は、アクチュエータと、前記アクチュエータにより駆動される操作部材を有し、
    前記操作部材は、前記第一指部材から前記ピペットが把持される側に張出しており、前記アクチュエータによって前記ピペットの長手方向に移動可能であるロボットハンド。
  10. 請求項9に記載のロボットハンドにおいて、
    前記操作部材は、前記ピペットの前記被操作部と対向する面に高さの異なる突起を有するロボットハンド。
  11. 請求項9に記載のロボットハンドにおいて、
    前記操作部材は、前記ピペットの前記被操作部と対向する面に突起を有し、
    前記第二指部材は、前記ピペットを把持した時に、前記ピペットの被操作部と、前記操作部材の前記突起の位置が等しくなるような厚さを有するロボットハンド。
  12. 請求項1に記載のロボットハンドにおいて、
    前記第一指部材は、前記操作機構を複数の位置に設置できる手段を有するロボットハンド。
  13. 請求項1に記載のロボットハンドにおいて、
    前記操作機構は、バッテリと、無線通信用基板を有し、無線方式により駆動されるロボットハンド。
  14. 請求項1に記載のロボットハンドにおいて、
    前記第二指部材は、取り扱う複数種類のピペットに対応して複数準備され、取り扱うピペットに対応した第二指部材が前記第一指部材に設置され、
    前記操作機構は、前記取り扱う複数種類のピペットに対応して複数準備され、取り扱うピペットに対応した操作機構が前記第一指部材に設置されているロボットハンド。
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