JP2022127725A - 端子付き電線製造方法、及び、端子付き電線 - Google Patents

端子付き電線製造方法、及び、端子付き電線 Download PDF

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Abstract

【課題】止水性能を適正に確保した端子付き電線を製造することができる端子付き電線製造方法、及び、端子付き電線を提供することを目的とする。【解決手段】端子付き電線製造方法は、圧着端子を圧着する前に、電線において、隙間空間部を形成する部位に対して、第1硬化樹脂を塗布する第1硬化樹脂塗布工程(ステップST2)と、大気中の水分によって、第1硬化樹脂を、半硬化状態とする第1硬化樹脂半硬化工程(ステップST3)と、導体圧着部を導体部に圧着し被覆圧着部を絶縁被覆部に圧着する圧着工程(ステップST4)と、圧着端子から露出している導体部に対して、硬化装置によって硬化される第2硬化樹脂を塗布し当該第2硬化樹脂によって導体部を覆う第2硬化樹脂塗布工程(ステップST6)と、硬化装置によって、第2硬化樹脂を硬化させる第2硬化樹脂硬化工程(ステップST7)とを含むことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、端子付き電線製造方法、及び、端子付き電線に関する。
従来の端子付き電線製造方法として、例えば、特許文献1には、被膜形成工程と、照射工程とを含む端子付き電線の製造方法が開示されている。被膜形成工程では、芯線圧着部と被覆圧着部とを含む端子を有する端子付き電線に対して、芯線および端子を一体に覆う紫外線硬化型樹脂の被膜を形成する。照射工程では、被膜に対して紫外線を照射する。
特開2019-009026号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の端子付電線の製造方法は、例えば、より適正な止水性能確保の点で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、止水性能を適正に確保した端子付き電線を製造することができる端子付き電線製造方法、及び、端子付き電線を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る端子付き電線製造方法は、絶縁性を有する絶縁被覆部で導電性を有する導体部を被覆した電線の前記絶縁被覆部の端末から露出する前記導体部に対して圧着される導体圧着部、及び、前記絶縁被覆部に対して圧着される被覆圧着部を含む圧着端子を前記電線に圧着する前に、前記電線において、前記圧着端子が前記電線に圧着された状態で前記圧着端子と前記導体部と前記絶縁被覆部の端末とによって囲まれた隙間空間部を形成する部位に対して、大気中の水分と反応して硬化する第1硬化樹脂を塗布する第1硬化樹脂塗布工程と、前記第1硬化樹脂塗布工程の後に、大気中の水分によって、前記第1硬化樹脂を、表面が硬化し内部が硬化していない半硬化状態とする第1硬化樹脂半硬化工程と、前記第1硬化樹脂半硬化工程の後に、前記導体圧着部を前記導体部に圧着し前記被覆圧着部を前記絶縁被覆部に圧着する圧着工程と、前記圧着工程の後に、前記圧着端子から露出している前記導体部に対して、前記第1硬化樹脂とは異なる種類の硬化樹脂であって硬化装置によって硬化される第2硬化樹脂を塗布し当該第2硬化樹脂によって前記導体部を覆う第2硬化樹脂塗布工程と、前記第2硬化樹脂塗布工程の後に、前記硬化装置によって、前記第2硬化樹脂を硬化させる第2硬化樹脂硬化工程とを含むことを特徴とする。
また、上記端子付き電線製造方法では、前記第1硬化樹脂半硬化工程は、当該第1硬化樹脂が塗布された前記電線を、前記第1硬化樹脂塗布工程において前記第1硬化樹脂を前記電線に塗布する塗布装置から、前記圧着工程において前記圧着端子を前記電線に圧着する圧着装置まで搬送する間に行われるものとすることができる。
また、上記端子付き電線製造方法では、前記第2硬化樹脂は、前記硬化装置によって露光することで硬化するものであり、前記第1硬化樹脂半硬化工程は、前記第1硬化樹脂が塗布された前記電線を大気雰囲気下に曝すことで行われ、前記第2硬化樹脂硬化工程は、前記硬化装置によって前記第2硬化樹脂に対して光を照射することで行われるものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る端子付き電線は、絶縁性を有する絶縁被覆部で導電性を有する導体部を被覆した電線と、前記絶縁被覆部の端末から露出する前記導体部に対して圧着される導体圧着部、及び、前記絶縁被覆部に対して圧着される被覆圧着部を含む圧着端子と、大気中の水分と反応して硬化する硬化樹脂であって、前記圧着端子と前記導体部と前記絶縁被覆部の端末とによって囲まれた隙間空間部に充填され硬化された第1硬化樹脂と、前記第1硬化樹脂とは異なる種類の硬化樹脂であって、前記圧着端子から露出している前記導体部を覆って硬化された第2硬化樹脂とを備えることを特徴とする。
本発明に係る端子付き電線製造方法、及び、端子付き電線では、圧着端子を電線に圧着する前に、圧着端子と導体部と絶縁被覆部の端末とによって囲まれた隙間空間部を形成することとなる部位に第1硬化樹脂を塗布する。そして、第1硬化樹脂は、圧着端子を電線に圧着する前に、大気中の水分によって、表面が硬化し内部が硬化していない半硬化状態とされることで、上記隙間空間部を形成することとなる部位に確実に保持される。その後、端子付き電線製造方法では、導体圧着部、被覆圧着部を導体部、絶縁被覆部に圧着し、圧着端子から露出している導体部に第2硬化樹脂を塗布し当該露出している導体部を当該第2硬化樹脂によって覆う。そして、端子付き電線製造方法では、硬化装置によって、この第2硬化樹脂を硬化させる。これにより、この端子付き電線製造方法では、圧着端子の圧着後では外部側から第1硬化樹脂を充填し難い隙間空間部に確実に当該第1硬化樹脂を充填し硬化させ止水した上で、硬化した第2硬化樹脂によって導体部の露出部分を止水することができる。この結果、この端子付き電線製造方法、及び、端子付き電線では、止水性能を適正に確保した端子付き電線を製造することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る端子付き電線の概略構成を表す斜視図である。 図2は、実施形態に係る端子付き電線の圧着端子圧着前の状態を表す分解斜視図である。 図3は、実施形態に係る端子付き電線製造方法を表すフローチャートである。 図4は、実施形態に係る端子付き電線製造方法を実行する端子付き電線製造装置の概略構成を表す模式的なブロック図である。 図5は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の第1硬化樹脂塗布工程の一例を表す斜視図である。 図6は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の第1硬化樹脂塗布工程における第1硬化樹脂の塗布位置の一例を表す模式的な側面図である。 図7は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の第1硬化樹脂塗布工程における第1硬化樹脂の塗布位置の一例を表す模式的な側面図である。 図8は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の第1硬化樹脂塗布工程における第1硬化樹脂の塗布位置の一例を表す模式的な側面図である。 図9は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の第1硬化樹脂塗布工程の他の一例を表す斜視図である。 図10は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の第1硬化樹脂半硬化工程の一例を表す模式的な断面図である。 図11は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の圧着工程後の状態を表す模式的な断面図である。 図12は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の第2硬化樹脂塗布工程の一例を表す斜視図である。 図13は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の第2硬化樹脂硬化工程の一例を表す斜視図である。 図14は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の第2硬化樹脂硬化工程後の状態を表す模式的な断面図である。 図15は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の第2硬化樹脂硬化工程後の状態を表す模式的な断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
本実施形態に係る端子付き電線製造方法は、図1、図2に示す端子付き電線100を製造するものである。以下では、まず、図1、図2に示す端子付き電線100の基本的な構成について説明し、その後、端子付き電線製造方法について詳細に説明する。
図1、図2に示す端子付き電線100は、例えば、車両等に使用されるワイヤハーネス等に適用されるものである。ここで、ワイヤハーネスは、例えば、車両に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の電線Wを束にして集合部品とし、コネクタ等で複数の電線Wを各装置に接続するようにしたものである。本実施形態の端子付き電線100は、電線Wと、当該電線Wの端末に圧着された圧着端子1と、防食材(後述の第1硬化樹脂11a、第2硬化樹脂12a(図14等参照))によって形成され各部を止水する防食止水部10とを備える。
なお、以下の説明では、互いに交差する第1方向、第2方向、及び、第3方向のうち、第1方向を「軸方向X」といい、第2方向を「幅方向Y」といい、第3方向を「高さ方向Z」という。ここでは、軸方向Xと幅方向Yと高さ方向Zとは、相互に略直交する。軸方向Xは、典型的には、圧着端子1が設けられる電線Wの延在方向に相当し、圧着端子1の電気接続部2と電線圧着部4とが並ぶ方向に相当する。幅方向Yと高さ方向Zとは、軸方向Xと交差する交差方向に相当する。また、以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられた状態での方向を表すものとする。
電線Wは、例えば、導電性を有する線状の導体部W1と、当該導体部W1の外側を覆う絶縁性の絶縁被覆部W2とを含んで構成される。電線Wは、絶縁被覆部W2で導体部W1を被覆した絶縁電線である。本実施形態の導体部W1は、導電性の金属、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の素線を複数束ねた芯線であるが、複数の素線を撚り合わせた撚り芯線であってもよい。絶縁被覆部W2は、導体部W1の外周側を被覆する電線被覆である。絶縁被覆部W2は、例えば、絶縁性の樹脂材料(PPやPVC、架橋PE等。耐摩耗性や耐薬品性、耐熱性等に配慮して適宜選定される。)等を押出成形することによって形成される。電線Wは、少なくとも導体部W1の一方の端末において、絶縁被覆部W2が剥ぎ取られており、当該導体部W1の一方の端末が絶縁被覆部W2の端末W2aから露出しており、当該露出している導体部W1の端末に圧着端子1が圧着される。ここでは、電線Wは、線状に延びる延在方向に対してほぼ同じ径で延びるように形成され、導体部W1の断面形状(延在方向と交差する方向の断面形状)が略円形状、絶縁被覆部W2の断面形状が略円環形状となっており、全体として略円形状の断面形状となっている。
圧着端子1は、電気接続部2と、連結部3と、電線圧着部4とを備える。電気接続部2と連結部3と電線圧着部4とは、全体が一体で導電性の金属、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等によって構成されると共にすずメッキ等が施されることで、端子金具5を構成する。圧着端子1は、例えば、電気接続部2、連結部3、電線圧着部4等の各部に対応した形状に打ち抜かれた一枚の板金をプレス及び折り曲げ成形することにより各部が立体的に一体で形成される。圧着端子1は、軸方向Xに沿って一方側から他方側に向かって、電気接続部2、連結部3、電線圧着部4の順で並んで相互に連結される。
電気接続部2は、導電性部材と電気的に接続される部分である。本実施形態の導電性部材は、例えば、相手側端子(不図示)である。すなわちここでは、本実施形態の電気接続部2は、相手側端子に対して電気的に接続される端子接続部として構成される。電気接続部2は、雄型の端子形状であってもよいし、雌型の端子形状であってもよい。本実施形態の電気接続部2は、雌型の端子形状として図示しており、雄型の端子形状の相手側端子と電気的に接続される。なお、導電性部材は、相手側端子でなくてもよく、例えば、アース部材等の種々の導電性の部材であってもよい。つまり、電気接続部2は、相手側端子に対して電気的に接続される端子接続部を構成しなくてもよく、例えば、アース部材等に締結されるいわゆる丸形端子(LA端子)形状であってもよい。
連結部3は、電気接続部2と電線圧着部4との間に介在し、当該電気接続部2と当該電線圧着部4とを連結する部分である。圧着端子1は、電気接続部2と電線圧着部4とが連結部3を介して電気的に接続され、当該電線圧着部4を介して電気接続部2と電線Wの導体部W1とが電気的に接続され導通される。
電線圧着部4は、圧着端子1と電線Wの端末とを電気的に接続する部分である。電線圧着部4は、電線Wの端末に加締められ圧着される。電線圧着部4は、基部41、及び、二組の一対のバレル片42、43、44、45を含んで構成される。電線圧着部4は、基部41と二組の一対のバレル片42、43、44、45とによって電線Wに対して加締められ圧着される。
より詳細には、電線圧着部4は、基部41、及び、二組の一対のバレル片42、43、44、45によって、導体圧着部46、中間部47、及び、被覆圧着部48が構成される。言い換えれば、電線圧着部4は、基部41、及び、二組の一対のバレル片42、43、44、45によって構成される導体圧着部46、中間部47、及び、被覆圧着部48を含んで構成される。
導体圧着部46は、基部41の一部、及び、一対のバレル片42、43によって構成される。中間部47は、基部41の一部によって構成される。被覆圧着部48は、基部41の一部、及び、一対のバレル片44、45によって構成される。電線圧着部4は、軸方向Xに沿って電気接続部2側から反対側に向かって、導体圧着部46、中間部47、被覆圧着部48の順で並んで相互に連結される。そして、電線圧着部4は、中間部47を介して一対のバレル片42、43と一対のバレル片44、45とが分断されたいわゆる別体バレル型の圧着部を構成する。
具体的には、基部41は、軸方向Xに沿って延在し、圧着端子1の圧着前の状態において、略U字状に形成された電線圧着部4の底壁となる部分である。基部41は、板厚方向が高さ方向Zに沿う板状に形成される。基部41は、圧着加工の際に電線Wの端部が載置される。基部41は、軸方向Xの一方側に連結部3を介して電気接続部2が連結される。基部41は、中間部47を含む各部において幅方向Yの両端部が高さ方向Zに沿って立ち上がっている。なお、基部41は、圧着加工前の状態において軸方向Xの他方側にキャリアが連結されており、例えば、圧着加工時にキャリアから切断される。
一対のバレル片42、43は、基部41の一部と共に導体圧着部46を構成する部分である。導体圧着部46は、電線Wの導体部W1に対して加締められ圧着されることで、当該導体部W1と電気的に接続される部分である。導体圧着部46は、電線圧着部4において軸方向Xの一端側、ここでは、電気接続部2側に設けられる。
一対のバレル片42、43は、当該導体圧着部46において基部41から幅方向Yの両側にそれぞれ帯状に延びて形成され、基部41との間に電線Wの導体部W1を包んで加締められ圧着される部分である。一対のバレル片42、43は、圧着加工前の状態において、U字状に形成された電線圧着部4の側壁となる部分である。バレル片42は、基部41から幅方向Yの一方側に延びる。バレル片43は、基部41から幅方向Yの他方側に延びる。一対のバレル片42、43は、電線Wの導体部W1に対して加締められ圧着される前の状態(図2参照)では、基部41に対して曲げ加工が施され当該基部41とあわせて略U字状に成形されている。
本実施形態の一対のバレル片42、43は、導体部W1に対して巻き付けられて加締められ、圧着された状態で、先端側が互いに重なり合わない(オーバーラップしない)ように基部41側の根元から先端までの長さが設定されている。導体圧着部46は、基部41と一対のバレル片42、43とによって、一対のバレル片42、43の間に配置された導体部W1の外側を包んで導体部W1に対して加締められ圧着される。
本実施形態の一対のバレル片42、43は、例えば、いわゆるBクリンプと称する加締め圧着がなされるものとして図示しているがこれに限らない。導体圧着部46は、Bクリンプでは、基部41と一対のバレル片42、43とによって導体部W1の全周を包んで圧着された状態で、一対のバレル片42、43のそれぞれが基部41側に向けて折り曲げられた状態とされる。そして、導体圧着部46は、この状態で当該一対のバレル片42、43の先端がそれぞれ導体部W1に接触して押しつけられるように加締められ圧着される。
なお、導体圧着部46は、基部41、及び、一対のバレル片42、43において導体部W1と接触する部分に、導体部W1との接触面積を増やし接触安定性を向上すると共に凝着強度を向上するためのセレーション等が設けられていてもよい。また、導体圧着部46は、上記の形式に限らず、例えば、いわゆるオーバーラップクリンプと称する加締め圧着がなされてもよい。導体圧着部46は、オーバーラップクリンプでは、一対のバレル片42、43が電線Wに対して巻き付けられて加締められ、圧着された状態で、先端側が互いに重なり合う(オーバーラップする)ように構成される。
一対のバレル片44、45は、基部41の一部と共に被覆圧着部48を構成する部分である。被覆圧着部48は、電線Wの絶縁被覆部W2に対して加締められ圧着されることで、当該絶縁被覆部W2に固定される部分である。被覆圧着部48は、電線圧着部4において軸方向Xの他端側、ここでは、電気接続部2側とは反対側に設けられる。
一対のバレル片44、45は、当該被覆圧着部48において基部41から幅方向Yの両側にそれぞれ帯状に延びて形成され、基部41との間に電線Wの絶縁被覆部W2を包んで加締められ圧着される部分である。一対のバレル片44、45は、圧着加工前の状態において、U字状に形成された電線圧着部4の側壁となる部分である。一方のバレル片44は、基部41から幅方向Yの一方側に延びる。他方のバレル片45は、基部41から幅方向Yの他方側に延びる。一対のバレル片44、45は、電線Wの絶縁被覆部W2に対して加締められ圧着される前の状態(図2参照)では、基部41に対して曲げ加工が施され当該基部41とあわせて略U字状に成形されている。
本実施形態の一対のバレル片44、45は、絶縁被覆部W2に対して巻き付けられて加締められ、圧着された状態で、先端側が互いに重なり合う(オーバーラップする)ように基部41側の根元から先端までの長さが設定されている。被覆圧着部48は、基部41と一対のバレル片44、45とによって、一対のバレル片44、45の間に配置された絶縁被覆部W2の外側を包んで絶縁被覆部W2に対して加締められ圧着される。
本実施形態の一対のバレル片44、45は、例えば、いわゆるオーバーラップクリンプと称する加締め圧着がなされる。被覆圧着部48は、オーバーラップクリンプでは、基部41と一対のバレル片44、45とによって絶縁被覆部W2の全周を包んで圧着された状態で、先端側が互いに重なり合う(オーバーラップする)状態とされる。
なお、被覆圧着部48は、上記の形式に限らず、例えば、いわゆるラウンドクリンプと称する加締め圧着がなされてもよい。被覆圧着部48は、ラウンドクリンプでは、基部41と一対のバレル片44、45とによって絶縁被覆部W2を包んで圧着された状態で、一対のバレル片44、45の先端が互いに対向して当接するような位置関係で加締められ圧着される。
ここでは、電線圧着部4は、軸方向Xに対して当該被覆圧着部48と導体圧着部46との間に中間部47が介在する。中間部47は、導体圧着部46と被覆圧着部48との間に介在し、当該導体圧着部46と当該被覆圧着部48とを連結する部分である。中間部47は、基部の両端部が高さ方向Zに沿って立ち上がって立ち上がり端部を形成する。そして、中間部47は、導体部W1の中間露出部W1aが圧着端子1から露出する部分を構成する。
防食止水部10は、防食材(第1硬化樹脂11a、第2硬化樹脂12a(図14等参照))が硬化されることで形成され、端子付き電線100の各部を止水するものである。ここでは、防食止水部10は、後述する図14に示すように、第1防食止水部11、及び、第2防食止水部12を含んで構成される。
第1防食止水部11は、第1の防食材としての第1硬化樹脂11aが圧着端子1の内側の所定の部位に施され硬化されることで当該圧着端子1の内側の所定の部位を止水する部分である。第2防食止水部12は、第2の防食材としての第2硬化樹脂12aが圧着端子1の外側の所定の部位に施され硬化されることで当該圧着端子1の外側の所定の部位を止水する部分である。
本実施形態において、第1防食止水部11を構成する第1硬化樹脂11aは、大気中の水分と反応して硬化する湿気硬化性樹脂である。湿気硬化性樹脂としては、例えば、シアノアクリレート系の樹脂やウレタン系の樹脂を用いることができるがこれに限らない。第1硬化樹脂11aは、後述する硬化装置M7にはよらずに、大気雰囲気下で成り行きで硬化を進行させることができ、例えば、後述するような半硬化状態を容易に創出することができる。
一方、本実施形態において、第2防食止水部12を構成する第2硬化樹脂12aは、第1硬化樹脂11aとは異なる種類の硬化樹脂であって後述する硬化装置M7によって硬化される樹脂である。ここでは、第2硬化樹脂12aは、一例として、硬化装置M7によって露光することで硬化する樹脂であり、例えば、紫外線を照射することで硬化するUV(Ultraviolet、紫外線)硬化型樹脂を用いることができる。UV硬化型樹脂としては、例えば、ウレタンアクリレート系の樹脂を用いることができるがこれに限らない。第2硬化樹脂12aは、硬化装置M7を用いて積極的に硬化を行うことで、第1硬化樹脂11aと比較して、完全硬化までに要する期間を短縮することができる。
そして、本実施形態の端子付き電線100の製造方法(端子付き電線製造方法)においては、これら第1硬化樹脂11a、第2硬化樹脂12aの特徴を好適に組み合わせることで、止水性能を適正に確保した端子付き電線100の製造を実現している。第1硬化樹脂11aは、典型的には、後述する圧着工程(ステップST4)の前の第1硬化樹脂塗布工程(ステップST2)で、所定の部位に塗布される。一方、第2硬化樹脂12aは、典型的には、後述する圧着工程(ステップST4)の後の第2硬化樹脂塗布工程(ステップST6)で、所定の部位に塗布される。
以下、図3乃至図15を参照して、上記のように構成される端子付き電線100の製造方法について説明する。以下の説明では、図3のフローチャートを基に説明しつつ、適宜他図を参照する。以下で説明する端子付き電線100の製造方法は、作業員が種々の装置、機器、治具等を用いて手作業で行ってもよいし、種々の製造装置によって自動で行われるものであってもよい。
本実施形態の端子付き電線100の製造方法は、図4に示す端子付き電線製造装置としての製造装置Mによって自動で行われるものとして説明する。製造装置Mは、皮剥き装置M1と、端子供給装置M2と、第1塗布装置M3と、圧着装置M4と、端子切断装置M5と、第2塗布装置M6と、硬化装置M7と、制御装置M8とを備える。端子供給装置M2と圧着装置M4と端子切断装置M5とは、例えば、一体で構成されることでこの技術分野においてアプリケータと称される場合がある。また、皮剥き装置M1、第1塗布装置M3、第2塗布装置M6、硬化装置M7、制御装置M8等は、このアプリケータに組み込まれて構成されてもよい。
皮剥き装置M1は、電線Wの一方の端末において絶縁被覆部W2を剥ぎ取り、当該導体部W1の一方の端末を絶縁被覆部W2の端末W2a(図6等参照)から露出させる自動ストリップ装置である。この皮剥き装置M1は、皮剥き工程(ステップST1)を行うものである。
端子供給装置M2は、リール状に巻き取られている端子連鎖体の外周側における先頭の圧着端子1を引き出して順次下流側の装置(ここでは第1塗布装置M3等)に供給していく供給装置である。ここで、端子連鎖体は、プレス工程や折り曲げ工程によって各部の形状が形成された圧着加工前の複数の圧着端子1をキャリア等を介して連結したものであり、リール状に巻き取られた状態で端子供給装置M2に設けられる。
第1塗布装置M3は、ピストンの往復動等によって定量の第1硬化樹脂11aをディスペンサ等のノズルM3a(図5等参照)に向けて間欠的に圧送する装置である。そして、第1塗布装置M3は、ノズルM3aに圧送された第1硬化樹脂11aの液滴を当該ノズルM3aから間欠的に射出し塗布する。第1塗布装置M3は、後述する塗布対象部位11b(図5等参照)に対してノズルM3aを軸方向X、及び、幅方向Yに沿って相対移動可能であり、この構成により、任意の位置の塗布対象部位11bに第1硬化樹脂11aを塗布することができる。この第1塗布装置M3は、第1硬化樹脂塗布工程(ステップST2)を行うものである。
圧着装置M4は、いわゆる下型としてのアンビル、上型としてのクリンパと呼ばれる圧着型を用いて、導体圧着部46を導体部W1に圧着し被覆圧着部48を絶縁被覆部W2に圧着する装置である。この圧着装置M4は、圧着工程(ステップST4)を行うものである。
端子切断装置M5は、圧着後の圧着端子1を端子連鎖体からの切り離す装置である。この端子切断装置M5は、切断工程(ステップST5)を行うものである。端子切断装置M5は、圧着装置M4による圧着端子1の圧着(圧着工程)の進行と同時に圧着端子1の端子連鎖体からの切り離し(切断工程)を行うようにしてもよい。
第2塗布装置M6は、第1塗布装置M3と同様に、ピストンの往復動等によって定量の第2硬化樹脂12aをディスペンサ等のノズルM6a(図12等参照)に向けて間欠的に圧送する装置である。そして、第2塗布装置M6は、ノズルM6aに圧送された第2硬化樹脂12aの液滴を当該ノズルM6aから間欠的に射出し塗布する。第2塗布装置M6は、後述する塗布対象部位12b(図12等参照)に対してノズルM6aを軸方向X、及び、幅方向Yに沿って相対移動可能であり、この構成により、任意の位置の塗布対象部位12bに第2硬化樹脂12aを塗布することができる。この第2塗布装置M6は、第2硬化樹脂塗布工程(ステップST6)を行うものである。
硬化装置M7は、第2硬化樹脂12aを硬化させる装置である。本実施形態の硬化装置M7は、光源M7a(図13等参照)から第2硬化樹脂12aに対して光を照射し硬化させる装置である。光源M7aは、UV-LED(Light Emitting Diode)を用いることができる。光源M7aとして用いられるUV-LEDは、UV硬化型樹脂である第2硬化樹脂12aを硬化させるための紫外線を照射可能な発光素子である。この硬化装置M7は、第2硬化樹脂硬化工程(ステップST7)を行うものである。
制御装置M8は、種々の演算処理を実行し、製造装置Mの各部を統括的に制御する部分である。制御装置M8は、CPU(Central Processing Unit)等の中央演算処理装置、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。制御装置M8は、皮剥き装置M1、端子供給装置M2、第1塗布装置M3、圧着装置M4、端子切断装置M5、第2塗布装置M6、硬化装置M7を制御し、皮剥き工程(ステップST1)、第1硬化樹脂塗布工程(ステップST2)、第1硬化樹脂半硬化工程(ステップST3)、圧着工程(ステップST4)、切断工程(ステップST5)、第2硬化樹脂塗布工程(ステップST6)、第2硬化樹脂硬化工程(ステップST7)等の各工程を実行させる。ここでは、制御装置M8は、第1塗布装置M3によって第1硬化樹脂11aを塗布した後、圧着装置M4によって圧着端子1を電線Wに圧着し、第2塗布装置M6によって第2硬化樹脂12aを塗布し、硬化装置M7によって第2硬化樹脂12aを硬化させる処理を実行する。以下、各工程について詳細に説明する。
まず、制御装置M8は、皮剥き工程として、皮剥き装置M1を制御し、皮剥き処理を実行する(ステップST1)。皮剥き処理とは、皮剥き装置M1を制御し、電線Wの一方の端末において絶縁被覆部W2を剥ぎ取り、当該導体部W1の一方の端末を絶縁被覆部W2の端末W2a(図11等参照)から露出させる処理である。絶縁被覆部W2の端末W2aから導体部W1が露出した電線Wは、搬送装置等によって順次下流側の装置に搬送される。そして、制御装置M8は、端子供給装置M2を制御し、端子連鎖体の外周側における先頭の圧着端子1を引き出して順次下流側の装置に供給していく処理を実行しながら、後段の工程を実行していく。
次に、制御装置M8は、皮剥き工程(ステップST1)の後に、図5に示すように、第1硬化樹脂塗布工程として、第1塗布装置M3を制御し、第1硬化樹脂塗布処理を実行する(ステップST2)。第1硬化樹脂塗布処理とは、第1塗布装置M3を制御し、圧着端子1を電線Wに圧着する前に、所定の部位に第1硬化樹脂11aを塗布する処理である。本実施形態の制御装置M8は、第1硬化樹脂塗布工程(第1硬化樹脂塗布処理)では、ノズルM3aから第1硬化樹脂11aの液滴を間欠的に射出し、電線Wにおいて図11に示す隙間空間部6を形成する部位に対して第1硬化樹脂11aを塗布する。
ここで、隙間空間部6は、図11に示すように、圧着端子1が電線Wに圧着された状態で圧着端子1と導体部W1と絶縁被覆部W2の端末W2aとによって囲まれた空間部である。電線Wは、圧着端子1が圧着された状態では絶縁被覆部W2の端末W2aが導体圧着部46と被覆圧着部48との間、すなわち、中間部47に位置する。隙間空間部6は、圧着端子1の内側において、絶縁被覆部W2の当該端末W2aの肉厚に応じた段差に起因して、圧着端子1の基部41の内側面と導体部W1の外面との間に形成される隙間である。隙間空間部6は、絶縁被覆部W2の端末W2aの肉厚に応じて生じる段差に沿って略円弧状の隙間として形成される。
第1塗布装置M3は、第1硬化樹脂塗布工程(ステップST2)では、圧着端子1の圧着後の電線Wにおいて上記隙間空間部6を形成する部位に対して、圧着端子1の圧着前に第1硬化樹脂11aを塗布する。つまり、第1塗布装置M3は、圧着端子1の圧着前の電線Wにおいて、圧着後に隙間空間部6を形成することとなる部位を塗布対象部位(第1塗布対象部位)11bとし、当該塗布対象部位11bに対して第1硬化樹脂11aを塗布する。言い換えれば、塗布対象部位11bは、上述した第1防食止水部11(図14参照)を設ける部位である。塗布対象部位11bは、例えば、図6に示すように、電線Wの導体部W1において、軸方向Xに対して端末W2aと隣接し、かつ、高さ方向Zに対して圧着端子1の圧着後に基部41側に位置する部位である。また、塗布対象部位11bは、例えば、図7に示すように、電線Wにおいて、軸方向Xに対して端末W2aを挟んで導体部W1と絶縁被覆部W2とに跨り、かつ、高さ方向Zに対して圧着端子1の圧着後に基部41側に位置する部位としてもよい。さらに、塗布対象部位11bは、例えば、図8に示すように、電線Wの導体部W1において、軸方向Xに対して端末W2aと隣接し、かつ、周方向に沿って全周に渡る部位を含め、絶縁被覆部W2の端末W2aから露出する導体部W1の全体としてもよい。第1塗布装置M3は、例えば、図5に示すように、高さ方向Zにおいて、圧着端子1の圧着後に基部41が位置する側にノズルM3aを位置させ、当該ノズルM3aから塗布対象部位11bに対して第1硬化樹脂11aの液滴を射出し塗布する。なお、第1塗布装置M3は、例えば、図9に示すように、高さ方向Zにおいて、圧着端子1の圧着後に基部41が位置する側とは反対側にノズルM3aを位置させて第1硬化樹脂11aの液滴を塗布してもよい。この場合、第1塗布装置M3は、当該ノズルM3aから塗布対象部位11bに対して第1硬化樹脂11aの液滴を射出し塗布した後、電線Wを軸方向X周りに180°回転させればよい。
次に、制御装置M8は、第1硬化樹脂塗布工程(ステップST2)の後に、第1硬化樹脂半硬化工程として、半硬化処理を実行する(ステップST3)。半硬化処理とは、大気中の水分によって、第1硬化樹脂11aを半硬化状態とする処理である。第1硬化樹脂11aの半硬化状態とは、図10に示すように、当該第1硬化樹脂11aにおいて、表面11aaが硬化し内部11abが硬化していない状態である。
第1硬化樹脂11aは、上述したように、湿気硬化性樹脂であり、大気中の水分と化学反応して硬化するものである。つまり、第1硬化樹脂11aは、典型的には、大気(外気)に触れることで、表面11aa側から徐々に硬化するため、内部11abまで完全に硬化するまでには所定の期間を要することとなる。このことにより、第1硬化樹脂11aは、大気雰囲気下で、予め設定された半硬化期間に応じて成り行きで硬化を進行させることで、上記のような半硬化状態を容易に創出することができる。
第1硬化樹脂11aは、この半硬化状態においては、表面11aaのみが硬化した状態となることで、典型的には、外力が作用しない限り流動しない状態となる。この結果、第1硬化樹脂11aは、第1硬化樹脂塗布工程(ステップST2)の直後に第1硬化樹脂半硬化工程(ステップST3)を経て半硬化状態とされることで、電線Wにおいて隙間空間部6を形成することとなる塗布対象部位11bに塗布された状態で確実に保持される。
本実施形態の第1硬化樹脂半硬化工程(ステップST3)は、硬化装置M7を用いずに、第1硬化樹脂11aが塗布された電線Wを大気雰囲気下に曝すことで行われる。ここでは、第1硬化樹脂半硬化工程(ステップST3)は、当該第1硬化樹脂11aが塗布された電線Wを、第1硬化樹脂塗布工程(ステップST2)において第1硬化樹脂11aを電線Wに塗布する第1塗布装置M3から、圧着工程(ステップST4)において圧着端子1を電線Wに圧着する圧着装置M4まで搬送する間に行われる。言い換えれば、制御装置M8は、各部を制御し、第1塗布装置M3によって電線Wに第1硬化樹脂11aが塗布された時点から、圧着装置M4のアンビル上にセットされた圧着端子1上に当該電線Wが到達する時点までの期間が、第1硬化樹脂11aを半硬化状態とするために要する半硬化期間と同等の期間となるように調節することで、第1硬化樹脂半硬化工程(半硬化処理)を実現する。
次に、制御装置M8は、第1硬化樹脂半硬化工程(ステップST3)の後に、圧着工程として、圧着装置M4を制御し、圧着処理を実行する(ステップST4)。圧着処理とは、圧着装置M4を制御し、圧着端子1の導体圧着部46を導体部W1に圧着し被覆圧着部48を絶縁被覆部W2に圧着する処理である。圧着装置M4は、圧着工程(ステップST4)では、アンビル、クリンパを用いて圧着端子1の電線圧着部4を変形させながら、圧着端子1を電線Wに加締め圧着する。より詳細には、圧着装置M4は、アンビルの載置面上に電線圧着部4の基部41が載置された状態で二組の一対のバレル片42、43、44、45の間に皮剥きされた電線Wを載置する。圧着装置M4は、導体部W1が導体圧着部46のバレル片42、43の間に位置し絶縁被覆部W2が被覆圧着部48のバレル片44、45の間に位置し端末W2aが導体圧着部46と被覆圧着部48との間に位置するように基部41上に電線Wを載置する。そして、圧着装置M4は、アンビルと高さ方向Zに対向する位置に配置されたクリンパが高さ方向Zに沿って当該アンビル側に相対的に接近しながら、二組の一対のバレル片42、43、44、45をそれぞれ基部41側に押圧し徐々に内側に倒し変形させる。これにより、圧着装置M4は、導体圧着部46において基部41と一対のバレル片42、43との間に導体部W1を包み込んで加締め、当該一対のバレル片42、43を導体部W1に圧着する。同様に、圧着装置M4は、被覆圧着部48において基部41と一対のバレル片44、45との間に絶縁被覆部W2を包み込んで加締め、当該一対のバレル片44、45を絶縁被覆部W2に圧着する。圧着端子1は、図11に示すように、導体圧着部46が導体部W1に圧着され被覆圧着部48が絶縁被覆部W2に圧着された状態で導体圧着部46と導体部W1とが直接的に接触、凝着し導通する。
ここで、電線Wは、圧着工程(ステップST4)の前段の第1硬化樹脂塗布工程(ステップST2)で当該電線Wの塗布対象部位11bに第1硬化樹脂11aが塗布され、第1硬化樹脂半硬化工程(ステップST3)で当該第1硬化樹脂11aが半硬化状態とされている。これにより、第1硬化樹脂11aは、上記で説明したように、塗布対象部位11bに塗布された状態で確実に保持されている。このため、圧着端子1は、この状態で電線Wに圧着されることで、当該塗布対象部位11bに保持されていた当該第1硬化樹脂11aが隙間空間部6に確実に充填された状態となる。
次に、制御装置M8は、圧着工程(ステップST4)の後に、あるいは、圧着工程(ステップST4)と並行して、切断工程として、端子切断装置M5を制御し、切断処理を実行する(ステップST5)。切断処理とは、端子切断装置M5を制御し、電線Wに圧着された圧着端子1を端子連鎖体から切り離す処理である。
次に、制御装置M8は、切断工程(ステップST5)の後に、図12に示すように、第2硬化樹脂塗布工程として、第2塗布装置M6を制御し、第2硬化樹脂塗布処理を実行する(ステップST6)。第2硬化樹脂塗布処理とは、第2塗布装置M6を制御し、圧着端子1を電線Wに圧着した後に、所定の部位に第2硬化樹脂12aを塗布する処理である。本実施形態の制御装置M8は、第2硬化樹脂塗布工程(第2硬化樹脂塗布処理)では、ノズルM6aから第2硬化樹脂12aの液滴を間欠的に射出し、図12に示す塗布対象部位(第2塗布対象部位)12bに対して第2硬化樹脂12aを塗布する。言い換えれば、塗布対象部位12bは、上述した第2防食止水部12(図14参照)を設ける部位である。塗布対象部位12bは、図12に示すように、圧着端子1から露出している導体部W1、導体圧着部46、及び、絶縁被覆部W2に渡って、これら導体部W1、導体圧着部46、及び、絶縁被覆部W2を覆う部位である。
第2塗布装置M6は、例えば、図12に示すように、高さ方向Zにおいて、基部41が位置する側とは反対側にノズルM6aを位置させ、当該ノズルM6aから塗布対象部位12bに対して第2硬化樹脂12aの液滴を射出し塗布する。塗布対象部位12bに塗布された第2硬化樹脂12aは、塗布対象部位12bにおいて被膜を構成し、すなわち、圧着端子1から露出している導体部W1、導体圧着部46、及び、絶縁被覆部W2に渡ってこれらを一体で覆う。
より詳細には、第2硬化樹脂12aは、導体部W1の先端W1b、導体圧着部46の一部、導体部W1の中間露出部W1a、絶縁被覆部W2の端末W2a、中間部47の一部、及び、被覆圧着部48の一部を一体に覆う。導体部W1の先端W1bは、導体圧着部46から電気接続部2側に向けて露出している部分である。中間露出部W1aは、上述したように導体圧着部46と絶縁被覆部W2の端末W2aとの間で露出している部分である。また、第2硬化樹脂12aは、少なくともバレル片42、43の先端部が向かい合うことで形成される溝部に充填されるように塗布されることが好ましい。さらに、第2硬化樹脂12aは、導体部W1の内方の素線間の間隙にも浸透する。
次に、制御装置M8は、第2硬化樹脂塗布工程(ステップST6)の後に、図13に示すように、第2硬化樹脂硬化工程として、硬化装置M7を制御し、樹脂硬化処理を実行し(ステップST7)、端子付き電線100の製造方法を終了する。樹脂硬化処理とは、硬化装置M7を制御し、当該硬化装置M7によって、第2硬化樹脂12aを硬化させる処理である。本実施形態の第2硬化樹脂硬化工程(ステップST7)は、硬化装置M7によって第2硬化樹脂12aに対して光を照射することで行われる。本実施形態の硬化装置M7は、第2硬化樹脂硬化工程(ステップST7)では、第2硬化樹脂塗布工程(ステップST6)の後に、第2硬化樹脂12aに対して光を照射し硬化させる。硬化装置M7は、例えば、図13に示すように、高さ方向Zにおいて、基部41が位置する側とは反対側に光源M7aを位置させ、当該光源M7aから第2硬化樹脂12aに対して紫外線を照射する。光源M7aから照射された紫外線は、導体部W1の素線の表面で乱反射し、導体部W1の内部に浸透した第2硬化樹脂12aまで届きこれらを硬化させる。第2硬化樹脂12aは、光源M7aから紫外線を照射されることで硬化しその形状を保持する。
図14に示すように、第1硬化樹脂11aは、圧着端子1の圧着前に塗布対象部位11bに塗布され半硬化状態とされた後に圧着端子1が圧着されることで、当該圧着端子1の内側の隙間空間部6内に充填され硬化されて第1防食止水部11を形成する。これにより、第1防食止水部11は、端子付き電線100において、圧着端子1の内側の隙間空間部6内で確実に止水することができる。また、第1硬化樹脂11aは、図15に示すように、導体部W1の内方の素線間の間隙にも浸透、硬化し、これらの間に介在することで、素線間を介した水等の吸い上がりを抑制することができる。
一方、第2硬化樹脂12aは、圧着端子1から露出している導体部W1、導体圧着部46、及び、絶縁被覆部W2に渡ってこれらを一体で覆った状態で紫外線が照射されることで、圧着端子1の外側で硬化され第2防食止水部12を形成する。これにより、第2防食止水部12は、端子付き電線100において、導体部W1の先端W1b、導体圧着部46の一部、導体部W1の中間露出部W1a、絶縁被覆部W2の端末W2a、中間部47の一部、及び、被覆圧着部48の一部を覆って一体で確実に止水することができる。言い換えれば、第2防食止水部12は、導体部W1の露出部分を外部空間から遮断し確実に止水することができる。
以上で説明した端子付き電線100の製造方法では、圧着端子1を電線Wに圧着する前に、電線Wにおいて隙間空間部6を形成することとなる塗布対象部位11bに第1硬化樹脂11aを塗布する。隙間空間部6は、圧着端子1と導体部W1と絶縁被覆部W2の端末W2aとによって囲まれた空間部である。そして、第1硬化樹脂11aは、圧着端子1を電線Wに圧着する前に、大気中の水分によって、表面が硬化し内部が硬化していない半硬化状態とされることで、上記隙間空間部6を形成することとなる部位に確実に留まり保持される。このとき、この製造方法では、大気雰囲気下で成り行きで第1硬化樹脂11aの硬化を進行させ、半硬化状態とすることができるので、第1硬化樹脂11aを硬化させるための設備を設けることなく、容易に第1硬化樹脂11aの半硬化状態を実現することができる。
その後、この製造方法では、導体圧着部46、被覆圧着部48を導体部W1、絶縁被覆部W2に圧着する。そして、この製造方法では、圧着端子1から露出している導体部W1、導体圧着部46、及び、絶縁被覆部W2等に渡って第2硬化樹脂12aを塗布しこれらを当該第2硬化樹脂12aによって覆う。そして、この製造方法では、硬化装置M7によって、第2硬化樹脂12aを硬化させる。このため、この製造方法では、第2硬化樹脂12aについては硬化装置M7を用いて積極的に硬化を行うことで、第1硬化樹脂11aと比較して、完全硬化までに要する期間を短縮することができる。これにより、この製造方法では、製造工程を短縮化することができ、効率的に端子付き電線100を製造することができる。
この結果、この製造方法では、圧着端子1の圧着後では外部側から第1硬化樹脂11aを充填し難い隙間空間部6に確実に当該第1硬化樹脂11aを充填し硬化させ止水した上で、硬化した第2硬化樹脂12aによって導体部W1の露出部分を止水することができる。言い換えれば、この製造方法では、圧着端子1を電線Wに圧着する前に電線Wに塗布された第1硬化樹脂11aによって、圧着端子1の圧着後に形成される隙間空間部6に確実に第1防食止水部11を形成し止水することができる。その上で、この製造方法では、圧着端子1の圧着後に導体部W1の露出部分に塗布された第2硬化樹脂12aによって、当該導体部W1の露出部分に確実に第2防食止水部12を形成し止水することができる。
上記のように、この製造方法では、導体部W1周りを確実に止水し水分等が当該導体部W1側に向けて導体部W1と圧着端子1との間に浸入することを確実に規制することができ、止水性能を適正に確保した端子付き電線100を製造することができる。この結果、この製造方法によって製造された端子付き電線100は、止水性能を適正に確保することができ、適正な防食性能を確保することができる。例えば、端子付き電線100は、導体部W1の材料がアルミニウム、圧着端子1の材料が銅である場合、両者の間に水が浸入するとイオン化傾向の違いによって導体部W1が腐食(ガルバニック腐食)してしまうおそれがある。これに対して、端子付き電線100は、上記のように水の浸入が規制されることで、当該腐食の発生を抑制することができる。
また、この製造方法では、圧着端子1の圧着後に隙間空間部6を形成することとなる部位のうち、電線W側の塗布対象部位11bに第1硬化樹脂11aを塗布する。これにより、この製造方法では、止水の対象となる電線Wの導体部W1近傍の塗布対象部位11bに直接的に正確に第1硬化樹脂11aを塗布することができる。この点でも、この製造方法では、導体部W1周りを確実に止水し、止水性能を適正に確保した端子付き電線100を製造することができる。
さらに、以上で説明した製造方法では、第1硬化樹脂11aが塗布された電線Wを、第1塗布装置M3から圧着装置M4まで搬送する間に第1硬化樹脂半硬化工程(ステップST4)が行われる。この結果、この製造方法では、製造工程をより短縮化することができ、製造効率を向上した上で、上記のように止水性能を適正に確保した端子付き電線100を製造することができる。
さらに、以上で説明した製造方法では、第1硬化樹脂11aが塗布された電線を大気雰囲気下に曝すことで第1硬化樹脂半硬化工程(ステップST4)が行われ、硬化装置M7によって第2硬化樹脂12aに対して光を照射することで第2硬化樹脂塗布工程(ステップST6)が行われる。したがって、この製造方法では、上記のように第1硬化樹脂半硬化工程(ステップST4)において、第1硬化樹脂11aを硬化させるための設備を用いることなく第1硬化樹脂11aを半硬化状態とすることができる。一方、この製造方法では、第2硬化樹脂塗布工程(ステップST6)においては、第2硬化樹脂12aを完全硬化までに要する期間を適正に短縮することができる。この結果、この製造方法では、適正な製造効率を確保した上で、上記のように止水性能を適正に確保した端子付き電線100を製造することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る端子付き電線製造方法、及び、端子付き電線は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、第2硬化樹脂12aは、UV硬化型樹脂であるものとして説明したがこれに限らない。第2硬化樹脂12aは、例えば、熱を加えることで硬化する熱硬化型樹脂であってもよい。この場合、第2硬化樹脂硬化工程(ステップST7)は、硬化装置M7によって第2硬化樹脂12aに対して熱を加えることで行われることとなる。
本実施形態に係る端子付き電線製造方法、及び、端子付き電線は、以上で説明した実施形態、変形例の構成要素を適宜組み合わせることで構成してもよい。
1 圧着端子
2 電気接続部
3 連結部
4 電線圧着部
5 端子金具
6 隙間空間部
10 防食止水部
11 第1防食止水部
11a 第1硬化樹脂
11b 塗布対象部位
11aa 表面
11ab 内部
12 第2防食止水部
12a 第2硬化樹脂
12b 塗布対象部位
41 基部
42、43、44、45 バレル片
46 導体圧着部
47 中間部
48 被覆圧着部
100 端子付き電線
M 製造装置
M1 皮剥き装置
M2 端子供給装置
M3 第1塗布装置
M3a ノズル
M4 圧着装置
M5 端子切断装置
M6 第2塗布装置
M6a ノズル
M7 硬化装置
M7a 光源
M8 制御装置
W 電線
W1 導体部
W1a 中間露出部
W1b 先端
W2 絶縁被覆部
W2a 端末
X 軸方向
Y 幅方向
Z 高さ方向

Claims (4)

  1. 絶縁性を有する絶縁被覆部で導電性を有する導体部を被覆した電線の前記絶縁被覆部の端末から露出する前記導体部に対して圧着される導体圧着部、及び、前記絶縁被覆部に対して圧着される被覆圧着部を含む圧着端子を前記電線に圧着する前に、前記電線において、前記圧着端子が前記電線に圧着された状態で前記圧着端子と前記導体部と前記絶縁被覆部の端末とによって囲まれた隙間空間部を形成する部位に対して、大気中の水分と反応して硬化する第1硬化樹脂を塗布する第1硬化樹脂塗布工程と、
    前記第1硬化樹脂塗布工程の後に、大気中の水分によって、前記第1硬化樹脂を、表面が硬化し内部が硬化していない半硬化状態とする第1硬化樹脂半硬化工程と、
    前記第1硬化樹脂半硬化工程の後に、前記導体圧着部を前記導体部に圧着し前記被覆圧着部を前記絶縁被覆部に圧着する圧着工程と、
    前記圧着工程の後に、前記圧着端子から露出している前記導体部に対して、前記第1硬化樹脂とは異なる種類の硬化樹脂であって硬化装置によって硬化される第2硬化樹脂を塗布し当該第2硬化樹脂によって前記導体部を覆う第2硬化樹脂塗布工程と、
    前記第2硬化樹脂塗布工程の後に、前記硬化装置によって、前記第2硬化樹脂を硬化させる第2硬化樹脂硬化工程とを含むことを特徴とする、
    端子付き電線製造方法。
  2. 前記第1硬化樹脂半硬化工程は、当該第1硬化樹脂が塗布された前記電線を、前記第1硬化樹脂塗布工程において前記第1硬化樹脂を前記電線に塗布する塗布装置から、前記圧着工程において前記圧着端子を前記電線に圧着する圧着装置まで搬送する間に行われる、
    請求項1に記載の端子付き電線製造方法。
  3. 前記第2硬化樹脂は、前記硬化装置によって露光することで硬化するものであり、
    前記第1硬化樹脂半硬化工程は、前記第1硬化樹脂が塗布された前記電線を大気雰囲気下に曝すことで行われ、
    前記第2硬化樹脂硬化工程は、前記硬化装置によって前記第2硬化樹脂に対して光を照射することで行われる、
    請求項1又は請求項2に記載の端子付き電線製造方法。
  4. 絶縁性を有する絶縁被覆部で導電性を有する導体部を被覆した電線と、
    前記絶縁被覆部の端末から露出する前記導体部に対して圧着される導体圧着部、及び、前記絶縁被覆部に対して圧着される被覆圧着部を含む圧着端子と、
    大気中の水分と反応して硬化する硬化樹脂であって、前記圧着端子と前記導体部と前記絶縁被覆部の端末とによって囲まれた隙間空間部に充填され硬化された第1硬化樹脂と、
    前記第1硬化樹脂とは異なる種類の硬化樹脂であって、前記圧着端子から露出している前記導体部を覆って硬化された第2硬化樹脂とを備えることを特徴とする、
    端子付き電線。
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