JP2022126906A - ステータ製造装置およびステータ製造方法 - Google Patents

ステータ製造装置およびステータ製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】操作治具と加圧治具との摩耗や損傷を抑制できるステータ製造装置を提供する。【解決手段】ステータ製造装置は、径方向内側へ向けて突出するティースを含む複数の分割コアが、環状に配置されたステータコアと、ティースに巻かれた導線から構成されたコイルと、を有するステータを、製造する装置である。ステータ製造装置は、受け側治具110と摺動治具120とを有する。受け側治具は、複数の分割コアを径方向内側へ押圧可能な複数の加圧部112を有する。摺動治具は、複数の加圧部の外周面に接触しつつ回動可能な複数の第1ローラ121を有する。摺動治具が、中心軸に沿う一方側から、受け側治具が位置する他方側へ移動することによって、複数の第1ローラが、加圧部の外周面に接触しつつ回動するときに、複数の分割コアは、加圧部から径方向内側へ押圧される。【選択図】図6

Description

本発明は、ステータ製造装置およびステータ製造方法に関する。
従来、周方向に環状に並べられた複数の分割コアが結合されることによって形成されたステータコアを有するステータが知られている。このようなステータを製造する製造装置および製造方法については、例えば、特許第5128356号公報に記載されている。
特許第5128356号公報
特許第5128356号公報の製造装置(21)は、筒状の操作治具(22)と、操作治具(22)が外嵌される加圧治具(23)とを備える。加圧治具(23)の内周側には、略環状に配置された加圧前の各分割コア(11)が挿入される。また、加圧治具(23)は、径方向に移動可能な複数の加圧片(52)を有する。各加圧片(52)の外周にはテーパ面(56,57)が形成され、操作治具(22)の内周にはテーパ面(33,41)が形成されている。操作治具(22)が軸方向に移動すると、内周のテーパ面(33,41)が、各加圧片(52)のテーパ面(56,57)を摺動し、各加圧片(52)が径方向内側に移動する。これにより、複数の加圧片(52)の内周側に配置された各分割コア(11)が、周方向に沿って均一に押圧される。この結果、各分割コア(11)を含むステータコア(10)を高精度に環状化することができる。
しかしながら、操作治具(22)のテーパ面(33,41)と各加圧片(52)のテーパ面(56,57)とが繰り返し摺動することによって、これらが摩耗したり、局所的に応力が発生して破損したりする虞がある。
本発明の目的は、操作治具と加圧治具とが摺動する際の接触面積および摺動抵抗を低減することによって、これらの摩耗や損傷を抑制できる技術を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、径方向内側へ向けて突出するティースを含む複数の分割コアが、中心軸を中心として環状に配置されたステータコアと、複数の前記ティースに巻かれた導線から構成されたコイルと、を有するステータを製造する、ステータ製造装置であって、前記複数の分割コアを径方向内側へ押圧可能な複数の加圧部を有する、受け側治具と、前記複数の加圧部の外周面に接触しつつ回動可能な複数の第1ローラを有する、摺動治具と、を有し、前記摺動治具が、前記中心軸に沿う一方側から、前記受け側治具が位置する他方側へ移動することによって、前記複数の第1ローラが、前記加圧部の外周面に接触しつつ回動するときに、前記複数の分割コアは、前記加圧部から径方向内側へ押圧される。
本願の例示的な第2発明は、径方向内側へ向けて突出するティースを含む複数の分割コアが、中心軸を中心として環状に配置されたステータコアと、複数の前記ティースに巻かれた導線から構成されたコイルと、を有するステータを、前記複数の分割コアを径方向内側へ押圧可能な複数の加圧部を有する受け側治具を含むステータ製造装置を用いて製造する、ステータ製造方法であって、a)前記受け側治具の前記複数の加圧部の径方向内側に、前記複数の分割コアを配置する工程と、b)前記複数の分割コアよりも径方向内側から、支持部材によって前記複数の分割コアを径方向外側へ押圧することにより、前記複数の分割コアを、前記加圧部と前記支持部材との径方向の間に挟みつつ仮固定する工程と、c)前記複数の加圧部の外周面に接触可能な複数の第1ローラを有する摺動治具を、前記中心軸に沿う一方側から、前記受け側治具が位置する他方側へ移動させることによって、前記複数の第1ローラをそれぞれ、前記加圧部の外周面に接触しつつ回動させ、これにより、前記複数の加圧部を介して、前記複数の分割コアを径方向内側へ押圧する工程と、d)周方向に隣接する前記複数の第1ローラの間に形成される外側隙間と、周方向に隣接する前記複数の加圧部の間に形成される内側隙間と、を介して、径方向外側から径方向内側へ向けてレーザを照射することによって、前記ステータコアにおける周方向に隣接する前記分割コアの境界を溶接して本固定する工程と、e)前記摺動治具を前記一方側へ移動させて、前記受け側治具から離間させる工程と、f)前記受け側治具から前記ステータを取り外す工程と、を有する。
本願の例示的な第1発明および第2発明によれば、摺動治具は、複数の分割コアを径方向内側へ押圧可能な複数の加圧部の外周面に、複数の第1ローラを介して線接触しつつ、摺動する。これにより、摺動治具と複数の加圧部との接触面積および摺動抵抗を低減することができ、これらの摩耗や損傷を抑制できる。この結果、ステータ製造装置の長寿命化に繋がる。
図1は、モータの概略縦断面図である。 図2は、ステータコアの上面図である。 図3は、ステータ製造装置の斜視図である。 図4は、受け側治具およびステータの斜視図である。 図5は、受け側治具およびステータの部分上面図である。 図6は、受け側治具およびステータと、摺動治具の複数の第1ローラ、複数の第1ローラ支持板部、複数の第1ローラ支持軸部、および複数の矯正部の斜視図である。 図7は、第1ローラ、第1ローラ支持板部、および第1ローラ支持軸部の斜視図である。 図8は、受け側治具およびステータと、摺動治具の複数の第1ローラ、複数の第1ローラ支持板部、複数の第1ローラ支持軸部、および複数の矯正部の上面図である。 図9は、ステータ製造装置を用いてステータを製造する工程を示すフローチャートである。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、本実施形態のステータ製造装置およびステータ製造方法について説明する前に、ステータ製造装置およびステータ製造方法を用いて製造されるステータを備えたモータの構成について、説明する。
なお、本願では、円環筒状のステータの中心を通る中心軸と平行な方向を「軸方向」、ステータの中心軸に直交する方向を「径方向」、ステータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願のステータ製造装置においては、軸方向を上下方向とし、後述する受け側治具に対して摺動治具が離れる方向を上側として、各部の形状または位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係るステータの製造時および使用時の向きを限定する意図はない。すなわち、以下の記載において、「上側」は「(軸方向の)一方側」、「下側」は「(軸方向の)他方側」と言い換えることができる。また、本願において「平行な方向」とは、略平行な方向も含む。また、本願において「直交する方向」とは、略直交する方向も含む。
<1.モータの構成>
図1は、モータ1の概略縦断面図である。モータ1は、中心軸9を中心とする回転運動を出力する装置である。図1に示すとおり、モータ1は、ステータ21およびモータハウジング5を有する静止部2と、ロータコア32を有する回転部3と、第1軸受部41および第2軸受部42を含む軸受部4とを有する。このモータ1は、ステータ21の径方向内側にロータコア32が配置された、いわゆるインナーロータ型のモータである。
上記のとおり、静止部2は、ステータ21を有する。ステータ21は、図示を省略した外部電源からモータ1内に設けられた回路基板を介して供給される駆動電流に応じて、磁束を発生させる電機子である。本実施形態のステータ21は、円環筒状である。また、ステータ21は、回転部3のロータコア32および複数のマグネット33の径方向外側に配置され、ロータコア32および複数のマグネット33の周囲を環状に取り囲む。また、上記のとおり、ステータ21の中心を通る直線が、中心軸9となる。ステータ21は、ステータコア211、インシュレータ212、および複数のコイル213を有する。
図2は、ステータコア211の上面図である。なお、図2では、ステータコア211と、複数のコイル213を繋ぐ渡り線とが図示されている。図2に示すように、ステータコア211は、中心軸9を中心として周方向に円環状に並べられた複数(本実施形態では、12個)の分割コア60が、互いに結合されることによって形成される。各分割コア60は、例えば、磁性体である電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。各分割コア60は、コアバック61とティース62とを有する。コアバック61の外周面は、モータハウジング5に固定される。これにより、ステータコア211を含むステータ21全体が、モータハウジング5に固定される。ティース62は、コアバック61から径方向内側へ向けて突出する。
インシュレータ212は、絶縁体である樹脂により形成される。各ティース62の上面、下面、および周方向の両端面は、インシュレータ212に覆われている。コイル213は、複数のティース62の周囲に、インシュレータ212を介して巻かれた導線により、構成される。インシュレータ212は、ティース62とコイル213との間に介在することによって、ティース62とコイル213とが電気的に短絡することを、防止する。なお、インシュレータ212に代えて、ティース62の表面に絶縁塗装が施されていてもよい。
回転部3は、シャフト31、ロータコア32、および複数のマグネット33を有する。シャフト31は、中心軸9に沿って延びる円柱状の部材である。シャフト31は、ロータコア32の径方向内側に挿入され、ロータコア32の内周面に、例えば、圧入により固定される。また、シャフト31の軸方向の一方側および他方側の外周面には、第1軸受部41の後述する内輪および第2軸受部42の後述する内輪が、例えば、圧入等によりそれぞれ固定される。
ロータコア32は、磁性体である電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。ロータコア32は、シャフト31の周囲において中心軸9に沿って円筒状に延びる。ロータコア32は、シャフト31の外周面に固定されて、シャフト31とともに中心軸9を中心として回転可能である。また、ロータコア32は、ステータ21の径方向内側に配置される。ロータコア32の外周面および複数のマグネット33は、ステータ21のティース62の径方向内側の端面と、僅かな隙間を介して径方向に対向する。
複数のマグネット33は、ロータコア32の外周面に配置される。各マグネット33の径方向外側の面は、ティース62の径方向内側の端面と径方向に対向する磁極面となる。複数のマグネット33は、N極の磁極面とS極の磁極面とが交互に並ぶように、周方向に等間隔に配列される。
なお、複数のマグネット33に代えて、単一の円環状のマグネットが使用されていてもよい。円環状のマグネットを使用する場合には、マグネットの外周面に、N極とS極とが、周方向に交互に着磁されていればよい。また、マグネットは、ロータコアの内部に埋め込まれていてもよい。また、マグネットは、磁性体粉を配合した樹脂で成型され、シャフト31に連結されていてもよい。
本実施形態の第1軸受部41および第2軸受部42にはそれぞれ、内輪と外輪との間に複数の球体が介在するボールベアリングが使用される。ただし、第1軸受部41および第2軸受部42には、ボールベアリングに代えて、すべり軸受や流体軸受等の他方式の軸受が、使用されてもよい。第1軸受部41の外輪および第2軸受部42の外輪は、ステータ21および回転部3の軸方向の一部を収容するモータハウジング5の内周面51,52に、例えば、圧入によりそれぞれ固定される。第1軸受部41は、ロータコア32よりも軸方向の一方側において、シャフト31を回転可能に支持する。第2軸受部42は、ロータコア32よりも軸方向の他方側において、シャフト31を回転可能に支持する。これにより、シャフト31およびロータコア32は、第1軸受部41および第2軸受部42に支持されながら、静止部2に対して、中心軸9を中心として回転可能となる。
モータ1の駆動時には、図示を省略した外部電源からモータ1内に設けられた回路基板を介して、コイル213に駆動電流が供給される。そうすると、ステータコア211の複数のティース62に、磁束が生じる。そして、ティース62とマグネット33との間の磁束が及ぼす作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、中心軸9を中心として回転部3が回転する。
<2.ステータ製造装置の構成>
続いて、上記のモータ1に備えられるステータ21を製造するためのステータ製造装置100の構成について、説明する。図3は、ステータ製造装置100の斜視図である。なお、図3に示すように、ステータ製造装置100の周囲には、レーザを出射可能な複数台のレーザ照射装置140が配置されている。
図3に示すように、ステータ製造装置100は、受け側治具110と、摺動治具120と、駆動機構130とを有する。受け側治具110は、台または床等の上にボルト止め等によって固定され、軸方向に位置決めされている。摺動治具120は、駆動機構130の下部に固定される。駆動機構130は、ステータ製造装置100が配置される空間の天井150の下面等に固定されることによって、上端部が軸方向に位置決めされている。本実施形態の駆動機構130には、例えば、エアシリンダが用いられる。また、駆動機構130は、4つの変位部131を有する。そして、駆動機構130は、空気を供給および排出することによって、4つの変位部131を軸方向に変位させることにより、駆動機構130の下端部と摺動治具120とを、軸方向に往復移動させる。ただし、駆動機構130には、図示を省略したモータの回転を軸方向の直進運動に変換可能な装置が用いられてもよい。また、摺動治具120は、板状部200、後述する複数の第1ローラ121、複数の第1ローラ支持板部122、および複数の第1ローラ支持軸部123を有する。図3に示すように、板状部200は、受け側治具110よりも上側において、径方向に円板状に拡がる。また、板状部200は、駆動機構130の下端部に固定されている。後述する複数の第1ローラ121、複数の第1ローラ支持板部122、および複数の第1ローラ支持軸部123は、図示を省略した連結手段により、駆動機構130の下部に、板状部200を介して支持されている。これにより、摺動治具120は、駆動機構130によって中心軸9に沿って往復移動可能となる。
図4は、受け側治具110およびステータ21の斜視図である。なお、図4と、後述する図5,図6,および図8においては、説明の便宜のため、ステータ21におけるインシュレータ212およびコイル213の図示を一部省略し、上記の渡り線のみを図示している。図4に示すように、受け側治具110は、支持台111、複数の加圧部112、および複数の支持部材113を有する。支持台111は、略円柱形状を有し、下側の端部に形成されたフランジ部114において、台または床等の上にボルト止め等によって固定されている。支持台111の上面は、略水平である。複数の加圧部112および複数の支持部材113は、当該支持台111の上面に配置されている。
本実施形態では、ステータコア211を形成する分割コア60の数に合わせて、12個の加圧部112および12個の支持部材113が設けられている。12個の加圧部112は、支持台111の上面に、中心軸9を中心として周方向に円環状に配置される。また、12個の加圧部112の径方向内側に、12個の分割コア60が、中心軸9を中心として周方向に円環状に配置される。図5は、受け側治具110およびステータ21の部分上面図である。図5に示すように、各加圧部112は、上面視において、略扇形状を有する。また、12個の加圧部112はそれぞれ、1つの分割コア60の外周面のうち周方向の略中央に接触する。
なお、図4に示すように、12個の加圧部112は、互いに周方向に一定の間隔を隔てて配置されている。これにより、受け側治具110において、周方向に隣接する12個の加圧部112の間に、それぞれ内側隙間115が形成されている。各内側隙間115は、12個の加圧部112よりも径方向内側の空間と12個の加圧部112よりも径方向外側の空間とに繋がる。
また、12個の加圧部112のそれぞれの外周面(径方向外側の面)には、テーパ面116が形成されている。各テーパ面116は、下側へ向かうにつれて径方向外側へ傾斜する。さらに、図5に示すように、各加圧部112の外周部には、第2ローラ118が取り付けられている。第2ローラ118は、各加圧部112の外周部において周方向に突出する。また、第2ローラ118は、軸方向および径方向に対して垂直な第1回転軸91を中心として回転可能に支持されている。
また、12個の分割コア60の径方向内側には、12個の支持部材113が、中心軸9を中心として周方向に等間隔に配置される。12個の支持部材113はそれぞれ、ばね機構を有する。そして、各支持部材113は、分割コア60の径方向内側において、径方向に伸縮可能に配置される。また、ステータコア211は、12個の加圧部112と当該12個の支持部材113との径方向の間に挟まれつつ配置される。これにより、12個の支持部材113は、ステータコア211よりも径方向内側から、当該ステータコア211を、径方向外側へ押圧可能となっている。この結果、12個の分割コア60を含むステータコア211を高精度に位置決めすることができるとともに、12個の分割コア60を互いに接触させて仮固定することができる。
また、上記のとおり、各支持部材113がばね機構を有することにより、サイズが異なるステータコア211を押圧する場合でも、径方向の寸法の違いをばね機構で吸収することによって対応できる。これにより、加圧部112や支持部材113を別のサイズのステータコア211用に変更する必要がなく、そのまま使用することができため、コスト削減に繋がる。
図6は、受け側治具110およびステータコア211と、摺動治具120の複数の第1ローラ121、複数の第1ローラ支持板部122、複数の第1ローラ支持軸部123、および後述する複数の矯正部126の斜視図である。摺動治具120は、図3を用いて前述した板状部200と、複数の第1ローラ121、複数の第1ローラ支持板部122、および複数の第1ローラ支持軸部123を有する。複数の第1ローラ121、複数の第1ローラ支持板部122、および複数の第1ローラ支持軸部123は、駆動機構130の下部に、板状部200を介して支持されている。これにより、複数の第1ローラ121、複数の第1ローラ支持板部122、および複数の第1ローラ支持軸部123は、駆動機構130によって中心軸9に沿って往復移動する。
また、本実施形態では、受け側治具110の加圧部112の数に合わせて、12個の第1ローラ121、12個の第1ローラ支持板部122、および12個の第1ローラ支持軸部123が設けられている。12個の第1ローラ121、12個の第1ローラ支持板部122、および12個の第1ローラ支持軸部123は、それぞれ、中心軸9を中心として周方向に円環状に配置される。
図7は、1つの第1ローラ121、1つの第1ローラ支持板部122、および1つの第1ローラ支持軸部123の斜視図である。図7に示すように、第1ローラ支持板部122は、軸方向に沿って板状に拡がる。また、第1ローラ支持板部122は、径方向外側へ凹む凹部124を有する。1つの第1ローラ支持軸部123は、軸方向および径方向に対して垂直な方向へ棒状に延び、その両端部は、第1ローラ支持板部122に固定される。第1ローラ121は、一部が凹部124に収容されつつ、第1ローラ支持軸部123によって、軸方向および径方向に対して垂直な第2回転軸92を中心として回転可能に支持されている。また、12個の第1ローラ121はそれぞれ、駆動機構130によって中心軸9に沿って移動する際に1つの加圧部112の外周面に接触しつつ回動する。
上記のとおり、摺動治具120が、中心軸9に沿う上側から、受け側治具110が位置する下側へ移動することによって、12個の第1ローラ121はそれぞれ、1つの加圧部112の外周面に接触しつつ回動する。これにより、各加圧部112は、径方向内側へ押圧される。ここで、上記のとおり、12個の加圧部112と12個の支持部材113との径方向の間には、12個の分割コア60を含むステータコア211が挟まれつつ配置されている。12個の分割コア60は、12個の加圧部112から径方向内側へ均等に押圧されることによって、より真円形状に近い状態となるように環状化される。
また、このとき、摺動治具120は、12個の分割コア60を径方向内側へ押圧可能な12個の加圧部112の外周面に、12個の第1ローラ121を介して線接触しつつ、摺動する。これにより、摺動治具120が第1ローラ121を介さず加圧部112の外周面に面接触しつつ摺動する場合と比較すると、摺動治具120と12個の加圧部112との接触面積および摺動抵抗を低減することができ、これらの摩耗や損傷を抑制できる。この結果、ステータ製造装置100全体の長寿命化に繋がる。
さらに、上記のとおり、12個の加圧部112のそれぞれの外周面には、下側へ向かうにつれて径方向外側へ傾斜するテーパ面116が形成されている。摺動治具120が、中心軸9に沿う上側から、受け側治具110が位置する下側へ移動してきたときに、12個の第1ローラ121はそれぞれ、テーパ面116に接触する。これにより、第1ローラ121が加圧部112の外周面に滑らかに接触する。そして、12個の第1ローラ121が下側へ進むにつれて、加圧部112を徐々に径方向内側へ押圧することができる。これにより、12個の第1ローラ121および12個の加圧部112の径方向内側に配置されたステータコア211に与える衝撃を軽減することができる。また、摺動治具120を移動させるために駆動機構130から加わる力の方向は、軸方向上下の一方向のみであるため、駆動機構130の制御が容易となる。
なお、12個の第1ローラ121は、互いに周方向に一定の間隔を隔てて配置されている。これにより、図6に示すように、摺動治具120において、周方向に隣接する12個の第1ローラ121の間に、それぞれ外側隙間125が形成されている。各外側隙間125は、12個の第1ローラ121よりも径方向内側の空間と12個の第1ローラ121よりも径方向外側の空間とに繋がる。また、本実施形態では、12個の第1ローラ121が12個の加圧部112の外周面に接触したときに、ステータコア211における周方向に隣接する12個の分割コア60の境界の周方向位置と、上記の内側隙間115の周方向位置と、上記の外側隙間125の周方向位置とが等しくなる。すなわち、分割コア60の境界と、内側隙間115と、外側隙間125とが、径方向に重なる。
これにより、12個の第1ローラ121が12個の加圧部112の外周面に接触した状態で、ステータ製造装置100の周囲に配置されたレーザ照射装置140から、外側隙間125および内側隙間115を介して、径方向内側の分割コア60の境界の付近へ向けてレーザを照射することができる。これにより、分割コア60の境界部分を溶接することができる。この結果、12個の分割コア60が互いに結合し、ステータ21の製造を完了することができる。
さらに、摺動治具120は、複数(本実施形態では、12個)の矯正部126を有する。図8は、受け側治具110およびステータコア211と、摺動治具120の12個の第1ローラ121、12個の第1ローラ支持板部122、12個の第1ローラ支持軸部123、および12個の矯正部126の上面図である。12個の矯正部126はそれぞれ、第1ローラ支持板部122の下端部に固定される。矯正部126は、第1ローラ121よりも径方向内側まで突出し、さらに屈曲して周方向に拡がる押出し部127を有する。12個の加圧部112が正規の径方向位置に待機した状態で、摺動治具120が上側から受け側治具110が位置する下側へ移動するときには、各矯正部126の押出し部127は、受け側治具110の第2ローラ118の径方向内側を通過する。
その後、上記のとおり、12個の第1ローラ121は、12個の加圧部112の外周面に接触し、12個の加圧部112を径方向内側へ押圧する。そして、レーザ照射装置140を用いた溶接作業が完了した後、再び摺動治具120が受け側治具110の上側へ戻る。このとき、12個の第1ローラ121が12個の加圧部112の外周面から離間し、通常、12個の支持部材113から径方向外側へ押圧されることによって、12個の加圧部112は、もとの正規の径方向位置まで戻る。そして、溶接作業が完了したステータコア211を取り出し、12個の加圧部112の径方向内側に、次のステータコア211をセットすることができるようになる。
しかしながら、何らかの不具合で、支持部材113のばね機構の押圧力が弱まった場合等に、加圧部112がもとの正規の径方向位置まで戻らず、径方向内側で留まる場合がある。この場合、溶接作業が完了したステータコア211を取り出せない事態が生じたり、仮に取り出せたとしても、次のステータコア211をセットできない事態が生じたりする可能性がある。しかしながら、本実施形態では、このような場合において、摺動治具120が中心軸9に沿って上側へ移動するときに、矯正部126の押出し部127が加圧部112の一部である第2ローラ118に径方向内側から接触する。これにより、第2ローラ118を回転させつつ、第2ローラ118を含む加圧部112を径方向外側へ押し出すことができる。この結果、加圧部112をもとの径方向位置まで押し戻すことができる。したがって、溶接作業が完了したステータコア211を取り出し、再び加圧部112の径方向内側に次のステータコア211をセットすることができるようになる。
さらに、図3に示すように、摺動治具120は、棒状の位置決め部128を有する。位置決め部128は、摺動治具120の板状部200の下面における所定の位置に着脱可能であり、装着時には、板状部200の下面から下側へ延びる。また、受け側治具110は、さらに蓋部117を有する。蓋部117は、12個の加圧部112のそれぞれの径方向内側の部位を上側から覆う板状の部材である。ただし、蓋部117は、12個の加圧部112の少なくとも一部を上側から覆うものであればよい。蓋部117には、上面において下側へ凹む図示を省略した凹部がさらに形成されている。当該蓋部117の凹部には、摺動治具120の位置決め部128の下端部を嵌めることができる。ただし、位置決め部128および受け側治具110の凹部の形状または位置は、これに限定されない。
ステータ製造装置100を組み立てる際、またはステータ製造装置100のメンテナンスを行う際には、摺動治具120に位置決め部128を装着し、位置決め部128の下端部を受け側治具110の蓋部117の凹部に嵌める。これにより、受け側治具110と摺動治具120との相対位置を、水平方向に容易に位置決めすることができる。これにより、12個の第1ローラ121を12個の加圧部112の外周面に接触させたときに、ステータコア211を精度良く径方向内側へ押圧することができる。
以下に、上記のステータ製造装置100を用いてステータ21を製造する工程について、記載する。図9は、ステータ製造装置100を用いてステータ21を製造する工程を示すフローチャートである。なお、ステータ21の製造を開始する前には、上記の位置決め部128を用いて、受け側治具110と摺動治具120との相対位置を予め水平方向に位置決めする。
ステータ21の製造を開始する際には、まず、受け側治具110の12個の加圧部112の径方向内側に、12個の分割コア60を環状に配置する(ステップS1)。このとき、ステータコア211における周方向に隣接する12個の分割コア60の境界の周方向位置と、12個の加圧部112の内側隙間115の周方向位置とを合わせておく。
次に、12個の支持部材113を用いて、12個の分割コア60よりも径方向内側から、当該12個の分割コア60を径方向外側へ押圧する(ステップS2)。これにより、12個の加圧部112と12個の支持部材113との径方向の間に12個の分割コア60を挟みつつ、仮固定することができる。
次に、12個の加圧部112の外周面に接触可能な12個の第1ローラ121を有する摺動治具120を、中心軸9に沿う上側から、受け側治具110が位置する下側へ移動させ、12個の第1ローラ121をそれぞれ加圧部112の外周面に接触させつつ回動させる(ステップS3)。これにより、12個の加圧部112を介して、12個の分割コア60を径方向内側へ均等に押圧する。これにより、12個の分割コア60を、より真円形状に近い状態となるように環状化することができる。
次に、ステータ製造装置100の周囲に配置されたレーザ照射装置140から、摺動治具120の12個の第1ローラ121の間に形成された外側隙間125と、受け側治具110の12個の加圧部112の間に形成された内側隙間115とを介して、径方向内側の分割コア60の境界の付近へ向けてレーザを照射する。これにより、分割コア60の境界部分を溶接して、本固定する(ステップS4)。
なお、上記のとおり、位置決め部128を用いて、受け側治具110と摺動治具120との相対位置が、予め水平方向に位置決めされている。また、ステップS1において、ステータコア211における周方向に隣接する12個の分割コア60の境界の周方向位置と、12個の加圧部112の内側隙間115の周方向位置とが、予め合わされている。このため、ステップS4では、ステータコア211における周方向に隣接する12個の分割コア60の境界の周方向位置と、内側隙間115の周方向位置と、外側隙間125の周方向位置とが、互いに合った状態で、レーザを照射することができる。
その後、摺動治具120を上側へ移動させて、受け側治具110から離間させる(ステップS5)。そして、12個の分割コア60が互いに固定されたステータ21を、受け側治具110から取り外す(ステップS6)。このとき、上記のとおり、何らかの不具合で、加圧部112がもとの正規の径方向位置まで戻らず、径方向内側で留まった場合でも、摺動治具120の矯正部126が加圧部112の第2ローラ118に径方向内側から接触する。これにより、第2ローラ118を含む加圧部112を径方向外側へ押し出して、もとの径方向位置まで移動させることができる。この結果、再び加圧部112の径方向内側に次の分割コア60をセットすることが可能となる。
上記のとおり、本実施形態の摺動治具120は、12個の分割コア60を径方向内側へ押圧可能な12個の加圧部112の外周面に、12個の第1ローラ121を介して線接触しつつ、摺動する。これにより、摺動治具120と12個の加圧部112との接触面積および摺動抵抗を低減することができ、これらの摩耗や損傷を抑制できる。この結果、ステータ製造装置100を長寿命化できる。
<3.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態には限定されない。
上記の実施形態では、ステータコア211は、12個の分割コア60を有していた。また、受け側治具110は、12個の加圧部112および12個の支持部材113を有していた。また、摺動治具120は、12個の第1ローラ121、12個の第1ローラ支持板部122、および12個の第1ローラ支持軸部123を有していた。しかしながら、これらの各部の個数は、それぞれ12個以外であってもよい。また、上記の実施形態では、摺動治具120が、中心軸9に沿う上側から、受け側治具110が位置する下側へ移動する構成を有していた。しかしながら、これらの位置関係は、上下方向逆であってもよい。また、受け側治具および摺動治具は、互いに横方向や斜め方向に離間して配置されていてもよく、摺動治具が、受け側治具が位置する方向へ横方向や斜め方向に移動する構成を有していてもよい。
また、ステータ製造装置と、ステータ製造装置によって製造されるステータを含むモータの構成については、本願の各図に示された構成と相違していてもよい。また、上述の実施形態および変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、ステータ製造装置に利用できる。
1 モータ
9 中心軸
21 ステータ
60 分割コア
61 コアバック
62 ティース
91 第1回転軸
92 第2回転軸
100 ステータ製造装置
110 受け側治具
111 支持台
112 加圧部
113 支持部材
115 内側隙間
116 テーパ面
117 蓋部
118 第2ローラ
120 摺動治具
121 第1ローラ
122 第1ローラ支持板部
123 第1ローラ支持軸部
124 凹部
125 外側隙間
126 矯正部
127 押出し部
128 位置決め部
130 駆動機構
140 レーザ照射装置
200 板状部
211 ステータコア
212 インシュレータ
213 コイル

Claims (10)

  1. 径方向内側へ向けて突出するティースを含む複数の分割コアが、中心軸を中心として環状に配置されたステータコアと、複数の前記ティースに巻かれた導線から構成されたコイルと、を有するステータを製造する、ステータ製造装置であって、
    前記複数の分割コアを径方向内側へ押圧可能な複数の加圧部を有する、受け側治具と、
    前記複数の加圧部の外周面に接触しつつ回動可能な複数の第1ローラを有する、摺動治具と、
    を有し、
    前記摺動治具が、前記中心軸に沿う一方側から、前記受け側治具が位置する他方側へ移動することによって、前記複数の第1ローラが、前記加圧部の外周面に接触しつつ回動するときに、前記複数の分割コアは、前記加圧部から径方向内側へ押圧される、ステータ製造装置。
  2. 請求項1に記載のステータ製造装置であって、
    前記複数の加圧部の外周面は、前記他方側へ向かうにつれて径方向外側へ傾斜するテーパ面を有する、ステータ製造装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のステータ製造装置であって、
    前記受け側治具は、
    前記ステータコアよりも径方向内側から、前記ステータコアを径方向外側へ押圧可能な支持部材
    をさらに有する、ステータ製造装置。
  4. 請求項3に記載のステータ製造装置であって、
    前記支持部材は、ばね機構を有する、ステータ製造装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のステータ製造装置であって、
    前記受け側治具は、
    周方向に隣接する前記複数の加圧部の間に、前記複数の加圧部よりも径方向内側の空間と前記複数の加圧部よりも径方向外側の空間とに繋がる内側隙間
    を有し、
    前記摺動治具は、
    周方向に隣接する前記複数の第1ローラの間に、前記複数の第1ローラよりも径方向内側の空間と前記複数の第1ローラよりも径方向外側の空間とに繋がる外側隙間
    を有し、
    前記ステータコアにおける周方向に隣接する前記分割コアの境界の周方向位置と、前記内側隙間の周方向位置と、前記外側隙間の周方向位置とが等しい、ステータ製造装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のステータ製造装置であって、
    前記摺動治具は、
    前記第1ローラよりも径方向内側へ突出し、屈曲して周方向に拡がる複数の矯正部
    をさらに有し、
    前記摺動治具が前記中心軸に沿って移動するときに、前記矯正部は、前記加圧部の一部に径方向内側から接触することができる、ステータ製造装置。
  7. 請求項6に記載のステータ製造装置であって、
    前記複数の加圧部は、
    周方向に延びる回転軸を中心として回転可能な第2ローラ
    をさらに有し、
    前記摺動治具が前記中心軸に沿って移動するときに、前記複数の矯正部は、複数の前記第2ローラに径方向内側から接触することによって、前記複数の加圧部を径方向外側へ押し出すことができる、ステータ製造装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のステータ製造装置であって、
    前記摺動治具は、
    前記他方側へ延びる位置決め部
    をさらに有し、
    前記受け側治具は、
    前記複数の加圧部の少なくとも一部を前記一方側から覆う蓋部
    をさらに有し、
    前記蓋部は、
    前記一方側の面において前記他方側へ凹む凹部
    をさらに有し、
    前記位置決め部は前記凹部に嵌まる、ステータ製造装置。
  9. 径方向内側へ向けて突出するティースを含む複数の分割コアが、中心軸を中心として環状に配置されたステータコアと、複数の前記ティースに巻かれた導線から構成されたコイルと、を有するステータを、前記複数の分割コアを径方向内側へ押圧可能な複数の加圧部を有する受け側治具を含むステータ製造装置を用いて製造する、ステータ製造方法であって、
    a)前記受け側治具の前記複数の加圧部の径方向内側に、前記複数の分割コアを配置する工程と、
    b)前記複数の分割コアよりも径方向内側から、支持部材によって前記複数の分割コアを径方向外側へ押圧することにより、前記複数の分割コアを、前記加圧部と前記支持部材との径方向の間に挟みつつ仮固定する工程と、
    c)前記複数の加圧部の外周面に接触可能な複数の第1ローラを有する摺動治具を、前記中心軸に沿う一方側から、前記受け側治具が位置する他方側へ移動させることによって、前記複数の第1ローラをそれぞれ、前記加圧部の外周面に接触しつつ回動させ、これにより、前記複数の加圧部を介して、前記複数の分割コアを径方向内側へ押圧する工程と、
    d)周方向に隣接する前記複数の第1ローラの間に形成される外側隙間と、周方向に隣接する前記複数の加圧部の間に形成される内側隙間と、を介して、径方向外側から径方向内側へ向けてレーザを照射することによって、前記ステータコアにおける周方向に隣接する前記分割コアの境界を溶接して本固定する工程と、
    e)前記摺動治具を前記一方側へ移動させて、前記受け側治具から離間させる工程と、
    f)前記受け側治具から前記ステータを取り外す工程と、
    を有する、ステータ製造方法。
  10. 請求項9に記載のステータ製造方法であって、
    前記工程d)では、前記ステータコアにおける周方向に隣接する前記分割コアの境界の周方向位置と、前記内側隙間の周方向位置と、前記外側隙間の周方向位置とを合わせる、ステータ製造方法。
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