JP2022126555A - 農業用ハウス - Google Patents

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淳 坂口
Jun Sakaguchi
雄一郎 横田
Yuichiro Yokota
さつき 青山
Satsuki Aoyama
昭 田尾本
Akira Taomoto
昌紘 小川
Masahiro Ogawa
篤雨 成田
Tokuu Narita
知則 吉村
Tomonori Yoshimura
正紀 石渡
Masanori Ishiwatari
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Abstract

【課題】防虫ネットが張られた農業用ハウスの側面部分が開放していたとしても、農業用ハウスの側面部分から雨水が農業用ハウス内に浸入することを抑制できる農業用ハウスを提供する。【解決手段】複数のパイプによって構成されたハウス骨組10と、ハウス骨組10の裾部分に設けられた裾張り部材30と、裾張り部材30と部分的に重なるように配置され、ハウス骨組10の側面部分10bを覆う防虫ネット40と、裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において裾張り部材30と防虫ネット40とを固定する留め具50と、を備え、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30は、当該裾張り部材30の上端部32の先端部分32aが防虫ネット40の外表面よりもハウス骨組10の外側方向に突出しないように設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、農業用ハウスに関する。
従来、ハウス栽培により農作物を栽培することが行われている。ハウス栽培では、ビニールハウス又はパイプハウス等と呼ばれる農業用ハウスが用いられる。
農業用ハウスは、複数のパイプによって構成されたハウス骨組と、ハウス骨組を覆う被覆材とを備える(例えば特許文献1)。ハウス骨組は、例えば、間隔をあけて並べられた複数のアーチパイプと、複数のアーチパイプと交差するように配置された複数本の直管パイプとによって構成されている。また、ハウス骨組を覆う被覆材としては、例えば透明なビニールシートが用いられる。このビニールシートは、農業用地に設置されたハウス骨組の天井部分、側面部分及び妻部分を覆っている。これにより、農業用ハウスを密閉空間にすることができる。
農業用ハウスでは、農作物を栽培する際に、農業用ハウス内の換気を行うことで農業用ハウス内の温度や湿度をコントロールすることがある。この場合、農業用ハウスの側面部分におけるハウス骨組を構成する複数のアーチパイプの間の開口が窓部として機能し、農業用ハウスの側面部分(窓部)を開放することで、農業用ハウス内の換気を行うことができる。例えば、ハウス骨組の側面部分を覆うビニールシートを巻き上げて農業用ハウスの側面部分を開放することで、農業用ハウス内の換気を行う技術が知られている(例えば特許文献2)。
特開2007-195413号公報 特開平9-37659号公報
農業用ハウスでは、側面部分(窓部)を開放しているときに虫が中に入ってこないように、ハウス骨組には窓部を覆う被覆材の内側に防虫ネットが張られている。この場合、防虫ネットの上端部はハウス骨組に固定され、防虫ネットの下端部はハウス骨組の裾部分に設けられた裾張り部材(裾張りシート)に固定される。防虫ネットの下端部と裾張り部材とを固定する際、防虫ネットの下端部と裾張り部材の上端部とを重ね合わせて、この重なり部分を留め具によって固定する。
このように構成された農業用ハウスでは、農業用ハウスの側面部分を開放しているときに雨が降ると、防虫ネットを伝って落ちる雨水が防虫ネットを固定する留め具付近で農業用ハウス内に流れ込む。この結果、農業用ハウス内の土壌が過湿状態になって農業用ハウス内で栽培する農作物に湿害や病害が発生したり、農業用ハウス内が浸水したりする。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、防虫ネットが張られた農業用ハウスの側面部分が開放していたとしても、農業用ハウスの側面部分から雨水が農業用ハウス内に浸入することを抑制できる農業用ハウスを提供することを目的とする。
本発明に係る農業用ハウスの一態様は、複数のパイプによって構成されたハウス骨組と、前記ハウス骨組の裾部分に設けられた裾張り部材と、前記裾張り部材と部分的に重なるように配置され、前記ハウス骨組の側面部分を覆う防虫ネットと、前記パイプに取り付けられ、前記裾張り部材と前記防虫ネットとの重なり部分において前記裾張り部材と前記防虫ネットとを固定する留め具と、を備え、前記留め具における前記裾張り部材と前記防虫ネットとの重なり部分において、前記裾張り部材は、当該裾張り部材の上端部の先端部分が前記防虫ネットの外表面よりも前記ハウス骨組の外側方向に突出しないように設けられている。
本発明によれば、防虫ネットが張られた農業用ハウスの側面部分が開放していたとしても、農業用ハウスの側面部分から雨水が農業用ハウス内に浸入することを抑制できる。
図1は、実施の形態1に係る農業用ハウスの外観を模式的に示す斜視図である。 図2は、窓部が閉じた状態の実施の形態1に係る農業用ハウスの断面図である。 図3は、窓部が開いた状態の実施の形態1に係る農業用ハウスの断面図である。 図4は、図3の破線で囲まれる領域IVの拡大図である。 図5は、裾張り部材と防虫ネットとが留め具によって固定される部分の分解斜視図である。 図6は、雨天時において比較例の農業用ハウスの側面部分に流れる雨水を説明するための図である。 図7は、雨天時において実施の形態1に係る農業用ハウスの側面部分に流れる雨水を説明するための図である。 図8は、実施の形態2に係る農業用ハウスの部分断面図である。 図9は、実施の形態3に係る農業用ハウスの部分断面図である。 図10は、実施の形態4に係る農業用ハウスの部分断面図である。 図11は、実施の形態5に係る農業用ハウスの部分断面図である。 図12は、実施の形態5の変形例に係る農業用ハウスの部分断面図である。 図13は、実施の形態6に係る農業用ハウスの部分断面図である。 図14は、変形例に係る農業用ハウスの部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、工程(ステップ)及び工程の順序等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1に係る農業用ハウス1の構成について、図1~図3を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る農業用ハウス1の外観を模式的に示す斜視図である。図2及び図3は、同農業用ハウス1の断面図である。図2は、農業用ハウス1の側面部分(窓部13)が閉じている状態を示しており、図3は、農業用ハウス1の側面部分(窓部13)が開いている状態を示している。なお、図2及び図3において、留め具50で固定される裾張り部材30及び防虫ネット40の重なり部分の構成については模式的に図示されている。
農業用ハウス1は、野菜や果物等の農作物を栽培するための閉鎖的な空間を構成する小屋である。一例として、農業用ハウス1で栽培される農作物は、小松菜、水菜、ほうれん草などの葉菜類である。
農業用ハウス1は、農作物を栽培するための農地(圃場)に設置される。本実施の形態において、農業用ハウス1の内側の地面の高さ(ハウス内グランドライン)は、農業用ハウス1の外側の地面の高さ(ハウス外グランドライン)と同じになっているが、これに限らない。例えば、農業用ハウス1の内側の地面の高さは、農業用ハウス1の外側の地面の高さよりも高くなっていてもよい。この場合、農業用ハウス1の内側の地面の高さは、農業用ハウス1の外側の地面の高さに比べて100mm以上高くなっているとよい。
農業用ハウス1は、長尺状である。図1に示すように、本実施の形態において、農業用ハウス1は、全体として蒲鉾状である。したがって、農業用ハウス1の天井部分の形状はアーチ状であり、農業用ハウス1の上面視形状は矩形である。なお、農業用ハウス1の天井部分の断面形状は、円弧に湾曲したアーチ状に限るものではなく、多角形に湾曲したアーチ状であってもよい。また、農業用ハウス1の天井部分の断面形状は、アーチ状に限らず、三角形等、他の形状であってもよい。つまり、農業用ハウス1の形状は、蒲鉾状に限らない。
図1~図3に示すように、農業用ハウス1は、複数のパイプによって構成されたハウス骨組10と、ハウス骨組10を覆う被覆材20とを備える。
ハウス骨組10は、農業用ハウス1の外形を構成するフレームである。したがって、ハウス骨組10は、農業用ハウス1の長手方向を長手方向とする長尺状である。本実施の形態において、ハウス骨組10は、全体として蒲鉾状に構成されており、アーチ状の天井部分10a(天井部)と、長辺側の一対の側面部分10bと、短辺側の一対の妻部分10cとを含む。ハウス骨組10の上面視形状は、農業用ハウス1の上面視形状と同じであり、本実施の形態では、矩形である。
ハウス骨組10は、形状や長さが異なる複数種類のパイプが組み合わされて構成されている。ハウス骨組10を構成する複数のパイプは、金属製のパイプであり、例えばアルミニウム材又は鋼材等によって構成されている。なお、ハウス骨組10を構成する複数のパイプは、金属製に限らず、樹脂製又は木製等であってもよい。また、ハウス骨組10を構成する複数のパイプは、全て金属製のパイプである必要はなく、異なる材質のパイプが含まれていてもよい。例えば、ハウス骨組10を構成する複数のパイプには、金属製のパイプと樹脂製のパイプとが含まれていてもよい。
図1に示すように、本実施の形態において、ハウス骨組10は、間隔をあけて一方向に平行に並べられた複数のアーチパイプ11と、複数のアーチパイプ11と交差するように配置された複数本の直管パイプ12とによって構成されている。各アーチパイプ11及び各直管パイプ12は、いずれも金属製のパイプである。
図2及び図3に示すように、複数のアーチパイプ11の各々は、アーチ部分と、アーチ部分の両端から下方に向かって延在する脚部分(柱部分)とを有する。複数のアーチパイプ11の各々における脚部分の一方端は、地面に差し込まれるようにして地面に埋め込まれている。各アーチパイプ11において、アーチ部分と脚部分との境界は、アーチパイプ11の肩部となる。このアーチパイプ11の肩部は、ハウス骨組10の肩部となる。
図1に示すように、複数本の直管パイプ12は、水平方向に延在している。各直管パイプ12は、間隔をあけて並べられた複数のアーチパイプ11の全てにまたがって延在している。本実施の形態において、複数本の直管パイプ12には、アーチパイプ11のアーチ部分に位置する母屋パイプと、アーチパイプ11の脚部分に位置する側梁パイプとが含まれている。つまり、母屋パイプである直管パイプ12は、農業用ハウス1の天井部分に位置し、側梁パイプである直管パイプ12は、農業用ハウス1の側面部分に位置する。
複数本の直管パイプ12の各々は、複数のアーチパイプ11に固定されている。例えば、複数本の直管パイプ12の各々は、複数のアーチパイプ11の各々との交差部分において、連結金具又は連結バンド等の連結部材によって複数のアーチパイプ11に連結固定されている。
ハウス骨組10の天井部分10aは、複数のアーチパイプ11のアーチ部分と、母屋パイプである直管パイプ12とによって構成されている。また、ハウス骨組10の一対の側面部分10bの各々は、複数のアーチパイプ11の脚部分と、側梁パイプである直管パイプ12とによって構成されている。なお、ハウス骨組10の一対の妻部分10cの各々は、水平方向に延在する妻梁パイプと上下方向に延在する妻梁パイプとによって構成されている。
ハウス骨組10は、被覆材20で覆われている。被覆材20は、ハウス骨組10を構成するパイプ間の開口を塞ぐように張られたフィルム状のシートである。被覆材20は、ハウス骨組10の外側からハウス骨組10に被せられている。具体的には、被覆材20は、ハウス骨組10の全体を覆うようにハウス骨組10に架設されている。したがって、被覆材20は、ハウス骨組10の天井部分10a、一対の側面部分10b及び一対の妻部分10cを覆っている。これにより、農業用ハウス1内を密閉空間にすることができる。
図示されていないが、被覆材20は、複数の留め具によってハウス骨組10を構成するパイプに固定されている。留め具としては、例えば、固定レールとスプリングとを用いることができる。固定レールは、直管パイプ12と同様に水平方向に延在する金具であり、アーチパイプ11に取り付けられる。例えば、固定レールとして、ハウス骨組10の長手方向の一端部から他端部にわたって延在するものを用いることができる。この場合、固定レールは、複数のアーチパイプ11をまたがるようにして配置され、連結部材等によってアーチパイプ11に固定される。そして、固定レールが固定されたハウス骨組10を覆うように被覆材20を配置し、被覆材20を固定レールの溝に折り込むとともにスプリングをその溝に嵌め込むことで被覆材20を固定レールに保持させる。これにより、被覆材20をハウス骨組10に固定することができる。
なお、被覆材20が風等によって飛ばされたりバタついたりしないように、被覆材20の上から張り綱(バンド)を架張してもよい。張り綱は、被覆材20をハウス骨組10に押さえ付けるように架張される押さえ紐である。張り綱は、農業用ハウス1を上から見たときに、ハウス骨組10の短手方向に延在するように架張される。また、張り綱は、ハウス骨組10の長手方向に沿って、間隔を開けて複数本設置される。張り綱としては、例えば、マイカ線(黒い強力なヒモ)を用いることができる。
被覆材20は、合成樹脂フィルム等の透光性部材である。被覆材20が透光性を有することで、農業用ハウス1の内部に太陽光を入射させることができる。本実施の形態において、被覆材20は、外側から内側が透けて見える程度に透過率が高い透明なビニールシートである。したがって、農業用ハウス1は、ビニールハウスである。
なお、被覆材20は、複数に分割されていてもよい。例えば、被覆材20は、ハウス骨組10の天井部分10aを覆う屋根被覆材と、ハウス骨組10の側面部分10bを覆う側面被覆材と、ハウス骨組10の妻部分10cを覆う妻被覆材とに分離されていてもよい。また、被覆材20は、部分的に切れていてもよい。複数に分割された被覆材20や切れ目が入った被覆材20については、分割境界又は切れ目の境界で被覆材同士が重ね合わされているとよい。
また、被覆材20の一部には、作業者が農業用ハウス1に出入りするために出入口21が設けられていてもよい。図1に示すように、例えば、出入口21は、ハウス骨組10の妻部分10cに対応する箇所に設けられる。
図1~図3に示すように、農業用ハウス1は、ハウス骨組10と被覆材20とに加えて、さらに、ハウス骨組10の裾部分に設けられた裾張り部材30を備える。裾張り部材30は、ハウス骨組10の一対の側面部分10bの各々の裾部分に設けられている。つまり、農業用ハウス1は、一対の裾張り部材30を備えている。一対の裾張り部材30の一方は、農業用ハウス1の一方の長辺側に設置され、一対の裾張り部材30の他方は、農業用ハウス1の他方の長辺側に設置されている。一対の裾張り部材30の各々は、ハウス骨組10の長手方向に延在している。具体的には、図1に示すように、各裾張り部材30は、ハウス骨組10の長手方向の一端部から他端部にかけて存在している。つまり、各裾張り部材30は、ハウス骨組10の長手方向の全長にわたって設けられている。
裾張り部材30は、厚さが一定で可撓性を有するシート状のシート部材(裾張りシート)である。また、裾張り部材30は、十分な強度を有し、引裂強度が高くて耐摩耗性及び耐衝撃性にも優れ、土中又は水中に設置されても腐食しないものであるとよい。また、裾張り部材30は、遮水性を有する遮水シートであるとよいが、土木工事用に用いられる透水性シートであってもよい。
裾張り部材30は、樹脂製の樹脂シートであるが、留め具50で固定することができるものであれば、金属材料等の他の素材によって構成されていてもよい。例えば、裾張り部材30は、金属製の金属シートであってもよい。また、裾張り部材30は、白色、黒色又は有色の遮光シートであってもよいし、透光性を有する透光シートであってもよい。
図1~図3に示すように、裾張り部材30は、ハウス骨組10の側面部分10bに沿って配置されてハウス骨組10に固定されている。本実施の形態において、裾張り部材30は、ハウス骨組10を構成するパイプの外側に位置している。具体的には、裾張り部材30は、アーチパイプ11の脚部分の外側に配置されてアーチパイプ11の脚部分の根元部分に固定されている。つまり、アーチパイプ11の脚部分は、裾張り部材30の内側に位置している。
裾張り部材30は、アーチパイプ11の脚部分が延在する方向に延在する部分を有する。したがって、ハウス骨組10の外側に配置された裾張り部材30の内面は、ハウス骨組10の側面部分10bに対面している。
裾張り部材30の一端部である下端部31は、地面に埋設されている。一方、裾張り部材30の他端部である上端部32は、地面に埋設されておらず、地面から露出している。裾張り部材30は、アーチパイプ11よりも地面に浅く埋め込まれている。つまり、裾張り部材30の下端部31の先端は、アーチパイプ11の脚部分の先端よりも浅い位置に存在している。なお、裾張り部材30の下端部31の先端は、アーチパイプ11の脚部分の先端よりも深い位置に存在していてもよい。
図1~図3に示すように、裾張り部材30の上側において、ハウス骨組10は、側面部分10bに窓部13を有する。つまり、ハウス骨組10の窓部13は側窓であり、裾張り部材30は、その窓部13の下方に配置されている。
本実施の形態において、ハウス骨組10に設けられた窓部13は、ハウス骨組10を構成する複数のパイプの間の開口である。具体的には、複数のアーチパイプ11の脚部分の間の開口が窓部13となる。窓部13は、開閉可能に構成されている。農業用ハウス1では、窓部13を開けたり閉めたりすることで、農業用ハウス1の内部空間の温度及び/又は湿度をコントロールすることができる。つまり、窓部13は、農業用ハウス1の通気口であり、農業用ハウス1の内外の空気の換気を行うための換気窓となる。
具体的には、複数のアーチパイプ11の脚部分の間に位置する被覆材20が、複数のアーチパイプ11の脚部分の間の開口を覆ったり覆わなかったりすることで、窓部13を開閉させることができる。具体的には、図2及び図3に示すように、ハウス骨組10における側面部分10bを覆う被覆材20を上下方向に移動させることで、窓部13を開閉させることができる。つまり、側面部分10bを覆う被覆材20は、上下方向に移動するカーテンである。
このように、窓部13は、被覆材20を移動させることで開閉する。本実施の形態において、農業用ハウス1は、巻き取り棒14を有しており、この巻き取り棒によって被覆材20を移動させている。巻き取り棒14は、ハウス骨組10の側面部分10bに設置されている。したがって、図1に示すように、巻き取り棒14は、農業用ハウス1の側面部分に設置されている。具体的には、巻き取り棒14は、被覆材20の外側に設置されている。この巻き取り棒14によって被覆材20を巻き上げたり巻き下げたりすることで、窓部13の開閉を行うことができる。
巻き取り棒14は、ハウス骨組10の側面部分10bを覆う被覆材20の下端部に固定されている。図2に示すように、巻き取り棒14が裾張り部材30の上端部32近傍に位置している場合、被覆材20が巻き取り棒14に巻かれていない状態になっている。この場合、窓部13は、閉じた状態になっており、ハウス骨組10の側面部分10bは、被覆材20で閉じられている。一方、図3に示すように、巻き取り棒14を回転させて被覆材20を巻き取り棒14で巻き上げることで、窓部13を開けることができる。この場合、ハウス骨組10の側面部分10bは、開放した状態になる。なお、図3の状態から巻き取り棒14を逆回転させて巻き取り棒14を元の位置まで降ろすことで、窓部13を被覆材20で覆うことができる。つまり、窓部13を閉じることができる。
巻き取り棒14は、アーチパイプ11の肩部と裾張り部材30の上端部32との間で移動可能になっている。また、巻き取り棒14は、アーチパイプ11の肩部と裾張り部材30の上端部32との間の任意の位置で留めることができる。これにより、巻き取り棒14の回転量を調整して被覆材20を巻き取り棒14に巻き付ける量を調整することで、窓部13の開度を調節することができる。
本実施の形態において、巻き取り棒14は、農業用ハウス1の長手方向の全長にわたって延在している。したがって、巻き取り棒14を回転させることで、ハウス骨組10の側面部分10bの全体を開けたり閉じたりすることができる。つまり、本実施の形態において、窓部13は、ハウス骨組10の長手方向の全長にわたって存在している。
なお、窓部13の開閉は、農業用ハウス1の室内の換気を行う場合以外に行ってもよい。つまり、被覆材20の巻き下げは、換気を行う目的以外に行ってもよい。例えば、猛烈な台風時に窓部13が開いていると風がハウス内に入り、被覆材20が強烈な風圧を受けて農業用ハウス1が倒壊するおそれがある。そこで、台風時には被覆材20を巻き下げて窓部13を閉じてもよい。このように、被覆材20の巻き下げは、風が強く吹く場合に行ってもよい。
また、図2及び図3に示すように、ハウス骨組10における窓部13に対応する部分(つまり被覆材20を巻き上げることができる箇所)には、窓部13を開けているときに窓部13から農業用ハウス1内に虫が入ってこないように防虫ネット40が設置されている。したがって、防虫ネット40は、ハウス骨組10の窓部13を覆う被覆材20の内側に張られている。つまり、被覆材20は、ハウス骨組10の窓部13において、防虫ネット40の外側に位置しており、防虫ネット40を外側から覆っている。
防虫ネット40は、窓部13となるハウス骨組10の側面部分10bを覆うようにハウス骨組10に張られている。具体的には、防虫ネット40は、ハウス骨組10の肩部から裾張り部材30との間を覆うようにピンと張られている。より具体的には、防虫ネット40は、アーチパイプ11の肩部(本実施の形態では直管パイプ12近傍)から裾張り部材30の上端部32にわたって張られている。防虫ネット40の下端部41は、留め具50によって裾張り部材30の上端部32に固定される。また、防虫ネット40の上端部42は、ビス等の連結部材によってアーチパイプ11の肩部に固定される。
防虫ネット40は、網目が細かいメッシュ状のネットである。防虫ネット40の目合いは、特に限定されるものではないが、1mm以下であるとよい。防虫ネット40としては、目合いが1mm、0.8mm、0.6mm、又は、0.4mmのネットを用いることができる。なお、防虫ネット40は、被覆材20が巻き上げられて窓部13が開放された場合でも窓部13を覆っている。つまり、防虫ネット40は、被覆材20とは異なり上下に移動せず、ハウス骨組10の側面部分10b(窓部13)を常に覆っている。これにより、被覆材20が巻き上げられてハウス骨組10の窓部13が開放された状態になっても、農業用ハウス1内に虫が侵入することを抑制して、農業用ハウス1内で栽培する農作物を害虫から守ることができる。
本実施の形態において、防虫ネット40は、裾張り部材30と同様に、ハウス骨組10の外側に位置している。つまり、防虫ネット40は、ハウス骨組10を構成するパイプの外側に位置している。具体的には、防虫ネット40は、アーチパイプ11の脚部分の外側に位置している。言い換えると、アーチパイプ11の脚部分は、防虫ネット40の内側に位置している。
防虫ネット40は、裾張り部材30と部分的に重なるように配置されている。具体的には、防虫ネット40は、裾張り部材30と同様にハウス骨組10の外側に位置しているので、ハウス骨組10の外側において裾張り部材30と部分的に重なっている。裾張り部材30と防虫ネット40とは、留め具50によって固定されている。つまり、留め具50は、裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において裾張り部材30と防虫ネット40とを固定している。
留め具50は、ハウス骨組10を構成するパイプに取り付けられている。具体的には、留め具50は、ハウス骨組10のアーチパイプ11に取り付けられている。本実施の形態において、留め具50は、ハウス骨組10を構成する複数のパイプのうち留め具50が取り付けられるパイプよりも外側に位置している。具体的には、留め具50は、裾張り部材30及び防虫ネット40と同様に、アーチパイプ11の外側に位置している。
ここで、裾張り部材30と防虫ネット40とが留め具50によって固定される部分の詳細な構造について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、図3の破線で囲まれる領域IVの拡大図であり、裾張り部材30と防虫ネット40とが留め具50によって固定される部分を示している。図5は、裾張り部材30と防虫ネット40とが留め具50によって固定される部分の分解斜視図である。
図4及び図5に示すように、裾張り部材30と防虫ネット40とは、部分的に重なり合うようにして留め具50で固定される。具体的には、裾張り部材30の上端部32と防虫ネット40の下端部41とを重ねて、留め具50によって裾張り部材30の上端部32と防虫ネット40の下端部41との重なり部分を挟み込むことで固定している。
図4に示すように、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30は、防虫ネット40よりも内側(ハウス骨組10の内側方向)に位置している。つまり、防虫ネット40は、裾張り部材30よりも外側(ハウス骨組10の外側方向)に位置している。
本実施の形態では、裾張り部材30及び防虫ネット40はアーチパイプ11の外側に配置されて留め具50で固定されているので、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30は、アーチパイプ11と防虫ネット40との間に位置している。具体的には、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30の上端部32は、防虫ネット40の下端部41よりもアーチパイプ11側に位置しており、裾張り部材30の上端部32は、アーチパイプ11と防虫ネット40の下端部41との間に位置している。
なお、裾張り部材30と防虫ネット40とを留め具50で固定する際、裾張り部材30の上端部32と防虫ネット40の下端部41とは留め具50の幅方向の大きさに対して余裕を持つように余り白(はみ出し部分となる余白)を有するように重ねているので、図4に示すように、裾張り部材30の上端部32の先端部分32aと、防虫ネット40の下端部41の先端部分41aとは、留め具50から上下にはみ出すことになる。この場合、裾張り部材30の上端部32の先端部分32aは、防虫ネット40とアーチパイプ11とで挟まれている。
裾張り部材30と防虫ネット40とを固定する留め具50は、固定レール51と、スプリング52とを有する。
固定レール51は、ハウス骨組10の長手方向に延在する長尺状の金具である。固定レール51としては、直管パイプ12と同様に、ハウス骨組10の長手方向の一端部から他端部に亘って延在するものを用いることができる。この場合、固定レール51は、複数のアーチパイプ11をまたがるようにして配置される。本実施の形態では、固定レール51は、アーチパイプ11の外側に配置される。固定レール51は、ビス等の連結部材によってアーチパイプ11に固定される。
固定レール51の幅方向の両端部には、溝51aが形成されている。溝51aは、アリ溝であり、固定レール51の幅方向の両端部を折り返すように形成されている。溝51aは、固定レール51の全長にわたって形成されている。このような固定レール51としては、農業用ハウスに用いられるフィルム止め用の固定レール金具を用いることができる。固定レール51は、溝51aが外側を向く姿勢でアーチパイプ11に取り付けられる。
スプリング52は、裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分をバネ復元力により固定レール51に押さえ付けるための弾性部材の一例である。スプリング52は、裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分とともに固定レール51の溝51aに挿入される。裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分は、スプリング52で押さえ付けられることで固定レール51に保持される。
本実施の形態において、スプリング52は、波形線状スプリングである。波形線状スプリングは、正面視した場合に台形状の山と逆台形状の谷とが交互に連続する形状であり、例えば金属線を曲げ加工することで形成される。スプリング52は、固定レール51の幅方向の両端部の一対の溝51aに挿入されるので、波形線状スプリングは、その谷から山までの高さ(スプリングの幅)が固定レール51の溝51aに嵌合する大きさに設定されている。なお、1本の固定レール51に対して、複数のスプリング52が用いられる。つまり、裾張り部材30と防虫ネット40とは、複数のスプリング52によって1本の固定レール51に固定される。
そして、裾張り部材30と防虫ネット40とを留め具50で固定する場合、図5に示すように、ハウス骨組10のアーチパイプ11に取り付けられた固定レール51の上に、防虫ネット40が裾張り部材30の外側となるように裾張り部材30の上端部32と防虫ネット40の下端部41とを重ね合わせて、その重なり部分の上からスプリング52を押し当てて、裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分を固定レール51の溝51aに折り込むようにして、スプリング52とともに裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分を固定レール51の溝51aに嵌め込む。これにより、裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分が固定レール51とスプリング52とに挟み込まれる。このとき、固定レール51の長手方向に沿って複数のスプリング52を固定レール51に順次嵌め込んでいく。これにより、裾張り部材30と防虫ネット40とを留め具50で固定することができる。
次に、本実施の形態に係る農業用ハウス1の効果について、図6及び図7を用いて、比較例の農業用ハウス1Xと比較して説明する。図6は、雨天時において比較例の農業用ハウス1Xの側面部分に流れる雨水を説明するための図である。図7は、雨天時において実施の形態1に係る農業用ハウス1の側面部分に流れる雨水を説明するための図である。なお、図6及び図7は、図4の拡大図に対応している。また、図6及び図7において、矢印は、水の流れを示している。
図6に示すように、比較例の農業用ハウス1Xは、ハウス骨組10の裾部分に設けられた裾張り部材30と、ハウス骨組10の窓部13に張られた防虫ネット40とを備えている。そして、裾張り部材30と防虫ネット40とは、留め具50で固定されている。具体的には、裾張り部材30の上端部32と防虫ネット40の下端部41とを重ね合わせて、この重なり部分を留め具50で固定している。
比較例の農業用ハウス1Xでは、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30が防虫ネット40よりも外側に位置している。具体的には、裾張り部材30の上端部32が防虫ネット40の下端部41よりも外側に位置している。
このように構成される農業用ハウス1Xでは、被覆材(不図示)を巻き上げる等して農業用ハウス1Xの側面部分(窓部13)を開放しているときに雨が降ると、農業用ハウス1Xの天井部分に降り注ぐ雨は、農業用ハウス1Xの側面部分を伝って落ちていくことになる。このとき、被覆材が巻き上がって防虫ネット40が露出しているので、農業用ハウス1Xの側面部分を伝う雨水は、防虫ネット40を伝って落ちていくことになる。
この場合、比較例の農業用ハウス1Xのように、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30が防虫ネット40よりも外側に位置していると、図6に示すように、防虫ネット40を伝って落ちる雨水が防虫ネット40を固定する留め具50付近で農業用ハウス1X内に流れ込んでいく。この原因について、以下詳述する。
裾張り部材30と防虫ネット40とを留め具50で固定する際、裾張り部材30の上端部32と防虫ネット40の下端部41とを、留め具50の30mm程度の幅方向の大きさに対して10mm以上の余り白を有するように重ねている。つまり、裾張り部材30の上端部32の先端部分32a(余り白上端)と防虫ネット40の下端部41の先端部分41a(余り白下端)とが留め具50からはみ出すように、裾張り部材30の上端部32と防虫ネット40の下端部41とを重ねている。
このため、裾張り部材30が防虫ネット40よりも外側に位置していると、裾張り部材30の上端部32の先端部分32a(余り白上端)が防虫ネット40の外表面よりもハウス骨組10の外側方向に突出することになる。これより、留め具50の上部分に、裾張り部材30の上端部32の先端部分32aと防虫ネット40との間にポケットができてしまう。
したがって、防虫ネット40を伝って落ちていく雨水は、図6のドット状ハッチングに示すように、この留め具50の上部分(ポケット)で一旦とどまることになり、この部分から防虫ネット40の網目を介してハウス骨組10の内側にしたたり落ちていく。
この結果、ハウス骨組10内の土壌に落ちた際の雨水で飛びはねた泥水が農作物にかかったり余計な水滴が農作物に当たったりするので、農作物に湿害や病害が発生する。また、ハウス骨組10内に雨水が落ち続けると、農業用ハウス1X内が浸水する。特に、昨今ゲリラ豪雨が頻繁に発生しているが、ゲリラ豪雨等により短時間で多量の雨水がハウス骨組10内に入り込むと、農業用ハウス1Xが簡単に浸水してしまう。
このような課題に対して、本願発明者らが鋭意検討した結果、裾張り部材30と防虫ネット40との留め方を工夫することで、農業用ハウスの側面部分(窓部)が開放していたとしても、雨水が農業用ハウス内に流れ込みにくくできることを見出した。本発明は、このような知見に基づいてなされたものである。
具体的には、本実施の形態における農業用ハウス1では、図7に示すように、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30が防虫ネット40よりも内側に位置しており、防虫ネット40が裾張り部材30よりも外側に位置している。
これにより、裾張り部材30と防虫ネット40とを留め具50で固定する際に、余り白を有するように裾張り部材30の上端部32の先端部分32aと防虫ネット40の下端部41の先端部分41aとを留め具50からはみ出すように重ね合わせたとしても、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30の上端部32の先端部分32aが防虫ネット40の外表面よりもハウス骨組10の外側方向に突出しない。具体的には、裾張り部材30の上端部32の先端部分32aは、防虫ネット40よりもハウス骨組10側に位置している。
したがって、図7に示すように、留め具50の上部分では防虫ネット40が裾張り部材30を覆っているので、農業用ハウス1の側面部分を伝う雨水は、留め具50の上部分で一旦とどまることなく、防虫ネット40をそのまま伝ってハウス骨組10の外側の地面に落ちていくことになる。これにより、比較例の農業用ハウス1Xのように、留め具50の上部分で一旦とどまって防虫ネット40の網目からハウス骨組10の内側に雨水が落ちていくことを抑制できる。
このように、本実施の形態に係る農業用ハウス1によれば、防虫ネット40が張られた農業用ハウス1の側面部分が開放していたとしても、農業用ハウス1の側面部分から雨水が農業用ハウス1内に浸入することを抑制できる。これにより、農業用ハウス1内の土壌が過湿状態になることを抑制できるとともに、農業用ハウス1内に浸入した雨水で飛びはねた泥水が農作物にかかったり余計な水滴が農作物に当たったりすることを抑制できるので、農作物に湿害や病害が発生することを抑制できる。さらに、農業用ハウス1内の土壌が過湿状態になることを抑制することで、作付け間の準備作業(トラクタによる耕起、施肥、播種など)をスムーズに実施することもできる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る農業用ハウス1Aについて、図8を用いて説明する。図8は、実施の形態2に係る農業用ハウス1Aの部分断面図である。
図8に示すように、本実施の形態に係る農業用ハウス1Aでは、上記実施の形態1に係る農業用ハウス1と同様に、留め具50は、留め具50が取り付けられるアーチパイプ11よりも外側に位置しており、また、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30は、アーチパイプ11と防虫ネット40との間に位置している。
本実施の形態に係る農業用ハウス1Aが上記実施の形態1に係る農業用ハウス1と異なる点は、裾張り部材30の位置である。具体的には、上記実施の形態1では、裾張り部材30の上端部32は、防虫ネット40とともに留め具50の固定レール51の溝51aに折り込まれていたが、図8に示すように、本実施の形態では、裾張り部材30の上端部32は、固定レール51の溝51aに折り込まれておらず、固定レール51とアーチパイプ11との間に位置している。具体的には、裾張り部材30の上端部32は、固定レール51とアーチパイプ11とに挟まれている。
このため、本実施の形態で、固定レール51をアーチパイプ11にビス等で固定する際に、裾張り部材30も同時に固定することができる。具体的には、裾張り部材30の上端部32を固定レール51とアーチパイプ11とに挟んだ状態で固定レール51をアーチパイプ11に固定することで裾張り部材30の上端部32も固定することができる。なお、本実施の形態においても、裾張り部材30の上端部32の先端部分32aは、留め具50よりも上方に位置している。
このように構成される農業用ハウス1Aでは、上記実施の形態1と同様に、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30が防虫ネット40よりも内側に位置しており、防虫ネット40が裾張り部材30よりも外側に位置している。
これにより、本実施の形態に係る農業用ハウス1Aでも、上記実施の形態1に係る農業用ハウス1と同様の効果を奏する。すなわち、本実施の形態でも、裾張り部材30の上端部32の先端部分32a(余り白上端)が留め具50の上部分で防虫ネット40の外表面よりもハウス骨組10の外側方向に突出しておらず、留め具50の上部分では防虫ネット40が裾張り部材30を覆っている。このため、農業用ハウス1Aの側面部分を伝う雨水は、留め具50の上部分で一旦とどまることなく、防虫ネット40をそのまま伝ってハウス骨組10の外側の地面に落ちていくことになる。したがって、防虫ネット40が張られた農業用ハウス1Aの側面部分が開放していたとしても、農業用ハウス1Aの側面部分から雨水が農業用ハウス1A内に浸入することを抑制できる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る農業用ハウス1Bについて、図9を用いて説明する。図9は、実施の形態3に係る農業用ハウス1Bの部分断面図である。
上記実施の形態1に係る農業用ハウス1では、留め具50は、ハウス骨組10の外側に設置されていたが、本実施の形態に係る農業用ハウス1Bでは、図9に示すように、留め具50は、ハウス骨組10の内側に設置されている。具体的には、本実施の形態に係る農業用ハウス1Bにおいて、留め具50は、留め具50が取り付けられるアーチパイプ11よりも内側に位置している。なお、固定レール51は、溝51aが内側を向く姿勢でアーチパイプ11に取り付けられている。
そして、本実施の形態に係る農業用ハウス1Bでは、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、防虫ネット40は、裾張り部材30よりも外側(ハウス骨組10の外側方向)に位置している。言い換えると、裾張り部材30は、防虫ネット40よりも内側(ハウス骨組10の内側方向)に位置している。
また、本実施の形態に係る農業用ハウス1Bでは、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、防虫ネット40は、アーチパイプ11と裾張り部材30との間に位置している。具体的には、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、防虫ネット40の下端部41は、裾張り部材30の上端部32よりもアーチパイプ11側に位置している。したがって、防虫ネット40の下端部41は、アーチパイプ11と裾張り部材30の上端部32との間に位置している。
なお、裾張り部材30と防虫ネット40とは、いずれも固定レール51の溝51aに折り込まれている。また、裾張り部材30の上端部32の先端部分32aは、留め具50よりも上方に位置している。
このように構成される農業用ハウス1Bでは、上記実施の形態1と同様に、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30が防虫ネット40よりも内側に位置しており、防虫ネット40が裾張り部材30よりも外側に位置している。
これにより、本実施の形態に係る農業用ハウス1Bでも、上記実施の形態1に係る農業用ハウス1と同様の効果を奏する。すなわち、本実施の形態でも、裾張り部材30の上端部32の先端部分32a(余り白上端)が留め具50の上部分で防虫ネット40の外表面よりもハウス骨組10の外側方向に突出しておらず、留め具50の上部分では防虫ネット40が裾張り部材30を覆っている。このため、農業用ハウス1Bの側面部分を伝う雨水は、留め具50の上部分で一旦とどまることなく、防虫ネット40をそのまま伝ってハウス骨組10の外側の地面に落ちていくことになる。したがって、防虫ネット40が張られた農業用ハウス1Bの側面部分が開放していたとしても、農業用ハウス1Bの側面部分から雨水が農業用ハウス1B内に浸入することを抑制できる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4に係る農業用ハウス1Cについて、図10を用いて説明する。図10は、実施の形態4に係る農業用ハウス1Cの部分断面図である。
図10に示すように、本実施の形態に係る農業用ハウス1Cでは、上記実施の形態3に係る農業用ハウス1Bと同様に、留め具50は、留め具50が取り付けられるアーチパイプ11よりも内側に位置しており、また、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、防虫ネット40は、アーチパイプ11と裾張り部材30との間に位置している。
本実施の形態に係る農業用ハウス1Cが上記実施の形態3に係る農業用ハウス1Bと異なる点は、防虫ネット40の位置である。具体的には、上記実施の形態3では、防虫ネット40の下端部41は、裾張り部材30とともに留め具50の固定レール51の溝51aに折り込まれていたが、本実施の形態において、防虫ネット40の下端部41は、固定レール51の溝51aに折り込まれておらず、固定レール51とアーチパイプ11との間に位置している。具体的には、防虫ネット40の下端部41は、固定レール51とアーチパイプ11とに挟まれている。
このため、本実施の形態では、固定レール51をアーチパイプ11にビス等で固定する際に、防虫ネット40も同時に固定することができる。具体的には、防虫ネット40の下端部41を固定レール51とアーチパイプ11とに挟んだ状態で固定レール51をアーチパイプ11に固定することで防虫ネット40の下端部41も固定することができる。なお、本実施の形態においても、裾張り部材30の上端部32の先端部分32aは、留め具50よりも上方に位置している。
このように構成される農業用ハウス1Cでは、上記実施の形態3と同様に、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30が防虫ネット40よりも内側に位置しており、防虫ネット40が裾張り部材30よりも外側に位置している。
これにより、本実施の形態に係る農業用ハウス1Cでも、上記実施の形態3に係る農業用ハウス1Bと同様の効果を奏する。すなわち、本実施の形態でも、裾張り部材30の上端部32の先端部分32a(余り白上端)が留め具50の上部分で防虫ネット40の外表面よりもハウス骨組10の外側方向に突出しておらず、留め具50の上部分では防虫ネット40が裾張り部材30を覆っている。このため、農業用ハウス1Cの側面部分を伝う雨水は、留め具50の上部分で一旦とどまることなく、防虫ネット40をそのまま伝ってハウス骨組10の外側の地面に落ちていくことになる。したがって、防虫ネット40が張られた農業用ハウス1Cの側面部分が開放していたとしても、農業用ハウス1Cの側面部分から雨水が農業用ハウス1C内に浸入することを抑制できる。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5に係る農業用ハウス1Dについて、図11を用いて説明する。図11は、実施の形態5に係る農業用ハウス1Dの部分断面図である。
図11に示すように、本実施の形態に係る農業用ハウス1Dでは、上記実施の形態1に係る農業用ハウス1と同様に、留め具50は、留め具50が取り付けられるアーチパイプ11よりも外側に位置している。
本実施の形態に係る農業用ハウス1Dが上記実施の形態1に係る農業用ハウス1と異なる点は、裾張り部材30の上端部32の形状と上端部32の先端部分32aの位置である。具体的には、上記実施の形態1では、裾張り部材30の上端部32は上方に向けて延在しており、上端部32の先端部分32aが留め具50よりも上方に位置していた。一方、本実施の形態では、図11に示すように、裾張り部材30の上端部32に、先端部分32aが下方を向くように留め具50で折り返された折り返し部が形成されており、上端部32の先端部分32aが留め具50よりも下方に位置している。
より具体的には、裾張り部材30の上端部32は、留め具50の上部分で内側(アーチパイプ11側)に折り返されて、防虫ネット40の下端部41とともに固定レール51の溝51aに折り込まれて留め具50に固定されている。このため、本実施の形態では、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30は、防虫ネット40の外側に位置している。防虫ネット40は、裾張り部材30の内側に位置している。つまり、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、防虫ネット40の下端部41は、アーチパイプ11と裾張り部材30との間に位置している。
また、留め具50で折り返された裾張り部材30の上端部32の先端部分32aは、留め具50から下方に引き出されて、裾張り部材30の折り返す前の部分と防虫ネット40の下端部41の先端部分41aとの間に位置している。
このように構成される農業用ハウス1Dでは、上記実施の形態1とは異なり、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30が防虫ネット40よりも外側に位置しているが、裾張り部材30の上端部32の先端部分32aが留め具50よりも下方に位置している。
これにより、本実施の形態に係る農業用ハウス1Dでも、上記実施の形態1に係る農業用ハウス1と同様の効果を奏する。すなわち、本実施の形態でも、裾張り部材30の上端部32の先端部分32a(余り白上端)が留め具50の上部分で防虫ネット40の外表面よりもハウス骨組10の外側方向に突出していない。このため、農業用ハウス1Dの側面部分を伝う雨水は、留め具50の上部分で一旦とどまることなく、防虫ネット40をそのまま伝ってハウス骨組10の外側の地面に落ちていくことになる。したがって、防虫ネット40が張られた農業用ハウス1Dの側面部分が開放していたとしても、農業用ハウス1Dの側面部分から雨水が農業用ハウス1D内に浸入することを抑制できる。
なお、図12に示すように、裾張り部材30の上端部32が留め具50の上部分で外側側(アーチパイプ11側とは反対側)に折り返されている場合、折り返された裾張り部材30の上端部32の先端部分32a(余り白)が風でバタつくおそれがある。そこで、上端部32の先端部分32aが風でバタつかないように上端部32の先端部分32aを固定してもよい。この場合、図12に示すように、裾張り部材30の上から張り綱60を架張して、張り綱60によって裾張り部材30全体をハウス骨組10に押さえ付けるとよい。これにより、裾張り部材30の上端部32の先端部分32aが風でバタつくことを抑制することができる。なお、張り綱60としては、例えば、マイカ線(黒い強力なヒモ)等のバンドを用いることができる。また、図示しないが、張り綱60に代えて、裾張り部材30の上端部32の先端部分32aをアーチパイプ11にビス打ちしたり接着又は融着したりすることで、上端部32の先端部分32aをアーチパイプ11に固定してもよい。これにより、裾張り部材30の上端部32の先端部分32aが風でバタつくことを抑制することができる。
(実施の形態6)
次に、実施の形態6に係る農業用ハウス1Eについて、図13を用いて説明する。図13は、実施の形態6に係る農業用ハウス1Eの部分断面図である。
図13に示すように、本実施の形態に係る農業用ハウス1Eでは、上記実施の形態1に係る農業用ハウス1と同様に、留め具50は、留め具50が取り付けられるアーチパイプ11よりも外側に位置している。
本実施の形態に係る農業用ハウス1Eが上記実施の形態1に係る農業用ハウス1と異なる点は、裾張り部材30と防虫ネット40の順序と裾張り部材30の上端部32の先端部分32aの位置である。
具体的には、上記実施の形態1では、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30は防虫ネット40よりも内側に位置しており、防虫ネット40が裾張り部材30よりも外側に位置していた。一方、図13に示すように、本実施の形態では、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30は防虫ネット40よりも外側に位置しており、防虫ネット40が裾張り部材30よりも内側に位置している。つまり、本実施の形態における農業用ハウス1Eと上記実施の形態1における農業用ハウス1とでは、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30と防虫ネット40との順序が逆になっている。
さらに、上記実施の形態1では、裾張り部材30の上端部32の先端部分32aは、留め具50よりも上方に位置していたが、本実施の形態において、裾張り部材30の上端部32の先端部分32aは、留め具50内に位置している。
つまり、本実施の形態では、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30は、上端部32の先端部分32aが防虫ネット40の外表面よりもハウス骨組10の外側方向に突出しないように設けられている。
このように構成される農業用ハウス1Eでは、上記実施の形態1とは異なり、留め具50における裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分において、裾張り部材30が防虫ネット40よりも外側に位置しているが、上記実施の形態1と同様に、裾張り部材30の上端部32の先端部分32aが防虫ネット40の外表面よりもハウス骨組10の外側方向に突出していない。
これにより、本実施の形態に係る農業用ハウス1Eでも、上記実施の形態1に係る農業用ハウス1と同様の効果を奏する。すなわち、本実施の形態でも、裾張り部材30の上端部32の先端部分32a(余り白上端)が留め具50の上部分で防虫ネット40の外表面よりもハウス骨組10の外側方向に突出していないので、農業用ハウス1Eの側面部分を伝う雨水は、留め具50の上部分で一旦とどまることなく、防虫ネット40をそのまま伝ってハウス骨組10の外側の地面に落ちていくことになる。したがって、防虫ネット40が張られた農業用ハウス1Eの側面部分が開放していたとしても、農業用ハウス1Eの側面部分から雨水が農業用ハウス1E内に浸入することを抑制できる。
(変形例)
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態1~6に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態1~6では、留め具50は、固定レール51とスプリング52とによって構成されていたが、これに限らない。具体的には、図14に示される農業用ハウス1Fのように、留め具50Fは、固定レール51とスプリング52とに加えて、押さえ金具53を有していてもよい。押さえ金具53は、裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分の上から固定レール51に嵌め込まれる金具である。このような押さえ金具53を用いることで、裾張り部材30と防虫ネット40との重なり部分をさらに押さえ付けることができる。押さえ金具53は、固定レール51の溝51aに嵌め込まれるようにアリ溝状に形成されている。したがって、押さえ金具53は、固定レール51の底面部に対向する平板部と、平板部の幅方向の両端部をそれぞれ立ち上げてその先端を外側に折曲した立ち上り部とを有する。このような形状の押さえ金具53は、例えば、金属板をプレス加工等で変形させることを形成することができる。このように押さえ金具53を用いる場合、押さえ金具53と固定レール51とで防虫ネット40及び裾張り部材30を挟み込んだ後に、押さえ金具53の溝部分にスプリング52を入れて固定する。
また、上記実施の形態1~6では、1つの農業用ハウスを設置する場合を例示したが、これに限らない。例えば、隣り合う2つの農業用ハウスの側面部分同士の間に数mの間隔をあけて複数の農業用ハウスを設置してもよい。
なお、その他、各実施の形態及び変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態及び変形例における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、1A、1B、1C、1D、1E 農業用ハウス
10 ハウス骨組
11 アーチパイプ
30 裾張り部材
41 下端部
32a 先端部分
32 上端部
40 防虫ネット
50 留め具

Claims (5)

  1. 複数のパイプによって構成されたハウス骨組と、
    前記ハウス骨組の裾部分に設けられた裾張り部材と、
    前記裾張り部材と部分的に重なるように配置され、前記ハウス骨組の側面部分を覆う防虫ネットと、
    前記パイプに取り付けられ、前記裾張り部材と前記防虫ネットとの重なり部分において前記裾張り部材と前記防虫ネットとを固定する留め具と、を備え、
    前記留め具における前記裾張り部材と前記防虫ネットとの重なり部分において、前記裾張り部材は、当該裾張り部材の上端部の先端部分が前記防虫ネットの外表面よりも前記ハウス骨組の外側方向に突出しないように設けられている、
    農業用ハウス。
  2. 複数のパイプによって構成されたハウス骨組と、
    前記ハウス骨組の裾部分に設けられた裾張り部材と、
    前記裾張り部材と部分的に重なるように配置され、前記ハウス骨組の側面部分を覆う防虫ネットと、
    前記パイプに取り付けられ、前記裾張り部材と前記防虫ネットとの重なり部分において前記裾張り部材と前記防虫ネットとを固定する留め具と、を備え、
    前記留め具における前記裾張り部材と前記防虫ネットとの重なり部分において、前記裾張り部材は、前記防虫ネットよりも内側に位置している、
    農業用ハウス。
  3. 前記裾張り部材は、前記裾張り部材の上端部の先端部分が下方を向くよう前記留め具で折り返されている、
    請求項2に記載の農業用ハウス。
  4. 前記留め具は、前記留め具が取り付けられる前記パイプよりも外側に位置し、
    前記留め具における前記裾張り部材と前記防虫ネットとの重なり部分において、前記裾張り部材は、前記パイプと前記防虫ネットとの間に位置している、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の農業用ハウス。
  5. 前記留め具は、前記留め具が取り付けられる前記パイプよりも内側に位置し、
    前記留め具における前記裾張り部材と前記防虫ネットとの重なり部分において、前記防虫ネットは、前記パイプと前記裾張り部材との間に位置している、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の農業用ハウス。
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