JP7491562B2 - 園芸用トンネル - Google Patents

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Description

本発明は、被覆材を対象物に被せる園芸用トンネルに関する。
図8に示すように、園芸用トンネルは、アーチ状の支柱にビニールなどの被覆材を被覆する構造で、夜間の低温環境でも保温効果が得られる。一方、日中は太陽光により、トンネル内は高温環境になってしまうため、裾部分を引き上げて換気を行う。この換気作業は、かがんで被覆資材を上げ下げする必要があり、作業者にとっての労働負荷が大きい。さらに、園芸用トンネルは、人が入れないサイズが一般的であり、人が入れるサイズの温室とは異なるので雑草防除、薬剤散布、又は収穫などは、裾部分を大きく開口させる必要があり、作業が容易ではない。
これまでに、気温変化を利用した裾換気(特許文献1から特許文献3)の自動化や、トンネルの基本構造を変える方法(特許文献4から特許文献11)が考えられている。
特許文献4から特許文献6は蛇腹式開閉を提案し、特許文献7及び特許文献8は上部開閉式を提案し、特許文献9から特許文献11は穴あけ換気を提案している。
ところで、特許文献12は、園芸用トンネルではなく温室ではあるが、換気のために一部の被覆材が移動する。
特開2004-254689号公報 実願昭60-108748号(実開昭62-16254号)のマイクロフィルム 実用新案登録3167867号公報 特開2018-93855号公報 特開2009-136293号公報 特開2012-143165号公報 特開平09-182531号公報 実願平04-42822号(実開平06-3052号)のCD-ROM 特開2006-14633号公報 特開2001-112359号公報 特開平10-215710号公報 特開平04-360626号公報
しかし、特許文献1から特許文献3に記載された裾換気方式では、急な天候の変化に対応できないという問題があり、特許文献4から特許文献11に記載された新たなトンネル構造においても、複数箇所を同時に微調整できるものではない。
このように、園芸用トンネルでは、換気が重要な作業であるが、作業者の負担も大きく、農業従事者の高齢化を考慮すると、今後さらに換気作業の省力化は求められる。
なお、温室は内部で作業者が作業できる空間があり、温室の外から雑草防除、薬剤散布、又は収穫などの作業を行うことはない。従って、特許文献12に記載の温室では、換気が行えればよく、そのために被覆材全てを移動する必要が無いため、固定の被覆材に対して一部の被覆材を移動させるものである。さらに、温室は基本的には常設のため、一部の被覆材が固定されていても問題ないが、栽培時期に合わせて設置・解体を頻繁に行う必要がある園芸用トンネルでは、解体した資材の収納方法も重要であり、固定された被覆体は設置・解体・収納作業の効率性を妨げる要因となる。そのため、特許文献12は温室では有効な構造ではあるが、園芸用トンネルには不向きな構造である。
そこで本発明は、換気の微調整を容易に行えるとともに、雑草防除、薬剤散布、又は収穫などの作業を容易に行うことができる園芸用トンネルを提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の園芸用トンネルは、畝Aに沿って被覆材を対象物に被せ、内部には作業者が作業できる空間を有しない園芸用トンネルであって、少なくとも第1被覆体10と第2被覆体20と、移動しない第3被覆体50とを有し、前記第3被覆体50は、複数の第3フレーム材51と、複数の前記第3フレーム材51の上方を覆う第3被覆材53とからなり、前記第1被覆体10と前記第2被覆体20とを隣接して配置し、一対の前記第3被覆体50の間に、前記第1被覆体10及び前記第2被覆体20を隣接して配置し、前記第1被覆体10は、少なくとも一部が前記第2被覆体20に重なるように、前記第2被覆体20の方向に移動でき、前記第2被覆体20は、少なくとも一部が前記第1被覆体10に重なるように、前記第1被覆体10の方向に移動できることを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の園芸用トンネルにおいて、前記第1被覆体10は、一端側第1開口10aを形成する第1一端側フレーム材11aと、他端側第1開口10bを形成する第1他端側フレーム材11bと、前記第1一端側フレーム材11aと前記第1他端側フレーム材11bとを連結する第1連結材12と、前記第1一端側フレーム材11aと前記第1他端側フレーム材11bとの間を覆う第1被覆材13とを有し、前記第2被覆体20は、一端側第2開口20aを形成する第2一端側フレーム材21aと、他端側第2開口20bを形成する第2他端側フレーム材21bと、前記第2一端側フレーム材21aと前記第2他端側フレーム材21bとを連結する第2連結材22と、前記第2一端側フレーム材21aと前記第2他端側フレーム材21bとの間を覆う第2被覆材23とを有し、前記第2一端側フレーム材21aは前記他端側第1開口10bから前記第1被覆体10内に挿入できることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載の園芸用トンネルにおいて、前記第1被覆材13の一端側13aを前記第1一端側フレーム材11aの外側で垂れ下げ、前記第1被覆材13の他端側13bを前記第1他端側フレーム材11aの外側で垂れ下げたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項2又は請求項3に記載の園芸用トンネルにおいて、前記第1連結材12として、一方第1連結材12と他方第1連結材12とを有し、前記一方第1連結材12xで、前記第1一端側フレーム材11aの一方端部11axと前記第1他端側フレーム材11bの一方端部11bxとを連結し、前記他方第1連結材12yで、前記第1一端側フレーム材11aの他方端部11ayと前記第1他端側フレーム材11bの他方端部11byとを連結し、前記第2連結材22として、一方第2連結材22と他方第2連結材22とを有し、前記一方第2連結材22xで、前記第2一端側フレーム材21aの一方端部21axと前記第2他端側フレーム材21bの一方端部21bxとを連結し、前記他方第2連結材22yで、前記第2一端側フレーム材21aの他方端部21ayと前記第2他端側フレーム材21bの他方端部21byとを連結することを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項4に記載の園芸用トンネルにおいて、前記一方第1連結材12x、前記他方第1連結材12y、前記一方第2連結材22x、及び前記他方第2連結材22yには、それぞれ一対の滑り部材16、26を設け、前記第1被覆体10及び前記第2被覆体20の両側には、前記滑り部材16が摺動する一対のレール材30を配置したことを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項5に記載の園芸用トンネルにおいて、前記第1連結材12の長さをL1、前記第2連結材22の長さをL2、前記第1連結材12に設ける一対の前記滑り部材16の間の距離をW1、前記第2連結材22に設ける一対の前記滑り部材26の間の距離をW2としたとき、W1<L1、及びW2<L2したことを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の園芸用トンネルにおいて、前記第1被覆体10及び前記第2被覆体20の両側に、一対のレール材30を配置し、前記第1被覆体10及び前記第2被覆体20は、一対の前記レール材30に沿って移動することを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項7に記載の園芸用トンネルにおいて、前記レール材30には、前記第1被覆体10及び前記第2被覆体20に設けた滑り部材16、26が摺動するレール部31と、前記レール部31の側方を覆う泥除け部32とを有し、前記第1被覆体10と前記泥除け部32との間、及び前記第2被覆体20と前記泥除け部32との間に、前記レール部31が配置されることを特徴とする。
請求項9記載の本発明は、請求項8に記載の園芸用トンネルにおいて、前記泥除け部32が、更に前記レール部31の上方を覆うことを特徴とする。
請求項10記載の本発明の園芸用トンネルは、畝Aに沿って被覆材を対象物に被せ、内部には作業者が作業できる空間を有しない園芸用トンネルであって、少なくとも第1被覆体10と第2被覆体20と、移動しない第3被覆体50とを有し、前記第3被覆体50は、複数の第3フレーム材51と、複数の前記第3フレーム材51の上方を覆う第3被覆材53とからなり、前記第1被覆体10と前記第2被覆体20とを隣接して配置し、一対の前記第3被覆体50の間に、前記第1被覆体10及び前記第2被覆体20を隣接して配置し、前記第1被覆体10は、一端側第1開口10aを形成する第1一端側フレーム材11aと、他端側第1開口10bを形成する第1他端側フレーム材11bと、前記第1一端側フレーム材11aと前記第1他端側フレーム材11bとを連結する第1連結材12と、前記第1一端側フレーム材11aと前記第1他端側フレーム材11bとの間を覆う第1被覆材13とを有し、前記第2被覆体20は、一端側第2開口20aを形成する第2一端側フレーム材21aと、他端側第2開口20bを形成する第2他端側フレーム材21bと、前記第2一端側フレーム材21aと前記第2他端側フレーム材21bとを連結する第2連結材22と、前記第2一端側フレーム材21aと前記第2他端側フレーム材21bとの間を覆う第2被覆材23とを有し、前記第1被覆体10及び前記第2被覆体20の両側に、一対のレール材30を配置し、一対の前記レール材30に沿って移動することで、前記第2一端側フレーム材21aは前記他端側第1開口10bから前記第1被覆体10内に挿入できることを特徴とする。
請求項11記載の本発明は、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の園芸用トンネルを用いる園芸用トンネル施工方法であって、前記畝Aに沿って配置される前記第3被覆体50の一部を、前記第1被覆体10及び前記第2被覆体20に置き換えることで、一対の前記第3被覆体50の間に、前記第1被覆体10及び前記第2被覆体20を隣接して配置することを特徴とする。
本発明の園芸用トンネルによれば、第1被覆体又は第2被覆体を移動させることができるので、換気の微調整を容易に行えるとともに、雑草防除、薬剤散布、又は収穫などの作業を容易に行うことができる。
本発明の一実施例による園芸用トンネルを示す概念図 同園芸用トンネルを構成する第1被覆体の分解図 同園芸用トンネルを構成する第2被覆体の分解図 同園芸用トンネルを構成するレール材を示す概念構成図 本実施例による第1被覆体及び第2被覆体の収納及び設置方法を示す図 本実施例による第1被覆体及び第2被覆体の収納及び設置方法を示す図 本実施例による第1被覆体及び第2被覆体の施工方法の一例を示す概念図 従来の園芸用トンネルの写真
本発明の第1の実施の形態による園芸用トンネルは、少なくとも第1被覆体と第2被覆体と、移動しない第3被覆体とを有し、第3被覆体は、複数の第3フレーム材と、複数の第3フレーム材の上方を覆う第3被覆材とからなり、第1被覆体と第2被覆体とを隣接して配置し、一対の第3被覆体の間に、第1被覆体及び第2被覆体を隣接して配置し、第1被覆体は、少なくとも一部が第2被覆体に重なるように、第2被覆体の方向に移動でき、第2被覆体は、少なくとも一部が第1被覆体に重なるように、第1被覆体の方向に移動できるものである。本実施の形態によれば、移動しない第3被覆体の間に、第1被覆体及び第2被覆体を配置し、第1被覆体又は第2被覆体を移動させることができるので、換気の微調整を容易に行えるとともに、園芸用トンネルの内部の雑草防除、薬剤散布、又は収穫などの作業を園芸用トンネルの外部から容易に行うことができる。また、本実施の形態によれば、第1と第2の両被覆体ともに移動するので、栽培時期に合わせた頻繁な設置・解体及び保管・収納を行うのにも適している。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による園芸用トンネルにおいて、第1被覆体は、一端側第1開口を形成する第1一端側フレーム材と、他端側第1開口を形成する第1他端側フレーム材と、第1一端側フレーム材と第1他端側フレーム材とを連結する第1連結材と、第1一端側フレーム材と第1他端側フレーム材との間を覆う第1被覆材とを有し、 第2被覆体は、一端側第2開口を形成する第2一端側フレーム材と、他端側第2開口を形成する第2他端側フレーム材と、第2一端側フレーム材と第2他端側フレーム材とを連結する第2連結材と、第2一端側フレーム材と第2他端側フレーム材との間を覆う第2被覆材とを有し、第2一端側フレーム材は他端側第1開口から第1被覆体内に挿入できるものである。本実施の形態によれば、第1被覆体及び第2被覆体を、一対のフレーム材、連結材、及び被覆材で構成することができ、第1被覆体と第2被覆体とが重なるように移動させることができる。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態による園芸用トンネルにおいて、第1被覆材の一端側を第1一端側フレーム材の外側で垂れ下げ、第1被覆材の他端側を第1他端側フレーム材の外側で垂れ下げたものである。本実施の形態によれば、第1被覆材の端部を垂れ下げることで、第1被覆体と第2被覆体との隙間を塞ぐことができ、保温効果を高めることができる。
本発明の第4の実施の形態は、第2又は第3の実施の形態による園芸用トンネルにおいて、第1連結材として、一方第1連結材と他方第1連結材とを有し、一方第1連結材で、第1一端側フレーム材の一方端部と第1他端側フレーム材の一方端部とを連結し、他方第1連結材で、第1一端側フレーム材の他方端部と第1他端側フレーム材の他方端部とを連結し、 第2連結材として、一方第2連結材と他方第2連結材とを有し、一方第2連結材で、第2一端側フレーム材の一方端部と第2他端側フレーム材の一方端部とを連結し、他方第2連結材で、第2一端側フレーム材の他方端部と第2他端側フレーム材の他方端部とを連結するものである。本実施の形態によれば、第1一端側フレーム材、第1他端側フレーム材、一方第1連結材、及び他方第1連結材によって第1被覆体の枠を形成し、第2一端側フレーム材、第2他端側フレーム材、一方第2連結材、及び他方第2連結材によって第2被覆体の枠を形成することができる。
本発明の第5の実施の形態は、第4の実施の形態による園芸用トンネルにおいて、一方第1連結材、他方第1連結材、一方第2連結材、及び他方第2連結材には、それぞれ一対の滑り部材を設け、第1被覆体及び第2被覆体の両側には、滑り部材が摺動する一対のレール材を配置したものである。本実施の形態によれば、第1被覆体及び第2被覆体を一対のレール材に沿って摺動させることができる。
本発明の第6の実施の形態は、第5の実施の形態による園芸用トンネルにおいて、第1連結材の長さをL1、第2連結材の長さをL2、第1連結材に設ける一対の滑り部材の間の距離をW1、第2連結材に設ける一対の滑り部材の間の距離をW2としたとき、W1<L1、及びW2<L2としたものである。
本発明の第7の実施の形態は、第1から第4のいずれかの実施の形態による園芸用トンネルにおいて、第1被覆体及び第2被覆体の両側に、一対のレール材を配置し、第1被覆体及び第2被覆体は、一対のレール材に沿って移動するものである。本実施の形態によれば、第1被覆体及び第2被覆体を安定して移動できるとともに、任意の位置に移動できるため換気の微調整を行える。
本発明の第8の実施の形態は、第7の実施の形態による園芸用トンネルにおいて、レール材には、第1被覆体及び第2被覆体に設けた滑り部材が摺動するレール部と、レール部の側方を覆う泥除け部とを有し、第1被覆体と泥除け部との間、及び第2被覆体と泥除け部との間に、レール部が配置されるものである。本実施の形態によれば、泥除け部によってレール部に泥が侵入することを防止でき、移動動作を安定して行える。
本発明の第9の実施の形態は、第8の実施の形態による園芸用トンネルにおいて、泥除け部が、更にレール部の上方を覆うものである。本実施の形態によれば、レール部への泥の侵入を更に防止できる。
本発明の第10の実施の形態による園芸用トンネルは、少なくとも第1被覆体と第2被覆体と、移動しない第3被覆体とを有し、第3被覆体は、複数の第3フレーム材と、複数の第3フレーム材の上方を覆う第3被覆材とからなり、第1被覆体と第2被覆体とを隣接して配置し、一対の第3被覆体の間に、第1被覆体及び第2被覆体を隣接して配置し、第1被覆体は、一端側第1開口を形成する第1一端側フレーム材と、他端側第1開口を形成する第1他端側フレーム材と、第1一端側フレーム材と第1他端側フレーム材とを連結する第1連結材と、第1一端側フレーム材と第1他端側フレーム材との間を覆う第1被覆材とを有し、第2被覆体は、一端側第2開口を形成する第2一端側フレーム材と、他端側第2開口を形成する第2他端側フレーム材と、第2一端側フレーム材と第2他端側フレーム材とを連結する第2連結材と、第2一端側フレーム材と第2他端側フレーム材との間を覆う第2被覆材とを有し、第1被覆体及び第2被覆体の両側に、一対のレール材を配置し、一対のレール材に沿って移動することで、第2一端側フレーム材は他端側第1開口から第1被覆体内に挿入できるものである。本実施の形態によれば、移動しない第3被覆体の間に、第1被覆体及び第2被覆体を配置し、第1被覆体又は第2被覆体を移動させることができるので、換気の微調整を容易に行えるとともに、園芸用トンネルの内部の雑草防除、薬剤散布、又は収穫などの作業を園芸用トンネルの外部から容易に行うことができる。
本発明の第11の実施による園芸用トンネル施工方法は、第1から第10のいずれかの実施の形態による園芸用トンネルを用い、畝に沿って配置される第3被覆体の一部を、第1被覆体及び第2被覆体に置き換えることで、一対の第3被覆体の間に、第1被覆体及び第2被覆体を隣接して配置するものである。本実施の形態によれば、第3被覆体の一部を、第1被覆体及び第2被覆体に置き換えることで、園芸用トンネルの内部の雑草防除、薬剤散布、又は収穫などの作業を行えるとともに、施工性、経済性、及びメンテナンス性が向上する。
以下本発明の一実施例による園芸用トンネルについて説明する。
図1は本実施例による園芸用トンネルを示す概念図であり、図1(a)は同園芸用トンネルの概念斜視図、図1(b)は同園芸用トンネルの閉状態の概念側面図、図1(c)は同園芸用トンネルの開状態の概念側面図である。
本実施例による園芸用トンネルは、畝Aに沿って対象物に第1被覆体10と第2被覆体20とを隣接して交互に配置する。従って、第1被覆体10の両隣には第2被覆体20が配置され、第2被覆体20の両隣には第1被覆体10が配置される。ここで対象物とは主に農作物である。
第1被覆体10及び第2被覆体20の両側には、一対のレール材30を配置する。レール材30は杭40によって地面に固定する。
第1被覆体10及び第2被覆体20は、一対のレール材30に沿って移動する。
第1被覆体10は、少なくとも第1被覆体10の一部が第2被覆体20に重なるように、第2被覆体20の方向に移動でき、第2被覆体20は、少なくとも第2被覆体20の一部が第1被覆体10に重なるように、第1被覆体10の方向に移動できる。
このように、第1被覆体10及び第2被覆体20を移動させることができるので、換気の微調整を容易に行えるとともに、雑草防除、薬剤散布、又は収穫などの作業を容易に行うことができる。
なお、本実施例では、第1被覆体10の全てが第2被覆体20に重なるように、第1被覆体10及び第2被覆体20を移動させることができる。
図2は本実施例による園芸用トンネルを構成する第1被覆体の分解図である。
第1被覆体10は、第1一端側フレーム材11aと、第1他端側フレーム材11bと、第1連結材12と、第1被覆材13と、接続部材14と、固定部材15と、滑り部材16とから構成される。
第1一端側フレーム材11a及び第1他端側フレーム材11bは、アーチ状に形状が保持されているものであっても、弾力性を有することで使用時にアーチ状に変形できるものであってもよい。また、第1一端側フレーム材11a及び第1他端側フレーム材11bは、必ずしも1本の支柱で構成する必要はなく、複数本の支柱を連結して構成してもよく、アーチ状でなくてもよい。
図1(a)に示すように、第1一端側フレーム材11aは一端側第1開口10aを形成し、第1他端側フレーム材11bは他端側第1開口10bを形成する。
第1連結材12は、第1一端側フレーム材11aと第1他端側フレーム材11bとを連結する。
第1被覆材13は、一端側13a及び他端側13bには、垂れ下げ部13sを形成している。垂れ下げ部13sは複数片に分割している。
接続部材14は、第1一端側フレーム材11a又は第1他端側フレーム材11bと第1連結材12とを連結する。
固定部材15は、第1一端側フレーム材11a及び第1他端側フレーム材11bに第1被覆材13を固定する。
滑り部材16は、第1連結材12に設ける。一方第1連結材12xには少なくとも一対の滑り部材16xを設け、他方第1連結材12yにも少なくとも一対の滑り部材16yを設ける。なお、一対の滑り部材16xの間に、更に滑り部材16を設けてもよく、一対の滑り部材16yの間に、更に滑り部材16を設けてもよい。また、本実施例では滑り部材16を滑車として説明するが、摺動部材を用いることもできる。
一方第1連結材12xは、一端を接続部材14によって第1一端側フレーム材11aの一方端部11axに連結し、他端を接続部材14によって第1他端側フレーム材11bの一方端部11bxに連結する。
他方第1連結材12yは、一端を接続部材14によって第1一端側フレーム材11aの他方端部11ayに連結し、他端を接続部材14によって第1他端側フレーム材11bの他方端部11byに連結する。
図1(a)に示すように、第1被覆材13は、第1一端側フレーム材11aと第1他端側フレーム材11bとの間を覆うとともに、垂れ下げ部13sは、第1一端側フレーム材11aの外側、及び第1他端側フレーム材11bの外側で垂れ下がる。このような垂れ下げ部13sを設けることで、第1被覆体10と第2被覆体20との隙間を塞ぐことができ、保温効果を高めることができる。
このように、第1一端側フレーム材11a、第1他端側フレーム材11b、一方第1連結材12x、及び他方第1連結材12yによって第1被覆体10の枠を形成し、第1被覆体10は、形成した枠と被覆材13とで構成することができる。
また、一方第1連結材12x、他方第1連結材12yには、それぞれ一対の滑り部材16を設けているため、図1に示すように、第1被覆体10及び第2被覆体20の両側に配置したレール材30に沿って滑り部材16を摺動させることで、第1被覆体10を移動させることができる。
図3は本実施例による園芸用トンネルを構成する第2被覆体の分解図である。
第2被覆体20は、第2一端側フレーム材21aと、第2他端側フレーム材21bと、第2連結材22と、第2被覆材23と、接続部材24と、固定部材25と、滑り部材26とから構成される。
第2一端側フレーム材21a及び第2他端側フレーム材21bは、アーチ状に形状が保持されているものであっても、弾力性を有することで使用時にアーチ状に変形できるものであってもよい。また、第2一端側フレーム材21a及び第2他端側フレーム材21bは、必ずしも1本の支柱で構成する必要はなく、複数本の支柱を連結して構成してもよく、アーチ状でなくてもよい。
図1(a)に示すように、第2一端側フレーム材21aは一端側第2開口20aを形成し、第2他端側フレーム材21bは他端側第2開口20bを形成する。
第2連結材22は、第2一端側フレーム材21aと第2他端側フレーム材21bとを連結する。
接続部材24は、第2一端側フレーム材21a又は第2他端側フレーム材21bと第2連結材22とを連結する。
固定部材25は、第2一端側フレーム材21a及び第2他端側フレーム材21bに第2被覆材23を固定する。
滑り部材26は、第2連結材22に設ける。一方第2連結材22xには少なくとも一対の滑り部材26xを設け、他方第2連結材22yにも少なくとも一対の滑り部材26yを設ける。なお、一対の滑り部材26xの間に、更に滑り部材26を設けてもよく、一対の滑り部材26yの間に、更に滑り部材26を設けてもよい。また、本実施例では滑り部材26を滑車として説明するが、摺動部材を用いることもできる。
一方第2連結材22xは、一端を接続部材24によって第2一端側フレーム材21aの一方端部21axに連結し、他端を接続部材24によって第2他端側フレーム材21bの一方端部21bxに連結する。
他方第2連結材22yは、一端を接続部材24によって第2一端側フレーム材21aの他方端部21ayに連結し、他端を接続部材24によって第2他端側フレーム材21bの他方端部21byに連結する。
図1(a)に示すように、第2被覆材23は、第2一端側フレーム材21aと第2他端側フレーム材21bとの間を覆う。なお、少なくとも第2一端側フレーム材21aは他端側第1開口10bから第1被覆体10内に挿入できる。本実施例では、第2一端側フレーム材21aと第2他端側フレーム材21bとは同一形状としており、第2被覆体20は第1被覆体10の内部に挿入できる。
このように、第2一端側フレーム材21a、第2他端側フレーム材21b、一方第2連結材22x、及び他方第2連結材22yによって第2被覆体20の枠を形成し、第2被覆体20は、形成した枠と被覆材23とで構成することができる。
また、一方第2連結材22x、他方第2連結材22yには、それぞれ一対の滑り部材26を設けているため、図1に示すように、第1被覆体10及び第2被覆体20の両側に配置したレール材30に沿って滑り部材26を摺動させることで、第2被覆体20を移動させることができる。
図1(b)に示すように、第1連結材の長さをL1、第2連結材の長さをL2、第1連結材に設ける一対の滑り部材16の間の距離をW1、第2連結材に設ける一対の滑り部材26の間の距離をW2、レール材30の長さをL3としたとき、W1<L1、W2<L2、及びL3≦L1+L2としている。
このように、第1連結材に設ける一対の滑り部材16の間の距離W1を第1連結材の長さL1より短くし、第2連結材に設ける一対の滑り部材26の間の距離W2を第2連結材の長さL2より短くすることで、レール材30の長さL3を、第1連結材の長さL1と第2連結材の長さL2との合計長さ以下とすることができる。
なお、第1被覆材13及び第2被覆材23は、保温を目的とする場合には、一般的にはポリエチレンシート、塩化ビニールシート、又はポリオレフィン系特殊シートのような透光性フィルムを用いるが、遮光、防虫、防寒、又は防霜を目的とする場合には寒冷紗や、着色フィルム、紫外線、赤外線制御フィルムなどの光選択性被覆資材を用い、その他として、防虫ネット、遮光ネット、不織布などの被覆材を用いることもできる。
図4は本実施例による園芸用トンネルを構成するレール材を示す概念構成図である。
図4(a)に示すレール材30Aは、第1被覆体10及び第2被覆体20に設けた滑り部材16、26が摺動する凸部を備えたレール部31と、レール部31の側方を覆う泥除け部32とを有している。
レール部31を、第1被覆体10と泥除け部32との間、及び第2被覆体20と泥除け部32との間に配置することで、泥除け部32によってレール部31に泥が侵入することを防止でき、滑り部材16、26の移動動作を安定して行える。
本実施例では、レール部31の凸部は地面に対して垂直に設置され、泥除け部32は上端をレール部31側に近づけた傾斜面としている。
図4(b)に示すレール材30Bは、第1被覆体10及び第2被覆体20に設けた滑り部材16、26が摺動する凸部を備えたレール部31と、レール部31の側方及び上方を覆う泥除け部32とを有している。
レール部31を、第1被覆体10と泥除け部32との間、及び第2被覆体20と泥除け部32との間に配置し、更にレール部31の上方を泥除け部32で覆うことで、レール部31に泥が侵入することを防止でき、滑り部材16、26の移動動作を安定して行える。
本実施例では、レール部31の凸部は地面に対して垂直に設置され、泥除け部32の側方は垂直面としている。
なお、図示のように、レール部31は、滑り部材16が位置する凸部を、滑り部材26が位置する凸部よりも高くしてもよい。
図4(c)に示すレール材30Cは、第1被覆体10及び第2被覆体20に設けた滑り部材16、26が摺動する凸部を備えたレール部31が、レール部31の側方を覆う泥除け部32を兼ねている。泥除け部32はレール部31の上方を覆っている。
レール部31の凸部を、第1被覆体10と泥除け部32との間、及び第2被覆体20と泥除け部32との間に配置し、更にレール部31の上方を泥除け部32で覆うことで、レール部31に泥が侵入することを防止でき、滑り部材16、26の移動動作を安定して行える。
本実施例では、レール部31の凸部は地面に対して水平に設置されている。
図4(d)に示すレール材30Dは、第1被覆体10及び第2被覆体20に設けた滑り部材16、26が摺動する2本のワイヤー35で構成している。
滑り部材16、26は、ワイヤー35に沿って摺動することができる。
図5及び図6は本実施例による第1被覆体及び第2被覆体の収納及び設置方法を示す図である。
図5では、第1被覆体10を用いて説明するが、第2被覆体20についても同様である。
図5(a)は、第1一端側フレーム材11aと、第1他端側フレーム材11bと、第1連結材12と、第1被覆材13と、接続部材14と、固定部材15と、滑り部材16とを全て分解した状態を示しており、この状態で保管収納することができる。
図5(b)では、滑り部材16以外の、第1一端側フレーム材11a、第1他端側フレーム材11b、第1連結材12、第1被覆材13、接続部材14、及び固定部材15を組み立てた状態であり、この状態で保管収納することもできる。
図6では、第2被覆体20を用いて説明するが、第1被覆体10についても同様である。
図6(a)は設置状態を示しており、図6(b)に示すように、他方第2連結材22yに設けている滑り部材26yをレール材30から取り外し、その後に一方第2連結材22xに設けている滑り部材26xをレール材30から取り外す。
レール材30から取り外した第2被覆体20は、図6(c)に示すように、第2連結材22から、滑り部材26、及び固定部材25を取り外し、更に、第2連結材22の両端の接続部材24を、第2一端側フレーム材21a及び第2他端側フレーム材21bから取り外す。
図6(d)は、第2被覆材23に、第2一端側フレーム材21a及び第2他端側フレーム材21bが固定部材25で取り付けられており、第2連結材22、滑り部材26、接続部材24、及び固定部材25は第2被覆材23から取り外した状態を示している。
図6(e)に示すように、第2一端側フレーム材21a及び第2他端側フレーム材21bが固定部材25で取り付けられた第2被覆材23は積み重ねて保管収納することができる。
図7は、本実施例による第1被覆体及び第2被覆体の施工方法の一例を示す概念図であり、図7(a)は畝に沿って対象物に第3被覆体が配置された状態を示す概念側面図、図7(b)は図7(a)と同じ状態を示す概念斜視図、図7(c)は同状態に第1被覆体及び第2被覆体を配置した状態を示す概念側面図、図7(d)は図7(c)と同じ状態を示す概念斜視図である。
図7では、移動しない第3被覆体50を備えており、第3被覆体50は、複数の第3フレーム材51と、複数の第3フレーム材51の上方を覆う第3被覆材53とからなる。
図7(a)及び図7(b)に示すように、第3被覆体50は、一方の第3被覆体50Aと他方の第3被覆体50Bとに分割されている。
そして、図7(c)及び図7(d)に示すように、一対の第3被覆体50A、50Bの間に、第1被覆体10及び第2被覆体20を第3被覆体50に隣接して配置する。
なお、図7では、一対の第3被覆体50A、50Bの間に第1被覆体10及び第2被覆体20を一組だけ配置する場合を示しているが、所定間隔を開けて複数組配置してもよく、また第3被覆体50の端部に隣接して配置することもできる。
第1被覆体10及び第2被覆体20の両側には、一対のレール材30を配置し、第1被覆体10及び第2被覆体20は、一対のレール材30に沿って移動する。第1被覆体10及び第2被覆体20の構造及び動作は既に説明した通りである。なお、本実施例においては、第2被覆材23は、第3被覆体50側には、垂れ下げ部23sを形成していることが好ましく、垂れ下げ部23sは垂れ下げ部13sと同様に複数片に分割している。
第3フレーム材51は、アーチ状に形状が保持されているものであっても、弾力性を有することで使用時にアーチ状に変形できるものであってもよい。また、第3フレーム材51は、必ずしも1本の支柱で構成する必要はなく、複数本の支柱を連結して構成してもよく、アーチ状でなくてもよい。
第3被覆材53は、保温を目的とする場合には、一般的にはポリエチレンシート、塩化ビニールシート、又はポリオレフィン系特殊シートのような透光性フィルムを用いるが、遮光、防虫、防寒、又は防霜を目的とする場合には寒冷紗や、着色フィルム、紫外線、赤外線制御フィルムなどの光選択性被覆資材を用い、その他として、防虫ネット、遮光ネット、不織布などの被覆材を用いることもできる。
このように、畝Aに沿って配置される第3被覆体50の一部を、第1被覆体10及び第2被覆体20に置き換えることで、園芸用トンネルの内部の雑草防除、薬剤散布、又は収穫などの作業を行えるとともに、施工性、経済性、及びメンテナンス性が向上する。
また、園芸用トンネルの内部の雑草防除、薬剤散布、又は収穫などの作業に適した位置に第1被覆体10及び第2被覆体20を配置し、移動しない第3被覆体50も併せて用いることで、施工性、経済性、及びメンテナンス性が向上する。
以上のように本実施例による園芸用トンネルは、少なくとも第1被覆体10と第2被覆体20とを有し、第1被覆体10と第2被覆体20とを隣接して配置する。そして、第1被覆体10は、一端側第1開口10aを形成する第1一端側フレーム材11aと、他端側第1開口10bを形成する第1他端側フレーム材11bと、第1一端側フレーム材11aと第1他端側フレーム材11bとを連結する第1連結材12と、第1一端側フレーム材11aと第1他端側フレーム材11bとの間を覆う第1被覆材13とを有している。また、第2被覆体20は、一端側第2開口20aを形成する第2一端側フレーム材21aと、他端側第2開口20bを形成する第2他端側フレーム材21bと、第2一端側フレーム材21aと第2他端側フレーム材21bとを連結する第2連結材22と、第2一端側フレーム材21aと第2他端側フレーム材21bとの間を覆う第2被覆材23とを有している。そして、第1被覆体10及び第2被覆体20の両側に、一対のレール材30を配置し、一対のレール材30に沿って移動することで、第2一端側フレーム材21aは他端側第1開口10bから第1被覆体10内に挿入できる。
従って、本実施例による園芸用トンネルによれば、第1被覆体10又は第2被覆体20を移動させることができるので、換気の微調整を容易に行えるとともに、雑草防除、薬剤散布、又は収穫などの作業を容易に行うことができる。
本発明は、施設園芸において利用でき、露地に設定して利用できるだけでなく、温室や屋内にも設置して利用でき、畝栽培だけでなく、ポット栽培や水耕栽培にも利用でき、作業者の労働負担を軽減できる。
10 第1被覆体
10a 一端側第1開口
10b 他端側第1開口
11a 第1一端側フレーム材
11b 第1他端側フレーム材
11ax、11bx 一方端部
11ay、11by 他方端部
12 第1連結材
12x 一方第1連結材
12y 他方第1連結材
13 第1被覆材
13a 一端側
13b 他端側
13s 垂れ下げ部
14 接続部材
15 固定部材
16、16x、16y 滑り部材
20 第2被覆体
20a 一端側第2開口
20b 他端側第2開口
21a 第2一端側フレーム材
21b 第2他端側フレーム材
21ax、21bx 一方端部
21ay、21by 他方端部
22 第2連結材
22x 一方第2連結材
22y 他方第2連結材
23 第2被覆材
23s 垂れ下げ部
24 接続部材
25 固定部材
26、26x、26y 滑り部材
30、30A、30B、30C、30D レール材
31 レール部
32 泥除け部
35 ワイヤー
40 杭
50、50A、50B 第3被覆体
51 第3フレーム材
53 第3被覆材
A 畝

Claims (11)

  1. 畝に沿って被覆材を対象物に被せ、内部には作業者が作業できる空間を有しない園芸用トンネルであって、
    少なくとも第1被覆体と第2被覆体と、移動しない第3被覆体とを有し、
    前記第3被覆体は、複数の第3フレーム材と、複数の前記第3フレーム材の上方を覆う第3被覆材とからなり、
    前記第1被覆体と前記第2被覆体とを隣接して配置し、
    一対の前記第3被覆体の間に、前記第1被覆体及び前記第2被覆体を隣接して配置し、
    前記第1被覆体は、少なくとも一部が前記第2被覆体に重なるように、前記第2被覆体の方向に移動でき、
    前記第2被覆体は、少なくとも一部が前記第1被覆体に重なるように、前記第1被覆体の方向に移動できる
    ことを特徴とする園芸用トンネル。
  2. 前記第1被覆体は、
    一端側第1開口を形成する第1一端側フレーム材と、
    他端側第1開口を形成する第1他端側フレーム材と、
    前記第1一端側フレーム材と前記第1他端側フレーム材とを連結する第1連結材と、
    前記第1一端側フレーム材と前記第1他端側フレーム材との間を覆う第1被覆材と
    を有し、
    前記第2被覆体は、
    一端側第2開口を形成する第2一端側フレーム材と、
    他端側第2開口を形成する第2他端側フレーム材と、
    前記第2一端側フレーム材と前記第2他端側フレーム材とを連結する第2連結材と、
    前記第2一端側フレーム材と前記第2他端側フレーム材との間を覆う第2被覆材と
    を有し、
    前記第2一端側フレーム材は前記他端側第1開口から前記第1被覆体内に挿入できる
    ことを特徴とする請求項1に記載の園芸用トンネル。
  3. 前記第1被覆材の一端側を前記第1一端側フレーム材の外側で垂れ下げ、
    前記第1被覆材の他端側を前記第1他端側フレーム材の外側で垂れ下げた
    ことを特徴とする請求項2に記載の園芸用トンネル。
  4. 前記第1連結材として、一方第1連結材と他方第1連結材とを有し、
    前記一方第1連結材で、前記第1一端側フレーム材の一方端部と前記第1他端側フレーム材の一方端部とを連結し、
    前記他方第1連結材で、前記第1一端側フレーム材の他方端部と前記第1他端側フレーム材の他方端部とを連結し、
    前記第2連結材として、一方第2連結材と他方第2連結材とを有し、
    前記一方第2連結材で、前記第2一端側フレーム材の一方端部と前記第2他端側フレーム材の一方端部とを連結し、
    前記他方第2連結材で、前記第2一端側フレーム材の他方端部と前記第2他端側フレーム材の他方端部とを連結する
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の園芸用トンネル。
  5. 前記一方第1連結材、前記他方第1連結材、前記一方第2連結材、及び前記他方第2連結材には、それぞれ一対の滑り部材を設け、
    前記第1被覆体及び前記第2被覆体の両側には、前記滑り部材が摺動する一対のレール材を配置した
    ことを特徴とする請求項4に記載の園芸用トンネル。
  6. 前記第1連結材の長さをL1、前記第2連結材の長さをL2、前記第1連結材に設ける一対の前記滑り部材の間の距離をW1、前記第2連結材に設ける一対の前記滑り部材の間の距離をW2としたとき、
    W1<L1、及び
    W2<L
    した
    ことを特徴とする請求項5に記載の園芸用トンネル。
  7. 前記第1被覆体及び前記第2被覆体の両側に、一対のレール材を配置し、
    前記第1被覆体及び前記第2被覆体は、一対の前記レール材に沿って移動する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の園芸用トンネル。
  8. 前記レール材には、
    前記第1被覆体及び前記第2被覆体に設けた滑り部材が摺動するレール部と、
    前記レール部の側方を覆う泥除け部と
    を有し、
    前記第1被覆体と前記泥除け部との間、及び前記第2被覆体と前記泥除け部との間に、前記レール部が配置される
    ことを特徴とする請求項7に記載の園芸用トンネル。
  9. 前記泥除け部が、更に前記レール部の上方を覆う
    ことを特徴とする請求項8に記載の園芸用トンネル。
  10. 畝に沿って被覆材を対象物に被せ、内部には作業者が作業できる空間を有しない園芸用トンネルであって、
    少なくとも第1被覆体と第2被覆体と、移動しない第3被覆体とを有し、
    前記第3被覆体は、複数の第3フレーム材と、複数の前記第3フレーム材の上方を覆う第3被覆材とからなり、
    前記第1被覆体と前記第2被覆体とを隣接して配置し、
    一対の前記第3被覆体の間に、前記第1被覆体及び前記第2被覆体を隣接して配置し、
    前記第1被覆体は、
    一端側第1開口を形成する第1一端側フレーム材と、
    他端側第1開口を形成する第1他端側フレーム材と、
    前記第1一端側フレーム材と前記第1他端側フレーム材とを連結する第1連結材と、
    前記第1一端側フレーム材と前記第1他端側フレーム材との間を覆う第1被覆材と
    を有し、
    前記第2被覆体は、
    一端側第2開口を形成する第2一端側フレーム材と、
    他端側第2開口を形成する第2他端側フレーム材と、
    前記第2一端側フレーム材と前記第2他端側フレーム材とを連結する第2連結材と、
    前記第2一端側フレーム材と前記第2他端側フレーム材との間を覆う第2被覆材と
    を有し、
    前記第1被覆体及び前記第2被覆体の両側に、一対のレール材を配置し、
    一対の前記レール材に沿って移動することで、前記第2一端側フレーム材は前記他端側第1開口から前記第1被覆体内に挿入できる
    ことを特徴とする園芸用トンネル。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の園芸用トンネルを用いる園芸用トンネル施工方法であって、
    前記畝に沿って配置される前記第3被覆体の一部を、前記第1被覆体及び前記第2被覆体に置き換えることで、一対の前記第3被覆体の間に、前記第1被覆体及び前記第2被覆体を隣接して配置する
    ことを特徴とする園芸用トンネル施工方法。
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