JP2022124639A - ガラス板梱包体、及びガラス板梱包体の開梱方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、大型のガラス板を梱包したガラス板梱包体の高さと幅を抑制し、ガラス板梱包体とコンテナの内壁との隙間を広げ、ガラス板梱包体をコンテナの内部に搬出入する際の作業性を向上する。【解決手段】本発明は、複数のガラス板及び複数の梱包緩衝シートSを交互に縦姿勢で積層してなるガラス板積層体3と、前記ガラス板積層体の底面部を支持する底板21と、前記ガラス板積層体の背面部を支持する背板22と、前記底板及び前記背板とを固定する基台部24と、前記ガラス板積層体と前記背板との間に配置される緩衝板23とを有するパレット2と、を備えたガラス板梱包体1であって、前記ガラス板の縦辺に沿う方向において、前記背板の上端は前記緩衝版の上端より低いことを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、コンテナ内へ搬出入する際の作業効率を向上するための、ガラス板梱包体の改良に関する。
ディスプレイ用のガラス基板等に使用されるガラス板は、出荷の際、パレット上に積層され、積層されたガラス板の最前部に押さえ板が載置され、それらを結束ベルトで結束することにより、パレットごと梱包される。パレット上へのガラス板の積層形態としては、水平な床に載置したパレットに平積みする横置き形態、又は略鉛直又は傾斜したパレットに立て掛けるように積み上げる縦置き形態が代表的であり、パレットに対するガラス板の載置/搬出の容易性、パレット設置面積の効率等の点においては、縦置き形態が有利となる(特許文献1参照)。
ガラス板梱包体を輸送する際は、国際的な統一規格に基づいて製造された一般的なコンテナに収容することが通例である。近年、ガラス基板製造プロセスの効率化等を目的にガラス板の大型化が進んでいるが、コンテナの大きさは限られているため、コンテナ内に収容されたガラス板梱包体と、コンテナ内壁との隙間が狭くなっている。ガラス板梱包体とコンテナ内壁との隙間が狭くなると、ガラス板梱包体のコンテナ内への搬出入時に、作業者はより慎重に搬出入作業を行わざるを得ず、作業性が悪化する。ガラス板の大型化に合わせてコンテナも大型化させることにより隙間を広げる方法は、規格外のコンテナの使用による輸送効率の低下や、コンテナ製造費用の増加等の問題があり、実用的ではない。
本発明は、大型のガラス板を梱包したガラス板梱包体の高さ及び幅を抑制し、ガラス板梱包体とコンテナ内壁との隙間を広げ、ガラス板梱包体をコンテナ内に搬出入する際の作業性を向上することを課題とする。
上記課題を解決すべく創案された本発明は、複数のガラス板及び複数の梱包緩衝シートを交互に縦姿勢で積層してなるガラス板積層体と、前記ガラス板積層体の底面部を支持する底板と、前記ガラス板積層体の背面部を支持する背板と、前記底板及び前記背板とを固定する基台部と、前記ガラス板積層体と前記背板との間に配置される緩衝板とを有するパレットと、を備えたガラス板梱包体であって、前記ガラス板の縦辺に沿う方向において、前記背板の上端は前記緩衝板の上端より低いことを特徴とする。このような構成によれば、ガラス板梱包体の高さと幅を抑制し、ガラス板梱包体とコンテナ内壁との隙間を広げることができる。これにより搬出入時の作業性を向上することができる。
上記の構成において、前記基台部は、底部にハンドリフトの爪を挿入可能な溝部を有することが好ましい。一般的にガラス板梱包体の運搬には、フォークリフトを用いる。しかしながらフォークリフトは精密な作業に不向きであり、より操作性の良いハンドリフトを使用することが好ましい。ハンドリフトの爪は昇降機構を備えることから、フォークリフトの爪よりも厚い。ハンドリフトの爪を挿入できる深さの溝部をパレットの底部に設けることにより、ハンドリフトを用いてガラス板梱包体を運搬できるようになる。
上記の構成において、前記ガラス板の寸法は、2900mm×3300mm以上であることが好ましい。このような構成によれば、大型のガラス板でもコンテナ内に収容できる。
上記の構成において、前記ガラス板の厚み寸法は、0.2mm以上2mm以下であることが好ましい。ガラス板の厚み寸法が0.2mm以上であることで、取り扱いが容易になる。一方で、ガラス板の厚み寸法が2mm以下であることで、多数のガラス板を梱包してもガラス板梱包体の高さと幅を抑制できる。
上記の構成において、前記背板の上端は、前記ガラス板の縦辺に沿う方向において、前記ガラス板の上端よりも低いことが好ましい。このような構成によれば、ガラス板梱包体とコンテナ内壁との隙間をより確実に広げることができる。
上記の構成において、前記緩衝板の上端は、鉛直方向において、前記ガラス板積層体の最背面に位置する前記ガラス板の上端よりも高く、前記ガラス板積層体の最前面に位置する前記ガラス板の上端よりも低いことが好ましい。このような構成によれば、ガラス板積層体を安定的に支持できるとともに、鉛直方向に関して緩衝板がガラス板積層体よりも突出せず、ガラス板梱包体の高さと幅を抑制できる。
上記の構成において、前記梱包緩衝シートは、前記緩衝板より上方に食み出し、前記梱包緩衝シートは、背面側に垂れ下がることが好ましい。開梱工程において梱包緩衝シートを取り出す際に、掴み代として利用するため、梱包緩衝シートはガラス板より上方に食み出した状態で積層される。食み出した梱包緩衝シートが背面側に垂れ下がることで、ガラス板梱包体の高さを抑制できる。
上記の構成において、前記ガラス板を1枚ずつ取り出すガラス板梱包体の開梱方法であって、背面側に垂れ下がった前記梱包緩衝シートを梱包緩衝シート支持治具で支持した後に前記ガラス板を1枚ずつ取り出すことが好ましい。開梱時にガラス板を1枚ずつ取り出す場合、梱包緩衝シートも同様に1枚ずつ取り出し、廃棄する。梱包緩衝シートが背面側に垂れ下がった状態で、最前面に位置する梱包緩衝シートを取り出す場合、梱包緩衝シートがガラス板の角に引っ掛かり、梱包緩衝シートの取り出しに失敗する場合がある。梱包緩衝シート支持治具を用いて背面側に垂れ下がった梱包緩衝シートを支持することで、梱包緩衝シートのガラス板の角への引っ掛かりを解消し、梱包緩衝シートの取り出しの失敗を防止することができる。
本発明によれば、大型のガラス板を梱包したガラス板梱包体の高さと幅を抑制し、ガラス板梱包体とコンテナ内壁との隙間を広げ、ガラス板梱包体をコンテナ内に搬出入する際の作業性を向上することができる。
以下、添付図面に従って、本発明に係るガラス板梱包体1の一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、ガラス板梱包体1は、パレット2及びガラス板積層体3を備える。ガラス板積層体3は傾斜したパレット2上に縦姿勢で載置される。ここで、各図面に示したX方向、Y方向、及びZ方向は互いに直交する方向である。そして、X方向及びY方向は水平方向であり、Z方向は上下方向である。ガラス板梱包体1のX方向の寸法を奥行きD、Y方向の寸法を幅W、Z方向の寸法を高さHとする。
パレット2は、ガラス板積層体3の底面部を支持する底板21と、ガラス板積層体3の背面部を支持する背板22と、背板22とガラス板積層体3の間に挟まれる緩衝板23と、底板21及び背板22を固定する基台部24とを有する。底板21のガラス板積層体3との接触面(底受け面211)と背板22のガラス板積層体3との接触面(背受け面221)とは略直角を成し、底受け面211と水平面、及び背受け面221と鉛直面とが所定の傾斜角を成すよう基台部24に固定される。
底板21は例えばステンレス鋼で形成されるが、ガラス板積層体3との接触面は適度な緩衝性と機械的強度を併せ持ち、ガラス板Gに対する摩擦係数が高い材質で形成することが好ましい。このような材質として、例えば発泡ポリプロピレンを使用することができる。背板22は例えばステンレス鋼で形成される。基台部24はステンレス鋼で形成される。底板21、背板22、及び基台部24を比強度に優れた2相系ステンレス鋼で形成することで、パレット2を軽量化することができる。パレット2を軽量化することで、ガラス板梱包体1を軽量化することができ、ハンドリフトを用いてガラス板梱包体1を運搬する際の作業性を向上することができる。なお本実施例においては、ガラス板梱包体1の質量は最大で5500kg程度である。
基台部24の底部には、図示しないハンドリフトの爪を挿入するための溝部241がX方向に沿って二か所設けられている。溝部241の深さは、好ましくは150mm以上200mm以下であり、より好ましくは170mm以上190mm以下であり、さらに好ましくは185mm以上190mm以下である。一般にガラス板梱包体1の運搬に使用されるフォークリフトの爪の厚さは50mm程度だが、ハンドリフトの爪の厚さは150mm程度であり、フォークリフトを用いた運搬に最適化されたパレット2はハンドリフトでは運搬することができない。溝部241間の間隔及び幅は、使用するハンドリフトの寸法に合わせて決定され、例えば間隔は1050mm、幅は350mmである。溝部241は基台部24のX方向に渡る全域に形成されており、ハンドリフトの爪がガラス板梱包体1のX方向に渡る全域あるいは複数点を支持することで、安定的にガラス板梱包体1を運搬することができ、作業性を向上することができる。
図3に示すように、ガラス板積層体3は、複数のガラス板Gの間に複数の梱包緩衝シートSを積層してなる。ガラス板積層体3の最も背面側、及び最も前面側には、梱包緩衝シートSが積層される。ガラス板Gは矩形状又は正方形状であり、縦辺及び横辺の寸法は、好ましくは2200mm×2500mm以上であり、より好ましくは2600mm×3000mm以上、さらに好ましくは2900mm×3300mm以上である。また、ガラス板Gの厚み寸法は、好ましくは0.2mm以上2mm以下であり、より好ましくは0.2mm以上1mm以下であり、さらに好ましくは0.3mm以上0.7mm以下である。ガラス板積層体3を構成するガラス板Gの枚数は、好ましくは100枚以上500枚以下であり、より好ましくは200枚以上450枚以下であり、さらに好ましくは300枚以上400枚以下である。
背板22の上端は、ガラス板Gの縦辺に沿う方向において、緩衝板23の上端よりも低くなっている。ガラス板Gの縦辺に沿う方向における、背板22の上端と緩衝板23の上端との高さの差L1は、好ましくは5mm以上20mm以下であり、より好ましくは10mm以上15mm以下である。これにより、ガラス板梱包体の高さH及び幅Wを抑制することができる。また、緩衝板23は発泡樹脂等の弾力性に富む材質で形成されることが好ましい。このような材質として、例えば発泡ポリプロピレンやポリエチレンの板状体を使用することができる。
背板22の上端は、ガラス板Gの縦辺に沿う方向において、ガラス板Gの上端より低くなっていることが好ましい。ガラス板Gの縦辺に沿う方向における、背板22の上端とガラス板Gの上端との高さの差L2は、好ましくは3mm以上15mm以下であり、より好ましくは5mm以上10mm以下である。これによりガラス板梱包体1の高さH及び幅Wを抑制することができる。
鉛直方向に関して、緩衝板23の上端は、ガラス板積層体3の最背面に位置するガラス板Gの上端よりも高く、ガラス板積層体3の最前面に位置するガラス板Gの上端よりも低いことが好ましい。これにより、緩衝板23によってガラス板積層体3を安定的に支持することができるとともに、ガラス板積層体3よりも緩衝板3が鉛直上方向に突出しなくなり、ガラス板梱包体1の高さと幅を抑制することができる。
梱包緩衝シートSは、ガラス板G同士が接触することによるガラス板Gの破損を防止するため、ガラス板Gと交互に積層される。また、梱包緩衝シートSを適度な弾力性を持つ材質を用いて形成することで、ガラス板Gの表面にガラス粉等の異物が残留していたとしても、ガラス板Gに疵がつきにくくなる。このような材質として、例えば合紙や発泡樹脂シート等が使用できる。なお、本実施形態では、合紙を使用する。
梱包緩衝シートSの上部は、開梱工程において梱包緩衝シートSを取り出す際に掴み代として利用するため、ガラス板Gより上方に食み出している。食み出した部分の前記ガラス板の縦辺に沿う方向に関する寸法L3は、好ましくは30mm以上70mm以下、より好ましくは40mm以上60mm以下である。食み出した部分の寸法がこれより小さいと、開梱工程において梱包緩衝シートSを吸着保持する際の掴み代が小さく、真空吸着パッドで安定的に吸着保持できない。一方で食み出した部分の寸法がこれより大きいと、背面側に垂れ下がる量が大きくなり、開梱工程において梱包緩衝シートSの垂れ下がった部分を十分に支持することができない。背板22の上端はガラス板Gの上端より低く、緩衝板23の上端はガラス板Gの上端より高いため、この食み出し部分のうち緩衝板23の上端より上方に食み出している部分は、自重により背面側に垂れ下がる。図3に背板22及び緩衝板23を用いて梱包緩衝シートSを支持している状態を二点鎖線で示す。梱包緩衝シートSの食み出し部分を支持している場合と比較して、梱包緩衝シートSを背面側に垂れ下がらせることで、ガラス板梱包体1の高さH及び幅Wを抑制できる。
図4及び図5に示すように、ガラス板梱包体1はガラス板Gの横辺方向とコンテナ4の長尺方向が一致するように、コンテナ4の内部に収容される。コンテナ4の内部は底面41、天面42、第一側面43、第二側面44、第三側面45、及び扉部46を備える。コンテナ4の内部の高さ(底面41と天面42との距離)は2700mm程度であり、コンテナ4の内部の幅(第一側面43と第二側面44との距離)は2300mm程度である。コンテナ4の内部の奥行き(第三側面45と扉部46との距離)は複数の寸法が各種規格により定められており、例えば12000mmである。ガラス板梱包体1の奥行きD及びコンテナ4の内部の奥行きに応じて、収容されるガラス板梱包体1の数量は1台でも良く、また複数台でも良い。
ガラス板Gの縦辺は、コンテナ4のX軸方向に垂直な断面がなす矩形状の対角線に倣うように延びている。ここで、ガラス板Gの縦辺と対角線とが成す角は、好ましくは10°以下であり、より好ましくは5°以下である。これによりコンテナ4の内部の空間を効率的に使用することができる。本実施形態では、コンテナ4の内部の高さは2700mm程度、コンテナ4の内部の幅は2300mm程度であることから、ガラス板GはZ方向から40°程度傾斜する。この傾斜角でガラス板梱包体1を製造する場合、ガラス板Gの積層時の作業性、及び安定性が良好である。
図6に梱包緩衝シート支持治具5を取り付けた場合のガラス板梱包体1の正面図を示す。梱包緩衝シート支持治具5は、梱包緩衝シートSと背板22の間に支持部51を差し込み、固定部52を背板22及び基台部24に固定することで、垂れ下がった梱包緩衝シートSを持ち上げ、支持する。ガラス板梱包体1の奥行きDは、梱包するガラス板Gの寸法に合わせて決定され、場合によっては3m以上となる。このため、梱包緩衝シート支持治具5は一人の作業者のみで取り付けられるよう、X方向に渡り複数台に分割されても良い。複数の作業者が梱包緩衝シート支持治具5の取り付けを行う場合は、分割せず1台でも良い。
次に、ガラス板梱包体1を開梱し、ガラス板Gを1枚ずつ取り出す方法について説明する。ガラス板梱包体1の背面側に垂れ下がった梱包緩衝シートSと背板22の間に支持部51を挿入し、垂れ下がった梱包緩衝シートSを支持する。その状態で、固定部52を背板22及び基台部24に固定する。図示しない梱包緩衝シート廃棄装置の真空吸着パッドがガラス板梱包体1の最前面に位置する梱包緩衝シートSを吸着保持し、図示しない梱包緩衝シート廃棄場所まで搬送し、廃棄する。続いて図示しないガラス板搬送装置の真空吸着パッドがガラス板梱包体1の最前面に位置するガラス板Gを吸着保持し、次工程へ搬送する。以下、梱包緩衝シートSの廃棄とガラス板Gの搬送を、所定枚数のガラス板Gを取り出し終えるまで繰り返す。ガラス板梱包体1を構成する全てのガラス板を搬送し終えた場合は、最背面に位置する梱包緩衝シートSを廃棄し、梱包緩衝シート支持治具5を取外す。
以上のような方法によれば、大型のガラス板Gを梱包したガラス板梱包体1の高さHと幅Wを抑制し、ガラス板梱包体1とコンテナ4の内壁との隙間を広げ、ガラス板梱包体1をコンテナの内部に搬出入する際の作業性を向上することができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、上記した作用効果に限定されるものでもない。本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、梱包緩衝シートSの材質として合紙を使用していたが、これに限定されない。発泡樹脂シート、又は発泡していない樹脂シートを使用しても良い。
上記実施形態では、梱包緩衝シート支持治具5はパレット2に対して着脱可能としたが、これに限定されない。梱包緩衝シート支持治具5はパレット2と一体化していても良い。この場合、梱包緩衝シート支持治具5はパレット2上で移動可能であり、コンテナ4の内部への搬出入、及び収容時はガラス板梱包体1の高さH及び幅Wを広げない位置に退避させる。
上記実施形態では、ガラス板梱包体1の開梱後にガラス板Gを真空吸着パッドで吸着し、搬送したが、これに限定されない。ガラス板Gはメカニカルチャックにより挟持されて搬送されても良い。
上記実施形態では、ガラス板梱包体1の開梱後に梱包緩衝シートSを真空吸着パッドで吸着し、搬送したが、これに限定されない。梱包緩衝シートSはメカニカルチャックにより挟持されて搬送されても良い。
上記実施形態では、ガラス板Gの縦辺に沿う方向において、背板22の上端はガラス板Gの上端より低くなっているが、これに限定されない。ガラス板Gの上端が背板22の上端と同じ高さか、背板22の上端より低くても良い。
本発明は、大型のガラス板を梱包したガラス板梱包体をコンテナ内へ搬出入する際の作業効率の向上に好適に使用することができる。
1 ガラス板梱包体
2 パレット
21 底板
22 背板
23 緩衝板
24 基台部
241 溝部
3 ガラス板積層体
4 コンテナ
5 梱包緩衝シート支持治具
G ガラス板
S 梱包緩衝シート
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22 背板
23 緩衝板
24 基台部
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3 ガラス板積層体
4 コンテナ
5 梱包緩衝シート支持治具
G ガラス板
S 梱包緩衝シート
Claims (8)
- 複数のガラス板及び複数の梱包緩衝シートを交互に縦姿勢で積層してなるガラス板積層体と、
前記ガラス板積層体の底面部を支持する底板と、前記ガラス板積層体の背面部を支持する背板と、前記底板及び前記背板とを固定する基台部と、前記ガラス板積層体と前記背板との間に配置される緩衝板とを有するパレットと、を備えたガラス板梱包体であって、
前記ガラス板の縦辺に沿う方向において、前記背板の上端は前記緩衝板の上端より低いことを特徴とするガラス板梱包体。 - 前記基台部は、底部にハンドリフトの爪を挿入可能な溝部を有することを特徴とする請求項1に記載のガラス板梱包体。
- 前記ガラス板の寸法は、2900mm×3300mm以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス板梱包体。
- 前記ガラス板の厚み寸法は、0.2mm以上2mm以下であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のガラス板梱包体。
- 前記背板の上端は、前記ガラス板の縦辺に沿う方向において、前記ガラス板の上端よりも低いことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のガラス板梱包体。
- 前記緩衝板の上端は、鉛直方向において、前記ガラス板積層体の最背面に位置する前記ガラス板の上端よりも高く、前記ガラス板積層体の最前面に位置する前記ガラス板の上端よりも低いことを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のガラス板梱包体。
- 前記梱包緩衝シートは、前記緩衝板より上方に食み出し、
前記梱包緩衝シートは、背面側に垂れ下がることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載のガラス板梱包体。 - 請求項7に記載のガラス板梱包体から、前記ガラス板を1枚ずつ取り出すガラス板梱包体の開梱方法であって、
背面側に垂れ下がった前記梱包緩衝シートを梱包緩衝シート支持治具で支持した後に前記ガラス板を1枚ずつ取り出すことを特徴とするガラス板梱包体の開梱方法。
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