JP2022122144A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

Figure 2022122144000001
【課題】アクチュエータの支持強度を増すことができ、また閉位置を超えるアクチュエータの回転を効果的に抑えることのできるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1では、アクチュエータ40・40Aは被支持部41aを有し、被支持部41aの周りで開位置と閉位置との間で動くことができる。複数の端子10は、その上部に、被支持部41aを支持するアクチュエータ支持部15aを有している。固定金具20はストッパ部23を有し、アクチュエータ40・40Aは第1被ストッパ面43aを有している。第1被ストッパ面43aは、アクチュエータ40・40Aが開位置にあるときストッパ部23からアクチュエータ40・40Aの揺動方向において離れている。また、第1被ストッパ面43aは、アクチュエータ40・40Aが閉位置にあるときストッパ部23と対向し、閉位置を超えるアクチュエータ40・40Aの動きを制限する。
【選択図】図6B

Description

本開示はフレキシブル基板と回路基板とを接続するためのコネクタに関する。
回路基板に対して垂直な姿勢にあるフレキシブル基板を回路基板に接続するコネクタが利用されている。下記特許文献1及び2では、そのようなコネクタの例が示されている。
特許文献1のコネクタは、フレキシブル基板と端子との接触圧を確保するための操作部材2を有している。操作部材2は開位置と閉位置とにおいて回転可能である。操作部材2が開位置にあるとき、フレキシブル基板の挿入が許容される。操作部材2は閉位置にあるとき、端子の接触部をフレキシブル基板に向けて押す。特許文献2のコネクタは、挿入されたフレキシブル基板の抜けを防止する可動部材50を有している。可動部材50は、フレキシブル基板の縁に形成されている凹部に引っかかる係止部55cを有している。可動部材50も開位置と閉位置との間で回転可能である。
特開2002-260793号公報 特開2018-32572号公報
特許文献1において、操作部材2の可動範囲は、樹脂で形成されたインシュレータ1によって規定されている。操作部材2は閉位置にあるとき、インシュレータ1に当たることで、閉位置を超える動きが規制される。この構造では、インシュレータ1によって操作部材2の可動範囲を規定しているものの、例えば操作部材2に大きな力が作用したときに、インシュレータ1が変形し、操作部材2が閉位置を超えて動いてしまう可能性がある。
また、特許文献2のコネクタにおいては、可動部材50の右端と左端とに軸部53が形成されている。この軸部53は固定金具20によって回転可能となるように支持されている。この構造では、可動部材50を回転可能に支持する軸部53は可動部材50の端部にだけ形成されているので、可動部材50の支持強度が足りない場合が生じ得る。
本開示の目的の一つは、特許文献1及び2の構造に比して強度を向上できるコネクタを提供することにある。
(1)本開示で提案するコネクタは、上側から相手接続体を挿入でき、且つ下側に配置される回路基板に前記相手接続体を接続するためのコネクタでる。前記コネクタは、前記相手接続体に接触する接触部を有し、左右方向で並んでいる複数の端子と、前記回路基板に固定するための固定部を有している固定金具と、前記複数の端子と前記固定金具とを保持しているハウジングと、前記接触部の前方に配置される押圧部を有し、前記コネクタへの前記相手接続体の挿入を許容する開位置と、前記コネクタに挿入された前記相手接続体と前記接触部のうちの一方を他方に向けて前記押圧部が押す閉位置との間で動くことのできるアクチュエータとを有している。前記アクチュエータは被支持部を有し、前記被支持部の周りで前記開位置と前記閉位置との間で揺動可能である。前記複数の端子は、その上部に、前記アクチュエータが揺動可能となるように前記被支持部を支持する支持部を有している。前記固定金具はストッパ部を有している。前記アクチュエータは第1被ストッパ面を有している。前記第1被ストッパ面は、前記アクチュエータが前記開位置にあるとき前記アクチュエータの揺動方向において前記ストッパ部から離れており、前記アクチュエータが前記閉位置にあるとき前記ストッパ部と対向し、前記閉位置を超える前記アクチュエータの動きを制限する。このコネクタによれば、コネクタの強度を増すことができる。
(2)(1)のコネクタにおいて、前記アクチュエータに凹部が形成され、前記第1被ストッパ面は前記凹部の内面の一部であってよい。この構造によると、コネクタのサイズを低減できる。
(3)(1)のコネクタにおいて、前記アクチュエータが前記閉位置にあるとき、前記第1被ストッパ面の上側に向いており、前記押圧部は、前記アクチュエータが閉位置にあるとき前記上側に向いている面を有し、前記第1被ストッパ面は前記押圧部の前記面に対して凹んでいてよい。この構造によると、コネクタの上下方向でのサイズを低減できる。
(4)(1)~(3)のいずれかのコネクタにおいて、前記被支持部は前記支持部の後側に位置し、前記アクチュエータは第2被ストッパ面を有し、前記ストッパ部は、前記アクチュエータが前記閉位置にあるとき、前記第2被ストッパ面と対向し前記アクチュエータの後方への動きを制限する前面を有してよい。
(5)(1)~(4)のいずれかのコネクタにおいて、前記ハウジングは、前記コネクタに挿入されている前記フレキシブル基板に係合し前記フレキシブル基板の上方への動きを規制する係合凸部を有してよい。前記ストッパ部は、前記アクチュエータが前記閉位置にあるとき、前記第1被ストッパ面の上方に位置してよい。前記ハウジングは前記アクチュエータの下方に位置しているハウジング下部を有してよい。この構造によると、固定金具のストッパ部がアクチュエータの第1被ストッパ面の上方に位置しているので、フレキシブル基板が上方に引っ張られたときに、フレキシブル基板とハウジングとが固定金具から外れてしまうことを防止できる。
(6)(5)のコネクタにおいて、前記アクチュエータは接触面を有してよい。前記アクチュエータが前記閉位置にあるときに、前記接触面と前記ハウジング下部の上下方向での距離は、前記アクチュエータの他の部分と前記ハウジング下部との上下方向での距離よりも小さくてよい。前記接触面の少なくとも一部は、前記ストッパ部の下方に位置してよい。これによれば、フレキシブル基板が上方に引っ張られたときに、アクチュエータに生じる力を低減できる。
また、本開示で提案するコネクタの他の例は、上側から相手接続体を挿入でき、且つ下側に配置される回路基板に前記相手接続体を接続するためのコネクタである。前記コネクタは、
前記相手接続体に接触する接触部を有し、左右方向で並んでいる複数の端子と、
前記回路基板に固定するための固定部を有している固定金具と、
前記複数の端子と前記固定金具とを保持し、前記コネクタに挿入されている前記相手接続体に係合し前記相手接続体の上方への動きを規制する係合凸部を有しているハウジングと、
前記コネクタへの前記相手接続体の挿入を許容する開位置と、前記コネクタに挿入された前記相手接続体と前記接触部のうちの一方を他方に向けて前記押圧部が押す閉位置との間で動くことのできるアクチュエータとを有している。
前記ハウジングは、前記アクチュエータの下方に位置しているハウジング下部を有し、前記アクチュエータは第1被ストッパ面を有し、前記固定金具はストッパ部を有し、前記アクチュエータが前記閉位置にあるとき、前記アクチュエータの上方にストッパ部が位置している。このコネクタによれば、相手接続体が上方に引っ張られたときに、相手接続体とハウジングとが固定金具から外れてしまうことを防止できる。
本開示で提案するコネクタの斜視図である。 図1で示すコネクタの分解斜視図である。この図では、アクチュエータが、コネクタの他の部材から取り外されている。 図1で示すコネクタの分解斜視図である。この図では、アクチュエータ、ハウジング、端子、及び固定金具が分解されている。 図1で示すコネクタの分解斜視図であり、図3とは反対側(後側)を示している。この図では、アクチュエータ、ハウジング、端子、及び固定金具が分解されている。 図1で示すV-V線で得られるコネクタの断面図である。この図において、アクチュエータは開位置に配置されている。 図5Aと同じ切断面で得られるコネクタの断面図である。この図において、アクチュエータは閉位置に配置されている。 図1で示すVI-VI線で得られるコネクタの断面図である。この図において、アクチュエータは開位置に配置されている。 図6Aと同じ切断面で得られるコネクタの断面図である。この図において、アクチュエータは閉位置に配置されている。 コネクタに挿入されるフレキシブル基板の正面図である。 固定金具の変形例を示す断面図である。
本開示で提案するコネクタの例について説明する。以下では、図1で示すX1方向及びX2方向をそれぞれ右方及び左方と称し、図1で示すY1方向及びY2方向をそれぞれ前方及び後方と称し、図1で示すZ1方向及びZ2方向をそれぞれ上方及び下方と称する。これらの方向は、コネクタの各部の相対的な位置関係を説明するために使用されており、他の装置に搭載されている時のコネクタの姿勢を限定するものではない。
本開示で提案するコネクタに接続する相手接続体は、例えば、回路基板(Printed Circuit Board)、フレキシブル基板(Flexible Printed Circuit)や、フレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable)等である。相手接続体80は、いかなる種類の部材であってもよく、例えば、リジットの回路基板を用いてもよい。なお、本開示においては、図7に示すようにフレキシブル基板80が相手接続体の例としてコネクタに接続される。
[概要]
コネクタ1は、回路基板90(図5A参照)とフレキシブル基板80(図7参照)とを電気的に接続するためのコネクタである。コネクタ1の使用時、コネクタ1は回路基板90の上側に配置され、フレキシブル基板80はコネクタ1の上側から挿入される(図5B参照)。
図3で示すように、左右方向で並んでいる複数の端子10A・10Bと、複数の端子10A・10Bの右方及び左方にそれぞれ配置される2つの固定金具20と、を有してよい。また、コネクタ1は、端子10A・10B、及び固定金具20を保持しているハウジング30と、アクチュエータ40とを有してよい。
[端子]
図3で示すように、コネクタ1は2種類の端子10A・10Bを有してよい。端子10A・10Bは左右方向において交互に配置されている。以下では、2種類の端子10A・10Bに共通する説明においては、端子に符号10を用いる。端子10は金属板(例えば、銅板)の打抜き加工によって形成されてよい。
図3で示すように、端子10Aは、その下部に、基板接続部11aを有している。基板接続部11aは端子10Aの下縁から後方に延び、ハウジング30の下縁の下方に位置している(図5A参照)。端子10Bは、その下部に、基板接続部11bを有している。基板接続部11bは端子10Bの下縁から前方に延び、ハウジング30の下縁の下方に位置している。コネクタ1が回路基板90に配置されているとき、この基板接続部11a・11bが回路基板90に接続される。基板接続部11a・11bは回路基板90に例えば半田付けされる。
図5Aで示すように、端子10は、その下部に、ハウジング下部31によって保持される端子基部12を有している。ハウジング下部31には左右方向で並んでいる複数の端子溝31aが形成されている。複数の端子10は複数の端子溝31aにそれぞれ挿入されている。
図5Aで示すように、端子10は、端子基部12から上方に延びている弾性部13・14を有してよい。端子10は、2本の弾性部13・14を有してよい。弾性部13は端子基部12の最後部から上方に延びてよい。弾性部14は、弾性部13より前方の位置から上方に延びてよい。各弾性部13・14は前後方向において弾性変形可能である。
端子10はその上部に、フレキシブル基板80と接触するための接触部13a・14aを有してよい。詳細には、接触部13a・14aは弾性部13・14の上部側にそれぞれ形成されている。接触部13a・14aは弾性部13・14の上部側から前方に突出している。フレキシブル基板80の後面では、フレキシブル基板80に形成されている回路パターンの端子部が露出しており、接触部13a・14aはこの端子部に接する。接触部13a・14aの前方に、後述するアクチュエータ40の押圧部41が配置されている。フレキシブル基板80は押圧部41と接触部13a・14aとの間に挿入可能である(図5B参照)。接触部14aは接触部13aよりも下方に位置している。これら2つの接触部13a・14aは、フレキシブル基板80の共通の端子部に接する。端子10が有している弾性部の数は、2本でなく、1本であってもよい。また、弾性部13・14のうち上方に延びる部分は屈曲してもよい。
図5Aで示すように、端子10は、端子基部12から上方に延びている延伸部15を有している。延伸部15は、例えば、端子基部12の最前部に形成されてよい。延伸部15は、その最上部に、アクチュエータ支持部15aを有してよい。アクチュエータ支持部15aは、後述する、アクチュエータ40の被支持部41aを支持している。被支持部41aはアクチュエータ支持部15aの後側に配置されてよい。被支持部41aは、アクチュエータ40の揺動に応じて、時計方向に回転したり反時計方向に回転したりする。アクチュエータ支持部15aはフック形状を有し、被支持部41aはアクチュエータ支持部15aの内側で支持されている。
図5Aで示すように、ハウジング下部31は、端子保持穴31bを有してよい。延伸部15は端子保持穴31bに挿入されている。延伸部15の基部15bは端子保持穴31bの内側に保持されている。例えば、基部15bに爪部が形成され、この爪部が端子保持穴31bの内面に引っかかっていてよい。
端子10のハウジング30への固定構造は、コネクタ1の例に限られない。例えば、端子基部12の縁に爪部が形成されてもよい。そして、端子基部12が、この爪部によって端子溝31aの内側に固定されてもよい。さらに他の例として、端子基部12は、インサート成形によってハウジング30に固定されてもよい。すなわち、ハウジング30を成形する工程において、端子基部12が金型内の空間に配置された状態で、ハウジング30の材料である溶融樹脂が金型内の空間に供給されてもよい。
端子10の形状もコネクタ1の例に限られない。例えば、端子10は前後方向において向き合っている2つの接触部を有してもよい。この場合、この2つの接触部の間にフレキシブル基板80が挿入されてもよい。この場合、アクチュエータ40の押圧部41は一方の接触部を他方の接触部に向けて押すように配置されてもよい。
[ハウジング]
図3で示すように、ハウジング30は、ハウジング下部31と、後壁32と、左右の側壁33とを有してよい。ハウジング30は樹脂によって形成される。ハウジング下部31には、上述した端子基部12が配置される端子溝31aと、延伸部15の基部15bが配置される端子保持穴31bとが形成されている。
後壁32と側壁33はハウジング下部31から上方に延びている。後壁32と、左右の側壁33の内側に、端子10のアクチュエータ支持部15a、及び接触部13a・14aが配置されている。
ハウジング30は後壁32と向かい合う前壁を有しておらず、前方と上方とに開口している。アクチュエータ40は、左右の側壁33の間、且つ後壁32の前方に配置されている。ハウジング30には、フレキシブル基板80の被係合部81(図7参照)に係合し、フレキシブル基板80の上方への移動(抜け)を規制する係合凸部34が形成されている。この係合凸部34については、後において詳説する。
[アクチュエータ]
図5Aで示すように、アクチュエータ40は、端子10の接触部13a・14aの前方に位置している押圧部41を有している。また、アクチュエータ40は、端子10のアクチュエータ支持部15aによって支持されている被支持部41aを有している。図4で示すように、アクチュエータ40は、左右方向で並んでいる複数の挿入穴41bを有してよい。複数の端子10の延伸部15が複数の挿入穴41bにそれぞれ挿入されている。被支持部41aは挿入穴41bの内側に形成されている。
図5Aで示すように、被支持部41aの少なくとも一部はアクチュエータ支持部15aの内側に配置されている。アクチュエータ40は被支持部41aを中心として揺動可能である。被支持部41aは、円形の断面を有してよい。また、アクチュエータ40は、被支持部41aからその径方向に延びており且つ被支持部41aよりも大きな断面を有している補強部41dを有してよい。この構造によれば、被支持部41aの強度を増すことができる。
本開示の例において、後述するフック状の支持部15aの断面は、アクチュエータ40の被支持部41aの円形の断面よりも大きい。そのため、被支持部41aの位置は、フック状の支持部15aの範囲で移動してもよい。被支持部41aの形状は、図5Aで示すような円形でなくてもよい。被支持部41aは一方向に細長い円であってもよい。また、被支持部41aの形状によっては、アクチュエータ40の揺動中心C1の位置はアクチュエータ40の揺動方向における位置に応じて動いてもよい。
コネクタ1とは異なり、アクチュエータ支持部15aは一部の端子10にだけ形成されてもよい。例えば、アクチュエータ支持部15aは2種類の端子10A・10Bのうち一方の端子10A(又は10B)にだけ形成されてもよい。さらに他の例として、1つの挿入穴41bに複数の端子10(例えば、隣り合う2つの端子10)のアクチュエータ支持部15aが挿入されていてもよい。
アクチュエータ40は、開位置(図5Aで示されるアクチュエータ40の位置)と、閉位置((図5Bで示されるアクチュエータ40の位置)との間で、被支持部41a周りで揺動可能である。アクチュエータ40が開位置にあるとき、コネクタ1へのフレキシブル基板80の挿入が許容される。具体的には、アクチュエータ40と接触部13a・14aとの間へのフレキシブル基板80の挿入が許容される。アクチュエータ40が閉位置にあるとき、アクチュエータ40の押圧部41はコネクタ1に挿入されているフレキシブル基板80を接触部13a・14aに向けて押す(図5B参照)。これによって、フレキシブル基板80と、接触部13a・14aとの接触圧を確保できる。押圧部41は、アクチュエータ40が閉位置にあるときにフレキシブル基板80に接する押圧面41e(図5B参照)を有している。
上述したように、端子10は前後方向において向き合う2つの接触部を有し、この2つの接触部の間にフレキシブル基板80が挿入可能であってもよい。この場合、押圧部41は一方の接触部をフレキシブル基板に向けて押してもよい。さらに他の例において、端子10は、ハウジング30の後壁32に向いている接触部を有してもよい。そして、後壁32と接触部との間にフレキシブル基板80が挿入可能であってもよい。この場合、押圧部41は接触部をフレキシブル基板に向けて押してもよい。
図5Aで示すように、アクチュエータ40は被操作部42をさらに有してよい。被操作部42は、被支持部41aを挟んで押圧部41とは反対側に形成されている。アクチュエータ40が開位置にあるとき、被操作部42は被支持部41aの上方に位置している。アクチュエータ40が閉位置にあるとき、被操作部42は被支持部41aの前方に位置している(図5B参照)。被操作部42は、その上面(アクチュエータ40が開位置にあるときに上方に向く面)に、凸部42aを有してもよい。これによれば、アクチュエータ40を操作する作業者は、アクチュエータ40をスムーズに動かすことができる。
[固定金具]
図6Aで示すように、固定金具20は、基板固定部21a・21bと、金具基部22と、金具基部22から上方に延びている延伸部24と、延伸部24の上部に形成されているストッパ部23とを有してよい。固定金具20も、端子10と同様に、金属板から打抜き加工によって形成されてよい。
基板固定部21a・21bは金具基部22の下縁に形成され、コネクタ1の使用時には回路基板90に固定される。基板固定部21a・21bは回路基板90に例えば半田付けされる。固定金具20は、前後方向において離れている2つの基板固定部21a・21bを有してもよい。これによれば、固定金具20の回路基板90への固定強度を増すことができる。2つの基板固定部21a・21bは、例えば、金具基部22の最前部の下縁と、最後部の下縁とにそれぞれ形成されてよい。基板固定部21a・21bは、金具基部22に対して右方又は左方に曲げられた部分であってよい。これとは異なり、金具基部22の下縁自体であってもよいし、下縁から前方或いは後方に延びている部分であってもよい。
図6Aで示すように、ハウジング下部31は、その右部及び左部に、金具保持穴31dを有している。固定金具20は金具保持穴31dに挿入されている。金具基部22は金具保持穴31dの内側で固定されている。例えば、金具基部22の縁に爪部が形成されてよい。この爪部が金具保持穴31dの内面に引っかかっていてよい。
図6Aで示すように、固定金具20は金具保持穴31dにハウジング30の下側から挿入されてよい。ハウジング下部31は、金具基部22の上縁に沿って形成されている壁部31eを有してよい。これによれば、ハウジング30に対する固定金具20の上方への動きを壁部31eによって規制できる。
また、コネクタ1の例では、ハウジング30の上部に補強部34a(図6A参照)が形成されている。この補強部34aは固定金具20の延伸部24の上方に位置している。この補強部34aもハウジング30に対する固定金具20の上方への動きを規制する。補強部34aについては、後において詳説する。
[第1被ストッパ面]
図6Aで示すように、アクチュエータ40は第1被ストッパ面43aを有してよい。第1被ストッパ面43aは、アクチュエータ40が開位置にあるとき固定金具20のストッパ部23の下面23aからアクチュエータ40の揺動方向(図の例において被支持部41aを中心とする時計回り方向)において離れている。また、第1被ストッパ面43aは、アクチュエータ40が閉位置にあるときは固定金具20のストッパ部23の下面23aに対向している(図6B参照)。アクチュエータ40が閉位置にあるとき、第1被ストッパ面43aはストッパ部23の下面23aに接近もしくは当接している。第1被ストッパ面43aは、ストッパ部23の下面23aと実質的に平行であってよい。第1被ストッパ面43aはストッパ部23の下面23aに当たることで閉位置を超えたアクチュエータ40の動き(図6Bにおける反時計回り方向の動き)を制限する。
この構造によると、閉位置を超えるアクチュエータ40の動きをストッパ部23によって抑えることができる。ストッパ部23は金属で形成されている部材(固定金具20)に形成されている部位であるので、例えば、ストッパ部23がハウジング30の一部である場合に比して、閉位置を超えるアクチュエータ40の動きを効果的に抑えることができる。
アクチュエータ40が閉位置にあるとき、第1被ストッパ面43aはストッパ部23の下面23aに接していなくてもよい。それらの間には僅かな隙間が形成されていてよい。そして、閉位置にあるアクチュエータ40が、開位置から閉位置に向かう方向(図6Bにおいて反時計回り方向)にさらに動こうとするときに、第1被ストッパ面43aはストッパ部23の下面23aに当たってもよい。
図6Aで示すように、アクチュエータ40が開位置にあるとき、第1被ストッパ面43aはアクチュエータ40の被支持部41aの下方に位置し、後側に向いている。第1被ストッパ面43aは斜め後方に向いていてもよい。図6Bで示すように、アクチュエータ40が閉位置にあるとき、第1被ストッパ面43aは被支持部41aより後方に位置し、上側に向いている。アクチュエータ40が閉位置にあるとき、第1被ストッパ面43aの上方にストッパ部23の下面23aが位置している。アクチュエータ40が閉位置にあるとき、第1被ストッパ面43aは、例えば、まっすぐ上方に向いていてよい。これとは異なり、アクチュエータ40が閉位置にあるとき、第1被ストッパ面43aは斜め上方且つ前方に向いていてもよいし、第1被ストッパ面43aは斜め上方且つ後方に向いていてもよい。
図6Bで示すように、アクチュエータ40の被支持部41aの中心はストッパ部23よりも前方に位置し、被支持部41aの中心の位置はストッパ部23の下面23aよりも高くてよい。端子10のアクチュエータ支持部15aは被支持部41aの前側に位置し且つフック形状を有している(図5B参照)。そのため、被支持部41aは斜め前方且つ下方に動こうとすると、アクチュエータ支持部15aの下側の角部15dの内側に向けて押される。そのため、被支持部41aがアクチュエータ支持部15aから外れることを抑えることができる。
[第2被ストッパ面]
図6Bで示すように、アクチュエータ40は第2被ストッパ面43bを有している。ストッパ部23の前面23bは、アクチュエータ40が閉位置にあるとき、第2被ストッパ面43bと対向しアクチュエータ40の後方への動きを規制する。この構造によると、アクチュエータ40が閉位置にあるとき、被支持部41aが端子10のアクチュエータ支持部15aから外れることを防ぐことができる。
アクチュエータ40が閉位置にあるとき、第2被ストッパ面43bの高さと被支持部41aの高さは概ね同じであってよい。より詳細には、第2被ストッパ面43bの下端は被支持部41aの中心より下方に位置し、第2被ストッパ面43bの上端は被支持部41aの中心より上方に位置してよい。これにより、第2被ストッパ面43bにストッパ部23が当たったときに、アクチュエータ40にモーメントが生じることを抑えることができる。
アクチュエータ40が閉位置にあるとき、ストッパ部23の前面23bと第2被ストッパ面43bとの間には隙間が形成されていてもよい。この隙間はアクチュエータ支持部15aの深さより小さくてよい。こうすることによって、ストッパ部23の前面23bと第2被ストッパ面43bとの間の隙間によってアクチュエータ40が前後方向に動いた場合でも、被支持部41aがアクチュエータ支持部15aから外れることを確実に防ぐことができる。
[第3被ストッパ面]
図6Aで示すように、アクチュエータ40は、第3被ストッパ面43cをさらに有している。ストッパ部23の前面23bは、アクチュエータ40が開位置にあるとき、第3被ストッパ面43cと対向しアクチュエータ40の後方への動きを規制する。この構造によると、アクチュエータ40が開位置にあるとき、被支持部41aがアクチュエータ支持部15aから外れることを防ぐことができる。
アクチュエータ40が開位置にあるとき、第3被ストッパ面43cの一部の高さと被支持部41aの高さは概ね同じであってよい。より詳細には、第3被ストッパ面43cの下端は被支持部41aの中心より下方に位置し、第3被ストッパ面43cの上端は被支持部41aの中心より上方に位置してよい。これにより、第3被ストッパ面43cにストッパ部23が当たったときに、アクチュエータ40にモーメントが生じることを抑えることができる。
アクチュエータ40が開位置にあるとき、ストッパ部23の前面23bと第3被ストッパ面43cとの間には隙間が形成されていてもよい。この場合、この隙間はアクチュエータ支持部15aの深さより小さくてよい。こうすることによって、ストッパ部23の前面23bと第3被ストッパ面43cとの間の隙間によってアクチュエータ40が前後方向に動いた場合でも、被支持部41aがアクチュエータ支持部15aから外れることを確実に防ぐことができる。
[被ストッパ面]
図4で示すように、被ストッパ面43a・43b・43cはアクチュエータ40の右端部及び左端部のそれぞれに形成されている。被ストッパ面43a・43b・43cはアクチュエータ40の側面40aに接続している。また、3つの被ストッパ面43a・43b・43cも互いに接続している。すなわち、第2被ストッパ面43bは第1被ストッパ面43aの縁に接続しており、第3被ストッパ面43cは第2被ストッパ面43bの縁に接続している。
押圧部41はガイド面41c(図4参照)を有してよい。図5Aで示すように、アクチュエータ40が開位置にあるとき、ガイド面41cは前方に傾斜している。これによって、アクチュエータ40と端子10の弾性部13・14との間にフレキシブル基板80をスムーズに挿入できる。
図4で示すように、アクチュエータ40は、その右端部と左端部とに凹部Fを有している。第1被ストッパ面43aはこの凹部Fの内面の一部であってよい。こうすることで、コネクタ1のサイズを低減できる。
上述したように、アクチュエータ40が閉位置にあるとき、第1被ストッパ面43aは上側に向いている(図6B参照)。ガイド面41cは、アクチュエータ40が閉位置にあるとき上側に向く(図5B参照)。第1被ストッパ面43aはガイド面41cに対して凹んでいてよい。すなわち、アクチュエータ40が閉位置にあるとき、第1被ストッパ面43aの位置は、押圧部41のガイド面41cの位置よりも低くてよい。この構造によると、ストッパ部23の下面23aの位置を下げることができ、その結果、固定金具20の上下方向でのサイズを小さくでき、コネクタ1の高さを低減できる。
第2被ストッパ面43bも凹部Fの内面の一部であってよい。図5B及び図6Bで示すように、アクチュエータ40が閉位置にあるとき、第2被ストッパ面43bの位置は、押圧部41のガイド面41cの位置よりも低い。この構造によると、固定金具20のストッパ部23の前面23bの位置を下げることができ、その結果、固定金具20の上下方向でのサイズを小さくでき、コネクタ1の高さを低減できる。
第3被ストッパ面43cも凹部Fの内面の一部であってよい。上述したように、第3被ストッパ面43cは、アクチュエータ40が開位置にあるときに後側に向いている(図6A参照)。押圧部41のガイド面41cも、アクチュエータ40が開位置にあるときに、後側に向いている(図5A参照)。第3被ストッパ面43cは、第1被ストッパ面43aと同様、ガイド面41cに対して凹んでいてよい。すなわち、アクチュエータ40が開位置にあるとき、第3被ストッパ面43cの位置はガイド面41cの位置よりも前方に位置していてよい。この構造によると、前後方向でのコネクタ1のサイズを増すことなく、ストッパ部23の前方への突出幅を大きくできる。
[係合凸部]
図2で示すように、ハウジング30は係合凸部34を有してよい。係合凸部34は後壁32の最上部の右端及び左端に形成されてよい。一方、フレキシブル基板80は、図7で示すように、その右縁と左縁とに、右方に突出する被係合部81と左方に突出する被係合部81をそれぞれ有している。コネクタ1にフレキシブル基板80が挿入されたとき、係合凸部34にフレキシブル基板80の被係合部81が係合する。具体的には、フレキシブル基板80の被係合部81が係合凸部34の下方に配置され、被係合部81の上方への移動が係合凸部34によって規制される。フレキシブル基板80には、被係合部81として、左右の縁に凹部が形成されてもよい。係合凸部34はこの凹部に嵌まってもよい。
コネクタ1に挿入されたフレキシブル基板80はアクチュエータ40の後側に配置される。そのため、アクチュエータ40を閉位置に配置すると、フレキシブル基板80はアクチュエータ40の押圧部41によって後方に押される。その結果、被係合部81と係合凸部34との係合解除を、アクチュエータ40によって防ぐことができる。
図5Bで示すように、アクチュエータ40は、ハウジング下部31の上方に位置している。アクチュエータ40が閉位置にあるとき、被操作部42はハウジング下部31の前面よりも前方に位置しているものの、アクチュエータ40の押圧部41や被支持部41aはハウジング下部31の上方に位置している。上述したように、アクチュエータ40が閉位置にあるとき、第1被ストッパ面43aの上方にストッパ部23が位置している。この構造によると、フレキシブル基板80が上方に引っ張られたときに、フレキシブル基板80とハウジング30が固定金具20から外れることを効果的に防ぐことができる。
フレキシブル基板80が上方に引っ張られたとき、次のような力が各部位に作用する。フレキシブル基板80の被係合部81が係合凸部34に係合しているので、フレキシブル基板80が上方に引っ張られたとき、ハウジング30も上方に引っ張られる。ハウジング下部31の上方にアクチュエータ40が配置されているので、アクチュエータ40を上方に押す力が、ハウジング下部31からアクチュエータ40に作用する。ところが、アクチュエータ40の第1被ストッパ面43aの上方にストッパ部23が位置しているので、アクチュエータ40の上方への動きは規制される。つまり、フレキシブル基板80を上方に引っ張る力はハウジング30とアクチュエータ40とを介して固定金具20に伝わる。その結果、フレキシブル基板80とハウジング30が固定金具20から外れることを効果的に防ぐことができる。
[アクチュエータとハウジング下部との接触位置]
図6Bで示すように、アクチュエータ40は接触面44aを有してよい。アクチュエータ40が閉位置にあるときに、接触面44aとハウジング下部31との上下方向での距離は、アクチュエータ40の他の部分とハウジング下部31との上下方向での距離よりも小さい。したがって、ハウジング30が上方に引き上げられたとき、接触面44aがハウジング下部31に当たる。接触面44aは、例えば、下方に突出する凸部44の下端面である。他の例として、ハウジング下部31に上方の突出する凸部が形成されてもよい。この場合、接触面44aは、ハウジング下部31の凸部が当たる部分であってよい。また、この場合、アクチュエータ40は、接触面44aを含む凸部44を有していなくてよい。
図6Bで示すように、前後方向における接触面44aの位置は、前後方向における被支持部41a(図5B参照)の位置と同じ、又は被支持部41aの位置よりも後方であってよい。図6Bで示す例では、接触面44aは被支持部41aの中心よりも後方に位置している。これとは異なり、接触面44aは被支持部41aの中心の下方に位置してもよい。すなわち、コネクタ1を平面視したときに、被支持部41aの中心と接触面44aとが重なってもよい。このような接触面44aによると、フレキシブル基板80が上方に引っ張られたときに、閉位置にあるアクチュエータ40が開位置に向けて動くことを、防ぐことができる。
また、図6Bで示すように、接触面44aはストッパ部23の下方に位置してよい。詳細には、コネクタ1の平面視において、接触面44aとストッパ部23とが少なくとも部分的に重なってもよい。図6Bで示す例では、ストッパ部23の前部の下方に接触面44aが位置している。接触面44aとストッパ部23のこの位置関係によると、フレキシブル基板80が上方に引っ張られ、ハウジング下部31が接触面44aを上方に押したとき、アクチュエータ40の第1被ストッパ面43aがストッパ部23に当たるので、アクチュエータ40にモーメントが発生することを抑えることができる。その結果、アクチュエータ40の姿勢(回転位置)が維持され、フレキシブル基板80の抜けを効果的に防ぐことができる。
[開位置の維持]
図2で示すように、アクチュエータ40はその左右の側面40aに凸部40bを有してよい。一方、ハウジング30の側壁33は、その内面に溝部33aを有してよい。そして、アクチュエータ40が開位置にあるとき、凸部40bは溝部33aに配置されてよい。これによると、開位置にあるアクチュエータ40が自由に閉位置に移動することを阻止できる。凸部40bの縁に形成されている斜面と、溝部33aの縁に形成されている斜面との間の摩擦を超える力がアクチュエータ40に作用すると、アクチュエータ40は開位置から閉位置に向けて移動できる。
[補強部]
上述したように、ハウジング30は、フレキシブル基板80と係合する係合凸部34を有している。図2で示すように、係合凸部34は、後壁32の上部から前方に突出している。係合凸部34は、側壁33にも接続していてよい。係合凸部34と側壁33との間には補強部34aが形成されてよい。補強部34aは、係合凸部34、後壁32、及び側壁33に接続してよい。補強部34aは、係合凸部34と同様、後壁32から前方に突出しているものの、その突出幅は係合凸部34よりも小さい。このような補強部34aによると、係合凸部34の強度を増すことできる。その結果、フレキシブル基板80が上方に引っ張られたときに、係合凸部34が変形してしまうことを抑えることができる。
図6Aで示すように、固定金具20は、金具基部22の後部から上方に延びている延伸部24を有している。ストッパ部23は延伸部24の最上部に形成されてよい。ストッパ部23は延伸部24から前方に突出してよい。前後方向におけるストッパ部23の中心は、前後方向のける延伸部24の中心に対して前方にずれており、ストッパ部23の後方(延伸部24の上方)に凹部25aが形成されている。この凹部25aに補強部34aが位置している。
このように前後方向におけるストッパ部23の中心は、前後方向における延伸部24の中心に対して前方にずれており、前後方向におけるコネクタ1の中心近傍に位置している。一方、アクチュエータ40の被ストッパ面43a・43b・43cは、上述したように、アクチュエータ40のガイド面41c(図4参照)に対して凹んでいる。これによって、コネクタ1のサイズの増大を抑えながら、ストッパ部23の突出量を確保し、また補強部34aによって係合凸部34の強度を確保できている。
[組み立て手順]
コネクタ1の組み立て手順の例について説明する。まず、ハウジング下部31の複数の端子溝31aに複数の端子10をそれぞれ挿入する。そして、端子10の延伸部15の基部15bを端子保持穴31b(図5A参照)の内側に固定する。次に、アクチュエータ40を開位置の姿勢に配置し、端子10のアクチュエータ支持部15aをアクチュエータ40の挿入穴41bにそれぞれ挿入する。そして、アクチュエータ支持部15aの内側に被支持部41aを配置する。その後、固定金具20をハウジング下部31に形成されている金具保持穴31d(図6A参照)に挿入し、金具基部22を金具保持穴31dの内側に固定する。ストッパ部23は、その前面に、ガイド面23c(図6A参照)を有している。ガイド面23cはストッパ部23の前面23bから上方且つ後方に斜めに延びている。固定金具20を金具保持穴31dに挿入する過程において、ガイド面23cはアクチュエータ40とあたり、アクチュエータ40を前方に押す。その結果、アクチュエータ40の被支持部41aは端子10のアクチュエータ支持部15aの内側に嵌まり、アクチュエータ40の後方への移動がストッパ部23の前面23bによって規制される。
[固定金具の変形例]
図8は、アクチュエータ40の変形例として、アクチュエータ40Aを示す断面図である。図6Aで示す例では、アクチュエータ40が開位置にあるとき、アクチュエータ40の第3被ストッパ面43c(及び第3被ストッパ面43cから斜め上方に延びている斜面43d)と、固定金具20のガイド面23cとの間に隙間がある。このため、アクチュエータ40は上側から押されると、下がることができる。アクチュエータ40が下がると、被支持部41aが端子10の延伸部15を前方に押す力が発生する。一方、図8で示すアクチュエータ40Aは、アクチュエータ40Aとガイド面23cとの隙間が低減されている。第3被ストッパ面43cの高さはストッパ部23の前面23bの高さに対応し、斜面43dはガイド面23cと実質的に平行に形成されている。このため、アクチュエータ40Aが上側から押されたときに、アクチュエータ40Aの被支持部40aが、アクチュエータ支持部15cに支持されることに加え、ガイド面23cがアクチュエータ40Aの斜面43dを支持するので、アクチュエータ40Aの位置が下がることをさらに効果的に抑えることができる。その結果、被支持部41aが端子10の延伸部15を前方に押す力の発生を防ぐことができる。
[まとめ]
以上説明したように、コネクタ1では、アクチュエータ40・40Aは被支持部41aを有し、被支持部41aの周りで開位置と閉位置との間で動くことができる。複数の端子10は、その上部に、被支持部41aが揺動可能となるように被支持部41aを支持するアクチュエータ支持部15aを有している。固定金具20はストッパ部23を有し、アクチュエータ40・40Aは第1被ストッパ面43aを有している。第1被ストッパ面43aは、アクチュエータ40・40Aが開位置にあるときアクチュエータ40・40Aの揺動方向(図6Aにおいて被支持部41aを中心とする時計回り方向)においてストッパ部23から離れている。また、第1被ストッパ面43aは、アクチュエータ40・40Aが閉位置にあるときストッパ部23と対向し、閉位置を超えるアクチュエータ40・40Aの動きを制限する。この構造によれば、複数の端子10に形成されているアクチュエータ支持部15aでアクチュエータ40・40Aの被支持部41aを支持するので、アクチュエータ40・40Aの強度を増すことができる。また、閉位置を超えるアクチュエータ40・40Aの動きが固定金具20によって制限されるので、アクチュエータの揺動がハウジングで制限される構造に比して、アクチュエータ40・40Aの不要な揺動をより効果的に防ぐことができる。
また、コネクタ1では、ハウジング30は、コネクタ1に挿入されているフレキシブル基板80に係合しフレキシブル基板80の上方への動きを規制する係合凸部34を有している。ハウジング30は、アクチュエータ40の下方に位置しているハウジング下部31を有している。アクチュエータ40・40Aは第1被ストッパ面43aを有し、固定金具20はストッパ部23を有している。アクチュエータ40・40Aが閉位置にあるとき、アクチュエータ40・40Aの上方にストッパ部23が位置している。この構造によると、フレキシブル基板80が上方に引っ張られたときに、フレキシブル基板80とハウジング30とが固定金具20から外れてしまうことを防止できる。
なお、コネクタ1は本開示で提案するコネクタの一例に過ぎず、本開示で提案するコネクタはコネクタ1から種々の変更がなされてよい。
1:コネクタ、10・10A・10B:端子、11a・11b:基板接続部、12:端子基部、13・14:弾性部、13a・14a:接触部、15:延伸部、15a:アクチュエータ支持部、15b:基部、15d:角部、20:固定金具、21a・21b:基板固定部、22:金具基部、23:ストッパ部、23a:ストッパ部の下面、23b:前面、23c:ガイド面、24:延伸部、25a:凹部、30:ハウジング、31:ハウジング下部、31a:端子溝、31b:端子保持穴、31d:金具保持穴、31e:壁部、31f:高部、31g:低部、31h:段差、32:後壁、33:側壁、33a:溝部、34:係合凸部、34a:補強部、40・40A:アクチュエータ、40a:側面、40b:凸部、41:押圧部、41a:被支持部、41b:挿入穴、41c:ガイド面、41d:補強部、41e:押圧面、42:被操作部、42a:凸部、43a:第1被ストッパ面、43b:第2被ストッパ面、43c:第3被ストッパ面、43d:斜面、44:凸部、44a:接触面、44b:斜面、80:フレキシブル基板、81:被係合部、90:回路基板、C1:アクチュエータの揺動中心。

Claims (6)

  1. 上側から相手接続体を挿入でき、且つ下側に配置される回路基板に前記相手接続体を接続するためのコネクタであって、
    前記相手接続体に接触する接触部を有し、左右方向で並んでいる複数の端子と、
    前記回路基板に固定するための固定部を有している固定金具と、
    前記複数の端子と前記固定金具とを保持しているハウジングと、
    前記接触部の前方に配置される押圧部を有し、前記コネクタへの前記相手接続体の挿入を許容する開位置と、前記コネクタに挿入された前記相手接続体と前記接触部のうちの一方を他方に向けて前記押圧部が押す閉位置との間で動くことのできるアクチュエータと
    を有し、
    前記アクチュエータは被支持部を有し、前記被支持部の周りで前記開位置と前記閉位置との間で揺動可能であり、
    前記複数の端子は、その上部に、前記アクチュエータが揺動可能となるように前記被支持部を支持する支持部を有し、
    前記固定金具はストッパ部を有し、
    前記アクチュエータは第1被ストッパ面を有し、
    前記第1被ストッパ面は、前記アクチュエータが前記開位置にあるとき前記アクチュエータの揺動方向において前記ストッパ部から離れており、前記アクチュエータが前記閉位置にあるとき前記ストッパ部と対向し、前記閉位置を超える前記アクチュエータの動きを制限する
    コネクタ。
  2. 前記アクチュエータに凹部が形成され、
    前記第1被ストッパ面は前記凹部の内面の一部である
    請求項1に記載さえるコネクタ。
  3. 前記アクチュエータが前記閉位置にあるとき、前記第1被ストッパ面の上側に向いており、
    前記押圧部は、前記アクチュエータが閉位置にあるとき前記上側に向いている面を有し、
    前記第1被ストッパ面は前記押圧部の前記面に対して凹んでいる
    請求項1に記載さえるコネクタ。
  4. 前記被支持部は前記支持部の後側に配置され、
    前記アクチュエータは第2被ストッパ面を有し、
    前記ストッパ部は、前記アクチュエータが前記閉位置にあるとき、前記第2被ストッパ面と対向し前記アクチュエータの後方への動きを制限する前面を有する
    請求項1乃至3のいずれかに記載さえるコネクタ。
  5. 前記ハウジングは、前記コネクタに挿入されている前記フレキシブル基板に係合し前記フレキシブル基板の上方への動きを規制する係合凸部を有し、
    前記ストッパ部は、前記アクチュエータが前記閉位置にあるとき、前記第1被ストッパ面の上方に位置し、
    前記ハウジングは前記アクチュエータの下方に位置しているハウジング下部を有している
    請求項1に記載されるコネクタ。
  6. 前記アクチュエータは接触面を有し、
    前記アクチュエータが前記閉位置にあるときに、前記接触面と前記ハウジング下部の上下方向での距離は、前記アクチュエータの他の部分と前記ハウジング下部との上下方向での距離よりも小さく、
    前記接触面の少なくとも一部は、前記ストッパ部の下方に位置している
    請求項5に記載されるコネクタ。
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