JP2022121452A - 情報処理装置 - Google Patents

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Masao Saeda
康博 中井
Yasuhiro Nakai
浩司 片本
Koji Katamoto
光一 村上
Koichi Murakami
康友 早野
Yasutomo Hayano
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Abstract

【課題】一定の関係を有する複数の利用者のそれぞれの携帯端末により、無線を用いて、共同して使用できる情報処理装置を提供する。【解決手段】携帯端末との間で無線により通信を行う情報処理装置(100)は、無線により通信を行い、複数台の携帯端末から、それぞれの携帯端末を示す識別情報を取得し、取得した複数の識別情報を表示し、表示された識別情報のうち、利用者の操作により、複数の識別情報の選択を受け付け、選択を受け付けた識別情報により示される複数の携帯端末との間で、無線通信の確立を行い、無線通信手段により無線通信が確立された携帯端末との間で、データの送受信を行い、無線通信エリア30内に存在する1台以上の携帯端末を示す携帯端末リスト131の中から選択されて無線通信が確立された携帯端末に対してデータを送信する。【選択図】図2

Description

開示は、情報処理装置(例えば画像形成装置と複数台の携帯端末との間で、無線により、通信を確立する技術に関する。
コンビニエンスストア等の公共の場所に設置されているマルチコピー機(以下、画像形成装置)により、利用者に対して、利用者のスマートフォン(以下、携帯端末)に記憶されている写真や文書を印刷するプリントサービスや、紙面上の原稿画像を読み取って、携帯端末に取り込むスキャンサービス等が提供されるようになってきている。
画像形成装置と携帯端末との間においては、Wi-Fi等の無線により、データが送受信される。
携帯端末に記憶されている写真をコンビニエンスストアに設置されている画像形成装置によりプリントする場合の操作手順は、例えば、おおよそ次の通りである。
携帯端末の操作画面で、写真をプリントする機能を選択し、プリントする写真を選択する。次に、画像形成装置の操作画面で、携帯端末から写真を受信してプリントする機能を選択すると、画像形成装置にWi-Fiの接続先と接続パスワードが表示される。次に、利用者は、画像形成装置に表示されたWi-Fiの接続先を、携帯端末において入力し、続いて、画像形成装置に表示された接続パスワードを、携帯端末において入力する。
以上の操作により、画像形成装置と携帯端末との間のWi-Fiによる接続が完了し、利用者により選択された写真が携帯端末から画像形成装置に送信され、画像形成装置において、写真がプリントされる。
しかし、上記のように、画像形成装置と携帯端末との間のWi-Fi接続の設定操作においては、画像形成装置の操作画面に表示されたWi-Fiの接続先及び接続パスワードを携帯端末において入力しなければならず、Wi-Fi接続の設定操作は、利用者には、煩わしいという問題がある。
この問題を解決するため、特許文献1によると、画像形成装置は、携帯端末と無線により通信し、通信エリア内の通信可能な携帯端末を自動的に検出し、検出した携帯端末の端末名、MACアドレス、メールアドレス等を、画像形成装置の表示部に、送信先選択画面として表示し、利用者は、表示された送信先選択画面から所望の携帯端末を選択し、選択した携帯端末に対して、情報を送信する。このように、画像形成装置と携帯端末と間の無線による接続設定の操作が簡素化されている。
また、特許文献2によると、複数の情報処理装置が接続された画像表示装置において、情報処理装置間でデータ転送を行うためのデータ転送操作時に、転送元と転送先との対応関係をユーザに直感的に認識させ、ユーザに簡単な操作でデータ転送を実行させることが開示されている。
特開2015-35767号公報 特開2015-43123号公報
上記の通り、特許文献1によると、画像形成装置と携帯端末と間の無線による接続設定の操作は、簡素化されているものの、画像形成装置の接続先は、情報の送信先の1台の携帯端末にすぎない。
これに対し、一定の関係を有する複数の利用者のそれぞれの携帯端末により、無線を用いて、1台の画像形成装置により提供されるサービスを受けたい、という要望がある。
例えば、コンビニエンスストアに設置された画像形成装置の周囲に、友人関係にある複数の利用者が集まって、それぞれの携帯端末のみを用いて、一つのまとまりのあるジョブとして、画像形成装置が提供するプリントサービスやスキャンサービスの提供を受ける。プリントサービスでは、それぞれの携帯端末から送信される写真データがプリントされ、スキャンサービスでは、画像形成装置によりスキャンされた画像データが、それぞれの携帯端末に対して送信される。
この場合において、友人関係にある複数の利用者の携帯端末からなるグループに対して、友人関係にない第三者の携帯端末の加入が許されるなら、複数の利用者の携帯端末からの写真データを基にして、印刷されて画像形成装置の排出トレイに出力された印刷物を第三者が手に取る可能性があったり、複数の利用者の操作によりスキャンされた画像データが、第三者の携帯端末に送信されるという、不都合が発生する。
開示は、一定の関係を有する複数の利用者のそれぞれの携帯端末により、無線を用いて、1台の情報処理装置により提供されるサービスを受けるという要望に対応しつつ、上記の不都合が発生することを可能な限り抑制することができる情報処理装置、サービスシステム、制御方法、記録媒体及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するためは、本開示は、携帯端末との間で無線により通信を行う情報処理装置であって、無線により通信を行う無線通信手段と、前記無線通信手段により、複数台の携帯端末から、それぞれの携帯端末を示す識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した複数の識別情報を表示する表示手段と、前記表示手段により表示された前記識別情報のうち、利用者の操作により、複数の識別情報の選択を受け付ける入力手段と、前記入力手段により選択を受け付けた前記識別情報により示される複数の携帯端末との間で、前記無線通信手段により、無線通信の確立を行う通信確立手段と、前記無線通信手段により前記無線通信が確立された前記携帯端末との間で、データの送受信を行うデータ送受信手段とを備え、前記データ送受信手段は、無線通信エリア内に存在する1台以上の前記携帯端末を示す携帯端末リストの中から選択されて前記無線通信が確立された携帯端末に対して前記データを送信することを特徴とする。
ここで、前記携帯端末は、前記識別情報の一部として、利用者に関連する情報であるプロフィール情報を記憶しており、前記取得手段は、前記プロフィール情報を含む前記識別情報を取得し、前記表示手段は、前記取得手段により取得した前記識別情報を表示してもよい。
ここで、前記取得手段により取得した前記識別情報により示される携帯端末に識別番号を付与する番号付与手段と、前記識別情報により示される前記携帯端末に対して、前記無線通信手段により、前記識別番号を送信する送信手段と、を備え、前記表示手段は、付与された識別番号とともに、識別情報を表示してもよい。
ここで、前記データ送受信手段は、無線通信が確立された前記携帯端末から、データを受信し、さらに、受信したデータを印刷する印刷手段を備えるとしてもよい。
ここで、さらに、原稿面上の原稿画像を読み取って、前記データとして多階調画像データを生成する画像読取手段を備え、前記データ送受信手段は、生成された前記データを無線通信が確立された前記携帯端末に対して送信してもよい。
ここで、前記入力手段は、さらに、利用者の操作により、前記情報処理装置により提供されるサービスを利用した場合における対価の決済方法の入力を受け付け、前記決済方法は、複数の前記携帯端末により前記情報処理装置により提供されるサービスを利用した場合において、特定の一台の携帯端末に対して、対価を集約して請求するか、又は、前記複数の携帯端末の各々に対して、対価を請求するかを示し、前記情報処理装置は、さらに、前記決済方法に従って、特定の一台の携帯端末に対して、対価を集約して請求するか、又は、前記複数の携帯端末の各々に対して、対価を請求するかを決定し、特定の一台の携帯端末について、集約した対価を示す対価情報を生成し、又は、前記複数の携帯端末の各々について、対価を示す対価情報を生成する対価情報生成手段を備え、前記データ送受信手段は、前記無線通信手段により、生成した対価情報を、特定の一台の携帯端末、又は、前記複数の携帯端末の各々に対して送信してもよい。
また、本開示は、複数の携帯端末と、前記携帯端末との間で無線により通信を行う情報処理装置とから構成されるサービスシステムであって、前記情報処理装置は、無線により通信を行う無線通信手段と、前記無線通信手段により、複数台の携帯端末から、それぞれの携帯端末を示す識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した複数の識別情報を表示する表示手段と、前記表示手段により表示された前記識別情報のうち、利用者の操作により、複数の識別情報の選択を受け付ける入力手段と、前記入力手段により選択を受け付けた前記識別情報により示される複数の携帯端末との間で、前記無線通信手段により、無線通信の確立を行う通信確立手段と、前記無線通信手段により前記無線通信が確立された前記携帯端末との間で、データの送受信を行うデータ送受信手段とを備え、前記データ送受信手段は、無線通信エリア内に存在する1台以上の前記携帯端末を示す携帯端末リストの中から選択されて前記無線通信が確立された携帯端末に対して前記データを送信することを特徴とする。
また、本開示は、無線により通信を行う無線通信手段を備え、携帯端末との間で無線により通信を行う情報処理装置で用いられる制御方法であって、前記無線通信手段により、複数台の携帯端末から、それぞれの携帯端末を示す識別情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得した複数の識別情報を表示する表示ステップと、前記表示ステップにより表示された前記識別情報のうち、利用者の操作により、複数の識別情報の選択を受け付ける入力ステップと、前記入力ステップにより選択を受け付けた前記識別情報により示される複数の携帯端末との間で、前記無線通信手段により、無線通信の確立を行う通信確立ステップと、前記無線通信手段により前記無線通信が確立された前記携帯端末との間で、データの送受信を行うデータ送受信ステップとを含み、前記データ送受信ステップは、無線通信エリア内に存在する1台以上の前記携帯端末を示す携帯端末リストの中から選択されて前記無線通信が確立された携帯端末に対して前記データを送信することを特徴とする。
また、本開示は、無線により通信を行う無線通信手段を備え、携帯端末との間で無線により通信を行う情報処理装置で用いられる制御用のコンピュータプログラムを記憶している記録媒体であって、前記無線通信手段により、複数台の携帯端末から、それぞれの携帯端末を示す識別情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得した複数の識別情報を表示する表示ステップと、前記表示ステップにより表示された前記識別情報のうち、利用者の操作により、複数の識別情報の選択を受け付ける入力ステップと、前記入力ステップにより選択を受け付けた前記識別情報により示される複数の携帯端末との間で、前記無線通信手段により、無線通信の確立を行う通信確立ステップと、前記無線通信手段により前記無線通信が確立された前記携帯端末との間で、データの送受信を行うデータ送受信ステップとを実行するコンピュータプログラムを記憶している記録媒体であり、前記データ送受信ステップは、無線通信エリア内に存在する1台以上の前記携帯端末を示す携帯端末リストの中から選択されて前記無線通信が確立された携帯端末に対して前記データを送信することを特徴とする
また、本開示は、無線により通信を行う無線通信手段を備え、携帯端末との間で無線により通信を行う情報処理装置で用いられる制御用のコンピュータプログラムであって、コンピュータである情報処理装置に、前記無線通信手段により、複数台の携帯端末から、それぞれの携帯端末を示す識別情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得した複数の識別情報を表示する表示ステップと、前記表示ステップにより表示された前記識別情報のうち、利用者の操作により、複数の識別情報の選択を受け付ける入力ステップと、前記入力ステップにより選択を受け付けた前記識別情報により示される複数の携帯端末との間で、前記無線通信手段により、無線通信の確立を行う通信確立ステップと、前記無線通信手段により前記無線通信が確立された前記携帯端末との間で、データの送受信を行うデータ送受信ステップとを実行させるためのコンピュータプログラムであり、前記データ送受信ステップは、無線通信エリア内に存在する1台以上の前記携帯端末を示す携帯端末リストの中から選択されて前記無線通信が確立された携帯端末に対して前記データを送信することを特徴とする
開示によれば、情報処理装置は、無線を用いて、選択を受け付けた識別情報により示される複数の携帯端末との間で、無線通信の確立を行う。この場合に、情報処理装置は、選択を受け付けなかった識別情報により示される第三者の携帯端末との間で、無線通信を確立しないので、無線通信を確立した複数の携帯端末に係る情報が、第三者の携帯端末の利用者に知られることを可能な限り抑制することができる。
サービスシステム1の概略構成を示す概略構成図である。 画像形成装置100の機能構成を示す機能ブロック図である。 一例として、表示部112により表示される画面130を示す。画面130には、携帯端末リスト131が含まれている。 携帯端末200aの機能構成を示す機能ブロック図である。 (a)プロフィール情報231及び登録フラグ232の一例を示す。(b)基本情報241の一例を示す。(c)基本情報242の一例を示す。(d)識別情報243の一例を示す。(e)識別情報244の一例を示す。 表示部212に表示される画面251を示す。画面251には、プリントサービスを受ける場合に利用者によりタッチ操作される操作画像等が含まれている。 表示部212に表示される画面252を示す。画面252には、プリントサービスにおける動作状況を示すメッセージ等が含まれている。 携帯端末におけるプロフィール情報の設定の際の動作を示すフローチャートである。図9へ続く。 携帯端末側における無線通信伝送アプリの起動等、及び、画像形成装置100における携帯端末リストの生成、表示、選択受付等の動作を示すフローチャートである。図10へ続く。 画像形成装置100における選択リストの記憶、画像形成装置100と携帯端末との間の通信の確立、携帯端末側における印刷指示等、画像形成装置100における課金方法の判断等の動作を示すフローチャートである。図11又は図12へ続く。 画像形成装置100における課金処理、携帯端末側における写真データの送信、画像形成装置100における写真データの印刷等の動作を示すフローチャートである。 現金による課金処理の場合の、携帯端末側における写真データの送信、画像形成装置100における写真データの印刷等の動作を示すフローチャートである。 表示部212に表示される画面253を示す。画面253には、スキャンサービスにおける動作状況を示すメッセージ等が含まれている。 スキャンサービスの提供を受ける場合の課金処理等の動作を示すフローチャートである。図15へ続く。 スキャンサービスの提供を受ける場合の画像形成装置100におけるスキャン処理及び携帯端末側への画像データの送信等、及び、現金による課金の場合における画像形成装置100のスキャン処理及び携帯端末側への画像データの送信等の動作を示すフローチャートである。 一例として、表示部112により表示される画面140を示す。画面140の携帯端末リスト141には、割り当てられた識別番号が含まれている。 一例として、表示部212に表示される画面254を示す。画面254には、割り当てられた識別番号が含まれている。 携帯端末に識別番号を付与する場合の動作を示すフローチャートである。 一例として、表示部112により表示される画面151を示す。 画像形成装置100における決済方法に応じた動作を示すフローチャートである。
1 実施形態1
開示に係る一つの実施形態1としてのサービスシステム1について、図面を参照しながら説明する。
1.1 サービスシステム1
図1は、サービスシステム1の概略構成を示す概略構成図である。
サービスシステム1は、携帯端末200a、200b、・・・に記憶されている文書データ、写真データ等を画像形成装置100により、紙媒体に印刷するプリントサービス、及び、画像形成装置100により原稿から読み取った多階調の画像データを携帯端末200a、200b、・・・に送信するスキャンサービス等を利用者に対して提供する。
このサービスシステム1は、例えば、コンビニエンスストア等の公共の場所に設置された画像形成装置100と、画像形成装置100を中心とする無線通信エリア30内に存在する携帯端末200a、200b、200c、200dとが、無線通信により、相互に通信可能に接続される構成となっている。この図に示すように、携帯端末200eは、無線通信エリア30の外に存在するので、無線通信により、画像形成装置100と接続されることはない。なお、無線通信は、一例として、無線LANの規格の一つであるWi-fiにより規定されたものである。
ここで、図1に示すグループ40(グループ40を選択グループと呼ぶ。)に含まれる携帯端末200a及び200bは、一例として、特定の複数の携帯端末であり、これらの特定の複数の携帯端末のみにより、無線を用いて、画像形成装置100を共同して使用する。携帯端末200a及び200bを有する複数の利用者の間には、複数の利用者が同じ組織に属している関係、友人関係、家族の関係等の一定の関係がある。
例えば、無線通信エリア30内に存在する携帯端末200a及び200bは、それぞれ、内部に記憶している写真データを、無線通信により、画像形成装置100に送信し、画像形成装置100は、写真データを受信し、受信した写真データを後述する印刷部115により印刷する。
また、画像形成装置100は、後述する画像読取部116により、原稿面上の原稿画像を読み取って、多階調の画像データを生成し、生成した多階調の画像データを、無線通信により、無線通信エリア30内に存在する携帯端末200a及び200bに対して送信する。携帯端末200a及び200bは、それぞれ、多階調の画像データを受信し、受信した多階調の画像データを内部に記憶する。携帯端末200a及び200bは、利用者の操作により、記憶している多階調の画像データを表示可能である。
このようにして、利用者は、外出先にあっても、コンビニエンスストアに立ち寄れば、携帯端末に記憶されているデータを紙媒体に印刷したり、紙媒体等から読み取った画像データを携帯端末に記憶させたりして、これらの紙媒体やデータを利用することができる。また、特定の複数の携帯端末のみにより、無線を用いて、1台の画像形成装置100を共同して使用する。このとき、グループ40に含まれない携帯端末200c及び200dは、携帯端末200a及び200bが利用するサービスに加わることはできない。
1.2 画像形成装置100
図2は、画像形成装置100の機能構成を示す機能ブロック図である。
画像形成装置100は、例えば、複写機能、ファクシミリ機能及びプリンタ機能等を有する装置であり、この図に示すように、制御部111、表示部112、記憶部113、操作入力部114、印刷部115、画像読取部116、課金処理部117、データ通信部118、無線通信部119、アンテナ120及びファクシミリ通信部121を備えている。
(1)記憶部113
記憶部113は、制御部111により実行される制御プログラムのワークエリアとして機能するRAM、及び各種の制御プログラム、アプリケーションプログラム、画像データ等が格納されているHDD等からなる。
記憶部113には、携帯端末リスト131及び選択リスト147等が記憶される。
携帯端末リスト131は、無線通信エリア30内に存在する1台以上の携帯端末を示す識別情報を含んでいる。また、選択リスト147は、携帯端末リスト131内の1以上の識別情報のうちから、利用者により選択された識別情報を含んでいる。画像形成装置100は、選択リスト147に含まれる識別情報により示される携帯端末との間で、無線通信により通信を行う。画像形成装置100は、選択リスト147に含まれない識別情報により示される携帯端末との間で、無線通信により通信を行わない。画像形成装置100は、選択リスト147に含まれない識別情報により示される携帯端末からのアクセスを排除する。
(2)制御部111
制御部111は、記憶部113から必要なプログラム等を読み出して実行し、画像形成装置100全体を制御する。制御部111は、取得部122、通信確立部123、番号付与部124、送受信部125、対価情報生成部126等から構成されている。
取得部122は、無線通信エリア30内に存在する1台又は複数台の携帯端末から、無線通信により、それぞれの携帯端末を示す識別情報を取得する。識別情報にプロフィール情報が含まれる場合には、取得部122は、プロフィール情報を含む識別情報を取得する。
通信確立部123は、画像形成装置100と、選択された識別情報により示される1台又は複数台の携帯端末との間のみで、無線通信部119により、無線通信による通信を確立する。
番号付与部124は、取得した識別情報により示される携帯端末に付与する識別番号を生成する。識別番号は、当該携帯端末を一意に識別する。
送受信部125は、画像形成装置100と、携帯端末との間で、データの送受信を行う。例えば、送受信部125は、無線通信部119により、各携帯端末に対して、識別番号を送信する。また、送受信部125は、無線通信部119により、各携帯端末から、写真データ、文書データ等を受信し、無線通信部119により、各携帯端末に対して、多階調の画像データを送信する。また、送受信部125は、後述する対価情報を、特定の一台の携帯端末、又は、複数の携帯端末に対して、それぞれ、送信する。
対価情報生成部126は、プリントサービスやスキャンサービスの提供の対価を示す対価情報を生成する。なお、携帯端末が1台の場合には、当該携帯端末に対する対価情報を生成し、携帯端末が複数台の場合には、複数の携帯端末に対する対価をそれぞれの携帯端末に振り分けて、それぞれの携帯端末に対する対価情報を生成する。
また、対価情報生成部126は、後述する決済方法(特定の一台の携帯端末に対して、対価を集約して請求するか、又は、複数の携帯端末の各々に対して、対価を請求するか)に従って、特定の一台の携帯端末に対して、対価を集約して請求するか、又は、前記複数の携帯端末の各々に対して、対価を請求するかを決定する。対価を集約して請求する場合、特定の一台の携帯端末について、集約した対価を示す対価情報を生成する。一方、複数の携帯端末の各々に対して、対価を請求する場合、複数の携帯端末の各々について、対価を示す対価情報を生成する。
(3)画像読取部116及び印刷部115
画像読取部116は、原稿面上の原稿画像を読み取り、多階調の画像データを生成する。
印刷部115は、例えば、画像読取部116により生成された多階調の画像データ、又は、各携帯端末から受信した写真データや文書データを、電子写真方式により紙媒体等に印刷して記録する。
(4)表示部112
表示部112は、例えば、液晶表示装置である。なお、表示部112は、EL表示装置等、如何なる種類のものであってもよく、また、画像形成装置100と一体化された小型のものであっても、また、画像形成装置100に接続された大型のものであってもよい。
図3は、一例として、表示部112により表示される画面130を示す。画面130は、複数の携帯端末を選択するために用いられる。画面130には、各種のメッセージ、利用者によりタッチ操作される操作画像134(OKアイコン)等とともに、携帯端末リスト131が表示されている。携帯端末リスト131は、複数の識別情報132、133、・・・を含んでいる。各識別情報は、画像形成装置100を中心とする無線通信エリア30内に存在することが確認された携帯端末を示す情報である。識別情報には、例えば、当該携帯端末で用いられているオペレーションシステムの版数、当該携帯端末の機種番号、利用者の名称、利用者のプロフィール情報(後述する)等が含まれている。利用者は、携帯端末リスト131に表示されている識別情報により、自身の携帯端末を他の携帯端末と区別することができる。
利用者により、画面130に表示された複数の識別情報132、133、・・・の中から、1又は複数の識別情報が選択される。1又は複数の識別情報が選択された後、操作画像134がタッチ操作されると、利用者による識別情報の選択が確定される。
(5)操作入力部114
操作入力部114は、複数の操作キー及び表示部112の画面に重ねられたタッチパネルを有し、操作キーやタッチパネルの操作に応じた入力指示を制御部111に出力する。例えば、制御部111は、操作入力部114からの入力指示に応答して画像読取部116を制御して、画像読取部116により原稿面上の画像を読み取らせ、印刷部115を制御して、印刷部115により原稿の画像を紙媒体等に印刷させる。また、操作入力部114は、例えば、利用者の操作により、課金方法の入力を受け付ける。ここで、課金方法は、現金又は携帯端末での課金のいずれかである。
また、操作入力部114は、画面130に表示された携帯端末リスト131内の複数の識別情報132、133、・・・のうち、利用者のタッチ操作により、1又は複数の識別情報の選択を受け付ける。
また、操作入力部114は、利用者のタッチ操作により、画像形成装置100が提供するプリントサービスやスキャンサービス等のサービスを使用した場合における対価の決済方法の入力を受け付ける。決済方法は、複数の携帯端末により画像形成装置100が提供するサービスを使用した場合において、特定の一台の携帯端末に対して、対価を集約して請求するか、又は、複数の携帯端末の各々に対して、対価を請求するかを示す。
(6)課金処理部117、データ通信部118、無線通信部119及びファクシミリ通信部121
課金処理部117は、プリントサービスやスキャンサービス等の使用料の課金処理を実行する。
データ通信部118は、LAN等からなるネットワークを通じて、他のサーバ装置との間でデータ通信を行う。
無線通信部119は、無線通信により、アンテナ120を介して、無線通信エリア30内に存在する利用者の携帯端末との間で通信を行う。
ファクシミリ通信部121は、公衆回線等を通じて、他のファクシミリ端末等との間でファクシミリ通信を行う。
1.3 携帯端末200a、200b、・・・、200e
ここでは、携帯端末200a、200b、・・・、200eを代表して、携帯端末200aについて説明する。なお、携帯端末200b、・・・、200eは、携帯端末200aと同一の構成を有しているので、これらの携帯端末についての説明を省略する。また、携帯端末200b、・・・、200eの構成要素に言及する場合には、携帯端末200aの構成要素と同じ符号を用いる。
図4は、携帯端末200aの機能構成を示す機能ブロック図である。
携帯端末200aは、例えば、電話通話機能、電子メール送受信機能、ネットワーク接続機能、写真撮影機能、アプリケーションプログラム実行機能等を有する携帯型の移動通信装置である。携帯端末200aは、この図に示すように、制御部211、表示部212、記憶部213、操作入力部214、入出力部215、スピーカ216、課金処理部217、無線通信部219、アンテナ220、無線通信部221、アンテナ222及びカメラ部223等を備えている。
(1)記憶部213
記憶部213は、制御部211により実行される制御プログラムのワークエリアとして機能し、また、各種の制御プログラム、アプリケーションプログラム、画像データ等が格納されているRAM等からなる。
また、記憶部213は、一例として、図5(b)又は(c)に示す基本情報241又は242をあらかじめ記憶している。基本情報は、携帯端末を識別するために用いられる識別情報である。一例として、基本情報241は、機種名「SmartPhoneX」及び利用者名「△△一郎」を含む。また、一例として、基本情報242は、OS名「OperatingSystem3.0」、機種名「ABC123」及び利用者名「○○太郎」を含む。基本情報を構成する要素情報は、携帯端末の製造業者により異なる。
利用者は、携帯端末200aに、利用者に関連する情報であるプロフィール情報を登録することができる。プロフィール情報は、識別情報の一部を構成する。プロフィール情報として登録する内容については、利用者が自由に設定をすることができる。記憶部213は、利用者の設定により、一例として、図5(a)に示すプロフィール情報231を記憶する。プロフィール情報231は、一例として、利用者の住所の一部を含んでいる。また、プロフィール情報231は、利用者に関連する他の情報を含んでいるとしてもよい。例えば、プロフィール情報231は、利用者の年齢、性別、趣味等であるとしてもよい。また、利用者がプロフィール情報を設定した場合に、その旨を示す登録フラグ232「1」が記憶部213に記憶される。
利用者によりプロフィール情報が設定された場合には、識別情報として、基本情報とプロフィール情報を結合した情報が用いられる。一例として、図5(d)又は(e)に示す識別情報243又は244は、図5(b)又は(c)に示す基本情報241又は242に、プロフィール情報を結合したものである。基本情報だけでなく、プロフィール情報が結合された識別情報によっても、携帯端末が識別される。
(2)制御部211
制御部211は、記憶部213から必要な制御プログラム等を読み出して実行し、携帯端末200a全体を制御する。また、アプリケーションプログラムを読み出して実行する。また、制御部211は、無線通信部221、無線通信部219、課金処理部217、入出力部215を制御する。また、制御部211は、記憶部213にアクセスして情報の読み書きを行う。
(3)表示部212
表示部212は、例えば、液晶表示装置である。なお、表示部212は、EL表示装置等であってもよい。
図6は、一例として、表示部212に表示される画面251を示す。画面251には、プリントサービスを受ける場合に利用者によりタッチ操作される操作画像等が含まれている。操作画像の一つは、無線通信伝送アプリケーションプログラム(以下、無線通信伝送アプリ)を起動するために操作される。ここで、無線通信伝送アプリは、例えば、写真データや文書データを画像形成装置100に対して送信するためのコンピュータプログラムである。画像形成装置100に対して送信された写真データや文書データは、画像形成装置100において、紙媒体等に印刷される。また、画面251には、携帯端末200aを識別する識別情報が表示されている。
また、図7は、一例として、表示部212に表示される画面252を示す。画面252には、プリントサービスを受ける場合に、携帯端末200aから画像形成装置100に対して、ファイルが送信中であることを示すメッセージが示されている。
また、表示部212は、画像形成装置100から送信された識別番号とともに、識別情報を表示してもよい。
(4)操作入力部214
操作入力部214は、複数の操作キー及び表示部212の画面に重ねられたタッチパネルを有し、操作キーやタッチパネルの操作に応じた入力指示を、入出力部215を介して、制御部211に出力する。例えば、制御部211は、操作入力部214からの入力指示に応答して、記憶部213に記憶されている写真データを読み取り、無線通信部219及びアンテナ220を介して、読み出した写真データを、無線通信により、画像形成装置100に対して、送信する。
(5)スピーカ216、カメラ部223及び入出力部215
スピーカ216は、他の携帯端末等との通話における音声を出力する。また、記憶部213に記憶されている音声データを制御部211の制御により再生して音声を出力する。
カメラ部223は、制御部211の制御の元に、外部を撮影して静止画又は動画を生成する。
入出力部215は、制御部211と、表示部212、操作入力部214、スピーカ216及びカメラ部223との間で、データの入出力を中継する。
(6)課金処理部217
課金処理部217は、例えば、画像形成装置100から送信された、対価の請求を示す請求情報に対して、支払いを承認するか否かを判断し、その判断結果を画像形成装置100に対して送信させる。
(7)無線通信部219、アンテナ220、無線通信部221及びアンテナ222
無線通信部219は、アンテナ220を介して、無線通信により、携帯端末200aが存在する無線通信エリア30内に存在する通信端末との間で通信を行う。無線通信エリア30内に存在し、通信相手となる通信端末は、一例として、画像形成装置100である。また、無線通信部219は、携帯端末200aが他の無線通信エリア内に存在する場合には、当該他の無線通信エリア内に存在する通信端末との間で通信を行う。
無線通信部221は、アンテナ222を介して、無線基地局との間で、無線による通信を行う。無線基地局は、携帯電話網の一端に接続され、携帯電話網の他端には、他の無線基地局が接続され、他の無線基地局は、他の通信端末との間で、無線による通信を行う。この結果、無線通信部221は、アンテナ222、無線基地局、携帯電話網、他の無線基地局を介して、他の通信端末等との間で、通信を行うことができる。
1.4 実施例1
ここでは、実施例1として、携帯端末におけるプロフィール情報の設定、画像形成装置100における携帯端末リストの生成、表示、選択受付、画像形成装置100と携帯端末との間の無線による通信の確立及び画像形成装置100が提供するプリントサービスおける動作について、以下に説明する。
(1)携帯端末におけるプロフィール情報の設定
ここでは、携帯端末におけるプロフィール情報の設定における動作について、図8に示すフローチャートを用いて、説明する。
携帯端末200aの操作入力部214は、利用者から様々な操作を受け付ける(ステップS101)。受け付けた操作が、携帯端末200aにおけるプロフィール情報の設定を行う登録アプリケーションプログラム(以下、登録アプリと呼ぶ。)の起動である場合(ステップS102でYES)、携帯端末200aにおいて登録アプリが実行され、操作入力部214は、利用者からプロフィール情報の入力を受け付ける(ステップS103)。次に、制御部211は、登録フラグを「1」に設定する(ステップS104)。次に、制御部211は、入力を受け付けたプロフィール情報及び登録フラグを記憶部213に書き込む(ステップS105)。次に、表示部212は、基本情報及びプロフィール情報からなる識別情報を表示する(ステップS106)。ここで、ステップS103からステップS106までの処理が、登録アプリにより実行される。
以上により、利用者によるプロフィール情報の設定が完了する。
受け付けた操作が、登録アプリの起動ではない場合(ステップS102でNO)、受け付けた操作に対応するその他の処理が行われる(ステップS107)。
なお、ここでは、携帯端末200aにおいて、プロフィール情報が設定されるとしているが、これには限定されない。その他の携帯端末200b~200eにおいて、プロフィール情報が設定されるとしてもよい。
(2)画像形成装置100における携帯端末リスト131の生成、表示、選択受付、画像形成装置100と携帯端末との間の無線による通信の確立
図8に示す利用者によるプロフィール情報の設定の動作に引き続いて、ここでは、画像形成装置100における携帯端末リスト131の生成、表示、選択受付、画像形成装置100と携帯端末との間の無線による通信の確立における動作について、図9~図10に示すフローチャートを用いて、説明する。
携帯端末200aの制御部111は、利用者の入力操作(図6を参照)により、無線通信伝送アプリを起動する(ステップS108a)。次に、制御部111は、基本情報(機種名、利用者名)、プロフィール情報及び登録フラグを記憶部213から読み出し、表示部212は、基本情報とプロフィール情報とからなる識別情報を表示し(ステップS109a)、読み出した基本情報(機種名、利用者名)、プロフィール情報及び登録フラグを、無線通信部119により、画像形成装置100に対して送信する(ステップS110a)。
また、携帯端末200bの制御部111も、上記と同様にして、利用者の入力操作(図6を参照)により、無線通信伝送アプリを起動する(ステップS108b)。次に、制御部111は、基本情報(OS名、機種名及び利用者名)を記憶部213から読み出し、表示部212は、基本情報からなる識別情報を表示し(ステップS109b)、読み出した基本情報(OS名、機種名及び利用者名)を、無線通信部119により、画像形成装置100に対して送信する(ステップS110b)。
さらに、携帯端末200cの制御部111も、上記と同様にして、利用者の入力操作(図6を参照)により、無線通信伝送アプリを起動する(ステップS108c)。次に、制御部111は、基本情報(機種名及び利用者名)を記憶部213から読み出し、表示部212は、基本情報からなる識別情報を表示し(ステップS109c)、読み出した基本情報(機種名及び利用者名)を、無線通信部119により、画像形成装置100に対して送信する(ステップS110c)。
なお、上記においては、無線通信伝送アプリを起動した場合に、基本情報からなる識別情報又は基本情報及びプロフィール情報からなる識別情報を表示しているが、これには限定されない。各携帯端末は、アプリを起動していない場合に、デフォルト値として、基本情報を表示してもよい。
画像形成装置100の操作入力部114は、利用者からサービスの入力を受け付ける(ステップS121)。ここで、入力を受け付けるサービスには、無線通信伝送のサービス、つまり、プリントサービスやスキャンサービスが含まれる。入力を受け付けたサービスが無線通信伝送のサービスではない場合(ステップS122でNO)、制御部111は、入力を受け付けたサービスに対応するその他の処理を行う(ステップS133)。
入力を受け付けたサービスが無線通信伝送のサービスである場合(ステップS122でYES)、制御部111は、無線通信部119により、携帯端末のサーチを開始する。つまり、制御部111は、無線通信部119により、各携帯端末から基本情報等が送信されているか否かを探索する(ステップS123)。
制御部111が携帯端末を検出しない場合、つまり、携帯端末から送信される基本情報等を検出しない場合(ステップS124で「無し」)、表示部212は、携帯端末を検出しなかった旨のメッセージを表示する(ステップS125)。次に、制御部111は、処理をステップS121に移して、処理を継続する。
制御部111が携帯端末を検出した場合、つまり、携帯端末から送信される基本情報等を検出した場合(ステップS124で「有り」)、制御部111は、携帯端末毎に、基本情報(機種名、OS名、利用者名)、プロフィール情報を含む識別情報を生成する(ステップS126)。次に、制御部111は、登録フラグを送信した携帯端末について、その識別情報が優先的に先頭に配置されるように、携帯端末リスト131を生成する(ステップS127)。
ここで、制御部111は、次に示すように、携帯端末リスト131内に識別情報を配置する。
制御部111は、登録フラグとともに送信された識別情報を携帯端末リスト131の先頭に配置する。登録フラグとともに送信された識別情報を複数、検出した場合には、登録フラグとともに送信された複数の識別情報を、検出した順序に従って配置する。登録フラグとともに送信された識別情報の次に、登録フラグを伴うことなく送信された識別情報を配置する。登録フラグを伴うことなく送信された識別情報を複数、検出した場合には、登録フラグを伴うことなく送信された複数の識別情報を検出した順序に従って配置する。
次に、表示部212は、制御部111により生成された携帯端末リスト131を表示する(図3を参照)(ステップS128)。次に、操作入力部214は、表示された携帯端末リスト131から、利用者により、1又は複数の識別情報の選択を受け付け、その後、利用者により操作画像134がタッチ操作されると、利用者による識別情報の選択が確定する(ステップS129)。次に、制御部111は、選択が確定した識別情報を、選択リスト147として、記憶部213に書き込む(ステップS130)。この時点において、選択グループへの新たな携帯端末の加入は、停止される。ここで、ステップS122において、無線通信伝送サービスが開始されてから、ステップS129において、識別情報の選択が確定するまでの期間を、識別情報を選択することができる有効期間と呼ぶ。
ここで、選択リスト147内の識別情報により示される携帯端末を、一例として、図1に示すグループ40により示している。
制御部111は、選択リスト147に含まれる識別情報により示される携帯端末との間のみで、無線による通信を確立する(ステップS131、ステップS132)。ここで、例えば、携帯端末200a及び200bを示す識別情報が選択リスト147に含まれ、例えば、携帯端末200cを示す識別情報が選択リスト147に含まれない場合には、制御部111は、携帯端末200a及び200bとの間のみで無線による通信を確立する。一方で、制御部111は、携帯端末200cとの間では、無線による通信を確立しない。
このため、これ以降、制御部111は、識別情報が選択リスト147に含まれる携帯端末200a及び200bとの間で無線による通信が可能となるが、識別情報が選択リスト147に含まれない携帯端末200cとの間では、無線による通信を行うことはできない。
以上により、画像形成装置100における携帯端末リスト131の生成、表示、選択受付、画像形成装置100と携帯端末との間の無線による通信の確立を完了する。
以上説明したように、一定の関係を有する複数の利用者のそれぞれの携帯端末のみにより、無線を用いて、1台の画像形成装置100を共同して使用することができる。このとき、前記の複数の利用者以外の第三者には、画像形成装置100の使用を拒否することができる。こうして、一定の関係を有する複数の利用者が有するデータを、第三者に知られないようにできる。
また、画面130の携帯端末リスト131に表示される識別情報に、利用者のプロフィール情報を含めることができるので、利用者は、自身のプロフィール情報を視認することにより、自身の携帯端末を示す識別情報の選択操作が容易となる。
(3)画像形成装置100によるプリントサービス
図10に示す画像形成装置100と携帯端末との間の無線による通信の確立の動作に引き続いて、ここでは、画像形成装置100によるプリントサービスにおける動作について、図10~図12に示すフローチャートを用いて説明する。
画像形成装置100と、携帯端末200a及び200bとの間において、無線による通信が確立した後、携帯端末200aの操作入力部214は、利用者から、記憶部213に記憶している写真データのうち、一つ以上の写真データの指定を受け付ける(ステップS141)。次に、制御部211は、指定を受け付けた写真データについて、印刷指示を生成し、生成した印刷指示を、無線通信部119を介して、画像形成装置100に対して送信する(ステップS142)。
携帯端末200bの操作入力部214も、同様に、利用者から、記憶部213に記憶している写真データのうち、一つ以上の写真データの指定を受け付ける(ステップS143)。次に、制御部211は、指定を受け付けた写真データについて、印刷指示を生成し、生成した印刷指示を、無線通信部119を介して、画像形成装置100に対して送信する(ステップS144)。
制御部111は、無線通信部119を介して、各携帯端末から、印刷指示を受信する(ステップS142、S144)。
制御部111は、印刷指示を送信した携帯端末を示す識別情報が、選択リスト147に含まれているか否かを判断し(ステップS146)、選択リスト147に含まれていなければ(ステップS146で「無し」)、受信した印刷指示を棄却する(ステップS149)。印刷指示を送信した携帯端末を示す識別情報が、選択リスト147に含まれていれば(ステップS146で「有り」)、対価情報生成部126は、受信した印刷指示に基づいて、対価を計算して、対価を示す対価情報を生成する(ステップS147)。
操作入力部114は、利用者の操作により、課金方法の入力を受け付ける。ここで、課金方法は、現金又は携帯端末での課金のいずれかである。制御部111は、課金方法として、現金が指定されたか、携帯端末での課金が指定されたかを判断する(ステップS148)。
課金方法が携帯端末での課金である場合(ステップS148で「携帯端末での課金」)、制御部111は、選択リスト147に含まれる識別情報の数により、携帯端末が複数台であるか1台であるかを判断する(ステップS151)。携帯端末が一台である場合(ステップS151で「1台」)、課金要求として、対価情報をその1台の携帯端末に対して送信する(ステップS152)。
携帯端末が複数台である場合(ステップS151で「複数台」)、制御部111は、課金を複数の携帯端末に振り分け(ステップS153)、課金要求として、振り分けられた対価情報をそれぞれの携帯端末に対して送信する(ステップS154、S155)。
携帯端末200aの課金処理部217は、課金要求に対して、課金を承認する処理を行い、その旨を画像形成装置100に対して通知する(ステップS156)。また、携帯端末200bの課金処理部217も、同様にして、課金要求に対して、課金を承認する処理を行い、その旨を画像形成装置100に対して通知する(ステップS157)。
課金処理部117は、課金処理を行い(ステップS158)、課金処理が完了したことを示す通知を、携帯端末200a又は携帯端末200a及び200bに対して送信する(ステップS159、S160)。
携帯端末200aの制御部211は、記憶部213から写真データを読み出し(ステップS161)、読み出した写真データを画像形成装置100に対して送信する(ステップS163)。
また、携帯端末200bの制御部211も、記憶部213から写真データを読み出し(ステップS162)、読み出した写真データを画像形成装置100に対して送信する(ステップS164)。
画像形成装置100の制御部111は、携帯端末200a及び200bから、写真データを受信する(ステップS163、S164)。
制御部111は、写真データを送信した携帯端末を示す識別情報が、選択リスト147に含まれているか否かを判断し(ステップS165)、選択リスト147に含まれていなければ(ステップS165で「無し」)、受信した写真データを棄却する(ステップS167)。写真データを送信した携帯端末を示す識別情報が、選択リスト147に含まれていれば(ステップS165で「有り」)、印刷部115は、受信した印刷データを印刷する(ステップS166)。これにより、携帯端末による課金の場合におけるプリントサービスを終了する。
課金方法が現金である場合(ステップS148で「現金」)、課金処理部117は、現金を受け付ける(ステップS171)。次に、課金処理部117は、課金処理が完了したことを示す通知を、携帯端末200a及び200bに対して送信する(ステップS172、S173)。
携帯端末200aの制御部211は、記憶部213から写真データを読み出し(ステップS174)、読み出した写真データを画像形成装置100に対して送信する(ステップS176)。
また、携帯端末200bの制御部211も、記憶部213から写真データを読み出し(ステップS175)、読み出した写真データを画像形成装置100に対して送信する(ステップS177)。
画像形成装置100の制御部111は、携帯端末200a及び200bから、写真データを受信する(ステップS176、S177)。
制御部111は、写真データを送信した携帯端末を示す識別情報が、選択リスト147に含まれているか否かを判断し(ステップS178)、選択リスト147に含まれていなければ(ステップS178で「無し」)、受信した写真データを棄却する(ステップS1180)。写真データを送信した携帯端末を示す識別情報が、選択リスト147に含まれていれば(ステップS178で「有り」)、印刷部115は、受信した印刷データを印刷する(ステップS179)。これにより、現金による課金の場合におけるプリントサービスを終了する。
以上の通り、画像形成装置100と携帯端末との間のデータの送受信により、プリントサービスの提供を受けることができる。
また、画像形成装置100は、無線を用いて、選択を受け付けた識別情報により示される複数の携帯端末との間のみで、無線通信の確立を行う。この場合に、画像形成装置100は、選択を受け付けなかった識別情報により示される第三者の携帯端末との間で、無線通信を確立しないので、無線通信を確立した複数の携帯端末に係る情報が、第三者の携帯端末の利用者に知られることを可能な限り抑制することができる。
1.5 実施例2
図10に示す画像形成装置100と携帯端末との間の無線による通信の確立の動作に引き続いて、ここでは、実施例2として、画像形成装置100が提供するスキャンサービスにおける動作について、図14及び図15に示すフローチャートを用いて説明する。
画像形成装置100の操作入力部114は、利用者からスキャン条件の入力を受け付ける(ステップS201)。スキャン条件は、例えば、原稿のサイズ、モノクロスキャンをするかカラースキャンをするか、縮小率、拡大率、読み取り濃さ等である。対価情報生成部126は、受け付けたスキャン条件を元にして、スキャンに対する対価を計算して、対価を示す対価情報を生成する(ステップS202)。
操作入力部114は、利用者から課金方法の入力を受け付ける。ここで、上記の通り、課金方法は、現金又は携帯端末での課金のいずれかである。制御部111は、課金方法として、現金が指定されたか、携帯端末での課金が指定されたかを判断する(ステップS203)。
課金方法が携帯端末での課金である場合(ステップS203で「携帯端末での課金」)、制御部111は、選択リスト147に含まれる識別情報の数により、携帯端末が複数台であるか1台であるかを判断する(ステップS204)。携帯端末が一台である場合(ステップS204で「1台」)、課金要求として、対価情報をその1台の携帯端末に対して送信する(ステップS205)。
携帯端末が複数台である場合(ステップS204で「複数台」)、制御部111は、課金を複数の携帯端末に振り分け(ステップS206)、課金要求として、振り分けられた対価情報をそれぞれの携帯端末に対して送信する(ステップS207、S208)。
携帯端末200aの課金処理部217は、課金要求に対して、課金を承認する処理を行い、その旨を画像形成装置100に対して通知する(ステップS209)。また、携帯端末200bの課金処理部217も、同様にして、課金要求に対して、課金を承認する処理を行い、その旨を画像形成装置100に対して通知する(ステップS210)。
課金処理部117は、課金処理を行い(ステップS211)、課金処理が完了したことを示す通知を、携帯端末200a又は携帯端末200a及び200bに対して送信する(ステップS212、S213)。
画像読取部116は、スキャン条件に従って、原稿面上の画像を読み取り、多階調の画像データを生成し(ステップS214)、生成した画像データを、選択リスト147に含まれる携帯端末に対して送信する(ステップS215、S217)。
このとき、携帯端末200aの表示部212には、一例として、図13に示す画面253が表示される。画面253は、携帯端末200aが画像形成装置100からファイルを受信中であることを示す。携帯端末200bの表示部にも、同じ画面が表示される。
画像データの受信が完了すると、携帯端末200aの制御部111は、受信した画像データを記憶部113に書き込む(ステップS216)。また、画像データの受信が完了すると、携帯端末200bの制御部111も、受信した画像データを記憶部113に書き込む(ステップS218)。これにより、携帯端末による課金の場合におけるスキャンサービスが終了する。
課金方法が現金である場合(ステップS203で「現金」)、画像読取部116は、スキャン条件に従って、原稿面上の画像を読み取り、多階調の画像データを生成し(ステップS221)、生成した画像データを、選択リスト147に含まれる携帯端末に対して送信する(ステップS222、S224)。
このとき、携帯端末200aの表示部212には、一例として、図13に示す画面253が表示される。携帯端末200bの表示部にも、同じ画面が表示される。
画像データの受信が完了すると、携帯端末200aの制御部111は、受信した画像データを記憶部113に書き込む(ステップS223)。また、画像データの受信が完了すると、携帯端末200bの制御部111も、受信した画像データを記憶部113に書き込む(ステップS225)。これにより、現金による課金の場合におけるスキャンサービスが終了する。
以上の通り、画像形成装置100と携帯端末との間のデータの送受信により、利用者は、スキャンサービスの提供を受けることができる。
1.6 実施例3
実施例3では、画像形成装置100の番号付与部124は、各携帯端末に対して、一意に、識別番号を割り当て、表示部112は、識別番号を含む、携帯端末の識別情報を表示し、番号付与部124は、割り当てた識別番号を携帯端末に送信する。一方、当該携帯端末は、識別番号を受信し、受信した識別番号を表示する。
一例として、画像形成装置100の表示部112に表示される画面140を図16に示す。
画面140には、各種のメッセージ、利用者によりタッチ操作される操作画像144(OKアイコン)等とともに、携帯端末リスト141が表示されている。携帯端末リスト141は、複数の識別情報142、143、・・・を含んでいる。各識別情報は、画像形成装置100を中心とする無線通信エリア30内に存在することが確認された携帯端末を示す情報である。識別情報には、例えば、当該携帯端末に対して割り当てられた識別番号、当該携帯端末で用いられているオペレーションシステムの版数、当該携帯端末の機種番号、利用者の名称、利用者のプロフィール情報が含まれている。利用者は、携帯端末リスト141に表示されている識別情報により、特に、識別情報に含まれる識別番号により、自身の携帯端末を他の携帯端末と区別することができる。
利用者により、画面140に表示された複数の識別情報142、143、・・・の中から、1又は複数の識別情報が選択される。1又は複数の識別情報が選択された後、操作画像144がタッチ操作されると、利用者による識別情報の選択が確定される。
ここで、図3に示す画面130と比較すると、画面140の携帯端末リスト141内の各識別情報には、識別番号が含まれているが、画面130の携帯端末リスト131内の各識別情報には、識別番号が含まれていない。この点において、画面140は、画面130と相違している。
次に、図17に、携帯端末200aの表示部212に表示される画面254を示す。
画面254には、画像形成装置100から、携帯端末200a宛に送信された識別番号が表示されている。
利用者は、画面254を見て、自身の携帯端末に割り当てられた識別番号を知って、画面254に表示された識別番号と同じ識別番号を含む識別情報を、画像形成装置100の表示部112に表示された携帯端末リスト141から選択することにより、確実に自身の携帯端末を選択することができる。
次に、図9に示す識別情報の生成、携帯端末リストの生成、携帯端末リストの表示の動作(ステップS126~S128)に代えて、画像形成装置100における識別番号の生成、識別情報の表示、識別番号の送信及び携帯端末における識別番号の受信、表示の動作について、図18に示すフローチャートを用いて説明する。
番号付与部124は、携帯端末毎に固有であり、当該携帯端末を識別することができる識別番号を生成する(ステップS261)。次に、番号付与部124は、無線通信部119により、携帯端末200a、200b、200cに対して、それぞれの識別番号を送信する(ステップS262、S263、S264)。
携帯端末200aの表示部212は、受信した識別番号を画面254において表示する(ステップS268)。携帯端末200bの表示部212も、受信した識別番号を表示し(ステップS269)、携帯端末200cの表示部212も、受信した識別番号を表示する(ステップS270)。
画像形成装置100の制御部111は、携帯端末毎に、識別番号、機種名、OS名、利用者名等を含む識別情報を生成する(ステップS265)。次に、制御部111は、生成した複数の識別情報を含む携帯端末リスト141を生成し(ステップS266)、表示部112は、画面140のように、携帯端末リスト141を表示する(ステップS267)。
これにより、画像形成装置100における識別番号の生成、識別情報の表示等及び携帯端末における識別番号の表示等の動作についての説明を終了する。
上記の通り、画面130の携帯端末リスト141に、携帯端末に割り当てられた識別番号が表示され、携帯端末には、携帯端末に割り当てられた識別番号が表示される。利用者は、自身の携帯端末により、当該携帯端末に割り当てられた識別番号を知ることができるので、画面130の携帯端末リスト141から、自身の携帯端末を示す識別情報の選択操作が容易となる。
1.7 実施例4
実施例4では、複数の携帯端末により、画像形成装置100が提供するサービスを利用する場合に、サービスの対価を、複数の携帯端末のうちの特定の一台により決済するか(つまり、特定の一人の利用者が対価を支払うか)、又は、複数の携帯端末のそれぞれにより決済するか(つまり、複数の利用者がそれぞれ対価を支払うか)を選択する。
画像形成装置100の表示部112には、一例として、図19に示すように、決済方法の選択を利用者に求める画面151が表示される。
画面151には、一人で支払うことを選択するときに、利用者によりタッチ操作される操作画像152、及び、複数人で支払うことを選択するときに、利用者によりタッチ操作される操作画像153が含まれている。操作画像152に対して、タッチ操作された場合には、サービスの対価を、複数の携帯端末のうちの特定の一台により決済する。一方、操作画像153に対して、タッチ操作された場合には、複数の携帯端末のそれぞれにより決済する。
なお、操作画像152に対して、タッチ操作された場合には、画像形成装置100は、さらに、複数の携帯端末のうちのどの携帯端末により決済をするかの選択を、利用者に求める。利用者は、決済をする携帯端末を指定する。
次に、図11に示す携帯端末が複数台の場合の課金の振り分け及び課金要求の動作(ステップS153~S155)に代えて、画像形成装置100における決済方法に応じた動作について、図20に示すフローチャートを用いて説明する。
画像形成装置100の制御部111は、選択リスト147に複数の識別情報が含まれているか否かにより、携帯端末の台数が複数であるか否かを判断する(ステップS291)。携帯端末が1台である場合には(ステップS291で「1台」)、課金処理部117は、その1台の携帯端末により、サービスの対価を決済する。
携帯端末の台数が複数である場合には(ステップS291で「複数台」)、制御部111は、利用者により選択された決済方法が特定の一台による決済か、複数の携帯端末のそれぞれによる決済かを判断する(ステップS292)。
複数の携帯端末のそれぞれによる決済である場合(ステップS292で「個々」)、課金処理部117は、それぞれの携帯端末に対する課金要求を生成し、それぞれの携帯端末に対して、課金要求を送信する(ステップS293、S294、S295)。
特定の一台による決済である場合(ステップS292で「集約」)、利用者により選択された特定の一台の携帯端末に対する課金要求を生成し、その特定の携帯端末に対して、課金要求を送信する(ステップS296)。
課金要求を受信した各携帯端末により、課金要求が承認され、それぞれの課金処理が行われる。
以上説明したように、携帯端末の台数が複数である場合、利用者により選択された決済方法が特定の一台による決済か、複数の携帯端末のそれぞれによる決済に応じて、決済の方法を選択することができるので、より柔軟な決済方法を提供することができる。
2 その他の変形例
開示は、上記の実施形態及び各実施例に限定されない。以下に示すようにしてもよい。
(1)変形例1
選択リスト147に複数の識別情報が記録され、選択リスト147に含まれる識別情報により示される各携帯端末と、画像形成装置100との間の通信が確立した後において、選択グループの有効期間は、次のようにして決定してもよい。
(a)選択リスト147に含まれる識別情報により示される全ての携帯端末からのプリントサービス及びスキャンサービスが完了した後、つまり、プリントが完了し、及び、スキャンにより生成された多階調の画像データの送信が完了した時に、選択グループの有効期間は、終了する。
この場合には、プリントサービス及びスキャンサービスが完了した後、直ちに、次のプリントサービス及びスキャンサービスの提供を開始することができる。
(b)(a)のプリントサービス及びスキャンサービスが完了した後も、選択グループの有効期間は、継続し、画像形成装置100の操作入力部114に対する利用者による選択グループの有効期間を終了させる操作により、選択グループの有効期間が終了する。
この場合には、利用者は、利用者による選択グループの有効期間を終了させる操作がされるまでの間、継続して、プリントサービス及びスキャンサービスの提供を受けることができる。
(2)変形例2
(選択グループへの追加及び削除)
上記において説明したように、図10に示すステップS130において、選択された識別情報が選択リストとして記憶された後、選択グループへの新たな携帯端末の加入は、停止される。
しかし、本開示は、これには限定されない。
選択された識別情報が選択リストとして記憶された後であっても、選択グループへの新たな携帯端末の加入を許可してもよい。
画像形成装置100の表示部112により、再度、図3に示す画面130が表示され、画面130の携帯端末リスト131から、利用者により、新たに識別情報が選択されるとしてもよい。これにより、新たに、選択グループへの携帯端末の加入が行われる。
また、選択された識別情報が選択リストとして記憶された後であっても、選択グループからの携帯端末の削除を許可してもよい。
画像形成装置100の表示部112により、再度、図3に示す画面130が表示され、画面130の携帯端末リスト131から、利用者により、既に選択した識別情報が削除されるとしてもよい。これにより、新たに、選択グループから、登録された携帯端末の削除が行われる。
以上により、選択グループへの携帯端末の新たな加入及び選択グループからの削除が行えるので、自由度の高い運用を行うことができる。
(3)変形例3
画像形成装置100及び各携帯端末は、それぞれ、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムである。メモリは、制御用のコンピュータプログラムを記憶しており、マイクロプロセッサは、制御用のコンピュータプログラムに従って動作する。
制御用のコンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク半導体メモリなどに記録されているとしてもよい。
また、制御用のコンピュータプログラムを、電気通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送するとしてもよい。
(4)上記実施形態、各実施例及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
開示にかかる情報処理装置は、無線を用いて、選択を受け付けた識別情報により示される複数の携帯端末との間のみで、無線通信の確立を行うことができ、画像形成装置と複数台の携帯端末との間で、無線により、通信を確立する技術として有用である。
1 サービスシステム
30 無線通信エリア
100 画像形成装置(情報処理装置の一例)
111 制御部
112 表示部
113 記憶部
114 操作入力部
115 印刷部
116 画像読取部
117 課金処理部
118 データ通信部
119 無線通信部
120 アンテナ
121 ファクシミリ通信部
122 取得部
123 通信確立部
124 番号付与部
125 送受信部
126 対価情報生成部
200a~200e 携帯端末
211 制御部
212 表示部
213 記憶部
214 操作入力部
215 入出力部
216 スピーカ
217 課金処理部
219 無線通信部
220 アンテナ
221 無線通信部
222 アンテナ
223 カメラ部

Claims (10)

  1. 携帯端末との間で無線により通信を行う情報処理装置であって、
    無線により通信を行う無線通信手段と、
    前記無線通信手段により、複数台の携帯端末から、それぞれの携帯端末を示す識別情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した複数の識別情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記識別情報のうち、利用者の操作により、複数の識別情報の選択を受け付ける入力手段と
    記入力手段により選択を受け付けた前記識別情報により示される複数の携帯端末との間で、前記無線通信手段により、無線通信の確立を行う通信確立手段と、
    前記無線通信手段により前記無線通信が確立された前記携帯端末との間で、データの送受信を行うデータ送受信手段と
    を備え
    前記データ送受信手段は、無線通信エリア内に存在する1台以上の前記携帯端末を示す携帯端末リストの中から選択されて前記無線通信が確立された携帯端末に対して前記データを送信することを特徴とする情報処理装置
  2. 前記携帯端末は、前記識別情報の一部として、利用者に関連する情報であるプロフィール情報を記憶しており、
    前記取得手段は、前記プロフィール情報を含む前記識別情報を取得し、
    前記表示手段は、前記取得手段により取得した前記識別情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置
  3. 前記取得手段により取得した前記識別情報により示される携帯端末に識別番号を付与する番号付与手段と、
    前記識別情報により示される前記携帯端末に対して、前記無線通信手段により、前記識別番号を送信する送信手段と、を備え、
    前記表示手段は、付与された識別番号とともに、識別情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置
  4. 前記データ送受信手段は、無線通信が確立された前記携帯端末から、データを受信し、
    さらに、受信したデータを印刷する印刷手段を備える
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置
  5. さらに、原稿面上の原稿画像を読み取って、前記データとして多階調画像データを生成する画像読取手段を備え、
    前記データ送受信手段は、生成された前記データを無線通信が確立された前記携帯端末に対して送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置
  6. 前記入力手段は、さらに、利用者の操作により、前記情報処理装置により提供されるサービスを利用した場合における対価の決済方法の入力を受け付け、前記決済方法は、複数の前記携帯端末により前記情報処理装置により提供されるサービスを利用した場合において、特定の一台の携帯端末に対して、対価を集約して請求するか、又は、前記複数の携帯端末の各々に対して、対価を請求するかを示し、
    前記情報処理装置は、さらに、前記決済方法に従って、特定の一台の携帯端末に対して、対価を集約して請求するか、又は、前記複数の携帯端末の各々に対して、対価を請求するかを決定し、特定の一台の携帯端末について、集約した対価を示す対価情報を生成し、又は、前記複数の携帯端末の各々について、対価を示す対価情報を生成する対価情報生成手段を備え、
    前記データ送受信手段は、前記無線通信手段により、生成した対価情報を、特定の一台の携帯端末、又は、前記複数の携帯端末の各々に対して送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置
  7. 複数の携帯端末と、前記携帯端末との間で無線により通信を行う情報処理装置とから構成されるサービスシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    無線により通信を行う無線通信手段と、
    前記無線通信手段により、複数台の携帯端末から、それぞれの携帯端末を示す識別情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した複数の識別情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記識別情報のうち、利用者の操作により、複数の識別情報の選択を受け付ける入力手段と
    記入力手段により選択を受け付けた前記識別情報により示される複数の携帯端末との間で、前記無線通信手段により、無線通信の確立を行う通信確立手段と、
    前記無線通信手段により前記無線通信が確立された前記携帯端末との間で、データの送受信を行うデータ送受信手段と
    を備え
    前記データ送受信手段は、無線通信エリア内に存在する1台以上の前記携帯端末を示す携帯端末リストの中から選択されて前記無線通信が確立された携帯端末に対して前記データを送信することを特徴とするサービスシステム。
  8. 無線により通信を行う無線通信手段を備え、携帯端末との間で無線により通信を行う情報処理装置で用いられる制御方法であって、
    前記無線通信手段により、複数台の携帯端末から、それぞれの携帯端末を示す識別情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得した複数の識別情報を表示する表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記識別情報のうち、利用者の操作により、複数の識別情報の選択を受け付ける入力ステップと
    記入力ステップにより選択を受け付けた前記識別情報により示される複数の携帯端末との間で、前記無線通信手段により、無線通信の確立を行う通信確立ステップと、
    前記無線通信手段により前記無線通信が確立された前記携帯端末との間で、データの送受信を行うデータ送受信ステップと
    を含み、
    前記データ送受信ステップは、無線通信エリア内に存在する1台以上の前記携帯端末を示す携帯端末リストの中から選択されて前記無線通信が確立された携帯端末に対して前記データを送信することを特徴とする制御方法。
  9. 無線により通信を行う無線通信手段を備え、携帯端末との間で無線により通信を行う情報処理装置で用いられる制御用のコンピュータプログラムを記憶している記録媒体であって、
    前記無線通信手段により、複数台の携帯端末から、それぞれの携帯端末を示す識別情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得した複数の識別情報を表示する表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記識別情報のうち、利用者の操作により、複数の識別情報の選択を受け付ける入力ステップと
    記入力ステップにより選択を受け付けた前記識別情報により示される複数の携帯端末との間で、前記無線通信手段により、無線通信の確立を行う通信確立ステップと、
    前記無線通信手段により前記無線通信が確立された前記携帯端末との間で、データの送受信を行うデータ送受信ステップと
    を実行するコンピュータプログラムを記憶している記録媒体であり、
    前記データ送受信ステップは、無線通信エリア内に存在する1台以上の前記携帯端末を示す携帯端末リストの中から選択されて前記無線通信が確立された携帯端末に対して前記データを送信することを特徴とする記録媒体
  10. 無線により通信を行う無線通信手段を備え、携帯端末との間で無線により通信を行う情報処理装置で用いられる制御用のコンピュータプログラムであって、
    コンピュータである情報処理装置に、
    前記無線通信手段により、複数台の携帯端末から、それぞれの携帯端末を示す識別情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得した複数の識別情報を表示する表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記識別情報のうち、利用者の操作により、複数の識別情報の選択を受け付ける入力ステップと
    記入力ステップにより選択を受け付けた前記識別情報により示される複数の携帯端末との間で、前記無線通信手段により、無線通信の確立を行う通信確立ステップと、
    前記無線通信手段により前記無線通信が確立された前記携帯端末との間で、データの送受信を行うデータ送受信ステップと
    を実行させるためのコンピュータプログラムであり、
    前記データ送受信ステップは、無線通信エリア内に存在する1台以上の前記携帯端末を示す携帯端末リストの中から選択されて前記無線通信が確立された携帯端末に対して前記データを送信することを特徴とするコンピュータプログラム
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