JP2022120214A - ガス検出端末装置及びガス検出システム - Google Patents

ガス検出端末装置及びガス検出システム Download PDF

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Abstract

Figure 2022120214000001
【課題】記録画像からガス漏れ箇所を確認する際に、確認時間の短縮及び確認精度の向上を両立でき、確認作業の作業性を向上し得るガス検出端末装置を提供すること。
【解決手段】ガス検出システム10は、少なくとも所定ガスの赤外線動画を撮像可能な撮像装置100と、撮像装置100の撮像動画を記録可能なガス検出端末装置200と、を有する。ガス検出端末装置200は、撮像動画を表示可能な表示部202と、撮像動画を記録可能な記録部203と、を有し、記録部203が、撮像動画に加えて、動画中でのガス漏洩状態に基づいて動画再生を制御又は案内する付加データを記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス検出端末装置及びガス検出システムに関する。
従来、天然ガスのガス井戸やガス処理プラントなどでのガス漏れを監視するガス監視システムが開発され、使用されている。このようなガス監視システムにおいては、ガスを可視化可能な監視カメラを用いることでガス漏れを検知する。この監視カメラとしては一般に赤外線カメラが用いられる。
特許文献1には、検査対象を含む検査領域の画像(動画)を撮像する赤外線カメラ及び可視光カメラと、赤外線カメラにより撮像された赤外画像データを処理する画像処理部と、表示部とを有するガス検出装置が記載されている。画像処理部は、検査領域の画像データからガス漏れに起因するゆらぎの画像を抽出する。そして、表示部は、可視光カメラにより撮像された検査領域の画像データにゆらぎの画像データが重ね合わされた検査画像を表示する。
特許文献1に記載されたガス検出装置を用いれば、表示部に表示された検査画像を視認することにより、検査領域におけるガス漏れの場所を視覚的に容易に特定することができる。このようなガス漏洩検査においては、撮像画像に加えて、撮影場所及び撮影日時などが検査データとして記録される。
特開2012-058093号公報
ところで、赤外線カメラを有する撮像装置によって撮像される画像は、ガス漏れが間欠的に発生しているシーンなども記録として残す必要があるため、長時間の記録画像となる。そのため、記録画像を後日に再生してガス漏れ箇所を確認する作業は、長時間の記録画像を再生する必要があるため、長時間かつ手間のかかる作業となる。
本発明の目的は、記録画像からガス漏れ箇所を確認する際に、確認時間の短縮及び確認精度の向上を両立でき、確認作業の作業性を向上し得るガス検出端末装置及びガス検出システムを提供することである。
本発明のガス検出端末装置の一つの態様は、
少なくとも所定ガスの赤外線動画を撮像可能な撮像装置と、前記撮像装置の撮像動画を記録可能なガス検出端末装置と、を備えるガス検出システムにおける前記ガス検出端末装置であって、
前記撮像動画を表示可能な表示部と、
前記撮像動画を記録可能な記録部と、
を有し、
前記記録部は、前記撮像動画に加えて、前記動画中でのガス漏洩状態に基づいて動画再生を制御又は案内する付加データを記録する。
本発明のガス検出システムの一つの態様は、
前記ガス検出端末装置と、
前記ガス検出端末装置から送信された前記撮像動画及び前記付加データを受信し、前記付加データに基づいて前記撮像動画を再生して表示する外部装置と、
を備える。
本発明によれば、ガス検出端末装置の記録部が、撮像動画に加えて、動画中でのガス漏洩の時間位置に基づいて動画再生を制御又は案内する付加データを記録するようにしたので、記録画像からガス漏れ箇所を確認する際に、確認時間の短縮及び確認精度の向上を両立でき、確認作業の作業性を向上できるようになる。
実施の形態におけるガス検出システムの全体構成を示すブロック図 表示部に表示される再生画像の例を示す図 図3A及び図3Bは再生速度とトラックバーへの表示の例を示す図
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
<1>ガス検出システム
図1は、本実施の形態におけるガス検出システム1の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、ガス検出システム1は、ポータブル型の撮像装置100と、ポータブル型のガス検出端末装置200と、管理サーバー300と、外部端末装置300とを備える。
撮像装置100とガス検出端末装置200との間は、通信ケーブル(図示しない)によって接続される。検査員は、撮像装置100と、ガス検出端末装置200とを携帯してガス井戸採掘エリア内を巡回してガス漏洩検査を行う。よって、ガス漏洩検査時に撮像装置100とガス検出端末装置200は近傍に配置され、検査員は、撮像装置100で画像を撮像し、その撮像画像は、ガス検出端末装置200に表示及び記録される。なお、撮像装置100は、ガス検出端末装置200と無線通信を介して接続されてもよいし、撮像装置100とガス検出端末装置200とが一体でもよい。
ガス検出端末装置200と管理サーバー300との間、及び、管理サーバー300と外部端末装置400との間は、インターネットなどのネットワークを介して接続されている。
まず、撮像装置100の構成について説明する。撮像装置100は、例えば携帯可能なカメラ装置であり、検査対象であるガス生産施設(タンク、プラントなど)を含む検査領域を撮像し、検査領域の赤外線画像データを生成する。なお、撮像装置100は、所定位置に固定されたカメラ装置であってもよい。
撮像装置100は、赤外線撮像部102と、可視光撮像部104と、位置検出部106と、角度検出部108とを有する。
なお、撮像装置100は、図示しないが、例えば、プロセッサとしてのCPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)などの記憶媒体、RAM(Random Access Memory)などの作業用メモリ、及び通信回路を有する。この場合、上記した各部の機能は、CPUが制御プログラムを実行することにより実現される。
赤外線撮像部102は、赤外光を通過させるフィルターと、CMOSイメージセンサーなどからなる赤外線センサーとを有し、赤外光を撮像することで所定ガスの赤外画像データを得る。赤外線撮像部102は、例えば3.2~3.4μmの波長域の光を撮像することで、メタンガスなどを撮像することができる。赤外線撮像部102は、可視光撮像部104と同期した状態で、例えば、検査対象であるガス生産施設を含む検査領域を撮像し、赤外画像データをガス検出端末装置200に順次送信する。赤外線撮像部102により得られた赤外画像データは、静止画又は動画であり、検査領域の温度分布を示す。
可視光撮像部104は、可視光を通過させるフィルターと、CMOSイメージセンサーなどからなる可視光センサーとを有し、可視光を撮像することで可視光画像データを得る。可視光撮像部104は、赤外線撮像部102と同期した状態で、検査領域を撮像し、可視画像データをガス検出端末装置200に順次送信する。可視光撮像部104により生成される可視画像データは、静止画又は動画である。
位置検出部106は、例えば、GPS(Global Positioning System)信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて、撮像装置100の現在位置を検出する。位置検出部106は、検出した撮像装置100の現在位置をガス検出端末装置200に送信する。
角度検出部108は、例えば、撮像装置100が有する加速度センサー(図示せず)の検出信号に基づいて、撮像装置100本体に生じた3軸方向の加速度の合成値を検出し、その合成値に基づいて、撮像装置100が撮像している撮像角度(撮像方向)を検出する。角度検出部108は、検出した撮像装置100の撮像角度をガス検出端末装置200に送信する。
管理サーバー300は、データ格納部301を有し、ガス検出端末装置200の送受信部207から送信されたデータをデータ格納部301に格納する。例えばガス検出端末装置200から送信された検査画像の動画及びその付加データがデータ格納部301に格納される。管理サーバー300は、ガス検出端末装置200及び外部端末装置400からの要求に応じて、データ格納部301に格納したデータを送信する。
例えば、管理サーバー300は、ガス検出端末装置200から検査画像の動画の要求があると、格納している動画データ及びその付加データをガス検出端末装置200に送信する。ガス検出端末装置200は、動画データ及びその付加データを送受信部207を介して表示部202に表示する。同様に、管理サーバー300は、外部端末装置400から検査画像の動画の要求があると、格納している動画データ及びその付加データを外部端末装置400に送信する。外部端末装置400は、動画データ及びその付加データを送受信部401を介して表示部402に表示する。
<2>ガス検出端末装置
次に、本実施の形態のガス検出端末装置200の構成について詳しく説明する。ガス検出端末装置200は、タブレット端末、スマートフォン、ラップトップ型端末又はウェアラブル端末などの携帯端末として具現化されている。
ガス検出端末装置200は、撮像装置100からの受信情報(赤外画像データ、可視画像データ)を用いて、検査領域に発生したガスを可視化する。
ガス検出端末装置200は、画像処理部201と、表示部202と、記録部203と、記録制御部204と、再生部205と、入力受付部206と、送受信部207とを有する。ちなみに、本実施の形態では、説明を分かり易くするために、記録部203と記録制御部204を分けて記載しているが、記録制御部204の機能は記録部203が有していてもよい。つまり、記録制御部204は記録部203と言ってもよい。
なお、ガス検出端末装置200は、図示しないが、例えば、プロセッサとしてのCPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)などの記憶媒体、RAM(Random Access Memory)などの作業用メモリ、及び通信回路を有する。この場合、後述する各部の機能は、CPUが制御プログラムを実行することにより実現される。
画像処理部201は、赤外線撮像部102から送信された検査領域の赤外画像データを取得する。そして、画像処理部201は、検査領域の赤外画像データに所定の画像処理を施して、当該赤外画像データにおいてガスが存在する部分を検出し、検出した部分を可視化する。画像処理部201は、画像処理前の赤外画像データにおいてガスが存在する部分に、特定の色(例えば、赤色など)を付す。
ここで、検査領域の赤外画像データからガスを検出する方法について簡単に説明する。検査領域においてガス漏れが発生すると、検査領域の赤外画像データにおいてガスが存在する部分に、温度変化(つまり、検査領域の赤外画像データにおいて輝度の変化)が生じる。画像処理部201は、このような温度変化に基づいて、ガスが存在する部分を検出する。なお、ガスの検出方法は、公知の様々な画像処理方法を適用可能であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
また、画像処理部201は、可視光撮像部104から送信された可視画像データを取得する。そして、画像処理部201は、画像処理前の可視画像データに、画像処理後の赤外画像データを合成することで、検査画像データを生成する。
検査画像データは、検査画像として表示部202に表示されるとともに記録部203に記録される。なお、上述の画像処理後の赤外画像データを、可視画像データと合成することなく、検査画像データとしてもよい。
表示部202は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどにより構成されている。本実施の形態では、表示部202は、タッチパネル付きのフラットパネルディスプレイである。
入力受付部206は、図示しない操作部(タッチパネル)を介してユーザーによる各種の操作入力を受け付ける。
記録部203は、画像処理部201から出力された検査画像データを記録する。また、記録部203では、検査画像データの動画に付随して付加データが記録される。この付加データは、ガス検出端末装置200を使用しているユーザーの操作に基づくデータである。具体的には、ユーザーによって入力受付部206が操作されると、記録制御部204に操作信号が入力され、記録制御部204は操作信号に基づいて付加データを記録部203に記録する。
この検査画像データの動画に付随して記録される付加データには、再生指定領域を示すデータが含まれる。本実施の形態の場合には、再生指定領域を示すデータとして、再生指定領域の開始点と終了点のデータが記録される。
本実施の形態の場合、この再生指定領域はガス検出端末装置のユーザーである検査員が入力受付部206を操作することで設定するようになっている。ただし、再生指定領域の設定は、これに限らず、例えば画像処理部201が赤外線画像データに基づいてガス漏洩が映し出されている動画領域を検出し、この動画領域を含む領域を再生指定領域に設定し、このように設定した再生指定領域を示すデータを記録部203に付加データとして記録してもよい。
また、本実施の形態の場合、再生指定領域を1以上の領域に区分けし、区分けした各々の領域に対して所定の再生速度を設定可能となっている。この区分け位置のデータ及び再生速度のデータも付加データとして記憶される。
さらに、本実施の形態の場合、区分けした各々の領域に対する再生速度を、順方向再生及び逆方向再生のそれぞれに対して設定可能となっている。この順方向再生及び逆方向再生を示すデータも付加データとして記憶される。
また、再生指定領域の中に再生停止箇所を設定してもよい。これにより、例えば検査員が特に重要と考えた箇所で再生を停止させることができ、再生側のユーザーの操作なしに当該ユーザーに重要箇所の静止画を見せることができる。さらに、再生停止箇所での停止時間を設定できるようにしてもよい。これにより、再生側のユーザーの操作なしに、設定された停止時間経過後に自動的に再生を継続させることができる。さらに、再生停止箇所より一定時間前に戻って再生を開始する(リピートする)ように設定してもよい。
特にガス噴出の場合、等倍速の再生では、ガスの動きが遅くて変化が見つけにくい場合が多い。これに対して、本実施の形態では、シーン再生速度が可変とされ、早送りしたりまた逆戻しすることも可能なので、ガス噴出箇所を特定し易いなどの効果があり、ユーザーがガス噴出シーンを見分ける上で効果的である。
本実施の形態のガス検出端末装置200は、再生部205を有し、記録部203に記録された検査画像データを再生部205によって再生し表示部202に表示できるようになっている。
図2は、表示部202に表示される再生画像の例を示す。
表示部202には、再生中の検査画像10とともにトラックバー11が表示される。ユーザーは、トラックバー11により、検査画像データの再生状況を確認できる。また、ユーザーは、トラックバー11を操作することで、検査画像データの再生位置を調整できる。
トラックバー11において、現在の再生位置には再生マーク11aが表示される。図の例では、動画の長さは3分40秒であり、現在の再生位置は動画の開始から1分10秒の位置である。トラックバー11において、斜格子が付された部分11bは、検査画像データにおいてすでに再生された部分を意味する。また、ハッチングが付された部分11cは、例えば、画像処理部201の画像処理によりガス漏れの発生が検出された部分を意味する。
さらに、本実施の形態の場合、ガス検出端末装置200のユーザーである検査員(撮影を行った者)によって、トラックバー11上に再生指定領域が設定される。具体的には、検査員によって再生指定領域の開始点11dと終了点11eが設定される。この設定は、ユーザーがトラックバー11上の所望位置をタッチ操作することで行うことができる。このとき、ユーザーは、ガス漏れが発生している部分であるハッチングが付された部分11cが含まれるように再生指定領域を設定することができる。また、ユーザーは、検査画像10中のガス画像10aの存在を目視確認しながら再生指定領域(開始点11d、終了点11e)を設定できる。
この再生指定領域を示すデータ(開始点11d、終了点11eのデータ)は、付加データとして、検査画像の動画とともに記憶部203に記憶され、送受信部207を介して管理サーバー300に送られる。
換言すれば、本実施の形態では、図2に示したような再生指定領域のデータを含むトラックバー11の情報が付加データとして管理サーバー300に送られると言ってもよい。
さらに、撮像動画領域を時間方向に1以上の領域に区分けし、区分けした各々の領域に対して所定の再生速度を設定してもよい。例えば、撮像動画領域をガス漏洩に関する重要度に応じて時間方向に区分けし、重要度が高いほど再生速度を遅く設定する。このとき付加データとしては、撮像動画領域を時間方向に1以上の領域に区分けするためのデータと、区分けした各々の領域に対して所定の再生速度を設定するためのデータと、を記録すればよい。記録された付加データは、送受信部207を介して管理サーバー300に送られ、管理サーバー300や外部端末装置400では、検査画像の動画を付加データで示された再生速度で再生することができる。
図3A及び図3Bは、そのときの再生速度とトラックバーへの表示の例を示す。図3Aの例では、重要な撮像領域は1倍(等速)の再生速度が設定され、重要でない撮像領域は10倍の再生が設定されている。図3Bの例では、再生速度がさらに細分化されており、例えば非常に重要な撮像領域には0.5倍の再生速度が設定されている。
なお、本実施の形態の場合、再生指定領域の設定及び又は再生領域の区分けの設定は、表示部202の画面上にタッチペン又は指を触れる操作によって行うことができるようになっている。また、これらの設定は、トラックバー11上にタッチペン又は指を触れる操作によって行うことができるようになっている。
<3>効果
以上説明したように、本実施の形態によれば、ガス検出端末装置200の記録部203に、撮像動画に加えて、動画中でのガス漏洩状態に基づいて動画再生を制御又は案内する付加データを記録するようにしたので、動画の再生側において、記録画像からガス漏れ箇所を確認する際に、確認時間の短縮及び確認精度の向上を両立でき、確認作業の作業性を向上し得る。換言すれば、必要以上に時間をかけることなく、重要シーンを確認することができるようになる。
つまり、ガス漏れの状況を一番良く把握している検査員が、動画中の必要な部分と不必要な部分を判断して、それを動画の付加データとして記録できるので、管理サーバー300や外部端末装置400においてガス漏れの状況が分かっていないユーザーが動画を確認する場合に、必要な部分を即座に見ることができるようになる。
このように、本発明の特徴の一つは、検査画像の動画を撮像した現場の検査員によるガス漏洩の確認情報を、管理者などのユーザーに引き継いで管理者などの確認作業を効率化するのに貢献することである。
例えばある動画中に漏洩画像が含まれていない場合、再生側において、付加データを用いて再生を制御することで、その動画全てが高速再生される。この結果、ユーザーは、全動画を短時間で確認しながら、漏洩が無いことを短時間で知ることができる。
また、本実施の形態の一態様においては、付加データが、記録された撮像動画のうち、少なくともガス漏れ検査に関する有効な情報が付帯されている画像が含まれる一部の領域を再生指定領域として設定するためのデータである。このようにすることで、例えば、再生側において、ユーザーが再生指定領域のみを再生操作することにより、ユーザーは不必要な動画領域を見ることなく、ガス漏れが生じている箇所やその前後の箇所のみを見ることができるようになる。
また、本実施の形態の一態様においては、付加データが、動画中でのガス漏洩画像の時間位置に応じた再生速度を設定するためのデータである。このようにすることで、例えばガス漏洩が撮像されている時間位置では再生速度を遅くし、ガス漏洩が撮像されていない時間位置では再生速度を速くするといった再生制御を行うことができるようになり、ユーザーはガス漏洩が発生している時間の撮像画像を重点的に見ることができるようになる。
また、本実施の形態の一態様においては、付加データは、撮像動画領域を時間方向に1以上の領域に区分けするためのデータであり、さらに区分けした各々の領域に対して所定の再生速度を設定するためのデータである。このようにすることで、ガス漏洩状況に応じて再生速度を細かく制御することができるようになる。
再生速度の制御に関しては、例えば、漏洩ガスの状態に応じて、ユーザーが視認し易い速度で再生されるように制御すればよい。また、例えば、振動などが原因となって漏洩ガスを確認することが不可能な画像などのような場合には、極端に速い速度で再生されるように制御すればよい。この場合、例えば撮像装置100に設けられた振動計(ジャイロセンサー)の出力値が大きい場合には意味の無い動画区間と判断して再生速度が速くなるように制御すればよい。また、例えば風速が大きいほど遅い速度で再生されるように制御してもよい。このようにすれば、風によって漏洩ガスが大きく流されるような場合における視認性を上げることができる。また、例えば位置情報が変化している場合(つまり撮像装置100が移動している場合)には、意味の無い動画区間と判断して再生速度が速くなるように制御してもよい。なお、本実施の形態の場合、再生速度を速くするという意味の中には、再生位置を跳ばすことも含まれるものとする。つまり、意味のない区間は再生せずに、意味のある区間に再生位置を跳ばしてもよい。
また、本実施の形態の一態様においては、撮影動画上で所定イベント(例えばガスの噴出開始又は噴出停止)が発生したタイミングを起点とし、当該起点の所定時間の前及び後の時点に、再生指定領域の開始点及び終了点を自動的に設定する。この設定は、記録制御部204及び記録部203によって行われる。このようにすることで、再生側において、所定イベント(例えばガスの噴出開始又は噴出停止)が発生した前後の撮像動画を重点的に確認できるようになる。この結果、再生側のユーザーは、噴出前後の様子が良く分かるので、噴出箇所の特定も容易となる。また、どのようなことが原因となってガスの噴出が開始したかや、どのようにガスの噴出が停止したかを確認できるようになる。
また、本実施の形態の一態様においては、表示部(この表示部はガス検出端末装置200の表示部202でもよいし、外部端末装置400の表示部402でもよい)に、撮像動画が再生表示されるときに、再生される撮像動画の時間的領域を表すトラックバー11を表示するとともに、当該トラックバー11上に再生挙動(例えば再生指定領域、再生速度など)を示す情報を表示する。このようにすることで、撮像動画を再生するユーザーは、例えば、どの時間の動画がどのような再生速度で再生されるかを知ることができる。
上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することの無い範囲で、様々な形で実施することができる。
上述の実施の形態では、ガス検出端末装置200の記録部203に撮像動画を記録する場合について述べたが、撮像動画を記録する記録部は、撮像装置100に設けられていてもよく、クラウドサーバーなどに設けられていてもよい。
上述の実施の形態では、図3に示したように、再生速度を数字にて表示した場合について述べたが、これに限らない。例えば、トラックバーの上に再生速度に応じた長さを有するバー(いわゆる上下バー)を表示してもよい。また、再生速度が速い領域のトラックバーを圧縮して短く表示し、再生速度が遅い領域のトラックバーを伸長して長く表示してもよい。
本発明は、ガス検出システムに用いられるガス検出端末装置に適用し得る。
1 ガス検出システム
100 撮像装置
102 赤外線撮像部
104 可視光撮像部
106 位置検出部
108 角度検出部
200 ガス検出端末装置
201 画像処理部
202、402 表示部
203 記録部
204 記録制御部
205 再生部
206 入力受付部
207、401 送受信部
300 管理サーバー
301 データ格納部
400 外部端末装置

Claims (15)

  1. 少なくとも所定ガスの赤外線動画を撮像可能な撮像装置と、前記撮像装置の撮像動画を記録可能なガス検出端末装置と、を備えるガス検出システムにおける前記ガス検出端末装置であって、
    前記撮像動画を表示可能な表示部と、
    前記撮像動画を記録可能な記録部と、
    を有し、
    前記記録部は、前記撮像動画に加えて、前記動画中でのガス漏洩状態に基づいて動画再生を制御又は案内する付加データを記録する、
    ガス検出端末装置。
  2. 前記付加データは、記録された前記撮像動画のうち、少なくともガス漏れ検査に関する有効な情報が付帯されている画像が含まれる一部の領域を再生指定領域として設定するためのデータである、
    請求項1に記載のガス検出端末装置。
  3. 前記付加データは、前記動画中でのガス漏洩状態に応じて再生動作を設定するためのデータである、
    請求項1に記載のガス検出端末装置。
  4. 前記再生動作は、再生速度、再生方向、リピート再生、再生の一時停止、及び、一定期間再生停止後の自動再生、のいずれか1つ以上を含む、
    請求項3に記載のガス検出端末装置。
  5. 前記付加データは、前記撮像動画領域を時間方向に1以上の領域に区分けするためのデータであり、さらに区分けした各々の領域に対して所定の再生速度を設定するためのデータである、
    請求項2に記載のガス検出端末装置。
  6. 前記撮影動画上で所定イベントが発生したタイミングを起点とし、当該起点の所定時間の前及び後の時点に、前記再生指定領域の開始点及び終了点を設定する、
    請求項2に記載のガス検出端末装置。
  7. 前記起点はユーザーによって設定され、前記再生指定領域の開始点及び終了点は前記記録部によって設定される、
    請求項6に記載のガス検出端末装置。
  8. 前記イベントは、ガスの噴出開始又は噴出停止である、
    請求項6又は7に記載のガス検出システム。
  9. 前記表示部は、前記撮像動画が再生表示されるときに、再生される撮像動画の時間的領域を表すトラックバーを表示するとともに、当該トラックバー上に再生挙動を示す情報を表示する、
    請求項1に記載のガス検出端末装置。
  10. 前記表示部は、前記再生挙動を示す情報として、再生指定領域を表示する、
    請求項9に記載のガス検出端末装置。
  11. 前記表示部は、前記再生挙動を示す情報として、再生速度の情報を表示する、
    請求項9に記載のガス検出端末装置。
  12. 前記表示部は、前記トラックバー上に前記再生挙動を示す情報に加えて所定イベントが発生した時点を示す情報を表示する、
    請求項9から11のいずれか一項に記載のガス検出端末装置。
  13. 前記イベントは、ガスの噴出開始又は噴出停止である、
    請求項12に記載のガス検出端末装置。
  14. 前記撮像装置が一体化されている、
    請求項1から13のいずれか一項に記載のガス検出端末装置。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載のガス検出端末装置と、
    前記ガス検出端末装置から送信された前記撮像動画及び前記付加データを受信し、前記付加データに基づいて前記撮像動画を再生して表示する外部装置と、
    を備えるガス検出システム。
JP2019120435A 2019-06-27 2019-06-27 ガス検出端末装置及びガス検出システム Pending JP2022120214A (ja)

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