JP2022118987A - マルチコプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチコプタにおいて燃料電池から排出されるオフガスを希釈しながら外部に排出する技術を提供する。【解決手段】マルチコプタ10は、燃料電池4bと、プロペラ8と、ケース4cと、第1放出口14hと、を備える。燃料電池は、燃料ガスを反応させて電力を発生させる。プロペラは、燃料電池の発生させた電力により回転する。ケースは、燃料電池を収容するとともに、少なくとも一つの換気口を有する。第1放出口は、燃料電池から排出された燃料ガスのオフガスをケース内に放出する。上述したマルチコプタでは、燃料電池を収容するケース内にオフガスが放出される。オフガスは、ケース内で拡散し、希釈される。ケース内は、換気口によって換気される。【選択図】図3

Description

本明細書が開示する技術は、マルチコプタに関する。特に、プロペラと、そのプロペラを回転させるための電力を発生させる燃料電池と、を備えているマルチコプタに関する。
上述のマルチコプタ(特許文献1では、飛翔体と称している)が、特許文献1に開示されている。燃料電池は、酸素と、燃料ガスと、を反応させて電力を発生させる。燃料電池は、燃料電池に流入したが消費されずに残った余剰燃料を、オフガスとして排出する。燃料電池から排出されたオフガスは、燃料排出管を通じて放出口から外部に放出される。オフガスの放出口は、プロペラの下方に配置されており、プロペラが回転した際に発生する風によって、オフガスの放出が促進されるように構成されている。
特開2018-176920号公報
燃料電池から排出されるオフガスには、燃料ガスが含まれている。従って、オフガスを外部に放出する際には、燃料ガスの濃度が低下するように、オフガスを希釈しながら放出することが望まれる。この点に関して、特許文献1のマルチコプタでは、オフガスの放出口がプロペラの下方に配置されているので、プロペラの発生する風によってオフガスが希釈されることが期待される。しかしながら、例えばマルチコプタが離陸、もしくは着陸するタイミングでは、プロペラの回転数が減少する。このようなタイミングでは、プロペラから発生する風量が減少するので、燃料電池から排出されるオフガスが、十分に希釈されないおそれがある。その場合、マルチコプタの排出口周辺で、燃料ガスの濃度が上昇するおそれがある。本明細書では、オフガスを希釈しながら外部に排出することができる技術を提供する。
本明細書が開示するマルチコプタは、燃料電池と、プロペラと、ケースと、第1放出口と、を備える。燃料電池は、燃料ガスを反応させて電力を発生させる。プロペラは、前記燃料電池の発生させた前記電力により回転する。ケースは、前記燃料電池を収容するとともに、少なくとも一つの換気口を有する。第1放出口は、前記燃料電池から排出された前記燃料ガスのオフガスを前記ケース内に放出する。
上述したマルチコプタでは、燃料電池から排出されるオフガスが、燃料電池を収容するケース内に放出されるように構成されている。ケース内に放出されたオフガスは、ケース内で拡散して希釈された後に、ケースの換気口から外部へ放出される。このように、本明細書が開示するマルチコプタでは、燃料電池を収容するケースを利用し、オフガスを当該ケース内で拡散させることによって、オフガスを希釈しながら外部に排出することができる。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施形態のマルチコプタ10の斜視図を示す。 実施形態のマルチコプタ10の平面図を示す。 図2の線III-IIIにおける断面図を示す。 第2実施形態のマルチコプタ10aにおける、図1の線IV-IVにおける断面図を示す。
本技術の一実施形態では、前記少なくとも一つの換気口は、前記プロペラの旋回範囲に対向する位置に設けられた開口を含んでもよい。これにより、プロペラの発生する風を利用して、ケース内を換気することができる。その結果、オフガスの希釈を促進することができる。
本技術の一実施形態では、マルチコプタは、前記燃料電池から排出された空気のオフガスを前記ケース内に放出する第2放出口をさらに備えてもよい。これにより、ケース内で、燃料電池が排出する空気のオフガスと、燃料ガスのオフガスとが混合される。その結果、オフガスの希釈を促進することができる。
本技術の一実施形態では、ケース内に収容されているとともに、前記燃料電池に空気を供給するコンプレッサをさらに備えてもよい。このような構成によると、ケースのサイズが比較的に大きくなることから、ケース内に放出されたオフガスが、十分に拡散及び希釈された後でケースの外部に放出される。ただし、別の実施形態では、ケースは、コンプレッサを収容しなくてもよい。
本技術の一実施形態では、マルチコプタは、前記燃料電池を冷却するラジエータをさらに備えてもよい。その場合、前記ラジエータは、前記プロペラの回転軸と直交する方向において、前記ケースと隣接してもよい。ただし、別の実施形態では、ラジエータは、プロペラの回転軸方向において、ケースと隣接してもよい。
(実施形態)
図面を参照して、本技術の一実施形態であるマルチコプタ10について説明する。図1に示されるように、マルチコプタ10は、4つのプロペラ8と、燃料ガスタンク2と、ラジエータ6と、ラジエータファン6fと、動力ユニット4と、を備える。特に限定はされないが、マルチコプタ10は、いわゆるドローンであり、4つのプロペラ8を回転駆動させることで飛行することができる。マルチコプタ10は、Z軸方向(すなわち、図1の紙面上方向)に上昇する。上昇後、マルチコプタ10は、4つのプロペラ8のそれぞれの回転数に差異を設けることで、平行移動、旋回等を実行する。
燃料ガスタンク2は、その内部に燃料ガス(本実施形態では水素ガス)を蓄えている。動力ユニット4は、そのケース4cの内部に燃料電池4bとエアコンプレッサ4aとを収容している。燃料電池4bは、内部にセルスタック(図示省略)を備えており、燃料ガスと空気中の酸素とを反応させて発電する。エアコンプレッサ4aは、燃料電池4bに空気を供給するための機器である。その他にも、ケース4c内には、燃料電池4bが発電した電力を蓄える二次電池等が収容される。
マルチコプタ10は、燃料ガスタンク2内の燃料ガスと空気中の酸素とを燃料電池4b内で反応させることで、電力を発生させる。マルチコプタ10は、燃料電池4bが発生させた電力を電動機(図示省略)に供給することで4つのプロペラ8を回転させる。
動力ユニット4のケース4cは、X軸方向(すなわち、図1の紙面左右方向)に延びる矩形形状を有している。ケース4cの上部には、燃料ガスタンク2を固定する架台が設けられており、その架台の4隅のそれぞれには、プロペラ支持部8sが設けられている。各プロペラ支持部8sは、プロペラ8を回転可能に支持する。
ケース4cのX軸方向正側(すなわち、図1の紙面左側)には、ラジエータ6と、ラジエータファン6fと、が配置される。ラジエータ6の内部には、冷媒が循環する循環路が形成されている。ラジエータ6は、Z軸方向に延びる循環路を、Y軸方向に隣接して配置している。図示は省略したが、ラジエータ6には、燃料電池4bに冷媒を供給する循環路が接続されている。ケース4cには、ラジエータ6と燃料電池4bとの間で冷媒を循環させるポンプが収容されている。
図1に示されるように、ラジエータ6は、動力ユニット4のX軸方向正側に露出している。マルチコプタ10が例えばX軸方向正側に進行すると、ラジエータ6は、X軸方向負側(すなわち、図1の紙面右側)に向かう飛行風を受ける。この飛行風がラジエータ6を通過すると、ラジエータ6内の冷媒の熱が放熱される。その他にも様々な方向の飛行風がラジエータ6を通過することで、ラジエータ6内の冷媒の熱が放熱される。ラジエータファン6fは、扁平なラジエータ6のX軸方向負側(すなわち、図1の紙面右側)の面に、当接して配置されている。マルチコプタ10が進行していない場合には、ラジエータファン6fが回転することで、ラジエータ6内の冷媒の熱が放熱される。このように、マルチコプタ10は、ラジエータ6によって放熱された冷媒を燃料電池4bに供給することで、燃料電池4bを冷却する。
図2に示されるように、4つのプロペラ8のそれぞれは、プロペラ中心8cを中心として旋回する。4つのプロペラ8のそれぞれは、プロペラ中心8cを中心とした円形の旋回範囲8aを覆うように旋回する。プロペラ8が旋回すると、その旋回範囲8aの下方(すなわち、図2の紙面奥方向)に風が発生する。
ケース4cの上側(すなわち、図2の紙面手前側)には、給気口4sが設けられている。給気口4sは、X軸方向負側(すなわち、図2の紙面右側)かつY軸方向負側(すなわち、図2の紙面上側)のプロペラ8の旋回範囲8aの下方に位置している。
ここで、図3を参照して、本実施形態のマルチコプタ10が、燃料ガスのオフガスを外部に排出する構造について説明する。燃料電池4bは、気液分離器14に接続される。気液分離器14には、燃料電池4bを通過した燃料ガス(すなわち、燃料ガスのオフガス)が供給される。気液分離器14は、燃料ガスのオフガス中の水分と、燃料側オフガスG1と、を分離する。気液分離器14の底部には、排気排水バルブ14vが接続されており、排気排水バルブ14vが開くと、燃料ガスのオフガスから分離して気液分離器14の底部に溜まった水分が排出される。気液分離器14によって水分と分離した燃料側オフガスG1は、気液分離器14の上部の第1放出口14hから、ケース4c内の空間4mに放出される。
ここで、燃料側オフガスG1は、燃料電池4bを通過した燃料ガス(すなわち、水素ガス)である。燃料側オフガスG1は、反応後の不純物(例えば、窒素、水蒸気)に加え、燃料ガスも含んでいる。このため、マルチコプタ10には、外部に燃料側オフガスG1を排出する前に、燃料側オフガスG1を希釈して燃料ガスの濃度の低下させることが求められる。マルチコプタ10は、燃料側オフガスG1を外部に排出する前に、第1放出口14hからケース4c内の空間4mに放出する。これにより、燃料側オフガスG1は、空間4m内で拡散し、空間4m内の空気と混ざる。その結果、空間4m内の燃料ガスの濃度が低下する。すなわち、燃料側オフガスG1は、空間4m内に放出されることで、希釈される。
ケース4cの下側(すなわち、Z軸方向負側)の壁には、排気口4eが設けられている。排気口4eは、ケース4cの下側の壁を貫通しており、ケース4c内の空間4mと外部とを連通する。空間4mで希釈された燃料側オフガスG1は、希釈オフガスG2として、排気口4eを介して外部に排出される。ケース4cに排気口4eを設けることで、ケース4cの空間4m内が換気される。すなわち、排気口4eは、ケース4c内を換気する換気口である。
このように、本実施形態のマルチコプタ10は、ケース4cの空間4m内に燃料側オフガスG1を放出し、空間4m内で希釈した後に排気口4eを介して外部に排出する。これにより、ケース4cを利用して、燃料側オフガスG1を希釈しながら外部に排出することができる。先に述べたように、ケース4cは、燃料電池4b、エアコンプレッサ4a等の機器を収容するためのケースである。このケース4cを利用して燃料側オフガスG1を希釈することで、燃料側オフガスG1を希釈するための機器を設ける必要がない。このため、マルチコプタ10は、比較的簡易な構造で、燃料側オフガスG1を希釈しながら外部に排出することができる。
また、ケース4cは、燃料電池4b、エアコンプレッサ4a等の機器を収容しているため、その内部の空間4mの体積が大きくなる。内部の体積が大きいケース4cで燃料側オフガスG1を希釈することで、燃料側オフガスG1の希釈を促進することができる。
さらに、ケース4cの上側(すなわち、Z軸方向正側)の壁には、給気口4sが設けられている。先に述べたように、給気口4sは、プロペラ8の旋回範囲8aの下方に位置している。すなわち、給気口4sは、旋回範囲8aと対向している。プロペラ8が旋回すると、旋回範囲8aの下方には、下向きの風が発生する。図3に示されるように。プロペラ8の旋回によって生じた風の一部は、給気口4sを介して、ケース4cの空間4m内に空気S1を押し込む。これにより、空間4m内の空気が循環し、空間4m内が換気される。このように、給気口4sは、ケース4c内を換気する換気口である。給気口4sをプロペラ8の旋回範囲8aの下方に配置して空間4m内を換気することで、燃料側オフガスG1の希釈を促進することができる。
図4を参照して第2実施形態のマルチコプタ10aについて説明する。第2実施形態のマルチコプタ10aは、上述した第1実施形態のマルチコプタ10の給気口4s(図3参照)に代えて、第2放出口20hを備えている。第2放出口20hは、燃料電池4bの空気放出管20に設けられた開口である。第2放出口20hは、ケース4cの空間4mと、空気放出管20と、を連通する。空気放出管20は、燃料電池4bから、燃料電池4bを通過した空気(すなわち、空気側オフガスS2)を排出するためのパイプである。燃料電池4bから排出された空気側オフガスS2は、空気放出管20の第2放出口20hを介して、ケース4cの空間4m内に放出される。第2放出口20hから放出された空気のオフガスS2は、空間4m内で、第1放出口14hから放出された燃料側オフガスG1と混ざる。その結果、燃料側オフガスG1の濃度の希釈が促進される。このように、第2実施形態のマルチコプタ10aは、給気口4sから空間4m内に取り込まれる空気に換えて、燃料電池4b自らが排出した空気のオフガスを利用して、燃料側オフガスG1を希釈する。これにより、別途構造を追加することなく、比較的簡単な構造で、燃料側オフガスG1を希釈しながら外部に排出することができる。
以上、実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施形態の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上述した第1実施形態では、「換気口」として、排気口4eと、給気口4sと、がケース4cに設けられていたが、変形例では、これに代えて、「換気口」は、ケース4cの構成部品の間に生じる隙間であってもよい。すなわち、明確な「換気口」が設けられていなくても、ケース4cの一部で、空間4mと外部とが通していればよい。また、さらなる変形例では、ケース4cが給気口4sを備え、さらに、ケース4c内に第2放出口20hが設けられていてもよい。
(変形例2)上述した実施形態では、マルチコプタ10は、4つのプロペラ8を備えていたが、変形例のマルチコプタ10は、2つ、または3つのプロペラ8を備えてもよいし、5つ以上のプロペラ8を備えてもよい。
(変形例3)上述した第1実施形態では、給気口4sは、下方からプロペラ8の旋回範囲8aに対向していたが、変形例では、給気口4sに代えて、上方からプロペラ8の旋回範囲8aに対向する換気口が設けられてもよい。この場合、プロペラ8の旋回によって、旋回範囲8a付近が負圧になるため、空間4m内の空気が外部に排出されやすくなる。すなわち、上方からプロペラ8の旋回範囲8aに対向する換気口は、排気口として機能する。
(変形例4)上述した実施形態では、ケース4c内にエアコンプレッサ4aが収容されていたが、変形例では、ケース4cの外にエアコンプレッサ4aが配置されてもよい。さらに、ケース4c内に、燃料ガスタンク2がさらに配置されてもよい。
(変形例5)上述した実施形態では、ラジエータ6は、ケース4cのX軸方向において隣接して配置されたが、変形例では、ラジエータ6は、動力ユニット4とZ軸方向において隣接して配置されもよいし、Y軸方向において隣接して配置されてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :燃料ガスタンク
4 :動力ユニット
4a :エアコンプレッサ
4b :燃料電池
4c :ケース
4e :排気口
4m :空間
4s :給気口
6 :ラジエータ
6f :ラジエータファン
8 :プロペラ
8a :旋回範囲
8c :プロペラ中心
8s :プロペラ支持部
10 :マルチコプタ
10a :マルチコプタ
14 :気液分離器
14h :第1放出口
14v :排気排水バルブ
20 :空気放出管
20h :第2放出口
G1 :燃料側オフガス
G2 :希釈オフガス

Claims (5)

  1. 燃料ガスを反応させて電力を発生させる燃料電池と、
    前記燃料電池の発生させた前記電力により回転するプロペラと、
    前記燃料電池を収容するとともに、少なくとも一つの換気口を有するケースと、
    前記燃料電池から排出された前記燃料ガスのオフガスを前記ケース内に放出する第1放出口と、
    を備える、マルチコプタ。
  2. 前記少なくとも一つの換気口は、前記プロペラの旋回範囲に対向する位置に設けられた開口を含む、請求項1に記載のマルチコプタ。
  3. 前記燃料電池から排出された空気のオフガスを前記ケース内に放出する第2放出口をさらに備える、請求項1または2に記載のマルチコプタ。
  4. 前記ケース内に収容されているとともに、前記燃料電池に空気を供給するコンプレッサをさらに備える、請求項1から3のいずれか一項に記載のマルチコプタ。
  5. 前記燃料電池を冷却するラジエータをさらに備え、
    前記ラジエータは、前記プロペラの回転軸と直交する方向において、前記ケースと隣接する、請求項1から4のいずれか一項に記載のマルチコプタ。
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