JP2022118692A - エクササイズシステム、エクササイズを提供する方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】エクササイズを行うユーザに対して、臨場感が大きな体験を提供する。【解決手段】エクササイズシステム1では、屋内70で運動器具11を使用する第1ユーザ10と屋外を移動する第2ユーザ20とが、同時にエクササイズを行う。第1ユーザ10側には、第1ユーザ10が屋内70で使用する運動器具11と、第1ユーザ10の仮想的な移動距離を演算する第1処理装置101とが設けられる。第2ユーザ20側には、屋外を移動する第2ユーザ20の位置の地理座標を示す位置情報を取得する第2処理装置201が設けられる。第1処理装置101は、第2ユーザ20の位置情報および第1ユーザ10の仮想的な移動距離に基づいて、第2ユーザ20が移動している屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を含む画像80、90、250を、表示装置105に表示させる。【選択図】図1
Description
本発明は、運動器具を使用するエクササイズシステム、エクササイズを提供する方法およびコンピュータプログラムに関する。
健康の維持および増進のための運動器具として、例えば、屋内で仮想的なサイクリングを楽しむことができるバーチャルサイクリング装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1が開示するバーチャルサイクリング装置では、専用のローラー台の上に自転車が配置され、その自転車の前方に表示装置が配置されている。表示装置には予め用意された風景および路面などの画像が表示される。ユーザは、表示装置に表示された画像を見ながら、自転車のペダルを漕ぐことで、屋外でサイクリングしているかのような仮想的な体験を得ることができる。
エクササイズを行うユーザに対して、より臨場感が大きな体験を提供することが求められている。
本発明のある実施形態に係るエクササイズシステムは、屋内で運動器具を使用する第1ユーザと屋外を移動する第2ユーザとが、同時にエクササイズを行うエクササイズシステムであって、前記第1ユーザ側には、前記第1ユーザが屋内で使用する運動器具と、前記第1ユーザによる前記運動器具の使用により生じる前記運動器具の動作に応じた信号を出力する第1センサと、前記第1センサの出力信号に基づいて、前記第1ユーザの仮想的な移動距離を演算する第1処理装置と、前記第1ユーザに情報を提示する第1表示装置と、が設けられ、前記第2ユーザ側には、屋外を移動する前記第2ユーザの位置の地理座標を示す位置情報を取得して出力する第2処理装置が設けられ、前記第1処理装置は、前記第2ユーザの前記位置情報および前記第1ユーザの仮想的な移動距離に基づいて、前記第2ユーザが移動している屋外エリアにおける前記第1ユーザと前記第2ユーザとの仮想的な位置関係を含む画像を、前記第1表示装置に表示させる。
屋内で運動器具を用いてエクササイズを行う第1ユーザは、第2ユーザが移動している屋外エリアにおける第1ユーザと第2ユーザとの間の仮想的な位置関係を含む画像を見ることで、第2ユーザと一緒に屋外を移動しているかのような仮想的な体験ができる。
ある実施形態において、前記第1処理装置は、前記第2ユーザが移動している前記屋外エリアの地図情報、前記第2ユーザの前記位置情報および前記第1ユーザの仮想的な移動距離に基づいて、前記第2ユーザの位置および前記第1ユーザの仮想的な位置を示す地図を、前記第1表示装置に表示させてもよい。
第1ユーザは、第2ユーザの位置および第1ユーザの仮想的な位置を示す地図を見ることで、屋外エリアにおける第1ユーザと第2ユーザとの仮想的な位置関係を把握することができる。
ある実施形態において、前記第1処理装置は、前記屋外エリアの複数の位置の風景に関連する風景関連画像を示す画像情報を取得し、前記第1ユーザの仮想的な移動距離から前記屋外エリアにおける前記第1ユーザの仮想的な位置を演算し、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの仮想的な位置関係によって表示位置および表示サイズが変化する前記第2ユーザのアバターの画像と共に、前記風景関連画像を、前記第1ユーザの仮想的な位置と関連付けて前記第1表示装置に表示させてもよい。
第1ユーザが実際に屋外を移動した場合に見ることができる風景に対応した画像を第1表示装置が表示することで、臨場感を増加させることができる。
表示される第2ユーザのアバターの位置およびサイズが変化することにより、第1ユーザは、第1ユーザと第2ユーザとの仮想的な位置関係を直感的に把握することができる。
ある実施形態において、前記第2処理装置は、前記第2ユーザの移動中に撮影した前記屋外エリアの風景の画像情報を出力し、前記第1処理装置は、前記第1ユーザの前記仮想的な位置に関連する風景の画像を前記第1表示装置に表示させてもよい。
第1ユーザの仮想的な位置に関連する現在の風景の画像を第1表示装置が表示することで、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、前記第1処理装置は、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの仮想的な位置関係によって表示位置および表示サイズが変化する前記第2ユーザのアバターの画像を、前記第1表示装置に表示させてもよい。
表示される第2ユーザのアバターの位置およびサイズが変化することにより、第1ユーザは、第1ユーザと第2ユーザとの仮想的な位置関係を直感的に把握することができる。
ある実施形態において、前記第2ユーザは予め設定された走行ルートを移動し、前記第1処理装置は、前記第1ユーザの仮想的な移動距離から、前記予め設定された走行ルート内の前記第1ユーザの仮想的な位置を演算してもよい。
これにより、第1ユーザの仮想的な位置を容易に演算することができる。
ある実施形態において、前記第1ユーザが使用する前記運動器具は、インドアサイクリングを行うための運動器具であってもよい。
屋内にいる第1ユーザは、自転車を運転しながら第2ユーザと一緒に屋外を移動しているかのような仮想的な体験を得ることができる。
ある実施形態において、前記第2ユーザは、自転車を運転しながら前記屋外を移動してもよい。
屋内にいる第1ユーザは、第2ユーザと一緒に屋外でサイクリングを行っているかのような仮想的な体験を得ることができる。
ある実施形態において、前記運動器具には、前記第1ユーザにかかる負荷の大きさを調整する調整装置が設けられており、前記第1処理装置は、前記第2ユーザが移動する走行ルートにおける複数の位置の路面の傾斜角を取得し、前記第1ユーザの仮想的な移動距離から前記走行ルートにおける前記第1ユーザの仮想的な位置を演算し、前記第1ユーザの仮想的な位置に関連付けられた前記走行ルートの所定位置の傾斜角に応じて前記第1ユーザにかかる負荷の大きさが変化するように前記調整装置を制御してもよい。
第1ユーザが実際に屋外を走行した場合にかかる負荷を仮想的に体験することで、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、前記第2ユーザが運転する前記自転車には、前記自転車の傾きに応じた信号を出力する角度センサが設けられており、前記第2処理装置は、前記角度センサの出力信号から前記第2ユーザが移動している前記走行ルートの傾斜角を演算し、演算した前記傾斜角を示す傾斜角情報を出力し、前記第1処理装置は、前記傾斜角情報から前記所定位置の傾斜角を取得してもよい。
屋外を現在走行中の第2ユーザにかかる負荷を第1ユーザが仮想的に体験することができ、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、前記第2ユーザの前記位置情報は、前記第2ユーザの位置の高度を示す高度情報を含んでおり、前記第1処理装置は、前記第2ユーザが移動する前記走行ルートにおける所定の二つの位置の地理座標に基づいて、前記所定の二つの位置の間の長さを演算し、前記所定の二つの位置の高度情報に基づいて、前記所定の二つの位置の高度差を演算し、演算した前記長さおよび前記高度差に基づいて、前記路面の傾斜角を演算してもよい。
高度情報を用いて路面の傾斜角を演算することで、角度センサを用いることなく傾斜角の値を取得することができる。
ある実施形態において、前記運動器具には、前記第1ユーザにかかる負荷の大きさを調整する調整装置が設けられており、前記第1処理装置は、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの仮想的な位置関係において、前記第1ユーザが前記第2ユーザよりも後方に位置している場合は、前記第1ユーザが前記第2ユーザよりも前方に位置している場合よりも、前記第1ユーザにかかる負荷が小さくなるように前記調整装置を制御してもよい。
第1ユーザが第2ユーザよりも後方に位置している場合は第1ユーザにかかる負荷を小さくすることで、第1ユーザはスリップストリームを仮想的に体験することができ、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、前記運動器具には、前記第1ユーザが着座するサドルと、前記第1ユーザが手で握るハンドルと、前記サドルおよび前記ハンドルの少なくとも一方に振動を発生させる振動発生装置とが設けられており、前記第1処理装置は、前記第2ユーザが移動する走行ルート内の複数の位置に関連付けられた振動情報を取得し、前記第1ユーザの仮想的な移動距離から前記走行ルートにおける前記第1ユーザの仮想的な位置を演算し、前記第1ユーザの仮想的な位置に関連付けられた前記走行ルートの所定位置の振動情報に基づいて、前記振動発生装置が発生させる振動を制御してもよい。
第1ユーザが実際に屋外を走行した場合に発生する振動を仮想的に体験することで、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、前記第2ユーザが運転する前記自転車には、前記自転車に発生した振動に応じた信号を出力する振動センサが設けられており、前記第2処理装置は、前記振動センサの出力信号から振動センサ出力情報を生成して出力し、前記第1処理装置は、前記振動センサ出力情報と前記第2ユーザの前記位置情報とを関連付けることで前記振動情報を生成してもよい。
屋外を現在走行中の第2ユーザが感じる振動を第1ユーザが仮想的に体験することができ、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、前記第1ユーザ側には、風を発生させる送風機が設けられており、前記第2ユーザの前記自転車には、前記第2ユーザの前記自転車又は前記第2ユーザに当たる風に応じた信号を出力する風速センサが設けられており、前記第2処理装置は、前記風速センサの出力信号から風速情報を生成して出力し、前記第1処理装置は、前記風速情報に応じて、前記送風機が発生させる風を制御してもよい。
屋外を現在走行中の第2ユーザが感じる風を第1ユーザが仮想的に体験することができ、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、前記運動器具には、前記第1ユーザにかかる負荷の大きさを調整する調整装置が設けられており、前記第2ユーザの前記自転車には、前記第2ユーザの前記自転車又は前記第2ユーザに当たる風に応じた信号を出力する風速センサが設けられており、前記第2処理装置は、前記風速センサの出力信号から風速情報を生成して出力し、前記第1処理装置は、前記風速情報に応じて前記第1ユーザにかかる負荷の大きさが変化するように前記調整装置を制御してもよい。
屋外を現在走行中の第2ユーザが感じる風に応じた負荷を第1ユーザが仮想的に体験することができ、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、前記第2処理装置は、前記第2ユーザに提示する情報を第2表示装置に表示させ、前記第1処理装置は、前記第1ユーザの仮想的な移動距離を示す情報を出力し、前記第2処理装置は、前記第1ユーザの仮想的な移動距離を示す情報に基づいて、前記屋外エリアにおける前記第1ユーザの仮想的な位置を演算し、前記第1ユーザの仮想的な位置を示す画像を前記第2表示装置に表示させてもよい。
第2ユーザは、第1ユーザの仮想的な位置を含む画像を見ることで、屋外エリアにおける第1ユーザの仮想的な位置と自身の位置とを対比することができる。これにより、第2ユーザは、第1ユーザと一緒に屋外を移動するかのような体験ができる。
ある実施形態において、前記第2処理装置は、前記第2ユーザに提示する情報を第2表示装置に表示させ、前記第1処理装置は、前記第1ユーザの仮想的な移動距離に基づいて、前記屋外エリアにおける前記第1ユーザの仮想的な位置を演算し、前記第1ユーザの仮想的な位置を示す情報を出力し、前記第2処理装置は、前記第1ユーザの仮想的な位置を示す情報に基づいて、前記第1ユーザの仮想的な位置を示す画像を前記第2表示装置に表示させてもよい。
第2ユーザは、第1ユーザの仮想的な位置を含む画像を見ることで、屋外エリアにおける第1ユーザの仮想的な位置と自身の位置とを対比することができる。これにより、第2ユーザは、第1ユーザと一緒に屋外を移動するかのような体験ができる。
ある実施形態において、前記第1処理装置および前記第2処理装置のそれぞれは音声通話装置を備え、前記第1ユーザおよび前記第2ユーザは、前記第1処理装置および前記第2処理装置を介して音声通話可能であってもよい。
第1ユーザおよび第2ユーザは、互いに会話を行いながらエクササイズを行うことができる。
ある実施形態において、前記第1ユーザが使用する前記運動器具には、前記第1ユーザにかかる負荷の大きさを調整する調整装置が設けられており、前記第1処理装置は、前記第1ユーザと前記第2ユーザとが行うゲームの内容に応じて、前記第1ユーザにかかる負荷の大きさが変化するように前記調整装置を制御してもよい。
ゲームの内容に応じて第1ユーザにかかる負荷を変化させることで、ゲームを楽しみながらエクササイズを行うことができる。
ある実施形態において、前記第2ユーザが運転する前記自転車には、前記第2ユーザにかかる負荷の大きさを調整する調整装置が設けられており、前記第2処理装置は、前記第1ユーザと前記第2ユーザとが行うゲームの内容に応じて、前記第2ユーザにかかる負荷の大きさが変化するように、前記自転車に設けられた前記調整装置を制御してもよい。
ゲームの内容に応じて第2ユーザにかかる負荷を変化させることで、ゲームを楽しみながらエクササイズを行うことができる。
ある実施形態において、前記予め設定された走行ルートは、カーブ部分を含み、前記カーブ部分には、走行速度の上限値が予め設定されており、前記第1処理装置は、前記第1ユーザの仮想的な位置が前記カーブ部分にあるときの前記第1ユーザの仮想的な走行速度を前記上限値以下にする制御を行ってもよい。
道路のカーブ部分を走行可能な速度には上限がある。カーブ部分を走行可能な速度の上限値は、例えばカーブ部分の曲率半径に応じて予め設定されている。
カーブ部分における第1ユーザの仮想的な走行速度を予め設定された上限値以下にする。例えば、第1ユーザの仮想的な位置が直線部分からカーブ部分に移動したときの仮想的な走行速度が上限値より大きい場合、仮想的な走行速度を上限値以下にする制御を行う。これにより、第1ユーザは現実のカーブ走行に近い体験を得ることができ、臨場感を増加させることができる。
現実の道路ではカーブ部分を曲がり切れないような走行速度で第1ユーザの仮想的な位置がカーブ部分を移動することを抑制でき、第1ユーザは現実のカーブ走行に近い体験を得ることができ、臨場感を増加させることができる。
屋内の第1ユーザと屋外の第2ユーザとの間でレースを行う場合、減速が必要なカーブ部分では第1ユーザの仮想的な走行速度を小さくすることにより、レースの公平性を向上させることができる。
ある実施形態において、前記予め設定された走行ルートは、第1カーブ部分および第2カーブ部分を含み、前記第2カーブ部分の曲率半径は、前記第1カーブ部分の曲率半径よりも小さく、前記第2カーブ部分に予め設定された走行速度の上限値は、前記第1カーブ部分に予め設定された走行速度の上限値よりも小さくてもよい。
カーブ部分の曲率半径が小さい場合は、大きい場合よりも走行速度の上限値を小さくすることで、第1ユーザは現実のカーブ走行に近い体験を得ることができ、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、前記予め設定された走行ルートは、直線部分およびカーブ部分を含み、前記第1処理装置は、前記第1ユーザの仮想的な位置が前記カーブ部分にあるときは、前記直線部分にあるときよりも、前記運動器具の動作量に対する前記第1ユーザの仮想的な走行速度を小さくしてもよい。
現実の道路を走行する場合、一般的にカーブ走行時は直線走行時よりも走行速度を小さくする場合が多い。第1ユーザの仮想的な位置がカーブ部分にあるときは、直線部分にあるときよりも、運動器具の動作量に対する仮想的な走行速度を小さくすることで、第1ユーザは現実の道路の走行時の速度変化に近い体験を得ることができる。
ある実施形態において、前記運動器具には、前記第1ユーザにかかる負荷の大きさを調整する調整装置が設けられており、前記予め設定された走行ルートは、直線部分およびカーブ部分を含み、前記第1処理装置は、前記第2ユーザの位置が前記カーブ部分にある場合は、前記第2ユーザの位置が前記直線部分にある場合よりも、前記第1ユーザにかかる負荷が大きくなるように前記調整装置を制御してもよい。
屋外の現実のルートを走行する第2ユーザは、カーブ走行時は直線走行時よりも走行速度を小さくし得る。屋内の第1ユーザと屋外の第2ユーザとの間でレースを行う場合、カーブ部分で減速する第2ユーザが不利にならないように、第1ユーザにかかる負荷を大きくすることで、レースの公平性を向上させることができる。
ある実施形態において、前記運動器具には、前記第1ユーザにかかる負荷の大きさを調整する調整装置が設けられており、前記予め設定された走行ルートには、前記第1ユーザにかける負荷の総量が予め設定されており、前記第1処理装置は、前記第1ユーザの仮想的な位置が前記予め設定された走行ルートのスタート地点からゴール地点まで移動する間に前記第1ユーザにかかる負荷の総量が、予め決められた前記負荷の総量となるように前記調整装置を制御してもよい。
公平性を向上させるために第1ユーザに負荷をかけるタイミングを任意にでき、第1ユーザにとって不自然なタイミングで第1ユーザに負荷をかけることを抑制することができる。
本発明のある実施形態に係るエクササイズを提供する方法は、屋内で運動器具を使用する第1ユーザと屋外を移動する第2ユーザとが同時に行うエクササイズを提供する方法であって、屋内での前記第1ユーザによる運動器具の使用により生じる前記運動器具の動作に基づいて、前記第1ユーザの仮想的な移動距離を演算すること、屋外を移動する前記第2ユーザの位置の地理座標を示す位置情報を取得すること、前記第2ユーザの前記位置情報および前記第1ユーザの仮想的な移動距離に基づいて、前記第2ユーザが移動している屋外エリアにおける前記第1ユーザと前記第2ユーザとの仮想的な位置関係を含む画像を表示すること、を実行する。
屋内で運動器具を用いてエクササイズを行う第1ユーザは、第2ユーザが移動している屋外エリアにおける第1ユーザと第2ユーザとの間の仮想的な位置関係を含む画像を見ることで、第2ユーザと一緒に屋外を移動しているかのような仮想的な体験ができる。
本発明のある実施形態に係るコンピュータプログラムは、屋内で運動器具を使用する第1ユーザと屋外を移動する第2ユーザとが同時に行うエクササイズの提供を、コンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、屋内での前記第1ユーザによる運動器具の使用により生じる前記運動器具の動作に基づいて、前記第1ユーザの仮想的な移動距離を演算すること、屋外を移動する前記第2ユーザの位置の地理座標を示す位置情報を取得すること、前記第2ユーザの前記位置情報および前記第1ユーザの仮想的な移動距離に基づいて、前記第2ユーザが移動している屋外エリアにおける前記第1ユーザと前記第2ユーザとの仮想的な位置関係を含む画像を表示すること、を前記コンピュータに実行させる。
屋内で運動器具を用いてエクササイズを行う第1ユーザは、第2ユーザが移動している屋外エリアにおける第1ユーザと第2ユーザとの間の仮想的な位置関係を含む画像を見ることで、第2ユーザと一緒に屋外を移動しているかのような仮想的な体験ができる。
本発明のある実施形態において、屋内で運動器具を使用する第1ユーザと屋外を移動する第2ユーザとが、同時にエクササイズを行うエクササイズシステムが提供される。屋内で運動器具を用いてエクササイズを行う第1ユーザは、第2ユーザが移動している屋外エリアにおける第1ユーザと第2ユーザとの間の仮想的な位置関係を含む画像を見ることで、第2ユーザと一緒に屋外を移動しているかのような仮想的な体験ができる。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。ただし、実施形態の説明については、必要以上に文章が長くならないように所々詳細な説明を省略する場合がある。例えば、既によく知られた技術の説明、既によく知られた技術と実質的に同一の技術の説明および重複する説明を省略する場合がある。これは、詳細な説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。また、以下の実施形態は例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されない。
図1は、本実施形態に係るエクササイズシステム1の構成例を示す模式図である。エクササイズシステム1では、屋内で運動器具11を使用する第1ユーザ10と、屋外を移動する第2ユーザ20とが、同時にエクササイズを行うことが可能である。なお、本発明でいうエクササイズは、広義に解釈され、いわゆる第1ユーザ10および第2ユーザ20が行う運動に限定されない。第1ユーザ10および第2ユーザ20が行うエクササイズとしては、例えば、競技大会などのレース、ツーリング、ツーリズム、フィットネス、体を動かすゲームを含む。
第1ユーザ10が居る屋内70には、運動器具11が配置されている。運動器具11は、例えば、インドアサイクリングを行うためのインドアサイクリングマシンである。第2ユーザ20は、例えば、自転車21を運転しながら屋外の路面86を走行する。
図1に示す例では、運動器具11は、自転車50にサイクルトレーナー60が設けられている。自転車50は、車体フレーム52、前輪53F、ハンドル54、サドル55、ペダル56およびペダルクランク軸58を備える。自転車50は、後輪が取り付けられた状態において屋外を走行可能な自転車であり得る。図1に示す自転車50のチェーンステー57には、後輪の代わりにサイクルトレーナー60が設けられている。
サイクルトレーナー60は、第1ユーザ10がペダル56を漕ぐことにより増加するペダル56の回転量を検出する。更に、サイクルトレーナー60は、ペダル56を回転させるために必要な力の大きさを調整する。言い換えると、サイクルトレーナー60は、ペダル56を漕いでいる第1ユーザ10に対し、ペダル56から第1ユーザ10に伝わる負荷を調整する。また、サイクルトレーナー60は、自転車50を支持して、自転車50を自立させた状態を保持する。
サイクルトレーナー60の種類は任意である。例えば、サイクルトレーナー60の種類として、ダイレクトドライブ式、タイヤドライブ式、3本ローラー式、バイク一体型などがある。図1では、ダイレクトドライブ式のサイクルトレーナー60を例示している。
サイクルトレーナー60は、電動モータ61、動力伝達機構62、スプロケット63および筐体64を備える。電動モータ61は、第1ユーザ10に掛かる負荷(以下、「トルク」ともいう)を発生させる。電動モータ61が発生させたトルクは、動力伝達機構62を介してスプロケット63に伝達される。筐体64は電動モータ61および動力伝達機構62を内部に収容している。
スプロケット63は、車軸68を介してチェーンステー57に回転可能に取り付けられている。スプロケット63は、自転車50の従動スプロケットとして用いられる。スプロケット63には、チェーン59が巻き掛けられている。
屋外の第2ユーザ20が用いる自転車21は、車体フレーム22、前輪23F、後輪23R、ハンドル24、サドル25およびペダル26を備える。ハンドル24には、カメラ220が設けられている。車体フレーム22には角度センサ230が設けられている。第2ユーザ20は、自転車21に乗ってペダル26を漕ぐことで、屋外の路面86を走行することができる。
屋内70の自転車50のハンドル54には、第1ユーザ端末装置100が設けられている。屋外の自転車21のハンドル24には、第2ユーザ端末装置200が設けられている。
第1ユーザ端末装置100、第2ユーザ端末装置200およびサーバコンピュータ30(以下、「サーバ30」と表記する)は、通信ネットワーク40を介して互いに通信可能に接続され得る。通信ネットワーク40は例えばインターネットであるが、それに限定されない。第1ユーザ端末装置100、第2ユーザ端末装置200、サーバ30は、携帯電話回線または人工衛星を経由する回線を利用した無線通信により、相互に通信を行ってもよい。
次に、第1ユーザ端末装置100およびサイクルトレーナー60のハードウェア構成例を説明する。図2は、第1ユーザ端末装置100およびサイクルトレーナー60のハードウェア構成例を示すブロック図である。
第1ユーザ端末装置100は、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータまたはサイクルコンピュータである。
第1ユーザ端末装置100は、処理装置101、記憶装置102、通信インタフェース(IF)103、入力装置104、表示装置105、スピーカ106、マイク107、カメラ108、通信IF109を備える。これらの構成要素は、バスを介して相互に通信可能に接続される。
処理装置101は、プロセッサ111と、ROM(Read Only Memory)112およびRAM(Random Access Memory)113などの記録媒体とを備える。ROM112には、プロセッサ111に処理を実行させるためのコンピュータプログラム(またはファームウェア)が格納され得る。コンピュータプログラムは、記憶媒体(例えば半導体メモリまたは光ディスク等)または電気通信回線(例えばインターネット)を介して第1ユーザ端末装置100に提供され得る。そのようなコンピュータプログラムが、商用ソフトウェアとして販売されてもよい。
プロセッサ111は、半導体集積回路であり、例えば中央演算処理装置(CPU)を含む。プロセッサ111は、マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラによって実現され得る。プロセッサ111は、各種処理を実行するための命令群を記述したコンピュータプログラム(ROM112に格納されるコンピュータプログラム)を逐次実行し、所望の処理を実現する。
プロセッサ111は、CPUを搭載したFPGA(Field Programmable Gate Array)
、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ASSP(Application Specific Standard Product)、または、これら回路の中から選択される二つ以上の回路の組み合わせであってもよい。
、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ASSP(Application Specific Standard Product)、または、これら回路の中から選択される二つ以上の回路の組み合わせであってもよい。
ROM112は、例えば、書き込み可能なメモリ(例えばPROM)、書き換え可能なメモリ(例えばフラッシュメモリ)、または読み出し専用のメモリである。繰り返しになるが、ROM112には、プロセッサ111に処理を実行させるためのコンピュータプログラムが記憶され得る。更に、ROM112には、プロセッサ111の動作を制御するコンピュータプログラムが記憶されている。ROM112は、単一の記録媒体である必要はなく、複数の記録媒体の集合体であってもよい。複数の記録媒体の集合体の一部は取り外し可能なメモリであってもよい。
RAM113は、ROM112に格納されたコンピュータプログラムをブート時に一旦展開するための作業領域を提供する。RAM113は、単一の記録媒体である必要はなく、複数の記録媒体の集合であってもよい。
記憶装置102は、例えば半導体記憶装置、磁気記憶装置、光学記憶装置またはそれらの組み合わせである。半導体記憶装置の例は、ソリッドステートドライブ(SSD)である。磁気記憶装置の例は、ハードディスクドライブ(HDD)である。光学記憶装置の例は、光ディスクドライブまたは光磁気ディスク(MD)ドライブなどである。
通信IF103は、通信ネットワーク40を介して第2ユーザ端末装置200およびサーバ30と通信するための通信モジュールである。通信IF103は、有線通信および/または無線通信を行うことができる。通信IF103は、例えば、USB、IEEE1394(登録商標)、またはイーサネット(登録商標)などの通信規格に準拠した有線通信を行うことができる。通信IF103は、例えば、Bluetooth(登録商標)規格および/またはWi-Fi(登録商標)規格に準拠した無線通信を行うことができる。いずれの規格も、2.4GHz帯または5.0GHz帯の周波数を利用した無線通信規格を含む。通信IF103は、BLE(Bluetooth Low Energy)またはLPWA(Low Power Wide Area)の通信方式に準拠した無線通信を行うことが可能な通信モジュールであってもよい。通信IF103は、携帯電話回線または人工衛星を経由する回線を利用した無線通信を行ってもよい。
入力装置104は、第1ユーザ10からの指示をデータに変換してコンピュータに入力するための装置である。入力装置104は、例えば、タッチパネル、キーボード、マウスまたはそれらの組み合わせである。表示装置105は、例えば、液晶ディスプレイまたはOLED(Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイである。
スピーカ106は、音声信号を音に変換して外部に出力する。マイク107は、第1ユーザ端末装置100の周囲の音を音声信号に変換する。スピーカ106およびマイク107は、第2ユーザ20と音声通話を行う音声通話装置として用いることができる。カメラ108は、第1ユーザ端末装置100の周囲の一部を撮影して画像信号を生成する。例えば、カメラ108を用いて第1ユーザ10の姿を撮影することができる。通信IF109は、サイクルトレーナー60と通信するための通信モジュールである。
サイクルトレーナー60は、処理装置601、通信IF603、駆動装置604、回転センサ605を備える。これらの構成要素は、バスを介して相互に通信可能に接続される。
処理装置601は、プロセッサ611、ROM612およびRAM613を備える。プロセッサ611、ROM612およびRAM613の説明は、第1ユーザ端末装置100のプロセッサ111、ROM112およびRAM113の説明と重複するため、ここでは省略する。
駆動装置604は、プロセッサ611からの指示に応じて、電動モータ61(図1)を駆動させるための駆動電流を生成する。駆動電流が供給された電動モータ61はトルクを発生させる。回転センサ605は、電動モータ61の駆動により動力が伝わる動力伝達経路の任意の位置に設けられる。別の観点では、回転センサ605は、ペダル56と電動モータ61との間の動力伝達経路における任意の位置に設けられる。例えば、回転センサ605は、ペダル56の回転軸に設けられてもよいし、電動モータ61とスプロケット63との間の動力伝達経路に設けられてもよい。例えば、回転センサ605は、クランクアームを介してペダル56を回転可能に支持しているペダルクランク軸58に設けられる。動力伝達経路に設けられた回転センサ605は、動力伝達経路の回転を検出する。
通信IF603は、第1ユーザ端末装置100と通信を行うための通信モジュールである。通信IF109および通信IF603は、有線通信および/または無線通信を行うことができる。例えば、通信IF109および通信IF603は、通信IF103と同じく、USB、IEEE1394(登録商標)、またはイーサネット(登録商標)などの通信規格に準拠した有線通信を行うことができる。通信IF109および通信IF603は、通信IF103と同じく、Bluetooth(登録商標)規格および/またはWi-Fi(登録商標)規格に準拠した無線通信を行うことができる。通信IF109および通信IF603は、BLEまたはLPWAの通信方式に準拠した無線通信を行うことが可能な通信モジュールであってもよい。
なお、通信IF103および通信IF603を用いて、第1ユーザ端末装置100とサイクルトレーナー60との間の通信を行ってもよい。この場合は、第1ユーザ端末装置100は通信IF109を備えていなくてもよい。
次に、第2ユーザ端末装置200のハードウェア構成例を説明する。図3は、第2ユーザ端末装置200のハードウェア構成例を示すブロック図である。第2ユーザ端末装置200は、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータまたはサイクルコンピュータである。
第2ユーザ端末装置200は、処理装置201、記憶装置202、通信IF203、入力装置204、表示装置205、スピーカ206、マイク207、カメラ208、通信IF209、測位装置210を備える。これらの構成要素は、バスを介して相互に通信可能に接続される。
処理装置201は、プロセッサ211と、ROM212およびRAM213を備える。プロセッサ211、ROM212、RAM213および記憶装置202の説明は、第1ユーザ端末装置100のプロセッサ111、ROM112、RAM113および記憶装置102の説明と重複するため、ここでは省略する。
通信IF203は、通信ネットワーク40を介して第1ユーザ端末装置100およびサーバ30と通信するための通信モジュールである。通信IF203は、携帯電話回線または人工衛星を経由する回線を利用した無線通信を行い得る。モバイルルータが自転車21に設けられている、または第2ユーザがモバイルルータを携帯している場合は、通信IF203は、有線通信または無線通信により、モバイルルータに接続されてもよい。この場合、通信IF203は、モバイルルータを介して通信ネットワーク40に接続される。
入力装置204は、第2ユーザ20からの指示をデータに変換してコンピュータに入力するための装置である。入力装置204は、例えば、タッチパネルである。表示装置205は、例えば、液晶ディスプレイまたはOLEDディスプレイである。
スピーカ206は、音声信号を音に変換して外部に出力する。マイク207は、第2ユーザ端末装置200の周囲の音を音声信号に変換する。スピーカ206およびマイク207は、第1ユーザ10と音声通話を行う音声通話装置として用いることができる。カメラ208は、第2ユーザ端末装置200の周囲の一部を撮影して画像信号を生成する。このようなカメラ208は、そのレンズを任意の方向に向けることができる。例えば、カメラ208は、そのレンズを第2ユーザ20に向けることにより、第2ユーザ20の姿を撮影することができる。後述で説明するが、カメラ208は、そのレンズを自転車21の前方方向に向けることにより、自転車21が走行するエリアの風景を撮影することができる。なお、カメラ208は、第2ユーザ端末装置200の周囲における360度を撮像可能な機器であってもよい。
測位装置210は、地理座標系における自転車21の位置(地理座標)を検出することができる。測位装置210は、GNSS衛星から送信されるGNSS信号を受信し、GNSS信号に基づいて測位を行う。GNSSは、GPS(Global Positioning System)、QZSS(Quasi-Zenith Satellite System、例えばみちびき)、GLONASS、Galileo、およびBeiDouなどの衛星測位システムの総称である。測位方法は、必要な精度の位置情報が得られる任意の方法であってよい。測位方法は、例えば、干渉測位法または相対測位法が採用されてもよい。
通信IF209は、カメラ220および角度センサ230と通信するための通信モジュールである。通信IF209は、有線通信および/または無線通信により、カメラ220および角度センサ230と通信する。カメラ220は、例えば、そのレンズが自転車21の前方方向を向くようにハンドル24に取り付けられ、自転車21が走行するエリアの風景を撮影する。角度センサ230は、自転車21の傾きに応じた信号を出力する。カメラ220および角度センサ230の出力信号は、通信IF209を介してプロセッサ211に入力される。
なお、第2ユーザ端末装置200とカメラ220との通信は、通信IF203を用いて行ってもよい。これと同じく、第2ユーザ端末装置200と角度センサ230との通信も、通信IF203を用いて行ってもよい。これらの場合は、第2ユーザ端末装置200は通信IF209を備えていなくてもよい。カメラ208を用いて自転車21が走行するエリアの風景を撮影する場合は、カメラ220は省略されてもよい。また、角度センサ230は、第2ユーザ端末装置200に内蔵されていてもよい。
次に、サーバ30のハードウェア構成例を説明する。図4は、サーバ30のハードウェア構成例を示すブロック図である。サーバ30は、例えばクラウドサーバまたはエッジサーバなどの、第1ユーザ10および第2ユーザ20の位置から離れた場所に設置されたコンピュータであり得る。サーバ30は、処理装置301と、記憶装置302と、通信IF303とを備える。これらの構成要素は、バスを介して相互に通信可能に接続される。サーバ30は、エクササイズシステム1に関する情報を一元管理し、管理するデータを活用して第1ユーザ10および第2ユーザ20にエクササイズを提供するクラウドサーバとして機能する。
処理装置301は、プロセッサ311と、ROM312およびRAM313を備える。プロセッサ311、ROM312、RAM313および記憶装置302の説明は、第1ユーザ端末装置100のプロセッサ111、ROM112、RAM113および記憶装置102の説明と重複するため、ここでは省略する。
通信IF303は、通信ネットワーク40を介して第1ユーザ端末装置100および第2ユーザ端末装置200と通信するための通信モジュールである。通信IF303は、有線通信および/または無線通信を行うことができる。例えば、通信IF303は、通信IF103と同じく、USB、IEEE1394(登録商標)、またはイーサネット(登録商標)などの通信規格に準拠した有線通信を行うことができる。通信IF303は、通信IF103と同じく、Bluetooth(登録商標)規格および/またはWi-Fi(登録商標)規格に準拠した無線通信を行うことができる。
次に、エクササイズシステム1の動作の詳細を説明する。上述したように、エクササイズシステム1では、屋内70で運動器具11を使用する第1ユーザ10と、屋外を移動する第2ユーザ20とが、同時にエクササイズを行うことが可能である。例えば、屋内70で第1ユーザ10が自転車50のペダル56を漕ぐエクササイズと、屋外で第2ユーザ20が自転車21のペダル26を漕いで路面86を走行させるエクササイズとを同時に行う。エクササイズシステム1は、第2ユーザ20と一緒に屋外を移動しているかのような仮想的な体験を第1ユーザ10に提供する。
エクササイズシステム1では、第2ユーザ20が移動している屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を含む画像を表示する。屋内70で運動器具11を用いてエクササイズを行う第1ユーザ10は、仮想的な位置関係を含む画像を見ることで、第2ユーザ20と一緒に屋外を移動しているかのような仮想的な体験ができる。
図5は、屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を含む画像を生成する処理の一例を示すフローチャートである。
図5に示す処理は、主に第1ユーザ端末装置100の処理装置101(図2)が実行する。図5に示す処理の少なくとも一部は、サーバ30の処理装置301(図4)が実行してもよい。
繰り返しになるが、サイクルトレーナー60の回転センサ605(図2)は、電動モータ61とペダル56との間の動力伝達経路における任意の位置に設けられている。動力伝達経路に設けられた回転センサ605は、第1ユーザ10が自転車50のペダル56を漕ぐことで回転する動力伝達経路の回転角度を検知し、その回転角度に応じた信号を出力する。言い換えると、回転センサ605は、ペダル56を漕ぐ動作に伴い発生する回転に応じた信号を出力する。サイクルトレーナー60のプロセッサ611は、回転センサ605の出力信号を第1ユーザ端末装置100に出力する。
第1ユーザ端末装置100のプロセッサ111は、回転センサ605の出力信号から、自転車50に後輪が取り付けられた仮想的な状態における、その後輪の回転数を演算する。ROM112または記憶装置102には、予め設定された後輪のサイズの情報が記憶されている。例えば、第1ユーザ10は、入力装置104を用いて後輪のサイズを予め入力することができる。
プロセッサ111は、演算した後輪の回転数および後輪のサイズの情報を用いて、第1ユーザ10の仮想的な移動距離を演算する(ステップS10)。また、演算した後輪の回転数および後輪のサイズの情報を用いて、第1ユーザ10の仮想的な走行速度を演算することができる。
次に、プロセッサ111は、第1ユーザ10の仮想的な移動距離から屋外エリアにおける第1ユーザ10の仮想的な位置を演算する(ステップS11)。例えば、第2ユーザ20は予め設定された走行ルートを移動する。その予め設定されたルート内の所定位置(例えばスタート地点)からの第1ユーザの仮想的な移動距離に基づいて、第1ユーザの仮想的な位置を演算することができる。走行ルートの地理座標の情報を用いることで、第1ユーザの仮想的な位置の地理座標を演算することができる。
屋外を走行する自転車21に設けられた第2ユーザ端末装置200は、測位装置210(図3)を備える。測位装置210は、自転車21の位置(すなわち第2ユーザ20の位置)の地理座標を検出する。第2ユーザ端末装置200のプロセッサ211は、測位装置210の出力信号から第2ユーザ20の位置の地理座標を示す位置情報を生成し、ネットワーク40を介して第1ユーザ端末装置100に送信する。
第1ユーザ端末装置100は、ネットワーク40を介して第2ユーザ端末装置200から第2ユーザ20の位置情報を取得する(ステップS12)。
プロセッサ111は、第1ユーザの仮想的な位置の地理座標と、第2ユーザ20の位置の地理座標とを用いて、屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を含む画像を生成し、表示装置105に表示させる(ステップS13)。
図6は、屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を含む画像の一例を示す図である。
図6の表示装置105が表示する画像には、地図80および標高グラフ90の画像が含まれる。
サーバ30の記憶装置302には、第2ユーザ20が移動する屋外エリアの地図情報および標高グラフ情報が予め記憶されている。地図情報および標高グラフ情報は、地図および標高グラフが示すエリアの地理座標の情報を含む。プロセッサ111は、地図情報および標高グラフ情報をサーバ30からダウンロードし、記憶装置102またはROM112に記憶させる。
プロセッサ111は、第1ユーザ10の仮想的な地理座標および第2ユーザ20の地理座標を地図情報および標高グラフ情報に関連付けることで、第1ユーザ10および第2ユーザ20それぞれの位置を視覚的に示す地図80および標高グラフ90の画像を生成する。
図6に示す例では、地図80には、走行ルート85、第1ユーザ10の位置を示すアイコン81および第2ユーザ20の位置を示すアイコン82が表示されている。標高グラフ90には、第1ユーザ10の位置を示すアイコン91および第2ユーザ20の位置を示すアイコン92が表示されている。アイコン81およびアイコン82の位置関係は、屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との間の仮想的な位置関係を表している。また、アイコン91およびアイコン92の位置関係は、屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との間の仮想的な位置関係を表している。
屋内70で運動器具11を用いてエクササイズを行う第1ユーザ10は、屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との間の仮想的な位置関係を含む画像を見ることで、第2ユーザ20と一緒に屋外を移動しているかのような仮想的な体験ができる。
地図80および標高グラフ90は、拡大および縮小させることができる。図7は、標高グラフ90の一部を拡大した画像の例を示す図である。標高グラフ90は、走行ルートを水平方向から見た地図として用いることができる。標高グラフ90の一部を拡大することで、第1ユーザ10と第2ユーザ20との間の仮想的な位置関係を分かりやすく表示することができる。地図80の一部を拡大することで、第1ユーザ10と第2ユーザ20との間の仮想的な位置関係を分かりやすく表示することができる。
次に、第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を含む画像の別の例を説明する。
図8は、屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を含む画像の別の例を示す図である。図8の表示装置105が表示する画像には、屋外エリアの風景に関連する風景関連画像250が含まれる。風景関連画像250は、カメラで撮影された屋外エリアの風景そのものの画像、または屋外エリアの風景と関連付けられたアニメーションの画像等である。
サーバ30の記憶装置302には、屋外エリアの複数の位置の風景に関連する風景関連画像250を示す画像情報が予め記憶されている。画像情報は、風景関連画像250に関連する位置の地理座標の情報を含む。プロセッサ111は、画像情報をサーバ30からダウンロードし、記憶装置102またはROM112に記憶させる。
プロセッサ111は、第1ユーザの仮想的な地理座標および第2ユーザ20の地理座標を画像情報に関連付ける。プロセッサ111は、第1ユーザの仮想的な地理座標に関連する風景関連画像250を、表示装置105に表示させる。また、プロセッサ111は、第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係に応じて、第2ユーザ20のアバター251の画像と共に、風景関連画像250を表示装置105に表示させる。
第1ユーザ10が実際に屋外を移動した場合に見ることができる風景に対応した画像を表示装置105が表示することで、臨場感を増加させることができる。
また、プロセッサ111は、第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係によって、第2ユーザ20のアバター251の画像表示位置および表示サイズを変化させる。
図9は、第2ユーザ20が第1ユーザ10の前方の近い位置にいるときのアバター251を示す図である。図10は、第2ユーザ20が第1ユーザ10の前方の遠い位置にいるときのアバター251を示す図である。第2ユーザ20が第1ユーザ10の前方の近い位置にいるときは、アバター251の画像は拡大されるとともに、手前の位置に表示される。第2ユーザ20が第1ユーザ10の前方の遠い位置にいるときは、アバター251の画像は縮小されるとともに、遠方の位置に表示される。
表示される第2ユーザ20のアバター251の位置およびサイズが変化することにより、第1ユーザ10は、第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を直感的に把握することができる。
風景関連画像250は、ライブビデオであってもよい。屋外を移動する自転車21に設けられたカメラ220は、自転車21が走行する屋外エリアの風景を撮影することができる。カメラ220は、撮影した風景の画像情報を第2ユーザ端末装置200に出力する。第2ユーザ端末装置200のプロセッサ211は、撮影した風景の画像情報に、測位装置210が検出した地理座標の情報を追加し、ネットワーク40を介して第1ユーザ端末装置100に送信する。
第1ユーザ端末装置100は、ネットワーク40を介して第2ユーザ端末装置200から撮影した風景の画像情報を取得する。プロセッサ111は、第1ユーザの仮想的な地理座標および第2ユーザ20の地理座標を画像情報に関連付ける。プロセッサ111は、第1ユーザの仮想的な地理座標に関連する風景関連画像250を、表示装置105に表示させる。また、プロセッサ111は、第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係に応じて画像表示位置および表示サイズが変化する、第2ユーザ20のアバター251の画像を、風景関連画像250と共に表示装置105に表示させる。
第1ユーザ10の仮想的な位置に関連する現在の風景の画像を表示装置105が表示することで、臨場感を増加させることができる。
また、風景関連画像250を表示するときに、第2ユーザ20のアバター251の画像に加えて、第1ユーザ10のアバターの画像を表示してもよい。第1ユーザ10および第2ユーザ20の両方のアバターを表示することで、第1ユーザ10は、第1ユーザ10と第2ユーザ20との間の仮想的な位置関係をより容易に認識することができる。
上述したように、第1ユーザ端末装置100のスピーカ106およびマイク107(図2)は、第2ユーザ20と音声通話を行う音声通話装置として用いることができる。第2ユーザ端末装置200のスピーカ206およびマイク207(図3)は、第1ユーザ10と音声通話を行う音声通話装置として用いることができる。
第1ユーザ10および第2ユーザ20は、第1ユーザ端末装置100および第2ユーザ端末装置200を介して音声通話を行うことができる。これにより、第1ユーザ10および第2ユーザ20は、互いに会話を行いながらエクササイズを行うことができる。また、第1ユーザ10は、図6から図10に例示した画像を見ながら第2ユーザ20と音声通話を行うことで、臨場感をより増加させることができる。
次に、路面の傾斜角に応じて第1ユーザ10に掛かる負荷を変更する実施形態を説明する。
サイクルトレーナー60(図1)が備える電動モータ61は、第1ユーザ10にかかる負荷の大きさを調整する調整装置として用いることができる。電動モータ61は、第1ユーザ10に掛かる負荷が増加するようにトルクを発生させる。電動モータ61が発生させたトルクは、動力伝達機構62を介してスプロケット63に伝達され、第1ユーザ10に負荷を掛けることができる。
サーバ30(図4)の記憶装置302には、第2ユーザ20が移動する走行ルート85における複数の位置の路面86の傾斜角を示す傾斜角情報が予め記憶されている。傾斜角情報は、傾斜角が関連付けられた路面86の位置の地理座標の情報を含む。プロセッサ111は傾斜角情報をサーバ30からダウンロードし、記憶装置102またはROM112に記憶させる。
プロセッサ111は、第1ユーザの仮想的な地理座標を傾斜角情報に関連付ける。プロセッサ111は、第1ユーザ10の仮想的な位置に関連付けられた走行ルート85の所定位置の傾斜角に応じて、第1ユーザ10に掛かる負荷の大きさが変化するように、電動モータ61を駆動させるための指令値をサイクルトレーナー60に出力する。
サイクルトレーナー60のプロセッサ111は、指令値に応じた駆動電流を駆動装置604に生成させる。駆動電流が供給された電動モータ61はトルクを発生させる。電動モータ61が発生させたトルクにより、第1ユーザ10に負荷を掛けることができる。
例えば、第1ユーザ10の仮想的な位置の傾斜角が大きいほど、第1ユーザ10に掛かる負荷が大きくなるように、電動モータ61を制御する。例えば、上り坂における第1ユーザ10の仮想的な位置の傾斜角が大きいほど、第1ユーザ10に掛かる負荷が大きくなるように、電動モータ61を制御する。第1ユーザ10が実際に屋外を走行した場合にかかる負荷を仮想的に体験することで、臨場感を増加させることができる。
また、リアルタイムで検出した傾斜角の情報を用いて、第1ユーザ10に掛ける負荷を調整してもよい。以下、リアルタイムで検出した傾斜角の情報を用いて第1ユーザ10に掛ける負荷を調整する方法について説明する。
屋外を移動する自転車21に設けられた角度センサ230(図3)は、自転車21の傾きに応じた信号を出力する。第2ユーザ端末装置200のプロセッサ211は、角度センサ230の出力信号から第2ユーザ20が走行している路面86の傾斜角を演算し、演算した傾斜角を示す傾斜角情報を生成する。プロセッサ211は、傾斜角情報と測位装置210が検出した地理座標とを関連付け、ネットワーク40を介して第1ユーザ端末装置100にその情報を送信する。
一部重複した説明になるが、第1ユーザ端末装置100は、ネットワーク40を介して傾斜角情報と地理座標とが関連付けられた情報を第2ユーザ端末装置200から取得する。取得した情報に基づいて、プロセッサ111は、第1ユーザ10の仮想的な位置に関連付けられた走行ルート85の所定位置における傾斜角を特定し、その傾斜角に応じて電動モータ61を駆動させるための指令値をサイクルトレーナー60に出力する。具体的には、プロセッサ111は、特定した傾斜角に応じて第1ユーザ10に掛かる負荷の大きさが変化するように、指令値をサイクルトレーナー60に出力する。
なお、プロセッサ211は、傾斜角情報と測位装置210が検出した地理座標と関連付けることなく、地理座標とは別に傾斜角情報のみを第1ユーザ端末装置100に送信してもよい。この場合、第1ユーザ端末装置100は、送信された傾斜角情報と地理座標とを関連付け、第1ユーザ10の上記走行ルート85上の位置に応じて指令値をサイクルトレーナー60に出力してもよい。
これらのような構成にすることにより、屋外を現在走行中の第2ユーザ20に掛かる負荷を第1ユーザ10が仮想的に体験することができ、臨場感を増加させることができる。
また、第2ユーザ20の位置情報に含まれる高度情報を用いて路面の傾斜角を演算してもよい。測位装置210(図3)が第2ユーザ20の位置の高度を検出可能な形態では、第2ユーザ端末装置200のプロセッサ211は、測位装置210の出力信号から第2ユーザ20の位置の地理座標および高度を示す位置情報を生成する。
ユーザ端末装置100のプロセッサ111は、第2ユーザ20の位置情報から地理座標および第2ユーザ20の位置の高度を示す高度情報を抽出する。プロセッサ111は、第2ユーザ20が移動する走行ルート85における所定の二つの位置の地理座標の差分をとることで、その所定の二つの位置の間の水平方向の長さを演算する。また、プロセッサ111は、その所定の二つの位置の高度の差分をとることで、その所定の二つの位置の高度差を演算する。プロセッサ111は、演算した長さおよび高度差を用いて、路面の傾斜角を演算することができる。このような演算を任意の二つの位置について順次行うことで、走行ルート85における複数の位置の路面の傾斜角を取得することができる。高度情報を用いて路面の傾斜角を演算することで、角度センサ230を用いることなく傾斜角の値を取得することができる。
下り坂においては、第1ユーザ10の仮想的な位置の傾斜角が大きいほど、第1ユーザ10に掛かる負荷が小さくなるように、電動モータ61を制御してもよい。また、下り坂においては、第1ユーザ10がペダル56を漕がなくても第1ユーザ10の仮想的な位置を前進させてもよい。
また、第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係に応じて、第1ユーザ10に掛かる負荷を調整してもよい。例えば、プロセッサ111は、第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係において、第1ユーザ10が第2ユーザ20よりも後方に位置している場合は、第1ユーザ10が第2ユーザ20よりも前方に位置している場合よりも、第1ユーザ10にかかる負荷が小さくなるように電動モータ61を制御する。第1ユーザ10が第2ユーザ20よりも後方に位置している場合は第1ユーザ10に掛かる負荷を小さくすることで、第1ユーザ10はスリップストリームを仮想的に体験することができ、臨場感を増加させることができる。
次に、路面86の状態に応じた振動を第1ユーザ10に提供する実施形態を説明する。
図11は、路面86の状態に応じた振動を第1ユーザ10に提供するエクササイズシステム1を示す図である。
屋内70にある自転車50の第1ユーザ10が着座するサドル55には、振動を発生させる振動発生装置141が設けられている。第1ユーザ10が手で握るハンドル54には、振動発生装置142が設けられている。振動発生装置141および142は、有線通信および/または無線通信により、第1ユーザ端末装置100の通信IF109と通信可能である。自転車50には、振動発生装置141および142の一方のみが設けられていてもよい。
サーバ30の記憶装置302には、第2ユーザ20が移動する走行ルート85における複数の位置に関連付けられた振動情報が予め記憶されている。走行ルート85には、舗装状態が粗い路面、石畳の路面等の自転車に比較的大きな振動を発生させる路面が含まれ得る。振動情報は、それら路面の状態に応じて自転車に発生する振動に関する情報を含む。プロセッサ111は、振動情報をサーバ30からダウンロードし、記憶装置102またはROM112に記憶させる。
プロセッサ111は、第1ユーザの仮想的な地理座標を振動情報に関連付ける。プロセッサ111は、第1ユーザ10の仮想的な位置に関連付けられた走行ルート85の所定位置の振動情報に応じて、振動を発生させるための指令値を振動発生装置141および142に出力する。振動発生装置141および142は、指令値に応じて振動を発生させる。
第1ユーザ10が実際に屋外を走行した場合に発生する振動を仮想的に体験することで、臨場感を増加させることができる。
また、リアルタイムで検出した振動の情報を用いて、振動発生装置141および142に振動を発生させてもよい。図11に示す第2ユーザ20側の自転車21には、振動センサ240が設けられている。振動センサ240が設けられる位置は任意である。図11に示す例では、振動センサ240はフロントフォーク27に設けられている。
屋外を移動する自転車21に設けられた振動センサ240は、自転車21に発生した振動に応じた信号を出力する。第2ユーザ端末装置200のプロセッサ211は、振動センサ240の出力信号から振動センサ出力情報を生成する。プロセッサ211は、振動センサ出力情報に、測位装置210が検出した地理座標の情報を追加して、振動情報を生成する。プロセッサ211は、ネットワーク40を介して、生成した振動情報を第1ユーザ端末装置100に送信する。
第1ユーザ端末装置100は、ネットワーク40を介して第2ユーザ端末装置200から振動情報を取得する。プロセッサ111は、第1ユーザの仮想的な地理座標を振動情報に関連付ける。プロセッサ111は、第1ユーザ10の仮想的な位置に関連付けられた走行ルート85の所定位置の振動情報に応じて、振動を発生させるための指令値を振動発生装置141および142に出力する。振動発生装置141および142は、指令値に応じて振動を発生させる。
屋外を現在走行中の第2ユーザ20が感じる振動を第1ユーザ10が仮想的に体験することができ、臨場感を増加させることができる。
次に、屋外を走行する第2ユーザ20が感じる風を第1ユーザ10に仮想的に体験させる実施形態を説明する。
図12は、屋外を走行する第2ユーザ20が感じる風を第1ユーザ10に仮想的に体験させるエクササイズシステム1を示す図である。図12に示す第2ユーザ20側の自転車21には、風速センサ241が設けられている。風速センサ241が設けられる位置は任意である。図12に示す例では、風速センサ241はハンドル24に設けられている。風速センサ241は、自転車21に当たる風に応じた信号を出力する。自転車21に当たる風は、第2ユーザ20の体に当たる風に相当する。風速センサ241は、自転車21の前部および後部の両方に設けられていてもよい。
第1ユーザ10側には、風を発生させる送風機151および152が設けられている。図12に示す例では、送風機151は、屋内70における運動器具11の前方側に配置されている。送風機152は、屋内70における運動器具11の後方側に配置されている。送風機151は、第1ユーザ10に対して向かい風を発生させることができる。送風機152は、第1ユーザ10に対して追い風を発生させることができる。送風機151および152は、有線通信および/または無線通信により、第1ユーザ端末装置100の通信IF109と通信可能である。屋内70には、送風機151および152の一方のみが配置されていてもよい。
屋外を移動する自転車21に設けられた風速センサ241は、自転車21に当たる風に応じた信号を出力する。第2ユーザ端末装置200のプロセッサ211は、風速センサ241の出力信号から風速情報を生成し、ネットワーク40を介して第1ユーザ端末装置100に送信する。
第1ユーザ端末装置100は、ネットワーク40を介して第2ユーザ端末装置200から風速情報を取得する。プロセッサ111は、風速情報に応じて、風を発生させるための指令値を送風機151および152に出力する。送風機151および152は、指令値に応じた風を発生させる。
屋外を現在走行中の第2ユーザ20が感じる風を第1ユーザ10が仮想的に体験することができ、臨場感を増加させることができる。
また、第2ユーザ20および自転車21に当たる風に関連する風速情報に応じて、第1ユーザ10に掛かる負荷を変更してもよい。屋外を走行する第2ユーザ20には、第2ユーザ20および自転車21に当たる風に応じた負荷が掛かる。そのような第2ユーザ20に掛かる負荷を第1ユーザ10が仮想的に体験することで、臨場感を増加させることができる。
プロセッサ111は、風速情報に応じて電動モータ61に発生させる負荷(トルク)を制御する。電動モータ61が発生させた負荷は、第1ユーザ10が漕ぐペダル56に伝達され、第1ユーザ10はその負荷を感じることができる。例えば、向かい風の風速が大きいほど、電動モータ61に発生させる負荷を大きくすることで、向かい風の風速に応じた負荷を第1ユーザ10に掛けることができる。また、例えば、追い風の風速が大きいほど、電動モータ61に発生させる負荷を小さくすることで、追い風の風速に応じた負荷を第1ユーザ10に掛けることができる。風速に応じて第1ユーザ10に掛かる負荷を変更することで、より臨場感を増加させることができる。
次に、第2ユーザ20に提示する情報について説明する。
上述の実施形態では、屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を含む画像を第1ユーザ10に提示していたが、第2ユーザ20に提示してもよい。図13は、第2ユーザ端末装置200の表示装置205に表示される画像の一例を示す図である。表示装置205に表示される画像は、屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を示している。図13の表示装置205が表示する画像には、地図80および標高グラフ90の画像が含まれる。地図80には、走行ルート85、アイコン81およびアイコン82が表示されている。標高グラフ90には、アイコン91およびアイコン92が表示されている。アイコン81およびアイコン82の位置関係は、屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との間の仮想的な位置関係を表している。アイコン91およびアイコン92の位置関係は、屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との間の仮想的な位置関係を表している。
例えば、第1ユーザ端末装置100が生成した地図80および標高グラフ90の画像情報を第2ユーザ端末装置200が受信し、表示装置205に表示させてもよい。
また、地図80および標高グラフ90の画像を第2ユーザ端末装置200が生成して、表示装置205に表示させてもよい。
図5を参照しながら上述したように、第1ユーザ端末装置100のプロセッサ111は、第1ユーザ10の仮想的な移動距離を演算する。プロセッサ111は、第1ユーザ10の仮想的な移動距離を示す情報を、ネットワーク40を介して第2ユーザ端末装置200に送信する。第2ユーザ端末装置200のプロセッサは、第1ユーザ10の仮想的な移動距離を示す情報に基づいて、屋外エリアにおける第1ユーザ10の仮想的な位置の地理座標を演算する。
また、第1ユーザ端末装置100のプロセッサ111が、屋外エリアにおける第1ユーザ10の仮想的な位置の地理座標を演算して、ネットワーク40を介して第2ユーザ端末装置200に送信してもよい。
第2ユーザ端末装置200の測位装置210は、第2ユーザ20の位置の地理座標を検出する。
プロセッサ211は、第1ユーザの仮想的な位置の地理座標と、第2ユーザ20の位置の地理座標とを用いて、屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を含む画像を生成し、表示装置205に表示させる。
サーバ30の記憶装置302には、第2ユーザ20が移動する屋外エリアの地図情報および標高グラフ情報が予め記憶されている。プロセッサ211は、地図情報および標高グラフ情報をサーバ30からダウンロードし、記憶装置102またはROM112に記憶させる。
プロセッサ211は、第1ユーザ10の仮想的な地理座標および第2ユーザ20の地理座標を地図情報および標高グラフ情報に関連付けることで、第1ユーザ10および第2ユーザ20それぞれの位置を視覚的に示す地図80および標高グラフ90の画像を生成する。
地図80には、走行ルート85、第1ユーザ10の位置を示すアイコン81および第2ユーザ20の位置を示すアイコン82が表示されている。標高グラフ90には、第1ユーザ10の位置を示すアイコン91および第2ユーザ20の位置を示すアイコン92が表示されている。アイコン81およびアイコン82の位置関係は、屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との間の仮想的な位置関係を表している。アイコン91およびアイコン92の位置関係は、屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との間の仮想的な位置関係を表している。
第2ユーザ20は、第1ユーザ10と第2ユーザ20との間の仮想的な位置関係を含む画像を見ることで、屋外エリアにおける第1ユーザ10の仮想的な位置と自身の位置とを対比することができる。これにより、第2ユーザ20は、第1ユーザ10と一緒に屋外を移動するかのような体験ができる。
また、図8から図10を参照して説明したようなアバターを第2ユーザ端末装置200の表示装置205に表示してもよい。この場合、表示装置205には第1ユーザ10のアバターのみを表示してもよいし、第1ユーザ10および第2ユーザ20の両方のアバターを表示してもよい。第2ユーザ20は、アバターの画像を見ることで、第1ユーザ10と第2ユーザ20との間の仮想的な位置関係を容易に認識することができるとともに、第1ユーザ10と一緒に屋外を移動するかのような体験ができる。
次に、第2ユーザ20に掛かる負荷を変更する実施形態を説明する。
図14は、第2ユーザ20に掛かる負荷を変更するエクササイズシステム1を示す図である。図14に示す第2ユーザ20側の自転車21には、第2ユーザ20に掛かる負荷の大きさを調整する調整装置245が設けられている。調整装置245は、有線通信および/または無線通信により、第2ユーザ端末装置200の通信IF209と通信可能である。図14に示す例では、調整装置245は、後輪23Rと同軸に設けられたハブモータである。ハブモータ245は、第2ユーザ20に掛かる負荷として用いられるトルクを発生させる。
上述したように、第1ユーザ10側の電動モータ61は、第1ユーザ10に掛かる負荷として用いられるトルクを発生させる。
例えば、第1ユーザ10と第2ユーザ20とが行うゲームの内容に応じて、第1ユーザ10に掛かる負荷および第2ユーザ20に掛かる負荷を変更し得る。プロセッサ111は、第1ユーザ10と第2ユーザ20とが行うゲームの内容に応じて、第1ユーザ10に掛かる負荷の大きさが変化するように電動モータ61を制御する。また、プロセッサ211は、第1ユーザ10と第2ユーザ20とが行うゲームの内容に応じて、第2ユーザ20に掛かる負荷の大きさが変化するようにハブモータ245を制御する。例えば、ゲームに勝った方の負荷が小さくなり、負けた方の負荷が大きくなるように、電動モータ61およびハブモータ245を制御してもよい。
ゲームの内容に応じて、第1ユーザ10に掛かる負荷および第2ユーザ20に掛かる負荷を変化させることで、第1ユーザ10および第2ユーザ20は、ゲームを楽しみながらエクササイズを行うことができる。
次に、第1ユーザ10が仮想的にカーブを走行しているときに、第1ユーザ10の仮想的な走行速度を予め設定された上限値以下に制限する実施形態を説明する。
図15は、第1ユーザ10と第2ユーザ20とが同時にエクササイズを行うために予め設定された走行ルート85の一例を示す図である。走行ルート85は、直線部分87およびカーブ部分88を含む。
本実施形態では、走行ルート85における曲率半径が所定の曲率半径R0以下の部分をカーブ部分88とする。走行ルート85における曲率半径が所定の曲率半径R0より大きい部分を直線部分87とする。直線部分87は、厳密な直線ルートに限定されず、自転車が減速することなく走行可能な程度の穏やかに湾曲している部分を含む。カーブ部分88は、真円の円周部分に沿った円弧形状である必要は無く、例えば曲率半径の平均値が所定の曲率半径R0以下となる部分をカーブ部分88としてもよい。所定の曲率半径R0は、例えば20-30mであるが、その値に限定されない。
走行ルート85の各部の曲率半径の取得方法としては、例えば、予め第三者が測位装置とともに走行ルート85を移動しながら、走行ルート85における複数の位置の路面の地理座標を取得する。そして、取得した複数の地理座標から走行ルート85の各部の曲率半径を演算することで、曲率半径の情報を取得することができる。演算する曲率半径は、例えば路面の幅方向の中心付近の曲率半径であり得る。走行ルート85の各部の曲率半径の情報から、走行ルート85の路面を直線部分87とカーブ部分88とに区分することができる。
図15では、直線部分87を点線で示し、カーブ部分88を実線で示している。図15に示す走行ルート85は、直線部分87として直線部分87a、87b、87c、87d、87eを含み、カーブ部分88としてカーブ部分88a、88b、88c、88d、88e、88fを含む。カーブ部分88のそれぞれには、走行速度の上限値が予め設定されている。走行速度の上限値は、例えばそのカーブ部分を自転車で走行可能な最高速度であり、カーブ部分88毎の曲率半径に応じて設定され得る。
図16は、曲率半径と走行速度の上限値との関係の一例を示す図である。図16の縦軸は走行速度の上限値を表し、横軸は曲率半径を表している。
直線部分87、すなわち曲率半径が所定の曲率半径R0よりも大きい部分では、走行速度の上限値は設けない。カーブ部分88、すなわち曲率半径が所定の曲率半径R0以下の部分では、走行速度の上限値を設ける。例えば、図16に実線で示すように、曲率半径が小さいほど走行速度の上限値を小さくする。カーブ部分88毎に、その曲率半径に応じた走行速度の上限値を設定する。曲率半径が所定の曲率半径R0の場合の走行速度の上限値V0は、例えば35-45km/hであるが、その値に限定されない。
直線部分87とカーブ部分88とに区分された走行ルート85の地図情報は、サーバ30(図4)の記憶装置302に予め記憶されている。走行ルート85の地図情報は、カーブ部分88毎に予め設定された走行速度の上限値の情報を含む。プロセッサ111は、そのような走行ルート85の地図情報をサーバ30からダウンロードし、記憶装置102またはROM112に記憶させる。
プロセッサ111は、エクササイズを行う第1ユーザ10の仮想的な位置がカーブ部分88にあるときは、第1ユーザ10の仮想的な走行速度をそのカーブ部分88に設定された走行速度の上限値以下にする制御を行う。プロセッサ111は、例えば、単位時間当たりの第1ユーザ10の仮想的な移動距離が、走行速度が上限値のときの単位時間当たりの移動距離以下となるように制御を行う。
現実の道路のカーブ部分を自転車で走行可能な速度には上限値があり、カーブ部分を走行するときにはその上限値以下の走行速度まで自転車を減速させる。本実施形態では、第1ユーザ10の仮想的な位置がカーブ部分88にある場合は、第1ユーザ10の仮想的な走行速度をそのカーブ部分88に予め設定された上限値以下にする。例えば、第1ユーザ10の仮想的な位置が直線部分87からカーブ部分88に移動したときの仮想的な走行速度が上限値より大きい場合、仮想的な走行速度を上限値以下に小さくする制御を行う。これにより、第1ユーザ10は現実のカーブ走行に近い体験を得ることができ、臨場感を増加させることができる。
第1ユーザ10の仮想的な位置が直線部分87からカーブ部分88に移動したときの仮想的な走行速度が上限値以下である場合は、その走行速度のままでもカーブ部分88を走行可能と判断して、仮想的な走行速度を小さくする制御は行わなくてもよい。
第1ユーザ10の仮想的な位置がカーブ部分88にあるときは、第1ユーザ10がペダル56を漕いだとしても、仮想的な走行速度を予め設定された上限値以下に制限する。現実の道路ではカーブ部分を曲がり切れないような走行速度で第1ユーザ10の仮想的な位置がカーブ部分を移動することを抑制でき、第1ユーザ10は現実のカーブ走行に近い体験を得ることができ、臨場感を増加させることができる。
屋内70の第1ユーザ10と屋外の第2ユーザ20との間でレースを行う場合、現実のカーブ部分で減速する第2ユーザ20が不利にならないように、減速が必要なカーブ部分では第1ユーザ10の仮想的な走行速度を小さくすることにより、レースの公平性を向上させることができる。
上述したように、カーブ部分88の曲率半径が小さいほど走行速度の上限値を小さくする。例えば、カーブ部分88bの曲率半径R2は、カーブ部分88aの曲率半径R1よりも小さい。この場合、カーブ部分88bの走行速度の上限値V2は、カーブ部分88aの走行速度の上限値V1よりも小さく設定する。カーブ部分88の曲率半径が小さい場合は、大きい場合よりも走行速度の上限値を小さくすることで、第1ユーザ10は現実のカーブ走行に近い体験を得ることができ、臨場感を増加させることができる。
カーブ部分88の曲率半径と、設定する走行速度の上限値との関係は、図16に実線で示すように連続的に変化してもよいし、破線で示すように離散的に変化してもよい。
カーブ部分88には、第1ユーザ10の仮想的な進行方向において、曲率半径が所定の曲率半径R0以下の部分よりも手前に位置する部分が含まれてもよい。例えば、曲率半径が所定の曲率半径R0以下の部分の端部から5-10m手前の部分がカーブ部分88に含まれてもよい。第1ユーザ10の仮想的な位置が曲率半径の小さい部分に差し掛かる段階で減速を開始することができるため、第1ユーザ10は現実のカーブ走行に近い体験を得ることができ、臨場感を増加させることができる。
また、第1ユーザ10の仮想的な位置がカーブ部分88にあるときは、直線部分87にあるときよりも、第1ユーザ10が使用する運動器具11の動作量に対する第1ユーザ10の仮想的な走行速度を小さくしてもよい。現実の道路を走行する場合、一般的にカーブ走行時は直線走行時よりも走行速度を小さくする場合が多い。第1ユーザ10の仮想的な位置がカーブ部分88にあるときは、直線部分87にあるときよりも、運動器具11の動作量に対する仮想的な走行速度を小さくすることで、第1ユーザ10は現実の道路の走行時の速度変化に近い体験を得ることができる。
上述したように、運動器具11には、第1ユーザ10にかかる負荷の大きさを調整する調整装置(電動モータ)61が設けられている。プロセッサ111は、屋外の第2ユーザ20の位置がカーブ部分88にある場合は、第2ユーザ20の位置が直線部分87にある場合よりも、第1ユーザ10にかかる負荷が大きくなるように電動モータ61を制御してもよい。屋外の現実のルート85を走行する第2ユーザ20は、カーブ走行時は直線走行時よりも走行速度を小さくし得る。屋内70の第1ユーザ10と屋外の第2ユーザ20との間でレースを行う場合、カーブ部分88で減速する第2ユーザ20が不利にならないように、第1ユーザ10にかかる負荷を大きくすることで、レースの公平性を向上させることができる。
第1ユーザ10に負荷をかけるタイミングは、第2ユーザ20の位置がカーブ部分88にあるタイミングでなくてもよい。第1ユーザ10が走行ルート85のスタート地点からゴール地点まで仮想的に移動する間に第1ユーザ10にかかる負荷の総量が、予め決められた負荷の総量となるように電動モータ61を制御してもよい。この場合、予め設定された負荷の総量を示す情報が、走行ルート85の地図情報に含まれていてもよい。
公平性を向上させるために第1ユーザ10に負荷をかけるタイミングを任意にでき、第1ユーザ10にとって不自然なタイミングで第1ユーザ10に負荷をかけることを抑制することができる。例えば、第1ユーザ10が直線部分87を仮想的に走行しているときに、第1ユーザ10に大きな負荷がかかることを抑制でき、第1ユーザ10は自然な感覚でレースを楽しむことができる。
上記のように公平性を向上させるために第1ユーザ10にかかる負荷の大きさを調整する場合は、カーブ部分88に走行速度の上限値を設定しなくてもよい。
上述の実施形態では、運動器具11はインドアサイクリングマシンであったが、運動器具11はトレッドミルであってもよい。トレッドミルは、屋内でランニングおよび/またはウォーキングを行うための運動器具である。この場合、屋外の第2ユーザ20は、第2ユーザ端末装置200を携帯しながらランニングまたはウォーキングを行ってもよい。ランニングまたはウォーキングを行う場合においても、第1ユーザ端末装置100に上述したような画像を表示させることで、第1ユーザ10は第2ユーザ20と一緒に屋外を移動しているかのような仮想的な体験を得ることができる。また、第2ユーザ端末装置200に上述したような画像を表示させることで、第2ユーザ20は第1ユーザ10と一緒に屋外を移動しているかのような仮想的な体験を得ることができる。
上記の実施形態では、第1ユーザ10および第2ユーザ20によりエクササイズが行われる例について説明した。本発明は、3人以上が同時にエクササイズを行い、上記態様で説明した情報をそれぞれ共有することも可能である。1つの例として、第1ユーザ10および第2ユーザ20以外に、屋外を移動する第3ユーザが同時にエクササイズしており、それら第1から第3ユーザが情報を共有しながらエクササイズを行ってもよい。第3ユーザは、屋内にてエクササイズを行っていてもよい。
また、第3ユーザは、エクササイズを行っていない人間であってもよい。例えば、第3ユーザはチーム監督または観客であり、第1ユーザ10および第2ユーザ20はそのような第3ユーザとコミュニケーションを取りながらエクササイズを行ってもよい。また、第3ユーザが第1ユーザ10の近傍にいる場合は、第1ユーザ端末装置100を介して第3ユーザは第2ユーザ20とコミュニケーションをとってもよい。第3ユーザが第2ユーザ20の近傍にいる場合は、第2ユーザ端末装置200を介して第3ユーザは第1ユーザ10とコミュニケーションをとってもよい。
図6から図10および図13を参照して説明したユーザ同士の仮想的な位置関係を含む画像に、第3ユーザのアイコンおよび/またはアバターを含めてもよい。参加者が4名以上の場合も同様に、ユーザ同士の仮想的な位置関係を含む画像に、複数のユーザそれぞれのアイコンおよび/またはアバターを含めてもよい。これにより、参加者全員の仮想的な位置関係を容易に認識することができるとともに、全員が共に屋外を移動するかのような体験ができる。
以上、本発明の例示的な実施形態を説明した。
本発明のある実施形態に係るエクササイズシステム1は、屋内70で運動器具11を使用する第1ユーザ10と屋外を移動する第2ユーザ20とが、同時にエクササイズを行うエクササイズシステムであって、第1ユーザ10側には、第1ユーザ10が屋内70で使用する運動器具11と、第1ユーザ10による運動器具11の使用により生じる運動器具11の動作に応じた信号を出力する第1センサ605と、第1センサ605の出力信号に基づいて、第1ユーザ10の仮想的な移動距離を演算する第1処理装置101と、第1ユーザ10に情報を提示する表示装置105と、が設けられ、第2ユーザ20側には、屋外を移動する第2ユーザ20の位置の地理座標を示す位置情報を取得して出力する第2処理装置201が設けられ、第1処理装置101は、第2ユーザ20の位置情報および第1ユーザ10の仮想的な移動距離に基づいて、第2ユーザ20が移動している屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を含む画像80、90、250を、表示装置105に表示させる。
屋内70で運動器具11を用いてエクササイズを行う第1ユーザ10は、第2ユーザ20が移動している屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との間の仮想的な位置関係を含む画像を見ることで、第2ユーザ20と一緒に屋外を移動しているかのような仮想的な体験ができる。
ある実施形態において、第1処理装置101は、第2ユーザ20が移動している屋外エリアの地図情報、第2ユーザ20の位置情報および第1ユーザ10の仮想的な移動距離に基づいて、第2ユーザ20の位置および第1ユーザ10の仮想的な位置を示す地図80、90を、表示装置105に表示させてもよい。
第1ユーザ10は、第2ユーザ20の位置および第1ユーザ10の仮想的な位置を示す地図を見ることで、屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を把握することができる。
ある実施形態において、第1処理装置101は、屋外エリアの複数の位置の風景に関連する風景関連画像250を示す画像情報を取得し、第1ユーザ10の仮想的な移動距離から屋外エリアにおける第1ユーザ10の仮想的な位置を演算し、第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係によって表示位置および表示サイズが変化する第2ユーザ20のアバター251の画像と共に、風景関連画像250を、第1ユーザ10の仮想的な位置と関連付けて表示装置105に表示させてもよい。
第1ユーザ10が実際に屋外を移動した場合に見ることができる風景に対応した画像を表示装置105が表示することで、臨場感を増加させることができる。
表示される第2ユーザ20のアバター251の位置およびサイズが変化することにより、第1ユーザ10は、第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を直感的に把握することができる。
ある実施形態において、第2処理装置201は、第2ユーザ20の移動中に撮影した屋外エリアの風景の画像情報を出力し、第1処理装置101は、第1ユーザ10の仮想的な位置に関連する風景の画像を表示装置105に表示させてもよい。
第1ユーザ10の仮想的な位置に関連する現在の風景の画像を表示装置105が表示することで、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、第1処理装置101は、第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係によって表示位置および表示サイズが変化する第2ユーザ20のアバター251の画像を、表示装置105に表示させてもよい。
表示される第2ユーザ20のアバター251の位置およびサイズが変化することにより、第1ユーザ10は、第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を直感的に把握することができる。
ある実施形態において、第2ユーザ20は予め設定された走行ルート85を移動し、第1処理装置101は、第1ユーザ10の仮想的な移動距離から、予め設定された走行ルート85内の第1ユーザ10の仮想的な位置を演算してもよい。
これにより、第1ユーザ10の仮想的な位置を容易に演算することができる。
ある実施形態において、第1ユーザ10が使用する運動器具11は、インドアサイクリングを行うための運動器具11であってもよい。
屋内70にいる第1ユーザ10は、自転車を運転しながら第2ユーザ20と一緒に屋外を移動しているかのような仮想的な体験を得ることができる。
ある実施形態において、第2ユーザ20は、自転車21を運転しながら屋外を移動してもよい。
屋内70にいる第1ユーザ10は、第2ユーザ20と一緒に屋外でサイクリングを行っているかのような仮想的な体験を得ることができる。
ある実施形態において、運動器具11には、第1ユーザ10にかかる負荷の大きさを調整する電動モータ(調整装置)61が設けられており、第1処理装置101は、第2ユーザ20が移動する走行ルート85における複数の位置の路面の傾斜角を取得し、第1ユーザ10の仮想的な移動距離から走行ルート85における第1ユーザ10の仮想的な位置を演算し、第1ユーザ10の仮想的な位置に関連付けられた走行ルート85の所定位置の傾斜角に応じて第1ユーザ10にかかる負荷の大きさが変化するように調整装置61を制御してもよい。
第1ユーザ10が実際に屋外を走行した場合にかかる負荷を仮想的に体験することで、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、第2ユーザ20が運転する自転車21には、自転車21の傾きに応じた信号を出力する角度センサ230が設けられており、第2処理装置201は、角度センサ230の出力信号から第2ユーザ20が移動している走行ルート85の傾斜角を演算し、演算した傾斜角を示す傾斜角情報を出力し、第1処理装置101は、傾斜角情報から所定位置の傾斜角を取得してもよい。
屋外を現在走行中の第2ユーザ20にかかる負荷を第1ユーザ10が仮想的に体験することができ、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、第2ユーザ20の位置情報は、第2ユーザ20の位置の高度を示す高度情報を含んでおり、第1処理装置101は、第2ユーザ20が移動する走行ルート85における所定の二つの位置の地理座標に基づいて、所定の二つの位置の間の長さを演算し、所定の二つの位置の高度情報に基づいて、所定の二つの位置の高度差を演算し、演算した長さおよび高度差に基づいて、路面の傾斜角を演算してもよい。
高度情報を用いて路面の傾斜角を演算することで、角度センサ230を用いることなく傾斜角の値を取得することができる。
ある実施形態において、運動器具11には、第1ユーザ10にかかる負荷の大きさを調整する電動モータ(調整装置)61が設けられており、第1処理装置101は、第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係において、第1ユーザ10が第2ユーザ20よりも後方に位置している場合は、第1ユーザ10が第2ユーザ20よりも前方に位置している場合よりも、第1ユーザ10にかかる負荷が小さくなるように調整装置61を制御してもよい。
第1ユーザ10が第2ユーザ20よりも後方に位置している場合は第1ユーザ10にかかる負荷を小さくすることで、第1ユーザ10はスリップストリームを仮想的に体験することができ、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、運動器具11には、第1ユーザ10が着座するサドル55と、第1ユーザ10が手で握るハンドル54と、サドル55およびハンドル54の少なくとも一方に振動を発生させる振動発生装置141、142とが設けられており、第1処理装置101は、第2ユーザ20が移動する走行ルート85内の複数の位置に関連付けられた振動情報を取得し、第1ユーザ10の仮想的な移動距離から走行ルート85における第1ユーザ10の仮想的な位置を演算し、第1ユーザ10の仮想的な位置に関連付けられた走行ルート85の所定位置の振動情報に基づいて、振動発生装置141、142が発生させる振動を制御してもよい。
第1ユーザ10が実際に屋外を走行した場合に発生する振動を仮想的に体験することで、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、第2ユーザ20が運転する自転車21には、自転車21に発生した振動に応じた信号を出力する振動センサ240が設けられており、第2処理装置201は、振動センサ240の出力信号から振動センサ240出力情報を生成して出力し、第1処理装置101は、振動センサ240出力情報と第2ユーザ20の位置情報とを関連付けることで振動情報を生成してもよい。
屋外を現在走行中の第2ユーザ20が感じる振動を第1ユーザ10が仮想的に体験することができ、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、第1ユーザ10側には、風を発生させる送風機151、152が設けられており、第2ユーザ20の自転車には、第2ユーザ20の自転車又は第2ユーザ20に当たる風に応じた信号を出力する風速センサ241が設けられており、第2処理装置201は、風速センサ241の出力信号から風速情報を生成して出力し、第1処理装置101は、風速情報に応じて、送風機151、152が発生させる風を制御してもよい。
屋外を現在走行中の第2ユーザ20が感じる風を第1ユーザ10が仮想的に体験することができ、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、運動器具11には、第1ユーザ10にかかる負荷の大きさを調整する電動モータ(調整装置)61が設けられており、第2ユーザ20の自転車21には、第2ユーザ20の自転車21又は第2ユーザ20に当たる風に応じた信号を出力する風速センサ241が設けられており、第2処理装置201は、風速センサ241の出力信号から風速情報を生成して出力し、第1処理装置101は、風速情報に応じて第1ユーザ10にかかる負荷の大きさが変化するように調整装置61を制御してもよい。
屋外を現在走行中の第2ユーザが感じる風に応じた負荷を第1ユーザが仮想的に体験することができ、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、第2処理装置201は、第2ユーザ20に提示する情報を表示装置205に表示させ、第1処理装置101は、第1ユーザ10の仮想的な移動距離を示す情報を出力し、第2処理装置201は、第1ユーザ10の仮想的な移動距離を示す情報に基づいて、屋外エリアにおける第1ユーザ10の仮想的な位置を演算し、第1ユーザ10の仮想的な位置を示す画像を表示装置205に表示させてもよい。
第2ユーザ20は、第1ユーザ10の仮想的な位置を含む画像を見ることで、屋外エリアにおける第1ユーザ10の仮想的な位置と自身の位置とを対比することができる。これにより、第2ユーザ20は、第1ユーザ10と一緒に屋外を移動するかのような体験ができる。
ある実施形態において、第2処理装置201は、第2ユーザ20に提示する情報を表示装置205に表示させ、第1処理装置101は、第1ユーザ10の仮想的な移動距離に基づいて、屋外エリアにおける第1ユーザ10の仮想的な位置を演算し、第1ユーザ10の仮想的な位置を示す情報を出力し、第2処理装置201は、第1ユーザ10の仮想的な位置を示す情報に基づいて、第1ユーザ10の仮想的な位置を示す画像を表示装置205に表示させてもよい。
第2ユーザ20は、第1ユーザ10の仮想的な位置を含む画像を見ることで、屋外エリアにおける第1ユーザ10の仮想的な位置と自身の位置とを対比することができる。これにより、第2ユーザ20は、第1ユーザ10と一緒に屋外を移動するかのような体験ができる。
ある実施形態において、第1処理装置101および第2処理装置201のそれぞれは音声通話装置106、107、206、207を備え、第1ユーザ10および第2ユーザ20は、第1処理装置101および第2処理装置201を介して音声通話可能であってもよい。
第1ユーザ10および第2ユーザ20は、互いに会話を行いながらエクササイズを行うことができる。
ある実施形態において、第1ユーザ10が使用する運動器具11には、第1ユーザ10にかかる負荷の大きさを調整する電動モータ(調整装置)61が設けられており、第1処理装置101は、第1ユーザ10と第2ユーザ20とが行うゲームの内容に応じて、第1ユーザ10にかかる負荷の大きさが変化するように調整装置61を制御してもよい。
ゲームの内容に応じて第1ユーザ10にかかる負荷を変化させることで、ゲームを楽しみながらエクササイズを行うことができる。
ある実施形態において、第2ユーザ20が運転する自転車21には、第2ユーザ20にかかる負荷の大きさを調整する調整装置245が設けられており、第2処理装置201は、第1ユーザ10と第2ユーザ20とが行うゲームの内容に応じて、第2ユーザ20にかかる負荷の大きさが変化するように、自転車に設けられた調整装置245を制御してもよい。
ゲームの内容に応じて第2ユーザ20にかかる負荷を変化させることで、ゲームを楽しみながらエクササイズを行うことができる。
ある実施形態において、予め設定された走行ルート85は、カーブ部分88を含み、カーブ部分88には、走行速度の上限値が予め設定されており、第1処理装置101は、第1ユーザ10の仮想的な位置がカーブ部分88にあるときの第1ユーザ10の仮想的な走行速度を上限値以下にする制御を行ってもよい。
道路のカーブ部分88を走行可能な速度には上限がある。カーブ部分88を走行可能な速度の上限値は、例えばカーブ部分88の曲率半径Rに応じて予め設定されている。
カーブ部分88における第1ユーザ10の仮想的な走行速度を予め設定された上限値以下にする。例えば、第1ユーザ10の仮想的な位置が直線部分87からカーブ部分88に移動したときの仮想的な走行速度が上限値より大きい場合、仮想的な走行速度を上限値以下にする制御を行う。これにより、第1ユーザ10は現実のカーブ走行に近い体験を得ることができ、臨場感を増加させることができる。
現実の道路ではカーブ部分88を曲がり切れないような走行速度で第1ユーザ10の仮想的な位置がカーブ部分88を移動することを抑制でき、第1ユーザ10は現実のカーブ走行に近い体験を得ることができ、臨場感を増加させることができる。
屋内70の第1ユーザ10と屋外の第2ユーザ20との間でレースを行う場合、減速が必要なカーブ部分88では第1ユーザ10の仮想的な走行速度を小さくすることにより、レースの公平性を向上させることができる。
ある実施形態において、予め設定された走行ルート85は、第1カーブ部分88aおよび第2カーブ部分88bを含み、第2カーブ部分88bの曲率半径R2は、第1カーブ部分88aの曲率半径R1よりも小さく、第2カーブ部分88bに予め設定された走行速度の上限値V2は、第1カーブ部分88aに予め設定された走行速度の上限値V1よりも小さくてもよい。
カーブ部分88の曲率半径Rが小さい場合は、大きい場合よりも走行速度の上限値を小さくすることで、第1ユーザ10は現実のカーブ走行に近い体験を得ることができ、臨場感を増加させることができる。
ある実施形態において、予め設定された走行ルート85は、直線部分87およびカーブ部分88を含み、第1処理装置101は、第1ユーザ10の仮想的な位置がカーブ部分88にあるときは、直線部分87にあるときよりも、運動器具11の動作量に対する第1ユーザ10の仮想的な走行速度を小さくしてもよい。
現実の道路を走行する場合、一般的にカーブ走行時は直線走行時よりも走行速度を小さくする場合が多い。第1ユーザ10の仮想的な位置がカーブ部分88にあるときは、直線部分87にあるときよりも、運動器具11の動作量に対する仮想的な走行速度を小さくすることで、第1ユーザ10は現実の道路の走行時の速度変化に近い体験を得ることができる。
ある実施形態において、運動器具11には、第1ユーザ10にかかる負荷の大きさを調整する調整装置61が設けられており、予め設定された走行ルート85は、直線部分87およびカーブ部分88を含み、第1処理装置101は、第2ユーザ20の位置がカーブ部分88にある場合は、第2ユーザ20の位置が直線部分87にある場合よりも、第1ユーザ10にかかる負荷が大きくなるように調整装置61を制御してもよい。
屋外の現実のルートを走行する第2ユーザ20は、カーブ走行時は直線走行時よりも走行速度を小さくし得る。屋内70の第1ユーザ10と屋外の第2ユーザ20との間でレースを行う場合、カーブ部分88で減速する第2ユーザ20が不利にならないように、第1ユーザ10にかかる負荷を大きくすることで、レースの公平性を向上させることができる。
ある実施形態において、運動器具11には、第1ユーザ10にかかる負荷の大きさを調整する調整装置61が設けられており、予め設定された走行ルート85には、第1ユーザ10にかける負荷の総量が予め設定されており、第1処理装置101は、第1ユーザ10の仮想的な位置が予め設定された走行ルート85のスタート地点からゴール地点まで移動する間に第1ユーザ10にかかる負荷の総量が、予め決められた負荷の総量となるように調整装置61を制御してもよい。
公平性を向上させるために第1ユーザ10に負荷をかけるタイミングを任意にでき、第1ユーザ10にとって不自然なタイミングで第1ユーザ10に負荷をかけることを抑制することができる。
本発明のある実施形態に係るエクササイズを提供する方法は、屋内70で運動器具11を使用する第1ユーザ10と屋外を移動する第2ユーザ20とが同時に行うエクササイズを提供する方法であって、屋内70での第1ユーザ10による運動器具11の使用により生じる運動器具11の動作に基づいて、第1ユーザ10の仮想的な移動距離を演算すること、屋外を移動する第2ユーザ20の位置の地理座標を示す位置情報を取得すること、第2ユーザ20の位置情報および第1ユーザ10の仮想的な移動距離に基づいて、第2ユーザ20が移動している屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を含む画像を表示することを実行する。
屋内70で運動器具11を用いてエクササイズを行う第1ユーザ10は、第2ユーザ20が移動している屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との間の仮想的な位置関係を含む画像を見ることで、第2ユーザ20と一緒に屋外を移動しているかのような仮想的な体験ができる。
本発明のある実施形態に係るコンピュータプログラムは、屋内70で運動器具11を使用する第1ユーザ10と屋外を移動する第2ユーザ20とが同時に行うエクササイズの提供を、コンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、コンピュータプログラムは、屋内70での第1ユーザ10による運動器具11の使用により生じる運動器具11の動作に基づいて、第1ユーザ10の仮想的な移動距離を演算すること、屋外を移動する第2ユーザ20の位置の地理座標を示す位置情報を取得すること、第2ユーザ20の位置情報および第1ユーザ10の仮想的な移動距離に基づいて、第2ユーザ20が移動している屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との仮想的な位置関係を含む画像を表示すること、をコンピュータに実行させる。
屋内70で運動器具11を用いてエクササイズを行う第1ユーザ10は、第2ユーザ20が移動している屋外エリアにおける第1ユーザ10と第2ユーザ20との間の仮想的な位置関係を含む画像を見ることで、第2ユーザ20と一緒に屋外を移動しているかのような仮想的な体験ができる。
本発明は、エクササイズを行うシステムの分野において特に有用である。
1:エクササイズシステム、 10:第1ユーザ、 11:運動器具、 20:第2ユーザ、 21:自転車、 22:車体フレーム、 23F:前輪、 23R:後輪、 24:ハンドル、 25:サドル、 26:ペダル、 27:フロントフォーク、 30:サーバ、 40:通信ネットワーク、 50:自転車、 52:車体フレーム、 53F:前輪、 54:ハンドル、 55:サドル、 56:ペダル、 57:チェーンステー、 58:ペダルクランク軸、 59:チェーン、 60:サイクルトレーナー、 61:電動モータ、 62:動力伝達機構、 63:スプロケット、 64:筐体、 68:車軸、 70:屋内、 80:地図、 81:アイコン、 82:アイコン、 85:走行ルート、 86:路面、87:直線部分、 88:カーブ部分、 90:標高グラフ、 91:アイコン、 92:アイコン、 100:第1ユーザ端末装置、 101:第1処理装置、 102:記憶装置、 103:通信IF、 104:入力装置、 105:表示装置、 106:スピーカ、 107:マイク、 108:カメラ、 109:通信IF、 111:プロセッサ、 112:ROM、 113:RAM、 151:送風機、 152:送風機、 200:第2ユーザ端末装置、 201:第2処理装置、 202:記憶装置、 203:通信IF、 204:入力装置、 205:表示装置、 206:スピーカ、 207:マイク、 208:カメラ、 209:通信IF、 210:測位装置、 211:プロセッサ、 212:ROM、 213:RAM、 220:カメラ、 230:角度センサ、 240:振動センサ、 241:風速センサ、 245:調整装置、 250:風景関連画像、 251:アバター、 301:処理装置、 302:記憶装置、 303:通信IF、 311:プロセッサ、 312:ROM、 313:RAM、 601:処理装置、 603:通信IF、 604:駆動装置、 605:回転センサ、 611:プロセッサ、 612:ROM、 613:RAM
Claims (28)
- 屋内で運動器具を使用する第1ユーザと屋外を移動する第2ユーザとが、同時にエクササイズを行うエクササイズシステムであって、
前記第1ユーザ側には、
前記第1ユーザが屋内で使用する運動器具と、
前記第1ユーザによる前記運動器具の使用により生じる前記運動器具の動作に応じた信号を出力する第1センサと、
前記第1センサの出力信号に基づいて、前記第1ユーザの仮想的な移動距離を演算する第1処理装置と、
前記第1ユーザに情報を提示する第1表示装置と、
が設けられ、
前記第2ユーザ側には、屋外を移動する前記第2ユーザの位置の地理座標を示す位置情報を取得して出力する第2処理装置が設けられ、
前記第1処理装置は、前記第2ユーザの前記位置情報および前記第1ユーザの仮想的な移動距離に基づいて、前記第2ユーザが移動している屋外エリアにおける前記第1ユーザと前記第2ユーザとの仮想的な位置関係を含む画像を、前記第1表示装置に表示させる
エクササイズシステム。 - 前記第1処理装置は、前記第2ユーザが移動している前記屋外エリアの地図情報、前記第2ユーザの前記位置情報および前記第1ユーザの仮想的な移動距離に基づいて、前記第2ユーザの位置および前記第1ユーザの仮想的な位置を示す地図を、前記第1表示装置に表示させる
請求項1に記載のエクササイズシステム。 - 前記第1処理装置は、
前記屋外エリアの複数の位置の風景に関連する風景関連画像を示す画像情報を取得し、
前記第1ユーザの仮想的な移動距離から前記屋外エリアにおける前記第1ユーザの仮想的な位置を演算し、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの仮想的な位置関係によって表示位置および表示サイズが変化する前記第2ユーザのアバターの画像と共に、前記風景関連画像を、前記第1ユーザの仮想的な位置と関連付けて前記第1表示装置に表示させる
請求項1または2に記載のエクササイズシステム。 - 前記第2処理装置は、前記第2ユーザの移動中に撮影した前記屋外エリアの風景の画像情報を出力し、
前記第1処理装置は、前記第1ユーザの前記仮想的な位置に関連する風景の画像を前記第1表示装置に表示させる
請求項3に記載のエクササイズシステム。 - 前記第1処理装置は、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの仮想的な位置関係によって表示位置および表示サイズが変化する前記第2ユーザのアバターの画像を、前記第1表示装置に表示させる
請求項1または2に記載のエクササイズシステム。 - 前記第2ユーザは予め設定された走行ルートを移動し、
前記第1処理装置は、前記第1ユーザの仮想的な移動距離から、前記予め設定された走行ルート内の前記第1ユーザの仮想的な位置を演算する
請求項1から5のいずれかに記載のエクササイズシステム。 - 前記第1ユーザが使用する前記運動器具は、インドアサイクリングを行うための運動器具である
請求項1から6のいずれかに記載のエクササイズシステム。 - 前記第2ユーザは、自転車を運転しながら前記屋外を移動する
請求項7に記載のエクササイズシステム。 - 前記運動器具には、前記第1ユーザにかかる負荷の大きさを調整する調整装置が設けられており、
前記第1処理装置は、
前記第2ユーザが移動する走行ルートにおける複数の位置の路面の傾斜角を取得し、
前記第1ユーザの仮想的な移動距離から前記走行ルートにおける前記第1ユーザの仮想的な位置を演算し、
前記第1ユーザの仮想的な位置に関連付けられた前記走行ルートの所定位置の傾斜角に応じて前記第1ユーザにかかる負荷の大きさが変化するように前記調整装置を制御する請求項8に記載のエクササイズシステム。 - 前記第2ユーザが運転する前記自転車には、前記自転車の傾きに応じた信号を出力する角度センサが設けられており、
前記第2処理装置は、前記角度センサの出力信号から前記第2ユーザが移動している前記走行ルートの傾斜角を演算し、演算した前記傾斜角を示す傾斜角情報を出力し、
前記第1処理装置は、前記傾斜角情報から前記所定位置の傾斜角を取得する
請求項9に記載のエクササイズシステム。 - 前記第2ユーザの前記位置情報は、前記第2ユーザの位置の高度を示す高度情報を含んでおり、
前記第1処理装置は、
前記第2ユーザが移動する前記走行ルートにおける所定の二つの位置の地理座標に基づいて、前記所定の二つの位置の間の長さを演算し、
前記所定の二つの位置の高度情報に基づいて、前記所定の二つの位置の高度差を演算し、
演算した前記長さおよび前記高度差に基づいて、前記路面の傾斜角を演算する
請求項9に記載のエクササイズシステム。 - 前記運動器具には、前記第1ユーザにかかる負荷の大きさを調整する調整装置が設けられており、
前記第1処理装置は、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの仮想的な位置関係において、
前記第1ユーザが前記第2ユーザよりも後方に位置している場合は、前記第1ユーザが前記第2ユーザよりも前方に位置している場合よりも、前記第1ユーザにかかる負荷が小さくなるように前記調整装置を制御する
請求項8から11のいずれかに記載のエクササイズシステム。 - 前記運動器具には、前記第1ユーザが着座するサドルと、前記第1ユーザが手で握るハンドルと、前記サドルおよび前記ハンドルの少なくとも一方に振動を発生させる振動発生装置とが設けられており、
前記第1処理装置は、
前記第2ユーザが移動する走行ルート内の複数の位置に関連付けられた振動情報を取得し、
前記第1ユーザの仮想的な移動距離から前記走行ルートにおける前記第1ユーザの仮想的な位置を演算し、
前記第1ユーザの仮想的な位置に関連付けられた前記走行ルートの所定位置の振動情報に基づいて、前記振動発生装置が発生させる振動を制御する
請求項8から12のいずれかに記載のエクササイズシステム。 - 前記第2ユーザが運転する前記自転車には、前記自転車に発生した振動に応じた信号を出力する振動センサが設けられており、
前記第2処理装置は、前記振動センサの出力信号から振動センサ出力情報を生成して出力し、
前記第1処理装置は、前記振動センサ出力情報と前記第2ユーザの前記位置情報とを関連付けることで前記振動情報を生成する
請求項13に記載のエクササイズシステム。 - 前記第1ユーザ側には、風を発生させる送風機が設けられており、
前記第2ユーザの前記自転車には、前記第2ユーザの前記自転車又は前記第2ユーザに当たる風に応じた信号を出力する風速センサが設けられており、
前記第2処理装置は、前記風速センサの出力信号から風速情報を生成して出力し、
前記第1処理装置は、前記風速情報に応じて、前記送風機が発生させる風を制御する
請求項8から14のいずれかに記載のエクササイズシステム。 - 前記運動器具には、前記第1ユーザにかかる負荷の大きさを調整する調整装置が設けられており、
前記第2ユーザの前記自転車には、前記第2ユーザの前記自転車又は前記第2ユーザに当たる風に応じた信号を出力する風速センサが設けられており、
前記第2処理装置は、前記風速センサの出力信号から風速情報を生成して出力し、
前記第1処理装置は、前記風速情報に応じて前記第1ユーザにかかる負荷の大きさが変化するように前記調整装置を制御する
請求項8から15のいずれかに記載のエクササイズシステム。 - 前記第2処理装置は、前記第2ユーザに提示する情報を第2表示装置に表示させ、
前記第1処理装置は、前記第1ユーザの仮想的な移動距離を示す情報を出力し、
前記第2処理装置は、
前記第1ユーザの仮想的な移動距離を示す情報に基づいて、前記屋外エリアにおける前記第1ユーザの仮想的な位置を演算し、
前記第1ユーザの仮想的な位置を示す画像を前記第2表示装置に表示させる
請求項1から16のいずれかに記載のエクササイズシステム。 - 前記第2処理装置は、前記第2ユーザに提示する情報を第2表示装置に表示させ、
前記第1処理装置は、
前記第1ユーザの仮想的な移動距離に基づいて、前記屋外エリアにおける前記第1ユーザの仮想的な位置を演算し、
前記第1ユーザの仮想的な位置を示す情報を出力し、
前記第2処理装置は、前記第1ユーザの仮想的な位置を示す情報に基づいて、前記第1ユーザの仮想的な位置を示す画像を前記第2表示装置に表示させる
請求項1から16のいずれかに記載のエクササイズシステム。 - 前記第1処理装置および前記第2処理装置のそれぞれは音声通話装置を備え、
前記第1ユーザおよび前記第2ユーザは、前記第1処理装置および前記第2処理装置を介して音声通話可能である
請求項1から18のいずれかに記載のエクササイズシステム。 - 前記第1ユーザが使用する前記運動器具には、前記第1ユーザにかかる負荷の大きさを調整する調整装置が設けられており、
前記第1処理装置は、前記第1ユーザと前記第2ユーザとが行うゲームの内容に応じて、前記第1ユーザにかかる負荷の大きさが変化するように前記調整装置を制御する
請求項8から19のいずれかに記載のエクササイズシステム。 - 前記第2ユーザが運転する前記自転車には、前記第2ユーザにかかる負荷の大きさを調整する調整装置が設けられており、
前記第2処理装置は、前記第1ユーザと前記第2ユーザとが行うゲームの内容に応じて、前記第2ユーザにかかる負荷の大きさが変化するように、前記自転車に設けられた前記調整装置を制御する
請求項8から20のいずれかに記載のエクササイズシステム。 - 前記予め設定された走行ルートは、カーブ部分を含み、
前記カーブ部分には、走行速度の上限値が予め設定されており、
前記第1処理装置は、前記第1ユーザの仮想的な位置が前記カーブ部分にあるときの前記第1ユーザの仮想的な走行速度を前記上限値以下にする制御を行う
請求項6に記載のエクササイズシステム。 - 前記予め設定された走行ルートは、第1カーブ部分および第2カーブ部分を含み、
前記第2カーブ部分の曲率半径は、前記第1カーブ部分の曲率半径よりも小さく、
前記第2カーブ部分に予め設定された走行速度の上限値は、前記第1カーブ部分に予め設定された走行速度の上限値よりも小さい
請求項22に記載のエクササイズシステム。 - 前記予め設定された走行ルートは、直線部分およびカーブ部分を含み、
前記第1処理装置は、前記第1ユーザの仮想的な位置が前記カーブ部分にあるときは、前記直線部分にあるときよりも、前記運動器具の動作量に対する前記第1ユーザの仮想的な走行速度を小さくする
請求項6または22に記載のエクササイズシステム。 - 前記運動器具には、前記第1ユーザにかかる負荷の大きさを調整する調整装置が設けられており、
前記予め設定された走行ルートは、直線部分およびカーブ部分を含み、
前記第1処理装置は、前記第2ユーザの位置が前記カーブ部分にある場合は、前記第2ユーザの位置が前記直線部分にある場合よりも、前記第1ユーザにかかる負荷が大きくなるように前記調整装置を制御する
請求項6に記載のエクササイズシステム。 - 前記運動器具には、前記第1ユーザにかかる負荷の大きさを調整する調整装置が設けられており、
前記予め設定された走行ルートには、前記第1ユーザにかける負荷の総量が予め設定されており、
前記第1処理装置は、前記第1ユーザの仮想的な位置が前記予め設定された走行ルートのスタート地点からゴール地点まで移動する間に前記第1ユーザにかかる負荷の総量が、予め決められた前記負荷の総量となるように前記調整装置を制御する
請求項6に記載のエクササイズシステム。 - 屋内で運動器具を使用する第1ユーザと屋外を移動する第2ユーザとが同時に行うエクササイズを提供する方法であって、
屋内での前記第1ユーザによる運動器具の使用により生じる前記運動器具の動作に基づいて、前記第1ユーザの仮想的な移動距離を演算すること、
屋外を移動する前記第2ユーザの位置の地理座標を示す位置情報を取得すること、
前記第2ユーザの前記位置情報および前記第1ユーザの仮想的な移動距離に基づいて、前記第2ユーザが移動している屋外エリアにおける前記第1ユーザと前記第2ユーザとの仮想的な位置関係を含む画像を表示すること、
を実行する
方法。 - 屋内で運動器具を使用する第1ユーザと屋外を移動する第2ユーザとが同時に行うエクササイズの提供を、コンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、
屋内での前記第1ユーザによる運動器具の使用により生じる前記運動器具の動作に基づいて、前記第1ユーザの仮想的な移動距離を演算すること、
屋外を移動する前記第2ユーザの位置の地理座標を示す位置情報を取得すること、
前記第2ユーザの前記位置情報および前記第1ユーザの仮想的な移動距離に基づいて、前記第2ユーザが移動している屋外エリアにおける前記第1ユーザと前記第2ユーザとの仮想的な位置関係を含む画像を表示すること、
を前記コンピュータに実行させる
コンピュータプログラム。
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