JP2022117354A - 充電制御装置および充電制御方法 - Google Patents

充電制御装置および充電制御方法 Download PDF

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Keiichi Yonezaki
徹 ▲高▼嶋
Tooru Takashima
智幸 嘉藤
Tomoyuki Kato
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Abstract

【課題】コストを低減しつつ抵抗焼損を防止することができる充電制御装置および充電制御方法を提供する。【解決手段】実施形態に係る充電制御装置は、抵抗値を変更可能な抵抗回路と、制御装置とを備える。抵抗回路は、電源から2次電池を充電する充電経路に設けられる。制御装置は、電源と2次電池との電圧差または2次電池に流れる電流に応じて、2次電池に流れる電流が電池要件を満たし、かつ抵抗回路に含まれる抵抗素子の許容損失を超えない電流値となるように、抵抗回路の抵抗値を可変制御する。【選択図】図3

Description

開示の実施形態は、充電制御装置および充電制御方法に関する。
従来、電源から2次電池を充電する充電装置がある(特許文献1参照)。充電装置は、電源と2次電池との間に並列接続される抵抗とスイッチとを備える。さらに、充電装置は、抵抗およびスイッチと電源との間に定電流制御回路を備える。
充電装置は、電源と2次電池との電圧差が小さい場合には、スイッチをオンし、電源から定電流制御回路およびスイッチを介して2次電池へSOC(State Of Charge)推定に必要な定電流を流して2次電池を充電する。
充電装置は、電源と2次電池との電圧差が大きい場合には、スイッチをオフし、電源から定電流制御回路および抵抗を介して2次電池へ電流を流して2次電池を充電することにより、電圧差が大きな電流による充電によって2次電池が劣化することを抑制する。充電装置は、定電流制御回路によって定電流に制御された電流を2次電池に供給するので、抵抗焼損を防止しつつ2次電池を充電することができる。
特開2010-283969号公報
しかしながら、上記充電装置は、抵抗焼損を防止するために定電流制御回路が必要であるためコストが増大する。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、コストを低減しつつ抵抗焼損を防止することができる充電制御装置および充電制御方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る充電制御装置は、抵抗値を変更可能な抵抗回路と、制御装置とを備える。抵抗回路は、電源から2次電池を充電する充電経路に設けられる。制御装置は、前記電源と前記2次電池との電圧差または前記2次電池に流れる電流に応じて、前記2次電池に流れる電流が電池要件を満たし、かつ前記抵抗回路に含まれる抵抗素子の許容損失を超えない電流値となるように、前記抵抗回路の抵抗値を可変制御する。
実施形態の一態様に係る充電制御装置および充電制御方法は、コストを低減しつつ抵抗焼損を防止することができる。
図1は、実施形態に係る充電制御装置の構成例を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る充電制御装置の充電経路を示す説明図である。 図3は、実施形態に係る充電回路および放電回路の回路図である。 図4は、実施形態に係る充電制御装置の充電状態の説明図である。 図5は、実施形態に係る制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。 図6は、実施形態に係る制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。 図7は、実施形態に係る制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。 図8は、実施形態に係る制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。 図9は、実施形態に係る制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、充電制御装置および充電制御方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。以下では、自動運転機能を備える車両に搭載されて負荷へ電力を供給する充電制御装置を例に挙げて説明するが、実施形態に係る充電制御装置は、自動運転機能を備えていない車両に搭載されてもよい。また、実施形態に係る充電制御装置は、車両以外に、電源から2次電池を充電する任意の装置に適用することができる。
[1.充電制御装置の構成]
図1は、実施形態に係る充電制御装置の構成例を示す説明図である。図1に示すように、実施形態に係る充電制御装置1は、主電源である電源10と、第1負荷101と、第2負荷102と、自動運転制御装置100とに接続される。
第1負荷101および第2負荷102は、自動運転用の負荷含む。例えば、第1負荷101は、自動運転中に動作するステアリングモータ、電動ブレーキ装置、車載カメラ、およびレーダ等を含む。また、第1負荷101は、エアコン、オーディオ、ビデオ、各種ライト等の一般負荷も含む。
第2負荷102は、少なくとも、ステアリングモータ、電動ブレーキ装置、車載カメラ、およびレーダ等の自動運転中に動作する装置を含む。第1負荷101および第2負荷102は、充電制御装置1から供給される電力によって動作する。自動運転制御装置100は、第1負荷101および第2負荷102を動作させて、車両を自動運転制御する装置である。
充電制御装置1は、副電源であり2次電池の一例であるリチウムイオンバッテリ(以下、「LiB20」と記載する)と、制御装置3と、系統間スイッチ41と、給電スイッチ42と、充電回路43と、放電回路44とを備える。さらに、充電制御装置1は、電圧センサ51,52と、電流センサ53とを備える。
電源10は、DC/DCコンバータ(以下、「DC/DC11」と記載する)と、鉛バッテリ(以下、「PbB12」と記載する)とを含む。DC/DC11は、車両の回生エネルギーを電力に変換して発電する発電機に接続され、発電機から入力される入力電圧を変圧して出力する。なお、発電機は、車両がエンジンを備える場合、エンジンの回転力を電力に変換して発電するオルタネータであってもよい。DC/DC11は、PbB12の充電、第1負荷101および第2負荷102への電力供給、およびLiB20の充電を行う。
電源10と第1負荷101との間には、電圧センサ51が接続される。系統間スイッチ41と、電源10および第1負荷101との間には、電流センサ53が接続される。LiB20と系統間スイッチ41および第2負荷102との間には、給電スイッチ42が接続される。充電回路43は、給電スイッチ42に並列接続される。放電回路44は、給電スイッチ42と第2負荷102とを接続する配線とグランドとの間に接続される。
電圧センサ51は、電源10から出力される電圧を検出し、検出結果を制御装置3へ出力する。電圧センサ52は、LiB20から出力される電圧を検出し、検出結果を制御装置3へ出力する。電流センサ53は、系統間スイッチ41を流れる電流を検出して、検出結果を制御装置3へ出力する。
LiB20は、電源10による電力供給ができなくなった場合のバックアップ用電源である。充電回路43は、電源10からLiB20を充電する場合に、充電電流を適切に調整する回路である。放電回路44は、LiB20に充電された余剰電力を放電する回路である。
充電回路43は、内部にスイッチを備え、LiB20の充電を行わない期間には、スイッチをオフして電源10からLiB20へ流れる電流を遮断する。放電回路44は、内部にスイッチを備え、LiB20に余剰電力がない期間には、スイッチをオフしてLiB20を放電させないようにする。かかる充電回路43および放電回路44の回路構成例については、図3を参照して後述する。
かかる充電制御装置1は、電源10から第1負荷101へ電力を供給する第1系統110と、LiB20から第2負荷102へ電力を供給する第2系統120とを備える。系統間スイッチ41は、第1系統110と第2系統120とを接続切断可能に接続する。
これにより、充電制御装置1は、第1系統110および第2系統120のうち、一方の系統に電源失陥が発生しても、系統間スイッチ41をオフにして、電源失陥が発生していない他方の系統によって電力を供給することにより、車両を安全な場所まで退避走行させて停車させることができる。
制御装置3は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。制御装置3は、CPUがROMに記憶されたプログラムを、RAMを作業領域として使用して実行することにより、充電制御装置1の動作を制御する。
なお、制御装置3は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。制御装置3は、電圧センサ51,52および電流センサ53から入力される検出結果に基づいて、系統間スイッチ41および給電スイッチ42を制御することにより、電源10またはLiB20から第1負荷101と第2負荷102とに電力を供給する。
制御装置3は、電源10およびLiB20が失陥していない通常時に、系統間スイッチ41をオンし、給電スイッチ42をオフして、電源10から第1負荷101および第2負荷102へ電力を供給する。
また、制御装置3は、例えば、第1系統110において地絡などの電源失陥が発生した場合、系統間スイッチ41をオフし、給電スイッチ42をオンして、LiB20から第2負荷102へ電力を供給する。これにより、自動運転制御装置100は、第1系統110において地絡等の電源失陥が発生した場合に、第2系統120を用いて車両を安全な場所まで退避走行させて停車させることができる。
[2.充電時動作]
次に、図2を参照し、充電制御装置1の充電時動作について説明する。図2は、実施形態に係る充電制御装置の充電経路を示す説明図である。図2に示すように、充電制御装置1では、制御装置3によって系統間スイッチ41がオンされ、給電スイッチ42がオフされた通常時動中に、例えば、自然放電等によってLiB20の電圧が所定の電圧以下になると、自動的にLiB20の充電が開始される。
制御装置3は、LiB20の電圧が充電開始閾値以下まで低下すると、電源10から系統間スイッチ41および充電回路43を経由してLiB20に至る充電経路130に電流を流してLiB20を充電する。
このとき、制御装置3は、LiB20の状態、例えば、SOC(State Of Charge)推定を行いつつ、LiB20を充電する。制御装置3は、電池の状態推定にあたり、電池の内部抵抗(=(OCV-CCV)÷I)を求めるために、LiB20へ一定以上の電流を流す必要がある。ここで、OCVは、開放回路電圧(無通電時のLiB20の電圧)である。CCVは、閉回路電圧(通電中のLiB20の電圧)である。
一般的に、電池の内部抵抗は、値が非常に小さい。このため、制御装置3は、LiB20に流れる電流が少ないとOCVとCCVとの差を検出できないため、内部抵抗を算出するためにLiB20へ数〔A〕以上の電流を通電する必要がある。
ただし、通電電流が大き過ぎる場合、充電時にLiB20の劣化を促進する可能性がある。このため、制御装置3は、LiB20の劣化を抑制するため、電源10の電圧値V1と、LiB20の電圧値Vlibとの差が規定値以上であり、通電電流が大きすぎる場合、電流を制限してLiB20を充電する必要がある。
そこで、制御装置3は、電源10の電圧値V1と、LiB20の電圧値Vlibとの差が規定値未満の場合には、LiB20に流す電流の要求値Iとして数〔A〕を設定する。一方、電源10の電圧値V1と、LiB20の電圧値Vlibとの差が規定値以上の場合、制御装置3は、要求値Iとして、電源10の電圧値V1と、LiB20の電圧値Vlibとの差が規定値未満の場合の10分の1程度の値を設定する。
このように、制御装置3は、電源10とLiB20との電圧差が規定値以上である場合には、電源10とLiB20との電圧差が規定値未満である場合よりも、LiB20の状態推定に必要な電流値を低く設定する。これにより、制御装置3は、電源10とLiB20との電圧差が規定値以上である場合に、LiB20の劣化を抑制することができる。
さらに、制御装置3は、電源10とLiB20との電圧差またはLiB20に流れる電流に応じて、LiB20に流れる電流が電池要件を満たし、かつ充電回路43の後述する抵抗回路に含まれる抵抗素子の許容損失を超えない電流値となるように、抵抗回路の抵抗値を可変制御する。
ここでの電池要件は、LiB20に流れる電流の電流値がLiB20の状態推定に必要な電流値、つまり、上記した要求値Iを超えていることである。これにより、制御装置3は、LiB20の充電経路130におけるLiB20よりも上流側に定電流制御回路が設けられなくても、充電回路43内の抵抗を焼損させることなく、LiB20のSOCを適切に推定しながら、LiB20を充電することができる。したがって、充電制御装置1によれば、コストを低減しつつ抵抗焼損を防止することができる。
また、LiB20の充電時にLiB20へ供給する電流を調整するDC/DCコンバータを系統間スイッチ41とLiB20との間に備える充電装置もあるが、この充電装置は、DC/DCコンバータがさらに必要になるためコストが増大する。また、この充電装置では、DC/DCコンバータのスイッチング動作により発生するノイズが第1負荷101および第2負荷102の動作に悪影響をおよぼす恐れがある。
これに対して、実施形態に係る充電制御装置1は、系統間スイッチ41とLiB20との間にDC/DCコンバータを設ける必要がないため、コストを低減することができる。また、抵抗回路45は、LiB20の充電中にスイッチングが行われないので、ノイズによる悪影響を懸念する必要がない。
なお、電源10の電圧値V1とLiB20の電圧値Vlibとの差によっては、LiB20に流れる電流が充電回路43の後述する抵抗回路に含まれる抵抗素子の許容損失を超える場合がある。このため、制御装置3は、LiB20に流れる電流が充電回路43の抵抗素子の許容損失を超える場合、LiB20の充電を禁止する。また、制御装置3は、LiB20に流れる電流が充電回路43の抵抗素子の許容損失以上になる場合、電源10のDC/DC11に対して、電源10の電圧値V1を低減させる指示を出力することもできる。これにより、制御装置3は、抵抗素子の焼損を防止することができる。
[3.充電回路および放電回路の構成]
図3は、実施形態に係る充電回路および放電回路の回路図である。図3に示すように、充電回路43は、抵抗回路45と、スイッチS5とを備える。スイッチS5は、一端が系統間スイッチ41に接続され、他端が抵抗回路45の電流入力部Piに接続される。抵抗回路45の電流出力部Poは、LiB20に接続される。なお、図3では図1に示す給電スイッチ42や第2負荷102への第2系統ラインを省略している。
抵抗回路45は、電流出力部Poと電流入力部Piとの間に、電流出力部Poに近い側から順に直列接続される抵抗素子R0、抵抗素子R1、抵抗素子R2、抵抗素子R3、および抵抗素子R4を備える。
さらに、抵抗回路45は、抵抗素子R0に並列接続されるスイッチS0、抵抗素子R2に並列接続されるスイッチS2、抵抗素子R3に並列接続されるスイッチS3、および抵抗素子R4に並列接続されるスイッチS4を備える。スイッチS0,S2,S3,S4,S5は、制御装置3によってオン/オフ制御される。
制御装置3は、LiB20を充電しない期間には、スイッチS5をオフにする。制御装置3は、LiB20を充電する期間には、スイッチS5をオンにする。このとき、制御装置3は、LiB20に流す電流が電源10の電圧値V1とLiB20の電圧値Vlibとの差、または、LiB20に流れる電流に応じて、LiB20に流れる電流が電池要件を満たし、抵抗素子R0,R1,R2,R3,R4の許容損失を超えない電流値となるように、スイッチS0,S2,S3,S4をオン/オフ制御する。
制御装置3は、スイッチS0,S2,S3,S4をオン/オフ制御し、抵抗回路45の抵抗値を変更することによってLiB20の充電状態を切り替えて、LiB20に流す充電電流の電流値を調整する。各充電状態におけるスイッチS0,S2,S3,S4,S5の状態については、図4を参照して後述する。
放電回路44は、抵抗回路45の電流入力部Piとグランドとの間に直列に接続される抵抗素子R10と、スイッチS10とを備える。スイッチS10は、制御装置3によってオン/オフ制御される。抵抗素子R10の抵抗値は、抵抗回路45が備える抵抗素子R0,R1,R2,R3,R4の抵抗値の1000倍程度である。
制御装置3は、通常時には、スイッチS10をオフしておき、例えば、LiB20が過充電状態になる場合に、スイッチS10をオンして、LiB20からグランドへ余剰電力を放電させる。これにより、制御装置3は、過充電によるLiB20の劣化を抑制することができる。
[4.充電状態]
次に、図4を参照し、各充電状態におけるスイッチS0,S2,S3,S4,S5の状態について説明する。図4は、実施形態に係る充電制御装置の充電状態の説明図である。図4に示すように、制御装置3は、LiB20の充電を行わない場合、スイッチS0,S2,S3,S4,S5をイニシャル状態にする。このとき、制御装置3は、スイッチS0,S2,S3,S4,S5を全てオフする。
制御装置3は、第1の充電状態においてスイッチS5をオンし、スイッチS0,S2,S3,S4をオフにする。これにより、電源10から抵抗素子R4,R3,R2,R1,R0を介してLiB20に電流が流れる。かかる第1の充電状態は、抵抗回路45の抵抗値が最大となり、LiB20に最小の電流を流す状態である。
制御装置3は、第2の充電状態においてスイッチS5,S0をオンし、スイッチS2,S3,S4をオフにする。これにより、電源10から抵抗素子R4,R3,R2,R1を介してLiB20に電流が流れる。第2の充電状態は、抵抗回路45の抵抗値が2番目に大きくなり、LiB20に2番目に小さな電流を流す状態である。
制御装置3は、第3の充電状態においてスイッチS5,S0,S2をオンし、スイッチS3,S4をオフにする。これにより、電源10から抵抗素子R4,R3,R1を介してLiB20に電流が流れる。第3の充電状態は、抵抗回路45の抵抗値が3番目に大きくなり、LiB20に3番目に小さな電流を流す状態である。
制御装置3は、第4の充電状態においてスイッチS5,S0,S2,S3をオンし、スイッチS4をオフにする。これにより、電源10から抵抗素子R4,R1を介してLiB20に電流が流れる。第4の充電状態は、抵抗回路45の抵抗値が4番目に大きくなり、LiB20に4番目に小さな電流を流す状態である。
制御装置3は、第5の充電状態においてスイッチS5,S0,S2,S3,4を全てオンにする。これにより、電源10から抵抗素子R1を介してLiB20に電流が流れる。かかる第5の充電状態は、抵抗回路45の抵抗値が最小となり、LiB20に最大の電流を流す状態である。
[5.制御装置が実行する処理]
次に、図5~図9を参照し、実施形態に係る制御装置が実行する処理について説明する。図5~図9は、実施形態に係る制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。制御装置3は、LiB20の電圧が充電開始閾値以下になった場合に、図5~図9に示す処理を実行する。
制御装置3は、まず、スイッチS0,S2,S3,S4,S5をオフしてスイッチ状態をイニシャル状態にする(ステップS101)。続いて、制御装置3は、データ取得を行う(ステップS102)。ここでは、制御装置3は、電源10の電圧値V1、LiB20の電圧値Vlib、要求値I、素子抵抗値Rx、および素子許容損失Pdxを取得する。
その後、制御装置3は、電源10とLib20との電圧差が規定値未満か否かを判定する(ステップS103)。制御装置3は、電源10とLib20との電圧差が規定値未満でない、つまり、制御装置3は、電源10とLib20との電圧差が規定値以上であると判定した場合(ステップS103,No)、処理をステップS108へ移す。
また、制御装置3は、電源10とLib20との電圧差が規定値未満であると判定した場合(ステップS103,Yes)、スイッチS5をオンし、スイッチS0,S2,S3,S4をオフしたときの、すなわち、抵抗回路45の抵抗値が最大となる第1充電状態としたときの抵抗回路45の消費電力Pxを算出する(ステップS104)。なお、ステップS104で消費電力Pxの算出に使用する素子抵抗値Rxは、経路抵抗であり、消費電力Pxの算出式の分母で使用する抵抗値である。ステップS104では、素子抵抗値Rxは、R0+R1+R2+R3+R4である。
そして、制御装置3は、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx未満か否かを判定する(ステップS105)。制御装置3は、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx未満でない、つまり、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx以上であると判定した場合(ステップS105,No)、充電禁止またはDC/DC11に対して電源10の電圧値V1低減指示を行い(ステップS110)、処理を終了する。
また、制御装置3は、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx未満であると判定した場合(ステップS105,Yes)、スイッチS5をオンし、スイッチS0,S2,S3,S4をオフしたときにLiB20に流れる電流の電流値Irを算出する(ステップS106)。
そして、制御装置3は、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値Iより大きいか否かを判定する(ステップS107)。制御装置3は、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値Iより大きいと判定した場合(ステップS107,Yes)、スイッチS5をオンし(ステップS108)、第1充電状態に移行して(ステップS109)、処理を終了する。
また、制御装置3は、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値Iより大きくない、つまり、抵抗回路45の抵抗値を最大とし、LiB20に流れる電流値を最小としたときに、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値I以下であると判定した場合(ステップS107,No)、電流値を増加させるべく図6に示すステップS201へ処理を移す。
図6に示すように、制御装置3は、ステップS201において、スイッチS5,S0をオンし、スイッチS2,S3,S4をオフしたときの、すなわち、抵抗回路45の抵抗値が2番目に大きな値となる第2充電状態としたときの抵抗回路45の消費電力Pxを算出する。なお、ステップS201では、素子抵抗値Rxは、R1+R2+R3+R4である。
そして、制御装置3は、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx未満か否かを判定する(ステップS202)。制御装置3は、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx未満でない、つまり、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx以上であると判定した場合(ステップS202,No)、充電禁止またはDC/DC11に対して電源10の電圧値V1低減指示を行い(ステップS207)、処理を終了する。
また、制御装置3は、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx未満であると判定した場合(ステップS202,Yes)、スイッチS5,S0をオンし、スイッチS2,S3,S4をオフしたときにLiB20に流れる電流の電流値Irを算出する(ステップS203)。
そして、制御装置3は、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値Iより大きいか否かを判定する(ステップS204)。制御装置3は、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値Iより大きいと判定した場合(ステップS204,Yes)、スイッチS5,S0をオンし(ステップS205)、第2充電状態に移行して(ステップS206)、処理を終了する。
また、制御装置3は、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値Iより大きくない、つまり、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値I以下であると判定した場合(ステップS204,No)、さらに電流値を増加させるべく図7に示すステップS301へ処理を移す。
図7に示すように、制御装置3は、ステップS301において、スイッチS5,S0,S2をオンし、スイッチS3,S4をオフしたときの、すなわち、抵抗回路45の抵抗値が3番目に大きな値となる第3充電状態としたときの抵抗回路45の消費電力Pxを算出する。なお、ステップS301では、素子抵抗値Rxは、R1+R3+R4である。
そして、制御装置3は、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx未満か否かを判定する(ステップS302)。制御装置3は、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx未満でない、つまり、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx以上であると判定した場合(ステップS302,No)、充電禁止またはDC/DC11に対して電源10の電圧値V1低減指示を行い(ステップS307)、処理を終了する。
また、制御装置3は、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx未満であると判定した場合(ステップS302,Yes)、スイッチS5,S0,S2をオンし、スイッチS3,S4をオフしたときにLiB20に流れる電流の電流値Irを算出する(ステップS303)。
そして、制御装置3は、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値Iより大きいか否かを判定する(ステップS304)。制御装置3は、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値Iより大きいと判定した場合(ステップS304,Yes)、スイッチS5,S0,S2をオンし(ステップS305)、第3充電状態に移行して(ステップS306)、処理を終了する。
また、制御装置3は、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値Iより大きくない、つまり、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値I以下であると判定した場合(ステップS304,No)、さらに電流値を増加させるべく図8に示すステップS401へ処理を移す。
図8に示すように、制御装置3は、ステップS401において、スイッチS5,S0,S2,S3をオンし、スイッチS4をオフしたときの、すなわち、抵抗回路45の抵抗値が4番目に大きな値となる第4充電状態としたときの抵抗回路45の消費電力Pxを算出する。なお、ステップS401では、素子抵抗値Rxは、R1+R4である。
そして、制御装置3は、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx未満か否かを判定する(ステップS402)。制御装置3は、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx未満でない、つまり、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx以上であると判定した場合(ステップS402,No)、充電禁止またはDC/DC11に対して電源10の電圧値V1低減指示を行い(ステップS407)、処理を終了する。
また、制御装置3は、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx未満であると判定した場合(ステップS402,Yes)、スイッチS5,S0,S2,S3をオンし、スイッチS4をオフしたときにLiB20に流れる電流の電流値Irを算出する(ステップS403)。
そして、制御装置3は、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値Iより大きいか否かを判定する(ステップS404)。制御装置3は、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値Iより大きいと判定した場合(ステップS404,Yes)、スイッチS5,S0,S2,S3をオンし(ステップS405)、第4充電状態に移行して(ステップS406)、処理を終了する。
また、制御装置3は、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値Iより大きくない、つまり、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値I以下であると判定した場合(ステップS404,No)、さらに電流値を増加させるべく図9に示すステップS501へ処理を移す。
図9に示すように、制御装置3は、ステップS501において、スイッチS5,S0,S2,S3,S4をオンしたときの、すなわち、抵抗回路45の抵抗値が最小となる第5充電状態としたときの抵抗回路45の消費電力Pxを算出する。なお、ステップS501では、素子抵抗値Rxは、R1である。
そして、制御装置3は、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx未満か否かを判定する(ステップS502)。制御装置3は、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx未満でない、つまり、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx以上であると判定した場合(ステップS502,No)、充電禁止またはDC/DC11に対して電源10の電圧値V1低減指示を行い(ステップS507)、処理を終了する。
また、制御装置3は、抵抗回路45の消費電力Pxが素子許容損失Pdx未満であると判定した場合(ステップS502,Yes)、スイッチS5,S0,S2,S3,S4をオンしたときにLiB20に流れる電流の電流値Irを算出する(ステップS503)。
そして、制御装置3は、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値Iより大きいか否かを判定する(ステップS504)。制御装置3は、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値Iより大きいと判定した場合(ステップS504,Yes)、スイッチS5,S0,S2,S3,S4をオンし(ステップS505)、第5充電状態に移行して(ステップS506)、処理を終了する。
また、制御装置3は、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値Iより大きくない、つまり、LiB20に流れる電流の電流値Irが要求値I以下であると判定した場合(ステップS504,No)、これ以上の抵抗回路45の抵抗値操作では電流を増加できないため、充電禁止または電流値を増加すべくDC/DC11に対して電源10の電圧値V1増加指示を行い(ステップS508)、処理を終了する。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 充電制御装置
10 電源
11 DC/DC
12 PbB
20 LiB
3 制御装置
41 系統間スイッチ
42 給電スイッチ
43 充電回路
44 放電回路
45 抵抗回路
51,52 電圧センサ
53 電流センサ
100 自動運転制御装置
101 第1負荷
102 第2負荷
110 第1系統
120 第2系統
130 充電経路
S0,S2,S3,S4,S5,S10 スイッチ
R0,R1,R2,R3,R4,R10 抵抗素子

Claims (7)

  1. 電源から2次電池を充電する充電経路に設けられ、抵抗値を変更可能な抵抗回路と、
    前記電源と前記2次電池との電圧差または前記2次電池に流れる電流に応じて、前記2次電池に流れる電流が電池要件を満たし、かつ前記抵抗回路に含まれる抵抗素子の許容損失を超えない電流値となるように、前記抵抗回路の抵抗値を可変制御する制御装置と
    を備えることを特徴とする充電制御装置。
  2. 前記2次電池を放電する放電回路
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記2次電池が過充電状態になる場合に、前記放電回路によって前記2次電池を放電させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の充電制御装置。
  3. 前記電源の電力が第1負荷に供給される第1系統と、
    前記2次電池の電力が第2負荷に供給される第2系統と、
    前記第1系統および前記第2系統を接続切断可能な系統間スイッチと
    を備え、
    前記抵抗回路は、
    前記系統間スイッチと前記2次電池との間に接続される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の充電制御装置。
  4. 前記電池要件は、
    前記2次電池に流れる電流の電流値が前記2次電池の状態推定に必要な電流値を超えていることである
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の充電制御装置。
  5. 前記制御装置は、
    前記電源と前記2次電池との電圧差が規定値以上である場合には、前記電源と前記2次電池との電圧差が規定値未満である場合よりも、前記2次電池の状態推定に必要な電流値を低く設定する
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の充電制御装置。
  6. 前記制御装置は、
    前記抵抗素子の消費電力が前記抵抗素子の許容損失以上になる場合に、前記電源の電圧を低減させる
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の充電制御装置。
  7. 電源から2次電池を充電する充電経路に設けられ抵抗値を変更可能な抵抗回路と、前記抵抗回路の抵抗値を可変制御する制御装置とを備える充電制御装置の前記制御装置が、前記電源と前記2次電池との電圧差または前記2次電池に流れる電流に応じて、前記2次電池に流れる電流が電池要件を満たし、かつ前記抵抗回路に含まれる抵抗素子の許容損失を超えない電流値となるように、前記抵抗回路の抵抗値を可変制御する工程
    を含むことを特徴とする充電制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115719993A (zh) * 2023-01-10 2023-02-28 深圳市思远半导体有限公司 充电电路、电源提供设备、被充电设备、充电系统及芯片

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