JP2022113221A - プリント配線板 - Google Patents
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Abstract
Description
本明細書によって開示される技術は、プリント配線板に関する。
特許文献1は、基板と、基板上に設けられる導体パッドを含む導体層と、基板及び導体パッド上に形成され、導体パッドを露出させる開口部を有するソルダーレジスト層と、露出された導体パッド上に形成されるはんだバンプとを備える半導体パッケージ基板を開示する。この半導体パッケージ基板では、開口部は、その開口面積が導体パッドから離れるに従って大きくなるように形成されている。これにより、導体パッドに対するはんだボールの搭載の確実化が図られている。
[特許文献1の課題]
特許文献1の技術では、開口部の底部の開口面積が、開口部の上部の開口面積よりも小さい。そのため、はんだバンプと導体パッドとの接触面積が比較的小さい。その結果、基板に応力が加わった場合に、はんだバンプと導体パッドとの接合部において破断が生じる可能性がある。
特許文献1の技術では、開口部の底部の開口面積が、開口部の上部の開口面積よりも小さい。そのため、はんだバンプと導体パッドとの接触面積が比較的小さい。その結果、基板に応力が加わった場合に、はんだバンプと導体パッドとの接合部において破断が生じる可能性がある。
本明細書によって開示されるプリント配線板は、絶縁材料からなる基部絶縁層と、前記基部絶縁層上に形成され、導体パッドを含む導体層と、前記基部絶縁層及び前記導体層上に形成され、前記導体パッドを露出させる開口部を有するソルダーレジスト層と、露出された前記導体パッド上に形成されるとともに、前記開口部内に充填される第1部分と、前記開口部よりも上方に突出する第2部分とを有するはんだバンプと、を備える。前記開口部の開口面積は、前記ソルダーレジスト層の上面から前記導体パッドの上面に向けて大きくなる。
上記のプリント配線板によると、ソルダーレジスト層の開口部の開口面積は、ソルダーレジスト層の上面から導体パッドの上面に向けて大きくなる。このため、はんだバンプの第1部分と導体パッドとの接触面積が比較的大きくなる。その結果、はんだバンプと導体パッドとの接合部における破断の発生を抑制することができる。
[実施例]
図1、図2を参照して、実施例のプリント配線板10の構成を説明する。図1は、実施例のプリント配線板10の一部を示す断面図である。図2は、実施例のプリント配線板10のソルダーレジスト層18に形成される開口部20の形状を模式的に示す説明図である。本実施例のプリント配線板10は、コア基板(図示しない)の片面又は両面に所定の回路パターンを有する導体層と樹脂絶縁層とを交互に積層してなるコア付き基板であってもよい。コア基板の両面に導体層を形成する場合には、コア基板を介して対向する導体層同士は、スルーホール導体(図示しない)を介して接続されていてもよい。あるいは、プリント配線板10は、コア基板の代わりに支持板(図示しない)上で導体層と樹脂絶縁層とを交互に積層した後、支持板を除去してなるコアレス基板であってもよい。
図1、図2を参照して、実施例のプリント配線板10の構成を説明する。図1は、実施例のプリント配線板10の一部を示す断面図である。図2は、実施例のプリント配線板10のソルダーレジスト層18に形成される開口部20の形状を模式的に示す説明図である。本実施例のプリント配線板10は、コア基板(図示しない)の片面又は両面に所定の回路パターンを有する導体層と樹脂絶縁層とを交互に積層してなるコア付き基板であってもよい。コア基板の両面に導体層を形成する場合には、コア基板を介して対向する導体層同士は、スルーホール導体(図示しない)を介して接続されていてもよい。あるいは、プリント配線板10は、コア基板の代わりに支持板(図示しない)上で導体層と樹脂絶縁層とを交互に積層した後、支持板を除去してなるコアレス基板であってもよい。
いずれにせよ、本実施例のプリント配線板10は、図1に示すように、少なくとも1層の樹脂絶縁層のうち最外に配置されたものである基部絶縁層12と、基部絶縁層12上に形成され、複数個の導体パッド14aを含む所定の回路パターンを有する導体層14と、基部絶縁層12および導体層14上に形成され、複数個の導体パッド14aのそれぞれを露出させる複数個の開口部20を有するソルダーレジスト層18と、各開口部20から露出された導体パッド14a上に形成されるはんだバンプ30とを備えている。基部絶縁層12の下層には他の複数の導体層および樹脂絶縁層が交互に設けられている場合が多いが、図では省略されている。ただし、プリント配線板10は、1層の基部絶縁層12と1層の導体層14とからなるものであってもよい。
基部絶縁層12は、絶縁材料、例えばシリカやアルミナ等の無機フィラーとエポキシ系樹脂とを含む樹脂組成物等で構成される。導体層14は、導電性金属、例えば銅を主成分とする金属で形成される。
ソルダーレジスト層18は、UV光(紫外線)によって硬化するタイプのソルダーレジスト(いわゆるUV硬化型ソルダーレジスト)によって形成される。本実施例では、ソルダーレジスト層18を形成するソルダーレジストは、顔料を0.1質量%以上5.0質量%以下の割合で含んでいる。ソルダーレジストに含まれる顔料は、例えばピグメントブルーである。
上記の通り、ソルダーレジスト層18は、複数個の導体パッド14aのそれぞれを露出させる複数個の開口部20を有している。図1及び図2に示すように、各開口部20は円錐台形に形成されている。開口部20の内径は、ソルダーレジスト層18の上面から導体パッド14aの上面に向けて大きくなっている。即ち、開口部20の開口面積は、ソルダーレジスト層18の上面から導体パッド14aの上面に向けて大きくなっている。開口部20の上端部の開口面積よりも、開口部20の底部の開口面積の方が大きいと言い換えてもよい。
図1に示すように、ソルダーレジスト層18のうち、開口部20の側壁部分18aは、開口部20の開口面積がソルダーレジスト層18の上面から導体パッド14aの上面に向かって大きくなるように、導体パッド14aの上面に対して傾斜している。言い換えると、開口部20の側壁部分18aは、開口部20の内径がソルダーレジスト層18の上面から導体パッド14aの上面に向けて大きくなるように、導体パッド14aの上面に対して傾斜している。本実施例では、側壁部分18aは、導体パッド14aの上面に対して真っすぐに傾斜している。側壁部分18aと導体パッド14aの上面との間の角度は、60°以上90°未満の任意の角度である。ソルダーレジスト層18を形成するソルダーレジストに含まれる顔料の含有割合が大きいほど、側壁部分18aと導体パッド14aの上面との間の角度は、60°に近くなる(即ち小さくなる)。
各導体パッド14a上には、下地層16が形成されていてもよい。下地層16は、例えば、ニッケル層とパラジウム層と金層とを積層して形成される層であってもよい。下地層16は省略されてもよい。
各はんだバンプ30は、下地層16を介して、開口部20によって露出された導体パッド14a上に形成されている。なお、下地層16が省略される場合には、各はんだバンプ30は、開口部20によって露出された導体パッド14a上に直接形成されてもよい。はんだバンプ30は、はんだによって形成されている。はんだバンプ30を形成するはんだは、例えばスズを50質量%以上含むものであってもよい。はんだバンプ30は、露出された導体パッド14a上に形成されるとともに、開口部20内に充填される第1部分32と、開口部20よりも上方に突出する第2部分34とを有する。第2部分34の上面は半球状に形成されている。
以上の通り、本実施例のプリント配線板10の構成が説明された。上記の通り、本実施例のプリント配線板10では、ソルダーレジスト層18の開口部20の開口面積は、ソルダーレジスト層18の上面から導体パッド14aの上面に向けて大きくなっている。このため、はんだバンプ30の第1部分32と導体パッド14aとの接触面積が比較的大きくなる。即ち、はんだバンプ30の第1部分32と導体パッド14aとが密着する面積が大きい。その結果、プリント配線板10に応力が加わる場合であっても、はんだバンプ30と導体パッド14aとの接合部における破断の発生を抑制することができる。
また、本実施例のプリント配線板10では、開口部20は円錐台形に形成されている(図2参照)。そのため、例えば導体パッド14aを平面視した場合に、導体パッド14aの上面が円形に形成されている場合に、導体パッド14aの上面に、導体パッド14aの形状に適合する形状のはんだバンプ30を適切に配置することができる。
[プリント配線板10の製造方法]
図3A~図3Cを参照して、本実施例のプリント配線板10の製造方法を説明する。図3Aは、プリント配線板10の形成のために準備される中間基板を示す。図3Aに示される中間基板は、基部絶縁層12と、基部絶縁層12上に形成されている導体層14とを有する。そして、基部絶縁層12及び導体層14上には、ソルダーレジスト層18が形成されている。ソルダーレジスト層18は、例えばUV硬化型ソルダーレジストフィルムを貼付して形成されていてもよいし、液状のソルダーレジストを塗布して形成されていてもよい。ソルダーレジスト層18を形成するソルダーレジストは、顔料を0.1質量%以上5.0質量%以下の割合で含んでいる。ソルダーレジストに含まれる顔料は、例えばピグメントブルーである。この時点では、ソルダーレジスト層18は硬化されておらず、開口部20(図1参照)も形成されていない。
図3A~図3Cを参照して、本実施例のプリント配線板10の製造方法を説明する。図3Aは、プリント配線板10の形成のために準備される中間基板を示す。図3Aに示される中間基板は、基部絶縁層12と、基部絶縁層12上に形成されている導体層14とを有する。そして、基部絶縁層12及び導体層14上には、ソルダーレジスト層18が形成されている。ソルダーレジスト層18は、例えばUV硬化型ソルダーレジストフィルムを貼付して形成されていてもよいし、液状のソルダーレジストを塗布して形成されていてもよい。ソルダーレジスト層18を形成するソルダーレジストは、顔料を0.1質量%以上5.0質量%以下の割合で含んでいる。ソルダーレジストに含まれる顔料は、例えばピグメントブルーである。この時点では、ソルダーレジスト層18は硬化されておらず、開口部20(図1参照)も形成されていない。
次に、図3Bに示すように、ソルダーレジスト層18上にマスク40を配置する。マスク40は、開口部20(図1)の上端部に対応する範囲をカバーするように配置される。即ち、マスク40は、各導体パッド14aの上方のソルダーレジスト層18の上面をカバーする。この状態で、ソルダーレジスト層18に対して露光処理が行われる。即ち、マスク40及びソルダーレジスト層18に対して、上方からUV光が照射される(図中矢印50参照)。
この際、ソルダーレジスト層18のうちマスク40でカバーされている第1領域18bにはUV光が照射されない。そのため、第1領域18bは硬化しない。一方、ソルダーレジスト層18のうちマスク40でカバーされていない第2領域18cにはUV光が照射される。そのため、第2領域18cは硬化する。ただし、上記の通り、ソルダーレジスト層18を形成するソルダーレジストは、顔料を0.1質量%以上5.0質量%以下の割合で含んでいる。そのため、顔料を含んでいない場合に比べて、ソルダーレジスト層18へのUV光の透過率が低い。そのため、本実施例のソルダーレジスト層18は、上面から見て下方に離れるほど(即ち、基部絶縁層12及び導体層14に近くなるほど)、UV光による硬化率が低くなる。即ち、第2領域18cのうち、ソルダーレジスト層18の上面に近い部分は硬化率が高い。一方、第2領域18cのうち、基部絶縁層12及び導体層14に近い部分は硬化率が低い。第2領域18cの硬化率は、ソルダーレジスト層18の上面から基部絶縁層12及び導体層14の上面に向かって徐々に低くなる。ソルダーレジスト層18を形成するソルダーレジストに含まれる顔料の含有割合が大きいほど、基部絶縁層12及び導体層14に近い部分の硬化率は低くなる。
次に、図3Cに示すように、ソルダーレジスト層18に対して現像処理を行う。現像処理では、現像液(例えば希アルカリ水溶液)によって、ソルダーレジスト層18の未硬化部分が除去される。これにより、UV光が照射されておらず硬化されていない第1領域18b(図3B参照)に相当する部分が除去される。さらに、第2領域18c(図3B参照)のうち、第1領域18bに隣接する部分の一部も、現像液によって除去される。この際、第2領域18cのうちの第1領域18bに隣接する部分は、その硬化度合いに応じて除去される度合いが異なる。即ち、第2領域18cのうちの第1領域18bに隣接する部分は、硬化度合いが低いほど、現像液によってより多く除去される。上記の通り、第2領域18cの硬化率は、ソルダーレジスト層18の上面から基部絶縁層12及び導体層14の上面に向かって徐々に低くなる。そのため、第2領域18cのうちの第1領域18bに隣接する部分は、基部絶縁層12及び導体層14に近い部分ほどより多く現像液によって除去される。なお、上記の通り、ソルダーレジスト層18を形成するソルダーレジストに含まれる顔料の含有割合が大きいほど、基部絶縁層12及び導体層14に近い部分の硬化率は低くなる。そのため、ソルダーレジスト層18を形成するソルダーレジストに含まれる顔料の含有割合が大きいほど、現像処理によって、第2領域18cのうちの第1領域18bに隣接する部分がより多く除去される。
この結果、ソルダーレジスト層18には、複数個の導体パッド14aのそれぞれを露出させる複数個の開口部20が形成される。各開口部20は円錐台形に形成される。開口部20の内径は、ソルダーレジスト層18の上面から導体パッド14aの上面に向けて大きくなっている。ソルダーレジスト層18のうち、開口部20の側壁部分18aは、開口部20の開口面積がソルダーレジスト層18の上面から導体パッド14aの上面に向かって大きくなるように、導体パッド14aの上面に対して傾斜している。言い換えると、開口部20の側壁部分18aは、開口部20の内径がソルダーレジスト層18の上面から導体パッド14aの上面に向けて大きくなるように、導体パッド14aの上面に対して傾斜している。側壁部分18aと導体パッド14aの上面との間の角度は、60°以上90°未満である。ただし、ソルダーレジスト層18を形成するソルダーレジストに含まれる顔料の含有割合が大きいほど、側壁部分18aと導体パッド14aの上面との間の角度は、60°に近くなる(即ち小さくなる)。
その後、UV硬化処理、熱硬化処理が行われ、開口部20が形成された後のソルダーレジスト層18の全体が完全に硬化される。その後、公知の方法によって各導体パッド14a上に下地層16が形成される(図1参照)。そして、下地層16の上に、はんだバンプ30が形成される(図1参照)。この結果、図1に示すプリント配線板10が得られる。
以上、実施例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例が採用されてもよい。
(変形例1)上記の実施例では、開口部20は、円錐台形に形成されており、開口部20の内径はソルダーレジスト層18の上面から導体パッド14aの上面に向けて大きくなっている(図1及び図2参照)。これに限られず、開口部20は、その開口面積がソルダーレジスト層18の上面から導体パッド14aの上面に向けて大きくなっていれば、円錐台形に限られず他の形状(例えば多角錘台形)に形成されていてもよい。
(変形例2)上記の実施例では、開口部20の側壁部分18aは、開口部20の開口面積がソルダーレジスト層18の上面から導体パッド14aの上面に向かって大きくなるように、導体パッド14aの上面に対して傾斜している。即ち上記の実施例では側壁部分18aは導体パッド14aの上面に対して真っすぐに傾斜する。これに限られず、開口部20の側壁部分18aは、開口部20の開口面積がソルダーレジスト層18の上面から導体パッド14aの上面に向かって大きくなる形状であれば、導体パッド14aの上面に対して真っすぐに傾斜していなくてもよく、段差を有していてもよい。
(変形例3)上記の実施例では、側壁部分18aと導体パッド14aの上面との間の角度は、60°以上90°未満の任意の角度である。これに限られず、側壁部分18aと導体パッド14aの上面との間の角度は60°以下であってもよい。
(変形例4)ソルダーレジスト層18を形成するソルダーレジストに含まれる顔料の含有割合も、0.1質量%以上5.0質量%以下の範囲外の割合であってもよい。
10:プリント配線板
12:基部絶縁層
14:導体層
14a:導体パッド
16:下地層
18:ソルダーレジスト層
18a:側壁部分
18c:第1領域
18d:第2領域
20:開口部
30:はんだバンプ
32:第1部分
34:第2部分
40:マスク
50:UV光
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40:マスク
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Claims (5)
- 絶縁材料からなる基部絶縁層と、
前記基部絶縁層上に形成され、導体パッドを含む導体層と、
前記基部絶縁層及び前記導体層上に形成され、前記導体パッドを露出させる開口部を有するソルダーレジスト層と、
露出された前記導体パッド上に形成されるとともに、前記開口部内に充填される第1部分と、前記開口部よりも上方に突出する第2部分とを有するはんだバンプと、を備えるプリント配線板において、
前記開口部の開口面積は、前記ソルダーレジスト層の上面から前記導体パッドの上面に向けて大きくなる。 - 請求項1のプリント配線板であって、前記開口部は円錐台形に形成されており、前記開口部の内径は、前記ソルダーレジスト層の上面から前記導体パッドの上面に向けて大きくなる。
- 請求項1のプリント配線板であって、前記ソルダーレジスト層のうちの前記開口部の側壁部分は、前記開口部の前記開口面積が前記ソルダーレジスト層の上面から前記導体パッドの上面に向かって大きくなるように、前記導体パッドの上面に対して傾斜する。
- 請求項3のプリント配線板であって、前記側壁部分と前記導体パッドの上面との間の角度は、60°以上90°未満である。
- 請求項1のプリント配線板であって、前記ソルダーレジスト層を構成するソルダーレジストは、顔料を0.1質量%以上5.0質量%以下の割合で含む。
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