JP2022111088A - 人工曝露のための装置における放射線源としての蛍光材料 - Google Patents

人工曝露のための装置における放射線源としての蛍光材料 Download PDF

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Abstract

【課題】従来技術の市販のキセノン放射線源、ハロゲンランプ、蛍光ランプは、調節不能、短寿命である。【解決手段】曝露チャンバ(1)と、曝露チャンバ(1)内に設けられたUV光源(4)と、UV光源(4)によって放射されるUV放射によって放射されるように配置された蛍光材料(5)と、を備え、蛍光材料(5)は、自然太陽放射と同様のスペクトル放出特性を含む蛍光放射を放出するように構成されている、サンプル(3)の人工曝露または耐光性試験のための、または太陽放射をシミュレートするための装置(10)。【選択図】図1A

Description

本開示は人工曝露のための装置、耐光性試験のための装置、または太陽光シミュレータ装置に関し、そのような装置は、光源として、曝露チャンバ内に設けられたUV光源と、UV光源によって放出されるUV放射によって放射されるように構成された蛍光材料と、を備える。
人工曝露または太陽光シミュレータ装置は、その使用中、常に自然の気象条件に曝され、したがって、太陽光、太陽熱、水分などの気候的影響を受ける材料の寿命を推定することを目的としている。自然の曝露状況の良いシミュレーションを得るために、装置で発生する光のスペクトルエネルギー分布は、できるだけ自然の太陽放射のスペクトルエネルギー分布に対応するべきであり、その理由から、このような装置ではキセノン放射器が放射線源として使用される。材料の加速エージング試験は本質的に、サンプルのエージングを速める自然条件と比較して、サンプルのはるかに強い照射によって達成される。このようにして、材料サンプルの長期エージングの予測は、比較的短時間の後に行うことができる。
人工曝露装置において研究された多数のサンプルは、ポリマー材料からなる。それらの曝露による劣化は、本質的に太陽放射のUV成分によって引き起こされる。この間に起こる主な光化学プロセス、すなわち光子の吸収および励起状態またはフリーラジカルの発生は、温度に依存しない。しかしながら、ポリマーまたは添加剤とのその後の反応工程は、材料の観察されるエージングも温度依存性であるように、温度依存性であってもよい。
従来技術の曝露テスタでは、通常、放射線源としてキセノンランプが使用される。このようなランプは太陽スペクトルを非常によくシミュレートできることが知られているが、それにもかかわらず、放射される放射線は赤外スペクトル範囲において比較的高いスペクトル成分を有し、それはサンプルの過剰な加熱を防止するために、フィルタによって抑制される必要がある。さらに、市販のキセノン放射線源は、約1500時間の寿命しか有していない。
ハロゲンランプを放射線源として使用することもできるが、これは調節不能であるか、またはわずかな程度しか調節できないという欠点を有する。曝露テスタにおける放射線源としてすでに使用されており、比較的短い寿命という欠点も有する蛍光ランプにも、同様のことが当てはまる。
これらの理由および他の理由のために、本開示の必要性がある。
本開示の一態様は、サンプルの人工曝露または耐光性試験のための、または太陽放射をシミュレートするための装置であって、曝露チャンバと、曝露チャンバ内に設けられたUV光源と、UV光源によって放出されるUV放射によって放射されるように構成された蛍光材料とを備え、蛍光材料は、自然太陽放射と同様のスペクトル放出特性を備える蛍光放射を放出するように構成される、装置に関する。
添付の図面は、態様のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれ、その一部を構成する。図面は態様を例示し、説明と共に、態様の原理を説明するのに役立つ。他の態様および態様の意図される利点の多くは、以下の詳細な説明を参照することによってより良く理解されるように、容易に理解されるのであろう。図面の要素は、必ずしも互いに相対的な縮尺であるとは限らない。同様の参照符号は、対応する同様の部品を示すことができる。
本開示は、図面に関連した例示的な実施形態を参照して以下により詳細に説明される。
回転するサンプルを有する動的タイプであり、UV光源はUV発光ダイオード(LED)のチェーンを含む装置の一例の垂直断面図である。 回転するサンプルを有する動的タイプであり、UV光源はUV発光ダイオード(LED)のチェーンを含む装置の一例の、図1AのラインB-Bにおける水平断面下方図である。 回転するサンプルを有する動的タイプであり、UV光源は中央コラムと、該中央コラムの外側円筒面上に配置された複数のUV LEDとを備える装置の一例の垂直断面図である。 回転するサンプルを有する動的タイプであり、UV光源は水銀ランプを含む装置の一例の垂直断面図である。 回転するサンプルを有する動的タイプであり、UV光源はUV発光ダイオード(LED)のチェーンを含む装置の一例の縦断面図である。 回転するサンプルを有する動的タイプであり、UV光源はUV発光ダイオード(LED)のチェーンを含む装置の一例の、図4AのラインB-Bにおける横断面下方図である。 3つの蛍光発光曲線の重ね合わせによる太陽スペクトルのシミュレーションの一例を示す。
添付の図面は、態様のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれ、その一部を構成する。図面は態様を例示し、説明と共に、態様の原理を説明するのに役立つ。他の態様および態様の意図される利点の多くは、以下の詳細な説明を参照することによってより良く理解されるように、容易に理解されるのであろう。図面の要素は、必ずしも互いに相対的な縮尺であるとは限らない。同様の参照符号は、対応する同様の部品を示すことができる。
以下の詳細な説明では、本開示を実施することができる特定の態様を例示として示す添付の図面を参照する。この点に関して、「上面(top)」、「底部(bottom)」、「正面(front)」、「後部(back)」などの方向用語は、説明されている図面の向きを参照して使用されてもよい。記載された装置の構成要素は多くの異なる向きに配置されてもよいので、方向用語は例示の目的で使用されてもよく、決して限定するものではない。本開示の概念から逸脱することなく、他の態様を利用することができ、構造的または論理的な変さらを行うことができる。したがって、以下の詳細な説明は限定的な意味で解釈されるべきではなく、本開示の概念は添付の特許請求の範囲によって定義される。
さらに、例示の特定の特徴または態様はいくつかの実装形態のうちの1つのみに関して開示されてもよいが、そのような特徴または態様は任意の所与のまたは特定の適用のために所望され、有利であり得るように、他の実装形態の1つまたは複数の他の特徴または態様と組み合わせてもよい。さらに、用語「含む(include)」、「有する(have)」、「有する(with)」またはそれらの他の変形が詳細な記載または特許請求の範囲のいずれかにおいて使用される範囲において、そのような用語は用語「含む(comprise)」と同様の様式で包括的であることが意図される。用語「結合される(coupled)」および「接続される(connected)」が派生語と共に使用されてもよい。これらの用語は、2つの素子または層が直接物理的または電気的に接触しているかどうかにかかわらず、互いに協働または相互作用すること、またはそれらが互いに直接接触していないことを示すために使用されてもよく、それらは、間に配置される1つまたは複数の中間素子が存在し得ることを意味する。また、用語「例示的」は最良または最適ではなく、単に例として意味される。したがって、以下の詳細な説明は限定的な意味で解釈されるべきではなく、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲によって定義される。
図1は図1Aおよび1Bを含み、本開示による、サンプルの人工曝露のための装置を示す。
図1の装置10は、曝露チャンバ1と、曝露チャンバ1内で回転できるように取り付けられた保持フレーム2とを備えている。保持フレーム2は、閉じたリング形状を有し、サンプル3またはワークピースは、保持フレーム2に設けられた適切な保持プラットフォームまたはソケット上に保持することができる。保持フレーム2は、特に、図1Bに見られるように、円筒形の形態および円形の横断面を有することができる。
図1の装置10は、曝露チャンバ1内に設けられた複数のUV発光ダイオード(UV-LED)4.1の形態のUV光源4と、UV-LED4.1によって放出されるUV放射によって放射されるように配置された蛍光材料5と、をさらに含む。蛍光材料5は、自然太陽放射と同様のスペクトル放出特性を含む蛍光放射7を放出するように構成される。
図1に示すような装置10の例では、UV光源4は、直列に電気的に接続されてもよいUV発光ダイオード(UV-LED)4.1のチェーンを備える。UV-LED4.1はそれぞれ、300nm未満の最大発光波長を含んでもよい。
蛍光材料5は、固体凝集体状態を含むことができ、特に、透明層6、特にガラスまたは石英層6に適用される薄層の形成であることができる。図1に示す例では、透明層6はシリンダーの形成を有し、蛍光材料の層はシリンダーの内壁に適用される。蛍光材料の層はまた、シリンダーの外壁に適用され得るが、この場合、蛍光材料の層は曝露チャンバ内に広がる雰囲気に曝される。
一実施形態によれば、UV-LED4.1は、蛍光材料層5の各位置がUV LED4.1から等間隔に配置されるように、円筒形の透明層6の中心対称軸上に配置される。また、円筒形の透明層6と蛍光材料層5の中心対称軸は保持フレーム2の回転軸と同時に収まり、サンプル3と蛍光材料層5とが等間隔になるようにしてもよい。
蛍光材料の組成に関して、それは、異なるスペクトル放出特性の重ね合わせが可能な最良の方法で太陽光スペクトルに近づくように、異なるスペクトル放出特性を有する蛍光放射を放出するように構成された2つ以上の蛍光成分を含んでもよい。
図5は、太陽スペクトルのシミュレーションを説明するための波長強度図である。
図5の波長強度図は、ここでは単純化された太陽スペクトルを暗い実線として示している。曝露試験または耐光性試験の間、このプロファイルは、例えば、ここでは明るい実線として示される、異なる発光スペクトルを有する3つの異なる蛍光材料の手段によってシミュレートされる。蛍光材料は、矢印によって表される300nm未満の波長のUV放射を放出するUV源によって励起される。UV放射は、UV-LEDのような準単色であり得る。三つの蛍光材料のスペクトルは明るい実線として図示され、一方、重ね合わされた発光スペクトルは破線点線として図示される。太陽スペクトルの良い近似を達成するために、蛍光発光スペクトルは異なる放射強度を含む。これは、異なる蛍光成分の異なる量の蛍光材料を提供することによって達成することができる。
異なる蛍光成分を一緒に混合し、固体均質層として透明層上に堆積させることができる。別の可能性によれば、個々の層の層スタックを透明層上に堆積させることができ、層スタックの各層は、蛍光成分のうちの1つから作製される。
少なくとも原理的には、蛍光材料は液体または気体の凝集状態で提供することもでき、蛍光液体または気体は、透明なガラス壁または石英壁の間の中間空間に閉じ込めることができる。
蛍光材料の成分は、任意の種類の市販の染料、特に、アロフィコシアニン、ベルバー、ブリリアントスルファフラビン、キニン、クマリン、例えば、4-メチルウンベリフェロン、DAPI、1,3,2-ジオキサボリン(1,3-ジカルボニル化合物とのホウ酸誘導体の錯体)、エピコクーン、フルオレセイン(例えば、5-オクタデカノイルアミノフルオレセイン、6-カルボキシ-4’、5’-ジクロロ-2’、7’-ジメトキシフルオレセイン-N-スクシンイミジルエステル)、蛍光タンパク質(GFP、YFP、RFP)、IAEDANS、インドシアニングリーン、二ウラン酸ナトリウム、ナイルブルー/ナイルレッド、ポルフィリン(ヘム、クロロフィル等)、N,N-ジアルキルアニリンの基づくQuadraines(スクエア酸染料)、ローダミン、スタイルアベニュー、合成蛍光標識またはマーカー、Alexa-Fluor(Molecular Probes, Invitrogen Corp.)およびシアニン(Cy3,Cy5等)、TMRM+のうちの1つまたは複数を備える。
さらに、スペクトルをさらに最適化するため、またはスペクトルをさらに太陽スペクトルに近似するために、透明層6は、フィルタ機能を有することもできる。透明層6は、例えば、その主表面の1つに、蛍光材料によって放出される過剰な赤外光をフィルタリングするように構成された層を有することができる。
それ自体知られている方法で、曝露チャンバ1は他の人工曝露器具、例えば湿気発生器などを有することもできるが、これらは、本開示において本質的な役割を果たさず、したがって詳細には説明しない。例えば、空気流を曝露チャンバ1内に吹き込み、サンプル3を垂直方向に掃引することもできる。
図2に人工曝露装置の一例の垂直断面図を示す。
図2の装置20は図1の装置と同様の構造からなり、曝露チャンバ21と、曝露チャンバ21内で回転できるように取り付けられた保持フレーム22とを備える。保持フレーム22は、閉じたリング形状を有し、サンプル23またはワークピースは、保持フレーム22上に設けられた適切な保持プラットフォームまたはソケット上に保持することができる。保持フレーム22は、特に、図1Bにすでに描かれているように、円筒形の形態および円形の横断面を有することができる。
図2の装置20は、さらに、曝露チャンバ21内に設けられた複数のUV-LED24.1の形態のUV光源24と、UV-LED24.1によって放出されるUV放射によって放射されるように構成された蛍光材料25とを備える。蛍光材料25は、自然太陽放射と同様のスペクトル放出特性を含む蛍光放射27を放出するように構成される。
図2に示す装置20の例では、装置20は中央コラム28をさらに備え、UV-LED24.1は、中央コラム28に取り付けられ、蛍光材料25上に半径方向にUV放射を放出する。UV-LED24.1は、例えば、中央コラム28の外壁に取り付けることができる可撓性プリント回路基板上に取り付けることができる。UV-LED24.1は、それぞれ、300nm未満の最大発光波長を含んでもよい。
装置20は、図1の装置10に関連してすでに説明したものと同様のさらなる特徴を備えてもよい。例えば、図2の装置20はガラスまたは石英の円筒形の透明層26をさらに備え、透明層26は中央コラム28に取り付けられ、これを囲み、蛍光材料25は透明層26の内壁に適用され、したがって、中央コラム28およびUV-LED24.1の外壁と直接接触する。さもなければ、UV-LED24.1と蛍光材料層25との間に空間があってもよい。
中央コラム28は円形断面を有し、中央コラム28の中心対称軸は、円筒形の層26および蛍光材料層25の中心対称軸と一緒に収まり、その結果、UV-LED24.1と蛍光材料層25との間の空間の場合に、蛍光材料層25の各位置は、UV LED24.1から等しく離間される。また、蛍光材料層25および円筒形の透明層26の中心対称軸は、保持フレーム22の回転軸と共に収まり、サンプル23の各々が蛍光材料層25から等間隔になるようにしてもよい。
図3に人工曝露装置の一例の垂直断面図を示す。
図3の装置30は図1の装置と同様の構造からなり、曝露チャンバ31と、曝露チャンバ31内で回転できるように取り付けられた保持フレーム32とを備えている。保持フレーム32は閉じたリング形状を有し、サンプル33またはワークピースは、保持フレーム32上に設けられた適切な保持プラットフォームまたはソケット上に保持することができる。保持フレーム32は、特に、図1Bにすでに描かれているように、円筒形の形態および円形の横断面を有することができる。
図3の装置30はさらに、水銀ランプ34の形態のUV光源34、特に、曝露チャンバ31内に設けられた低圧水銀ランプ34と、水銀ランプ34によって放出されるUV放射によって放射されるように配置された蛍光材料35と、を備える。蛍光材料35は、自然太陽放射と同様のスペクトル放出特性を含む蛍光放射37を放出するように構成される。
装置30は、図1の装置10に関連してすでに説明したものと同様のさらなる特徴を備えてもよい。例えば、図3の装置30は、ガラスまたは石英の円筒形の透明層36をさらに含む。装置30は、水銀ランプ34を取り囲む透明な壁38をさらに備えてもよい。透明層36は、透明壁38に取り付けてもよい。図3に示す例では、透明層36の外壁に蛍光材料35が塗布されている。
円筒形の壁38は円形断面を含み、壁38の中心対称軸は、円筒形の層36および蛍光材料層35の中心対称軸と共に収まり、その結果、蛍光材料層35の各位置が水銀ランプ34から等間隔になるようにしてもよい。また、蛍光材料層35および円筒形の透明層26の中心対称軸は、保持フレーム32の回転軸と同時に収まり、その結果、サンプル33の各々が蛍光材料層35から等間隔になるようにしてもよい。
別の例によれば、透明壁38および透明層36を省略することもでき、蛍光材料35を水銀ランプ34のガラスバルブの外壁に直接塗布することができる。
図4は図4Aおよび図4Bを備え、サンプルを固定したスタティック型の人工曝露装置の一例を示す。
図4に示す人工曝露のための装置40は、曝露チャンバ41の底面に複数のサンプル43またはワークピースを配置できるように構成された曝露チャンバ41を備えている。図4の装置40はさらに、曝露チャンバ41内に設けられた直列に接続されたUV-LED44.1の3つのチェーン44と、UV-LED441によって放出されるUV放射によって放射されるように配置された蛍光材料45と、を備える。蛍光材料45は、透明層46、特にその上層に塗布され、その結果、曝露チャンバ41の内部空間から離れて配置される。蛍光材料45は、自然太陽放射と同様のスペクトル放出特性を含む蛍光放射47を放出するように構成される。
UV-LED44.1は、蛍光材料45を間に挟んで透明層46に直接取り付けることができるPCB上に取り付けてもよい。
装置40のUV光源は、図3に示す例のように水銀ランプから構成することもでき、水銀ランプは、サンプル3から離れた透明層46および蛍光材料層45の上に配置することができる。
装置40は、図1の装置10に関連してすでに説明したものと同様のさらなる特徴を備えてもよい。
本開示は1つまたは複数の実装に関して示され、説明されてきたが、本明細書および添付の図面を読み、理解することに少なくとも部分的に基づいて、同等の変更および修正が当業者に想起される。本開示はすべてのそのような修正および変更を含み、以下の特許請求の範囲の概念によってのみ限定される。特に、上述の構成要素(例えば、要素、リソースなど)によって実行される様々な機能に関して、そのような構成要素を説明するために使用される用語は、別段の指示がない限り、本明細書に示された本開示の例示的な実装形態で機能を実行する開示された構造と構造的に同等ではないにもかかわらず、説明された構成要素の指定された機能(例えば、機能的に同等)を実行する任意の構成要素に対応することが意図される。加えて、本開示の特定の特徴はいくつかの実装形態のうちの1つのみに関して開示されているが、そのような特徴は任意の所与のまたは特定のアプリケーションに対して所望され、有利であり得るように、他の実装形態の1つまたは複数の他の特徴と組み合わせることができる。

Claims (11)

  1. サンプル(3;23;33;43)の人工曝露または耐光性試験のための、または太陽放射をシミュレートするための装置(10;20;30;40)であって、
    曝露チャンバ(1)と、
    前記曝露チャンバ(1)内に設けられたUV光源(4;24;34;44)と、
    前記UV光源(4)によって放射されるUV放射によって放射されるように配置された蛍光材料(5;25;35;45)と、を備え、
    前記蛍光材料(5)は、自然太陽放射と同様のスペクトル放出特性を含む蛍光放射(7;27;37;47)を放出するように構成されている、装置(10;20;30;40)。
  2. 前記蛍光材料(5)は、異なるスペクトル放出特性を有する蛍光放射を放出するように構成された2つ以上の蛍光成分を含む、請求項1に記載の装置(10)。
  3. 前記UV光源(4)は、UV発光ダイオード(LED)、複数のUV LED(4.1)、水銀ランプ(34)、水銀低圧ランプ、またはメタルハライドランプのうちの1つまたは複数である、請求項1または2に記載の装置(10)。
  4. プリント回路基板(PCB)をさらに備え、前記UV光源(4)は、前記プリント回路基板(PCB)上に実装される複数のUV LED(4.1)を備える、請求項3に記載の装置(10)。
  5. 前記UV放射は、300nm未満の波長を含むスペクトル成分を少なくとも含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の装置(10)。
  6. 透明基板(6)をさらに含み、前記蛍光材料が前記透明基板(6)上に塗布される、請求項1~5のいずれか一項に記載の装置(10)。
  7. 前記透明基板(6)は、シリカガラスまたは石英ガラスからなる、請求項4に記載の装置(10)。
  8. 前記装置(10)は、前記蛍光材料(5)の周りで前記サンプル(3)を回転させるように構成される、請求項1~7のいずれか一項に記載の装置(10)。
  9. 前記透明基板(6)は円筒の形状を有し、前記UV光源(4)は、前記円筒の内部空間に配置されている、請求項8に記載の、および請求項6または7に記載の装置(10)。
  10. 前記装置(40)は、前記サンプル(43)を静止して配置するように構成されている、請求項1~7のいずれか一項に記載の装置(40)。
  11. 前記透明基板(6)は、第1の主面と、前記第1の主面とは反対側の第2の主面とを含む平坦な形状を有し、前記UV光源(4)は、前記透明基板の前記第1の主面または第2の主面の一方の上方に配置される、請求項10に記載の、および請求項6または7に記載の装置(40)。
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