JP2022108157A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】抵抗素子から所望の出力電圧が得られる信頼性の高い半導体装置を提供する。【解決手段】本実施形態によれる半導体装置は、第1導電型の半導体基板を備える。第2導電型の第1不純物拡散層は、半導体基板の表面領域に設けられている。抵抗素子は、半導体基板の表面領域において第1不純物拡散層の内側に設けられた第1導電型の第2不純物拡散層からなる。トランジスタは、抵抗素子の入力部にゲートが接続され、第1不純物拡散層にソースが接続され、入力部の電圧よりも高い電圧源にドレインが接続されている。電流源は、ソースに接続される。【選択図】図4
Description
本実施形態は、半導体装置に関する。
NAND型フラッシュメモリ等の半導体装置において、微細化のためにCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)回路の上方にメモリセルアレイを設けた構造を有する場合がある。CMOS回路は、電源回路に不純物拡散層からなる分圧回路を備える場合がある。
しかし、分圧回路の抵抗素子の入力電圧の変化によって、不純物拡散層と基板との間に順バイアスが印加されると、分圧回路から所望の出力電圧が得られなくなるおそれがある。この場合、CMOS回路の信頼性を低下させる原因となる。
分圧回路から所望の電圧が得られる信頼性の高い半導体装置を提供する。
本実施形態によれる半導体装置は、第1導電型の半導体基板を備える。第2導電型の第1不純物拡散層は、半導体基板の表面領域に設けられている。抵抗素子は、半導体基板の表面領域において第1不純物拡散層の内側に設けられた第1導電型の第2不純物拡散層からなる。トランジスタは、抵抗素子の入力部にゲートが接続され、第1不純物拡散層にソースが接続され、入力部の電圧よりも高い電圧源にドレインが接続されている。電流源は、ソースに接続される。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。図面は模式的または概念的なものであり、各部分の比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。明細書と図面において、既出の図面に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1Aは、第1実施形態に係る半導体記憶装置100aを例示する模式斜視図である。図1Bは、積層体2を示す模式平面図である。本明細書では、積層体2の積層方向をZ方向とする。Z方向と交差、例えば、直交する1つの方向をY方向とする。Z及びY方向のそれぞれと交差、例えば、直交する1つの方向をX方向とする。図2A及び図2Bのそれぞれは、3次元構造のメモリセルを例示する模式断面図である。図3は、第1実施形態に係る半導体記憶装置100aを例示する模式平面図である。
図1Aは、第1実施形態に係る半導体記憶装置100aを例示する模式斜視図である。図1Bは、積層体2を示す模式平面図である。本明細書では、積層体2の積層方向をZ方向とする。Z方向と交差、例えば、直交する1つの方向をY方向とする。Z及びY方向のそれぞれと交差、例えば、直交する1つの方向をX方向とする。図2A及び図2Bのそれぞれは、3次元構造のメモリセルを例示する模式断面図である。図3は、第1実施形態に係る半導体記憶装置100aを例示する模式平面図である。
図1A~図3に示すように、第1実施形態に係る半導体記憶装置100aは、3次元構造のメモリセルを有した不揮発性メモリでよい。しかし、本実施形態は、半導体記憶装置以外の半導体装置にも適用可能である。
半導体記憶装置100aは、基体部1と、積層体2と、深いスリットST(板状部3)と、浅いスリットSHE(板状部4)と、複数の柱状部CLとを含む。
基体部1は、基板10、層間絶縁膜11、導電層12及び半導体部13を含む。層間絶縁膜11は、基板10上に設けられている。導電層12は、層間絶縁膜11上に設けられている。半導体部13は、導電層12上に設けられている。
基板10は、半導体基板、例えば、シリコン基板である。シリコン(Si)の導電型は、例えば、p型である。基板10の表面領域には、例えば、素子分離領域10iが設けられている。素子分離領域10iは、例えば、シリコン酸化物を含む絶縁領域であり、基板10の表面領域にアクティブエリアAAを区画する。アクティブエリアAAには、トランジスタTrのソース及びドレイン領域が設けられる。トランジスタTrは、不揮発性メモリの周辺回路(CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)回路)を構成する。CMOS回路は、埋込みソース層BSLの下方に設けられ、基板10上に設けられている。層間絶縁膜11は、例えば、シリコン酸化物(SiO2)を含み、トランジスタTrを絶縁する。層間絶縁膜11内には、配線11aが設けられている。配線11aは、トランジスタTrと電気的に接続された配線である。導電層12は、導電性金属、例えば、タングステン(W)を含む。半導体部13は、例えば、シリコンを含む。シリコンの導電型は、例えば、n型である。半導体部13の一部は、アンドープのシリコンを含んでいてもよい。
導電層12および半導体部13は、一体の第1導電膜として電気的に接続されており、メモリセルアレイ(図2の2m)の共通ソース電極(埋込みソース層)として機能する。従って、導電層12および/または半導体部13は、埋込みソース層BSLとも呼ぶ。
積層体2は、基板10の上方に設けられており、導電層12および半導体部13(埋込みソース層BSL)に対してZ方向に位置する。積層体2は、Z方向に沿って複数の電極膜21及び複数の絶縁層22を交互に積層して構成されている。電極膜21は、導電性金属、例えば、タングステンを含む。絶縁層22は、例えば、シリコン酸化物を含む。絶縁層22は、電極膜21同士を絶縁する。電極膜21及び絶縁層22のそれぞれの積層数は、任意である。絶縁層22は、例えば、エアギャップであってもよい。積層体2と、半導体部13との間には、例えば、絶縁膜2gが設けられている。絶縁膜2gは、例えば、シリコン酸化物(SiO2)を含む。絶縁膜2gは、シリコン酸化物よりも比誘電率が高い高誘電体を含んでいてもよい。高誘電体は、例えば、金属酸化物である。
電極膜21は、少なくとも1つのソース側選択ゲートSGSと、複数のワード線WLと、少なくとも1つのドレイン側選択ゲートSGDとを含む。ソース側選択ゲートSGSは、ソース側選択トランジスタSTSのゲート電極である。ワード線WLは、メモリセルMCのゲート電極である。ドレイン側選択ゲートSGDは、ドレイン側選択トランジスタSTDのゲート電極である。ソース側選択ゲートSGSは、積層体2の下部領域に設けられる。ドレイン側選択ゲートSGDは、積層体2の上部領域に設けられる。下部領域は、積層体2の、基体部1に近い側の領域を、上部領域は、積層体2の、基体部1から遠い側の領域を指す。ワード線WLは、ソース側選択ゲートSGSとドレイン側選択ゲートSGDとの間に設けられる。
複数の絶縁層22のうち、ソース側選択ゲートSGSとワード線WLとを絶縁する絶縁層22のZ方向の厚さは、例えば、ワード線WLとワード線WLとを絶縁する絶縁層22のZ方向の厚さよりも、厚くされてもよい。さらに、基体部1から最も離された最上層の絶縁層22の上に、カバー絶縁膜(図示せず)を設けてもよい。カバー絶縁膜は、例えば、シリコン酸化物を含む。
半導体記憶装置100aは、ソース側選択トランジスタSTSとドレイン側選択トランジスタSTDとの間に直列に接続された複数のメモリセルMCを有する。ソース側選択トランジスタSTS、メモリセルMC及びドレイン側選択トランジスタSTDが直列に接続された構造は“メモリストリング”、もしくは“NANDストリング”と呼ばれる。メモリストリングは、例えば、コンタクトCbを介してビット線BLに接続される。ビット線BLは、積層体2の上方に設けられ、Y方向に延びる。
積層体2内には、複数の深いスリットST、及び、複数の浅いスリットSHEのそれぞれが設けられている。深いスリットSTは、X方向に延び、積層体2の上端から基体部1にかけて積層体2を貫通しつつ、積層体2内に設けられている。板状部3は、深いスリットST内に設けられている(図1B)。板状部3は、例えば、少なくとも絶縁物を含む。この絶縁物は、例えば、シリコン酸化物である。板状部3は、絶縁物によって積層体2と電気的に絶縁されつつ、埋込みソース層BSLと電気的に接続された導電物を含んでいてもよい。浅いスリットSHEは、X方向に延び、積層体2の上端から積層体2の途中まで設けられている。浅いスリットSHE内には、例えば、板状部4が設けられている(図1B)。板状部4は、例えば、シリコン酸化物である。
図1Bに示すように、積層体2は、階段部分2sと、メモリセルアレイ2mとを含む。階段部分2sは、積層体2の縁部に設けられている。メモリセルアレイ2mは、階段部分2sによって挟まれ、あるいは、囲まれている。深いスリットSTは、積層体2の一端の階段部分2sから、メモリセルアレイ2mを経て、積層体2の他端の階段部分2sまで設けられている。浅いスリットSHEは、少なくともメモリセルアレイ2mに設けられている。
図3に示すように、メモリセルアレイ2mは、セル領域(Cell)及びタップ領域(Tap)を含む。階段部分2sは、階段領域(Staircase)を含む(図3)。タップ領域は、例えば、セル領域と階段領域との間に設けられている。図3には図示しないが、タップ領域は、セル領域どうしの間に設けられていてもよい。階段領域は、複数の配線37aが設けられる領域である。タップ領域は、配線37b及び37cが設けられる領域である。配線37a~37cのそれぞれは、例えば、Z方向に延びる。配線37aは、それぞれ、例えば、電極膜21と電気的に接続される。配線37bは、例えば、導電層12と電気的に接続される。配線37cは、例えば、配線11aと電気的に接続される。
図1Bに示す2つの板状部3によって挟まれた積層体2の部分は、ブロック(BLOCK)と呼ばれている。ブロックは、例えば、データ消去の最小単位を構成する。板状部4は、ブロック内に設けられている。板状部3と板状部4との間の積層体2は、フィンガと呼ばれている。ドレイン側選択ゲートSGDは、フィンガ毎に区切られている。このため、データ書き込み及び読み出し時に、ドレイン側選択ゲートSGDによりブロック内の1つのフィンガを選択状態とすることができる。
複数の柱状部CLのそれぞれは、積層体2内に設けられたメモリホールMH内に設けられている。各柱状部CLは、Z方向に沿って積層体2の上端から積層体2を貫通し、積層体2内及び埋込みソース層BSL内にかけて設けられている。複数の柱状部CLは、それぞれ、半導体ボディ210、メモリ膜220及びコア層230を含む。柱状部CLは、その中心部に設けられたコア層230、該コア層230の周囲に設けられた半導体ボディ210、および、該半導体ボディ210の周囲に設けられたメモリ膜220を含む。半導体ボディ210は、埋込みソース層BSLと電気的に接続されている。メモリ膜220は、半導体ボディ210と電極膜21との間に、電荷捕獲部を有する。各フィンガからそれぞれ1つずつ選択された複数の柱状部CLは、コンタクトCbを介して1本のビット線BLに共通に接続される。柱状部CLのそれぞれは、例えば、セル領域(Cell)に設けられている(図3)。
図2A及び図2Bに示すように、X-Y平面におけるメモリホールMHの形状は、例えば、円又は楕円である。電極膜21と絶縁層22との間には、メモリ膜220の一部を構成するブロック絶縁膜21aが設けられていてもよい。ブロック絶縁膜21aは、例えば、シリコン酸化物膜又は金属酸化物膜である。金属酸化物の1つの例は、アルミニウム酸化物である。電極膜21と絶縁層22との間、及び、電極膜21とメモリ膜220との間には、バリア膜21bが設けられていてもよい。バリア膜21bは、例えば、電極膜21がタングステンである場合、例えば、窒化チタンとチタンとの積層構造膜が選ばれる。ブロック絶縁膜21aは、電極膜21からメモリ膜220側への電荷のバックトンネリングを抑制する。バリア膜21bは、電極膜21とブロック絶縁膜21aとの密着性を向上させる。
半導体ボディ210の形状は、例えば、底を有した筒状である。半導体ボディ210は、例えば、シリコンを含む。シリコンは、例えば、アモルファスシリコンを結晶化させたポリシリコンである。半導体ボディ210は、例えば、アンドープシリコンである。また、半導体ボディ210は、p型シリコンであっても良い。半導体ボディ210は、ドレイン側選択トランジスタSTD、メモリセルMC及びソース側選択トランジスタSTSのそれぞれのチャネルとなる。半導体ボディ210は、埋込みソース層BSLと電気的に接続される。
メモリ膜220は、ブロック絶縁膜21a以外の部分が、メモリホールMHの内壁と半導体ボディ210との間に設けられている。メモリ膜220の形状は、例えば、筒状である。複数のメモリセルMCは、半導体ボディ210と、ワード線WLとなる電極膜21と、の間に記憶領域を有し、Z方向に積層されている。メモリ膜220は、例えば、カバー絶縁膜221、電荷捕獲膜222及びトンネル絶縁膜223を含む。半導体ボディ210、電荷捕獲膜222及びトンネル絶縁膜223のそれぞれは、Z方向に延びている。
カバー絶縁膜221は、絶縁層22と電荷捕獲膜222との間に設けられている。カバー絶縁膜221は、例えば、シリコン酸化物を含む。カバー絶縁膜221は、犠牲膜(図示せず)を電極膜21にリプレースするとき(リプレース工程)、電荷捕獲膜222がエッチングされないように保護する。カバー絶縁膜221は、リプレース工程において、電極膜21とメモリ膜220との間から除去されてもよい。この場合、図2A及び図2Bに示すように、電極膜21と電荷捕獲膜222との間には、例えば、ブロック絶縁膜21aが設けられる。また、電極膜21の形成に、リプレース工程を利用しない場合には、カバー絶縁膜221は、なくてもよい。
電荷捕獲膜222は、ブロック絶縁膜21a及びカバー絶縁膜221とトンネル絶縁膜223との間に設けられている。電荷捕獲膜222は、例えば、シリコン窒化物を含み、膜中に電荷をトラップするトラップサイトを有する。電荷捕獲膜222のうち、ワード線WLとなる電極膜21と半導体ボディ210との間に挟まれた部分は、電荷捕獲部としてメモリセルMCの記憶領域を構成する。メモリセルMCのしきい値電圧は、電荷捕獲部中の電荷の有無、又は、電荷捕獲部中に捕獲された電荷の量によって変化する。これにより、メモリセルMCは、情報を保持する。
トンネル絶縁膜223は、半導体ボディ210と電荷捕獲膜222との間に設けられている。トンネル絶縁膜223は、例えば、シリコン酸化物、又は、シリコン酸化物とシリコン窒化物とを含む。トンネル絶縁膜223は、半導体ボディ210と電荷捕獲膜222との間の電位障壁である。例えば、半導体ボディ210から電荷捕獲部へ電子を注入するとき(書き込み動作)、及び、半導体ボディ210から電荷捕獲部へ正孔を注入するとき(消去動作)、電子および正孔が、それぞれトンネル絶縁膜223の電位障壁を通過(トンネリング)する。
コア層230は、筒状の半導体ボディ210の内部スペースを埋め込む。コア層230の形状は、例えば、柱状である。コア層230は、例えば、シリコン酸化物を含み、絶縁性である。
図3の複数の柱状部CLHRのそれぞれは、積層体2内に設けられたホールHR内に設けられている。ホールHRは、Z方向に沿って積層体2の上端から積層体2を貫通し、積層体2内及び半導体部13内にかけて設けられている。柱状部CLHRのそれぞれは、少なくとも絶縁物5を含む。絶縁物5は、例えば、シリコン酸化物である。また、柱状部CLHRのそれぞれは、柱状部CLと同じ構造であっても良い。柱状部CLHRのそれぞれは、例えば、階段領域(Staircase)及びタップ領域(Tap)に設けられている。柱状部CLHRは、犠牲膜(図示せず)を電極膜21にリプレースするとき(リプレース工程)、階段領域及びタップ領域に形成される空隙を保持するための支持部材として機能する。複数の柱状部CLC4を、積層体2のタップ領域(Tap)、絶縁膜32及び絶縁膜31内に形成する。柱状部CLC4のそれぞれは、配線37cを含む。配線37cは、絶縁物36cによって積層体2から電気的に絶縁されている。配線37cは、配線11a等のいずれかに電気的に接続されている。
柱状部CL、即ち、メモリホールMHは、平面レイアウトにおいて、Y方向に隣接する2つのスリットST間に、六方最密配置のように配置されている。浅いスリットSHEは、図3に示すように、一部の柱状部CLの上に重複するように設けられている。浅いスリットSHEの下にある柱状部CLは、メモリセルを構成しない。
図1Aの半導体部13は、例えば、n型の半導体層131と、n型の半導体層132と、n型もしくはアンドープの半導体層133と、を含む。半導体層131は、導電層12と接する。半導体層132は、半導体層131及び半導体ボディ210のそれぞれと接する。例えば、半導体層132は、メモリ膜220が除去された部分に延在し、半導体ボディ210に接する。また、半導体層132は、X-Y平面において、半導体ボディ210を囲むように設けられる。半導体層133は、半導体層132と接する。
半導体記憶装置100aは、半導体部14を、さらに含む。半導体部14は、積層体2と半導体部13との間に位置している。半導体部14は、半導体層134を含む。半導体層134は、絶縁層22のうち、半導体部13に最も近い絶縁層22bと、絶縁膜2gとの間に設けられている。半導体層134の導電型は、例えば、n型である。半導体層134は、例えば、ソース側選択ゲートSGSとして機能する。
図4は、メモリセルアレイ2mの下に設けられているCMOS回路の一部を示す断面図である。図4では、電源等に使用される抵抗分圧回路300の一例を示す。図5は、図4に示す抵抗分圧回路300の等価回路図である。
抵抗分圧回路300は、半導体基板310と、STI305と、複数のウェル拡散層321~323と、複数の抵抗素子R1~R3と、トランジスタTrと、電流源CSと、配線層340~344とを備えている。
半導体基板310には、例えば、第1導電型としてのp-型のシリコン基板が用いられる。半導体基板310の表面領域には、素子分離領域としてのSTI(Sallow Trench Isolation)305が設けられており、STI305がそれ以外の領域をアクティブエリアとして規定している。STI305には、例えば、シリコン酸化膜等の絶縁膜が用いられている。
第2導電型の第1不純物拡散層としてn-型ウェル拡散層321~323が、半導体基板310の表面領域のアクティブエリアに設けられている。複数のウェル拡散層321~323は、例えば、ヒ素、燐等のn型不純物を半導体基板310の表面領域に導入することによって形成されている。尚、n-、p-の“-”は、比較的低い不純物濃度を示し、n+、p+の“+”は比較的高い不純物濃度を示している。
抵抗素子R1~R3は、第1導電型の第2不純物拡散層としてのp+型不純物拡散層によって構成されている。抵抗素子R1~R3は、ウェル拡散層321~323のそれぞれに対応して設けられている。抵抗素子R1~R3は、半導体基板310の表面領域において、それぞれウェル拡散層321~323の内側に設けられている。従って、抵抗素子R1~R3のそれぞれの周囲には、ウェル拡散層321~323が設けられており、ウェル拡散層321~323は、抵抗素子R1~R3と半導体基板310との間に介在する。抵抗素子R1~R3は、例えば、ボロン等のp型不純物を半導体基板310の表面領域に導入することによって形成されている。
複数の抵抗素子R1~R3は、入力部INと低電圧源としてのグランドGNDとの間に配線層341~343を介して直列に接続され、チェーン抵抗を構成している。直列接続される抵抗素子R1~R3の個数は、任意でよい。グランドGNDの電位は、例えば、Vssである。
配線層340~344は、図4において概略的に示されているが、半導体基板310上に設けられた多層配線層で構成されている。多層配線層の複数の配線層には、例えば、銅等の導電性金属が用いられる。多層配線層の配線層間には、例えば、シリコン酸化膜等の層間絶縁膜が設けられている。
抵抗素子R1は、ウェル拡散層321内に設けれており、その一端は、入力部INおよびトランジスタTrのゲート電極Gに接続されている。抵抗素子R1の他端は、配線層341を介して抵抗素子R2の一端およびウェル拡散層322に接続されている。
抵抗素子R2は、ウェル拡散層322内に設けれており、その一端は、抵抗素子R1の他端およびウェル拡散層322に接続されている。抵抗素子R2の他端は、配線層342を介して抵抗素子R3の一端およびウェル拡散層323に接続されている。
抵抗素子R3は、ウェル拡散層323内に設けれており、その一端は、抵抗素子R2の他端およびウェル拡散層323に接続されている。抵抗素子R3の他端は、配線層343を介してグランドGNDに接続されている。
トランジスタTrは、例えば、n型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。また、トランジスタTrは、デプレッション型トランジスタであり、閾値電圧が負値となっている。例えば、トランジスタTrの閾値電圧は、-Vtであるとする。トランジスタTrのチャネル領域CHには、例えば、n型不純物が導入されていている。ゲート電極Gに不純物を導入して、トランジスタTrをデプレッション型にしてもよい。
トランジスタTrのゲート電極Gは、配線層340を介して入力部INおよび抵抗素子R1の一端に接続されている。トランジスタTrのドレインDは、n+型不純物拡散層であり、電圧源VSに接続されている。トランジスタTrのソースSは、n+型不純物拡散層であり、配線層344を介して、定電流源CSおよびウェル拡散層321に接続されている。定電流源CSは、トランジスタTrのソースSとグランドGNDとの間に接続されている。定電流源CSは、所定の電流をトランジスタTrからグランドGNDへ流す。
図5に示すように、直列に接続された抵抗素子R1~R3は、入力部INの電圧Vinputを分圧して必要な電圧を生成するために用いられる。例えば、電圧Vinputは、出力OUT1として用いられる。抵抗素子R1と抵抗素子R2との間のノード電圧は、出力OUT2として用いられる。抵抗素子R2と抵抗素子R3との間のノード電圧は、出力OUT3として用いられる。
このとき、トランジスタTrは、ソースフォロワ回路として機能する。ゲート電極Gの入力部INの電圧Vinputに追従してソースSの電圧を変化させる。トランジスタTrのゲートGの電圧がVinputである場合、トランジスタTrのソースSの電圧は、Vinput+|Vt|となる。即ち、トランジスタTrは、デプレッション型トランジスタであり、閾値電圧が負値であるので、抵抗素子R1の周囲のウェル拡散層321にVinput+|Vt|を印加することができる。よって、ウェル拡散層321には、入力部INの電圧Vinputよりも閾値電圧の絶対値だけ高いバイアス電圧(Vinput+|Vt|)が印加されることになる。このように、トランジスタTrは、ウェル拡散層321にバイアス電圧(Vinput+|Vt|)を印加するバイアス回路として機能する。一方、抵抗素子R1の一端には、配線層340を介して入力部INの電圧Vinputが印加される。従って、トランジスタTrが設けられていることによって、ウェル拡散層321の電圧(Vinput+Vt)は、抵抗素子R1に印加される電圧VinputよりもトランジスタTrの閾値電圧の絶対値|Vt|だけ高い電圧に維持される。これにより、n-型のウェル拡散層321とp+型の抵抗素子R1とのpn接合部には、逆バイアスが印加され、順バイアスは印加されない。従って、抵抗素子R1からウェル拡散層321へのリーク電流が抑制され、入力部INからの電流は、抵抗素子R1および配線層341を通って抵抗素子R2へ流れることができる。その結果、抵抗素子R1が充分に分圧抵抗素子として機能することができる。
例えば、入力部INの電圧Vinputが9ボルトから3ボルトに急激に低下した場合であっても、ウェル拡散層321の電圧は、電圧Vinputに追従して、(9+Vt)ボルトから(3+Vt)ボルトへ変化する。従って、ウェル拡散層321の電圧は、抵抗素子R1の電圧よりも|Vt|だけ高い状態を維持する。このように、入力部INの電圧Vinputが急激に低下しても、ウェル拡散層321と抵抗素子R1との間のpn接合部には、順バイアスは印加されない。これにより、抵抗素子R1からウェル拡散層321へのリーク電流が抑制され、抵抗素子R1が充分に分圧抵抗素子として機能することができ、半導体記憶装置100aの信頼性が向上する。
第1実施形態において、トランジスタTrは、入力部INに接続されている(入力部INに最も近い)抵抗素子R1に対応するウェル拡散層321のみに接続され、バイアス電圧(Vinput+|Vt|)を印加している。ウェル拡散層322、323には、バイアス回路(トランジスタ)は設けられていない。これは、抵抗素子R1~R3のうち抵抗素子R1が入力部INから最も大きな電圧変化(例えば、V1-V2)を受けるからである。抵抗素子R2、R3には、分圧された電圧(OUT2、OUT3)が印加されるため、抵抗素子R2、R3の入力側の一端の電圧変化は、抵抗素子R1の入力側の一端の電圧の変化よりも小さい。
また、抵抗分圧回路300をアナログ回路に利用した場合では、抵抗素子R1~R3の抵抗比が重要となる場合がある。この場合、抵抗素子R1~R3の抵抗値の電圧依存性を抑制する必要がある。抵抗の電圧依存性は、n-型のウェル拡散層321とp+型の抵抗素子R1とのpn接合部に印加される逆バイアス電圧の大きさに依存する。逆バイアス電圧をpn接合部に印加すると、pn接合部に空乏層が生じる。p+型の抵抗素子R1~R3に広がる空乏層の分だけ、抵抗素子R1~R3の抵抗値が大きくなる。従って、リーク電流の抑制だけでなく、逆バイアス電圧による抵抗素子R1~R3の抵抗値の変化も抑制することが好ましい。
そこで、本実施形態では、ウェル拡散層321~323の電圧を、電圧Vinputよりも閾値電圧の絶対値|Vt|だけ持ち上げる。これにより、pn接合部における順バイアス状態を回避しつつ、pn接合部に必要最低限の逆バイアス電圧を印加して、抵抗素子R1~R3の抵抗の変化も抑制している。即ち、抵抗素子R1~R3の抵抗値は、電圧Vinputの変化によってあまり変わらない。これにより、本実施形態による抵抗分圧回路300は、アナログ回路においても有利である。
図6Aは、トランジスタTrを有さない抵抗分圧回路の動作を示すグラフである。縦軸は、電圧Vinput、ウェル拡散層321の電圧Vwell1または抵抗素子R1の電圧Vr1を示す。横軸は、時間を示す。
もし、図6Aに示すように、トランジスタTrが設けられていない場合、即ち、ソースフォロワ回路が設けられていない場合、ウェル拡散層321は入力部INに接続される。よって、ウェル拡散層321の電圧Vwell1は、入力部INの電圧Vinputとほぼ等しくなっている。この場合、電圧VinputがV1からV2(V2<V1)へ低下したとき(t0~t2)、ウェル拡散層321の電圧Vwell1は、入力部INの電圧VinputとともにV1からV2へ低下する。このとき、抵抗素子R1の電圧Vr1は、入力部INの電圧Vinputの低下開始時点t0から遅延して低下開始する。従って、t1~t3の期間に示すように、抵抗素子R1の電圧Vr1が、電圧Vinput、即ち、ウェル拡散層321の電圧Vwell1よりも大きくなる場合がある。この場合、ウェル拡散層321と抵抗素子R1との間のpn接合部に順バイアスが印加され、リーク電流が抵抗素子R1からウェル拡散層321へ流れてしまう。尚、ウェル拡散層321と抵抗素子R1との間のpn接合部に順バイアスが印加されるか否かは、入力部INの電圧Vinputの変化の傾きや電圧Vinputの変化の大きさにも依存する。
図6Bは、本実施形態による抵抗分圧回路300の動作を示すグラフである。本実施形態では、ウェル拡散層321の電圧Vwell1は、上述の通り、トランジスタTrのソースフォロワ回路の機能により、入力部INの電圧VinputよりもトランジスタTrの閾値電圧|Vt|だけ高い電圧(Vinput+|Vt|)に設定される。これにより、入力部INの電圧VinputがV1からV2へ低下しても(t0~t2)、ウェル拡散層321の電圧Vwell1は、電圧(V1+|Vt|)から(V2+|Vt|)へ低下する。このように、ウェル拡散層321の電圧Vwell1は、入力部INの電圧Vinputよりも|Vt|だけ高くなっているので、電圧Vwell1は、抵抗素子R1の電圧Vr1よりも高い状態を常時維持する。従って、ウェル拡散層321と抵抗素子R1との間のpn接合部には順バイアスが印加されず、リーク電流が抵抗素子R1からウェル拡散層321へ流れることを抑制することができる。その結果、本実施形態による抵抗分圧回路300は、抵抗素子R1~R3から所望の出力電圧OUT1~OUT3を出力することができる。
尚、電圧Vinputの変化が大きく、かつ、その変化の傾きが大きい場合には、トランジスタTrの閾値電圧の絶対値|Vt|をそれに合わせて大きくし、ウェル拡散層321と抵抗素子R1との間のpn接合部に順バイアスが印加されないようにすればよい。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態による抵抗分圧回路300の構成例を示す概略断面図である。第2実施形態によれば、STI305が省略されている。
図7は、第2実施形態による抵抗分圧回路300の構成例を示す概略断面図である。第2実施形態によれば、STI305が省略されている。
STI305が設けられていなくても、ウェル拡散層321~323が充分に電気的に分離されている場合には、STI305は敢えて設ける必要はない。これにより、抵抗分圧回路300のレイアウト面積を小さくすることができる。第2実施形態のその他の構成は、第1実施形態の対応する構成と同様でよい。従って、第2実施形態は、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図8は、第3実施形態による抵抗分圧回路300の構成例を示す回路図である。第3実施形態では、入力部INに最も近いウェル拡散層321だけでなく、それに続くウェル拡散層322、323にもバイアス回路(トランジスタTr2、Tr3)が設けられている。
図8は、第3実施形態による抵抗分圧回路300の構成例を示す回路図である。第3実施形態では、入力部INに最も近いウェル拡散層321だけでなく、それに続くウェル拡散層322、323にもバイアス回路(トランジスタTr2、Tr3)が設けられている。
ウェル拡散層321に接続されたトランジスタTr1は、第1実施形態のトランジスタTrと同じ構成であるのでその説明を省略する。
トランジスタTr2のゲート電極Gは、抵抗素子R1と抵抗素子R2との間に接続されている。トランジスタTr2のドレインDは、n+型不純物拡散層であり、電圧源VSに接続されている。トランジスタTr2のソースSは、n+型不純物拡散層であり定電流源CSおよびウェル拡散層322に接続されている。
トランジスタTr2は、ソースフォロワ回路として機能する。トランジスタTr2も、デプレッション型トランジスタであり、閾値電圧が負値である。よって、抵抗素子R2の周囲のウェル拡散層322にOUT2の電圧よりも閾値電圧の絶対値だけ高いバイアス電圧(OUT2の電圧+|Vt2|)が印加されることになる。このように、トランジスタTrは、ウェル拡散層321にバイアス電圧を印加するバイアス回路として機能する。
一方、抵抗素子R2の一端には、OUT2の電圧が印加される。従って、トランジスタTr2が設けられていることによって、ウェル拡散層322の電圧は、抵抗素子R2に印加される電圧よりもトランジスタTr2の閾値電圧の絶対値だけ高い電圧(OUT2の電圧+|Vt2|)に維持される。これにより、ウェル拡散層322と抵抗素子R2とのpn接合部に、順バイアスが印加されることを抑制できる。従って、抵抗素子R2からウェル拡散層322へのリーク電流が抑制され、抵抗素子R2が充分に分圧抵抗素子として機能することができる。
トランジスタTr3のゲート電極Gは、抵抗素子R2と抵抗素子R3との間に接続されている。トランジスタTr3のドレインDは、n+型不純物拡散層であり、電圧源VSに接続されている。トランジスタTr3のソースSは、n+型不純物拡散層であり定電流源CSおよびウェル拡散層323に接続されている。
トランジスタTr3も、ソースフォロワ回路として機能する。トランジスタTr3も、デプレッション型トランジスタであり、閾値電圧が負値である。よって、抵抗素子R3の周囲のウェル拡散層323に、OUT2の電圧よりも閾値電圧の絶対値だけ高いバイアス電圧(OUT3の電圧+|Vt3|)が印加されることになる。このように、トランジスタTr3は、ウェル拡散層323にバイアス電圧を印加するバイアス回路として機能する。
一方、抵抗素子R3の一端には、OUT3の電圧が印加される。従って、トランジスタTr3が設けられていることによって、ウェル拡散層323の電圧は、抵抗素子R3に印加される電圧よりもトランジスタTr3の閾値電圧の絶対値だけ高い電圧(OUT3の電圧+|Vt3|)に維持される。これにより、ウェル拡散層323と抵抗素子R3とのpn接合部に、順バイアスが印加されることを抑制できる。従って、抵抗素子R3からウェル拡散層323へのリーク電流が抑制され、抵抗素子R3が充分に分圧抵抗素子として機能することができる。
トランジスタTr1~Tr3は、デプレッション型トランジスタであればよく、それらの閾値電圧は等しくてもよいし、互いに相違させてもよい。
例えば、入力部INの電圧Vinputの変化に伴って、出力OUT2、OUT3の電圧も大きく変化する場合、第3実施形態が有効である。
尚、入力部INの電圧Vinputの変化に伴って、出力OUT2の電圧は大きく変化するが、出力OUT3の電圧はさほど大きく変化しない場合、トランジスタTr3を省略して、トランジスタTr1、Tr2のみ設けてもよい。
上記実施形態において、トランジスタTrには、n型デプレッション型トランジスタを用いている。しかし、半導体基板310、ウェル拡散層321~323、抵抗素子R1~R3の導電型を変更し、電圧Vinput、Vsup、グランドGNDの電圧の大小関係を逆にすれば、トランジスタTrには、p型デプレッション型トランジスタを用いてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100a 半導体記憶装置、300 抵抗分圧回路、310 半導体基板、305 STI、321~323 ウェル拡散層、R1~R3 抵抗素子、Tr トランジスタ、CS 電流源、340~344 配線層
Claims (5)
- 第1導電型の半導体基板と、
前記半導体基板の表面領域に設けられた第2導電型の第1不純物拡散層と、
前記半導体基板の表面領域において前記第1不純物拡散層の内側に設けられた第1導電型の第2不純物拡散層からなる抵抗素子と、
前記抵抗素子の入力部にゲートが接続され、前記第1不純物拡散層にソースが接続され、前記入力部の電圧よりも高い電圧源にドレインが接続されたトランジスタと、
前記ソースに接続された電流源と、を備える半導体装置。 - 前記トランジスタは、デプレッション型トランジスタである、請求項1に記載の半導体装置。
- 複数の前記抵抗素子が前記半導体基板の表面領域に設けられ、
前記複数の抵抗素子は直列接続されている、請求項1または請求項2に記載の半導体装置。 - 前記トランジスタの前記ソースおよび前記ドレインは、第2導電型である、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置。
- 前記第1不純物拡散層の電圧は、前記入力部の電圧よりも前記トランジスタの閾値電圧の絶対値だけ高い、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体装置。
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