JP2022107409A - 分岐接続体、分岐接続体付きハーネス、ハーネス配索構造及び追加回路付きハーネス配索構造 - Google Patents

分岐接続体、分岐接続体付きハーネス、ハーネス配索構造及び追加回路付きハーネス配索構造 Download PDF

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彰洋 寺村
Akihiro Teramura
晃浩 氷見
Akihiro Himi
俊介 瀬野
Shunsuke Seno
俊亮 三浦
Toshiaki Miura
智之 郡
Tomoyuki Kori
堅太 氏川
Kenta Ujikawa
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Abstract

【課題】電源線における所望の位置でオプション機器を容易に追加できる分岐接続体の提供。【解決手段】分岐接続体30は、ハウジング31と、メイン側接続導体70と、サブ側接続導体80とが備え、ハウジング31は、導体露出部13を装着するメイン装着部41、ヒューズ90を装着するヒューズ装着部45、及び電源用端子22を装着して接続する第1サブ装着部50を有し、メイン装着部41には、メイン装着部導体70aが配置され、ヒューズ装着部45には、第1ヒューズ装着部導体70bと、第2ヒューズ装着部導体80aとが配置され、第1サブ装着部50には、サブ装着部導体80bが配置され、第1サブ装着部50と別体のハウジング本体40には、第1サブ装着部50を脱着する脱着部46が設けられ、サブ側接続導体80には、第2ヒューズ装着部導体80a及びサブ装着部導体80bを導電可能に接続する導電接続部83が設けられた【選択図】図2

Description

本発明は、電源線から電源を分岐する分岐接続体、分岐接続体付きハーネス、ハーネス配索構造及び追加回路付きハーネス配索構造に関する。
一般に、車両などに搭載されるワイヤーハーネスは、標準として搭載される電源線と、オプション機器類と接続されるサブ電線とで構成されている。例えば、車両の所定の位置に配置された複数のジャンクションボックス同士を接続するように電源線を車両の車幅方向及び前後方向に沿って配索し、オプション機器と接続されたサブ電線をジャンクションボックスから延出したワイヤーハーネスの配索構造が特許文献1に開示されている。
このように車両の所定の位置に配置されたジャンクションボックスを接続するように、車両の幅方向及び前後方向に沿って電源線を配索することにより、ワイヤーハーネスの配索経路の簡素化を図るとともに、電線長の短縮化を図ることができる。
しかしながら、特許文献1に開示されているワイヤーハーネス配索構造では、各オプション機器類のサブ電線がジャンクションボックスを介して接続されているため、オプション機器を追加するにはジャンクションボックスに対してサブ電線を接続させる作業が発生する。このため、オプション機器を追加する場合の作業性が悪く、容易に追加できないといった問題があった。
特開2019-137394号公報
この発明は、上述の問題を鑑み、電源線における所望の位置にオプション機器を容易に追加できる分岐接続体、分岐接続体付きハーネス、ハーネス配索構造及び追加回路付きハーネス配索構造を提供することを目的とする。
この発明は、電源を導通するメイン導体が絶縁被覆で被覆された電源線に対して、接続対象であるサブ導体を接続して分岐する分岐接続体であって、ハウジングと、メイン側接続導体と、サブ側接続導体とが備えられ、前記ハウジングは、前記電源線において長手方向の一部の前記絶縁被覆が剥がされて前記メイン導体が露出する導体露出部分を装着するメイン装着部、2つの電極を有するヒューズを装着するヒューズ装着部、及び前記サブ導体を装着して接続するサブ装着部を有し、前記メイン装着部には、前記メイン導体に当接するメイン導体当接部を有するメイン装着部導体が配置され、前記ヒューズ装着部には、装着される前記ヒューズの一方の電極と接続される第1ヒューズ接続部を有する第1ヒューズ装着部導体と、他方の電極と接続される第2ヒューズ接続部を有する第2ヒューズ装着部導体とが配置され、前記サブ装着部には、前記サブ導体と接続されるサブ導体接続部を有するサブ装着部導体が配置され、前記メイン側接続導体は、前記メイン装着部導体と前記第1ヒューズ装着部導体とを有し、前記サブ側接続導体は、前記第2ヒューズ装着部導体と前記サブ装着部導体とを有し、前記メイン装着部、前記ヒューズ装着部及び前記サブ装着部のうち少なくともひとつの装着部は、他の装着部と別体で構成されるとともに、別体で構成された装着部と他の装着部とを脱着する脱着部が設けられ、前記メイン側接続導体及び前記サブ側接続導体のうち少なくとも一方に、別体で構成された装着部に配置された装着部導体を導電可能に接続する導電接続部が設けられたことを特徴とする。
またこの発明は、車体に配索されるハーネスと、上述の分岐接続体とが備えられ、前記電源線が前記ハーネスを構成し、前記分岐接続体が、追加回路を構成する前記サブ導体を前記ハーネスの前記メイン導体に対して分岐接続する箇所に設けられた分岐接続体付きハーネスである。
さらにまたこの発明は、車体に配索されたハーネスと、上述の分岐接続体とが備えられ、前記電源線が前記ハーネスを構成し、前記分岐接続体が、追加回路を構成する前記サブ導体を前記ハーネスの前記メイン導体に対して分岐接続する箇所に設けられたハーネス配索構造である。
さらにまたこの発明は、車体に配索されたハーネスと、追加回路を構成する追加線と、上述の分岐接続体とが備えられ、前記電源線が前記ハーネスを構成するとともに、前記サブ導体が前記追加線の導体を構成し、前記分岐接続体が、前記サブ導体を前記ハーネスの前記メイン導体に対して分岐接続する箇所に設けられた追加回路付きハーネス配索構造である。
前記電源線は、電源となる電流が流れている電線であれば、その種類は限定されず、メイン導体が断面扁平状の扁平導体である扁平電線や、メイン導体が一本の導電線や複数の導電線を束ねた構成、束ねた複数の導電線を撚り合わせた撚線導体である丸電線などを含む。
前記サブ導体接続部は、リレーの端子と接続する端子や、サブ導体に接続されたコネクタ端子、アース用端子などを接続する接続用端子などを含む。
前記メイン側接続導体及び前記サブ側接続導体とは、ヒューズを介して電源線の電源をサブ導体接続部に供給できればその構成は限定されず、例えば、導電性を有する電線やバスバーなどで構成されてもよい。
前記装着部導体は、メイン装着部導体、ヒューズ装着部導体及びサブ装着部導体の少なくともひとつをさす。
前記導電接続部とは、例えばそれぞれの前記装着部導体が一体に形成されている場合における前記装着部導体の一部をさす場合や、前記装着部を他の装着部と前記脱着部により接続する場合に、前記装着部導体の一部が互いに電気的に接続するように接続させる端子などを含む。
この発明によると、電源線における所望の位置にオプション機器を容易に追加できる。
具体的に説明する。例えば、メイン導体にメイン導体当接部が当接するように電源線における所望の位置にメイン装着部を装着しておき、オプション機器を追加する場合に、このメイン装着部に対して他の装着部を装着させることができる。これにより、他の装着部を介してメイン装着部にサブ導体を接続することができる。したがって、メイン導体とサブ導体と導電接続部を介して導通し、電源線の電源をサブ導体に供給することができる。
このように所望の位置に装着させたメイン装着部に対して他の装着部を装着するだけで、他の装着部を介してサブ導体に電源を供給することができるため、電源線における所望の位置にオプション機器を容易に追加できる。
また、上述のように、メイン導体当接部がメイン導体に当接した状態で少なくともメイン装着部のみを導体露出部分に装着させ、他の装着部を取り外した状態とすることができる。これにより、容易にオプション機器を追加するできる状態としながら、オプション機器を追加しない場合に分岐接続体付きハーネスの重量が増加することを防止できる。
さらに、導体露出部分に装着されたメイン装着部を共通とし、所望のオプション機器に応じた他の装着部を選択することができる。これにより、所望のオプション機器に応じた他の装着部をメイン装着部に装着するだけで、所望のオプション機器を容易に追加できる。すなわち、様々なオプション機器の取り付けることができるとともに、取付作業の作業効率を向上することができる。
また、例えばメイン導体における所望の位置に少なくともメイン装着部を装着させたハーネスを車体に配索することができるため、脱着部を介して他の装着部を事後的にメイン装着部に接続させることができる。したがって、容易にメイン導体に対してサブ導体を事後的に分岐させることができ、オプション機器を容易に追加・変更できる。
このように、電源線における所望の位置に配置されたメイン装着部に対して、別体で構成された他の装着部を脱着部を介して装着するだけで、メイン導体に供給されている電源をサブ導体に分岐できる分岐接続体をメイン導体に対して容易に接続できる。したがって、メイン導体に対してオプション機器を容易に追加や変更することができる。また、分岐接続体を容易に接続できるため、例えば車体に搭載するハーネスの設計の自由度を向上させることができる。
この発明の態様として、前記メイン装着部と前記ヒューズ装着部とは一体構成されるとともに、前記サブ装着部が別体構成され、前記メイン装着部に、前記サブ装着部を脱着する前記脱着部が設けられ、前記サブ側接続導体に、前記第2ヒューズ装着部導体と前記サブ装着部導体とを導電可能に接続する前記導電接続部が設けられてもよい。
この発明により、メイン側接続導体を、メイン装着部導体と第1ヒューズ装着部導体とで一体構成できるため、サブ側接続導体に対する電源を安定して供給できる。
またこの発明の態様として、前記脱着部は、別体構成された装着部を他の装着部に対してスライド嵌合するスライド脱着部であってもよい。
この発明により、着脱操作を容易に行うことができるため、装着部に対する他の装着部の着脱作業に関する作業効率を向上させることができる。
またこの発明の態様として、前記メイン側接続導体及び前記サブ側接続導体は、導電性を有する板状のバスバーで構成されてもよい。
この発明によると、メイン側接続導体及びサブ側接続導体の導電性を向上させることができるため、大電流の電源線に対応することができる。また、メイン側接続導体及びサブ側接続導体を板状のバスバーとすることで、設計の自由度を向上させるとともに、コンパクト化を図ることができる。
またこの発明の態様として、前記ヒューズ装着部は複数設けられ、前記メイン側接続導体は、ひとつのメイン導体当接部に対して、前記ヒューズ装着部の設置数に対応して複数の第1ヒューズ接続部を有し、前記サブ側接続導体は、前記ヒューズ装着部の設置数に対応して複数設けられてもよい。
この発明により、電源線から供給される電流を複数のサブ電線に分配することができるため、電源線における所望の位置に複数のオプション機器を追加できる。これにより、例えば車体に搭載するハーネスの設計の自由度をより向上させることができる。
またこの発明の態様として、前記サブ装着部は、電線で構成された前記サブ導体の先端に設けられたコネクタが装着されるコネクタ装着部を有し、前記サブ導体接続部は、前記サブ導体の先端に設けられた接続端子と接続される端子形状で形成されてもよい。
コネクタ装着部は、単数又は複数のいずれでもよく、またリレーを含む他の接続体と接続する装着部と併用してもよい。
この発明によると、電線で構成されたサブ導体の先端において接続端子が配置されたコネクタをコネクタ装着部に装着することで、サブ導体とサブ側接続導体を確実に導通できる。また、複数の接続端子がコネクタに配置されている場合、サブ導体に設けられた接続端子を一括してサブ導体接続部に装着できる。これにより、メイン導体とサブ導体との導通を確実かつ容易に確保できる。
またこの発明の態様として、前記コネクタ装着部は、前記コネクタが前記長手方向に沿う方向に接続される向きで配置されてもよい。
この発明により、前記長手方向と直交する方向に対してコンパクトな分岐接続体を構成することができる。
またこの発明の態様として、前記サブ装着部は、リレーを装着するリレー装着部を有し、前記サブ側接続導体は、前記第2ヒューズ接続部及び前記リレーの稼働側接点と接続される稼働側接続部が備えられてもよい。
この発明により、サブ導体に接続されているオプション機器を、リレー装着部に装着されたリレーを用いて制御できる。これにより、目的に応じた様々なオプション機器を電源線における所望の位置に追加することができ、車体に搭載するハーネスの設計の自由度をより向上させることができる。
またこの発明の態様として、前記メイン導体当接部は、前記メイン導体の外表面と面接触する面状で構成されてもよい。
前記面状とは、前記メイン導体における長手方向と直交する直交断面が略円形状の導体である場合には、前記メイン導体当接部の直交断面が円弧状に形成された面状である。一方、メイン導体における長手方向と直交する直交断面が矩形状の扁平導体である場合には、前記メイン導体当接部の直交断面が線形状に形成された平面状である。
この発明によると、メイン導体とメイン側接続導体との接触面積を確保でき、メイン導体とメイン側接続導体との導通性を確保できる。このため、分岐接続体を介してメイン導体からサブ導体に電源を安定して供給できる。
またこの発明の態様として、前記メイン導体は、所定幅を有するとともに、断面扁平状となる扁平導体であり、前記メイン導体当接部は、前記扁平導体の外表面と面接触する平面状で構成されてもよい。
この発明により、平面状のメイン導体当接部が扁平導体に対して面接触するため、扁平導体に対してメイン導体当接部が安定して配置できる。したがって、メイン導体からサブ導体に電源をより安定して供給できるとともに、導通の安定性を向上させることができる。
またこの発明の態様として、前記ヒューズ装着部は、前記扁平導体に対して幅方向の内側に配置されるとともに、前記ヒューズが前記長手方向に直交する方向且つ幅方向に直交する方向から装着される向きで配置されてもよい。
この発明によると、扁平導体の面と直交する方向に向けてヒューズを装着するため、幅方向にヒューズ装着部が拡幅することを防止でき、幅方向に対してコンパクトな分岐接続体を構成することができる。また、扁平導体がヒューズの装着を阻害することを防止できる。これにより、サイズを小さくしながら、ヒューズを容易に装着することができる。
またこの発明の態様として、前記ヒューズ装着部は、前記ヒューズが前記長手方向に直交する方向且つ幅方向から装着される向きで配置されてもよい。
この発明によると、扁平導体の幅方向に沿ってヒューズを装着するため、扁平導体の面と直交する方向にヒューズ装着部が拡幅することを防止でき、長手方向及び幅方向に直交する方向に対してコンパクトな分岐接続体を構成することができる。また、扁平導体がヒューズの装着を阻害することを防止できる。これにより、サイズを小さくしながら、ヒューズを容易に装着することができる。
またこの発明の態様として、前記メイン装着部は、前記電源線を挟み込むよう構成された第1メイン装着体と第2メイン装着体とを有してもよい。
この発明により、前記電源線の断面方向における一方側に配置された第1メイン装着体と前記電源線の断面方向における他方側に配置された第2メイン装着体で電源線を挟み込んでメイン装着部を組み付け、電源線の導体露出部を収納することができる。このため、例えば電源線を車体に配索するハーネスとして準備した後に、電源線における所望の位置にメイン装着部を組み付けることができ、電源線における所望の位置にメイン装着部を効率よく組み付けることができる。
また、オプション機器を接続する際に、電源線における所望の位置において絶縁被覆を剥がしてメイン装着部を組み付けることができるため、あらかじめ分岐接続体を設けていない箇所であっても、後からオプション機器を所望の位置に追加できる。
この発明により、電源線における所望の位置にオプション機器を容易に追加できる分岐接続体、分岐接続体付きハーネス、ハーネス配索構造及び追加回路付きハーネス配索構造を提供することができる。
追加回路付きハーネス配索構造の模式図。 追加回路付きハーネス配索構造の概略斜視図。 追加回路付きハーネス配索構造の概略分解斜視図。 リレーの説明図。 分岐接続体の説明図。 ハウジング本体の説明図。 第1サブ装着部の説明図。 第2サブ装着部の説明図。 分岐接続体の組み付け方法の説明図。 分岐接続体の組み付け方法の説明図。 分岐接続体の組み付け方法の説明図。 追加回路付きハーネス配索構造の他の実施形態の模式図。
この発明の一実施形態を以下図面とともに説明する。
図1は追加回路付きハーネス配索構造1の模式図を示し、図2は追加回路付きハーネス配索構造1の概略斜視図を示し、図3は追加回路付きハーネス配索構造1の概略分解斜視図を示す。
図4はリレー20の説明図を示し、図5は分岐接続体30の説明図を示す。図6は分岐接続体30を構成するハウジング本体40の説明図を示し、図7は分岐接続体30を構成する第1サブ装着部50の説明図を示し、図8は分岐接続体30を構成する第2サブ装着部60の説明図を示す。図9乃至図11は追加回路付きハーネス配索構造1の組み付け方法を表す概略斜視図を示す。
図1、図3乃至図8、図10、図11について詳述する。
図1(a)は車両Yに配策されたハーネス10及び追加回路付きハーネス配索構造1の模式図を示し、図1(b)は追加回路付きハーネス配索構造1の模式図を示す。
図3(a)は分岐接続体30を分解した状態の追加回路付きハーネス配索構造1の概略斜視図を示し、図3(b)はハウジング本体40を分解した状態の追加回路付きハーネス配索構造1の一部の概略斜視図を示す。図4(a)はリレー20の正面図を示し、図4(b)はリレー20及び追加電線100の模式図を示す。
なお、図3(b)において、第1収容部42と第2収容部43はヒンジ44を介して連結しているが、第1収容部42と第2収容部43とは説明を分かりやすくするため別体として図示している。
図5(a)は分岐接続体30の概略斜視図を示し、図5(b)は分岐接続体30をハウジング本体40、第1サブ装着部50、第2サブ装着部60に分解した分解斜視図を示す。図6(a)はハウジング本体40の平面図を示し、図6(b)はハウジング本体40の右側面図を示し、図6(c)は図6(a)におけるA-A矢視断面図を示す。
図7(a)は第1サブ装着部50の平面図を示し、図7(b)は第1サブ装着部50の右側面図を示し、図7(c)は第1サブ装着部50の左側面図を示す。図7(d)は第1サブ装着部50の背面図を示し、図7(e)は図7(a)におけるB-B矢視断面図を示し、図7(f)は図7(b)におけるC-C矢視断面図を示す。図8(a)は第2サブ装着部60の概略斜視図を示し、図8(b)は第2サブ装着部60の正面図を示し、図8(c)は第2サブ装着部60の背面図を示し、図8(d)は第2サブ装着部60の底面面図を示す。
なお、図5乃至図7において、ハウジング本体40及び第1サブ装着部50の内部に収容されたメイン側接続導体70及びサブ側接続導体80の構成を明確にするため、点線で示す。
図10(a)はハーネス10に組み付けたハウジング本体40及び第1サブ装着部50に第2サブ装着部60を組み付ける前の概略斜視図を示し、図10(b)は第1メイン側端子72及びサブ側端子81に対応する箇所を幅方向Wに沿って切断した断面を先端側Lfから視た断面図を示す。図11(a)は、分岐接続体付きハーネス2にリレー20を組み付ける前の概略斜視図を示し、図11(b)は図11(a)におけるC-C矢視断面図に対応する断面図を示す。
ここで、図2における上下方向を上下方向Zとし、ハーネス10の延びる方向を長手方向Lとする。また、図2におけるハーネス10の幅方向を幅方向Wとする。なお、長手方向Lと幅方向Wと上下方向Zはそれぞれ直交しているものとする。また、図2において、長手方向Lに沿って右手前側を先端側Lf、左奥方向を基端側Lbとし、幅方向Wに沿って左手前側を右側Wr、右奥側を左側Wlとし、上下方向Zに沿って上方を上側Zu、下方を下側Zdとする。
追加回路付きハーネス配索構造1は、図1及び図2に示すように、車両Yに配策された配策構造であり、バッテリーBと接続され電源を導通するハーネス10と、ハーネス10と電気的に接続されるとともに、オプション機器Xと接続されるリレー20と、ハーネス10とリレー20とを接続する分岐接続体30とで構成されている。
ハーネス10は、図1(b)及び図3(b)に示すように、導電性を有する導体を並列に配置し、断面扁平状に構成された扁平導体であるメイン導体11と、メイン導体11の外周面を被覆する絶縁性の絶縁被覆12とで構成された扁平電線である。このハーネス10には、所定の場所において絶縁被覆12を剥いでメイン導体11を露出させた導体露出部13が設けられている。
リレー20は、いわゆるメカニカルリレーであり、図3(a)及び図4に示すように、コイルCや可動片Mなど内装するリレー本体21と、リレー本体21から基端側Lbに延出する電源用端子22と、第1端子23と、第2端子24と、アース続端子25と、電源接続端子26とで構成されている。
電源用端子22及び第1端子23は、図4(a)に示すように、主面が幅方向Wを向く板状の端子であり、分岐接続体30に組み付けた状態で、右側Wr(分岐接続体30に対してヒューズ90が配置されている側)から左側Wlに向けてこの順に並んで配置されている。
第2端子24,アース続端子25,電源接続端子26は主面が上下方向Zを向く板状の端子であり、分岐接続体30に組み付けた状態で、第1端子23の左側Wlに配置されている。なお、第2端子24,アース続端子25,電源接続端子26は上側Zuから下側Zdに向かってこの順番に並んで配置されている。
電源用端子22と第1端子23は、図4(b)に示すように、リレー本体21の内部に備えた可動片Mを介して接続されている。また、アース続端子25と電源接続端子26は、リレー本体21の内部に設けたコイルCを介して連結している。なお、リレー本体21の内部に備えた可動片Mは、アース続端子25と電源接続端子26とを連結するコイルCに電流が流れることで第1端子23から離れて第2端子24と接続される。
分岐接続体30の基端側Lbから延出する追加電線100は、図2及び図4(b)に示すように、基端が第1オプション機器X1と接続された第1サブ電線110と、オプション機器X2と接続された第2サブ電線120と、アース回路Gに接続されるアース電線130と、所定の条件によりコイルCに電流を流す電源装置Eと接続される電流用電線140とで構成されている。
なお、第1サブ電線110及び第2サブ電線120の先端には、第1端子23及び第2端子24に接続可能な導通接続部(図示省略)が備えられ、アース電線130及び電流用電線140の先端にはアース続端子25及び電源接続端子26に接続可能な導通接続部(図示省略)が備えられている。
次に、このように構成されたハーネス10とリレー20とを接続する分岐接続体30について説明する。
分岐接続体30は、図2、図3及び図5に示すように、ハウジング31と、メイン側接続導体70とサブ側接続導体80とで構成されている。ハウジング31は、ハウジング本体40と、第1サブ装着部50と、第2サブ装着部60とで構成されている。
ハウジング本体40は、平面視略長方形の中空状の形成された扁平の筐体でありメイン装着部41と、ヒューズ90を着脱するヒューズ装着部45とで一体に構成され、メイン側接続導体70を内装している。
メイン装着部41は、図3(b)に示すように、底面側を形成する第1収容部42と、上面側を形成する第2収容部43とがヒンジ44を介して連結され、一体に構成されている。また、メイン装着部41の右側Wrには、第1収容部42と第2収容部43とを係止する係止手段(図示省略)が設けられている。
第1収容部42は、上側Zuが開口した凹状で構成され、長手方向Lの両端に下方に窪んだ半楕円状の下方開口形成部421が設けられている(図3(b)参照)。
第2収容部43は、平面視長方形状の上面43aと、上面43aの四辺から下方に延出する側壁部43bとで、下側Zdが開口するように構成されている(図3(b)参照)。長手方向Lの両端の側壁部43bには、下方に窪んだ半楕円状の上方開口形成部431が設けられている(図3(b)参照)。また、上面43aには、下側Zdに向けて導体押圧リブ432が設けられている(図6(c)参照)。
このように構成された第1収容部42と第2収容部43とは、右側Wrに設けられた係止手段で係止固定することで扁平のメイン装着部41を形成する。このメイン装着部41の長手方向Lの両端面には、図5(a)及び図5(b)に示すように、下方開口形成部421と上方開口形成部431とで形成された扁平な挿通孔411を有するとともに、ハウジング本体40の内部に電線収容部412が形成されている。なお、挿通孔411は、長手方向Lから視た絶縁被覆12の外周面と同形状をしている。
このメイン装着部41の右側Wrの端部には、図5及び図6に示すように、ヒューズ90を装着するヒューズ装着部45が設けられ、ヒューズ装着部45の先端側Lfには上方に突出する脱着部46が設けられている。
ヒューズ装着部45は、メイン装着部41を構成する第2収容部43の長手方向Lの中央部分に設けられた略直方体状の筐体であり、側壁部43bから右側Wrに突出している。また、ヒューズ装着部45は側壁部43bの高さ(上下方向Zの長さ)の約2倍の高さを有しており、第2収容部43の上面43aよりも上側Zuに突出している。なお、ヒューズ装着部45の底面は、側壁部43bの下端と面一である。
このヒューズ装着部45には、図5(b)及び図6(b)に示すように、右側Wrが開口した側面視長方形状のヒューズ装着孔451,451が、長手方向Lに沿って所定の間隔を隔てて並列配置されている。このヒューズ装着孔451は、底面(左側Wlに形成される面)が側壁部43bと一体で構成された、有底の凹部である。
このヒューズ装着孔451の底面には、側壁部43bを貫通する幅方向Wに貫通するメイン挿通孔452と、ヒューズ装着孔451の上方側において幅方向Wに貫通するサブ挿通孔453が設けられている。
なお、ヒューズ装着孔451に装着されるヒューズ90は、いわゆるブレードヒューズであり、板状に形成されたメイン側電極91とサブ側電極92の2つの電極を有する(図3参照)。
脱着部46は、図6(a)乃至図6(c)に示すように、ヒューズ装着部45の先端側Lfにおいて、上面43aから上側Zuに立設している。詳述すると、脱着部46は、図6(b)及び図6(c)に示すように、上面43aから立設する軸部461と、軸部461の上端から長手方向Lに沿って延びる平板部462とで、側面視略T字状に形成されている。
軸部461は、幅方向Wに沿って立設しており、右側Wrの端部は、第2収容部43における右側Wrの端部よりもわずかに内側にある。この軸部461の幅方向Wの長さは第2収容部43における幅方向Wの長さのおよそ3分の2程度であり、軸部461の高さは側壁部43bの高さの半分程度である。
平板部462は、幅方向Wに沿って設けられた軸部461の上端から先端側Lf及び基端側Lbに延出した平板であり、上面43aと平行となるように構成されている。
このように構成された脱着部46は、上面43aと平板部462との間に案内溝47,47を形成している。
ハウジング本体40に内装されたメイン側接続導体70は、導電性を有する導電板から形成された板状のバスバーである。
このメイン側接続導体70は、図5(b)及び図6(a)に示すように、平面状に構成されたメイン導体当接部71と、メイン導体当接部71の幅方向Wの端部から幅方向Wに延出する2本の音叉端子である第1メイン側端子72及び第2メイン側端子73と、第1メイン側端子72及び第2メイン側端子73とメイン導体当接部71とを連結するメイン連結部74、75で一体に構成されている。なお、メイン導体当接部71から延出する音叉端子の数はヒューズ装着部45に装着するヒューズ90の個数に対応するように備えられている。
メイン導体当接部71は、導体露出部13の長手方向Lの長さ及び幅方向Wの長さと略同じ長さを有する平面視長方形状の導電板であり、導体露出部13の長手方向Lの中央部分に配置されている。
第1メイン側端子72は、メイン導体当接部71における長手方向Lの中央部分のやや基端側Lbに対応する位置において右側Wrに延出している。この第1メイン側端子72は、第1連結部721と、第1メイン係止片722,722とで一体に構成されている。
第1連結部721は、幅方向Wに沿って延出する板状体である。
第1メイン係止片722は、第1連結部721の長手方向Lの端部から幅方向Wの一方側に向けて延出する一対の係止片であり、長手方向Lに所定の間隔を隔てて配置されている。この第1メイン係止片722,722の間にはメイン側電極91の板厚と略同じ長さの開口が設けられている。
第2メイン側端子73は、第1メイン側端子72と同じ形状をしており、第1連結部721に対応する第2連結部731と、第1メイン係止片722,722に対応する第2メイン係止片732,732とで構成されている。なお、第2メイン側端子73は第1メイン側端子72と同じ形状であるため、説明は省略する。
メイン連結部74は、メイン導体当接部71と第1連結部721とを連結する平板である。同様にメイン連結部75は、メイン導体当接部71と第2連結部731とを連結する平板である。
この第1メイン側端子72と第2メイン側端子73は、メイン導体当接部71の長手方向Lの中央部分を中心として、長手方向Lに所定の間隔を隔てて延出している。なお、第1メイン側端子72と第2メイン側端子73の距離は、ヒューズ90を挿入するヒューズ装着孔451,451の間隔と等しくなっている。
このように構成されたメイン側接続導体70において、メイン装着部41に配置されたメイン導体当接部71はメイン装着部導体70aを構成し、ヒューズ装着部45に配置された第1メイン側端子72及び第2メイン側端子73は第1ヒューズ装着部導体70bを構成する。なお、メイン導体当接部71と第1メイン側端子72を導電可能に接続するメイン連結部74及びメイン導体当接部71と第2メイン側端子73を導電可能に接続するメイン連結部75は、メイン挿通孔452,452を挿通している。
第1サブ装着部50は、図7(a)に示すように、略長方体形状に形成されたサブ筐体51aの先端側Lfの下端から、平板状に形成されたサブ平板51bが左側Wlに延出する平面視略L字状のバスバー装着部本体51で構成され、サブ側接続導体80を内装している。なお、バスバー装着部本体51の先端側Lfの端部における角部分(幅方向Wの両端)には、幅方向Wの内側に窪ませた第1凹部511(左側Wlの角部分)と第2凹部512(右側Wrの角部分)とが設けられている。
サブ筐体51aの長手方向Lの長さ及び幅方向Wの長さは、ハウジング本体40の長手方向L及び幅方向Wの長さの約半分である。また、サブ筐体51aの高さは、ヒューズ装着部45の高さと略同じである。
サブ平板51bの長手方向Lの長さは、図6(a)に示すように、サブ筐体51aにおける長手方向Lの長さの約半分である。また、サブ平板51bの幅方向Wの長さは、サブ筐体51aの幅方向Wの長さを足し合わせてハウジング本体40の幅方向Wの長さよりもわずかに短くなるように設計されている。なお、サブ平板51bの高さは、軸部461の高さの約2倍である。
このように構成されたバスバー装着部本体51は、図7(a)乃至図7(f)に示すように、サブ側接続導体80を配置する配置凹部52と、配置凹部52の先端側Lfに設けられた係止溝53と、バスバー装着部本体51の左側Wlの側面及び右側Wrの側面に設けられた第1案内溝54及び第2案内溝55とを有する。
配置凹部52は、バスバー装着部本体51の内部にサブ側接続導体80を配置するための空間であり、図7(e)に示すように、基端側Lbに設けられた第1配置部521と、先端側Lfに設けられたサブ端子配置部522と、第1配置部521とサブ端子配置部522とを連結する連結配置部523とで一体に構成されている。
第1配置部521は、図7(b)及び図7(e)に示すように、バスバー装着部本体51の右側Wrの側面を左側Wlに向けて窪ませた略直方体形状の凹部であり、右側Wrと下側Zdが開口している。なお、第1配置部521の上下方向Zの高さは、サブ筐体51aの約3分の1程度の高さで構成されている。このように構成された第1配置部521には、後述するサブ側端子81が配置されている。
サブ端子配置部522は、図7(d)及び図7(e)に示すように、サブ筐体51aの先端側Lfの側面における中央部分を基端側Lbに向けて窪ませた略直方体形状の凹部であり、左側Wlが開口している。このサブ端子配置部522は、図7(d)に示すように、上下方向Zに沿った長辺を有する長方形状に形成されている。なお、サブ端子配置部522は、電源用端子22を挿通可能な大きさで構成されている。このように構成されたサブ端子配置部522には、後述する接続音叉端子82(サブ装着部導体80b)が配置されている。
連結配置部523は、図7(e)に示すように、サブ筐体51aの底面における中央部分を上側Zuに向けて窪ませた略長方形状の凹部であり、下側Zdが開口している。この連結配置部523は図7(e)に示すように、上側Zuが段差状に形成されており、第1配置部521とサブ端子配置部522とを連結させている。なお、連結配置部523には、後述する導電接続部83が配置されている。
係止溝53は、図7(b)及び図7(e)に示すように、バスバー装着部本体51の右側面における下端から幅方向Wに沿って設けられた、脱着部46と同じ形状をした側面視略T字状の溝である。
換言すると、係止溝53は、側面視において、バスバー装着部本体51の底面の一部を上側Zuに窪ませた長方形状の凹部の両側面から、長手方向Lの内側に向けて一部分(係止凸部531,531とする)を突出させて形成されている。この係止凸部531,531の間隔は、軸部461の長手方向Lの長さと同じ長さとなるように設計されている。
なお、係止溝53は、図7(f)に示すように、サブ平板51bの幅方向Wの中央部分まで延びている。すなわち、係止溝53は、幅方向Wに貫通しておらず、左側WlにT字溝底部53aを有する有底の溝である。
第1案内溝54は、サブ筐体51aの左側面における上下方向Zの中央部分を右側Wrに向けて窪ませた溝であり、バスバー装着部本体51の先端側Lfの端部から基端側Lbに向けて延びている。この第1案内溝54の長手方向Lの長さは、バスバー装着部本体51における長手方向Lの長さの3分の2程度で構成されている。すなわち、第1案内溝54はバスバー装着部本体51の基端側Lbの端部まで延出しておらず、基端側Lbに第1溝底部54aを有する溝である。
第2案内溝55は、バスバー装着部本体51の右側面における下端部分を左側Wlに向けて窪ませて形成された溝であり、第1案内溝54と同様に、バスバー装着部本体51の先端側Lfの端部から基端側Lbに向けて延びている。なお、この第2案内溝55の長手方向Lの長さは、第1案内溝54に比べて短く、第2凹部512の長手方向Lの長さと同じである。すなわち、第2案内溝55は、第2凹部512との交差部分に第2溝底部55aを有する。
サブ側接続導体80は、導電性を有する導電板から形成された板状のバスバーである。このサブ側接続導体80は、サブ側電極92と接続するサブ側端子81と、リレー本体21と接続する接続音叉端子82と、サブ側端子81と接続音叉端子82とを接続する導電接続部83とで一体に構成されている。
サブ側端子81は、第1配置部521の右側Wrの開口から右側Wrに突出した音叉端子であり、第1メイン側端子72と同様に、サブ連結部811とサブ係止片812,812とで構成されている。
サブ連結部811は、メイン導体当接部71と略同じ長さで構成された板状体であり、幅方向Wに沿って延出している。
サブ係止片812は、サブ連結部811の長手方向Lの端部から右側Wrに向けて延出する一対の係止片であり、長手方向Lに所定の間隔を隔てて配置されている。このサブ係止片812,812の間にはサブ側電極92の板厚と略同じ長さの開口が設けられている。
このように構成されたサブ側端子81は、第1サブ装着部50がハウジング本体40に組み付けられた状態において、ヒューズ装着部45に配置され、第1メイン側端子72と上下方向Zに対向するように配置される。
接続音叉端子82は、板厚が幅方向Wに沿っている板状のリレー本体21を挟持する音叉端子であり、一対の係止片であるリレー側係止片821,821と、リレー側係止片821,821とを連結するリレー側連結部822とで構成されている。
リレー側係止片821,821は、幅方向Wに所定の間隔を隔てて配置されており、リレー側係止片821,821の間には電源用端子22の板厚と略同じ長さの開口が設けられている。
導電接続部83は、サブ側端子81と接続音叉端子82とを連結する板状体であり、長手方向Lに沿って延出している。この導電接続部83は、図7(e)に示すように、連結配置部523の形状に合わせて段差状に構成されている。この導電接続部83は、サブ連結部811と同じ板厚で構成されており、基端からは右側Wrにサブ側端子81が延出するとともに、先端からは接続音叉端子82が長手方向Lに沿って延出している。
このように構成されたサブ側接続導体80は、ハウジング本体40と第1サブ装着部50とを組み付けた状態において、ヒューズ装着部45に配置されたサブ側端子81が第2ヒューズ装着部導体80aを構成し、サブ端子配置部522に配置された接続音叉端子82がサブ装着部導体80bを構成する。なお、サブ側端子81と接続音叉端子82を導電可能に接続する導電接続部83は、第1配置部521及び連結配置部523を挿通している。
第2サブ装着部60は、図8に示すように、底部が開口した凹状体であり、第1サブ装着部50の一部を収容可能に構成された収容部61と、リレー装着部62とが基端側Lbから先端側Lfに向けてこの順で配置されている。
収容部61は、基端側上面61aと、基端側上面61aの右側Wrの端部から下側Zdに立設した基端側側面61bと、基端側上面61aの幅方向Wの中央部分から左側Wlの端部までに亘って設けられた中実の中実筐体61cと、基端側上面61aの先端側Lfから下側Zdに立設した立壁部61dを有する。
基端側側面61bには、図8(a)に示すように、基端側Lbの下端が、ヒューズ装着部45の先端側Lfの外形と沿うように切り欠いた切り欠き部61eが設けられている。
立壁部61dは、基端側側面61bの内壁とで第2凹部512と嵌合するように、左側Wlに延出した壁である。
この立壁部61dの下側Zdには、基端側側面61bの下側Zdから左側Wlに突出した棒形状の第1突出片611が設けられている。この第1突出片611は、長手方向Lの長さが第2案内溝55の長さと等しく、第2案内溝55に嵌合できる。
中実筐体61cには、下端にサブ平板51bと同形状のくり抜き部61fが設けられている。また、中実筐体61cの左側Wlの先端は、第1凹部511と嵌合できるように一部部分が右側Wrに突出している。
また、中実筐体61cの右側Wrの側面には、中実筐体61cの中央部分から右側Wrに突出した棒形状に形成された第2突出片612が設けられている。この第2突出片612は、長手方向Lの長さが第1案内溝54の長さと等しく、第1案内溝54に嵌合できる。
このように構成された収容部61は、基端側側面61bと中実筐体61cとの間に、第1サブ装着部50の先端側Lfを収納する収容体63が形成されるとともに、中実筐体61cにより形成される端子収容部64が備えられる。
収容体63は、上述のように、第1サブ装着部50の先端側Lfの外形、より詳しくは、第1案内溝54の長手方向Lの長さに対応する第1サブ装着部50の外形と同形状に形成されている。
端子収容部64は、第1端子23を挿入する第1挿入部65と、第2端子24、アース続端子25、電源接続端子26をそれぞれ挿入する3つの端子挿入部66とを有する。
第1挿入部65は、長手方向Lに沿って貫通した貫通孔であり、長辺が上下方向Zに沿った正面視長方形状に形成されている。なお、第1挿入部65は第1端子23を挿通可能に構成されている。
端子挿入部66は、長手方向Lに沿って貫通した貫通孔であり、上下方向Zに3つ並んで配置されている。この端子挿入部66は、長辺が幅方向Wに沿った正面視長方形状に形成されており、第2端子24、アース続端子25、電源接続端子26を挿通可能に構成されている。
リレー装着部62は、カバー上面62aと、カバー上面62aの幅方向Wの両端から下側Zdに立設するカバー側面62bとで構成された凹状のカバーである。このリレー装着部62は、収容部61に比べて右側Wrのカバー側面62bが左側Wlに配置されているため、幅方向Wの長さが収容部61よりも短く構成されている。なお、カバー上面62a及びカバー側面62bの内周面で構成する凹部は、リレー20の外形と同形状に形成されている。
次にこのように構成された分岐接続体30をハーネス10に組み付ける方法について簡単に説明する。
はじめに、オプション機器Xを設置したい箇所の近傍におけるハーネス10、あるいはオプション機器Xを設置する際に設置しやすい箇所の近傍におけるハーネス10の絶縁被覆12を所定の長さだけ剥いで、メイン導体11を露出させ導体露出部13を形成する。
次に、導体露出部13を覆うように下方から第1収容部42をハーネス10に対して組み付けるとともに、メイン側接続導体70のメイン連結部74及びメイン連結部75がサブ挿通孔453,453を挿通した状態で、第2収容部43を上方から枢動させてハーネス10に対して組み付け、第1収容部42と第2収容部43とを係止固定する。これにより、第1収容部42と第2収容部43とでハーネス10を挟み込み、電線収容部412に導体露出部13を収容することができる(図9参照)。
これにより、ハーネス10における導体露出部13がハウジング本体40に収容された状態で、メイン導体当接部71がメイン導体11の外表面と面接触するようにメイン側接続導体70がハウジング本体40に内装されている。
ここで、メイン導体当接部71は平面状に構成されているため、メイン導体当接部71とメイン導体11との接触面積を確保することができる。また、導体押圧リブ432によってメイン導体当接部71が下方に押されているため、メイン導体当接部71が導体露出部13(メイン導体11)に確実に当接させることができる。
次に、図9及び図10(a)に示すように、係止溝53が脱着部46と対応するように第1サブ装着部50をメイン装着部41の左側Wlに配置し、脱着部46に係止溝53が嵌め込まれるように第1サブ装着部50を幅方向Wに沿ってスライドさせる。このとき、案内溝47,47に係止凸部531,531が嵌め込まれて案内されるため、容易に第1サブ装着部50を確実にスライドさせることができる。なお、脱着部46の左側Wlの端部が係止溝53のT字溝底部53aと干渉するため、メイン装着部41に対して第1サブ装着部50が正しい位置までスライドされたことを確認することができる。
これにより、サブ端子配置部522から右側Wrに突出するサブ側端子81が基端側Lbのヒューズ装着部45におけるサブ挿通孔453を挿通し、第1メイン側端子72とサブ側端子81とが対向配置される(図10(b)参照)。
次に、第1サブ装着部50がハウジング本体40に組み込まれた状態で、図10(a)に示すように、サブ筐体51aが収容体63と対応するように、第2サブ装着部60を第1サブ装着部50の先端側Lfに配置する。そして、第1突出片611が第1案内溝54に嵌合するように、第2サブ装着部60を第1サブ装着部50にスライドさせる。
このように第1サブ装着部50に対して第2サブ装着部60をスライドさせることで、図11(a)に示すように、第2案内溝55と第2突出片612とが嵌合するとともに、第1凹部511及び第2凹部512に立壁部61d及び抜き部61fの先端部分がそれぞれ干渉する。これにより、第1サブ装着部50に対して第2サブ装着部60が適切な位置までスライドし、正しく嵌合されたことを確認できる。このとき、サブ筐体51aにおける先端側Lfの端面と、中実筐体61cにおける先端側Lfの端面とは面一となる。
この第1サブ装着部50に対して第2サブ装着部60を組み付けた状態では、図11(b)に示すように、脱着部46が基端側側面61bによって覆われるとともに、サブ平板51bが第2突出片612に嵌め込まれる。これにより、基端側側面61bと端子収容部64とで第1サブ装着部50を幅方向Wに挟み込むこととなり、ハウジング本体40に対する第1サブ装着部50の幅方向Wへの移動が規制できる。したがって、ヒューズ装着孔451に対してヒューズ90を組み付ける場合に、第1サブ装着部50が左側Wlに移動し、ヒューズ90とサブ側端子81とが接触不良を防止できる。
そして、ヒューズ装着孔451にヒューズ90を装着することで、ハーネス10に対して分岐接続体30を組み付けることができ、分岐接続体付きハーネス2を設けることができる。
さらに、分岐接続体付きハーネス2の分岐接続体30(第2サブ装着部60)に対してリレー20を基端側Lbから組み付けることで、サブ端子配置部522に配置された接続音叉端子82に対して電源用端子22を接続できる。また、端子収容部64に第1端子23が挿入されるとともに、端子挿入部66,66,66に対して第2端子24,アース続端子25,電源接続端子26がそれぞれ挿入される。
最後に、第2サブ装着部60の基端側Lbから、第1サブ電線110、第2サブ電線120、アース電線130、電流用電線140の先端に接続された接続端子を、第1挿入部65、端子挿入部66,66,66に挿入する。これにより、第1端子23と第2サブ電線120、アース電線130と第2端子24,電流用電線140とアース続端子25,電線160と電源接続端子26とが電気的に接続され、ハーネス10の電源をリレー20を介して第2サブ電線120やアース電線130に分配することができる。
このように構成された追加回路付きハーネス配索構造1は、分岐接続体30を介してハーネス10に流れる電源をリレー20に分岐させることができる。より詳しくは、メイン装着部41に配置されたメイン導体当接部71(メイン装着部導体70a)がハーネス10のメイン導体11と面接触しているため、メイン導体当接部71に電源が供給されることとなる。このメイン導体当接部71に供給された電源は、メイン挿通孔452を挿通するメイン連結部74を介してヒューズ装着部45に配置された第1メイン側端子72(第1ヒューズ装着部導体70b)に供給される。
そして、ハウジング本体40と別体で構成された第1サブ装着部50をハウジング本体40に対してスライド嵌合させることで、第1サブ装着部50内装されたサブ側端子81(第2ヒューズ装着部導体80a)をヒューズ装着孔451に配置し、第1メイン側端子72とサブ側端子81とを対向配置することができる。
この対向配置された第1メイン側端子72とサブ側端子81(第2ヒューズ装着部導体80a)にヒューズ90(メイン側電極91とサブ側電極92)を接続することで、第1メイン側端子72に供給された電源をサブ側端子81に供給できる。このように、サブ側端子81に供給された電源は、サブ端子配置部522に配置された接続音叉端子82(サブ装着部導体80b)とサブ側端子81とを連結する導電接続部83を介して接続音叉端子82に供給できる。これにより、接続音叉端子82が電源用端子22と接続されたリレー20に電源を供給できる。
このように分岐接続体30は、電源を導通するメイン導体11が絶縁被覆12で被覆されたハーネス10に対して、接続対象である電源用端子22を接続して分岐する。この分岐接続体30は、ハウジング31と、メイン側接続導体70と、サブ側接続導体80とが備えられている。また、ハウジング31は、ハーネス10において長手方向Lの一部の絶縁被覆12が剥がされてメイン導体11が露出する導体露出部13を装着するメイン装着部41、2つの電極であるメイン側電極91、サブ側電極92を有するヒューズ90を装着するヒューズ装着部45、及び電源用端子22を装着して接続する第1サブ装着部50を有する。メイン装着部41には、メイン導体11に当接するメイン導体当接部71を有するメイン装着部導体70aが配置され、ヒューズ装着部45には、装着されるヒューズ90の一方の電極であるメイン側電極91と接続される第1メイン側端子72を有する第1ヒューズ装着部導体70bと、他方の電極であるサブ側電極92と接続されるサブ側端子81を有する第2ヒューズ装着部導体80aとが配置されている。第1サブ装着部50には、電源用端子22と接続される接続音叉端子82を有するサブ装着部導体80bが配置されている。メイン側接続導体70は、メイン装着部導体70aと第1ヒューズ装着部導体70bとを有し、サブ側接続導体80は、第2ヒューズ装着部導体80aとサブ装着部導体80bとを有する。メイン装着部41及びヒューズ装着部45は、第1サブ装着部50と別体で構成されるとともに、別体で構成されたメイン装着部41及びヒューズ装着部45と第1サブ装着部50とを脱着する脱着部46が設けられている。そして、サブ側接続導体80には、別体で構成されたメイン装着部41及びヒューズ装着部45と第1サブ装着部50に配置された第2ヒューズ装着部導体80a及びサブ装着部導体80bを導電可能に接続する導電接続部83が設けられている。
また分岐接続体付きハーネス2は、車両Yに配索されるハーネス10と、分岐接続体30とが備えられ、分岐接続体30が追加回路を構成する電源用端子22をハーネス10のメイン導体11に対して分岐接続する箇所に設けられている。
さらにまた、分岐接続体付きハーネス2において、ハーネス10を車両Yに配索した状態であってもよい。
また、追加回路付きハーネス配索構造1は、車両Yに配索されたハーネス10と、追加回路を構成するリレー20と、分岐接続体30とが備えられ、分岐接続体30が電源用端子22をハーネス10のメイン導体11に対して分岐接続する箇所に設けられている。
このように構成された追加回路付きハーネス配索構造1、分岐接続体付きハーネス2、分岐接続体30は、ハーネス10における所望の位置にオプション機器を容易に追加できる。
具体的に説明すると、メイン導体11にメイン導体当接部71が当接するようにハーネス10における所望の位置にメイン装着部41を装着しておき、オプション機器を追加する場合に、このメイン装着部41に対して、第1サブ装着部50を装着させることができる。これにより、第1サブ装着部50を介してメイン装着部41及びヒューズ装着部45にリレー20(電源用端子22)を接続することができ、ハーネス10の電源を電源用端子22に供給することができる。
このように所望の位置に装着させたメイン装着部41に対して第1サブ装着部50を装着するだけで、第1サブ装着部50を介してリレー20(電源用端子22)に電源を供給することができるため、ハーネス10における所望の位置にオプション機器を容易に追加できる。
また、メイン導体当接部71がメイン導体11に当接した状態で少なくともハウジング本体40を導体露出部13に装着させ、第1サブ装着部50及び第2サブ装着部60を取り外した状態とすることができる。これにより、容易にオプション機器を追加するできる状態としながら、オプション機器を追加しない場合に分岐接続体付きハーネス2の重量が増加することを防止できる。
さらに、導体露出部13に装着されたハウジング本体40を共通とし、所望のオプション機器に応じた第1サブ装着部50及び第2サブ装着部60を選択することができる。これにより、所望のオプション機器に応じた第1サブ装着部50及び第2サブ装着部60をハウジング本体40に装着するだけで、所望のオプション機器を容易に追加できる。すなわち、様々なオプション機器の取り付けることができるとともに、取付作業の作業効率を向上することができる。
また、例えばメイン導体11における所望の位置に少なくともハウジング本体40を装着させたハーネス10を車両Yに配索し、脱着部46を介して第1サブ装着部50をハウジング本体40に事後的に接続させることができる。したがって、容易にメイン導体11に対して電源用端子22を事後的に分岐させることができ、オプション機器を容易に追加・変更できる。
このように、ハーネス10における所望の位置に配置されたハウジング本体40に対して、別体で構成された第1サブ装着部50を脱着部46を介して装着するだけで、メイン導体11に供給されている電源を電源用端子22に分岐できる分岐接続体30をメイン導体11に対して容易に接続できる。したがって、メイン導体11に対してオプション機器を容易に追加や変更することができる。また、分岐接続体30を容易に接続できるため、例えば車両Yに搭載するハーネス10の設計の自由度を向上させることができる。
また、メイン装着部41とヒューズ装着部45とは一体構成されるとともに、第1サブ装着部50が別体構成され、メイン装着部41に、第1サブ装着部50を脱着する脱着部46が設けられ、サブ側接続導体80に、第2ヒューズ装着部導体80aとサブ装着部導体80bとを導電可能に接続する導電接続部83が設けられている。
これにより、メイン導体当接部71(メイン装着部導体70a)と第1メイン側端子72(70b)とをメイン連結部74で連結した一体のメイン側接続導体70とできるため、サブ側接続導体80に対する電源を安定して供給できる。
さらにまた、脱着部46は、別体構成された第1サブ装着部50をハウジング本体40に対してスライド嵌合して、着脱操作を容易に行うことができるため、ハウジング本体40に対する第1サブ装着部50の着脱作業の作業効率を向上させることができる。
また、メイン側接続導体70及びサブ側接続導体80は、導電性を有する板状のバスバーで構成されていることにより、メイン側接続導体70及びサブ側接続導体80の導電性を向上させることができるため、大電流のハーネス10に対応することができる。また、メイン側接続導体70及びサブ側接続導体80を板状のバスバーとすることで、設計の自由度を向上させるとともに、コンパクト化を図ることができる。
さらにまた、第1サブ装着部50及び第2サブ装着部60は、リレー20を装着でき、サブ側接続導体80は、サブ側端子81及びリレー20の稼働側接点である電源用端子22と接続される接続音叉端子82とが備えられている。
これにより、電源用端子22に接続されている第1オプション機器X1を、第1サブ装着部50及び第2サブ装着部60に装着されたリレー20を用いて制御できる。これにより、目的に応じた様々なオプション機器をハーネス10における所望の位置に追加することができ、車両Yに搭載するハーネス10の設計の自由度をより向上させることができる。
また、メイン導体当接部71は、メイン導体11の外表面と面接触する面状で構成されていることにより、メイン導体11とメイン側接続導体70との接触面積が確保でき、メイン導体11とメイン側接続導体70との導通性を確保できる。このため、分岐接続体30を介してメイン導体11から電源用端子22に電源を安定して供給できる。
また、メイン導体11は、所定幅を有するとともに、断面扁平状となるメイン導体11であり、メイン導体当接部71は、メイン導体11の外表面と面接触する平面状で構成されている。これにより、平面状のメイン導体当接部71がメイン導体11に対して面接触するため、メイン導体11に対してメイン導体当接部71が安定して配置できる。したがって、メイン導体11から電源用端子22に電源をより安定して供給できるとともに、導通の安定性を向上させることができる。
また、ヒューズ装着部45は、ヒューズ90が長手方向Lに直交する幅方向Wから装着される向きで配置されていることにより、メイン導体11の幅方向Wに沿ってヒューズ90を装着する。このため、メイン導体11の面と直交する方向にヒューズ装着部45が拡幅することを防止でき、長手方向L及び幅方向Wに直交する上下方向Zに対してコンパクトな分岐接続体30を構成することができる。また、メイン導体11がヒューズ90の装着を阻害することを防止できる。これにより、サイズを小さくしながら、ヒューズ90を容易に装着することができる。
また、メイン装着部41は、ハーネス10を挟み込むよう構成された第1収容部42と第2収容部43とを有していることにより、ハーネス10の断面方向における一方側に配置された第1収容部42とハーネス10の断面方向における他方側に配置された第2収容部43でハーネス10を挟み込んでメイン装着部41を組み付け、ハーネス10の導体露出部13を収納することができる。このため、例えばハーネス10を車両Yに配索するハーネス10として準備した後に、ハーネス10における所望の位置にメイン装着部41を効率よく組み付けることができる。
また、オプション機器を接続する際に、ハーネス10における所望の位置において絶縁被覆12を剥がしてメイン装着部41を組み付けることができるため、あらかじめ分岐接続体30を設けていない箇所であっても、後からオプション機器を所望の位置に追加することができる。
以上、この発明の構成と前述の実施形態との対応において、この発明の
メイン導体は、メイン導体11に対応し、
以下同様に、
絶縁被覆は、絶縁被覆12に対応し、
電源線は、ハーネス10に対応し、
サブ導体は、電源用端子22に対応し、
分岐接続体は、分岐接続体30に対応し、
ハウジングは、ハウジング31に対応し、
メイン側接続導体は、メイン側接続導体70に対応し、
サブ側接続導体は、サブ側接続導体80に対応し、
長手方向は、長手方向Lに対応し、
導体露出部分は、導体露出部13に対応し、
メイン装着部は、メイン装着部41に対応し、
ヒューズは、ヒューズ90に対応し、
ヒューズ装着部は、ヒューズ装着部45に対応し、
サブ装着部は、第1サブ装着部50及び第2サブ装着部60に対応し、
メイン導体当接部は、メイン導体当接部71に対応し、
メイン装着部導体は、メイン装着部導体70aに対応し、
第1ヒューズ接続部は、第1メイン側端子72に対応し、
第1ヒューズ装着部導体は、第1ヒューズ装着部導体70bに対応し、
第2ヒューズ接続部は、サブ側端子81に対応し、
第2ヒューズ装着部導体は、第2ヒューズ装着部導体80aに対応し、
サブ導体接続部は、接続音叉端子82に対応し、
サブ装着部導体は、サブ装着部導体80bに対応し、
他の装着部は、第1サブ装着部50及び第2サブ装着部60に対応し、
装着部は、メイン装着部41及びヒューズ装着部45に対応し、
脱着部及びスライド脱着部は、脱着部46に対応し、
装着部導体は、第2ヒューズ装着部導体80a及びサブ装着部導体80bに対応し、
導電接続部は、導電接続部83に対応し、
稼働側接点は、電源用端子22に対応し、
稼働側接続部は、接続音叉端子82に対応し、
扁平導体は、メイン導体11に対応し、
第1メイン装着体は、第1収容部42に対応し、
第2メイン装着体は、第2収容部43に対応し、
ハーネスは、ハーネス10に対応し、
分岐接続体付きハーネスは、分岐接続体付きハーネス2に対応し、
追加線は、リレー20に対応し、
追加回路付きハーネス配索構造は、追加回路付きハーネス配索構造1に対応するも、この発明は、前述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の分岐接続体30では、幅方向Wに沿ってヒューズ90をヒューズ装着部45(ヒューズ装着孔451)に装着しているが、上下方向Zに沿ってヒューズ90を装着できるようにヒューズ装着孔451を配置してもよい。また、上述のように、上下方向Zに沿ってヒューズ装着孔451にヒューズ90を装着するヒューズ装着部45の場合において、ヒューズ装着部45をメイン導体11に対して幅方向Wの内側に配置してもよい。
これによると、メイン導体11の面と直交する方向に向けてヒューズ90を装着するため、幅方向Wにヒューズ装着部45が拡幅することを防止でき、幅方向Wに対してコンパクトな分岐接続体30を構成することができる。また、メイン導体11がヒューズ90の装着を阻害することを防止できる。これにより、サイズを小さくしながら、ヒューズ90を容易に装着することができる。
また、例えば、本実施形態においてハーネス10は、断面扁平状のメイン導体11を絶縁被覆12で覆った扁平電線であるが、電線であれば、その種類は限定されない。例えば、メイン導体11が一本の導電線や複数の導電線を束ねた構成の丸電線や、メイン導体11が複数の導電線を束ねて撚り合わせた撚線導体である丸電線でもよい。
また、本実施形態において、メイン導体当接部71はメイン導体11の外表面と面接触する平面状で構成されているが、このメイン導体当接部71の形状は、メイン導体11の形状に合わせて変化させてもよい。具体的には、ハーネス10が丸電線である場合には、ハーネス10のメイン導体11の形状に合わせてメイン導体当接部71を断面円弧状としてもよい。
また、本実施形態において、メイン側接続導体70及びサブ側接続導体80は、板状のバスバーとしている。しかしながら、ヒューズ90を介してハーネス10から電源を電源用端子22に分岐して供給できればその構成は限定されず、導電性を有する電線などとしてもよい。
加えて、本実施形態において、第1サブ装着部50及び第2サブ装着部60は、リレー20を装着する構成としたが、必ずしもこの構成である必要はない。例えば、図12の模式図に示すように、先端にオプション機器Xが接続された電線160の基端に設けられたコネクタ(図示省略)を収容するコネクタハウジングHが装着されるコネクタ装着部60aを有し、接続音叉端子82はコネクタ(図示省略)の先端に設けられた接続端子と接続される端子形状としてもよい。
なお、コネクタハウジングHは単数でも複数でもよく、またリレーなどの他の接続体と接触する装着部としてもよい。
また、図12の模式図に示すように、ヒューズ90と接続されるサブ側接続導体80の設置数は、接続されるオプション機器Xの数に対応させて増加させてもよい。なお、サブ側接続導体80の設置数に合わせて、第1メイン側端子72の設置数も増加させてもよく、対応するヒューズ装着孔451の設置数も増加させてもよい。
これにより、電線で構成されたコネクタの先端において接続端子が配置されたコネクタハウジングHをコネクタ装着部60aに装着することで、コネクタとサブ側接続導体80を確実に導通できる。また、複数の接続端子がコネクタに配置されている場合、コネクタに設けられた接続端子を一括してサブ側接続導体80に装着できる。これにより、メイン導体11とコネクタとの導通を確実かつ容易に確保できる。
また、コネクタ装着部60aは、コネクタが長手方向Lに沿う方向に接続される向きで配置されてもよい。これにより、長手方向Lと直交する方向に対してコンパクトな分岐接続体30を構成することができる。
さらにまた、本実施形態では、メイン装着部41とヒューズ装着部45とを一体構成とし、ハウジング本体40と第1サブ装着部50とを別体としているが、この構成に限定されない。例えば、メイン装着部41とヒューズ装着部45とを別体構成としてもよい。この場合、メイン導体当接部71と第1メイン側端子72とを連結するメイン連結部74は、導電接続部として機能する。また、この場合、例えばメイン連結部74を、メイン導体当接部71と第1メイン側端子72との接続部分に設けた接続端子とし、メイン導体当接部71と第1メイン側端子72とを連結する構成としてもよい。
1 追加回路付きハーネス配索構造
2 分岐接続体付きハーネス
10 ハーネス
11 メイン導体
12 絶縁被覆
13 導体露出部
20 リレー
22 電源用端子
23 第1端子
30 分岐接続体
40 ハウジング本体
41 メイン装着部
42 第1収容部
43 第2収容部
45 ヒューズ装着部
46 脱着部
50 第1サブ装着部
60 第2サブ装着部
70,70a メイン側接続導体
70b 第1ヒューズ装着部導体
71 メイン導体当接部
73 第2メイン側端子
80 サブ側接続導体
80 第1ヒューズ装着部導体
80b サブ装着部導体
81 サブ側端子
82 接続音叉端子
83 導電接続部
90 ヒューズ
L 長手方向

Claims (16)

  1. 電源を導通するメイン導体が絶縁被覆で被覆された電源線に対して、接続対象であるサブ導体を接続して分岐する分岐接続体であって、
    ハウジングと、メイン側接続導体と、サブ側接続導体とが備えられ、
    前記ハウジングは、前記電源線において長手方向の一部の前記絶縁被覆が剥がされて前記メイン導体が露出する導体露出部分を装着するメイン装着部、2つの電極を有するヒューズを装着するヒューズ装着部、及び前記サブ導体を装着して接続するサブ装着部を有し、
    前記メイン装着部には、
    前記メイン導体に当接するメイン導体当接部を有するメイン装着部導体が配置され、
    前記ヒューズ装着部には、
    装着される前記ヒューズの一方の電極と接続される第1ヒューズ接続部を有する第1ヒューズ装着部導体と、他方の電極と接続される第2ヒューズ接続部を有する第2ヒューズ装着部導体とが配置され、
    前記サブ装着部には、
    前記サブ導体と接続されるサブ導体接続部を有するサブ装着部導体が配置され、
    前記メイン側接続導体は、前記メイン装着部導体と前記第1ヒューズ装着部導体とを有し、
    前記サブ側接続導体は、前記第2ヒューズ装着部導体と前記サブ装着部導体とを有し、
    前記メイン装着部、前記ヒューズ装着部及び前記サブ装着部のうち少なくともひとつの装着部は、他の装着部と別体で構成されるとともに、
    別体で構成された装着部と他の装着部とを脱着する脱着部が設けられ、
    前記メイン側接続導体及び前記サブ側接続導体のうち少なくとも一方に、
    別体で構成された装着部に配置された装着部導体を導電可能に接続する導電接続部が設けられた
    分岐接続体。
  2. 前記メイン装着部と前記ヒューズ装着部とは一体構成されるとともに、前記サブ装着部が別体構成され、
    前記メイン装着部に、前記サブ装着部を脱着する前記脱着部が設けられ、
    前記サブ側接続導体に、
    前記第2ヒューズ装着部導体と前記サブ装着部導体とを導電可能に接続する前記導電接続部が設けられた
    請求項1に記載の分岐接続体。
  3. 前記脱着部は、
    別体構成された装着部を他の装着部に対してスライド嵌合するスライド脱着部である
    請求項1又は請求項2に記載の分岐接続体。
  4. 前記メイン側接続導体及び前記サブ側接続導体は、
    導電性を有する板状のバスバーで構成された
    請求項1乃至請求項3のうちいずれかに記載の分岐接続体。
  5. 前記ヒューズ装着部は複数設けられ、
    前記メイン側接続導体は、ひとつのメイン導体当接部に対して、前記ヒューズ装着部の設置数に対応して複数の第1ヒューズ接続部を有し、
    前記サブ側接続導体は、前記ヒューズ装着部の設置数に対応して複数設けられた
    請求項1乃至請求項4のうちいずれかに記載の分岐接続体。
  6. 前記サブ装着部は、
    電線で構成された前記サブ導体の先端に設けられたコネクタが装着されるコネクタ装着部を有し、
    前記サブ導体接続部は、前記サブ導体の先端に設けられた接続端子と接続される端子形状で形成された
    請求項1乃至請求項5のうちいずれかに記載の分岐接続体。
  7. 前記コネクタ装着部は、前記コネクタが前記長手方向に沿う方向に接続される向きで配置された
    請求項6に記載の分岐接続体。
  8. 前記サブ装着部は、リレーを装着するリレー装着部を有し、
    前記サブ側接続導体は、
    前記第2ヒューズ接続部及び
    前記リレーの稼働側接点と接続される稼働側接続部が備えられた
    請求項1乃至請求項7のうちいずれかに記載の分岐接続体。
  9. 前記メイン導体当接部は、前記メイン導体の外表面と面接触する面状で構成された
    請求項1乃至請求項8のうちいずれかに記載の分岐接続体。
  10. 前記メイン導体は、所定幅を有するとともに、断面扁平状となる扁平導体であり、
    前記メイン導体当接部は、前記扁平導体の外表面と面接触する平面状で構成された
    請求項9に記載の分岐接続体。
  11. 前記ヒューズ装着部は、
    前記扁平導体に対して幅方向の内側に配置されるとともに、
    前記ヒューズが前記長手方向に直交する方向且つ幅方向に直交する方向から装着される向きで配置された
    請求項10に記載の分岐接続体。
  12. 前記ヒューズ装着部は、
    前記ヒューズが前記長手方向に直交する方向且つ幅方向から装着される向きで配置された
    請求項10に記載の分岐接続体。
  13. 前記メイン装着部は、前記電源線を挟み込むよう構成された第1メイン装着体と第2メイン装着体とを有する
    請求項1乃至請求項12のうちいずれかに記載の分岐接続体。
  14. 車体に配索されるハーネスと、
    請求項1乃至請求項13のうちいずれかに記載の分岐接続体とが備えられ、
    前記電源線が前記ハーネスを構成し、
    前記分岐接続体が、追加回路を構成する前記サブ導体を前記ハーネスの前記メイン導体に対して分岐接続する箇所に設けられた
    分岐接続体付きハーネス。
  15. 車体に配索されたハーネスと、
    請求項1乃至請求項13のうちいずれかに記載の分岐接続体とが備えられ、
    前記電源線が前記ハーネスを構成し、
    前記分岐接続体が、追加回路を構成する前記サブ導体を前記ハーネスの前記メイン導体に対して分岐接続する箇所に設けられた
    ハーネス配索構造。
  16. 車体に配索されたハーネスと、
    追加回路を構成する追加線と、
    請求項1乃至請求項13のうちいずれかに記載の分岐接続体とが備えられ、
    前記電源線が前記ハーネスを構成するとともに、前記サブ導体が前記追加線の導体を構成し、
    前記分岐接続体が、前記サブ導体を前記ハーネスの前記メイン導体に対して分岐接続する箇所に設けられた
    追加回路付きハーネス配索構造。
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