JP2022106400A - 遮断弁キット、空気調和装置および室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷媒漏洩時の安全性を確保するとともに、気密性の確認および真空引きなどの作業を行うことのできる遮断弁キットを提供する。【解決手段】室外機10側のガス冷媒配管30と、室内機20側のガス冷媒配管30と、を接続する第1冷媒配管51と、室外機10側の液冷媒配管31と、室内機20側の液冷媒配管31と、を接続する第2冷媒配管52と、第1冷媒配管51に設けられるガス側開閉弁42と、第2冷媒配管52に設けられる液側開閉弁41と、室内機20側の第2冷媒配管52と、室外機10側の第2冷媒配管52とを接続するバイパス配管43と、バイパス配管43に設けられたバイパス用開閉弁44と、を備え、ガス側開閉弁42および液側開閉弁41は、ノーマルクローズタイプの電磁弁で構成され、バイパス用開閉弁44は、電動弁又は手動弁であり、バイパス用開閉弁44は、気密試験時及び真空引き時に開放されている。【選択図】図1

Description

本発明は、遮断弁キット、空気調和装置および室内機に関する。
近年、空気調和装置においては、R32等の微燃性冷媒あるいは可燃性冷媒が空気調和装置に利用される傾向がある。
このような微燃性あるいは可燃性の冷媒が漏出した場合には、被調和空間や室内機の設置空間の冷媒濃度が燃焼下限界(LFL:Lower Flammability Limit)に達する前に、冷媒の漏出を検知し、室内機へ冷媒の供給を停止させることが求められる。
そのため、例えば、室内機に冷媒を送る冷媒配管に、遮断弁を設けることがある。
従来、圧縮機、第1の熱交換器、第1の電動膨張弁、第2の電動膨張弁、及び第2の熱交換器を、順次、冷媒を循環させる配管で接続して冷凍サイクルを形成し、電力供給源からの電力供給が遮断されたとき、第1及び第2の電動膨張弁を閉止する膨張弁閉止機構を備え、膨張弁閉止機構は、補助電源となる電池と、電力供給源からの電力供給の遮断を検知する遮断検知手段とを有し、遮断検知手段が電力供給源からの電力供給の遮断を検知したとき、電池から供給される電力により第1及び第2の電動膨張弁を閉止する構成とした技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
これにより、停電時においても、電池による電力により、第1および第2の電動膨張弁を閉止することで、冷媒の漏洩を停止でき、安全性を高めることができる。
特開2005-121333号公報
本開示は、冷媒漏洩時の安全性を確保するとともに、気密性の確認および真空引きなどの作業を行うことのできる遮断弁キット、空気調和装置および室内機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本開示の遮断弁キットは、室外機側のガス冷媒配管と、室内機側の前記ガス冷媒配管と、を接続する第1冷媒配管と、前記室外機側の液冷媒配管と、前記室内機側の前記液冷媒配管と、を接続する第2冷媒配管と、前記第1冷媒配管に設けられるガス側開閉弁と、前記第2冷媒配管に設けられる液側開閉弁と、前記室外機側の前記第1冷媒配管と、前記室内機側の前記第2冷媒配管とを接続するか、または、前記室内機側の前記第1冷媒配管と、前記室外機側の前記第2冷媒配管とを接続するバイパス配管と、前記バイパス配管に設けられたバイパス用開閉弁と、を備え、前記ガス側開閉弁および前記液側開閉弁は、ノーマルクローズタイプの電磁弁で構成され、前記バイパス用開閉弁は、電動弁又は手動弁であり、前記バイパス用開閉弁は、気密試験時及び真空引き時に開放されている。
本開示によれば、冷媒漏洩時の安全性を確保するとともに、気密性の確認および真空引きなどの作業を容易に行うことができる。
実施の形態1の空気調和装置を示す概略構成図 実施の形態1の空気調和装置1の据え付けから運転開始までの流れを示すフローチャート 実施の形態2の空気調和装置を示す概略構成図 実施の形態3の空気調和装置を示す概略構成図 実施の形態4の空気調和装置を示す概略構成図 実施の形態5の空気調和装置を示す概略構成図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、商用電源からの電力供給の遮断を検知する遮断検知手段を備え、遮断検知手段により商用電源からの電力供給の遮断を検知したとき、電池等の外部電力により冷媒遮断弁を閉止する構成とした技術があった。
また、空気調和装置を設置する場合、室外機および室内機を設置し、冷媒配管を接続する冷媒配管工事を行う。そして、冷媒配管工事が完了した後、冷媒配管の気密性を確認し、冷媒配管の気密性が確認できたら、冷媒配管の真空引きを行うのが一般的である。
しかしながら、通常、冷媒配管工事が完了した時点では、電源工事は行われていない。そのため、冷媒遮断弁が電力供給されない場合に閉塞するノーマルクローズタイプの電磁弁である場合、商用電源の通電前に冷媒遮断弁を開くことができず、室外機と室内機とを接続する冷媒配管が遮断された状態となる。そのため、前述の気密性の確認および真空引きの作業を行うことができない課題があった。
電力供給を行うための外部電源を設けることで、商用電源の通電前でも、ノーマルクローズタイプの電磁弁を開状態にすることができる。しかしながら、一般に気密試験や真空引きの作業には1時間以上要するため、電力容量が大きい外部電源を設ける必要があり、設備コストが高くなる。発明者らは当該課題を発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1を用いて、実施の形態1について説明する。
図1は、本発明に係る空気調和装置の実施の形態1を示す概略構成図である。
[1-1.構成]
[1-1-1.空気調和装置の構成]
図1に示すように、本実施の形態の空気調和装置1は、室外機10と、室内機20と、ガス冷媒配管30と、液冷媒配管31と、遮断弁キット40と、制御部(図示せず)とを備えている。
室外機10には、圧縮機11、冷媒流路を切り替える四方弁12、室外側熱交換器13、室外側絞り装置14が収容されており、これら圧縮機11、四方弁12、室外側熱交換器13、室外側絞り装置14は、冷媒配管15により順次接続されている。
室内機20には、室内側熱交換器21、室内側絞り装置22、室内送風機23がそれぞれ収容されており、室内側熱交換器21および室内側絞り装置22は、冷媒配管24を介して接続されている。
室外機10の圧縮機11と、室内機20の室内側熱交換器21とは、ガス冷媒配管30および液冷媒配管31により接続されている。
室外機10と、ガス冷媒配管30および液冷媒配管31とを接続する箇所には、サービスバルブ32が設けられており、サービスバルブ32は、サービスポート33を備えている。
また、室内機20と、ガス冷媒配管30および液冷媒配管31とを接続する箇所には、開閉弁34が設けられている。
室外機10と室内機20とを接続する液冷媒配管31およびガス冷媒配管30の中途部には、遮断弁キット40が設けられている。
[1-1-2.開閉弁]
開閉弁は、電磁弁と電動弁に大別される。
電磁弁は、駆動プランジャと呼ばれる弁がばねにより付勢されており、電磁石(ソレノイド)に電流を流すことで、電磁力により弁を往復動作する方式の弁である。電磁弁は、さらに、通電時に開状態となり、非通電時に閉状態となるノーマルクローズタイプの電磁弁と、通電時に閉状態となり、非通電時に開状態となるノーマルオープンタイプの電磁弁と、に分類される。
一方、電動弁は、ボールバルブ弁のように、弁体が回転動作をすることで、流路を開閉制御する方式の弁である。電動弁は、電磁弁とは異なり、非通電時に開状態とすることもでき、閉状態とすることもできる。
[1-1-3.遮断弁キット40]
本実施の形態において、遮断弁キット40は、ガス冷媒配管30に接続する第1冷媒配管51と、液冷媒配管31に接続する第2冷媒配管52を備える。
第2冷媒配管52の中途部には、液側開閉弁41が設けられている。液側開閉弁41は、ノーマルクローズタイプの電磁弁により構成される。液冷媒配管31や第2冷媒配管52は配管径が小さいので、液側開閉弁41は、電磁弁として、直動式の弁などが用いられる。直動式の弁は、コイルの電磁力のみにより弁を開閉する方式の弁である。液側開閉弁41として直動式の弁を用いた場合、液側開閉弁41が閉塞している状態においても、室内機20側から室外機10側への圧力差が大きいと、冷媒は液側開閉弁41を通過して、室内機20側から室外機10側に流れる。
第1冷媒配管51の中途部には、ガス側開閉弁42が設けられている。ガス側開閉弁42も、液側開閉弁41と同様に、ノーマルクローズタイプの電磁弁により構成される。ガス冷媒配管30および第1冷媒配管51は、液側冷媒配管31に比べて配管径が大きいため、ガス側開閉弁42としては、例えば、パイロット式の弁などが用いられる。パイロット式の弁は、コイルの電磁力、および、冷媒配管の圧力差により弁体を開放する構成となっている。そのため、ガス側開閉弁42としてパイロット式の弁を用いた場合、室内機20側から室外機10側への圧力差が大きくても、ガス側開閉弁42が閉塞していれば、冷媒はガス側開閉弁42を室内機20側から室外機10側へ通過することはない。
また、液側開閉弁41よりも室外機10側の第2冷媒配管52と、ガス側開閉弁42よりも室内機20の第1冷媒配管51と、を接続するバイパス配管43が設けられている。
バイパス配管43の中途部には、バイパス用開閉弁44が設けられている。バイパス用開閉弁44は、電動弁により構成される。
なお、バイパス配管43は、液側開閉弁41よりも室内機20側の第2冷媒配管52と、ガス側開閉弁42よりも室外機10の第1冷媒配管51と、を接続するようにしてもよい。
第1冷媒配管51には、液側開閉弁42よりも室外機10側の第1冷媒配管51と、液側開閉弁42よりも室内機20側の第1冷媒配管51と、を、バイパスするガス側バイパス配管45が設けられている。ガス側バイパス配管45の中途部には、逆止弁46が設けられている。逆止弁46は、室内機20側から室外機10側のみに冷媒が流れる構成となっている。
[1-2.動作・作用]
次に、図2を用いて、本実施形態の動作・作用について説明する。
図2は、空気調和装置1の据え付けから運転開始までの流れを示すフローチャートである。
まず、室外機10および室内機20を所定の場所に設置した後、遮断弁キット40を介して、冷媒配管を接続する冷媒配管工事を行う(ST1)。このとき、バイパス用開閉弁44を開放した状態で遮断弁キット40を設置する。
冷媒配管工事が完了したら、ガス冷媒配管30および液冷媒配管31の気密試験を行う(ST2)。この気密試験は、サービスバルブ32のサービスポート33から窒素ガスを封入し、冷媒配管からの漏れがないかどうかを確認することで行われる。
上述の通り、気密試験を行う場合、バイパス用開閉弁44は、開状態となっている。
これにより、液冷媒配管31のサービスポート33から導入された窒素ガスは、液冷媒配管31、第2冷媒配管52を通り、液側開閉弁41まで導入される。また、第2冷媒配管52に送られる窒素ガスは、途中、バイパス配管43に導入された後、第1冷媒配管51、遮断弁キット40と室内機20の間のガス冷媒配管30、室内機20、遮断弁キット40と室内機20の間の液冷媒配管31、第2冷媒配管52を順次介して、液側開閉弁41まで導入される。
一方、ガス冷媒配管30のサービスポート33から導入された窒素ガスは、第1冷媒配管51を流れ、液側開閉弁42まで導入される。
このように、本実施の形態においては、液側開閉弁41およびガス側開閉弁42をノーマルクローズタイプの電磁弁を用いているため、一般に商用電源が通電していない気密試験ではガス側開閉弁41および液側開閉弁42は閉状態となるが、開状態であるバイパス用開閉弁44を有するバイパス配管43を設けることで、冷媒配管の気密検査を適正に行うことができる。
また、気密試験が完了した後、ガス冷媒配管30および液冷媒配管31の内部の真空引きを行う(ST3)。
真空引きは、ガス冷媒配管30のサービスポート33および液冷媒配管31のサービスポート33から、空気を吸引することで、ガス冷媒配管30および液冷媒配管31の内部を真空状態にする作業である。
液側開閉弁41として直動式のノーマルクローズ電磁弁を用いているため、液側開閉弁41が閉塞している状態においても、室内機20側から室外機10側への圧力差が大きいと、冷媒は液側開閉弁41を通過して、室内機20側から室外機10側に流れる。このため、液冷媒配管31と第2冷媒配管52内の空気を吸引することができる。
また、バイパス配管43を設けている。これにより、液側開閉弁42よりも室内機20側の第1冷媒配管51、および、遮断弁キット40と室内機20の間のガス冷媒配管30の冷媒は、バイパス配管43を介して液側開閉弁41よりも室外機10側の第2冷媒配管52に吸引できる。
さらに、ガス冷媒配管30のガス側開閉弁42をバイパスするガス側バイパス配管45に逆止弁46を設けており、ガス側開閉弁42としてパイロット式のノーマルクローズ電磁弁を用いている。真空引き時において、ガス側開閉弁42は閉状態のため、第1冷媒配管51の空気は、室内機20側から室外機10側に向けてガス側開閉弁42を通過しないが、第1冷媒配管51の空気は、ガス側バイパス配管45を経由して室内機20側から室外機10側に吸引することができる。そのため、より効率的に真空引きを行うことができる。
ガス冷媒配管30および液冷媒配管31の真空引きが完了した後、サービスポート33を介して冷媒配管の内部に冷媒を封入する冷媒封入工程が行われる(ST4)。この冷媒封入工程においても、バイパス用開閉弁44は開状態であるため、第2冷媒配管52および第1冷媒配管51の内部が連通し、ガス冷媒配管30、第1冷媒配管51、液冷媒配管31、および、第2冷媒配管52の全域に亘って冷媒を封入することができる。
そして、冷媒封入工程後、電源工事を行い(ST5)、制御部により電動弁であるバイパス用開閉弁44を閉状態に制御する(ST6)。その後、制御部により空気調和装置1が、所定の試運転を行うよう制御する(ST7)。試運転が完了した後、冷房運転や暖房運転などの通常運転が行われる(ST8)。
このように、バイパス用開閉弁44を開放した状態で遮断弁キット40を据え付けるので、その後の気密試験、真空引き、冷媒封入工程を適正に行ことができる。また、電源工事を行った後、制御部によりバイパス用開閉弁44を閉状態とするので、試運転を行うことができる。
また、空気調和装置1の据え付けから試運転までの間、バイパス用開閉弁44を一度だけ開閉制御すればよいので、据え付け、気密試験、真空引き、試運転を容易に行うことができる。
また、冷媒を空気調和装置1の室外側熱交換器13に回収するポンプダウン運転や、冷媒を冷媒回収器に回収する冷媒回収運転を開始する指示がされた場合、制御部は、バイパス用開閉弁44を開状態に制御する。建物が解体される際、商用電源が通電しない状態で空気調和装置を除去する場合がある。この場合、液側開閉弁41およびガス側開閉弁42が閉状態となるが、バイパス配管43のバイパス用開閉弁44を開状態にすることで、室内機20、第2冷媒配管52、第1冷媒配管51、ガス冷媒配管30および液冷媒配管31に残留する冷媒を冷媒回収器に回収することができる。
また、冷媒漏洩時、制御部は、ガス側開閉弁41および液側開閉弁42のコイルへの通電を停止することにより、液側開閉弁41およびガス側開閉弁42を閉状態とする。これにより、冷媒の漏洩を最小限に抑制することができる。
そして、液側開閉弁41およびガス側開閉弁42がノーマルクローズタイプの電磁弁で構成されているため、停電など電力の供給が停止した場合、ガス側開閉弁41および液側開閉弁42は閉状態となる。これにより、地震等により電力供給停止後に冷媒配管が破損した場合でも、冷媒の漏洩を最小限に抑制することができる。
[1-3.効果等]
以上述べたように、本実施の形態においては、室外機10側のガス冷媒配管30と、室内機20側のガス冷媒配管30と、を接続する第1冷媒配管51と、室外機10側の液冷媒配管31と、室内機20側の液冷媒配管31と、を接続する第2冷媒配管52と、第1冷媒配管51に設けられるガス側開閉弁42と、第2冷媒配管52に設けられる液側開閉弁41と、室内機20側の第1冷媒配管51と、室外機10側の第2冷媒配管52とを接続するバイパス配管43と、バイパス配管43に設けられたバイパス用開閉弁44と、を備え、ガス側開閉弁42および液側開閉弁41は、ノーマルクローズタイプの電磁弁で構成され、バイパス用開閉弁44は、電動弁又は手動弁であり、バイパス用開閉弁44は、気密試験時及び真空引き時に開放されている。
これにより、冷媒配管の気密試験、真空引き、あるいは冷媒回収を行う場合に、バイパス用開閉弁44を開状態にし、バイパス配管43を連通することで、液側開閉弁41およびガス側開閉弁42としてノーマルクローズタイプの弁を用いた場合でも、ガス冷媒配管30および液冷媒配管31の全域に亘って、気密試験の際における窒素ガスの導入、真空引き、あるいは冷媒回収を適正に行うことができる。
そのため、電源が供給されない状態でも、別途外部電源を用いることなく、気密試験、真空引き、あるいは冷媒回収を行うことができ、設備コストの低減を図ることができる。
また、本実施の形態においては、ガス側開閉弁42は、パイロット式の電磁弁により構成され、第1冷媒配管51に設けられガス側開閉弁42の上流側と、ガス側開閉弁42の下流側と、をバイパスするガス側バイパス配管45をさらに備え、ガス側バイパス配管45には、室内機20側から室外機10側への冷媒の流れのみを許容する逆止弁46を備える。
ガス側開閉弁42にパイロット式のノーマルクローズ電磁弁を用いた場合、ガス側開閉弁42が閉塞していれば、室内機20側から室外機10側への圧力差が大きくても、冷媒はガス側開閉弁42を室内機20側から室外機10側へ通過しない。そのため、第1冷媒配管51において十分に真空引きができない。そこで、本実施の形態では、ガス冷媒配管30のガス側開閉弁42をバイパスするガス側バイパス配管45に逆止弁46を設けているので、真空引きの場合、第1冷媒配管51の空気は、ガス側バイパス配管45を経由して室内機20側から室外機側10へ吸引される。そのため、より効率的に真空引きを行うことができる。
(実施の形態2)
[2-1.構成]
次に、本発明の実施の形態2について図3を用いて説明する。
図3は、本発明の実施の形態2を示す概略構成図である。
図3に示すように、本実施の形態においては、ノーマルクローズタイプの電磁弁である液側開閉弁241は、液冷媒配管31と接続される室内機20の冷媒配管24に設けられる。また、ノーマルクローズタイプの電磁弁であるガス側開閉弁242は、ガス冷媒配管30と接続される室内機20の冷媒配管24に設けられる。
バイパス配管243は、液側開閉弁241よりも室外機10側の冷媒配管24と、ガス側開閉弁242よりも室内側熱交換器21側の冷媒配管24と、を接続する。バイパス配管243の中途には、電動弁であるバイパス用開閉弁244が設けられる。
なお、バイパス配管243は、液側開閉弁241よりも室内側熱交換器21側の冷媒配管24と、ガス側開閉弁242よりも室外機10側の冷媒配管24とを接続するようにしてもよい。
ガス側バイパス配管245は、ガス側開閉弁242よりも室内側熱交換器21側の冷媒配管24と、ガス側開閉弁242よりも室外機10側の冷媒配管24と、を接続する。逆止弁246は、ガス側バイパス配管245の中途に設けられる。逆止弁246は、室内側熱交換器21から室外機10側への冷媒の流れを許容する逆止弁である。
その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
[2-2.動作・作用]
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、気密試験を行う場合、バイパス用開閉弁244は、開状態とされる。
これにより、液冷媒配管31のサービスポート33から導入された窒素ガスは、液冷媒配管31、冷媒配管24を通り、液側開閉弁241まで導入される。また、液管側の冷媒配管24に送られる窒素ガスは、途中、バイパス配管243に導入され、ガス側開閉弁242よりも室内側熱交換器21側の冷媒配管24に流れ、室内側熱交換器21、液側の冷媒配管24、を順次介して液側開閉弁241まで導入される。
一方、ガス冷媒配管30のサービスポート33から導入された窒素ガスは、ガス冷媒配管30、ガス冷媒配管30と接続される冷媒配管24を流れ、ガス側開閉弁242まで導入される。
これにより、ガス冷媒配管30、液冷媒配管31、冷媒配管24の全域に窒素ガスを導入しやすくすることができる。
このように、本実施の形態においては、液側開閉弁41およびガス側開閉弁42をノーマルクローズタイプの弁を用いているが、バイパス配管243を設けることで、各サービスポート33から窒素ガスを導入した場合に、ガス冷媒配管30、液冷媒配管31、冷媒配管24、室内側熱交換器21の全域に亘って、窒素ガスを導入することができ、これにより、冷媒配管の気密検査を適正に行うことができる。
また、冷媒配管の内部を真空引きする場合、および冷媒回収を行う場合についても、バイパス配管243のバイパス用開閉弁244を開とすることで、実施の形態1と同様、ガス冷媒配管30、液冷媒配管31、室内側熱交換器21、冷媒配管24の全域に亘って、真空引きや冷媒回収を行うことができる。
[2-3.効果等]
以上述べたように、本実施の形態においては、室外機の液冷媒配管およびガス冷媒配管と接続される冷媒配管と、冷媒配管に接続される室内側熱交換器と、液側の冷媒配管に設けられる液側開閉弁と、ガス側の冷媒配管に設けられるガス側開閉弁と、液側の冷媒配管とガス側の冷媒配管とをバイパスするバイパス配管と、バイパス配管に設けられるバイパス用開閉弁と、を備え、ガス側開閉弁および液側開閉弁は、ノーマルクローズタイプの電磁弁であり、バイパス配管は、液側開閉弁よりも室外機側の冷媒配管と、ガス側開閉弁よりも室内側熱交換器側の冷媒配管とを接続する冷媒配管であり、バイパス用開閉弁は、電動弁、または、手動式弁により構成される。
これにより、冷媒配管の気密試験、真空引き、あるいはポンプダウンを行う場合に、バイパス用開閉弁244を開状態にし、バイパス配管243を開放することにより、液側開閉弁241およびガス側開閉弁242をノーマルクローズタイプの弁を用いた場合でも、ガス冷媒配管30、液冷媒配管31、室内側熱交換器21、冷媒配管24の全域に亘って、気密試験の際における窒素ガスの導入、真空引き、ポンプダウンあるいは冷媒回収を行うことができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について図4を用いて説明する。
図4は、本発明の実施の形態3を示す概略構成図である。
[3-1.構成]
図4に示すように、本実施の形態においては、バイパス配管343は、液側開閉弁41よりも室外機10側の第2冷媒配管52と、液側開閉弁41よりも室内機20側の第2冷媒配管52と、をバイパスするように構成される。
なお、バイパス配管343は、ガス側開閉弁42の室外機10側の第1冷媒配管51と、ガス側開閉弁42の室内機側の第1冷媒配管51とを接続するようにしてもよい。
また、バイパス配管343の中途部には、実施の形態1と同様に、バイパス用開閉弁344が設けられている。
その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
[3-2.動作・作用]
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、気密試験を行う場合、バイパス用開閉弁344は、開状態とされる。
これにより、液冷媒配管31のサービスポート33から導入された窒素ガスは、液冷媒配管31、第2冷媒配管52を通り、液側開閉弁41まで導入される。また、第2冷媒配管52に送られる窒素ガスは、途中、バイパス配管343に導入され、室内機20側の第2冷媒配管52、液冷媒配管31、室内機20、ガス冷媒配管30、第1冷媒配管51を順次介して液側開閉弁42まで導入される。
一方、ガス冷媒配管30のサービスポート33から導入された窒素ガスは、ガス冷媒配管30、第1冷媒配管51を流れ、ガス側開閉弁42まで導入される。
これにより、ガス冷媒配管30および液冷媒配管31の全域に窒素ガスを導入しやすくすることができる。
このように、本実施の形態においては、液側開閉弁41およびガス側開閉弁42をノーマルクローズタイプの弁を用いているが、バイパス配管343を設けることで、各サービスポート33から窒素ガスを導入した場合に、ガス冷媒配管30、液冷媒配管31、第2冷媒配管52、第1冷媒配管51の全域に亘って、窒素ガスを導入することができ、冷媒配管の気密検査を適正に行うことができる。
また、冷媒配管の内部を真空引き、冷媒回収を行う場合、ガス側バイパス配管45、逆止弁46を設けることにより、効率的に真空引きを行うことができる。
[3-3.効果等]
以上述べたように、本実施の形態においては、室外機10側のガス冷媒配管30と、室内機20側のガス冷媒配管30と、を接続する第1冷媒配管51と、室外機10側の液冷媒配管31と、室内機20側の液冷媒配管31と、を接続する第2冷媒配管52と、第1冷媒配管51に設けられるガス側開閉弁42と、第2冷媒配管52に設けられる液側開閉弁41と、室外機10側の第2冷媒配管52と、室内機20側の第2冷媒配管52とを接続するバイパス配管343と、バイパス配管343に設けられたバイパス用開閉弁344と、を備え、ガス側開閉弁42および液側開閉弁41は、ノーマルクローズタイプの電磁弁で構成され、バイパス用開閉弁は、電動弁または手動弁であり、バイパス用開閉弁は、気密試験時及び真空引き時に開放されている。
これにより、冷媒配管の気密試験、真空引き、あるいはポンプダウンを行う場合に、バイパス用開閉弁344を開状態にし、バイパス配管343を開放することにより、液側開閉弁41およびガス側開閉弁42をノーマルクローズタイプの弁を用いた場合でも、ガス冷媒配管30、液冷媒配管31、室内側熱交換器21、冷媒配管24の全域に亘って、気密試験の際における窒素ガスの導入、真空引き、ポンプダウンあるいは冷媒回収を行うことができる。
バイパス配管343は、室外機10側の第2冷媒配管52と、室内機20側の第2冷媒配管52と、を接続する配管であり、ガス側開閉弁42は、パイロット式の電磁弁により構成され、第1冷媒配管51に設けられガス側開閉弁42の上流側と、ガス側開閉弁42の下流側と、をバイパスするガス側バイパス配管45をさらに備え、ガス側バイパス配管45には、室内機20側から室外機10側への冷媒の流れのみを許容する逆止弁46を備える。
ガス側開閉弁42にパイロット式のノーマルクローズ電磁弁を用いた場合、ガス側開閉弁42が閉塞していれば、室内機20側から室外機10側への圧力差が大きくても、冷媒はガス側開閉弁42を室内機20側から室外機10側へ通過しない。そのため、第1冷媒配管51において十分に真空引きができない。そこで、本実施の形態では、ガス冷媒配管30のガス側開閉弁42をバイパスするガス側バイパス配管45に逆止弁46を設けているので、真空引きの場合、第1冷媒配管51の空気は、ガス側バイパス配管45を経由して室内機20側から室外機側10へ吸引される。そのため、より効率的に真空引きを行うことができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について図5を用いて説明する。
[4-1.構成]
図5は、本発明の実施の形態4を示す概略構成図である。
図5に示すように、本実施の形態においては、ノーマルクローズタイプの液側開閉弁441は、液冷媒配管31と接続される室内機20の冷媒配管24に設けられる。また、ノーマルクローズタイプのガス側開閉弁442は、ガス冷媒配管30と接続される室内機20の冷媒配管24に設けられる。
バイパス配管443は、液側開閉弁441よりも室外機10側の冷媒配管24と、液側開閉弁441よりも室内側熱交換器21側の冷媒配管24と、を接続する。バイパス用開閉弁444は、バイパス配管443の中途に設けられる。
ガス側バイパス配管445は、ガス側開閉弁442よりも室内側熱交換器21側の冷媒配管24と、ガス側開閉弁442よりも室外機10側の冷媒配管24と、を接続する。逆止弁446は、ガス側バイパス配管445の中途に設けられる。
なお、バイパス配管443は、ガス側開閉弁442よりも室外機10側の冷媒配管24と、ガス側開閉弁442よりも室内側熱交換器21側の冷媒配管24と接続するようにしてもよい。
その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
[4-2.動作・作用]
本実施の形態においても、実施の形態1~3と同様に、気密試験を行う場合、バイパス用開閉弁444は、開状態とされる。
これにより、液冷媒配管31のサービスポート33から導入された窒素ガスは、液冷媒配管31、冷媒配管24を通り、液側開閉弁441まで導入される。また、液管側の冷媒配管24に送られる窒素ガスは、途中、バイパス配管443に導入され、液側開閉弁441よりも室内側熱交換器21側の冷媒配管24に流れ、液側の冷媒配管24、室内側熱交換器21、ガス側の冷媒配管24、を順次介してガス側開閉弁442まで導入される。
一方、ガス冷媒配管30のサービスポート33から導入された窒素ガスは、ガス冷媒配管30を流れ、ガス側開閉弁442まで導入される。
これにより、ガス冷媒配管30、液冷媒配管31、室内側熱交換器21、冷媒配管24の全域に窒素ガスを導入することができる。
また、冷媒配管の内部を真空引き、冷媒回収を行う場合、ガス側バイパス配管445、逆止弁446を設けることにより、効率的に真空引きを行える(作用・効果は[1-2.動作・作用]の記載と同様であるので説明を割愛する)。
[4-3.効果等]
以上述べたように、本実施の形態においては、室外機10の液冷媒配管31およびガス冷媒配管30と接続される冷媒配管24と、冷媒配管24に接続される室内側熱交換器21と、液側の冷媒配管24に設けられる液側開閉弁441と、ガス側の冷媒配管24に設けられるガス側開閉弁442と、液側開閉弁441よりも室外機10側の冷媒配管24と、液側開閉弁441よりも室内側熱交換器21側の冷媒配管24とを接続するバイパス配管443と、バイパス配管443に設けられるバイパス用開閉弁444と、を備え、ガス側開閉弁442および液側開閉弁441は、ノーマルクローズタイプの電磁弁であり、バイパス用開閉弁444は、電動弁、または、手動式弁により構成される。
これにより、冷媒配管の気密試験、真空引き、あるいはポンプダウンを行う場合に、バイパス用開閉弁444を開状態にし、バイパス配管443を開放することにより、液側開閉弁441およびガス側開閉弁442をノーマルクローズタイプの弁を用いた場合でも、ガス冷媒配管30、液冷媒配管31、室内側熱交換器21、冷媒配管24の全域に亘って、気密試験の際における窒素ガスの導入、真空引き、ポンプダウンあるいは冷媒回収を行うことができる。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5について図6を用いて説明する。
[5-1.構成]
図6は、本発明の実施の形態5を示す概略構成図である。
図6に示すように、本実施の形態においては、バイパス配管543は、液側開閉弁41よりも室内機20側の第2冷媒配管52と、ガス側開閉弁42よりも室外機10側の第1冷媒配管51と、を接続する。
バイパス配管543には、バイパス用開閉弁544が設けられる。バイパス配管543には、バイパス用開閉弁544より第1冷媒配管51側には、逆止弁547が設けられている。バイパス配管543のバイパス用開閉弁544より第2冷媒配管52側には、膨張機構548が設けられる。
その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
[5-2.動作・作用]
本実施の形態においても、実施の形態1~4と同様に、気密試験を行う場合、バイパス用開閉弁544は、開状態とされる。
これにより、液冷媒配管31のサービスポート33から導入された窒素ガスは、液冷媒配管31、第2冷媒配管52を通り、液側開閉弁41まで導入される。
また、ガス冷媒配管30のサービスポート33から第1冷媒配管51に送られる窒素ガスは、途中、バイパス配管543に導入された後、第2冷媒配管52、遮断弁キット40と室内機20の間のガス冷媒配管31、室内機20、遮断弁キット40と室内機20の間の液冷媒配管30、第2冷媒配管52を順次介して、液側開閉弁41まで導入される。
これにより、ガス冷媒配管30、液冷媒配管31、室内側熱交換器21、冷媒配管24の全域に窒素ガスを導入することができる。
また、冷媒配管の内部を真空引き、冷媒回収を行う場合も同様である。
また、本実施の形態においては、遮断弁キット40は、ガス冷媒配管30側に冷媒が溜まることを防止する機能を有している。
すなわち、サーモオフ時や除霜運転時において、ガス側開閉弁42を閉じ、バイパス用開閉弁544を開放する。また、室内機20側の開閉弁34を閉じる。
これにより、圧縮機11からの冷媒は、ガス冷媒配管30、第1冷媒配管51、バイパス配管43、逆止弁547、バイパス用開閉弁544、膨張機構548、液冷媒配管30、液側開閉弁41をそれぞれ介して室外機10に戻る。
これにより、室内機20側に冷媒が流れないので、不要な熱交換がされることを抑制できる。そのため、ガス冷媒配管30側に冷媒が溜まることを防止できる。
また、除霜運転において、室内機20側に冷媒を流さないことにより放熱を防止するので、結果として、圧縮機11からの吐出ガスの熱量を全て室外熱交換器13の除霜に使用することが可能となる。
[5-3.効果等]
以上述べたように、本実施の形態においては、バイパス配管543は、液側開閉弁41よりも室内機20側の第1冷媒配管51と、ガス側開閉弁42よりも室外機10側の第2冷媒配管52と、を接続し、バイパス配管543に、バイパス用開閉弁544および逆止弁547が設けられ、バイパス配管543のバイパス用開閉弁544より第2冷媒配管52側には、膨張機構548が設けられる。
これにより、冷媒配管の気密試験、真空引き、あるいは冷媒回収を行う場合に、バイパス用開閉弁544を開状態にし、バイパス配管543を連通することで、液側開閉弁41およびガス側開閉弁42をノーマルクローズタイプの弁を用いた場合でも、ガス冷媒配管30および液冷媒配管31の全域に亘って、気密試験の際における窒素ガスの導入、真空引き、あるいは冷媒回収を適正に行うことができる。
また、除霜運転において、室内機20側に冷媒を流さないことにより放熱を防止するので、ガス冷媒配管30側に冷媒が溜まることを防止して、圧縮機11からの吐出ガスの熱量を全て室外熱交換器13の除霜に使用することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1から実施の形態5を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1~実施の形態5では、バイパス用開閉弁の一例として電動弁を説明した。バイパス用開閉弁は、商用電源が通電されていない状態で開放することができる弁であればよい。したがって、バイパス用開閉弁は、電動弁に限定されない。ただし、バイパス用開閉弁として電動弁を用いれば、制御部により電動弁を開閉制御することができる。また、バイパス用開閉弁として手動弁を用いてもよい。バイパス用開閉弁として手動弁を用いれば、コストを低減できる。また、室内機の制御部と連携する必要がないので、遮断弁キットを容易に外付けできる。
実施の形態1では、バイパス配管は、ガス側開閉弁よりも室内機側の第1冷媒配管と、液側開閉弁よりも室外機の第2冷媒配管と、を接続するバイパス配管が設けられているが、本発明は当該構成に限られない。ガス側開閉弁よりも室外機側の第1冷媒配管と、液側開閉弁よりも室内機側の第2冷媒配管と、を接続してもよい。
実施の形態1、2では、ガス側バイパス配管を第1冷媒配管側に設けられる構成を説明した。ガス側バイパス配管は、パイロット式弁をバイパスする構成であればよい。したがって、本発明では、ガス側バイパス配管を第1冷媒配管側に設けられる構成に限定されない。例えば、液側開閉弁がパイロット式弁であれば、第2冷媒配管に、液側開閉弁をバイパスする液側バイパス配管を設け、当該液側バイパス配管に室内機側から室外機側への冷媒の流れを許容する逆止弁を設ける構成としてもよい。
実施の形態3では、バイパス配管は、第2冷媒配管に設けられているが、本発明はこれに限られない。例えば、バイパス配管が第1冷媒配管に設けられていてもよい。
実施の形態1および実施の形態3では、一つの室外機に一つの室内機が接続される、所謂シングルタイプの空気調和装置を説明したが、本発明はこれに限られず、一つに室外機に複数の室内機が接続される、所謂マルチタイプの空気調和装置にも適用可能である。マルチタイプの空気調和装置を用いる場合、一つの遮断弁キットで2~4台程度の室内機を接続する。当該構成でも、実施の形態1、3と同様の効果を奏する。
実施の形態1~4では、遮断弁キット設置時にバイパス用開閉弁は、開状態で設置しているが、工場出荷時からバイパス用開閉弁を開放してもよい。
実施の形態5では、バイパス用開閉弁544が、逆止弁547と膨張機構548よりも第1冷媒配管51側に配置されているが、本発明はこれに限らない。バイパス用開閉弁544を逆止弁547と膨張機構548の間に配する構成としたり、バイパス用開閉弁544を膨張機構548よりも第2冷媒配管52側に配する構成としても同様の効果を奏する。
以上のように、本開示は、ガス側開閉弁および液側開閉弁をノーマルクローズタイプの弁を用いた場合でも、外部電源を用いることなく、ガス冷媒配管および液冷媒配管の全域に亘って、気密試験、真空引き、あるいはポンプダウンを行うことができる空気調和装置として好適に利用可能である。
1 空気調和装置
10 室外機
11 圧縮機
12 四方弁
13 室外側熱交換器
15 冷媒配管
20 室内機
21 室内側熱交換器
24 冷媒配管
30 ガス冷媒配管
31 液冷媒配管
32 サービスバルブ
33 サービスポート
34 開閉弁
40 遮断弁キット
41,241,442 ガス側開閉弁
42,242,441 液側開閉弁
43,243,343,543 バイパス配管
44,244,344,544 バイパス用開閉弁
45,245,445 ガス側バイパス配管
46,246 逆止弁
51 第1冷媒配管
52 第2冷媒配管
547 逆止弁
548 膨張機構

Claims (8)

  1. 室外機側のガス冷媒配管と、室内機側の前記ガス冷媒配管と、を接続する第1冷媒配管と、
    前記室外機側の液冷媒配管と、前記室内機側の前記液冷媒配管と、を接続する第2冷媒配管と、
    前記第1冷媒配管に設けられるガス側開閉弁と、
    前記第2冷媒配管に設けられる液側開閉弁と、
    前記室外機側の前記第1冷媒配管と、前記室内機側の前記第2冷媒配管とを接続するか、または、前記室内機側の前記第1冷媒配管と、前記室外機側の前記第2冷媒配管とを接続するバイパス配管と、
    前記バイパス配管に設けられたバイパス用開閉弁と、を備え、
    前記ガス側開閉弁および前記液側開閉弁は、ノーマルクローズタイプの電磁弁で構成され、
    前記バイパス用開閉弁は、電動弁又は手動弁であり、
    前記バイパス用開閉弁は、気密試験時及び真空引き時に開放されている、
    遮断弁キット。
  2. 前記ガス側開閉弁は、パイロット式の電磁弁により構成され、
    前記第1冷媒配管に設けられ前記ガス側開閉弁の上流側と、前記ガス側開閉弁の下流側と、をバイパスするガス側バイパス配管をさらに備え、
    前記ガス側バイパス配管には、前記室内機側から前記室外機側への冷媒の流れのみを許容する逆止弁を備える、
    請求項1に記載の遮断弁キット。
  3. 室外機側のガス冷媒配管と、室内機側の前記ガス冷媒配管と、を接続する第1冷媒配管と、
    前記室外機側の液冷媒配管と、前記室内機側の前記液冷媒配管と、を接続する第2冷媒配管と、
    前記第1冷媒配管に設けられるガス側開閉弁と、
    前記第2冷媒配管に設けられる液側開閉弁と、
    前記室外機側の前記第1冷媒配管と、前記室内機側の前記第1冷媒配管とを接続するか、または、前記室外機側の前記第2冷媒配管と、前記室内機側の前記第2冷媒配管とを接続するバイパス配管と、
    前記バイパス配管に設けられたバイパス用開閉弁と、を備え、
    前記ガス側開閉弁および前記液側開閉弁は、ノーマルクローズタイプの電磁弁で構成レされ、
    前記バイパス用開閉弁は、電動弁または手動弁であり、
    前記バイパス用開閉弁は、気密試験時及び真空引き時に開放されている、
    遮断弁キット。
  4. 前記バイパス配管は、前記室外機側の前記第2冷媒配管と、前記室内機側の前記第2冷媒配管と、を接続する配管であり、
    前記ガス側開閉弁は、パイロット式の電磁弁により構成され、
    前記第1冷媒配管に設けられ前記ガス側開閉弁の上流側と、前記ガス側開閉弁の下流側と、をバイパスするガス側バイパス配管をさらに備え、
    前記ガス側バイパス配管には、前記室内機側から前記室外機側への冷媒の流れのみを許容する逆止弁を備える、
    請求項3に記載の遮断弁キット。
  5. 前記バイパス用開閉弁は電動弁により構成され、
    気密試験及び真空引きが終了した後、かつ、試運転が開始される前に前記バイパス用開閉弁は閉状態とされる、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遮断弁キット。
  6. 圧縮機と室外側熱交換器とを有する室外機と、
    室内側熱交換器を有する室内機と、
    前記室外機と前記室内機とを接続する液冷媒配管およびガス冷媒配管と、を備え、
    前記ガス冷媒配管および前記液冷媒配管の中途には、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の遮断弁キットを設けた、
    空気調和装置。
  7. 室外機の液冷媒配管およびガス冷媒配管と接続される冷媒配管と、
    前記冷媒配管に接続される室内側熱交換器と、
    液側の前記冷媒配管に設けられる液側開閉弁と、
    ガス側の前記冷媒配管に設けられるガス側開閉弁と、
    液側の前記冷媒配管と、ガス側の前記冷媒配管と、をバイパスするバイパス配管と、
    前記バイパス配管に設けられるバイパス用開閉弁と、を備え、
    前記ガス側開閉弁および前記液側開閉弁は、ノーマルクローズタイプの電磁弁であり、
    前記バイパス配管は、前記液側開閉弁よりも前記室外機側の前記冷媒配管と、前記ガス側開閉弁よりも前記室内側熱交換器側の前記冷媒配管とを接続するか、または、前記液側開閉弁よりも前記室内側熱交換器側の前記冷媒配管と、前記ガス側開閉弁よりも前記室外機側の前記冷媒配管とを接続する冷媒配管であり、
    前記バイパス用開閉弁は、電動弁、または、手動式弁により構成される、
    室内機。
  8. 室外機の液冷媒配管およびガス冷媒配管と接続される冷媒配管と、
    前記冷媒配管に接続される室内側熱交換器と、
    液側の前記冷媒配管に設けられる液側開閉弁と、
    ガス側の前記冷媒配管に設けられるガス側開閉弁と、
    前記液側開閉弁よりも前記室外機側の前記冷媒配管と、前記液側開閉弁よりも前記室内側熱交換器側の前記冷媒配管とを接続するか、または、前記ガス側開閉弁よりも前記室外機側の前記冷媒配管と、前記ガス側開閉弁よりも前記室内側熱交換器側の前記冷媒配管とを接続するバイパス配管と、
    前記バイパス配管に設けられるバイパス用開閉弁と、を備え、
    前記ガス側開閉弁および前記液側開閉弁は、ノーマルクローズタイプの電磁弁であり、
    前記バイパス用開閉弁は、電動弁、または、手動式弁により構成される、
    室内機。
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