JP2023037822A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023037822000001
【課題】筐体のサイズアップを抑制しつつ、室内機に遮断弁を設けることができる空気調和装置を提供する。
【解決手段】圧縮機21が設けられた室外機20と、熱交換器が収められた室内機30と、圧縮機21と熱交換器とが冷媒配管によって連結されることで形成され、冷媒が循環する冷凍回路と、冷凍回路から漏洩した冷媒を検知する冷媒センサ37と、を備える空気調和装置1において、室内機30は、熱交換器が収められる筐体39と、筐体39の外部に突出し、熱交換器と冷媒配管とを連結する配管接続部とを備え、配管接続部には、冷媒センサ37が冷媒を検知した場合に、冷凍回路を循環する冷媒を遮断する遮断弁が設置可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置に関する。
特許文献1は、遮断弁が筐体の一例であるケーシングの内部に収められる室内機及びその室内機を備えた空気調和装置の一例を開示する。この空気調和装置の室内機は、利用熱交換器に接続される液冷媒管及びガス冷媒管と、ケーシングと、第1遮断弁及び第2遮断弁と、隔壁と、を備え、ケーシングは、利用熱交換器を収容し、空調対象空間に連通する開口が形成されている。そして、第1遮断弁及び第2遮断弁は、ケーシング内の第1空間に配置される。
特開2021-76263号公報
近年、空気調和装置における冷媒漏洩に対する対策として、上記空気調和装置のように、室内機の筐体の内部に冷媒を遮断する遮断弁が設けられたものが知られている。しかしながら、このような従来の構成では、室内機の筐体のサイズアップを招く虞があった。
かかる背景に鑑みて、本開示は、筐体のサイズアップを抑制しつつ、室内機に遮断弁を設けることができる空気調和装置を提供する。
本開示における空気調和装置は、圧縮機が設けられた室外機と、熱交換器が収められた室内機と、前記圧縮機と前記熱交換器とが冷媒配管によって連結されることで形成され、冷媒が循環する冷凍回路と、前記冷凍回路から漏洩した冷媒を検知する冷媒センサと、を備える。前記室内機は、前記熱交換器が収められる筐体と、前記熱交換器に連結され、前記筐体の外部に突出する配管接続部とを備え、前記配管接続部には、前記冷媒センサが冷媒を検知した場合に、前記冷凍回路を循環する冷媒を遮断する遮断弁が設置可能である。
本開示によれば、筐体のサイズアップを抑制しつつ、室内機に遮断弁を設けることができる。
実施の形態1に係る空気調和装置の冷凍回路の概略構成を示す図 室内機と冷媒配管との接続構成を模式的に示す図 実施の形態2に係る開閉装置を模式的に示す図 実施の形態2に係る変形例を示す図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、冷媒が循環する冷凍回路を備える空気調和装置において、室内機が備える筐体の内部に、冷媒を遮断する遮断弁を収め、冷媒漏洩が生じた場合に、当該遮断弁が冷凍回路を遮断することで、冷媒の漏洩を抑制する技術があった。
しかしながら、室内機の筐体の内部に遮断弁が設けられた場合、遮断弁を収める空間の確保のために筐体の大きさをより大きくする必要がある。また、これによって、室内機の製造コストが上昇する。さらに、遮断弁を点検する場合には、筐体内部に入り込む必要があるため、点検コストが上昇すると言う課題を発明者らは発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで本開示は、筐体のサイズアップを抑制しつつ、室内機に遮断弁を設けることができる空気調和装置を提供する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1~図2を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
[1-1-1.空気調和装置の構成]
図1は、実施の形態1に係る空気調和装置1の冷凍回路の概略構成を示す図である。
空気調和装置1は、室外機20と、室内機30を備える。室内機30は、液側配管11及びガス側配管12によって、室外機20に接続される。液側配管11及びガス側配管12は、いずれも冷媒が流れる冷媒配管である。
これらの室外機20と、室内機30と、液側配管11と、ガス側配管12とによって、冷媒が循環する冷凍回路(冷媒回路)が形成される。
空気調和装置1は、室外機20で圧縮した冷媒を室外機20と、室内機30との間で流通させ、室内機30が設置された被調和空間を空調する。
室外機20は、冷媒を圧縮する圧縮機21、冷媒の熱交換を行う室外熱交換器22、室外ファン23、室外膨張弁24、四方弁25及び気液分離機26を備える。
圧縮機21は、吸込管28から冷媒を吸引して圧縮し、吐出する。
室外熱交換器22は、室外機20において冷媒と室外空気とを熱交換させる。室外熱交換器22は、空気調和装置1が冷房運転を行う場合に凝縮器として機能し、空気調和装置1が暖房運転を行う場合に蒸発器として機能する。
以下、冷媒の流れや冷凍回路の各部を説明する場合には、特に説明を付す場合を除いて、空気調和装置1が冷房運転を行う場合を説明する。
室外ファン23は、室外熱交換器22に送風する。
室外膨張弁24は、高圧の冷媒を減圧して膨張させる。室外膨張弁24は、開度を調整可能に構成されている。室外膨張弁24の開度は、制御部によって制御される。室外膨張弁24は、開度を調整可能であり、当該室外膨張弁24は、冷媒を遮断できる弁であってもよい。
四方弁25は、例えば四方弁で構成される。四方弁25は、圧縮機21の吐出冷媒及び圧縮機21に戻る冷媒の流れを切り替える。四方弁25が駆動することで、空気調和装置1の冷房運転と暖房運転とが切り替えられる。
気液分離機26は、吸込管28に設けられ、液冷媒とガス冷媒とを分離し、ガス冷媒のみを吸込管28を介して圧縮機21に供給する。
室内機30は、室内熱交換器31、室内ファン32、室内膨張弁34及び冷媒センサ37を備える。
室内熱交換器31は、室外機20から液側配管11またはガス側配管12を通じて供給される冷媒と室内空気との熱交換を行う。
室内熱交換器31は、液側配管11及びガス側配管12によって、室外機20に接続される。
なお、室内機30が備える室内熱交換器31の数は、1つに限らす、例えば3つ以上備えていてもよい。また、空気調和装置1は、複数の室内機30を備えていてもよい。
室内ファン32は、室内熱交換器31のそれぞれに送風して被調和空間に空調空気を送風する。
室内膨張弁34は、室外膨張弁24と室内熱交換器31との間の液側配管11に配置される膨張弁である。本実施形態では、室内膨張弁34は、室内熱交換器31に接続された液側配管11に配置される。室内膨張弁34は、室外膨張弁24と同様に構成されている。
空気調和装置1で使用される冷媒には、種々のものが挙げられる。近年、いわゆる代替フロンとして、炭化水素、アンモニア、R32等の冷媒が空気調和装置に利用されている。これらの代替フロンには、微燃性あるいは可燃性のものがある。微燃性あるいは可燃性の冷媒が漏洩した場合には、室内機30の被調和空間の冷媒濃度が燃焼下限界(LFL:Lower Flammability Limit)に達しないように、冷媒の漏洩量を抑制することが求められる。特に、被調和空間またはその近傍に設置される室内機30からの冷媒の漏洩量を抑えることが望まれる。
室内熱交換器31の近傍には、冷媒センサ37が配置されている。冷媒センサ37は、冷媒の濃度を検知して検知信号として空気調和装置1の制御部に送信する。
なお、冷媒センサ37は、上述のように、室内機30に一体に設けられていてもよい。またこれに限らず、冷媒センサ37は、室内機30が配置された被調和空間内のいずれかの場所に設けられていてもよい。
室外機20は、制御装置60を備える。制御装置60は、CPUやMPUなどのプロセッサと、ROMやRAMなどのメモリデバイスとを有したコンピュータを備え、空気調和装置1の各部の制御を行うものである。
制御装置60は、有線または無線で室外機20の各部と、室内機30と、のそれぞれに接続されている。制御装置60は、空気調和装置1の冷凍回路を形成する各部の運転を制御する。
具体的には、制御装置60は、圧縮機21の運転制御、室外膨張弁24及び室内膨張弁34の開度及び開閉の制御、四方弁25の流路の切り替えの制御、室外ファン23及び室内ファン32の運転及び停止の制御を実行する。
制御装置60は、室外膨張弁24、室内膨張弁34、過冷却膨張弁43及び四方弁25を動作させる。具体的には、制御装置60は、室外膨張弁24、室内膨張弁34の開度を制御する。また、制御装置60は、四方弁25を駆動させて、冷凍回路の流路を変更させる。
これによって、制御装置60は、空気調和装置1の冷房運転と暖房運転とを切り替える。
制御装置60は、所定の操作によって設定された目標温度に合わせて、圧縮機21の運転周波数や運転及び停止の制御、室外ファン23及び室内ファン32の制御を実行し、目標温度に合わせて被調和空間を空調する。
室内機30は、室内機制御部61を備える。室内機制御部61は、制御基板から成り、制御装置60と同様に、CPUやMPUなどのプロセッサと、ROMやRAMなどのメモリデバイスとを有したコンピュータとを備え、室内機30の各部の制御を行う。また、室内機制御部61は、冷媒センサ37から送信された検知信号を受信可能である。
[1-1-2.配管接続部の構成]
図2は、室内機30と冷媒配管との接続構成を模式的に示す図である。
図2に示すように、室内機30は、筐体39を備える。この筐体39の内部には、室内熱交換器31、室内ファン32、室内膨張弁34、冷媒センサ37、室内機制御部61が収められる。
室内機30は、冷媒配管が接続される配管接続部として、液側接続部33と、ガス側接続部35とを備える。液側接続部33と、ガス側接続部35とは、冷凍回路の一部を構成する。液側接続部33と、ガス側接続部35とのそれぞれの一方の端部である液側接続端36と、ガス側接続端38とは、筐体39の外部に突出して形成される。
本開示では、このように液側接続端36とガス側接続端38とが筐体39の外部に突出して形成され、且つ下記の構成を備えることで、例えば、間仕切により部屋容積が小さくなった結果、冷媒漏洩対策が必要となった場合、現地施工者が後付けで室内機30に遮断弁を設置することが可能である。
液側接続端36には、液側遮断弁ユニット40が設けられる。同様に、ガス側接続端38には、ガス側遮断弁ユニット41が設けられる。
液側遮断弁ユニット40は、液側接続配管47と、液側遮断弁50とを備える。同様に、ガス側遮断弁ユニット41は、ガス側接続配管49と、ガス側遮断弁51とを備える。
液側接続配管47と、ガス側接続配管49とは、いずれも所定の長さを有する冷媒配管である。
液側遮断弁50とガス側遮断弁51とは、開閉装置として室内機30に流れ込む、あるいは室内機30から流れ出す冷媒を遮断するものである。液側遮断弁50とガス側遮断弁51とは、電動弁や電磁弁等の開閉弁で構成され、冷媒が流通する開状態と、冷媒の流れを遮断する閉状態とを切り替え可能である。また、液側遮断弁50とガス側遮断弁51とは、停電時には自動で閉状態となる、所謂ノーマルクローズ弁で形成される。
液側遮断弁50とガス側遮断弁51とは、有線または無線で室内機制御部61に接続される。空気調和装置1では、この室内機制御部61によって、液側遮断弁50とガス側遮断弁51との開閉が制御可能に構成される。
なお、液側遮断弁50とガス側遮断弁51とは、開状態と閉状態の間の状態を設定可能な弁であってもよい。
液側遮断弁ユニット40は、液側接続端36と、液側配管11の室内機30側の端部である液側配管端13とを連結する。同様に、ガス側遮断弁ユニット41は、ガス側接続端38と、ガス側配管12の室内機30側の端部であるガス側配管端14とを連結する。
液側遮断弁ユニット40は、液側接続端36と、液側配管端13とから着脱可能に設けられる。同様に、ガス側遮断弁ユニット41は、ガス側接続端38と、ガス側配管端14とから着脱可能に設けられる。
例えば、液側遮断弁ユニット40と液側接続端36及び液側遮断弁ユニット40と液側配管端13は、フレアジョイントにより互いに接続される。この場合、液側接続配管47の両端、または液側接続端36及び液側配管端13のいずれかの端部にフレア加工が施され、液側接続配管47の各端部と液側接続端36及び液側配管端13の端部とが付き合わされて、ナットにより締め込まれる。同様に、ガス側接続配管49の両端とガス側接続端38及びガス側遮断弁ユニット41とガス側配管端14は、フレアジョイントにより互いに接続される。
液側接続端36と、ガス側接続端38とには、いずれも接続端開閉装置44が設けられる。これらの接続端開閉装置44は、いずれも冷媒が流通する開状態と、冷媒の流れを遮断する閉状態とを切り替え可能な弁体である。本実施の形態では、接続端開閉装置44の一例として、ボール弁が用いられる。
これらの接続端開閉装置44は、液側接続部33と、ガス側接続部35とにおいて、いずれも液側遮断弁50及びガス側遮断弁51よりも筐体39に接近した位置に設けられる。
同様に、液側配管端13と、ガス側配管端14とには、いずれも配管開閉装置45が設けられる。これらの配管開閉装置45は、接続端開閉装置44と略同一に構成された、いずれも冷媒が流通する開状態と、冷媒の流れを遮断する閉状態とを切り替え可能な弁体である。配管開閉装置45には、接続端開閉装置44と同様に、例えばボール弁が用いられる。
[1-2.動作]
以上のように構成された空気調和装置1について、その動作を以下説明する。
室内機30の被調和空間における冷媒濃度の燃焼下限界は、当該被調和空間の容積等、各種の条件に基づいて算出され、この算出値に応じて、室内機30に遮断弁を設けるか否かが判定される。また、室内機30が被調和空間の天井空間に設けられる場合には、当該天井空間の状態に応じて、遮断弁を設けるか否かが判定される。
このため、室内機30は、施工時において、遮断弁が必要ないと判断された場合に、液側遮断弁50とガス側遮断弁51とが省略されて施工される場合がある。この場合、液側接続端36と液側配管端13とがフレアジョイントにより互いに接続され、ガス側接続端38とガス側配管端14とがフレアジョイントにより互いに接続される。
この室内機30は、例えば被調和空間内の状態が変化する等によって、施工後に遮断弁が必要となる場合がある。
このような場合において、室内機30に遮断弁を設置する場合には、まず、各接続端開閉装置44及び各配管開閉装置45を閉状態にする。これによって、液側接続端36と液側配管端13を分離し、ガス側接続端38とガス側配管端14とを分離した場合であっても、液側接続端36、ガス側接続端38、液側配管端13及びガス側配管端14のそれぞれから冷媒が漏出することが抑制される。
この状態で、液側接続端36と液側配管端13との間に液側遮断弁ユニット40が設置され、ガス側接続端38とガス側配管端14との間にガス側遮断弁ユニット41が設置される。
そして、液側遮断弁50とガス側遮断弁51とは、有線または無線で室内機制御部61に接続される。
空気調和装置1の運転時において、冷媒センサ37が冷媒を検知すると、当該冷媒センサ37から送信された検知信号を受信した室内機制御部61が液側遮断弁50と、ガス側遮断弁51とを閉状態にさせ、冷凍回路を遮断させる。これによって、室内機30に供給される冷媒が遮断され、漏洩した冷媒が所定量以上被調和空間に流れ出すことが抑制される。
このように、本実施の形態では、液側遮断弁ユニット40と、ガス側遮断弁ユニット41とは、室内機30から着脱可能に設けられる。これによって、室内機30の施工時や点検時に、液側遮断弁50と、ガス側遮断弁51とを室内機30に着脱させることができる。このため、被調和空間や室内機30の設置状態に応じて、室内機30に、液側遮断弁50と、ガス側遮断弁51とを自在に設けることができる。
上述のように、本実施の形態では、筐体39の外部に液側遮断弁50と、ガス側遮断弁51とが設けられる。これによって、筐体39の大きさを変更することなく、室内機30に遮断弁を設けることができる。このため、筐体39の大きさが大きくなることを抑制でき、また、室内機30の製造コストの増大を抑制できる。
さらに、液側遮断弁50と、ガス側遮断弁51とが筐体39の外部に設けられるため、これらの液側遮断弁50と、ガス側遮断弁51との点検時に筐体39の内部に入り込む必要がなく、室内機30の点検コストの増大を抑制できる。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、空気調和装置1は、液側遮断弁50と、ガス側遮断弁51と、筐体39の外部に備える。
これにより、空気調和装置1では、筐体39の大きさを変更することなく、室内機30に遮断弁を設置可能である。そのため、筐体39の大きさが大きくなることを抑制でき、また、室内機30の製造コストの増大を抑制できる。
本実施の形態のように、液側遮断弁50及びガス側遮断弁51は、液側接続部33及びガス側接続部35と、液側配管11及びガス側配管12とのそれぞれに着脱可能に設けられるようにしてもよい。
これにより、室内機30の施工時、あるいは施工後に、液側遮断弁50と、ガス側遮断弁51とを室内機30に着脱させることができる。そのため、被調和空間や室内機30の設置状態に応じて、室内機30に、液側遮断弁50と、ガス側遮断弁51とを自在且つ容易に設けることができる。
本実施の形態のように、液側接続部33及びガス側接続部35と、液側配管端13及びガス側配管端14との少なくともいずれか一方には、液側接続部33及びガス側接続部35、または液側配管端13及びガス側配管端14を閉塞可能な接続端開閉装置44、または配管開閉装置45が設けられるようにしてもよい。
これにより、液側接続端36と液側配管端13との間及びガス側接続端38とガス側配管端14との間で配管の接続構造を分離した場合であっても、液側接続端36、ガス側接続端38、液側配管端13及びガス側配管端14のそれぞれから冷媒が漏出することが抑制される。そのため、空気調和装置1では、液側接続端36、ガス側接続端38、液側配管端13及びガス側配管端14のそれぞれから冷媒が漏出することを抑制しつつ、室内機30に液側遮断弁50及びガス側遮断弁51を着脱させることができる。
(実施の形態2)
以下、図3および図4を用いて、実施の形態2を説明する。
[2-1.遮断弁の構成]
図3は、実施の形態2に係る遮断弁を模式的に示す図である。図3において、図2と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態2にかかる空気調和装置1は、少なくとも、バイパス配管46を用いる点で、実施の形態1にかかる空気調和装置1と異なる。
詳述すると、本実施の形態の液側遮断弁ユニット40と、ガス側遮断弁ユニット41とは、バイパス配管46によって接続される。
バイパス配管46は、所定の長さを有する冷媒配管である。このバイパス配管46は、液側接続配管47の液側遮断弁50よりも室内機30側に延びる箇所と、ガス側接続配管49のガス側遮断弁51よりもガス側配管端14側に延びる箇所とを接続する。
なお、バイパス配管46は、液側接続配管47の液側遮断弁50よりも液側配管端13側に延びる箇所と、ガス側接続配管49の当該ガス側遮断弁51よりも室内機30側に延びる箇所とを接続してもよい。
バイパス配管46の中途部には、当該バイパス配管を開閉するバイパス用開閉弁48が設けられる。バイパス用開閉弁48には、例えば電動弁が用いられる。
[2-2.動作]
以上のように構成された空気調和装置1について、その動作を以下説明する。
空気調和装置1を設置する場合、作業者は、室外機20および室内機30を設置し、冷媒配管を接続する冷媒配管工事を行う。そして、冷媒配管工事が完了した後、冷媒配管の気密性を確認し、冷媒配管の気密性が確認できた場合に、冷媒配管の真空引きを行うのが一般的である。上述した空気調和装置1の設置作業は、当該空気調和装置1に通電せずに行われる。
ここで、上述の通り、液側遮断弁50及びガス側遮断弁51には、ノーマルクローズ電磁弁が用いられる。そして、ガス側遮断弁51が閉止状態の場合では、室内機30側から室外機20側への圧力差が大きい場合であっても、ガス側遮断弁ユニット41の室内機30側から室外機20側に冷媒が通過しない。そのため、空気調和装置1において、冷媒配管の真空引きを行った場合、ガス側配管12では、十分に真空引きがされない。
本実施の形態では、液側接続配管47と、ガス側接続配管49とを接続するバイパス配管46が設けられる。そして、冷媒配管の気密試験、真空引き、あるいは冷媒回収を行う場合に、作業者は、バイパス用開閉弁48を開状態にし、バイパス配管46を連通させる。
これにより、空気調和装置1では、液側遮断弁50およびガス側遮断弁51としてノーマルクローズタイプの弁体を用いた場合であっても、液側配管11、やガス側配管12等の冷凍回路を構成する冷媒配管の全域に亘って、気密試験の実施時における窒素ガスの導入、真空引き、あるいは冷媒回収を適正に行うことができる。
このため、空気調和装置1では、電源が供給されない非通電状態でも、気密試験、真空引き、あるいは冷媒回収を行うことができる。
[2-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、室内機30は、液側接続部33及びガス側接続部35のそれぞれに液側遮断弁50及びガス側遮断弁51が設けられ、液側接続部33と、ガス側接続部35とを互いに連結するバイパス配管46が設けられる。
これにより、液側遮断弁50及びガス側遮断弁51がノーマルクローズタイプの弁体であっても、空気調和装置1の非通電時において、液側接続配管47と、ガス側接続配管49とがバイパス配管46によって接続される。そのため、空気調和装置1では、冷凍回路を構成する冷媒配管の全域に亘って、気密試験の実施時における窒素ガスの導入、真空引き、あるいは冷媒回収を適正に行うことができる。
図4は、本実施の形態に係る変形例を示す図である。
図4において、図3と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
上述した実施の形態では、液側遮断弁ユニット40と、ガス側遮断弁ユニット41と、バイパス配管46とは、室内機30から着脱可能に設けられるとした。しかしながら、これに限らず、図4に示すように、液側遮断弁ユニット40と、ガス側遮断弁ユニット41と、バイパス配管46とは、室内機30に一体に設けられていてもよい。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1および2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1および2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1および2では、室内機30の遮断弁として、液側接続部33に液側遮断弁50を設けた。しかしながら、これに限らず、例えば、空気調和装置1は、液側遮断弁50に替えて、室内膨張弁34を用いてもよい。
この場合において、冷媒センサ37が冷媒を検知すると、室内機制御部61は、ガス側遮断弁51と室内膨張弁34とを閉止させる。
これにより、空気調和装置1では、新たに液側接続部33に遮断弁を設けることなく、液側配管11における冷媒の流れを遮断できる。
実施の形態1および実施の形態2では、接続端開閉装置44と配管開閉装置45を設ける構成を説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、接続端開閉装置44を設けるが、配管開閉装置45を設けない構成としても良い。
この構成において、液側遮断弁50及びガス側遮断弁51を取り付ける場合には、作業者は、接続端開閉装置44を閉止した後に、接続端開閉装置44よりも室外機20側の冷媒配管から冷媒を回収し、液側遮断弁ユニット40、ガス側遮断弁ユニット41を取り付ける。この後、作業者は、接続端開閉装置44よりも室外機20側の冷媒配管に冷媒を封入し、接続端開閉装置44を開放すればよい。
また、配管開閉装置45を設けるが、接続端開閉装置44を設けない構成としてもよい。
この構成において、液側遮断弁50及びガス側遮断弁51を取り付ける場合には、作業者は、配管開閉装置45を閉止し、室内機30が備える冷媒配管内の冷媒を回収し、液側遮断弁ユニット40、ガス側遮断弁ユニット41を取り付ける。この後、作業者は、室内機30に冷媒を封入し、配管開閉装置45を開放すればよい。
また例えば、液側接続部33と、ガス側接続部35とのいずれか一方、または両方には、冷媒回収装置や、真空引きを行うときに用いられるポンプ等を接続可能な接続部が設けられていてもよい。
また例えば、液側接続部33と、ガス側接続部35とにおいて、液側接続配管47と、ガス側接続配管49とが省略されていてもよい。この場合、液側配管端13と液側接続部33とは、液側遮断弁50によって、ガス側配管端14とガス側接続部35は、ガス側遮断弁51によってそれぞれ接続される。
本開示は、室内機に遮断弁を設ける必要がある空気調和装置に適用可能である。具体的には、可燃性冷媒が用いられる空気調和装置などに、本開示は適用可能である。
1 空気調和装置
11 液側配管(冷媒配管)
12 ガス側配管(冷媒配管)
13 液側配管端(接続端)
14 ガス側配管端(接続端)
20 室外機
21 圧縮機
30 室内機
31 室内熱交換器
33 液側接続部(配管接続部)
35 ガス側接続部(配管接続部)
36 液側接続端(接続端)
37 冷媒センサ
38 ガス側接続端(接続端)
39 筐体
40 液側遮断弁ユニット
41 ガス側遮断弁ユニット
43 冷却膨張弁
44 接続端開閉装置(開閉装置)
45 配管開閉装置(開閉装置)
46 バイパス配管
47 液側接続配管
49 ガス側接続配管
50 液側遮断弁(遮断弁)
51 ガス側遮断弁(遮断弁)
61 室内機制御部(制御部)

Claims (6)

  1. 圧縮機が設けられた室外機と、
    熱交換器が収められた室内機と、
    前記圧縮機と前記熱交換器とが冷媒配管によって連結されることで形成され、冷媒が循環する冷凍回路と、
    前記冷凍回路から漏洩した冷媒を検知する冷媒センサと、
    を備える空気調和装置において、
    前記室内機は、前記熱交換器が収められる筐体と、前記筐体の外部に突出し、前記熱交換器と前記冷媒配管とを連結する配管接続部とを備え、
    前記配管接続部には、前記冷媒センサが冷媒を検知した場合に、前記冷凍回路を循環する冷媒を遮断する遮断弁が設置可能である
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記遮断弁は、前記配管接続部と、前記冷媒配管との間に着脱可能に設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記配管接続部と、前記冷媒配管の前記遮断弁が連結される端部である接続端との少なくともいずれか一方には、前記配管接続部、または前記接続端を閉塞可能な開閉装置が設けられる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 前記冷媒配管は、ガス側配管と、液側配管とを備え、
    前記配管接続部は、前記ガス側配管に連結されるガス側接続部と、前記液側配管に接続される液側接続部とを備え、
    前記遮断弁は、前記ガス側接続部と、前記液側接続部との少なくともいずれか一方に設けられる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  5. 前記遮断弁は、前記ガス側接続部と、前記液側接続部とのそれぞれに設けられ、
    前記ガス側接続部と、前記液側接続部とを互いに連結するバイパス配管が設けられる
    ことを特徴とする請求項4に記載の空気調和装置。
  6. 前記室内機には、冷媒を膨張させる室内膨張弁が設けられ、
    前記遮断弁は、前記ガス側接続部に設けられ、
    前記冷媒センサが冷媒を検知した場合に、前記遮断弁と前記室内膨張弁とを閉止させる制御部を備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の空気調和装置。
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