JP2022101857A - 水中油型乳化化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】水中油型乳化化粧料を、環状シリコーンを用いなくても乳化安定性を向上することができ、高い紫外線防御効果を有するものとする。【解決手段】水中油型乳化化粧料を、(A)最外表面が疎水化処理剤で疎水化処理され、シリカを含む被覆層を有する疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛と、(B)揮発性非環状シリコーンと、を含む水中油型乳化化粧料であって、(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を内相に含み、(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対するシリカの含有量が10質量%以上で、(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対する前記疎水化処理剤の含有量が9質量%以上14質量%未満とする。【選択図】なし
Description
本発明は、内相(油相)に疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を含む水中油型乳化化粧料に関するものである。
太陽光線中の紫外線をカットし、紫外線による悪影響から肌を守ることを目的とする化粧料には、紫外線を防御する紫外線散乱剤として、酸化チタンや酸化亜鉛等の金属酸化物が配合されている。例えば、特許文献1には製法の異なる2種類の酸化亜鉛粉末を組み合わせることで、UVA(ultraviolet A)の防御効果に優れ、かつ、塗付色が目立たない日焼け止め化粧料が記載されている。
一方、日焼け止め化粧料に美白機能を持たせた化粧料として、特許文献2にはシリカ被覆酸化亜鉛とトラネキサム酸またはその塩を含む油中水型乳化化粧料が記載されている。また、特許文献3には、疎水化処理されたシリカ被覆微粒子酸化亜鉛と、揮発性炭化水素油分および揮発性ジメチコンを所定量含有する油中水型乳化日焼け止め化粧料が記載されている。
一般に、油中水型乳化化粧料は、油相に紫外線吸収剤が配合されるため、日焼け止め効果が高く、安定性に優れているが、通常の洗浄料や石鹸で簡単に洗い流すことが困難なものが多い。また、紫外線吸収剤を多く含むため乾燥感が生じる場合があり、その使用感が敬遠される場合がある。一方、水中油型乳化化粧料は比較的容易に洗い流すことができ、乾燥感も少なく、みずみずしい使用感が得られるいという利点がある。
水中油型乳化化粧料の中でも、疎水化処理された紫外線散乱剤を乳化させた水中油型乳化化粧料は、べたつきを抑制できるため、よりみずみずしい使用感を実現することが可能である。例えば特許文献4には、疎水化処理されたシリカ被覆酸化亜鉛を外相(水相)に分散させた水中油型乳化化粧料が記載されている。
特許文献4は水相中に疎水化処理されたシリカ被覆酸化亜鉛を分散した水中油型乳化化粧料であるが、さらにみずみずしく、スキンケアのような使用感や化粧持ちなどの塗布後の特性を求めるのであれば、油相中に疎水化処理された粉体を含み、この油相を水相に分散した水中油型乳化化粧料の方が好ましい。この疎水化処理されたシリカ被覆酸化亜鉛は、環状シリコーン中での分散に優れており、油相が環状シリコーンであれば、乳化粒子内相に疎水化処理されたシリカ被覆酸化亜鉛を安定して閉じ込めることができ、金属(亜鉛)イオンの溶出を防ぐことができるので、水相へ配合することが可能である。
しかし、環境規制の影響で環状シリコーンの使用は避けられる傾向にある。そこで、分散媒としてジメチルポリシロキサン(ジメチコン)を環状シリコーンの代替油として検討したところ、内相の粉末分散不良による乳化粒子の凝集や合一が起こり、分散能力が低下して乳化安定性が悪くなることが判明した。油相中に疎水化処理された粉体を含み、この油相を水相に分散した水中油型乳化化粧料の場合、分散能力が低下して凝集が起こると疎水化処理された粉体が内相から出てしまったり、亜鉛イオンの溶出を招いたりして、著しく製剤の安定性に悪影響を及ぼす。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、環状シリコーンを用いなくても乳化安定性を向上することができ、高い紫外線防御効果を有する水中油型乳化化粧料を提供することを目的とするものである。
本発明の水中油型乳化化粧料は、
(A)最外表面が疎水化処理剤で疎水化処理され、シリカを含む被覆層を有する疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛と、
(B)揮発性非環状シリコーンと、
を含む水中油型乳化化粧料であって、
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を内相に含み、
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対するシリカの含有量が10質量%以上で、(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対する疎水化処理剤の含有量が9質量%以上14質量%未満である。
(A)最外表面が疎水化処理剤で疎水化処理され、シリカを含む被覆層を有する疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛と、
(B)揮発性非環状シリコーンと、
を含む水中油型乳化化粧料であって、
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を内相に含み、
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対するシリカの含有量が10質量%以上で、(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対する疎水化処理剤の含有量が9質量%以上14質量%未満である。
疎水化処理剤はジメチコンであることが好ましい。
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対する疎水化処理剤の含有量は10~13質量%であることが好ましい。
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を化粧料全量に対し8質量%以上含むことが好ましい。
(B)揮発性非環状シリコーンは揮発性直鎖シリコーンであることが好ましい。
揮発性直鎖シリコーンはオクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサンまたはドデカメチルペンタシロキサンであることが好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料は、さらに(C)有機酸またはその塩を含んでいてもよい。
本発明の水中油型乳化化粧料は、
(A)最外表面が疎水化処理剤で疎水化処理され、シリカを含む被覆層を有する疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛と、
(B)揮発性非環状シリコーンと、
を含む水中油型乳化化粧料であって、
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を内相に含み、
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対するシリカの含有量が10質量%以上で、(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対する疎水化処理剤の含有量が9質量%以上14質量%未満であるので、環状シリコーンを用いなくても乳化安定性を向上することができ、高い紫外線防御効果を有する。
(A)最外表面が疎水化処理剤で疎水化処理され、シリカを含む被覆層を有する疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛と、
(B)揮発性非環状シリコーンと、
を含む水中油型乳化化粧料であって、
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を内相に含み、
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対するシリカの含有量が10質量%以上で、(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対する疎水化処理剤の含有量が9質量%以上14質量%未満であるので、環状シリコーンを用いなくても乳化安定性を向上することができ、高い紫外線防御効果を有する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の水中油型乳化化粧料は、
(A)最外表面が疎水化処理剤で疎水化処理され、シリカを含む被覆層を有する疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛と、
(B)揮発性非環状シリコーンと、
を含む水中油型乳化化粧料であって、
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を内相に含み、
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対するシリカの含有量が10質量%以上で、(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対する疎水化処理剤の含有量が9質量%以上14質量%未満である。
以下、各成分について詳細に説明する。
なお、本明細書において、POEはポリオキシエチレン、PEGはポリエチレングリコールの略である。
本発明の水中油型乳化化粧料は、
(A)最外表面が疎水化処理剤で疎水化処理され、シリカを含む被覆層を有する疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛と、
(B)揮発性非環状シリコーンと、
を含む水中油型乳化化粧料であって、
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を内相に含み、
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対するシリカの含有量が10質量%以上で、(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対する疎水化処理剤の含有量が9質量%以上14質量%未満である。
以下、各成分について詳細に説明する。
なお、本明細書において、POEはポリオキシエチレン、PEGはポリエチレングリコールの略である。
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛は、最外表面が疎水化処理剤で疎水化処理され、シリカを含む被覆層を有する酸化亜鉛である。本発明の水中油型乳化化粧料は、水相(外相)に油相(内相)が分散した水中油型乳化化粧料であり、内相中に(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を含む。このように、油相中に(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を含み、この油相を水相に分散した水中油型乳化化粧料とすることで、よりみずみずしく、スキンケアのような使用感を得ることができる。
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛は、最外表面が疎水化処理剤で疎水化処理され、シリカを含む被覆層を有する酸化亜鉛である。本発明の水中油型乳化化粧料は、水相(外相)に油相(内相)が分散した水中油型乳化化粧料であり、内相中に(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を含む。このように、油相中に(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を含み、この油相を水相に分散した水中油型乳化化粧料とすることで、よりみずみずしく、スキンケアのような使用感を得ることができる。
酸化亜鉛は、平均粒子径が0.01~0.1μmが好ましく、0.01~0.05μmがさらに好ましい。このような酸化亜鉛の市販品としては、例えば、FINEX-25、FINEX-50、FINEX-75(以上、堺化学工業社製)、ZnO350(住友大阪セメント社製)、ZINCOX SUPER-10、ZINCOX SUPER-20R、ZINCOX SUPER-30(以上、白水化学工業社製)、Z-COTE(Sun Smart社製)等が挙げられる。
シリカ被覆酸化亜鉛は、上記の酸化亜鉛の表面にシリカ被覆層を常法により形成することによって得ることができる。具体的には、例えば、上記の酸化亜鉛を、水溶液中で、サンドグラインダーミル等を用いて、高度の分散状態を保ったまま、ケイ酸ソーダを添加、中和して、酸化亜鉛の粉体粒子の表面に、無水ケイ酸を均一に被覆することにより、シリカ被覆酸化亜鉛を得ることができる。また、上記の酸化亜鉛を、有機溶媒中で高度に分散した後、アルコキシシランを添加して、酸化亜鉛の粉体粒子の表面に、無水ケイ酸を均一に被覆することによっても、シリカ被覆酸化亜鉛を得ることができる。これら以外の他の製法にても製造可能であり、最終的にシリカで一定量(疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対するシリカの含有量が10質量%以上)で被覆されていればよい。
疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対するシリカの含有量は10質量%以上であり、より好ましくは10~18質量%、さらには10~15質量%であることが望ましい。疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対するシリカの含有量が10質量%以上であることで、酸化亜鉛の周囲をより均一に被覆することができるので、亜鉛イオンの流出を抑制することができる。また、酸化亜鉛や疎水化処理剤の割合をある程度保持して紫外線防御効果をより高め、また安定性をより高めるといった観点からすれば、18質量%以下とすることがより好ましい。
こうして得られたシリカ被覆酸化亜鉛を、さらに疎水化処理剤によって表面処理することにより、(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を得ることができる。
疎水化処理剤としては、特に限定されるものではなく、従来公知のものが用いられる。なかでもシリコーン化合物が好ましく、例えば、ジメチコン(ジメチルポリシロキサン)、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の各種のシリコーンオイルや、メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン等の各種のアルキルシランや、トリフルオロメチルエチルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン等の各種のフルオロアルキルシラン等が好ましい。これらを単独で、または二種以上を混合して用いることができる。
疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対する疎水化処理剤の含有量は9質量%以上14質量%未満であり、より好ましくは9.5~14質量%未満、さらには10~13質量%であることが望ましい。疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対する疎水化処理剤の含有量は9質量%以上であることで、シリカ被覆酸化亜鉛を均一に疎水化処理剤で被覆して、乳化安定性を良好なものとすることができる。また、14質量%未満であることで紫外線防御効果をより良好なものとすることができる。
(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛は、水中油型乳化化粧料全量に対して8質量%以上であることが好ましく、より好ましくは10~18質量%、最も好ましくは12~16質量%である。8質量%以上であることで紫外線防御効果を充分なものとすることができる。また、18質量%以下であることで、塗布時のかさつき感や白さが目立つ傾向を抑制することができる。
(B)揮発性非環状シリコーン
(B)揮発性非環状シリコーンは、1気圧(101.325kPa)における沸点が250℃以下のシリコーン油である。揮発性非環状シリコーンとしては、揮発性直鎖シリコーンが挙げられ、より具体的には低分子量直鎖ジメチコン(0.65cs、1cs、1.5cs、2cs)や低分子量分岐状シリコーンであるメチルトリメチコン(TMF-1.5等)、低分子量アルキル変性シリコーン等を挙げることができる。中でも、乳化安定性を向上させるという観点からは、揮発性直鎖シリコーンが好ましく、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサンまたはドデカメチルペンタシロキサン等が挙げられる。(B)揮発性非環状シリコーンは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。
(B)揮発性非環状シリコーンは、1気圧(101.325kPa)における沸点が250℃以下のシリコーン油である。揮発性非環状シリコーンとしては、揮発性直鎖シリコーンが挙げられ、より具体的には低分子量直鎖ジメチコン(0.65cs、1cs、1.5cs、2cs)や低分子量分岐状シリコーンであるメチルトリメチコン(TMF-1.5等)、低分子量アルキル変性シリコーン等を挙げることができる。中でも、乳化安定性を向上させるという観点からは、揮発性直鎖シリコーンが好ましく、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサンまたはドデカメチルペンタシロキサン等が挙げられる。(B)揮発性非環状シリコーンは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。
(B)揮発性非環状シリコーンの配合量は、化粧料全量に対して、8~20質量%であることが好ましく、さらには10~18質量%であることが好ましい。配合量が8質量%以上であることで、(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛の分散性がよりよくなり、また、20質量%以下であることで、塗布後の皮膚状態をなめらかなものとすることができ、また油っぽさのないさらっとした使用感とすることができる。
(C)有機酸またはその塩
本発明の水中油型乳化化粧料は、さらに(C)有機酸またはその塩を含んでいてもよい。水中油型の基剤においては、有機酸またはその塩を配合すると乳化安定性に悪影響を及ぼすことが知られている。また、酸化亜鉛からのイオンの流出によっても乳化安定性は悪化し得る。このことから、日焼け止めのような酸化亜鉛を配合した組成物に、さらに有機酸またはその塩を配合することは難しかった。加えて、トラネキサム酸は、亜鉛イオンが存在するとこれと結合して針状の結晶を析出し、製剤の安定性のみならず、肌刺激を起こす原因となる。本発明の水中油型乳化化粧料は、内相の粉末分散不良による乳化粒子の凝集や合一が起こらず、乳化安定性が高いので、疎水化処理された粉体が内相から外相へ出てしまったり、亜鉛イオンの溶出を招いたりすることがないため、有機酸またはその塩を配合しても上記のような問題が起こらす、肌刺激を防止することができる。
本発明の水中油型乳化化粧料は、さらに(C)有機酸またはその塩を含んでいてもよい。水中油型の基剤においては、有機酸またはその塩を配合すると乳化安定性に悪影響を及ぼすことが知られている。また、酸化亜鉛からのイオンの流出によっても乳化安定性は悪化し得る。このことから、日焼け止めのような酸化亜鉛を配合した組成物に、さらに有機酸またはその塩を配合することは難しかった。加えて、トラネキサム酸は、亜鉛イオンが存在するとこれと結合して針状の結晶を析出し、製剤の安定性のみならず、肌刺激を起こす原因となる。本発明の水中油型乳化化粧料は、内相の粉末分散不良による乳化粒子の凝集や合一が起こらず、乳化安定性が高いので、疎水化処理された粉体が内相から外相へ出てしまったり、亜鉛イオンの溶出を招いたりすることがないため、有機酸またはその塩を配合しても上記のような問題が起こらす、肌刺激を防止することができる。
有機酸またはその塩としては、例えば、アルコキシサリチル酸及びその誘導体の塩;L-アスコルビン酸、L-アスコルビン酸リン酸エステル、L-アスコルビン酸-2-硫酸エステル、L-アスコルビン酸2-グルコシド及びそれらの誘導体の塩;4-メトキシサリチル酸のナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩のようなアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩、または、アンモニウム塩、アミノ酸塩;グリチルリチン酸のカリウム塩、アンモニウム塩等が挙げられる。また、トラネキサム酸塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩等が挙げられる。
(C)有機酸またはその塩の配合量は、水中油型乳化化粧料全量に対して1.0~5.0質量%であり、1.0~3.0質量%が好ましい。有機酸またはその塩の配合量が1.0質量%以上であることでスキンケア効果が良好となり、5.0質量%以下であることで安定性を良好なものとすることができる。
本発明の水中油型乳化化粧料は、通常の化粧料や医薬部外品に配合可能な他の任意成分を、本発明の効果を阻害しない範囲で配合することができる。他の任意成分としては、限定するものではないが、例えば、紫外線吸収剤、液体油脂、固体油脂、ロウ類、炭化水素油、高級脂肪酸、合成エステル油、(B)以外のシリコーン油などの油分、粉末成分、色剤、保湿剤、水性増粘剤、分散剤、防腐剤、香料、各種薬剤等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、安息香酸誘導体、サリチル酸誘導体、ケイヒ酸誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体、β,β-ジフェニルアクリレート誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ベンジリデンショウノウ誘導体、フェニルベンゾイミダゾール誘導体、トリアジン誘導体、フェニルベンゾトリアゾール誘導体、アントラニル誘導体、イミダゾリン誘導体、ベンザルマロナート誘導体、4,4-ジアリールブタジエン誘導体等が例示される。
液体油脂としては、例えば、アボカド油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、硬化ヤシ油、パーム油、パーム核油、モクロウ核油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、カポックロウ、サトウキビロウ、ラウリン酸ヘキシル、ホホバロウ、セラックロウ、POEコレステロールエーテル等が挙げられる。
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、水添ポリデセン等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2-エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ-2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。
上記の各油分は、1種または2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
上記の各油分は、1種または2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
粉末成分としては、酸化チタン、酸化鉄、酸化セリウム等の紫外線散乱剤、タルク、マイカ、カオリン、シリカ、トウモロコシデンプン、セルロース等の体質顔料、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ナイロン粉末等のポリマー粉末等が挙げられる。
保湿剤としては、例えば、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール等の多価アルコール、トレハロース、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸等の水溶性高分子等が挙げられる。
水性増粘剤としては、例えば、サクシノグリカン、(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)クロスポリマー、セルロースガム、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー等が挙げられる。
本発明の水中油型乳化化粧料は、例えば、ホモミキサー等により油相成分中に粉体を分散させ、得られた油相をホモミキサー等を用いて水相中に添加して攪拌、乳化することにより製造することができる。
本発明の水中油型乳化化粧料は、液状、乳液状、クリーム状、ジェル状、ババロア状等のさまざまな剤型の化粧料として提供され得る。
また、本発明の水中油型乳化化粧料は、スキンケア化粧料、日焼け止め化粧料、色剤を配合した化粧料、ファンデーション、化粧下地、BBクリーム等として提供することができる。
また、本発明の水中油型乳化化粧料は、スキンケア化粧料、日焼け止め化粧料、色剤を配合した化粧料、ファンデーション、化粧下地、BBクリーム等として提供することができる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれによってなんら限定されるものではない。配合量は特記しない限りすべて質量%である。
(実施例1~4および比較例1~5)
下記表1に示す処方で水中油型乳化化粧料を作製し、作製した化粧料について、以下の基準で評価した。
下記表1に示す処方で水中油型乳化化粧料を作製し、作製した化粧料について、以下の基準で評価した。
(ローリング安定性)
円筒形の容器に調製した水中油型乳化化粧料(試料)を半量充填し、ローリングテスター(濁川理化工業(株)社製)により室温にて試料に45rpmで4時間回転運動を与え、試料の状態変化について観察し、以下の基準で評価した。
A:変化が見られない
B:わずかに粘度変化または乳化粒子増大が見られる
C:かなり粘度変化または乳化粒子増大が見られ使用に支障がある
円筒形の容器に調製した水中油型乳化化粧料(試料)を半量充填し、ローリングテスター(濁川理化工業(株)社製)により室温にて試料に45rpmで4時間回転運動を与え、試料の状態変化について観察し、以下の基準で評価した。
A:変化が見られない
B:わずかに粘度変化または乳化粒子増大が見られる
C:かなり粘度変化または乳化粒子増大が見られ使用に支障がある
(紫外線防御効果)
Sプレート(5×5cmのV溝PMMA板、SPFMASTER-PA01)に調製した水中油型乳化化粧料を2mg/cm2の量で滴下し、60秒間指で塗布し、15分間乾燥した後、その吸光度(400~280nm)を株式会社日立製作所社製U-3500型自記録分光光度計にて測定した。未塗布のプレートをコントロールとし、吸光度(Abs)を以下の式で算出した。
Abs=-log(T/To)
T:サンプルの透過率、To:未塗布プレートの透過率
紫外線防御効果は、比較例1の吸光度積算値を100%として、各例の吸光度を相対値(%)で評価した。
Sプレート(5×5cmのV溝PMMA板、SPFMASTER-PA01)に調製した水中油型乳化化粧料を2mg/cm2の量で滴下し、60秒間指で塗布し、15分間乾燥した後、その吸光度(400~280nm)を株式会社日立製作所社製U-3500型自記録分光光度計にて測定した。未塗布のプレートをコントロールとし、吸光度(Abs)を以下の式で算出した。
Abs=-log(T/To)
T:サンプルの透過率、To:未塗布プレートの透過率
紫外線防御効果は、比較例1の吸光度積算値を100%として、各例の吸光度を相対値(%)で評価した。
処方および評価結果を表1に示す。なお、表1に示す成分のうち、主だったものの市販品名を以下に示す。
・(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)クロスポリマー:SU-GEL(東邦化学工業社製)
・ジメチコン:シリコーンKF-96L-1.5CS(信越シリコーン社製)
・(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)クロスポリマー:SU-GEL(東邦化学工業社製)
・ジメチコン:シリコーンKF-96L-1.5CS(信越シリコーン社製)
疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対するジメチコンの含有量が10質量%以上である実施例1~4はローリング安定性が良好で、環状シリコーンを使用した比較例1よりも紫外線防御効果が向上した。一方、疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対するジメチコンの含有量が7.5質量%の比較例2はローリング安定性、紫外線防御効果ともに劣り、9質量%の比較例3は、紫外線防御効果は比較例1よりもよかったものの、ローリング安定性は満足できるレベルになかった。実施例1~4は紫外線散乱剤である酸化亜鉛純分((A)全量に対する酸化亜鉛量)が69.5~72.5質量%と、比較例3(純分73.5質量%)よりも低いにもかかわらず、紫外線防御効果が高くなっており、これは驚くべき効果である。
また、比較例4に示すように、疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対するジメチコンの含有量が14質量%以上になると、ローリング安定性は得られたものの、紫外線防御効果が環状シリコーンを使用した比較例1よりも低下した。14質量%以上になるとシリカ被覆酸化亜鉛の疎水化処理剤の増量による分散性向上の影響よりも、酸化亜鉛純分が減少する影響の方が大きくなり、紫外線防御効果に乏しくなったと考えられる。比較例5は実施例2で使用した疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を用い環状シリコーンを分散媒としたものであるが、ローリング安定性は実施例2と同等であったが、紫外線防御効果は実施例2に劣る結果となった。同じ疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を用いても、実施例2の方が紫外線防御効果が高いというこの結果は、分散性において疎水化処理剤であるジメチコンとの親和性が、環状シリコーンよりもジメチコンの方が優位であることに起因するものと予想している。
(実施例5~8、比較例6)
下記表2に示す処方で水中油型乳化化粧料を作製し、作製した化粧料について、上記と同様に評価した。
下記表2に示す処方で水中油型乳化化粧料を作製し、作製した化粧料について、上記と同様に評価した。
処方および評価結果を表2に示す。なお、表2に示す成分のうち、主だったものの市販品名を以下に示す。
・ジメチコン(粘度0.9~1.1mm2/s):シリコーン KF-96A-1CS(信越シリコーン社製)
・ジメチコン(粘度1.35~1.65mm2/s):シリコーンKF-96L-1.5CS(信越シリコーン社製)
・ジメチコン(粘度1.8~2.2mm2/s):シリコーンKF-96A-2CS(信越シリコーン社製)
・ジメチコン(粘度約6mm2/s):シリコーンKF-96A-6T(信越シリコーン社製)
・ジメチコン(粘度0.9~1.1mm2/s):シリコーン KF-96A-1CS(信越シリコーン社製)
・ジメチコン(粘度1.35~1.65mm2/s):シリコーンKF-96L-1.5CS(信越シリコーン社製)
・ジメチコン(粘度1.8~2.2mm2/s):シリコーンKF-96A-2CS(信越シリコーン社製)
・ジメチコン(粘度約6mm2/s):シリコーンKF-96A-6T(信越シリコーン社製)
実施例5~8は実施例3と同じ疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を用い、分散媒であるジメチコンの種類を変更したものである。揮発性非環状シリコーンであるジメチコンであれば、単体やそれらの混合物であってもローリング安定性や紫外線防御効果に違いは観察されなかったが、不揮発性のジメチコンを使用した比較例6ではローリング安定性が低下するとともに、紫外線防御効果が大きく低下した。
Claims (7)
- (A)最外表面が疎水化処理剤で疎水化処理され、シリカを含む被覆層を有する疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛と、
(B)揮発性非環状シリコーンと、
を含む水中油型乳化化粧料であって、
前記(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を内相に含み、
該(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対する前記シリカの含有量が10質量%以上で、該(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対する前記疎水化処理剤の含有量が9質量%以上14質量%未満である水中油型乳化化粧料。 - 前記疎水化処理剤がジメチコンである請求項1記載の水中油型乳化化粧料。
- 前記(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛全量に対する前記疎水化処理剤の含有量が10~13質量%である請求項2記載の水中油型乳化化粧料。
- 前記(A)疎水化処理シリカ被覆酸化亜鉛を化粧料全量に対し8質量%以上含む請求項1、2または3記載の水中油型乳化化粧料。
- 前記(B)揮発性非環状シリコーンが揮発性直鎖シリコーンである請求項1~4いずれか1項記載の水中油型乳化化粧料。
- 前記揮発性直鎖シリコーンがオクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサンまたはドデカメチルペンタシロキサンである請求項5記載の水中油型乳化化粧料。
- さらに(C)有機酸またはその塩を含む請求項1~6いずれか1項記載の水中油型乳化化粧料。
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