JP2022100487A - 負荷試験装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022100487000001
【課題】 外部の補機電源を用意せずに、冷却部などを停止させることなく、負荷試験が可能な負荷試験装置を提供する。
【解決手段】 負荷試験装置は、負荷試験のため、疑似負荷として、外部電源(試験対象電源)からの電力供給を受けて熱を発する抵抗器Rを有する抵抗部20と、抵抗器Rを冷却する冷却部10と、抵抗器Rの熱に基づいて発電を行う熱発電装置(第2発電部92)と、外部電源(試験対象電源)と熱発電装置(第2発電部92)からの電力を蓄える蓄電部45とを備える。冷却部10は、外部電源(試験対象電源)と熱発電装置(第2発電部92)と蓄電部45からの電力供給に基づいて駆動する。
【選択図】図6

Description

本発明は、負荷試験装置に関する。
従来、特許文献1のように、複数の抵抗器群を含む負荷試験装置が提案されている。
特開2010-25752号公報
しかし、冷却部など負荷試験装置を構成する電気機器に電力を供給するために、試験対象電源とは別の外部の補機電源を用意する必要があった。
したがって本発明の目的は、外部の補機電源を用意せずに、冷却部などを停止させることなく、負荷試験が可能な負荷試験装置を提供することである。
本発明に係る負荷試験装置は、負荷試験のため、疑似負荷として、外部電源からの電力供給を受けて熱を発する抵抗器を有する抵抗部と、抵抗器を冷却する冷却部と、抵抗器の熱に基づいて発電を行う熱発電装置と、外部電源と熱発電装置からの電力を蓄える蓄電部とを備える。
冷却部は、外部電源と熱発電装置と蓄電部からの電力供給に基づいて駆動する。
冷却部など、負荷試験装置を構成する電気機器は、外部電源、蓄電部、熱発電装置からの電力に基づいて駆動する。
このため、負荷試験装置を構成する電気機器を駆動するために、外部電源とは別の外部の補機電源を用意する必要なく、負荷試験を行うことが可能になる。
また、負荷試験における負荷の一部として、充電部などを用いることが出来る。
また、外部電源からの電力供給が途切れた時にも、負荷試験装置が有する電力供給装置(蓄電部など)からの電力供給により、冷却部など、負荷試験装置を構成する電気機器の動作を継続させることが可能になる。
負荷試験を行う際、外部電源からの電力供給により、抵抗器は熱を発する。抵抗器は、冷却部から供給される空気により冷却される。
熱発電装置は、抵抗器が発する熱に基づいて電力を発生させる。熱発電装置で得られた電力は、蓄電部に蓄えられる、若しくは、冷却部の駆動に使用される。
このため、抵抗器の熱に基づいて得られた電力を使って、当該抵抗器を含む抵抗部の冷却が可能になり、また、当該蓄電が可能になる。
好ましくは、熱発電装置は、熱電素子を有し、熱電素子の温度差によって生じる電位差を用いて電力を得る装置である。
熱電素子の一方の端部は、熱電素子の他方の端部と比べて、抵抗部の排気口に近い側に設けられる。
熱電素子の他方の端部は、熱電素子の一方の端部と比べて、冷却部の吸気口に近い側に設けられる。
負荷試験を行う際、抵抗部の温度は100℃以上になり、抵抗部と、抵抗部から離れた位置との間に温度差が生じる。
このため、抵抗部と冷却部の温度差に対応した熱電素子の温度差を使って発電を行うことが可能になる。
さらに好ましくは、抵抗部は、抵抗器を保持する抵抗器保持枠を有する。
熱発電装置の少なくとも一部は、抵抗器保持枠の内側に設けられる。
抵抗器保持枠の内側に熱発電装置の少なくとも一部を配置することで、抵抗器保持枠の外側に熱発電装置を配置する形態に比べて、高い温度の抵抗器に熱電素子の一方の端部を近づけることが可能になる。
また、抵抗器保持枠の外側の構成を簡素化することが可能になる。
さらに好ましくは、熱発電装置の少なくとも一部は、抵抗器保持枠の内側であって、抵抗器を保持する面とは別の面に保持される。
これにより、抵抗器との物理的な干渉、電気的な接触が起きない状態で、抵抗器保持枠の内側に抵抗器と熱発電装置を配置しやすく出来る。
さらに好ましくは、外部電源から負荷試験装置に電力が供給されず、熱発電装置からの電力供給がある時は、冷却部は、熱発電装置から供給された電力に基づいて駆動する。
また、好ましくは、熱発電装置は、蒸発器と、膨張機と、凝縮器を有する。
蒸発器は、抵抗部で発生した熱により作動媒体を蒸発させる。
膨張機は、蒸発器で気化した作動媒体に基づいて、発電機を駆動する。
凝縮器は、冷却部に取り入れられる空気、若しくは冷却部から抵抗部に供給される空気によって、作動媒体を冷却する。
さらに好ましくは、負荷試験装置は、太陽熱温水器を更に備える。
熱発電装置は、太陽熱温水器で得られた熱水の熱に基づいて発電を行う。
以上のように本発明によれば、外部の補機電源を用意せずに、冷却部などを停止させることなく、負荷試験が可能な負荷試験装置を提供することができる。
第1実施形態における負荷試験装置を搭載した車両の側面図である。 負荷試験装置の構成を示す斜視図である。 負荷試験装置の回路構成を示す模式図で、充電時の電気の流れを示すものである。 負荷試験装置の回路構成を示す模式図で、放電時の電気の流れを示すものである。 負荷試験装置の回路構成を示す模式図で、第2発電部からの電力供給の流れを示すものである。 冷却部、抵抗部、熱電素子を含む第2発電部の構成を示す斜視図である。 操作部の構成を示す模式図である。 熱電素子を含む第2発電部の構成を示す模式図である。 第2実施形態における負荷試験装置の回路構成を示す模式図である。 第3実施形態における負荷試験装置の回路構成を示す模式図である。
以下、第1実施形態~第3実施形態について、図を用いて説明する。
なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、一つの実施形態に記載した内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用される。また、各実施形態及び各変形例は、適宜組み合わせることが出来る。
なお、後述する第2発電部92が、特許請求の範囲における「熱発電装置」に相当する。
また、後述する三相交流発電装置などの試験対象電源、空調負荷試験での商用電源が、特許請求の範囲における「外部電源」に相当する。
(第1実施形態)
第1実施形態における負荷試験装置1は、冷却部10、抵抗部20、リレー25、筐体30、変換部41、充電部43、蓄電部45、遮断器50、端子部55、操作部60、制御部80、携帯端末85、第1発電部91、第2発電部92、検知部95を備える。
負荷試験装置1は、三相交流発電装置などの電源装置(試験対象電源)の負荷試験を行うために用いられる(図1~図8参照)。
(冷却部10)
冷却部10は、抵抗部20に冷却風を供給する装置で、冷却部10の上部(冷却部10から排出される空気の下流)に抵抗部20が配置される。
すなわち、抵抗部20は、冷却部10からの冷却風が通る流路上に設けられる(図3~図5参照)。
冷却部10は、試験対象電源からの電力に基づいて駆動する。
ただし、試験対象電源からの電力供給が少ない場合には、冷却部10は、充電部43及び変換部41を介した蓄電部45からの電力に基づいて駆動する。
また、試験対象電源からの電力供給が少なく、且つ第2発電部92からの電力供給が多い場合には、冷却部10は、変換部41を介した第2発電部92からの電力に基づいて駆動する。
図3では、試験対象電源から冷却部10などへの電気が流れる方向を破線矢印で示し、第2発電部92から蓄電部45へ電気が流れる方向を二点鎖線矢印で示し、冷却部10から抵抗部20などへの冷却風が流れる方向を点線矢印で示す。
図4では、蓄電部45から冷却部10などへの電気が流れる方向を破線矢印で示し、冷却部10から抵抗部20などへの冷却風が流れる方向を点線矢印で示す。
図5では、第2発電部92から冷却部10などへ電気が流れる方向を二点鎖線矢印で示し、冷却部10から抵抗部20などへの冷却風が流れる方向を点線矢印で示す。
第1実施形態では、冷却部10が交流で駆動するものであるとして説明する。従って冷却部10は、交流の電流線上、例えば、端子部55と変換部41の間で、電力供給線と接続される。
ただし、冷却部10が直流で駆動するものであってもよい。この場合、冷却部10は、直流の電流線上、例えば、変換部41と充電部43の間の電力供給線と接続される。
(抵抗部20)
抵抗部20は、棒状などの抵抗器Rが所定の間隔を空けて複数本並べられ、直列又は並列に接続された抵抗器群が、1以上設けられたものである(図6参照)。負荷試験の際には、当該抵抗器群の一部又は全部に、試験対象電源からの電力が供給される(図3の破線矢印参照)。
抵抗器Rは、上面と下面が開口した略直方体形状の抵抗器保持枠21に保持される。
三相交流発電装置などの試験対象電源の負荷試験を行う際に、通常使用時に当該試験対象電源と接続される負荷の代わりの負荷(疑似負荷)として、抵抗部20が用いられる。
第1実施形態では、三相交流電源の負荷試験用として、定格容量5kWの抵抗器群が2つ(第1抵抗器群、第2抵抗器群)と、10kWの抵抗器群が2つ(第3抵抗器群、第4抵抗器群)の計4つの抵抗器群が設けられた例を示す。
なお、抵抗器群の数、抵抗器群の定格電圧、抵抗器群の定格容量、抵抗器群における抵抗器の数は上述の構成に限るものではない。
それぞれの抵抗器群には、リレー25が設けられる。
リレー25は、後述する操作部60の抵抗器群に対応するスイッチのオンオフ操作に対応してオンオフ制御され、オン状態の時に対応する抵抗器群に電流が流れる状態にする。
(筐体30)
筐体30は、冷却部10、抵抗部20、リレー25、筐体30、変換部41、充電部43、蓄電部45、遮断器50、端子部55、操作部60、制御部80、第1発電部91、第2発電部92、検知部95など負荷試験装置1を構成する部材であって、後述する携帯端末85を除くものを保持するケースである。
筐体30における、冷却部10の下方の側面(上流)には、吸気口31が設けられ、抵抗部20の上方(下流)には、排気口33が設けられる。
吸気口31には、使用時に開き不使用時に閉じる吸気蓋32が設けられ、排気口33には、使用時に開き不使用時に閉じる排気蓋34が設けられる。
第1実施形態では、吸気蓋32及び排気蓋34は、いずれも蝶番を介した開き戸で構成される形態を説明するが、引き戸など他の扉構造で構成される形態であってもよい。
また、吸気蓋32と排気蓋34の少なくとも一方を省略する形態であってもよい。
筐体30は、地上に固定される形態であってもよいし、図1に示すように車両に搭載される形態であってもよい。
(変換部41、充電部43)
変換部41、充電部43、蓄電部45、第2発電部92は、冷却部10などの負荷試験装置1を構成する電気機器の無停電装置として用いられる。
変換部41は、充電時に、AC/DCコンバーターとして機能し、試験対象電源から供給される電力について、交流から直流に変換する。
また、変換部41は、放電時に、DC/ACインバーターとして機能し、蓄電部45などから供給される電力について、直流から交流に変換する。
変換部41のAC/DCコンバーターとしての入力側は、端子部55と遮断器50の間で、電力供給線と接続される。
変換部41のAC/DCコンバーターとしての出力側は、充電部43と制御部80と検知部95と接続される。
変換部41は、AC/DCコンバーターとして機能する部分と、DC/ACコンバーターとして機能する部分が一体となったもので構成されてもよいし、別体となったもので構成されてもよい。
なお、変換部41は、充電部43に印加する電圧を調整するために、DC/DCコンバーターを有しても良い。
充電部43は、蓄電部45を充電する充電回路を有する。
(蓄電部45)
蓄電部45は、バッテリーなど、試験対象電源及び第2発電部92から供給された電力を貯蔵する装置である。
蓄電部45に印加される電圧が、蓄電部45の放電電圧よりも低くなった時に、蓄電部45は充電状態から放電状態に切り替えられる。
蓄電部45の放電電圧が、蓄電部45に印加される電圧以下になった時に、蓄電部45は放電状態から充電状態に切り替えられる。
ただし、蓄電部45の充電と放電の切り替えは、制御部80などの制御に基づいて行われてもよい。
試験対象電源から負荷試験装置1に電力が供給されている時、変換部41は、試験対象電源から供給される電力を交流から直流に変換し、蓄電部45で充電が行われる。
また、変換部41を介して、操作部60、制御部80、検知部95など負荷試験装置1を構成する電気機器に電力が供給される。
試験対象電源から負荷試験装置1に電力が供給されていない時、変換部41は、蓄電部45若しくは第2発電部92から供給される電力を直流から交流に変換し、冷却部10に電力が供給される。
(遮断器50)
遮断器50は、配線用遮断器(MCCB:Molded Case Circuit Breaker)、真空遮断器(VCB:Vacuum Circuit Breaker)などで構成され、抵抗部20と端子部55の間で電力供給線上に設けられる。遮断器50がオン状態の時に、試験対象電源からの電力が抵抗部20に供給され、遮断器50がオフ状態の時に、試験対象電源から抵抗部20への電力供給を停止する。
変換部41及び冷却部10は、端子部55と遮断器50の間で、電力供給線と電気的に接続される。
蓄電部45と第2発電部92の少なくとも一方から冷却部10への電力供給がされている場合には、蓄電部45と第2発電部92の少なくとも一方からの電力が抵抗部20に供給されないように、遮断器50のオンオフ制御が行われるのが望ましい。
例えば、変換部41若しくは変換部41と充電部43の間に、電流の流れる方向を検知する電流方向検知部51が設けられ、電流方向検知部51で得られた情報に基づいて、遮断器50のオンオフ制御が行われる形態が考えられる(図3~図5参照)。
具体的には、電流方向検知部51で得られる情報に基づいて、蓄電部45と第2発電部92の少なくとも一方から変換部41に電力供給がされていると判断された場合に、遮断器50がオフ状態にされる。
(端子部55)
端子部55は、負荷試験装置1の内部で冷却部10、遮断器50、変換部41と接続され、負荷試験装置1の外部で試験対象電源と接続される。
端子部55は、U相端子、V相端子、W相端子を有する。
U相端子は、電力供給線のU相線及び試験対象電源のR相端子と接続され、V相端子は、電力供給線のU相線及び試験対象電源のS相端子と接続され、W相端子は、電力供給線のW相線及び試験対象電源のT相端子と接続される。
(操作部60)
操作部60には、負荷試験装置1の電源をオン状態にしたり、オフ状態にしたりするオンオフ操作スイッチ60a、負荷量を調整する(試験対象電源からの電力供給を行う抵抗器群を選択する)選択スイッチ60b、負荷試験装置1の動作状態、蓄電部45の動作状態(充電か放電か)、第2発電部92の動作状態などを表示する表示部60cが設けられる(図7参照)。
オンオフ操作スイッチ60aを操作して、負荷試験装置1のメイン電源がオン状態にされると、試験対象電源から供給された電力に基づいて、冷却部10のファンは回転し、吸気口31から取り入れた空気を、抵抗部20に送り込む。
また、試験対象電源から供給された電力に基づいて、蓄電部45が蓄電する(図3参照)。
また、試験対象電源から供給された電力に基づいて、操作部60、制御部80、検知部95などが作動する。
但し、操作部60、制御部80は、試験対象電源から供給される電力に代えて若しくは試験対象電源から供給される電力に加えて、第1発電部91から供給される電力に基づいて作動してもよい。
また、第2発電部92から供給された電力に基づいて、蓄電部45が蓄電する。
試験対象電源から負荷試験装置1に電力が供給されず、第2発電部92からの電力供給が十分でない時は、蓄電部45は放電する。
そして、充電部43と変換部41を介して、蓄電部45から供給された電力に基づいて、冷却部10が作動する(図4参照)。
また、充電部43を介して、蓄電部45から供給された電力に基づいて、操作部60、制御部80、検知部95などが作動する。
但し、操作部60、制御部80は、蓄電部45から供給される電力に代えて若しくは蓄電部45から供給される電力に加えて、第1発電部91から供給される電力に基づいて作動してもよい。
試験対象電源から負荷試験装置1に電力が供給されず、蓄電部45の蓄電状態が十分でないが、第2発電部92からの電力供給がある時は、変換部41を介して、第2発電部92から供給された電力に基づいて、冷却部10が作動する(図5参照)。
例えば、蓄電部45が満充電状態若しくは満充電に近い(満充電の80%程度)場合に、蓄電部45の蓄電状態が十分であると判断される。
また、第2発電部92から供給された電力に基づいて、蓄電部45が蓄電する。
また、第2発電部92から供給された電力に基づいて、操作部60、制御部80、検知部95などが作動する。
但し、操作部60、制御部80は、第2発電部92から供給される電力に代えて若しくは第2発電部92から供給される電力に加えて、第1発電部91から供給される電力に基づいて作動してもよい。
なお、蓄電部45の蓄電状態に関係なく、第2発電部92から冷却部10への電力供給が行われてもよい。
抵抗部20に熱がある状況では、冷却を行う必要があるが、第2発電部92で発電出来るので、第2発電部92からの電力で冷却を行うことが出来る。
抵抗部20に熱がない状況では、第2発電部92で発電出来ないが、冷却を行う必要がない。
オンオフ操作スイッチ60aとは別に、冷却部10用のオンオフスイッチを設けてもよい。この場合は、オンオフ操作スイッチ60aを操作して、負荷試験装置1のメイン電源がオン状態にされた状態で、当該冷却部10用のオンオフスイッチを操作して、冷却部10のファンの回転を開始させる。
表示部60cは、負荷試験装置1の動作状態、例えば、冷却部10が、試験対象電源からの電力に基づいて駆動しているか、蓄電部45からの電力に基づいて駆動しているか、第2発電部92からの電力に基づいて駆動しているかに関する情報を出力する。
具体的には、表示部60cは、「試験対象電源からの電力供給があり充電中であること」、「試験対象電源からの電力供給はあるが満充電であること」、「試験対象電源からの電力供給がなく、蓄電部が冷却部などを駆動していること」、「試験対象電源からの電力供給がなく、第2発電部が冷却部などを駆動していること」などを表示する。
図7は、第2発電部92の動作状態として、「試験対象電源からの電力供給がなく、第2発電部92が冷却部10などを駆動していること」を表示する例を示す。
なお、負荷試験装置1の動作状態、蓄電部45の動作状態、第2発電部92の動作状態は、負荷試験装置1の操作部60の表示部60cに表示されるだけでなく、負荷試験装置1とは別体の携帯端末85に表示されてもよい。
この場合、携帯端末85は、負荷試験装置1の制御部80などと通信を行い、第2発電部92の動作状態、例えば、冷却部10が、試験対象電源からの電力に基づいて駆動しているか、蓄電部45からの電力に基づいて駆動しているか、第2発電部92からの電力に基づいて駆動しているかなどに関する情報が携帯端末85に送信される。
(制御部80)
制御部80は、抵抗部20を保持する筐体30の内部に固定された制御装置である。
制御部80は、リレー25、冷却部10、遮断器50など、負荷試験装置1の各部を制御する。
制御部80は、冷却部10などへ電力を供給する電源装置を切り替えるため、電力供給線上のスイッチを制御してもよい。
例えば、試験対象電源から負荷試験装置1に電力が供給されている時は、試験対象電源から冷却部10などへ電力供給が行われるように、電力供給線上のスイッチの切り替え制御を行う。
試験対象電源から負荷試験装置1に電力が供給されず、第2発電部92からの電力供給が十分でない時は、蓄電部45から冷却部10などへの電力供給が行われるように、電力供給線上のスイッチの切り替え制御を行う。
試験対象電源から負荷試験装置1に電力が供給されず、蓄電部45の蓄電状態が十分でないが、第2発電部92からの電力供給がある時は、第2発電部92から冷却部10などへの電力供給が行われるように、電力供給線上のスイッチの切り替え制御を行う。
(第1発電部91)
第1発電部91は、太陽光発電装置、風力発電装置など、自然エネルギーに基づいて発電する装置である。
第1発電部91は、筐体30の上部、例えば、筐体30における制御部80がある領域の上方に設けられる。
第1発電部91は、操作部60、制御部80に電力を供給する。
第1発電部91の電力供給は、操作部60と制御部80に対して行われるだけでなく、他の電気機器に行われてもよい。
例えば、第1発電部91は、冷却部10、蓄電部45、検知部95に電力を供給してもよい。
(第2発電部92)
第2発電部92は、抵抗部20の熱に基づいて、特に、温度が高い領域と温度が低い領域の温度差に基づいて発電する装置である。
具体的には、第2発電部92は、第1端部92a、第2端部92b、第1素子92c、第2素子92d、第1端子92e、第2端子92fを有する。
第2発電部92は、冷却部10、蓄電部45、操作部60、制御部80、検知部95に電力を供給する。
(第1端部92a)
第1端部92aは、上方で、第1素子92c及び第2素子92dの上端部(一方の端部)を保持する。
第1端部92aは、抵抗部20の上方で、抵抗器Rから発せられる熱と接する領域に設けられる。
第1実施形態では、第1端部92aは、抵抗部20の抵抗器保持枠21の内側で且つ上方に設けられる。
第1端部92aは、非導電性材料で構成される。
第1端部92aには、第1素子92cを構成する複数の熱電材料と第2素子92dを構成する複数の熱電材料のうち、隣接する2つの上端を電気的に接続させる導電性の接続部材(第1上部接続部材92a1、第2上部接続部材92a2、第3上部接続部材92a3)が設けられる。
第1上部接続部材92a1は、第11熱電材料92c1の上端と第21熱電材料92d1の上端とを電気的に接続させる。
第2上部接続部材92a2は、第12熱電材料92c2の上端と第22熱電材料92d2の上端とを電気的に接続させる。
第3上部接続部材92a3は、第13熱電材料92c3の上端と第23熱電材料92d3の上端とを電気的に接続させる。
(第2端部92b)
第2端部92bは、下方で、第1素子92c及び第2素子92dの下端部(他方の端部)を保持する。
第2端部92bは、冷却部10の近傍で、冷却部10に取り入れられる空気(吸気風)、若しくは冷却部10から抵抗部20に供給される空気(冷却風)と接する領域に設けられる。
第1実施形態では、第2端部92bは、吸気口31に設けられ、吸気風と接する。
第2端部92bは、非導電性材料で構成される。
第2端部92bには、第1素子92cを構成する複数の熱電材料と第2素子92dを構成する複数の熱電材料のうち、隣接する2つであって、上端が電気的に接続していないものの下端を電気的に接続させる導電性の接続部材(第1下部接続部材92b1、第2下部接続部材92b2)が設けられる。
第1下部接続部材92b1は、第21熱電材料92d1の下端と第12熱電材料92c2の下端とを電気的に接続させる。
第2下部接続部材92b2は、第22熱電材料92d2の下端と第13熱電材料92c3の下端とを電気的に接続させる。
(第1素子92c)
第1素子92cは、p型熱電材料で構成される。
p型熱電材料は、カルシウム・コバルト酸化物など、正孔数が電子数よりも多い物質で構成される。
p型熱電材料は、マイナス側の端部を加熱することで正孔が低温側に拡散し、低温側が高電位(プラス極)になる。
第1素子92cは、複数の熱電材料を有する。
第1実施形態では、第1素子92cが3つの熱電材料(第11熱電材料92c1、第12熱電材料92c2、第13熱電材料92c3)を有する例を説明する。
(第2素子92d)
第2素子92dは、n型熱電材料で構成される。
n型熱電材料は、カルシウム・マンガン酸化物など、電子数が正孔数よりも多い物質で構成される。
n型熱電材料は、低温側に電子が拡散で集まり、高温側が高電位(プラス極)となる。
第2素子92dは、複数の熱電材料を有する。
第1実施形態では、第2素子92dが3つの熱電材料(第21熱電材料92d1、第22熱電材料92d2、第23熱電材料92d3)を有する例を説明する。
第1素子92cと第2素子92dは、交互に並べられ、第1端部92aの上部接続部材、第2端部92bの下部接続部材により、上端若しくは下端が接続される。
第1素子92cと第2素子92dの上端(熱電素子の一方の端部)は、第1素子92cと第2素子92dの下端(熱電素子の他方の端部)よりも、抵抗部20の排気口33に近い側に設けられる。
第1素子92cと第2素子92dの下端(熱電素子の他方の端部)は、第1素子92cと第2素子92dの上端(熱電素子の一方の端部)よりも、抵抗部20の吸気口31に近い側に設けられる。
(第1端子92e、第2端子92f)
第1端子92eは、第11熱電材料92c1の下端に設けられ、プラス極として充電部43と接続される。
第2端子92fは、第23熱電材料92d3の下端に設けられ、マイナス極として充電部43と接続される。
(ミアンダ状の配列)
これらの接続により、第11熱電材料92c1、第1上部接続部材92a1、第21熱電材料92d1、第1下部接続部材92b1、第12熱電材料92c2、第2上部接続部材92a2、第22熱電材料92d2、第2下部接続部材92b2、第13熱電材料92c3、第3上部接続部材92a3、第23熱電材料92d3は、ミアンダ状に構成される。
(第2発電部92の動作)
負荷試験時など、試験対象電源からの電力が抵抗部20に供給されると、抵抗器Rが発熱する。
抵抗部20には、冷却部10からの冷却風が供給されるが、抵抗部20は、他の領域(例えば、吸気口31)と比べて温度が高い状態になる。
特に、冷却部10から離れた抵抗部20の上方は、冷却部10に近い抵抗部20の下方に比べて温度が高い状態になる。
このため、第1端部92aは第2端部92bよりも温度が高い状態となり、ゼーベック効果により、第2発電部92のミアンダ状に構成された領域に電流が流れ、蓄電部45などに電力供給される。
(第2発電部92の取付位置)
第1素子92cと第2素子92dの少なくとも一部、すなわち、第2発電装置92の少なくとも一部は、抵抗器保持枠21の内側であって、抵抗器Rを保持する面とは別の面に保持される。
(検知部95)
検知部95は、負荷試験装置1の情報(内部若しくは周囲の温度情報、振動情報、音、湿度、気圧、匂い、空気中の酸素含有率、空気中の二酸化炭素含有率、空気中の特定の物質(例えば、煙、焦げた物質など)の少なくとも1つ)を検知する、すなわち負荷試験装置1の内部の情報と外部の情報の少なくとも一方を取得する環境センサーを含む。
第1実施形態では、検知部95は、吸気口31及び排気口33の近傍に設けられ、吸気温度及び排気温度を検知する。
検知部95で得られた情報は、有線通信若しくは無線通信で制御部80に送信される。
制御部80は、検知部95で得られた情報に基づいて、負荷試験装置1に異常があるか否かを判断し、異常があると判断した場合には、遮断器50をオフ状態にしたり、操作部60の表示部60cなどに警告出力を行わせたりする。
なお、検知部95は、負荷試験装置1の他の領域に設けられてもよい。
例えば、第2発電部92と充電部43の間の電力供給線上に検知部95が設けられ、検知部95が第2発電部92から充電部43に印加される電圧若しくは、当該電力供給線上に流れる電流を検知する形態が考えられる。
第2発電部92から充電部43に印加される電圧の値が電圧閾値よりも大きい、そして/若しくは、当該電力供給線上に流れる電流の値が電流閾値よりも大きい場合は、第1端部92aと第2端部92bの温度差が大きい状態になっている、すなわち、抵抗部20の冷却が十分に行えていない状態になっている可能性がある。
かかる場合に、制御部80は、負荷試験装置1に異常があると判断し、遮断器50をオフ状態にしたり、操作部60の表示部60cなどに警告出力を行わせたりする。
検知部95は、試験対象電源からの電力に基づいて駆動する。
ただし、試験対象電源からの電力供給が少ない場合には、検知部95は、充電部43及び変換部41を介した蓄電部45からの電力に基づいて駆動する。
また、試験対象電源からの電力供給が少なく、且つ第2発電部92からの電力供給が多い場合には、検知部95は、変換部41を介した第2発電部92からの電力に基づいて駆動する。
(検知部95などの動作時期)
オンオフ操作スイッチ60aがオン状態にされたときに、操作部60など負荷試験装置1の各部がオン状態にされる。
操作部60、制御部80、検知部95は、試験対象電源からの電力供給がなくても動作出来る。
このため、オンオフ操作スイッチ60aがオフ状態の時でも、所定の時間(例えば、12時間)ごとに、操作部60、制御部80、検知部95をオン状態にし、検知部95で検知した情報に基づいて、負荷試験装置1に異常があると判断した場合に、警告出力が行われてもよい。
(負荷試験時のリレー25の動作手順)
負荷試験装置1のメイン電源がオン状態にされると、遮断器50がオン状態にされる。
選択スイッチ60bを操作して、抵抗部20への通電が可能な状態にされる。
具体的には、制御部80が、通電を選択した選択スイッチ60bに対応する抵抗器群のリレー25をオン状態にする。
これにより、通電を選択した選択スイッチ60bに対応する抵抗器群に、遮断器50を介して接続された試験対象電源から、電力が供給される。
ただし、リレー25のオンオフ制御は、制御部80を介さずに、選択スイッチ60bの操作に応じて、直接リレー25のオンオフ制御が行われる形態であってもよい。
(装置内部の電力供給装置を用いることの効果)
第1実施形態では、冷却部10など、負荷試験装置1を構成する電気機器は、試験対象電源、蓄電部45、第1発電部91、第2発電部92からの電力に基づいて駆動する。
このため、負荷試験装置1を構成する電気機器を駆動するために、試験対象電源とは別の外部の補機電源を用意する必要なく、負荷試験を行うことが可能になる。
また、負荷試験における負荷の一部として、変換部41、充電部43などを用いることが出来る。
また、試験対象電源からの電力供給が途切れた時にも、負荷試験装置1が有する電力供給装置(蓄電部45など)からの電力供給により、冷却部10など、負荷試験装置1を構成する電気機器の動作を継続させることが可能になる。
(変換部41が、遮断器50よりも前段で電力供給線と接続されることの効果)
また、変換部41は、端子部55と遮断器50の間で電力供給線と接続されるので、遮断器50がオフ状態にされて抵抗部20への電力供給がされない状態でも、冷却部10には試験対象電源と蓄電部45と第2発電部92のいずれかからの電力供給を維持させることが可能になる。
(表示部60cなどに運転状態を出力させることの効果)
表示部60c及び携帯端末85に、負荷試験装置1の動作状況、特に第2発電部92の発電状況などを出力して、使用者に知らせることが可能になる。
(抵抗器Rの熱を使った発電を行うことの効果)
負荷試験を行う際、試験対象電源からの電力供給により、抵抗器Rは熱を発する。抵抗器Rは、冷却部10から供給される空気により冷却される。
第2発電部92は、抵抗器Rが発する熱に基づいて電力を発生させる。第2発電部92で得られた電力は、蓄電部45に蓄えられる、若しくは、冷却部10の駆動に使用される。
このため、抵抗器Rの熱に基づいて得られた電力を使って、当該抵抗器Rを含む抵抗部20の冷却が可能になり、また、当該蓄電が可能になる。
また、試験対象電源、蓄電部45などからの電力供給が途切れたが、抵抗部20の冷却が完了していない時に、抵抗部20の熱を使って得られた電力で冷却部10を駆動して、抵抗部20の冷却を行うことが可能になる。
抵抗部20が冷却されて抵抗部20の温度が下がると、第2発電部92の発電能力は低下する。しかしながら、抵抗部20の温度が下がっているので、冷却部10を駆動させる必要性が低い。
(熱電素子を用いた発電を行うことの効果)
負荷試験を行う際、抵抗部20の温度は100℃以上になり、抵抗部20と、抵抗部20から離れた位置との間に温度差が生じる。
熱電素子の一方の端部(第1素子92cと第2素子92dの上端)は、熱電素子の他方の端部(第1素子92cと第2素子92dの下端)と比べて、抵抗部20の排気口33に近い側に設けられる。
熱電素子の他方の端部(第1素子92cと第2素子92dの下端)は、熱電素子の一方の端部(第1素子92cと第2素子92dの上端)と比べて、冷却部10の吸気口31に近い側に設けられる。
このため、抵抗部と冷却部の温度差に対応した熱電素子の温度差を使って発電を行うことが可能になる。
(抵抗器保持枠21を使って第2発電部92を保持することの効果)
抵抗器保持枠21の内側に第2発電部92の少なくとも一部を配置することで、抵抗器保持枠21の外側に第2発電部92を配置する形態に比べて、高い温度の抵抗器Rに熱電素子の一方の端部(第1素子92cと第2素子92dの上端)を近づけることが可能になる。
また、抵抗器保持枠21の外側の構成を簡素化することが可能になる。
(抵抗器保持枠21の抵抗器保持面と別の面に保持することの効果)
抵抗器保持枠21の内側で、抵抗器Rの端子を保持する面とは別の面(保持面に垂直な側面)が、第2発電部92の少なくとも一部を保持する。これにより、抵抗器Rとの物理的な干渉、電気的な接触が起きない状態で、抵抗器保持枠21の内側に抵抗器Rと第2発電部92を配置しやすく出来る。
(単相交流、直流の試験対象電源への応用)
第1実施形態では、試験対象電源が三相交流発電装置である例を示したが、試験対象電源が単相交流発電装置、直流発電装置、蓄電装置などであってもよい。
試験対象電源が、直流発電装置若しくは蓄電装置の場合、冷却部10は直流で駆動し、変換部41が省略される。
(高圧の負荷試験装置1への応用)
なお、第1実施形態における負荷試験装置1は、低圧の試験対象電源に対応した低圧用負荷試験装置に応用することも可能であるし、高圧の試験対象電源に対応した高圧用負荷試験装置に応用することも可能である。
高圧用負荷試験装置に応用する場合には、負荷試験装置1の変換部41と端子部55の間で且つ冷却部10と端子部55の間には、トランスが設けられる。
試験対象電源から冷却部10、変換部41への電力供給は、当該トランスで降圧された電力に基づいて行われる。
これにより、高圧の負荷試験装置1において、高圧の電源に対応していない冷却部10などを使った負荷試験が可能になる。
(冷却部10と抵抗部20の配列の応用例)
第1実施形態では、冷却部10の上方に抵抗部20が配置される例を説明したが、冷却部10と抵抗部20の配列は、上下方向に限るものではない。
例えば、冷却部10が水平方向に冷却風を排出し、冷却部10の横に抵抗部20に配置される形態が考えられる。
(外部電源の応用例)
第1実施形態では、三相交流発電装置など試験対象電源が、抵抗部20に電力供給を行う外部電源であり、負荷試験装置1は、試験対象電源の負荷試験に用いられる例を説明した。
しかしながら、負荷試験装置1は、サーバーが設置された領域の空調設備の負荷試験に用いられてもよい。
この場合、当該サーバーなど熱を発生させる装置の代わりに、同等の熱を発生させる負荷(疑似負荷)として、抵抗部20が用いられる。また、この場合、抵抗部20は、試験対象電源に代えて、サーバーを駆動する外部電源(商用電源)からの電力供給を受ける。
(第2実施形態)
第1実施形態では、第2発電部92が、温度差により電子の流れが発生する熱電素子を用い、負荷試験装置1における温度が高い領域(排気口33など)と、負荷試験装置1における温度が低い領域(吸気口31など)との温度差に基づいて、発電を行う装置である例を説明した。
しかしながら、第2発電部92は、負荷試験装置1で発生した熱に基づいて発電する他の装置であってもよい。
例えば、第2発電部92が、蒸発器93a、ポンプ93b、膨張機93c、発電機93d、凝縮器93eを含むバイナリー発電を行う装置である形態が考えられる(第2実施形態、図9参照)。
蒸発器93aは、抵抗部20で発生した熱により作動媒体を蒸発させる。
ポンプ93bは、作動媒体循環回路内に充填された作動媒体を循環させる。
タービンなどを含む膨張機93cは、作動媒体循環回路における蒸発器93aの下流に配置される。
膨張機93cは、蒸発器93aで気化した作動媒体を膨張させることによって、タービンを回転させるなど、作動媒体から運動エネルギーを取り出す。
膨張機93cによって、発電機93dが駆動される。具体的には、膨張機93cの駆動軸には、発電機93dが接続され、当該運動エネルギーに基づく駆動軸の回転により、発電機93dが発電する。
発電機93dは、電力を蓄電部45などに供給する。
凝縮器93eは、作動媒体循環回路における膨張機93cの下流に配置され、作動媒体を凝縮させる。
例えば、凝縮器93eは、熱交換装置として機能し、冷却部10に取り入れられる空気(吸気風)、若しくは冷却部10から抵抗部20に供給される空気(冷却風)によって、作動媒体循環回路の作動媒体は冷却される。
冷却により液化した作動媒体は、蒸発器93aに戻り、再び加熱される。
作動媒体は、ペンタン、アンモニアなど低沸点媒体が用いられるのが望ましい。
蒸発器93aは抵抗部20の近傍に配置され、凝縮器93eは冷却部10の冷却風の流路上であって抵抗部20に到達するまでの間の領域(冷却部10に取り入れられる空気(吸気風)、若しくは冷却部10から抵抗部20に供給される空気(冷却風)と接する領域)に設けられる。
(第3実施形態)
第1実施形態、第2実施形態では、第2発電部92が、抵抗部20の熱に基づいて発電を行う装置である例を説明した。
しかしながら、第2発電部92は、負荷試験装置1の他の領域で発生する熱に基づいて発電を行ってもよい。
例えば、負荷試験装置1の筐体30の上部に太陽熱温水器94が設けられ、太陽熱温水器94で得られた熱水の熱に基づいて第2発電部92が発電を行う形態が考えられる(第3実施形態、図10参照)。
第2発電部92が熱電素子を用いて温度差に基づく発電を行う装置である場合には、第1端部92aが太陽熱温水器94で得られた熱水の熱に接する領域に設けられる。
第2発電部92がバイナリー発電を行う装置である場合には、蒸発器93aが太陽熱温水器94で得られた熱水の熱に接する領域に設けられる。
また、例えば、抵抗器Rとは別の電熱ヒーターが設けられ、当該電熱ヒーターの熱に基づいて第2発電部92が発電を行う形態が考えられる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 負荷試験装置
10 冷却部
20 抵抗部
21 抵抗器保持枠
25 リレー
30 筐体
31 吸気口
32 吸気蓋
33 排気口
34 排気蓋
41 変換部
43 充電部
45 蓄電部
50 遮断器
51 電流方向検知部
55 端子部
60 操作部
60a オンオフ操作スイッチ
60b 選択スイッチ
60c 表示部
80 制御部
85 携帯端末
91 第1発電部
92 第2発電部
92a 第1端部
92a1 第1上部接続部材
92a2 第2上部接続部材
92a3 第3上部接続部材
92b 第2端部
92b1 第1下部接続部材
92b2 第2下部接続部材
92c 第1素子
92c1 第11熱電材料
92c2 第12熱電材料
92c3 第13熱電材料
92d 第2素子
92d1 第21熱電材料
92d2 第22熱電材料
92d3 第23熱電材料
92e 第1端子
92f 第2端子
93a 蒸発器
93b ポンプ
93c 膨張機
93d 発電機
93e 凝縮器
94 太陽熱温水器
95 検知部

Claims (7)

  1. 負荷試験のため、疑似負荷として、外部電源からの電力供給を受けて熱を発する抵抗器を有する抵抗部と、
    前記抵抗器を冷却する冷却部と、
    前記抵抗器の熱に基づいて発電を行う熱発電装置と、
    前記外部電源と前記熱発電装置からの電力を蓄える蓄電部とを備え、
    前記冷却部は、前記外部電源と前記熱発電装置と前記蓄電部からの電力供給に基づいて駆動する、負荷試験装置。
  2. 前記熱発電装置は、熱電素子を有し、前記熱電素子の温度差によって生じる電位差を用いて電力を得る装置であり、
    前記熱電素子の一方の端部は、前記熱電素子の他方の端部と比べて、前記抵抗部の排気口に近い側に設けられ、
    前記熱電素子の他方の端部は、前記熱電素子の一方の端部と比べて、前記冷却部の吸気口に近い側に設けられる、請求項1に記載の負荷試験装置。
  3. 前記抵抗部は、前記抵抗器を保持する抵抗器保持枠を有し、
    前記熱発電装置の少なくとも一部は、前記抵抗器保持枠の内側に設けられる、請求項2に記載の負荷試験装置。
  4. 前記熱発電装置の少なくとも一部は、前記抵抗器保持枠の内側であって、前記抵抗器を保持する面とは別の面に保持される、請求項3に記載の負荷試験装置。
  5. 前記外部電源から前記負荷試験装置に電力が供給されず、前記熱発電装置からの電力供給がある時は、前記冷却部は、前記熱発電装置から供給された電力に基づいて駆動する、請求項1~請求項4のいずれかに記載の負荷試験装置。
  6. 前記熱発電装置は、蒸発器と、膨張機と、凝縮器を有し、
    前記蒸発器は、前記抵抗部で発生した熱により作動媒体を蒸発させ、
    前記膨張機は、前記蒸発器で気化した作動媒体に基づいて、発電機を駆動し、
    前記凝縮器は、前記冷却部に取り入れられる空気、若しくは前記冷却部から前記抵抗部に供給される空気によって、前記作動媒体を冷却する、請求項1に記載の負荷試験装置。
  7. 太陽熱温水器を更に備え、
    前記熱発電装置は、前記太陽熱温水器で得られた熱水の熱に基づいて発電を行う、請求項1~請求項6のいずれかに記載の負荷試験装置。

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