JP2022098636A - 商品販売データ処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】1の商品販売データ処理装置にて途中まで行われた取引を取り消すことなく、他の商品販売データ処理装置にて会計を行えるようにする。【解決手段】取引に対応する会計処理が可能であって、第1の決済方法に対応し、第2の決済方法に対応しない第1の商品販売データ処理装置と、会計処理が可能で前記第2の決済方法に対応する第2の商品販売データ処理装置とを有する販売データ処理システムとして、前記第1の商品販売データ処理装置のもとで実行されていた会計処理から引き継がれた会計処理が、前記第2の商品販売データ処理装置にて実行可能となるように、前記第1の商品販売データ処理装置のもとで実行されていた会計処理に対応する引継ぎ取引情報を第1の商品販売データ処理装置から前記第2の商品販売データ処理装置に送信させる送信制御手段を備えて商品販売データ処理システムを構成する。【選択図】図15

Description

本発明は、商品販売データ処理システムに関する。
精算を実行させる精算装置を指定した後おいて、例えば指定された精算装置で精算を可能となるまでに時間がかかるような状況に対応して、他の精算装置を指定できるようにされた商品販売データ処理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-006856号公報
例えば、客が、クレジット決済のみが可能なフルセルフの商品販売データ処理装置で会計(商品登録から精算までを含む概念)を行っていたところ、途中でクレジットカードを所持していなかったことに気付くような場合がある。このような場合には、取引を一旦取り消し、現金決済が可能な他の商品販売データ処理装置にて、新たに会計を開始する必要があった。
上記のような状況となった場合であっても、会計を効率よく行えるようにするために、取引を取り消すことなく他の商品販売データ処理装置にて会計を行えるようにすることが好ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、1の商品販売データ処理装置にて途中まで行われた取引を取り消すことなく、他の商品販売データ処理装置にて会計を行えるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明の一態様は、取引に対応する会計処理として少なくとも精算処理が可能であって、第1の決済方法に対応し、第2の決済方法に対応しない第1の商品販売データ処理装置と、会計処理として少なくとも精算処理が可能で前記第2の決済方法に対応する第2の商品販売データ処理装置とを有する販売データ処理システムにおいて、前記第1の商品販売データ処理装置のもとで実行されていた会計処理から引き継がれた会計処理が、前記第2の商品販売データ処理装置にて実行可能となるように、前記第1の商品販売データ処理装置のもとで実行されていた会計処理に対応する引継ぎ取引情報を第1の商品販売データ処理装置から前記第2の商品販売データ処理装置に送信させる送信制御手段を備える商品販売データ処理システムである。
本実施形態におけるPOSシステムのネットワーク構成図である。 本実施形態におけるPOS端末の設置例を示す図である。 本実施形態におけるPOS端末の外観例を示す図である。 本実施形態におけるPOS端末の構成例を示す図である。 本実施形態における店員操作画面の一例を示す図である。 本実施形態における発行確認画面の一例を示す図である。 本実施形態におけるお会計券の一例を示す図である。 本実施形態におけるお会計券発行時の店員操作画面の一例を示す図である。 本実施形態におけるスタート画面の一例を示す図である。 本実施形態における発行エラー画面の一例を示す図である。 本実施形態における店員操作画面の一例を示す図である。 本実施形態における支払操作画面の一例を示す図である。 本実施形態における発行確認画面の一例を示す図である。 本実施形態におけるお会計券発行時の支払操作画面の一例を示す図である。 本実施形態におけるフルセルフモードが設定されたPOS端末がお会計券の発行に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態におけるPOS端末が引継ぎ取引情報に基づいて行う会計に関連する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態の第1変形例における未精算一覧画面の一例を示す図である。
<実施形態>
[POSシステムの構成例]
図1は、本発明の一実施形態に係るPOS(Point Of Sales)システムのネットワーク構成図である。図1に示すPOSシステム1は、3台のPOS端末20-1、POS端末20-2、POS端末20-3と、ストアコントローラ10と、管理装置30とを備え、夫々はLAN11を介して通信可能に接続されている。以下、POS端末20-1、20-2、20-3について特に区別しない場合には、POS端末20と総称する。
POSシステム1は、種々の店舗に導入可能であるが、以下の説明では、POSシステム1がコンビニエンスストアに導入される場合を例に説明する。
ストアコントローラ10は、例えば店舗のバックヤード等に設置され、商品マスタなどを記憶する。商品マスタは、店舗にて販売される商品ごとの商品情報が登録された情報である。POS端末20は、例えば商品登録処理にあたり、商品マスタを利用して登録された商品の商品名、価格等の情報を利用する。
管理装置30は、例えばPOS端末20における会計実績を記憶する。また、管理装置30は、POS端末20やストアコントローラ10の所定の機能を実現するための制御を実行してもよい。管理装置30は、店舗において設置されてもよいし、店舗外のクラウドサーバとして設けられてもよい。
図2は、POS端末20の設置例を示す図である。図2(A)は、POS端末20等を客側から見た斜視図である。図2(B)は、POS端末20等を店員側から見た斜視図である。図2(A)に示すように客側から見てPOS端末20の右側にカウンタが置かれている。
図3は、POS端末の外観例を示す図である。図3(A)は、POS端末20を客側から見た斜視図である。図3(B)は、POS端末20を店員側から見た斜視図である。図4は、POS端末20の構成例を示す図である。図3及び図4において、同一部分には同一符号を付している。
以下、図3を参照しつつ、図4に示したPOS端末20の構成例を説明する。POS端末20は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、ハードディスク204と、客側表示部205と、客側スキャナ部206と、カードリーダ208と、釣銭機209と、店員側表示部210と、キー操作部211と、店員側スキャナ部212と、印刷部213と、音声出力部214と、通信部215とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU201は、中央演算処理装置であり、ROM202に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、POS端末20の動作を制御する。
ROM202は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU201が利用する各種の情報を記憶する。
RAM203は、読み出し書き込みメモリであり、種々の情報を記憶する。例えば、RAM203は、外部から取得した情報(例えば、ストアコントローラ10から取得した商品マスタ等)や、処理において生成した情報(例えば、登録処理において生成した登録情報、精算処理において生成した精算情報等)を記憶する。なお、以下の説明において、登録情報と精算情報のいずれか一方又は両方を取引情報と称する場合がある。
ハードディスク204は、種々の情報を記憶する。ハードディスク204は、例えば、ROM202に代えて、CPU201が実行するプログラム等を記憶してもよい。また、RAM203に代えて、外部から取得した情報や、処理において生成した情報を記憶してもよい。
なお、ハードディスク204に代えて、例えばSSD等の記憶装置が備えられてもよい。
客側表示部205は、客用のタッチディスプレイであり、客に種々の情報を表示するとともに、客から種々の入力を受け付ける。
客側スキャナ部206は、客用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコード(商品コード等)等を光学的に読み取る。
なお、客側スキャナ部206は、客が商品を登録する際に用いられるが、客は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、客側表示部205に、商品の注文ボタン等が表示されている場合、客は、注文ボタンを操作(押下)し、商品を登録することができる。
カードリーダ208は、各種カード(クレジットカード、交通系カード等)から情報を読み取って決済に対応する処理を実行可能とされる。また、カードリーダ208は、会員カード、ポイントカード等の情報を読み取ることが可能とされる。本実施形態のカードリーダ208は、例えばカード認識部(読取部)や表示部や操作部を備えてよいが、少なくとも、カード認識部を備えるものであればよい。
釣銭機209(現金決済部)は、現金による決済機構であり、紙幣や硬貨の投入口、紙幣や硬貨の排出口を有し、投入口への投入金額を算出し、投入金額と買上金額の差分である釣銭金額を算出し、釣り銭を排出口から排出する。
店員側表示部210は、店員用のタッチディスプレイであり、店員に種々の情報を表示するとともに、店員から種々の入力を受け付ける。
キー操作部211は、各種のキー(ボタン)から構成され、店員から種々の入力を受け付ける。
店員側スキャナ部212は、店員用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコード(商品コード等)や店員の名札に付された店員コード等を光学的に読み取る。
なお、店員側スキャナ部212は、店員が商品を登録する際に用いられるが、店員は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、キー操作部211に、商品に対応するキー(例えば、スポーツ新聞に対応するキー等)が配置されている場合、店員は、当該キーを操作(押下)し、当該商品を登録することができる。また、店員側表示部210に、商品に対応するプリセットキーが表示されている場合、店員は、当該プリセットキーを操作し、当該商品を登録することができる。
印刷部213は、媒体を排出する印刷部であり、例えば、レシート等の種々の媒体を印刷、発行する。印刷部213は、店員側から客側、客側から店員側に向き(媒体発行口の方向)を回転自在に変更可能な1台の印刷部である。印刷部213の向きは、手動で変更してもよいし、例えば動作モードの移行に応じて自動的に変更(メカ的に制御等)してもよい。なお、印刷部213の向きの正誤をセンサなどで検出してもよい。
音声出力部214は、音声を出力する。例えば、音声出力部214は、音声ガイダンス等を出力する。
通信部215は、他の装置(他のPOS端末20、ストアコントローラ10)との間において情報を送受信する。
[各動作モードの概要]
続いて、POS端末20の動作モードについて説明する。POS端末20は、複数の動作モードを有する。具体的には、POS端末20は、4種類の動作モード(通常モード、フルセルフモード、ダブルスキャンモード、セミセルフモード)を有する。なお、以下に説明する動作モードは、通常業務中での会計に関する動作モード(商品登録処理や精算処理に係る動作モード)であり、売上や在高等を集計、照会等する集計モード、店員や保守員等が設定作業や保守作業を行う際のメンテナンスモード、新人がトレーニングを行う際のトレーニングモード等は含まない。
なお、本実施形態において「会計」は、例えば一取引における商品登録から、登録された商品についての精算(決済)までを含む概念である。
なお、以下の説明において、上述の4つの動作モードの分類とは別の切り口として、POS端末20が、商品登録処理を実行するモードを登録モード、精算処理を実行するモードを精算モードと称する場合がある。
[通常モード]
通常モードは、店員側にて登録処理を実行し、客側にて精算処理を実行する動作モードである。即ち、通常モードの場合、店員側が登録モードになり、客側が精算モードになる。つまり、POS端末20は、登録処理~精算処理の全体を通して見た場合、登録精算モードとして動作する。
通常モードの場合、店員は、客の買上商品を店員側(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211)にて登録する。つまり、POS端末20は、店員の操作(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211等の操作)により、買上商品の登録処理を実行する。
店員による登録処理が完了した場合、客は、店員側表示部210において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機209に貨幣を投入、または、カードリーダ208を操作し、精算する。つまり、POS端末20は、客の操作等(釣銭機209への貨幣の投入、カードリーダ208の操作)により、精算処理を実行する。
なお、客は、店員による登録処理が完了するまで(合計金額が確定するまで)、待機していてもよいが、登録処理が完了する前に釣銭機209に貨幣を投入してもよい。つまり、POS端末20は、登録処理中において入金を受付可能である。
また、店員は、客による精算が完了するまで(客がお釣りやレシートを取るまで)、待機していてもよいが、次の客の買上商品を登録してもよい。つまり、POS端末20は、精算処理中において次客の買上商品を登録可能である。また、店員は、客による精算中に不在であってもよい。つまり、当該客の精算中には、当該客の応対を終えてもよい。
また、POS端末20は、お釣りがある場合には、お釣りの取り忘れを防止するため、釣銭機209による釣銭・釣札の払出しを制御し、客が釣銭・釣札を取り除いたことをセンサ等で認識した上で、印刷部213によるレシートの発行を制御する。他の動作モードにおいても同様である。なお、上述したように、通常モード(ダブルスキャンモードも同様)では、お釣りを受け取る客の前に店員がいる場合といない場合とがあるが、店員がいる場合は、必ずしも上述した制御を行わなくてもよい(即ち、釣銭・釣札の払出しとレシートの発行とを同時に行ってもよいし、先にレシートを発行してもよい)。また、現在の動作モードや店員の存在/不在(例えば、店員の存在/不在はセンサにより認識)に応じて、釣銭・釣札の払出しとレシートの発行のタイミング等を制御してもよい。
[フルセルフモード]
フルセルフモードは、客側にて登録処理を実行し、客側にて精算処理を実行する動作モードである。即ち、フルセルフモードの場合、客側が登録モードにも精算モードにもなる。つまり、POS端末20は、登録処理~精算処理の全体を通して見た場合、登録精算モードとして動作する。
フルセルフモードの場合、客は、買上商品を客側(客側スキャナ部206、客側表示部205)にて登録する。つまり、POS端末20は、客の操作等(客側スキャナ部206によるスキャン、客側表示部205へのタッチ)により、買上商品の登録処理を実行する。
登録処理が完了した場合、客は、客側表示部205において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機209に貨幣を投入、または、クレジットカード決済の場合にはカードリーダ208を操作し、精算する。つまり、POS端末20は、客の操作等(釣銭機209への貨幣の投入、カードリーダ208の操作)により、精算処理を実行する。
なお、フルセルフモードは、上述したように、客側にて登録処理も精算処理も実行するが、店員側は何もできないという訳ではない。つまり、POS端末20は、フルセルフモードで動作しているときであっても、店員側スキャナ部212にて店員コードのスキャンが可能である。また、POS端末20は、フルセルフモードで動作しているときであっても、店員側表示部210における種々の情報の表示が可能である。
例えば、フルセルフモードでの動作中において、店員側表示部210には、客側にて行われている登録処理や精算処理に応じて客側表示部205に表示されているのと同様の画面が表示されるようにしてよい。つまり、店員側表示部210にて、客側表示部205にて表示される内容がミラーリングされるように表示されてよい。これにより、店員は、フルセルフモードにおいて、客がどのような操作を行っており、また、POS端末20がどのような処理状況にあるのかを把握できる。
[ダブルスキャンモード]
ダブルスキャンモードは、店員側及び客側の両側にて登録処理を実行し、客側にて精算処理を実行する動作モードである。即ち、ダブルスキャンモードの場合、店員側及び客側の両側が登録モードになり、客側が精算モードになる。つまり、POS端末20は、登録処理~精算処理の全体を通して見た場合、登録精算モードとして動作する。
ダブルスキャンモードの場合、店員は、買上商品を店員側(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211)にて登録し、客は、買上商品を客側(客側スキャナ部206、客側表示部205)にて登録する。つまり、POS端末20は、店員の操作等(店員側スキャナ部212によるスキャン、店員側表示部210へのタッチ、キー操作部211等の押下)、及び、客の操作等(客側スキャナ部206によるスキャン、客側表示部205へのタッチ)により、買上商品の登録処理を実行する。
登録処理が完了した場合、客は、客側表示部205において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機209に貨幣を投入、または、クレジットカード決済の場合にはカードリーダ208を操作し、精算する。つまり、POS端末20は、客の操作等(釣銭機209への貨幣の投入、カードリーダ208の操作)により、精算処理を実行する。
なお、店員は、客による精算が完了するまで(客がお釣りやレシートを取るまで)、待機していてもよいが、次の客の買上商品を登録してもよい。つまり、POS端末20は、精算処理中において次客の買上商品を登録可能である。また、店員は、客による精算中に不在であってもよい。つまり、当該客の精算中には、当該客の応対を終えてもよい。
[セミセルフモード]
セミセルフモードは、2台以上のPOS端末20による動作モードであって、少なくとも1台のPOS端末20の店員側にて登録処理を実行し、他の1台のPOS端末20の客側にて精算処理を実行する動作モードである。即ち、セミセルフモードの場合、1台以上のPOS端末20が登録専用モードになり、他の1台以上のPOS端末20が精算専用モードになる。
セミセルフモードの場合、店員は、登録専用モードのPOS端末20において、客の買上商品を店員側(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211)にて登録する。つまり、POS端末20は、店員の操作(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211等の操作)により、買上商品の登録処理を実行する。
店員による登録処理が完了した場合、客は、精算専用モードのPOS端末20に移動し、店員側表示部210において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機209に貨幣を投入、または、カードリーダ208を操作し、精算する。つまり、POS端末20は、客の操作等(釣銭機209への貨幣の投入、カードリーダ208の操作)により、精算処理を実行する。
登録専用モードのPOS端末20において登録処理が完了した場合、客は、登録専用モードのPOS端末20から精算専用モードのPOS端末20に移動するが、移動先のPOS端末20には、精算処理に必要な情報(登録専用モードのPOS端末20において生成された登録情報等)が供給される。
なお、移動先のPOS端末20(精算専用モードのPOS端末20のうち精算処理を実行させるPOS端末20)は、登録専用モードのPOS端末20において指定してもよい。あるいは、登録専用モードのPOS端末20において媒体(精算処理に必要な情報を取得するためのバーコード等が印刷された媒体)を発行し、当該媒体を読み取らせた精算専用モードのPOS端末20を移動先のPOS端末20としてもよい。
なお、セミセルフモードにおいて、店員は、登録情報を送信した後は、次の客の買上商品を登録可能である。また、店員は、登録情報を送信した後は、不在であってもよい。
[会計引継ぎについて]
本実施形態のPOS端末20は、現金による決済(現金決済)と、例えばクレジットカード、交通系カード、プリペイドカード等の利用による所定の非現金決済とのいずれにも対応可能な仕様とすることができる。また、POS端末20は、現金決済には対応不可で、非現金決済には対応可能な非現金決済専用の仕様とすることもできる。
そのうえで、店舗における運用等の事情で、店舗に設置される複数のPOS端末20について、例えば、非現金決済と現金決済との双方に対応可能な(マルチ決済対応の)POS端末20と、非現金決済専用(非現金決済には対応するが現金決済への対応は不可)のPOS端末20とが混在する場合がある。
店舗において、フルセルフモードに設定されたPOS端末20として、上記のようにマルチ決済対応のPOS端末20と非現金決済専用のPOS端末20とが混在して設置される場合、以下のような状況が生じる可能性がある。
つまり、非現金決済に対応するカード等を所持しておらず現金決済でフルセルフによる精算を行うつもりの客が、間違えて、非現金決済専用でフルセルフモードが設定されたPOS端末20(非現金決済専用/フルセルフモードのPOS端末20)で会計を開始してしまい、例えば商品登録途中あるいは商品登録が完了して精算に移行する段階で、現金決済による精算を行えないことに気が付いた。
上記のような状況となった場合、客は、非現金決済専用/フルセルフのPOS端末20にてこれまで行っていた商品登録をキャンセルすることができる。そのうえで、客は、マルチ決済対応でフルセルフモードが設定されたPOS端末20(マルチ決済/フルセルフモードのPOS端末20)に移動する。客は、移動先のマルチ決済/フルセルフモードのPOS端末20にて、改めてはじめから会計を行うようにすればよい。
しかしながら、上記のようにして一度行っていた会計を途中でキャンセルし、再度、はじめから会計を行うことによっては、同じ会計の手順が重複して繰り返されることになるので、一取引の会計に余計に時間がかかってしまうこととなって効率的でない。
なお、上記と同様の問題は、例えば店舗において非現金決済専用/フルセルフモードのPOS端末20と、現金決済専用/フルセルフモードのPOS端末20とが設置されている場合において、非現金決済により精算を行うつもりの客が間違えて現金決済専用/フルセルフモードのPOS端末20で会計を行ってしまったような場合にも生じる。
そこで、本実施形態においては、上記のようにして、これまで会計を行っていたフルセルフのPOS端末20では客が希望する決済種別での精算を行えないため、客が希望する決済種別による精算が可能な他のPOS端末20で会計する必要が生じた場合、以下のようにして、これまでの会計の情報(商品登録結果)を引き継いで他のPOS端末20にて会計が行えるようにする。
以下の説明にあたり、客は、上記の事例と同様に、現金決済でフルセルフによる精算を行うつもりの客が、非現金決済専用/フルセルフモードのPOS端末20で会計を開始してしまったために、現金決済に対応可能な他のPOS端末20にて会計を引き継いで行う場合を例に挙げる。
客は、店舗にて自分が購入する商品を買い物カゴに入れたうえで、会計のためにPOS端末20に赴いた。この場合、客は、例えばクレジットカード等の非現金決済に対応するカード等の媒体は所持しておらず、現金決済により精算を、フルセルフで行うつもりでいる。
しかしながら、客は、間違えて、現金決済が可能なフルセルフモードのPOS端末20ではなく、非現金決済専用/フルセルフのPOS端末20にて会計を開始してしまっていた。客は、会計において精算に移行する前の段階(1つ目の登録対象の商品の商品登録が開始されてから、登録対象の全ての商品の登録が完了して精算移行指示操作が行われる直前までの段階)で、今自分が会計を行っているPOS端末20は、非現金決済専用/フルセルフのPOS端末20であるために、現金決済を行えないことに気付いた。
この場合、客は、これまで会計を行っていた非現金決済専用/フルセルフのPOS端末20の設置されている場所にまで店員に赴いてもらうように店員呼出を行う。
この場合の店員呼出として、客は、例えば店舗内にてちょうど自分の近辺にいた店員に声を掛けてもよい。あるいは、客は、これまで会計を行っていた非現金決済専用/フルセルフのPOS端末20に対して店員呼出のための所定の操作を行ってもよい。
店員呼出の操作が行われたPOS端末20は、例えば管理装置30(またはストアコントローラ10)に店員呼出報知要求を送信する。
管理装置30は、店員呼出報知要求に応じて、例えば店舗内の所定の端末にて店員が呼び出されていることの報知(店員呼出報知)が行われるように制御する。店員呼出報知が行われる端末は、例えばストアコントローラ10、サービスカウンタに設置された端末、POS端末20、店員が業務用に携帯する店員携帯端末等であってよい。
また、店員呼出報知にあたっては、店員呼出報知操作が行われたPOS端末20を示す情報(例えば、POS端末20に付された端末番号)が表示されてよい。また、店員呼出操作が行われたPOS端末20は、例えばサインポール等の表示器を点灯させることにより店員呼出中であることを周囲に報知するようにされてよい。
店員呼出に応じて店員は、これまで客が会計の操作を行っていた非現金決済専用/フルセルフのPOS端末20に赴き、赴いた先のPOS端末20に、自分の店員識別情報を読み取らせる操作を行う。店員識別情報を読み取らせる態様としては特に限定されないが、例えば店員は、店員が所持する店員証にコード(バーコードまたは2次元コード)として記録されている店員識別情報を、POS端末20のスキャナ部(客側スキャナ部206または店員側スキャナ部212)に読み取らせるようにしてよい。あるいは、店員証がICチップやRFIDタグなどにより店員識別情報を記憶している構成である場合には、店員は、カードリーダ208により店員証から店員識別情報を読み取らせるようにしてよい。
非現金決済専用/フルセルフのPOS端末20は、店員識別情報を読み取ったことに応じて、客側表示部205に店員操作画面を表示する。店員操作画面は、通常の取引に対応して店員が行う操作以外の各種操作が行われる操作画面である。
フルセルフモードの場合には、客側表示部205がメインの表示部となることから、店員が操作する店員操作画面であっても客側表示部205に表示されたほうが使い勝手がよい。ただし、例えば各種の状況等に対応して、店員操作画面は、客側表示部205だけではなく店員側表示部210にて表示されてもよい。あるいは、店員操作画面は、客側表示部205と店員側表示部210との双方において同時に表示されてよい。
図5は、店員操作画面の一例を示している。店員操作画面においては、情報表示エリアAR11とボタンエリアAR12とが配置されている。情報表示エリアAR11は、店員操作画面に対する操作等に応じて適宜所定の情報が表示されるエリアである。ボタンエリアAR12は、店員が操作する各種ボタンが配置されるエリアである。
この場合、店員は、客がこれまで会計を行った非現金決済専用/フルセルフのPOS端末20では精算を行えないことに応じて呼び出されている。このような事情で呼び出された場合、店員は、現金決済が可能な他のPOS端末20にて、これまでの会計の流れにおいて客が行った商品登録結果を引き継いで会計が行えるようにする必要がある。このため、店員は、ボタンエリアAR12において配置されている、お会計券(登録商標)ボタンBT11を操作する。
お会計券(登録商標)ボタンBT11は、お会計券の発行を指示する操作が行われるボタンである。
お会計券は、現金決済が可能な他のPOS端末20にて、これまでの会計において行われた商品登録の情報を引き継いで会計が行えるようにするために発行される会計引継ぎ用の券である。本実施形態のお会計券は、例えば用紙としての媒体に、商品登録の情報の引継ぎのために、今回の会計に対応する取引を識別可能な情報が印刷されるものであってよい。
お会計券に印刷される「取引を識別可能な情報」は、今回の会計に対応して付与された取引識別情報であってよい。あるいは、「取引を識別可能な情報」は、客が店舗の会員として登録しており、会計の開始に際して非現金決済専用/フルセルフのPOS端末20に会員カードに記録されている会員識別情報を読み取らせている場合には、会員識別情報であってもよい。
お会計券ボタンBT11が操作されると、発行確認画面WD20が表示される。図6は、発行確認画面WD20の一例を示している。同図の発行確認画面WD20は、店員操作画面上に重畳して表示されるダイアログウィンドウとされた例を示している。
発行確認画面WD20においては、これまでの会計(取引)を中断してお会計券を発行してよいか否かを店員に確認するメッセージが表示されるとともに、「はい」ボタンBT21と「いいえ」ボタンBT22とが配置されている。
店員は、お会計券を発行してよい場合には「はい」ボタンBT21を操作し、お会計券を発行しない場合には「いいえ」ボタンBT22を操作する。
「いいえ」ボタンBT22が操作された場合には、発行確認画面WD20が消去され、店員操作画面が表示された状態に戻る。
「はい」ボタンBT21が操作された場合、POS端末20は、お会計券を発行する。この際、POS端末20は、印刷部213により用紙にお会計券の内容を印刷し、印刷された用紙を排出させる。
図7(A)は、お会計券の一例を示している。同図のお会計券は、ヘッダエリアAR1、日時・担当者エリアAR2、お会計券標示エリアAR3、会計内容エリアAR4、コードCHが配置されている。
ヘッダエリアAR1には、対応の店舗等を示すヘッダ情報が印刷される。
日時・担当者エリアAR2には、対象の取引に対応する日付や担当者の情報が印刷される。POS端末20がフルセルフモードである場合には、日時・担当者エリアAR2における担当者の情報は、例えば当該POS端末20の管理者として定められた店員についての情報(例えば、氏名や店員識別情報等)であってもよいし、会員としての客の情報(例えば、氏名や会員識別情報)であってもよい。
お会計券標示エリアAR3には、当該用紙がお会計券であることを示す内容が印字される。なお、本実施形態の会計引継ぎ用の券に付された「お会計券」との名称は一例であって、例えば「お会計引継ぎ券」といったように他の名称が付されてよい。
会計内容エリアAR4には、対象の取引におけるこれまでの会計内容が印刷される。
コードCHは、対象の取引を識別可能な情報である取引識別情報(会員識別情報であってもよい)をコード化して印刷したものである。同図において、コードCHがバーコードである例を示しているが、2次元コードであってもよい。
また、同図のお会計券には、POS端末20のスキャナ部について、媒体差し込み口に媒体を差し込んでコードを読み取らせるようにされている場合に対応して、コードを読み取らせる際のスキャナ部への差し込み方向も示されている。
なお、ヘッダエリアAR1、日時・担当者エリアAR2、会計内容エリアAR4については、通常のレシートにおいても印刷される領域である。つまり、同図のお会計券は、レシートの形式に準じている場合を例に挙げている。
図7(B)は、お会計券の他の例を示している。同図において図7(A)と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。
同図のお会計券は、精算にあたり現金決済と併せてクーポンや商品券等が併用される場合に対応する。同図のお会計券の会計内容エリアAR4においては、276円の合計金額に対してクーポンの利用によって30円の値引きが行われたことに応じて、客が現金決済で支払うべき金額が246円であることが示されている。このような会計内容エリアAR4の内容は、これまでの会計の流れにおける或る段階で、客がPOS端末20に対してクーポンの利用宣言の操作を行った場合に印刷される。
なお、図7(A)、図7(B)のお会計券において、例えば対応の会計引継ぎが、非現金決済による精算から現金決済による精算に変更するものであることを示す内容が印刷されてもよい。
また、POS端末20は、一取引について会計を引き継ぐこと無く保留としておくこともできる。例えば客が、POS端末20を利用して会計を開始した後に、例えば買い忘れていた商品のあることを思い出したため、買い忘れた商品を今回の取引における商品登録に追加したいような場合がある。このような場合、例えば客(または店員)は、取引を保留させる操作を行う。取引が保留されたことに応じて、POS端末20は、保留された取引に対応するレシート(保留レシート)を発行する。保留レシートにおいては、保留された取引を示す取引識別情報(対応の客の会員識別情報でもよい)を示すコードが印刷される。
このように、保留レシートはコードが印刷される点でお会計券と似た様式となる。そこで、お会計券について、保留レシートと区別がしやすいように様式、態様等が変更されてよい。
POS端末20は、お会計券を発行する際には、発行確認画面WD20を消去して店員操作画面を表示する。このときの店員操作画面の情報表示エリアAR11においては、図8に示すように、例えば「お会計券」のようにして、お会計券が発行中の状態であることを示す表示が行われる。
そして、お会計券の発行が完了すると、POS端末20における客側表示部205の表示は、店員操作画面からスタート画面(待機画面)の表示に戻る。
図9は、スタート画面の一例を示している。同図のスタート画面においては、例えば「セルフレジ」との表示によりフルセルフモードが設定されたPOS端末20であることが示されている。また、同図のスタート画面においては、登録開始(会計開始)ボタンBT31が配置されている。フルセルフモードのPOS端末20により商品登録を開始しようとする客は、登録開始ボタンBT31を操作する。登録開始ボタンBT31が操作されたことに応じて、フルセルフモードが設定されたPOS端末20は、客の操作に応じた商品登録の受け付けを開始する。
また、この場合のように非現金決済専用のPOS端末20が表示するスタート画面においては、現金決済は行えないことを客に報知する内容の表示が行われてよい。あるいは、スタート画面における登録開始ボタンBT31を操作したことに応じて、現金決済は行えないことを客に確認させるポップアップ画面が表示されるようにしてよい。この場合、ポップアップ画面においては、このまま非現金決済での会計に移行することを指示する会計移行指示ボタンと、会計を行わずにスタート画面に戻すための会計キャンセルボタンとが配置される。
客は、非現金決済で会計を行うのであれば、会計移行指示ボタンを操作して会計用の画面(例えば、商品登録画面)に移行させることができる。また、客は、現金決済により精算するつもりであったので、現金決済に対応可能な他のPOS端末20で精算を行う場合には、会計キャンセルボタンを操作する。
また、マルチ決済対応のPOS端末20では、現金決済と非現金決済との双方に対応して精算が可能であることがスタート画面において表示されてよい。この際、非現金決済のうちでも対応不可のカード種別があるような場合には、対応可能なカード種別あるいは対応不可のカード種別を示す表示も行われてよい。
また、POS端末20が、例えば通常モード、ダブルスキャンモード等のように店員と客とが対面して会計が行われるモードである場合には、店員側表示部210においても、上記のスタート画面のように、決済種別やカード種別などについての対応状況を示す表示が行われるようにされてよい。この場合には、店員もPOS端末20が決済種別やカード種別についての対応状況を強く意識できるので、例えば店員が会計前にいずれの決済種別を利用して精算するのかを客に確認するなどして適切に対応できる。
お会計券を発行したPOS端末20は、今回のお会計券の発行に対応して行われた商品登録結果を示す取引情報を、引継ぎ取引情報として記憶しておくようにされる。あるいは、お会計券を発行したPOS端末20は、引継ぎ取引情報を管理装置30に送信するようにされてよい。この場合、管理装置30は、送信された引継ぎ取引情報を記憶する。
なお、例えば「はい」ボタンBT21が操作されてお会計券の発行が指示されたが、お会計券を印刷する用紙が不足しているためにお会計券を発行できずにエラーとなる場合がある。
このような場合には、例えば図10に例示するようにして、発行エラー画面WD40が表示される。発行エラー画面WD40においては、印刷用の用紙がなくなったことから、新しい用紙をセットするように案内するメッセージが表示されるとともに、確認ボタンBT41が配置される。
この場合、店員は、確認ボタンBT41を操作する。確認ボタンBT41が操作されると、例えば図11に示されるように、スタート画面ボタンBT51が配置された店員操作画面が表示される。
店員は、表示された店員操作画面のボタンエリアAR12において配置されている再発行ボタンBT12を操作することによって、お会計券を発行させることができる。お会計券を発行させた後、店員は、スタート画面ボタンBT51を操作して店員操作画面を消去させ、スタート画面の表示に遷移させることができる。
会計において客が精算移行指示操作を行う前の段階で店員呼出を行った場合には、上記のようにして、店員が店員操作画面を表示させ、表示された店員操作画面を操作することによってお会計券の発行が行われる。
しかしながら、会計において客が精算移行指示操作を行ってこれから精算を行おうとした段階で、非現金決済専用/フルセルフモードのPOS端末20であるために現金決済による精算を行えないことに気付く場合がある。
この場合にも、客は店員呼出を行うようにされる。また、店員呼出を受けて非現金決済専用/フルセルフモードのPOS端末20に赴いた店員は、この場合にも、例えば店員証に記録された店員識別情報をPOS端末20に読み取らせるようにする。
このように、精算移行指示操作が行われた後において、店員識別情報の読み取りが行われた場合、POS端末20は、図5等に示した店員操作画面に代えて、支払操作画面を表示させる。支払操作画面は、店員が代金の支払いに関する各種操作を行うことのできる操作画面である。
図12は、支払操作画面の一例を示している。同図の支払操作画面においては、情報表示エリアAR21とボタンエリアAR22とが配置されている。
情報表示エリアAR21は、支払操作画面に対する操作等に応じて適宜所定の情報が表示されるエリアである。
ボタンエリアAR22は、店員が操作する各種ボタンが配置されるエリアである。また、支払操作画面においては、閉じるボタンBT62が配置される。
この場合にも、店員は、客がこれまで会計を行った非現金決済専用/フルセルフのPOS端末20では精算を行えないことに応じて呼び出されている。そこで、この場合の店員は、ボタンエリアAR22において配置されている、お会計券ボタンBT61を操作する。
お会計券ボタンBT61が操作されると、発行確認画面WD70が表示される。図13は、発行確認画面WD70の一例を示している。同図の発行確認画面WD70は、支払操作画面上に重畳して表示されるダイアログウィンドウとされた例を示している。
お会計券発行確認画面WD60においては、これまでの会計(取引)を中断してお会計券を発行してよいか否かを店員に確認するメッセージが表示されるとともに、「はい」ボタンBT71と「いいえ」ボタンBT72とが配置されている。
店員は、お会計券を発行してよい場合には「はい」ボタンBT71を操作し、お会計券を発行しない場合には「いいえ」ボタンBT72を操作する。
「いいえ」ボタンBT72が操作された場合には、発行確認画面WD70が消去され、支払操作画面が表示された状態に戻る。「はい」ボタンBT71が操作された場合、POS端末20は、お会計券を発行する。発行されるお会計券は、例えば図7(A)、図7(B)と同様でよい。
POS端末20は、お会計券を発行する際には、発行確認画面WD70を消去して支払操作画面を表示する。このときの支払操作画面の情報表示エリアAR21においては、図14に示すように、例えば「お会計券」のようにして、お会計券が発行中の状態であることを示す表示が行われる。
お会計券が発行された後、店員は、支払操作画面における閉じるボタンBT62を操作してスタート画面に戻すことができる。
また、図12の支払操作画面におけるお会計券ボタンBT61を操作した際に、用紙切れとなっていた場合には、例えば図10と同様の態様による発行エラー画面が表示される。この場合にも、店員は、発行エラー画面の確認画面を操作して支払操作画面を表示させる。店員は、支払操作画面が表示された状態のもとで用紙をセットしたうえで、図14のボタンエリアAR22における再発行ボタンBT63を操作することにより、改めてお会計券を発行させることができる。お会計券を発行させた後、店員は、閉じるボタンBT51を操作して支払操作画面を消去させ、スタート画面の表示に遷移させることができる。
客は、上記のようにしてお会計券が発行されると、発行されたお会計券を所持して、現金決済が可能であって、フルセルフモード以外のモードが設定されたPOS端末20に移動する。この場合の「フルセルフモード以外のモード」は、通常モードとダブルスキャンモードとのいずれかであってよい。客は、はじめにPOS端末20にて行っていた会計を引き継がせるために、お会計券に印刷されているコードCHを引継ぎ先のPOS端末20に読み取らせる操作を行う。
本実施形態において、会計の引き継ぎが可能なPOS端末20は、フルセルフモード以外のモードが設定されているPOS端末20とされ、フルセルフモードのPOS端末20は、会計の引継ぎは不可とされている。これは、会計の引継ぎにあたっては、店員が確認を行うことが必要であることによる。
「フルセルフモード以外のモード」として、通常モードとダブルスキャンモードは、いずれも店員が客に応対してPOS端末20を操作する場合のあるモードである。セミセルフモードの登録専用モードは、精算を行えないことから引継ぎ先とすることはできない。
また、セミセルフモードの精算専用モードは、店員が応対せずに客が精算を行うモードである。しかしながら、例えば引継ぎ元のPOS端末20にて商品登録が完了して精算移行指示操作が行われた段階で会計を中断させた場合には、セミセルフモードの精算専用モードのPOS端末20も「フルセルフモード以外のモード」のPOS端末20に含まれてよい。この場合には、例えばセミセルフモードの精算専用モードのPOS端末20にて会計の引継ぎによる精算が行われる場合には、店員が付き添うようにしてよい。
引継ぎ先のPOS端末20は、現金決済が可能であって、フルセルフモード以外のモードが設定されている場合には、コードCHの読み取りに応じて、引継ぎ取引情報要求を他のPOS端末20に送信する。
引継ぎ取引情報要求には、要求する引継ぎ取引情報が対応する取引識別情報が含まれる。POS端末20は、受信された引継ぎ登録情報に含まれるのと同じ取引識別情報を記憶している場合、当該記憶している取引識別情報を引継ぎ取引情報要求の送信元のPOS端末20に送信する。引継ぎ取引情報要求の送信元のPOS端末20は、このようにして引継ぎ取引情報を取得することができる。
また、引継ぎ取引情報を管理装置30が記憶している場合には、引継ぎ先のPOS端末20は、コードCHを読み取ったことに応じて、引継ぎ取引情報要求を管理装置30に送信することで、管理装置30から引継ぎ取引情報を取得するようにされてよい。
引継ぎ先のPOS端末20は、取得した引継ぎ取引情報に対応する会計に応じた処理(会計処理)を再開する。
会計処理として、引継ぎ取引情報が精算移行指示操作が行われていないことを示している場合、引継ぎ先のPOS端末20は、客側表示部205にて商品登録画面を表示する。表示された商品登録画面においては、移動前の非現金決済専用/フルセルフモードのPOS端末20にて登録された商品が、登録済みの商品として反映された状態となっている。
このため、客は、未だ登録を済ませていない商品の登録から商品登録の操作を再開すればよい。そして、登録対象の全ての商品の登録を完了すると、客は精算移行指示操作を行い、現金決済による精算を行うようにされる。
この場合のPOS端末20は、会計処理として現金決済に対応する精算処理を実行する。つまり、POS端末20は、客が投入した預かり金を受け付け、釣銭が発生する場合には、釣銭としての現金を排出する。POS端末20は、今回の取引における会計結果を示すレシートを発行し、一取引に応じた会計処理を終了する。
会計処理として、引継ぎ取引情報が精算移行指示操作が行われていることを示している場合、引継ぎ先のPOS端末20は、客側表示部205にて精算画面を表示する。この場合、客は、商品登録は行わずに、そのまま現金決済による精算を行い、POS端末20は、現金決済に対応する精算処理を実行する。
例えば店員が誤って、現金決済が可能であってもフルセルフモードが設定されているPOS端末20にお会計券のコードCHを読み取らせた場合、当該POS端末20は、会計の引継ぎは行わず、例えば表示等によりエラーを報知する。この場合、店員は、他の現金決済が可能でフルセルフモード以外のモードが設定されているPOS端末20に移動し、改めてお会計券のコードCHを読み取らせるようにしてよい。あるいは、店員は、エラーを報知したPOS端末20のモードをフルセルフモードからフルセルフモード以外のモードに切り替える操作を行ったうえで、改めてお会計券のコードCHを読み取らせるようにしてよい。
このようにして、本実施形態においては、非現金決済専用/フルセルフモードのPOS端末20にて取引における会計を中断し、現金決済が可能な他のPOS端末20にて、中断された段階から引き継ぐようにして会計を再開することができる。これにより、例えば、客は、現金決済が可能な他のPOS端末20にて、はじめから会計を再開する必要がなくなり、会計の効率を向上させることが可能となる。
[処理手順例]
図15のフローチャートを参照して、フルセルフモードが設定されたPOS端末20がお会計券の発行に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS101:POS端末20は、待機状態においてスタート画面を表示する。
ステップS102:POS端末20は、待機状態のもとで商品登録開始操作が行われるのを待機している。商品登録開始操作は、スタート画面において配置された登録開始ボタンBT31に対する操作であってよい。
ステップS103:商品登録開始操作が行われたことに応じて、POS端末20は、客側表示部205にて商品登録画面を表示する。つまり、POS端末20は、会計処理における商品登録の受け付けを開始する。なお、店員側表示部210においても同様の商品登録画面が表示されてよい。
ステップS104:商品登録画面を表示している状態のもとで、POS端末20は、客による商品登録操作が行われたか否かを判定する。商品登録操作は、例えば、商品に付されたコード(バーコードまたは2次元コード)を、客がPOS端末20のスキャナ部に読み取らせる操作であってよい。商品に付されたコードは、商品を識別する商品コード(商品識別情報)を示す。
ステップS105:商品登録操作が行われたことに応じて、POS端末20は、商品登録処理を実行する。
ステップS106:ステップS105の処理の後、ステップS104にて商品登録操作が行われないと判定された場合、POS端末20は、店員操作画面を表示させるための店員識別情報の読み取りが行われたか否かを判定する。
ステップS107:店員識別情報の読み取りが行われた場合、POS端末20は、客側表示部205にて店員操作画面を表示する。
ステップS108:店員操作画面に対しては店員により何らかの操作が行われる。POS端末20は、店員操作画面に対する操作が行われた場合において、行われた操作がお会計券発行操作であったか否かを判定する。お会計券発行操作は、店員操作画面におけるお会計券ボタンBT11に対する操作と、お会計券ボタンBT11に対する操作に応じて表示された発行確認画面WD20における「はい」ボタンBT21に対する操作である。
ステップS109:お会計券発行操作が行われた場合、POS端末20は、印刷部213によりお会計券を発行させる。この際、POS端末20は、前述のように図8の店員操作画面を表示させる。
ステップS110:また、POS端末20は、お会計券の発行が完了したことに応じて、今回の会計におけるこれまでの処理結果(商品登録処理の結果)を示す取引情報(引継ぎ取引情報)を送信する。引継ぎ取引情報は、例えば前述のようにPOS端末20自信が記憶してもよいが、ここでは管理装置30に送信する場合を例に挙げる。
ステップS109、S110によるお会計券の発行と引継ぎ取引情報の送信とが完了すると、ステップS101に処理が戻され、POS端末20は、スタート画面を表示して待機状態に遷移する。
ステップS111:店員操作画面に対する操作としてお会計券発行操作以外の操作が行われた場合、POS端末20は、行われた操作に応じた処理を実行する。操作に応じた処理が完了すると、ステップS101に処理が戻され、POS端末20は、スタート画面を表示して待機状態に遷移する。
ステップS112:ステップS106にて店員識別情報の読み取りが行われないと判定された場合、POS端末20は、精算移行指示操作が行われたか否かを判定する。精算移行指示操作が行われないと判定された場合、ステップS104に処理が戻され、POS端末20は次の商品登録操作を待機する。
ステップS113:精算移行指示操作が行われると、POS端末20は、客側表示部205にて精算画面を表示させる。
ステップS114:精算画面が表示された状態のもとで、POS端末20は、店員識別情報の読み取りが行われたか否かを判定する。
ステップS115:ステップS114にて店員識別情報の読み取りが行われないと判定された場合、POS端末20は、精算処理を実行する。精算処理が完了すると、ステップS101に処理が戻され、POS端末20は、スタート画面を表示して待機状態に遷移する。
ステップS116:ステップS114にて店員識別情報の読み取りが行われたことが判定された場合、POS端末20は、客側表示部205にて支払操作画面を表示する。
ステップS117:支払操作画面に対しては店員により何らかの操作が行われる。POS端末20は、支払操作画面に対する操作が行われた場合において、行われた操作がお会計券発行操作であるか否かを判定する。お会計券発行操作は、支払操作画面におけるお会計券ボタンBT61に対する操作と、お会計券ボタンBT61に対する操作に応じて表示された発行確認画面WD70における「はい」ボタンBT71に対する操作である。
ステップS118:お会計券発行操作が行われた場合、POS端末20は、印刷部213によりお会計券を発行させる。この際、POS端末20は、前述のように図14の支払操作画面を表示させる。
ステップS119:また、POS端末20は、お会計券の発行が完了したことに応じて、今回の会計におけるこれまでの処理結果(商品登録処理結果及び商品登録処理の完了)を示す引継ぎ取引情報を管理装置30に送信する。
ステップS118、S119によるお会計券の発行と引継ぎ取引情報の送信とが完了すると、ステップS101に処理が戻され、POS端末20は、スタート画面を表示して待機状態に遷移する。
ステップS120:支払操作画面に対する操作としてお会計券発行操作以外の操作が行われた場合、POS端末20は、行われた操作に応じた処理を実行する。操作に応じた処理が完了すると、ステップS101に処理が戻され、POS端末20は、スタート画面を表示して待機状態に遷移する。
図16のフローチャートを参照して、POS端末20が引継ぎ取引情報に基づいて行う会計に関連する処理手順例について説明する。
ステップS201:POS端末20は、待機状態のもとでお会計券のコードの読み取りが行われるのを待機している。
ステップS202:お会計券のコードの読み取りが行われると、POS端末20は、現在において自機にフルセルフモードが設定されているか否かについて判定する。
ステップS203:POS端末20は、フルセルフモード以外のモードが設定されている場合には、引継ぎ取引情報要求を管理装置30に送信する。
ステップS204:管理装置30はステップS203により送信された引継ぎ取引情報要求に応答して、対応の引継ぎ取引情報を送信する。POS端末20は、送信された引継ぎ取引情報を受信する。
ステップS205:POS端末20は、受信された引継ぎ取引情報において示される会計処理結果を参照して、商品登録処理が完了している取引であるか否かを判定する。
ステップS206:商品登録処理が完了していない取引である場合、POS端末20は、受信された引継ぎ取引情報において商品登録が行われた商品を登録済みとしたうえで、商品登録操作に応じた商品登録処理を再開させる。この際、POS端末20は、引継ぎ取引情報において商品登録が行われた商品を登録済みとした商品登録画面を表示して商品登録操作の受け付けを開始する。
ステップS207:ステップS206による商品登録処理が完了して精算移行指示操作が行われた、あるいはステップS205にて商品登録が完了して既に移動前のPOS端末20にて精算移行指示操作が行われていた場合、POS端末20は、精算処理を実行する。
ステップS208:ステップS202にて自機にセルフモードが設定されていると判定された場合、エラー報知を実行する。
<変形例>
以上、本発明の実施形態等について説明したが、機器の構成、データの構成、処理の流れ、表示及び出力の態様などは、例えば下記変形例のように、適宜、変更及び修正が可能である。また、下記変形例は、適宜組み合わされてよい。
[第1変形例]
セミセルフモードのもとでは、登録専用モードのPOS端末20にて一取引の商品登録が完了すると、店員によって精算移行指示操作が行われる。精算移行指示操作は、精算処理を実行させる精算専用モードのPOS端末20を指定したうえで、指定した精算専用モードのPOS端末20での精算を指示する操作である。
精算移行指示操作が行われると、登録専用モードのPOS端末20は、商品登録結果が反映された取引情報を、指定された精算専用モードのPOS端末20に送信する。この際、例えば取引情報は、管理装置30を経由して精算専用モードのPOS端末20に送信されるようにしてよい。
精算専用モードのPOS端末20は、受信した取引情報を、対応の客により精算が開始されるまで記憶しておき、客による精算が開始されたことに応じて、取引情報を利用して精算処理を実行する。
未だ精算処理が開始されていない取引情報に対応する取引は、未精算取引として扱われるが、セミセルフモードにおいては、店員が操作を行うことで、未精算取引の取引情報を登録専用モードのPOS端末20に呼び戻して、取引情報の訂正を行うことができる。取引情報の訂正は、例えば、登録した商品の削除、登録商品の追加等、登録専用モードのPOS端末20にて商品登録中の取引の取引情報と呼び戻した取引情報との統合等を挙げることができる。
店員は、未精算取引を呼び戻す際には登録専用モードのPOS端末20を操作して、登録専用モードのPOS端末20にて未精算取引一覧画面を表示させる。店員は、表示された未精算取引一覧画面においてリストとして提示される未精算取引のうちから、呼び戻し対象の未精算取引を指定し、呼び戻しの実行指示操作を行う。
呼び戻しの実行指示操作が行われたことに応じて、登録専用モードのPOS端末20には、指定された未精算取引の取引情報を、精算専用モードのPOS端末20から取得する。未精算取引の取引情報を取得した登録専用モードのPOS端末20は、店員の操作に応じて、取引情報の訂正を行う。
本変形例では、引継ぎ元となったフルセルフモードのPOS端末20にて会計が途中まで行われた取引についても未精算取引として扱うようにされる。そして、店員が引継ぎ先のPOS端末20を操作して未精算取引一覧画面から引継ぎ対象の取引を呼び戻すことで、引継ぎ先のPOS端末20にて、当該取引の会計を引き継いで行えるようにされる。
この場合、店員呼出を受けた店員は、例えばお会計券を発行させることなく、引継ぎ元のPOS端末20にて行われた会計結果を引継ぎのため保留させる操作を行っておく。会計結果を保留する操作が行われたことに応じて、引継ぎ元のPOS端末20は、保留の対象とされた会計結果を示す取引情報(引継ぎ取引情報)を記憶する。本変形例では、このように記憶された引継ぎ取引情報に対応する取引が未精算取引として扱われる。
次に、店員は、引継ぎ先のPOS端末20に赴いて会員識別情報を読み取らせたうえで、引継ぎ先のPOS端末20に未精算取引一覧画面を表示させる操作を行う。このように表示される未精算一覧画面において提示される未精算取引のリストにおいて、引継ぎ元のPOS端末20にて記憶された引継ぎ取引情報に対応する未精算取引が含まれる。また、セミセルフモードで稼働しているPOS端末20がある場合には、当該セミセルフモードのもとでの未精算取引も未精算取引のリストに含まれる。
図17は、未精算一覧画面の一例を示している。同図の未精算一覧画面は、引継ぎ元のPOS端末20にて記憶された引継ぎ取引情報に対応する未精算取引と、セミセルフモードのもとでの未精算取引とが混在してリストとして提示されている例を示している。
同図に示される未精算一覧画面には、一覧表示領域601と個別表示領域602とが含まれるとともに、「呼び戻す」ボタン603、中止ボタン604、前ボタン、次ボタン、ソートボタン、一括精算ボタンなどが配置されている。
一覧表示領域601は、複数の未精算取引の取引情報を一覧表示する表示領域である。具体的には、一覧表示領域601には、未精算取引ごとに対応するリスト項目が提示される。リスト項目は、例えば登録時刻順に配置される。
1の未精算取引に対応するリスト項目においては、未精算取引に関する取引情報として、取引時刻、取引識別情報、取引点数、合計金額、会員番号(会員識別情報)、経過時間、精算指定内容等が示される。
取引時刻は、例えば対応の未精算取引が開始された時刻である。
取引識別情報は、対応の未精算取引を示す識別情報である。
取引点数は、登録された商品の点数を示す。
合計金額は、登録された商品に応じた金額を示す。
会員番号は、未精算取引に対応する客を示すものである。会員番号は、会計に際して客が会員カードからPOS端末20に読み取らせることにより取得される。
経過時間は、取引時刻から現在時刻までの時間を示す。
精算指定内容は、セミセルフモードの未精算取引の場合には精算処理の実行が指定された精算専用モードのPOS端末20を示し、引継ぎ取引情報が対応する未精算取引の場合には、引継ぎ対象の取引であることを示す。
具体的に、同図における一覧表示領域601の1段目である「1」のリスト項目は、セミセルフモードでの未精算取引のリスト項目である、「1」のリスト項目においては、登録時刻「17時22分34秒」、取引識別情報「TJ019」、取引点数「27点」、合計金額「2558円」、会員番号「10302」、経過時間「00:00:26」、精算指定内容「精算機1」が表示されている。
また、次の2段目の「2」のリスト項目は、引継ぎ対象の未精算取引についてのリスト項目である。「2」のリスト項目は、登録時刻「17時21分05秒」、取引識別情報「TJ018」、取引点数「6点」、合計金額「525円」、経過時間「00:01:55」、精算指定内容「引継ぎ」が表示されている。「引継ぎ」との精算指定内容によって、引継ぎ対象の未精算取引であることが示される。
なお、同図の一覧表示領域601においては、取引時刻が新しい順に未精算取引のリスト項目が配置されているが、例えばソートボタンが操作されることに応じて、取引時刻が古い順、金額が大きいまたは小さい順、取引点数が多いまたは少ない順に表示させることもできる。
未精算取引一覧画面において、前ボタン、次ボタンは、一覧表示領域601に表示されていない未精算取引の取引情報を一覧表示領域601に表示させるためのボタンである。すなわち、最大件数を超える未精算取引の取引情報が存在し、かつ、前ボタンや次ボタンが押下された場合、一覧表示領域601に表示される未精算取引の取引情報の全部または一部が入れ替わる。
なお、同図の一覧表示領域601においては、一度(同時)に表示可能な未精算取引のリスト項目の最大数が5である例を示しているが、この点については特に限定されない。
個別表示領域602は、一覧表示領域601において提示される未精算取引のうちの1の未精算取引の詳細情報を表示する領域である。
個別表示領域602においては、取引日時、取引識別情報、登録装置識別情報(セミセルフモードの場合)、会員番号、登録商品情報(商品識別情報、商品名、価格等)、値引き情報等が示される。
同図の個別表示領域602においては、一覧表示領域601の1段目の「1」の未精算取引についての消費債情報が示されている。
なお、一覧表示領域601の1段目の「1」の未精算取引は取引点数が27点と多いため、個別表示領域602には、一部の登録商品情報しか表示されていない。この場合、店員は、スクロールボタン(逆三角形のマークを表示したボタン)やページボタン(次ページと表示したボタン)を操作することで、表示されていない登録商品情報を表示させることができる。
未精算一覧画面が表示された直後は、初期表示として、個別表示領域602には、一覧表示領域601の1段目の「1」の未精算取引に対応する未精算取引の取引情報が表示される。店員は、一覧表示領域601において未精算取引のリスト項目に対するタッチ操作等によって未精算取引を選択する操作を行うことができる。個別表示領域602においては、一覧表示領域601のリスト項目に対する操作により選択された未精算取引の詳細情報が表示される。
「呼び戻す」ボタン603は、未精算取引の呼び戻しの実行を指示するボタンである。店員は、一覧表示領域601において示される未精算取引のリスト項目のうちから、呼び戻し対象とする未精算取引のリスト項目を選択する操作を行う。そのうえで、店員は、「呼び戻す」ボタン603に対する操作を行う。「呼び戻す」ボタン603に対する操作が行われたことに応じて、POS端末20は、一覧表示領域601において選択されたリスト項目に対応する未精算取引の取引情報を取得する。
店員が、引継ぎ先のPOS端末20に対して上記のようにして呼び戻しの操作を行って、今回の引継ぎ対象の未精算取引の取引情報(引継ぎ取引情報)を引継ぎ先のPOS端末20に取得させた場合、引継ぎ先のPOS端末20は、取得した引継ぎ取引情報に応じて、商品登録画面または精算画面を客側表示部205に表示する。これにより、客は、引継ぎ元のPOS端末20にて行われた会計結果を引き継いだうえで会計を行うことができる。つまり、本変形例では、お会計券を発行しなくとも、店員が未精算取引一覧画面からを未精算取引を呼び出す操作を行うことで、引継ぎ元のPOS端末20での会計結果を引き継いだ会計を、引継ぎ先のPOS端末20にて行うことが可能となる。
[第2変形例]
本実施形態の会計の引継ぎは、客がスマートフォンや店舗貸出端末等の携帯端末を利用して商品を登録し、登録された商品の精算を精算装置にて客が行うようにされた商品販売データ処理システムにおいても以下のように適用されてよい。
この場合、客は、例えば携帯端末に商品コードを読み取らせることで商品登録を行っていくことができる。商品登録結果に応じた取引情報は、例えば管理装置(サーバ)に送信される。全ての書運の登録が完了すると、客は、商品登録を終了させる操作を行う。商品登録を終了させる操作が行われると、携帯端末は、今回の取引の取引識別情報を示す2次元コード(バーコードでもよい)を表示する。客は、精算装置に赴いて、精算装置に2次元コードを読み取らせる。精算装置は、読み取った2次元コードから取得した取引識別情報が示す取引の取引情報を管理装置から取得し、取得した取引情報に応じた精算画面を表示する。
客は、現金決済を行うつもりであったが、上記のように精算画面が表示された精算装置にて精算を行おうとした段階で、現金決済には対応不可の精算装置であったことに気付いた。この場合、客は、店員呼出を行う。
店員呼出に応じた店員は、精算装置に店員識別情報を読み取らせて、例えば支払操作画面を表示させ、支払操作画面に対する操作によりお会計券を発行させる。お会計券には、取引識別情報のコードが印刷されている。店員または客は、引継ぎ先となる現金決済に対応可能な精算装置に移動すると、この引継ぎ先の精算装置にお会計券のコードを読み取らせる。引継ぎ先の精算装置は、読み取ったコードに対応する取引情報を取得して精算画面を表示する。これにより、客は現金決済による精算を開始することができる。
あるいは、店員呼出に応じた店員は、お会計券を発行させることなく、取引について引継ぎ対象として保留させる操作を行うようにされてよい。この場合、客は、携帯端末にて再度、取引識別情報の2次元コードを表示させ、表示された2次元コードを引継ぎ先の精算装置に読み取らせるようにする。引継ぎ先の精算装置は、対応の引継ぎ取引情報を取得し、取得した取引情報に応じた精算画面を表示する。これにより、客は現金決済による精算を開始することができる。
また、例えば上記のような場合において、店員が携帯する店員端末を管理装置または客の携帯端末と通信させことで、店員端末に引継ぎ対象の取引の取引識別情報を取得させ、取得された取引識別情報の2次元コードを表示させてよい。この場合には、店員が、店員端末に表示された2次元コードを引継ぎ先の精算装置に読み取らせるようにしてよい。
[第3変形例]
本実施形態の会計の引継ぎは、店員が商品登録操作を行う登録装置と客が精算を行う精算装置による商品販売データ処理システムにおいて、以下のように適用されてよい。
この場合、客は、自分が購入する商品を持って登録装置に赴き、店員に商品登録を行ってもらう。商品登録が完了すると、客は、登録された商品を持って精算装置に赴いて精算を開始する。この場合において、客は、精算を開始した後において、自分が利用しようとしていた決済種別による精算が、現在において操作を行っている精算装置では対応不可であることに気が付いた。
この場合、客は、例えば精算装置に対して店員呼出のための操作を行う。操作に応じて店員呼出が行われ、店員呼出に応じて店員が精算装置にまで赴く。店員は、精算装置を操作してお会計券を跛行させる。店員は、客とともに発行されたお会計券を持って、客が利用する決済種別による精算が可能な精算装置に赴き、お会計券のコードを読み取らせる。コードを読み取った精算装置は、先の精算装置にて行われていた精算処理を引き継ぐようにして精算処理を開始する。
セキュリティや会計引継ぎが円滑に行われるようにすることを考慮すれば、上記のように、会計引継ぎの操作(お会計券を発行させる操作やお会計券のコードを読み取らせる操作)は店員が介在して行うことが好ましい。
この場合、引継ぎ元の精算装置では、店員が引継ぎ元の精算装置に会員識別情報を読み取らせなければ、お会計券発行の操作が不可となるようにされてよい。また、引継ぎ先のPOS端末20では、店員が引継ぎ先の精算装置に会員識別情報を読み取らせなければ、お会計券のコードの読み取りが不可となるようにされてよい。
あるいは、引継ぎ元の精算装置が、自己が対応不可の決済種別に対応可能な他の精算装置を選択したうえで、当該他の精算装置のみが読み取り可能なコードが印刷されたお会計券を発行するようにされてよい。この場合、引継ぎ先となった精算装置がお会計券のコードを読み取ることができたのであれば、精算処理が引き継がれたうえで再開され、お会計券のコードを読み取ることができなかったのであれば、精算処理が再開されることなく、エラーが報知されるようにしてよい。
しかしながら、例えば店員を呼び出すのに要する時間を省いたり、店舗側の店員の負担軽減等を優先させたいといった場合には、客が会計引継ぎの操作を行えるようにされてよい。
[第4変形例]
上記実施形態においては、現金決済を行うつもりの客が、現金決済が不可のフルセルフモードのPOS端末20にて会計を行った場合に対応して、現金決済が可能なPOS端末20にて会計の引継ぎが可能なようにされた場合を例に挙げた。
本変形例としては、例えばクレジットカード等の非現金決済を行うつもりの客が、例えば現金決済のみが可能で非現金決済が不可のフルセルフモードのPOS端末20にて会計を行った場合に対応して、上記非現金決済による非現金決済が可能なフルセルフモード以外のモードのPOS端末20にて会計の引継ぎが可能なようにされてもよい。
また、例えば特定のポイントカードを利用した非現金決済を行うつもりの客が、当該特定のポイントカードの利用が不可のフルセルフモードのPOS端末20にて会計を行った場合に対応して、当該特定のポイントカードの利用による決済が可能なフルセルフモード以外のモードのPOS端末20にて会計の引継ぎが可能なようにされてもよい。
[第5変形例]
現金決済に対応可能なPOS端末20は、精算処理を行っていくことで、或るときに、ニアフル、ニアエンド、フル、エンプティ等と呼ばれる特定の貨幣収納状態となる場合がある。釣銭機209においては、金種ごとに貨幣が収容され、貨幣を収容可能な最大枚数(収容最大枚数)が金種ごとに定まっている。ニアフルは、釣銭機209にて収納される少なくとも1つの金種に対応する貨幣の収納枚数が収容最大枚数(フル)に近くなったとされる所定の収納枚数に到達した状態である。
ニアエンドは、釣銭機209に収容される少なくとも1つの金種に対応する貨幣の収納枚数が、空(0枚:エンプティ)に近いとされる所定枚数以下となった状態である。
フルは、釣銭機209にて収納される少なくとも1つの金種に対応する貨幣の収納枚数が収容最大枚数(フル)となって、これ以上同一金種の貨幣を収納できなくなった状態である。
エンプティは、釣銭機209にて収納される少なくとも1つの金種に対応する貨幣の収納枚数が0枚(フル)となって、これ以上同一金種の貨幣を釣銭として排出できなくなった状態である。
上記実施形態におけるマルチ決済対応のPOS端末20も、現金決済に使用される場合があることから、上記のような特定の貨幣収納状態となる可能性がある。そこで、本変形例として、マルチ決済対応のPOS端末20は、上記のような特定の貨幣収納状態のうちの少なくともいずれか1つの貨幣収納状態となった場合には、現金決済の対応を不可として非現金決済専用で稼働するように設定を変更してよい。
[第6変形例]
上記実施形態のもとで、例えば非現金決済専用のPOS端末20により発行されたお会計券を読み取らせた他のPOS端末20が、客の勘違いにより引継ぎ元のPOS端末20と同様に非現金決済専用であったといったことが起こり得る。この場合において、他のPOS端末20がお会計券のコードを読み取って会計処理を再開しても、結果的に精算を行えないことになる。
そこで、お会計券のコードを読み取ったPOS端末20が対応可能な決済種別が引継ぎ元と同じであって、要求される決済種別による精算に対応不可である場合には、エラーとして処理するようにされてよい。
要求される決済種別による精算に対応可能であるか否かの判定のためには、例えば1つには、お会計券のコードにおいて、引継ぎ先のPOS端末20が対応すべき決済種別を示す情報(対応決済種別情報)を含めるようにしてよい。この場合、お会計券のコードを読み取ったPOS端末20は、対応決済種別情報が示す決済種別に対応可能であるか否かを判定することで、要求される決済種別による精算に対応可能であるか否かの判定を行うようにされてよい。
あるいは、例えば引継ぎ元と引継ぎ先との関係が成立するPOS端末20の関係を示す引継ぎ設定情報を各POS端末20あるいは管理装置30が記憶しておくようにする。また、お会計券のコードには、引継ぎ元のPOS端末20を示す端末識別情報を含めておく。そして、POS端末20は、お会計券からコードを読み取った際に、引継ぎ設定情報を参照して、読み取ったコードが示す引継ぎ元のPOS端末20の引継ぎ先となることが可能か否かを判定するようにしてもよい。
あるいは、引継ぎ先のPOS端末20がお会計券から読み取ったコードを利用して管理装置30から受信した引継ぎ取引情報において指定される決済種別について、自己が対応可能であるか否かを判定するようにされてもよい。
[第7変形例]
店舗にて、免税制度に対応する会計が可能なPOS端末20と、免税制度に対応する会計が不可のPOS端末20とが混在して設置される場合がある。このような場合において、外国人の客が間違えて、免税制度に対応する会計が不可のフルセルフモードのPOS端末20にて会計を行ってしまった場合に対応して、免税制度に対応する会計が可能なフルセルフモード以外のモードのPOS端末20により会計の引継ぎが可能なようにされてよい。
<実施形態の総括>
[技術分野]
本発明は、商品販売データ処理装置に関する。
[背景技術]
精算を実行させる精算装置を指定した後おいて、例えば指定された精算装置で精算を可能となるまでに時間がかかるような状況に対応して、他の精算装置を指定できるようにされた商品販売データ処理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2014-006856号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
例えば、客が、クレジット決済のみが可能なフルセルフの会計装置で会計(商品登録から精算までを含む概念)を行っていたところ、途中でクレジットカードを所持していないことに気付くような場合がある。このような場合には、取引を一旦取り消し、現金決済が可能な他の会計装置にて、新たに会計を開始する必要があった。
上記のような状況となった場合であっても、会計を効率よく行えるようにするために、取引を取り消すことなく他の会計装置にて会計を行えるようにすることが好ましい。
本実施形態は、このような事情に鑑みてなされたもので、1の会計装置にて途中まで行われた取引を取り消すことなく、他の会計装置にて会計を行えるようにすることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
(1)本実施形態の一態様は、取引に対応する会計処理として少なくとも精算処理が可能であって、第1の決済方法(例えば、非現金決済)に対応し、第2の決済方法(例えば、現金決済)に対応しない第1の商品販売データ処理装置(例えば、引継ぎ元のPOS端末20)と、会計処理として少なくとも精算処理が可能で前記第2の決済方法に対応する第2の商品販売データ処理装置(例えば、引継ぎ先のPOS端末20)とを有する販売データ処理システムにおいて、前記第1の商品販売データ処理装置のもとで実行されていた会計処理から引き継がれた会計処理が、前記第2の商品販売データ処理装置にて実行可能となるように、前記第1の商品販売データ処理装置のもとで実行されていた会計処理に対応する引継ぎ取引情報を第1の商品販売データ処理装置から前記第2の商品販売データ処理装置に送信させる送信制御手段を備える商品販売データ処理システムである。
上記構成によれば、引継ぎ元のPOS端末20にて途中まで行われた会計処理の結果に応じた引継ぎ取引情報を引継ぎ先のPOS端末20が取得する。そして、引継ぎ先のPOS端末20は、取得した引継ぎ取引情報を利用して以降の会計処理を実行できる。これにより、1の商品販売データ処理装置にて途中まで行われた取引を取り消すことなく、他の商品販売データ処理装置にて会計を行えるようになる。
(2)本実施形態の一態様は、(1)に記載の商品販売データ処理システムであって、前記第1の商品販売データ処理装置は、取引を識別可能な識別情報(例えば、取引識別情報または会員識別情報)が記録された媒体(例えば、お会計券)を出力する媒体出力手段を備え、前記第2の商品販売データ処理装置は、前記識別情報を読み取り可能な読取手段(例えば、スキャナ部)を備え、前記送信制御手段は、前記媒体出力手段により出力された媒体に記録された取引識別情報が前記読取手段によって読み取られたことに応じて、前記引継ぎ取引情報を前記第2の商品販売データ処理装置に送信させる。
上記構成によれば、引継ぎ元のPOS端末20にて発行させたお会計券を、引継ぎ先のPOS端末20に読み取らせるという簡易な手順によって、引継ぎ先のPOS端末20に引継ぎ取引情報を取得させることができる。
(3)本実施形態の一態様は、(1)または(2)に記載の商品販売データ処理システムであって、前記第2の商品販売データ処理装置は、客自らが商品登録と精算とを行うことに応じた会計処理を実行する第1のモード(例えば、フルセルフモード)と、客が商品登録を行わず精算を行うことに応じた会計処理を実行する第2のモード(例えば、フルセルフモード以外のモード(例えば、通常モード、ダブルスキャンモード))とを設定可能とされ、前記送信制御手段は、前記第2のモードが設定されている場合には、前記引継ぎ取引情報を前記第2の商品販売データ処理装置に送信させ、前記第1のモードが設定されている場合には、前記引継ぎ取引情報を前記第2の商品販売データ処理装置に送信させない。
上記構成によれば、店員が応対しないフルセルフモードのPOS端末20を引継ぎ先として会計処理を実行させることはできず、フルセルフモード以外の店員が応対するモードのPOS端末20を引継ぎ先として会計処理を実行させることができる。これにより、引継ぎ先のPOS端末20での会計を客が行うにあたって、店員が応対することになるので、的確に会計を完了させることができる。
なお、以上に説明したPOS端末20、ストアコントローラ10、管理装置30等の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述のPOS端末20、ストアコントローラ10、管理装置30等の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 POSシステム、10 ストアコントローラ、20(20-1、20-2、20-3) POS端末、30 管理装置、201 CPU、202 ROM、203 RAM、204 ハードディスク、205 客側表示部、206 客側スキャナ部、208 カードリーダ、209 釣銭機、210 店員側表示部、211 キー操作部、212 店員側スキャナ部、213 印刷部、214 音声出力部、215 通信部

Claims (3)

  1. 取引に対応する会計処理として少なくとも精算処理が可能であって、第1の決済方法に対応し、第2の決済方法に対応しない第1の商品販売データ処理装置と、会計処理として少なくとも精算処理が可能で前記第2の決済方法に対応する第2の商品販売データ処理装置とを有する販売データ処理システムにおいて、
    前記第1の商品販売データ処理装置のもとで実行されていた会計処理から引き継がれた会計処理が、前記第2の商品販売データ処理装置にて実行可能となるように、前記第1の商品販売データ処理装置のもとで実行されていた会計処理に対応する引継ぎ取引情報を第1の商品販売データ処理装置から前記第2の商品販売データ処理装置に送信させる送信制御手段
    を備える商品販売データ処理システム。
  2. 前記第1の商品販売データ処理装置は、取引を識別可能な識別情報が記録された媒体を出力する媒体出力手段を備え、
    前記第2の商品販売データ処理装置は、前記識別情報を読み取り可能な読取手段を備え、
    前記送信制御手段は、前記媒体出力手段により出力された媒体に記録された取引識別情報が前記読取手段によって読み取られたことに応じて、前記引継ぎ取引情報を前記第2の商品販売データ処理装置に送信させる
    請求項1に記載の商品販売データ処理システム。
  3. 前記第2の商品販売データ処理装置は、客自らが商品登録と精算とを行うことに応じた会計処理を実行する第1のモードと、客が商品登録を行わず精算を行うことに応じた会計処理を実行する第2のモードとを設定可能とされ、
    前記送信制御手段は、前記第2のモードが設定されている場合には、前記引継ぎ取引情報を前記第2の商品販売データ処理装置に送信させ、前記第1のモードが設定されている場合には、前記引継ぎ取引情報を前記第2の商品販売データ処理装置に送信させない
    請求項1または2に記載の商品販売データ処理システム。
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