JP2022095074A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送ベルトのダメージを抑制する。
【解決手段】記録装置は、媒体に液滴を吐出して記録を行う記録部と、前記記録部に対向して配置され、前記媒体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトに当接し、前記搬送ベルトの残留物を掻き出す第1ブレード及び第2ブレードと、前記第1ブレードと前記第2ブレードとを切り替え可能な切替機構と、を有するクリーニング部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1ブレードを前記搬送ベルトに当接する第1位置に移動させたとき、前記第2ブレードを前記搬送ベルトから離間する第2位置に移動させ、前記第2ブレードを前記搬送ベルトに当接する前記第1位置に移動させたとき、前記第1ブレードを前記搬送ベルトから離間する前記第2位置に移動させる。
【選択図】図3
【解決手段】記録装置は、媒体に液滴を吐出して記録を行う記録部と、前記記録部に対向して配置され、前記媒体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトに当接し、前記搬送ベルトの残留物を掻き出す第1ブレード及び第2ブレードと、前記第1ブレードと前記第2ブレードとを切り替え可能な切替機構と、を有するクリーニング部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1ブレードを前記搬送ベルトに当接する第1位置に移動させたとき、前記第2ブレードを前記搬送ベルトから離間する第2位置に移動させ、前記第2ブレードを前記搬送ベルトに当接する前記第1位置に移動させたとき、前記第1ブレードを前記搬送ベルトから離間する前記第2位置に移動させる。
【選択図】図3
Description
本発明は、記録装置に関する。
従来、特許文献1に示すように、転動される感光体ドラムと、感光体ドラムの表面に残留した残留物を除去するクリーニング装置と、を含む画像形成装置が知られている。クリーニング装置には、感光体ドラムの表面に接触するクリーニングブレードを備える。
しかしながら、上記画像形成装置では、常時クリーニングブレードが感光体ドラムの表面に当接するため、クリーニングブレードの先端部分に除去された残留物が固化すると、クリーニングブレードと感光体ドラムとの間に固化物が挟まって感光体ドラムの表面を擦って損傷させてしまう、という課題がある。
記録装置は、媒体に液滴を吐出して記録を行う記録部と、前記記録部に対向して配置され、前記媒体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトに当接し、前記搬送ベルトの残留物を掻き出す第1ブレード及び第2ブレードと、前記第1ブレードと前記第2ブレードとを切り替え可能な切替機構と、を有するクリーニング部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1ブレードを前記搬送ベルトに当接する第1位置に移動させたとき、前記第2ブレードを前記搬送ベルトから離間する第2位置に移動させ、前記第2ブレードを前記搬送ベルトに当接する前記第1位置に移動させたとき、前記第1ブレードを前記搬送ベルトから離間する前記第2位置に移動させる。
記録装置は、媒体に液滴を吐出して記録を行う記録部と、前記記録部に対向して配置され、前記媒体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトに当接し前記搬送ベルトの残留物を掻き出すブレードと、前記ブレードを収納する収納ケースと、前記収納ケースに設けられた開口部から前記ブレードの先端部分を突出させて、前記搬送ベルトに当接する第1位置と前記ブレードの先端部分を前記収納ケースの内部に収納する第2位置とに前記ブレードをスライド可能なスライド機構と、を備え、前記収納ケースの内壁面と前記ブレードの表面とが密接する。
1.第1実施形態
まず、記録装置1の構成について説明する。本実施例の記録装置1は、例えばインクジェットプリンターである。
各図において、X軸に沿った方向が記録装置1の奥行方向であり、Y軸に沿った方向が記録装置1の横幅方向であり、Z軸に沿った方向が記録装置1の高さ方向である。本実施形態では、記録装置1の-X方向側が装置前面側であり、+X方向側が装置背面側である。
まず、記録装置1の構成について説明する。本実施例の記録装置1は、例えばインクジェットプリンターである。
各図において、X軸に沿った方向が記録装置1の奥行方向であり、Y軸に沿った方向が記録装置1の横幅方向であり、Z軸に沿った方向が記録装置1の高さ方向である。本実施形態では、記録装置1の-X方向側が装置前面側であり、+X方向側が装置背面側である。
図1に示すように、本実施形態の記録装置1は、装置本体2と、スキャナーユニット3とを備える複合機として構成される。装置本体2は、媒体Pを収容する複数の媒体収容カセット4を備える。各媒体収容カセット4は、装置本体2の装置前面側から着脱可能に取り付けられる。媒体Pは、例えば、普通紙や厚紙、写真用紙等の用紙である。
装置本体2における装置高さ方向において、スキャナーユニット3と媒体収容カセット4との間には、液体の一例であるインクを吐出して記録を行う記録部としてのラインヘッド9(図2)によって記録が実行された媒体Pを排出する排出部7と、排出部7から排出される媒体Pを載置する媒体載置部5が設けられる。また、装置本体2の装置前面側には、操作部6が設けられる。操作部6には、液晶パネル等の表示手段が設けられる。操作部6を操作することにより、記録装置1に対して記録動作及び画像読取動作の指示を入力できる。
次に、記録装置1における媒体Pの搬送経路11について説明する。
図2に示すように、記録装置1は、媒体Pの搬送経路11を備える。搬送経路11は、媒体収容カセット4からピックアップされた媒体Pを送る給送経路14と、給送経路14に接続されて、ラインヘッド9による記録領域A(図3を参照)を含むストレート経路12と、ストレート経路12から排出部7まで媒体Pを送るフェイスダウン排出経路13と、を備える。媒体Pは、媒体搬送部10(給送ローラー17、分離ローラー対18、レジストローラー19、ベルト搬送部20、搬送ローラー対42)によって搬送経路11に沿って搬送される。
図2に示すように、記録装置1は、媒体Pの搬送経路11を備える。搬送経路11は、媒体収容カセット4からピックアップされた媒体Pを送る給送経路14と、給送経路14に接続されて、ラインヘッド9による記録領域A(図3を参照)を含むストレート経路12と、ストレート経路12から排出部7まで媒体Pを送るフェイスダウン排出経路13と、を備える。媒体Pは、媒体搬送部10(給送ローラー17、分離ローラー対18、レジストローラー19、ベルト搬送部20、搬送ローラー対42)によって搬送経路11に沿って搬送される。
以下、媒体収容カセット4から排出部7までの媒体Pの搬送について説明する。なお、記録装置1は、ラインヘッド9の下流側においてストレート経路12から分岐するスイッチバック経路15と、スイッチバック経路15に接続され、媒体Pの第1面(表面)と第2面(裏面)とを反転させてストレート経路12に戻す反転経路16と、を備え、媒体Pにおける第1面の記録後、第2面に記録を実行する、所謂、両面記録を可能に構成される。スイッチバック経路15と反転経路16による媒体Pの反転については説明を省略する。
給送経路14には、媒体Pの搬送方向に沿って順に給送ローラー17と、複数枚の媒体Pを1枚に分離する分離ローラー対18が設けられる。給送ローラー17は、図示しない駆動源により回転駆動する様に構成される。また、分離ローラー対18はリタードローラーとも呼ばれ、ストレート経路12に向けて媒体Pを送る駆動ローラー18aと、駆動ローラー18aとの間で媒体Pをニップして分離する従動ローラー18bと、を備える。
媒体収容カセット4に収容された複数の媒体Pは、最上位の媒体Pが給送ローラー17によりピックアップされて搬送方向下流側に搬送される。この際、最上位の媒体Pとともに次位以降の媒体Pも搬送される場合があるが、分離ローラー対18により最上位の媒体Pと次位以降の媒体Pとが分離され、最上位の媒体Pのみが給送経路14に送られる。
分離ローラー対18の搬送方向下流側には、レジストローラー19が設けられる。レジストローラー19の位置で、給送経路14とストレート経路12とが接続される。ストレート経路12は直線状に延びる経路として構成され、ストレート経路12には、レジストローラー19、ベルト搬送部20、除電部25、及びラインヘッド9が設けられる。ストレート経路12はラインヘッド9による記録領域A(図3)を通り、ラインヘッド9の上流側及び下流側に延びる経路である。
本実施形態において、ベルト搬送部20は、ラインヘッド9のヘッド面と対向する領域に配置されており、媒体Pの記録面と反対側を支持する。
ラインヘッド9は、ベルト搬送部20上のラインヘッド9と対向する位置に媒体Pが搬送された際、媒体Pの記録面にインクを液滴として吐出して記録を実行する。ラインヘッド9は、インクを吐出するノズルが媒体Pの全幅をカバーする様に設けられた記録ヘッドであり、媒体Pの幅方向への移動を伴わないで媒体Pの幅方向全体に記録が可能な記録ヘッドである。
なお、本実施形態の記録装置1はラインヘッド9を備えているが、キャリッジに搭載されて媒体搬送方向と交差する方向に往復移動しながら媒体Pに液体を吐出して記録を行うシリアル型記録ヘッドであってもよい。
なお、本実施形態の記録装置1はラインヘッド9を備えているが、キャリッジに搭載されて媒体搬送方向と交差する方向に往復移動しながら媒体Pに液体を吐出して記録を行うシリアル型記録ヘッドであってもよい。
ストレート経路12を搬送される媒体Pは、続いてフェイスダウン排出経路13へ送られる。フェイスダウン排出経路13は、ストレート経路12と接続される湾曲を有する搬送経路11であって、ラインヘッド9によって記録された媒体Pの記録面を下にして排出部7から排出されるように送る経路である。
フェイスダウン排出経路13に入った媒体Pは、複数の搬送ローラー対42により搬送され、排出部7から排出されるとともに、記録面を下にして媒体載置部5に載置される。
フェイスダウン排出経路13に入った媒体Pは、複数の搬送ローラー対42により搬送され、排出部7から排出されるとともに、記録面を下にして媒体載置部5に載置される。
図3に示すように、本実施形態に係るベルト搬送部20は、媒体Pをベルト外面21aに吸着する無端状の搬送ベルト21と、搬送ベルト21が掛け回される少なくとも二つのローラーである上流側駆動ローラー22、及び上流側駆動ローラー22に対し媒体搬送方向下流(図3において+Y軸方向)に位置する下流側従動ローラー23と、を備える。搬送ベルト21は、ラインヘッド9のヘッド面と対向して配置される。
ベルト搬送部20は、モーター等の駆動源により上流側駆動ローラー22が回転駆動されることにより搬送ベルト21が駆動され、媒体Pを媒体搬送方向下流側に搬送する。その際、下流側従動ローラー23は、上流側駆動ローラー22の回転駆動によって駆動される搬送ベルト21によって従動回転する。上流側駆動ローラー22は、駆動軸22aを中心に回転駆動する。
ベルト搬送部20の駆動源は、搬送ベルト21を、媒体Pが搬送される方向である正方向(図3に示す両矢印において+C方向)と、その反対方向である逆方向(図3に示す両矢印において-C方向)に周回移動させる様に正転と逆転が可能に構成される。
ベルト搬送部20は、図示しない状態切替部により、ベルト外面21aの少なくとも一部がラインヘッド9による記録位置Bにある第1状態と、ベルト外面21aが記録位置Bよりもラインヘッド9から離れた第2状態(図2における一点鎖線)と、に切り替え可能に構成される。第1状態では、ラインヘッド9により媒体Pへの記録が行われる状態である。一方、第2状態では、ラインヘッド9による媒体Pへの記録が行われない状態である。このとき、例えばラインヘッド9の記録性能を維持するために、記録を行わない状態のラインヘッド9に対して-Z方向側から不図示のキャップで覆う。
記録装置1は、搬送ベルト21を清掃するクリーニング部70を備える。クリーニング部70は、ベルト外面21aに当接してベルト外面21aを払拭する第1ブレード71A及び第2ブレード71Bを備える。第1及び第2ブレード71A,71Bは板状を成し、例えば、PET(ポリエチレンテレフタラート)によって形成される。第1及び第2ブレード71A,71Bは、搬送ベルト21の下方であり、帯電ローラー24に対して搬送ベルト21の移動方向上流側に配置される。第1及び第2ブレード71A,71Bは並列して配置され、それぞれのベルト外面21a側に配置される一端側が、他端側よりもベルト外面21aの移動方向上流側に配置されて、搬送ベルト21の移動方向に対して傾斜してベルト外面21aに当接する。第1及び第2ブレード71A,71Bは、移動する搬送ベルト21に対して交互に当接し、ベルト外面21aに付着した残留物(例えば、紙粉やインク等)を掻き出す。これにより、ベルト外面21aから残留物が除去される。第1及び第2ブレード71A,71Bは、媒体Pの搬送方向に交差するように配置される。第1及び第2ブレード71A,71BのX軸に沿った方向における寸法は、搬送ベルト21のX軸に沿った方向における寸法と同等である。これにより、搬送ベルト21のベルト外面21aの全幅方向に対して第1及び第2ブレード71A,71Bの当接が可能となる。
本実施形態において搬送ベルト21は、ベルト外面21aに媒体Pを静電吸着して搬送するベルトであり、ベルト搬送部20には、搬送ベルト21を帯電させる帯電部の一例としての帯電ローラー24と、搬送ベルト21によって搬送される媒体Pの表面の電荷を除去する除電部25と、が設けられる。
帯電ローラー24は、除電部25に対して搬送ベルト21の移動方向上流側に設けられるとともに、搬送経路11よりも下方において上流側駆動ローラー22に対向する位置に設けられ、ベルト外面21aに接触する。
上流側駆動ローラー22及び下流側従動ローラー23が回転して搬送ベルト21が駆動すると、帯電ローラー24が接触した後の帯電したベルト外面21aが搬送経路11を形成する経路形成面となる。よって、搬送経路11を形成する搬送ベルト21における媒体Pの吸着性を高め、より効果的に媒体Pを搬送ベルト21に吸着させることができる。
上流側駆動ローラー22及び下流側従動ローラー23が回転して搬送ベルト21が駆動すると、帯電ローラー24が接触した後の帯電したベルト外面21aが搬送経路11を形成する経路形成面となる。よって、搬送経路11を形成する搬送ベルト21における媒体Pの吸着性を高め、より効果的に媒体Pを搬送ベルト21に吸着させることができる。
除電部25は、媒体Pの幅方向(X軸に沿った方向)に亘って設けられて幅方向に回転する無端状の除電ベルト26を備える。除電ベルト26は、外側にブラシ26aが突出して設けられており、搬送ベルト21上の媒体Pに対向する部位が媒体幅方向であるX軸に沿った方向に移動する。除電ベルト26のブラシ26aが媒体Pに押し付けられることにより、媒体Pの表面から電荷を除去する。媒体Pの表面から電荷を除去することにより、搬送ベルト21に対する媒体Pの吸着性を高めることができる。
また、ベルト搬送部20は、上流側駆動ローラー22と下流側従動ローラー23との間において、搬送ベルト21を内面側から支持する第1バックアッププレート28a及び第2バックアッププレート28bを備える。第1バックアッププレート28aは除電部25と対向して配置され、第2バックアッププレート28bは第1及び第2ブレード71A,71Bと対向して配置される。
記録装置1は、搬送ベルト21の表面状態を検出する表面検出部46を備える。表面検出部46は、例えば、発光部と受光部とを備えた反射型センサーであり、搬送ベルト21のベルト外面21aに対して発光させ、ベルト外面21aから反射した光を受光する。表面検出部46によって検出される受光量により、例えば、搬送ベルト21のベルト外面21aに付着する残留物(紙粉)の付着状態を判断することができる。
また、記録装置1は、搬送ベルト21の周辺の温度及び湿度を検出する温湿度検出部47を備える。温湿度検出部47は、例えば温湿度センサーである。温湿度検出部47の検出により、第1及び第2ブレード71A,71Bに付着した残留物が固化しやすい環境であるか否かを判断することができる。
次に、記録装置1の制御部100の構成について説明する。
図4に示すように、記録装置1は、記録装置1で実行される各種動作を制御する制御部100を備える。制御部100は、CPU101と、メモリー102と、制御回路103と、I/F(インターフェイス)104と、を有する。CPU101は演算処理装置である。メモリー102は、CPU101のプログラムを格納する領域または作業領域等を確保する記憶装置であり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。情報処理端末等の外部からI/F104を介して記録データ等を取得すると、CPU101が、制御回路103を介して各駆動部に制御信号を送信する。これにより、媒体搬送部10、ラインヘッド9、クリーニング部70、タイマー45、表面検出部46、温湿度検出部47等が制御される。
図4に示すように、記録装置1は、記録装置1で実行される各種動作を制御する制御部100を備える。制御部100は、CPU101と、メモリー102と、制御回路103と、I/F(インターフェイス)104と、を有する。CPU101は演算処理装置である。メモリー102は、CPU101のプログラムを格納する領域または作業領域等を確保する記憶装置であり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。情報処理端末等の外部からI/F104を介して記録データ等を取得すると、CPU101が、制御回路103を介して各駆動部に制御信号を送信する。これにより、媒体搬送部10、ラインヘッド9、クリーニング部70、タイマー45、表面検出部46、温湿度検出部47等が制御される。
ここで、例えば、記録装置1において、1枚のブレードを用いて搬送ベルト21に当接する構成である場合、当該ブレードにより搬送ベルト21のベルト外面21aに付着した紙粉等の残留物が掻き出され、搬送ベルト21から残留物を除去することができる。しかし、ブレードの搬送ベルト21に当接する先端部分に残留物が堆積した状態で時間が経過すると、残留物が固化する。そして、固化した残留物が搬送ベルト21のベルト外面21aに接触すると搬送ベルト21が損傷してしまう。本実施形態の搬送ベルト21は、媒体Pを静電吸着させて搬送するベルトなので、搬送ベルト21のベルト外面21aが固化した残留物によって傷つけられると、ベルト外面21aに形成された絶縁層が損傷してしまい、帯電機能が低下して媒体Pの搬送不具合が発生してしまう。
そこで、本実施形態の記録装置1は、搬送ベルト21の損傷を抑制可能に構成される。以下、具体的な構成について説明する。
そこで、本実施形態の記録装置1は、搬送ベルト21の損傷を抑制可能に構成される。以下、具体的な構成について説明する。
図5A及び図5Bに示すように、本実施形態のクリーニング部70は、搬送ベルト21に当接し、搬送ベルト21の残留物を掻き出す第1ブレード71A及び第2ブレード71Bを備える。第1ブレード71Aと第2ブレード71Bとは、切替機構によって切り替え可能に構成される。
本実施形態の切替機構は、第1ブレード71A及び第2ブレード71Bをスライド可能なスライド機構で構成され、第1ブレード71A及び第2ブレード71Bがスライドして、搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1と搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2とに切り替わる。スライド機構は、例えば、カムやソレノイド等で構成される。これにより、搬送ベルト21に対する第1ブレード71A及び第2ブレード71Bの当接・離間を容易に行うことができる。
なお、第1ブレード71A及び第2ブレード71Bによって搬送ベルト21の残留物を掻き出す場合、搬送ベルト21は、媒体Pが搬送される方向(+C方向)に駆動される。
本実施形態の切替機構は、第1ブレード71A及び第2ブレード71Bをスライド可能なスライド機構で構成され、第1ブレード71A及び第2ブレード71Bがスライドして、搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1と搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2とに切り替わる。スライド機構は、例えば、カムやソレノイド等で構成される。これにより、搬送ベルト21に対する第1ブレード71A及び第2ブレード71Bの当接・離間を容易に行うことができる。
なお、第1ブレード71A及び第2ブレード71Bによって搬送ベルト21の残留物を掻き出す場合、搬送ベルト21は、媒体Pが搬送される方向(+C方向)に駆動される。
制御部100は、図5Aに示すように、第1ブレード71Aを搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1に移動させたとき、第2ブレード71Bを搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2に移動させる。第1ブレード71Aは搬送ベルト21に当接し、第1ブレード71Aの先端部分には、搬送ベルト21から掻き出された残留物Gが付着する。
また、制御部100は、図5Bに示すように、第2ブレード71Bを搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1に移動させたとき、第1ブレード71Aを搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2に移動させる。
また、制御部100は、図5Bに示すように、第2ブレード71Bを搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1に移動させたとき、第1ブレード71Aを搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2に移動させる。
ここで、制御部100は、タイマー45を用いて、所定の経過時間に応じて、第1ブレード71Aと第2ブレード71Bとを切り替えることが好ましい。例えば、記録装置1のメンテンナンスを実施するまでの期間を等分した期間が経過する時点まで第1ブレード71Aを第1位置Pt1に位置させ(図5A)、その後、切り替えて第2ブレード71Bを第1位置Pt1に移動させる(図5B)。このようにすれば、第1ブレード71Aから新たな第2ブレード71Bに適切なタイミングで交換することができる。また、第1ブレード71Aの先端部分に付着した残留物Gが固化する前に、第2ブレード71Bに切り替えることが可能となる。また、第1ブレード71Aと第2ブレード71Bとが同じ材料(PET)であるため、第1ブレード71Aから第2ブレード71Bに切り替えても搬送ベルト21に対して同じ当接条件とすることができる。
また、記録装置1において、制御部100は、表面検出部46による検出結果に基づいて、第1ブレード71Aまたは第2ブレード71Bの搬送ベルト21に対する当接圧力を可変してもよい。
例えば、搬送ベルト21のベルト外面21aにおいて、付着した残留物Gが比較的少ない表面状態であると判断した場合には、第1ブレード71Aまたは第2ブレード71Bの搬送ベルト21に対して当接する圧力を下げる。これにより、搬送ベルト21への負荷が低減され、搬送ベルト21の寿命を延ばすことが可能となる。
一方、搬送ベルト21のベルト外面21aにおいて、付着した残留物Gが比較的多い表面状態であると判断した場合には、第1ブレード71Aまたは第2ブレード71Bの搬送ベルト21に対して当接する圧力を上げる。これにより、搬送ベルト21への負荷が増加し、搬送ベルト21に付着した残留物Gを取り除きやすくなる。
例えば、搬送ベルト21のベルト外面21aにおいて、付着した残留物Gが比較的少ない表面状態であると判断した場合には、第1ブレード71Aまたは第2ブレード71Bの搬送ベルト21に対して当接する圧力を下げる。これにより、搬送ベルト21への負荷が低減され、搬送ベルト21の寿命を延ばすことが可能となる。
一方、搬送ベルト21のベルト外面21aにおいて、付着した残留物Gが比較的多い表面状態であると判断した場合には、第1ブレード71Aまたは第2ブレード71Bの搬送ベルト21に対して当接する圧力を上げる。これにより、搬送ベルト21への負荷が増加し、搬送ベルト21に付着した残留物Gを取り除きやすくなる。
また、記録装置1において、制御部100は、温湿度検出部47による検出結果に基づいて、第1ブレード71Aと第2ブレード71Bとを切り替えてもよい。
例えば、第1ブレード71Aを第1位置Pt1に位置する場合において、第1ブレード71Aの先端部分に付着した残留物Gが固着しやすい環境(例えば、高温高湿の環境下)である場合には、所定のタイミングで第2ブレード71Bに切り替える。これにより、搬送ベルト21の寿命を延ばすことが可能となる。
例えば、第1ブレード71Aを第1位置Pt1に位置する場合において、第1ブレード71Aの先端部分に付着した残留物Gが固着しやすい環境(例えば、高温高湿の環境下)である場合には、所定のタイミングで第2ブレード71Bに切り替える。これにより、搬送ベルト21の寿命を延ばすことが可能となる。
以上、本実施形態によれば、第1ブレード71Aと第2ブレード71Bとが互いに第1位置Pt1と第2位置Pt2とに切り替え可能に構成されるため、搬送ベルト21に対して1枚のブレードが常に当接する構成と比べ、第1及び第2ブレード71A,71Bの各々の搬送ベルト21への当接機会を低減することが可能となる。これにより、第1及び第2ブレード71A,71Bに付着する残留物Gが減少し、固化した残留物Gによる搬送ベルト21への損傷を抑制することができる。従って、搬送ベルト21の故障等が低減し、搬送ベルト21の寿命を延ばすことができる。
なお、本実施形態では、クリーニング部70は、2枚の第1ブレード71A及び第2ブレード71Bを備えたが、この構成に限定されず、例えば、ブレードが3枚以上であってもよい。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図6A及び図6Bに示すように、本実施形態のクリーニング部70Aは、搬送ベルト21に当接し、搬送ベルト21の残留物を掻き出す第1ブレード71A及び第2ブレード71Cを備える。第1ブレード71Aと第2ブレード71Cとは、切替機構によって切り替え可能に構成される。
本実施形態の第2ブレード71Cは、第1ブレード71Aよりも剛性が高い材料である。例えば、第1ブレード71AがPETであり、第2ブレード71Cはステンレス鋼である。
制御部100は、図6Aに示すように、第1ブレード71Aを搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1に移動させ、第2ブレード71Cを搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2に移動させる。第1ブレード71Aは搬送ベルト21に当接し、第1ブレード71Aの先端部分には、搬送ベルト21から掻き出された残留物Gが付着する。
そして、制御部100は、第1所定の経過時間後に、図6Bに示すように、第2ブレード71Bを搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1に移動させ、第1ブレード71Aを搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2に移動させる。
その後、制御部100は、図6Aに示すように、第2所定の経過時間後に、第1ブレード71Aを搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1に移動させ、第2ブレード71Cを搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2に移動させる。
そして、制御部100は、第1所定の経過時間後に、図6Bに示すように、第2ブレード71Bを搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1に移動させ、第1ブレード71Aを搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2に移動させる。
その後、制御部100は、図6Aに示すように、第2所定の経過時間後に、第1ブレード71Aを搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1に移動させ、第2ブレード71Cを搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2に移動させる。
これにより、例えば、第1ブレード71Aに付着した残留物Gが固化する前に、剛性の高い第2ブレード71Cに切り替えることで、第1ブレード71Aの状態を良好に保ち、搬送ベルト21のダメージを抑制することができる。
また、第2ブレード71Cに切り替えて、第2ブレード71Cを搬送ベルト21に当接させることで、搬送ベルト21に対してより強い圧力で当接するので、残留物Gを掻き出し効率を高めことができる。
なお、第2所定の経過時間の期間は、第1所定の経過時間の期間よりも短い。これにより、搬送ベルト21のダメージを低減し、搬送ベルト21の寿命を長くすることができる。
また、第2ブレード71Cに切り替えて、第2ブレード71Cを搬送ベルト21に当接させることで、搬送ベルト21に対してより強い圧力で当接するので、残留物Gを掻き出し効率を高めことができる。
なお、第2所定の経過時間の期間は、第1所定の経過時間の期間よりも短い。これにより、搬送ベルト21のダメージを低減し、搬送ベルト21の寿命を長くすることができる。
さらに、通常は第1ブレード71Aを搬送ベルト21と常に当接するようにしているが、残留物が第1ブレード71Aに固着/結晶化する前に、定期的に第1ブレード71Aを離間させると同時に、剛性の高い第2ブレード71Cを搬送ベルト21に当接させて搬送ベルト21上の残留物を強力に取り除くクリーニング動作を実施することで、第1ブレード71Aの状態を良好に保ち、搬送ベルト21の傷つけ(削れ)を抑制する(図3)。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態について説明する。なお、第1及び第2実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
次に、第3実施形態について説明する。なお、第1及び第2実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図7A及び図7Bに示すように、本実施形態のクリーニング部70Bは、搬送ベルト21に当接し、搬送ベルト21の残留物を掻き出す第1ブレード71A及び第2ブレード71Cを備える。第1ブレード71Aと第2ブレード71Cとは、切替機構によって切り替え可能に構成される。
本実施形態では、第1ブレード71Aと第2ブレード71Cとが密接した状態で配置される。具体的には、第1ブレード71Aの-Y方向側の面と第2ブレード71Cの+Y方向側との面が密接する。
制御部100は、図7Aに示すように、第1ブレード71Aを搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1に移動させ、第2ブレード71Cを搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2に移動させる。第1ブレード71Aは搬送ベルト21に当接し、第1ブレード71Aの先端部分には、搬送ベルト21から掻き出された残留物Gが付着する。
そして、制御部100は、図7Bに示すように、第1所定の経過時間後に、第2ブレード71Cを搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1に移動させ、第1ブレード71Aを搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2に移動させる。このとき、第1ブレード71Aと第2ブレード71Cとが切り替わる過程において、第2ブレード71Cの先端部分が、第1ブレード71Aの先端部分に付着した残留物Gに接触する。これにより、第1ブレード71Aの先端部分から残留物Gが除去される。
その後、制御部100は、第2所定の経過時間後に、第1ブレード71Aを搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1に移動させ、第2ブレード71Cを搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2に移動させる。このとき、第1ブレード71Aと第2ブレード71Cとが切り替わる過程において、第1ブレード71Aの先端部分が、第2ブレード71Cの先端部分に付着した残留物Gに接触する。これにより、第2ブレード71Cの先端部分から残留物Gが除去される。
そして、制御部100は、図7Bに示すように、第1所定の経過時間後に、第2ブレード71Cを搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1に移動させ、第1ブレード71Aを搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2に移動させる。このとき、第1ブレード71Aと第2ブレード71Cとが切り替わる過程において、第2ブレード71Cの先端部分が、第1ブレード71Aの先端部分に付着した残留物Gに接触する。これにより、第1ブレード71Aの先端部分から残留物Gが除去される。
その後、制御部100は、第2所定の経過時間後に、第1ブレード71Aを搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1に移動させ、第2ブレード71Cを搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2に移動させる。このとき、第1ブレード71Aと第2ブレード71Cとが切り替わる過程において、第1ブレード71Aの先端部分が、第2ブレード71Cの先端部分に付着した残留物Gに接触する。これにより、第2ブレード71Cの先端部分から残留物Gが除去される。
以上、上記実施形態によれば、第1ブレード71Aと第2ブレード71Cとが切り替わるタイミングで、第1ブレード71Aまたは第2ブレード71Cに付着した残留物Gが除去されるので、搬送ベルト21への損傷を抑制することができる。これにより、搬送ベルト21の故障等が低減し、搬送ベルト21の寿命を延ばすことができる。
なお、本実施形態では、クリーニング部70Bは、PETの第1ブレード71Aとステンレス鋼の第2ブレード71Cとで構成したが、これに限定されない。例えば、第1実施形態のように、両方とも同じ材料(PET)の第1ブレード71A及び第2ブレード71Bであってもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、クリーニング部70Bは、PETの第1ブレード71Aとステンレス鋼の第2ブレード71Cとで構成したが、これに限定されない。例えば、第1実施形態のように、両方とも同じ材料(PET)の第1ブレード71A及び第2ブレード71Bであってもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
4.第4実施形態
次に、第4実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
次に、第4実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図8A及び図8Bに示すように、本実施形態のクリーニング部70Cは、搬送ベルト21に当接し、搬送ベルト21の残留物を掻き出すブレード71と、ブレード71を収納する収納ケース74と、収納ケース74に設けられた開口部74aからブレード71の先端部分を突出させて、搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1と、搬送ベルト21から離間し、ブレード71の先端部分を収納ケース74の内部に収納する第2位置Pt2とにブレード71をスライド可能なスライド機構と、を備える。
ブレード71は、第1実施形態の第1ブレード71Aと同じ構成である。
そして、本実施形態には、収納ケース74の内壁面74bとブレード71の表面とが密接する。具体的には、ブレード71の+Y方向側の面及び-Y方向側の面と、各面に対向する収納ケース74の内壁面74bとが密接する。
ブレード71は、第1実施形態の第1ブレード71Aと同じ構成である。
そして、本実施形態には、収納ケース74の内壁面74bとブレード71の表面とが密接する。具体的には、ブレード71の+Y方向側の面及び-Y方向側の面と、各面に対向する収納ケース74の内壁面74bとが密接する。
制御部100は、図8Aに示すように、ブレード71を搬送ベルト21に当接する第1位置Pt1に移動させる。ブレード71は搬送ベルト21に当接し、ブレード71の先端部分には、搬送ベルト21から掻き出された残留物Gが付着する。
そして、制御部100は、図8Bに示すように、所定の経過時間後に、ブレード71を搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2に移動させる。本実施形態では、ブレード71の先端部分が収納ケース74内に収納されるまで移動させる。ブレード71の先端部分が収納ケース74内に収納されるとき、収納ケース74の開口部74a及び開口部74a近傍の内壁面74bがブレード71の先端部分に付着した残留物Gに接触する。これにより、ブレード71の先端部分から残留物Gが除去される。
そして、制御部100は、図8Bに示すように、所定の経過時間後に、ブレード71を搬送ベルト21から離間する第2位置Pt2に移動させる。本実施形態では、ブレード71の先端部分が収納ケース74内に収納されるまで移動させる。ブレード71の先端部分が収納ケース74内に収納されるとき、収納ケース74の開口部74a及び開口部74a近傍の内壁面74bがブレード71の先端部分に付着した残留物Gに接触する。これにより、ブレード71の先端部分から残留物Gが除去される。
以上、上記実施形態によれば、ブレード71が第1位置Pt1から第2位置Pt2に切り替わるタイミングで、ブレード71に付着した残留物Gが除去されるので、搬送ベルト21への損傷を抑制することができる。これにより、搬送ベルト21の故障等が低減し、搬送ベルト21の寿命を延ばすことができる。
1…記録装置、2…装置本体、9…ラインヘッド、10…媒体搬送部、11…搬送経路、20…ベルト搬送部、21…搬送ベルト、21a…ベルト外面、24…帯電ローラー、25…除電部、45…タイマー、46…表面検出部、47…温湿度検出部、70,70A,70B,70C…クリーニング部、71…ブレード、71A…第1ブレード、71B,71C…第2ブレード、74…収納ケース、74a…開口部、74b…内壁面、100…制御部、Pt1…第1位置、Pt2…第2位置、P…媒体。
Claims (10)
- 媒体に液滴を吐出して記録を行う記録部と、
前記記録部に対向して配置され、前記媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトに当接し、前記搬送ベルトの残留物を掻き出す第1ブレード及び第2ブレードと、前記第1ブレードと前記第2ブレードとを切り替え可能な切替機構と、を有するクリーニング部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1ブレードを前記搬送ベルトに当接する第1位置に移動させたとき、前記第2ブレードを前記搬送ベルトから離間する第2位置に移動させ、
前記第2ブレードを前記搬送ベルトに当接する前記第1位置に移動させたとき、前記第1ブレードを前記搬送ベルトから離間する前記第2位置に移動させる、記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置であって、
前記切替機構は、前記第1ブレード及び前記第2ブレードをスライド可能なスライド機構であり、
前記第1ブレード及び前記第2ブレードがスライドして、前記第1位置と前記第2位置とに切り替わる、記録装置。 - 請求項1または請求項2に記載の記録装置であって、
前記第1ブレードと前記第2ブレードとが同じ材料である、記録装置。 - 請求項1または請求項2に記載の記録装置であって、
前記第2ブレードは、前記第1ブレードよりも剛性が高い材料である、記録装置。 - 請求項4に記載の記録装置であって、
前記制御部は、前記第1ブレードを定期的に前記搬送ベルトから離間させると同時に、剛性の高い前記第2ブレードを前記搬送ベルトに当接させる、記録装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置であって、
前記第1ブレードと前記第2ブレードとが密接した状態で配置される、記録装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置であって、
前記制御部は、
所定の経過時間に応じて、前記第1ブレードと前記第2ブレードとを切り替える、記録装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置であって、
前記搬送ベルトの表面状態を検出する表面検出部を備え、
前記制御部は、
前記表面検出部の検出結果に基づいて、前記第1ブレードまたは前記第2ブレードの前記搬送ベルトに対する当接圧力を可変する、記録装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置であって、
前記搬送ベルトの周辺の温度及び湿度を検出する温湿度検出部を備え、
前記制御部は、
前記温湿度検出部の検出結果に基づいて、前記第1ブレードと前記第2ブレードとを切り替える、記録装置。 - 媒体に液滴を吐出して記録を行う記録部と、
前記記録部に対向して配置され、前記媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトに当接し前記搬送ベルトの残留物を掻き出すブレードと、前記ブレードを収納する収納ケースと、前記収納ケースに設けられた開口部から前記ブレードの先端部分を突出させて、前記搬送ベルトに当接する第1位置と前記ブレードの先端部分を前記収納ケースの内部に収納する第2位置とに前記ブレードをスライド可能なスライド機構と、を備え、
前記収納ケースの内壁面と前記ブレードの表面とが密接する、記録装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2020208179A JP2022095074A (ja) | 2020-12-16 | 2020-12-16 | 記録装置 |
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Family Applications (1)
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JP2020208179A Pending JP2022095074A (ja) | 2020-12-16 | 2020-12-16 | 記録装置 |
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