JP2022092409A - ベルトモール - Google Patents
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Abstract
【課題】車両走行時の風切り音を低減できるベルトモールを提供する。【解決手段】モール本体17の長手方向の端部に取り付けられたエンドキャップ18は、モール本体17の長手方向の端面開口の少なくとも一部を塞ぐ蓋部31と、モール本体17の意匠リップ28と車内側リップ29との間の開口の少なくとも一部を塞ぐカバー部32と、蓋部31とカバー部32とを連結する基部34とを有する。基部34は、蓋部31から車内側側壁部21の車内側の面に沿って長手方向に延びて少なくとも一部が車内側側壁部21の車内側の面に固定されている。カバー部32は、基部34の上端のうちの少なくとも一部から車内側リップ29に向けて斜め下向きに突出して、ベルトモール16をドアパネル14の上縁に沿って装着した状態においてカバー部32の少なくとも一部が車内側リップ29に当接して意匠リップ28と車内側リップ29との間の隙間を塞いだ状態になる。【選択図】図8
Description
本発明は、窓板が昇降可能に取り付けられる車両用ドアのドアパネルの上縁に沿って装着される長尺なベルトモールに関する発明である。
この種のベルトモール(モールディングともいう)としては、例えば、特許文献1(特開2019-131037号公報)に記載されているように、ベルトモールの基部の車内側の面に、該基部と窓板との間の隙間をシールするためのリップが車内側(窓板側)に斜め上向きに突出するように形成されていると共に、該基部の上端部に、ベルトモールの上面側を装飾する意匠リップ(装飾リップ)が車内側(窓板側)に突出するように形成されたものがある。
上記特許文献1の構成では、車両走行時に窓板に沿って流れる風の一部が、窓板と意匠リップとの間の隙間からベルトモール内のV字状の溝(基部とリップとの間の隙間)に侵入して、それが原因で風切り音が発生して車内に入り込んでくる。特に、高速走行時には、この風切り音が耳障りになる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、車両走行時の風切り音を低減できるベルトモールを提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、窓板が昇降可能に取り付けられる車両用ドアのドアパネルの上縁に沿って装着される長尺なベルトモールであって、
前記ベルトモールは、長尺なモール本体と、前記モール本体の長手方向の端部に取り付けられたエンドキャップとを有し、
前記モール本体は、互いに対向する車内側側壁部及び車外側側壁部と、これら両側壁部を上側で連結する頂壁部と、前記車内側側壁部の上端から車内側に突出する意匠リップと、前記車内側側壁部のうちの前記意匠リップよりも下側の部位から車内側に斜め上向きに突出して前記車内側側壁部と前記窓板との間の隙間をシールするための車内側リップとを有し、
前記エンドキャップは、前記モール本体の長手方向の端面開口の少なくとも一部を塞ぐ蓋部と、前記意匠リップと前記車内側リップとの間の開口の少なくとも一部を塞ぐカバー部と、前記蓋部と前記カバー部とを連結する基部とを有し、
前記基部は、前記意匠リップと前記車内側リップとの間に位置し、且つ前記蓋部から前記車内側側壁部の車内側の面に沿って長手方向に延びて少なくとも一部が前記車内側側壁部の車内側の面に固定され、
前記カバー部は、前記基部の上端のうちの少なくとも一部から前記車内側リップに向けて斜め下向きに突出して、前記ベルトモールを前記ドアパネルの上縁に沿って装着した状態において前記カバー部の少なくとも一部が前記車内側リップに当接して前記意匠リップと前記車内側リップとの間の隙間を塞いだ状態になるように構成されていることを特徴とするものである。
前記ベルトモールは、長尺なモール本体と、前記モール本体の長手方向の端部に取り付けられたエンドキャップとを有し、
前記モール本体は、互いに対向する車内側側壁部及び車外側側壁部と、これら両側壁部を上側で連結する頂壁部と、前記車内側側壁部の上端から車内側に突出する意匠リップと、前記車内側側壁部のうちの前記意匠リップよりも下側の部位から車内側に斜め上向きに突出して前記車内側側壁部と前記窓板との間の隙間をシールするための車内側リップとを有し、
前記エンドキャップは、前記モール本体の長手方向の端面開口の少なくとも一部を塞ぐ蓋部と、前記意匠リップと前記車内側リップとの間の開口の少なくとも一部を塞ぐカバー部と、前記蓋部と前記カバー部とを連結する基部とを有し、
前記基部は、前記意匠リップと前記車内側リップとの間に位置し、且つ前記蓋部から前記車内側側壁部の車内側の面に沿って長手方向に延びて少なくとも一部が前記車内側側壁部の車内側の面に固定され、
前記カバー部は、前記基部の上端のうちの少なくとも一部から前記車内側リップに向けて斜め下向きに突出して、前記ベルトモールを前記ドアパネルの上縁に沿って装着した状態において前記カバー部の少なくとも一部が前記車内側リップに当接して前記意匠リップと前記車内側リップとの間の隙間を塞いだ状態になるように構成されていることを特徴とするものである。
この構成では、モール本体の長手方向の端部に取り付けられたエンドキャップのカバー部によって、ベルトモールの車内側側壁部と車内側リップとの間のV字状の溝を塞いで、窓板に沿って流れる走行風が前記V字状の溝に侵入することを防止できる。これにより、車両走行時の風切り音を低減できて、耳障りを防止できる。
この場合、請求項2のように、前記エンドキャップは、前記蓋部から前記モール本体の長手方向に突出して前記車内側側壁部と前記車外側側壁部との間の隙間に挿入される挿入部を有する構成としても良い。このようにすれば、モール本体に対するエンドキャップの車内外方向の動きを挿入部によって規制することができる。
また、請求項3のように、エンドキャップの基部を車内側側壁部の車内側の面に両面接着テープで接着固定するようにしても良い。このようにすれば、エンドキャップの基部を車内側側壁部の車内側の面に固定する作業を簡単に行うことができる。
この場合、請求項4のように、エンドキャップの基部に、両面接着テープを位置決めするリブを形成するようにしても良い。このようにすれば、エンドキャップの基部に対する両面接着テープの接着位置をリブによって簡単に位置決めすることができる。
以下、本発明を実施するための形態を車両のフロントドアのベルトモールに適用して具体化した一実施例を説明する。
図1に示すように、車両のフロントドア11には、窓枠12が一体的に設けられ、この窓枠12によって形成された窓開口を開閉する窓板13(窓ガラス)が昇降可能に設けられている。このフロントドア11のアウタードアパネル14の上縁(窓開口縁)に設けられたフランジ部15(図8参照)には、長尺なベルトモール16が装着され、このベルトモール16によってアウタードアパネル14と窓板13との間を覆うようになっている。
次に、図2乃至図8に基づいてベルトモール16の構成を説明する。
図2乃至図5に示すように、ベルトモール16は、長尺なモール本体17と、このモール本体17の長手方向の端部に取り付けられたエンドキャップ18とを有する。図3乃至図7に示すように、モール本体17は、ポリマー材料の押出成形により横断面略U字状に形成され、互いに対向する車内側側壁部21及び車外側側壁部22と、これら両側壁部21,22を上側で連結する頂壁部23とが一体的に設けられている。
図2乃至図5に示すように、ベルトモール16は、長尺なモール本体17と、このモール本体17の長手方向の端部に取り付けられたエンドキャップ18とを有する。図3乃至図7に示すように、モール本体17は、ポリマー材料の押出成形により横断面略U字状に形成され、互いに対向する車内側側壁部21及び車外側側壁部22と、これら両側壁部21,22を上側で連結する頂壁部23とが一体的に設けられている。
また、図6及び図8に示すように、車内側側壁部21の下端には、アウタードアパネル14のフランジ部15に係止可能な係止部24が一体的に形成され、車外側側壁部22の下端には、車内側側壁部21に向けて突出する折り返し部25が一体的に形成されている。更に、折り返し部25の先端には、車内側側壁部21に向けて斜め上向きに突出する保持リップ26が一体的に形成され、車外側側壁部22の下端には、アウタードアパネル14側に向けて突出する車外側リップ27が一体的に形成されている。
また、図8に示すように、車内側側壁部21には、モール本体17をアウタードアパネル14のフランジ部15に装着したときに該フランジ部15に面接触する平板状の下側部21bと、この下側部21bの上方に配置された平板状の上側部21aと、これらの上側部21aと下側部21bを連結する連結部21cとが一体的に設けられている。上側部21aは、下側部21bよりも車外側側壁部22から車内側に離れた位置に設けられ、連結部21cは、保持リップ26に対して車内外方向に対向する位置に設けられている。
図6乃至図8に示すように、車内側側壁部21の上側部21aの上端には、モール本体17の上面側を装飾する意匠リップ28が車内側(窓板13側)に向けて斜め上向きに突出するように一体的に形成されている。車内側側壁部21の下側部21bには、車内側に向けて斜め上向きに突出する車内側リップ29が一体的に形成されている。この車内側リップ29の表面(少なくとも窓板13と接触する面)には、ナイロンパイル等の植毛により低摩擦材層30が形成されている。
モール本体17は、アウタードアパネル14のフランジ部15に被せて装着したときに、車内側リップ29の先端側が窓板13の表面に当接することで、アウタードアパネル14と窓板13との間を車内側リップ29でシールして車外から異物(例えば、塵、埃、水滴等)が車内に入り込むのを防止すると共に、窓板13が昇降(開閉)動作したときに窓板13の表面に付着した異物を車内側リップ29で拭き取るようになっている。
モール本体17の車内外の両側壁部21,22及び頂壁部23と係止部24と折り返し部25は、車内側リップ29よりも剛性が高いポリマー材料で成形されている。この場合、モール本体17の車内外の両側壁部21,22及び頂壁部23と係止部24と折り返し部25を成形するポリマー材料としては、例えば、JISK7215によるデュロメータ硬さ(タイプD)がHDD50~80(本実施例ではHDD70)のTPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)、PP樹脂(ポリプロピレン樹脂)、PVC樹脂(ポリ塩化ビニル樹脂)等の熱可塑性樹脂が用いられている。
一方、車内側リップ29、意匠リップ28、車外側リップ27及び保持リップ26の各リップは、モール本体17の両側壁部21,22等よりも軟らかくて弾性変形可能なポリマー材料で成形されている。この場合、各リップ26~29を成形するポリマー材料としては、例えば、JISK7215によるデュロメータ硬さ(タイプA)がHDA50~80(本実施例ではHDA70)のTPO、PP樹脂、PVC樹脂等の熱可塑性樹脂が用いられている。
モール本体17の両側壁部21,22等と各リップ26~29は、共押出成形(2色押出成形)することにより一体的に形成されている。
尚、モール本体17は、押出成形された後、端末においてアウタードアパネル14との接触防止のために、図4及び図5に示すように、車内側側壁部21と係止部24と車内側リップ29の各々の端部が切り欠かれている。
次に、モール本体17の長手方向の端末に取り付けられたエンドキャップ18について説明する。
図2乃至図4に示すように、エンドキャップ18は、モール本体17の長手方向の端面開口の少なくとも一部を塞ぐ蓋部31と、意匠リップ28と車内側リップ29との間の開口の少なくとも一部を塞ぐカバー部32と、蓋部31とカバー部32とを連結する基部34と、蓋部31からモール本体17の長手方向に突出して車内側側壁部21と車外側側壁部22との間の隙間に挿入される挿入部35とを有する構成となっている。
図2乃至図4に示すように、エンドキャップ18は、モール本体17の長手方向の端面開口の少なくとも一部を塞ぐ蓋部31と、意匠リップ28と車内側リップ29との間の開口の少なくとも一部を塞ぐカバー部32と、蓋部31とカバー部32とを連結する基部34と、蓋部31からモール本体17の長手方向に突出して車内側側壁部21と車外側側壁部22との間の隙間に挿入される挿入部35とを有する構成となっている。
図5乃至図8に示すように、基部34は、意匠リップ28と車内側リップ29との間に位置し、且つ蓋部31から車内側側壁部21の車内側の面に沿って長手方向に延びて少なくとも一部が車内側側壁部21の車内側の面に固定されている。本実施例では、基部34は、車内側側壁部21の車内側の面に両面接着テープ36で接着固定されている。基部34には、両面接着テープ36の例えば3辺の端縁に当接して該両面接着テープ36を位置決めするリブ37(図3参照)が車外側に向けて突出するように形成されている。このリブ37の突出寸法は両面接着テープ36の厚み寸法以下に設定されている。
カバー部32は、基部34の上端のうちの少なくとも一部から車内側リップ29に向けて斜め下向きに突出するように形成され、ベルトモール16をアウタードアパネル14のフランジ部15に沿って装着した状態においてカバー部32の少なくとも一部が車内側リップ29に当接して意匠リップ28と車内側リップ29との間の隙間を塞いだ状態になるように構成されている(図8参照)。
図7に示すように、車内側側壁部21と車外側側壁部22との間の隙間に挿入される挿入部35は、その車内外方向の寸法が車内側側壁部21と車外側側壁部22との間の隙間寸法とほぼ同一に設定され、モール本体17に対するエンドキャップ18の車内外方向の動きが挿入部35によって規制されるように構成されている。本実施例では、挿入部35は、横断面L字状の形状に形成されているが、挿入部35の形状はどの様な形状であっても良く、要は、挿入部35の車内外方向の寸法が車内側側壁部21と車外側側壁部22との間の隙間寸法とほぼ同一に形成されていれば良い。
ところで、図1に示すように、高速走行時にフロントドア11に設けられたドアミラー41とコーナーガーニッシュ42との間の隙間に走行風が通過して渦流が発生し、この渦流がベルトモール16内のV字状の溝(車内側側壁部21と車内側リップ29との間の隙間)に侵入すると、それが原因で風切り音が発生して車内に入り込んでくる。
この点を考慮して、本実施例では、ドアミラー41とコーナーガーニッシュ42との間の隙間を通過する走行風によって発生する渦流がベルトモール16内のV字状の溝に侵入することを防止するために、エンドキャップ18のカバー部32の長手方向(車両前後方向)の長さA(図4参照)を例えば90mmに設定し、エンドキャップ18全体の長手方向(車両前後方向)の長さBを例えば110mmに設定している。これにより、エンドキャップ18をモール本体17の車両前側の端部に取り付けた状態において、エンドキャップ18のカバー部32がドアミラー41の周辺に位置して、ドアミラー41とコーナーガーニッシュ42との間の隙間を通過する走行風によって発生する渦流がベルトモール16内のV字状の溝に侵入することをカバー部32によって防止するように構成されている。尚、エンドキャップ18の長さBが110mmよりも長くなり過ぎると、エンドキャップ18をモール本体17に組み付けにくくなり、且つ外観が悪化する。
エンドキャップ18は、ポリマー材料で射出成形されている。エンドキャップ18を成形するポリマー材料としては、例えば、JISK6253によるデュロメータ硬さ(タイプA)がHDA50~80(本実施例ではHDA62)のスチレン系熱可塑性エラストマー、PP樹脂、PVC樹脂等の熱可塑性樹脂が用いられている。本実施例では、図8に示すように、窓板13が閉まるときに、車内側リップ29が窓板13に当接して撓み変形することで、車内側リップ29がエンドキャップ18のカバー部32に当接してカバー部32を弾性変形させるため、カバー部32は車内側リップ29よりも軟質のポリマー材料で形成されている。
以上説明した本実施例によれば、モール本体17の長手方向の端部に取り付けられたエンドキャップ18のカバー部32によって、モール本体17の車内側側壁部21と車内側リップ29との間のV字状の溝を塞いで、窓板13に沿って流れる走行風が風切り音の発生源となる前記V字状の溝に侵入することを防止できる。これにより、車両走行時の風切り音を低減できて、耳障りを防止できる。
更に、エンドキャップ18には、蓋部31からモール本体17の長手方向に突出して車内側側壁部21と車外側側壁部22との間の隙間に挿入される挿入部35が形成されているため、モール本体17に対するエンドキャップ18の車内外方向の動きを挿入部35によって規制することができる。これにより、モール本体17に対するエンドキャップ18の取付位置のバラツキ(組立バラツキ)を低減できて、風切り音の低減効果を安定して得ることができる。
また、本実施例では、エンドキャップ18の基部34を車内側側壁部21の車内側の面に両面接着テープ36で接着固定するようにしたので、エンドキャップ18の基部34を車内側側壁部21の車内側の面に固定する作業を簡単に行うことができる利点がある。但し、エンドキャップ18の基部34を車内側側壁部21の車内側の面に固定する手段は、両面接着テープ36に限定されず、例えば、接着剤等で接着固定するようにしても良い。
また、本実施例では、エンドキャップ18の基部34に、両面接着テープ36を位置決めするリブ37を形成するようにしたので、エンドキャップ18の基部34に対する両面接着テープ36の接着位置をリブ37によって簡単に位置決めすることができる利点がある。但し、本発明は、リブ37を省略した構成としても良い。
尚、本実施例では、エンドキャップ18のカバー部32をドアミラー41の周辺に位置させるようにしたが、エンドキャップ18のカバー部32の位置(つまり風切り音を低減する位置)を変更するようにしても良く、要は、モール本体17の車内側側壁部21と車内側リップ29との間のV字状の溝に侵入する風によって風切り音が発生する部位にカバー部32を位置させるようにすれば良い。
更に、本発明は、車両のフロントドアに限定されず、リアドア等の他のドアに適用しても良く、要は、ベルトモール内のV字状の溝に侵入する風が風切り音の発生源となる場所にエンドキャップ18のカバー部32を位置させるようにすれば良い。
その他、本発明は、エンドキャップ18の長さやカバー部32の長さを変更したり、モール本体17の構成を変更しても良い等、要旨を変更しない範囲内で種々変更して実施できることは勿論である。
11…フロントドア、12…窓枠、13…窓板、14…アウタードアパネル、15…フランジ部、16…ベルトモール、17…モール本体、18…エンドキャップ、21…車内側側壁部、22…車外側側壁部、23…頂壁部、26…保持リップ、27…車外側リップ、28…意匠リップ、29…車内側リップ、31…蓋部、32…カバー部、34…基部、35…挿入部、36…両面接着テープ、37…リブ、41…ドアミラー、42…コーナーガーニッシュ
Claims (4)
- 窓板が昇降可能に取り付けられる車両用ドアのドアパネルの上縁に沿って装着される長尺なベルトモールであって、
前記ベルトモールは、長尺なモール本体と、前記モール本体の長手方向の端部に取り付けられたエンドキャップとを有し、
前記モール本体は、互いに対向する車内側側壁部及び車外側側壁部と、これら両側壁部を上側で連結する頂壁部と、前記車内側側壁部の上端から車内側に突出する意匠リップと、前記車内側側壁部のうちの前記意匠リップよりも下側の部位から車内側に斜め上向きに突出して前記車内側側壁部と前記窓板との間の隙間をシールするための車内側リップとを有し、
前記エンドキャップは、前記モール本体の長手方向の端面開口の少なくとも一部を塞ぐ蓋部と、前記意匠リップと前記車内側リップとの間の開口の少なくとも一部を塞ぐカバー部と、前記蓋部と前記カバー部とを連結する基部とを有し、
前記基部は、前記意匠リップと前記車内側リップとの間に位置し、且つ前記蓋部から前記車内側側壁部の車内側の面に沿って長手方向に延びて少なくとも一部が前記車内側側壁部の車内側の面に固定され、
前記カバー部は、前記基部の上端のうちの少なくとも一部から前記車内側リップに向けて斜め下向きに突出して、前記ベルトモールを前記ドアパネルの上縁に沿って装着した状態において前記カバー部の少なくとも一部が前記車内側リップに当接して前記意匠リップと前記車内側リップとの間の隙間を塞いだ状態になるように構成されていることを特徴とするベルトモール。 - 前記エンドキャップは、前記蓋部から前記モール本体の長手方向に突出して前記車内側側壁部と前記車外側側壁部との間の隙間に挿入される挿入部を有することを特徴とする請求項1に記載のベルトモール。
- 前記基部は、前記車内側側壁部の車内側の面に両面接着テープで接着固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のベルトモール。
- 前記エンドキャップの前記基部には、前記両面接着テープを位置決めするリブが形成されていることを特徴とする請求項3に記載のベルトモール。
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