JP2022092260A - 画像形成装置、管理装置及び管理システムとその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】生産性を低下させずに、また、コストをかけることなく、高い精度で装置を管理することが可能な管理システムを提供する。【解決手段】通信可能に接続された画像形成装置102とサーバ103を有する管理システム100において、画像形成装置102が状態情報データを優先度602が設定されたデータ項目601ごとに取得して記憶した後、状態情報データをサーバ103へ送信する。サーバ103は、取得した状態情報データを外部記憶装置405に記憶し、状態情報データに欠損が生じた場合に外部記憶装置405に蓄積されたデータに基づいて欠損したデータの補間が可能な否かをデータ項目601ごとに判定し、補間の可否に応じてデータ項目601ごとの優先度602を変更し、変更された優先度602を画像形成装置102へ通知する。画像形成装置102はサーバ103からの通知にしたがってデータ項目601ごとの優先度602を更新する。【選択図】図9
Description
本発明は、画像形成装置、管理装置及び管理システムとその制御方法に関する。
画像形成装置の状態をモニタリングして得られた状態情報に基づいて、異常や故障の予兆を検出し、また、消耗品の交換等のメンテナンス時期を予測するシステムが提案されている(特許文献1参照)。
このようなシステムでは、画像形成装置を正常に稼働し続けるためのメンテナンスが必要であると判断されるような異常の予兆が検出されると、その旨がネットワークを介して画像形成装置に接続されている管理装置に通知される。そして、管理装置が画像形成装置の保守管理者への連絡を行うことで、保守管理者は迅速に画像形成装置のメンテナンスを実施することが可能になる。また、画像形成装置の状態に基づいて適切なタイミングでメンテナンスを行うことにより、故障等が生じて稼働できなくなる事態の発生を低減させることができる。こうして、画像形成装置を安定して稼働させることが可能になることにより、ユーザのダウンタイムを低減することが可能になる。
更に、収集した状態情報の分析を実施するに際して情報の補間が必要と判断される場合に、補間が可能か否かを判断して、補間が可能な場合にデータの補間処理を実施するシステムも提案されている(特許文献2)。
上述のシステムは、複数の画像形成装置と管理装置とがネットワークを介して接続された構成となっている。そして、管理装置については、画像形成装置の状態情報を蓄積してメンテナンスタイミングを保守管理者へ通知する運用に加え、蓄積データを活用して技術開発を行い、開発した新機能を管理装置に搭載する運用も行われている。
上述したシステムにおいて画像形成装置での異常の予兆の検出やメンテナンス時期の予測を高精度に行うためには、状態情報を検出する各種センサの制御とその測定値の収集、収集した測定値の管理装置への送信をリアルタイムに行う必要がある。
しかし、このような処理は、画像形成装置での本来の機能である印刷処理等のジョブ処理と並行して行われる。そのため、印刷処理等のジョブ処理、状態情報の検出処理や送付処理のうちのどれかを優先して実行する必要が生じてしまうと、印刷処理等の生産性が低下するか又は状態情報に欠損が生じてしまう。一方、全ての処理を同時に行うことができるような高性能なコントローラ(CPU)や大容量のメモリを使用すれば、上記の問題を解決することは可能であるが、著しくコストが増大してしまう。
本発明は、生産性を低下させずに、また、コストをかけることなく、高い精度で装置を管理することが可能な管理システムを提供することを目的とする。
本発明に係る管理システムは、通信可能に接続された画像形成装置と管理装置を有する管理システムであって、前記画像形成装置は、前記画像形成装置の内部の状態を示す情報を、優先して取得すべき順位を定めた優先度が設定された項目ごとに取得する取得手段と、前記情報を時系列のデータとして記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されたデータを前記管理装置へ送信する送信手段と、前記管理装置から送信されてくる通知にしたがって前記項目ごとの優先度を更新する更新手段と、を備え、前記管理装置は、前記画像形成装置から送信されてきたデータを記憶する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶されたデータに欠損が生じた場合に、前記第2の記憶手段に蓄積されたデータに基づいて前記欠損したデータの補間が可能な否かを前記項目ごとに判定する判定手段と、前記判定手段による前記補間の可否に応じて前記項目ごとの優先度を変更する変更手段と、前記変更手段により変更された前記項目ごとの優先度を前記画像形成装置へ通知する通知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、生産性を低下させずに、また、コストをかけることなく、高い精度で装置を管理することが可能な管理システムを実現することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
<管理システムの構成>
図1は、本発明の実施形態に係る管理システム100の概略構成を示す図である。管理システム100は、2台の画像形成装置102a,102b、サーバ103及び分析装置105を備える。なお、以下の説明では、画像形成装置102a,102bを区別しない場合に「画像形成装置102」と表記する。
図1は、本発明の実施形態に係る管理システム100の概略構成を示す図である。管理システム100は、2台の画像形成装置102a,102b、サーバ103及び分析装置105を備える。なお、以下の説明では、画像形成装置102a,102bを区別しない場合に「画像形成装置102」と表記する。
[画像形成装置のハードウェア構成]
画像形成装置102は、例えば、スキャン機能やプリント機能、コピー機能等の複数の機能を備えたMFP(複合機)であり、ユーザによる機能選択の操作を受け付け、ユーザによるジョブの実行指示に基づいてジョブを実行する。なお、画像形成装置102が実行可能なジョブとしては、スキャンジョブ、印刷ジョブ及びコピージョブ等がある。また、画像形成装置102がファクシミリ機能を搭載している場合には、ファクシミリデータの送受信ジョブを実行することができる。なお、管理システム100を構成する画像形成装置の台数は2台に限られるものではなく、より多くの画像形成装置を備える構成とすることができる。
画像形成装置102は、例えば、スキャン機能やプリント機能、コピー機能等の複数の機能を備えたMFP(複合機)であり、ユーザによる機能選択の操作を受け付け、ユーザによるジョブの実行指示に基づいてジョブを実行する。なお、画像形成装置102が実行可能なジョブとしては、スキャンジョブ、印刷ジョブ及びコピージョブ等がある。また、画像形成装置102がファクシミリ機能を搭載している場合には、ファクシミリデータの送受信ジョブを実行することができる。なお、管理システム100を構成する画像形成装置の台数は2台に限られるものではなく、より多くの画像形成装置を備える構成とすることができる。
画像形成装置102は、インターネット等のネットワーク104を介してサーバ103と接続されており、サーバ103及び分析装置105と通信を行うことが可能となっている。画像形成装置102は、内部に実装された各種部品を管理、監視するためのセンサ等から取得した状態情報データやジョブの実行履歴であるログデータをサーバ103へ送信する。なお、状態情報データ及びログデータの詳細については後述する。
サーバ103は、画像形成装置102の状態を示す内部データを画像形成装置102から収集して、画像形成装置102を管理する管理装置である。なお、内部データの詳細については後述するが、内部データは前述の状態情報データ及びログデータを含む。また、サーバ103は、取得した内部データを分析装置105へ提供する。更にサーバ103は、内部データに欠損が生じた場合の補間処理や状態情報データに対する特徴抽出処理等を行う。
分析装置105は、サーバ103が収集した内部データを分析して、画像形成装置102に搭載されている各種部品の故障や寿命等を予測したメンテナンス情報を生成し、生成したメンテナンス情報を画像形成装置102へ出力する。また、分析装置105は、部品が故障する可能性があると判断した場合や部品の寿命が近いと判断した場合に、画像形成装置102の設置場所の近傍にいる保守点検員106へメンテナンス作業を行う旨の指示を通知する。これにより、保守点検員106が画像形成装置102の設置場所を訪問してメンテナンス作業を行うことにより、画像形成装置102をジョブの実行が可能な状態に維持することができる。
図2は、画像形成装置102の概略構成を示す図である。画像形成装置102は、電子写真方式によりカラー画像を形成するプリンタ、複写機、複合機、ファクシミリ等である。画像形成装置102は、4つの画像形成部Pa~Pdが中間転写ベルト206上に並べて配置された、所謂、中間転写タンデム方式の画像形成装置である。画像形成装置102は、プリンタ部200とリーダ部240を有する。
先ず、プリンタ部200について説明する。画像が形成されるシート等の記録材Sは、記録材収納庫230a,230b内に積載されており、画像形成部Pa~Pdによる画像形成タイミングに応じて、摩擦分離方式を採用した給紙ローラ231a,231bにより画像形成部Pa~Pdへ向けて送出される。給紙ローラ231a,231bは、搬送パスを介して記録材Sをレジストローラ232へ搬送する。レジストローラ232は、記録材Sの斜行を補正し、タイミングを調整して二次転写部T2へ記録材Sを搬送する。
プリンタ部200では、画像形成部Pa~Pdにより画像形成が行われる。画像形成部Pa~Pdは、感光体201a~201d、帯電器202a~202d、露光器203a~203d、現像器204a~204d、一次転写部T1a~T1d及び感光体クリーナ205a~205dを有する。帯電器202a~202dは、感光体201a~201dの表面を一様に帯電させる。感光体201a~201dは回転駆動されており、露光器203a~203dは感光体201a~201dに対して光を照射する。露光器203a~203dは、形成する画像の画像情報に応じて変調された光を感光体201a~201dへ照射する。これにより、画像に応じた静電潜像が感光体201a~201dに形成される。
現像器204a~204dは、感光体201a~201dに形成された静電潜像を現像剤(トナー)により現像する。即ち、現像器204a~204dは、静電潜像が形成された感光体201a~201dにトナーを付着させることによって現像を行い、これによりトナー像が形成される。一次転写部T1a~T1dへ所定の加圧量及び静電的負荷バイアスが与えられることにより、感光体201a~201dから中間転写ベルト206にトナー像が転写される。その際、感光体201a~201dのそれぞれに形成されたトナー像は、中間転写ベルト206に重畳されるように転写される。
画像形成部Paは、イエローのトナー像を生成する。画像形成部Pbは、マゼンタのトナー像を生成する。画像形成部Pcは、シアンのトナー像を生成する。画像形成部Pdは、ブラックのトナー像を生成する。但し、形成されるトナー像の色数は4色に限定されるものではない。現像器204a~204dは、例えば、非磁性トナーと磁性キャリアとを混合した二成分現像剤を収容するが、磁性トナー又は非磁性トナーのみの一成分現像剤であってもよい。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が重畳して中間転写ベルト206に転写されることにより、中間転写ベルト206上にフルカラーのトナー像が形成される。なお、中間転写ベルト206へのトナー像の転写後に感光体201a~201dに残留するトナーは、感光体クリーナ205a~205dにより回収される。現像器204a~204dの内部に収容されたトナーの量が所定量を下回ると、現像剤の補給容器であるトナーボトルTa~Tdからトナーが補給される。
中間転写ベルト206は、中間転写ベルトフレーム(不図示)に設けられた無端ベルトであり、二次転写内ローラ208、テンションローラ212及び二次転写上流ローラ213によって張架されている。中間転写ベルト206は、二次転写内ローラ208、テンションローラ212及び二次転写上流ローラ213により、矢印R207方向に回転駆動される。中間転写ベルト206が回転することにより、中間転写ベルト206上に形成されたフルカラーのトナー像は二次転写部T2へ搬送される。
なお、中間転写ベルト206の近傍にはトナー濃度を検知するための濃度検知センサ220が配置されている。濃度検知センサ220は中間転写ベルト206上に形成された各色のトナーパターンを検出するため、感光体201dと二次転写外ローラ209の間に配置される。
記録材Sと中間転写ベルト206に形成されたトナー像は、二次転写部T2で合致するタイミングで搬送される。二次転写部T2は、対向して配置される二次転写ローラ(二次転写内ローラ208及び二次転写外ローラ209)により形成される転写ニップ部であり、所定の加圧力及び静電的負荷バイアスを与えることで記録材S上にトナー像を吸着させる。こうして二次転写部T2は、中間転写ベルト206上のトナー像を記録材Sに転写する。転写後に中間転写ベルト206に残留するトナーは、転写クリーナ210により回収される。
トナー像が転写された記録材Sは、二次転写外ローラ209により二次転写部T2から定着器211へ搬送される。定着器211は、対向するローラにより形成される定着ニップ内で記録材Sに所定の圧力及び熱量を与えることにより、記録材S上でトナー像を溶融させて記録材S上に固着させる。定着器211は、熱源となるヒータを備え、常に適切な温度に維持されるように制御される。トナー像が定着された記録材Sは、排紙トレイ233上に排出される。記録材Sの両面に画像を形成する場合、記録材Sは反転搬送機構により反転してレジストローラ232へ搬送される。
続いて、リーダ部240について説明する。リーダ部240は、原稿245に形成された画像を読み取るスキャナである。原稿245は、原稿台246上に、画像が形成された面を原稿台246側に向けて載置される。リーダ部240は、読み取った画像を表す画像データをプリンタ部200へ送信する。
リーダ部240は、読取ユニット249とリーダ画像処理部247を有する。読取ユニット249は、発光部242、光学系243及び受光部244から一体的に構成される。読取ユニット249は、図2が描画されている面と直交する方向に伸びるラインセンサであり、矢印R248方向に移動しながら原稿245の全面から画像を読み取る。発光部242は、原稿245に光を照射する。受光部244は、原稿245からの反射光を光学系243を介して受光し、受光結果をリーダ画像処理部247へ送信する。
リーダ画像処理部247は、受光部244での受光結果に応じて、原稿245に形成された画像を表す画像データを生成する。また、リーダ画像処理部247は、受光部244の受光結果に応じて、原稿245に形成された画像の濃度を測定するセンサとしても機能する。リーダ画像処理部247は、画像データ及び画像の濃度を、後述のシステム制御部300(図3参照)を介してプリンタ部200へ送信する。
次に、画像形成装置102のハードウェア構成について説明する。図3は、画像形成装置102のハードウェア構成を示す図である。画像形成装置102は、システム制御部300、操作パネル310、記憶装置320、ネットワークI/F330、リーダ部240及びプリンタ部200を備える。画像形成装置102を構成する各部は、データバス360を介して相互にデータの入出力を行うことができるよう構成されている。
システム制御部300は、CPU301とメモリ302を有しており、画像形成装置102を構成する各部の動作を統括的に制御する。CPU301は、記憶装置320に記憶されているプログラム321を実行可能なハードウェアプロセッサである。CPU301は、画像形成装置102に電源が投入されると、記憶装置320に記憶されているプログラム321をメモリ302に読み出して実行することにより、画像形成装置102の全体的な動作を制御する。詳細は後述するが、CPU301は、プログラム321を実行してリーダ部240及びプリンタ部200に対する通信を行い、リーダ部240及びプリンタ部200から状態情報データ344,354を取得して、ログデータ323と共にサーバ103へ送信する。
メモリ302は、CPU301がプログラム321に基づく処理を実行する際に使用するデータ等を一時的に記憶する。詳細は後述するが、メモリ302は画像形成装置102からサーバ103へ送信される内部データを一時的に記憶する。
操作パネル310は、表示部311と操作部312を有する。表示部311は、例えば、カラー液晶ディスプレイで構成され、ユーザや保守点検員106が操作可能な各種画面の表示やメンテナンスに必要な情報を表示する。操作部312は、例えば、表示部311の画面上に配置されるタッチパネルキーによって構成され、ユーザや保守点検員106による操作を受け付ける。
記憶装置320は、例えばハードディスクドライブ(HDD)等で構成される不揮発性の記憶装置である。記憶装置320は、CPU301が実行する各種のプログラム321と、ログデータ323を記憶している。ログデータ323は、画像形成装置102でのジョブの実行履歴等を記録したデータであり、実行したジョブの詳細情報やジョブの実行日時情報等を含む。ネットワークI/F330は、画像形成装置102をネットワーク104に接続するインタフェースである。画像形成装置102は、ネットワークI/F330を介してサーバ103と通信を行う。
リーダ部240は、センサ群341、情報取得部342、メモリ343及びタイマー340を有する。センサ群341は、リーダ部240が原稿を読み取る際に動作する可動部品の動作状態を監視する複数のセンサを有し、システム制御部300からの要求に基づいて所定の計測を実行する。
情報取得部342は、プリンタ部200のコントローラ(制御装置)であり、CPU301により動作を設定される。情報取得部342は、センサ群341が所定の可動部品の動作状態を測定した結果であるセンサ測定値を取得し、取得したセンサ測定値とその測定日時であるタイミング情報とを合わせた状態情報データ344を生成し、メモリ343に一時的に記憶させる。また、メモリ343には、リーダ部240に設けられた不図示のスキャンカウンタによるカウント数(原稿のスキャンが行われた回数)であるスキャンカウントデータが一時的に記憶される。メモリ343に記憶された状態情報データ344及びスキャンカウントデータは、CPU301の指示に応じて、リーダ部240からシステム制御部300へ送信される。タイマー340は、システム制御部300からの信号を受けて、情報取得部342の動作タイミングを設定する。
プリンタ部200は、センサ群351、情報取得部352、メモリ353及びタイマー350を有する。センサ群351は、プリンタ部200が画像形成処理を行う際に動作する可動部品の動作状態を監視する複数のセンサを含む。また、センサ群351は、システム制御部300からの要求に基づいて所定の計測を実行する。
情報取得部352は、プリンタ部200のコントローラ(制御装置)であり、CPU301により動作を設定される。情報取得部352は、センサ群351が所定の可動部品の動作状態を測定した結果であるセンサ測定値を取得し、取得したセンサ測定値とその測定日時であるタイミング情報とを合わせた状態情報データ354を生成し、メモリ353に一時的に記憶させる。また、メモリ353には、プリンタ部200に設けられた不図示のプリントカウンタによるカウント数(印刷が行われた記録材Sの枚数)を示すプリントカウントデータが一時的に記憶される。メモリ353に記憶された状態情報データ354及びプリントカウントデータは、CPU301の指示に応じて、プリンタ部200からシステム制御部300へ送信される。タイマー350は、システム制御部300からの信号を受けて、情報取得部352の動作タイミングを設定する。
情報取得部342,352は、メモリ343,353内の状態情報データ344,354を所定のタイミングでシステム制御部300へ送信することができているか否かに応じて、次のタイミングでの状態情報データ354,355の記憶方法を切り替える。状態情報データ354,354の記憶方法の切り替えの詳細については後述する。
なお、スキャンカウントデータ及びプリントカウントデータはそれぞれ、リーダ部240及びプリンタ部200の状態を示すため、以下の説明では便宜的に、状態情報データ344,354に含まれるものとする。
[サーバ及び分析装置のハードウェア構成]
図4は、サーバ103の制御部におけるハードウェア構成を示す図である。サーバ103は、システムバス401により相互に通信可能に接続されたCPU402、メモリ403、外部記憶装置405及びネットワークI/F406を有する。
図4は、サーバ103の制御部におけるハードウェア構成を示す図である。サーバ103は、システムバス401により相互に通信可能に接続されたCPU402、メモリ403、外部記憶装置405及びネットワークI/F406を有する。
CPU402は、サーバ103の全体的な動作を制御する中央演算装置である。メモリ403は、不揮発性メモリと揮発性メモリを含み、CPU402の起動用プログラム及び各種のデータ等を記憶する。外部記憶装置405は、メモリ403と比較して大容量な記憶装置であり、例えば、HDDである。外部記憶装置405は、CPU402が実行する、サーバ103の制御用プログラム等を記憶している。なお、外部記憶装置405は、HDDに限られず、これと同等の機能を有するソリッドステートドライブ(SSD)等であってもよい。
CPU402は、サーバ103の起動時(電源投入時)にメモリ403に記憶されている起動用プログラムを実行する。起動用プログラムは、外部記憶装置405に記憶されている制御用プログラムを読み出してメモリ403上に展開するためのプログラムである。CPU402は、起動用プログラムの実行に続けてメモリ403上に展開した制御用プログラムを実行し、サーバ103の制御を開始する。また、CPU402は、制御用プログラムの実行時に用いるデータをメモリ403上に記憶して読み書きを行う。外部記憶装置405は制御用プログラムの実行時に必要な各種設定を記憶することができ、CPU402はそれら各種設定を読み書きする。更に、CPU402は、ネットワークI/F406を介してネットワーク104に接続されている外部機器との間で通信を行う。例えば、ネットワークI/F406を介して、画像形成装置102から送信されてきた内部データを外部記憶装置405に記憶し、また、操作パネル310の表示画面情報の共有を行うことができる。
なお、分析装置105の制御部におけるハードウェア構成は、サーバ103の制御部におけるハードウェア構成に準ずるため、説明を省略する。
[画像形成装置の機能ブロック]
図5(a)は、システム制御部300の機能構成を示すブロック図である。図5(b)は、プリンタ部200の機能構成を示すブロック図である。先ず、システム制御部300について説明する。ここでは、システム制御部300がプリンタ部200に対して実行する制御について説明する。
図5(a)は、システム制御部300の機能構成を示すブロック図である。図5(b)は、プリンタ部200の機能構成を示すブロック図である。先ず、システム制御部300について説明する。ここでは、システム制御部300がプリンタ部200に対して実行する制御について説明する。
システム制御部300では、CPU301がプログラム321を実行することにより、データ管理部500及びジョブ制御部510として機能する。ジョブ制御部510は、画像形成装置102におけるジョブの実行を制御する。また、ジョブ制御部510は、プリンタ部200と通信してそれらの動作を制御することにより、ユーザや保守点検員106によって指定されたジョブの実行を制御する。ジョブ制御部510は、ログ記録部511を有する。ログ記録部511は、ユーザや保守点検員106により指定されたジョブが実行されると、その実行履歴をログデータ323として記憶装置320に記憶する。
データ管理部500は、データ受信部501、負荷状況判定部502及びデータ送信部503を有する。画像形成装置102は、ジョブ制御部510がジョブの実行中であるためにCPU301の情報処理に係る負荷が大きい状態ではジョブの実行が優先され、データ管理部500としての処理の優先順位を下げることにより正常にジョブが終了するように制御される。
そのため、負荷状況判定部502は、ジョブ制御部510の動作状況に応じてCPU301の負荷の状態を判定する。CPU301が負荷の大きい処理を行っていない(以下では適宜「CPU301の負荷が小さい」と表現する)と負荷状況判定部502が判定した場合、状態情報データ354の転送要求がプリンタ部200へ送信される。これに応じて、データ受信部501は、プリンタ部200から状態情報データ354を受信する。データ受信部501が受信した状態情報データ354は、記憶装置320から読み出されたログデータ323を合わせた内部データとしてメモリ302に一時的に記憶される。
一方、CPU301が負荷の大きい処理を行っている(以下では適宜「CPU301の負荷が大きい」と表現する)と負荷状況判定部502が判定した場合、CPU301の負荷が増大しないようにする。具体的には、CPU301の負荷が大きい場合には、データ受信部501による状態情報データ354の受信と記憶装置320からのログデータ323の読み出しが抑制される。
データ送信部503は、CPU301の負荷が小さいと負荷状況判定部502が判定した場合に、メモリ302に記憶されている内部データをサーバ103へ送信する。一方、CPU301の負荷が大きいと負荷状況判定部502が判定した場合、CPU301の負荷が増大しなように、データ送信部503からサーバ103への内部データの送信は抑制される。
次に、プリンタ部200について説明する。プリンタ部200の情報取得部352は、データ管理部520及びデバイス制御部530として機能する。デバイス制御部530は、プリンタ部200を構成する画像形成部Pa~Pd等の可動部の動作を制御して、システム制御部300から指示されたジョブを実行する。データ管理部520は、プリンタ部200の内部に実装されているセンサ群351よって計測されるセンサ測定値やプリントカウントデータを管理する。
データ管理部520は、データ取得部521、タイミング判定部522及びデータ送信部523を有する。データ取得部521は、タイマー350によって定められた所定のタイミングが来たとタイミング判定部522が判定した場合に、センサ群351によって計測されるセンサ測定値を取得する。このとき、データ取得部521は、取得したセンサ測定値とその測定日時であるタイミング情報とを合わせた状態情報データ354を生成し、メモリ353に記憶させる。なお、タイマー350によって定めらる所定のタイミングは、数ミリ秒乃至数秒の一定時間毎であってもよいし、ユーザや保守点検員106の指示によるジョブを実施する前後のタイミングとしてもよい。データ送信部523は、システム制御部300から状態情報データ354の転送要求を受信した場合に、状態情報データ354をデータ受信部501へ送信する。
なお、リーダ部240の機能構成は、プリンタ部200の機能構成に準ずるため、図示とその詳細な説明は省略する。但し、リーダ部240では、デバイス制御部による制御対象は、読取ユニット249等の可動部やリーダ画像処理部247等の演算処理部となる。また、データ取得部で取得されるセンサ測定値は、リーダ部240に備えられたセンサ群341によって測定される。更に、状態情報データ354に代えて状態情報データ344がシステム制御部300へ送信される。
図6(a)は、プリンタ部200において生成される状態情報データ354の内容を説明する図である。状態情報データ354では、測定対象を表すデータ項目601ごとに、データIDと優先度602が割り振られている。そして、データ取得部521が取得するセンサ測定値は、データ項目601ごとにシステム制御部300によって管理される。センサ測定値は、データ項目601ごとに、センサ測定値の測定日時であるタイミング情報603(603a,603b,603c,・・・)と紐付けされて、メモリ353に記憶される。なお、メモリ353上での状態情報データ354の格納状態については、図7及び図8を参照して後述する。
例えば、データ項目601に設定されたデータIDが‘1’の定着器温度について、定着器211の温度を測定する温度センサにより、タイミング情報603aの2020年1月1日1時1分0秒に250℃が測定されたことが記録されている。また、同時刻に、中間転写ベルト206を駆動するベルトモータの回転速度については2013rpmが測定され、二次転写ローラの走行距離については3.5mが測定されたことがそれぞれ記録されている。そして、同時刻にトナー濃度センサでは、濃度検知センサ220によって取得された電圧を10bit(0~1023)に量子化した濃度値が記録されている。
優先度602は、優先して取得して記憶すべきデータ項目601の順位を定めたものであり、予めデータ項目601ごとに設定されている。優先度602の数字は‘1’が最も優先順位が上である(高い)ことを示しており、数字が大きくなるにしたがって優先順位は下がる(低くなる)。優先度602が高くなるデータ項目601としては、定着器温度等のように、異常値になると画像形成が不可能になるものや、画像形成装置の故障に直接結び付くおそれのあるものが挙げられる。本実施形態でも、定着器温度の優先度602は‘1’に設定されている。
一方で優先度602が低くなるデータ項目601としては、トナー濃度等のように、異常値を示しても画像形成装置が使用不可となる可能性は小さいものや、直接的に画像形成装置の故障に結び付かないものが挙げられる。つまり、トナー濃度が異常となった場合には、記録材Sに形成される画像が薄くなるか又は濃くなるという不具合が生じる可能性があるが、このような不具合によって直ちに画像形成装置が使用できなくなることはない。そのため、トナー濃度の優先度602は‘3’となっている。
なお、システム制御部300で実施される特徴抽出処理(詳細は後述する)の元データとなるセンサ測定値に欠損値がある場合であっても、高い精度で特徴抽出が可能なデータ項目601については、優先度602を低く設定してもよい。また、管理システム100の稼働中に状態情報データ354の蓄積具合に応じて欠損値を高い精度で補間することができると判断されるデータ項目601については、優先度602の設定を変更することも可能であり、その詳細については後述する。
優先度602は、状態情報データ354の一部を廃棄せざるを得なくなった場合に、どのデータ項目601の状態情報データ354を優先して残すかを判断する際に利用される。例えば、一般的にプリンタ部200のメモリ353は、製品コストを抑えるために必要最低限の記憶容量しか有していない。そのため、メモリ353の空き容量が不足する前に、メモリ353に記憶されている状態情報データ354をシステム制御部300へ送信しておく必要がある。
しかし、システム制御部300は、データ管理だけでなく、画像形成のジョブ制御と、ジョブ制御に関わるデバイス制御を担っている。そのため、状態情報データ354のプリンタ部200からシステム制御部300への送信タイミングが、CPU301がジョブ処理を実行して高負荷となっているタイミングに重なってしまうと、状態情報データ354の送受信に失敗してしまう可能性がある。
その結果、メモリ353には時間の経過に伴って状態情報データ354が蓄積されることで空き容量が不足乃至枯渇してしまう可能性があり、その場合には、メモリ353に記憶された状態情報データ354の一部を破棄(消去)せざるを得なくなる。その際にどのデータ(どのデータ項目601のセンサ測定値)を廃棄するかを判断するための材料として優先度602が使用される。例えば、優先度602の値が‘1’又は‘2’のデータを保持し、優先度602の値が‘3’のデータを破棄する等の処理が可能となる。優先度602に応じたデータの廃棄の詳細については後述する。
なお、不図示であるが、リーダ部240の情報取得部342は、センサ群341から取得したセンサ測定値にそのタイミング情報を組み合わせて、図6(a)と同様に構成された状態情報データ344を生成する。状態情報データ344は、メモリ343に記憶された後、所定のタイミングでシステム制御部300へ送信される。
図6(b)は、システム制御部300からサーバ103へ送信される内部データに対してサーバ103で所定の処理を行うための情報を規定した定義テーブルである。この定義テーブルは記憶装置320に記憶されているが、後述するようにサーバ103の特徴抽出処理等に用いられるため、サーバ103のCPU402は、画像形成装置102から定義テーブルを取得して外部記憶装置405に記憶する。
なお、画像形成装置102では、保守点検員106が定義テーブルでの優先度602を確認することができるように、操作部312の操作によって定義テーブルを表示部311に表示可能とすることが望ましい。また、定義テーブルでの優先度602は後述するように変更され得るため、保守点検員106が優先度602の変更履歴を知ることができるように、定義テーブルに優先度602の変更履歴が残るように構成してもよい。
内部データは、前述したように、ログデータ323、状態情報データ344(スキャンカウントデータを含む)及び状態情報データ354(プリントカウントデータを含む)から構成される。以下の説明では、状態情報データ344と状態情報データ354を区別しない場合には、単に「状態情報データ」と表記する。
スキャンカウントデータ、プリントカウントデータ及びログデータ323にもそれぞれ、データ項目601が設定されている。また、データ項目601ごとに、データ取得元605、データ種別606、特徴抽出処理607、補間処理608、目標誤差609及び補間可否フラグ610が定義されている。
データ取得元605は、データが画像形成装置102のどの部分から取得されたものかをデータ項目601ごとに表している。データ種別606は、データ項目601ごとのデータの属性を示している。特徴抽出処理607は、データ項目601ごとのデータの特徴を出すために定義された処理の種類を表している。サーバ103においてデータ項目601ごとのデータに対して特徴抽出処理607で定義された処理が施されることにより特徴抽出データが生成される。特徴抽出データの詳細については後述する。補間処理608は、状態情報データに欠損が生じた場合に欠損したデータを補間するために行われる補間処理の内容をデータ項目601ごとに定義している。
なお、補間処理もまたサーバ103で実行される。目標誤差609は、補間処理608で定義された補間処理を行うことによって生じる誤差の目標値を規定している。補間可否フラグ610は、補間処理で生じる誤差を目標誤差609の範囲に納めることが可能な補間処理を行うことができるか否かの判定結果を表す。
図7は、所定の時刻Tにおいてメモリ353に保持されている状態情報データ354を示す模式図である。状態情報データ354は、センサ群351から取得したセンサ測定値702を優先度602を加味した時系列データとして、メモリ353に保持されている。具体的には、状態情報データ354は、図6を参照して説明したデータ項目601及び優先度602と、データ項目601に対応するセンサ測定値702及びタイミング情報603から構成されており、メモリ353上の所定のアドレス701に格納される。こうして、プリンタ部200のどのセンサ測定値が何時測定されたのかを確認することが可能となっている。また、状態情報データ354の廃棄を余儀なくされた場合に、順次、優先度602の低いデータから廃棄することができるように、状態情報データ354のメモリ353上での格納先のアドレス701は優先度602に沿って定義されている。
図8(a)は、所定の時刻Tから10分経過後の時刻においてメモリ353に保持されている状態情報データ354を示す模式図である。図8(a)は、時刻Tでメモリ353に保持されていた図7の状態情報データ354が、メモリ353からデータ管理部500へ転送された後の状態(図13を参照して後述する新規データフラグの値が‘0(ゼロ)’の状態)を表している。時刻T以降にセンサ群351から新たに取得した状態情報データ354は、優先度602の値に応じて定められた所定のアドレスに上書きされて、メモリ353に格納されている。
図8(b)は、所定の時刻Tから20分経過後の時刻においてメモリ353に保持されている状態情報データ354を示す模式図である。図8(b)は、時刻T+10分でメモリ353に保持されていた図8(a)の状態情報データ354が、何らかの事情でメモリ353からデータ管理部500へ転送されなかった状態(図13を参照して後述する新規データフラグの値が‘1’の状態)を表している。
ここで、図7から図8(a)へ遷移した場合のように新規データの格納をアドレス0から順に行ってしまうと、優先度602の高いデータが上書きされてしまう。そこで、優先度602の高いデータを残すために、図8(b)のアドレス2000以降に示されるように、本来は優先度602が‘3’のデータを格納するアドレスに優先度602が‘1’の新規データを格納するようにする。このようにしてもなお優先度602が‘1’の新規データを記憶することができない場合には、本来は優先度602が‘2’のデータを格納するアドレスに優先度602が‘1’の新規データを格納するようにする。
このような処理を行うことにより、優先度602の高いデータを破棄しない処理を実現することが可能になる。なお、優先度602に応じたデータの破棄方法は、このような単純な処理に限らず、より複雑な処理を用いることも可能である。
ところで、優先度602の低いデータを優先度602の高いデータで上書きする仕組みだけでは、優先度602の高いデータの収集率は上がるが、優先度602の低いデータの収集率が下がるおそれがある。その結果、画像形成装置102の内部状態を的確に把握することができなくなってしまう。つまり、優先度602の低いデータ項目601のデータもまた、画像形成装置102の内部状態を把握して、適正な状態に維持するために必要な情報である。よって、画像形成装置102の状態をより的確に把握することを可能とするためには、優先度602を考慮しながらバランスの取れたデータ収集を行う必要があり、このことを実現するための管理システム100の制御について以下に説明する。
<管理システムの動作と制御>
図9は、管理システム100の全体的な処理フローを説明する図である。図9にP番号で示す工程(プロセス)のうち本発明の特徴となる処理の詳細については、適宜、説明する。
図9は、管理システム100の全体的な処理フローを説明する図である。図9にP番号で示す工程(プロセス)のうち本発明の特徴となる処理の詳細については、適宜、説明する。
最初に、画像形成装置102においてシステム制御部300(CPU301)は、CPU301の負荷状況に基づいて、内部データ取得判定処理を行う(P901)。P901の内部データ取得判定処理では、内部データのうち状態情報データ344,354をリーダ部240及びプリンタ部200から取得し、また、ログデータ323を記憶装置320から読み出して、メモリ302に一時的に記憶するか否かが判定される。
システム制御部300は、P901の判定結果として状態情報データを取得すると判定した場合に、内部データ取得処理を実行する(P902)。具体的には、システム制御部300は、プリンタ部200及びリーダ部240のメモリ353,343から状態情報データ344,354を取得し、また、ログデータ323を記憶装置320から読み取って、メモリ302に一時的に記憶する。こうして、サーバ103へ送信するための内部データがメモリ302に一時的に記憶された状態となる。続いて、システム制御部300は、メモリ302上の内部データをネットワーク104を介してサーバ103へ送信する(P903)。
その後、画像形成装置102では、P901~P903を所定のタイミングで繰り返す。つまり、システム制御部300は、再度、内部データを取得するか否かを判定し(P913)、状態情報データ等を取得し(P914)、サーバ103へ送信する(P915)という一連の工程を繰り返す。
サーバ103では、画像形成装置102から内部データを受信すると、サーバ103のCPU402がタイミング情報603を確認して、補間処理を行うか否かを判定する(P904)。なお、以下の説明では、サーバ103のCPU402を「CPU402_S」と記し、分析装置105のCPU402を「CPU402_A」と記して区別する。
CPU402_Sは、タイミング情報603の値が欠損し又は順番が前後している場合には、状態情報データが正常に取得されていないと判定し、補間処理を行うことを決定する。補間処理では、例えば、正常なデータを用いた線形補間等によってデータの異常部分を補間することで、一連のデータを作成する(P905)。なお、正常なデータのみの場合にはP905の補間処理は行われず、同一時刻の同一データが複数存在する場合には1つだけが残される。
サーバ103ではその後、CPU402_Sが、状態情報データに紐付けされた特徴抽出処理を行って、特徴抽出データを生成し(P906)、生成した特徴抽出データを既存の特徴抽出データに追加して、特徴抽出データを更新する(P907)。そして、CPU402_Sは、管理システム100を構成する複数の画像形成装置102について特徴抽出データを生成し、記憶する(P908)。
更にサーバ103においてCPU402_Sは、補間データを生成するために必要となるデータ(以下「基礎データ」という)が十分に蓄積されており、補間誤差を目標値の範囲内に納めることができるか否かの判定(補間可否判定処理)を行う(P916)。CPU402_Sは、十分な基礎データがあると判定した場合には、基礎データに対応するデータ項目601に設定されている優先度602を低くする処理(優先度変更処理)を行い、その結果を画像形成装置102に通知する(P917)。サーバ103から優先度602を変更する通知を受けた画像形成装置102は、優先度602を変更する処理(優先度の変更反映処理)を行う(P918)。
分析装置105では、CPU402_Aが画像形成装置102のメンテナンスに関する情報を算出するタイミングであるか否かを判定する処理(予測処理判定)を行う(P909)。この予測判定処理では、例えば、メンテナンス時期が予測される。CPU402_Aは、予測処理を行うタイミングであると判定した場合、ネットワーク104を介してサーバ103にアクセスし、予測処理に必要なデータ(以下「予測用データ」という)を取得する(P910)。なお、予測用データとは、サーバ103が生成した特徴抽出データである。
分析装置105ではその後、CPU402_Aが、予測用データを用いてそれぞれの予測用データに紐付けされている予測処理を実行する(P911)。そして、CPU402_Aは、予測処理の結果として、画像形成装置102がユーザ又は保守点検員106に対して所定の通知が必要なメンテナンス状態になっていると判断した場合に、その旨を画像形成装置102へ通知する処理(通知処理)を行う(P912)。サーバ103及び分析装置105においても、上述した一連の処理が繰り返される。
ここで、サーバ103において実行される補間可否判定処理(P916)及び優先度変更処理(P917)の詳細について説明する。
先ず、補間可否判定処理(P916)の詳細について説明する。図10(a)は、補間可否判定処理のフローチャートである。図10(a)のフローチャートにS番号(ステップ)で示す各処理は、CPU402_Sがメモリ403に記憶されている所定のプログラムを実行することによって実現される。また、補間可否判定処理は、サーバ103に接続されている全ての画像形成装置102から取得した状態情報データのデータ項目601(データ項目601)ごとに実施される。
S1001でCPU402_Sは、補間対象データ(欠損しているセンサ測定値等)に対する補間処理が可能な否かの判定処理を行う。S1001の判定処理は、補間対象データについて今後のデータ蓄積が行われないことを仮定して行われる。その上で、補間処理の可否判定を実施するタイミングまでに蓄積されている基礎データに基づいて、データが蓄積されない部分に対して補間を行った場合の補間誤差が所定値以下になるか否かに応じて、補間処理の可否が判定される。
図10(b)は、S1001の判定処理のフローチャートである。S1001の判定処理では、先ず、S1010でCPU402_Sは、図6(b)の定義テーブルに規定されているデータ項目601に紐付けされた補間処理毎の目標誤差を読み出す。S1011でCPU402_Sは、目標誤差を達成するためのデータ欠損率を取得する。データ欠損率とは、取得済みのデータ(センサ測定値等)に対して、どの程度の割合のデータが欠損しているかを表すものである。図11は、欠損率と絶対誤差との関係を示すグラフである。図11に示されるように、欠損率と補正誤差との関係は、補間方法ごとに事前にシミュレーション等により算出され、このグラフからCPU402_Sは目標欠損率を取得する。
そしてS1012でCPU402_Sは、S1011で取得したデータ欠損率が目標欠損率を満たしているかを判定する。CPU402_Sは、データ欠損率が目標欠損率を満たしていない(データ欠損率が目標欠損率より大きい)と判定した場合(S1012でNO)、処理をS1013へ進める。S1013でCPU402_Sは、補間処理を実行することができないと判断し、図6(b)で管理しているデータ項目601に紐付けられている補間可否フラグ610に‘0(ゼロ)’を設定し、これにより本処理を終了させる。
一方、CPU402_Sは、データ欠損率が目標欠損率を満たしている(データ欠損率が目標欠損率以下)と判定した場合(S1012でYES)、処理をS1014へ進める。S1014でCPU402_Sは、補間処理を実行可能と判断し、図6(b)で管理しているデータ項目601に紐付けられている補間可否フラグに‘1’を設定し、これにより本処理を終了させる。
CPU402_Sは、1つのデータ項目601に対してS1001の処理が終了すると、処理をS1002へ進める。S1002でCPU402_Sは、補間処理を行う際に、S1001で実施した、同一装置内の同一データを用いた補間処理ではなく、同一機体内での別データや他の装置内のデータを用いて補間処理を行うことができるか否かを判定する。このような欠損データの補間方法は、一般的にHotDecやColdDecと呼ばれる補間手法を用いて行うことができる。
図12(a)は、S1002での別データを用いた補間処理のフローチャートである。S1201でCPU402_Sは、補間対象データの過去の時系列変化の傾向が類似しているデータが同一機体の別データや他機体のデータに存在するか否かを検査する。具体的には、過去の所定時間から現在までの区間の各データに対してクラスタ分析が行われる。クラスタ分析としては、例えば、ユークリッド距離を求めてクラスタリングする手法が知られている。
S1202でCPU402_Sは、類似性を有するデータがあるか否かを判定する。例えば、前述のユークリッド距離を求めてクラスタリングする手法の場合、ユーグリッド距離が所定値以下のデータがある場合に、類似性のあるデータがあると判定され、逆の場合に類似性のあるデータはないと判定される。CPU402_Sは、類似性を有するデータがないと判定した場合(S1202でNO)、処理をS1203へ進める。S1203でCPU402_Sは、別データを用いた補間処理を実行することはできないと判断、本処理を終了させる。
一方、CPU402_Sは、類似性を有するデータがあると判定した場合(S1202でYES)、処理をS1011へ進める。この場合、S1011では図11に示されるHotDecやColdDec等の誤差と欠損率との関係を用いてデータ欠損率が求められ、続くS1012では別データでの過去の欠損率が算出され、目標誤差を満たすか否かが判定される。現するための欠損率の判定を行う。
CPU402_Sは、S1002の処理が終了すると、処理をS1003へ進める。S1003でCPU402_Sは、全ての装置の全てのデータに対してS1001,S1002の処理が終了したか否かを判定する。CPU402_Sは、全ての装置の全てのデータに対する処理が終了していると判定した場合(S1003でYES)、本処理を終了させ、全ての装置の全てのデータに対する処理が終了していないと判定した場合(S1003でNO)、処理をS1001へ戻す。
続いて、優先度変更処理(P917)の詳細について説明する。図12(b)は、優先度変更処理(P917)のフローチャートである。図12(b)のフローチャートにS番号(ステップ)で示す各処理は、CPU402_Sがメモリ403に記憶されている所定のプログラムを実行することによって実現される。ここでは、また、図12(b)のフローチャートにおいて、‘N’は優先度602の値を表し、N=1で優先度602は最も高いとする。また、優先度602は1~Mのいずれかの値を取るものとする。N,Mは、自然数であり、‘N<M’の関係となっている。
S1211でCPU402_Sは、Nの値を‘1’に設定する。つまり、状態情報データにおいて優先度602が‘1’に設定されているデータ項目601のデータ(センサ測定値)を最初の解析対象とする。S1212でCPU402_Sは、優先度602の値がNで、補間可否フラグが‘1’に設定されているデータをカウントし、変数;PDOWN_[N]に格納する。S1213でCPU402_Sは、優先度602が‘N’で補間可否フラグが‘1’のデータ項目601の優先度602を‘N’から‘M’へ変更する。これにより、例えば、最初のS1211~1213の処理により、優先度602が‘1’、且つ、補間可能であるデータ項目601の優先度602は‘3’に変更される。
S1214でCPU402_Sは、優先度602が‘N+1’であり、且つ、図6(b)での補間可否フラグが‘1’である1つのデータ項目601の優先度602を‘1’に設定(変更)する。S1214の処理は、図6(a)のテーブルでのデータ項目601の昇順に1項目ずつ行われる。S1215でCPU402_Sは、S1214で優先度602が変更されたデータ項目601の数を示す変数;PUP_[N+1]の値に‘1’を加える。
S1215でCPU402_Sは、S1215の変数;PUP_[N+1]の値がS1212で取得した変数;PDOWN_[N]の値よりも小さいか否かを判定する。CPU402_Sは、PUP_[N+1]<PDOWN_[N]であると判定した場合(S1216でYES)、処理をS1214へ戻し、UP_[N+1]<PDOWN_[N]ではないと判定した場合(S1216でNO)、処理をS1217へ進める。これにより、優先度602を‘N’から‘M’へ変更したデータ項目601の数だけ、優先度602が‘N+1’で補間不可のデータ項目601の優先度602を‘N’に変更することができる。なお、不図示であるが、S1214に戻った際に優先度602を‘N+1’から‘N’へ変更するデータ項目601が存在しない場合には、S1217へ処理が進められる。
S1217でCPU402_Sは、‘N’の値をインクリメントする。S1218でCPU402は‘N=M-1’であるか否かを判定する。CPU402は、‘N=M-1’ではないと判定した場合(S1218でNO)、処理をS1212へ戻し、‘N=M-1’であると判定した場合(S1218でYES)、本処理を終了させる。これにより、全てのデータ項目601のうち優先度602の変更が可能なものについて、優先度602を変更することができる。なお、図9でP918の工程として説明したように、サーバ103により優先度602が変更されると、変更後の優先度602の情報が画像形成装置102へ送信されて、画像形成装置102において優先度602の定義が更新される。
次に、管理システム100での全体的な処理が実行される中での、画像形成装置102で実行される処理の具体例について説明する。先ず、画像形成装置102でのデータ取得処理について説明する。図13は、画像形成装置102のプリンタ部200でのデータ取得処理のフローチャートである。ここで取得されるデータとは、状態情報データ354を指す。なお、リーダ部240でのデータ取得処理はプリンタ部200でのデータ取得処理と同様に行われるため、説明を省略する。また、画像形成装置102でのデータ取得処理に関するシステム制御部300での処理については、図14を参照して後述する。
プリンタ部200では、システム制御部300(CPU301)からの指示を受けて、データ管理部520とデバイス制御部530のそれぞれが独立して処理を行う。デバイス制御部530は、S1309において印刷ジョブに関わる処理を実行する。印刷ジョブでは、ジョブ制御部510からの指示に応じて、プリンタ部200の感光体201や露光器203、現像器204等の画像形成に関わる機構が協働して記録材Sへの印刷を行う。
なお、S1309の印刷ジョブ処理とデータ管理部520が実行する後述のS1301~S1308の処理とは、非同期で実行される。つまり、S1301~S1308の処理は、S1309の処理中に並行して実行されることもあれば、S1309の処理が行われていないときに実行されることもある。
情報取得部352は、S1301でデータ取得タイミングか否かを判定する。ここで、データ取得タイミングは、前述したようにタイマー350によって設定されているが、これに加えて、ユーザや保守点検員106の指示によるジョブを実施する前後のタイミングを含めてもよい。また、データ取得タイミングはセンサ群351のセンサごとに異なる時間や時間間隔で設定されていてもよい。情報取得部352は、データ取得タイミングではないと判定した場合(S1301でNO)、処理をS1301へ戻り、データ取得タイミングであると判定した場合(S1301でYES)、処理をS1302へ進める。
S1302で情報取得部352は、データを取得してメモリ353に記憶する。つまり、センサ群351からセンサ測定値が取得されると共に、センサ測定値に対応するタイミング情報が取得され、状態情報データ354としてメモリ353に記憶される。なお、状態情報データ354は、図7の模式図を参照して説明した通りにメモリ353に格納される。また、メモリ353において新たな状態情報データ354を格納するための容量が不足した場合の、新たな状態情報データ354の格納方法については、図8を参照して説明した通りである。
S1303で情報取得部352は、データの取得が終了したか否かを判定する。情報取得部352は、データ取得が終了していないと判定した場合(S1303でNO)、処理をS1301へ戻し、データの取得が終了したと判定した場合(S1303でYES)、処理をS1308へ進める。なお、ユーザや保守点検員106の指示によるジョブを実施する前後のタイミングでデータを取得する場合には、ユーザや保守点検員106の指示によるデータの取得が全て終了したことをS1303の判定基準とすることができる。
S1308で情報取得部352は、システム制御部300へのデータ転送の完了/未完了を表す新規データフラグに‘1’を設定してメモリ353に格納する。新規データフラグが‘1’の場合とは、システム制御部300への転送が完了していないデータがメモリ353に残っていることを示している。
データ取得処理はS1308で終了するが、データ取得処理と非同期で、メモリ353からシステム制御部300へのデータ転送処理が行われる。即ち、S1304で情報取得部352は、CPU301からデータの転送要求を受信したか否かを判定する。情報取得部352は、データの転送要求を受信していないと判定した場合(S1304でNO)、S1304の判定を継続し、データの転送要求を受信したと判定した場合(S1304でYES)、処理をS1305へ進める。
S1305で情報取得部352は、メモリ353に格納しているデータをデータ送信部523を介してシステム制御部300へ送信する。S1306で情報取得部352は、メモリ343上の全てのデータのシステム制御部300への転送が終了したか否かを判定する。情報取得部352は、データの転送が終了していないと判定した場合(S1306でNO)、処理をS1304へ戻し、データの転送が終了したと判定した場合(S1306でYES)、処理をS1307へ進める。
S1307で情報取得部352は、新規データフラグに‘0(ゼロ)’を設定して、メモリ353に格納し、これによりシステム制御部300へのデータの転送処理は終了する。なお、新規データフラグが‘0’の場合とは、システム制御部300へ転送すべきデータがメモリ353に残っていないことを示している。また、図7及び図8で説明したように、新規データフラグの値に応じて、情報取得部352はメモリ353へのデータ(センサ測定値)の記憶方法を変更する。
図14は、画像形成装置102のシステム制御部300によるデータ取得とサーバ103への送信に関する処理のフローチャートである。ここでは、システム制御部300が取得してサーバ103へ送信するデータは状態情報データである。図14のフローチャートの各処理は、図9のP901~P903で実行される処理に対応しており、システム制御部300のCPU301がプログラム321を実行することにより実現される。
S1401でCPU301は、画像形成装置102で実行されるジョブを制御する。具体的には、システム制御部300、操作部312又はネットワークI/F330を通じて入力される画像読取のスキャンジョブや画像形成の印刷ジョブ、ファクシミリ送受信等のジョブを統括的に制御する。そして、ジョブの実行時にリーダ部240及びプリンタ部200の動作状況を記録したログデータ323を、随時、記憶装置320に記憶する。なお、S1401の処理と後述のS1402~S1406の処理は非同期で実行される。S1402~S1406の処理は、ジョブ制御中に実行されることもあれば、ジョブ制御が行われていないときに実行されることもある。
S1402でCPU301は、ジョブ制御を行っていない等の理由で負荷の小さい(負荷が大きくない)状態か否かを判定する。CPU301は、負荷が小さくないと判定した場合(S1402でNO)、負荷が小さくなるまで待機するためにS1402を判定を繰り返す。一方、CPU301は負荷が小さいと判定した場合(S1402でYES)、処理をS1403へ進める。
S1403でCPU30は、プリンタ部200及びリーダ部240へデータの転送要求を送信する。S1404でCPU301は、プリンタ部200及びリーダ部からのデータ受信が完了したか否かを判定する。CPU301は、データ受信が完了していないと判定した場合(S1404でNO)、データ受信を継続し、データ受信が完了したと判定した場合(S1404でYES)、処理をS1405へ進める。なお、S1404と並行して又はS1404の処理の完了後でS1405の処理開始前に、CPU301は記憶装置320に記憶されているログデータ323を読み出す。
S1405でCPU301は、状態情報データ及びログデータ323をサーバ103へ送信する。S1406でCPU301は、データ取得とデータ送信の処理を継続するか否かを判定する。CPU301は、処理を継続すると判定した場合(S1406でYES)、処理をS1402へ戻し、処理を終了させると判定した場合(S1406でNO)、本処理を終了させる。
次に、サーバ103で実行される処理であって、図9のP904~P908のプロセスの実行に関する処理の流れについて説明する。図15は、サーバ103で実行される処理のフローチャートである。図15のフローチャートにS番号で示す各処理(ステップ)は、CPU402_Sがメモリ403に記憶されているプログラムを実行して、サーバ103を構成する各部の動作を統括的に制御することにより実現される。
S1500でCPU402_Sは、画像形成装置102から取得した状態情報データをタイミング情報に基づいて検査して、データの順番の入れ違いや欠損、重複等の異常が存在するか否かを判定する。CPU402_Sは、状態情報データに異常がないと判定した場合(S1500でNO)、処理をS1502へ進め、状態情報データに異常があると判定した場合(S1500でYES)、処理をS1501へ進める。
S1501でCPU402_Sは、データ補間処理を行う。なお、S1501では、重複したデータが存在する場合には、重複するデータのうちの1つを残して残りを破棄(削除)する処理が行われ、順番が入れ替わっているデータが存在する場合には、データの並び替えが行われる。
ここで、データ補間処理の具体例について説明する。図16は、状態情報データに対する補間処理の一例を示す図である。図16(a),(b)では、横軸には時間が取られ、縦軸には濃度検知センサ220が検出した電圧を10bit(0~1023)に量子化した濃度値が取られている。
図16(a)は補間処理前のデータを表しており、図8(b)を参照して説明したような古いデータを新しいデータで上書きする処理が発生したため、上書きより消失した古いデータに対応する日時の範囲で濃度値が欠落している。一方、図6(b)に示されるように、取得するデータの性質毎にデータ項目601、補間処理608及び目標誤差609が定義されている。そこで、CPU402_Sは、データの異常を検出すると、そのデータのデータ項目601に対して定義された補間方法を用いて、データの補間処理を行う。これにより、図16(b)に示されるように、例えば、正常なデータに基づく線形補間が行われて、欠落したデータが補われる。なお、データの補間方法は、取得するデータの性質を考慮して定義されることが望ましく、線形補間に限られるものではない。
状態情報データの補間処理が終了すると、S1502でCPU402_Sは、状態情報データの受信から今回のタイミングまでの間に内部データの更新があるか否かを判定する。CPU402_Sは、内部データの更新がないと判定した場合(S1502でNO)、新たに生成すべきデータはないため、本処理を終了させる。一方、CPU402_Sは、内部データの更新があると判定した場合(S1502でYES)、処理をS1503へ進める。S1503でCPU402_Sは、該当期間において変動したデータを内部データから抽出する。
S1504でCPU402_Sは、更新されたデータに対して、データ項目601ごとに予め定められた特徴抽出処理を選択する。なお、図6(b)の定義テーブルでは、1つのデータ項目601ごとに1つの特徴抽出処理が定められているが、2つ以上の特徴抽出処理が定められていてもよい。S1505でCPU402_Sは、特徴抽出処理の実行に必要なデータがあるか否かを判定する。これは、例えば、所定のデータ(センサ測定値)での最大値や移動平均値を求めるためには、更新されたデータのみでなく、それ以前の所定の期間や所定の数のデータが必要となるからである。なお、所定の期間や所定の数は、特徴抽出処理毎に事前に決められて、図6(b)の管理テーブルと同様にして、管理されているものとする。
CPU402_Sは、特徴抽出処理の実行に必要なデータがないと判定した場合(S1505でNO)、本処理を終了させ、特徴抽出処理の実行に必要なデータがあると判定した場合(S1505でNO)、処理をS1506へ進める。S1506でCPU402_Sは、S1504で選択した特徴抽出処理を実行して特徴抽出データを生成し、生成した特徴抽出データを外部記憶装置405に記憶して、本処理を終了させる。
図17は、分析装置105が図9のP909~P912で実行する予測処理及び通知処理のフローチャートである。図17のフローチャートにS番号で示す各処理(ステップ)は、分析装置105のCPU402が分析装置105の外部記憶装置405に記憶されたプログラムを分析装置105のメモリ403に展開することによって実現される。
S1701でCPU402_Aは、予測処理を行うタイミングであるか否かを判定する。予測処理を行うタイミングは、実施する予測処理ごとに、所定の期間ごと又は所定の時刻に実施するように事前に決められている。或いは、ユーザや保守点検員106により画像形成装置102に対するメンテナンスがリクエストされたタイミングで予測処理が実施されるようにしてもよい。CPU402_Aは、予測処理を行うタイミングではないと判定した場合(S1701でNO)、本処理を終了させ、予測処理を行うタイミングであると判定した場合(S1701でYES)、処理をS1702へ進める。
S1702でCPU402_Aは、実行する予測処理を決定する。例えば、保守点検員106が中間転写ベルト206の状況を知りたいとリクエストした場合に、これに対応する予測処理が行われるように決定される。S1703でCPU402_Aは、S1702で決定した予測処理を実行するために必要なデータ(特徴抽出データ及びログデータ)をサーバ103から取得する。
S1704でCPU402_Aは、取得した特徴抽出データ及びログデータを用いて予測処理を実行する。例えば、中間転写ベルト206の状態を示すデータからは、中間転写ベルトモータ回転速度のデータをヒストグラム化したデータに基づいて分散率を求める処理を行うことにより、エラーの発生やその兆候があるかを判断することができる。また、二次転写ローラ走行距離に対して移動平均処理が実施された特徴抽出データに対して傾き分析処理を行うことにより、エラーの兆候があるかを判断することができる。
S1705でCPU402_Aは、生成した予測内容をユーザや保守点検員106へ通知する必要の有無を判定する。CPU402_Aは、通知は不要と判定した場合(S1705でNO)、本処理を終了させ、通知が必要と判定した場合(S1705でYES)、処理をS1706へ進める。S1706でCPU402_Aは、通知内容を生成する。そして、S1707でCPU402_Aは、生成した通知内容をユーザや保守点検員106へ通知し、これにより本処理を終了させる。
図18は、画像形成装置102で生成される状態情報データと、状態情報データに基づいてサーバ103で生成される特徴抽出データとに基づいて分析装置105で実施される予測処理の一例を説明する図である。前述したように、状態情報データは、所定の時刻におけるセンサ測定値とタイミング情報とを組み合わせたデータである。図18(a)は、画像形成装置102で取得されるセンサ測定値の一例であり、中間転写ベルトモータの回転加速度の時間変化を表す図である。
図18(b)は、特徴抽出処理としてのヒストグラム化処理を図18(a)の中間転写ベルトモータの回転加速度に対して行った結果を示す図である。図18(c)は、分析装置105が図18(b)のヒストグラム化処理に用いられた状態情報データを用いて実施した予測処理の結果の一例を示す図である。具体的には、予測処理が実施される時刻までのヒストグラム化処理された状態情報データの累積結果に基づき、ヒストグラムの分散率を用いて予測を行った結果を示している。
図18(c)の上段の図は、ある1台の画像形成装置についての予測結果であり、所定の分散率の値以上となっているため、分析装置105はその画像形成装置は正常であると判断する。一方、図18(c)の下段の図は、別の1台の画像形成装置についての予測結果であり、所定の分散率の値より小さくなっているため、分析装置105はこの画像形成装置には異常の予兆があると判断する。なお、ここではヒストグラム化処理された状態情報データに対して分散率を求めることにより予測処理を行う例を示したが、分散率に限らず、平均や歪度、尖度等の他の値を用いて予測処理を行ってもよい。
図18(d)は、別の状態情報データに対して特徴抽出処理の一例であるスペクトル化処理を行った結果と、その結果に対する分析装置105による予測結果を示す図である。この予測結果は、予測処理が実施される時刻までのスペクトル化処理された状態情報データの累積結果に基づき、スペクトルの周期を解析して予測を行った結果である。
図18(d)において、破線(点線)はある1台の画像形成装置についての予測結果であり、四角枠SQ内の波形の周期が所定の値以内であるため、分析装置105はその画像形成装置は正常であると判断する。一方、図18(d)において、実線は別の1台の画像形成装置についての予測結果であり、四角枠SQ内の波形の周期が所定の値よりも大きいため、分析装置105はこの画像形成装置には異常の予兆があると判断する。
図18(e)は、更に別の状態情報データに対して特徴抽出処理の一例である移動平均処理を行った結果と、その結果に対する分析装置105による予測結果を示す図である。移動平均処理によれば、計測誤差を低減させることができ、また、少ないデータ量でセンサ測定値の傾向を把握することができる。この予測結果は、予測処理が実施される時刻までの移動平均化処理が行われた状態情報データの累積結果に基づき、移動平均化の傾きを解析して予測を行った結果である。
図18(e)の上段の図は、ある1台の画像形成装置について予測結果であり、いずれの波形の傾きも所定の値以内であるため、分析装置105はその画像形成装置は正常であると判断する。一方、図18(e)の下段の図は、別の1台の画像形成装置についての予測結果であり、一部の波形の傾きが所定の値よりも大きいため、分析装置105はこの画像形成装置には異常の予兆があると判断する。
以上の説明の通り、本実施形態によれば、画像形成装置に搭載されている各種部品の故障や寿命等を予測し、予測結果に基づいてメンテナンス等を適切に行うことが可能になる。また、予測処理に用いられる状態情報データの画像形成装置内での収集やサーバへの送信は、画像形成装置の基本機能である印刷やコピー、ファクシミリ通信等のジョブ処理に支障が生じないように行うことが可能となっている。更に、状態情報データに欠損が生じた場合には、欠損したデータを補間した際に生じる補間誤差に基づいて取得するデータに優先度を変更可能に設けることで、精度よく故障や寿命等を予測することが可能になる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。更に、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 管理システム
102 画像形成装置
103 サーバ
300 システム制御部
301 CPU
342,352 情報取得部
343,353 メモリ
344,354 状態情報データ
402 CPU
405 外部記憶装置
500,520 データ管理部
102 画像形成装置
103 サーバ
300 システム制御部
301 CPU
342,352 情報取得部
343,353 メモリ
344,354 状態情報データ
402 CPU
405 外部記憶装置
500,520 データ管理部
Claims (9)
- 通信可能に接続された画像形成装置と管理装置を有する管理システムであって、
前記画像形成装置は、
前記画像形成装置の内部の状態を示す情報を、優先して取得すべき順位を定めた優先度が設定された項目ごとに取得する取得手段と、
前記情報を時系列のデータとして記憶する第1の記憶手段と、
前記第1の記憶手段に記憶されたデータを前記管理装置へ送信する送信手段と、
前記管理装置から送信されてくる通知にしたがって前記項目ごとの優先度を更新する更新手段と、を備え、
前記管理装置は、
前記画像形成装置から送信されてきたデータを記憶する第2の記憶手段と、
前記第2の記憶手段に記憶されたデータに欠損が生じた場合に、前記第2の記憶手段に蓄積されたデータに基づいて前記欠損したデータの補間が可能な否かを前記項目ごとに判定する判定手段と、
前記判定手段による前記補間の可否に応じて前記項目ごとの優先度を変更する変更手段と、
前記変更手段により変更された前記項目ごとの優先度を前記画像形成装置へ通知する通知手段と、を備えることを特徴とする管理システム。 - 前記変更手段は、複数の前記項目のうち、前記補間を行うことができると判定された項目の優先度を下げると共に、前記補間を行うことができないと判定された項目の優先度を上げることを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
- 前記管理システムは、複数の前記画像形成装置を有し、
前記第2の記憶手段に蓄積されたデータは、前記複数の画像形成装置のうち前記補間の対象の機体について取得されたデータと、前記機体と属性が類似する別の機体で取得されたデータであることを特徴とする請求項1又は2に記載の管理システム。 - 前記判定手段は、前記補間を行った場合の誤差を事前に設定された目標誤差の範囲内に納めることが可能な場合に、前記補間が可能であると判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の管理システム。
- 前記取得手段は、
前記画像形成装置の内部の情報を検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した情報を取得して前記第1の記憶手段に記憶させる情報取得手段と、を有し、
前記第1の記憶手段のアドレスは前記項目ごとに設定された優先度に応じて分けられており、
前記情報取得手段は、前記項目ごとに前記第1の記憶手段に新しいデータを記憶する際に前記第1の記憶手段の記憶容量が不足している場合、前記優先度の低い項目のデータを記憶するアドレスに前記優先度の高い項目の新たなデータを上書きすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の管理システム。 - 前記画像形成装置は、
前記画像形成装置の全体的な制御を行う制御手段と、
第3の記憶手段と、を備え、
前記制御手段は、前記制御手段での情報処理に係る負荷が小さい場合に前記第1の記憶手段に記憶されたデータを前記第3の記憶手段へ移動させ、前記負荷が大きい場合に前記第1の記憶手段に記憶されたデータの前記第3の記憶手段への移動を抑制し、
前記第1の記憶手段に記憶されたデータは前記第3の記憶手段を介して前記管理装置へ送信されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の管理システム。 - 記録材に画像を印刷する印刷手段を備える画像形成装置であって、
前記画像形成装置の内部の状態を示す情報を、優先して取得すべき順位を定めた優先度が設定された項目ごとに取得する取得手段と、
前記情報を時系列のデータとして記憶する記憶手段と、
前記項目ごとに前記記憶手段に新しいデータを記憶する際に前記記憶手段の記憶容量が不足している場合、前記優先度の低い項目のデータを記憶するアドレスに前記優先度の高い項目の新たなデータを上書きする制御手段と、
前記記憶手段に記憶されたデータを取得した外部装置において前記優先度が変更された場合に、前記変更された優先度で前記項目ごとの優先度を更新する更新手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成装置において優先して取得して記憶すべき順位を定めた優先度が設定された項目ごとに、前記画像形成装置の内部の状態を示すデータを取得する取得手段と、
前記取得手段が取得したデータを蓄積する記憶手段と、
前記取得手段が取得したデータに欠損が生じた場合に、前記記憶手段に蓄積されたデータに基づいて前記欠損したデータの補間が可能な否かを前記項目ごとに判定する判定手段と、
前記判定手段による前記補間の可否に応じて前記項目ごとの優先度を変更する変更手段と、
前記変更手段により変更された前記項目ごとの優先度を前記画像形成装置へ通知する通知手段と、を備えることを特徴とする管理装置。 - 通信可能に接続された画像形成装置と管理装置を有する管理システムの制御方法であって、
前記画像形成装置において、前記画像形成装置の内部の状態を示す情報を、優先して取得べき順位を定めた優先度が設定された項目ごとに取得するステップと、
前記画像形成装置において、前記情報を第1の記憶手段に記憶するステップと、
前記画像形成装置において、前記記憶されたデータを前記管理装置へ送信するステップと、
前記管理装置において、前記画像形成装置から送信されてきたデータを記憶手段に記憶するステップと、
前記管理装置において、前記記憶手段に記憶されたデータに欠損が生じた場合に、前記記憶手段に蓄積されたデータに基づいて前記欠損したデータの補間が可能な否かを前記項目ごとに判定するステップと、
前記管理装置において、前記判定での前記補間の可否に応じて前記項目ごとの優先度を変更するステップと、
前記管理装置において、前記変更された前記項目ごとの優先度を前記画像形成装置へ通知するステップと、
前記画像形成装置において、前記管理装置からの前記通知にしたがって前記項目ごとの優先度を更新するステップと、を有することを特徴とする管理システムの制御方法。
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