JP2022090953A - 電力変換装置の制御回路及び電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置の制御回路及び電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022090953A
JP2022090953A JP2020203574A JP2020203574A JP2022090953A JP 2022090953 A JP2022090953 A JP 2022090953A JP 2020203574 A JP2020203574 A JP 2020203574A JP 2020203574 A JP2020203574 A JP 2020203574A JP 2022090953 A JP2022090953 A JP 2022090953A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
time
switching element
current
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020203574A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022090953A5 (ja
Inventor
寛基 石橋
Hiroki Ishibashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2020203574A priority Critical patent/JP2022090953A/ja
Priority to PCT/JP2021/033746 priority patent/WO2022123848A1/ja
Priority to TW110142866A priority patent/TWI818358B/zh
Publication of JP2022090953A publication Critical patent/JP2022090953A/ja
Publication of JP2022090953A5 publication Critical patent/JP2022090953A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/02Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal
    • H02M7/04Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/12Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Rectifiers (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

【課題】電流臨界モードで動作する電力変換装置において、従来例に比較してゼロアンペア点の検出精度を高くかつ変換効率を高くする。【解決手段】電力変換装置の制御回路は、インダクタを含み、アクティブスイッチング素子及び同期整流スイッチング素子をそれぞれ、所定のサンプリング周期で繰り返しかつ入力される交流電圧の半周期毎にリセットして、電流臨界モードでオン及びオフすることで、入力される交流電圧を直流電圧に変換する。制御回路は、現在のサンプリング周期における入力された交流電圧の絶対値を、現在のサンプリング周期の出力された直流電圧と入力された交流電圧の絶対値の差で除算し現在のサンプリング周期のアクティブスイッチング素子のオン時間を乗算した計算結果から時間補正値を減算し、追加オン時間を加算し、当該減算及び加算の結果を、次のサンプリング周期の同期整流スイッチング素子のオン時間として計算する。【選択図】図13A

Description

本発明は、例えば力率改善回路などの電力変換装置の制御回路と、当該電力変換装置とに関する。
例えば電流臨界モードで動作する力率改善回路(以下、PFC回路という。)においては、インダクタ電流が0になってからスイッチング素子をオンする必要がある。従って、インダクタ電流のゼロ点を正確に検出する必要がある(例えば、非特許文献1参照)。従来、当該インダクタ電流の検出回路では、シャント抵抗とオペアンプ、コンパレータを用いて電流検出を行っていた(例えば、非特許文献1参照)。そのため、ICの遅延や、ノイズ除去用のフィルタでの遅延が発生して、正確にゼロ検出を行うことができないという課題があった。
この課題を解決するために、特許文献1に開示された従来例に係るスイッチング電源装置は、
(1)昇圧インダクタに電磁的に結合され、当該昇圧インダクタの両端電圧に比例して変化するインダクタ電圧を検出するインダクタ電圧検出部と、
(2)ダイオードによるクランプ部とコンパレータによるパルス出力部で構成され、上記インダクタ電圧検出部の電圧検出巻線に接続され、インダクタ電流がゼロのタイミングを検出する電流ゼロタイミング検出部と、
(3)以下の機能を有する制御部とを備える。
前記制御部は、
(A)アクティブスイッチ素子のオン状態の第1オン期間T1を計測し、
(B)入力電圧をViとし、出力電圧をVoとし、同期整流素子の同期整流状態の第2オン期間T2に対する補正時間をTcとしたときに、第2オン期間T2を、次式を用いて算出し、
T2=T1×|Vi|/(Vo-|Vi|)-Tc (1)
(C)算出された第2オン期間T2だけ同期整流素子を同期整流状態に移行させ、
(D)第2オン期間T2の終了時点から第1オン期間T1の開始までの経過時間を計測し、
(E)計測された経過時間が予め規定された目標時間となるように補正時間Tcを変更することで、ゼロタイミングに先んじて第2オン期間T2を終了させる。
特開2019-187104号公報
しかしながら、特許文献1に係るスイッチング電源装置では、インダクタ電流の実際のゼロアンペア点よりも早めに同期整流素子がオフとなり、ゼロアンペア点の検出精度がいまだ低い。また、これにより、同期整流素子のボディダイオードの損失が発生することで、変換効率がいまだ低いという課題があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、電流臨界モードで動作する電力変換装置において、従来例に比較してゼロアンペア点の検出精度を高くかつ変換効率を高くすることができる電力変換装置の制御回路と、当該制御回路を備える電力変換装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る電力変換装置の制御回路は、
インダクタを含み、少なくともアクティブスイッチング素子及び同期整流スイッチング素子をそれぞれ、電流臨界モードでオン及びオフすることで、入力される交流電圧を直流電圧に変換する電力変換装置の制御回路であって、
前記交流電圧を検出する第1の電圧検出部と、
前記直流電圧を検出する第2の電圧検出部と、
前記インダクタに流れるインダクタ電流を検出し、前記検出したインダクタ電流を当該インダクタ電流に対応する電圧に変換した後、前記変換された電圧を所定のしきい値と比較することで、前記インダクタ電流がゼロアンペア点を通過したことを示す所定のタイミング信号を出力する信号発生部と、
前記検出された交流電圧、前記検出された直流電圧と、前記タイミング信号とに基づいて、所定のサンプリング周期で繰り返しかつ前記入力される交流電圧の半周期毎にリセットして、前記アクティブスイッチング素子及び同期整流スイッチング素子の各駆動信号を発生する制御回路とを備え、
前記制御回路は、
前記出力される直流電圧が所定の目標電圧になるように出力電圧制御によりアクティブスイッチング素子のオン時間を決定し、
前記アクティブスイッチング素子の駆動信号の立下り時から前記タイミング信号までの時間を計測し、
前記計測された時間から、予め設定された遅延時間を減算して、当該減算結果の目標時間を計算し、
前回のサンプリング周期における入力された交流電圧の絶対値を、前回のサンプリング周期の出力された直流電圧と入力された交流電圧の絶対値の差で除算しかつ前回のサンプリング周期のアクティブスイッチング素子のオン時間を乗算した計算結果から、前記目標時間を減算して、当該減算結果の時間補正値を計算し、
現在のサンプリング周期における入力された交流電圧の絶対値を、現在のサンプリング周期の出力された直流電圧と入力された交流電圧の絶対値の差で除算しかつ現在のサンプリング周期のアクティブスイッチング素子のオン時間を乗算した計算結果から、前記時間補正値を減算し、かつ所定の追加オン時間を加算し、当該減算及び加算の結果を、次のサンプリング周期の前記同期整流スイッチング素子のオン時間として計算し、
前記追加オン時間は、
(1)前記入力される交流電圧の絶対値の2倍が前記出力される直流電圧以下であるときに0であり、
(2)前記入力される交流電圧の絶対値の2倍が前記出力される直流電圧を超えるときに予め設定された追加オン時間であり、
前記設定された追加オン時間は、ゼロボルトスイッチングを達成するために前記アクティブスイッチング素子の寄生容量の放電及び前記同期整流スイッチング素子の寄生容量の充電に必要な電流分だけ逆流させるために必要十分な逆流時間である。
従って、本発明によれば、電流臨界モードで動作する電力変換装置において、従来例に比較してゼロアンペア点の検出精度を高くかつ変換効率を高くすることができる。
実施形態に係る制御回路20を備えたスイッチング電源装置の構成例を示す回路図である。 図1の電流検出部5及びパルス発生部6の詳細構成例を示す回路図である。 図1のスイッチング電源装置において、入力電圧vinが0以上である動作モードM1のときのインダクタ電流iを示す回路図である。 図1のスイッチング電源装置において、入力電圧vinが0以上である動作モードM2のときのインダクタ電流iを示す回路図である。 図1のスイッチング電源装置において、入力電圧vinが0未満である動作モードM3のときのインダクタ電流iを示す回路図である。 図1のスイッチング電源装置において、入力電圧vinが0未満である動作モードM4のときのインダクタ電流iを示す回路図である。 図1のスイッチング電源装置の全体動作を示す各信号のタイミングチャートである。 従来例に係るスイッチング電源装置の動作例1を示す各信号のタイミングチャートである。 図5の時間期間T11において流れるインダクタ電流iを示す回路図である。 図5の時間期間T12において流れるインダクタ電流iを示す回路図である。 図5の時間期間T13において流れるインダクタ電流iを示す回路図である。 従来例に係るスイッチング電源装置の動作例2を示す各信号のタイミングチャートである。 図7の時間期間T21において流れるインダクタ電流iを示す回路図である。 図7の時間期間T22において流れるインダクタ電流iを示す回路図である。 図1のスイッチング電源装置の動作例1を示す各信号のタイミングチャートである。 図1のスイッチング電源装置の動作例2(2|vin|>Voutにおいてゼロ電圧スイッチング(ZVS)できないとき)を示す各信号のタイミングチャートである。 図1のスイッチング電源装置の動作例3(2|vin|>Voutにおいてゼロ電圧スイッチング(ZVS)できるとき)を示す各信号のタイミングチャートである。 図1のスイッチング電源装置の動作例4(2|vin|>Voutのとき)を示す各信号のタイミングチャートである。 図1のコントローラ10により実行されるスイッチング制御処理の第1の部分を示すフローチャートである。 図1のコントローラ10により実行されるスイッチング制御処理の第2の部分を示すフローチャートである。 変形例2に係るパルス発生部6Aの構成例を示す回路図である。 変形例4に係る同期整流型力率改善コンバータ回路の構成例を示す回路図である。 変形例5に係る同期整流型DC/DCコンバータ装置の構成例を示す回路図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、同一又は同様の構成要素については同一の符号を付している。
(実施形態)
図1は実施形態に係る制御回路20を備えたスイッチング電源装置の構成例を示す回路図である。ここで、スイッチング電源装置はブリッジレストーテンポール型力率改善コンバータ措置であって、本発明に係る電力変換装置の一例である。
図1において、本実施形態に係るスイッチング電源装置は、交流電源1と、リアクトルである昇圧インダクタ2と、ブリッジ接続されたスイッチング素子Q1~Q4と、平滑キャパシタ3と、負荷4と、電流検出用シャント抵抗Rsと、制御回路20とを備える。ここで、制御回路20は、コントローラ10と、電流検出部5と、パルス発生部6と、駆動信号発生回路11と、電圧検出部12,13とを備える。また、スイッチング素子Q1~Q4は例えばMOS電界効果トランジスタで構成される。スイッチング素子Q1,Q2はドレイン・ソース間でボディダイオードD1,D2及び電極間寄生容量Cp1,Cp2を有し、スイッチング素子Q3,Q4はドレイン・ソース間でボディダイオードD3,D4を有する。
交流電源1により発生された入力電圧vinは、シャント抵抗Rs及びインダクタ2を介して、スイッチング素子Q1~Q4のブリッジ接続回路に入力される。各スイッチング素子Q1~Q4は駆動信号発生回路11からの駆動信号G1~G4によりオン/オフ制御されることで、入力電圧vinがスイッチングされて交流電圧に変換された後、平滑キャパシタ3を介して、平滑された直流電圧が出力電圧Voutとして、例えば負荷抵抗である負荷4に出力される。
シャント抵抗Rsはインダクタ電流iを、インダクタ電流iに対応する電圧値に変換して電流検出部5に出力する。電流検出部5は入力される電圧値を検出してパルス発生部6に出力し、パルス発生部6は検出された電圧値を所定のしきい値電圧と比較することで、インダクタ電流iがゼロアンペア点ZAPを通過したこと(ゼロアンペア点ZAPから負電圧又は正電圧に通過したこと)を立上りエッジ(入力電圧vin≧0のとき)または立下りエッジ(入力電圧vin<0のとき)で示す所定のタイミング信号であるパルス電圧vを発生してコントローラ10に出力する。ここで、電流検出部5及びパルス発生部6は、本発明の信号発生部の一例である。さらに、電圧検出部12は入力電圧vinを検出してコントローラ10に出力し、電圧検出部13は出力電圧Voutを検出してコントローラ10に出力する。
コントローラ10は例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ)、CPU(セントラルプロセンシングユニット)又は汎用マイクロコンピュータ等で構成され、後述する図13A及び図13Bのスイッチング制御処理(入力電圧vin=0のみで同期して実行され、その後は任意のサンプリング周期に基づいて実行される)を実行することで、スイッチング素子Q1,Q2の各オン時間T1,T2,T3,T4を計算して設定するとともに、入力される各信号に基づいて、例えば電流臨界モードで駆動信号発生回路11に駆動信号G1~G4を発生させるように駆動信号発生回路11を制御する。ここで、オン時間T1,T2は入力電圧vin≧0のときのオン時間であり、オン時間T3,T4は入力電圧vin<0のときのオン時間である。駆動信号発生回路11はコントローラ10の制御のもとで駆動信号G1~G4を発生してそれぞれスイッチング素子Q1~Q4の各ゲートに出力する。
なお、コントローラ10は、計算途中のデータ及び、計算結果のデータ(例えば、スイッチング素子Q2のオン時間T1,T3及びスイッチング素子Q1のオン時間T2,T4など)を格納する内部メモリ10mを含む。ここで、内部メモリ10mは本発明の記憶部の一例である。
図2は図1の電流検出部5及びパルス発生部6の詳細構成例を示す回路図である。図2において、電流検出部5は、演算増幅器であるオペアンプ21と、入力抵抗Rb1,Rb2と、バイアス抵抗Rb1と、バイアス電圧源である直流電圧源Vb1と、帰還抵抗Rfとを備えて構成される。また、パルス発生部6は、コンパレータ22と、しきい値電圧源である直流電圧源Vb2とを備えて構成される。なお、直流電圧源Vb1とVb2の各電圧は、正電圧であって、オペアンプ21及びコンパレータ22を駆動するためのバイアス電圧である。なお、インダクタ電流Iは正又は負に変化するので、当該バイアス電圧を印加して正電圧のみで信号処理するために、当該各電圧を用いている。
オペアンプ21は、シャント抵抗Rsにより検出されたインダクタ電流iに対応する電圧を増幅し、増幅電圧Vampをコンパレータ22の反転入力端子に出力する。コンパレータ22は、入力される増幅電圧Vampを、直流電圧源Vb2から非反転入力端子に入力されるしきい値電圧と比較して、比較結果電圧であるパルス電圧vを発生してコントローラ10に出力する。ここで、パルス電圧vは、インダクタ電流iが0Aから負電流又は正電流に横切ったタイミングを、LレベルからHレベルへの立上りまたはHレベルからLレベルへの立下りで示すタイミング信号である。コントローラ10は、図13A及び図13Bのスイッチング制御処理を実行することで、スイッチング素子Q1,Q2の各オン時間T1,T2,T3,T4を計算して設定するとともに、入力される各信号に基づいて、所定のサンプリング周期で繰り返しかつ入力される交流電圧vinの半周期毎にリセットして、例えば電流臨界モードで駆動信号発生回路11に駆動信号G1~G4を発生させるように駆動信号発生回路11を制御する。
次いで、図1のスイッチング電源装置の全体動作について以下に説明する。
図3Aは図1のスイッチング電源装置において、入力電圧vinが0以上である動作モードM1のときのインダクタ電流iを示す回路図であり、図3Bは図1のスイッチング電源装置において、入力電圧vinが0以上である動作モードM2のときのインダクタ電流iを示す回路図である。また、図3Cは図1のスイッチング電源装置において、入力電圧vinが0未満である動作モードM3のときのインダクタ電流iを示す回路図であり、図3Dは図1のスイッチング電源装置において、入力電圧vinが0未満である動作モードM4のときのインダクタ電流iを示す回路図である。さらに、図4は図1のスイッチング電源装置の全体動作を示す各信号のタイミングチャートである。
図1のスイッチング電源装置は例えばブリッジレストーテムポール型力率改善コンバータであり、入力される交流電圧vinの極性により、スイッチング素子Q1,Q2のうちで、アクティブスイッチ素子と、同期整流スイッチ素子の役割が変化する。具体的には以下の通りである。
(A)入力電圧vin≧0のとき、スイッチング素子Q2がオン時間T1を有するアクティブスイッチング素子となり、スイッチング素子Q1がオン時間T2を有する同期整流スイッチング素子となる。また、スイッチング素子Q3はオフされ、スイッチング素子Q4はオンされる。
(A1)入力電圧vin≧0でインダクタ電流iが上昇するときを動作モードM1(図3A及び図4)とし、図3Aに示すように、スイッチング素子Q1はオフされ、スイッチング素子Q2はオンされる。このとき、インダクタ電流iは、昇圧インダクタ2から、スイッチング素子Q2,Q4を介して交流電源1に戻る。
(A2)入力電圧vin≧0でインダクタ電流iが下降するときを動作モードM2(図3B及び図4)とし、図3Bに示すように、スイッチング素子Q1はオンされ、スイッチング素子Q2はオフされる。このとき、インダクタ電流iは、昇圧インダクタ2から、スイッチング素子Q1、平滑キャパシタ3及びスイッチング素子Q4を介して交流電源1に戻る。
(B)入力電圧vin<0のとき、スイッチング素子Q1がオン時間T4を有するアクティブスイッチング素子となり、スイッチング素子Q2がオン時間T3を有する同期整流スイッチング素子となる。また、スイッチング素子Q3はオンされ、スイッチング素子Q4はオフされる。
(B1)入力電圧vin<0でインダクタ電流iが下降する(絶対値が大きくなる)ときを動作モードM3(図3C及び図4)とし、図3Cに示すように、スイッチング素子Q1はオンされ、スイッチング素子Q2はオフされる。このとき、インダクタ電流iは、昇圧インダクタ2から、スイッチング素子Q1,Q3を介して交流電源1に戻る。
(B2)入力電圧vin<0でインダクタ電流iが上昇する(絶対値が小さくなる)ときを動作モードM4(図3D及び図4)とし、図3Dに示すように、スイッチング素子Q1はオフされ、スイッチング素子Q2はオンされる。このとき、インダクタ電流iは、昇圧インダクタ2から、スイッチング素子Q3、平滑キャパシタ3及びスイッチング素子Q2を介して交流電源1に戻る。
以上説明したように、本実施形態に係るスイッチング電源装置においては、インダク電流iの充電及び放電を交互に繰り返し、入力力率を改善するとともに、交流電圧を直流電圧に変換する。ここで、スイッチング電源装置を「電流臨界モード」で動作させるためには、4個の動作モードM1~M4を切り替えるために、インダクタ電流iのゼロアンペア検出点ZAPを正確に検出することが必要となる。すなわち、具体的には、同期整流スイッチング素子のターンオン後のインダクタ電流i=0Aを検出したとき、同期整流スイッチング素子をオフし、アクティブスイッチング素子をオンにするように切り替える。
次いで、本発明の考案に至った背景について以下に説明する。
図5は従来例に係るスイッチング電源装置の動作例1を示す各信号のタイミングチャートである。また、図6A~図6Cはそれぞれ、図5の時間期間T11,T12,T13において流れるインダクタ電流iを示す回路図である。図5に示すように、同期整流スイッチング素子Q1のオン時間が長すぎるときは、図5及び図6Aの時間期間T11(t1~t2)では、同期整流スイッチング素子Q1の追加損失(RON×i )が発生する。次いで、図5及び図6Bの時間期間T12(t2~t3)では、アクティブスイッチング素子Q2の寄生容量Cp2の電荷の放電時間が存在した後、ゼロボルトスイッチング(ZVS)が行われる。さらに、同期整流オン時間が長すぎると、必要値以上に逆流電流が流れるため、図5及び図6Cの時間期間T13(t3~t4)では、インダクタ電流iがアクティブスイッチング素子Q2のボディダイオードD2に流れるため、追加損失(VF2×i)が発生する。ここで、RONは同期整流スイッチング素子Q1のオン抵抗であり、VF2はアクティブスイッチング素子Q2のボディダイオードD2の順方向電圧である。
図7は従来例に係るスイッチング電源装置の動作例2を示す各信号のタイミングチャートである。また、図8A~図8Bはそれぞれ、図7の時間期間T21,T22において流れるインダクタ電流iを示す回路図である。図7に示すように、同期整流スイッチング素子Q1のオン時間が短すぎるときは、図7及び図8Aの時間期間T21(t11~t12)では、インダクタ電流iが同期整流スイッチング素子Q1のボディダイオードD1に流れるため、追加損失(VF1×i)が発生する。ここで、VF1は同期整流スイッチング素子Q1のボディダイオードD1の順方向電圧である。次いで、図7及び図8Bの時間期間T22(t12~t13)では、アクティブスイッチング素子Q2の寄生容量Cp2の電荷の放電時間が存在した後、ゼロボルトスイッチング(ZVS)が行われる。ここで、一般的なMOS電界効果トランジスタ等では、VF1×i>RON×i なので、同期整流できていない期間がある場合は、大きな損失悪化につながる。従って、スイッチング電源装置において、無駄な損失を発生させないためには、正確なインダクタ電流iにおいて0Aを正確に検出することが必要となる。
次いで、本実施形態に係るスイッチング電源装置における改善されたスイッチング制御処理について以下に説明する。
図9は図1のスイッチング電源装置の動作例1を示す各信号のタイミングチャートである。図9において、以下の電流、電圧、信号等について図示している。
(1)i:インダクタ電流;
(2)Vds:スイッチング素子Q2のドレイン・ソース間電圧;
(3)G1:スイッチング素子Q1の駆動信号;
(4)G2:スイッチング素子Q2の駆動信号;及び
(5)v:パルス発生部6からのパルス電圧。
図9及びそれ以降のタイミングチャートにおいて、コントローラ10に入力されるパルス電圧vは、
(1)インダクタ電流iが正から負に向う実際のゼロアンペア点ZAPから、電流検出部5及びパルス発生部6の所定の信号処理時間に対応する遅延時間Tdelayだけ遅延して立上った後、
(2)インダクタ電流iが負から正に向う実際のゼロアンペア点ZAPから、電流検出部5及びパルス発生部6の所定の信号処理時間に対応する遅延時間Tdelayだけ遅延して立下がる。
本明細書において、電流、電圧、信号等の符号に対して、以下のサンプリング周期値を付加して表記する。
(n):現在のサンプリング周期の値;
(n-1):現在のサンプリング周期(n)よりも1サンプリング周期前のサンプリング周期の値;及び
(n+1):現在のサンプリング周期(n)よりも1サンプリング周期後のサンプリング周期の値。
図9において、現在のサンプリング周期(n)のオン時間T2(n)(例えば図9において、t25~t26)は次式で表される。
Figure 2022090953000002
(2)
スイッチング素子Q2の立下りエッジからパルス電圧vの立上りエッジまでの時間を計測して時間Tm(例えば図9において、t25~t28)とすると、スイッチング素子Q2のターンオフからゼロアンペア点ZAPまでの実際の目標時間Ttarget(例えば図9において、t25~t27)は次式で表される。
Ttarget=Tm-Tdelay (3)
ここで、Tdelayは、電流検出部5及びパルス発生部6の信号処理時間に対応する遅延時間(例えば図9において、t27~t28)である。従って、スイッチング素子Q1のオン時間T2に対する時間補正値Tc(n)は次式で表される。
Figure 2022090953000003
(4)
この時間補正値Tc(n)を用いて、次のサンプリング周期(n+1)において、スイッチング素子Q1のオン時間T2(n+1)を補正することで、誤差を補正することができる。なお、厳密には、オン時間T2はアクティブスイッチ素子であるスイッチング素子Q2がオフされた後ゼロアンペア点ZAPまでの時間で、スイッチング素子Q2がオフされてからスイッチング素子Q1がオンされるまでのデットタイムTd2を考慮すると、実際に同期整流スイッチング素子Q1に対する駆動信号G1がハイレベルになる時間は、T2-Td2であるが、補正計算には実質的に影響を与えないため、デットタイムTd2を無視して同期整流スイッチング素子であるスイッチング素子Q1のオン時間T2として説明している。
図10は、図1のスイッチング電源装置の動作例2(2|vin|>Voutにおいてゼロ電圧スイッチング(ZVS)できないとき)を示す各信号のタイミングチャートである。
図9は入出力電圧の関係が2|vin|≦Voutのとき(例えば交流電源1の瞬時電圧が100Vであって、出力電圧Voutが200V以上であるとき)、スイッチング素子Q1がオフされてからスイッチング素子Q2がオンされるまでのデットタイムTd1(図9においてt22~t24)の期間中にアクティブスイッチング素子Q2のドレイン・ソース間寄生容量Cp2の電荷が放電(同期整流スイッチング素子Q1の寄生容量Cp1は充電)してゼロボルトスイッチング(ZVS)できる。これに対して、入出力電圧の関係が2|vin|>Voutのとき、インダクタ電流が0Aのときに同期整流スイッチング素子Q1をオフすると、電荷を引き抜く電流が足りず、図10の時刻t31~t32,t34~t35に示すように、アクティブスイッチング素子Q2のドレイン・ソース間電圧Vdsはゼロボルトスイッチング(ZVS)を達成できない。
しかし、本実施形態に係るスイッチング電源装置では、インダクタ電流iのゼロアンペア点ZAPを正確に検出できているので、式(2)に、寄生容量Cp2,Cp1の充放電に必要な電流分だけ逆流させるための、同期整流スイッチング素子Q1の追加オン時間(必要十分な逆流時間)Texを加えると、ゼロボルトスイッチング(ZVS)を達成できる。ここで、前記充放電に必要な電流分は、アクティブスイッチング素子Q2の寄生容量Cp2の放電及び同期整流スイッチング素子Q1の寄生容量Cp1の充電に必要な電流分である。
次いで、2|vin|>Voutにおいてもゼロ電圧スイッチング(ZVS)できる方法について以下に説明する。
図11は、図1のスイッチング電源装置の動作例3(2|vin|>Voutにおいてゼロ電圧スイッチング(ZVS)できるとき)を示す各信号のタイミングチャートである。
2|vin|>Voutの場合も考慮し、式(2)を拡張する。ここで、ゼロボルトスイッチング(ZVS)に必要十分な追加オン時間をTexとすると、現在のサンプリング周期(n)のオン時間T2(n)は次式で表される。
Figure 2022090953000004
(5)
図11に示すように、T2-Texが、アクティブスイッチング素子Q2のオン時間T1(図11において、t44~t45)の立下りエッジ(時刻t45)からゼロアンペア点ZAP(時刻t46)までの時間である。このT2-Texが実際のスイッチング電源装置で予め計測した目標時間Ttarget(t45~t46)と等しくなるように補正すると、時間補正値Tc(n)は次式で表される。
Figure 2022090953000005
(6)
従って、次のサンプリング周期(n+1)におけるT2(n+1)は次式で表される。
Figure 2022090953000006
(7)
ここで、追加オン時間Texは次式で表される。
Figure 2022090953000007
(8)
ここで、必要十分な逆流時間である追加オン時間Tex(例えば図11において、時刻46~t47)の導出方法は既知の技術であって例えば非特許文献1の式(21)(ただし、Texは非特許文献1においてTSR2と表記している)において開示されており、次式で表される。
Figure 2022090953000008
(9)
ここで、Lは昇圧インダクタ2のインダクタンスであり、iSRoffは同期整流スイッチング素子Q2(入力電圧vinの負の半周期ではQ3)のターンオフ電流をいい、例えば非特許文献1の式(20)において表されている。
以上説明したように、同期整流スイッチング素子Q1のオン時間T2に対して追加オン時間Texを加算することで、正確なゼロアンペア点ZAPにおいて、スイッチング素子Q1をスイッチングさせることができる。これにより、従来例に比較して広い入力電圧範囲でゼロボルトスイッチング(ZVS)を達成でき、また、従来例に比較してより高い効率を有する電力変換装置を実現できる。
次いで、入力電圧vinが負の半周期であるときの、図1のスイッチング電源装置の動作について以下に説明する。
図12は、図1のスイッチング電源装置の動作例4(2|vin|>Voutのとき)を示す各信号のタイミングチャートである。
現在のサンプリング周期(n)における同期整流スイッチング素子Q2のオン時間T3(n)は次式で表される。
Figure 2022090953000009
(10)
入力電圧vinが負の半周期であるときに、アクティブスイッチング素子Q1の立下りエッジ(t56)からパルス電圧vの立下がりエッジ(t58)までの時間を計測してTm2とすると、アクティブスイッチング素子Q1のターンオフ時(t56)からゼロアンペア点ZAP(t57)までの実際の目標時間Ttarget2(t56~t57)は次式で表される。
Ttarget2=Tm2-Tdelay (11)
ここで、Tdelayは、電流検出部5及びパルス発生部6の信号処理時間に対応する遅延時間である。従って、同期整流スイッチング素子Q2のオン時間T3(t56~t59)に対する時間補正値Tc2(n)は次式で表される。
Figure 2022090953000010
(12)
従って、次のサンプリング周期(n+1)におけるオン時間T3(n+1)は次式で表される。
Figure 2022090953000011
(13)
ここで、追加オン時間Texは次式で表される。
Figure 2022090953000012
(14)
次いで、図1のスイッチング電源装置のコントローラ10により実行されるスイッチング制御処理について、図13A及び図13Bを参照して以下に説明する。
図13A及び図13Bは図1のコントローラ10により実行されるスイッチング制御処理を示すフローチャートである。
図13AのステップS1において、電圧検出部12により検出された現在のサンプリング周期(n)の入力電圧vinに基づいて、入力電圧vin=0を検出したか否かが判断され、YESのときはステップS2に進む一方、NOのときはステップS1に戻る。次いで、ステップS2において、入力電圧vin≧0であるか否かが判断され、YESのときはステップS3に進む一方、NOのときは図13BのステップS21に進む。ステップS3において、電圧検出部12から現在のサンプリング周期(n)の入力電圧vinを受信し、電圧検出部13から現在のサンプリング周期(n)の出力電圧Voutを受信する。
次いで、ステップS4において、出力電圧フィードバック制御により目標出力電圧に対応するスイッチング素子Q2のオン時間T1を決定した後、ステップS5において、スイッチング素子Q2の立下がり時から、パルス発生部6のパルス電圧vの立上り時までの時間Tmを計測する。そして、ステップS6において、計測した時間Tmに基づいて、遅延時間Tdealyを考慮した目標時間Ttargetを、式(3)を用いて計算する。さらに、ステップS7において、計算した目標時間Ttarget、前回のサンプリング周期(n-1)の入力電圧vin(n-1)及び出力電圧Vout(n-1)に基づいて、時間補正値Tcを、式(4)を用いて計算する。
次いで、ステップS8において、計算した時間補正値Tc、追加オン時間Tex、及び現在のサンプリング周期(n)の入力電圧vin(n)及び出力電圧Vout(n)に基づいて、スイッチング素子Q1のオン時間T2を、式(7)を用いて計算する。そして、ステップS9において、現在のサンプリング周期(n)の入力電圧vin(n)及び出力電圧Vout(n)、並びに計算した、スイッチング素子Q2のオン時間T1を内部メモリ10mに格納する。
さらに、ステップS10において、スイッチング素子Q2のオン時間T1を時間T1として更新し、スイッチング素子Q1のオン時間T2を時間T2として更新して設定する。次いで、ステップS11において、次の入力電圧vin=0を検出したか否かが判断され、YESのときはステップS2に戻る一方、NOのときはステップS3に戻る。
図13BのステップS21において、電圧検出部12から現在の入力電圧vinを受信し、電圧検出部13から現在の出力電圧Voutを受信し、ステップS22において、出力電圧フィードバック制御により目標出力電圧に対応するスイッチング素子Q1のオン時間T4を決定する。次いで、ステップS23において、スイッチング素子Q1の立下がり時からパルス発生部6のパルス電圧vの立下がり時までの時間Tm2を計測し、ステップS24において、計測した時間Tm2に基づいて、遅延時間Tdealyを考慮した目標時間Ttarget2を、式(11)を用いて計算する。
次いで、ステップS25において、目標時間Ttarget2、前回の入力電圧vin及び出力電圧Voutに基づいて、時間補正値Tc2を、式(12)を用いて計算した後、ステップS26において、時間補正値Tc2、追加オン時間Tex、及び現在の入力電圧vin及び出力電圧Voutに基づいて、スイッチング素子Q2のオン時間T3を、式(13)を用いて計算する。次いで、ステップS27において、現在のサンプリング周期(n)の入力電圧vin及び出力電圧Vout、並びにスイッチング素子Q1のオン時間T4を内部メモリ10mに格納する。また、ステップS28において、スイッチング素子Q1のオン時間T4を時間T4として更新し、スイッチング素子Q2のオン時間T3を時間T3として更新して設定する。さらに、ステップS29において、次の入力電圧vin=0を検出したか否かが判断され、YESのときは図13AのステップS2に進む一方、NOのときはステップS21に戻る。
以上説明したように、本実施形態によれば、アクティブスイッチング素子Q2(正の半周期)又はQ1(負の半周期)のターンオンからインダクタ電流のゼロアンペア点ZAPまでの時間Tmを計測し、その計測された時間Tmを用いて、式(7)(正の半周期)または式(13)(負の半周期)により同期整流スイッチング素子Q1(正の半周期)又はQ2(負の半周期)のオン時間T2(n)又はT3(n)を補正する。それにより、2|vin|≦Voutでは正確なゼロアンペア点ZAPで同期整流スイッチング素子Q1(正の半周期)又はQ2(負の半周期)をオフにすることができ、スイッチング電源装置の変換効率を大幅に向上させることができる。
さらに、2|vin|>Voutの条件下ではソフトスイッチングしつつ、不要な逆流電流を流さないことで高効率を達成できる。また、ゼロアンペア点検出のために追加の電圧センサ等を用いる必要がなく、効率向上と合わせ小型のスイッチング電源装置を実現できる。
また、本実施形態によれば、スイッチング制御処理において、
(1)入力電圧vinの検出、
(2)出力電圧Voutの検出、及び
(3)インダクタ電流iの検出
のみを行えばよく、例えばスイッチング素子Q2のドレイン・ソース間電圧Vds及びインダクタ電圧を取得する必要がない。一般的な電流モード制御を用いたスイッチング電源装置の場合、これらの検出は出力電圧制御に必須であり、本実施形態を実現するための専用部品は不要である。また、電圧モード制御を用いたスイッチング電源装置の場合も、ブリッジレスPFC回路では、入力電圧の検出は極性検出で必須であり、電流検出も過電流保護及びゼロ電流検出等のために設けるので、これらのセンサは他の機能と併用できる。
さらに、上述のように、本実施形態によれば、ゼロボルトスイッチング(ZVS)に必要な追加オン時間Texを加えれば、2|vin|>Voutの条件下でもゼロボルトスイッチング(ZVS)を実行することができる。
以下、上述の実施形態に対する各変形例について説明する。
(変形例1)
以上の図13AのステップS8及び図13BのステップS26においてそれぞれ、式(7)及び式(13)を用いて、オン時間T2(n)及びT3(n)を計算している。しかし、本発明はこれに限らず、式(7)及び式(13)の右辺第1項をそれぞれ,次式のごとくおいて図13AのステップS9及び図13BのステップS27において内部メモリ10mに格納してもよい。
Figure 2022090953000013
(15)
Figure 2022090953000014
(16)
以上説明したように、変形例1によれば、式(7)及び式(13)の右辺第1項に代えてそれぞれ式(15)及び式(16)を用いることで、内部メモリ10mに格納するパラメータ数を減少させることができ、内部メモリ10mのメモリ容量を削減でき、さらに、コントローラ10の計算処理を削減できる。
(変形例2)
図14は変形例2に係るパルス発生部6Aの構成例を示す回路図である。図14において、パルス発生部6Aは、図2のパルス発生部6に比較して以下の点が異なる。
(1)直流電圧源Vb2を有するコンパレータ22に加えて、直流電圧源Vb3を有するコンパレータ22Aをさらに備えた。
以下、当該相違点について説明する。
図14において、オペアンプ21からの増幅電圧Vampを、コンパレータ22Aの非反転入力端子に入力させる。コンパレータ22Aは、入力される増幅電圧Vampを、直流電圧源Vb3から反転入力端子に入力されるしきい値電圧と比較して、インダクタ電流iがゼロアンペア点ZAPを通過したこと(ゼロアンペア点ZAPから正電圧に通過したこと)を立上りエッジで示す所定のタイミング信号であるパルス電圧vp2を発生してコントローラ10に出力する。なお、コンパレータ22は、インダクタ電流iがゼロアンペア点ZAPを通過したこと(ゼロアンペア点ZAPから負電圧に通過したこと)を立上りエッジで示す所定のタイミング信号であるパルス電圧vp1を発生してコントローラ10に出力する。
図2の実施形態では、入力電圧vinの正の半周期ではパルス電圧vの立上りエッジと、その負の半周期ではパルス電圧vの立下りエッジとの両方をコントローラ10が検出するように、図13A及び図13Bのスイッチング制御処理のステップS5及びS23において実現する必要がある。
これに対して、変形例2では、入力電圧vinの正の半周期ではvp1、その負の半周期ではvp2をモニタして時間Tmの終了タイミングを検出すればよく、いずれの場合も立上りエッジ検出でよく、信号処理の構成が簡単になる。変形例2では、部品点数がコンパレータ22A及び直流電圧源Vb3の追加で、実施形態に比較して多くなるが、スイッチング制御処理のステップS5及びS23において、いずれも立上りエッジのみを検出すればよいことになる。
(変形例3)
以下、変形例3に係る計算式の変形について説明する。
入力電圧vinの正の半周期において、サンプリング周期毎に、目標時間Ttargetを検出しているので、この値をそのまま次のサンプリング周期(n+1)のオン時間T2にすればよい。現在のサンプリング周期(n)のオン時間T2(n)は次式で表される。
T2(n)=Ttarget(n-1)+Tex (17)
当該オン時間T2(n)で動作しているとき、図11の波形になったとする。このときのスイッチング素子Q2の立下りエッジからパルス電圧vの立上りエッジまでの時間を計測して時間Tmとすると、スイッチング素子Q2のターンオフからゼロアンペア点ZAPまでの実際の時間Ttargetは次式で表される。
Ttarget(n)=Tm-Tdelay (18)
当該時間Ttarget(n)の値を、次式のごとく次のサンプリング周期(n+1)のオン時間T2(n+1)に設定すればよい。
T2(n+1)=Ttarget(n)+Tex (19)
ここで、追加オン時間Texは次式で表される。
Figure 2022090953000015
(20)
この変形例3に係る計算式の変形によれば、式(19)及び式(20)を用いることで、内部メモリ10mに格納するパラメータ数を削減でき、コントローラ10の計算処理を減少させることができる。
なお、変形例3においては、入力電圧vinの半周期の開始時については、以下の計算が必要である。その理由は、図4の入力電圧vinの半周期の開始時であって、
(1)1回目の動作モードM1の次の動作モードM2(インダクタ電流iが最大点から下降する時間期間)及び
(2)1回目の動作モードM3の次の動作モードM4(インダクタ電流iが最大点から下降する時間期間)
については、目標時間Ttargetの検出前であるため補正できないためである。この課題を解決するために、入力電圧vinの半周期の1回目の開始時については、次式に示すように、入力電圧vinの正の半周期においてオン時間T1(n-1)からT2(n)を導出し、入力電圧vinの負の半周期においてオン時間T4(n-1)からT3(n)を導出する。
Figure 2022090953000016
(21)
Figure 2022090953000017
(22)
当該動作モードM2又はM4以降は、図4の動作モードM1,M2又はM3,M4の繰り返し動作させることで、正確にゼロアンペア点ZAPでスイッチング動作させることができる。
(変形例4)
図15は変形例4に係る同期整流型PFC回路の構成例を示す回路図である。図15において、変形例4に係る同期整流型PFC回路は、交流電源1と、整流回路51と、昇圧インダクタ2と、アクティブスイッチング素子Q2と、同期整流スイッチング素子Q1と、平滑キャパシタ3と、負荷4とを備えて構成される。
以上のように構成された同期整流型PFC回路に対して、電流検出用シャント抵抗Rsと、図1の制御回路20を接続することで、同期整流型PFC回路において、本実施形態に係るスイッチング制御処理を実行することができる。
(変形例5)
図16は変形例5に係る同期整流型DC/DCコンバータ装置の構成例を示す回路図である。図16において、変形例7に係る同期整流型DC/DCコンバータ装置は、直流電圧源52と、昇圧インダクタ2と、アクティブスイッチング素子Q2と、同期整流スイッチング素子Q1と、平滑キャパシタ3と、負荷4とを備えて構成される。
以上のように構成された同期整流型DC/DCコンバータ装置に対して、電流検出用シャント抵抗Rsと、図1の制御回路20を接続することで、同期整流型PFC回路において、本実施形態に係るスイッチング制御処理を実行することができる。
(適用例)
以上の実施形態又は各変形例においては、スイッチング電源装置について説明しているが、本発明はこれに限らず、スイッチング電源装置を含む種々の電力変換装置に適用することができる。
以上の実施形態においては、シャント抵抗Rsと電流検出部5により電流検出回路を構成しているが、本発明はこれに限らず、ホール素子等の電流センサを用いて電流検出回路を構成してもよい。ここで、電流検出回路は、インダクタに流れるインダクタ電流を検出し、前記検出したインダクタ電流を当該インダクタ電流に対応する電圧に変換するように構成される。
(実施形態と特許文献1との比較)
以上説明した本実施形態と、特許文献1との比較結果を表1に示す。
Figure 2022090953000018
以上説明したように、本実施形態に係るスイッチング電源装置は、特許文献1に係るスイッチング電源装置と比較して、同期整流素子のオン時間T2の計算式と、補正時間値Tcの計算式とにおいて相違点がある。これにより、本実施形態に係るスイッチング電源装置は、特許文献1に係るスイッチング電源装置と比較して、0Aの検出精度及び変換効率ともに高くすることができるという特有の効果を有する。
以上詳述したように、本発明によれば、電流臨界モードで動作する電力変換装置において、従来例に比較してゼロアンペア点の検出精度を高くかつ変換効率を高くすることができる。これにより、電力変換装置の損失が低減され、電源装置の高密度化につながる。
1 交流電源
2 昇圧インダクタ
2A 検出巻線
3 平滑キャパシタ
4 負荷
5 電流検出部
6,6A パルス発生部
10,10A コントローラ
11 駆動信号発生回路
12 電圧検出部
13 電圧検出部
14 クランプ及びパルス発生部
20,20A 制御回路
21 オペアンプ
22,22A コンパレータ
31 整流回路
32 平滑キャパシタ
33 電流検出器
34 インダクタ
35 スイッチング素子
36 ダイオード
37 平滑キャパシタ
38,39 分圧抵抗
40 制御回路
41 ゼロ電流検出回路
42 境界電流モード制御回路
51 整流回路
52 直流電圧源
Rf 帰還抵抗
Ri1,Ri2 入力抵抗
Rb1 バイアス抵抗
Rs シャント抵抗
Q1~Q4 スイッチング素子
Vb1,Vb2,Vb3 直流電圧源

Claims (10)

  1. インダクタを含み、少なくともアクティブスイッチング素子及び同期整流スイッチング素子をそれぞれ、電流臨界モードでオン及びオフすることで、入力される交流電圧を直流電圧に変換する電力変換装置の制御回路であって、
    前記交流電圧を検出する第1の電圧検出部と、
    前記直流電圧を検出する第2の電圧検出部と、
    前記インダクタに流れるインダクタ電流を検出し、前記検出したインダクタ電流を当該インダクタ電流に対応する電圧に変換した後、前記変換された電圧を所定のしきい値と比較することで、前記インダクタ電流がゼロアンペア点を通過したことを示す所定のタイミング信号を出力する信号発生部と、
    前記検出された交流電圧、前記検出された直流電圧と、前記タイミング信号とに基づいて、所定のサンプリング周期で繰り返しかつ前記入力される交流電圧の半周期毎にリセットして、前記アクティブスイッチング素子及び同期整流スイッチング素子の各駆動信号を発生する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、
    前記出力される直流電圧が所定の目標電圧になるように出力電圧制御によりアクティブスイッチング素子のオン時間を決定し、

    前記アクティブスイッチング素子の駆動信号の立下り時から前記タイミング信号までの時間を計測し、
    前記計測された時間から、予め設定された遅延時間を減算して、当該減算結果の目標時間を計算し、
    前回のサンプリング周期における入力された交流電圧の絶対値を、前回のサンプリング周期の出力された直流電圧と入力された交流電圧の絶対値の差で除算しかつ前回のサンプリング周期のアクティブスイッチング素子のオン時間を乗算した計算結果から、前記目標時間を減算して、当該減算結果の時間補正値を計算し、
    現在のサンプリング周期における入力された交流電圧の絶対値を、現在のサンプリング周期の出力された直流電圧と入力された交流電圧の絶対値の差で除算しかつ現在のサンプリング周期のアクティブスイッチング素子のオン時間を乗算した計算結果から、前記時間補正値を減算し、かつ所定の追加オン時間を加算し、当該減算及び加算の結果を、次のサンプリング周期の前記同期整流スイッチング素子のオン時間として計算し、
    前記追加オン時間は、
    (1)前記入力される交流電圧の絶対値の2倍が前記出力される直流電圧以下であるときに0であり、
    (2)前記入力される交流電圧の絶対値の2倍が前記出力される直流電圧を超えるときに予め設定された追加オン時間であり、
    前記設定された追加オン時間は、ゼロボルトスイッチングを達成するために前記アクティブスイッチング素子の寄生容量の放電及び前記同期整流スイッチング素子の寄生容量の充電に必要な電流分だけ逆流させるために必要十分な逆流時間である、電力変換装置の制御回路。
  2. 前記遅延時間は、前記信号発生部が、前記タイミング信号を発生するために必要な信号処理の時間である、請求項1に記載の電力変換装置の制御回路。
  3. 現在のサンプリング周期の目標時間を、次回のサンプリング周期における同期整流スイッチング素子のオン時間として用いる、請求項1又は2に記載の電力変換装置の制御回路。
  4. 前記入力された交流電圧の半周期の1回目のインダクタ電流が下降するときのアクティブスイッチング素子のオン時間は、
    前回のサンプリング周期における入力された交流電圧の絶対値を、前回のサンプリング周期の出力された直流電圧と入力された交流電圧の絶対値の差で除算しかつ前回のサンプリング周期のアクティブスイッチング素子のオン時間を乗算した計算結果を用いる、請求項3に記載の電力変換装置の制御回路。
  5. 前記制御回路は、次のサンプリング周期の制御のために、現在のサンプリング周期の入力された交流電圧、出力された直流電圧、及び前記アクティブスイッチング素子のオン時間を格納する記憶部を備える、請求項1~4のうちのいずれか1つに記載の電力変換装置の制御回路。
  6. 前記制御回路は、次のサンプリング周期の制御のために、現在のサンプリング周期における入力された交流電圧の絶対値を、現在のサンプリング周期の出力された直流電圧と入力された交流電圧の絶対値の差で除算しかつ現在のサンプリング周期のアクティブスイッチング素子のオン時間を乗算した計算結果を所定の記憶部に格納する、請求項1~4のうちのいずれか1つに記載の電力変換装置の制御回路。
  7. 前記信号発生部は、
    前記インダクタに流れるインダクタ電流を検出し、前記検出したインダクタ電流を当該インダクタ電流に対応する電圧に変換する電流検出部と、
    前記変換された電圧を所定のしきい値と比較することで、前記インダクタ電流がゼロアンペア点を通過したことを示す所定のタイミング信号であるパルス電圧を出力するパルス発生部とを備える、請求項1~6のうちのいずれか1つに記載の電力変換装置の制御回路。
  8. 前記パルス発生部は、
    前記電流検出部から出力される電圧を非反転入力端子に入力し、当該電圧を、反転入力端子に入力されるしきい値電圧と比較することで、前記インダクタ電流がゼロアンペア点を通過して正値になったことを示す第1のパルス電圧を出力する第1のコンパレータと、
    前記電流検出部から出力される電圧を反転入力端子に入力し、当該電圧を、非反転入力端子に入力されるしきい値電圧と比較することで、前記インダクタ電流がゼロアンペア点を通過して負値になったことを示す第2のパルス電圧を出力する第2のコンパレータと、
    を備える、請求項7に記載の電力変換装置の制御回路。
  9. 請求項1~8のうちのいずれか1つに記載の電力変換装置の制御回路を備える、
    電力変換装置。
  10. 前記電力変換装置は、スイッチング電源装置、ブリッジレストーテンポール型力率改善コンバータ装置、同期整流型力率改善コンバータ装置、又はDC/DC変換装置である、請求項9記載の電力変換装置。
JP2020203574A 2020-12-08 2020-12-08 電力変換装置の制御回路及び電力変換装置 Pending JP2022090953A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020203574A JP2022090953A (ja) 2020-12-08 2020-12-08 電力変換装置の制御回路及び電力変換装置
PCT/JP2021/033746 WO2022123848A1 (ja) 2020-12-08 2021-09-14 電力変換装置の制御回路及び電力変換装置
TW110142866A TWI818358B (zh) 2020-12-08 2021-11-18 電力轉換裝置的控制電路以及電力轉換裝置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020203574A JP2022090953A (ja) 2020-12-08 2020-12-08 電力変換装置の制御回路及び電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022090953A true JP2022090953A (ja) 2022-06-20
JP2022090953A5 JP2022090953A5 (ja) 2023-11-01

Family

ID=81973553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020203574A Pending JP2022090953A (ja) 2020-12-08 2020-12-08 電力変換装置の制御回路及び電力変換装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2022090953A (ja)
TW (1) TWI818358B (ja)
WO (1) WO2022123848A1 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5401729B2 (ja) * 2010-01-31 2014-01-29 国立大学法人 長崎大学 電力変換装置の制御回路および制御方法
JP5587260B2 (ja) * 2011-07-26 2014-09-10 コーセル株式会社 スイッチング電源装置
WO2018221031A1 (ja) * 2017-05-31 2018-12-06 日立オートモティブシステムズ株式会社 スイッチング電源装置
JP6962259B2 (ja) * 2018-04-11 2021-11-05 Tdk株式会社 スイッチング電源装置
JP7032648B2 (ja) * 2018-04-25 2022-03-09 ミツミ電機株式会社 電源制御用半導体装置およびスイッチング電源装置並びにその設計方法
JP6982254B2 (ja) * 2018-10-31 2021-12-17 ダイキン工業株式会社 電力変換装置及び空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022123848A1 (ja) 2022-06-16
TWI818358B (zh) 2023-10-11
TW202224331A (zh) 2022-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6962259B2 (ja) スイッチング電源装置
US10574135B2 (en) Zero current detection circuit for bridgeless totem pole power factor correction converter and bridgeless totem pole power factor correction converter
US8089255B2 (en) Power factor correction power supply unit, and control circuit and control method used in the same
US7436685B2 (en) Piecewise on-time modulation apparatus and method for a power factor corrector
US10236680B2 (en) Control circuit of switching power supply device
US9871455B2 (en) Current resonance type power supply device
US20230299665A1 (en) Power converting device
US20220255415A1 (en) Control circuit for power converter apparatus provided with pfc circuit operating in current-critical mode
JP2018038244A (ja) スイッチング電源装置の制御回路
WO2022123848A1 (ja) 電力変換装置の制御回路及び電力変換装置
JP6022883B2 (ja) 電源装置
JP4167811B2 (ja) スイッチング電源装置
US11539282B2 (en) Switching control circuit and power supply circuit
Dashmiz et al. Hardware efficient auto-tuned linear-gain based minimum deviation digital controller for indirect energy transfer converters
JP7160208B2 (ja) 電力変換装置の制御回路
JP5642625B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2020022306A (ja) 共振コンバータ及び共振コンバータの共振電流計測方法
JP6350327B2 (ja) 絶縁型dcdcコンバータ
US20230088626A1 (en) Integrated circuit and power supply circuit
US20230072309A1 (en) Switching control circuit and power supply circuit
CN114301304B (zh) 一种同步整流管的控制方法及控制电路、开关电源电路
JP2022126082A (ja) 電気回路の制御装置および電気回路の制御方法
JP2023135881A (ja) スイッチング制御回路および電源回路
JP2023044599A (ja) 集積回路および電源回路
JP2002262564A (ja) スイッチング電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231010

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231024