JP2022090664A - 予算管理装置および予算管理プログラム - Google Patents

予算管理装置および予算管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2022090664A
JP2022090664A JP2020203091A JP2020203091A JP2022090664A JP 2022090664 A JP2022090664 A JP 2022090664A JP 2020203091 A JP2020203091 A JP 2020203091A JP 2020203091 A JP2020203091 A JP 2020203091A JP 2022090664 A JP2022090664 A JP 2022090664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
budget
amount
decrease
increase
total
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020203091A
Other languages
English (en)
Inventor
龍児 河崎
Ryuji Kawasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2020203091A priority Critical patent/JP2022090664A/ja
Publication of JP2022090664A publication Critical patent/JP2022090664A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】予算増減の差異の程度や理由を容易に且つ効率的に把握・確認する。【解決手段】部門と案件と予算要素との組み合わせのそれぞれに該当する、当初予算額、前期の最新予算額、当期の最新予算額、前期の予算差額、および当期の予算差額、ならびに、予算要素それぞれに対応させた増減理由のそれぞれに該当する、前期の増減額、および当期の増減額を表示する。【選択図】図1

Description

この発明は、予算管理装置および予算管理プログラムに関し、具体的には、予算の執行状況を把握・確認したり予算計画の策定を補助・支援したりする技術に関する。
従来の予算管理システムとして、例えば、設定された予算を示すデータを記憶する設定予算記憶部と、使用された予算の使用額を含む予算使用実績を示すデータを記憶する予算使用実績記憶部と、予算の使用額を含む予算使用申請データの入力を行う申請データ入力部と、設定予算記憶部に記憶された設定予算データと予算使用実績記憶部に記憶された予算使用実績データから予算の残高を算出する予算残高算出手段、および、この予算残高算出手段によって算出された予算の残高と申請データ入力部に入力された予算使用申請データに含まれる予算使用額とを比較して予算の使用を認めるか否かの判断を行う判断手段、この判断手段によって使用が認められた予算使用額を含むデータによって予算使用実績記憶部に記憶されている予算使用実績データを更新する更新手段を有する演算部と、を備える、予算管理システムが知られている(特許文献1参照)。
特開2002-269328号公報
ところで、例えば会社などにおいて予算を執行する各部門から提出される案件ごとの個別の資料を単に横並びで比較するだけでは各部門における前期と当期とでの予算増減の差異の程度や理由を把握・確認するのに多大な手間や時間がかかり、また、特許文献1に記載のシステムでは、予算の使用を認めるか否かを判断することはできる一方で、予算の執行状況に応じて予算執行の前倒しや先延ばしの実行を判断することはできない、という問題がある。
そこでこの発明は、予算増減の差異の程度や理由を容易に且つ効率的に把握・確認することが可能であるとともに予算の執行状況に応じて予算執行の前倒しや先延ばしの実行を適切に判断することが可能な、予算管理装置および予算管理プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額、前記組み合わせに対応する前期の最新予算額および当期の最新予算額、ならびに、前記組み合わせに対する予算額が変更された場合の増減理由ごとの前期の増減額および当期の増減額を、記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記組み合わせを区分として、前記組み合わせのそれぞれに該当する、前記当初予算額、前記前期の最新予算額、および前記当期の最新予算額を取得するとともに、前記前期の最新予算額から前記当初予算額を減算して前記予算要素ごとの前期の予算差額を算出し、前記当期の最新予算額から前記当初予算額を減算して前記予算要素ごとの当期の予算差額を算出し、さらに、前記予算要素それぞれに対応させてさらに前記増減理由を区分として、前記増減理由のそれぞれに該当する、前記前期の増減額、および前記当期の増減額を取得する手段と、前記組み合わせのそれぞれに該当する、前記当初予算額、前記前期の最新予算額、前記当期の最新予算額、前記前期の予算差額、および前記当期の予算差額、ならびに、前記予算要素それぞれに対応させた前記増減理由のそれぞれに該当する、前記前期の増減額、および前記当期の増減額を表示する手段と、を有する、ことを特徴とする予算管理装置である。
請求項2の発明は、部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額、前記組み合わせに対応する前期の最新予算額および当期の最新予算額、ならびに、前記組み合わせに対する予算額が変更された場合の増減理由ごとの前期の増減額および当期の増減額を、記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記案件ごとに、前記当初予算額を積算して前記案件ごとの前記当初予算額の合計を算出し、前記前期の最新予算額を積算して前記案件ごとの最新予算額の前期の合計を算出し、前記当期の最新予算額を積算して前記案件ごとの最新予算額の当期の合計を算出し、前記最新予算額の前期の合計から前記当初予算額の合計を減算して前記案件ごとの前期の予算差額を算出し、前記最新予算額の当期の合計から前記当初予算額の合計を減算して前記案件ごとの当期の予算差額を算出し、前記増減理由別に前記前期の増減額を積算して前記案件ごとの前記増減理由別の増減額の前期の合計を算出し、さらに、前記増減理由別に前記当期の増減額を積算して前記案件ごとの前記増減理由別の増減額の当期の合計を算出する手段と、前記部門ごとに、前記案件のそれぞれに該当する、前記当初予算額の合計、前記最新予算額の前期の合計、前記最新予算額の当期の合計、前記前期の予算差額、および前記当期の予算差額、ならびに、前記案件それぞれに対応させた前記増減理由のそれぞれに該当する、前記増減額の前期の合計、および前記増減額の当期の合計を表示する手段と、を有する、ことを特徴とする予算管理装置である。
請求項3の発明は、部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額を記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記部門ごとに前記当初予算額を積算して前記部門ごとの前記当初予算額の合計を算出する手段と、前記組み合わせに対応する前期の最新予算額および当期の最新予算額を前記記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記部門ごとに前記前期の最新予算額を積算して前記部門ごとの最新予算額の前期の合計を算出するとともに、前記部門ごとに前記当期の最新予算額を積算して前記部門ごとの最新予算額の当期の合計を算出する手段と、前記組み合わせに対応する予算額が変更された場合の増減理由ごとの前期の増減額および当期の増減額を前記記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記部門ごとに前記増減理由別に前記前期の増減額を積算して前記部門ごとの前記増減理由別の増減額の前期の合計を算出するとともに、前記部門ごとに前記増減理由別に前記当期の増減額を積算して前記部門ごとの前記増減理由別の増減額の当期の合計を算出する手段と、前記部門を区分として、前記部門のそれぞれに該当する、前記当初予算額の合計、前記最新予算額の前期の合計、および前記最新予算額の当期の合計を取得するとともに、前記最新予算額の前期の合計から前記当初予算額の合計を減算して前記部門ごとの前期の予算差額を算出し、前記最新予算額の当期の合計から前記当初予算額の合計を減算して前記部門ごとの当期の予算差額を算出し、さらに、前記増減理由のそれぞれに該当する、前記増減額の前期の合計、および前記増減額の当期の合計を取得する手段と、前記部門のそれぞれに該当する、前記当初予算額の合計、前記最新予算額の前期の合計、前記最新予算額の当期の合計、前記前期の予算差額、および前記当期の予算差額、ならびに、前記増減理由別に前記部門のそれぞれに該当する、前記増減額の前期の合計、および前記増減額の当期の合計を表示する手段と、を有する、ことを特徴とする予算管理装置である。
請求項4の発明は、請求項3に記載の予算管理装置において、前記当期を含む予算計画の期間の次の予算計画の期間についての部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額を前記記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記部門のそれぞれに該当する前記当期の予算差額と、前記次の予算計画の期間についての前記組み合わせに対応する前記当初予算額との間の関係が所定の条件を満たす、前記次の予算計画の期間に予定されている前記案件と前記予算要素とのうちの一方を抽出し、抽出した前記案件と前記予算要素とのうちの一方に関する情報を前記表示する手段に表示させる手段をさらに有する、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、コンピュータを、部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額、前記組み合わせに対応する前期の最新予算額および当期の最新予算額、ならびに、前記組み合わせに対する予算額が変更された場合の増減理由ごとの前期の増減額および当期の増減額を、記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記組み合わせを区分として、前記組み合わせのそれぞれに該当する、前記当初予算額、前記前期の最新予算額、および前記当期の最新予算額を取得するとともに、前記前期の最新予算額から前記当初予算額を減算して前記予算要素ごとの前期の予算差額を算出し、前記当期の最新予算額から前記当初予算額を減算して前記予算要素ごとの当期の予算差額を算出し、さらに、前記予算要素それぞれに対応させてさらに前記増減理由を区分として、前記増減理由のそれぞれに該当する、前記前期の増減額、および前記当期の増減額を取得する手段、および、前記組み合わせのそれぞれに該当する、前記当初予算額、前記前期の最新予算額、前記当期の最新予算額、前記前期の予算差額、および前記当期の予算差額、ならびに、前記予算要素それぞれに対応させた前記増減理由のそれぞれに該当する、前記前期の増減額、および前記当期の増減額を表示する手段、として機能させる、ことを特徴とする予算管理プログラムである。
請求項6の発明は、コンピュータを、部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額、前記組み合わせに対応する前期の最新予算額および当期の最新予算額、ならびに、前記組み合わせに対する予算額が変更された場合の増減理由ごとの前期の増減額および当期の増減額を、記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記案件ごとに、前記当初予算額を積算して前記案件ごとの前記当初予算額の合計を算出し、前記前期の最新予算額を積算して前記案件ごとの最新予算額の前期の合計を算出し、前記当期の最新予算額を積算して前記案件ごとの最新予算額の当期の合計を算出し、前記最新予算額の前期の合計から前記当初予算額の合計を減算して前記案件ごとの前期の予算差額を算出し、前記最新予算額の当期の合計から前記当初予算額の合計を減算して前記案件ごとの当期の予算差額を算出し、前記増減理由別に前記前期の増減額を積算して前記案件ごとの前記増減理由別の増減額の前期の合計を算出し、さらに、前記増減理由別に前記当期の増減額を積算して前記案件ごとの前記増減理由別の増減額の当期の合計を算出する手段、および、前記部門ごとに、前記案件のそれぞれに該当する、前記当初予算額の合計、前記最新予算額の前期の合計、前記最新予算額の当期の合計、前記前期の予算差額、および前記当期の予算差額、ならびに、前記案件それぞれに対応させた前記増減理由のそれぞれに該当する、前記増減額の前期の合計、および前記増減額の当期の合計を表示する手段、として機能させる、ことを特徴とする予算管理プログラムである。
請求項7の発明は、コンピュータを、部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額を記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記部門ごとに前記当初予算額を積算して前記部門ごとの前記当初予算額の合計を算出する手段、前記組み合わせに対応する前期の最新予算額および当期の最新予算額を前記記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記部門ごとに前記前期の最新予算額を積算して前記部門ごとの最新予算額の前期の合計を算出するとともに、前記部門ごとに前記当期の最新予算額を積算して前記部門ごとの最新予算額の当期の合計を算出する手段、前記組み合わせに対応する予算額が変更された場合の増減理由ごとの前期の増減額および当期の増減額を前記記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記部門ごとに前記増減理由別に前記前期の増減額を積算して前記部門ごとの前記増減理由別の増減額の前期の合計を算出するとともに、前記部門ごとに前記増減理由別に前記当期の増減額を積算して前記部門ごとの前記増減理由別の増減額の当期の合計を算出する手段、前記部門を区分として、前記部門のそれぞれに該当する、前記当初予算額の合計、前記最新予算額の前期の合計、および前記最新予算額の当期の合計を取得するとともに、前記最新予算額の前期の合計から前記当初予算額の合計を減算して前記部門ごとの前期の予算差額を算出し、前記最新予算額の当期の合計から前記当初予算額の合計を減算して前記部門ごとの当期の予算差額を算出し、さらに、前記増減理由のそれぞれに該当する、前記増減額の前期の合計、および前記増減額の当期の合計を取得する手段、および、前記部門のそれぞれに該当する、前記当初予算額の合計、前記最新予算額の前期の合計、前記最新予算額の当期の合計、前記前期の予算差額、および前記当期の予算差額、ならびに、前記増減理由別に前記部門のそれぞれに該当する、前記増減額の前期の合計、および前記増減額の当期の合計を表示する手段、として機能させる、ことを特徴とする予算管理プログラムである。
請求項8の発明は、請求項7に記載の予算管理プログラムにおいて、コンピュータを、前記当期を含む予算計画の期間の次の予算計画の期間についての部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額を前記記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記部門のそれぞれに該当する前記当期の予算差額と、前記次の予算計画の期間についての前記組み合わせに対応する前記当初予算額との間の関係が所定の条件を満たす、前記次の予算計画の期間に予定されている前記案件と前記予算要素とのうちの一方を抽出し、抽出した前記案件と前記予算要素とのうちの一方に関する情報を前記表示する手段に表示させる手段、としてさらに機能させる、ことを特徴とする。
請求項1や請求項5の発明によれば、部門と案件と予算要素との組み合わせのそれぞれに該当する、当初予算額、前期の最新予算額、当期の最新予算額、前期の予算差額、および当期の予算差額、ならびに、予算要素それぞれに対応させた増減理由のそれぞれに該当する、前期の増減額、および当期の増減額を表示するようにしているので、案件の予算要素を単位として、前期から当期にかけての予算額の増減の程度を把握・確認するとともに当初予算額との差異の程度および前記差異の増減の程度を把握・確認することが可能となり、また、予算額の増減の理由別に前期から当期にかけての増減額の増減の程度を把握・確認することが可能となり、延いては予算管理作業の効率性や正確性を向上させることが可能となる。また、予算要素と対応させて予算額の増減の理由別に増減額を把握・確認することができるので、将来の予算計画の策定において予算要素の予算額の見積りに反映させることによって予算計画を適切に策定することが可能となる。
請求項2や請求項6の発明によれば、部門ごとに、案件のそれぞれに該当する、当初予算額の合計、最新予算額の前期の合計、最新予算額の当期の合計、前期の予算差額、および当期の予算差額、ならびに、案件それぞれに対応させた増減理由のそれぞれに該当する、増減額の前期の合計、および増減額の当期の合計を表示するようにしているので、案件を単位として、前期から当期にかけての予算額の増減の程度を把握・確認するとともに当初予算額との差異の程度および前記差異の増減の程度を把握・確認することが可能となり、また、予算額の増減の理由別に前期から当期にかけての増減額の増減の程度を把握・確認することが可能となり、延いては予算管理作業の効率性や正確性を向上させることが可能となる。また、案件と対応させて予算額の増減の理由別に増減額を把握・確認することができるので、将来の予算計画の策定において予算要素の予算額の見積りに反映させることによって予算計画を適切に策定することが可能となる。
請求項3や請求項7の発明によれば、部門のそれぞれに該当する、当初予算額の合計、最新予算額の前期の合計、最新予算額の当期の合計、前期の予算差額、および当期の予算差額、ならびに、増減理由別に部門のそれぞれに該当する、増減額の前期の合計、および増減額の当期の合計を表示するようにしているので、部門を単位として、前期から当期にかけての予算額の増減の程度を把握・確認するとともに当初予算額との差異の程度および前記差異の増減の程度を把握・確認することが可能となり、また、予算額の増減の理由別に前期から当期にかけての増減額の増減の程度を把握・確認することが可能となり、延いては予算管理作業の効率性や正確性を向上させることが可能となる。また、部門と対応させて予算額の増減の理由別に増減額を把握・確認することができるので、将来の予算計画の策定において予算要素の予算額の見積りに反映させることによって予算計画を適切に策定することが可能となる。
請求項4や請求項8の発明によれば、部門のそれぞれに該当する当期の予算差額に応じて、次の予算計画の期間についての当初予算額が所定の条件を満たす、次の予算計画の期間に予定されている案件/予算要素に関する情報を表示するようにしているので、予算未達や予算超過の状況を把握・確認するとともに予算未達や予算超過の状況を踏まえて次年度に予定されている予算執行の前倒しや先延ばしのための案件/予算要素の候補を確認することが可能となり、延いては次年度の予算計画の策定を補助・支援することが可能となる。
この発明の実施の形態に係る予算管理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 当初予算データベースのデータ構造の例を示す図である。 最新予算データベースのデータ構造の例を示す図である。 増減理由データベースのデータ構造の例を示す図である。 案件要素比較タスクの処理結果としての表示の例を示す図である。 案件要素比較タスクの処理結果としての表示の他の例を示す図である。 部門比較タスクの処理結果としての表示の例を示す図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
この実施の形態では、予算計画の期間が1年であり、前記予算計画の期間を区分して予算の執行状況を把握・確認する予算管理の単位が1か月であるとする。そして、前記予算計画の期間のことを「予算年度」と呼び、前記予算管理の単位のことを「期」と呼ぶ。この実施の形態では、具体的には、予算年度は4月から翌年3月までの1年間であり、予算年度が第1期(即ち、4月)から第12期(即ち、翌年3月)までで構成されるものとする。ただし、予算計画の期間や予算管理の単位は、上記の設定に限定されるものではなく、予算管理の対象などに応じて任意に設定される。
図1は、この発明の実施の形態に係る予算管理装置1の概略構成を示す機能ブロック図である。この予算管理装置1は、予算の執行状況を把握・確認したり予算計画の策定を補助・支援したりするための機序であり、主として、入力部11、表示部12、メモリ13、通信部14、記憶部15、メインタスク16、およびこれらを制御などする中央処理部17を備える。
予算管理装置1は、例えば、パーソナルコンピュータなどに、装置全体の制御プログラム(図示省略)や予算管理に纏わる各種処理を実行するためのアプリケーション(予算管理プログラム18)がインストールされて構成される。
入力部11は、作業者の命令などを受けて予算管理装置1へと入力する機能を備えるインターフェースであり、例えばキーボードやマウスによって構成される。
表示部12は、入力部11を介して入力される内容を表示したり、予算管理装置1としての処理結果を表示したりなどする機能を備え、例えば液晶ディスプレイによって構成される。
メモリ13は、中央処理部17が予算管理に纏わる演算処理を実行する際に生成される情報・データを一時的に記憶などするための作業領域となる機能を備える記憶領域/記憶装置であり、例えばRAM(Random Access Memory の略)により構成される。
通信部14は、例えばLAN(Local Area Network の略)やWAN(Wide Area Network の略)を含む各種の無線/有線通信回線網を介して伝送される信号・情報の送受信/入出力を行う機能を備える通信インターフェースである。
記憶部15は、各種の情報、プログラム、およびデータなどを記憶する機能を備える記憶領域/記憶装置であり、例えばハードディスクによって構成される。
記憶部15には、予算管理装置1全体の制御プログラムや予算管理プログラム18が格納されるとともに、当初予算データベース151、各期の最新予算データベース152~154、各期の増減理由データベース155~157、および次年度当初予算データベース158が格納される。
当初予算データベース151は、予算年度の当初において予め設定されている予算の情報として、部門,案件,予算要素,および当初予算額の組み合わせデータが記録・蓄積されるデータベースである。
「部門」は、予算配分の括りとしても位置づけられる区分であり、特定の種類や分類に限定されるものではなく、例えば、予算管理装置1を使用して予算管理を行う組織の構成などに応じて、また、予算執行の概況を把握・確認する際の単位が考慮されるなどしたうえで、任意に設定される。部門は、具体的には例えば、会社の部や課、また、営業所を単位として設定され得る。
この実施の形態では、部門として、部門A,部門B,および部門Cが設定されるものとする。
「案件」は、予算割り当ての単位としても位置づけられる区分であり、特定の種類や分類に限定されるものではなく、例えば、予算管理装置1を使用して予算管理を行う組織が実施する具体的な事業や業務などに応じて、また、予算割り当ての管理上の単位が考慮されるなどしたうえで、任意に設定される。案件は、具体的には例えば、個々の工事や建造物、また、業務種類や作業内容を単位として設定され得る。
この実施の形態では、案件として、部門Aが担当する案件a1,案件a2,および案件a3、部門Bが担当する案件b1、ならびに、部門Cが担当する案件c1および案件c2が設定されるものとする。
「予算要素」は、案件ごとの予算を積算する際の項目としても位置づけられる区分であり、特定の種類や分類に限定されるものではなく、例えば、具体的な案件の内容などに応じて、また、案件を構成する作業要素や中間成果物が考慮されるなどしたうえで、任意に設定される。予算要素は、例えば、WBS(Work Breakdown Structure の略)に相当するものとして設定され得る。
この実施の形態では、予算要素として、要素1,要素2,および要素3が設定されるものとする。なお、案件の内容に応じるなどして、案件によって各々独自の予算要素が設定されるようにしてもよい。
図2に、当初予算データベース151のデータ構造の例を示す。なお、図2~図4では各データ(具体的には例えば、部門A,案件a1,要素1,理由αなど)を文字列で表記しているが、例えば電算処理における必要に応じて、適当なコード化処理が施されるようにしてもよい。また、図2~図7では金額を「XXXX」と表記しているが、実際には数値(円)である。
なお、予算要素が例えば原価要素などにさらに細分化されるようにしてもよく、この場合には、下記の処理においては、予算要素の代わりに原価要素が用いられたり、予算要素ごとに原価要素が合計されたものが予算要素として用いられたりする。
各期の最新予算データベースは、各期の末日(この実施の形態では、月末)における予算の情報として、部門,案件,予算要素,および最新予算額の組み合わせデータが記録・蓄積されるデータベースである。最新予算データベースに整理される最新予算額は、当該の予算要素に関して、予算額に変更/見直しがない場合には当初予算額のままの金額であり、予算額に変更/見直しがある場合には変更後の金額である。
この実施の形態では、予算の執行状況の把握・確認の処理時点が6月時点であるとし、記憶部15には、第1期から第3期までの各期の最新予算データベース152~154が格納されているとする。
図3に、各期の最新予算データベース152~154のデータ構造の例を示す。
なお、当期(この実施の形態では、6月)のデータである第3期の最新予算データベース154における最新予算額は、予算額の変更/見直しのたびに随時更新される予算額の最新値である。
各期の増減理由データベースは、各期の末日(この実施の形態では、月末)における、当初予算額を見積もった際の想定/条件が変更/見直しされて予算額が変更される場合の、予算額の変更に関する情報として、部門,案件,予算要素,増減額,および増減理由の組み合わせデータが記録・蓄積されるデータベースである。各期の増減理由データベース155~157には、予算額が変更された予算要素についての組み合わせデータのみが記録・蓄積され、予算額が変更されていない予算要素についての組み合わせデータは存在しないようにしてもよい。
この実施の形態では、予算の執行状況の把握・確認の処理時点が前述のとおり6月時点であるので、記憶部15には、第1期から第3期までの各期の増減理由データベース155~157が格納されている。
「増減理由」は、特定の種類や分類に限定されるものではなく、例えば、案件の内容等から想定される予算額が変動し得る事情が考慮されるなどしたうえで、また、予算額の見込みが変更された過去の実際の事情(実績)に基づいて、任意に設定される。増減理由は、予算の執行における実情により必要に応じて適宜追加されるようにしてもよい。増減理由としては、具体的には例えば、実施計画の見直しなどに伴う資材の数量の変更、調達計画の見直しなどに伴う資材の単価の変更、仕様の見直しなどに伴う内容変更、また、実施計画の見直しなどに伴う工期や人工(にんく)の変更などが挙げられる。
この実施の形態では、増減理由として、理由α,理由β,および理由γが設定されるものとする。
図4に、各期の増減理由データベース155~157のデータ構造の例を示す。
なお、各期の増減理由データベース155~157における増減理由ごとの増減額は、当期を含む当該の予算年度の始まり(この実施の形態では、4月初め)から当該期の末日(この実施の形態では、各月末)までの、増減理由ごとの増減額の合計である。また、当期(この実施の形態では、6月)のデータである第3期の増減理由データベース157における増減理由ごとの増減額は、予算額の変更/見直しのたびに随時更新され、当該の予算年度の始まりから随時追加される増減理由ごとの増減額の合計の最新値である。
次年度当初予算データベース158は、当期を含む当該の予算年度の次年度の予算年度(即ち、次の予算計画の期間)について準備/設定される予算の情報として、部門,案件,予算要素,および当初予算額の組み合わせデータが記録・蓄積されるデータベースである。
次年度当初予算データベース158のデータ構造は、当初予算データベース151のデータ構造と同様であり、図2に示すデータ構造が一例である。
なお、上記データベース151~158の一部もしくは全部がサーバなどの外部記憶装置に格納されるようにしてもよく、この場合には、予算管理装置1が、通信部14を介して外部記憶装置にアクセスして各種データや情報を取得するようにしてもよく、あるいは、種々の信号回線を介して外部記憶装置との間でデータや制御指令等の信号の送受信/入出力を行うための接続インターフェースを備えるようにして当該接続インターフェースを介して外部記憶装置にアクセスして各種データや情報を取得するようにしてもよい。
また、当初予算データベース151,各期の最新予算データベース152~154,各期の増減理由データベース155~157,および次年度当初予算データベース158のうちの少なくとも一部が統合されたデータベースとして整備されるようにしてもよい。具体的には例えば、当初予算データベース151に相当するデータ,各期の最新予算データベース152~154に相当するデータ,各期の増減理由データベース155~157に相当するデータ,および次年度当初予算データベース158に相当するデータのうちのいずれのデータであるのかを判別するためのフラグがデータ構造に含められるようにしたうえで統合されるようにしてもよい。
メインタスク16は、記憶部15に格納される予算管理プログラム18が実行されることによって実現される、予算管理に纏わる各種処理を実行するためのタスク群である。
中央処理部17は、予算管理装置1を構成する各部を統制して制御などする機能を備え、例えば、中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit の略)を含んで構成され、記憶部15に格納される制御プログラムや予算管理プログラム18に従って各機能を実現する。
そして、予算管理装置1は、部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額、前記組み合わせに対応する前期の最新予算額および当期の最新予算額、ならびに、前記組み合わせに対する予算額が変更された場合の増減理由ごとの前期の増減額および当期の増減額を、記憶部15に格納されているデータベース(当初予算データベース151、各期の最新予算データベース152~154、各期の増減理由データベース155~157)から読み込み、前記組み合わせを区分として、前記組み合わせのそれぞれに該当する、当初予算額、前期の最新予算額、および当期の最新予算額を取得するとともに、前期の最新予算額から当初予算額を減算して予算要素ごとの前期の予算差額を算出し、当期の最新予算額から当初予算額を減算して予算要素ごとの当期の予算差額を算出し、さらに、予算要素それぞれに対応させてさらに増減理由を区分として、増減理由のそれぞれに該当する、前期の増減額、および当期の増減額を取得する手段(案件要素比較タスク161)と、前記組み合わせのそれぞれに該当する、当初予算額、前期の最新予算額、当期の最新予算額、前期の予算差額、および当期の予算差額、ならびに、予算要素それぞれに対応させた増減理由のそれぞれに該当する、前期の増減額、および当期の増減額を表示する手段(表示部12)と、を有する、ようにしている。
予算管理装置1は、また、部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額を記憶部15に格納されている当初予算データベース151から読み込み、部門ごとに当初予算額を積算して部門ごとの当初予算額の合計を算出する手段(部門当初額集計タスク162)と、前記組み合わせに対応する前期の最新予算額および当期の最新予算額を記憶部15に格納されている各期の最新予算データベース152~154から読み込み、部門ごとに前期の最新予算額を積算して部門ごとの最新予算額の前期の合計を算出するとともに、部門ごとに当期の最新予算額を積算して部門ごとの最新予算額の当期の合計を算出する手段(部門最新額集計タスク163)と、前記組み合わせに対応する予算額が変更された場合の増減理由ごとの前期の増減額および当期の増減額を記憶部15に格納されている各期の増減理由データベース155~157から読み込み、部門ごとに増減理由別に前期の増減額を積算して部門ごとの増減理由別の増減額の前期の合計を算出するとともに、部門ごとに増減理由別に当期の増減額を積算して部門ごとの増減理由別の増減額の当期の合計を算出する手段(部門増減額集計タスク164)と、部門を区分として、部門のそれぞれに該当する、当初予算額の合計、最新予算額の前期の合計、および最新予算額の当期の合計を取得するとともに、最新予算額の前期の合計から当初予算額の合計を減算して部門ごとの前期の予算差額を算出し、最新予算額の当期の合計から当初予算額の合計を減算して部門ごとの当期の予算差額を算出し、さらに、増減理由のそれぞれに該当する、増減額の前期の合計、および増減額の当期の合計を取得する手段(部門比較タスク165)と、部門のそれぞれに該当する、当初予算額の合計、最新予算額の前期の合計、最新予算額の当期の合計、前期の予算差額、および当期の予算差額、ならびに、増減理由別に部門のそれぞれに該当する、増減額の前期の合計、および増減額の当期の合計を表示する手段(表示部12)と、を有する、ようにしている。
予算管理装置1は、さらに、当期を含む予算計画の期間の次の予算計画の期間についての部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額を記憶部15に格納されている次年度当初予算データベース158から読み込み、部門のそれぞれに該当する当期の予算差額と、次の予算計画の期間についての前記組み合わせに対応する当初予算額との間の関係が所定の条件を満たす、次の予算計画の期間に予定されている案件と予算要素とのうちの一方を抽出し、抽出した案件と予算要素とのうちの一方に関する情報を表示部12に表示させる手段(変更候補表示タスク166)を有する、ようにしている。
上記予算管理に纏わる処理を実行するために、記憶部15に格納される予算管理プログラム18が読み出されて実行されることにより、メインタスク16が構成される。メインタスク16は、案件要素比較タスク161、部門当初額集計タスク162、部門最新額集計タスク163、部門増減額集計タスク164、部門比較タスク165、および変更候補表示タスク166を含む。
ここで、この実施の形態では、予算の執行状況の把握・確認の処理時点が前述のとおり6月時点であるとしているので、当期は第3期であるとともに前期は第2期である。
案件要素比較タスク161は、当初予算データベース151、第2期の最新予算データベース153および第3期の最新予算データベース154、ならびに、第2期の増減理由データベース156および第3期の増減理由データベース157を読み込む。
そして、案件要素比較タスク161は、部門、案件、および予算要素の組み合わせを区分として、前記区分(前記組み合わせ)のそれぞれに該当する、当初予算額、前期(即ち、第2期)の最新予算額、および当期(即ち、第3期)の最新予算額を取得するとともに、前期の最新予算額から当初予算額を減算した額(予算要素ごとの前期の予算差額)、および当期の最新予算額から当初予算額を減算した額(予算要素ごとの当期の予算差額)を算出する。
案件要素比較タスク161は、加えて、予算要素それぞれに対応させてさらに増減理由を区分として、前期の増減額、および当期の増減額を取得する。
そして、案件要素比較タスク161は、上記の処理によって得られる金額を整理した表を表示部12に表示させる。案件要素比較タスク161の処理結果としての表示の例を図5に示す。
案件要素比較タスク161の処理結果としての図5に示す例のような整理により、案件の予算要素を単位として、前期から当期にかけての予算額の増減の程度が把握・確認されるとともに当初予算額との差異の程度および前記差異の増減の程度が把握・確認され、また、予算額の増減の理由別に前期から当期にかけての増減額の増減の程度が把握・確認される。
案件要素比較タスク161の処理結果としての表示の他の例を図6に示す。図6に示す例では、部門単位で案件ごとに予算額が積算され、部門と案件との組み合わせを区分として、前記区分(前記組み合わせ)のそれぞれに該当する、当初予算額、前期(即ち、第2期)の最新予算額、および当期(即ち、第3期)の最新予算額、ならびに、前期の最新予算額から当初予算額を減算した額(案件ごとの前期の予算差額)、および当期の最新予算額から当初予算額を減算した額(案件ごとの当期の予算差額)が整理される。図6に示す例では、加えて、案件別に増減理由ごとに増減額が積算され、案件それぞれに対応させてさらに増減理由を区分として、前期の増減額、および当期の増減額が整理される。
案件要素比較タスク161の処理結果としての図6に示す例のような整理により、案件を単位として、前期から当期にかけての予算額の増減の程度が把握・確認されるとともに当初予算額との差異の程度および前記差異の増減の程度が把握・確認され、また、予算額の増減の理由別に前期から当期にかけての増減額の増減の程度が把握・確認される。なお、図6に示すような案件ごとの予算額の積算金額や案件単位の増減理由ごとの増減額の積算金額が、図5に例として示す表中の適当な位置に入れ込まれるようにしてもよい。
部門当初額集計タスク162は、当初予算データベース151を読み込み、部門ごとに当初予算額を積算して部門ごとの当初予算額の合計を算出する。
部門最新額集計タスク163は、第2期の最新予算データベース153を読み込んで部門ごとに最新予算額を積算して部門ごとの最新予算額の前期の合計を算出するとともに、第3期の最新予算データベース154を読み込んで部門ごとに最新予算額を積算して部門ごとの最新予算額の当期の合計を算出する。
部門増減額集計タスク164は、第2期の増減理由データベース156を読み込んで部門ごとに増減理由別に増減額を積算して部門ごとの増減理由別の増減額の前期の合計を算出するとともに、第3期の増減理由データベース157を読み込んで部門ごとに増減理由別に増減額を積算して部門ごとの増減理由別の増減額の当期の合計を算出する。
部門比較タスク165は、部門当初額集計タスク162や部門最新額集計タスク163によって算出される値から、部門を区分として、前記区分のそれぞれに該当する、当初予算額の合計、最新予算額の前期の合計、および最新予算額の当期の合計を取得するとともに、最新予算額の前期の合計から当初予算額の合計を減算した額(部門ごとの前期の予算差額)、および最新予算額の当期の合計から当初予算額の合計を減算した額(部門ごとの当期の予算差額)を算出する。
部門比較タスク165は、加えて、部門増減額集計タスク164によって算出される値から、増減理由と部門との組み合わせを区分として、前記区分(前記組み合わせ)のそれぞれに該当する、増減額の前期の合計、および増減額の当期の合計を取得する。
そして、部門比較タスク165は、上記の処理によって得られる金額を整理した表を表示部12に表示させる。部門比較タスク165の処理結果としての表示の例を図7に示す。
部門比較タスク165の処理結果としての図7に示す例のような整理により、部門を単位として、前期から当期にかけての予算額の増減の程度が把握・確認されるとともに当初予算額との差異の程度および前記差異の増減の程度が把握・確認され、また、予算額の増減の理由別に前期から当期にかけての増減額の増減の程度が把握・確認される。
変更候補表示タスク166は、部門比較タスク165による処理の結果における部門ごとの最新予算額の当期の合計から当初予算額の合計を減算した額(部門ごとの当期の予算差額;図7に例として示す表中の「ΣAΔXc(円)」,「ΣBΔXc(円)」,「ΣCΔXc(円)」)に基づいて、所定の条件を満たす、次年度に予定されている案件/予算要素に関する情報を表示する。
変更候補表示タスク166は、具体的には例えば、作業者によって入力部11を介して或る部門についての予算見直しの処理が指定された場合に、前記或る部門の当期の予算差額ΣAΔXc,ΣBΔXc,ΣCΔXc(円)を参照する。
そして、上記当期の予算差額ΣAΔXc,ΣBΔXc,ΣCΔXc(円)がマイナス(即ち、最新予算額が当初予算額を下回って予算未達の状態)の場合には、変更候補表示タスク166は、次年度当初予算データベース158を読み込み、当初予算額が上記当期の予算差額の絶対値以下の次年度に予定されている案件/予算要素を抽出してその一覧を表示部12に表示させる。この際、当期の予算差額の絶対値と当初予算額との差が小さい順に表示される。
ここで、上記当期の予算差額の絶対値と次年度に予定されている案件/予算要素の当初予算額との比較の際に、案件の予算要素ごとの当初予算額が用いられて比較されて案件の予算要素の一覧が表示されるようにしてもよく、或いは、案件単位で予算要素ごとの当初予算額が上記当期の予算差額を上回らない予算要素の組み合わせが生成されて前記組み合わせでの当初予算額の合計が用いられて比較されて案件の予算要素の組み合わせの一覧が表示されるようにしてもよく、または、予算要素ごとの当初予算額の案件単位での合計(即ち、案件ごとの当初予算額)が用いられて比較されて案件の一覧が表示されるようにしてもよく、或いは、案件ごとの当初予算額が上記当期の予算差額を上回らない案件の組み合わせが生成されて前記組み合わせでの当初予算額の合計が用いられて比較されて案件の組み合わせの一覧が表示されるようにしてもよい。
また、次年度に予定されている案件/予算要素の一覧が表示部12に表示される際に、前記案件/予算要素各々の重要度が対応づけられて表示されるようにしてもよく、重要度が高い案件/予算要素が優先的に表示されるようにしてもよい。また、案件/予算要素の予定期間やその他の事情などの情報が対応づけられて表示されるようにしてもよい。
また、例えば部門Aについての予算見直しの処理が指定された場合に、次年度に予定されている案件/予算要素のうちの部門Aが担当する案件/予算要素のみの一覧が表示されるようにしてもよく、或いは、すべての部門の案件/予算要素の一覧が表示されるようにしてもよい。
なお、予算未達の状態の場合で、次年度に予定されている案件/予算要素を抽出して一覧を表示する際に、当初予算額が当期の予算差額の絶対値以下の案件/予算要素に加えて、当初予算額が当期の予算差額の絶対値を上回る幅が所定の範囲におさまっている案件/予算要素も抽出して表示するようにしてもよい。すなわち、例えば、所定の範囲内であれば予算超過が許容される場合に有用な情報が提供されるようにしてもよい。
一方、上記当期の予算差額ΣAΔXc,ΣBΔXc,ΣCΔXc(円)がプラス(即ち、最新予算額が当初予算額を上回って予算超過の状態)の場合には、変更候補表示タスク166は、次年度当初予算データベース158を読み込み、当初予算額が上記当期の予算差額以上の次年度に予定されている案件/予算要素を抽出してその一覧を表示部12に表示させる。この際、当期の予算差額と当初予算額との差が小さい順に表示される。
上記当期の予算差額と次年度に予定されている案件/予算要素の当初予算額との比較の際に、案件の予算要素ごとの当初予算額、或いは、案件単位での予算要素の組み合わせの当初予算額、または、案件ごとの当初予算額、或いは、案件の組み合わせの当初予算額が用いられて比較されてそれぞれに対応する一覧が表示されるようにしてもよいことは上記と同じである。
また、案件/予算要素の重要度などが対応づけられて表示されるようにしたり、重要度が高い案件/予算要素が優先的に表示されるようにしたり、特定の部門が担当する案件/予算要素のみの一覧若しくはすべての部門の案/予算要素件の一覧が表示されるようにしたりしてもよいことも上記と同じである。
なお、予算超過の状態の場合で、次年度に予定されている案件/予算要素を抽出して一覧を表示する際に、当初予算額が当期の予算差額以上の案件/予算要素に加えて、当初予算額が当期の予算差額を下回る幅が所定の範囲におさまっている案件/予算要素も抽出して表示するようにしてもよい。すなわち、例えば、所定の範囲内であれば予算超過が許容される場合に有用な情報が提供されるようにしてもよい。
変更候補表示タスク166の働きとして、当初予算額が予算未達額以下の(および、当初予算額が予算未達額を所定の範囲内で上回る)次年度の案件/予算要素の情報が表示されることにより、次年度に予定されている予算執行の前倒しのための案件/予算要素の候補が把握・確認され、また、当初予算額が予算超過額以上の(および、当初予算額が予算超過額を所定の範囲内で下回る)次年度の案件/予算要素の情報が表示されることにより、次年度に予定されている予算執行の先延ばしのための案件/予算要素の候補が把握・確認される。
以上のように、この予算管理装置1および予算管理プログラム18によれば、部門と案件と予算要素との組み合わせのそれぞれに該当する、当初予算額、前期の最新予算額、当期の最新予算額、前期の予算差額、および当期の予算差額、ならびに、予算要素それぞれに対応させた増減理由のそれぞれに該当する、前期の増減額、および当期の増減額を表示するようにしているので、案件の予算要素を単位として、前期から当期にかけての予算額の増減の程度を把握・確認するとともに当初予算額との差異の程度および前記差異の増減の程度を把握・確認することが可能となり、また、予算額の増減の理由別に前期から当期にかけての増減額の増減の程度を把握・確認することが可能となり(図5参照)、延いては予算管理作業の効率性や正確性を向上させることが可能となる。また、予算要素と対応させて予算額の増減の理由別に増減額を把握・確認することができるので(図5参照)、将来の予算計画の策定において予算要素の予算額の見積りに反映させることによって予算計画を適切に策定することが可能となる。
この予算管理装置1および予算管理プログラム18によれば、また、部門ごとに、案件のそれぞれに該当する、当初予算額の合計、最新予算額の前期の合計、最新予算額の当期の合計、前期の予算差額、および当期の予算差額、ならびに、案件それぞれに対応させた増減理由のそれぞれに該当する、増減額の前期の合計、および増減額の当期の合計を表示するようにしているので、案件を単位として、前期から当期にかけての予算額の増減の程度を把握・確認するとともに当初予算額との差異の程度および前記差異の増減の程度を把握・確認することが可能となり、また、予算額の増減の理由別に前期から当期にかけての増減額の増減の程度を把握・確認することが可能となり(図6参照)、延いては予算管理作業の効率性や正確性を向上させることが可能となる。また、案件と対応させて予算額の増減の理由別に増減額を把握・確認することができるので(図6参照)、将来の予算計画の策定において予算要素の予算額の見積りに反映させることによって予算計画を適切に策定することが可能となる。
この予算管理装置1および予算管理プログラム18によれば、また、部門のそれぞれに該当する、当初予算額の合計、最新予算額の前期の合計、最新予算額の当期の合計、前期の予算差額、および当期の予算差額、ならびに、増減理由別に部門のそれぞれに該当する、増減額の前期の合計、および増減額の当期の合計を表示するようにしているので、部門を単位として、前期から当期にかけての予算額の増減の程度を把握・確認するとともに当初予算額との差異の程度および前記差異の増減の程度を把握・確認することが可能となり、また、予算額の増減の理由別に前期から当期にかけての増減額の増減の程度を把握・確認することが可能となり(図7参照)、延いては予算管理作業の効率性や正確性を向上させることが可能となる。また、部門と対応させて予算額の増減の理由別に増減額を把握・確認することができるので(図7参照)、将来の予算計画の策定において予算要素の予算額の見積りに反映させることによって予算計画を適切に策定することが可能となる。
この予算管理装置1および予算管理プログラム18によれば、また、部門のそれぞれに該当する当期の予算差額に応じて、次の予算計画の期間についての当初予算額が所定の条件を満たす、次の予算計画の期間に予定されている案件/予算要素に関する情報を表示するようにしているので、予算未達や予算超過の状況を把握・確認するとともに予算未達や予算超過の状況を踏まえて次年度に予定されている予算執行の前倒しや先延ばしのための案件/予算要素の候補を確認することが可能となり、延いては次年度の予算計画の策定を補助・支援することが可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態では図5に例を示す結果、図6に例を示す結果、および図7に例を示す結果を表示するための処理が行われるようにしているが、図5乃至図7の結果のすべてが表示されることはこの発明の必須の要件ではなく、図5乃至図7に例を示す結果のうちの少なくとも1つを表示するための処理が行われるようにしてもよい。
この発明は、特に予算増減の差異の程度や理由を容易に且つ効率的に把握・確認したり予算の執行状況に応じて予算執行の前倒しや先延ばしの実行を適切に判断したりすることが可能であり、例えば、会社における予算の執行状況を把握・確認したり予算計画を策定したり見直したりする分野において有用であり、会社の事業遂行において有用である。
1 予算管理装置
11 入力部
12 表示部
13 メモリ
14 通信部
15 記憶部
151 当初予算データベース
152 第1期の最新予算データベース
153 第2期の最新予算データベース
154 第3期の最新予算データベース
155 第1期の増減理由データベース
156 第2期の増減理由データベース
157 第3期の増減理由データベース
158 次年度当初予算データベース
16 メインタスク
161 案件要素比較タスク
162 部門当初額集計タスク
163 部門最新額集計タスク
164 部門増減額集計タスク
165 部門比較タスク
166 変更候補表示タスク
17 中央処理部
18 予算管理プログラム

Claims (8)

  1. 部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額、前記組み合わせに対応する前期の最新予算額および当期の最新予算額、ならびに、前記組み合わせに対する予算額が変更された場合の増減理由ごとの前期の増減額および当期の増減額を、記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、
    前記組み合わせを区分として、前記組み合わせのそれぞれに該当する、前記当初予算額、前記前期の最新予算額、および前記当期の最新予算額を取得するとともに、前記前期の最新予算額から前記当初予算額を減算して前記予算要素ごとの前期の予算差額を算出し、前記当期の最新予算額から前記当初予算額を減算して前記予算要素ごとの当期の予算差額を算出し、さらに、前記予算要素それぞれに対応させてさらに前記増減理由を区分として、前記増減理由のそれぞれに該当する、前記前期の増減額、および前記当期の増減額を取得する手段と、
    前記組み合わせのそれぞれに該当する、前記当初予算額、前記前期の最新予算額、前記当期の最新予算額、前記前期の予算差額、および前記当期の予算差額、ならびに、前記予算要素それぞれに対応させた前記増減理由のそれぞれに該当する、前記前期の増減額、および前記当期の増減額を表示する手段と、を有する、
    ことを特徴とする予算管理装置。
  2. 部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額、前記組み合わせに対応する前期の最新予算額および当期の最新予算額、ならびに、前記組み合わせに対する予算額が変更された場合の増減理由ごとの前期の増減額および当期の増減額を、記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、
    前記案件ごとに、前記当初予算額を積算して前記案件ごとの前記当初予算額の合計を算出し、前記前期の最新予算額を積算して前記案件ごとの最新予算額の前期の合計を算出し、前記当期の最新予算額を積算して前記案件ごとの最新予算額の当期の合計を算出し、前記最新予算額の前期の合計から前記当初予算額の合計を減算して前記案件ごとの前期の予算差額を算出し、前記最新予算額の当期の合計から前記当初予算額の合計を減算して前記案件ごとの当期の予算差額を算出し、前記増減理由別に前記前期の増減額を積算して前記案件ごとの前記増減理由別の増減額の前期の合計を算出し、さらに、前記増減理由別に前記当期の増減額を積算して前記案件ごとの前記増減理由別の増減額の当期の合計を算出する手段と、
    前記部門ごとに、前記案件のそれぞれに該当する、前記当初予算額の合計、前記最新予算額の前期の合計、前記最新予算額の当期の合計、前記前期の予算差額、および前記当期の予算差額、ならびに、前記案件それぞれに対応させた前記増減理由のそれぞれに該当する、前記増減額の前期の合計、および前記増減額の当期の合計を表示する手段と、を有する、
    ことを特徴とする予算管理装置。
  3. 部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額を記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記部門ごとに前記当初予算額を積算して前記部門ごとの前記当初予算額の合計を算出する手段と、
    前記組み合わせに対応する前期の最新予算額および当期の最新予算額を前記記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記部門ごとに前記前期の最新予算額を積算して前記部門ごとの最新予算額の前期の合計を算出するとともに、前記部門ごとに前記当期の最新予算額を積算して前記部門ごとの最新予算額の当期の合計を算出する手段と、
    前記組み合わせに対応する予算額が変更された場合の増減理由ごとの前期の増減額および当期の増減額を前記記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記部門ごとに前記増減理由別に前記前期の増減額を積算して前記部門ごとの前記増減理由別の増減額の前期の合計を算出するとともに、前記部門ごとに前記増減理由別に前記当期の増減額を積算して前記部門ごとの前記増減理由別の増減額の当期の合計を算出する手段と、
    前記部門を区分として、前記部門のそれぞれに該当する、前記当初予算額の合計、前記最新予算額の前期の合計、および前記最新予算額の当期の合計を取得するとともに、前記最新予算額の前期の合計から前記当初予算額の合計を減算して前記部門ごとの前期の予算差額を算出し、前記最新予算額の当期の合計から前記当初予算額の合計を減算して前記部門ごとの当期の予算差額を算出し、さらに、前記増減理由のそれぞれに該当する、前記増減額の前期の合計、および前記増減額の当期の合計を取得する手段と、
    前記部門のそれぞれに該当する、前記当初予算額の合計、前記最新予算額の前期の合計、前記最新予算額の当期の合計、前記前期の予算差額、および前記当期の予算差額、ならびに、前記増減理由別に前記部門のそれぞれに該当する、前記増減額の前期の合計、および前記増減額の当期の合計を表示する手段と、を有する、
    ことを特徴とする予算管理装置。
  4. 前記当期を含む予算計画の期間の次の予算計画の期間についての部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額を前記記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、
    前記部門のそれぞれに該当する前記当期の予算差額と、前記次の予算計画の期間についての前記組み合わせに対応する前記当初予算額との間の関係が所定の条件を満たす、前記次の予算計画の期間に予定されている前記案件と前記予算要素とのうちの一方を抽出し、
    抽出した前記案件と前記予算要素とのうちの一方に関する情報を前記表示する手段に表示させる手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の予算管理装置。
  5. コンピュータを、
    部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額、前記組み合わせに対応する前期の最新予算額および当期の最新予算額、ならびに、前記組み合わせに対する予算額が変更された場合の増減理由ごとの前期の増減額および当期の増減額を、記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、
    前記組み合わせを区分として、前記組み合わせのそれぞれに該当する、前記当初予算額、前記前期の最新予算額、および前記当期の最新予算額を取得するとともに、前記前期の最新予算額から前記当初予算額を減算して前記予算要素ごとの前期の予算差額を算出し、前記当期の最新予算額から前記当初予算額を減算して前記予算要素ごとの当期の予算差額を算出し、さらに、前記予算要素それぞれに対応させてさらに前記増減理由を区分として、前記増減理由のそれぞれに該当する、前記前期の増減額、および前記当期の増減額を取得する手段、および、
    前記組み合わせのそれぞれに該当する、前記当初予算額、前記前期の最新予算額、前記当期の最新予算額、前記前期の予算差額、および前記当期の予算差額、ならびに、前記予算要素それぞれに対応させた前記増減理由のそれぞれに該当する、前記前期の増減額、および前記当期の増減額を表示する手段、として機能させる、
    ことを特徴とする予算管理プログラム。
  6. コンピュータを、
    部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額、前記組み合わせに対応する前期の最新予算額および当期の最新予算額、ならびに、前記組み合わせに対する予算額が変更された場合の増減理由ごとの前期の増減額および当期の増減額を、記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、
    前記案件ごとに、前記当初予算額を積算して前記案件ごとの前記当初予算額の合計を算出し、前記前期の最新予算額を積算して前記案件ごとの最新予算額の前期の合計を算出し、前記当期の最新予算額を積算して前記案件ごとの最新予算額の当期の合計を算出し、前記最新予算額の前期の合計から前記当初予算額の合計を減算して前記案件ごとの前期の予算差額を算出し、前記最新予算額の当期の合計から前記当初予算額の合計を減算して前記案件ごとの当期の予算差額を算出し、前記増減理由別に前記前期の増減額を積算して前記案件ごとの前記増減理由別の増減額の前期の合計を算出し、さらに、前記増減理由別に前記当期の増減額を積算して前記案件ごとの前記増減理由別の増減額の当期の合計を算出する手段、および、
    前記部門ごとに、前記案件のそれぞれに該当する、前記当初予算額の合計、前記最新予算額の前期の合計、前記最新予算額の当期の合計、前記前期の予算差額、および前記当期の予算差額、ならびに、前記案件それぞれに対応させた前記増減理由のそれぞれに該当する、前記増減額の前期の合計、および前記増減額の当期の合計を表示する手段、として機能させる、
    ことを特徴とする予算管理プログラム。
  7. コンピュータを、
    部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額を記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記部門ごとに前記当初予算額を積算して前記部門ごとの前記当初予算額の合計を算出する手段、
    前記組み合わせに対応する前期の最新予算額および当期の最新予算額を前記記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記部門ごとに前記前期の最新予算額を積算して前記部門ごとの最新予算額の前期の合計を算出するとともに、前記部門ごとに前記当期の最新予算額を積算して前記部門ごとの最新予算額の当期の合計を算出する手段、
    前記組み合わせに対応する予算額が変更された場合の増減理由ごとの前期の増減額および当期の増減額を前記記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、前記部門ごとに前記増減理由別に前記前期の増減額を積算して前記部門ごとの前記増減理由別の増減額の前期の合計を算出するとともに、前記部門ごとに前記増減理由別に前記当期の増減額を積算して前記部門ごとの前記増減理由別の増減額の当期の合計を算出する手段、
    前記部門を区分として、前記部門のそれぞれに該当する、前記当初予算額の合計、前記最新予算額の前期の合計、および前記最新予算額の当期の合計を取得するとともに、前記最新予算額の前期の合計から前記当初予算額の合計を減算して前記部門ごとの前期の予算差額を算出し、前記最新予算額の当期の合計から前記当初予算額の合計を減算して前記部門ごとの当期の予算差額を算出し、さらに、前記増減理由のそれぞれに該当する、前記増減額の前期の合計、および前記増減額の当期の合計を取得する手段、および、
    前記部門のそれぞれに該当する、前記当初予算額の合計、前記最新予算額の前期の合計、前記最新予算額の当期の合計、前記前期の予算差額、および前記当期の予算差額、ならびに、前記増減理由別に前記部門のそれぞれに該当する、前記増減額の前期の合計、および前記増減額の当期の合計を表示する手段、として機能させる、
    ことを特徴とする予算管理プログラム。
  8. コンピュータを、
    前記当期を含む予算計画の期間の次の予算計画の期間についての部門と案件と予算要素との組み合わせに対応する当初予算額を前記記憶部もしくは外部記憶装置に格納されているデータベースから読み込み、
    前記部門のそれぞれに該当する前記当期の予算差額と、前記次の予算計画の期間についての前記組み合わせに対応する前記当初予算額との間の関係が所定の条件を満たす、前記次の予算計画の期間に予定されている前記案件と前記予算要素とのうちの一方を抽出し、
    抽出した前記案件と前記予算要素とのうちの一方に関する情報を前記表示する手段に表示させる手段、としてさらに機能させる、
    ことを特徴とする請求項7に記載の予算管理プログラム。
JP2020203091A 2020-12-08 2020-12-08 予算管理装置および予算管理プログラム Pending JP2022090664A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020203091A JP2022090664A (ja) 2020-12-08 2020-12-08 予算管理装置および予算管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020203091A JP2022090664A (ja) 2020-12-08 2020-12-08 予算管理装置および予算管理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022090664A true JP2022090664A (ja) 2022-06-20

Family

ID=82060637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020203091A Pending JP2022090664A (ja) 2020-12-08 2020-12-08 予算管理装置および予算管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022090664A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150254597A1 (en) Systems and Methods for Project Planning and Management
JP6839521B2 (ja) プロジェクト進捗状況管理システム
US20160364809A1 (en) Personnel expense simulation system, personnel expense simulation method, and personnel expense simulation program
WO2014167555A2 (en) A computer implemented system and method for project controls
JP6973887B2 (ja) プロジェクト管理支援装置、プロジェクト管理支援方法およびプログラム
JP6370757B2 (ja) 損益予測装置及び損益予測プログラム
JP2008065452A (ja) 個人作業実績管理システム
JP6648896B2 (ja) 組織改善活動支援システム、情報処理装置、方法およびプログラム
Bowhill Business planning and control: integrating accounting, strategy, and people
JP7297817B2 (ja) マンアワーシステム
JP6265871B2 (ja) 営業業務支援システム、及び営業業務支援方法
JP6067630B2 (ja) 損益予測装置及び損益予測プログラム
JP6161810B2 (ja) 人員計画システム及び人員計画方法
JP2022090664A (ja) 予算管理装置および予算管理プログラム
JP2008171122A (ja) プロジェクト総合管理システム
JP2013186768A (ja) プロジェクト進捗管理システム及びプログラムを格納した記憶媒体
JP6119101B2 (ja) 集計装置、集計方法および集計システム
JP6242362B2 (ja) 損益予測装置及び損益予測プログラム
JP7492399B2 (ja) 成績管理装置、成績管理方法、及び成績管理プログラム
JP6409888B2 (ja) 集計装置および集計プログラム
JP2007004386A (ja) 事業管理プログラム及びそれを用いた管理装置
Kawal Information utilization in project planning
JP4318656B2 (ja) コスト算出装置、プログラムおよび方法
JP2019169084A (ja) 店舗別生産性評価システム、店舗別生産性評価方法、および店舗別生産性評価プログラム
JP4450816B2 (ja) 個人単価算出システム及びコンピュータプログラム