JP2022087478A - エレベーターのロープ支持機構、及び、エレベーターのロープ端末処理方法 - Google Patents
エレベーターのロープ支持機構、及び、エレベーターのロープ端末処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022087478A JP2022087478A JP2020199422A JP2020199422A JP2022087478A JP 2022087478 A JP2022087478 A JP 2022087478A JP 2020199422 A JP2020199422 A JP 2020199422A JP 2020199422 A JP2020199422 A JP 2020199422A JP 2022087478 A JP2022087478 A JP 2022087478A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- rod
- support bracket
- support mechanism
- adjusting rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 title claims abstract description 87
- 238000003672 processing method Methods 0.000 title claims abstract description 12
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 18
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 10
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 10
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 3
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 2
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009966 trimming Methods 0.000 description 2
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
Description
まず、本発明の一実施の形態(以下、「本実施形態」という。)に係るエレベーターのロープ支持機構が適用されるエレベーターの全体構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態のエレベーターの構成例を示す概略構成図である。
昇降路110は、乗りかご120が昇降するための空間であり、建物内部の各階を上下方向に貫いて設けられている。昇降路110の内壁面には、乗りかご120の昇降を案内するガイドレール(図示を省略する)が取り付けられている。また、昇降路110の壁面における各階に相当する高さ位置には、各階に通じる乗場ドア(図示を省略する)が設けられている。また、昇降路110の頂部には、機械室101が設けられている。
乗りかご120は、中空の略直方体状に形成されている。乗りかご120は、主ロープ130を介して、釣合おもり140と連結され、昇降路110内を昇降する。この乗りかご120は、昇降路110内の壁面に設けられたガイドレールに案内され、昇降路110内の上下方向に昇降する。乗りかご120の側面には、乗場ドアに対応する位置に、かごドアが設けられており、各階に乗りかご120が停止した際に、かごドア及び乗場ドアが開くことで、乗りかご120への人や荷物の乗り降りが行われる。
主ロープ130は、軸方向の一端が乗りかご120の上部に第1主ロープ支持機構30を介して接続されており、他端が、釣合おもり140の上部に第2主ロープ支持機構70を介して接続されている。また、主ロープ130の中間部は、機械室101に配置された巻上機100に巻き掛けられると共に、巻上機100近傍に配置された反らせ車102に装架されている。第1主ロープ支持機構30及び第2主ロープ支持機構70については後で詳述する。
釣合おもり140は、昇降路110内において、主ロープ130の他端に吊り下げられた状態で収容されている。釣合おもり140は、図示を省略するおもり側ガイドレールに沿って昇降路110内を昇降動作する。
機械室101に配置され、主ロープ130を巻き掛けることにより乗りかご120を昇降させる。また、巻上機100の近傍には、主ロープ130が装架される反らせ車102が設けられている。
コンペンロープ131は、乗りかご120と釣合おもり140とを連結するように接続されている。コンペンロープ131の一端は、乗りかご120の上下方向の下部に設けられたブラケット91にコンペンロープ支持部90を介して支持されている。また、コンペンロープ131の一端部とは反対側の他端部は、後述するコンペンロープ支持機構80を介して釣合おもり140の側面部に接続されている。
コンペンプーリ132は、昇降路110の上下方向の下方に設けられたピットに回転可能に配置されている。コンペンプーリ132にはコンペンロープ131が巻回されている。
本実施形態において、第1主ロープ支持機構30及び第2主ロープ支持機構70は、同様の構成を有しているため、ここでは、代表して第1主ロープ支持機構30について説明する。図2Aは、第1主ロープ支持機構30の概略構成図であり、図2Bは、第1主ロープ支持機構30の要部を拡大した図である。図2Aでは、3本の主ロープ130を支持する第1主ロープ支持機構30を例に説明する。
支持ブラケット31は、平板状の部材で構成されており、乗りかご120に固定された固定部材(図示を省略する)に固定されている。支持ブラケット31には、それぞれの主ロープ130に対応する挿通孔31aが設けてあり、この挿通孔31aには、調整用ロッド33か、場合によっては、シンブルロッド32が挿通される。
ロープソケット35は、それぞれの主ロープ130をシンブルロッド32に固定するものためのものであり、両端部が開口された筒状部材で構成されている。ロープソケット35の主ロープ130側の端面には、主ロープ130を挿通する挿通口35aが設けられている。主ロープ130は、挿通口35aからロープソケット35内に挿通され、ロープソケット35内部の楔に巻き掛けられた後、再度挿通口35aからロープソケット35の外側に引き出される。そして、ロープソケット35の外側に引き出された主ロープ130の端末側と、主ロープ130のロープソケット35に挿通する手前側の主ロープ130部分とがグリップ(図示を省略する)によって固定される。これにより、主ロープ130がロープソケット35に固定される。
シンブルロッド32は、ロープソケット35に接続される棒状の部材であり、図3Aに示すように、側周面に雄ネジが設けられた第1ネジ部32aと、第1ネジ部32aと一体に形成された接続部32bとを有する。接続部32bは、シンブルロッド32のロープソケット35に挿入される側の端部に設けられており、接続部32bにはシンブルロッド32の軸方向と直交する方向に貫通する貫通孔32c(図3A参照)が設けられている。
調整用ロッド33は、シンブルロッド32に接続される棒状の部材であり、図3Bに示すように側周面に雄ネジが設けられた第2ネジ部33aと、第2ネジ部33aと一体に形成された螺合部33bとを有する。螺合部33bは、内周面に雌ネジが設けられており、この雌ネジは、シンブルロッド32の第1ネジ部32aに設けられた雄ネジに螺合する。螺合部33bにおいてシンブルロッド32と調整用ロッド33が締結される。
バネ部材36は円筒形状の圧縮コイルばねで構成されており、シンブルロッド32の第1ネジ部32a及び調整用ロッド33の第2ネジ部33aを挿通可能な内径を有する。支持ブラケット31において調整用ロッド33を支持させる場合には、支持ブラケット31の挿通孔31aに調整用ロッド33を挿通させる。その後、挿通した調整用ロッド33の第2ネジ部33aの端部に、支持ブラケット31側から第1バネ座36a(図6参照)、バネ部材36、第2バネ座36b(図6参照)を介してナット37を螺合する。これにより、調整用ロッド33を支持ブラケット31に支持させることができる。
図4A~図4Cは、本実施形態のエレベーター1のロープ端末処理方法を工程順に説明するための図である。図4A~図4Cにおいて、図2Aに対応する部分には同一符号を付し、重複説明を省略する。
ところで、上述した第1主ロープ支持機構30及び第2主ロープ支持機構70の構成は、コンペンロープ支持機構80においても同様に適用することができる。以下では、コンペンロープ支持機構80に調整用ロッド33を用いた場合のコンペンロープ131の調整例について説明する。
Claims (5)
- エレベーターに設けられるロープの一端部又は両端部に設けられたロープ支持機構において、
前記ロープの端部が挿入され、前記ロープの端部を保持するロープソケットと、
前記ロープソケットに接続されるシンブルロッドと、
前記シンブルロッドに着脱可能に接続される調整用ロッドと、
前記シンブルロッド又は調整用ロッドを支持する支持ブラケットと、を備え、
前記調整用ロッドは取り外し可能又は交換可能である
エレベーターのロープ支持機構。 - 前記シンブルロッドは、側周面に雄ネジが設けられた第1ネジ部を有し、
前記調整用ロッドには、前記シンブルロッドに接続される側の端部に、前記第1ネジ部が螺合可能な接続部が設けられている
請求項1に記載のエレベーターのロープ支持機構。 - 前記調整用ロッドは、側周面に雄ネジが設けられた第2ネジ部を有し、
前記シンブルロッドは、前記第1ネジ部に螺合するナットを取り付けることで前記支持ブラケットに固定可能であり、
前記調整用ロッドは、前記第2ネジ部に螺合するナットを取り付けることで前記支持ブラケットに固定可能である
請求項2に記載のエレベーターのロープ支持機構。 - 前記支持ブラケットは板状部材で構成されており、前記ロープソケットが設けられる側とは反対側の面には、前記調整用ロッドの取り外し又は交換時に、前記支持ブラケット及び前記ロープソケット間に巻き掛けられる補助ワイヤのずれを抑制する溝部が設けられている
請求項1に記載のエレベーターのロープ支持機構。 - エレベーターに設けられるロープの端部が挿入され、前記ロープの端部を保持するロープソケットと、前記ロープソケットに接続されるシンブルロッド及び前記シンブルロッドに接続される調整用ロッドで構成されるロッド部と、前記ロッド部を支持する支持ブラケットと、を備えるロープ支持機構を有するエレベーターのロープ端末処理方法において、
前記支持ブラケットと前記ロープソケットとの位置関係を保持するための補助ワイヤを前記支持ブラケットと前記ロープソケットとに取り付ける工程と、
前記調整用ロッドの前記支持ブラケットへの支持位置の変更、前記調整用ロッドの交換、又は、前記調整用ロッドの取り外しを行うことで、前記ロッド部の長さを調整する工程と、
前記補助ワイヤを取り外す工程と、
を有するエレベーターのロープ端末処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020199422A JP7507073B2 (ja) | 2020-12-01 | 2020-12-01 | エレベーターのロープ支持機構、及び、エレベーターのロープ端末処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020199422A JP7507073B2 (ja) | 2020-12-01 | 2020-12-01 | エレベーターのロープ支持機構、及び、エレベーターのロープ端末処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022087478A true JP2022087478A (ja) | 2022-06-13 |
JP7507073B2 JP7507073B2 (ja) | 2024-06-27 |
Family
ID=81975850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020199422A Active JP7507073B2 (ja) | 2020-12-01 | 2020-12-01 | エレベーターのロープ支持機構、及び、エレベーターのロープ端末処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7507073B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4286107A1 (en) | 2022-05-30 | 2023-12-06 | Seiko Epson Corporation | Calibration method and robot system |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4290580B2 (ja) | 2004-01-22 | 2009-07-08 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エレベータ |
JP2008120545A (ja) | 2006-11-14 | 2008-05-29 | Toshiba Elevator Co Ltd | ロープ固定装置 |
CN204702357U (zh) | 2015-05-15 | 2015-10-14 | 江南嘉捷电梯股份有限公司 | 一种电梯绳头安装结构 |
-
2020
- 2020-12-01 JP JP2020199422A patent/JP7507073B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4286107A1 (en) | 2022-05-30 | 2023-12-06 | Seiko Epson Corporation | Calibration method and robot system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7507073B2 (ja) | 2024-06-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102115005B (zh) | 双层电梯 | |
JP5695022B2 (ja) | エレベータの耐荷重部材の振動制御 | |
JP2022087478A (ja) | エレベーターのロープ支持機構、及び、エレベーターのロープ端末処理方法 | |
JP6813123B2 (ja) | エレベーターの揚程延長技術の適用方法 | |
JP2009173386A (ja) | エレベータの据付装置 | |
CN108792892B (zh) | 双层电梯及双层电梯的维护方法 | |
KR100641307B1 (ko) | 엘리베이터 장치 | |
KR101823442B1 (ko) | 무대설비용 케이블 가이드장치 | |
KR102117293B1 (ko) | 무대설비용 승강장치 | |
JP2000344430A (ja) | ダブルデッキエレベータ | |
CN110191855B (zh) | 电梯的安装方法 | |
JP2008120545A (ja) | ロープ固定装置 | |
JP4089986B2 (ja) | 油圧エレベータの主ロープ取り替え工法 | |
JPH07125946A (ja) | エレベーター調速機 | |
JP5327835B2 (ja) | エレベータの非常止め装置の交換方法、取付アダプタ、エレベータの乗りかごおよびエレベータの釣り合い錘 | |
JP4974374B2 (ja) | エレベータ吊りロッド防振装置の取付け方法 | |
JP6673612B2 (ja) | コンペンシーブ下クリアランスの調整方法および装置 | |
JP6336225B2 (ja) | エレベータ装置 | |
EP1992582A1 (en) | Suspension device for elevator | |
WO2020084701A1 (ja) | エレベーター及びコンペンロープ支持機構 | |
JP2004331264A (ja) | エレベータロープの伸び調整装置 | |
CN115012317B (zh) | 一种架桥机用的爬升装置 | |
WO2022230140A1 (ja) | エレベーターおよび昇降行程延伸方法 | |
WO2023175880A1 (ja) | 巻上機据付ガイド装置及び巻上機の据付方法 | |
JP4989926B2 (ja) | エレベーター用主ロープのロープ掛け方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240313 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240326 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240515 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240604 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240617 |