JP2022086378A - 除菌機能付き什器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、コストを抑えつつ除菌対象物を効果的に除菌することのできる、除菌機能付き什器を提供する。【解決手段】本発明の除菌機能付き什器は、除菌対象物を除菌可能な除菌機能付き什器であって、什器本体と、什器本体に設けられる除菌ユニットと、を備え、除菌ユニットは、除菌対象物に対して除菌処理を実施する除菌実施部と、除菌実施部の移動を案内する移動経路部と、除菌実施部を移動経路部に沿って移動可能にする移動手段と、移動手段を駆動する駆動部と、を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、除菌機能付き什器に関するものである。
オフィスや学校、不特定多数の人の出入りがあるサテライトオフィスや図書館などの公共施設などにおいて、多数の人が利用する什器を効率的に除菌することが求められている。例えば、サテライトオフィスや公共施設では、机や椅子などの什器を不特定多数の人が共用で利用することになるため、これらの什器を効率的に除菌することが求められている。
特に、人の手に触れやすい什器である机、椅子、パネルなどは、利用者が変わるたびに除菌を行うことが望ましい。しかしながら、常に人の出入りがあるオフィスや公共施設などにおいては除菌対象となる物品が多く、人が手を触れやすい全ての物品に対して除菌作業を行うと手間と時間がかかる。
そこで、除菌作業を効率よく行うために、例えば、特許文献1のような装置が提案されている。この装置にはキャスターが付いており、除菌の必要な物品や場所に応じて移動させて除菌を行うことが可能である。
そこで、除菌作業を効率よく行うために、例えば、特許文献1のような装置が提案されている。この装置にはキャスターが付いており、除菌の必要な物品や場所に応じて移動させて除菌を行うことが可能である。
しかしながら、従来の除菌装置は大型で高価なため、除菌作業の効率化のために多数用意することは難しい。また、除菌装置を移動させる通路を確保する必要もあり、場所によってはスムーズな除菌作業が困難になることがある。さらに、人の出入りが多い場所においては、除菌作業を行うタイミングにも配慮する必要がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、コストを抑えつつ除菌対象物を効果的に除菌することのできる、除菌機能付き什器を提供することを目的の一つとしている。
本発明における一態様の除菌機能付き什器は、除菌対象物を含む、または、前記除菌対象物とともに用いられる什器本体と、前記什器本体に設けられる除菌ユニットと、を備え、前記除菌ユニットは、前記除菌対象物に対して除菌処理を実施する第1の除菌実施部と、前記第1の除菌実施部を移動させる第1の移動手段と、前記第1の移動手段を駆動する駆動部と、を有する。
この構成によれば、駆動部によって第1の移動手段が駆動されることにより、第1の除菌実施部を移動させながら除菌対象物に対して除菌を実施することができるので、除菌作業を効率良く行える。また、什器本体に除菌ユニットを設ける構成のため、除菌ユニットを小型化できるとともにコストを抑えることが可能である。また、除菌作業の度に除菌ユニットを持ち運ぶ必要がないため、除菌作業の効率が向上するとともに、除菌作業を行うタイミングも適宜設定することができる。
本発明における一態様の除菌機能付き什器は、前記第1の除菌実施部は、前記除菌対象物に向けて紫外線を照射する構成としてもよい。
この構成によれば、除菌対象物の材質等に関わらず、効果的に除菌を行うことが可能である。
本発明における一態様の除菌機能付き什器は、前記第1の除菌実施部の移動を案内する移動経路部を備え、前記什器本体が床面に起立するパネルを有し、前記パネルにおける少なくとも一方のパネル面に前記移動経路部が設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、パネルにおける少なくとも一方のパネル面に設けられた移動経路部に沿って第1の除菌実施部を移動させることができるので、パネルによって仕切られる空間を含む広範囲の除菌を実施することが可能である。
本発明における一態様の除菌機能付き什器は、前記パネル面に対して水平な天板を有し、前記パネル面に沿って前記移動経路部が設けられ、前記移動経路部は、前記天板の表面よりも上方、及び前記天板の裏面よりも下方へ延びている構成としてもよい。
この構成によれば、移動手段(除菌実施部)は、移動経路部のうち、天板の表面よりも上方に延びる領域を移動しているときに天板の表面を除菌できるとともに、天板の裏面よりも下方に延びる領域を移動しているときに天板下の空間に位置する床面、椅子の座面等に対して除菌を実施することができる。
本発明における一態様の除菌機能付き什器は、前記什器本体が第一天板を有する机を有し、前記第一天板の裏面に、前記第1の除菌実施部及び前記第1の移動手段が設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、机の第一天板の裏面側を第1の移動手段が移動することで、第1の除菌実施部により、第一天板の下方にある床面や椅子の座面を効率良く除菌することができる。第一天板の裏面側に第1の除菌実施部が設けられているので、除菌実施部が利用者の視覚に入らない構成となっている。これにより、例えば、第1の除菌実施部として紫外線光源部を採用する場合、利用者の目に紫外線が入るおそれがないため、所定のタイミングで除菌作業を実施することが可能である。つまり、利用者がいる場合であっても除菌作業を実施することが可能なため、除菌効率が向上する。また、什器の美観を損なうことがない。
本発明における一態様の除菌機能付き什器は、前記第一天板の上方に第二天板を有し、前記第二天板の裏面側に、前記除菌対象物に対して除菌処理を実施する第2の除菌実施部と、前記第2の除菌実施部を移動させる第2の移動手段と、を有する構成としてもよい。
この構成によれば、第一天板上に設けられた第二天板の裏面側に第2の除菌実施部、第2の移動経路部及び第2の移動手段が設けられているため、利用者が作業を行う第一天板上を除菌することが可能である。
本発明における一態様の除菌機能付き什器は、除菌対象物を含む、または、前記除菌対象物とともに用いられ、第一天板を有する什器本体と、前記第一天板の裏面側に設けられるとともに前記除菌対象物に対して除菌処理を実施する除菌実施部と、を備える構成である。
この構成によれば、第一天板の下方にある除菌対象物に対して除菌処理を効率良く実施することが可能である。除菌実施部を所定の位置に固定することが可能であり、除菌が必要な領域を効率良く除菌できる。
本発明における一態様の除菌機能付き什器は、前記第一天板の上方に第二天板を有し、前記除菌実施部は、前記第二天板の裏面側に設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、第二天板の裏面側に設けられた除菌実施部から、利用者が多く触れる第一天板の表面に対して除菌処理を実施することが可能である。
本発明における一態様の除菌機能付き什器は、除菌対象物を含む、または、前記除菌対象物とともに用いられる什器本体と、前記什器本体に設けられる除菌実施部と、を有し、前記什器本体は、第一天板と、前記第一天板の上方に設けられる第二天板と、を有し、前記除菌実施部は、前記第一天板及び前記第二天板のうち少なくともいずれか一方の裏面側に設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、除菌実施部が第一天板の裏面側に設けられた場合は、椅子の座面や床面上を除菌することが可能であり、除菌実施部が第二天板の裏面側に設けられた場合は、第一天板の表面を除菌することが可能であり、第一天板及び第二天板の両方に設けられている場合は、利用者が触れる箇所を広域に亘って除菌することが可能である。
本発明における一態様の除菌機能付き什器は、前記除菌実施部による除菌処理を遮断する遮断部を有する構成としてもよい。
この構成によれば、利用者が什器を利用している間は、遮断部により除菌実施部による除菌処理を遮断することができるので、例えば、除菌実施部として紫外線光源部を備えた場合に、利用者の目に紫外線が入るのを防ぐことができる。
この発明に係る除菌機能付き什器によれば、コストを抑えつつ除菌対象物を効果的に除菌することのできる、除菌機能付き什器を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
なお、以下の説明において、除菌機能付き什器10が設置された床面Fの法線方向を上下方向(矢印UPが上方)とし、上下方向に直交する方向をそれぞれ前後方向(矢印FRが前方)、奥行方向(矢印FRが前方)もしくは厚さ方向(矢印FRが一方側)とし、利用者から見た左右方向(矢印LHが左側)とする。また、以下の説明において、例えば「平行」や「中心」等の相対的又は絶対的な配置を表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差や同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
なお、以下の説明において、除菌機能付き什器10が設置された床面Fの法線方向を上下方向(矢印UPが上方)とし、上下方向に直交する方向をそれぞれ前後方向(矢印FRが前方)、奥行方向(矢印FRが前方)もしくは厚さ方向(矢印FRが一方側)とし、利用者から見た左右方向(矢印LHが左側)とする。また、以下の説明において、例えば「平行」や「中心」等の相対的又は絶対的な配置を表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差や同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態における除菌機能付き什器10の全体構成を示す斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態における除菌機能付き什器10の要部を部分的に示す拡大図である。
図1に示すように、本実施形態の除菌機能付き什器10は、オフィスや学校、公共施設等に設置される作業机である。除菌機能付き什器10は、1台で使用してもよいし、複数台で使用してもよい。以下の説明において、除菌機能付き什器10を単に「什器1」と呼ぶこともある。
図1は、本発明の第1実施形態における除菌機能付き什器10の全体構成を示す斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態における除菌機能付き什器10の要部を部分的に示す拡大図である。
図1に示すように、本実施形態の除菌機能付き什器10は、オフィスや学校、公共施設等に設置される作業机である。除菌機能付き什器10は、1台で使用してもよいし、複数台で使用してもよい。以下の説明において、除菌機能付き什器10を単に「什器1」と呼ぶこともある。
除菌機能付き什器10は、什器本体10Aと、除菌ユニット14と、を有して構成されている。除菌ユニット14は、水平方向に除菌作業を実施することが可能である。
本実施形態の除菌機能付き什器1は、図示略の利用者が椅子15に腰掛けて使用する什器として特に好適であるが、椅子15に腰掛けない利用者によって使用されてもよい。
本実施形態の除菌機能付き什器1は、図示略の利用者が椅子15に腰掛けて使用する什器として特に好適であるが、椅子15に腰掛けない利用者によって使用されてもよい。
什器本体10Aは、一対のキャビネット11、天板(除菌対象物)12、起立パネル13を有する机である。
一対のキャビネット11は、それぞれ床面(除菌対象物)F上に自立可能であり、互いに左右方向へ一定の間隔をあけて配置されている。これらキャビネット11の間の空間K1には、椅子(除菌対象物)15をしまうことが可能である。各キャビネット11は、キャビネット本体11Aと、キャビネット本体11A内に取り付けられる複数の引き出し11Bと、を備えている。
キャビネット本体11Aは、直方体状をなし、床面F上に設置可能な支持部11bが下部に設けられている。キャビネット本体11Aの前面11fに開口する不図示の開口部には、複数の引き出し11Bが取り付けられている。
引き出し11Bは、物品を収容可能な空間を有し、キャビネット本体11Aに対して前後方向にスライドして出没可能とされている。本実施形態では、各引き出し11Bは、ほぼ同じ大きさとなっているが、キャビネット本体11Aに対する取付位置に応じて大きさが異なっていてもよい。
天板12は、平面視長方形状を呈する板部材であって、作業面(表面)12aを上に向けた水平姿勢で一対のキャビネット11上に配置されている。天板12の下面12b側に、各キャビネット11の上面11aが連結固定されている。
起立パネル13は、平面視長方形状を呈する板部材であって、床面上に起立した状態で、一対のキャビネット11及び天板12の背面側に配置されている。上述した一対のキャビネット11及び天板12は、起立パネル13の前面13a側に連結固定されている。起立パネル13と天板12とは互いの間に隙間のない状態で連結されている。
除菌ユニット14は、起立パネル13の前面13aのうち、天板12の作業面12aに近い位置に取り付けられている。除菌ユニット14は、紫外線光源部(第1の除菌実施部)141と、移動経路部142と、移動手段(第1の移動手段)143と、駆動部144と、遮断部145と、を備えている。
紫外線光源部141は、紫外線光を射出する紫外線射出面141aを有する。
移動手段143は、紫外線光源部141を保持し、後述の移動経路部142に沿って移動可能にする。移動手段143は、例えば、図2に示すように、紫外線光源部141を保持するための基台143aと、基台143aに取り付けられた複数のローラー143bと、を有する。
ここで、移動手段143が保持する紫外線光源部141の数は、1つだけに限られず、複数であってもよい。また、図2に示す移動手段143の構成は一例であって、基台143aの形状やローラー143bの数などは、適宜変更が可能である。
移動経路部142は、紫外線光源部141を保持した移動手段143の移動を案内する。移動経路部142は、起立パネル13の前面13aのうち、天板12の作業面12aよりも上位であって、作業面12aの近傍に配置されている。移動経路部142は、天板12の幅方向に亘って直線状に延在し、作業面12aに対して平行である。
移動経路部142は、起立パネル13の前面13aに形成されたガイド溝13d内に嵌入されたガイドレール142Aによって形成される。
ガイド溝13dは、起立パネル13の前面13aに開口する凹状の溝であって、起立パネル13の厚さ方向に所定の深さで形成されている。ガイド溝13dは、起立パネル13の幅方向の全体に亘って延在しており、延在方向における両側の端部が起立パネル13の左右両側の各側面13cに開口している。ガイド溝13dの溝深さは延在方向に一定である。
ガイド溝13dは、起立パネル13の前面13aに開口する凹状の溝であって、起立パネル13の厚さ方向に所定の深さで形成されている。ガイド溝13dは、起立パネル13の幅方向の全体に亘って延在しており、延在方向における両側の端部が起立パネル13の左右両側の各側面13cに開口している。ガイド溝13dの溝深さは延在方向に一定である。
本実施形態のガイドレール142Aは、ガイド溝13d内に嵌め込まれて固定される。ガイドレール142Aは、ガイド溝13dとほぼ同じ長さを有し、起立パネル13の幅方向の全体に亘って延在する。ガイドレール142Aは、長さ方向に交差する断面形状がコ字形状をなす長尺のレールである。ガイドレール142Aは、ガイド溝13dの奥行面13eに対向するガイド面142eと、ガイド溝13dの上面13fに対向する第1側部142fと、ガイド溝13dの下面13gに対向する第2側部142gと、によって構成され、ガイド面142eに対して第1側部142fおよび第2側部142gが垂直をなす。
第1側部142fおよび第2側部142gには、各々の側縁に沿ってレール内側に突出する移動規制部142hがそれぞれ形成されている。これら一対の移動規制部142hは、起立パネル13の前面13a側におけるガイドレール142Aの開口142a側に位置する。各移動規制部142hは、ガイドレール142A内に挿入される後述の移動手段143の一部にそれぞれ係止可能であり、移動手段143がガイドレール142Aの開口142aから脱落する方向へ移動するのを規制する。本実施形態では、例えば、ガイドレール142A内に挿入された移動手段143のうち、基台143aの両側に設けられたローラー143bに、各移動規制部142hが係止する。
ガイドレール142Aは、例えば、アルミニウム、樹脂材料からなる。
このようなガイドレール142A内に移動手段143を挿入する場合には、ガイドレール142Aにおける延在方向のいずれか一方側の開口側からレール内へ挿入する。ガイドレール142Aの開口142aからは、移動手段143に保持された紫外線光源部141の紫外線射出面141aが露出する。
このようなガイドレール142A内に移動手段143を挿入する場合には、ガイドレール142Aにおける延在方向のいずれか一方側の開口側からレール内へ挿入する。ガイドレール142Aの開口142aからは、移動手段143に保持された紫外線光源部141の紫外線射出面141aが露出する。
遮断部145は、ガイドレール142Aの延在方向いずれか一方の端部に取り付けられている。本実施形態では、ガイドレール142Aの左側端部に設置されているが、右側端部に取り付けられていてもよい。また、ガイドレール142Aの延在方向の両側にそれぞれ遮断部145が取り付けられていてもよい。
遮断部145は、移動手段143がガイドレール142Aの一端側に移動してきた際に、移動手段143に保持された紫外線光源部141に対向する位置に取り付けられ、ガイドレール142Aの開口142aから露出する紫外線光源部141の紫外線射出面141aを覆う大きさを有する。遮断部145は、未使用時に紫外線光源部141を封止することが可能であり、紫外線光源部141から照射される紫外線を遮蔽して、除菌処理を遮断することができる。これにより、利用者の目に紫外線が入るのを防ぐことができる。
駆動部144は、紫外線光源部141を移動可能に保持する移動手段143を駆動する。駆動部144は、移動手段143内に搭載されていてもよいし、移動手段143とは別の場所(例えば、起立パネル13、天板12など)に設置されていてもよい。
また、本実施形態における駆動部144は、リモートコントロール可能な構成とされていてもよい。
また、本実施形態における駆動部144は、リモートコントロール可能な構成とされていてもよい。
このような除菌機能付き什器1では、紫外線光源部141を保持した移動手段143が、ガイドレール142Aの一端側に取り付けられた遮断部145側に移動した状態を「初期位置」とする。基本的に、利用者が什器10を利用している最中は、移動手段143は「初期位置」にある。
そして、例えば、利用者が什器10の利用を終えた後、あるいは什器10から利用者が離れた際に、除菌ユニット14による天板12の除菌作業が実施される。具体的には、駆動部144により移動手段143が駆動されると、紫外線光源部141を保持した移動手段143がガイドレール142Aに沿って水平方向に移動する。紫外線光源部141は、移動手段143によってガイドレール142A上を案内されながら、紫外線射出面141aから天板12の作業面12aに向かって紫外線を射出する。
このとき、移動手段143の移動方向に交差する天板12の奥行方向の略全体に亘って紫外線が照射されることが好ましい。天板12のうち、起立パネル13側ではなく、少なくとも利用者側の領域に重点的に紫外線が照射されることが好ましい。
紫外線光源部141における紫外線の照射範囲、照射強度、照射時間、移動手段143の移動速度などは、適宜設定される。
このように、本実施形態の除菌機能付き什器1は、紫外線光源部141から天板12の作業面12aに向かって紫外線を照射することによって、作業面12a上を除菌(減菌)することが可能である。この際、ガイドレール142Aに沿って紫外線光源部141を移動させることによって、作業面12aの左右方向を効率良く除菌することが可能である。また、重点的に除菌を行いたい領域では移動手段143の移動速度を遅くし、除菌の必要があまりないような領域では、移動手段143の移動速度を早くするなど、ガイドレール142Aに沿って移動する移動手段143(紫外線光源部141)の速度を適宜制御してもよい。
また、什器本体10Aに除菌ユニット14を設けた構成のため、除菌ユニット14を小型化できるとともにコストを抑えることが可能である。また、除菌作業の度に除菌ユニット14を持ち運ぶ必要がないため、除菌作業の効率が向上するとともに、除菌を行うタイミングについても、適宜設定することが可能である。例えば、什器10の利用者が変わる度に除菌作業を実施してもよいし、所定の時間、所定の期間、あるいは所定の利用人数ごとに除菌作業を実施してもよい。
また、紫外線照射方式を採用していることにより、除菌対象物の材質等に関わらず、効果的に除菌を行うことができる。つまり、除菌対象物が濡れてしまうと困るもの、消毒によって変質するおそれがあるものなど、除菌液では除菌しにくい場合であっても使用することが可能である。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態の除菌機能付き什器20について説明する。
以下に示す本実施形態の除菌機能付き什器20の基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、ガイドレール142Aが上下方向に延在して設けられた点において、第1実施形態とは異なる。よって、以下の説明では、図1及び図2と共通の構成要素については同一の符号を付し、説明は省略する。
次に、本発明の第2実施形態の除菌機能付き什器20について説明する。
以下に示す本実施形態の除菌機能付き什器20の基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、ガイドレール142Aが上下方向に延在して設けられた点において、第1実施形態とは異なる。よって、以下の説明では、図1及び図2と共通の構成要素については同一の符号を付し、説明は省略する。
図3は、本発明の第2実施形態における除菌機能付き什器20の全体構成を示す図である。
図3に示すように、本実施形態の除菌機能付き什器20は、机を構成する什器本体20Aと、上下方向に除菌作業が可能な除菌ユニット24を有している。
図3に示すように、本実施形態の除菌機能付き什器20は、机を構成する什器本体20Aと、上下方向に除菌作業が可能な除菌ユニット24を有している。
什器本体20Aは、第1実施形態と同様に、一対のキャビネット11、天板(除菌対象物)12、起立パネル13を有する机である。
本実施形態における除菌ユニット24は、起立パネル13の幅方向の略中央であって、左右に間隔をあけて配置された一対のキャビネット11同士の間に位置するように設けられている。
除菌ユニット24は、起立パネル13の上下方向に延在するガイドレール(移動経路部)142Aを有している。ガイドレール142Aは、起立パネル13の前面13a側に開口するとともに、上下方向の全体に亘って形成されたガイド溝23d内に嵌合して固定される。
本実施形態では、ガイドレール142Aの天板12よりも下位の部分が、一対のキャビネット11の間に形成される空間K1内に露出し、当該空間K1内に配置される椅子15の座面15Aに対向することとなる。
天板12には、起立パネル13側の端辺13h側において、ガイドレール142Aに対向する部分に、当該天板12の厚さ方向を貫通する貫通溝12Bが形成されている。貫通溝12Bは、ガイドレール142Aのうち、起立パネル13の前面13aから突出する部位に天板12が接触するのを避けるようにして形成されている。貫通溝12Bは、天板12のうち、起立パネル13の前面13aに対向する端面12cに開口し、上下方向から見たときの溝形状は特に問わない。
このような構成をなす本実施形態の除菌機能付き什器20は、除菌ユニット24において、紫外線光源部141から紫外線を照射させながらガイドレール142Aに沿って移動手段143を移動させることにより、ガイドレール142Aのうち、天板12よりも上位側の第1領域R1を移動している間は、天板12の作業面12aに向けて紫外線を射出し、作業面12aの奥行方向に亘って除菌処理を実施することが可能である。
一方、ガイドレール142Aのうち、天板12よりも下位側の第2領域R2を移動している間は天板下の空間K1に向けて紫外線を射出することで、利用者が離席したときなどにおいて空間K内に収容された椅子15の座面15Aに対して除菌処理を実施することが可能である。
また、椅子15の座面15Aよりも下位に移動した場合には、空間Kにおける床面Fに向けて紫外線を照射することが可能であり、利用者の靴底が接触する床面Fに対して除菌処理を実施することができる。
このように、本実施形態の除菌機能付き什器20によれば、天板12のうち利用者が多く触れる中央領域を重点的に除菌できるとともに、利用者が着座する椅子15の座面15Aや床面Fなどを一度で効率良く除菌することが可能である。
移動手段143は、ガイドレール142Aの第1領域R1及び第2領域R2を移動することで、天板12の作業面12aおよび天板下の空間に位置する床面F、椅子15の座面15A等に対して除菌を実施することが可能である。
本実施形態では、移動手段143をガイドレール142Aの第1領域R1及び第2領域R2を連続して移動させながら紫外線光源部141による除菌を実施するようにしてもよいし、第1領域R1あるいは第2領域R2をそれぞれ往復移動させながら除菌を実施してもよい。
本実施形態では、起立パネル13の幅方向の中央に1つの除菌ユニット24を設置したが、これに限られず、複数の除菌ユニット24を設置してもよい。例えば、幅方向に互いに所定の間隔をあけて除菌ユニット24を配置し、それぞれの移動手段143が同期するように駆動させてもよいし、各々が個別に移動制御されてもよい。
また、第1実施形態と組み合わせてもよく、起立パネル13の幅方向に延在するガイドレール142Aを有する上記除菌ユニット14(図1)と、起立パネル13の上下方向に延在するガイドレール142Aを有する本実施形態の除菌ユニット24と、をそれぞれ備えた構成としてもよい。例えば、図3に示すように、上下方向に除菌作業を実施可能な除菌ユニット24の両側に、水平方向に除菌作業を実施可能な除菌ユニット14を設置してもよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態の除菌機能付き什器30について説明する。
図4は、第3実施形態における除菌機能付き什器30の使用例を示す図である。
以下に示す本実施形態の除菌機能付き什器30は、室内の空間を仕切る際に使用される仕切パネルであって、単体で使用するだけでなく、複数連結させて使用することが可能である。
次に、本発明の第3実施形態の除菌機能付き什器30について説明する。
図4は、第3実施形態における除菌機能付き什器30の使用例を示す図である。
以下に示す本実施形態の除菌機能付き什器30は、室内の空間を仕切る際に使用される仕切パネルであって、単体で使用するだけでなく、複数連結させて使用することが可能である。
図4に示すように、本実施形態の除菌機能付き什器30は、平面視矩形状を呈する板状のパネル(什器本体)31と、パネル31の少なくとも厚さ方向における一方側のパネル面31aに設けられた除菌ユニット34と、を有して構成されている。
パネル31は、所定の大きさを有し、使用場所に応じて予め設定されていてもよい。パネル31の下端側には、床面Fに設置可能な脚部(不図示)を部分的あるいは全体的に設けるようにしてもよい。
ここで、除菌機能付き什器30を単体で使用する場合は、パネル31の傾倒を防ぐための支持部材(不図示)をパネル31の下端側に設けてもよい。なお、上述した脚部と支持部材とを一体とし、各々の機能を兼用してもよい。
また、除菌機能付き什器30を複数組み合わせて使用する場合は、傾倒防止の支持部材を必ずしも設ける必要はなく、互いの設置方向を異ならせて接続することによって、全体の傾倒を防ぐことが可能である。
除菌ユニット34は、上述した第1実施形態の除菌ユニット34の基本的な構成は略同じである。本実施形態の除菌ユニット34は、第2実施形態と同様に、上下方向に除菌作業を実施することが可能であり、ガイドレール(移動経路部)142Aがパネル31の上下方向に延在する向きで設置されている。ガイドレール142Aは、パネル31の上下方向の全体に亘って延びており、紫外線光源部141を保持した移動手段143の上下方向の移動を案内する。
このような構成をなす本実施形態の除菌機能付き什器30は、室内の空間を仕切ることが可能であるとともに、近傍に設置された、例えばテーブル36や椅子37、床面F等に対して除菌処理を実施することが可能である。このように、什器30(パネル31)によって仕切られた空間を含む広範囲の除菌を実施することが可能である。
なお、図4においては、パネル31の厚さ方向の一方のパネル面31a側だけに除菌ユニット34を設けた構成について図示したが、この構成に限られず、パネル31の厚さ方向の他方のパネル面31b側にも除菌ユニット34を設けてもよい。これにより、仕切られた他の空間に設置されたテーブルや椅子、床面Fに対しても除菌作業をそれぞれ実施することが可能である。
また、パネル31の大きさや設置場所などに応じて、各パネル面31a,31bに複数の除菌ユニット34をそれぞれ設けてもよい。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態の除菌機能付き什器40について説明する。
図5は、第4実施形態における除菌機能付き什器40の構成を模式的に示す斜視図である。
図5に示すように、本実施形態の除菌機能付き什器40は、自習室や図書室、書斎等において使用される個別ブースタイプの机である。
次に、本発明の第4実施形態の除菌機能付き什器40について説明する。
図5は、第4実施形態における除菌機能付き什器40の構成を模式的に示す斜視図である。
図5に示すように、本実施形態の除菌機能付き什器40は、自習室や図書室、書斎等において使用される個別ブースタイプの机である。
除菌機能付き什器40は、什器本体40Aと、什器本体40A内の空間を上下に移動可能な除菌ユニット43と、を備えて構成されている。
什器本体40Aは、複数の間仕切りパネル41Aと天井41Bとによって構成される個室ブース41と、2つの間仕切りパネル41Aに固定された天板(除菌対象物)42と、を有して構成されている。
什器本体40Aは、複数の間仕切りパネル41Aと天井41Bとによって構成される個室ブース41と、2つの間仕切りパネル41Aに固定された天板(除菌対象物)42と、を有して構成されている。
個室ブース41は、垂直に組み合わされた2つの間仕切りパネル41Aの上端側に天井41Bを取り付けることによって構成されている。天板42は、例えば、間仕切りパネル41Aどうしが突き合わされて構成されたコーナー部分に取り付けられている。
除菌ユニット43は、一端側に1つ又は複数の紫外線光源部141が取り付けられたリール部(第1の移動手段)43aと、上端側がリール部43aに接続されて当該リール部43aに巻回された吊下げ部材(移動経路部)43bと、吊下げ部材43bの下端側に取り付けられた1つ又は複数の紫外線光源部141と、を有する。
個室ブース41は、互いに突き合わされて固定された一対の間仕切りパネル41Aと天井41Bとによって、利用者1人が入れる広さの仕切空間K2を形成している。天井41Bの所定の位置には、除菌ユニット43を取り付けるための貫通孔41cが形成されている。本実施形態では、天井41Bのうち、間仕切りパネル41Aがなく開放された角部q側に貫通孔41cが形成されているが、除菌ユニット43の取り付け位置はこの位置に限らない。
リール部43aは、個室ブース41の天井41Bの上面41bに設置されている。リール部43aには、天井41Bの厚さ方向を貫通して形成された貫通孔41c内に挿入される吊下げ部材43bが接続されている。リール部43aは、当該リール部43aと一体あるいは別体とされた駆動手段43cによって駆動され、吊下げ部材43bを巻き出す方向、吊下げ部材43bを巻き取る方向へとそれぞれ回転が切り替わるものである。
吊下げ部材43bとしては、1つ又は複数の紫外線光源部141を長期間安定して保持できるとともに、リール部43aに巻回可能な部材であれば特に問わない。吊下げ部材43bとして、例えば、紐やチェーンなどのように湾曲変形が自在な部材を用いてもよいし、搬送ベルトのようにヒンジを介して硬質部材を繋ぎ合わせることで厚さ方向における少なくとも一方向への湾曲変形が可能とされた部材を用いてもよい。
1つ又は複数の紫外線光源部141は、吊下げ部材43bの下端側に取り付けられており、仕切空間K2内に設置された天板42、椅子15、床面F、間仕切りパネル41Aの内面41dに向けて紫外線を照射可能である。複数の紫外線光源部141を設ける場合、吊下げ部材43bの長さ方向に複数並べて設けてもよいし、長さ方向に沿う中心軸回りに設けてもよい。
このような構成をなす本実施形態の除菌機能付き什器40は、リール部43aから吊下げ部材43bを巻き出すあるいは巻き取る方向へと適宜切り替えることによって、紫外線光源部141を上下方向へ移動させることができる。紫外線光源部141を停止させた状態で所定の場所に対して重点的に除菌を行ってもよいし、紫外線光源部141を移動させながら広範囲に亘って除菌を行うようにしてもよい。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態の除菌機能付き什器50について説明する。
図6は、第5実施形態における除菌機能付き什器50を斜め上方から見たときの斜視図である。図7は、第5実施形態における除菌機能付き什器50を斜め下方から見たときの斜視図である。
次に、本発明の第5実施形態の除菌機能付き什器50について説明する。
図6は、第5実施形態における除菌機能付き什器50を斜め上方から見たときの斜視図である。図7は、第5実施形態における除菌機能付き什器50を斜め下方から見たときの斜視図である。
図6及び図7に示すように、本実施形態の除菌機能付き什器50は、会議室や食堂等で使用される大型のテーブル(机)であって、多数の利用者が同時に利用することが可能である。
除菌機能付き什器50は、テーブル本体(什器本体)51と、除菌ユニット52と、を有して構成されている。
除菌機能付き什器50は、テーブル本体(什器本体)51と、除菌ユニット52と、を有して構成されている。
テーブル本体51は、平面視矩形状を呈するテーブル天板51Aと、テーブル天板51Aの四隅に配置された4本の脚部51Bと、を有して構成されている。テーブル本体51としては、既存のものを採用することができ、複数の椅子を横に並べて使用可能な大きさを有している。本実施形態では、例えば、片側4脚ずつ椅子15を配置することができ、最大で8人の同時利用が可能である。
除菌ユニット52は、テーブル本体51におけるテーブル天板51Aの裏面51b側の略中央に設置され、椅子15に着座した利用者の膝などが当たらない位置に設置されていることが好ましい。本実施形態の除菌ユニット52は、テーブル本体51の長さ方向に沿って形成された環状形状のガイドレール(移動経路部)142Bを有している。
ガイドレール142Bは、テーブル本体51の長さ方向に沿うとともに幅方向に間隔をあけて位置する一対の直線部142b1と、これら一対の直線部142b1の長さ方向における両側の端部同士を接続する一対の曲線部142b2と、を有する。ガイドレール142Bの環状形状は、図示した形状に限られず、適宜変更が可能である。例えば、直線部を有しない楕円形状であってもよいし、テーブル天板51Aの外形状に沿って長方形状とされていてもよい。また、全周に波型形状の繰り返しを有する環状形状であってもよい。
ガイドレール142Bを連続した環状形状とすることで、1つの移動手段143を一方向に移動させるだけで、テーブル本体51の幅方向の両側に配置された複数の椅子15に対して、除菌作業を実施することが可能である。
本実施形態においても、テーブル天板51Aの裏面51b側に複数の除菌ユニット52を設置してもよい。この場合、複数の環状形状のガイドレール142Bを二重、三重に配置し、移動経路の長さをそれぞれ異ならせて設けてもよいし、各ガイドレール142Bが干渉しない位置に場所を変えて設置してもよい。
移動手段143は、環状形状のガイドレール142Bによって案内されて紫外線光源部141を移動させる。移動手段143は、ガイドレール142Bに沿って時計回りあるいは反時計回りへ連続的に移動可能である。紫外線光源部141は、移動手段143によってガイドレール142B沿って移動されながら、テーブル本体51の下の床面Fおよび複数の椅子15における各座面15A等に向けて紫外線を照射する。
このような構成をなす本実施形態の除菌機能付き什器50は、テーブル天板51Aの裏面51bに除菌ユニット52が設置されているため、除菌ユニット52から照射された紫外線が利用者の目に入らない構成となっている。このため、テーブル利用者の有無に関わらず、所定のタイミングで除菌作業を実施することが可能である。利用者がいる場合であっても除菌作業を実施することが可能となり、除菌効率が向上する。また、テーブルとしての美観を損なうことがない。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態の除菌機能付き什器60について説明する。
図8は、第6実施形態における除菌機能付き什器60の全体構成を示す斜視図である。図9は、第6実施形態における除菌機能付き什器60を斜め下方から見たときの斜視図である。
次に、本発明の第6実施形態の除菌機能付き什器60について説明する。
図8は、第6実施形態における除菌機能付き什器60の全体構成を示す斜視図である。図9は、第6実施形態における除菌機能付き什器60を斜め下方から見たときの斜視図である。
図8及び図9に示すように、本実施形態の除菌機能付き什器60は、第5実施形態と同様に、会議室や食堂等において使用される大型のテーブル(机)であって、多数の利用者が同時に利用することが可能である。
除菌機能付き什器60は、テーブル本体(什器本体)61と、2つの除菌ユニット62A,62Bと、を有して構成されている。
除菌機能付き什器60は、テーブル本体(什器本体)61と、2つの除菌ユニット62A,62Bと、を有して構成されている。
テーブル本体61は、平面視矩形状の第一天板61A1と、第一天板61A1の上方に配置された第二天板61A2と、第一天板61A1と第二天板61A2との間に配置された支持部材61Cと、第一天板61A1の四隅に配置された4本の脚部61Dと、を有して構成されている。
第二天板61A2は、第一天板61A1よりも平面視における大きさが長さ方向および幅方向にそれぞれ小さく、第一天板61A1の略中央に配置されている。第二天板61A2は、支持部材61Cを介して第一天板61A1上に設けられており、第一天板61A1から上方に離れて位置している。第一天板61A1と第二天板61A2との間には、隙間Sが形成されている。
支持部材61Cは、第二天板61A2の裏面61b2側を支持する。平面視における支持部材61Cの外周縁61dは、第二天板61A2の外周縁61eよりも内側に位置しており、第二天板61A2の裏面61b2の一部が、第一天板61A1の上面である作業面61a1の一部と上下方向に間隔をあけて対向する。
本実施形態では、図8に示すように、第一天板61A1の裏面61b1側及び第二天板61A2の裏面61b2側のそれぞれに、除菌ユニット62A,62Bが設置されている。
除菌ユニット62Aは、第一天板61A1の裏面61b1側に設けられており、平面視における第一天板61A1の外形に沿って略矩形の環状形状をなすガイドレール(移動経路部)142Aを有している。ガイドレール142Aには、1つ又は複数の紫外線光源部(除菌実施部)141が移動手段143とともに配置されている。図7では、1つの紫外線光源部141を設けた構成を図示しているが、上述したように紫外線光源部141の数は複数であっても構わない。紫外線光源部141を複数設ける場合は、隣り合う紫外線光源部141どうしの間に一定の間隔をあけた状態で、ガイドレール142Aに沿って同じ速度で移動することが好ましい。
除菌ユニット62Aは、第一天板61A1の裏面61b1側に設けられており、平面視における第一天板61A1の外形に沿って略矩形の環状形状をなすガイドレール(移動経路部)142Aを有している。ガイドレール142Aには、1つ又は複数の紫外線光源部(除菌実施部)141が移動手段143とともに配置されている。図7では、1つの紫外線光源部141を設けた構成を図示しているが、上述したように紫外線光源部141の数は複数であっても構わない。紫外線光源部141を複数設ける場合は、隣り合う紫外線光源部141どうしの間に一定の間隔をあけた状態で、ガイドレール142Aに沿って同じ速度で移動することが好ましい。
除菌ユニット62Bは、第二天板61A2の裏面61b2に設けられており、平面視における第二天板61A2の外形に沿って略矩形の環状形状をなすガイドレール142Bを有している。ガイドレール142Bには、複数の紫外線光源部(第2の除菌実施部)141が移動手段(第2の移動手段)143とともに配置されている。これら複数の紫外線光源部141は、隣り合う紫外線光源部141どうしの間に一定の間隔をあけた状態で、ガイドレール142Bに沿って同じ速度で移動する。
なお、除菌ユニット62A,62Bの間で、紫外線光源部141の移動速度が異なっていてもよいし、同じでもよい。
なお、除菌ユニット62A,62Bの間で、紫外線光源部141の移動速度が異なっていてもよいし、同じでもよい。
このような本実施形態の除菌機能付き什器60においては、第一天板61A1の裏面61b1側に設置された除菌ユニット62Aによって、利用者が使用する椅子15の座面15Aに対して除菌処理を行うことができるとともに、テーブル下の床面Fに対しても除菌処理を実施することが可能である。
また、本実施形態では、第一天板61A1の作業面61a1よりも上位に配置された第二天板61A2の裏面61b2側に除菌ユニット62が配置されていることから、第一天板61A1の作業面(除菌対象物)61aに対して紫外線を照射することによって、作業面61aに対して除菌処理を行うことが可能である。
本実施形態では、各除菌ユニット62A,62Bが1つ又は複数の紫外線光源部141を備えており、それぞれがガイドレール142A,142Bに沿って各天板61A1,61A2の裏面61b1,61b2側を移動しながら紫外線を照射することが可能なため、第一天板61A1下の椅子15の座面15Aや床面Fと、第一天板61A1の作業面61aとに対して除菌を行うことが可能である。各ガイドレール142A,142Bに設ける紫外線光源部141の数は適宜変更が可能であり、互いに同数であっても異なっていてもよい。紫外線光源部141を複数の設けることで、1つだけ備えた構成に比べて、除菌作業を効率良く実施することができる。
本実施形態では、除菌ユニット62A,62Bによって同時に除菌処理を行ってもよいし、別々に行ってもよい。例えば、除菌ユニット62Aは、第一天板61A1の裏面61b1側に隠れた状態で設けられているため、利用者からは見えない構成となっている。このため、利用者の有無に関わらず、除菌処理を実施することが可能である。
図10は、第6実施形態の除菌機能付き什器60における第一天板61A1に対する第二天板61A2の高さhと、紫外線の照射角度θを示す図である。
本実施形態では、第二天板61A2の裏面61b2に搭載された除菌ユニット62Bにおける1つ又は複数の紫外線光源部141から射出された紫外線が、除菌機能付き什器60を利用する利用者の視覚に入らない構成となっている。
本実施形態では、第二天板61A2の裏面61b2に搭載された除菌ユニット62Bにおける1つ又は複数の紫外線光源部141から射出された紫外線が、除菌機能付き什器60を利用する利用者の視覚に入らない構成となっている。
第二天板61A2の裏面61b2に、紫外線照射式の除菌ユニット62Bを設ける場合、紫外線光源部141が利用者の視覚に入らないようにするために、第二天板61A2(紫外線光源部141)の高さとして適切な値に設定する必要がある。
利用者が椅子15に着座した際に、利用者の目に紫外光が直接入らないようにするためには、着座時の利用者の目の高さよりも、紫外線光源部141が下側にあれば良く、一般的な体型の人の着座時の目の高さを想定すると、床面Fから120cmの高さ以下に紫外線光源部141が設置されていればよい。あくまでも、紫外線光源部141における紫外線の射出方向は下向きである。
図11は、第6実施形態の除菌機能付き什器60における紫外線照射範囲を示す図である。
図10及び図11に示すように、第二天板61A2の裏面61b2側に設けられた紫外線光源部141から第一天板61A1へ向けて照射された紫外線が、第一天板61Aの外周縁61fよりも外側に漏れ出さないようにするためには、第一天板61A1から第二天板61A2までの高さhと、紫外線光源部141からの紫外線の照射角度θと、水平方向における第一天板61A1の外周縁61fから紫外線光源部141までの距離Lとの関係が、arctan(h/L) > θ > 0を満たす関係であればよい。
図10及び図11に示すように、第二天板61A2の裏面61b2側に設けられた紫外線光源部141から第一天板61A1へ向けて照射された紫外線が、第一天板61Aの外周縁61fよりも外側に漏れ出さないようにするためには、第一天板61A1から第二天板61A2までの高さhと、紫外線光源部141からの紫外線の照射角度θと、水平方向における第一天板61A1の外周縁61fから紫外線光源部141までの距離Lとの関係が、arctan(h/L) > θ > 0を満たす関係であればよい。
本実施形態では、第二天板61A2の裏面61b2側に設けられた紫外線光源部141から射出された紫外線は、第一天板61A1の作業面61aのうち、紫外線光源部141の真下から、作業面61aの外周縁までの範囲を照射可能であり、第一天板61A1の外側に漏れ出すことが防止された構成とされている。
このような構成とすることによって、利用者の目線に紫外線が入らないため、例えば、他に利用者が着座している状態であっても、除菌ユニット62Bにより作業面61aのうち除菌対象の領域(例えば、離席した利用者が使用していた領域)に対して部分的に除菌を行うことが可能である。あるいは、利用者の有無に関わらず、除菌ユニット62Bによる作業面61aの全領域に対して除菌処理を常に実施することも可能である。
次に、固定式の紫外線光源部を有する除菌ユニットを備えた除菌機能付き什器について述べる。
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態の除菌機能付き什器70について説明する。
図12は、第7実施形態における除菌機能付き什器70の全体構成を示す平面図である。図13は、第7実施形態における除菌機能付き什器70を斜め下方から見たときの斜視図である。
次に、本発明の第7実施形態の除菌機能付き什器70について説明する。
図12は、第7実施形態における除菌機能付き什器70の全体構成を示す平面図である。図13は、第7実施形態における除菌機能付き什器70を斜め下方から見たときの斜視図である。
図12及び図13に示すように、本実施形態の除菌機能付き什器70は、第6実施形態と同様に、会議室や食堂等において使用される大型のテーブル(机)であって、多数の利用者が同時に使用することが可能である。
除菌機能付き什器70は、テーブル本体(什器本体)71と、2つの除菌ユニット72A,72Bと、を有して構成されている。
テーブル本体71は、例えば、第6実施形態のテーブル本体61の構成と同様である。
本実施形態の除菌ユニット72A,72Bは、それぞれ定位置に固定された複数の紫外線光源部141を有している。
除菌ユニット72Aは、テーブル本体71の第一天板61A1の裏面61b1側に設置されており、第一天板61A1の4つの辺に倣うようにして配置された複数の紫外線光源部141から、椅子15の座面15Aや床面Fに対して紫外線を照射することによって除菌を実施する。
除菌ユニット72Aは、テーブル本体71の第二天板61A2の裏面61b2側に設置されており、第二天板61A2の幅方向両側の長辺に沿って配置された複数の紫外線光源部141から、椅子15の座面15Aや床面Fに対して紫外線を照射することによって除菌を実施する。
除菌機能付き什器70は、テーブル本体(什器本体)71と、2つの除菌ユニット72A,72Bと、を有して構成されている。
テーブル本体71は、例えば、第6実施形態のテーブル本体61の構成と同様である。
本実施形態の除菌ユニット72A,72Bは、それぞれ定位置に固定された複数の紫外線光源部141を有している。
除菌ユニット72Aは、テーブル本体71の第一天板61A1の裏面61b1側に設置されており、第一天板61A1の4つの辺に倣うようにして配置された複数の紫外線光源部141から、椅子15の座面15Aや床面Fに対して紫外線を照射することによって除菌を実施する。
除菌ユニット72Aは、テーブル本体71の第二天板61A2の裏面61b2側に設置されており、第二天板61A2の幅方向両側の長辺に沿って配置された複数の紫外線光源部141から、椅子15の座面15Aや床面Fに対して紫外線を照射することによって除菌を実施する。
第一天板61A1の裏面61b1側に固定された複数の紫外線光源部141は、互いに所定の間隔をあけて配置されており、例えば、隣り合う紫外線光源部141による照射範囲の一部が重なる程度の間隔であることが好ましい。これにより、照射領域(除菌領域)が途切れることがなく、照射(除菌)できない領域をできるだけ少なくすることができる。このように、固定式であっても複数の紫外線光源部141を設けることによって、紫外線光源部141が移動しない構成と同様に、広範囲を除菌することが可能である。
また、座席の位置に応じて紫外線光源部141を所定の位置に設けることによって、除菌が必要な領域を重点的且つ効率良く除菌することが可能である。
第一天板61A1の長辺に沿って設けられる紫外線光源部141の数と、第一天板61Aの短辺に沿って設けられる紫外線光源部141の数は、テーブル本体71の大きさや紫外線光源部141の出力等に応じて適宜変更が可能である。
[実施例1]
図14は、実施例1における除菌ユニット82の構成例を示す模式図である。
図14に示すように、実施例1における除菌ユニット82は、除菌対象物に対して異なる方向から紫外線を照射可能な機能を有するものである。
除菌ユニット82は、互いの向きが異なる2つの第1設置面81aおよび第2設置面81bを有する筐体81と、各設置面81a,81bにそれぞれ設置された1つ又は複数の紫外線光源部141と、を備える。各紫外線光源部141は、それぞれが設置された設置面81a,81bの法線方向に向けて紫外線を照射する。そのため、第1設置面81aに設置された紫外線光源部141による紫外線の射出方向と、第2設置面81bに設置された紫外線光源部141による紫外線の照射方向とが互いに異なっており、広い範囲に紫外線を照射可能である。
図14は、実施例1における除菌ユニット82の構成例を示す模式図である。
図14に示すように、実施例1における除菌ユニット82は、除菌対象物に対して異なる方向から紫外線を照射可能な機能を有するものである。
除菌ユニット82は、互いの向きが異なる2つの第1設置面81aおよび第2設置面81bを有する筐体81と、各設置面81a,81bにそれぞれ設置された1つ又は複数の紫外線光源部141と、を備える。各紫外線光源部141は、それぞれが設置された設置面81a,81bの法線方向に向けて紫外線を照射する。そのため、第1設置面81aに設置された紫外線光源部141による紫外線の射出方向と、第2設置面81bに設置された紫外線光源部141による紫外線の照射方向とが互いに異なっており、広い範囲に紫外線を照射可能である。
用いる紫外線光源部141の性能等(紫外線の照射角度θ2)に応じて、筐体81の第1設置面81aと第2設置面81bとがなす角度θ3を変更してもよい。
除菌ユニット82は、例えば、筐体81の上面81c側が、例えば、テーブル本体71における第一天板61Aの裏面61b1側、あるいは第二天板61A2の裏面61b2に固定される。このような構成とすることによって、利用者から見てテーブルの奥行方向に除菌範囲を広くすることができる。
なお、本実施例の除菌ユニット82は、紫外線光源部141を設置するための設置面を2面有しているが、3面以上有する構成としてもよい。各設置面81a,81bに設置される紫外線光源部141の数は、1つであってもよいし複数であってもよい。
[実施例2]
図15(a)~(c)は、実施例2における除菌ユニット85の構成例を示す模式図である。
図15(a)に示すように、実施例2における除菌ユニット85は、除菌処理を実施しない場合に、紫外線光源部141を収納することが可能な機能を有するものである。
除菌ユニット85は、例えば、図15(a)及び図15(c)に示すように、三角柱状体からなる筐体86と、筐体86の一面側に開口する光源収容開口部86Aに設けられた光源保持部86Bと、光源保持部86Bに保持された複数の紫外線光源部141と、を備えている。
光源保持部86Bは、図15(a)に示すように回転軸Oの軸回りに回転可能であって、一面86b側に設置された複数の紫外線光源部141(図15(c))を露出及び収納することが可能である。つまり、除菌処理を実施する際には、光源保持部86Bを回転させて紫外線光源部141を筐体86の外に露出させるとともに、除菌処理を実施しないときには、光源保持部86Bを回転させて紫外線光源部141を筐体86内に収容することが可能である。
図15(a)~(c)は、実施例2における除菌ユニット85の構成例を示す模式図である。
図15(a)に示すように、実施例2における除菌ユニット85は、除菌処理を実施しない場合に、紫外線光源部141を収納することが可能な機能を有するものである。
除菌ユニット85は、例えば、図15(a)及び図15(c)に示すように、三角柱状体からなる筐体86と、筐体86の一面側に開口する光源収容開口部86Aに設けられた光源保持部86Bと、光源保持部86Bに保持された複数の紫外線光源部141と、を備えている。
光源保持部86Bは、図15(a)に示すように回転軸Oの軸回りに回転可能であって、一面86b側に設置された複数の紫外線光源部141(図15(c))を露出及び収納することが可能である。つまり、除菌処理を実施する際には、光源保持部86Bを回転させて紫外線光源部141を筐体86の外に露出させるとともに、除菌処理を実施しないときには、光源保持部86Bを回転させて紫外線光源部141を筐体86内に収容することが可能である。
また、光源保持部86Bの回転を所定の位置で停止することのできる構成としてもよい。これにより、光源保持部86Bの回転位置に応じて照射領域を変化させることができる。
筐体86は、例えば、紫外線を遮蔽可能な材料から構成されていることが好ましい。光源保持部86Bに設置された紫外線光源部141の数は3つに限らない。
筐体86は、例えば、紫外線を遮蔽可能な材料から構成されていることが好ましい。光源保持部86Bに設置された紫外線光源部141の数は3つに限らない。
また、紫外線光源部141を収納することができる構成であれば、実施例2の構成に限らない。例えば、回転収納構造ではなく、シャッター構造であってもよい。このようなシャッター構造としては、上下に開閉するシャッター、観音開きのシャッターなどが採用できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。各実施形態の構成を適宜組み合わせてもよい。
例えば、紫外線光源部141の数、移動スピード、紫外線の照射強度、照射時間等は、適宜変更が可能である。
また、例えば、除菌ユニットによる除菌タイミングは、適宜制御することが可能である。
例えば、除菌ユニットに、人感センサやタイマー等を設けることによって、利用者のいない夜間に除菌処理を実施するようにしてもよいし、所定の時間、人を感知しなかった場合に、除菌処理を実施するようにしてもよい。
例えば、除菌ユニットに、人感センサやタイマー等を設けることによって、利用者のいない夜間に除菌処理を実施するようにしてもよいし、所定の時間、人を感知しなかった場合に、除菌処理を実施するようにしてもよい。
例えば、上記各実施形態では、除菌実施部として紫外線光源部を有する除菌ユニットを備えており、除菌対象物に対して紫外線を照射することによって除菌効果を得る構成について述べたが、これに限られず、例えば、赤外線を照射する光源を備えた構成としてもよい。また、紫外線光源部に替わる除菌実施部として、紫外線以外の電磁気を照射することで除菌する手段、アルコールや次亜塩素酸などのような除菌可能な薬剤を照射する手段などを採用してもよく、除菌可能な照射線、照射物を照射可能であれば、様々な除菌手段が含まれる。
また、紫外線や赤外線を照射(発光)する光源部と、除菌液噴霧部とを共に備えた構成としてもよい。これにより、除菌タイミングや、除菌対象物の材質等に応じて、除菌源を適宜切り替えて除菌作業を実施することが可能である。
また、除菌機能付き什器としては、上述した実施形態で示した、机、間仕切りパネル、テーブル、個室ブースの構成だけに限られず、他の構成であってもよい。
例えば、図16及び図17に示すように、第一天板91の上に第二天板92を備えた机90A,90Bであってもよく、その第二天板92の裏面92b側に1つ又は複数の紫外線光源部93を備えた構成としてもよい。図16および図17では、固定式タイプの紫外線光源部93の構成を図示したが、紫外線光源部141が移動する自走式タイプの構成としてもよい。
例えば、図16及び図17に示すように、第一天板91の上に第二天板92を備えた机90A,90Bであってもよく、その第二天板92の裏面92b側に1つ又は複数の紫外線光源部93を備えた構成としてもよい。図16および図17では、固定式タイプの紫外線光源部93の構成を図示したが、紫外線光源部141が移動する自走式タイプの構成としてもよい。
なお、紫外線光源部93の取り付け位置は、第二天板92の裏面92b側だけに限られず、利用者の目に紫外線が入らない位置であれば他の場所でもよい。
また、この場合も、紫外線光源部93に代えて、上述したような様々な除菌手段を採用してもよい。
また、この場合も、紫外線光源部93に代えて、上述したような様々な除菌手段を採用してもよい。
また、遮断部145は、上述した第1実施形態だけに限られず、他の実施形態において採用してもよい。
10…除菌機能付き什器、10A,20A,40A…什器本体、12,42…天板(除菌対象物)、12a…作業面(表面)、14,24,34,43,52,62,62A,62B,72A,82,85,93…除菌ユニット、15…椅子(除菌対象物)、20,21,30,40,50,60,70…除菌機能付き什器、31…パネル(什器本体)、31a,31b…パネル面、36…テーブル、43a…リール部(移動手段)、43b…吊下げ部材(移動経路部)、51,61,71…テーブル本体(什器本体)、51b,61b,92b,61b1,61b2…裏面、61a…作業面(除菌対象物)、61A,91,61A1…第一天板、62A…除菌ユニット(除菌実施部)、62B…除菌ユニット(第2の除菌実施部)、90A,90B…机、92,61A2…第二天板、141…紫外線光源部(第1の除菌実施部)、142…移動経路部、142A…ガイドレール(第1の移動経路部)、142B…ガイドレール(第2の移動経路部)、143…移動手段(第1の移動手段、第2の移動手段)、144…駆動部、145…遮断部、61A1…天板、F…床面(除菌対象物)
Claims (10)
- 除菌対象物を含む、または、前記除菌対象物とともに用いられる什器本体と、
前記什器本体に設けられる除菌ユニットと、を備え、
前記除菌ユニットは、
前記除菌対象物に対して除菌処理を実施する第1の除菌実施部と、
前記第1の除菌実施部を移動させる第1の移動手段と、
前記第1の移動手段を駆動する駆動部と、を有する、
除菌機能付き什器。 - 前記第1の除菌実施部は、前記除菌対象物に向けて紫外線を照射する、
請求項1に記載の除菌機能付き什器。 - 前記第1の除菌実施部の移動を案内する移動経路部を備え、
前記什器本体が床面に起立するパネルを有し、
前記パネルにおける少なくとも一方のパネル面に前記移動経路部が設けられている、
請求項1または2に記載の除菌機能付き什器。 - 前記パネル面に対して水平な天板を有し、
前記パネル面に沿って前記移動経路部が設けられ、
前記移動経路部は、前記天板の表面よりも上方、及び前記天板の裏面よりも下方へ延びている、
請求項3に記載の除菌機能付き什器。 - 前記什器本体が第一天板を有する机を有し、
前記第一天板の裏面に、少なくとも前記第1の除菌実施部及び前記第1の移動手段が設けられている、
請求項1から4のいずれか1項に記載の除菌機能付き什器。 - 前記第一天板の上方に第二天板を有し、
前記第二天板の裏面側に、
前記除菌対象物に対して除菌処理を実施する第2の除菌実施部と、
前記第2の除菌実施部を移動させる第2の移動手段と、を有する、
請求項5に記載の除菌機能付き什器。 - 除菌対象物を含む、または、前記除菌対象物とともに用いられ、第一天板を有する什器本体と、
前記第一天板の裏面側に設けられるとともに前記除菌対象物に対して除菌処理を実施する除菌実施部と、を備える、
除菌機能付き什器。 - 前記第一天板の上方に第二天板を有し、
前記除菌実施部は、前記第二天板の裏面側に設けられている、
請求項7に記載の除菌機能付き什器。 - 除菌対象物を含む、または、前記除菌対象物とともに用いられる什器本体と、
前記什器本体に設けられる除菌実施部と、を有し、
前記什器本体は、第一天板と、前記第一天板の上方に設けられる第二天板と、を有し、
前記除菌実施部は、前記第一天板及び前記第二天板のうち少なくともいずれか一方の裏面側に設けられている、
除菌機能付き什器。 - 前記除菌実施部による除菌処理を遮断する遮断部を有する、
請求項1から9のいずれか1項に記載の除菌機能付き什器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020198336A JP2022086378A (ja) | 2020-11-30 | 2020-11-30 | 除菌機能付き什器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020198336A JP2022086378A (ja) | 2020-11-30 | 2020-11-30 | 除菌機能付き什器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022086378A true JP2022086378A (ja) | 2022-06-09 |
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ID=81893986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020198336A Pending JP2022086378A (ja) | 2020-11-30 | 2020-11-30 | 除菌機能付き什器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022086378A (ja) |
-
2020
- 2020-11-30 JP JP2020198336A patent/JP2022086378A/ja active Pending
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