JP2022086257A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】折り癖や折りしわが付き難く、体液のモレが抑制され、フィット性及び着用快適性を有する吸収性物品の提供。【解決手段】左右方向の三つ折りの折位置に沿って長手方向又は幅方向に延び、トップシート10から吸収体20にかけて設けられた第1圧搾溝11、第2圧搾溝12と、前後方向又は左右方向の一端部及び他端部に曲線状に対向配置され、前後方向各外側又左右方向内側に向けて凸状である一対の第1チャネルエンボス21、第2チャネルエンボスとを有し、第1圧搾溝11、第2圧搾溝12、第1チャネルエンボス21及び第2チャネルエンボス22が吸収性物品50の肌側面に設けられ、第1圧搾溝11、第2圧搾溝12は、該圧搾溝の長手方向に少なくとも1条の高圧搾溝と少なくとも1条の低圧搾溝とが、該圧搾溝の幅方向に沿って交互に繰り返されて設けられ、第1チャネルエンボス21は、第2圧搾溝12と交差するよう設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
軽失禁ライナー、軽失禁パッド、生理用ナプキン等の吸収性物品は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これらの間に配置された吸収体とを備え、トップシートを透過した尿や血液等の体液を吸収体が吸収及び保持するように構成されている。吸収性物品は、通常、1枚毎に3つ折り等に折り畳んで個装品とし、複数の個装品をプラスチックフィルムにて一括包装して市販されている。利用者が吸収性物品を着用するときは、個装品を取り出して折り目を広げて身体に着用する。
例えば、特許文献1には、吸収性本体と個装フィルムとを備え、吸収性本体はトップシートと、バックシートと、これらの間の吸収体と、バックシートの外表面に設けられた下着内面への止着部とを含み、個装フィルムはその一表面に離型処理面を有し、該離型処理面は、止着部表面に接触してこれを被覆し、吸収性本体よりも幅広でかつ4方の角部を切り欠いた切欠部を有する吸収性物品が開示されている。特許文献1によれば、個装フィルム内側に吸収性本体を載置して個装フィルムの長手方向両端部を折り返し、加熱融着にて止着するとともに、吸収性本体の長手方向両端部を切欠部から外に露出し、更にこの長手方向の両端部から前述の折り返し縁と交差する方向に個装フィルム及び吸収性本体を内側に折り返して止着することにより、吸収性本体を容易に個装品とすることができる。
また、従来の汎用的な吸収体としては、良好な体液吸収性と適度な厚さとクッション性とを得るために、吸収性繊維の1種であるフラッフパルプと高吸収性ポリマー(以下「SAP」ともいう)とを含むフラッフ吸収体が挙げられる。しかしながら、フラッフ吸収体は、個装するときの折り畳み(以下「コンパクト折り」ともいう)により、折位置(折り目)に沿って折り癖が発生し易い。また、トップシートの折位置付近には折りしわが発生し易い。従来から、コンパクト折りで発生する折り癖や折りしわを軽減するために、種々の提案がなされている。
特許文献2には、トップシートと、バックシートと、吸収体と、吸収体の幅方向に延びて全幅に亘らない長さを有する折り曲げ補助手段としてのスリットが吸収体の長手方向に位置をずらして複数本配設された折り曲げ領域とを備え、コンパクト折りの際に、折り曲げ領域において折り畳まれる縦長の吸収性物品が開示されている。特許文献3には、トップシートと、バックシートと、吸収体と、幅方向の折り線と、折り線の近傍に配置され、幅方向に亘る線状の形状保持部材と備え、長手方向に折り畳まれる吸収性物品が開示されている。
特開平9-266928号公報 特開2009-153735号公報 特開2013-176412号公報
コンパクト折りをすると、幅方向及び長手方向の折位置に折り癖や折りしわが強くつき、吸収体が平坦な状態に戻りにくくなることで、着用者の肌と吸収性物品との間に隙間ができ、体液の伝いもれが発生しやすくなる。また、吸収体に折りしわができることで、体液の均一な拡散性が損なわれ、漏れやすくなる。また、フィット性が低下し、着用快適性(着用感)が損なわれる。加えて、折り癖、折りしわは、着用時に着用者に不快感を与え、かゆみ等の肌トラブルを引き起こす可能性がある。特に、フラッフパルプと高吸収性ポリマーとを主成分とするフラッフ吸収体では、前述のような傾向が強くなる。
特許文献2の吸収性物品では、吸収体表面の折り曲げ領域に幅方向に延びる複数本の線状スリットを設けることにより、折り癖の軽減を図っている。しかしながら、この線状スリットは、吸収体長手方向への体液拡散性を低下させひいては吸収体の体液吸収性を低下させる。また、特許文献2には、幅方向に延びる線状スリットと共に、長手方向に延びる線状スリットを設ける実施形態が記載されている。しかしながら、この実施形態によれば、吸収体の機械的強度が低下しひいては吸収体の体液保持能力が低下するおそれがある。
特許文献3によれば、折り畳んだ状態の吸収性物品を展開するときに、線状の形状保持部材の中央部を湾曲させ、吸収体の長手方向中央部の肌側面が着用者に対して凸になるように構成することで、折りしわや折り癖を低減している(段落0009)。すなわち、特許文献3の形状保持部材は、折り畳んだ状態での折りしわや折り癖を低減するものではない。また、該形状保持部材は、曲げ荷重を作用させたときに容易に変形する可撓性を有し、この変形状態を維持して復元し難い素材となる部材であることから、所定の硬さを有し、着用感を低下させることが自明である。
本発明の目的は、折り畳んでも折り癖や折りしわが発生し難く、展開して着用したときに、体液のモレが抑制され、良好なフィット性及び着用快適性を有する吸収性物品の提供である。
本発明者は、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これらの間に配置された吸収体と、を備える吸収性物品において、吸収体の長手方向前方部及び後方部に直線状かつスリット状の圧搾溝を設け、かつ、当該圧搾溝が形成されている領域内に、トップシートから吸収体までに至る、幅方向に曲線状に延びるチャネルエンボスを形成して、当該圧搾溝と交差又は近接もしくは接触させることにより、本発明者は上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。本発明は、以下の吸収性物品を提供する。
(1)液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これらの間に配置された吸収体と、を備える収性物品であって、
左右方向の三つ折りの折位置に沿って長手方向に延び、前記トップシートから前記吸収体にかけて設けられる第1圧搾溝と、
前後方向の三つ折りの折位置に沿って幅方向に延び、前記トップシートから前記吸収体にかけて設けられる第2圧搾溝と、
前後方向の一端部及び他端部に曲線状に対向配置され、前後方向各外側に向けて凸状であり、前記トップシートから前記吸収体にかけて設けられる一対の第1チャネルエンボスと、
左右方向の一端部及び他端部に曲線状に対向配置され、左右方向内側に向けて凸状であり、前記トップシートから前記吸収体にかけて設けられる一対の第2チャネルエンボスと、を有し、
前記第1圧搾溝と、前記第2圧搾溝と、前記第1チャネルエンボスと、前記第2チャネルエンボスと、が前記吸収性物品の肌側面に設けられ、
前記第1圧搾溝、及び前記第2圧搾溝は、それぞれ、該圧搾溝の長手方向に少なくとも1条の高圧搾溝と少なくとも1条の低圧搾溝とが、該圧搾溝の幅方向に沿って交互に繰り返されて設けられ、
前記第1チャネルエンボスは、前記第2圧搾溝と交差するよう設けられている、吸収性物品。
(2)前記第1チャネルエンボスは、前記第2圧搾溝の長手方向外側に配置され、その一端部及び他端部がそれぞれ前記第2圧搾溝と交差する、上記(1)の吸収性物品。
(3)前記第2チャンネルエンボスは、前記第1圧搾溝の幅方向内側に配置され、その中央部がそれぞれ前記第1圧搾溝の幅方向内側端部に近接するか又は接している、上記(1)又は(2)の吸収性物品。
(4)前記第1圧搾溝の幅が0.5mm以上15mm以下であり、前記第2圧搾溝の幅が0.5mm以上15mm以下である、上記(1)乃至(3)のいずれかの吸収性物品。
(5)前記低圧搾溝の深さが、前記吸収性物品の厚さの20%以上50%以下であり、前記高圧搾溝の深さが前記吸収性物品の厚さの60%以上80%以下である、上記(1)乃至(4)のいずれかの吸収性物品。
本発明によれば、折り畳んでも折り癖や折りしわが発生し難く、展開して着用したときに、体液のモレが抑制され、良好なフィット性及び着用快適性を有する吸収性物品が提供される。
本発明の実施形態に係る吸収性物品の構成を示す模式平面図である。 図1に示す吸収性物品の構成を示す模式断面図である。(a)は図1に示す切断線X-Xによる幅方向模式断面図であり、(b)は図1に示す切断線Y-Yによる長手方向模式断面図である。 圧搾溝の一実施形態を模式的に示す断面図である。
本明細書において、吸収性物品の着用とは、体液の吸収前後を問わず、吸収性物品を身体に装着した状態をいう。吸収性物品において、長さ方向とは吸収性物品を身体に装着したときに装着者の股間部を介して身体の前後に亘る、図中Yで示す方向であり、幅方向とは長さ方向に対して直交する、図中Xで示す方向であり、厚さ方向とは各構成部材を積層する、図中Zで示す方向である。肌側面とは、吸収性物品を着用したときに、着用者の肌に当接する表面及び肌を臨む表面であり、非肌側面とは、着用者の衣服に接触する表面又は衣服を臨む表面である。体液とは、尿や血液、軟便中の水分等の体内から体外に排出された液体をいう。
<吸収性物品>
以下、図面を参照しつつ、本実施形態に係る吸収性物品50について説明する。図1及び図2は、吸収性物品50を示す。図3は、第1圧搾溝11及び第2圧搾溝12の一実施形態を示す。これらの図面は吸収性物品50中の各構成部材の形状や寸法、大小関係等を規定するものではない。
本実施形態の吸収性物品50は、ベビー用及び成人用の種々の吸収性物品として使用でき、例えば、軽失禁パッド、軽失禁ライナー、尿吸収パッド、生理用ナプキン、パンツタイプ紙おむつ、テープ止めタイプ紙おむつ等が挙げられる。アウターとしての各種紙おむつと、インナーとしての吸収性物品50とを組み合わせてもよい。吸収性物品50の、長手方向の寸法、及び幅方向の寸法はいずれも特に限定されないが、例えば、100mm以上800mm以下の範囲、及び50mm以上500mm以下の範囲である。吸収性物品50の寸法を前記の範囲に調整すると、種々の形態の吸収性物品が容易に得られる。
図1及び図2に示す吸収性物品50は、肌側に位置する、液透過性のトップシート10と、トップシート10に対向配置され、非肌側に位置する液不透過性のバックシート30と、トップシート10とバックシート30との間に配置された吸収体20と、トップシート10の肌側面に設けられた一対の立体ギャザー40と、を備える。さらに、吸収性物品50は、その肌側面に、左右方向(幅方向)の三つ折りの折位置に沿って長手方向に延び、トップシート10から吸収体20にかけて設けられる第1圧搾溝11と、前後方向(長手方向)の三つ折りの折位置に沿って幅方向に延び、トップシート10から吸収体20にかけて設けられる第2圧搾溝12と、前後方向(長手方向)の一端部及び他端部に曲線状に対向配置され、前後方向(長手方向)各外側に向けて凸状であり、トップシート10から吸収体20にかけて設けられる一対の第1チャネルエンボス21と、左右方向(幅方向)の一端部及び他端部に曲線状に対向配置され、左右方向(幅方向)内側に向けて凸状であり、トップシート10から吸収体20にかけて設けられる一対の第2チャネルエンボス22と、を備える。
本実施形態によれば、折位置に低圧搾条溝(以下「低圧搾溝」とも呼ぶ)15と高圧搾条溝(以下「高圧搾溝」とも呼ぶ)16とを持つ第1圧搾溝11、第2圧搾溝12を直線状に設けることで、個包装品の開封時に折り癖が残りにくく、平坦に戻りやすくなり、製品の形状が体に沿って柔軟に変化しやすくなり、着用時のフィット性が向上し、体液の伝いモレが抑制される。また、第1チャネルエンボス21、第2チャネルエンボス22を設けることで、折りしわが抑制され、体液の拡散性と着用快適性とが同時に向上する。
なお、本実施形態の吸収性物品50は、トップシート10、吸収体20、及びバックシート30を基本構成単位とし、その肌側面に、第1圧搾溝11、第2圧搾溝12、第1チャンネルエンボス21、及び第2チャンネルエンボス22を設けたものであるが、例えば、前述のような立体ギャザー40の配設、トップシート10と吸収体20との間へのトランスファシート(不図示)の配置等の、公知の様々な改変を加えることができる。以下、本実施形態の吸収性物品50の構成部材について、トップシート10、第1圧搾溝11、第2圧搾溝12、吸収体20、第1チャネルエンボス21、第2チャネルエンボス22、バックシート30、及び立体ギャザー40の順で更に詳しく説明する。
<トップシート>
トップシート10は、吸収体20に向けて体液を速やかに通過させる液透過性のシート状基材である。トップシート10は、着用者の肌に当接する場合があることから、柔らかな感触で、肌に刺激を与えない基材が好ましい。該基材としては、例えば、親水性シート、同種又は異種の親水性シートの積層体である複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム等が挙げられる。親水性シートとしては、例えば、ポリプロピレンやポリエチレン等の合成樹脂からなる合成繊維、レーヨン等の再生繊維、綿等の天然繊維等を用いて作製された、エアスルー不織布、サーマルボンド不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布等が挙げられる。これらの中でも不織布が好ましく、トップシート10の肌側面に第1圧搾溝11及び第2圧搾溝12を安定的に形成する観点から、エアスルー不織布、スパンボンド不織布等がより好ましい。
トップシート10には、液透過性を向上させる観点から、エンボス加工や穿孔加工を表面に施してもよい。トップシート10は、肌への刺激を低減させる観点から、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等の1種又は2種以上を含有してもよい。トップシート10の坪量は、強度、加工性及び液戻り量の観点から、例えば、15g/m以上40g/m以下の範囲である。トップシート10の形状は特に制限されず、漏れがないように体液を吸収体20へと誘導するために必要とされる、吸収体20の一部又は全部を覆う形状であればよい。
<圧搾溝>
本実施形態では、図1に示すように、トップシート10の肌側面に、吸収性物品50の左右方向(長手方向)の三つ折り用折線に沿って、長手方向一端から他端まで線状に延びる一対の第1圧搾溝11と、吸収性物品50の前後方向(幅方向)の三つ折りの折り線に沿って幅方向一端から他端まで線状に延びる一対の第2圧搾溝12とが、設けられている。一対の第1圧搾溝11は、トップシート10の肌側面の幅方向両側の、各立体ギャザー40の幅方向内側にそれぞれ設けられ、幅方向に対向している。また、一対の第2圧搾溝12は、トップシート10の肌側面の長手方向両端部付近にそれぞれ設けられ、長手方向に対向している。ここで、吸収性物品50の左右方向(長手方向)の三つ折り用折り線及び吸収性物品50の前後方向(幅方向)の三つ折りの折り線の位置は、吸収性物品50の種類、平面視形状、寸法等に応じて適宜変更してもよい。さらに、三つ折りを二つ折りにして折り線の位置を設定してもよい。
第1圧搾溝11及び第2圧搾溝12は、共に、トップシート10から吸収体20に向かう方向に凹み、トップシート10中に底面を有するか又は少なくとも高圧搾溝15が吸収体20の肌側面もしくは吸収体20の内部を底面とする凹溝であり、より具体的には、図3に示すように、第1圧搾溝11又は第2圧搾溝12の長手方向に延びる、少なくとも1条の高圧搾溝15と、少なくとも1条の低圧搾溝16とが、幅方向に交互に設けられたものである。本実施形態では、低圧搾溝16が高圧搾溝15よりも吸収性物品50の外方側に位置するように構成されている。高圧搾溝15及び低圧搾溝16の各個数は特に限定されず、第1圧搾溝11又は第2圧搾溝12の幅寸法(トップシート10表面における開口部の幅寸法)等に応じて適宜選択できるが、例えば、1個以上5個以下の範囲、又は1個以上3個以下の範囲である。第1圧搾溝11における高圧搾溝15及び低圧搾溝16の数(この数を以下「第1圧搾溝11の溝構造」ともいう)と、第2圧搾溝12における高圧搾溝15及び低圧搾溝16の数(この数を以下「第2圧搾溝12の溝構造」ともいう)とは、同じであっても異なっていてもよい。第1圧搾溝11及び第2圧搾溝12を、高圧搾溝15と低圧搾溝16とで構成することにより、第1圧搾溝11及び第2圧搾溝12で折り畳んだ吸収性物品50を展開したときに、高圧搾溝15が主要な折り線になるものの、底の低い低圧搾溝16が所定の復元力を有することから、折り癖や折りしわが残り難くなり、体液の伝いモレを抑制し、着用感を低下させにくくなる。
第1圧搾溝11及び第2圧搾溝12の幅寸法(開口部の幅寸法)は、例えば、0.5mm以上15mmの範囲、3mm以上13mm以下の範囲、又は5mm以上12mm以下の範囲である。幅寸法が0.5mm未満では、折り癖や折りしわを低減化する効果が不十分になる傾向があり、15mmを超えると、トップシート10ひいては吸収性物品50の剛性が低下し、着用者の身体へのフィット性及び着用感が低下するとともに、体液の吸収及び保持性能も低下する傾向がある。高圧搾溝15の厚さ(深さ)は、例えば、吸収性物品50の全体厚さの60%以上80%以下の範囲である。低圧搾溝16の厚さ(深さ)は、例えば、吸収性物品50の全体厚さの20%以上50%以下の範囲である。これらの範囲とすれば、コンパクト折りをするときの折り易さと、展開するときの折り癖や折りしわの発生の低減化とを両立できる。
なお、本実施形態では、第1圧搾溝11と第2圧搾溝12との交差領域が、第1圧搾溝11と第2圧搾溝12とで囲まれた四角形の領域の4角に存在する。この交差領域では、第1圧搾溝11の溝構造を優先してもよく、また、第2圧搾溝12の溝構造を優先してもよく、また、平面としてもよい。第1圧搾溝11及び第2圧搾溝12は、例えば、ヒートエンボス、超音波エンボス、高周波エンボス等を利用して、トップシート10の肌側面に形成することができる。
<吸収体>
吸収体20は、その長手方向の寸法(最大長さ)が、例えば、100mm以上800mm以下の範囲、150mm以上500mm以下の範囲、又は270mm以上500mm以下の範囲である。吸収体20の幅方向の寸法(最大幅)は、例えば、50mm以上500mm以下の範囲、60mm以上400mm以下の範囲、又は70mm以上105mm以下の範囲である。また、吸収体20の平面視形状が砂時計型である場合は、長手方向寸法が180mm以上800mm以下の範囲、着用者の腹部及び背部にそれぞれ当接する腹側部及び背側部の幅方向寸法がともに60mm以上400mm以下の範囲であり、着用者の股間部に当接する股部の幅方向寸法が90mm以上250mm以下の範囲である。吸収体20の平面視形状としては、例えば、砂時計型、Iの字状、長方形、4角が丸まった角丸四角形、長円等が挙げられる。
(フラッフ吸収体)
吸収体20としては、例えば、フラッフ吸収体が挙げられる。フラッフ吸収体は、吸収基材として、吸収性繊維と、高吸収性ポリマー(以下「SAP」ともいう)とを含有する。
(吸収性繊維)
吸収性繊維は、一般に生理用ナプキンや紙おむつ、尿取りパッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュー、吸収紙、親水性不織布等が挙げられる。これらの中でも、吸収性の観点から、フラッフパルプが好ましい。フラッフパルプとしては、木材パルプ(例えば、サウザンパインやダグラスファー等の針葉樹晒クラフトパルプ(N-BKP))、合成繊維、樹脂繊維、非木材パルプ等の綿状解繊物等が挙げられる。吸収体20に吸収性繊維としてフラッフパルプを用いた場合、吸収性繊維の坪量は、例えば100g/m以上800g/m以下の範囲又は325g/m以上615g/m以下の範囲である。これにより、肌触りを損なわずに、より多くの体液を吸収できる。
(高吸収性ポリマー)
高吸収性ポリマーとしては、体液を吸収し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、ポリアクリル酸塩、ポリアスパラギン酸塩、(デンプン-アクリル酸)グラフト共重合体、(アクリル酸-ビニルアルコール)共重合体、(イソブチレン-無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物等が挙げられる。これらの中でも、重量当たりの吸収量の観点から、ポリアクリル酸塩が好ましく、ポリアクリル酸アルカリ金属塩がより好ましく、ポリアクリル酸ナトリウムが更に好ましい。高吸収性ポリマーは、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
高吸収性ポリマーは、例えば、粒子状、繊維状等の形態で用いられるが、取扱い易さ等の観点から好ましくは粒子状で用いられる。このとき、粉体としての流動性が悪い微粉末の高吸収性ポリマーの使用を避け、中位粒子径を有する高吸収性ポリマーを用いることにより、吸収に関する基本性能を高め、かつ、吸収体20が硬くなることにより発生するごつごつとした触感を低減することができる。高吸収性ポリマーの中位粒子径は、例えば、50μm以上600μm以下の範囲又は100μm以上500μm以下の範囲である。
吸収体20中のSAPの坪量は、例えば、60g/m以上450g/m以下の範囲、又は245g/m以上445g/m以下の範囲である。SAPの坪量を前述の数値範囲内とすることで、吸収体20でのゲルブロッキングを防止し、かつ、吸収体20に多量の体液を吸収させることができる。また、吸収体20において、吸収体20全体の重量に対する、高吸収性ポリマーの重量の比率である、(高吸収性ポリマーの重量/吸収体20全体の重量)×100(%)は、例えば、15重量%以上の範囲、又は15重量%以上70重量%以下の範囲である。
フラッフ吸収体型の吸収体20において、吸収性繊維及びSAPの形態は、吸収性繊維中にSAP粒子を混合して形成したものでもよく、吸収性繊維間にSAP粒子を固着したSAPシートでもよい。
<チャンネルエンボス>
トップシート10肌側面の吸収体20との積層領域には、トップシート10を厚さ方向に貫通して吸収体20に達し、吸収体20の内部に底面を有する凹溝である第1チャンネルエンボス21、及び第2チャンネルエンボス22が設けられている。第1チャネルエンボス21、第2チャネルエンボス22を設けることで、折りしわが抑制され、体液の拡散性と着用快適性とが同時に向上する。
一対の第1チャネルエンボス21は、吸収性物品50肌側面の長手方向の一端部及び他端部の対称な位置に対向配置され、長手方向各外方に向けて凸状である曲線状(又は円弧状)に設けられている。一対の第1チャネルエンボス21は、線状に延びる一対の第2圧搾溝12の長手方向両外側に配置され、その円弧状曲線の両端部が線状に延びる第2圧搾溝12に交差している。交差点では、第1チャネルエンボス21の幅分だけ第2圧搾溝12が途絶えている。この交差は、コンパクト折りされた吸収性物品50の個装品において、第2圧搾溝12の周辺での幅方向に延びる折りしわの発生を抑制するものと考えられる。
一対の第2チャネルエンボス22は、吸収性物品50肌側面の幅方向の一端部及び他端部の対称な位置に対向配置され、幅方向中央に向けて凸状である曲線状(又は円弧状)に設けられている。一対の第2チャンネルエンボス22は、線状に延びる一対の第1圧搾溝11の幅方向内側に配置され、その円弧状曲線の両端が線状に延びる第1圧搾溝11に近接し、好ましくは接するように構成されている。この構成によれば、第2チャンネルエンボス22が曲線状に形成され、かつ第2チャンネルエンボス22が第1圧搾溝11よりも深い凹溝であること等に起因して、第1圧搾溝11周辺での長手方向に延びる折りしわの発生を抑制するものと考えられる。
また、本実施形態では、一対の第1チャンネルエンボス21の各両端と、一対の第2チャンネルエンボス22の各一端とが互いに近接するように配置され、全体として、チャンネルエンボスである凹溝で囲まれた平面視細長い瓢箪状の領域を形成している(図1)。また、第1チャンネルエンボス21及び第2チャンネルエンボス22は、線状に延びる第1圧搾溝11及び第2圧搾溝12に対して円弧状に形成され、更に一方が第1圧搾溝11の外側及び他方が第2圧搾溝12の内側に設けられている。第1チャンネルエンボス21及び第2チャンネルエンボス22は、第1圧搾溝11及び第2圧搾溝12に沿って形成され易い折りしわ形成予定領域に対して角度を有して交差することから、折りしわの形成を抑制するものと考えられる。さらに、第1圧搾溝11と第2圧搾溝12とで囲まれる吸収性物品50肌側面の中央部は、第1チャンネルエンボス21及び第2チャンネルエンボス22の形成領域とも重なることから、長手方向外側及び/又は幅方向外側から該中央部への折りしわの伸長が抑制され、該中央部に折りしわが発生し難くなり、個装製品を展開して着用しても製品設計に対応した良好なフィット性が維持され、優れた着用感が保たれる。また、第1チャンネルエンボス21及び第2チャンネルエンボス22は、吸収体20の表層内部に達し、かつ一方が長手方向、及び他方が幅方向に延びて形成されることから、使用終期まで体液吸収速度を高水準に維持し、吸収体20における体液分散性を向上させ、ゲルブロッキングの発生を抑制し、複数回の体液吸収を可能にする。
第1チャンネルエンボス21、及び第2チャンネルエンボス22のトップシート10肌側面における開口部幅寸法は、例えば、0.5mm以上5mm以下の範囲、又は1mm以上4mm以下の範囲である。なお、第1チャンネルエンボス21、及び第2チャンネルエンボス22は、その底面まで開口部と同じ幅寸法を有していなくてもよい。また、第1チャンネルエンボス21、及び第2チャンネルエンボス22の深さ寸法は、例えば、0.1mm以上50mm以下の範囲、又は0.5mm以上45mm以下の範囲である。深さ寸法は、例えば、ハイトゲージ((株)ミツトヨ製)を用いて無荷重下の吸収性物品50の厚さを測定した後、針を用いて第1チャネルエンボス21、第2チャンネルエンボス22の底面(又は底部)からバックシート30までの厚さを測定し、吸収性物品50の厚さから減ずることで求めることができる。
上述のような開口部の幅寸法、及び深さ寸法を有することにより、前述のような種々の効果を発揮し得る第1チャンネルエンボス21、及び第2チャンネルエンボス22を形成できる。開口部幅寸法が1mm未満であるか又は深さ寸法が0.1mm未満であると、前述の効果を十分に発揮できない傾向がある。開口部幅寸法が20mmを超えるか又は深さ寸法が50mmを超えると、吸収体20の剛性が低下し、吸収体20の体液保持能力が低下する傾向がある。
第1チャンネルエンボス21、及び第2チャンネルエンボス22は、例えば、熱エンボス法、超音波エンボス法、高周波エンボス法により形成できる。熱エンボス法の場合、第1チャンネルエンボス21、及び第2チャンネルエンボス22に対応する凸部形状を有するエンボスロールと、エンボスロールの周面に配置された受けロール又はベルトとの間に、トップシート10と吸収体20との積層体を通過させて、これらを一体的に加熱及び加圧処理を行うことで、第1チャンネルエンボス21、及び第2チャンネルエンボス22が形成される。なお、第1圧搾溝11及び第2圧搾溝12を形成するか、又は第1チャンネルエンボス21、及び第2チャンネルエンボス22を形成するかは、例えば、加熱温度、加圧圧力等を適宜変更することにより調整できる。
<バックシート>
バックシート30は、吸収体20が保持する体液が衣類を濡らさないような液不透過性を備えた基材を用いて形成されればよく、該基材としては、例えば、樹脂フィルム、樹脂フィルムと不織布との積層体である複合シート等が挙げられる。複合シートに用いられる不織布としては、製法を特に限定せず、例えば、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布等の単層不織布、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布積層体、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布/スパンボンド不織布積層体等の複合不織布、これらの複合材料等が挙げられる。また、樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの複合フィルム等が挙げられる。
バックシート30の坪量は、強度及び加工性の点から、例えば15g/m以上60g/m以下の範囲である。また、着用時の蒸れを防止するため、バックシート30には、通気性を持たせることが好ましい。バックシート30に通気性を備えさせるためには、例えば、基材の樹脂フィルムにフィラーを配合したり、バックシート30にエンボス加工を施したりすればよい。なお、フィラーとしては炭酸カルシウムを挙げることができ、その配合方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。
<立体ギャザー>
立体ギャザー40は、例えば、吸収性物品50の着用者が排泄した体液の横モレを防止するために、吸収性物品50の幅方向両端付近で吸収性物品50の長手方向に沿ってトップシート10の肌側面に固定される。立体ギャザー40は、弾性伸縮部材40aと、撥水性及び/又は防水性のシート部材40bと、を含む。
弾性伸縮部材40aは、シート部材40bの自由端(他端)付近に長手方向に沿って配設され、該自由端に起立性を付与し、シート部材40bの自由端及びその近傍領域を着用者の体型に合わせて変形可能にする。シート部材40bは、本実施形態では幅方向一端(固定端)がバックシート30の肌側面の幅方向両端付近に固定され、幅方向途中部がトップシート10の肌側面の幅方向両端付近に固定され、幅方向他端が起立性を有する自由端である。シート部材40bの固定端(幅方向一端)の固定位置は、本実施形態に限定されず、例えば、バックシート30の非肌側面、内部に吸収体20を収納したトップシート10とバックシート30との各縁辺の全部又は一部接合体の肌側面又は非肌側面の幅方向両端付近、トップシート10の肌側面の幅方向両端付近等が挙げられる。
シート部材40bは撥水性及び/又は防水性を有するシートであり、例えば不織布から構成される。第1シート部材用不織布としては、疎水性繊維にて形成された撥水性及び/又は防水性(液不透過性)の不織布を特に限定なく使用でき、例えば、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布/スパンボンド不織布積層体である複合不織布(SMS不織布)等が挙げられる。シート部材40bの坪量は、例えば、13g/m以上20g/m以下の範囲である。弾性伸縮部材40aとしては、例えば、天然ゴム、合成ゴム、ポリウレタン等からなる、糸状、紐状、帯状のものを適宜使用することができる。
<吸収性物品の製造方法>
吸収性物品50は、公知の製造方法により製造できるが、例えば、トップシート10と吸収体20とを重ね合わせた状態で、トップシート10の肌側面から吸収体20内部までに及ぶことがある、第1圧搾溝11及び第2圧搾溝12である凹溝を形成する工程と、次いで、トップシート10の肌側面から吸収体20内部までに及ぶ第1チャンネルエンボス21及び第2チャンネルエンボス22を形成する工程と、吸収体20の非肌側面にバックシート30を重ね合わせ、トップシート10の縁辺とバックシート30の縁辺とを一部又は全周に亘ってホットメルト接着剤やヒートエンボス、超音波エンボス、高周波エンボス等を利用して固定する工程と、立体ギャザー40をバックシート30及びトップシート10の所定位置に設置する工程と、を含む製造方法が挙げられる。吸収性物品50には、必要に応じて、レッグギャザー、ウエストギャザー、サイドフラップ等が適宜設けられる。得られた吸収性物品50は、第1圧搾溝11及び第2圧搾溝12に沿ってコンパクト折りされ、樹脂フィルム等から構成されるケースに収納され、市販される。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態や実施例に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
以下に実施例を挙げ、本実施形態を更に具体的に説明する。
(実施例1)
トップシートとしてエアスルー不織布(厚さ0.8mm、坪量20g/m)を用い、バックシートとして通気性ポリエチレンシート(坪量32g/m)を用い、立体ギャザーとしてスパンボンド不織布/メルトブローン不織布/スパンボンド不織布積層体である複合不織布(坪量15g/m)を用い、吸収体としてはフラッフパルプ坪量300g/m及びSAP坪量90g/mのフラッフ吸収体(厚さ8mm)を用いた。まず、図1に示すようにトップシートに高圧エンボスを施し、幅開口部の幅寸法がそれぞれ8mmである第1圧搾溝及び第2圧搾溝を形成した。第1圧搾溝及び第2圧搾溝は、ともに、厚さ(深さ)7mm(製品厚さの70%)の高圧搾溝1条と、厚さ(深さ)5mm(製品厚さの50%)の低圧搾溝1条とから構成した。次に、トップシートと吸収体との積層体に対して高圧エンボスを施し、図1に示すように、円弧状の曲線である第1チャンネルエンボス、及び第2チャンネルエンボス(各トップシート表面での開口部幅寸法5mm)を形成した。得られた吸収性物品は、縦(長手方向寸法)400mm×横(幅方向寸法)60mmであり、厚さは10mmであった。
(比較例1)
第1圧搾溝及び第2圧搾溝、並びに第1チャンネルエンボス、及び第2チャンネルエンボスを形成しない以外は、実施例1と同様にして、縦(長手方向寸法)400mm×横(幅方向寸法)60mmであり、厚さ10mmである吸収性物品を作製した。
平坦な実験台に実施例1及び比較例1で得られた吸収性物品を載せ、それぞれ、長手方向に3つ折りし、さらに幅方向に3つ折りした上で、上に5kg重の板状錘を載せ、1日間常温常湿で放置した後、板状錘を取り外し、展開した。実施例1の吸収性物品は、その周縁部が実験台表面からわずかに浮くものの、実験台表面と吸収性物品との隙間は1mm未満であり、吸収性物品の肌側面を掌でこすると、前述の浮きはなくなった。また、第1圧搾溝、第2圧搾溝の周辺、これらで囲まれた中央部には、目立った折りしわを目視で確認することができなかった。比較例1の吸収性物品は、その周縁部が実験台表面から数cm程度浮き上がり、折り癖を明確に確認できた。また、第1圧搾溝、第2圧搾溝の周辺、これらで囲まれた中央部には、折りしわが目視で確認された。
10 トップシート
11 第1圧搾溝
12 第2圧搾溝
15 高圧搾溝
16 低圧搾溝
20 吸収体
21 第1チャンネルエンボス
22 第2チャンネルエンボス
30 バックシート
40 立体ギャザー
40a 弾性伸縮部材
40b シート部材
50 吸収性物品

Claims (5)

  1. 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これらの間に配置された吸収体と、を備える収性物品であって、
    左右方向の三つ折りの折位置に沿って長手方向に延び、前記トップシートから前記吸収体にかけて設けられる第1圧搾溝と、
    前後方向の三つ折りの折位置に沿って幅方向に延び、前記トップシートから前記吸収体にかけて設けられる第2圧搾溝と、
    前後方向の一端部及び他端部に曲線状に対向配置され、前後方向各外側に向けて凸状であり、前記トップシートから前記吸収体にかけて設けられる一対の第1チャネルエンボスと、
    左右方向の一端部及び他端部に曲線状に対向配置され、左右方向内側に向けて凸状であり、前記トップシートから前記吸収体にかけて設けられる一対の第2チャネルエンボスと、を有し、
    前記第1圧搾溝と、前記第2圧搾溝と、前記第1チャネルエンボスと、前記第2チャネルエンボスと、が前記吸収性物品の肌側面に設けられ、
    前記第1圧搾溝、及び前記第2圧搾溝は、それぞれ、該圧搾溝の長手方向に少なくとも1条の高圧搾溝と少なくとも1条の低圧搾溝とが、該圧搾溝の幅方向に沿って交互に繰り返されて設けられ、
    前記第1チャネルエンボスは、前記第2圧搾溝と交差するよう設けられている、吸収性物品。
  2. 前記第1チャネルエンボスは、前記第2圧搾溝の長手方向外側に配置され、その一端部及び他端部がそれぞれ前記第2圧搾溝と交差する、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記第2チャンネルエンボスは、前記第1圧搾溝の幅方向内側に配置され、その中央部分がそれぞれ前記第1圧搾溝の幅方向内側端部に近接するか又は接している、請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記第1圧搾溝の幅が0.5mm以上15mm以下であり、前記第2圧搾溝の幅が0.5mm以上15mm以下である、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記低圧搾溝の深さが、前記吸収性物品の厚さの20%以上50%以下であり、前記高圧搾溝の深さが前記吸収性物品の厚さの60%以上80%以下である、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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