JP2022084419A - コンテンツ提供システム、コンテンツ提供方法 - Google Patents

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Kosuke Matoba
麻衣子 金田
Maiko Kaneda
貴司 白澤
Takashi Shirasawa
吉隆 柴田
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Abstract

【課題】商品を購入する購入者への適切なコンテンツ提供を行いつつ、生産者側の負担を軽減可能な技術を提供する。【解決手段】サーバ装置10は、商品の生産に関する生産情報を収集する情報収集部111と、情報収集部111により収集された生産情報に基づいて、商品を生産する生産者の支援を行う生産者支援部112と、購入者に提供するコンテンツを管理するコンテンツ管理部113とを備える。生産者支援部112は、商品を購入者へ発送する発送日を生産者に提案する。【選択図】図1

Description

本発明は、有用なコンテンツをユーザに提供するシステムおよび方法に関する。
従来、スマートフォンやPC(Personal Computer)を介して行われるコンテンツの提供に関して、ユーザの嗜好や属性に応じて適切なコンテンツを提供するための技術が提案されている。例えば特許文献1には、顧客からの注文を受けて配送される商品の梱包物7のそれぞれに、コンテンツ提供装置4が生成した異なるアドレスの二次元バーコードを印刷するコンテンツ提供システムが開示されている。このコンテンツ提供システムにおいて、コンテンツ提供装置4は、顧客の注文商品の履歴などに基づき、顧客の嗜好に合った商品の広告やクーポン情報などのコンテンツを含むコンテンツ提供ページを生成する。顧客は、注文商品を受け取ると、梱包物7に印刷されている二次元バーコードを顧客端末2により読み取り、コンテンツ提供装置4にアクセスする。コンテンツ提供装置4は、その顧客用に生成したコンテンツ提供ページを送信し、顧客端末2に表示させる。これにより、通信販売の顧客の情報を秘匿しながら個々の顧客に合わせたコンテンツを提供するようにしている。
特開2018-206141号公報
特許文献1の技術は、商品を購入した顧客への適切なコンテンツの提供を目的としたものであり、商品の生産者側にとっての利便性は考慮されていない。しかしながら、顧客からの注文後に収穫および配送を行う産地直送の農産物や水産物、顧客からの注文を受けて生産を開始する加工品や工芸品などの受注生産の商品では、自然環境や原料調達などの状況の変化に応じて、注文後の配送スケジュールや商品の内容が変化することがある。このような場合に、特許文献1のような従来技術を利用して顧客への適切な情報提供を行うためには、顧客に提供する情報内容を生産者が個別に設定しなければならず、生産者側の負担が大きい。
そこで、本発明では、商品を購入する購入者への適切なコンテンツ提供を行いつつ、生産者側の負担を軽減可能な技術を提供することを目的とする。
本発明によるコンテンツ提供システムは、商品の購入者に向けて前記商品に関するコンテンツを提供するシステムであって、前記商品の生産に関する生産情報を収集する情報収集部と、前記情報収集部により収集された前記生産情報に基づいて、前記商品を生産する生産者の支援を行う生産者支援部と、前記購入者に提供する前記コンテンツを管理するコンテンツ管理部と、を備え、前記生産者支援部は、前記商品を前記購入者へ発送する発送日を前記生産者に提案する。
本発明によるコンテンツ提供方法は、コンピュータを用いて、商品の購入者に向けて前記商品に関するコンテンツを提供する方法であって、前記コンピュータにより、前記商品の生産に関する生産情報を収集する処理と、前記購入者に提供する前記コンテンツを管理する処理と、前記生産情報に基づいて前記商品を前記購入者へ発送する発送日を前記生産者に提案する処理と、を実行する。
本発明によれば、商品を購入する購入者への適切なコンテンツ提供を行いつつ、生産者側の負担を軽減可能な技術を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るコンテンツ提供システムの構成を示すブロック図である。 オブジェの外観の一例を示す六面図である。 コンテンツ情報の一例を示す図である。 サーバ装置から提供される配信コンテンツの設定例を示す図である。 サーバ装置から提供される配信コンテンツの設定例を示す図である。 サーバ装置から提供される配信コンテンツの設定例を示す図である。 生産者端末において表示される画面の例を示す図である。 生産者端末において表示される画面の例を示す図である。 生産者端末において表示される画面の例を示す図である。 生産者端末において表示される画面の例を示す図である。 生産者端末において表示される画面の例を示す図である。 生産者端末において表示される画面の例を示す図である。 生産者端末において表示される画面の例を示す図である。 生産者端末において表示される画面の例を示す図である。 生産者端末において表示される画面の例を示す図である。 生産者端末において表示される画面の例を示す図である。 生産者端末において表示される画面の例を示す図である。 生産者端末において表示される画面の例を示す図である。 生産者端末において表示される画面の例を示す図である。 生産者端末において表示される画面の例を示す図である。 生産者端末において表示される画面の例を示す図である。 生産者端末において表示される画面の例を示す図である。 購入者端末において表示される画面の例を示す図である。 購入者端末において表示される画面の例を示す図である。 購入者端末において表示される画面の例を示す図である。 購入者端末において表示される画面の例を示す図である。 購入者端末において表示される画面の例を示す図である。 サーバ装置において行われる処理の流れを示すフローチャートである。 コンテンツ変更処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。本発明が本実施形態に制限されることは無く、本発明の思想に合致するあらゆる応用例が本発明の技術的範囲に含まれる。特に限定しない限り、各構成要素は複数でも単数でも構わない。
以下の説明では、例えば、「xxx表」の表現にて各種情報を説明することがあるが、各種情報は表以外のデータ構造で表現されていてもよい。各種情報がデータ構造に依存しないことを示すために、「xxx表」を「xxx情報」と呼ぶことがある。
また、以下の説明では、同種の要素を区別しないで説明する場合には、参照符号(又は参照符号における共通部分)を使用し、同種の要素を区別して説明する場合は、要素のID(又は要素の参照符号)を使用することがある。
以下の説明では、「プログラム」あるいはそのプロセスを主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサ(例えば、CPU(Central Processing Unit))によって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶資源(例えば、メモリ)及び/又は通信インタフェース装置(例えば、通信ポート)を用いながら行うため、処理の主語がプロセッサであってもよい。プロセッサは、プログラムに従って動作することによって、所定の機能を実現する機能部として動作する。プロセッサを含む装置及びシステムは、これらの機能部を含む装置及びシステムである。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るコンテンツ提供システムの構成を示すブロック図である。本実施形態のコンテンツ提供システム1は、商品の購入者に向けて、その商品に関するコンテンツを提供するとともに、商品の生産者の支援を行うシステムである。なお、本実施形態のコンテンツ提供システム1では、購入者が購入を決めてから生産者によってその生産工程の一部または全部が行われ、生産完了後に生産者から購入者へと配送される商品を対象に、コンテンツの提供や生産者の支援が行われる。こうした商品には、例えば産地直送の農産物や水産物、加工品や工芸品等の各種受注生産品などが該当する。以下では、農産物を商品として取り扱う場合の例により本実施形態を説明するが、他の商品の場合についても同様である。
図1に示すように、コンテンツ提供システム1は、サーバ装置10に生産者端末20および購入者端末30がネットワーク40を介してそれぞれ接続されることで構成される。ネットワーク40は、サーバ装置10と生産者端末20および購入者端末30との間でそれぞれ送受信される情報の通信経路であり、例えば無線LANや携帯電話回線、インターネット等により構成される。
サーバ装置10は、制御部11、記憶部12および通信部13を備えて構成される。制御部11は、例えばCPU、ROM、RAM等を組み合わせたコンピュータにより構成されており、情報収集部111、生産者支援部112、コンテンツ管理部113および通信制御部114の各機能ブロックを備える。
情報収集部111は、生産者端末20や購入者端末30からネットワーク40を介して送信される情報や、不図示の外部装置より提供される様々な情報を収集し、記憶部12に記憶させる。生産者支援部112は、生産者端末20を介して、商品である農産物を生産する生産者の支援を行う。コンテンツ管理部113は、商品の購入者に対するコンテンツの提供および管理を購入者ごとに行う。通信制御部114は、通信部13を制御し、ネットワーク40を介して生産者端末20および購入者端末30との間で通信を行う。制御部11におけるこれらの機能ブロックは、例えばコンピュータにおいてCPUが所定のプログラムを実行することにより実現される。なお、これらの機能ブロックの一部または全部を、GPU(Graphics Processing Unit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて実現してもよい。各機能ブロックの詳細については後述する。
記憶部12は、気象情報121、生産計画情報122、生産者管理情報123、購入者管理情報124およびコンテンツ情報125を記憶する。気象情報121は、現在および未来の気象状況に関する情報であり、例えば現在日から1週間以内の天気と気温などの情報を含む。生産計画情報122は、商品である農産物の生産計画に関する情報であり、例えば収穫予定日や発送予定日などの情報を含む。なお、気象情報121および生産計画情報122は、いずれも商品である農産物の生産に関連する情報であるため、以下ではこれらを合わせて「生産情報」と総称することもある。
生産者管理情報123は、農産物の生産者に関する情報であり、例えば各生産者がサーバ装置10にログインするためのIDやパスワードなどの情報を含む。購入者管理情報124は、商品である農産物を購入する購入者に関する情報であり、例えば各購入者が購入した商品の内容や発送先などの情報を含む。コンテンツ情報125は、サーバ装置10が各購入者に対して提供するコンテンツの情報であり、例えば商品の生産過程を紹介する画像や映像、音声などの情報を含む。
気象情報121、生産計画情報122、生産者管理情報123、購入者管理情報124の各情報は、情報収集部111により収集されて記憶部12に記憶される。例えば、気象情報121は不図示の外部サーバから収集され、生産計画情報122および生産者管理情報123は生産者端末20から、購入者管理情報124は購入者端末30からそれぞれ収集される。一方、コンテンツ情報125は予め記憶部12に記憶されていてもよいし、情報収集部111により不図示の外部サーバ等から収集されて記憶部12に記憶されてもよい。さらに、情報収集部111により収集される情報を用いて、コンテンツ情報125を更新可能としてもよい。
通信部13は、通信制御部114の制御に応じて動作し、生産者端末20や購入者端末30からネットワーク40を介して送信される各種情報を受信したり、ネットワーク40を介して生産者端末20や購入者端末30へ各種情報を送信したりする。通信部13は、例えばNIC(Network Interface Card)を用いて構成される。
生産者端末20は、例えばスマートフォンやPCを用いて構成され、演算制御部21、画面表示部22、操作部23および通信部24の各機能ブロックを備える。
演算制御部21は、生産者端末20の動作に必要な各種演算処理を実施する。画面表示部22は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイを用いて構成され、演算制御部21の制御に応じて、生産者の支援に必要な各種画面表示を行う。操作部23は、生産者端末20を所持する生産者からの入力操作を受け付けて演算制御部21に出力する部分であり、例えばマウスやキーボード、画面表示部22と一体化されたタッチパネルなどを用いて構成される。通信部24は、演算制御部21の制御に応じて動作し、サーバ装置10からネットワーク40を介して送信される各種情報を受信したり、ネットワーク40を介してサーバ装置10へ各種情報を送信したりする。
購入者端末30は、例えばスマートフォンやPCを用いて構成され、演算制御部31、画面表示部32、操作部33、通信部34および撮影部35の各機能ブロックを備える。
演算制御部31は、購入者端末30の動作に必要な各種演算処理を実施する。画面表示部32は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイを用いて構成され、演算制御部31の制御に応じて、例えばサーバ装置10から提供されるコンテンツの画像や映像など、購入者にとって有益な各種画面表示を行う。操作部33は、購入者端末30を所持する購入者からの入力操作を受け付けて演算制御部31に出力する部分であり、例えばマウスやキーボード、画面表示部32と一体化されたタッチパネルなどを用いて構成される。通信部34は、演算制御部31の制御に応じて動作し、サーバ装置10からネットワーク40を介して送信される各種情報を受信したり、ネットワーク40を介してサーバ装置10へ各種情報を送信したりする。
撮影部35は、例えばカメラを用いて構成され、購入者の操作に応じて任意の物体を被写体として画像や映像を撮影し、演算制御部31へ出力する。購入者は、この撮影部35を用いて、オブジェ50に付されたQRコード(登録商標)を撮影することで、そのQRコードが示すリンク先に購入者端末30を接続することができる。
図2は、オブジェ50の外観の一例を示す六面図である。図2では、左側面図50a、正面図50b、右側面図50c、背面図50d、平面図50eおよび底面図50fを用いて、オブジェ50の外観の一例を示している。背面図50dに示すように、オブジェ50にはQRコード51が付されている。このQRコード51は、例えばサーバ装置10のリンク先を示すURL(Uniform Resource Locator)等の情報が記載されている。
商品の購入を希望する購入者は、例えば観光地に設置された観光施設や直売所、地方の名産品を取り扱うアンテナショップ等において、商品代金と引き換えにオブジェ50を入手することができる。オブジェ50を入手した購入者が、購入者端末30の撮影部35を用いてオブジェ50に付されたQRコード51を撮影すると、QRコード51に示されたリンク先に従って、購入者端末30がサーバ装置10に接続される。
購入者端末30が接続されると、サーバ装置10は、所定の入力画面を購入者端末30に表示させ、この入力画面において、例えば購入者の氏名や住所など、商品の配送に必要な情報の入力を購入者に促す。購入者が購入者端末30を操作してこれらの情報を入力すると、その情報は購入者端末30からネットワーク40を介してサーバ装置10へ送信される。サーバ装置10では、購入者端末30から送信された情報を情報収集部111により受信し、購入者管理情報124として記憶部12に格納する。これにより、サーバ装置10において、各購入者から購入者管理情報124を取得することができる。
なお、図2で示したオブジェ50の外観は一例であり、これ以外の形状であってもよい。例えば図2のような立体物ではなく、QRコード51が印刷された紙をオブジェ50として利用してもよい。また、QRコード51以外の所定の情報提示手段、例えばリンク先を記述したテキストや画像などを用いてもよい。あるいは、こうした情報提示手段を用いずに、購入者端末30に表示されたウェブページ上でサーバ装置10のリンク先を指定できるようにしてもよい。これ以外にも、購入者端末30においてサーバ装置10に接続するためのリンク情報を適切に入手できれば、任意の方法を適用可能である。
次に、サーバ装置10から購入者へ提供されるコンテンツの詳細について、図3~図6を参照して以下に説明する。
前述のようにサーバ装置10は、商品の購入者に向けて、その商品に関するコンテンツを提供する。このコンテンツは、例えば商品である農産物の生産過程(成長過程)を紹介する画像や映像である。サーバ装置10は、生産開始から発送までの各工程を購入者にとって分かりやすく順番に説明するため、例えば絵本や紙芝居のような表現形式を採用したコンテンツを購入者に配信して提供することができる。さらに、農産物の生育状況や生産者のスケジュール等に応じてコンテンツの内容や提供タイミングを変化させることで、購入者へのコンテンツの提供形態を変更する。これにより、購入者による商品への関心度を高くして、充実した購入体験を購入者に提供できるようにしている。
図3は、サーバ装置10において記憶部12に格納されるコンテンツ情報125の一例を示す図である。図3に示すように、コンテンツ情報125は、例えば基本コンテンツ群1251、アクシデントコンテンツ群1252、ショートカットコンテンツ群1253、サプライズコンテンツ群1254のいずれかに分類される複数のコンテンツにより構成される。なお、各コンテンツは例えば画像情報または映像情報であり、サーバ装置10から購入者端末30に配信されて画面表示部32に表示されることで、購入者に様々な情報提供を行うものである。
基本コンテンツ群1251には、商品である農産物の生産過程に関する情報をそれぞれ表す複数の基本コンテンツが含まれる。なお、商品の発送日に関するコンテンツを基本コンテンツ群1251に含めてもよい。
アクシデントコンテンツ群1252には、商品である農産物の生産過程において発生する各種アクシデントに関する情報をそれぞれ表す複数のコンテンツが含まれる。これには例えば、農産物の育成や収穫に悪影響を及ぼす天気(台風、大雪、大雨等)を表すコンテンツ、生産状況の悪化(商品遅延等)を表すコンテンツ、作業スケジュールの遅延(繁忙期等)を表すコンテンツ、生産者の体調トラブル(風邪、急病、怪我等)を表すコンテンツなどが該当する。生産者側において、農産物の発送日の延期(納期延長)や、商品として発送する農産物の品目の変更(発送物変更)を行う場合、アクシデントコンテンツ群1252に含まれるコンテンツは、これらの原因を示している。
ショートカットコンテンツ群1253には、商品である農産物の生産過程の短縮化に関する情報をそれぞれ表す複数のコンテンツが含まれる。これには例えば、生産状況の好調さ(商品前倒し等)を表すコンテンツ、作業スケジュールの繰り上げ(閑散期等)を表すコンテンツなどが該当する。生産者側において、農産物の発送日の前倒し(納期短縮)や、商品として発送する農産物の品目の変更(発送物変更)を行う場合、ショートカットコンテンツ群1253に含まれるコンテンツは、これらの原因を示している。
サプライズコンテンツ群1254には、商品である農産物の認知度や人気度に関する情報をそれぞれ表す複数のコンテンツが含まれる。これには例えば、商品の購入希望者の予約人数を表すコンテンツ、商品紹介用のウェブページの閲覧数を表すコンテンツ、SNS(Social Networking Service)での話題度に関するコンテンツなどが該当する。生産者側において、商品として発送する農産物の品目の追加(発送物追加)や、購入者への感謝を行う場合、サプライズコンテンツ群1254に含まれるコンテンツは、これらの原因を示している。
なお、アクシデントコンテンツ群1252、ショートカットコンテンツ群1253およびサプライズコンテンツ群1254の各コンテンツは、必要に応じて、基本コンテンツ群1251に含まれる各基本コンテンツに追加して提供される。そのため以下では、基本コンテンツ群1251の各基本コンテンツと対比するため、アクシデントコンテンツ群1252、ショートカットコンテンツ群1253およびサプライズコンテンツ群1254の各コンテンツを「拡張コンテンツ」と総称する場合がある。
図4~図6は、サーバ装置10から提供される配信コンテンツの設定例をそれぞれ示す図である。以下ではこれらの例を順に説明する。
図4では、台風を原因とする生産遅延により、納期延長および発送物変更を行う場合の配信コンテンツの設定例を示している。
図4に示すように、サーバ装置10では、商品の購入者によって必要な情報が入力されることで前述のようにして購入者管理情報124が登録されると、コンテンツ管理部113により、その購入者への情報提供に用いる使用コンテンツ130を決定する。この使用コンテンツ130には、図3の基本コンテンツ群1251の各基本コンテンツが含まれている。さらに図4の例では、現時点で判明しているスケジュールの遅延に関するコンテンツとして、アクシデントコンテンツ群1252のうち繁忙期を表すコンテンツも使用コンテンツ130に含まれている。
使用コンテンツ130を決定すると、コンテンツ管理部113は、使用コンテンツ130に含まれる各コンテンツの提供順序を決定することで、提供予定コンテンツ131を決定する。ここでは、各基本コンテンツを時系列で所定のタイミングごとに、例えば2日おきに提供するとともに、繁忙期による納期延長を表すコンテンツをいずれかの基本コンテンツの間に挟んで、例えば8日目に提供するように、提供予定コンテンツ131を決定する。提供予定コンテンツ131を決定したら、サーバ装置10は、通信制御部114により通信部13を制御して、提供予定コンテンツ131に含まれる各コンテンツを、その提供順序および配信タイミングに従って購入者端末30に順次配信する。購入者端末30では、サーバ装置10から配信された各コンテンツを画面表示部32に表示することで、購入者へのコンテンツ提供を行う。
ここで、提供予定コンテンツ131の配信を開始した後に、台風を原因とする生産遅延によって納期延長および発送物変更を行う必要が生じた場合を考える。この場合、コンテンツ管理部113は、提供予定コンテンツ131に対して、そのときの状況変化に応じたアクシデントコンテンツ132を追加する。このアクシデントコンテンツ132には、納期延長や発送物変更の原因を表すコンテンツとして、図3のアクシデントコンテンツ群1252のうち台風やスケジュール遅延を表すコンテンツが含まれている。
提供予定コンテンツ131に追加するアクシデントコンテンツ132を決定すると、コンテンツ管理部113は、これらの各コンテンツの提供順序を決定することで、最終提供コンテンツ133を決定する。ここでは、アクシデントコンテンツ132に含まれる各コンテンツをアクシデントの発生日、例えば10日目と12日目に追加し、提供予定コンテンツ131における10日目以降の各コンテンツの提供日を4日ずつ後ろにずらすように、最終提供コンテンツ133を決定する。
以上説明したように最終提供コンテンツ133が決定されたら、サーバ装置10は、通信制御部114により通信部13を制御して、最終提供コンテンツ133に含まれる各コンテンツ、すなわち、提供予定コンテンツ131の各コンテンツと、これに追加されたアクシデントコンテンツ132の各コンテンツとを、その提供順序および配信タイミングに従って購入者端末30に順次配信する。購入者端末30では、サーバ装置10から配信された各コンテンツを画面表示部32に表示することで、購入者へのコンテンツ提供を行う。これにより、最終提供コンテンツ133で決定された各コンテンツが最終的に購入者へと提供される。その結果、台風を原因とする生産遅延が発生し、その結果として商品の到着が遅れるとともに商品の品目が変更されることを、購入者に確認させることができる。このとき、例えば購入者端末30において所定の通知メッセージを表示させ、この通知メッセージに応じて購入者が所定の操作を行うことで、サーバ装置10から購入者端末30へコンテンツが配信されるようにしてもよい。
図5では、商品の購入希望者の予約人数や閲覧数の増加に応じて発送物追加を行う場合の配信コンテンツの設定例を示している。
図4の例と同様に、サーバ装置10では、購入者管理情報124が登録されると、コンテンツ管理部113により使用コンテンツ140を決定する。図5に示す使用コンテンツ140には、基本コンテンツ群1251の各基本コンテンツが含まれている。
使用コンテンツ140を決定すると、コンテンツ管理部113は、図4の例と同様に、使用コンテンツ140に含まれる各コンテンツの提供順序を決定することで、提供予定コンテンツ141を決定する。提供予定コンテンツ141を決定したら、サーバ装置10は、通信制御部114により通信部13を制御して、提供予定コンテンツ141に含まれる各コンテンツを、その提供順序および配信タイミングに従って購入者端末30に順次配信する。購入者端末30では、サーバ装置10から配信された各コンテンツを画面表示部32に表示することで、購入者へのコンテンツ提供を行う。
ここで、提供予定コンテンツ141の配信を開始した後に、商品の購入希望者の予約人数や、商品を紹介するウェブページの閲覧数が、所定の目標数に到達した場合を考える。この場合、コンテンツ管理部113は、提供予定コンテンツ141に対して、そのときの状況変化に応じたサプライズコンテンツ142を追加する。このサプライズコンテンツ142には、購入者への感謝や発送物追加の原因を表すコンテンツとして、図3のサプライズコンテンツ群1254に属するコンテンツが含まれている。
提供予定コンテンツ141に追加するサプライズコンテンツ142を決定すると、コンテンツ管理部113は、これらの各コンテンツの提供順序を決定することで、最終提供コンテンツ143を決定する。ここでは、サプライズコンテンツ142に含まれる各コンテンツを当該事象の発生日、例えば2日目、4日目および10日目にそれぞれ追加するように、最終提供コンテンツ143を決定する。
以上説明したように最終提供コンテンツ143が決定されたら、サーバ装置10は、通信制御部114により通信部13を制御して、最終提供コンテンツ143に含まれる各コンテンツ、すなわち、提供予定コンテンツ141の各コンテンツと、これに追加されたサプライズコンテンツ142の各コンテンツとを、その提供順序および配信タイミングに従って購入者端末30に順次配信する。購入者端末30では、サーバ装置10から配信された各コンテンツを画面表示部32に表示することで、購入者へのコンテンツ提供を行う。これにより、最終提供コンテンツ143で決定された各コンテンツが最終的に購入者へと提供される。その結果、商品の売れ行きや評判が好調であり、それに対する生産者から購入者への感謝のしるしとして商品の品目が追加されたことを、購入者に確認させることができる。
図6では、納期短縮および発送物変更を行う場合の配信コンテンツの設定例を示している。
図4、図5の例と同様に、サーバ装置10では、購入者管理情報124が登録されると、コンテンツ管理部113により使用コンテンツ150を決定する。図6に示す使用コンテンツ150には、基本コンテンツ群1251の各基本コンテンツが含まれている。さらに図6の例では、現時点で判明している発送日の前倒しに関するコンテンツとして、ショートカットコンテンツ群1253のうち閑散期を表すコンテンツも使用コンテンツ150に含まれている。
使用コンテンツ150を決定すると、コンテンツ管理部113は、図4、図5の例と同様に、使用コンテンツ150に含まれる各コンテンツの提供順序を決定することで、提供予定コンテンツ151を決定する。ここでは、各基本コンテンツを時系列で所定のタイミングごとに、例えば2日おきに提供するとともに、閑散期による納期短縮を表すため、複数の基本コンテンツと閑散期のコンテンツを同日に、例えば6日目に提供するように、提供予定コンテンツ151を決定する。提供予定コンテンツ151を決定したら、サーバ装置10は、通信制御部114により通信部13を制御して、提供予定コンテンツ151に含まれる各コンテンツを、その提供順序および配信タイミングに従って購入者端末30に順次配信する。購入者端末30では、サーバ装置10から配信された各コンテンツを画面表示部32に表示することで、購入者へのコンテンツ提供を行う。
ここで、提供予定コンテンツ151の配信を開始した後に、商品の生産状況が好調である場合を考える。この場合、コンテンツ管理部113は、提供予定コンテンツ151に対して、そのときの状況変化に応じたショートカットコンテンツ152を追加する。このショートカットコンテンツ152には、納期短縮や発送物変更の原因を表すコンテンツとして、図3のショートカットコンテンツ群1253に属するコンテンツが含まれている。
提供予定コンテンツ151に追加するショートカットコンテンツ152を決定すると、コンテンツ管理部113は、これらの各コンテンツの提供順序を決定することで、最終提供コンテンツ153を決定する。ここでは、さらなる納期短縮を表すため、提供予定コンテンツ151における2日目と4日目のコンテンツおよびショートカットコンテンツ152を同日に提供し、6日目以降の各コンテンツの提供日を2日ずつ前にずらすように、最終提供コンテンツ153を決定する。
以上説明したように最終提供コンテンツ153が決定されたら、サーバ装置10は、通信制御部114により通信部13を制御して、最終提供コンテンツ153に含まれる各コンテンツ、すなわち、提供予定コンテンツ151の各コンテンツと、これに追加されたショートカットコンテンツ152の各コンテンツとを、その提供順序および配信タイミングに従って購入者端末30に順次配信する。購入者端末30では、サーバ装置10から配信された各コンテンツを画面表示部32に表示することで、購入者へのコンテンツ提供を行う。これにより、最終提供コンテンツ153で決定された各コンテンツが最終的に購入者へと提供される。その結果、商品の生産状況が好調であり、その結果として商品の到着が早まるとともに商品の品目が変更されることを、購入者に確認させることができる。
続いて、生産者端末20において表示される画面の例について、図7~図22を参照して以下に説明する。
前述のようにサーバ装置10は、生産者支援部112により、生産者が所持する生産者端末20を介して、商品である農産物の生産者に対する支援を行う。サーバ装置10が行う生産者の支援には、例えば、商品の生産スケジュールや購入者への商品発送スケジュールの管理などである。サーバ装置10では、これらのスケジュールに対して影響を及ぼす状況変化が生じた場合、その状況変化に応じて生産者にスケジュールの変更を提案し、生産者の許可を受けてスケジュールを変更する。これにより、生産者がスケジュールを容易かつ柔軟に変更できるようにしている。
図7は、生産者端末20において画面表示部22に表示されるホーム画面の例を示している。このホーム画面は、サーバ装置10の生産者支援部112の制御に応じて、生産者端末20に表示される管理用画面の一例である。
図7に示すホーム画面には、カレンダー221、天気予報222、予約数・閲覧数223、売り上げ224の各情報が表示されている。カレンダー221には、管理者が画面上で選択した年月の暦とともに、その年月における各購入者に向けた商品の生産スケジュールおよび発送予定日が配送グループごとに表示される。なお、配送グループとは、商品の生産スケジュールに合わせて複数の購入者への商品の発送をまとめて行うために、購入期間ごとに購入者をグループ分けしたものである。すなわち、同一の生産スケジュールで生産される商品の各購入者は、サーバ装置10において同一の配送グループに区分されて管理され、サーバ装置10から同じコンテンツが配信される。このとき、同一配送グループ内で購入日が遅い購入者には、他の購入者へ既に配信済みのコンテンツをまとめて配信するようにしてもよい。例えば2日間隔でサーバ装置10からコンテンツを配信し、配信済みのコンテンツを配送グループ単位で各購入者に公開する場合、11月1日に商品を購入した購入者は、0日目のコンテンツが公開されている状態からコンテンツの閲覧を開始することができるが、11月3日に商品を購入した購入者は、0日目と2日目のコンテンツが公開されている状態からコンテンツの閲覧を開始することができる。また、11月7日に商品を購入した購入者は、0日目、2日目、4日目、6日目のコンテンツが公開されている状態から閲覧を開始することができる。天気予報222には、今週の天気予報が表示される。予約数・閲覧数223および売り上げ224には、生産者によって指定された任意の週の予約数やコンテンツの閲覧数と、商品の売り上げとがそれぞれ表示される。
なお、生産者の操作に応じて図7のホーム画面を縦方向等の任意の方向にスクロール可能としてもよい。これにより、ホーム画面に含まれる全ての情報を一画面で表示しきれない場合でも、全ての情報を表示して生産者に確認させることができる。さらに、図7に例示した以外の情報、例えば生産者が実施すべき事項のリスト、SNSに関する情報、生産現場(畑)や販売現場(直売所)の様子を表すライブカメラ映像などを、ホーム画面に含めて表示するようにしてもよい。
また、図7のホーム画面にはメニューボタン225も表示されている。生産者が生産者端末20を操作してホーム画面上でメニューボタン225を選択すると、ホーム画面から別の画面に遷移するためのメニュー項目が画面表示部22において表示される。
図8は、メニューボタン225が選択されたときに画面表示部22に表示されるメニュー項目の例を示している。図8の例では、メニューボタン225の選択に応じて、ホーム画面がグレーアウト表示され、その上に生産者の登録名を表す表示枠2251と、符号2252~2254の各メニュー項目とが表示されている様子を示している。生産者は、これらのメニュー項目のいずれかを選択することにより、そのメニュー項目に応じた画面を画面表示部22に表示させることができる。
図9は、メニュー項目2252が選択されたときに画面表示部22に表示されるスケジュール入力画面の例を示している。図9のスケジュール入力画面には、図7のホーム画面におけるカレンダー221と同様の情報を表すスケジュール表231と、ホーム画面に戻るためのホームボタン232とが表示されている。生産者が生産者端末20を操作して、スケジュール表231上で任意の日付を選択すると、その日の詳細スケジュールが画面表示部22において表示される。
図10は、スケジュール表231上で任意の日付、例えば2020年11月14日が選択されたときに画面表示部22に表示される日付スケジュール情報233の例を示している。図10の例では、スケジュール表231がグレーアウト表示され、その上に選択された日付の作業スケジュールを表す日付スケジュール情報233が表示されている。日付スケジュール情報233には、その表示をキャンセルしてスケジュール表231の表示に戻るためのキャンセルボタン2331と、スケジュールを追加登録するための新規登録ボタン2332とが含まれている。
図11は、新規登録ボタン2332が選択されたときに画面表示部22に表示される新規スケジュール入力ウィンドウ234の例を示している。生産者は生産者端末20を操作して、新規スケジュール入力ウィンドウ234上で任意のスケジュール内容を入力することで、指定した日付に新たなスケジュールを追加登録することができる。新規スケジュール入力ウィンドウ234には、その表示をキャンセルして日付スケジュール情報233の表示に戻るためのキャンセルボタン2341と、入力したスケジュール内容を確定して登録を行うための決定ボタン2342とが含まれている。
図12は、生産者が新規スケジュール入力ウィンドウ234に新規スケジュールを入力した状態を示している。この状態で生産者が決定ボタン2342を選択すると、入力したスケジュール内容が確定され、そのスケジュールが新規に登録される。ここで登録されたスケジュールの情報は、生産者端末20からサーバ装置10へ送信され、サーバ装置10において、生産計画情報122の一部として記憶部12に格納される。
図13は、スケジュールが登録された後で画面表示部22に表示される日付スケジュール情報233の例を示している。図13の日付スケジュール情報233では、図10と比べて、図12の新規スケジュール入力ウィンドウ234において入力された内容に応じたスケジュール枠2333が新規登録スケジュールとして追加されている。
図14は、スケジュールが登録された後で画面表示部22に表示される確認ウィンドウ235の例を示している。例えば、図13の日付スケジュール情報233においてスケジュールが新規登録され、その後2週間以内にいずれかの配送グループの発送予定日が既に設定されている場合、図14の確認ウィンドウ235が表示される。この確認ウィンドウ235では、キャンセルボタン2351および決定ボタン2352とともに、新規登録されたスケジュールと、これによって影響を受ける可能性がある他のスケジュールの情報とが示されている。生産者は確認ウィンドウ235において任意のスケジュールを選択することで、そのスケジュールの内容を変更することができる。
図15は、スケジュール未入力時に生産者端末20において画面表示部22に表示されるホーム画面の例を示している。図15のホーム画面では、図7と比べて、カレンダー221に生産スケジュールが何も設定されていない。また、例えば翌月の情報が未入手である場合など、サーバ装置10において天気予報222、予約数・閲覧数223、売り上げ224の各情報が存在しない場合は、図15に示すように、これらの情報は空欄となって表示されない。
図16は、図15のホーム画面から遷移して画面表示部22に表示されるスケジュール入力画面の例を示している。このスケジュール入力画面には、図9と同様にスケジュール表231およびホームボタン232が表示されている。生産者は、図16のスケジュール入力画面において生産者端末20を操作することで、任意のスケジュールを登録することができる。ここで登録されたスケジュールの情報は、生産者端末20からサーバ装置10へ送信され、サーバ装置10において、生産計画情報122の一部として記憶部12に格納される。
図17および図18は、画面表示部22に表示される確認ウィンドウ235のスクロール例を示している。図17の確認ウィンドウ235では必要な情報を全て表示しきれない場合、生産者の操作に応じて確認ウィンドウ235をスクロールさせることで、確認ウィンドウ235の表示を図18のように変化させることができる。図17、図18の確認ウィンドウ235には、生産者支援部112の処理により、当月の購入者が4つの配送グループに分けられて各配送グループに対して発送予定日が設定されるとともに、コンテンツ管理部113の処理により、各配送グループに対して配信するコンテンツの枚数が決定されていることが示されている。
図19は、画面表示部22に表示される配送グループのスケジュール詳細ウィンドウ236の例を示している。例えば、図17および図18の確認ウィンドウ235において任意のスケジュールが選択されると、そのスケジュールの詳細に関する情報を示したスケジュール詳細ウィンドウ236が表示される。このスケジュール詳細ウィンドウ236には、キャンセルボタン2361および決定ボタン2362も表示されている。生産者は、これらのボタンを選択することで、スケジュール詳細ウィンドウ236の表示を停止して、画面表示部22を他の表示画面に遷移させることができる。なお、スケジュール詳細ウィンドウ236において必要な情報を全て表示しきれない場合、生産者の操作に応じてスケジュール詳細ウィンドウ236をスクロール可能としてもよい。
図20は、台風接近時に生産者端末20において画面表示部22に表示されるホーム画面の例を示している。図20のホーム画面では、図7と同様に、カレンダー221、天気予報222、予約数・閲覧数223、売り上げ224の各情報が表示されている。ここで天気予報222には、台風が接近しており、11月6日、7日には天候が荒れることが示されている。
図21は、台風接近時に画面表示部22に表示される確認ウィンドウ235の例を示している。図21の確認ウィンドウ235では、アクシデントの通知として、台風の接近を示す情報が表示されている。また、この台風の接近に応じて、該当する配送グループの各購入者に対する発送予定日と配信コンテンツをそれぞれ変更する提案が示されている。これらの変更内容は、生産者支援部112の制御に応じてサーバ装置10から生産者端末20に送信される情報に基づいて決定される。生産者は確認ウィンドウ235において、発送予定日と配信コンテンツの変更を確認し、これらの内容で良ければ決定ボタンを選択する。これにより、サーバ装置10において変更後の発送予定日と配信コンテンツが反映され、生産計画情報122とコンテンツ情報125の内容がそれぞれ更新される。
図22は、台風接近に応じたスケジュール変更後に生産者端末20において画面表示部22に表示されるホーム画面の例を示している。図22のホーム画面では、図20と比べて、図21の確認ウィンドウ235で提案された変更後の発送予定日がカレンダー221に反映されている。
生産者端末20では、生産者支援部112の制御に応じて、以上説明したような画面がそれぞれ表示される。これにより、生産者は商品の生産スケジュールの設定や確認を容易に行うことができる。また、商品の納期に対して影響のあるアクシデントが生じた場合には、生産者支援部112の制御により、発送日の変更を生産者に提案するとともに、発送日が変更されると、これに応じて購入者に提供するコンテンツを変更する。これにより、生産者は必要に応じてスケジュールの変更を容易に行うことができる。
なお、以上の説明では、台風接近時に図21のような確認ウィンドウ235をサーバ装置10から生産者端末20に表示させることで、発送予定日と配信コンテンツの変更を生産者に提案する場合の例を説明したが、例えば図4で説明したように発送物の変更が必要な場合には、これを生産者支援部112により判断し、確認ウィンドウ235において発送物の変更を提案してもよい。また、例えば図5や図6で説明したような原因により、発送予定日や発送物の変更が必要と判断した場合にも、同様の方法でこれらの提案を生産者に対して行ってもよい。すなわち、生産者支援部112は、生産者により決定されたスケジュールにおいて、商品の発送日や品目の変更が必要か否かを判断し、必要と判断した場合に、これらの変更を生産者に提案することができる。このときの判断は、情報収集部111が収集する生産情報、すなわち気象情報121や生産計画情報122に基づいて行うことができる。
次に、購入者端末30において表示される画面の例について、図23~図27を参照して以下に説明する。
前述のようにサーバ装置10は、コンテンツ管理部113により、商品の購入者が所持する購入者端末30を介して、商品である農産物の生産過程や各種アクシデント、スケジュールの延長や短縮、商品の認知度や人気度に関する情報をそれぞれ表す複数のコンテンツを購入者に提供する。また、生産者支援部112において商品の発送日や品目の変更が必要と判断された場合、これらの変更に応じて基本コンテンツの提供タイミングを変更したり、拡張コンテンツ、すなわちアクシデントコンテンツ群1252、ショートカットコンテンツ群1253およびサプライズコンテンツ群1254の各コンテンツを追加で提供したりすることで、コンテンツの提供形態を変更する。これにより、生産者にとって負担が生じることなく、商品の生産状況を購入者に分かりやすく伝えることができるようにしている。
図23、図24および図25は、購入者端末30において画面表示部32に表示されるコンテンツ画面の例を示している。
図23に示すコンテンツ画面には、コンテンツ画像321、322と、リンク情報331とが表示されている。コンテンツ画像321、322は、異なるタイミングでサーバ装置10からコンテンツとしてそれぞれ提供された画像を示している。具体的には、コンテンツ画像321は11月1日に、コンテンツ画像322は11月3日にそれぞれ提供されたコンテンツの画像を示している。これらのコンテンツ画像には、商品である農産物の生産過程(成長過程)の一部が、その生産過程の順にそれぞれ表現されている。
購入者が購入者端末30に対して所定のスクロール操作を行うと、図23のコンテンツ画面が下方向にスクロールされ、図24のコンテンツ画面が表示される。このコンテンツ画面には、図23と同一のコンテンツ画像322に加えて、別のタイミングで提供された最新のコンテンツ画像323がさらに表示されている。また、次回のコンテンツ更新予定日を表す予告情報332と、コンテンツ画面の先頭に戻るためのバナー333とが表示されている。
なお、図23のコンテンツ画面において、購入者によりリンク情報331のいずれかが選択されると、選択されたリンク情報に対応するコンテンツ画像が表示される。例えば、「11月5日更新」と書かれたリンク情報が選択されると、図25のコンテンツ画面が表示される。このコンテンツ画面には、11月5日に提供されたコンテンツ画像323が表示されている。
図26および図27は、商品の生産完了後に購入者端末30において画面表示部32に表示されるコンテンツ画面の例を示している。図26のコンテンツ画面では、図23と比べて、その後に提供されたコンテンツ画像の分だけリンク情報331が増えている。このコンテンツ画面に対して購入者が所定のスクロール操作を行うと、図26のコンテンツ画面が下方向にスクロールされ、図27のコンテンツ画面が表示される。
図27のコンテンツ画面では、図24や図25に示したコンテンツ画像322、323に替えて、その後に提供されたコンテンツ画像324、325が表示されている。コンテンツ画像324では、その時点で発送予定日が近づいていることが説明されており、コンテンツ画像325では、商品である農産物の収穫が完了して発送日が決まったことが説明されている。また、次回のコンテンツ更新予定日を表す予告情報332に替えて、全ての生産工程が完了しており、そのためコンテンツの提供が終了したことを表す完了通知334が表示されている。
購入者端末30では、コンテンツ管理部113の制御に応じて、以上説明したような画面がそれぞれ表示される。これにより、購入者は商品の生産状況を知ることができるとともに、商品の発送予定日や品目が変更された場合には、その原因と変更後の内容を知ることができる。
続いて、サーバ装置10において行われる処理の流れについて、図28のフローチャートを参照して以下に説明する。このフローチャートは、サーバ装置10において、所定時間ごとに制御部11により実行される。
ステップS10では、情報収集部111により、サーバ装置10において必要な外部情報を検索する。ここでは例えば、気象情報121や、商品の認知度・人気度に関する情報(商品の予約人数、ウェブページの閲覧数、SNSでのシェア数)などを検索し、検索できた場合はその情報をサーバ装置10において必要な外部情報として取得する。
ステップS20では、ステップS10において外部情報を入手できたか否かを判定する。外部情報を入手できた場合はステップS90へ進み、入手できなかった場合はステップS30へ進む。
ステップS30では、生産者または購入者からの情報入力の有無を判定する。生産者が生産者端末20を介して商品の生産過程に関する情報、例えば生産スケジュール、生産状況、体調などの情報を入力した場合、あるいは、商品の購入者が購入者端末30を介して商品の配送に必要な情報、例えば購入者の氏名や住所などの情報を入力した場合は、これらの情報を情報収集部111により収集してステップS40へ進む。一方、生産者または購入者からの情報入力がない場合は、図28のフローチャートに示す処理を終了する。
ステップS40では、ステップS30で取得した生産者または購入者の入力情報が、未設定の配送グループに関する情報であるか否かを判定する。未設定の配送グループに関する情報である場合はステップS50へ進み、設定済みの配送グループに関する情報である場合はステップS90へ進む。
ステップS50では、生産者支援部112により、ステップS30で取得した入力情報に基づいて、新規の配送グループを設定する。そして、設定した配送グループの生産スケジュールを設定し、生産計画情報122に反映する。
ステップS60では、生産者支援部112により、ステップS50で設定した生産スケジュールに基づいて、当該配送グループの各購入者に対する商品の発送日を設定し、生産計画情報122に反映する。このとき、生産者に対して発送日の候補を提案し、この提案に対する生産者からの応答に基づいて、発送日の設定を行うことが好ましい。例えば、生産者が予め発送日の条件(日付、曜日等)を設定し、生産スケジュールに対してこの条件に合致する1つまたは複数の日を、発送日の候補として提案することができる。なお、生産者に対する発送日の提案や、これに対する生産者からの応答は、生産者端末20を介して行うことが好ましい。
ステップS70では、コンテンツ管理部113により、ステップS50で設定した生産スケジュールと、ステップS60で設定した発送日とに基づいて、当該配送グループの各購入者に対する配信コンテンツを設定する。ここでは、例えば図4~図6で説明したような方法により、各購入者への配信コンテンツを設定する。
ステップS80では、ステップS50~S70の設定内容を生産者に通知する。ここでは、例えば図14や図17~18でそれぞれ説明した確認ウィンドウ235を生産者端末20において画面表示部22に表示させることにより、生産者に対する設定内容の通知を行う。ステップS80で設定内容を通知したら、図28のフローチャートに示す処理を終了する。
ステップS90では、購入者への配信コンテンツを変更するためのコンテンツ変更処理を実行する。このコンテンツ変更処理の詳細は、以下で図29を参照して説明する。ステップS90でコンテンツ変更処理を実行したら、図28のフローチャートに示す処理を終了する。
図29は、コンテンツ変更処理のフローチャートである。
ステップS110では、生産者支援部112により、ステップS10で入手した外部情報や、ステップS30で取得した生産者の入力情報に基づいて、設定済みの発送日の変更が必要か否かを判定する。ここでは、例えば外部情報として入手した気象情報121や、生産計画情報122として記憶される生産者からの入力情報が、納期延長に関するものであり、これらが所定の条件を満たす場合に、生産スケジュールの変更に応じて発送日を遅らせるために、発送日の変更が必要と判定する。あるいは反対に、例えば生産者からの入力情報が納期短縮に関するものであり、これらが所定の条件を満たす場合に、生産スケジュールの変更に応じて発送日を早めるために、発送日の変更が必要と判定する。こうして設定済みの発送日の変更が必要と判定した場合はステップS120へ進み、そうでない場合はステップS160へ進む。
ステップS120では、生産者支援部112により、生産者に対して発送日の変更を提案する。ここでは、例えば図21で説明した確認ウィンドウ235を生産者端末20において画面表示部22に表示させることにより、生産者に対する発送日変更の提案を行う。
ステップS130では、生産者によって発送日が変更されたか否かを判定する。ここでは、例えばステップS120で行った発送日変更の提案に対する生産者端末20への入力操作を検出することで、発送日の変更の有無を判定する。すなわち、生産者が発送日の変更を承諾する旨の入力操作を生産者端末20に対して行った場合は、発送日が変更されたと判定してステップS140へ進み、生産者が発送日の変更を拒否する旨の入力操作を生産者端末20に対して行った場合は、発送日が変更されないと判定してステップS160へ進む。なお、これ以外の方法でステップS130の判定を行ってもよい。例えば、ステップS120の提案に対して生産者が別の発送日を設定した場合にも、発送日が変更されたと判定してステップS140へ進むようにすることが好ましい。
ステップS140では、コンテンツ管理部113により、変更後の発送日に応じて配信コンテンツの変更を行う。ここでは、発送日が変更された配送グループの各購入者に対して設定済みの配信コンテンツを対象として、例えば図4~図6で説明したような方法により、変更後の発送日に応じた配信コンテンツの設定変更を行う。
ステップS150では、ステップS130の変更内容を生産者と購入者にそれぞれ通知する。ここでは、例えば図21で説明した確認ウィンドウ235を生産者端末20において画面表示部22に表示させた後、図22のホーム画面におけるカレンダー221のように、変更後の発送日をカレンダー上で反映させることにより、生産者に対する発送日変更の通知を行う。また、例えば図4~図6で説明したように、ステップS140で設定変更された配信コンテンツを各購入者の購入者端末30へ順次配信することで、購入者に対する発送日変更の通知を行う。ステップS150で生産者および購入者に対する発送日の変更通知を実施したら、ステップS160へ進む。
ステップS160では、生産者支援部112により、ステップS10で入手した外部情報や、ステップS30で取得した生産者の入力情報に基づいて、設定済みの商品品目の変更が必要か否かを判定する。ここでは、例えば外部情報として入手した気象情報121や、生産計画情報122として記憶される生産者からの入力情報が、発送物変更や発送物追加に関するものであり、これらが所定の条件を満たす場合に、生産スケジュールの変更に応じて商品の内容物を変更するために、品目の変更が必要と判定する。あるいは、外部情報として入手した商品の認知度・人気度に関する情報に基づいて、商品の認知度や人気度が所定の目標値に到達したか否かを判定し、目標値に到達した場合に、生産者から購入者への感謝としての特典品を追加するために、品目の変更が必要と判定する。こうして設定済みの商品品目の変更が必要と判定した場合はステップS170へ進み、そうでない場合はステップS210へ進む。
ステップS170では、生産者支援部112により、生産者に対して商品品目の変更を提案する。ここでは、例えば図21で説明した確認ウィンドウ235において、各購入者へ発送する商品品目の変更を提案する旨の表示を行うことにより、生産者に対する品目変更の提案を行う。
ステップS180では、生産者によって商品品目が変更されたか否かを判定する。ここでは、例えばステップS170で行った品目変更の提案に対する生産者端末20への入力操作を検出することで、商品品目の変更の有無を判定する。すなわち、生産者が品目の変更を承諾する旨の入力操作を生産者端末20に対して行った場合は、商品品目が変更されたと判定してステップS190へ進み、生産者が品目の変更を拒否する旨の入力操作を生産者端末20に対して行った場合は、商品品目が変更されないと判定してステップS210へ進む。なお、これ以外の方法でステップS180の判定を行ってもよい。
ステップS190では、コンテンツ管理部113により、変更後の商品品目に応じて配信コンテンツの変更を行う。ここでは、品目が変更された配送グループの各購入者に対して設定済みの配信コンテンツを対象として、例えば図4~図6で説明したような方法により、変更後の商品品目に応じた配信コンテンツの設定変更を行う。
ステップS200では、ステップS180の変更内容を生産者と購入者にそれぞれ通知する。ここでは、例えばステップS170で生産者端末20の画面表示部22に確認ウィンドウ235を表示させた後、変更後の商品品目が確定されたらその旨を示す画面を表示させることにより、生産者に対する品目変更の通知を行う。また、例えば図4~図6で説明したように、ステップS190で設定変更された配信コンテンツを各購入者の購入者端末30へ順次配信することで、購入者に対する品目変更の通知を行う。ステップS200で生産者および購入者に対する商品品目の変更通知を実施したら、ステップS210へ進む。
ステップS210では、コンテンツ管理部113により、ステップS10で入手した外部情報や、ステップS30で取得した生産者の入力情報に基づいて、発送日や品目の変更は不要であるが、各購入者への配信コンテンツのみ変更が必要か否かを判定する。ここでは、例えば外部情報として入手した商品の認知度・人気度に関する情報に基づいて、商品の認知度や人気度が所定の目標値に到達したか否かを判定し、目標値に到達した場合に、生産者から購入者へ感謝の気持ちを伝えるために、コンテンツの変更が必要と判定する。こうしてコンテンツの変更が必要と判定した場合はステップS220へ進み、そうでない場合は図29の処理を終了して図28の処理フローへ戻る。
ステップS220では、コンテンツ管理部113により、配信コンテンツの変更を行う。ここでは、各購入者に対して設定済みの配信コンテンツを対象として、例えば図4~図6で説明したような方法により、発送日や品目の変更を伴わない配信コンテンツのみの設定変更を行う。
ステップS230では、ステップS220の変更内容を生産者と購入者にそれぞれ通知する。ここでは、例えば生産者端末20において所定の画面表示を行うことにより、生産者に対する配信コンテンツ変更の通知を行う。また、例えば図4~図6で説明したように、ステップS220で設定変更された配信コンテンツを各購入者の購入者端末30へ順次配信することで、購入者に対する配信コンテンツ変更の通知を行う。ステップS230で生産者および購入者に対する配信コンテンツの変更通知を実施したら、図29の処理を終了して図28の処理フローへ戻る。
サーバ装置10では、以上説明したような処理が制御部11において実行されることにより、商品の生産スケジュールに応じた発送日を生産者に提案するとともに、商品の発送日や品目の変更が必要か否かを判断し、必要と判断した場合はこれらの変更を生産者に対して提案することができる。また、商品の発送日や品目を変更した場合は、これらの変更に応じて各購入者への配信コンテンツを変更し、変更後のコンテンツを配信することができる。したがって、商品を購入する購入者への適切なコンテンツ提供を行いつつ、生産者側の負担を軽減することが可能となる。
以上説明した本発明の一実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)コンテンツ提供システム1は、商品の購入者に向けてその商品に関するコンテンツを提供するシステムである。コンテンツ提供システムにおいて、サーバ装置10は、商品の生産に関する生産情報を収集する情報収集部111と、情報収集部111により収集された生産情報に基づいて、商品を生産する生産者の支援を行う生産者支援部112と、購入者に提供するコンテンツを管理するコンテンツ管理部113とを備える。生産者支援部112は、商品を購入者へ発送する発送日を生産者に提案する(ステップS60)。このようにしたので、商品を購入する購入者への適切なコンテンツ提供を行いつつ、生産者側の負担を軽減することができる。
(2)生産者支援部112は、設定済みの発送日の変更が必要か否かを生産情報(気象情報121、生産計画情報122)に基づいて判断し(ステップS110)、発送日の変更が必要と判断した場合(ステップS110:Yes)に、発送日の変更を生産者に提案する(ステップS120)。このようにしたので、商品の発送日の変更が必要な場合に、生産者にとって適切なスケジュール管理を実現できる。
(3)コンテンツ管理部113は、発送日が変更された場合にコンテンツの提供形態を変更する(ステップS140、S150)。このようにしたので、商品の発送日を変更した場合に、生産者側の負担を生じることなく、変更後の発送日に応じた適切なコンテンツを購入者へ提供することができる。
(4)コンテンツは、商品の生産過程に関する情報をそれぞれ表す複数の基本コンテンツを含む。コンテンツ管理部113は、複数の基本コンテンツを時系列で所定のタイミングごとに提供するとともに、発送日が変更された場合には、基本コンテンツの提供タイミングを変更することができる。このようにすれば、商品の生産過程を購入者に分かりやすく提示しつつ、変更後の発送日に応じた適切なコンテンツ提供を実現できる。
(5)コンテンツは、発送日の変更原因に関する情報を表す拡張コンテンツを含む。コンテンツ管理部113は、発送日が変更された場合には、基本コンテンツに加えて拡張コンテンツを提供することもできる。このようにすれば、発送日の変更原因や発送日の変更に伴う状況変化などに応じて、適切なコンテンツ提供を実現できる。
(6)生産者支援部112は、設定済みの商品の品目の変更が必要か否かを生産情報(気象情報121、生産計画情報122)に基づいて判断し(ステップS160)、品目の変更が必要と判断した場合(ステップS160:Yes)に、品目の変更を生産者に提案する(ステップS170)。このようにしたので、商品品目の変更が必要な場合に、生産者にとって適切なスケジュール管理を実現できる。
(7)コンテンツ管理部113は、品目が変更された場合にコンテンツの提供形態を変更する(ステップS190、S200)。このようにしたので、商品の品目を変更した場合に、生産者側の負担を生じることなく、変更後の品目に応じた適切なコンテンツを購入者へ提供することができる。
(8)コンテンツは、商品の生産過程に関する情報をそれぞれ表す複数の基本コンテンツと、品目の変更内容に関する情報を表す拡張コンテンツとを含む。コンテンツ管理部113は、複数の基本コンテンツを時系列で所定のタイミングごとに提供するとともに、品目が変更された場合には、基本コンテンツに加えて拡張コンテンツを提供することができる。このようにすれば、商品の生産過程を購入者に分かりやすく提示しつつ、商品品目の変更原因や変更後の商品品目に応じた適切なコンテンツ提供を実現できる。
(9)サーバ装置10は、購入者に関する購入者管理情報124を記憶する記憶部12を備える。情報収集部111は、購入者が所持する購入者端末30を介して入力された情報を収集し、収集した情報に基づいて記憶部12に購入者管理情報124を記憶させる。コンテンツ管理部113は、記憶部12に購入者管理情報124が記憶された購入者の購入者端末30に対してコンテンツを送信することで、購入者へのコンテンツの提供を行う。このようにしたので、各購入者に対して確実にコンテンツを提供することができる。
(10)サーバ装置10は、購入者が所持するオブジェ50に付されたQRコード51等の所定の情報提示手段から購入者端末30が取得したリンク情報に基づいて、購入者が情報を入力するための入力画面を購入者端末30に表示させる。このようにしたので、購入者管理情報124として必要な情報を各購入者から確実に取得することができる。
(11)生産情報は、気象情報121と、商品の生産計画に関する生産計画情報122との少なくとも一方を含む。このようにしたので、収集した生産情報に基づき、設定済みの発送日や商品品目の変更が必要か否かを適切に判定することができる。
(12)コンテンツ提供システム1は、コンピュータであるサーバ装置10を用いて、商品の購入者に向けてその商品に関するコンテンツを提供する。コンテンツ提供システム1は、サーバ装置10により、商品の生産に関する生産情報を収集する処理(情報収集部111の処理)と、購入者に提供するコンテンツを管理する処理(コンテンツ管理部113の処理)と、生産情報に基づいて、商品を購入者へ発送する発送日を、その商品を生産する生産者に提案する処理(ステップS60:生産者支援部112の処理)とを実行する。このようにしたので、コンピュータを用いた処理により、商品を購入する購入者への適切なコンテンツ提供を行いつつ、生産者側の負担を軽減することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、任意の構成要素を用いて実施可能である。以上説明した実施形態や変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。また、上記では種々の実施形態や変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1…コンテンツ提供システム、10…サーバ装置、11…制御部、12…記憶部、13…通信部、20…生産者端末、21…演算制御部、22…画面表示部、23…操作部、24…通信部、30…購入者端末、31…演算制御部、32…画面表示部、33…操作部、34…通信部、35…撮影部、40…ネットワーク、50…オブジェ、51…QRコード、111…情報収集部、112…生産者支援部、113…コンテンツ管理部、114…通信制御部、121…気象情報、122…生産計画情報、123…生産者管理情報、124…購入者管理情報、125…コンテンツ情報

Claims (12)

  1. 商品の購入者に向けて前記商品に関するコンテンツを提供するシステムであって、
    前記商品の生産に関する生産情報を収集する情報収集部と、
    前記情報収集部により収集された前記生産情報に基づいて、前記商品を生産する生産者の支援を行う生産者支援部と、
    前記購入者に提供する前記コンテンツを管理するコンテンツ管理部と、を備え、
    前記生産者支援部は、前記商品を前記購入者へ発送する発送日を前記生産者に提案するコンテンツ提供システム。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ提供システムにおいて、
    前記生産者支援部は、設定済みの前記発送日の変更が必要か否かを前記生産情報に基づいて判断し、前記発送日の変更が必要と判断した場合に前記発送日の変更を前記生産者に提案するコンテンツ提供システム。
  3. 請求項2に記載のコンテンツ提供システムにおいて、
    前記コンテンツ管理部は、前記発送日が変更された場合に前記コンテンツの提供形態を変更するコンテンツ提供システム。
  4. 請求項3に記載のコンテンツ提供システムにおいて、
    前記コンテンツは、前記商品の生産過程に関する情報をそれぞれ表す複数の基本コンテンツを含み、
    前記コンテンツ管理部は、前記複数の基本コンテンツを時系列で所定のタイミングごとに提供するとともに、前記発送日が変更された場合には、前記基本コンテンツの提供タイミングを変更するコンテンツ提供システム。
  5. 請求項4に記載のコンテンツ提供システムにおいて、
    前記コンテンツは、前記発送日の変更原因に関する情報を表す拡張コンテンツを含み、
    前記コンテンツ管理部は、前記発送日が変更された場合には、前記基本コンテンツに加えて前記拡張コンテンツを提供するコンテンツ提供システム。
  6. 請求項1に記載のコンテンツ提供システムにおいて、
    前記生産者支援部は、設定済みの前記商品の品目の変更が必要か否かを前記生産情報に基づいて判断し、前記品目の変更が必要と判断した場合に前記品目の変更を前記生産者に提案するコンテンツ提供システム。
  7. 請求項6に記載のコンテンツ提供システムにおいて、
    前記コンテンツ管理部は、前記品目が変更された場合に前記コンテンツの提供形態を変更するコンテンツ提供システム。
  8. 請求項7に記載のコンテンツ提供システムにおいて、
    前記コンテンツは、前記商品の生産過程に関する情報をそれぞれ表す複数の基本コンテンツと、前記品目の変更内容に関する情報を表す拡張コンテンツと、を含み、
    前記コンテンツ管理部は、前記複数の基本コンテンツを時系列で所定のタイミングごとに提供するとともに、前記品目が変更された場合には、前記基本コンテンツに加えて前記拡張コンテンツを提供するコンテンツ提供システム。
  9. 請求項1に記載のコンテンツ提供システムにおいて、
    前記購入者に関する購入者管理情報を記憶する記憶部を備え、
    前記情報収集部は、前記購入者が所持する購入者端末を介して入力された情報を収集し、収集した前記情報に基づいて前記記憶部に前記購入者管理情報を記憶させ、
    前記コンテンツ管理部は、前記記憶部に前記購入者管理情報が記憶された前記購入者の前記購入者端末に対して前記コンテンツを送信することで、前記購入者への前記コンテンツの提供を行うコンテンツ提供システム。
  10. 請求項9に記載のコンテンツ提供システムにおいて、
    前記購入者が所持する物体に付された所定の情報提示手段から前記購入者端末が取得したリンク情報に基づいて、前記情報を入力するための入力画面を前記購入者端末に表示させるコンテンツ提供システム。
  11. 請求項1に記載のコンテンツ提供システムにおいて、
    前記生産情報は、気象情報と、前記商品の生産計画に関する生産計画情報と、の少なくとも一方を含むコンテンツ提供システム。
  12. コンピュータを用いて、商品の購入者に向けて前記商品に関するコンテンツを提供する方法であって、
    前記コンピュータにより、
    前記商品の生産に関する生産情報を収集する処理と、
    前記購入者に提供する前記コンテンツを管理する処理と、
    前記生産情報に基づいて、前記商品を前記購入者へ発送する発送日を、前記商品を生産する生産者に提案する処理と、を実行するコンテンツ提供方法。
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