JP2006215837A - レシピリコメンドシステム - Google Patents

Abstract

【課題】食料品売り場等において、食料品を販売すると共に販売している食料品を使用したレシピを印刷する等して利用者に提供することで販売促進が行なわれている。また、同様の仕組みをインターネット上で実現するシステムも提案されている。しかしながら、このような販売促進においては、その都度レシピを作成する必要があり人件費がかかるものであった。また、特売品のように毎日対象が変わるような商品の販売を促進するために、その都度レシピを作成することは困難であった。
【解決手段】本発明のレシピリコメンドシステムは、特定の食材に関する情報を入力すると、その食材を利用したレシピを検索し、レシピと、そのレシピで調理される様子を示した動画を取得すると共に、レシピに利用される他の食材の静止画も取得し、動画と静止画を自動的に合成して利用者に提供する。
【選択図】 図１

Description

本発明は、特定の食材が関連するレシピを検索し、レシピに関連する他の食材の在庫があることを確認し、検索したレシピに関する動画と食材の静止画とを合成し出力するレシピリコメンドシステムに関する。

近年、スーパーマーケットなどの食料品売り場では、単に食料品を陳列して販売するのみならず、販売している食料品を使用したレシピを印刷する等して利用者に提供することで、販売促進を行なっている。また、同様に、特売情報とレシピを関連付けてインターネット上で利用者に提示するシステムとして、例えば、特許文献１において、広告とレシピの連動により特売商品を組み合わせて調理できるレシピを検索可能であると同時に、その料理に必要な他の食材の情報を提供するシステムが提案されている。特許文献１に記載の発明は、利用者は広告画面にアクセスし、広告中の商品を選択すると、選択した商品を利用したレシピを検索することができる。また、レシピと共にレシピに関連付けられた選択商品以外の商品に関する情報も提示する。また、広告主は、売り出したい商品と共にその商品に関連するレシピを検索し選択することで、売り出し商品と共にレシピを広告に掲載することができる。
特開２００４−１７８１６１号公報

しかしながら、店頭でのレシピ配布においては、販売員等がその都度レシピを作成する必要があり人件費がかかるものであった。また、ある特定の商品に特化したレシピとなるため、例えば、特売品のように毎日対象が変わるような商品の販売を促進するために、その都度レシピを作成することは困難であった。また、特許文献１のようなシステムにおいても、特定の商品とその商品を使用したレシピを共に掲載するための処理を広告主が行なう必要があるため、同様の問題がある。

本発明ではこの課題を解決するために、特定の食材に関する情報を入力すると、その食材を利用したレシピを検索し、レシピと、そのレシピで調理される様子を示した動画を取得すると共に、レシピに利用される他の食材の静止画も取得し、動画と静止画を自動的に合成して利用者に提供するレシピリコメンドシステムを提案する。また、動画と静止画を合成するためにテンプレートを用意しておくことで、より宣伝効果の高い画面構成にて合成されるようにすることも可能である。また、動画と合成する静止画は、従来より使用されているＰＯＳ（Ｐｏｉｎｔ Ｏｆ Ｓａｌｅｓ）システムなどを利用することで在庫情報を確認し、店舗に在庫があり、すぐに利用者に提供できる商品の静止画を使用することが可能である。これにより、例えば、店頭に設置したディスプレイ等を利用して利用者に動画を見せる場合に、動画中で表示された商品を利用者がその場ですぐに購入することができるため、より効果的に商品の販売促進が行なわれることになる。また、ショッピングカートにディスプレイを設置して、利用者が動画と共に表示されている商品の売り場付近に来た時に、利用者に商品の購入を促す等の宣伝も可能である。また、動画の場合は静止画よりもデータ量が大きくなるが、調理する場面においては野菜を洗うシーンや野菜を切るシーンなどは各調理方法に共通であることも多いため、これらのシーンの動画は各調理方法において共有して使用する等して、保持する動画のデータ量を抑える工夫もなされている。

以上のように、本発明のレシピリコメンドシステムによれば、特定の食材に関する情報が入力されると、その食材を利用したレシピを検索し、さらにそのレシピに関連した他の食材であって、かつ在庫がある食材の静止画と、レシピによって調理される様子を示した動画を自動的に合成して利用者に提供することができる。これにより、レシピ作成等に必要な人件費を削減することが可能であり、利用者には動画と共に関連した商品を表示することで販売促進がなされる。また、表示する関連商品は在庫があるものを選択することで、利用者が確実に商品を購入することが可能となるため、より効果的に販売促進がなされる。

以下に、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。なお、以下の実施形態と請求項の関係は次の通りである。

実施形態１は、主に請求項１、４、５、６、７などについて説明する。

実施形態２は、主に請求項２などについて説明する。

実施形態３は、主に請求項３などについて説明する。

実施形態４は、主に請求項８、９、１０、１１、１２、１３などについて説明する。
（実施形態１）

（実施形態１：概要）

本実施形態は、特定の食材が関連するレシピを検索し、レシピに関連する他の食材の在庫があることを確認し、検索したレシピに関する動画と食材の静止画とを合成し出力するレシピリコメンドシステムに関する。

本実施形態に係るレシピリコメンドシステムの概要を図１に例示する。レシピリコメンドシステムは、「レシピデータベース」（０１１０）、「在庫情報データベース」（０１２０）、「静止画データベース」（０１３０）とからなる。「レシピデータベース」（０１１０）は、レシピと、そのレシピにより調理される様子を動画で示す機能を有する。即ち、レシピごとの調理の様子を表した動画情報を保持している。「在庫情報データベース」（０１２０）は、売り場のレジスターと連動して在庫情報を保持する機能を有する。また、在庫情報のみならず、どの商品が特売品であるかの情報を保持していてもよい。具体的には、ＰＯＳシステム等が該当する。「静止画データベース」（０１３０）は、食材の商品の静止画を保持する機能を有する。具体的には、広告に掲載される特売品等の画像情報を保持するデータベースなどが該当する。また、特売品以外の商品の静止画をも保持していて、別途、特売品であるかどうか等のフラグを静止画ごとに保持していてもよい。即ち、前記在庫情報データベース（０１２０）や前記静止画データベース（０１３０）は現在もすでに実現されているシステム等を利用することが可能であり、これらに前記レシピデータベース（０１１０）を加えることによって、本発明に係るレシピリコメンドシステムを構成することが可能である。また、前記レシピデータベース（０１１０）と、前記在庫情報データベース（０１２０）と、前記静止画データベース（０１３０）は互いに通信を行なうが、通信方法は無線によってもよいし、有線によってもよい。

レシピリコメンドシステムの一連の動作について、例を挙げて説明する。例えば、前記レシピデータベース（０１１０）に「豚肉」という食材を識別する情報が入力されたとすると、前記レシピデータベース（０１１０）は、「豚肉」に関するお薦めレシピとして「ホイコーロー」を決定する。すると、「ホイコーロー」で使用される食材であって、「豚肉」以外の食材である「キャベツ」、「玉ねぎ」が取得される。次に、前記在庫情報データベース（０１２０）に対して、「キャベツ」、「玉ねぎ」の在庫を問い合わせ、在庫があるとの判断であった場合には、前記静止画データベース（０１３０）に対して、「キャベツ」、「玉ねぎ」の静止画が保持されているかどうか問い合わせる。静止画が保持されている場合には、前記レシピデータベース（０１１０）にて保持されているホイコーローを調理する様子を示した動画と「キャベツ」、「玉ねぎ」の静止画とを合成して出力する。出力された動画は、例えば、食材売り場に設置されたディスプレイやシステム利用者の携帯端末の画面等に表示される。

（実施形態１：構成）

以下、レシピリコメンドシステムを構成する各データベースについて詳述する。

レシピデータベースの機能ブロックを図２に例示する。レシピデータベース（０２００）は、「取得部」（０２１０）と、「検索部」（０２２０）と、「他食材出力部」（０２３０）と、「動画情報取得部」（０２４０）と、「他食材静止画取得部」（０２５０）と、「推薦レシピ動画情報出力部」（０２６０）とを有する。

「取得部」（０２１０）は、食材を識別する情報である食材識別情報を取得する機能を有する。「食材識別情報」とは、食材を一意に識別できる情報であればよく、例えば、食材ＩＤや商品コードのような識別子であってもよいし、食材名のような文字列であってもよい。食材を識別する情報は、直接に取得部に入力されることで取得されるようになっていてもよいし、他の処理機構を介して間接的に取得されてもよい。例えば、前記在庫情報データベースに食材を識別する情報が入力され、入力された情報がネットワークにより取得部で取得されてもよい。直接に入力される場合には、例えば、利用者がチラシ等の広告媒体から特売品となっている食材の商品コードや食材名を入力するような場合が考えられる。

「検索部」（０２２０）は、前記取得部（０２１０）にて取得された食材識別情報で識別される食材を利用したレシピを検索する機能を有する。例えば、前記取得部（０２１０）にて取得された食材識別情報で識別される食材が「豚肉」であった場合に、「ホイコーロー」、「チンジャオロース」等、豚肉に関連するレシピが検索される。検索されるレシピは複数存在すると想定されるが、何らかの規則性によりレシピに優先順位が付けられていて優先順位の高いレシピが取得される等となっていてもよい。

「他食材出力部」（０２３０）は、前記検索部（０２２０）にて検索されたレシピに利用される前記食材識別情報にて識別される食材以外の食材に関する情報である他食材情報を出力する機能を有する。例えば、前記取得部（０２１０）で取得された食材識別情報で識別される食材が「豚肉」であり、前記検索部（０２２０）にて検索されたレシピが「ホイコーロー」であれば、ホイコーローに使用され、かつ豚肉以外の食材である「キャベツ」、「玉ねぎ」等の食材のＩＤや名称等が他食材情報として取得される。即ち、レシピと食材は１対多の関係にあり、一つのレシピに対して複数の食材が関連付けられている。「出力する」とは、主に、前記在庫情報データベースに対して出力されることを想定している。

「動画情報取得部」（０２４０）は、前記検索部（０２２０）にて検索されたレシピにより調理される様子を示す動画情報を取得する機能を有する。例えば、前記検索部（０２２０）にて検索されたレシピが「ホイコーロー」であれば、ホイコーローを調理する様子を示す動画情報が取得される。「動画情報」は、主に、複数の動画から構成されることを想定している。図８は、動画情報が複数の動画から構成される場合の具体例である。例えば、レシピデータベースでは、レシピ情報データベースと動画情報データベースを保持しており、レシピ情報データベースはレシピと属性を関連付けて保持しており、「ホイコーロー」のレシピには「キャベツざく切り」、「玉ねぎくし切り」等の属性が関連付けられているとする。また、動画情報データベースは動画ＩＤ、動画名、属性を図８のように関連付けて保持しているとする。この場合、「ホイコーロー」に関連付けられている属性「キャベツざく切り」から動画ＩＤ「ｃｕｔ００１」が必要であることが分かる。また、属性「玉ねぎくし切り」から動画ＩＤ「ｃｕｔ０３３」が必要であることが分かる。このように属性から必要な画像を取得し、取得した複数の画像を連結することで、調理する様子を示す動画情報が取得されるようになっていてもよい。異なるレシピでも、野菜の洗い方、切り方、焼き方等においては共通する場合も多いため、上記のような動画情報の取得方法はレシピデータベース内に保持する動画のデータ量を抑えるのに有効である。また、レシピに属性を付与する方法として、実際に調理シーンを撮影する際に調理人の口頭による説明の音声を収音し、音声認識によって属性を抽出する等の方法が考えられる。例えば、調理人が、「ここで、キャベツをざく切りにします。」と話すと、「キャベツ」、「ざく切り」等の言葉が抽出され、キャベツをざく切りにするシーンを撮影した動画に、「キャベツざく切り」という属性が付与されるようになっていると、自動的に動画に属性が付与されるので便利である。また、レシピと各動画は必ずしも属性によって関連付けられる必要はなく、例えば、図８においてレシピ名と複数の動画ＩＤを直接関連付けて保持する方法も可能である。さらに、動画情報が短い等の理由により、レシピデータベースに保持される動画のデータ量を考慮する必要がないような場合には、１つの動画によって動画情報が構成されていてもよい。

「他食材静止画取得部」（０２５０）は、前記他食材出力部（０２３０）から出力される他食材情報に応じて取得される他食材静止画を取得する機能を有する。「取得する」とは、主に、前記静止画データベースから取得されることを想定している。

「推薦レシピ動画情報出力部」（０２６０）は、前記動画情報取得部（０２４０）にて取得した動画情報と、前記他食材静止画取得部（０２５０）にて取得した他食材静止画とを合成して、推薦レシピ動画情報を出力する機能を有する。例えば、前記動画情報取得部（０２４０）にて取得した動画情報が「ホイコーロー」を調理する様子を示す動画であり、前記他食材静止画取得部（０２５０）にて取得した他食材静止画が「キャベツ」、「玉ねぎ」の静止画であれば、ホイコーローを調理する様子を動画で示しながらキャベツや玉ねぎの静止画を同時に表示することができる。出力先は、例えば、売り場に設置されたディスプレイやシステム利用者の携帯端末の画面等、様々に考えられる。

在庫情報データベースの機能ブロックを図３に例示する。在庫情報データベース（０３００）は、「他食材情報取得部」（０３１０）と、「在庫情報検索部」（０３２０）と、「判断部」（０３３０）と、「在庫有他食材情報出力部」（０３４０）とを有する。

「他食材情報取得部」（０３１０）は、前記レシピデータベースの他食材出力部（０２３０）から出力される他食材情報を取得する機能を有する。

「在庫情報検索部」（０３２０）は、前記他食材情報取得部（０３１０）にて取得した他食材情報の在庫情報を検索する機能を有する。また、在庫情報データベースが在庫情報のみならず、どの商品が特売品であるかの情報を保持している場合には、在庫情報を検索すると同時に特売品であるかどうかをも検索するようになっていてもよい。

「判断部」（０３３０）は、前記在庫情報検索部（０３２０）での検索結果である在庫情報が所定の条件を満たすか判断する機能を有する。「所定の条件」とは、主に、在庫が有ること、又は在庫が無いことを意味する。また、在庫が少ない場合には、在庫が無いとみなすようにしてもよい。さらに、同時に特売品であるかどうかを条件としてもよい。判断部での判断結果が、在庫が無いとの判断結果であった場合の処理は様々に想定される。例えば、前記在庫情報検索部（０３２０）にて検索された他食材情報の在庫情報が、すべての他食材の在庫が無いとの判断であった場合には、前記レシピデータベースにその旨を示す情報を返して別のレシピを検索し直す、また、在庫が有る食材と無い食材があった場合には在庫が有る食材の他食材情報のみを後述の在庫有他食材情報出力部（０３４０）から出力する、等の処理が考えられる。

「在庫有他食材情報出力部」（０３４０）は、前記判断部（０３３０）での判断結果が所定の条件を満たす場合に、他食材情報を在庫有他食材情報として前記静止画データベースに出力する機能を有する。例えば、他食材の在庫が有るとの判断であった場合には、在庫有他食材情報を出力する。「出力する」とは、主に、静止画データベースに対して出力されることを想定しているが、直接的に出力されなくとも、例えば、前記レシピデータベースを介して間接的に出力されてもよい。

静止画データベースの機能ブロックを図４に例示する。静止画データベース（０４００）は、「在庫有他食材情報取得部」（０４１０）と、「静止画検索部」（０４２０）と、「他食材静止画出力部」（０４３０）とを有する。

「在庫有他食材情報取得部」（０４１０）は、前記在庫情報データベースの在庫有他食材出力部（０３４０）から出力される在庫有他食材情報を取得する機能を有する。前述したように、直接的に前記在庫情報データベースから取得されなくとも、例えば、前記レシピデータベースを介して間接的に取得されてもよい。

「静止画検索部」（０４２０）は、前記在庫有他食材情報にて示される食材の商品の静止画を検索する機能を有する。前記在庫有他食材情報は複数の食材に関する情報であると想定されるが、すべての食材の静止画が抽出されなくともよい。また、すべての食材に関する静止画が存在しない場合には、その旨を後述の他食材静止画出力部（０４３０）から出力するようになっていてもよい。また、静止画データベースが、静止画ごとにどの商品が特売品であるかのフラグ等を保持している場合には、静止画を検索する際に、同時に特売品である商品のみを抽出したり、静止画を検索した後に、特売品である商品の静止画には「本日の特売品！」というような内容を示した画像を合成して目立たせるようになっていてもよい。例えば、静止画データベースにおいて、図１１に示すような静止画情報データベースを保持しているとすると、静止画とその静止画で示される商品に関して、特売品、おすすめ、季節の食材など、商品に関する付加的な情報を静止画と関連付けて保持しておくことができる。

「他食材静止画出力部」（０４３０）は、前記静止画検索部（０４２０）での検索結果である在庫有他食材静止画情報をレシピデータベースに他食材静止画として出力する機能を有する。

（実施形態１：処理の流れ）

図５は、本実施形態に係るレシピリコメンドシステムにおける処理の流れを説明するシーケンス図を例示する。

最初に、レシピデータベースにおいて食材識別情報を取得する。この処理は、取得部によって実行される（取得ステップ Ｓ０５０１）。

次に、前記取得ステップ（Ｓ０５０１）にて取得された食材識別情報で識別される食材を利用したレシピを検索する。この処理は、検索部によって実行される（検索ステップ Ｓ０５０２）。

次に、前記検索ステップ（Ｓ０５０２）にて検索されたレシピに利用される他食材情報を出力する。この処理は、他食材出力部によって実行される（他食材出力ステップ Ｓ０５０３）。

次に、在庫情報データベースにおいて前記他食材出力ステップ（Ｓ０５０３）にて出力される他食材情報を取得する。この処理は、他食材情報取得部によって実行される（他食材情報取得ステップ Ｓ０５０４）。

次に、前記他食材情報取得ステップ（Ｓ０５０４）にて取得された他食材情報の在庫情報を検索する。この処理は、在庫情報検索部によって実行される（在庫情報検索ステップ Ｓ０５０５）。

次に、前記在庫情報検索ステップ（Ｓ０５０５）での検索結果である在庫情報が所定の条件を満たすか判断する。所定の条件を満たす場合には、後述の在庫有他食材情報出力ステップ（Ｓ０５０７）に移行する。所定の条件を満たさない場合の以降の処理は様々に考えられるが、例えば、前記検索ステップ（Ｓ０５０２）に戻りレシピを検索し直す等の処理が想定される。この処理は、判断部によって実行される（判断ステップ Ｓ０５０６）。

次に、前記判断ステップ（Ｓ０５０６）での判断結果が所定の条件を満たす場合に、他食材情報を在庫有他食材情報として出力する。この処理は、在庫有他食材情報出力部によって実行される（在庫有他食材情報出力ステップ Ｓ０５０７）。

次に、静止画データベースにおいて前記在庫有他食材情報出力ステップ（Ｓ０５０７）にて出力された在庫有他食材情報を取得する。この処理は、在庫有他食材情報取得部にて実行される（在庫有他食材情報取得ステップ Ｓ０５０８）。

次に、前記在庫有他食材情報取得ステップ（Ｓ０５０８）にて取得される在庫有他食材情報にて示される食材の商品の静止画を検索する。この処理は、静止画検索部によって実行される（静止画検索ステップ Ｓ０５０９）。

次に、前記静止画検索ステップ（Ｓ０５０９）での検索結果である在庫有他食材静止画情報を他食材静止画として出力する。この処理は、他食材静止画出力部によって実行される（他食材静止画出力ステップ Ｓ０５１０）。

次に、レシピデータベースにおいて前記他食材静止画出力ステップ（Ｓ０５１０）にて出力される他食材静止画を取得する。この処理は、他食材静止画取得部によって実行される（他食材静止画取得ステップ Ｓ０５１１）。

次に、前記検索ステップ（Ｓ０５０２）にて検索されたレシピにより調理される様子を示す動画情報を取得する。この処理は、後述の動画情報合成ステップ（Ｓ０５１３）よりも先に実行されればよく、例えば、前記他食材静止画取得ステップ（Ｓ０５１１）よりも先に実行されてもよい。この処理は、動画情報取得部によって実行される（動画情報取得ステップ Ｓ０５１２）。

次に、前記動画情報取得ステップ（Ｓ０５１２）にて取得した動画情報と、前記他食材静止画取得ステップ（Ｓ０５１１）にて取得した他食材静止画とを合成する。この処理は、推薦レシピ動画情報出力部によって実行される（動画情報合成ステップ Ｓ０５１３）。

最後に、前記動画情報合成ステップ（Ｓ０５１３）にて合成された動画情報を、推薦レシピ動画情報として出力する。この処理は、推薦レシピ動画情報出力部によって実行される（推薦レシピ動画情報出力ステップ Ｓ０５１４）。

（実施形態１：効果）

本実施形態のレシピリコメンドシステムによれば、特定の食材に関する情報が入力されると、その食材を利用したレシピを検索し、さらにそのレシピに関連した他の食材であって、かつ在庫がある食材の静止画と、レシピによって調理される様子を示した動画を自動的に合成して利用者に提供することができる。また動画と共に表示する食材の静止画は、在庫がある食材の静止画を選択することで、利用者が確実に食材を購入することが可能となるため、より効果的に販売促進がなされる。
（実施形態２）

（実施形態２：概要）

本実施形態は、レシピにより調理される様子を示す動画と他食材静止画とを合成する際に、動画情報テンプレートを利用して推薦レシピ動画情報を生成することを特徴とするレシピリコメンドシステムに関する。

（実施形態２：構成）

本実施形態に係るレシピリコメンドシステムを構成する各データベースのうち、在庫情報データベースと静止画データベースについては、実施形態１と同様であるので、ここでの説明は省略する。

本実施形態に係るレシピデータベースの機能ブロックを図６に例示する。レシピデータベース（０６００）は、「取得部」（０６１０）と、「検索部」（０６２０）と、「他食材出力部」（０６３０）と、「動画情報取得部」（０６４０）と、「他食材静止画取得部」（０６５０）と、「推薦レシピ動画情報出力部」（０６６０）と、「動画情報テンプレート保持部」（０６７０）とを有する。前記動画情報テンプレート保持部（０６７０）以外の構成に関しては実施形態１に係るレシピデータベースの構成と同様であるので、ここでの説明は省略する。

「動画情報テンプレート保持部」（０６７０）は、動画情報テンプレートを保持する機能を有する。「動画情報テンプレート」とは、前記推薦レシピ動画情報出力部（０６６０）にて動画情報と他食材静止画を合成する際に、画像を配置するレイアウトなどを決定するテンプレートである。ただ一つのテンプレートを保持していてもよいし、複数のテンプレートを保持していて何らかの規則によって特定のテンプレートを選択して用いるようになっていてもよい。例えば、他食材静止画の大きさによって選択されるテンプレートが変わるようになっていてもよい。

また、前記推薦レシピ動画情報出力部（０６６０）は、前記動画情報テンプレートを利用して推薦レシピ動画情報を生成することを特徴とする。

（実施形態２：処理の流れ）

本実施形態に係るレシピリコメンドシステムにおける処理の流れは、実施形態１に係るレシピリコメンドシステムにおける処理の流れと同様である。ただし、前記動画情報合成ステップにて動画情報と他食材静止画を合成する際に、動画テンプレートを利用して合成する。

（実施形態２：効果）

本実施形態のレシピリコメンドシステムによれば、動画情報と他食材静止画を合成する際に、あらかじめ保持したテンプレートを利用して合成することができる。これにより、例えば、他食材静止画を配置する位置などを決めておくことが可能となり、合成されて出力される推薦レシピ動画情報のフォーマットを統一的に整えることが可能である。また、合成する静止画の食材の種類等によって配置を変える等することで、宣伝効果の高い構成によって合成することが可能である。
（実施形態３）

（実施形態３：概要）

本実施形態は、レシピデータベースはテキスト文字列を入力する機能を有し、レシピにより調理される様子を示す動画と他食材静止画とを合成する際に、入力されたテキスト文字列を含む推薦レシピ動画情報を生成することを特徴とするレシピリコメンドシステムに関する。

（実施形態３：構成）

本実施形態に係るレシピリコメンドシステムを構成する各データベースのうち、在庫情報データベースと静止画データベースについては、実施形態１又は実施形態２と同様であるので、ここでの説明は省略する。

本実施形態に係るレシピデータベースの機能ブロックを図７に例示する。レシピデータベース（０７００）は、「取得部」（０７１０）と、「検索部」（０７２０）と、「他食材出力部」（０７３０）と、「動画情報取得部」（０７４０）と、「他食材静止画取得部」（０７５０）と、「推薦レシピ動画情報出力部」（０７６０）と、「動画情報テンプレート保持部」（０７７０）と、「テキスト入力部」（０７８０）とを有する。前記テキスト入力部（０７８０）以外の構成に関しては実施形態２に係るレシピデータベースの構成と同様であるので、ここでの説明は省略する。

「テキスト入力部」（０７８０）は、動画に表示すべきテキスト文字列を入力するための機能を有する。この機能により、例えば、その日限りの特売品であること等、利用者にレシピを見せる際に特に強調したい情報等を付加することができる。

また、前記推薦レシピ動画情報出力部（０７６０）は、前記テキスト入力部（０７８０）にて入力されたテキスト文字列を含む動画の推薦レシピ動画情報を生成することを特徴とする。

（実施形態３：処理の流れ）

本実施形態に係るレシピリコメンドシステムにおける処理の流れは、実施形態２に係るレシピリコメンドシステムにおける処理の流れに、さらにテキスト文字列を入力するステップを有し、前記動画情報合成ステップにて動画情報と他食材静止画を合成する際に、入力されたテキスト文字列を含んで合成する。

（実施形態３：効果）

本実施形態のレシピリコメンドシステムによれば、レシピデータベースはテキスト文字列を入力する機能を有し、動画情報と他食材静止画を合成する際に、入力されたテキスト文字列を含む推薦レシピ動画情報を生成することができる。これにより、例えば、レシピを利用者に見せる際に、より強調したい情報等を付加して効果的に見せることが可能である。
（実施形態４）

（実施形態４：概要）

本実施形態は、レシピデータベースの推薦レシピ動画情報出力部から出力される推薦レシピ動画情報を表示する機能を有するショッピングカート装置をさらに有するレシピリコメンドシステムに関する。

（実施形態４：構成）

本実施形態に係るレシピリコメンドシステムは、実施形態１から実施形態３に係るレシピリコメンドシステムにショッピングカート装置を加えた構成となる。ショッピングカート装置以外の構成については、実施形態１から実施形態３と同様であるので、ここでの説明は省略する。

本実施形態に係るショッピングカート装置の機能ブロックを図９に例示する。ショッピングカート装置（０９００）は、「表示部」（０９１０）と、「食材識別情報出力部」（０９２０）とを有する。また、前記食材識別情報出力部（０９２０）は「食材識別情報読取手段」（０９２１）を有する。

「表示部」（０９１０）は、前記レシピデータベースの推薦レシピ動画情報出力部から出力される推薦レシピ動画情報を表示する機能を有する。また、図１０の示すように、推薦レシピ動画情報に代えて、前記検索部にて検索されたレシピを表示したり、前記検索部にて検索されたレシピと共に、前記他食材静止画取得部にて取得した他食材静止画を出力してもよい。さらに、前記検索部にて検索されたレシピと共に、前記他食材出力部から出力される他食材情報を検索キーとして前記静止画データベースから取得する他食材の静止画である在庫無関係他食材静止画を出力してもよい。この場合、他食材が特売品であれば、在庫無関係他食材静止画は他食材の静止画に「本日の特売品！」というような内容を示した画像を合成したものであってもよい。

「食材識別情報出力部」（０９２０）は、前記レシピデータベースの取得部に食材識別情報を出力する機能を有する。また、食材識別情報出力部は、チラシ媒体から食材識別情報を取得する「食材識別情報読取手段」（０９２１）を有する。例えば、ショッピングカート装置の利用者が、特売品のチラシ広告を見ながら、目的の特売品の食品ＩＤを入力すると、入力した食品ＩＤが食材識別情報として前記レシピデータベースに対して出力される。また、前記食材識別情報読取手段がバーコードリーダーになっていて、チラシ広告に特売品の写真と共にバーコードが印刷されていれば、利用者がバーコードリーダーにバーコードを読み取らせるような場合も想定される。

（実施形態４：効果）

本実施形態のレシピリコメンドシステムによれば、ショッピングカート装置は表示部を有しているので、例えば、利用者はショッピングをしながら、チラシに掲載されている特売品を使用したレシピを見たり、レシピにより調理される様子を動画で見たり、レシピに使用される食材に関する情報を見ることができる。

本発明のレシピリコメンドシステムの概要を説明する図 実施形態１に係るレシピデータベースの機能ブロック図 実施形態１に係る在庫情報データベースの機能ブロック図 実施形態１に係る静止画データベースの機能ブロック図 実施形態１に係るレシピリコメンドシステムの処理の流れを説明するシーケンス図 実施形態２に係るレシピデータベースの機能ブロック図 実施形態３に係るレシピデータベースの機能ブロック図 動画情報が複数の動画から構成される場合の具体例 実施形態４に係るショッピングカート装置の機能ブロック図 表示部の具体例 静止画に関する情報の具体例

符号の説明

０１１０ レシピデータベース
０１２０ 在庫情報データベース
０１３０ 静止画データベース

Claims (13)

1. 売り場のレジスターと連動して在庫情報を保持する在庫情報データベースと、
   食材の商品の静止画を保持する静止画データベースと、
   レシピと、そのレシピにより調理される様子を動画で示すレシピデータベースと、
   からなり、
   前記レシピデータベースは、
   食材を識別する情報である食材識別情報を取得するための取得部と、
   取得部にて取得された食材識別情報で識別される食材を利用したレシピを検索する検索部と、
   検索部にて検索されたレシピに利用される前記食材識別情報にて識別される食材以外の食材に関する情報である他食材情報を出力する他食材出力部と、
   検索部にて検索されたレシピにより調理される様子を示す動画情報を取得する動画情報取得部と、
   前記他食材出力部から出力される他食材情報に応じて取得される他食材静止画を取得する他食材静止画取得部と、
   前記動画情報取得部にて取得した動画情報と、前記他食材静止画取得部にて取得した他食材静止画とを合成して、推薦レシピ動画情報を出力する推薦レシピ動画情報出力部と、
   を有し、
   前記在庫情報データベースは、
   前記レシピデータベースの他食材出力部から出力される他食材情報を取得する他食材情報取得部と、
   他食材情報取得部にて取得した他食材情報の在庫情報を検索する在庫情報検索部と、
   在庫情報検索部での検索結果である在庫情報が所定の条件を満たすか判断する判断部と、
   判断部での判断結果が所定の条件を満たす場合に、他食材情報を在庫有他食材情報として前記静止画データベースに出力する在庫有他食材情報出力部と、
   を有し、
   前記静止画データベースは、
   前記在庫情報データベースの在庫有他食材情報出力部から出力される在庫有他食材情報を取得する在庫有他食材情報取得部と、
   前記在庫有他食材情報にて示される食材の商品の静止画を検索する静止画検索部と、
   静止画検索部での検索結果である在庫有他食材静止画情報をレシピデータベースに他食材静止画として出力する他食材静止画出力部と、
   を有するレシピリコメンドシステム。
2. 前記レシピデータベースは、動画情報テンプレートを保持する動画情報テンプレート保持部を有し、
   前記推薦レシピ動画情報出力部は、前記動画情報テンプレートを利用して推薦レシピ動画情報を生成する請求項１に記載のレシピリコメンドシステム。
3. 前記レシピデータベースは、動画に表示すべきテキスト文字列を入力するためのテキスト入力部を有し、
   前記推薦レシピ動画情報出力部は、前記テキスト入力部にて入力されたテキスト文字列を含む動画の推薦レシピ動画情報を生成する請求項１又は２に記載のレシピリコメンドシステム。
4. 請求項１に記載の在庫情報データベース。
5. 請求項１に記載の静止画データベース。
6. 請求項１に記載のレシピデータベース。
7. 売り場のレジスターと連動して在庫情報を保持する在庫情報保持方法と、
   食材の商品の静止画を保持する静止画保持方法と、
   レシピと、そのレシピにより調理される様子を動画で示すレシピ提示方法と、
   からなり、
   前記レシピ提示方法は、
   食材を識別する情報である食材識別情報を取得するための取得ステップと、
   前記取得ステップにて取得された食材識別情報で識別される食材を利用したレシピを検索する検索ステップと、
   前記検索ステップにて検索されたレシピに利用される前記食材識別情報にて識別される食材以外の食材に関する情報である他食材情報を出力する他食材出力ステップと、
   前記検索ステップにて検索されたレシピにより調理される様子を示す動画情報を取得する動画情報取得ステップと、
   前記他食材出力ステップから出力される他食材情報に応じて取得される他食材静止画を取得する他食材静止画取得ステップと、
   前記動画情報取得ステップにて取得した動画情報と、前記他食材静止画取得ステップにて取得した他食材静止画とを合成して、推薦レシピ動画情報を出力する推薦レシピ動画情報出力ステップと、
   を有し、
   前記在庫情報保持方法は、
   前記レシピ提示方法の他食材出力ステップから出力される他食材情報を取得する他食材情報取得ステップと、
   前記他食材情報取得ステップにて取得した他食材情報の在庫情報を検索する在庫情報検索ステップと、
   前記在庫情報検索ステップでの検索結果である在庫情報が所定の条件を満たすか判断する判断ステップと、
   前記判断ステップでの判断結果が所定の条件を満たす場合に、他食材情報を在庫有他食材情報として出力する在庫有他食材情報出力ステップと、
   を有し、
   前記静止画保持方法は、
   前記在庫情報保持方法の在庫有他食材情報出力ステップにて出力される在庫有他食材情報を取得する在庫有他食材情報取得ステップと、
   前記在庫有他食材情報にて示される食材の商品の静止画を検索する静止画検索ステップと、
   前記静止画検索ステップでの検索結果である在庫有他食材静止画情報を他食材静止画として出力する他食材静止画出力ステップと、
   を有するレシピリコメンド方法。
8. 前記レシピデータベースの推薦レシピ動画情報出力部から出力される推薦レシピ動画情報を表示する表示部を有するショッピングカート装置をさらに有する請求項１から３のいずれか一に記載のレシピリコメンドシステム。
9. 前記表示部は、前記推薦レシピ動画情報に代えて、前記検索部にて検索されたレシピを表示する請求項８に記載のレシピリコメンドシステム。
10. 前記表示部は、前記推薦レシピ動画情報に代えて、前記検索部にて検索されたレシピと共に、前記他食材静止画取得部にて取得した他食材静止画を出力する請求項８に記載のレシピリコメンドシステム。
11. 前記表示部は、前記推薦レシピ動画情報に代えて、前記検索部にて検索されたレシピと共に、前記他食材出力部から出力される他食材情報を検索キーとして前記静止画データベースから取得する他食材の静止画である在庫無関係他食材静止画を出力する請求項８に記載のレシピリコメンドシステム。
12. 前記ショッピングカート装置は、前記レシピデータベースの取得部に食材識別情報を出力するための食材識別情報出力部を有する請求項８から１１のいずれか一に記載のレシピリコメンドシステム。
13. 前記食材識別情報出力部は、チラシ媒体から食材識別情報を取得する食材識別情報読取手段をさらに有する請求項１２に記載のレシピリコメンドシステム。

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