JP2022084250A - 光学ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】反射部が固定される可動体から該反射部が外れることを抑制する。【解決手段】外部から入射する入射光束を、反射面10aにおいて、入射方向D1から撮像素子103aに向かう反射方向D2に反射させる反射部10と、反射部10が固定される可動体200と、固定体300と、を備え、可動体200は、反射面10aと接触する反射面接触面、及び、入射方向D1及び反射方向D2とともに交差する反射部10の交差方向側の側面10dと接触する側面接触面、のうちの少なくとも一方にシボ加工が施されている光学ユニット1。【選択図】図2
Description
本発明は、光学ユニットに関する。
従来から、様々な光学ユニットが使用されている。このうち、外部からの入射光束を撮像素子に向けて反射させる反射部を備える可動体を、固定体に対して可動させる、光学ユニットが使用されている。このような光学ユニットにおいては、反射部は可動体に固定され、反射部が可動体から外れないように構成されている。例えば、特許文献1及び特許文献2には、可動体における反射部を固定する領域に、接着剤を注入するためのスリットが形成される光学ユニットが開示されている。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2のような構成の光学ユニットでは、スリットが浅いため、反射部の可動体に対する固定力が十分ではなく、可動体から反射部が外れる場合があった。このように、従来の構成の光学ユニットでは、可動体から反射部が外れる虞があった。
本発明の光学ユニットは、例えば、外部から入射する入射光束を、反射面において、入射方向から撮像素子に向かう反射方向に反射させる反射部と、前記反射部が固定される可動体と、固定体と、を備え、前記可動体は、前記反射面と接触する反射面接触面、及び、前記入射方向及び前記反射方向とともに交差する前記反射部の交差方向側の側面と接触する側面接触面、のうちの少なくとも一方にシボ加工が施されている。本態様によれば、反射面接触面及び側面接触面のうちの少なくとも一方にシボ加工が施されている。シボ加工を施すことで摩擦力が格段に大きくなる。このため、可動体から反射部が外れることを抑制することができる。
また、本発明の光学ユニットにおいては、例えば、外部から入射する入射光束を、反射面において、入射方向から撮像素子に向かう反射方向に反射させる反射部と、前記反射部が固定される可動体と、固定体と、を備え、前記可動体は、前記反射部の収容面と、前記反射部の前記入射方向側の面である入射面、及び、前記反射部の前記反射方向側の面である出射面、のうちの少なくとも一方とで、段差が形成され、前記段差に接着剤溜まりが形成されていることを特徴とする。本態様によれば、可動体は反射部の収容面に反射部の入射面及び出射面のうちの少なくとも一方に対し接着剤溜まりとなる段差が形成されている。接着剤溜まりを段差に形成することで大きな接着剤溜まりを形成することができる。このため、可動体から反射部が外れることを抑制することができる。
また、本発明の光学ユニットにおいては、例えば、外部から入射する入射光束を、反射面において、入射方向から撮像素子に向かう反射方向に反射させる反射部と、前記反射部が固定される可動体と、固定体と、を備え、前記可動体は、前記入射方向及び前記反射方向とともに交差する前記反射部の交差方向側の側面と接触する側面接触面において前記反射部を熱カシメによって固定していることを特徴とする。本態様によれば、可動体は側面接触面において反射部を熱カシメによって固定している。熱カシメをすることで可動体と反射部との固定力が格段に大きくなる。このため、可動体から反射部が外れることを抑制することができる。
また、本発明の光学ユニットにおいては、例えば、外部から入射する入射光束を、反射面において、入射方向から撮像素子に向かう反射方向に反射させる反射部と、前記反射部が固定される可動体と、固定体と、前記可動体と前記反射部とを固定する固定部材と、を備えることを特徴とする。本態様によれば、可動体と反射部とを固定する固定部材を備える。このため、固定部材により効果的に、可動体から反射部が外れることを抑制することができる。
本発明の光学ユニットにおいては、前記固定部材は、前記反射部の前記入射方向側の面である入射面、及び、前記反射部の前記反射方向側の面である出射面、のうちの少なくとも一方が度当てられて面接触する構成とすることができる。このような構成とすることで、反射部を可動体に対して容易かつ適切に位置決めできるとともに、面接触する部分に接着剤を塗布するなどすることで特に接着力を向上でき、可動体から反射部が外れることを効果的に抑制することができる。
本発明の光学ユニットにおいては、前記固定部材は、前記入射方向及び前記反射方向とともに交差する前記反射部の交差方向側の両側の側面から前記反射部を挟むことで前記反射部に固定されるとともに、前記可動体に固定される、板バネである構成とすることができる。このような構成とすることで、板バネで反射部を挟み板バネごと可動体に固定するという簡単な構成で、可動体から反射部が外れることを特に効果的に抑制することができる。
本発明の光学ユニットにおいては、前記可動体は、前記反射面と接触する反射面接触面を有し、前記固定部材は、反射面接触面と対向する位置で、前記反射部の前記入射方向側の面である入射面の一部、及び、前記反射部の前記反射方向側の面である出射面の一部と接触する構成とすることができる。このような構成とすることで、反射面接触面と対向する方向に反射部が外れることを効果的に抑制でき、可動体から反射部が外れることを特に効果的に抑制することができる。
本発明の光学ユニットにおいては、前記固定部材は、前記反射面を支持する反射面支持部と、前記入射方向及び前記反射方向とともに交差する前記反射部の交差方向側の両側の側面から前記反射部を挟む挟持部と、を有し、前記可動体は、前記反射面支持部と接触する反射面支持部接触面を有し、前記反射面支持部には、反射面支持部接触面と接触する面にスリットが形成されている構成とすることができる。このような構成とすることで、スリットにより固定部材を可動体に対して強固に接着することが可能になり、可動体から反射部が外れることを特に効果的に抑制することができる。
本発明の光学ユニットにおいては、前記挟持部には、前記反射面支持部と対向する位置で、前記反射部の前記入射方向側の面である入射面の一部、及び、前記反射部の前記反射方向側の面である出射面の一部と接触する、規制部が設けられている構成とすることができる。このような構成とすることで、規制部により反射面接触面と対向する方向に反射部が外れることを効果的に抑制でき、可動体から反射部が外れることを特に効果的に抑制することができる。
また、本発明の光学ユニットにおいては、例えば、外部から入射する入射光束を、反射面において、入射方向から撮像素子に向かう反射方向に反射させる反射部と、前記反射部が固定される可動体と、固定体と、を備え、前記可動体は、前記反射面と接触する反射面接触面に、複数のスリットが設けられ、前記スリットの平均深さは、前記スリットの平均幅よりも大きいことを特徴とする。本態様によれば、可動体は反射面接触面に複数のスリットが設けられ、スリットの平均深さはスリットの平均幅よりも大きい。スリットが浅いと接着剤の接着力を十分に活かせない場合があるが、スリットを深く形成することで大きな接着力を得ることができる。このため、可動体から反射部が外れることを抑制することができる。
本発明の光学ユニットにおいては、複数の前記スリットの各々は、深さ方向が揃っている構成とすることができる。このような構成とすることで、スリットを多く形成でき、可動体から反射部が外れることを効果的に抑制することができる。
本発明の光学ユニットにおいては、複数の前記スリットの各々は、深さ方向に貫通している構成とすることができる。このような構成とすることで、スリットに接着剤を導入しやすくなる。
本発明の、光学ユニットは、反射部が固定される可動体から該反射部が外れることを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、X軸、Y軸及びZ軸は各々直行する方向であり、+X方向及び-X方向に見た図を側面図、+Y方向に見た図を平面図、-Y方向に見た図を底面図、+Z方向に見た図を背面図、-Z方向に見た図を正面図とする。そして、+Y方向は、外部からの光束の入射方向D1に対応する。
[実施例1]
最初に、実施例1の光学ユニット1について説明する。
最初に、実施例1の光学ユニット1について説明する。
<光学ユニットを備える装置の概略>
図1は、実施例1の光学ユニット1を備える装置の一例としてのスマートフォン100の概略斜視図である。本実施例の光学ユニット1は、スマートフォン100において好ましく使用可能である。本実施例の光学ユニット1は、薄型に構成でき、スマートフォン100におけるY軸方向における厚さを薄く構成できるためである。ただし、本実施例の光学ユニット1は、スマートフォン100に限定されず、カメラやビデオなど、特に限定なく様々な装置に使用可能である。
図1は、実施例1の光学ユニット1を備える装置の一例としてのスマートフォン100の概略斜視図である。本実施例の光学ユニット1は、スマートフォン100において好ましく使用可能である。本実施例の光学ユニット1は、薄型に構成でき、スマートフォン100におけるY軸方向における厚さを薄く構成できるためである。ただし、本実施例の光学ユニット1は、スマートフォン100に限定されず、カメラやビデオなど、特に限定なく様々な装置に使用可能である。
図1で表されるように、スマートフォン100は、光束を入射するレンズ101を備えている。スマートフォン100におけるレンズ101の内部に、光学ユニット1を備えている。スマートフォン100は、レンズ101を介して外部から入射方向D1に光束を入射し、入射光束に基づいて被写体像を撮像することが可能な構成となっている。
<光学ユニットの全体構成>
図2は、本実施例の光学ユニット1を概略的に表す側面図である。図2で表されるように、本実施例の光学ユニット1は、固定体300と、反射部としてのプリズム10を有する可動体としての反射ユニット200と、撮像素子103aが設けられた基板103とレンズ102とを有するカメラ104と、を有している。反射ユニット200は、入射面10bにおいてレンズ101を介して外部から入射方向D1に光束を入射し、入射光束をプリズム10の反射面10aで反射させ、出射面10cから撮像素子103aに向かう反射方向D2に入射光束を出射する。なお、本実施例の反射ユニット200は、反射部としてプリズム10を備えているが、反射部の構成はプリズム10に限定されず、反射部としてミラーを備える構成などとしてもよい。なお、入射方向D1はY軸方向に沿う方向であるが、反射方向D2は概ねZ軸方向に沿うもののプリズム10の変位により変化する。
図2は、本実施例の光学ユニット1を概略的に表す側面図である。図2で表されるように、本実施例の光学ユニット1は、固定体300と、反射部としてのプリズム10を有する可動体としての反射ユニット200と、撮像素子103aが設けられた基板103とレンズ102とを有するカメラ104と、を有している。反射ユニット200は、入射面10bにおいてレンズ101を介して外部から入射方向D1に光束を入射し、入射光束をプリズム10の反射面10aで反射させ、出射面10cから撮像素子103aに向かう反射方向D2に入射光束を出射する。なお、本実施例の反射ユニット200は、反射部としてプリズム10を備えているが、反射部の構成はプリズム10に限定されず、反射部としてミラーを備える構成などとしてもよい。なお、入射方向D1はY軸方向に沿う方向であるが、反射方向D2は概ねZ軸方向に沿うもののプリズム10の変位により変化する。
本実施例の光学ユニット1は、固定体300に対して反射ユニット200を入射方向D1及び反射方向D2とともに交差する方向(X軸方向)を回転軸Cとして回転させる回転支持機構400を備えている。ただし、このような構成に限定されず、固定体300に対して反射ユニット200がX軸方向以外の方向を回転軸として回転する構成や、固定体300に対して反射ユニット200が回転する以外の方法で可動な構成としてもよい。
<反射ユニットの構成>
図3は、本実施例の光学ユニット1の反射ユニット200の斜視図である。本実施例の光学ユニット1の反射ユニット200は、プリズム10の固定部201を有する。固定部201には、プリズム10の反射面10aと接触する反射面接触面202と、入射方向D1及び反射方向D2とともに交差するプリズム10の交差方向側(X軸方向側)の側面10d(図2参照)と接触する側面接触面203と、が設けられている。そして、反射面接触面202及び側面接触面203は、シボ加工が施されている。なお、本明細書において、「接触する」とは、直接接触する場合のほか、他の部材を介して間接的に接触する場合も含む意味である。
図3は、本実施例の光学ユニット1の反射ユニット200の斜視図である。本実施例の光学ユニット1の反射ユニット200は、プリズム10の固定部201を有する。固定部201には、プリズム10の反射面10aと接触する反射面接触面202と、入射方向D1及び反射方向D2とともに交差するプリズム10の交差方向側(X軸方向側)の側面10d(図2参照)と接触する側面接触面203と、が設けられている。そして、反射面接触面202及び側面接触面203は、シボ加工が施されている。なお、本明細書において、「接触する」とは、直接接触する場合のほか、他の部材を介して間接的に接触する場合も含む意味である。
上記のように、本実施例の光学ユニット1は、外部から入射する入射光束を、反射面10aにおいて、入射方向D1から撮像素子103aに向かう反射方向に反射させるプリズム10と、プリズム10が固定される反射ユニット200と、固定体300と、を備えている。そして、このような構成の光学ユニットにおいては、本実施例の光学ユニット1のように、反射ユニット200の反射面接触面202及び側面接触面203のうちの少なくとも一方にシボ加工が施されていることが好ましい。シボ加工を施すことで摩擦力が格段に大きくなるため、反射ユニット200からプリズム10が外れることを抑制することができるためである。
そして、シボ加工が施されている反射面接触面202及び側面接触面203に接着剤を塗布することで、特に摩擦力が格段に大きくなり、プリズム10が固定される反射ユニット200からプリズム10が外れることを効果的に抑制することができる。このため、反射面接触面202及び側面接触面203に接着剤を塗布する構成とすることが特に好ましい。ただし、反射面接触面202及び側面接触面203に接着剤を塗布しない構成としてもよい。
[実施例2]
次に、実施例2の光学ユニット1について図4を用いて説明する。ここで、図4は本発明の実施例2に係る光学ユニット1の反射ユニット200の斜視図である。なお、上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
次に、実施例2の光学ユニット1について図4を用いて説明する。ここで、図4は本発明の実施例2に係る光学ユニット1の反射ユニット200の斜視図である。なお、上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
図4で表されるように、本実施例の反射ユニット200においては、側面接触面203は、プリズム10の側面10dよりも-Y方向及び-Z方向において大きい。別の表現をすると、本実施例の反射ユニット200は、プリズム10の入射方向D1側の面である入射面10b、及び、プリズム10の反射方向側の面である出射面10c、に対し段差211が形成されている。そして、該段差211に対応する領域を接着剤溜まりとしている。ここで、接着剤溜まりとは、接着剤を溜めることが可能な領域であり、接着剤溜まりを形成することで接着力が向上する。
本実施例の光学ユニット1のように、反射ユニット200におけるプリズム10の収容面としての側面接触面203と、プリズム10の入射面10b及びプリズム10の出射面10cのうちの少なくとも一方にとで、段差211が形成され、該段差211に接着剤溜まりが形成されている構成とすることで、大きな接着剤溜まりを形成することができる。大きな接着剤溜まりを形成することで、反射ユニット200にプリズム10を強固に固定することができる。このため、本実施例の光学ユニット1のように、接着剤溜まりとなる段差211を形成することで、反射ユニット200からプリズム10が外れることを抑制することができる。
[実施例3]
次に、実施例3の光学ユニット1について図5を用いて説明する。ここで、図5は本発明の実施例3に係る光学ユニット1の反射ユニット200の斜視図である。なお、上記実施例1及び実施例2と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
次に、実施例3の光学ユニット1について図5を用いて説明する。ここで、図5は本発明の実施例3に係る光学ユニット1の反射ユニット200の斜視図である。なお、上記実施例1及び実施例2と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
図5で表されるように、本実施例の反射ユニット200においては、側面接触面203に、側面接触面203に形成された凸部を熱カシメすることにより形成された固定部221が複数形成されている。別の表現をすると、本実施例の光学ユニット1においては、反射ユニット200は、プリズム10を側面接触面203において熱カシメによって固定している。プリズム10を側面接触面203において熱カシメすることで反射ユニット200とプリズム10との固定力が格段に大きくなる。このため、本実施例の光学ユニット1は、反射ユニット200からプリズム10が外れることを効果的に抑制することができる構成となっている。なお、本実施例においては、側面接触面203に突起を複数形成しておき、反射ユニット200にプリズム10を支持させた後に該突起を加熱して変形させることで熱カシメをしている。このため、固定部221が複数点在しているが、このような構成に限定されず、固定部221が全周にわたり一体的に形成されていてもよい。また、図5では、-X方向側の側面接触面203における固定部221のみが見えているが、+X方向側の側面接触面203にも固定部221は形成されている。
[実施例4]
次に、実施例4の光学ユニット1について図6を用いて説明する。ここで、図6は本発明の実施例4に係る光学ユニット1の反射ユニット200の斜視断面図である。なお、上記実施例1から実施例3と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
次に、実施例4の光学ユニット1について図6を用いて説明する。ここで、図6は本発明の実施例4に係る光学ユニット1の反射ユニット200の斜視断面図である。なお、上記実施例1から実施例3と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
図6で表されるように、本実施例の反射ユニット200においては、プリズム10の反射面10aと対向する領域が開放空間Rとなっており、該開放空間R側から矢印方向にプリズム10を挿入可能な構成となっている。そして、本実施例の反射ユニット200は、該開放空間R側から挿入したプリズム10に対して入射面10bを度当てすることにより規制する第1リブ203aと、該開放空間R側から挿入したプリズム10に対して出射面10cを度当てすることにより規制する第2リブ203b及び第3リブ203cと、を備えている。そして、入射面10bと第1リブ203aとの間に接着剤が配置され、出射面10cと第2リブ203b及び第3リブ203cとの間に接着剤が配置されることで、プリズム10は反射ユニット200に対して固定される。
このように、本実施例の反射ユニット200は、反射ユニット200とプリズム10とを固定する固定部材としての第1リブ203a、第2リブ203b及び第3リブ203cを備える。このため、固定部材としての第1リブ203a、第2リブ203b及び第3リブ203cにより、効果的に、反射ユニット200からプリズム10が外れることを抑制している。なお、本実施例の反射ユニット200においては、固定部材としての第1リブ203a、第2リブ203b及び第3リブ203cは、側面接触面203と一体的に構成されている。しかしながら、固定部材は、反射ユニット200の構成部材と一体的に構成されていても別部材で構成されていてもどちらでもよい。
なお、固定部材は、プリズム10の入射面10b及びプリズム10の出射面10c、のうちの少なくとも一方が度当てられて面接触する構成であればよい。このような構成とすることで、プリズム10を反射ユニット200に対して容易かつ適切に位置決めできるとともに、面接触する部分に接着剤を塗布するなどすることで特に接着力を向上でき、反射ユニット200からプリズム10が外れることを効果的に抑制することができるためである。
[実施例5]
次に、実施例5の光学ユニット1について図7及び図8を用いて説明する。ここで、図7は本発明の実施例5に係る光学ユニット1の反射ユニット200の平面断面図である。また、図8は本発明の実施例5に係る光学ユニット1の反射ユニット200の斜視図である。なお、上記実施例1から実施例4と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
次に、実施例5の光学ユニット1について図7及び図8を用いて説明する。ここで、図7は本発明の実施例5に係る光学ユニット1の反射ユニット200の平面断面図である。また、図8は本発明の実施例5に係る光学ユニット1の反射ユニット200の斜視図である。なお、上記実施例1から実施例4と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
図7及び図8で表されるように、本実施例の反射ユニット200においては、反射ユニット200とプリズム10とを固定する固定部材として、板バネ231を備えている。詳細には、本実施例の反射ユニット200の固定部材は、入射方向D1及び反射方向D2とともに交差するプリズム10の交差方向側(X軸方向側)の両側の側面10dからプリズム10を挟むことでプリズム10に固定されるとともに、反射ユニット200に固定される、板バネ231である。このような構成の固定部材を使用することで、板バネ231でプリズム10を挟み板バネ231ごと反射ユニット200に固定するという簡単な構成で、反射ユニット200からプリズム10が外れることを特に効果的に抑制することができる。なお、図7における反射ユニット200とプリズム10との隙間232に接着剤を注入することでさらに効果的に反射ユニット200からプリズム10が外れることを抑制することができる。
[実施例6]
次に、実施例6の光学ユニット1について図9を用いて説明する。ここで、図9は本発明の実施例6に係る光学ユニット1の反射ユニット200の斜視図である。なお、上記実施例1から実施例5と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
次に、実施例6の光学ユニット1について図9を用いて説明する。ここで、図9は本発明の実施例6に係る光学ユニット1の反射ユニット200の斜視図である。なお、上記実施例1から実施例5と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
図9で表されるように、本実施例の反射ユニット200においては、反射ユニット200とプリズム10とを固定する固定部材として、X軸方向に延びる規制部材241を備えている。詳細には、固定部材として、反射面接触面202と対向する位置で、プリズム10の入射面10bの一部及びプリズム10の出射面10cの一部と接触する規制部材241を備えている。本実施例の光学ユニット1は、このような構成としていることで、反射面接触面202と対向する方向にプリズム10が外れることを効果的に抑制でき、反射ユニット200からプリズム10が外れることを特に効果的に抑制することができる。なお、規制部材241は、入射光束のプリズム10への入射及びプリズム10からの出射の邪魔にならないように、プリズム10の入射面10bの一部及びプリズム10の出射面10cの一部のみと接触する構成となっている。
[実施例7]
次に、実施例7の光学ユニット1について図10及び図11を用いて説明する。ここで、図10は本発明の実施例7に係る光学ユニット1のプリズム10及び固定部材251の斜視図である。また、図11は本発明の実施例7に係る光学ユニット1の固定部材251の斜視図である。なお、上記実施例1から実施例6と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
次に、実施例7の光学ユニット1について図10及び図11を用いて説明する。ここで、図10は本発明の実施例7に係る光学ユニット1のプリズム10及び固定部材251の斜視図である。また、図11は本発明の実施例7に係る光学ユニット1の固定部材251の斜視図である。なお、上記実施例1から実施例6と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
図10及び図11で表されるように、本実施例の反射ユニット200においては、反射ユニット200とプリズム10とを固定する固定部材251を備えている。詳細には、固定部材251は、プリズム10の反射面10aを支持する反射面支持部251aと、プリズム10のX軸方向側の両側の側面10dからプリズム10を挟む挟持部251bと、を有している。ここで、反射面接触面202は反射面支持部251aと接触する反射面支持部接触面としての役割を有し、図11で表されるように反射面支持部251aには反射面支持部接触面と接触する面にスリットSが形成されている。このような構成とすることで、スリットにより固定部材を可動体に対して強固に接着することが可能になり、反射部が固定される可動体から反射部が外れることを特に効果的に抑制することができる。本実施例の光学ユニット1は、このような構成としていることで、スリットSにより固定部材251を反射ユニット200に対して強固に接着することが可能になり、反射ユニット200からプリズム10が外れることを特に効果的に抑制することができる。
また、本実施例の固定部材251は、挟持部251bに凸部251cが形成されている。そして、凸部251cが側面接触面203に設けられた不図示の凹部(係合部)に係合されることで、反射ユニット200からプリズム10が外れることをさらに効果的に抑制している。
[実施例8]
次に、実施例8の光学ユニット1について図12を用いて説明する。ここで、図12は本発明の実施例8に係る光学ユニット1のプリズム10及び固定部材251の斜視図である。なお、上記実施例1から実施例7と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
次に、実施例8の光学ユニット1について図12を用いて説明する。ここで、図12は本発明の実施例8に係る光学ユニット1のプリズム10及び固定部材251の斜視図である。なお、上記実施例1から実施例7と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
図12で表されるように、本実施例の固定部材251においては、2つの挟持部251bの両方に、プリズム10の入射面10bと出射面10cとの境界部分を押さえる規制部251dが設けられている。本実施例の光学ユニット1は、2つの挟持部251bの両方に規制部251dが設けられている以外は、実施例7の光学ユニット1と同様の構成をしている。
[実施例9]
次に、実施例9の光学ユニット1について図13を用いて説明する。ここで、図13は本発明の実施例9に係る光学ユニット1のプリズム10及び固定部材251の斜視図である。なお、上記実施例1から実施例8と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
次に、実施例9の光学ユニット1について図13を用いて説明する。ここで、図13は本発明の実施例9に係る光学ユニット1のプリズム10及び固定部材251の斜視図である。なお、上記実施例1から実施例8と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
図13で表されるように、本実施例の固定部材251においては、2つの挟持部251bの両方に接続され、プリズム10の入射面10bと出射面10cとの境界部分を押さえる規制部251eが設けられている。本実施例の光学ユニット1は、2つの挟持部251bの両方に接続される規制部251eが設けられている以外は、実施例7の光学ユニット1と同様の構成をしている。
ここで、実施例8の光学ユニット1及び本実施例の光学ユニット1は、挟持部251bに、反射面支持部251aと対向する位置で、プリズム10の入射面10bの一部及びプリズム10の出射面10cの一部と接触する規制部(規制部251dまたは規制部251e)が設けられている。実施例8の光学ユニット1及び本実施例の光学ユニット1は、このような構成としていることで、該規制部により反射面接触面202と対向する方向にプリズム10が外れることを効果的に抑制でき、反射ユニット200からプリズム10が外れることを特に効果的に抑制することができる。
[実施例10]
次に、実施例10の光学ユニット1について図14及び図15を用いて説明する。ここで、図14及び図15は本発明の実施例10に係る光学ユニット1の反射ユニット200の斜視図であり、図14はプリズム10を取り外した状態図であって図15はプリズム10を取りつけた状態図である。なお、上記実施例1から実施例9と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
次に、実施例10の光学ユニット1について図14及び図15を用いて説明する。ここで、図14及び図15は本発明の実施例10に係る光学ユニット1の反射ユニット200の斜視図であり、図14はプリズム10を取り外した状態図であって図15はプリズム10を取りつけた状態図である。なお、上記実施例1から実施例9と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
図14及び図15で表されるように、本実施例の反射ユニット200は、反射面接触面202に、+Z方向を深さ方向として深く延びるX軸方向に沿ったスリット261が複数形成されている。ここで、スリット261の平均深さは、スリット261の平均幅よりも大きいことが好ましい。なお、本実施例の反射ユニット200においては、プリズム10は反射面接触面202に深さの異なる複数のスリット261が設けられているが、各々のスリット261の平均深さは各々のスリット261の平均幅よりも大きくなっている。スリット261の内部には接着剤が注入されるが、スリット261が浅いと接着剤の接着力を十分に活かせない場合がある。接着剤がスリット261から剥がれる場合があるためである。しかしながら、本実施例のようにスリット261を深く形成することで大きな接着力を得ることができる。このため、本実施例の光学ユニット1は、反射ユニット200からプリズム10が外れることを抑制している。
また、本実施例の光学ユニット1においては、複数のスリット261の各々は、深さ方向がいずれも+Z方向に揃っている。このような構成とすることで、スリット261を多く形成でき、反射ユニット200からプリズム10が外れることを特に効果的に抑制することができる。ただし、複数のスリット261の各々の深さ方向が揃っていない構成としてもよい。
なお、図14及び図15で表されるように、本実施例の反射ユニット200は、側面接触面203の-Y方向側端部203f及び-Z方向側端部203gが面取りされている。プリズム10の側面10dは側面接触面203に対して接着剤で貼り付けられるが、この面取りされた領域を接着剤溜まりとすることで、プリズム10と反射ユニット200の接着強度が特に高くなっている。
[実施例11]
次に、実施例11の光学ユニット1について図16を用いて説明する。ここで、図16は本発明の実施例11に係る光学ユニット1の反射ユニット200の斜視図である。なお、上記実施例1から実施例10と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
次に、実施例11の光学ユニット1について図16を用いて説明する。ここで、図16は本発明の実施例11に係る光学ユニット1の反射ユニット200の斜視図である。なお、上記実施例1から実施例10と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。本実施例の光学ユニット1は、下記に説明する部分の構成以外は、実施例1の光学ユニット1と同様の構成である。このため、下記で説明する部分以外においては、実施例1の光学ユニット1と同様の技術的特徴を有する。
図14及び図15で表されるように、実施例10の光学ユニット1においては、複数のスリット261の各々は、深さ方向がいずれも+Z方向に揃っていた。一方、図16で表されるように、本実施例の光学ユニット1においては、スリット261aとスリット261bとの2つのスリット261を備えるが、深さ方向は揃っていない。スリット261aの深さ方向は+Z方向であり、スリット261bの深さ方向は+Y方向である。
ここで、本実施例の光学ユニット1においては、複数のスリット261の各々は、深さ方向に貫通している。具体的には、スリット261aは+Z方向に貫通しており、スリット261bは+Y方向に貫通している。このような構成とすることで、反射ユニット200にプリズム10を支持させた後に接着剤を外側から注入することができ、スリット261に接着剤を導入しやすくなる。
本発明は、上述の実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…光学ユニット、10…プリズム(反射部)、10a…反射面、10b…入射面、10c…出射面、10d…側面、100…スマートフォン、101…レンズ、102…レンズ、103…基板、103a…撮像素子、104…カメラ、200…反射ユニット(可動体)、201…固定部、202…反射面接触面(反射面支持部接触面)、203…側面接触面、203a…第1リブ(固定部材)、203b…第2リブ(固定部材)、203c…第3リブ(固定部材)、203f…-Y方向側端部、203g…-Z方向側端部、211…段差、221…固定部、231…板バネ(固定部材)、232…隙間、241…規制部材(固定部材)、251…固定部材、251a…反射面支持部、251b…挟持部、251c…凸部、251d…規制部、251e…規制部、261…スリット、261a…スリット、261b…スリット、300…固定体、400…回転支持機構、C…回転軸、D1…入射方向、D2…反射方向、R…開放空間、S…スリット
Claims (12)
- 外部から入射する入射光束を、反射面において、入射方向から撮像素子に向かう反射方向に反射させる反射部と、
前記反射部が固定される可動体と、
固定体と、を備え、
前記可動体は、前記反射面と接触する反射面接触面、及び、前記入射方向及び前記反射方向とともに交差する前記反射部の交差方向側の側面と接触する側面接触面、のうちの少なくとも一方にシボ加工が施されていることを特徴とする光学ユニット。 - 外部から入射する入射光束を、反射面において、入射方向から撮像素子に向かう反射方向に反射させる反射部と、
前記反射部が固定される可動体と、
固定体と、を備え、
前記可動体は、前記反射部の収容面と、前記反射部の前記入射方向側の面である入射面、及び、前記反射部の前記反射方向側の面である出射面、のうちの少なくとも一方とで、段差が形成され、
前記段差に接着剤溜まりが形成されていることを特徴とする光学ユニット。 - 外部から入射する入射光束を、反射面において、入射方向から撮像素子に向かう反射方向に反射させる反射部と、
前記反射部が固定される可動体と、
固定体と、を備え、
前記可動体は、前記入射方向及び前記反射方向とともに交差する前記反射部の交差方向側の側面と接触する側面接触面において前記反射部を熱カシメによって固定していることを特徴とする光学ユニット。 - 外部から入射する入射光束を、反射面において、入射方向から撮像素子に向かう反射方向に反射させる反射部と、
前記反射部が固定される可動体と、
固定体と、
前記可動体と前記反射部とを固定する固定部材と、
を備えることを特徴とする光学ユニット。 - 請求項4に記載の光学ユニットにおいて、
前記固定部材は、前記反射部の前記入射方向側の面である入射面、及び、前記反射部の前記反射方向側の面である出射面、のうちの少なくとも一方が度当てられて面接触することを特徴とする光学ユニット。 - 請求項4に記載の光学ユニットにおいて、
前記固定部材は、前記入射方向及び前記反射方向とともに交差する前記反射部の交差方向側の両側の側面から前記反射部を挟むことで前記反射部に固定されるとともに、前記可動体に固定される、板バネであることを特徴とする光学ユニット。 - 請求項4に記載の光学ユニットにおいて、
前記可動体は、前記反射面と接触する反射面接触面を有し、
前記固定部材は、反射面接触面と対向する位置で、前記反射部の前記入射方向側の面である入射面の一部、及び、前記反射部の前記反射方向側の面である出射面の一部と接触することを特徴とする光学ユニット。 - 請求項4に記載の光学ユニットにおいて、
前記固定部材は、前記反射面を支持する反射面支持部と、前記入射方向及び前記反射方向とともに交差する前記反射部の交差方向側の両側の側面から前記反射部を挟む挟持部と、を有し、
前記可動体は、前記反射面支持部と接触する反射面支持部接触面を有し、
前記反射面支持部には、反射面支持部接触面と接触する面にスリットが形成されていることを特徴とする光学ユニット。 - 請求項8に記載の光学ユニットにおいて、
前記挟持部には、前記反射面支持部と対向する位置で、前記反射部の前記入射方向側の面である入射面の一部、及び、前記反射部の前記反射方向側の面である出射面の一部と接触する、規制部が設けられていることを特徴とする光学ユニット。 - 外部から入射する入射光束を、反射面において、入射方向から撮像素子に向かう反射方向に反射させる反射部と、
前記反射部が固定される可動体と、
固定体と、を備え、
前記可動体は、前記反射面と接触する反射面接触面に、複数のスリットが設けられ、
前記スリットの平均深さは、前記スリットの平均幅よりも大きいことを特徴とする光学ユニット。 - 請求項10に記載の光学ユニットにおいて、
複数の前記スリットの各々は、深さ方向が揃っていることを特徴とする光学ユニット。 - 請求項10または11に記載の光学ユニットにおいて、
複数の前記スリットの各々は、深さ方向に貫通していることを特徴とする光学ユニット。
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