JP2022084225A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022084225A
JP2022084225A JP2020195951A JP2020195951A JP2022084225A JP 2022084225 A JP2022084225 A JP 2022084225A JP 2020195951 A JP2020195951 A JP 2020195951A JP 2020195951 A JP2020195951 A JP 2020195951A JP 2022084225 A JP2022084225 A JP 2022084225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
calculation unit
sum
current
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020195951A
Other languages
English (en)
Inventor
潤 中井
Jun Nakai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2020195951A priority Critical patent/JP2022084225A/ja
Priority to US17/529,733 priority patent/US11467523B2/en
Publication of JP2022084225A publication Critical patent/JP2022084225A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5054Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an intermediate image carrying member or the characteristics of an image on an intermediate image carrying member, e.g. intermediate transfer belt or drum, conveyor belt
    • G03G15/5058Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an intermediate image carrying member or the characteristics of an image on an intermediate image carrying member, e.g. intermediate transfer belt or drum, conveyor belt using a test patch
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5033Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor
    • G03G15/5041Detecting a toner image, e.g. density, toner coverage, using a test patch
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/065Arrangements for controlling the potential of the developing electrode
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5033Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor
    • G03G15/5037Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor the characteristics being an electrical parameter, e.g. voltage

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】トナーパッチが3つのときと、トナーパッチが4つ以上のときとで、異なる数式を用いることにより、近似直線の傾きを求める計算回数または計算量を抑えることができる。【解決手段】トナー担持体321は、トナーgを担持する。感光体33は、静電潜像がトナー担持体321のトナーgにより現像されたトナーパッチPを担持する。濃度検出部322は、トナーパッチPのトナー濃度Mを検出する。電流検出部323は、トナーパッチPに流れる現像電流Iを検出する。制御部10は、トナー濃度Mと現像電流Iとの関係を近似する近似直線の傾きaを算出する。トナー担持体321は、互いにトナー濃度Mが異なり、互いに現像電流Iが異なる3つ以上のトナーパッチPを感光体33に現像する。制御部10は、トナーパッチPが3つのときと、トナーパッチPが4つ以上のときとで、異なる数式を用いて傾きaを算出する。【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1は、トナー帯電量を求めるために、2つのトナーパッチを形成し、それぞれの現像電流の差分とそれぞれのトナー付着量の差分の比、即ちトナー付着量に対する検出電流の直線の傾きを算出している。
特開2010-19969号公報
しかし、特許文献1は、2つのトナーパッチのみを測定した場合の例について言及している。2つのトナーパッチのみの場合、現像電流、トナー付着量の測定値の偶然誤差が、検出電流の直線の傾きの算出値の誤差に大きく影響することがある。
さらに、特許文献1は、直線の傾きを算出する算出式における計算回数または計算量について言及していない。
本発明は、トナーパッチが3つのときと、トナーパッチが4つ以上のときとで、異なる数式を用いることにより、近似直線の傾きを求める計算回数または計算量を抑えることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、トナー担持体と、感光体と、濃度検出部と、電流検出部と、制御部とを備える。前記トナー担持体は、トナーを担持する。前記感光体は、静電潜像が前記トナー担持体の前記トナーにより現像されたトナーパッチを担持する。前記濃度検出部は、前記トナーパッチのトナー濃度を検出する。前記電流検出部は、前記トナーパッチに流れる現像電流を検出する。前記制御部は、前記トナー濃度と前記現像電流との関係を近似する近似直線の傾きを算出する。前記トナー担持体は、互いにトナー濃度が異なり、互いに現像電流が異なる3つ以上の前記トナーパッチを前記感光体に現像する。前記制御部は、前記トナーパッチが3つのときと、前記トナーパッチが4つ以上のときとで、異なる数式を用いて前記傾きを算出する。
本発明の画像形成装置によれば、トナーパッチが3つのときと、トナーパッチが4つ以上のときとで、異なる数式を用いることにより、近似直線の傾きを求める計算回数または計算量を抑えることができる。
本発明の実施形態1に係る画像形成装置を示す図である。 実施形態1に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る画像形成装置の画像形成部を示すブロック図である。 実施形態1に係る画像形成装置の現像部を示すブロック図である。 実施形態1に係る画像形成装置の現像部を示す図である。 実施形態1の感光体に形成されたトナーパッチを示す図である。 実施形態1のトナー濃度と現像電流との関係を示す近似直線を示す図である。 実施形態1に係る画像形成装置の制御部を示す図である。 実施形態2の感光体に形成されたトナーパッチを示す図である。 実施形態2のトナー濃度と現像電流との関係を示す近似直線を示す図である。 実施形態2および実施形態3に係る画像形成装置の制御部を示す図である。 実施形態1および実施形態2に係る画像形成装置において、トナーパッチ数と、制御部の計算回数または計算量との関係を示す図である。 実施形態1に係る画像形成装置による処理を示すフローチャートである。 実施形態1に係る画像形成装置による処理を示すフローチャートである。 実施形態2に係る画像形成装置による処理を示すフローチャートである。 実施形態3に係る画像形成装置による処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、本実施形態では、図中に、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を示す。Z軸は鉛直面に平行であり、X軸およびY軸は水平面に平行である。
(実施形態1)
図1および図2を参照して、本発明の実施形態1に係る画像形成装置100について説明する。図1は、実施形態1に係る画像形成装置100を示す図である。図2は、実施形態1に係る画像形成装置100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、シート給送部1と、搬送部2と、画像形成部3と、定着部4と、排出部5と、駆動部6と、記憶部7と、原稿給送部8と、読取部9と、制御部10とを備える。画像形成装置100は、例えば、複写機、ファクシミリ、またはこれらの機能を兼ね備えた複合機である。
図1に示すように、シート給送部1は、シートSを給送する。シート給送部1は、トレイと、ピックアップローラーとを含んでもよい。トレイは、シートSを積載する。ピックアップローラーは、トレイのシートSをピックアップして給送する。シートSは、記録媒体の一例である。
搬送部2は、シート給送部1から給送されたシートSを搬送する。搬送部2は、搬送路を有する。搬送路は、シート給送部1を始点として、画像形成部3、定着部4を経由して、排出部5まで延びる。搬送部2は、シート給送部1から、画像形成部3、定着部4を経由して、排出部5までシートSを搬送する。
搬送部2は、搬送路に搬送ローラーと、レジストローラーとを含んでもよい。搬送ローラーは、搬送路に複数配置されてもよく、シートSを搬送する。レジストローラーは、シートSを画像形成部3に搬送するタイミングを調節する。
画像形成部3は、文書画像データに基づいて、電子写真方式によってシートSに図示しないトナー像を形成する。文書画像データは、例えば、原稿Gの画像を示す。画像形成部3によってトナー像が形成されたシートSは、定着部4まで搬送される。画像形成部3の詳細な構成は、図3を参照して、後述する。
定着部4は、シートSに現像されたトナー像を加熱および加圧して、シートSにトナー像を定着させる。
排出部5は、画像形成装置100の筐体の外部にシートSを排出する。排出部5は、排出ローラーと、排出トレイとを含んでもよい。排出ローラーは、定着部4から搬送ローラーで搬送されたシートSを排出トレイに排出する。排出トレイは、排出されたシートSを積載する。
駆動部6は、画像形成装置100の各駆動機構(シート給送部1、搬送部2、画像形成部3、定着部4、排出部5など)に駆動力を付与するアクチュエーターである。駆動部6の具体例は、モーターである。
図2に示す記憶部7は、プログラム、数式データその他のデータを記憶する。記憶部7は、制御部10の処理結果を一時的に記憶してもよい。記憶部7は、半導体記憶デバイス、および磁気記憶デバイス等の任意の記憶デバイスを含んでもよい。記憶部7は、メモリーカード等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。記憶部7の一例は、ROM(Read-Only Memory)、または、RAM(Random Access Memory)である。
記憶部7に記憶されるプログラムには、フォアグランドまたはバックグランドで実行されるアプリケーションと、アプリケーションの動作を支援する制御プログラムとを含む。制御プログラムは、例えば、OS(Operating System)である。
記憶部7は、さらに、ソリッドステートメモリー、磁気ディスクおよび光学ディスクの範疇で構成されるコンピューター読取り可能な有形のキャリア(媒体)として構成することができ、係る媒体には、ここに開示する技術をプロセッサーに実行させるためのプログラムモジュール等のコンピューター命令の適宜なセットや、データ構造が格納される。
コンピューター読取り可能な媒体には、一つ以上の配線を備えた電気的接続、磁気ディスク記憶媒体、磁気カセット、磁気テープ、その他の磁気および光学記憶装置(例えば、CD(Compact Disk)、レーザーディスク(登録商標)、DVD(登録商標)(Digital Versatile Disc)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイディスク(登録商標))、可搬型コンピューターディスク、RAM、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)もしくはフラッシュメモリー等の書換え可能でプログラム可能なROMもしくは情報を格納可能な他の有形の記憶媒体またはこれらいずれかの組合せが含まれる。メモリーは、プロセッサー/プロセッシングユニットの内部および/または外部に設けることができる。
原稿給送部8は、原稿Gなどを、読取部9に搬送する。原稿給送部8の一例は、ADF(Auto Document Feeder)である。
読取部9は、原稿給送部8によって搬送される原稿Gから画像を読み取る。読取部9は、読み取った画像から画像データを生成する。読取部9の一例は、CIS(Contact Image Sensor)方式またはCCD(Charge Coupled Devices)方式のスキャナーである。
制御部10は、画像形成装置100のすべての動作を制御する。制御部10の一例は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。
CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。ROMは、CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。RAMは、CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性または不揮発性の記憶部である。
そして、制御部10のプロセッサーは、記憶部7の記憶装置に記憶されたコンピュータープログラムを実行することによって、画像形成装置100の各構成要素の動作を制御する。
制御部10のプロセッサーは、記憶部7の記憶装置が記憶しているコンピュータープログラムを実行して、シート給送部1、搬送部2、画像形成部3、定着部4、排出部5、駆動部6、記憶部7、原稿給送部8、読取部9の動作を制御する。
次に、図1および図2に加え、図3~図7を参照して、実施形態1に係る画像形成装置100の画像形成部3および現像部32の構成、および、トナーパッチPおよび近似直線について説明する。図3は、実施形態1に係る画像形成装置100の画像形成部3を示すブロック図である。図4は、実施形態1に係る画像形成装置100の画像形成部3に含まれる現像部32を示すブロック図である。
図5は、実施形態1に係る画像形成装置100の現像部32を示す図である。図6は、感光体33に形成されたトナーパッチPを示す図である。図7は、トナー濃度Mと現像電流Iとの関係を示す近似直線を示す図である。
図3を参照して、画像形成装置100の画像形成部3を説明する。図3に示すように、図1および図2で説明した画像形成部3は、帯電部30と、露光部31と、現像部32(現像装置32)と、感光体33と、転写部34と、クリーニング部35とを有する。現像部32は、必要に応じて、現像装置32と記述されてもよい。
帯電部30は、感光体33の感光層を所定の電位に帯電させる。帯電部30は、グリッドを有するコロナ帯電器(スコロトロン帯電器)による非接触帯電方式で感光体33を帯電させてもよい。帯電部30は、ゴムローラーによる接触帯電方式で感光体33を帯電させてもよい。
露光部31は、感光体33の感光層にレーザー光を照射して露光する。露光部31は、画像データに基づいて感光体33を露光する。この結果、感光体33に静電潜像が形成される。
現像部32は、一例として、磁性体からなるキャリアおよびトナーg(図5)を含む二成分現像剤を収容する。現像部32は、トナーgによって感光体33に形成された静電潜像を現像して、感光体33にトナー像(図6等に示すトナーパッチP)を形成する。現像部32の詳細な構成は、図4を参照して後述する。
感光体33は、回転軸を有するドラムであってもよい。感光体33は、回転軸を中心に回転する。感光体33は、静電潜像がトナー担持体321(図5)のトナーg(図5)により現像されたトナー像(トナーパッチP)を担持する。感光体33の一例は、OPC(Organic Photoconductor)である。
転写部34は、図示しない転写ローラー、中間転写ベルトを含んでもよい。転写ローラーは、感光体33上のトナー像を中間転写ベルトまたはシートSに転写する。
クリーニング部35(図5)は、転写後に感光体33に残留しているトナーgを除去する。クリーニング部35の一例は、クリーニングブレードである。
(実施形態1)
実施形態1に係る画像形成装置100は、トナー担持体321と、感光体33と、濃度検出部322と、電流検出部323と、制御部10とを備える。
トナー担持体321は、トナーgを担持する。感光体33は、静電潜像がトナー担持体321のトナーgにより現像されたトナーパッチPを担持する。濃度検出部322は、トナーパッチPのトナー濃度Mを検出する。電流検出部323は、トナーパッチPに流れる現像電流Iを検出する。
制御部10は、トナー濃度Mと現像電流Iとの関係を近似する近似直線の傾きaを算出する。トナー担持体321は、互いにトナー濃度Mが異なり、互いに現像電流Iが異なる3つ以上のトナーパッチPを感光体33に現像する。制御部10は、トナーパッチPが3つのときと、トナーパッチPが4つ以上のときとで、異なる数式を用いて傾きaを算出する。
図4を参照して、現像部32を説明する。図4に示すように、現像部32は、電圧印加部320と、トナー担持体321と、濃度検出部322と、電流検出部323とを含む。
電圧印加部320は、トナー担持体321に現像バイアス電圧Vを印加する。
トナー担持体321は、トナーg(図5)を担持する。トナー担持体321は、現像ローラー321であってもよい。すなわち、トナー担持体321は、必要に応じて、現像ローラー321と記述してもよい。
濃度検出部322は、トナーパッチPのトナー濃度Mを検出する。濃度検出部322の一例は、トナー濃度センサーである。
電流検出部323は、トナーパッチPに流れる現像電流Iを検出する。電流検出部323は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)により実現される。現像電流Iは、トナー濃度Mによって変化する。電流検出部323は、感光体33に形成されたトナーパッチPのトナー濃度Mに応じて変化する現像電流Iの値を検出する。
制御部10の構成および動作については、図8を参照して後述する。
次に、図5を参照して、実施形態1に係る画像形成装置100の画像形成部3の構成をさらに詳細に説明する。
図5に示すように、制御部10は、少なくとも、帯電部30、露光部31、現像部32、感光体33、転写部34(図3)、クリーニング部35を制御する。
さらに、制御部10は、少なくとも、現像部32の電圧印加部320、トナー担持体321、濃度検出部322、電流検出部323を制御する。
駆動部6は、トナー担持体321、感光体33を駆動する。制御部10は、駆動部6を制御する。
電圧印加部320は、トナー担持体321に接続される。電圧印加部320は、先述したように、トナー担持体321に現像バイアス電圧Vを印加する。
トナー担持体321は、方向R1に回転する。感光体33は、方向R2に回転する。トナー担持体321と感光体33とは、それぞれの周面が互いに対向するように配置される。トナー担持体321は、互いにトナー濃度Mが異なり、互いに現像電流Iが異なる3つ以上のトナーパッチPを感光体33に現像する。
帯電部30は、感光体33の周面を帯電させる。
露光部31は、画像データに基づいて、レーザー光により感光体33の周面を露光する。
電圧印加部320は、先述したように、トナー像の濃度に応じた現像バイアス電圧Vをトナー担持体321に印加する。
トナー担持体321の周面と感光体33の周面とが近接したとき、トナー担持体321の現像バイアス電圧Vに応じて、トナー担持体321のトナーgが感光体33の静電潜像に飛翔する。感光体33の静電潜像は、現像バイアス電圧Vに基づいた濃度で、トナーgにより現像される。
トナー担持体321には、現像バイアス電圧Vに応じた現像電流Iが流れる。
電流検出部323は、現像電流Iを計測する。現像電流Iは、トナー担持体321から感光体33へ流れる。
図4を参照して先述した濃度検出部322は、感光体33の近傍に配置され、感光体33に形成されたトナーパッチPの濃度を検出してもよい。濃度検出部322は、図3を参照して先述した転写部34の中間転写ベルトの近傍に配置され、中間転写ベルトに転写されたトナーパッチPの濃度を検出してもよい。
図6に示すように、感光体33には、トナーパッチP1、トナーパッチP2、および、トナーパッチP3が形成されてもよい。3つのトナーパッチPは、互いに異なるトナー濃度Mを有し、それぞれのトナーパッチPがトナー担持体321(図5)と最も接近したとき、3つのトナーパッチPに、互いに異なる現像電流Iが流れる。
トナーパッチP1は、トナー濃度M1、現像電流I1である。トナーパッチP2は、トナー濃度M2、現像電流I2である。トナーパッチP3は、トナー濃度M3、現像電流I3である。
図7に示すように、トナー濃度/現像電流平面を考え、トナーパッチP1、トナーパッチP2、および、トナーパッチP3をプロットすると、傾きa、現像電流切片bの近似直線(I=aM+b)が定義される。
Figure 2022084225000002
制御部10は、トナー濃度Mと現像電流Iとの関係を近似する近似直線の傾きaを算出する。具体的には、制御部10は、トナーパッチPが3つのとき、トナー濃度M1、現像電流I1のトナーパッチP1、トナー濃度M2、現像電流I2のトナーパッチP2、トナー濃度M3、現像電流I3のトナーパッチP3のなかから選んだ2つのトナーパッチPの組み合わせを考え、トナー濃度Mと現像電流Iとを(数1)に代入して、トナー濃度Mと現像電流Iとの関係を近似する近似直線の傾きaを算出する。具体的な算出手順については、図10を参照して後述する。
次に、図8に示すように、感光体33には、トナーパッチP1、トナーパッチP2、トナーパッチP3、および、トナーパッチP4が形成されてもよい。図8では4つのトナーパッチPを例示するが、感光体33には、5つ以上のトナーパッチPが形成されてもよい。図8に示す4つのトナーパッチPは、互いに異なるトナー濃度Mを有し、それぞれのトナーパッチPがトナー担持体321(図5)と最も接近したとき、4つのトナーパッチPに、互いに異なる現像電流Iが流れる。
トナーパッチP1は、トナー濃度M1、現像電流I1である。トナーパッチP2は、トナー濃度M2、現像電流I2である。トナーパッチP3は、トナー濃度M3、現像電流I3である。トナーパッチP4は、トナー濃度M4、現像電流I4である。
図9に示すように、トナー濃度/現像電流平面を考え、トナーパッチP1、トナーパッチP2、トナーパッチP3、および、トナーパッチP4をプロットすると、傾きa、現像電流切片bの近似直線(I=aM+b)が定義される。
傾きaは、トナーの帯電量(Q/M)を示す。傾きaが求められることによって、所望のトナー濃度Mを出力するために必要な現像電流Iがわかる。
Figure 2022084225000003
制御部10は、トナーパッチPが4つのとき、トナーパッチP1のトナー濃度M1、現像電流I1、トナーパッチP2のトナー濃度M2、現像電流I2、トナーパッチP3のトナー濃度M3、現像電流I3、または、トナーパッチP4のトナー濃度M4、現像電流I4を(数2)に代入して、トナー濃度Mと現像電流Iとの関係を近似する近似直線の傾きaを算出する。具体的な算出手順については、実施形態2において、図11を参照して後述する。
後述するように、トナーパッチPが3つのとき、制御部10は、(数1)を用いて近似直線の傾きaを算出した方が、(数2)を用いて近似直線の傾きaを算出するよりも、計算回数または計算量が少ない。
一方、後述するように、トナーパッチPが4つ以上のとき、制御部10は、(数2)を用いて近似直線の傾きaを算出した方が、(数1)を用いて近似直線の傾きaを算出するよりも、計算回数または計算量が少ない。
制御部10は、トナーパッチPが3つのときと、トナーパッチPが4つ以上のときとで、異なる数式を用いて傾きaを算出する。
実施形態1によれば、トナーパッチPが3つのときと、トナーパッチPが4つ以上のときとで、異なる数式を用いることにより、近似直線の傾きaを求める計算回数または計算量を抑えることができる。
次に、図10を参照して、実施形態1に係る制御部10の構成を説明する。図10に示すように、制御部10は、濃度差算出部40と、電流差算出部41と、第1積算出部42と、第1和算出部43と、第1平方算出部44と、第2和算出部45と、第1商算出部46とを有する。
Figure 2022084225000004
まず、トナー担持体321は、互いにトナー濃度Mが異なり、互いに現像電流Iが異なる3つのトナーパッチPを感光体33に現像する。
制御部10は、3つのトナーパッチP(トナーパッチP1、トナーパッチP2、および、トナーパッチP3)に基づいて、トナー濃度Mと、現像電流Iとの関係を示す近似直線(I=aM+b)の式を算出する。近似直線の傾きaは、(数3)によって決まる。記憶部7は、(数3)を記憶してもよい。(数3)は、(数1)に、具体的に、トナーパッチP1のトナー濃度M1、現像電流I1、トナーパッチP2のトナー濃度M2、現像電流I2、および、トナーパッチP3のトナー濃度M3、現像電流I3を代入した式である。
以下、(数3)((数1))の算出を、順を追って説明する。
((数3)の分子について)
制御部10の濃度差算出部40は、3つのトナーパッチPのうち、2つのトナーパッチPの組み合わせについて、それぞれトナー濃度差を算出する。具体的には、濃度差算出部40は、
トナー濃度差=(トナー濃度M2-トナー濃度M1)
トナー濃度差=(トナー濃度M3-トナー濃度M2)
トナー濃度差=(トナー濃度M3-トナー濃度M1)
を、それぞれ算出する。
電流差算出部41は、2つのトナーパッチPの組み合わせについて、それぞれ現像電流Iの電流差を算出する。具体的には、電流差算出部41は、
電流差=(現像電流I2-現像電流I1)
電流差=(現像電流I3-現像電流I2)
電流差=(現像電流I3-現像電流I1)
を、それぞれ算出する。
第1積算出部42は、2つのトナーパッチPのトナー濃度差と電流差の組み合わせについて、それぞれトナー濃度差と電流差との第1積を算出する。具体的には、第1積算出部42は、
第1積=(トナー濃度M2-トナー濃度M1)×(現像電流I2-現像電流I1)
第1積=(トナー濃度M3-トナー濃度M2)×(現像電流I3-現像電流I2)
第1積=(トナー濃度M3-トナー濃度M1)×(現像電流I3-現像電流I1)
を、それぞれ算出する。
第1和算出部43は、3つの第1積を加算して第1和を算出する。具体的には、第1和算出部43は、
第1和=
(トナー濃度M2-トナー濃度M1)×(現像電流I2-現像電流I1)+
(トナー濃度M3-トナー濃度M2)×(現像電流I3-現像電流I2)+
(トナー濃度M3-トナー濃度M1)×(現像電流I3-現像電流I1)
を算出する。
((数3)の分母について)
第1平方算出部44は、2つのトナーパッチPの組み合わせについて、それぞれトナー濃度差の第1平方を算出する。具体的には、第1平方算出部44は、
第1平方=(トナー濃度M2-トナー濃度M1)2
第1平方=(トナー濃度M3-トナー濃度M2)2
第1平方=(トナー濃度M3-トナー濃度M1)2
を算出する。
第2和算出部45は、3つの第1平方を加算して第2和を算出する。具体的には、第2和算出部45は、
第2和=
(トナー濃度M2-トナー濃度M1)2
(トナー濃度M3-トナー濃度M2)2
(トナー濃度M3-トナー濃度M1)2
を算出する。
第1商算出部46は、第1和を第2和で除した第1商を算出する。すなわち、第1商算出部46は、
第1商=(第1和)/(第2和)
を算出する。
具体的には、第1商算出部46は、
第1商=((トナー濃度M2-トナー濃度M1)×(現像電流I2-現像電流I1)+(トナー濃度M3-トナー濃度M2)×(現像電流I3-現像電流I2)+(トナー濃度M3-トナー濃度M1)×(現像電流I3-現像電流I1))/((トナー濃度M2-トナー濃度M1)2+(トナー濃度M3-トナー濃度M2)2+(トナー濃度M3-トナー濃度M1)2
を算出する。
つまり、第1商は、3つのトナーパッチPのトナー濃度Mと現像電流Iとを、トナー濃度/現像電流平面にプロットした3点の関係を近似する近似直線の傾きa(数3)を表わす。
実施形態1によれば、3つのトナーパッチPから、トナー濃度Mに対する現像電流Iの関係を示す近似直線の傾きaを算出することができる。
また、3つのトナーパッチPの場合に、(数1)に基づいて、近似直線の傾きaを算出することの意義について、(実施形態1と実施形態2とを対比した説明)の欄で後述する。
(実施形態2)
次に、図1~図5に加え、さらに、図8、図9、および、図11を参照して、実施形態2に係る画像形成装置100を説明する。図1~図5の構成および動作は、実施形態2にも同様に適用され得る。そのため、図1~図5については、重複する記述を省略する。
実施形態2では、制御部10は、実施形態1で説明した(数2)を用いて、4つ以上のトナーパッチPから、トナー濃度Mに対する現像電流Iの関係を示す近似直線の傾きaを算出する。
実施形態2に係る画像形成装置100は、トナー担持体321と、制御部10とを備える。制御部10は、第2積算出部50と、第3積算出部51と、第3和算出部52と、第4和算出部53と、第4積算出部54と、第5和算出部55と、第5積算出部56と、第2平方算出部57と、第2商算出部58と、第3商算出部60とを含む。
トナー担持体321は、互いにトナー濃度Mが異なり、互いに現像電流Iが異なるn個(n≧4)のトナーパッチPを感光体33に現像する。
制御部10の第2積算出部50は、n個のトナーパッチPについて、それぞれトナー濃度Mと現像電流Iとの第2積を算出する。第3積算出部51は、第2積の和をn倍して第3積を算出する。第3和算出部52は、n個のトナーパッチPのトナー濃度Mを加算して第3和を算出する。第4和算出部53は、n個のトナーパッチPの現像電流Iを加算して第4和を算出する。
第4積算出部54は、第3和と第4和との第4積を算出する。第5和算出部55は、n個のトナーパッチPのそれぞれのトナー濃度Mの第2平方を加算した第5和を算出する。第5積算出部56は、第5和をn倍した第5積を算出する。第2平方算出部57は、第3和の第3平方を算出する。第2商算出部58は、第3積と第4積との第1差分を、第5積と第3平方との第2差分で除した第2商を算出する。
また、実施形態2に係る画像形成装置100において、第2商は、n個のトナーパッチPのトナー濃度Mと現像電流Iとを、トナー濃度/現像電流平面にプロットしたn点の関係を近似する近似直線の傾きaを表わす。
以下、さらに詳細に、図8、図9、および、図11を説明する。図8に示すように、トナー担持体321は、互いにトナー濃度Mが異なり、互いに現像電流Iが異なるn個(n≧4)のトナーパッチPを感光体33に現像する。感光体33には、トナーパッチP1、トナーパッチP2、トナーパッチP3、および、トナーパッチP4が形成される。
4個のトナーパッチPは、互いに異なるトナー濃度Mを有し、それぞれのトナーパッチPがトナー担持体321(図5)と最も接近したとき、現像電流Iが流れる。実施形態2において、トナーパッチPは4個に限定されない。トナーパッチPは4個以上であればよい。実施形態2では、n=4の場合の一例を説明する。
トナーパッチP1は、トナー濃度M1、現像電流I1である。トナーパッチP2は、トナー濃度M2、現像電流I2である。トナーパッチP3は、トナー濃度M3、現像電流I3である。トナーパッチP4は、トナー濃度M4、現像電流I4である。
図9に示すように、トナー濃度/現像電流平面を考え、トナーパッチP1、トナーパッチP2、トナーパッチP3、および、トナーパッチP4をプロットすると、傾きa、現像電流切片bとして、近似直線(I=aM+b)が定義される。
図11に示すように、制御部10は、濃度差算出部40と、電流差算出部41と、第2積算出部50と、第3積算出部51と、第3和算出部52と、第4和算出部53と、第4積算出部54と、第5和算出部55と、第5積算出部56と、第2平方算出部57と、第2商算出部58とを有する。第3商算出部60は、実施形態3で説明する。
感光体33、濃度検出部322、電流検出部323は、実施形態1と同様であるので、重複する記述を省略する。
制御部10は、互いに濃度が異なる4個のトナーパッチP(トナーパッチP1、トナーパッチP2、トナーパッチP3、および、トナーパッチP4)に基づいて、トナー濃度Mと、現像電流Iとの関係を示す近似直線(I=aM+b)の式を算出する。近似直線の傾きaは、実施形態1で先述した(数2)によって決まる。記憶部7は、(数2)を記憶してもよい。
((数2)の分子について)
第2積算出部50は、4個のトナーパッチPについて、それぞれトナー濃度Mと現像電流Iとの第2積を算出する。
具体的には、第2積算出部50は、
第2積=(トナー濃度M1×現像電流I1)
第2積=(トナー濃度M2×現像電流I2)
第2積=(トナー濃度M3×現像電流I3)
第2積=(トナー濃度M4×現像電流I4)
を算出する。
第3積算出部51は、第2積の和を4倍して第3積を算出する。
すなわち、第3積算出部51は、
第3積=4×(第2積の和)
を算出する。
具体的には、第3積算出部51は、
第3積=4×(トナー濃度M1×現像電流I1+トナー濃度M2×現像電流I2+トナー濃度M3×現像電流I3+トナー濃度M4×現像電流I4)
を算出する。
第3和算出部52は、4個のトナーパッチPのトナー濃度Mを加算して第3和を算出する。具体的には、第3和算出部52は、
第3和=(トナー濃度M1+トナー濃度M2+トナー濃度M3+トナー濃度M4)
を算出する。
第4和算出部53は、4個のトナーパッチPの現像電流Iを加算して第4和を算出する。具体的には、第4和算出部53は、
第4和=(現像電流I1+現像電流I2+現像電流I3+現像電流I4)
を算出する。
第4積算出部54は、第3和と第4和との第4積を算出する。すなわち、第4積算出部54は、
第4積=(第3和×第4和)
を算出する。
より具体的には、第4積算出部54は、
第4積=(トナー濃度M1+トナー濃度M2+トナー濃度M3+トナー濃度M4)×(現像電流I1+現像電流I2+現像電流I3+現像電流I4)
を算出する。
第2商算出部58は、第1差分を算出する。
第1差分=(第3積-第4積)
である。
すなわち、
第1差分=4×(トナー濃度M1×現像電流I1+トナー濃度M2×現像電流I2+トナー濃度M3×現像電流I3+トナー濃度M4×現像電流I4)-(トナー濃度M1+トナー濃度M2+トナー濃度M3+トナー濃度M4)×(現像電流I1+現像電流I2+現像電流I3+現像電流I4)
である。
((数2)の分母について)
第5和算出部55は、4個のトナーパッチPのトナー濃度Mの第2平方を加算した第5和を算出する。
具体的には、まず、第5和算出部55は、第2平方を算出する。
第2平方=トナー濃度M12
第2平方=トナー濃度M22
第2平方=トナー濃度M32
第2平方=トナー濃度M42
さらに、第5和算出部55は、第2平方を加算した第5和を算出する。
第5和=(トナー濃度M12+トナー濃度M22+トナー濃度M32+トナー濃度M42
である。
次に、第5積算出部56は、第5積を算出する。
すなわち、第5積算出部56は、
第5積=4×(第5和)
を算出する。
具体的には、第5積算出部56は、
4×(トナー濃度M12+トナー濃度M22+トナー濃度M32+トナー濃度M42
を算出する。
次に、第2平方算出部57は、第3和の第3平方を算出する。すなわち、第2平方算出部57は、
第3平方=(第3和)2
を算出する。
さらに詳しくは、第2平方算出部57は、
第3平方=(トナー濃度M1+トナー濃度M2+トナー濃度M3+トナー濃度M4)2
を算出する。
第2商算出部58は、第2差分を算出する。
すなわち、
第2差分=(第5積-第3平方)
である。
具体的には、
第2差分=4×(トナー濃度M12+トナー濃度M22+トナー濃度M32+トナー濃度M42)-(トナー濃度M1+トナー濃度M2+トナー濃度M3+トナー濃度M4)2
である。
第2商算出部58は、第3積と第4積との第1差分を、第5積と第3平方との第2差分で除した第2商を算出する。
第2商算出部58は、
第2商=(第1差分/第2差分)
を算出する。
具体的には、
第2商=(4×(トナー濃度M1×現像電流I1+トナー濃度M2×現像電流I2+トナー濃度M3×現像電流I3+トナー濃度M4×現像電流I4)-(トナー濃度M1+トナー濃度M2+トナー濃度M3+トナー濃度M4)×(現像電流I1+現像電流I2+現像電流I3+現像電流I4))/(4×(トナー濃度M12+トナー濃度M22+トナー濃度M32+トナー濃度M42)-(トナー濃度M1+トナー濃度M2+トナー濃度M3+トナー濃度M4)2
である。
つまり、第2商は、4個のトナーパッチPのトナー濃度Mと現像電流Iとを、トナー濃度/現像電流平面にプロットした4点の関係を近似する近似直線の傾きaを表わす。
実施形態2によれば、4個のトナーパッチPから、トナー濃度Mに対する現像電流Iの関係を示す近似直線の傾きaを算出することができる。
(実施形態1と実施形態2とを対比した説明)
次に、実施形態1において(数1)を参照する場合と、実施形態2において(数2)を参照する場合とを対比し、それぞれの数式を用いる意義もしくは効果について説明する。
(数1)のデータ数nの場合の制御部10の計算回数Ncal(計算量Ncal(以下、計算回数Ncalと記述する))を算出する。添え字i、jの組み合わせの数は、データ数nから選んだ互いに異なる2個の数字の組み合わせの数である。従って、各項を計算する回数は、(数1)の分母について考えると、総和で(n2-1)回、トナー濃度Mの差分の計算でn2回、さらに、差分の2乗の計算がn2回である。
次に、(数1)の分子について考えると、総和で(n2-1)回、トナー濃度Mは、分母で計算済みなので0回、現像電流Iの差分計算でn2回、トナー濃度Mの差分と現像電流Iとの差分の乗算がn2回となり、分子を分母で除算する回数が1回であるので、合計で(6n2-1)回となる。
Figure 2022084225000005
n2=(n2)/2-n/2)であることが知られているので、(数1)の計算回数Ncalは、(数4)となる。(数4)には、データ数nの2乗の項が含まれている。そのため、データ数nが増加すると、計算回数Ncalは、O(n2)オーダー(2次式)で増加するので、計算回数Ncal(計算時間)が多くなる。
一方、実施形態2で参照した(数2)のデータ数nの場合の制御部10の計算回数Ncalを算出する。各項を計算する回数は、(数2)の分母について考えると、Mの2乗の計算にn回、Mの2乗の総和に(n-1)回、データ数nを乗じるので1回、Mの総和にn回、総和の2乗が1回、減算で1回となる。
(数2)の分子について考えると、MとIの乗算がn回、その総和が(n-1)回、データ数nを乗じるので1回、Mの総和は、分母で求めているので0回、Iの総和が(n-1)回、減算で1回となる。また、分子を分母で除算するので1回である。
Figure 2022084225000006
すなわち、(数2)の計算回数Ncalは、(数5)となる。
(数5)に示すように、(数2)の計算回数Ncalは、O(n)のオーダー(1次式)である。
従って、実施形態1のように(数1)を利用した計算回数Ncalは(数4)であり、実施形態2のように(数2)を利用した計算回数Ncalは(数5)である。データ数nが大きいと、実施形態2の(数2)を利用した計算回数Ncal((数5))は、実施形態1のように(数1)を利用した計算回数Ncal((数4))と比較して大幅に軽減される。データ数nが増える程、その効果は大きくなる。
しかしながら、ここで、n=3の場合において、(数4)と(数5)のそれぞれの計算回数Ncalは、(数4)の計算回数Ncal=17、(数5)の計算回数Ncal=21となる。従って、n=3の場合は、(数1)で計算したほうが、(数2)で計算するよりも、計算回数Ncalは少ない。
一方、n=4の場合において、(数4)と(数5)のそれぞれの計算回数Ncalは、(数4)の計算回数Ncal=35、(数5)の計算回数Ncal=27となる。従って、n=4の場合は、(数2)で計算したほうが、(数1)で計算するよりも、計算回数Ncalは少なくなる。n>5でも同様であり、n>4になり、nの値が大きくなるほど、(数4)と(数5)の計算回数Ncalの差は大きくなる。
さらに、図12を参照して、(実施形態1と実施形態2とを対比した説明)について述べる。図12は、トナーパッチPの数nを横軸にとり、計算回数Ncalを縦軸にとった図である。
先述した通り、(数1)の計算回数Ncalは、(数4)に示すように、O(n2)オーダー(2次式)であるので、図12に示すようなnの2次関数になる。
(数2)の計算回数Ncalは、(数5)に示すように、O(n)オーダー(1次式)であるので、図12に示すようなnの1次関数になる。
(数4)と(数5)とは、n≒3.4のとき交点をもつ。
つまり、n≒3.4を分岐点として、
n=3のとき、
(数4)の計算回数Ncal<(数5)の計算回数Ncal
である。
n≧4のとき、
(数5)の計算回数Ncal<(数4)の計算回数Ncal
である。
従って、実施形態1によれば、トナーパッチPが3個のときは、制御部10(図8)は、(数1)に基づいて、近似直線の傾きaを算出することにより、計算回数Ncalが最も少なくなり、計算量または計算時間を抑えることができる。
さらに、実施形態2によれば、トナーパッチPが4個以上のときは、制御部10は、(数2)に基づいて、近似直線の傾きaを算出することにより、計算回数Ncalが最も少なくなり、計算量または計算時間を抑えることができる。
(実施形態3)
次に、引き続き、図11を参照して、実施形態3に係る画像形成装置100を説明する。
実施形態3に係る画像形成装置100は、第3商算出部60をさらに備える。トナーパッチPの数n≧4において、第3商算出部60は、第4和と第2商のn倍との第3差分を、第3和で除した第3商を算出する。第2商は、n個のトナーパッチPのトナー濃度Mと現像電流Iとに基づいて、トナー濃度/現像電流平面にプロットしたn点の関係を近似する近似直線の現像電流切片bを表わし、第3商は、近似直線の傾きaを表す。
実施形態2では、トナーパッチPのデータ数nがn≧4のとき、制御部10は、一例として、(数2)を用いて傾きaを算出することにより、計算回数Ncalが最も少なくなり、計算時間を抑えることができることを説明した。
Figure 2022084225000007
Figure 2022084225000008
実施形態3は、トナーパッチPのデータ数nがn≧4の場合の他の一例として、制御部10は、(数6)および(数7)を用いて傾きaを算出することにより、計算回数Ncalが少なくなり、計算量または計算時間を抑えることができることを説明する。
図11に示すように、画像形成装置100は、第3商算出部60をさらに備える。
実施形態3に係る第3商算出部60は、実施形態2で算出した第4和、第2商、および、第3和を参照して、n個(n≧4)のトナーパッチPのトナー濃度Mと現像電流Iとを、トナー濃度/現像電流平面にプロットしたn点の関係を近似する近似直線の傾きaを算出することができる。
(数7)に示すように、傾きaの算出には、近似直線の現像電流切片bを用いる。
そのため、まず、第3商算出部60は、実施形態2で算出した第2商を参照して、(数6)を用いて、近似直線の現像電流切片bを算出する。現像電流切片bは、実施形態2で説明した第2商と等しいので、重複する説明を省略する。
第2商は、(数6)に示すように、n個のトナーパッチPのトナー濃度Mと現像電流Iとに基づいて、トナー濃度/現像電流平面にプロットしたn点の関係を近似する近似直線の現像電流切片bを表わす。
次に、第3商算出部60は、第3商を算出する。すなわち、トナーパッチPの数n≧4において、第3商算出部60は、第4和と第2商のn倍との第3差分を、第3和で除した第3商を算出する。第4和は、実施形態2で説明したので、重複する説明を省略する。
第3商算出部60は、第3差分を算出する。
第3差分は、第4和と第2商のn倍との差分である。すなわち、第3商算出部60は、
第3差分=(第4和-n×第2商)
を算出する。
次に、第3商算出部60は、第3差分を第3和で除した第3商を算出する。すなわち、第3商算出部60は、
第3商=(第3差分/第3和)
を算出する。
第3商は、近似直線の傾きaを表す。
次に、第3商算出部60が、(数6)、(数7)を用いて近似直線の傾きaを算出する場合の計算回数Ncalを説明する。
(数6)の計算回数または計算量は、実施形態2で説明したように、(数2)の計算回数または計算量と同じである。つまり、(数6)の計算回数Ncalは、(数5)で示される。
Figure 2022084225000009
(数7)の分子について、(数5)にnを乗じて1回、減算で1回計算する。分母はすでに(数6)で計算されているので0回、分子を分母で除算するのに1回で、合計3回となる。すなわち、(数7)の計算回数Ncalは、(数5)より3回多い(数8)となる。(数8)の計算回数NcalはO(n)オーダー(1次式)となるので、(数5)とほぼ同等である。
n=3のとき、実施形態1の(数4)は、計算回数Ncal=17である。n=3のとき、実施形態3の(数7)は、計算回数Ncal=24である。従って、n=3のとき、制御部10は(数4)を用いて算出したほうが、計算回数Ncalが少なくなる。
n=4のとき、実施形態1の(数4)は、計算回数Ncal=35である。n=4のとき、実施形態3の(数7)は、計算回数Ncal=30である。従って、n=4のとき、制御部10は(数7)を用いて算出したほうが、計算回数Ncalが少なくなる。n>でも同様である。nが4より大きくなるほど、(数7)の計算回数Ncalは、(数4)の計算回数Ncalに比べてさらに小さくなる。
従って、実施形態3によれば、トナーパッチPが3個のときは、制御部10は、(数1)に基づいて、近似直線の傾きaを算出することにより、計算回数Ncalが最も少なくなり、計算時間を抑えることができる。
さらに、実施形態3によれば、トナーパッチPが4個以上のときは、制御部10は、(数6)および(数7)に基づいて、近似直線の傾きaを算出することにより、計算回数Ncalが最も少なくなり、計算時間を抑えることができる。
次に、図13を参照して、実施形態1に係る画像形成装置100による処理を説明する。図13は、実施形態1に係る画像形成装置100による処理を示すフローチャートである。
図13に示すように、フローチャートは、ステップS10からステップS14を含む。具体的には次の通りである。
図13に示すように、ステップS10において、トナー担持体321は、トナーgを担持する。処理は、ステップS11に進む。
ステップS11において、感光体33は、静電潜像をトナー担持体321のトナーgにより現像されたトナーパッチPを担持する。処理は、ステップS12に進む。
ステップS12において、濃度検出部322は、トナーパッチPのトナー濃度Mを検出する。処理は、ステップS13に進む。
ステップS13において、電流検出部323は、トナーパッチPに流れる現像電流Iを検出する。処理は、ステップS14に進む。
ステップ14において、制御部10は、トナーパッチPが3つのときと、トナーパッチPが4つ以上のときとで、異なる数式を用いて、近似直線の傾きaを算出する。そして、処理は終了する。
次に、図14を参照して、実施形態1に係る画像形成装置100によるさらに詳細な処理を説明する。図14は、実施形態1に係る画像形成装置100による処理を示すフローチャートである。
図14に示すように、フローチャートは、ステップS20からステップS26を含む。具体的には次の通りである。
ステップS20において、濃度差算出部40は、3つのトナーパッチPのうち、2つのトナーパッチPの組み合わせについて、それぞれトナー濃度差を算出する。処理は、ステップS21に進む。
ステップS21において、電流差算出部41は、2つのトナーパッチPの組み合わせについて、それぞれ現像電流Iの電流差を算出する。処理は、ステップS22に進む。
ステップS22において、第1積算出部42は、2つのトナーパッチPのトナー濃度差と電流差の組み合わせについて、それぞれトナー濃度差と電流差との第1積を算出する。処理は、ステップS23に進む。
ステップS23において、第1和算出部43は、3つの第1積を加算して第1和を算出する。処理はステップS24に進む。
ステップS24において、第1平方算出部44は、2つのトナーパッチPの組み合わせについて、それぞれトナー濃度差の第1平方を算出する。処理は、ステップS25に進む。
ステップS25において、第2和算出部45は、3つの第1平方を加算して第2和を算出する。処理は、ステップS26に進む。
ステップS26において、第1商算出部46は、第1和を第2和で除した第1商を算出する。そして、処理は終了する。
次に、図15を参照して、実施形態2に係る画像形成装置100による処理を説明する。図15は、実施形態2に係る画像形成装置100による処理を示すフローチャートである。
図15に示すように、フローチャートは、ステップS30からステップS38を含む。具体的には次の通りである。
ステップS30において、第2積算出部50は、n個(n≧4)のトナーパッチPについて、それぞれトナー濃度Mと現像電流Iとの積をn倍した第2積を算出する。処理は、ステップS31に進む。
ステップS31において、第3積算出部51は、第2積の和をn倍して第3積を算出する。処理は、ステップS32に進む。
ステップS32において、第3和算出部52は、n個のトナーパッチPのトナー濃度Mを加算して第3和を算出する。処理は、ステップS33に進む。
ステップS33において、第4和算出部53は、n個のトナーパッチPの現像電流Iを加算して第4和を算出する。処理は、ステップS34に進む。
ステップS34において、第4積算出部54は、第3和と第4和との第4積を算出する。処理は、ステップS35に進む。
ステップS35において、第5和算出部55は、
n個のトナーパッチPのそれぞれのトナー濃度Mの第2平方を加算した第5和を算出する。処理は、ステップS36に進む。
ステップS36において、第5積算出部56は、第5和をn倍した第5積を算出する。処理は、ステップS37に進む。
ステップS37において、第2平方算出部57は、第3和の第3平方を算出する。処理は、ステップS38に進む。
ステップS38において、第2商算出部58は、第2商を算出する。そして、処理は終了する。
次に、図16を参照して、実施形態3に係る画像形成装置100による処理を説明する。図16は、実施形態3に係る画像形成装置100による処理を示すフローチャートである。
図16に示すように、フローチャートは、ステップS40からステップS45を含む。具体的には次の通りである。
ステップS40において、第2商算出部58は、第2積と第3積との第1差分を、第5和と第3平方との第2差分で除した第2商を算出する。処理は、ステップS41に進む。
ステップS41において、第3商算出部60は、第4和と第2商のn倍との第3差分を、第3和で除した第3商を算出する。処理は、ステップS42に進む。
ステップS42において、第4和算出部53は、第4和を算出する。処理は、ステップS43に進む。
ステップS43において、第3商算出部60は、第4和と第2商のn倍との差分である第3差分を算出する。処理は、ステップS44に進む。
ステップS44において、第3和算出部52は、第3和を算出する。処理は、ステップS45に進む。
ステップS45において、第3商算出部60は、第3差分を第3和で除した第3商を算出する。そして、処理は終了する。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、画像形成装置の分野に利用可能である。
100 画像形成装置
3 画像形成部
10 制御部
32 現像部
33 感光体
40 濃度差算出部
41 電流差算出部
42 第1積算出部
43 第1和算出部
44 第1平方算出部
45 第2和算出部
46 第1商算出部
320 電圧印加部
321 トナー担持体
322 濃度検出部
323 電流検出部

Claims (6)

  1. トナーを担持するトナー担持体と、
    静電潜像が前記トナー担持体の前記トナーにより現像されたトナーパッチを担持する感光体と、
    前記トナーパッチのトナー濃度を検出する濃度検出部と、
    前記トナーパッチに流れる現像電流を検出する電流検出部と、
    前記トナー濃度と前記現像電流との関係を近似する近似直線の傾きを算出する制御部と を備え、
    前記トナー担持体は、互いに前記トナー濃度が異なり、互いに前記現像電流が異なる3 つ以上の前記トナーパッチを前記感光体に現像し、
    前記制御部は、前記トナーパッチが3つのときと、前記トナーパッチが4つ以上のときとで、異なる数式を用いて前記傾きを算出する画像形成装置。
  2. 前記トナー担持体は、互いに前記トナー濃度が異なり、互いに前記現像電流が異なる3つの前記トナーパッチを前記感光体に現像し、
    前記制御部は、
    前記3つの前記トナーパッチのうち、2つの前記トナーパッチの組み合わせについて、それぞれトナー濃度差を算出する濃度差算出部と、
    前記2つの前記トナーパッチの組み合わせについて、それぞれ前記現像電流の電流差を算出する電流差算出部と、
    前記2つの前記トナーパッチの前記トナー濃度差と前記電流差の組み合わせについて、それぞれ前記トナー濃度差と前記電流差との第1積を算出する第1積算出部と、
    前記3つの前記第1積を加算して第1和を算出する第1和算出部と、
    前記2つの前記トナーパッチの組み合わせについて、それぞれ前記トナー濃度差の第1平方を算出する第1平方算出部と、
    前記3つの前記第1平方を加算して第2和を算出する第2和算出部と、
    前記第1和を前記第2和で除した第1商を算出する第1商算出部と
    を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1商は、前記3つの前記トナーパッチの前記トナー濃度と前記現像電流とを、トナー濃度/現像電流平面にプロットした3点の関係を近似する前記近似直線の傾きを表わす、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー担持体は、互いに前記トナー濃度が異なり、互いに前記現像電流が異なるn個(n≧4)の前記トナーパッチを前記感光体に現像し、
    前記制御部は、
    前記n個の前記トナーパッチについて、それぞれ前記トナー濃度と前記現像電流との第2積を算出する第2積算出部と、
    前記第2積の和をn倍して第3積を算出する第3積算出部と、
    前記n個の前記トナーパッチの前記トナー濃度を加算して第3和を算出する第3和算出部と、
    前記n個の前記トナーパッチの前記現像電流を加算して第4和を算出する第4和算出部と、
    前記第3和と前記第4和との第4積を算出する第4積算出部と、
    前記n個の前記トナーパッチのそれぞれの前記トナー濃度の第2平方を加算した第5和を算出する第5和算出部と、
    前記第5和をn倍した第5積を算出する第5積算出部と、
    前記第3和の第3平方を算出する第2平方算出部と、
    前記第3積と前記第4積との第1差分を、前記第5積と前記第3平方との第2差分で除した第2商を算出する第2商算出部と
    を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2商は、前記n個の前記トナーパッチの前記トナー濃度と前記現像電流とを、トナー濃度/現像電流平面にプロットしたn点の関係を近似する前記近似直線の傾きを表わす、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記n≧4において、
    前記第4和と前記第2商のn倍との第3差分を、前記第3和で除した第3商を算出する第3商算出部をさらに備え、
    前記第2商は、前記n個の前記トナーパッチの前記トナー濃度と前記現像電流とに基づいて、トナー濃度/現像電流平面にプロットしたn点の関係を近似する前記近似直線の現像電流切片を表わし、
    前記第3商は、前記近似直線の傾きを表す、請求項4に記載の画像形成装置。
JP2020195951A 2020-11-26 2020-11-26 画像形成装置 Pending JP2022084225A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020195951A JP2022084225A (ja) 2020-11-26 2020-11-26 画像形成装置
US17/529,733 US11467523B2 (en) 2020-11-26 2021-11-18 Image forming apparatus that calculates inclination of approximate straight line, approximating relation between toner density and developing current, using different mathematical expressions depending on whether three toner patches or four or more toner patches are provided

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020195951A JP2022084225A (ja) 2020-11-26 2020-11-26 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022084225A true JP2022084225A (ja) 2022-06-07

Family

ID=81658252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020195951A Pending JP2022084225A (ja) 2020-11-26 2020-11-26 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11467523B2 (ja)
JP (1) JP2022084225A (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5157694B2 (ja) 2008-07-09 2013-03-06 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP5864863B2 (ja) * 2010-03-09 2016-02-17 キヤノン株式会社 画像形成装置
US10209658B2 (en) * 2016-08-17 2019-02-19 Konica Minolta, Inc. Image forming system, image forming apparatus, tone correction method, non-transitory recording medium storing computer readable tone correction program, and image density correction method
JP7304678B2 (ja) * 2017-08-10 2023-07-07 株式会社リコー 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20220163914A1 (en) 2022-05-26
US11467523B2 (en) 2022-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5169702B2 (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
US9678463B2 (en) Image forming apparatus that adjusts maximum density
JP2022084225A (ja) 画像形成装置
JP3136826B2 (ja) 画像形成装置
US11480890B2 (en) Image forming apparatus and image forming system capable of calculating actual development current using blank portion current and measuring development current
US10416587B2 (en) Auxiliary charging device for an image forming apparatus
JP2020134775A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP4280588B2 (ja) 画像形成装置
US20240103418A1 (en) Image forming apparatus, fog margin determination method and non-transitory computer-readable recording medium encoded with fog margin determination program
JP4520181B2 (ja) 画像形成装置
JP7342608B2 (ja) トナー残量検出装置、画像形成装置及びトナー残量検出方法
JP5424912B2 (ja) 画像形成装置
JP2004226627A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2022181409A (ja) 画像形成装置
JP2006243357A (ja) 画像形成装置
JP6521178B2 (ja) 画像形成装置
JP2003241515A (ja) 画像形成装置
JP4991268B2 (ja) 画像形成装置
JP6907815B2 (ja) 画像形成装置
JP2022130990A (ja) 電流検出装置、画像形成装置、及びデータ補正方法
JP2021096403A (ja) 画像形成装置およびプログラム
JP2016085411A (ja) 画像形成装置
JP2023066686A (ja) 画像形成装置、電気抵抗値取得方法
JP2023066683A (ja) 画像形成装置、電気抵抗値取得方法
JP6241391B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240510