JP2022083580A - 運搬用車両荷台からの墜落防止装置及び同装置用のスタンション - Google Patents
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Abstract
【課題】 荷締め或いは荷ほどき等の作業を行う作業員の安全性を向上できる、運搬用車両荷台からの墜落防止装置を提供する。【解決手段】 本墜落防止装置は、荷台30の縁部31に開設される挿入孔32に挿入されて、荷台30から上向きに起立するスタンション20と、スタンション20に設けられるリング24に挿通されることにより横架される親綱41と、親綱に張力を付与する緊張器42と、作業員5に連結されると共に、親綱に係止される安全帯4とを備え、スタンション20は、挿入孔32に挿入される挿入部21aと、挿入部21aから荷台30の外側に向けて水平に延びる水平部21bと、リング24が取り付けられ水平部21bから垂直に起立する柱部22a、21cとを有する。【選択図】 図8
Description
本発明は、運搬用車両荷台からの墜落防止装置及び同装置用のスタンションに関する。
運搬用車両(トラック、トレーラ等)の荷台上で作業を行う場合には、作業員の安全を確保すべく、安全帯を架けて作業をする墜落防止装置を設置すべきである。
労働安全衛生規則第518条~第521条は、高さ2メートル以上の箇所で作業を行う場合、労働者に安全帯を使用させる等の墜落防止設備を講じることを義務づけている。
当該荷台は、通常、地面から2メートル以内の高さにあるが、さらに作業者は、トラックの荷台よりも高い荷物の上に立って作業を行うことが多い。つまり、当該荷台において、作業者が荷積み或いは荷ほどき等の作業を行う場合には、安全帯等の墜落防止設備が必要となることがほとんどである。
安全帯を使用するには、安全帯を係止するための親綱を張る必要があり、更には、親綱を横架するには、荷台から上向きに複数のスタンションを起立させる必要がある。
一方、道路交通法施工令第22条には、次のような規定がある。
「三 積載物の長さ、幅又は高さは、それぞれ次に掲げる長さ、幅又は高さを超えないこと。
イ 長さ 自動車の長さにその長さの十分の一の長さを加えたもの(大型自動二輪車及び普通自動二輪車にあつては、その乗車装置又は積載装置の長さに〇・三メートルを加えたもの)
ロ 幅 自動車の幅(大型自動二輪車及び普通自動二輪車にあつては、その乗車装置又は積載装置の幅に〇・三メートルを加えたもの)
ハ 高さ 三・八メートル(大型自動二輪車、普通自動二輪車及び小型特殊自動車にあつては二メートル、三輪の普通自動車並びにその他の普通自動車で車体及び原動機の大きさを基準として内閣府令で定めるものにあつては二・五メートル、その他の自動車で公安委員会が道路又は交通の状況により支障がないと認めて定めるものにあつては三・八メートル以上四・一メートルを超えない範囲内において公安委員会が定める高さ)からその自動車の積載をする場所の高さを減じたもの」要するに、荷台から外側にはみ出す幅には、厳しい制限が設定されている。
「三 積載物の長さ、幅又は高さは、それぞれ次に掲げる長さ、幅又は高さを超えないこと。
イ 長さ 自動車の長さにその長さの十分の一の長さを加えたもの(大型自動二輪車及び普通自動二輪車にあつては、その乗車装置又は積載装置の長さに〇・三メートルを加えたもの)
ロ 幅 自動車の幅(大型自動二輪車及び普通自動二輪車にあつては、その乗車装置又は積載装置の幅に〇・三メートルを加えたもの)
ハ 高さ 三・八メートル(大型自動二輪車、普通自動二輪車及び小型特殊自動車にあつては二メートル、三輪の普通自動車並びにその他の普通自動車で車体及び原動機の大きさを基準として内閣府令で定めるものにあつては二・五メートル、その他の自動車で公安委員会が道路又は交通の状況により支障がないと認めて定めるものにあつては三・八メートル以上四・一メートルを超えない範囲内において公安委員会が定める高さ)からその自動車の積載をする場所の高さを減じたもの」要するに、荷台から外側にはみ出す幅には、厳しい制限が設定されている。
通常のスタンションは、走行中も荷台から上向きに起立させた状態を維持することを前提とするため、例えば、特許文献1(特開平9-175263号公報、特に図2参照。)に記載されているように、荷台の縁部内側に複数の挿通孔が所定間隔で開設し、これらの挿通孔に、ストレートに形成されるスタンションの、下端部(基端部)が挿通されることになる。
その結果、スタンションは、荷台の縁部よりも内側に位置し、スタンションに墜落防止用の親綱を張ると、当然、親綱も荷台の縁部よりも内側に位置することになる。
以下、図9~図10を参照しながら、従来技術の問題点を述べる。図9は、従来の墜落防止装置の背面図(正常時)、図10は、従来の墜落防止装置の背面図(墜落時)である。
荷締め或いは荷ほどき等の作業は、地面G上を走行する運搬用車両が停止した状態で行われる。従って、地面Gに接する車輪2及び荷台1及びそれらの付着物も同様に停止している。
図9に示すように正常時には、荷台1の側縁よりもやや内側に、複数のスタンション3が立てられ、各スタンション3に設けられたリング3aには、親綱(図示せず)が挿通され、且つ横架される。
荷台1に載置される、荷物6、7は、任意であり、例えば、柱、H鋼、丸太等種々考えられる。
作業員5には、その安全を確保するため、安全帯4の一端が連結され、他端は、横架された親綱に係止される。
この状態で、はしご、脚立などの部材を用いて、作業員5は、荷物6、7の上に到達し、ワイヤ、チェーン、ロープ、帯等及びこれらに張力を付与するための、ラチェット、ホイスト等の締結具8を操作して、荷締め或いは荷ほどき等の作業を行う。このような作業は、必然的に高所で行われることになる。
安全裏に作業が終了する場合は良いが、雨天時等荷物6、7が滑りやすい状態にあることもあるし、そもそもこのような作業を行う際には、荷物6、7自体の姿勢が不安定になりやすい。
そうして、図10に示すように、作業員5が足を滑らせる等の状態となって、墜落すると、作業員5は、重力の作用により、ほぼ真下に落下することとなる。いくら安全帯5を装着し、安全帯5が親綱に接続されているとしても、作業員5の体重が作用すると、親綱は少なからず下向きにたわむことになり、作業員5は、親綱がほぼ水平となっている状態よりも、より下方に落下する。
しかも、上述したように、親綱は車幅Hよりもやや内側に位置することから、作業員5の体が荷台1に激突する可能性が高い。頭部や腰等、作業員5の重要な箇所が荷台1に激突すると、重大な損傷、場合によっては死亡事故につながることも十分あり得る。このように、従来技術では、作業員の安全性確保に重大な欠陥があった。
特開平9-175263号公報
特許第6688414号公報
登録実用新案第3192891号公報
そこで本発明は、荷締め或いは荷ほどき等の作業を行う作業員の安全性を向上できる、運搬用車両荷台からの墜落防止装置及びその関連技術を提供することを目的とする。
第1の発明に係る運搬用車両の荷台に設けられる墜落防止装置は、荷台の縁部に開設される複数の挿入孔に挿入されて、荷台から上向きに起立する複数のスタンションと、複数のスタンションにそれぞれ設けられる複数のリングに挿通されることにより横架される親綱と、親綱に張力を付与する緊張器と、作業員に連結されると共に、親綱に係止される安全帯とを備え、複数のスタンションのそれぞれは、複数の挿入孔に挿入される挿入部と、挿入部から、荷台の外側に向けて水平に延びる水平部と、複数のリングが取り付けられ、且つ、水平部から垂直に起立する柱部とを有する。
この構成において、スタンションが、複数の挿入孔に挿入される挿入部と、挿入部から、荷台の外側に向けて水平に延びる水平部と、複数のリングが取り付けられ、且つ、水平部から垂直に起立する柱部とを有するため、柱部は、水平部の長さ分だけ、荷台の外側に張り出すことができる。これにより、親綱も同様に、荷台の外側に位置することとなる。なお、このようにしても、運搬用車両は停止しているため、道路交通法上問題とはならない。
したがって、安全裏に作業が終了せず、作業員が墜落してしまったとしても、作業員の体は、荷台の外側に落下することとなる。言い換えれば、作業員の体の逃げしろが確保されることになる。これにより、作業員の頭部、胴部、腰等重要な箇所が荷台に触れない状態を作り出すことができる。つまり、仮に作業員が損傷を受けたとしてもより軽い程度に納めることが可能であり、その結果、作業の安全性が向上することとなる。
第2の発明に係る運搬用車両の荷台に設けられる墜落防止装置は、第1の発明に加え、柱部は、水平部に接続される下側柱部と、下側柱部の頂部に設けられるジョイントと、ジョイントに下部が連結される上側柱部とを有する。
この構成により、柱部を上側柱部と、下側柱部とに分離することが可能となり、スタンションの取り扱いをより容易にすることができる。
第2の発明に係る運搬用車両の荷台に設けられる墜落防止装置は、第1の発明に加え、下側柱部を補強する補強材を更に備える。
この構成により、補強材を追加することにより、全体の剛性が高まる。つまり、柱部をより細く軽量化しても、支障なく使用できる。これにより、スタンションの取り扱いをより容易にすることができる。
本発明によれば、親綱の位置を荷台の真上から外側に遠ざけて逃げしろを確保することができ、万一、作業員が墜落し、作業員が損傷を受けたとしてもより軽い程度に納めることが可能であり、その結果、作業の安全性が向上することとなる。
(実施の形態1)
以下図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態1におけるスタンションの正面図、図2は、本発明の実施の形態1におけるスタンションの左側面図、図5は、本発明の実施の形態1における荷台の平面図である。
以下図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態1におけるスタンションの正面図、図2は、本発明の実施の形態1におけるスタンションの左側面図、図5は、本発明の実施の形態1における荷台の平面図である。
図1に示すように、実施の形態1におけるスタンションは、大きく分けて次の3つの部分を有する。
これら3つの部分は、下側部材21と、上側部材22と、下側部材21に形成され、下側部材21と上側部材22とを着脱可能に連結するジョイント23とからなる。
図5に示すように、荷台30の車幅Hと直交する側縁31のやや内側には、複数の挿入孔32が開設されている。挿入孔32の配置は、通常、荷台30を製造業者に発注する際に運搬用車両の使用者が示す意向により決定される。この決定は、使用者が運搬する荷物6、7の性質を考慮して行われる。図5の例では、両側の側縁31に、7個ずつ挿入孔32が開設されているが、個数は任意に変更できる。
また、全ての挿入孔32にスタンション20が挿入されるとは限らず、一部の挿入孔32のみが使用される場合であっても、本発明の保護範囲に属する点が理解されねばならない。
さて、下側部材21は、次の要素を有する。即ち、図1、図2に示すように、挿入部21aは、挿入孔32の形状に合わせて形成され、下側部材21の下端に配設される垂直な部分である。水平部21bは、上述した逃げしろを確保する部分であって、挿入部21aから水平に延びる部分である。下部柱21cは、水平部21bの端部から垂直に起立する部分である。また、下部柱21cの上端には、ジョイント23が取り付けられる。
一方、上側部材22は、下端部がジョイント23に着脱可能に連結される上部柱22aを有する。
また、上部柱22a及び下部柱21cの所定の高さには、中央に透孔24aが開けられたリング24が配置される。リング24の個数及び位置は、任意であるが、運搬する荷物6、7の高さや荷姿等を考慮して決定される。
図6は、本発明の実施の形態1におけるスタンションの取り付け要領説明図である。スタンション20の下側部材21の挿入部21aを挿入孔32に取り付ける際には、水平部21bの向きに留意する必要がある。即ち、水平部21bが挿入部21aから、荷台30の外側に向けて水平に延びる向きに取り付ける。これにより、図6に明示されているように、荷台30の車幅Hよりも下部柱21c及び上部柱22aが外側に張り出し、リング24の透孔24a(即ち、親綱41、図7(a)参照。)の位置も、車幅Hの外側へ張り出す。これにより、上述した逃げしろが確保される。水平部21bの長さは、挿入孔32の位置や経験値等を考慮して逃げしろが十分であるように設計的に決定すればよい。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態1におけるスタンションの左側面図、図4は、本発明の実施の形態2におけるスタンションの正面図である。
図3は、本発明の実施の形態1におけるスタンションの左側面図、図4は、本発明の実施の形態2におけるスタンションの正面図である。
以下、実施の形態1と同様な点については、同一符号を付すことにより、重複する説明を回避する。実施の形態2では、実施の形態1に比べ、下部柱21c及び上部柱22aを細く形成し、軽量化を図っている。一方、不足するおそれがある剛性については、下部柱21cに補強材27を追加して対応している。その余の点は、基本的に実施の形態1と同様である。
(動作)
動作は、実施の形態1、2で、ほぼ同じであるため、実施の形態1により説明する。ここで、図7(a)は、本発明の実施の形態1における墜落防止装置の側面図(正常時)、図7(b)は、同墜落防止装置の背面図(正常時)、図8(a)は、同墜落防止装置の側面図(墜落時)、図8(b)は、同墜落防止装置の背面図(墜落時)である。
動作は、実施の形態1、2で、ほぼ同じであるため、実施の形態1により説明する。ここで、図7(a)は、本発明の実施の形態1における墜落防止装置の側面図(正常時)、図7(b)は、同墜落防止装置の背面図(正常時)、図8(a)は、同墜落防止装置の側面図(墜落時)、図8(b)は、同墜落防止装置の背面図(墜落時)である。
図7、図8では、運搬用車両が、トラクタ(駆動部)40と、荷台30とからなる場合を示しているが、本発明は、荷台と駆動部とが一体化されているトラックにも同様に適用でき、トラックについても発明の保護範囲に属する点が理解されねばならない。
上述したように荷台30の挿入孔32に、スタンション20の挿入部21aが挿入される(向きについては、図6参照。)ことにより、複数のスタンション20が荷台30から上向きに起立する。図7、図8の例では、片側の側縁毎に3本のスタンション20が起立しているが、この本数や位置は種々変更して差し支えない。
各スタンション20のリング24の中央にある透孔24aに親綱41が挿通されて横架される。図7、図8の例では、片側の側縁毎に3本の親綱41が横架されているが、この本数や位置は種々変更して差し支えない。また、親綱41のそれぞれには、緊張器42を用いて張力が付与される。
さて、以上の準備ができたら、作業員5は、はしご等を用いて荷物6、7の上まで上り、自身に接続されている安全帯4の他端を親綱41に係止する。その上で、図7(b)に示すように、作業員5は、荷締め或いは荷ほどき等の作業を行う。ここで、図7(b)と図9とを比較すると、本形態では、スタンション20の位置がより外側になっており、逃げしろが確保されている点が理解されよう。
ここで、作業員5が足を滑らせ墜落してしまった場合を説明する。こうなると、作業員5の体重が、安全帯4を介して親綱41に作用する。その結果、図8(a)に示すように、親綱41は、少なからず下向きにたわみ、作業員5は、親綱41がほぼ水平となっている状態(図7(a)参照。)よりも、より下方に落下する。
しかしながら、図8(b)に示すように、上述した逃げしろが確保されているため、作業員5の体は、荷台30の外側に垂れ下がる結果となる。これにより、作業員5の頭部、胴部あるいは腰等が荷台30に激突する可能性が低減される。言い換えれば、作業員5の損傷程度が緩和され、その結果、作業員5の安全性が向上することになる。この点は、図10と図8(a)とを比較することにより、より明らかとなろう。なお、運搬用車両が走行する場合には、スタンション20を取り外す、或いは向きを90度又は180度換えて挿入し直す、更には、別途用意したストレートのスタンションと交換するのいずれによっても差し支えない。
1、30 荷台
2 車輪
3、20 スタンション
3a リング
4 安全帯
5 作業員
6、7 荷物
8 締結具
21 下側部材
21a 挿入部
21b 水平部
21c 下部柱
22 上側部材
22a 上部柱
23 ジョイント
27 補強材
31 側縁
32 挿入孔
40 トラクタ
41 親綱
42 緊張器
G 地面
H 車幅
2 車輪
3、20 スタンション
3a リング
4 安全帯
5 作業員
6、7 荷物
8 締結具
21 下側部材
21a 挿入部
21b 水平部
21c 下部柱
22 上側部材
22a 上部柱
23 ジョイント
27 補強材
31 側縁
32 挿入孔
40 トラクタ
41 親綱
42 緊張器
G 地面
H 車幅
Claims (4)
- 運搬用車両の荷台に設けられる墜落防止装置であって、
前記荷台の縁部に開設される複数の挿入孔に挿入されて、前記荷台から上向きに起立する複数のスタンションと、
前記複数のスタンションにそれぞれ設けられる複数のリングに挿通されることにより横架される親綱と、
前記親綱に張力を付与する緊張器と、
作業員に連結されると共に、前記親綱に係止される安全帯とを備え、
前記複数のスタンションのそれぞれは、
前記複数の挿入孔に挿入される挿入部と、
前記挿入部から、前記荷台の外側に向けて水平に延びる水平部と、
前記複数のリングが取り付けられ、且つ、前記水平部から垂直に起立する柱部とを有することを特徴とする、運搬用車両荷台からの墜落防止装置。 - 前記柱部は、前記水平部に接続される下側柱部と、前記下側柱部の頂部に設けられるジョイントと、前記ジョイントに下部が連結される上側柱部とを有する請求項1記載の運搬用車両荷台からの墜落防止装置。
- 前記下側柱部を補強する補強材を更に備える請求項2記載の運搬用車両荷台からの墜落防止装置。
- 運搬用車両の荷台に開設される挿入孔に挿入される挿入部と、
前記挿入部から、前記荷台の外側に向けて水平に延びる水平部と、
前記複数のリングが取り付けられ、且つ、前記水平部から垂直に起立する柱部とを有することを特徴とする、スタンション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020194980A JP2022083580A (ja) | 2020-11-25 | 2020-11-25 | 運搬用車両荷台からの墜落防止装置及び同装置用のスタンション |
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JP2020194980A Pending JP2022083580A (ja) | 2020-11-25 | 2020-11-25 | 運搬用車両荷台からの墜落防止装置及び同装置用のスタンション |
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2020
- 2020-11-25 JP JP2020194980A patent/JP2022083580A/ja active Pending
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