JP2022083140A - 表示モニタ付きカメラ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示モニタをカメラ本体から独立して回動移動させることができる表示モニタ付きカメラ装置において、表示モニタを前方側を向くように回動移動させて、自撮り撮影を行う際に、無駄な電力消費を抑えて、長時間の撮影を可能にする表示モニタ付きカメラ装置を提供する。【解決手段】S8で、離間センサが開である場合(YES)には、S10に移行する。S10では、液晶表示モニタの液晶パネルに、被写体が画像反転して表示されて(ミラー表示)、電子ファインダー17では、被写体の表示が行われない。【選択図】図13
Description
本発明は、例えば、カメラ本体に表示モニタを備えた表示モニタ付きカメラ装置に関するものである。
従来より、カメラ本体に表示モニタを設けて、その表示モニタにカメラ本体のファインダーと同じ被写体等を表示して、被写体等の状態や撮影画角などを確認できる表示モニタ付きカメラ装置が知られている。そして、こうした表示モニタ付きカメラ装置では、撮影者の様々な撮影体勢に対応させるため、表示モニタをカメラ本体から独立して回動移動させるものも存在する。
そして、例えば、下記特許文献1では、撮影者が素早く撮影体勢に入れるように、表示モニタをチルト方向に回動させることができる軸を三軸設けて、表示モニタをチルト方向だけで回動移動させる表示モニタ付きカメラ装置が提案されている。
また、下記特許文献2では、表示モニタをカメラ本体の上方で前方側を向くように回動移動させて、自撮りができるミラーモード撮影機能を備えたカメラ装置が提案されている。そして、この特許文献2の段落[0049]には、ファインダー近傍に設置されて、ファインダーを覗く撮影者を検知する近接センサ(アイセンサ・切替センサ)によって、表示モニタのヒンジフレームを検出すると、表示モニタの表示を消すことなく、被写体をミラー画像として表示することが記載されている。
ところで、近年はSNS等の発達により、カメラ装置を使って自撮りの動画撮影を行うことが多くなっている。このとき、最も大事になるのが、カメラ装置のバッテリー電源の電力消費を少なくして、撮影時間をできるだけ長くすることである。
この問題に対して、前述の特許文献1に記載されたカメラ装置では、図24に示されたフローチャートによると、表示モニタがロック状態にない場合、すなわち、表示モニタを開いて回動移動させた場合において、近接センサ(アイセンサ・切替センサ)で撮影者を検出する、すなわち、近接センサがONの場合には、表示モニタとファインダーの双方で被写体等を表示するようになっている。これは、自撮り撮影を行う場合に、撮影者がファインダーでも表示モニタでも、被写体等を確認できるように、双方で表示を行っているのである。
しかし、表示モニタとファインダーの双方で表示が行われると、自撮りの撮影等の期間に、撮影者が見ていないにも関わらす、ファインダーでも常時表示が行われて、バッテリー電源の電力消費が無駄になされることになり、撮影時間が短くなってしまうというおそれがあった。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は、表示モニタをカメラ本体から独立して回動移動させることができる表示モニタ付きカメラ装置において、表示モニタを前方側を向くように回動移動させて、自撮り撮影を行う際に、無駄な電力消費を抑えて、長時間の撮影を可能にする表示モニタ付きカメラ装置を提供することにある。
その目的を達成するために、この発明では、カメラ本体に対して回動機構を介してチルト方向に回動する表示モニタを備えた表示モニタ付きカメラ装置であって、カメラ本体のファインダーの隣接位置に近接センサを設けるとともに、表示モニタがカメラ本体から離れたことを検出する離間センサを設けて、この離間センサがカメラ本体から表示モニタが離れたことを検出して、近接センサが近接物を検出した際には、表示モニタのみに被写体表示を行わせて、ファインダーには被写体表示を行わないように制御されている。
これにより、表示モニタには被写体表示がされるものの、ファインダーには何も表示されないため、ファインダーの表示によって消費される電力を抑制することができる。このため、バッテリー電源の電力消費を抑えることができ、長時間の撮影を可能にできる。
具体的に、第1の発明では、ファインダーを備えたカメラ本体に対して、回動機構を介して回動移動する表示モニタを備えた表示モニタ付きカメラ装置において、前記ファインダーの隣接位置に、近接物が近接したことを検出する近接センサを設けて、前記カメラ本体に、前記表示モニタが前記カメラ本体から離間したことを検出する離間センサを設けて、前記離間センサが、前記表示モニタがカメラ本体から離間したことを検出して、前記近接センサが近接物を検出した際には、前記表示モニタには被写体の表示を行わせて、前記ファインダーには被写体の表示を行わないように制御する表示制御手段と、を備えることを特徴とするものである。
この構成によれば、表示制御手段によって、離間センサが、表示モニタをカメラ本体から離間したことを検出して、近接センサが、近接物を検出した際には、表示モニタには被写体の表示が行われるものの、ファインダーでは被写体の表示が行われないことになる。すなわち、近接センサが近接物を検出しても、ファインダーには何も表示されず、ファインダーの表示による電力消費が抑制されるのである。
このため、自撮りの撮影等では、ファインダー表示が行われないために、バッテリー電源の電力消費を抑えることができる。
なお、回動機構については、表示モニタがカメラ本体に一体的になった状態(格納状態)から離間して、カメラ本体の前方側に向くように回動移動するものであれば、特に本数やリンク形状等については限定しない。
また、近接センサについては、ファインダー近傍に設けられて、物体が近接している状態を検出するものであれば、どのような種類のセンサであってもよい。
第2の発明では、前記離間センサが、前記表示モニタがカメラ本体から離間したことを検出して、前記近接センサが近接物を検出した際には、前記表示モニタの被写体の画像を左右反転して表示するように制御する反転表示制御手段を備えたことを特徴とするものである。
この構成によれば、反転表示制御手段によって、離間センサが、表示モニタがカメラ本体から離間したことを検出し、近接センサが近接物を検出した際には、表示モニタの被写体の画像が左右反転して表示されることになる。
このため、近接センサは、表示モニタのミラー表示の切り替えセンサとしても機能することになり、近接センサに、ファインダー表示のセンサ、ファインダー非表示のセンサ、さらに、表示モニタのミラー表示切替センサの少なくとも3つのセンサの役割を持たせることができる。
よって、センサの数を少なくすることができ、センサで消費される消費電力も削減することができ、同等の機能を有するカメラ装置と比較して、よりバッテリー電源の消費電力が少ないカメラ装置とすることができる。
第3の発明では、前記回動機構に、所定の幅を有する目隠しプレートを設けて、前記近接センサは、該目隠しプレートを前記近接物として検出することを特徴とするものである。
この構成によれば、回動機構に所定の幅を有する目隠しプレートを設けて、近接センサでこの目隠しプレートを近接物として検出することで、回動機構の回動移動の量や回動角度が多少変動したとしても、目隠しプレートで近接センサを覆うことができるため、近接センサを確実に反応させることできる。
このため、近接センサを、長期間に亘って確実に反応させることができ、仮に自撮り撮影中に回動機構が多少動いたとしても、確実にファインダーの表示は行われないため、確実にバッテリー電源の電力消費を抑えることができる。
よって、より確実に、自撮りの撮影を行う際の無駄な電力消費を抑えて、長時間撮影を行うことができる。
第4の発明では、前記回動機構が、カメラ本体に対して水平方向に延びる3つのチルト軸で回動自在となる三軸チルト機構であることを特徴とするものである。
この構成によれば、回動機構が3つのチルト軸で回動自在になる三軸チルト機構であることで、表示モニタを、チルト方向に安定して回動移動させて、カメラ本体に対してチルト方向で上方側、下方側、前方側と自由に向きを変えることができる。
このため、自撮り撮影の際には、確実に表示モニタをカメラ上方で前方側向きに位置させることで、確実に近接センサに反応させつつも、自撮り撮影ではない、ローアングル、ハイアングル等の撮影姿勢では、表示モニタを撮影者の所望の向きに動かすことができる。
よって、自撮り撮影時の電力消費を抑えつつも、様々な撮影シーンに対して表示モニタを対応させることができる。
以上、説明したように、本発明によれば、自撮りの撮影等では、ファインダー表示が行われないために、バッテリー電源の電力消費を抑えることができる。
よって、表示モニタをカメラ本体から独立して回動移動等させることができる表示モニタ付きカメラ装置において、表示モニタを前方側を向くように回動移動させて、自撮り撮影を行う際に、無駄な電力消費を抑えて、長時間の撮影を可能にする表示モニタ付きカメラ装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
まず、図1から図3を使って、本実施形態1の表示モニタ付きカメラ装置Mの構成要素について説明する。
まず、図1から図3を使って、本実施形態1の表示モニタ付きカメラ装置Mの構成要素について説明する。
本実施形態の表示モニタ付きカメラ装置Mは、横長矩形形状の筐体のカメラ本体1と、カメラ本体1の前面中央に着脱自在に取り付けられる仮想線で示す円柱状のカメラレンズ2と、カメラ本体1の後面にチルト方向に回動移動可能に設置された表示モニタとしての液晶表示モニタ3とを備えている。
前述のカメラ本体1は、上面の右側に、各種撮影モード等の設定を切り換える設定切替ノブ11と電源の入り切りを行う電源ノブ12とを備えて、その2つのノブ11,12の間には、撮影スタートやオフを操作する操作スイッチ(シャッタースイッチボタン)13を設けている。また、カメラ本体1の上面中央には、ストロボや高感度マイク等を設置するための取付シュー14を設けている。
また、前述のカメラ本体1は、前面の中央に、円形のレンズマウント15を設けており、図示しないもののそのレンズマウント15中央には、光学レンズからの光(被写体像)を通過させるため開口を設けている。なお、レンズマウント15の側方には、カメラレンズ2を着脱する際の着脱ノブ16を設けている。
さらに、前述のカメラ本体1は、後面の上部左側に、撮影者が撮影画角や被写体の状態を確認するための電子ファインダー17を設けている。
この電子ファインダー17は、撮影者が覗き込んだときに、被写体画像が表示されるように構成されている。
この電子ファインダー17の撮影者の覗き込みは、この電子ファインダー17に隣接する右側位置に設けた近接センサ18で検出するように構成している。この近接センサ18は、図示しない発光部で赤外線を照射して、この赤外線が反射した反射光を図示しない受光部で受光することで、撮影者の覗き込み(近接)を検出するように構成されている。
電子ファインダー17に隣接する左側位置には、視度調整ダイヤル19を設けている。この視度調整ダイヤル19で、電子ファインダー17のピント位置を撮影者の視力に合わせたものにすることができる。
前述のカメラレンズ2は、内部に図示しない光学レンズを備えて、カメラ装置Mの前方に位置する被写体の光をカメラ本体1内に取り込んで、図示しない撮像素子に導光するように構成している。このカメラレンズ2は、被写体や撮影環境に応じて交換するように構成されている。
前述の液晶表示モニタ3は、横長の矩形平板状の筐体で構成されて、一面に液晶パネル31が設けられている。この液晶表示モニタ3の液晶パネル31には、前述の電子ファインダー17と同様に、撮影者が撮影画角や被写体の状態を確認できるように被写体画像が表示される。また、操作モード等を切り換える操作面画像等も表示される。
この液晶表示モニタ3は、格納時(図2の状態)には、カメラ本体1の後面に設けた収容凹部20内に格納されて、カメラ本体1と一体的になるように構成されている。そして、自撮り撮影時(図3の状態)には、カメラ本体1の上方で液晶パネル31が前方側を向くように構成されている。
このように液晶表示モニタ3の位置を変化させることができるのは、液晶表示モニタ3が、回動機構である三軸チルト機構4を介してカメラ本体1に取り付けられているからである。
次に、この三軸チルト機構4の構造を説明する。
この三軸チルト機構4は、液晶表示モニタ3の背面(液晶パネル31の反対側面)の左右位置に設けられた左右一対の第一軸支部41,41と、その第一軸支部41,41を介して回動自在になった左右一対の第一アーム42,42と、その第一アーム42,42の他端に設けられた左右一対の第二軸支部43,43と、その第二軸支部43,43を介して回動自在になった左右一対の第二アーム44,44と、その第二アーム44,44の他端に設けられ、カメラ本体1の収納凹部内20の左右位置に設けられた左右一対の第三軸支部45,45と、で構成されている。
そして、左右一対の第一軸支部41,41と第二軸支部43,43と第三軸支部45,45とが、全てカメラ本体1に対して水平方向で平行に延びる回転軸、すなわち、液晶表示モニタ3の傾きを変えることができるチルト軸として機能するため、この3つの軸で三軸チルト機構4のチルト軸を構成しているのである。
なお、具体的に、第一軸支部41,41は、液晶表示モニタ3の背面32の上部(格納時の上部)に設けられており、第三軸支部45,45は、カメラ本体1の収納凹部20の中央部に設けられている。そして、第一アーム42,42は第二アーム44,44よりも長いアーム長を有するように設定されている。このように、各軸支部と各アームを設定することで、後述するように、三軸チルト機構4が、所定の軌跡をもって回動移動するようになっている。
また、左右一対の第一アーム42,42の間には、所定幅を有する第一連結プレート46を設けている。この第一連結プレート46で左右の第一アーム42,42を繋ぐことで、第一アーム42,42の剛性を高めている。さらに、左右一対の第二アーム44,44の間にも、所定幅を有する第二連結プレート47を設けている。この第二連結プレート47も左右の第二アーム44,44を繋ぐことで、第二アーム44,44の剛性を高めている。
そして、この第一連結プレート46と第二連結プレート47は、液晶表示モニタ3を格納した状態で、両連結プレート46,47が重ならないように、第一連結プレート46が上側に、第二連結プレート47が下側にそれぞれ位置するように設けられている。
そして、第一連結プレート46と第二連結プレート47の中央位置には、液晶表示モニタ3とカメラ本体1とを電気的に繋ぐフレキシブル基板5を固定する固定部51,52を設けている。このように、フレキシブル基板5を、第一連結プレート46の中央と、第二連結プレート47の中央に固定することで、フレキシブル基板5の弾性力が、左右のアームの回動にアンバランスな影響を与えることを無くして、三軸チルト機構4がスムーズに回動移動できるようにしている。
また、カメラ本体1の収納凹部20の左側下部の筐体内部には、破線で示すように、磁気で反応する離間センサ6を設けている。そして、その離間センサ6に対向するように、液晶表示モニタ3の左側下部(格納時の下部)のモニタ内部には、破線で示すように、マグネット7を設けている。この離間センサ6とマグネット7により、液晶表示モニタ3がカメラ本体1の収納凹部20内に格納されているか否かを検出するようにしている。
次に、図4と図5により、本実施形態1のカメラ装置Mの自撮り撮影時の状態について説明する。これらの図に示すように、表示モニタ付きカメラ装置Mで、自撮り撮影時には、液晶表示モニタ3を、カメラ本体1の上方位置で、液晶パネル31が前向きとなるように回転移動している。すなわち、カメラ本体1の円形のレンズマウント15と同じ向きに液晶パネル31が向くように、液晶表示モニタ3を位置させているのである。
このように、液晶表示モニタ3を位置させることで、撮影者が自撮り撮影状態で撮影する際に、撮影者自身を液晶表示モニタ3の液晶パネル31で確認することができる。特に、図5に示すように、液晶表示モニタ3の下端を、カメラ本体1の上端近傍に位置させるため、撮影者は、液晶パネル31で表示される被写体全体を確認できる。
また、このように液晶表示モニタ3を位置させることで、電子ファインダー17に隣接する近接センサ18の検知範囲Z(図示したハッチング範囲)に、第一連結プレート46が位置することになる。このため、近接センサ18は、第一連結プレート46を検知することで、後述するように、液晶表示モニタ31の画像を上下反転させると共に左右反転させてミラー表示させる、自撮り撮影を検出するセンサとしても機能することになる。
次に、図6で、本実施形態の表示モニタ付きカメラ装置Mの制御ブロックについて説明する。
まず、カメラレンズの光学レンズ21を介して取り込まれた被写体の光は、カメラ本体1に設けられた撮像素子101に取り込まれる。その撮像素子101で取り込まれた被写体の光は、画像データに変換されて、カメラ本体1に設けられた制御ユニット102に入力される。
カメラ本体1には、その他の入力手段として、外部の音声を取り込み音声データに変換するマイク103と、撮影者等が操作して操作信号を出力する操作スイッチ13と、電子ファインダー17に隣接位置に設置されて近接物を検出して、検出した際にON信号を発する近接センサ18と、液晶表示モニタ3が離間したかを検出して、離間した際には開信号を発する離間センサ6と、が設けられている。
前述の制御ユニット102には、撮像素子101から入力された画像データを処理する画像処理部102Aと、画像処理部102Aで処理した画像を、電子ファインダー17等にどのように表示させるかを決定する表示処理部102Bと、マイク103から取り込まれた音声データを処理する音声処理部102Cとを備えている。
また、この制御ユニット102には記憶部104が連結されており、この記憶部104に、カメラ装置Mの制御プログラムや、撮影した画像データや音声データを記録している。そして、これらのデータ等を出力するように構成されている。
そして、出力手段としては、被写体画像が表示されて、撮影者が確認することができる電子ファインダー17と、同様に被写体画像が表示されて、撮影者が確認することができる液晶表示モニタ3と、音声を再生することができるスピーカ105と、を備えている。
さらに、カメラ本体1には、これら制御ブロックを構成する各要素を駆動するためのバッテリー電源106が設けられている。このバッテリー電源106は、着脱自在に設定された充電式電池で構成されている。
次に、図7~図12で、三軸チルト機構4で回動移動する液晶表示モニタ3の位置変化について説明する。
まず、図7では、液晶表示モニタ3を格納した状態を示している。この状態において、液晶表示モニタ3は、カメラ本体1の後面側に位置して、カメラ本体1と一体的になっている。また、三軸チルト機構4の各アーム類は、この図に示されず、カメラ本体1と液晶表示モニタ3との間に格納されている。
次に、図8では、液晶表示モニタ3を約30°チルト方向に回動移動させた状態を示している。この状態において、液晶表示モニタ3は、液晶表示モニタ3の上部の第一軸支部41を中心に下部を後方に傾斜するように回動移動されている。この状態は、撮影者が、カメラ本体1の側面に設けた凹部8を利用して、指を液晶表示モニタ3の下部に引っ掛けて、後方に引き出すことで作られる。この状態で、撮影者はローアングルの撮影が可能になる。
次に、図9では、液晶表示モニタ3を約90°チルト方向に回動移動させた状態を示している。この状態において、液晶表示モニタ3は、第一軸支部41を中心に下部が上方に上がって水平状態となるように回動移動されている。この状態で、撮影者は、さらにローアングルでの撮影が可能になる。
次に、図10では、第一アーム42を約-90°チルト方向に回動移動させた状態を示している。この状態では、第一アーム42が、第二軸支部43を中心に上部が下方に下がって水平状態となるように回動移動されている。その結果として、液晶表示モニタ3は下側で液晶パネル31が下向きの状態となるように回動移動される。この状態で、撮影者は、ハイアングルでの撮影が可能になる。
次に、図11では、第二アーム44を約90°チルト方向に回動移動させた状態を示している。この状態では、第二アーム44が、第三軸支部45を中心に下部を上方に上がって水平状態となるように回動移動されている。その結果として、液晶表示モニタ3は上側で液晶パネル31が上向きの状態となるように回動移動される。この状態で、撮影者は、ローアングルの様々な角度での撮影が可能となる。
最後に、図12では、液晶表示モニタ3を約180°チルト方向に回動移動させた状態を示している。この状態では、図11のように、第一アーム42と第二アーム44をそれぞれ回動移動させた状態で液晶表示モニタ3の後部を、上方に立ち上げて(反転させて)、液晶パネル31が前側を向くように回動移動されている。この状態で、撮影者は、自撮り撮影をすることが可能になる。
以上のように、三軸チルト機構4によって、様々な状態に液晶表示モニタ3が回動移動することで、撮影者は、様々な撮影体勢に本実施形態のカメラ装置Mを対応させることができる。
次に、図13の制御フローチャートによって、本実施形態のカメラ装置Mの制御方法について説明する。
まず、カメラ装置Mに電源を入れると、S1において、離間センサ6、近接センサ18、操作スイッチ13等の各種信号の情報を検出する。
次に、S2において、操作スイッチ13がONかを判断する。すなわち、撮影スタートが入力されたかを判断する。S2で操作スイッチ13のONが判定されない場合(NO)には、そのままリターンに移行して、次の制御サイクルに備える。
S2で、操作スイッチ13のONが判定された場合(YES)には、S3に移行して、撮像素子101から画像データを読込み、マイク103から音声データを取込み、制御ユニット102の画像処理部102Aと音声処理部102Bで、画像データと音声データに処理を行う。
その後、S4に移行して、処理された音声データを記憶部104に記録する。なお、動画配信等を行う場合には、図示しない通信ケーブル等で、外部に音声データを送信しても良い。また、この記憶部104に記録された音声データは、再生時にはスピーカ105から出力される。
次に、S5に移行して、処理された画像データを記録部104に記録するとともに、液晶表示モニタ3と電子ファインダー17に、画像データを送信する。
そして、S6に移行して、近接センサ18がONかを判断する。すなわち、電子ファインダー17の近傍に近接物が存在するか否を判断するのである。そして、近接センサ18がONでない場合(NO)には、S7に移行する。
S7では、液晶表示モニタ3の液晶パネル31に画像データを送り被写体を表示する。このときの画像表示は通常表示である。一方、電子ファインダー17には被写体は非表示である。これは、撮影者が、電子ファインダー17を覗いていないと判断されるため、不必要な電力消費を抑えるために、電子ファインダー17の表示を非表示としているのである。
一方、S6で、近接センサ18がONである場合(YES)には、S8に移行する。このS8では、さらに、離間センサ6が開かを判断する。すなわち、液晶表示モニタ3がカメラ本体1から離間しているかを判断する。具体的には、液晶表示モニタ3が格納状態以外かを判断するのである。そして、離間センサ6が開でない場合(NO)には、S9に移行する。
S9では、液晶表示モニタ3の液晶パネル31には被写体は表示されず、電子ファインダー17では被写体が表示される。これは、液晶表示モニタ31が格納状態で、近接センサ18がONであるため、撮影者が電子ファインダー17を覗いていると判断されるため、電子ファインダー17での被写体の表示を行いつつも、液晶表示モニタ3の液晶パネル31には被写体が表示されない。これは、撮影者が液晶表示モニタ3の液晶パネル31を見ていないと判断されるため、無駄な電力消費を抑えるために、液晶パネル31に被写体が表示されないのである。
一方、S8で、離間センサ6が開である場合(YES)には、S10に移行する。S10では、液晶表示モニタ3の液晶パネル31に、被写体が画像反転(上下反転すると共に左右反転)して表示されて(ミラー表示)、電子ファインダー17では、被写体の表示が行われない。これは、近接センサ18がONであり、且つ離間センサ6が開であるということは、液晶表示モニタ3がカメラ本体1から離れて、近接センサ18をONとする状態、すなわち、液晶表示モニタ3を約180°チルト方向に回動移動させて、近接センサ18で、第一連結プレート46を検知させた状態、言い換えると、自撮り撮影状態であると考えられるからである。
このように、自撮り撮影状態と判断した場合には、液晶表示モニタ3の液晶パネル31には被写体を表示させるが、電子ファインダー17では、被写体の表示を行わない。これは、自撮り撮影の際に、電子ファインダー17で表示を行うと、無駄な電力消費が行われて、カメラ装置Mのバッテリー電源106の電力を消費するからである。
特に、自撮り撮影で動画撮影をする際には、長時間撮影をすることが多いが、こうした場合に、電子ファインダー17での無駄な表示が行われないようにすることで、よりバッテリー電源106の消費を抑えることができるのである。
以上のように、本実施形態では、電子ファインダー17を備えたカメラ本体1に対して、三軸チルト機構4を介して回動移動する液晶表示モニタ3を備えた表示モニタ付きカメラ装置Mにおいて、電子ファインダー17の隣接位置に、近接物が近接したことを検出する近接センサ18を設けて、カメラ本体1に、液晶表示モニタ3がカメラ本体1から離間したことを検出する離間センサ6を設けて、離間センサ6が、液晶表示モニタ3がカメラ本体1から離間したことを検出して、近接センサ18が近接物を検出した際には、液晶表示モニタ3には被写体の表示を行わせて、電子ファインダー17には被写体の表示を行わないように制御している。
これにより、離間センサ6が、液晶表示モニタ3をカメラ本体1から離間したことを検出して、近接センサ18が、近接物を検出した際には、液晶表示モニタ3には被写体の表示が行われるものの、電子ファインダー17では被写体の表示が行われないことになる。すなわち、近接センサ18が近接物を検出しても、電子ファインダー17には何も表示されず、電子ファインダー17の表示による電力消費が抑制されるのである。
このため、自撮りの撮影等では、電子ファインダー17での表示が行われないために、バッテリー電源106の電力消費を抑えることができる。
よって、液晶表示モニタ3をカメラ本体1から独立して回動移動させることができる表示モニタ付きカメラ装置Mにおいて、液晶表示モニタ3を前方側を向くように回動移動させて、自撮り撮影を行う際に、無駄な電力消費を抑えて、長時間の撮影を可能にすることができる。
また、この実施形態では、離間センサ6が、液晶表示モニタ3がカメラ本体1から離間したことを検出して、近接センサ18が近接物を検出した際には、液晶表示モニタ3の被写体の画像を上下反転する共に左右反転してミラー表示するように制御している。
これにより、離間センサ6が、液晶表示モニタ3がカメラ本体1から離間したことを検出し、近接センサ18が近接物を検出した際には、液晶表示モニタ3の被写体の画像が、少なくとも左右反転してミラー表示されることになる。
このため、近接センサ18は、液晶表示モニタ3のミラー表示の切り替えセンサとしても機能することになり、近接センサ18に、電子ファインダー17表示のセンサ、電子ファインダー17非表示のセンサ、さらに、液晶表示モニタ3のミラー表示切替センサの少なくとも3つのセンサの役割を持たせることができる。
よって、センサの数を少なくすることができ、センサで消費される消費電力も削減することができ、同等の機能を有するカメラ装置と比較して、よりバッテリー電源106の消費電力が少ないカメラ装置Mとすることができる。
また、本実施形態では、三軸チルト機構4に、所定の幅を有する目隠しプレートとしての第一連結プレート46を設けて、近接センサ18は、この第一連結プレート46を近接物として検出するようにしている。
これにより、近接センサ18で所定幅を有する第一連結プレート46を近接物として検出することで、三軸チルト機構4の回動移動の量や回動角度が多少変動したとしても、第一連結プレート46で近接センサ18を覆うことができるため、近接センサ18を確実に反応させることできる。
このため、近接センサ18を、長期間に亘って確実に反応させることができ、仮に自撮り撮影中に第三チルト機構4が多少動いたとしても、確実に電子ファインダー17の表示は行われないため、確実にバッテリー電源106の電力消費を抑えることができる。
よって、より確実に、自撮りの撮影を行う際の無駄な電力消費を抑えて、長時間撮影を行うことができる。
また、第一連結プレート46という補強部材を使って、近接センサ18のセンシング部材としての役割も担わせることができるため、部品点数の削減も行うことができる。
また、本実施形態では、液晶表示モニタ3を回動する回動機構が、カメラ本体に対して水平方向に延びる3つのチルト軸で回動自在となる三軸チルト機構4である。
これにより、回動機構が3つのチルト軸で回動自在になる三軸チルト機構4であることで、液晶表示モニタ3を、チルト方向に安定して回動移動させて、カメラ本体1に対してチルト方向で上方側、下方側、前方側と自由に向きを変えることができる。
このため、自撮り撮影の際には、確実に液晶表示モニタ3をカメラ本体1の上方で前方向きに位置させることで、確実に近接センサ18に反応させつつも、自撮り撮影ではない、ローアングル、ハイアングル等の撮影姿勢では、液晶表示モニタ3を撮影者の所望の向きに動かすことができる。
よって、自撮り撮影時の電力消費を抑えつつも、様々な撮影シーンに対して液晶表示モニタ3を対応させることができる。
次に、他の実施形態について説明する。
まず、液晶表示モニタ3の回動機構については、液晶表示モニタ3がカメラ本体1に一体的になった状態(格納状態)から離間して、カメラ本体1の前方側に向くように回動移動するものであれば、特にアームの本数やリンク形状等については限定しない。例えば、パン方向に回動する回動軸を備えたものであってもよい。
また、表示モニタも、実施形態1のように液晶だけでなく、他の種類のモニタであってもよい。
また、近接センサについても、電子ファインダー17近傍に設けられて、物体が近接している状態を検出するものであれば、どのような種類のセンサであってもよい。
その他、発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、構造を変更、又は追加しても良い。
以上説明したように、本発明にかかる表示モニタ付きカメラ装置において、有用である。
M…表示モニタ付きカメラ装置
1…カメラ本体
3…液晶表示パネル(表示パネル)
4…三軸チルト機構(回動機構)
6…離間センサ
17…電子ファインダー(ファインダー)
18…近接センサ
46…第一連結プレート(目隠しプレート)
102…制御ユニット
1…カメラ本体
3…液晶表示パネル(表示パネル)
4…三軸チルト機構(回動機構)
6…離間センサ
17…電子ファインダー(ファインダー)
18…近接センサ
46…第一連結プレート(目隠しプレート)
102…制御ユニット
Claims (4)
- ファインダーを備えたカメラ本体に対して、回動機構を介して回動移動する表示モニタを備えた表示モニタ付きカメラ装置において、
前記ファインダーの隣接位置に、近接物が近接したことを検出する近接センサを設けて、
前記カメラ本体に、前記表示モニタが前記カメラ本体から離間したことを検出する離間センサを設けて、
前記離間センサが、前記表示モニタがカメラ本体から離間したことを検出して、前記近接センサが近接物を検出した際には、前記表示モニタには被写体の表示を行わせて、前記ファインダーには被写体の表示を行わないように制御する表示制御手段と、
を備えることを特徴とする表示モニタ付きカメラ装置。 - 前記離間センサが、前記表示モニタがカメラ本体から離間したことを検出して、前記近接センサが近接物を検出した際には、前記表示モニタの被写体の画像を左右反転して表示するように制御する反転表示制御手段を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の表示モニタ付きカメラ装置。 - 前記回動機構に、所定の幅を有する目隠しプレートを設けて、
前記近接センサは、該目隠しプレートを前記近接物として検出する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の表示モニタ付きカメラ装置。 - 前記回動機構が、カメラ本体に対して水平方向に延びる3つのチルト軸で回動自在となる三軸チルト機構である
ことを特徴とする請求項1~3何れかに記載の表示モニタ付きカメラ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020194419A JP2022083140A (ja) | 2020-11-24 | 2020-11-24 | 表示モニタ付きカメラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020194419A JP2022083140A (ja) | 2020-11-24 | 2020-11-24 | 表示モニタ付きカメラ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022083140A true JP2022083140A (ja) | 2022-06-03 |
Family
ID=81811437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020194419A Pending JP2022083140A (ja) | 2020-11-24 | 2020-11-24 | 表示モニタ付きカメラ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022083140A (ja) |
-
2020
- 2020-11-24 JP JP2020194419A patent/JP2022083140A/ja active Pending
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