JP2022082992A - コイル線 - Google Patents

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彰一 南
Shoichi Minami
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    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Abstract

【課題】絶縁紙やワニスを用いることなくステータコアにステータコイルとして組み付け可能なコイル線を提供する。【解決手段】コイル線は、モータのステータコアにステータコイルとして組み付けられるコイル線であって、導体により形成された導線と、所定の絶縁性能を有し、加熱により軟化した後に硬化すると共に、加熱により軟化しているときに加熱前に比して粘着力が高くなる材料により形成され、導線を被覆する被覆部材と、を備える。これにより、絶縁紙やワニスを用いることなく、ステータコアにステータコイルとして組み付け可能なコイル線を提供できる。【選択図】図4

Description

本発明は、コイル線に関し、詳しくは、モータのステータコイルに用いられるコイル線に関する。
従来、この種のコイル線としては、導線が絶縁被膜により被覆されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このコイル線から形成されるステータコイルをモータのステータコアに組み付ける際には、コイル線をU字に成形して導体セグメントを形成し、ステータコアの複数のスロットに絶縁紙を挿入した状態で複数の導体セグメントを対応するスロットに挿入する。そして、複数の導体セグメントの端部同士を溶接して、ステータコイルを形成する。ステータコアの複数のスロットに絶縁紙を挿入することにより、ステータコアとステータコイルとの接触によるコイル線の絶縁被膜や導線の傷を抑制している。そして、溶接した複数の導体セグメントの端部に樹脂を粉体塗装した後に、ステータコイルにワニスを塗布・含浸処理を行なう。このワニスにより、ステータコイルをステータコアに固定している。
特開2019-169993号公報
しかしながら、上述のコイル線をステータコイルに用いる場合、ステータコアとステータコイルとの間のコイル線の傷を抑制するための絶縁紙や、ステータコイルを固定するためのワニスが必要となってしまう。そのため、絶縁紙をスロットに挿入する工程や、ワニスを塗布する工程などが必要となり、工程が煩雑になってしまう。
本発明は、絶縁紙やワニスを用いることなくステータコアにステータコイルとして組み付け可能なコイル線を提供することを主目的とする。
本発明のコイル線は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のコイル線は、
モータのステータコアにステータコイルとして組み付けられるコイル線であって、
導体により形成された導線と、
所定の絶縁性能を有し、加熱により軟化した後に硬化すると共に、加熱により軟化しているときに加熱前に比して粘着力が高くなる材料により形成され、前記導線を被覆する被覆部材と、
を備えることを要旨とする。
この本発明のコイル線では、導体により形成された導線と、所定の絶縁性能を有し、加熱により軟化した後に硬化すると共に、加熱により軟化しているときに加熱前に比して粘着力が高くなる材料により形成され、導線を被覆する被覆部材と、を備える。「所定の絶縁性能」としては、本発明のコイル線をステータコイルとしてステータコアに組み付けたときに、隣合うコイル線の導線同士やステータコアと導線とを電気的に絶縁可能な絶縁性能などを挙げることができる。このコイル線をステータコイルとしてステータコアに組み付ける場合、コイル線を組み付けた後に全体を加熱することで、軟化した被覆部材がコイル線間の隙間に入り込むと共に隣合うコイル線やステータコアに粘着する。そして、更に加熱することで、被覆部材が硬化し、ステータコイルがステータコアに固定される。この結果、絶縁紙やワニスを用いることなくステータコアにステータコイルとして組み付け可能なコイル線を提供できる。
こうした本発明のコイル線において、前記被覆部材は、前記所定の絶縁性能を有し前記導線を被覆する第1被膜と、加熱により軟化した後に硬化すると共に加熱により軟化しているときに加熱前に比して粘着力が高くなる材料からなる第2被膜と、を備えていてもよい。この場合において、第1被膜は、エナメルにより形成されていてもよい。
本発明の一実施例としてのコイル線を用いたステータ20の構成の概略を示す構成図である。 ステータコア22の構成の概略を示す構成図である。 セグメントコイル240の構成の概略を示す概略図である セグメントコイル240の端部Tの構成の概略を示す概略図である。 ステータ20の製造工程の一例を示すフローチャートである。 工程P100を実行している様子を説明するための説明図である。 工程P100を実行した後のステータコア22とステータコイル24との様子を示す説明図である。 工程P110を実行している様子を説明するための説明図である。 変形例の端部Tの構成の概略を示す概略図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのコイル線を用いたステータコイル24を備えるステータ20の構成の概略を示す構成図である。ステータ20は、モータに用いられ、ステータコア22と、複数のステータコイル24と、を備える。
ステータコア22は、例えばプレス加工により略円環状に形成された電磁鋼板を複数積層してカシメにより積層方向に連結することにより形成される。図2は、ステータコア22の構成の概略を示す構成図である。ステータコア22は、例えば強磁性粉体を加圧成形すると共に焼結させることより環状に形成されてもよい。ステータコア22は、図2に示すように、ロータが配置される中心孔220hと、環状の外周部(ヨーク部)から軸心(ステータコア22の中心)に向けて径方向に延在すると共に周方向に一定の間隔をおいて隣合う複数のティース220tと、互いに隣合うティース220tの間に形成された複数のスロット220sと、を備える。複数のスロット220sは、それぞれステータコア22の径方向に延在すると共に一定の間隔をおいて周方向に並び、中心孔220hで開口する。
複数のステータコイル24は、各相(U相、V相、W相)のコイルを構成し、各相(U相、V相、W相)のコイルの端部に対応する複数のステータコイル24の端部Tcu、Tcv、Tcwは、引き出し線Lu、Lv、Lwを介して各相(U相、V相、W相)に交流電力を供給するための端子Tu、Tv、Twに接合されている。
各ステータコイル24は、複数のセグメントコイル240を電気的に接合することにより形成される。図3は、セグメントコイル240の構成の概略を示す概略図である。図4は、セグメントコイル240の端部Tの構成の概略を示す概略図である。セグメントコイル240は、コイル線を略U字形状に成形することにより形成されており、電気伝導性が良好な導体(例えば、銅など)から形成される導線242と、導線242を被覆する被覆部材244と、を備える。被覆部材244は、第1被膜244aと、第2被膜244bと、を備える。第1被膜244aは、導線242を被覆しており、各ステータコイル24をモータのステータコア22に組み付けたときに、隣合うセグメントコイル240同士やステータコア22とステータコイル24とを電気的に絶縁可能な絶縁性能を備えている。第2被膜244bは、第1被膜244aを被覆し、エポキシ樹脂を主成分とする樹脂含有材料から形成されている。樹脂含有材料は、室温状態から温度Tref(室温より高い温度、例えば、100℃、125℃、150℃など)で加熱を開始すると一旦軟化し、更に加熱を継続すると徐々に硬化し、加熱開始から時間tref(例えば、30分、45分、60分など)を経過すると強固に硬化し、その後の冷却や加熱でも硬化した状態が継続する性質を備えている。また、樹脂含有材料は、加熱により軟化しているときに加熱前に比して粘着力が高くなる性質を備える。エポキシ樹脂としては、ポリイミドやポリアミドイミドなどを挙げることができる。セグメントコイル240は、2つの端部Tにおいて、被覆部材244(第1被膜244a、第2被膜244b)が除去されている。各セグメントコイル240の2つの脚部246は、それぞれステータコア22の対応するスロット220sに挿通され、各セグメントコイル240のステータコア22の一端面から突出した部分には、後述する曲げ加工などが施される。
次に、こうして構成されたステータ20の製造方法について説明する。図5は、ステータ20の製造工程の一例を示すフローチャートである。図6は、工程P100を実行している様子を説明するための説明図である。図7は、工程P100を実行した後のステータコア22とステータコイル24との様子を示す説明図である。図8は、工程P110を実行している様子を説明するための説明図である。
ステータ20の製造工程では、最初に、図6、図7に示すように、コイル線を略U字形状に曲げ加工して形成したセグメントコイル240の脚部246がステータコア22の複数のスロット220sから突出するように、複数のセグメントコイル240を並べてステータコア22へ挿入する(工程P100)。コイル線を略U字形状に曲げ加工する際には、第2被膜244bが緩衝材の役目を果たし、導線242や第1被膜244aに傷が発生することを抑制できる。
続いて、各スロット220sから突出した複数の脚部246を成形する(工程P110)。脚部246の成形は、図8に示すように、曲げ加工装置30を用いて、各スロット220sから突出した複数の脚部246をステータコア22の軸心周りに捻りながら曲げることで行なわれる。
次に、複数のセグメントコイル240の対応する端部T同士を溶接して複数のステータコイル24を形成すると共に溶接部を粉体樹脂で被覆する(工程P130)。そして、全体(ステータコア22および複数のステータコイル24)を温度Trefで時間trefの間加熱する(工程P140)。ステータコイル24を形成するセグメントコイル240は、室温状態から温度Trefでの加熱を開始すると、第2被膜244bが軟化して、隣合うセグメントコイル240間の隙間に入り込むと共に隣合うセグメントコイル240やステータコア22に粘着する。そして、更に加熱すると、第2被膜244bが硬化して、ステータコイル24がステータコア22に固定される。ステータコイル24の第1被膜244aは、ステータコア22と導線242とを電気的に絶縁可能な絶縁性能を備えているから、ステータコア22と導線242との絶縁は保持される。
こうして複数のステータコイル24をステータコア22に組み付けると、引き出し線Lu、Lv、Lwを介して端子Tu、Tv、Twを複数のステータコイル24の端部Tcu、Tcv、Tcwに接続して(工程P150)、ステータ20の製造工程を終了する。このように、導線242と被覆部材244(第1被膜244a、第2被膜244b)とを有するコイル線をステータコイル24に用いることにより、絶縁紙やワニスを用いることなく、ステータコア22にステータコイル24を組み付けることができる。
以上説明した実施例のコイル線によれば、導体から形成される導線242と、導線242を被覆しステータコイル24をモータのステータコア22に組み付けたときにステータコア22と導線242とを電気的に絶縁可能な絶縁性能を有する第1被膜244aと第1被膜244aを被覆し加熱により軟化した後に硬化すると共に加熱により軟化しているときに加熱前に比して粘着力が高くなる材料により形成された第2被膜244bとを有する被覆部材244と、を備えることにより、絶縁紙やワニスを用いることなく、ステータコア22にステータコイル24として組み付け可能なコイル線を提供できる。
実施例のコイル線では、第2被膜244bを、室温状態から温度Trefでの加熱を開始すると一旦軟化し、更に加熱を継続すると徐々に硬化し、加熱開始から時間trefを経過すると強固に硬化して、その後の冷却や加熱でも硬化した状態が継続し、加熱により軟化しているときに加熱前に比して粘着力が高くなる性質を備える材料により形成している。しかしながら、第2被膜244bを、室温状態から温度Trefでの加熱を開始すると一旦軟化し、その後冷却した後に加熱すること徐々に硬化し、その後の冷却や加熱でも硬化した状態が継続し、加熱により軟化しているときに加熱前に比して粘着力が高くなる性質を備える材料により形成してもよい。この場合、図5のステータ製造工程の工程P140を、全体(ステータコア22、ステータコイル24)を室温状態から温度Trefでの加熱を開始した後、所定時間冷却し、その後、更に加熱する工程とすればよい。
実施例のコイル線では、被覆部材244は、2つの被膜(第1被膜244aと、第2被膜244b)を備えている。しかしながら、図9の変形例の端部Tに示すように、被覆部材244に代えて、導線242を被覆しステータコイル24をモータのステータコア22に組み付けたときにステータコア22と導線242とを電気的に絶縁可能な絶縁性能を有し加熱により軟化した後に硬化すると共に加熱により軟化しているときに加熱前に比して粘着力が高くなる材料により形成された1つの被膜からなる被覆部材344を備えていてもよい。こうしたコイル線では、被覆部材344にピンホールが形成されている場合、工程P140で、室温状態から温度Trefでの加熱を開始して被覆部材344が軟化したときにピンホールが軟化した被覆部材344で塞がれるから、ステータコア22と導線242との導通を抑制できる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、導線242が「導線」に相当し、被覆部材244が「被覆部材」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、コイル線の製造産業などに利用可能である。
20 ステータ、22 ステータコア、24 ステータコイル、30 曲げ加工装置、220h 中心孔、220t ティース、220s スロット、240 セグメントコイル、242 導線、244、344 被覆部材、244a 第1被膜、244b 第2被膜、246 脚部、Lu,Lv,Lw 引き出し線、T,Tcu,Tcv,Tcw 端部、Tu,Tv,Tw 端子。

Claims (1)

  1. モータのステータコアにステータコイルとして組み付けられるコイル線であって、
    導体により形成された導線と、
    所定の絶縁性能を有し、加熱により軟化した後に硬化すると共に、加熱により軟化しているときに加熱前に比して粘着力が高くなる材料により形成され、前記導線を被覆する被覆部材と、
    を備えるコイル線。
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