JP2022082979A - 時計 - Google Patents

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Atsushi Kobayashi
賢太郎 原
Kentaro Hara
義雄 三島
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【課題】スムーズにベゼルを回転させることが可能な時計を提供する。【解決手段】ケース2と、ケース2の上に回転可能に配置されたベゼル10と、ケース2とベゼル10との間に配置された板バネ20と、を備え、板バネ20は、端部に湾曲部21を有し、ベゼル10は、回転方向に沿って設けられ、湾曲部21と係合する複数のクリック溝を有し、ケース2は、板バネ20が配置される第1凹部31と、湾曲部21が入る第2凹部32と、を有する。【選択図】図15

Description

本発明は、ベゼルを有する時計に関する。
時刻を表示する文字板の周囲に、リング状のベゼルが備えられた時計が知られている。ベゼルは、例えば、板バネの先端がクリック溝に係合することにより、所定の回転角度の位置が決まる。例えば、特許文献1には、板バネの先端形状を丸めることで、正回転および逆回転可能な回転ベゼル構造が開示されている。
特開2003-270365号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構造では、ベゼルを逆回転させた場合、具体的には、板バネの基端ではなく先端方向からベゼルを回転させた場合、板バネの先端が下方のみではなく基端側に移動するなど、スムーズに回転できないという課題がある。
時計は、ケースと、前記ケースの上に回転可能に配置されたベゼルと、前記ケースと前記ベゼルとの間に配置された板バネと、を備え、前記板バネは、端部に湾曲部を有し、前記ベゼルは、回転方向に沿って設けられ、前記湾曲部と係合する複数のクリック溝を有し、前記ケースは、前記板バネが配置される第1凹部と、前記湾曲部が入る第2凹部と、を有する。
時計の構成を示す平面図。 時計の構成を示す側面図。 時計の構造を示す分解斜視図。 ケースに板バネが配置された状態を示す平面図。 図4に示すケースのB部を拡大して示す平面図。 図1に示す時計のA-A’線に沿う断面図。 図4に示すケースのC-C’線に沿う断面図。 ベゼルの構成を示す平面図。 図8に示すベゼルのD-D’線に沿う断面図。 板バネの構成を示す斜視図。 フリー状態の板バネの状態を示す断面図。 板バネの先端部の角度を示す側面図。 セット状態の板バネの状態を示す断面図。 クリック溝と湾曲部との関係を示す断面図。 回転状態の板バネの状態を示す断面図。 変形例のクリック溝の構成を示す断面図。 変形例のクリック溝の構成を示す断面図。
まず、図1~図3を参照しながら、時計1の構造について説明する。
図1~図3に示すように、時計1は、扁平な円筒状のケース2を備えている。ケース2の内部には、文字板3が設置され、この文字板3を覆うようにカバーガラス4が設置されている。文字板3には秒針、分針、時針を備えた指針5が設置され、カバーガラス4を透して時計1の表面側から時刻表示を視認できるようになっている。文字板3の視認される面を表示面という。
ケース2の内部には、指針5を駆動するムーブメント(図示せず)が収納されている。ムーブメントは、指針5を駆動するステップモータおよび輪列を備えるとともに、ステップモータの駆動を制御する制御回路基板を備えている。ケース2の側面には、ムーブメントおよび指針5の調整や設定を行うためのりゅうず6が配置される。
時計1は、ケース2と、カバーガラス4と、裏蓋7(図2参照)と、ベゼル10と、を備える。図3に示すように、ベゼル10は、外周に凹凸が形成された円環状のベゼル本体10aと、文字などが表示されベゼル本体10aに対して着脱可能に取り付けられた円環状の表示板10bと、を備えている。以降、ベゼル本体10a及び表示板10bを、ベゼル10と称して説明する。また、時計1のカバーガラス4側(表示面側)を上、裏蓋7側を下として説明する。
次に、図4~図7を参照しながら、ケース2と板バネ20との配置関係を説明する。
板バネ20は、ベゼル10に形成された溝部としてのクリック溝11(図6及び図7参照)に、板バネ20の一方の端部、具体的には、先端部22に形成された湾曲部21を係合することにより、ベゼル10を所定の回転角度で維持するために用いられる。
図4及び図5に示すように、ケース2の上面には、板バネ20を配置する第1凹部31と、板バネ20の湾曲部21が入る第2凹部32と、が設けられている。第1凹部31は、ベゼル10の回転方向Tに連続して設けられている。第2凹部32は、ケース2の上面において、板バネ20が可動する領域に設けられている。なお、ケース2には、2つの板バネ20が設置されている。よって、ケース2の上面には、第2凹部32が2か所に形成されている。
図5に示すように、第1凹部31の径方向Rの幅W1は、板バネ20の幅W(図10参照)と略同じ幅に形成されている。径方向Rとは、時計1を表示面側から見た際、時計1の中心からがケース2の外周に向かう方向をいう。板バネ20は、第1凹部31の中で径方向Rに略動きのない状態となって配置されている。第2凹部32の径方向Rの幅W2は、第1凹部31の径方向Rの幅W1よりも大きい。これにより、ベゼル10を回転させた際、板バネ20の先端部22(図7参照)が、第2凹部32における平面視で幅W2の方向に振れた場合でも、板バネ20の先端部22を第2凹部32の中に逃がすことが可能となり、ベゼル10をスムーズに回転させることができる。
図6は、図1に示す時計1のA-A’線に沿う断面図である。図6に示すように、ケース2の上方には、ベゼル本体10a及び表示板10bによって構成されたベゼル10が配置されている。
ケース2には、板バネ20が配置される第1凹部31と、板バネ20の湾曲部21が可動したときの逃げ溝となる第2凹部32と、が形成されている。ベゼル10の裏面10c(図9参照)には、板バネ20の湾曲部21が係合するクリック溝11が形成されている。
図7に示すように、第1凹部31の深さL1は、板バネ20を収納可能な深さであり、例えば、0.7mmである。第2凹部32の深さL2は、第1凹部31の深さL1より深く、板バネ20の先端部22に形成された湾曲部21が可動した際に、湾曲部21がケース2に接触しない深さであり、例えば、2mmである。なお、湾曲部21から先端側に延びる直線である第1部分25(図12参照)の長さは、例えば、1.2mmである。
また、図7に示すように、ケース2の上には、ベゼル10が回転可能に配置されている。板バネ20の湾曲部21は、ベゼル10におけるケース2と対向する面に形成された複数のクリック溝11のうちいずれかのクリック溝11に係合している。クリック溝11は、ベゼル10の回転方向Tに沿って複数形成されている。なお、図7において、クリック溝11は3つのみ示され、他は省略されている。
次に、図8及び図9を参照しながら、ベゼル10の構成について説明する。なお、図8は、紙面左上がベゼル10の裏面側を示しており、クリック溝11が図示されている。また、その他の部分は、ベゼル10を上面から見た図である。
図8に示すように、ベゼル10は、円環状に形成されており、ケース2の上に回転可能に配置されている。図9に示すように、ベゼル10の裏面10c(ケース2に対向する面)には、上記したように、板バネ20の湾曲部21と係合する複数のクリック溝11が回転方向Tに沿って配列されている。
クリック溝11の形状は、径方向Rから見たとき、略台形形状になっている。なお、クリック溝11の底部は、円弧形状になっている。クリック溝11の角度Dは、図9に示すように、例えば、90°である。板バネ20の湾曲部21は、複数のクリック溝11のいずれかに係合し、ベゼル10の位置を維持する。
次に、図10を参照しながら、板バネ20の構成について説明する。
図10に示すように、板バネ20は、時計1の表示面側から見て略円弧状に形成されており、図7に示すように、ケース2とベゼル10との間に配置されている。板バネ20の一方の端部(以降、先端部22と称する)には、ベゼル10のクリック溝11に係合する湾曲部21が形成されている。湾曲部21の形状は、例えば、先端部22を折り曲げたときに形成される円弧形状である。
板バネ20の他方の端部(以降、基端部23と称する)は、ケース2の第1凹部31とベゼル10との間で板バネ20の可動を支持するために、段差状に形成されている。
板バネ20の略中央部には、板バネ20をケース2に固定するための突起部24が設けられている。突起部24は、図4に示すように、ケース2の固定孔33に挿入されて固定される。
また、板バネ20は、上記したように、同じ部材を2つ設置している。図4に示すように、2つの板バネ20は、互いに接触することなく、別々に配置されている。よって、従来のように、2つの板バネ20を環状に接合していた場合と比較して、接合する必要がないため、接続部の幅が太くなるなど時計1の径方向Rへの大きさが大きくなることを抑えることができる。よって、板バネ20の幅Wを細くすることが可能となり、時計1の設計の自由度を高めることができる。
次に、図11~図15を参照しながら、板バネ20の動作について説明する。
図11は、ケース2の第1凹部31に配置された板バネ20を、ベゼル10で押さえないときの板バネ20の状態、即ち、板バネ20に規制力が働いていないフリーの状態を示している(なお、図11に示すベゼル10は参考に図示している)。図11に示すように、板バネ20に規制力が働いていないとき、板バネ20の基端部23が第1凹部31の底面31aに接触し、湾曲部21を有する先端部22は跳ね上がった状態となる。このときの板バネ20の先端部22の状態を、図12に示す。
図12に示すように、板バネ20の先端部22は、上記したように、第1凹部31の底面31aに対して斜め上方に向かって傾斜されている。板バネ20の先端部22に湾曲部21が形成されていることにより、湾曲部21より先端側の部分がより跳ね上がった状態となっている。
具体的には、板バネ20の先端部22において、湾曲部21より先端側に延びる直線部を第1部分25とする。また、湾曲部21より基端部23側に延びる直線部(即ち、湾曲部から先端と反対側に延びる部分)を第2部分26とする。更に、第2部分26から基端部23側において曲げられた部分を第1曲部27とする。
このときの第1部分25と鉛直線Eとの角度A(第1角度)は、例えば、50°である。また、第2部分26と鉛直線Eとの角度B(第2角度)は、例えば、40°である。即ち、角度Bよりも角度Aの方が大きい角度であることが好ましい。
これによれば、クリック溝11の角度に対し、第1部分25の方が第2部分26よりも接触角度が緩やかになる。よって、ベゼル10を逆回転させた場合、クリック溝11が第1部分25から接触した際、先端部22を基端部23側に押す力よりも、先端部22を下方に押し下げる力の方が大きくなる。従って、ベゼル10を逆回転した場合でも、板バネ20がクリック溝11に引っ掛かることを抑えることが可能となり、スムーズにベゼル10を逆回転させることができる。
図13は、ケース2の第1凹部31に配置され、更に、ベゼル10のクリック溝11に湾曲部21が係合したときの板バネ20の状態、即ち、板バネ20がセットされた状態を示している。
具体的には、板バネ20は、ケース2に対し、ベゼル10を表示面側に押圧した状態となっている。また、板バネ20の湾曲部21がベゼル10のクリック溝11のいずれかに係合することにより、ベゼル10の回転角度を所望の角度に維持している。このとき、板バネ20の基端部23は、ベゼル10の裏面10cに接触している。これにより、板バネ20の先端部22が上下に可動する際、板バネ20の全体が移動することを抑えることができる。
図14は、板バネ20がクリック溝11にセットされた状態において、径方向Rから見たときの、クリック溝11と湾曲部21との角度の関係を示している。図14に示すように、クリック溝11の角度Dは、湾曲部21の角度Cよりも大きいことが好ましい。
例えば、板バネ20の先端部22(湾曲部21)の角度Cが90°であるとすると、クリック溝11の角度Dは、90°よりも大きい角度であることが好ましい。一方、クリック溝11の角度Dが90°であるとすると、板バネ20の先端部22の角度Cは、90°よりも小さい角度であることが好ましい。
このようにすることにより、ベゼル10を逆回転させた際、湾曲部21がクリック溝11に接触するときの角度に傾斜をつけることが可能となり、クリック溝11に湾曲部21が引っ掛かることが抑えられ、ベゼル10をスムーズに回転させることができる。
図15は、ベゼル10を回転した際、ベゼル10のクリック溝11から隣のクリック溝11に湾曲部21が移動しているときの状態、即ち、回転状態の板バネ20の状態を示している。
図15に示すように、板バネ20の先端部22に湾曲部21が設けられていることにより、クリック溝11に係合している湾曲部21を、正回転の方向や逆回転の方向の両方に滑らせることが可能となる。よって、ベゼル10を回転させることにより、湾曲部21は、係合しているクリック溝11から隣のクリック溝11との間を滑って、隣のクリック溝11に係合する。
具体的には、板バネ20が弾性変形すると、湾曲部21が係合していたクリック溝11から離脱し、隣のクリック溝11と係合する。これらにより、ベゼル10の回転に伴って操作時のクリック感が得られると共に、複数のクリック溝11が形成された位置でベゼル10が保持される。
特に、ケース2に対して、逆回転の方向にベゼル10を回転させた場合、板バネ20の先端部22から基端部23に向かって押されるように力が働く。この際、板バネ20の湾曲部21から先端に延びる第1部分25を、第2凹部32に逃がすことが可能となり、ベゼル10をスムーズに回転させることができる。
また、板バネ20の先端部22が、第2凹部32における平面視で幅W2の方向に振れた場合でも、第1凹部31の幅W1よりも第2凹部32の幅W2の方が広いので、板バネ20の先端部22を第2凹部32の中に逃がすことが可能となり、ベゼル10をスムーズに回転させることができる。
このように、ケース2は板バネ20の湾曲部21を含む先端部22が入る第2凹部32を有し、第1凹部31の深さL1よりも第2凹部32の深さL2の方が深いので、ベゼル10を回転させたときの湾曲部21の可動域を広げることが可能となり、例えば、ベゼル10を正回転、及び逆回転に回転させたときに、ベゼル10に湾曲部21がひっかかるようなことを抑えることが可能となり、スムーズにベゼル10を回転させることができる。更に、先端部22の第1部分25を長くすることが可能となり、特に、板バネ20が引っ掛かりやすい、板バネ20の先端側から接触するようにベゼル10を回転させたときに(例えば、ベゼル10を逆回転させたときに)、引っ掛かりを抑えて、スムーズに回転させることができる。
また、ケース2の第2凹部32の位置や長さL3を変えることにより、板バネ20の第1支持部Jの位置が変わり、ベゼル10のクリック感を調整することができる。第1支持部Jは、板バネ20の支点となる位置である。ベゼル10を回転させたとき、板バネ20は、第1支持部Jから先端部22までが上下に移動する。例えば、図15に示すように、第2凹部32の回転方向Tの長さL3を長くすれば、板バネ20の第1支持部Jから先端部22までの長さL4が長くなり、板バネ20のバネ力が低下し、クリック感も小さくなる。一方、第2凹部32の回転方向Tの長さL3を短くすれば、板バネ20の第1支持部Jから先端部22までの長さL4が短くなり、板バネ20のバネ力が大きくなり、クリック感も大きくなる。また、第2凹部32の長さL3を変えずに板バネ20に対する位置を変えて、板バネ20の第1支持部Jから先端部22までの長さL4を調整するようにしてもよい。なお、第2凹部32に先端部22が入ることにより、第2凹部32を設けない場合に比べて、時計1の厚みを増すことなくクリック感を増すことができる。
以上述べたように、本実施形態の時計1は、ケース2と、ケース2の上に回転可能に配置されたベゼル10と、ケース2とベゼル10との間に配置された板バネ20と、を備え、板バネ20は、端部としての先端部22に湾曲部21を有し、ベゼル10は、回転方向に沿って設けられ、湾曲部21と係合する複数のクリック溝11を有し、ケース2は、板バネ20が配置される第1凹部31と、湾曲部21が入る第2凹部32と、を有する。
この構成によれば、板バネ20の湾曲部21が入る第2凹部32を有するので、ベゼル10を回転させたときの湾曲部21の可動域を広げることが可能となり、例えば、一方の回転方向である正回転、及び他方の回転方向である逆回転にベゼル10を回転させたときに、ベゼル10に湾曲部21がひっかかるようなことを抑えることが可能となり、スムーズにベゼル10を回転させることができる。
また、第2凹部32の深さL2は、第1凹部31の深さL1よりも深いことが好ましい。この構成によれば、湾曲部21が入る第2凹部32の深さL2が深いので、ベゼル10を回転させたときに可動する湾曲部21を第2凹部32に逃がすことができる。よって、板バネ20の湾曲部21から先端側に延びる部分を長くすることが可能となり、特に、板バネ20が引っ掛かりやすい、板バネ20の先端側から接触するようにベゼル10を回転させたときに(例えば、ベゼル10を逆回転させたときに)、スムーズに回転させることができる。
また、第2凹部32の径方向Rの幅W2は、第1凹部31の径方向Rの幅W1よりも大きいことが好ましい。この構成によれば、湾曲部21が入る第2凹部32の径方向Rの幅が大きいので、ベゼル10を回転させたときに、湾曲部21に径方向Rへの力が働いた場合でも、湾曲部21を第2凹部32に逃がすことができる。よって、ベゼル10をスムーズに回転させることができる。
また、クリック溝11を径方向Rから見たときの角度は、湾曲部21の角度よりも大きいことが好ましい。この構成によれば、ベゼル10を回転させた際、湾曲部21がクリック溝11に接触するときの角度に傾斜をつけることが可能となり、クリック溝11に湾曲部21が引っ掛かることが抑えられ、ベゼル10をスムーズに回転させることができる。
また、板バネ20は、湾曲部21から先端に延びる第1部分25と、湾曲部21から先端と反対方向に延びる第2部分26とを有し、板バネ20に規制力が働いていないとき、第1部分25と鉛直線Eとの第1角度Aは、第2部分26と鉛直線Eとの第2角度Bよりも大きいことが好ましい。この構成によれば、第1角度Aが大きい、具体的には、板バネ20の先端(具体的には、第1部分25)が緩やかな角度になっているので、ベゼル10を回転させたとき、ベゼル10をスムーズに動かすことができる。
また、ケース2に第2凹部32を設けるので、例えば、第2凹部32が無く、第1凹部31や、ケース2とベゼル10との隙間を広げるなどして、板バネ20の先端部22の可動域を含む領域を確保する場合と比較して、ケース2とベゼル10との隙間を小さくすることが可能となり、時計1を薄型化にすることができる。
なお、上記したように、ベゼル10のクリック溝11の底部の断面形状は、円弧形状であることに限定されず、図16及び図17に示す形状でもよい。
図16は、変形例のクリック溝11aの断面形状を示す。図16に示すように、変形例のクリック溝11aの断面形状は、台形形状である。このように、クリック溝11の底部は、円弧形状でも平坦形状でもよい。クリック溝11の形状は、板バネ20の先端部22の角度に合わせるようにすることが好ましい。
図17は、変形例のクリック溝11bの断面形状を示す。図17に示すように、変形例のクリック溝11bの断面形状は、半円形状、具体的には、円弧形状のみである。
また、湾曲部21の形状は、ベゼル10を正回転及び逆回転した際の両方に、傾斜領域があればよく、半円形状やV字形状などでもよい。
また、ベゼル10を構成する表示板10bは、着脱可能な別体であることに限定されず、ベゼル本体10aと一体化した構成であってもよい。即ち、ベゼル10の部品点数は、1つのみであってもよい。
また、板バネ20を2つ設ける構造としたが、1つでもよく、3つ以上でもよい。また、板バネ20を環状につなげる構造としてもよい。
また、ベゼル10を正回転及び逆回転するなど自由に回転できることに加えて、ユーザーの所望の位置に回転した後、回転ロック機構を用いて、ベゼル10の回転を止めるようにしてもよい。
また、ケース2とベゼル10との間に板バネ20を配置することに限定されず、例えば、時計1の表示面側から見て、ケース2の外周とベゼル10の内周との間に隙間を設け、板バネ20を配置するようにしてもよい。具体的には、板バネ20の先端部22が、径方向Rに可動する。この場合でも、ケース2に対してベゼル10を所望の角度に回転させることができる。
1…時計、2…ケース、3…文字板、4…カバーガラス、5…指針、7…裏蓋、10…ベゼル、10a…ベゼル本体、10b…表示板、10c…裏面、11…溝部としてのクリック溝、11a…クリック溝、11b…クリック溝、20…板バネ、21…湾曲部、22…先端部、23…基端部、24…突起部、25…第1部分、26…第2部分、27…第1曲部、31…第1凹部、31a…底面、32…第2凹部、33…固定孔。

Claims (5)

  1. ケースと、
    前記ケースに回転可能に配置されたベゼルと、
    前記ケースと前記ベゼルとの間に配置された板バネと、
    を備え、
    前記板バネは、端部に湾曲部を有し、
    前記ベゼルは、回転方向に沿って設けられ、前記湾曲部と係合する複数の溝部を有し、
    前記ケースは、前記板バネが配置される第1凹部と、前記湾曲部が入る第2凹部と、を有することを特徴とする時計。
  2. 請求項1に記載の時計であって、
    前記第2凹部の深さは、前記第1凹部の深さよりも深いことを特徴とする時計。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の時計であって、
    前記第2凹部の径方向の幅は、前記第1凹部の径方向の幅よりも大きいことを特徴とする時計。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の時計であって、
    前記溝部を径方向から見たときの角度は、前記湾曲部の角度よりも大きいことを特徴とする時計。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の時計であって、
    前記板バネは、前記湾曲部から先端に延びる第1部分と、前記湾曲部から前記先端と反対方向に延びる第2部分と、を有し、
    前記板バネに規制力が働いていないとき、前記第1部分と鉛直線との第1角度は、前記第2部分と鉛直線との第2角度よりも大きいことを特徴とする時計。
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