JP2022082919A - 空気浄化装置 - Google Patents

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Naoya Araki
雅理 村松
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Abstract

Figure 2022082919000001
【課題】制御対象となる領域の排気がなされうる状況においても、空気を効率的に浄化する技術を提供する。
【解決手段】制御部64は、取得したCO濃度の計測値がしきい値よりも低い第1ケースにおいて、領域と領域外との間で空気を換気可能な換気装置を停止させるとともに、領域に対する湿度の設定値に応じて、空気浄化部における空気浄化成分を含む水の噴霧量を制御する。制御部64は、取得したCO濃度の計測値がしきい値以上である第2ケースにおいて、換気装置を動作させるとともに、空気浄化部における空気浄化成分を含む水の噴霧量を、第1ケースでの空気浄化成分を含む水の噴霧量よりも抑制する。
【選択図】図2

Description

本開示は、空気浄化技術に関し、特に空気浄化成分を含む水を噴霧する空気浄化装置に関する。
空間除菌脱臭装置は、対象とする領域を殺菌するために、薬剤などの微細水粒子、例えば次亜塩素酸水を散布する。例えば、空間除菌脱臭装置の液体微細化室は、貯水部に貯留された次亜塩素酸水溶液から水滴を放出する。水滴は、送風部による通風によって、空気風路を通って吹出口から対象領域に放出される(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第20/158850号
部屋等の領域(対象領域)に存在する人の数が増加すると、領域におけるCO濃度が増加しうる。CO濃度が増加した場合、感染症拡大抑制のためには換気が有効である。しかしながら、換気がなされると、領域に散布されている次亜塩素酸も排気されてしまう。
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、制御対象となる領域の排気がなされうる状況においても、空気を効率的に浄化する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の空気浄化装置は、制御対象となる領域のCO濃度の計測値を取得する取得部と、領域に対して、空気浄化成分を含む水を噴霧する空気浄化部と、取得部において取得したCO濃度の計測値がしきい値よりも低い第1ケースにおいて、領域と領域外との間で空気を換気可能な換気装置を停止させるとともに、領域に対する湿度の設定値に応じて、空気浄化部における空気浄化成分を含む水の噴霧量を制御する制御部とを備える。制御部は、取得部において取得したCO濃度の計測値がしきい値以上である第2ケースにおいて、換気装置を動作させるとともに、空気浄化部における空気浄化成分を含む水の噴霧量を、第1ケースでの空気浄化成分を含む水の噴霧量よりも抑制する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示に係る空気浄化装置によれば、制御対象となる領域の排気がなされうる状況においても、空気を効率的に浄化できる。
本実施例に係る空気浄化システムの構成を示す図である。 図1の空気浄化制御部の構成を示す図である。 図2の記憶部に記憶されるテーブルのデータ構造を示す図である。 図1の空気浄化システムにおける制御手順を示すフローチャートである。
本開示の実施例を具体的に説明する前に、実施例の概要を説明する。本実施例は、室内に対して、温度及び湿度を調節するとともに、空気浄化成分を含む水を噴霧する空気浄化システムに関する。空気浄化システムは、空調制御を実行する空気調和装置と、湿度調節と空気浄化成分を含む水の噴霧とを実行する空気浄化装置とを有する。空気調和装置は、室内の温度の設定値(以下、「温度設定値」という)に、室内の温度の計測値(以下、「温度計測値」という)が近づくように空調制御を実行する。空気浄化装置は、室内の湿度の設定値(以下、「湿度設定値」という)に、室内の湿度の計測値(以下、「湿度計測値」という)が近づくように、空気浄化成分を含む水の噴霧を制御する。
前述のごとく、室内に存在する人の数が増加すると、室内におけるCO濃度が増加しうる。CO濃度が増加した場合、感染症拡大抑制のためには室内に対する換気が有効である。本実施例では、排気がなされうる状況においても、空気を効率的に浄化することを目的とする。空気浄化装置は、室内のCO濃度の計測値(以下、「CO濃度計測値」という)を取得する。CO濃度計測値がしきい値よりも低い場合(以下、「第1ケース」という)において、換気装置による換気がなされないので、空気浄化装置は、これまでと同様に、湿度設定値と湿度計測値とをもとに空気浄化成分を含む水の噴霧を制御する。一方、CO濃度計測値がしきい値以上である場合(以下、「第2ケース」という)において、換気装置による換気がなされるので、空気浄化装置は、第1ケースにおける噴霧量よりも噴霧量を抑えるように、空気浄化成分を含む水を噴霧する。例えば、空気浄化装置は、噴霧可能な最低の噴霧量となるように、空気浄化成分を含む水を噴霧する。
以下に説明する実施例は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示す。よって、以下の実施例で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、ステップ(工程)及びステップの順序などは、一例であって本開示を限定する主旨ではない。したがって、以下の実施例における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
図1は、空気浄化システム100の構成を示す。空気浄化システム100は、屋内空間18(「室内」ともいう)の空気を循環させる際に、屋内空間18からの空気8(RA)に対して必要に応じて冷却処理(除湿処理)または加熱処理を行うとともに、内部を流通する空気8に対して微細化された水とともに空気浄化を行う成分(以下、単に「空気浄化成分」という)を含ませる装置である。空気浄化システム100は、内部を流通した空気9(SA)を屋内空間18に供給することで、屋内空間18の殺菌と消臭を行う。
空気浄化システム100は、空気浄化装置10及び空気調和装置15を有して構成される。空気調和装置15は、吸込口2、送風機13、冷媒コイル14、及び空気調和制御部42を含む。空気浄化装置10は、吹出口3、空気浄化部11、浄化成分供給部12、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタ30、送風機31、及び空気浄化制御部41を含む。空気浄化装置10と空気調和装置15のそれぞれは、装置の外枠を構成する筐体を有し、空気浄化装置10と空気調和装置15とは、ダクト24により接続される。また、空気調和装置15の側面に吸込口2が形成され、空気浄化装置10の側面に吹出口3が形成される。
吸込口2は、屋内空間18からの空気8を空気調和装置15に取り入れる取入口である。吸込口2は、屋内空間18の天井等に設けられた屋内吸込口16aとの間でダクト16を介して連通されている。これにより、吸込口2は、屋内吸込口16aから空気調和装置15内に屋内空間18の空気を吸い込むことができる。
吹出口3は、空気浄化装置10内を流通した空気9(SA)を屋内空間18に吐き出す吐出口である。吹出口3は、屋内空間18の天井等に設けられた屋内吹出口17aとの間でダクト17を介して連通されている。これにより、吹出口3は、屋内吹出口17aから屋内空間18に向けて、空気浄化装置10内を流通した空気9を吹き出すことができる。
また、空気調和装置15と空気浄化装置10の内部には、ダクト24を介して吸込口2と吹出口3とを連通する風路(前段風路4、第一風路5a、第二風路5b、後段風路6)が構成されている。前段風路4は、吸込口2に隣接する風路であり、前段風路4には、送風機13及び冷媒コイル14が設けられている。
第一風路5aは、前段風路4(ダクト24)に隣接した位置において、前段風路4を流通した空気8の一部分(空気8a)が流通する風路である。第一風路5aには、その風路内にHEPAフィルタ30、送風機31、及び空気浄化部11が設けられている。一方、第二風路5bは、前段風路4(ダクト24)に隣接した位置において、前段風路4を流通した空気8の他の部分(空気8b)が流通する風路である。第二風路5bには、その風路内にHEPAフィルタ30及び送風機31が設けられている。つまり、第一風路5aと第二風路5bとは、互いに並列に配置されている。本実施例では、第一風路5aを流通する空気8aの流量と、第二風路5bを流通する空気8bの流量とが同程度となるように風路寸法(流路面積)が設定されている。
第一風路5aは、吸込口2と吹出口3との間に設けられ、吸込口2より吸い込まれた空気8の一部分(空気8a)が流通する風路であり、第二風路5bは、吸込口2と吹出口3との間に設けられ、吸込口2より吸い込まれた空気8の他の部分(空気8b)が第一風路5aをバイパスして流通する風路であるともいえる。
後段風路6は、吹出口3に隣接する風路であり、後段風路6では、後段風路6内で第一風路5aを流通した空気8aと第二風路5bを流通した空気8aとが合流して混合される。空気調和装置15と空気浄化装置10では、吸込口2から吸い込まれた空気8は、前段風路4を流通し、第一風路5aと第二風路5bの2系統に分流して流れ、後段風路6にて合流して、空気9として吹出口3から吹き出される。
空気調和装置15の送風機13は、屋内空間18の空気8(RA)を吸込口2から空気調和装置15内に搬送するための装置である。送風機13は、前段風路4内において、冷媒コイル14の上流側に設置されている。送風機13では、空気調和制御部42からの送風出力情報に応じて運転動作のオン/オフが制御される。送風機13が運転動作することにより、屋内空間18の空気8は、空気調和装置15に取り込まれて冷媒コイル14に向かう。送風機13は、空気浄化装置10の内部に必ずしも設ける必要はなく、例えば、ダクト16内に設けてもよい。また、送風機13が省略されてもよい。
冷媒コイル14は、前段風路4内において、送風機13の下流側に配置され、導入される空気8を冷却または加熱するための部材である。冷媒コイル14は、空気調和制御部42からの出力信号に応じて出力状態(冷却、加熱またはオフ)を変化させ、導入される空気8に対する冷却能力(冷却量)または加熱能力(加熱量)を調整する。冷媒コイル14では、導入される空気8を冷却すると、導入された空気8の除湿がなされることになるので、空気8に対する冷却能力(冷却量)は、空気8に対する除湿能力(除湿量)ともいえる。
冷媒コイル14は、圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを含んで構成される冷凍サイクルにおいて、吸熱器または放熱器として機能し、室外機20から導入される冷媒が内部を流通する際に吸熱(冷却)または放熱(加熱)するように構成されている。より詳細には、冷媒コイル14は、冷媒が流れる冷媒回路21を介して室外機20と接続されている。室外機20は、屋外空間19に設置される室外ユニットであり、圧縮機20aと、膨張器20bと、屋外熱交換器20cと、送風ファン20dと、四方弁20eとを有する。室外機20には、一般的な構成のものを用いるので、各機器(圧縮機20a、膨張器20b、屋外熱交換器20c、送風ファン20d、四方弁20e)の詳細な説明は省略する。
冷媒コイル14を含む冷凍サイクルには、四方弁20eが接続されているので、空気調和装置15では、四方弁20eによって第一方向に冷媒が流通して空気(空気8)を冷却して除湿する冷却モード(除湿モード)の状態と、四方弁20eによって第二方向に冷媒が流通して空気(空気8)に対して加熱を行う加熱モードの状態とを切り替え可能である。
ここで、第一方向は、圧縮機20aと屋外熱交換器20cと膨張器20bと冷媒コイル14とをこの順序で冷媒が流通する方向である。また、第二方向は、圧縮機20aと冷媒コイル14と膨張器20bと屋外熱交換器20cとをこの順序で冷媒が流通する方向である。冷媒コイル14では、導入される空気(空気8)に対して冷却または加熱することが可能であるが、本実施例では、日本の冬期を想定しているので、加熱モードにおいて導入される空気を加熱する部材として用いられる。
空気浄化装置10のHEPAフィルタ30は、エアフィルタであり、空気浄化装置10に流入された空気中からゴミ、塵埃などを取り除き、清浄された空気を出力する。送風機31は、HEPAフィルタ30を通過した空気を第一風路5aと第二風路5bに沿って吹出口3に搬送するための装置である。送風機31では、空気浄化制御部41からの出力信号に応じて風量、つまり回転数が制御される。送風機31が運転動作することにより、空気浄化部11に対して風が送られる。
空気浄化部11は、内部に取り入れた空気(空気8a)を加湿するためのユニットであり、加湿の際に、空気に対して微細化された水とともに空気浄化成分を含ませる。より詳細には、空気浄化部11は、加湿モータ11aと加湿ノズル11bとを有している。空気浄化部11は、加湿モータ11aを用いて加湿ノズル11bを回転させ、空気浄化部11の貯水部に貯水されている水(空気浄化成分を含む水)を遠心力で吸い上げて周囲(遠心方向)に飛散・衝突・破砕させ、通過する空気に水分を含ませる遠心破砕式の構成をとる。空気浄化部11は、空気浄化制御部41からの出力信号に応じて加湿モータ11aの回転数(以下、回転出力値)を変化させ、加湿能力(加湿量)を調整する。加湿量は、空気に対して空気浄化成分を付加する付加量ともいえる。
浄化成分供給部12は、水道等の給水管から給水される水に対して、空気浄化成分のタブレット等を添加して、空気浄化成分を含む水を生成するためのユニットである。空気浄化部11の貯水部への空気浄化成分を含む水の供給は、浄化成分供給部12により行われる。ここで、空気浄化成分には、例えば、殺菌性あるいは消臭性を備えた次亜塩素酸が用いられる。これにより、空気浄化成分を含む水として次亜塩素酸水を流通する空気8aに含ませて屋内空間18に供給することになるので、屋内空間18の殺菌あるいは消臭を行うことができる。より詳細には、浄化成分供給部12は、内部に電解槽12aを有し、電解槽12aによって生成した次亜塩素酸水を一定量貯留して、空気浄化制御部41からの出力信号に応じて空気浄化部11に供給する。
電解槽12aは、一対の電極間で、電解質として塩化物水溶液(例えば、塩水)を電気分解することで次亜塩素酸水を生成する。電解槽12aには、一般的な装置が使用されるので、詳細な説明は省略する。ここで、電解質は、次亜塩素酸水を生成可能な電解質であり、少量でも塩化物イオンを含んで入れば特に制限はなく、例えば、溶質として塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等を溶解した水溶液が挙げられる。また、塩酸でも問題ない。本実施例では、電解質として、水道等の給水管から給水される水に対して、塩化ナトリウムを加えた塩化物水溶液(塩水)を使用している。また、空気浄化部11に供給する次亜塩素酸水の濃度に関しては、空気浄化制御部41からの出力信号に応じて調節される。次亜塩素酸水の濃度は、次亜塩素酸水を希釈する際の水の量により調節される。
このように空気浄化部11は、空気浄化成分を含む水を遠心破砕することによって、空気浄化成分を含む水を屋内空間18に対して噴霧する。また、空気浄化部11は、空気浄化成分を含む水として、次亜塩素酸水を噴霧する。
屋内空間18の壁面には、操作装置43が設置される。操作装置43は、ユーザが操作可能なユーザインターフェースを備え、ユーザから温度設定値と湿度設定値を受けつける。操作装置43には、温湿度センサ44が含まれており、温湿度センサ44は、屋内空間18の空気の温度及び湿度を計測する。計測結果が、前述の温度計測値と湿度計測値とに相当する。温湿度センサ44における温度及び湿度の計測には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。また、操作装置43には、CO濃度センサ45も含まれており、CO濃度センサ45は、屋内空間18のCO濃度を計測する。計測結果が、前述のCO濃度計測値に相当する。CO濃度センサ45におけるCO濃度の計測には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。
操作装置43は、空気浄化制御部41及び空気調和制御部42に対して有線あるいは無線で接続されており、温度設定値、湿度設定値、温度計測値、湿度計測値、及びCO濃度計測値を空気浄化制御部41及び空気調和制御部42に送信する。これらの情報は、すべてまとめて送信されてもよく、任意の2つ以上をまとめて送信されてもよく、それぞれを送信されてもよい。また、操作装置43が空気浄化制御部41に情報を送信し、空気浄化制御部41が空気調和制御部42に情報を転送してもよい。
換気装置50は、屋内空間18の壁面に設置された換気扇であり、屋内空間18から屋外空間19へと空気を換気可能である。換気装置50は、空気浄化制御部41に対して有線あるいは無線で接続されており、空気浄化制御部41からの出力信号に応じて動作あるいは停止する。
空気調和装置15の空気調和制御部42は、温度設定値と温度計測値とを受けつけ、温度計測値が温度設定値に近づくように、冷媒コイル14及び室外機20を制御する。空気調和制御部42は、加熱モードにおいて、温度計測値が温度設定値よりも低い場合に、温度計測値と温度設定値との差異が大きくなるほど、加熱の程度を増加させる。
図2は、空気浄化制御部41の構成を示す。空気浄化制御部41は、取得部60、記憶部62、制御部64、及び指示部66を含む。取得部60は、CO濃度計測値、湿度設定値、及び湿度計測値を取得する。
記憶部62は、取得部60において取得したCO濃度計測値に対する処理を決定するためのテーブルを記憶する。図3は、記憶部62に記憶されるテーブルのデータ構造を示す。条件として、CO濃度計測値がしきい値よりも低い場合と、CO濃度計測値がしきい値以上である場合とが規定される。前者が第1ケースに相当し、後者が第2ケースに相当する。また、テーブルには、第1ケースと第2ケースのそれぞれに対する換気装置50と空気浄化部11の動作が示される。図2に戻る。
制御部64は、取得部60において取得したCO濃度計測値と、記憶部62に記憶したテーブルとをもとに、処理を決定する。制御部64は、CO濃度計測値がしきい値よりも低い第1ケースにおいて、換気装置50を停止させることと、空気浄化部11からの噴霧量を制御することを決定する。噴霧量の制御は、湿度計測値が湿度設定値よりも低い場合に、湿度計測値と湿度設定値との差異が大きくなるほど、噴霧量を多くするようになされる。
例えば、噴霧量を制御するために、制御部64は、空気浄化部11の貯水部における次亜塩素酸水の濃度を制御する。濃度の制御は、貯水部に流入させる水の量(次亜塩素酸水を希釈する際に加える水の量)を変えることによってなされる。噴霧量を多くするために、制御部64は、貯水部に流入させる水の量を減らして、次亜塩素酸水の濃度を高くさせる。また、噴霧量を制御するために、制御部64は、遠心破砕するための加湿モータ11aの回転数を制御してもよい。噴霧量を多くするために、制御部64は、加湿モータ11aの回転数を多くさせる。さらに、噴霧量を制御するために、制御部64は、送風機31の風量を制御してもよい。噴霧量を多くするために、制御部64は、送風機31の回転数を多くさせて、風量を多くさせる。
制御部64は、取得部60において取得したCO濃度計測値がしきい値以上である第2ケースにおいて、換気装置50を動作させることと、空気浄化部11からの噴霧量を抑制することを決定する。噴霧量を抑制するとは、空気浄化部11における空気浄化成分を含む水の噴霧量を、第1ケースでの空気浄化成分を含む水の噴霧量よりも少なくすることである。ここでは、例えば、空気浄化部11における最低の噴霧量となるように噴霧量を決定する。また、抑制されるときの噴霧量は固定値であればよい。
噴霧量を抑制するために、制御部64は、次亜塩素酸水の濃度を、第1ケースでの次亜塩素酸水の濃度よりも低くする。また、噴霧量を抑制するために、制御部64は、加湿モータ11aの回転数を、第1ケースでの加湿モータ11aの回転数よりも少なくしてもよい。さらに、噴霧量を抑制するために、制御部64は、送風機31の風量を、第1ケースでの送風機31の風量よりも少なくしてもよい。ここで、制御部64は、第2ケースが第1ケースに戻った場合に、換気装置50を停止させ、空気浄化部11における空気浄化成分を含む水の噴霧量の制御を再開する。
指示部66は、制御部64において決定した内容を指示するための出力信号を送信する。例えば、指示部66は、第1ケースが第2ケースに変化したタイミングにおいて、換気装置50を動作させるための出力信号を換気装置50に送信し、第2ケースが第1ケースに変化したタイミングにおいて、換気装置50を停止させるための出力信号を換気装置50に送信する。また、指示部66は、第1ケースにおいて、貯水部における次亜塩素酸水の濃度を制御するための出力信号、加湿モータ11aの回転数を制御するための出力信号、及び送風機31の風量を制御するための出力信号のうちの少なくとも1つを送信する。一方、指示部66は、第2ケースにおいて、貯水部における次亜塩素酸水の濃度を低下させるための出力信号、加湿モータ11aの回転数を少なくさせるための出力信号、及び送風機31の風量を小さくさせるための出力信号のうちの少なくとも1つを送信する。
本開示における装置、システム、または方法の主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示における装置、システム、または方法の主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムにしたがって動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、またはLSI(Large Scale Integration)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM(Read Only Memory)、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
以上の構成による空気浄化システム100の動作を説明する。図4は、空気浄化システム100における制御手順を示すフローチャートである。取得部60は、CO濃度計測値、湿度設定値、及び湿度計測値を取得する(ステップS10)。CO濃度計測値がしきい値よりも低い場合(ステップS12のY)、制御部64は、換気装置50の停止を決定する(ステップS14)。また、制御部64は、湿度設定値と湿度計測値との差をもとに空気浄化部11における噴霧量を制御することを決定する(ステップS16)。CO濃度計測値がしきい値よりも低くない場合(ステップS12のN)、制御部64は、換気装置50の動作を決定する(ステップS18)。また、制御部64は、空気浄化部11における噴霧量を抑制することを決定する(ステップS20)。
本実施例によれば、CO濃度計測値がしきい値よりも低い第1ケースにおいて、換気装置50を停止させ、湿度設定値に応じて噴霧量を制御するので、空気を浄化できる。また、CO濃度計測値がしきい値以上である第2ケースにおいて、換気装置50を動作させ、噴霧量を抑制するので、CO濃度を低減できる。また、CO濃度計測値がしきい値以上である第2ケースにおいて、換気装置50を動作させ、噴霧量を抑制するので、無駄な噴霧を防止できる。また、第1ケースにおいて空気を浄化し、第2ケースにおいてCO濃度を低減しながら無駄な噴霧を防止するので、排気がなされうる状況においても、空気を効率的に浄化できる。
また、次亜塩素酸水の濃度を調節するので、噴霧量を容易に調節できる。また、加湿モータ11aの回転数を調節するので、噴霧量を容易に調節できる。また、送風機31の風量を調節するので、噴霧量を容易に調節できる。また、第2ケースが第1ケースに戻った場合に、換気装置50を停止させ、噴霧量の制御を再開させるので、空気を浄化できる。
本開示の一態様の概要は、次の通りである。本開示のある態様の空気浄化装置(10)は、制御対象となる領域のCO濃度の計測値を取得する取得部(60)と、領域(18)に対して、空気浄化成分を含む水を噴霧する空気浄化部(11)と、取得部(60)において取得したCO濃度の計測値がしきい値よりも低い第1ケースにおいて、領域(18)と領域外(19)との間で空気を換気可能な換気装置(50)を停止させるとともに、領域(18)に対する湿度の設定値に応じて、空気浄化部(11)における空気浄化成分を含む水の噴霧量を制御する制御部(64)とを備える。制御部(64)は、取得部(60)において取得したCO濃度の計測値がしきい値以上である第2ケースにおいて、換気装置(50)を動作させるとともに、空気浄化部(11)における空気浄化成分を含む水の噴霧量を、第1ケースでの空気浄化成分を含む水の噴霧量よりも抑制する。
空気浄化部(11)は、空気浄化成分を含む水として、次亜塩素酸水を噴霧し、制御部(64)は、第1ケースにおいて、次亜塩素酸水の濃度を制御し、制御部(64)は、第2ケースにおいて、次亜塩素酸水の濃度を、第1ケースでの次亜塩素酸水の濃度よりも低くしてもよい。
空気浄化部(11)は、空気浄化成分を含む水を遠心破砕することによって、空気浄化成分を含む水を噴霧し、制御部(64)は、第1ケースにおいて、遠心破砕するための加湿モータ(11a)の回転数を制御し、制御部(64)は、第2ケースにおいて、加湿モータ(11a)の回転数を、第1ケースでの加湿モータ(11a)の回転数よりも少なくしてもよい。
空気浄化部(11)に対して風を送る送風機(31)をさらに備えてもよい。制御部(64)は、第1ケースにおいて、送風機(31)の風量を制御し、制御部(64)は、第2ケースにおいて、送風機(31)の風量を、第1ケースでの送風機(31)の風量よりも少なくしてもよい。
制御部(64)は、第2ケースが第1ケースに戻った場合に、換気装置(50)を停止させ、空気浄化部(11)における空気浄化成分を含む水の噴霧量の制御を再開してもよい。
以上、本開示を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
変形例を説明する。変形例に係る空気浄化装置10aでは、換気装置50による換気量が所定の基準値未満の状態(第1状態)から、換気装置50による換気量が所定の基準値以上の状態(第2状態)に変化した場合に、噴霧量を抑えるように制御する。より詳細には、空気浄化装置10aは、CO濃度計測値を取得する。第1ケース(CO濃度計測値がしきい値よりも低い場合)においては、第1状態で換気がなされるので、空気浄化装置10aは、これまでと同様に、湿度設定値と湿度計測値とをもとに空気浄化成分を含む水の噴霧を制御する。一方、第2ケース(CO濃度計測値がしきい値以上である場合)においては、第1状態から第2状態となって換気がなされるので、空気浄化装置10aは、第1ケースにおける噴霧量よりも噴霧量を抑えるように、空気浄化成分を含む水を噴霧する。ここで、基準値は、屋内空間18において空気浄化成分が殺菌あるいは消臭を行うのに最低限必要な量を維持可能な換気量に設定される。このようにすることで、空気浄化装置10aは、実施例に係る空気浄化装置10と同様の効果を享受することができる。
本発明に係る空気浄化装置は、制御対象となる領域の排気がなされうる状況においても、空気を効率的に浄化する技術であり、換気装置が併用された領域で使用される装置として有用である。
2 吸込口、 3 吹出口、 4 前段風路、 5a 第一風路、 5b 第二風路、 6 後段風路、 8,8a,8b,9 空気、 10,10a 空気浄化装置、 11 空気浄化部、 11a 加湿モータ、 11b 加湿ノズル、 12 浄化成分供給部、 12a 電解槽、 13 送風機、 14 冷媒コイル、 15 空気調和装置、 16 ダクト、 16a 屋内吸込口、 17 ダクト、 17a 屋内吹出口、 18 屋内空間、 19 屋外空間、 20 室外機、 20a 圧縮機、 20b 膨張器、 20c 屋外熱交換器、 20d 送風ファン、 20e 四方弁、 21 冷媒回路、 24 ダクト、 30 HEPAフィルタ、 31 送風機、 41 空気浄化制御部、 42 空気調和制御部、 43 操作装置、 44 温湿度センサ、 45 CO濃度センサ、 50 換気装置、 60 取得部、 62 記憶部、 64 制御部、 66 指示部、 100 空気浄化システム。

Claims (5)

  1. 制御対象となる領域のCO濃度の計測値を取得する取得部と、
    前記領域に対して、空気浄化成分を含む水を噴霧する空気浄化部と、
    前記取得部において取得した前記CO濃度の計測値がしきい値よりも低い第1ケースにおいて、前記領域と領域外との間で空気を換気可能な換気装置を停止させるとともに、前記領域に対する湿度の設定値に応じて、前記空気浄化部における前記空気浄化成分を含む水の噴霧量を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記取得部において取得した前記CO濃度の計測値がしきい値以上である第2ケースにおいて、前記換気装置を動作させるとともに、前記空気浄化部における前記空気浄化成分を含む水の噴霧量を、前記第1ケースでの前記空気浄化成分を含む水の噴霧量よりも抑制する空気浄化装置。
  2. 前記空気浄化部は、前記空気浄化成分を含む水として、次亜塩素酸水を噴霧し、
    前記制御部は、前記第1ケースにおいて、前記次亜塩素酸水の濃度を制御し、
    前記制御部は、前記第2ケースにおいて、前記次亜塩素酸水の濃度を、前記第1ケースでの前記次亜塩素酸水の濃度よりも低くする請求項1に記載の空気浄化装置。
  3. 前記空気浄化部は、前記空気浄化成分を含む水を遠心破砕することによって、前記空気浄化成分を含む水を噴霧し、
    前記制御部は、前記第1ケースにおいて、遠心破砕するための加湿モータの回転数を制御し、
    前記制御部は、前記第2ケースにおいて、前記加湿モータの回転数を、前記第1ケースでの前記加湿モータの回転数よりも少なくする請求項1または2に記載の空気浄化装置。
  4. 前記空気浄化部に対して風を送る送風機をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1ケースにおいて、前記送風機の風量を制御し、
    前記制御部は、前記第2ケースにおいて、前記送風機の風量を、前記第1ケースでの前記送風機の風量よりも少なくする請求項1から3のいずれか1項に記載の空気浄化装置。
  5. 前記制御部は、前記第2ケースが前記第1ケースに戻った場合に、前記換気装置を停止させ、前記空気浄化部における前記空気浄化成分を含む水の噴霧量の制御を再開する請求項1から4のいずれか1項に記載の空気浄化装置。
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