JP2022082054A - 電話中継装置、遠隔会議サーバ、遠隔会議システム、電話中継方法およびプログラム - Google Patents

電話中継装置、遠隔会議サーバ、遠隔会議システム、電話中継方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】遠隔会議の進行の妨げを回避できる電話中継装置等を提供する。【解決手段】電話中継装置30は、IPネットワークを介して遠隔会議に参加する通信端末間の、音声通話を中継する遠隔会議サーバ、に通信可能に接続される。電話中継装置は、参加要求部32と、発呼部33と、通話中継部34とを備える。参加要求部32は、通信端末間の音声通話の音声品質が所定レベル未満となったことを示す音声品質低下通知を遠隔会議サーバから受信したことに応じて、遠隔会議サーバに対して遠隔会議への参加許可を要求する。発呼部33は、遠隔会議への参加が許可されたことに応じて、通信端末に対応付けられた電話端末に対して発呼する。通話中継部34は、電話端末から発呼に対する応答を受信したことに応じて、電話端末と遠隔会議サーバとの間で遠隔会議の音声通話を中継する。【選択図】図1

Description

本開示は、電話中継装置、遠隔会議サーバ、遠隔会議システム、電話中継方法およびプログラムに関する。
ウェブ上で動作する遠隔会議システムにおいて、IP(Internet Protocol)ネットワークの通信状況によって、データ通信の遅延や欠落が発生することがある。この場合、音声通話に支障が発生し、遠隔会議の進行が妨げられることがある。このような事態を回避するために、電話端末から遠隔会議に参加することが提案されている。
しかし電話端末から遠隔会議に参加するためには、話者が電話端末から遠隔会議の電話番号をダイヤルし、遠隔会議のパスワードを入力する等の手順が必要となる。さらに、話者は音声品質が低下していることに気づいていないことが多いため、上述した手順は、音声の途切れや遅延に気づいた他の会議参加者が話者に伝えることを待って行われる。したがってその間、会議が中断されてしまうという問題がある。
そこで特許文献1では、会議の参加者が用いる情報処理装置の処理に着目し、情報処理装置が通信環境を監視し、サーバ装置に対して、通信環境に応じて映像および音声の信号送信条件を変更させることが開示されている。
特開2017-151889号公報
しかし、上述の特許文献1に記載の情報処理装置では、通信状態が低下した場合には音声品質レベルが低い音声データを受信することとなるため、これにより遠隔会議の進行が阻害される可能性がある。
本開示の目的は、上述した課題に鑑み、遠隔会議の進行の妨げを回避できる電話中継装置、遠隔会議サーバ、遠隔会議システム、電話中継方法およびプログラムを提供することにある。
本開示の一態様にかかる電話中継装置は、IP(Internet Protocol)ネットワークを介して遠隔会議に参加する通信端末間の、音声通話を中継する遠隔会議サーバ、に通信可能に接続される。前記電話中継装置は、参加要求部と、発呼部と、通話中継部とを備える。前記参加要求部は、前記通信端末間の前記音声通話の音声品質が所定レベル未満となったことを示す音声品質低下通知を前記遠隔会議サーバから受信したことに応じて、前記遠隔会議サーバに対して前記遠隔会議への参加許可を要求する。前記発呼部は、前記遠隔会議への参加が許可されたことに応じて、前記通信端末に対応付けられた電話端末に対して発呼する。前記通話中継部は、前記電話端末から前記発呼に対する応答を受信したことに応じて、前記電話端末と前記遠隔会議サーバとの間で前記遠隔会議の音声通話を中継する。
本開示の一態様にかかる遠隔会議サーバは、サーバ側中継部と、通知部と、参加処理部とを備える。前記サーバ側中継部は、IP(Internet Protocol)ネットワークを介して遠隔会議に参加する通信端末間の、音声通話を中継する。前記通知部は、前記通信端末間の前記音声通話の音声品質が所定レベル未満となった場合に、電話中継装置に、音声品質低下通知を送信する。前記参加処理部は、前記電話中継装置から前記遠隔会議への参加許可の要求を受信したことに応じて、前記遠隔会議への参加を許可する。前記サーバ側中継部は、前記遠隔会議へ参加した前記電話中継装置を介して、前記通信端末に対応付けられた電話端末との間で前記遠隔会議の音声通話データを送受信する。
本開示の一態様にかかる遠隔会議システムは、上記電話中継装置と、上記遠隔会議サーバとを備える。
本開示の一態様にかかる電話中継方法は、IP(Internet Protocol)ネットワークを介して遠隔会議に参加する通信端末間の、音声通話を中継する遠隔会議サーバ、に通信可能に接続される電話中継装置の電話中継方法である。前記電話中継方法は、前記通信端末間の前記音声通話の音声品質が所定レベル未満となったことを示す音声品質低下通知を前記遠隔会議サーバから受信したことに応じて、前記遠隔会議サーバに対して前記遠隔会議への参加許可を要求し、前記遠隔会議への参加が許可されたことに応じて、前記通信端末に対応付けられた電話端末に対して発呼し、前記電話端末から前記発呼に対する応答を受信したことに応じて、前記電話端末と前記遠隔会議サーバとの間で前記遠隔会議の音声通話を中継する。
本開示の一態様にかかるプログラムは、コンピュータに電話中継装置の電話中継方法を実行させるためのプログラムである。
本開示により、音声品質が低下した場合、電話中継装置が遠隔会議に参加して、電話端末による音声通話を中継するため、遠隔会議の進行の妨げを回避できる電話中継装置、遠隔会議サーバ、遠隔会議システム、電話中継方法およびプログラムを提供できる。
実施形態1にかかる電話中継装置の構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる電話中継装置が適用されることができる遠隔会議システムの概略構成図である。 実施形態2にかかる遠隔会議サーバの構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる対応テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 実施形態2にかかるPBXの構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる遠隔会議システムの処理手順の一例を示すシーケンス図である。 実施形態3にかかる遠隔会議システムの概略構成図である。 実施形態4にかかる遠隔会議システムの概略構成図である。 実施形態4にかかる対応テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 実施形態4にかかる遠隔会議システムの処理手順の一例を示すシーケンス図である。 実施形態4にかかる通信端末の表示の一例を示す図である。 実施形態1~4にかかるコンピュータのハードウェア構成図である。
以下、実施形態を通じて本開示を説明するが、特許請求の範囲にかかる発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載および図面は、適宜、省略、および簡略化がなされている。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されている。
<実施形態1>
まず図1を用いて、本開示の実施形態1について説明する。図1は、実施形態1にかかる電話中継装置30の構成を示すブロック図である。電話中継装置30は、遠隔会議の音声通話を中継するコンピュータ装置である。電話中継装置30は、遠隔会議サーバに通信可能に接続される。ここで遠隔会議サーバは、IP(Internet Protocol)ネットワークを介して遠隔会議に参加する通信端末間の音声通話を、IPネットワークを介して中継するコンピュータ装置である。
電話中継装置30は、参加要求部32と、発呼部33と、通話中継部34とを備える。
参加要求部32は、音声品質低下通知を遠隔会議サーバから受信したことに応じて、遠隔会議サーバに対して遠隔会議への参加許可を要求する。音声品質低下通知は、IPネットワークを介した通信端末間の音声通話の音声品質が所定レベル未満となったことを示す通知である。
発呼部33は、電話中継装置30の遠隔会議への参加が許可されたことに応じて、通信端末に対応付けられた電話端末に対して発呼する。すなわち発呼部33は、電話端末を呼び出す。
通話中継部34は、呼び出した電話端末から発呼に対する応答を受信したことに応じて、電話端末と遠隔会議サーバとの間で遠隔会議の音声通話を中継する。
このように実施形態1によれば、遠隔会議中に通信の遅延や欠落が発生するようなIPネットワーク状態になった場合、電話中継装置30は、遠隔会議に参加し、電話端末による音声通話の接続を自動的に確立させ、音声通話を中継する。したがって電話中継装置30は、遠隔会議の進行を妨げることを回避し、遠隔会議を継続させることができる。一方、ユーザは、発呼に対して応答するだけでよいので、ユーザの負担が軽減される。
<実施形態2>
次に図2~6を用いて、本開示の実施形態2について説明する。
図2は、実施形態2にかかる電話中継装置が適用されることができる遠隔会議システム1の概略構成図である。遠隔会議システム1は、通信端末のユーザに対して、遠隔会議サービスを提供するコンピュータシステムである。遠隔会議システム1は、遠隔会議サーバ10と、通信端末20と、構内電話端末22と、電話中継装置30の一例として構内交換機(PBX;Private Branch eXchange)30aとを備える。本図では説明の明確化のため、1の通信端末20が図示されているが、遠隔会議システム1は、複数の通信端末20を備えるものとする。また本図では、1の構内電話端末22が図示されているが、遠隔会議システム1は、複数の構内電話端末22を備えてよい。
遠隔会議サーバ10は、遠隔会議に参加する通信端末20間のデータ通信を中継するサーバ・コンピュータ等のコンピュータ装置である。遠隔会議サーバ10は、IPネットワークの一例としてインターネット2と、電話回線の一例として公衆交換電話網(PSTN;Public Switched Telephone Network)とに接続される。遠隔会議サーバ10は、通信端末20の音声データ(音声通話データ)およびその他のメディアデータを、インターネット2を介して受信したことに応じて、これらのデータを、インターネット2を介して遠隔会議に参加する他の通信端末20に送信する。
遠隔会議サーバ10は、音声通話の音声品質が所定レベル未満となった場合、PSTN3を介して、通信端末20のユーザが使用可能な構内電話端末22から音声通話データを受信する。
通信端末20は、遠隔会議の参加者(ユーザ)が使用する、パーソナルコンピュータ、ノート型コンピュータ、タブレット端末、またはデータ入出力可能なその他のコンピュータ装置である。本図では、通信端末20は、スイッチングハブ5およびルータ4を介してインターネット2に接続される。通信端末20は、ユーザの音声を収音したことに応じて生成した音声通話データを、インターネット2を介して遠隔会議サーバ10に送信し、また遠隔会議に参加する他の通信端末20の音声通話データを遠隔会議サーバ10から受信する。また通信端末20は、画像データといったその他のメディアデータを、インターネット2を介して遠隔会議サーバ10に送信し、また遠隔会議サーバ10から受信する。
したがってネットワーク内では、音声通話データおよびその他のメディアデータのトラフィックが混在しているため、音声通話の音声品質の低下が生じやすいという問題がある。
構内電話端末22は、通信端末20のユーザが使用可能な構内電話端末である。構内電話端末22は、固定電話であってもよく、携帯電話であってもよい。構内電話端末22は、構内回線を介してPBX30aに接続される、いわゆるPBX30aの配下にある電話端末である。通信端末20のユーザは、通信端末20による音声通話の音声品質が低下した場合に、構内電話端末22を用いて音声通話を継続する。
PBX30aは、通信端末に対応付けられた構内交換機である。PBX30aは、PSTN3および構内回線に接続される。またPBX30aは、スイッチングハブ5およびルータ4を介してインターネット2に接続される。PBX30aは、遠隔会議サーバ10から音声品質低下通知を受信したことに応じて、遠隔会議に参加し、そして構内電話端末22を呼び出すように構成されている。そしてPBX30aは、遠隔会議サーバ10と構内電話端末22との間の音声通話を中継する。
これにより遠隔会議サーバ10は、遠隔会議に参加する他の通信端末20若しくは他の構内電話端末22から音声通話データを受信し、音声通話データを構内電話端末22に送信する。これにより、通信端末20による音声通話の音声品質が低くなった場合でも、通信端末20のユーザは、構内電話端末22を用いて音声通話を継続できる。
図3は、実施形態2にかかる遠隔会議サーバ10の構成を示すブロック図である。遠隔会議サーバ10は、サーバ側中継部11、音声品質監視部12、通知部13、参加処理部14および記憶部15を有する。
サーバ側中継部11は、インターネット2を介して遠隔会議に参加する通信端末20間の、音声通話を中継する処理を行う。またサーバ側中継部11は、遠隔会議へ参加したPBX30aを介して、PSTN3を用いて通信端末20に対応付けられた構内電話端末22との間で遠隔会議の音声通話データを送受信する。すなわちサーバ側中継部11は、PSTN3を用いて、またはPSTN3およびインターネット2を用いて、引き続き通信端末20間の音声通話を中継する。
音声品質監視部12は、遠隔会議に参加しているユーザごとに、つまり通信端末20ごとに、インターネット2を介した通信端末20間の音声通話の音声品質を監視する。音声品質監視部12は、通信遅延、ジッタまたはパケットロス等で音声品質を評価してよい。
通知部13は、音声品質監視部12が評価した音声品質が所定レベル未満となった場合に、PBX30aに、インターネット2を介して音声品質低下通知を送信する。音声品質が所定レベル未満となる場合とは、例えば通信遅延、ジッタまたはパケットロスが所定閾値以上である場合であってもよいし、通信遅延、ジッタおよびパケットロスに基づいて定められる指標が所定閾値未満である場合であってもよい。なお音声品質低下通知には、音声品質が低下した通信端末20のユーザの識別情報(ID)、ユーザが参加している遠隔会議のIDおよびパスワードが含まれる。遠隔会議のIDは、ダイヤルイン番号であってよい。これによりPBX30aが遠隔会議への参加許可を容易に要求できるようになる。
参加処理部14は、PBX30aから遠隔会議への参加許可の要求を受信したことに応じて、遠隔会議への参加を許可する処理を行う。また参加処理部14は、PBX30aに対して参加を許可したことに応じて、対象となるユーザに対応付けられた構内電話端末22のIDをPBX30aに通知する。
記憶部15は、後述する対応テーブル16を記憶する記憶媒体である。
図4は、実施形態2にかかる対応テーブル16のデータ構造の一例を示す図である。対応テーブル16は、通信端末20のIDと、構内電話端末22のIDと、PBX30aのIDとを関連付ける。
通信端末20のIDは、IPアドレスまたはMAC(Media Access Control)アドレスであってよい。構内電話端末22のIDは、電話番号または内線番号であってよい。PBX30aのIDは、IPアドレスまたはMACアドレスであってよい。
なお対応テーブル16は、通信端末20のIDに代えてまたは加えて、ユーザのIDを、構内電話端末22のIDおよびPBX30aのIDに関連付けてもよい。また対応テーブル16は、これに加えて、遠隔会議のIDおよびパスワードを、通信端末20のIDに関連付けて記憶してもよい。
遠隔会議サーバ10は、対応テーブル16を用いることで、容易かつ迅速に、音声品質が低下した通信端末20のPBX30aに対して通知を行い、また構内電話端末22のIDを通知できる。
図5は、実施形態2にかかるPBX30aの構成を示すブロック図である。PBX30aは、IP通信部31、参加要求部32、発呼部33および通話中継部34を備える。
IP通信部31は、インターネット2を介して遠隔会議サーバ10と通信する。具体的には、IP通信部31は、遠隔会議サーバ10から音声品質低下通知を受信する。
参加要求部32は、音声品質低下通知に含まれる遠隔会議のIDおよびパスワードを用いて、遠隔会議サーバ10に対して遠隔会議への参加許可を要求する。
発呼部33は、遠隔会議への参加が許可されたことに応じて通知される、通信端末20に対応付けられた構内電話端末22のIDを用いて、構内回線を用いて構内電話端末22に発呼する。
通話中継部34は、構内電話端末22が応答したことに応じて、構内電話端末22と遠隔会議サーバ10との間で遠隔会議の音声通話を、構内回線およびPSTN3を介して中継する。
このようにPBX30aは、インターネット2とは異なる電話回線を使用して音声通話を中継するため、他のメディアデータとの混在を回避し、音声品質の低下を防止できる。なおユーザは、PBX30aを介して音声通話を続行するため、通話料金を組織(会社)負担にできる。
図6は、実施形態2にかかる遠隔会議システム1の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
まず通信端末20のユーザは、通信端末20の遠隔会議アプリから遠隔会議に参加し、音声通話およびその他のデータ通信を行う。このとき遠隔会議サーバ10のサーバ側中継部11は、通信端末20の音声通話を、他の参加者が使用する通信端末20にインターネット2を介して中継する(ステップS10)。そして遠隔会議サーバ10の音声品質監視部12が、音声品質の低下を検出したとする(ステップS11)。遠隔会議サーバ10の通知部13は、記憶部15の対応テーブル16を参照して、対象となる通信端末20のIDに対応付けられたPBX30aを特定し、該PBX30aにインターネット2を介して音声品質低下通知を送信する(ステップS13)。音声品質低下通知には、遠隔会議のダイヤルイン番号およびパスワードが含まれる。
PBX30aのIP通信部31が音声品質低下通知を受信したことに応じて、参加要求部32は、遠隔会議にダイヤルし、パスワードを用いて、遠隔会議サーバ10に遠隔会議の参加許可を要求する(ステップS14)。
遠隔会議サーバ10の参加処理部14は、PBX30aの遠隔会議への参加を許可し、PSTN3を介してPBX30aに参加許可通知を送信する(ステップS15)。これによりPBX30aは、遠隔会議へ参加した状態となる。また参加処理部14は、遠隔会議への参加がPBX30aに対して許可されたことを示す参加準備通知を、通信端末20に送信する(ステップS16)。これにより通信端末20のユーザが構内電話端末22による音声通話に迅速に切り替えることができる。また参加処理部14は、記憶部15の対応テーブル16を参照し、通信端末20のIDに対応付けられた構内電話端末22の電話番号を特定し、その電話番号を、インターネット2を介してPBX30aに通知する(ステップS17)。本ステップは、ステップS15と並行して行われてよい。
そしてPBX30aの発呼部33は、構内電話端末22の電話番号を用いて、構内回線を介して構内電話端末22に発呼する(ステップS18)。このとき、発呼部33は、構内電話端末22に対して、通信端末20と遠隔会議サーバ10との間の音声通話を切断するように通知してよい。これにより音声の二重化を回避し、スムーズに音声通話を切り替えさせることができる。
構内電話端末22は、ユーザ操作により、着信に対して応答をする(ステップS19)。
応答を受けたPBX30aの通話中継部34は、遠隔会議サーバ10と構内電話端末22との間の通話パスを接続する(ステップS20)。これにより通話中継部34は、遠隔会議サーバ10と構内電話端末22との間の、構内回線およびPSTN3を介した音声通話の中継を開始する(ステップS21)。
一方ユーザは、着信に応答したことに応じて、ユーザ操作により、通信端末20と遠隔会議サーバ10との間の音声通話を切断する(ステップS22)。これにより音声通話の切替えが完了し、音声の二重化が回避される。
なお遠隔会議サーバ10のサーバ側中継部は、構内電話端末22との間で音声通話データを送受信し始めた場合、構内電話端末22に対応付けられた通信端末20との間の音声通話を自動的に切断してもよい。これによりユーザの負担を軽減しつつ音声通話をスムーズに切り替えられる。
また遠隔会議サーバ10の参加処理部14は、ステップS17において、構内電話端末22の電話番号をPBX30aに通知するとしたが、これに代えて通信端末20のIDまたはユーザのIDを通知してもよい。通知を受けたPBX30aは、通信端末20のIDまたはユーザのIDと、ユーザが使用可能な電話端末の電話番号とを関連付けるテーブルを記憶部(不図示)に記憶しており、そのテーブルを用いて発呼する電話端末の電話番号を特定してよい。この場合、遠隔会議サーバ10の対応テーブル16には、構内電話端末のIDが省略されてよい。
このように実施形態2によれば、遠隔会議システム1は、遠隔会議中に通信の遅延や欠落が発生するようなIPネットワーク状態になった場合、音声通話を、音声品質が安定している電話回線に切り替える。したがって遠隔会議の進行を妨げることを回避し、遠隔会議を継続させることができる。
<実施形態3>
次に図7を用いて、本開示の実施形態3について説明する。実施形態3は、PBX30aが、PSTN3に代えてインターネット2を介して、遠隔会議サーバ10と構内電話端末22との間の音声通話を中継することに特徴を有する。
図7は、実施形態3にかかる遠隔会議システム1bの概略構成図である。遠隔会議システム1bは、PBX30aが、PSTN3に代えて、スイッチングハブ5とは異なるスイッチングハブ6およびルータ4を介してインターネット2に接続される点で、遠隔会議システム1と異なる。なおルータ4においては、スイッチングハブ6との間のデータ(音声通話データ)が優先制御等で優先的に通過され、または音声通話データと、スイッチングハブ5との間のデータ(他のメディアデータ)とのドメインが分けられて処理される。このため、音声品質の低下を回避できる。
したがって図6のステップS14に代えて、PBX30aのIP通信部31は、インターネット2を介して遠隔会議サーバ10に遠隔会議の参加許可を要求する。また図6のステップS15に代えて、遠隔会議サーバ10の参加処理部14は、インターネット2を介してPBX30aに参加許可通知を送信する。また図6のステップS21に代えて、通話中継部34は、遠隔会議サーバ10と構内電話端末22との間の、構内回線およびインターネット2を介した音声通話の中継を行う。
このように実施形態3においても、実施形態2と同様の効果を奏する。
<実施形態4>
次に図8~11を用いて、本開示の実施形態4について説明する。実施形態4は、通信端末20のユーザが種別の異なる複数の電話端末を使用可能である場合の電話中継処理に特徴を有する。
図8は、実施形態4にかかる遠隔会議システム1cの概略構成図である。遠隔会議システム1cは、遠隔会議システム1と基本的に同様の構成および機能を有するが、携帯電話端末24と、PBX30aに代えてPBX30cとを備える点で遠隔会議システム1と相違する。
携帯電話端末24は、通信端末20のユーザが構内電話端末22に加えて使用可能な電話端末である。携帯電話端末24は、PSTN3に接続可能な、携帯電話またはスマートフォン等である。通信端末20のユーザは、通信端末20による音声通話の音声品質が低下した場合に、構内電話端末22または携帯電話端末24のいずれかを選択して、音声通話を継続する。
PBX30cは、PBX30aと基本的に同様の構成および機能を有するが、発呼部33が、ユーザが選択した電話端末の端末種別情報を遠隔会議サーバから取得し、端末種別情報に基づいて、電話端末への発呼に用いる回線を決定する点でPBX30aと相違する。発呼に用いる回線は、例えば外線または内線である。
図9は、実施形態4にかかる対応テーブル16のデータ構造の一例を示す図である。本実施形態4にかかる対応テーブル16は、通信端末20のIDと、電話端末のIDと、端末種別と、PBX30cのIDとを関連付ける。なお端末種別は、電話端末の種別を表す情報であり、例えば構内電話または携帯電話である。電話端末のIDは、構内電話端末22または携帯電話端末24のIDであり、例えば端末種別が構内電話である場合、内線番号を、端末種別が携帯電話である場合、携帯電話番号を示してよい。本図では、「UE002」のIDを有する通信端末20は、端末種別が異なる2つの電話端末、すなわち構内電話端末22および携帯電話端末24に関連付けられている。なお通信端末20のIDは、端末種別の同じ複数の電話端末に関連付けられていてもよい。
図10は、実施形態4にかかる遠隔会議システム1cの処理手順の一例を示すシーケンス図である。図6と同様のステップについては、同様の記号を付して、説明を省略する。
まず遠隔会議システム1cは、ステップS10~16の処理を実行する。
そして遠隔会議サーバ10の参加処理部14は、記憶部15の対応テーブル16を参照し、対象となる通信端末20に対応付けられた電話端末が複数ある場合、通信端末20に対して、使用する電話端末の選択を要求する(ステップS30)。
選択要求を受けた通信端末20は、ユーザ操作により、使用する電話端末を選択し、遠隔会議サーバ10に通知する(ステップS31)。構内電話端末22が選択された場合は、図6のステップS17~22と同様の処理が実行されてよい。ここで本例では、携帯電話端末24が選択されたものとする。
遠隔会議サーバ10の参加処理部14は、記憶部15の対応テーブル16を参照し、選択された電話端末の情報を取得し、電話端末の情報を、インターネット2を介してPBX30cに送信する(ステップS32)。電話端末の情報は、電話端末の端末種別情報を含む。本例では、電話端末の情報は、端末種別が携帯電話であることと、携帯電話端末24の携帯電話番号とを含む。これにより、PBX30cによる回線決定をスムーズにさせることができる。
そしてPBX30cの発呼部33は、端末種別情報から外線、すなわちPSTN3を使用して発呼することを決定し、携帯電話端末24の電話番号を用いて、PSTN3を用いて携帯電話端末24に発呼する(ステップS33)。
携帯電話端末24は、ユーザ操作により、発呼に対して応答をする(ステップS34)。
応答を受けたPBX30cの通話中継部34は、遠隔会議サーバ10と携帯電話端末24との間の通話パスを接続する(ステップS35)。これにより通話中継部34は、遠隔会議サーバ10と携帯電話端末24との間の、PSTN3を介した音声通話の中継を開始する(ステップS36)。
図11は、実施形態4にかかる通信端末20の表示の一例を示す図である。通信端末20の表示部(不図示)は、遠隔会議サーバ10から参加準備通知および端末選択要求を受けて、本図のような画面を表示する。
例えば本図には、音声通話に用いる端末の切替えを促すポップアップ表示が表示された、遠隔会議アプリ(Web会議アプリ)の表示画面が示される。表示された電話端末のうち切替え先の電話端末をユーザが選択すると、選択された電話端末がPBX30cから呼び出される。なお切替え先の電話端末をユーザが選択したことに応じて、通信端末20の音声出力がミュートになってもよく、または音声通話が切断されてもよい。
このように実施形態4によれば、遠隔会議システム1cは、実施形態2と同様の効果を奏しつつ、種々の電話端末に対応できる。なおユーザは、PBX30cを介して音声通話を続行するため、外線を用いたとしても通話料金を組織負担にできる。例えばユーザがテレワーク等で会社外から個人の携帯端末で遠隔会議に参加したとしても、通話料金は会社負担とすることができる。
なお、本開示は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上述の実施形態では、本開示をハードウェアの構成として説明したが、本開示は、これに限定されるものではない。本開示は、電話中継方法にかかる各種処理を、プロセッサにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
図12は、実施形態1~4にかかるコンピュータ900のハードウェア構成図である。
コンピュータ900は、主要なハードウェア構成として、プロセッサ100と、ROM101(Read Only Memory)と、RAM102(Random Access Memory)と、インターフェース部103(IF;Interface)とを有する。プロセッサ100、ROM101、RAM102およびインターフェース部103は、データバスなどを介して相互に接続されている。
プロセッサ100は、制御処理および演算処理等を行う演算装置としての機能を有する。プロセッサ100は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(field-programmable gate array)、DSP(digital signal processor)またはASIC(application specific integrated circuit)並びにこれらの組み合わせであってよい。ROM101は、プロセッサ100によって実行される制御プログラムおよび演算プログラム等を記憶するための機能を有する。RAM102は、処理データ等を一時的に記憶するための機能を有する。インターフェース部103は、有線または無線を介して外部と信号の入出力を行う。また、インターフェース部103は、ユーザによるデータの入力の操作を受け付け、ユーザに対して情報を表示する。例えば、遠隔会議サーバ10のインターフェース部103は、通信端末20のインターフェース部103およびPBX30aのインターフェース部103との間で通信を行う。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上述の実施形態ではコンピュータ900は、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等を含むコンピュータシステムで構成される。しかしこれに限らず、コンピュータは、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)のサーバ、コンピュータ(パソコン)通信のホスト、インターネット上に接続されたコンピュータシステム等によって構成されることも可能である。また、ネットワーク上の各機器に機能分散させ、ネットワーク全体でコンピュータを構成することも可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
IP(Internet Protocol)ネットワークを介して遠隔会議に参加する通信端末間の、音声通話を中継する遠隔会議サーバ、に通信可能に接続され、
前記通信端末間の前記音声通話の音声品質が所定レベル未満となったことを示す音声品質低下通知を前記遠隔会議サーバから受信したことに応じて、前記遠隔会議サーバに対して前記遠隔会議への参加許可を要求する参加要求部と、
前記遠隔会議への参加が許可されたことに応じて、前記通信端末に対応付けられた電話端末に対して発呼する発呼部と、
前記電話端末から前記発呼に対する応答を受信したことに応じて、前記電話端末と前記遠隔会議サーバとの間で前記遠隔会議の音声通話を中継する通話中継部と
を備える電話中継装置。
(付記2)
前記通話中継部は、電話回線を介して、前記電話端末と前記遠隔会議サーバとの音声通話を中継する
付記1に記載の電話中継装置。
(付記3)
前記電話中継装置は、前記通信端末に対応付けられた構内交換機である
付記1または2に記載の電話中継装置。
(付記4)
前記発呼部は、前記電話端末の端末種別情報を前記遠隔会議サーバから取得し、前記端末種別情報に基づいて、前記電話端末への発呼に用いる回線を決定する
付記1から3のいずれか一項に記載の電話中継装置。
(付記5)
前記発呼部は、前記電話端末に対して、前記通信端末と前記遠隔会議サーバとの間の音声通話の切断を要求する
付記1から4のいずれか一項に記載の電話中継装置。
(付記6)
IP(Internet Protocol)ネットワークを介して遠隔会議に参加する通信端末間の、音声通話を中継するサーバ側中継部と、
前記通信端末間の前記音声通話の音声品質が所定レベル未満となった場合に、電話中継装置に、音声品質低下通知を送信する通知部と、
前記電話中継装置から前記遠隔会議への参加許可の要求を受信したことに応じて、前記遠隔会議への参加を許可する参加処理部と
を備え、
前記サーバ側中継部は、前記遠隔会議へ参加した前記電話中継装置を介して、前記通信端末に対応付けられた電話端末との間で前記遠隔会議の音声通話データを送受信する
遠隔会議サーバ。
(付記7)
前記サーバ側中継部は、前記電話端末との間で音声通話データを送受信し始めた場合、前記電話端末に対応付けられた前記通信端末との間の音声通話を切断する
付記6に記載の遠隔会議サーバ。
(付記8)
前記参加処理部は、前記遠隔会議への参加が前記電話中継装置に対して許可されたことを示す参加準備通知を、前記通信端末に送信する
付記6または7に記載の遠隔会議サーバ。
(付記9)
前記参加処理部は、
前記通信端末に対応付けられた電話端末が複数ある場合、前記通信端末に対して、使用する電話端末の選択を要求し、
選択された前記電話端末の情報を前記電話中継装置に送信する
付記8に記載の遠隔会議サーバ。
(付記10)
前記電話端末の情報は、前記電話端末の端末種別情報を含む
付記9に記載の遠隔会議サーバ。
(付記11)
前記通信端末間の前記音声通話の音声品質を監視する音声品質監視部をさらに備える
付記6から10のいずれか一項に記載の遠隔会議サーバ。
(付記12)
付記1から5のいずれか一項に記載の電話中継装置と、
付記6から11のいずれか一項に記載の遠隔会議サーバと、
を備える遠隔会議システム。
(付記13)
IP(Internet Protocol)ネットワークを介して遠隔会議に参加する通信端末間の、音声通話を中継する遠隔会議サーバ、に通信可能に接続される電話中継装置の電話中継方法であって、
前記通信端末間の前記音声通話の音声品質が所定レベル未満となったことを示す音声品質低下通知を前記遠隔会議サーバから受信したことに応じて、前記遠隔会議サーバに対して前記遠隔会議への参加許可を要求し、
前記遠隔会議への参加が許可されたことに応じて、前記通信端末に対応付けられた電話端末に対して発呼し、
前記電話端末から前記発呼に対する応答を受信したことに応じて、前記電話端末と前記遠隔会議サーバとの間で前記遠隔会議の音声通話を中継する、
電話中継方法。
(付記14)
コンピュータに、付記13に記載の電話中継装置の電話中継方法を実行させるためのプログラム。
1,1b,1c 遠隔会議システム
2 インターネット
3 PSTN
4 ルータ
5,6 スイッチングハブ
10 遠隔会議サーバ
11 サーバ側中継部
12 音声品質監視部
13 通知部
14 参加処理部
15 記憶部
16 対応テーブル
20 通信端末
22 構内電話端末
24 携帯電話端末
30 電話中継装置
30a,30c PBX
31 IP通信部
32 参加要求部
33 発呼部
34 通話中継部
100 プロセッサ
101 ROM
102 RAM
103 インターフェース部(IF)
900 コンピュータ

Claims (10)

  1. IP(Internet Protocol)ネットワークを介して遠隔会議に参加する通信端末間の、音声通話を中継する遠隔会議サーバ、に通信可能に接続され、
    前記通信端末間の前記音声通話の音声品質が所定レベル未満となったことを示す音声品質低下通知を前記遠隔会議サーバから受信したことに応じて、前記遠隔会議サーバに対して前記遠隔会議への参加許可を要求する参加要求部と、
    前記遠隔会議への参加が許可されたことに応じて、前記通信端末に対応付けられた電話端末に対して発呼する発呼部と、
    前記電話端末から前記発呼に対する応答を受信したことに応じて、前記電話端末と前記遠隔会議サーバとの間で前記遠隔会議の音声通話を中継する通話中継部と
    を備える電話中継装置。
  2. 前記通話中継部は、電話回線を介して、前記電話端末と前記遠隔会議サーバとの音声通話を中継する
    請求項1に記載の電話中継装置。
  3. 前記電話中継装置は、前記通信端末に対応付けられた構内交換機である
    請求項1または2に記載の電話中継装置。
  4. 前記発呼部は、前記電話端末の端末種別情報を前記遠隔会議サーバから取得し、前記端末種別情報に基づいて、前記電話端末への発呼に用いる回線を決定する
    請求項1から3のいずれか一項に記載の電話中継装置。
  5. 前記発呼部は、前記電話端末に対して、前記通信端末と前記遠隔会議サーバとの間の音声通話を切断するように通知する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の電話中継装置。
  6. IP(Internet Protocol)ネットワークを介して遠隔会議に参加する通信端末間の、音声通話を中継するサーバ側中継部と、
    前記通信端末間の前記音声通話の音声品質が所定レベル未満となった場合に、電話中継装置に、音声品質低下通知を送信する通知部と、
    前記電話中継装置から前記遠隔会議への参加許可の要求を受信したことに応じて、前記遠隔会議への参加を許可する参加処理部と
    を備え、
    前記サーバ側中継部は、前記遠隔会議へ参加した前記電話中継装置を介して、前記通信端末に対応付けられた電話端末との間で前記遠隔会議の音声通話データを送受信する
    遠隔会議サーバ。
  7. 前記参加処理部は、前記遠隔会議への参加が前記電話中継装置に対して許可されたことを示す参加準備通知を、前記通信端末に送信する
    請求項6に記載の遠隔会議サーバ。
  8. 請求項1から5のいずれか一項に記載の電話中継装置と、
    請求項6または7に記載の遠隔会議サーバと
    を備える遠隔会議システム。
  9. IP(Internet Protocol)ネットワークを介して遠隔会議に参加する通信端末間の、音声通話を中継する遠隔会議サーバ、に通信可能に接続される電話中継装置の電話中継方法であって、
    前記通信端末間の前記音声通話の音声品質が所定レベル未満となったことを示す音声品質低下通知を前記遠隔会議サーバから受信したことに応じて、前記遠隔会議サーバに対して前記遠隔会議への参加許可を要求し、
    前記遠隔会議への参加が許可されたことに応じて、前記通信端末に対応付けられた電話端末に対して発呼し、
    前記電話端末から前記発呼に対する応答を受信したことに応じて、前記電話端末と前記遠隔会議サーバとの間で前記遠隔会議の音声通話を中継する、
    電話中継方法。
  10. コンピュータに、請求項9に記載の電話中継装置の電話中継方法、を実行させるためのプログラム。
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