JP2017151889A - Web会議システムに用いられる情報処理装置及びサーバ装置、それらの制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】サーバ装置と情報処理装置との間の通信環境が悪化したとしても会議を継続可能な受信品質を確保できる仕組みを提供することを目的としている。【解決手段】映像取得手段を介して取得された映像と音声取得手段を介して取得された音声を送信する送信手段とを備えた複数の情報処理装置と、サーバ装置とが通信可能に設けられたWeb会議システムに用いられる情報処理装置であって、当該情報処理装置とサーバ装置との間の通信環境を判定し、この通信環境の判定結果に応じた映像及び音声が受信されるように、サーバ装置に信号送信条件を通知する。【選択図】図4
Description
本発明は、Web会議システムに用いられる情報処理装置及びサーバ装置、それらの制御方法及びプログラムに関する。
ブラウザ上で動作するWeb会議システムは、イヤホンとマイクとPC等の情報処理端末があれば互いの参加者の映像を見ながら会議を行うことができるため、広く用いられており、一例が特許文献1に開示されている。
そして、このような会議システムでは、近年の無線通信の発達に伴い、スマートフォンやタブレット端末といったスマートデバイスや情報処理装置を無線通信を介して接続させてWeb会議に参加することが良く行われているが、通信環境によっては適切な接続が維持できない状況が発生している。
特許文献2には、双方向映像コミュニケーションシステムの適切な接続を維持する方法として、受信ビットレート、受信フレームレート等のパラメータを監視し、許容変動値を超えた場合に、送信パラメータを変更することで適正な品質での接続を継続できる技術が開示されている。
ところで、上述のような複数人で同時に共有することを目的として用いられるこのようなWeb会議システムでは、受信側は複数人の音声や映像を受信することになるが、通信環境が悪い場合には音声や映像をうまく受信できず会議内容を把握できないことが懸念される。しかし特許文献2では、送信品質を確保することしか考慮しておらず、受信品質を保つことについては考慮されていない。
そこで本願発明は、サーバ装置と情報処理装置との間の通信環境が悪化したとしても会議を継続可能な受信品質を確保できる仕組みを提供することを目的としている。
このような課題を解決することができる本願発明の一例は、以下のような仕組みである。すなわち、映像取得手段を介して取得された映像と音声取得手段を介して取得された音声を送信する送信手段とを備えた情報処理装置を複数と、サーバ装置とが通信可能に設けられたWeb会議システムに用いられる情報処理装置であって、当該情報処理装置と前記サーバ装置との間の通信環境を判定する判定手段と、前記判定手段で判定された通信環境の判定結果に応じた映像及び音声が受信されるように、前記サーバ装置に信号送信条件を通知する通知手段と、を備えることを特徴とする。
このように、受信環境に応じた映像及び音声がサーバ装置から情報処理装置に送信されるようにすることで、サーバ装置と情報処理装置との間の通信環境が悪化したとしても会議を継続可能な受信品質を確保することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態におけるWeb会議システムのシステム構成を示す図である。(なお、図1の各端末構成は一例あり、用途や目的に応じてさまざまな構成例があることは言うまでもない。)
図1に示すように本実施形態におけるWeb会議システムの構成では、サーバ装置101と複数の情報処理装置とがLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワーク105を介して相互にデータ通信可能に構成されており、情報処理装置としてはPC等の情報処理装置102やタブレット型の情報処理装置103やスマートフォン型の情報処理装置104等を用いることが出来る。このような情報処理装置には、カメラ等の撮像手段とマイク等の音声取得手段等が設けられており、遠隔地にいる相手と簡便に会議をするために用いることができる。
図1のネットワーク105上に接続される各種端末あるいはサーバの構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
図2は、サーバ装置101とPC等の情報処理装置102のハードウェア構成の一例を示す図である。
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM202あるいは外部メモリ211(記憶手段)には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / OutputSystem)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、サーバ装置101と情報処理装置102の実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボード等の文字入力手段、不図示のマウス等のポインティングデバイス、マイク等の音声取得手段、カメラ等の映像取得手段等の入力デバイス209からの入力を制御する。
ビデオコントローラ(VC)206は、ディスプレイ210等の表示器への表示を制御する。表示器の種類はCRTや、液晶ディスプレイを想定するが、これに限らない。
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるカード型メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
尚、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ210上での表示を可能としている。
また、CPU201は、ディスプレイ210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明のサーバ装置101と情報処理装置102が後述する各種処理を実行するために用いられる各種プログラム等は外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
さらに、本発明に係わるプログラムが用いる定義ファイルや各種情報テーブルは外部メモリ211に格納されている。
図3は、タブレット型の情報処理装置103やスマートフォン型の情報処理装置104のハードウェア構成の一例を示す図である。
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM202あるいは外部メモリ211(記憶手段)には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / OutputSystem)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、情報処理装置の実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、タッチパネルコントローラ305は、タッチタッチパネル309を制御し、ディスプレイコントローラ306がディスプレイへの表示制御を行う。表示器の種類はCRTや、液晶ディスプレイを想定するが、これに限らない。さらに、カメラコントローラ311は、カメラ312等による映像取得を制御し、音声コントローラ313はマイク314等による音声取得制御やスピーカへの出力を制御する。
メモリコントローラ207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるカード型メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
尚、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ310上での表示を可能としている。
本発明の情報処理装置103、104が後述する各種処理を実行するために用いられる各種プログラム等は外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
さらに、本発明に係わるプログラムが用いる定義ファイルや各種情報テーブルは外部メモリ211に格納されている。
図4は、本発明の実施形態におけるWeb会議システムで行われるWeb会議全体の処理の流れを示すフローチャートである。図4のフローチャートに示す処理は、情報処理装置及びサーバ装置のCPU201が記憶されている制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。
以下の説明では、情報処理装置は発信側となる第1の情報処理装置と受信側となる第2の情報処理装置とで機能を分けて説明を行うが、Web会議システムは双方向通信であるため、各情報処理装置は双方の機能を備え持つことになる。
まずクライアントとして機能する各情報処理装置は、Web会議を行うために仮想的にサーバ上等に設けられたWeb会議室に入室(ログイン)することにより、既にログインしている他の情報処理装置との間で双方向のWeb会議を行うことができる。
そのため、S400では、情報処理装置のCPU201は、サーバ装置101上に設けられた仮想的なWeb会議室への入室要求を受け付ける。入室要求を受け付けると、S401において、通信チェックを行い通信チェックに応じた通信環境とする入室処理を行う。通信チェック及び入室処理についての詳細は図5及び図6を用いて別途説明する。
S402では、情報処理装置のCPU201は、カメラ等の映像取得手段から映像の取得を開始するとともに、マイク等の音声取得手段から音声の取得を開始し、サーバ装置101にその旨を通知する
S402では、情報処理装置のCPU201は、カメラ等の映像取得手段から映像の取得を開始するとともに、マイク等の音声取得手段から音声の取得を開始し、サーバ装置101にその旨を通知する
S411では、サーバ装置の201は、情報処理装置からの処理開始の通知を受けて、情報処理装置からの映像と音声の取得を開始する。
そして発信側の情報処理装置では、S405とS406の処理が、S407で映像&音声の取得処理の終了を受け付けるまで繰り返し行われる。S405では、情報処理装置のCPU201は、カメラ等の映像取得手段から映像を取得するとともに、マイク等の音声取得手段から音声を取得する。そして、S406では、情報処理装置のCPU201は、取得した映像と音声をサーバ装置に対して送信する。このような音声の送信処理は、約20msec間隔で行われ、このように定期的に映像と音声を送信することにより、途切れない音声と画像を受信側に届けることができWeb会議システムとして利用することができる。
S407では、情報処理装置のCPU201は、会議室から退室したり、会議自体が終了した場合に、映像と音声の入力が終了したとして、映像及び音声の入力処理を終了し、サーバ装置にその旨を通知する。
一方サーバ装置では、S412からS414までの処理が、S415で送信側の情報処理装置から映像&音声の取得終了の通知を受けるまで繰り返し行われる。S412では、サーバ装置101のCPU201は、S406で情報処理装置から送信された映像と音声を取得する。S413では、サーバ装置101のCPU201は、受信側として機能する他の情報処理装置に映像と音声を送信する。なお、ここでサーバ装置から情報処理装置に対して送信される映像及び音声は、後述するように情報処理装置の通信環境に応じて段階的に調整されることになる。
S414では、サーバ装置のCPU201は、情報処理装置から映像及び音声の入力処理が終了したと通知されると、映像及び音声の取得処理を終了する。
S421では、受信側として機能する情報処理装置のCPU201が、S413でサーバ装置から送信された映像と音声を受信する。そしてS422では、受信側として機能する情報処理装置のCPU201が、受信内容である映像をディスプレイの各領域に表示させつつ、スピーカで取得した音声を再生するこれにより他の拠点の相手と映像と音声を用いた双方向通信を行うことが可能となる。
次に、S401で行われる図5のフローチャートを用いてWeb会議に用いられている情報処理装置とサーバ装置との間の通信チェックの流れを説明する。図5のフローチャートに示す処理は、サーバ装置のCPU201及び情報処理装置のCPU201が記憶されている制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。
まずS502〜S508の処理により、情報処理装置の受信通信状態の確認を行う。S502で、情報処理装置のCPU201は、サーバ装置に対して通信チェックファイルのダウンロードを要求し、S520でダウンロードを開始する。ここでダウンロードされるファイルは、予め用意しておいたものを用いればよく、例えばファイル容量1MBのファイルを通信チェックファイルとして用意しておけばよい。
S503で、情報処理装置のCPU201は、通信チェックファイルのダウンロードが2sec以内に完了したかどうかを判定する。なお完了判定に用いる時間の閾値は、ダウンロードファイルのファイル容量に応じて適宜設定することが好ましい。S503で完了したと判定された場合にはS505に移行し、通信チェックファイルのダウンロードが1.5sec以内に完了したかを判定する。そして、S505において通信チェックファイルのダウンロードに1.5sec以内ではない場合(ダウンロード時間1.5sec〜2.0sec)には、S506に移行し、受信通信状態を可として設定する。具体的には、図8(a)に示すような情報処理装置の外部メモリ211内等の管理テーブルの受信通信状態801を可で設定することで管理できる。また、S505において通信チェックファイルのダウンロードが1.5sec以内で完了したと判定された場合には、S507に移行し管理テーブルの受信通信状態801を良で設定する。
一方S503でダウンロードが2.0sec以内にダウンロードが完了できなかったと判定された場合には、S504において管理テーブルの受信通信状態801を不可に設定する。すなわち、ダウンロードにかかる時間に応じて、段階的に受信通信状態のランクを設定する。
次に、S508〜S514の処理により、情報処理装置の送信通信状態の確認を行う。S508では、情報処理装置のCPU201は、通信チェックに用いるアップロードファイルの特定を行う。ここで用意するアップロードファイルは、予め所定の容量のファイルを用意しておき、当該ファイルをアップロードファイルとして特定してもよいし、ダウンロードファイルのダウンロードが成功している場合には当該ダウンロードしたファイルをアップロードファイルとして特定してもよい。
S509では、情報処理装置のCPU201は、サーバ装置に対して通信チェックファイルのアップロードを開始する。S521では、サーバ装置のCPU201は、通信チェックファイルの受信を開始し、通信チェックファイルの受信が完了するとS522で情報処理装置に対して受信完了通知を送信する。
S510では、情報処理装置のCPU201は、S509の通信チェックファイルアップロードを開始してから2.0sec以内に受信完了通知をサーバ装置から受信しているかどうか判定する。なおアップロードの判定に用いる時間の閾値は、アップロードファイルのファイル容量に応じて適宜設定することが好ましい。S510で受信していない場合には、S511において図8(a)に示す管理テーブルの送信通信状態802を不可に設定する。一方S510で2.0sec以内に受信完了通知を受信したと判定された場合には、S512において1.5sec以内に受信完了通知を受信したかを判定する。S512において1.5sec以内に受信完了通知を受信したと判定されなかった場合には、S513において管理テーブルの送信通信状態802を可に設定する。そしてS512において1.5sec以内に受信完了通知を受信したと判定された場合には、S514において管理テーブルの送信通信状態802を良に設定する。すなわち、アップロードにかかる時間に応じて、段階的に送信通信状態のランクを設定する。
以上図5を用いて説明したように通信チェックファイルの送受信を用いて情報処理装置の通信チェックを行い、通信状態の判定結果でランク付けを行う。なお、本実施形態においては、受信状況の確認をした後に送信状況の確認を行う例を用いて説明を行ったが、先に送信状況の確認を行ってもよい。
次に、図5で決定された通信チェックの結果を用いて、通信状況に応じた通信品質を決定し、当該通信品質で映像及び音声が送受信されるように設定する流れを図6のフローチャートを用いて説明する。図6のフローチャートに示す処理は、サーバ装置のCPU201及び情報処理装置のCPU201が記憶されている制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。
S601では、情報処理装置のCPU201は、図8(a)に示す管理テーブルで管理される通信状態に不可があるかを判定する。受信通信状態801又は送信通信状態802のいずれかに不可がある場合には、S602に移行し、ユーザに通信状況が非常に悪いため、会議に参加することが困難であることを通知する。具体的には、図7(a)に示すような通信困難の通知700の画面を情報処理装置のディスプレイ等に表示させることで、ユーザに通知することができる。
S603において、情報処理装置のCPU201は、Web会議に参加しようとしているユーザによってマウス等の入力デバイス209を介して会議に参加することは困難であることを承諾する『OK』ボタン703が押下されたか(指示されたか)を判定する。『OK』ボタン703が押下された場合には、会議不参加とするためS604においてS400で受付けた入室要求をキャンセルし、処理を終了する。一方、『OK』ボタン703が押下されない、すなわちユーザによって『通信が途絶える可能性があるが参加する』ボタン702が押下されたと判定された場合には、S608へと移行する。
S601において、通信状態に不可が無いと判定された場合には、S605に移行し、通信状態がいずれも良であるかを判定する。受信通信状態801又は送信通信状態802のいずれも良である場合には、S616に移行し、いずれも良ではない場合には、S606に移行する。
S606において、情報処理装置のCPU201は、ユーザに品質を下げるかどうかを確認する確認通知を行う。具体的には図7(b)に示すような通信状況が悪いため品質を下げて会議に参加するかを確認する通知710の画面を情報処理装置のディスプレイ等に表示させることで、ユーザに通知することが出来る。
S607において、情報処理装置のCPU201は、マウス等の入力デバイス209を介して品質を下げることを承諾する『OK』ボタン713が押下されたかを判定する。『OK』ボタン713が押下された場合には、S608に移行し、一方、『OK』ボタン713が押下されない、すなわち『通信が途絶える可能性があるが品質下げずに参加する』ボタン712が押下されたと判定された場合には、S616へと移行する。
S608において、情報処理装置のCPU201は、受信通信状態801が可又は不可であるかを判定する。可又は不可である場合には、S609に移行し、可又は不可ではない、すなわち良である場合には、S612に移行する。
S609では、情報処理装置のCPU201は、図8(b)に示すような外部メモリ211等の通信条件テーブルの受信映像通信条件812をオフに設定変更する。ここで示す通信条件テーブルは、デフォルトで『通常』が設定されており、可や不可の場合に適宜設定変更を行うように設けられているが、デフォルトを『null』や『低』にしておき、通信状態が良や可の場合に適宜変更が行えるようにしてもよい。
S610では、受信通信状態801が不可であるかを判定し、不可である場合にはS611に移行し、不可ではない場合、すなわち可である場合にS612に移行する。S611では、情報処理装置のCPU201は、音声品質を最低値として通信条件テーブルの受信音声通信条件811に設定変更する。
S612では、情報処理装置のCPU201は、送信通信状態802が可又は不可であるかを判定する。可又は不可である場合には、S613に移行し、可又は不可ではない、すなわち良である場合には、S616に移行する。
S613では、情報処理装置のCPU201は、外部メモリ211等の通信条件テーブルの送信映像通信条件814をオフに設定変更する。そして、S614では、送信通信状態802が不可であるかを判定し、不可である場合にはS615に移行し、不可ではない場合、すなわち可である場合にS616に移行する。S615では、情報処理装置のCPU201は、音声品質を最低値として通信条件テーブルの送信音声通信条件813に設定変更する。
具体的な例を用いて説明すると、図8(a)に示すような受信通信状態801が『良』であり、送信通信状態802が『可』である場合には、図8(b)に示す通信条件テーブルに示すように、受信音声通信条件811と受信映像通信条件812と送信音声通信条件813は『通常』、送信映像通信条件814は『オフ』というように設定される。
このように設定されることにより、図4のS406に示すように情報処理装置が送信側として機能する際に、通信条件テーブルで決定された信号送信条件を用いて映像及び音声をサーバ装置へと送信させることができる。これにより、通信環境に応じた送信内容とすることができ、通信環境が悪化していたとしてもWeb会議を円滑に進めることができる。
なお、本実施形態においては、通信状態が可又は不可の場合に一律で映像受信をオフとする例を用いて説明したが、通信状態に応じて映像品質を段階的(通常→低→オフ)に変更するように対応してもよいし、一律に映像品質を最低値としてもよい。また、音声についても、通信状況に応じて段階的に変更するように対応してもよい。
S616では、情報処理装置のCPU201は、サーバ装置に対して、図8(b)に示す通信条件テーブルの受信音声通信条件811と受信映像通信条件812(信号送信条件)を通知するとともに、Web会議を行うために仮想的に設定されたWeb会議室に入室する要求を行う。
S617では、サーバ装置のCPU201は、情報処理装置からのWeb会議室の要求に応じて、入室処理を行う。そして、S618において、S616で情報処理装置から送信された受信音声通信条件811と受信映像通信条件812との通知を受け付け(通知受付)、情報処理装置を特定可能なセッションID821ごとに、音声通信条件822と映像通信条件823として図8(c)のような送信条件テーブルで管理する。
そして図4のS413で映像及び音声を送信する際には、サーバ装置は、図8(c)のような送信条件テーブルを参照し、Web会議に参加している情報処理装置毎に送信条件を変更して、映像及び音声を送信する。
このようにサーバから送信する品質を情報処理装置個々の受信環境に応じた送信内容とすることにより、情報処理装置が受信側として機能する際に、通信環境が悪化したとしてもその環境に応じて映像及び音声受信が行えるため、会議に円滑に進めることができる。
なお、本実施形態においては、音声と映像のいずれも送受信する例を用いて説明したが、音声と映像のいずれか一方のみを送受信する構成とし、通信環境に応じて送信条件を変更するようにしてもよい。
本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置の情報処理装置が前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理を情報処理装置で実現するために、前記情報処理装置にインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理を情報処理装置で実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行して情報処理装置にインストールさせて実現することも可能である。
また、情報処理装置が、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、情報処理装置上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、情報処理装置に挿入された機能拡張ボードや情報処理装置に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 サーバ装置
102,103,104 情報処理装置
102,103,104 情報処理装置
Claims (10)
- 映像取得手段を介して取得された映像と音声取得手段を介して取得された音声を送信する送信手段とを備えた情報処理装置を複数と、サーバ装置とが通信可能に設けられたWeb会議システムに用いられる情報処理装置であって、
当該情報処理装置と前記サーバ装置との間の通信環境を判定する判定手段と、
前記判定手段で判定された通信環境の判定結果に応じた映像及び音声が受信されるように、前記サーバ装置に信号送信条件を通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記サーバ装置を介して他の情報処理装置の映像及び/または音声を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した受信内容を再生する再生手段と、を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記判定手段は、前記情報処理装置から前記サーバ装置にデータを送信する際の通信状況及び/または前記サーバ装置から前記情報処理装置にデータを送信する際の通信状況をもとに前記通信環境を判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 前記判定手段は、前記通信環境を段階的に判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記判定手段による判定結果をユーザに通知した後に、ユーザからの指示を受け付ける受付手段と、
前記判定結果と前記受付手段で受け付けたユーザの指示とに基づいて、前記信号送信条件を決定する決定手段と、
を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 映像取得手段を介して取得された映像と音声取得手段を介して取得された音声を送信する送信手段とを備えた情報処理装置を複数と、サーバ装置とが通信可能に設けられたWeb会議システムに用いられる情報処理装置の制御方法であって、
当該情報処理装置と前記サーバ装置との間の通信環境を判定する判定工程と、
前記判定工程で判定された通信環境の判定結果に応じた映像及び音声が受信されるように、前記サーバ装置に信号送信条件を通知する通知工程と、
を備えることを特徴とする制御方法。 - 映像取得手段を介して取得された映像と音声取得手段を介して取得された音声を送信する送信手段とを備えた情報処理装置を複数と、サーバ装置とが通信可能に設けられたWeb会議システムに用いられる情報処理装置に搭載可能なプログラムであって、
前記情報処理装置を、
当該情報処理装置と前記サーバ装置との間の通信環境を判定する判定手段、
前記判定手段で判定された通信環境の判定結果に応じた映像及び音声が受信されるように、前記サーバ装置に信号送信条件を通知する通知手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。 - 映像取得手段を介して取得された映像と音声取得手段を介して取得された音声を送信する送信手段とを備えた情報処理装置を複数と、サーバ装置とが通信可能に設けられたWeb会議システムに用いられるサーバ装置であって、
前記情報処理装置から、当該情報処理装置と前記サーバ装置との間の通信環境に応じた映像及び音声の信号送信条件の通知を受け付ける通知受付手段と、
前記通知受付手段で受け付けた信号送信条件に応じた映像及び音声を前記情報処理装置に送信する送信手段と、
を有することを特徴とするサーバ装置。 - 映像取得手段を介して取得された映像と音声取得手段を介して取得された音声を送信する送信手段とを備えた情報処理装置を複数と、サーバ装置とが通信可能に設けられたWeb会議システムに用いられるサーバ装置の制御方法であって、
前記情報処理装置から、当該情報処理装置と前記サーバ装置との間の通信環境に応じた映像及び音声の信号送信条件の通知を受け付ける通知受付工程と、
前記通知受付工程で受け付けた信号送信条件に応じた映像及び音声を前記情報処理装置に送信する送信工程と、
を有することを特徴とする制御方法。 - 映像取得手段を介して取得された映像と音声取得手段を介して取得された音声を送信する送信手段とを備えた情報処理装置を複数と、サーバ装置とが通信可能に設けられたWeb会議システムに用いられるサーバ装置に搭載可能なプログラムであって、
前記サーバ装置を
前記情報処理装置から、当該情報処理装置と前記サーバ装置との間の通信環境に応じた映像及び音声の信号送信条件の通知を受け付ける通知受付手段、
前記通知受付手段で受け付けた信号送信条件に応じた映像及び音声を前記情報処理装置に送信する送信手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016035950A JP2017151889A (ja) | 2016-02-26 | 2016-02-26 | Web会議システムに用いられる情報処理装置及びサーバ装置、それらの制御方法及びプログラム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022107520A1 (ja) | 2020-11-20 | 2022-05-27 | Necプラットフォームズ株式会社 | 電話中継装置、遠隔会議サーバ、遠隔会議システム、電話中継方法、音声通話中継方法およびプログラム |
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2016
- 2016-02-26 JP JP2016035950A patent/JP2017151889A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022107520A1 (ja) | 2020-11-20 | 2022-05-27 | Necプラットフォームズ株式会社 | 電話中継装置、遠隔会議サーバ、遠隔会議システム、電話中継方法、音声通話中継方法およびプログラム |
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