JP2022080764A - 推定装置、推定方法および推定プログラム - Google Patents

推定装置、推定方法および推定プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2022080764A
JP2022080764A JP2020192019A JP2020192019A JP2022080764A JP 2022080764 A JP2022080764 A JP 2022080764A JP 2020192019 A JP2020192019 A JP 2020192019A JP 2020192019 A JP2020192019 A JP 2020192019A JP 2022080764 A JP2022080764 A JP 2022080764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
user
estimation device
question data
answer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020192019A
Other languages
English (en)
Inventor
健太郎 小川
Kentaro Ogawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yahoo Japan Corp
Original Assignee
Yahoo Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yahoo Japan Corp filed Critical Yahoo Japan Corp
Priority to JP2020192019A priority Critical patent/JP2022080764A/ja
Publication of JP2022080764A publication Critical patent/JP2022080764A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】クラウドソーシングにおいて、認知症レベルを効果的に推定することができる推定装置、推定方法および推定プログラムを提供する。【解決手段】ユーザ端末と、オーナー端末と、推定装置100とが、所定の通信網を介して、有線または無線により通信可能に接続される推定システムにおいて、推定装置100は、ユーザからの回答が機械学習に用いられる設問データをユーザに配信する配信部131と、ユーザの設問データに対する解答データを取得する取得部132と、ユーザの解答データに基づいて、ユーザの認知症レベルを判定する判定部133と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、推定装置、推定方法および推定プログラムに関する。
近年、インターネットを利用して不特定多数に仕事(適宜、「タスク」)を依頼することができるサービスとして、クラウドソーシングの利用が増加している。クラウドソーシングでは、タスクを依頼したい人(適宜、「オーナー」)は、サービス上にタスクを依頼し、利用料を支払う。一方、タスクを受注したい人(適宜、「ワーカー」または「ユーザ」)は、サービス上のタスクを実施し、報酬を受け取る。特に、AI技術の活用に伴い、機械学習のモデル作成に必要な学習データを収集するために、クラウドソーシングを利用するオーナーも増加している。
また、高齢者人口の増加に伴い、高齢者をクラウドソーシングのワーカーとして活用することが期待されている。一方、高齢者のワーカーは、加齢による心身の機能低下(適宜、「フレイル」)のリスクが高まる。特に、認知症のリスクは生産者人口と密接に関わるため、認知症の早期発見や予防の必要性は高い。
特表2004-538572号公開
しかしながら、従来技術では、クラウドソーシングにおいて、認知症レベルを効果的に推定することができなかった。なぜならば、機械学習のモデル作成に必要な学習データは、画像アノテーション等を用いた1つの設問を3~5人のワーカーに出題し、多数決で正解を判定するものが一般的であり、必ずしも明白な正解が存在するものではないからである。したがって、ユーザに認知症の傾向があり、出題された設問の正解率が低い場合であっても、その結果からフレイル判定をすることが困難であった。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る推定装置は、ユーザからの回答が機械学習に用いられる設問データをユーザに配信する配信部と、前記ユーザの前記設問データに対する解答データを取得する取得部と、前記ユーザの解答データに基づいて、前記ユーザの認知症レベルを判定する判定部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る推定方法は、推定装置によって実行される推定方法であって、ユーザからの回答が機械学習に用いられる設問データをユーザに配信する配信工程と、前記ユーザの前記設問データに対する解答データを取得する取得工程と、前記ユーザの解答データに基づいて、前記ユーザの認知症レベルを判定する判定工程とを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る推定プログラムは、ユーザからの回答が機械学習に用いられる設問データをユーザに配信する配信ステップと、前記ユーザの前記設問データに対する解答データを取得する取得ステップと、前記ユーザの解答データに基づいて、前記ユーザの認知症レベルを判定する判定ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明では、クラウドソーシングにおいて、認知症レベルを効果的に推定することができる。
図1は、実施形態に係る推定システムの処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る推定装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る端末装置の構成例を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る設問データの配信処理の一例を示すフローチャートである。 図5は、実施形態に係る解答データの処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施形態に係る出力処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る推定装置、推定方法および推定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る推定装置、推定方法および推定プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.推定処理〕
図1を用いて、実施形態に係る推定処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る推定システムの処理の一例を示す図である。
まず、推定システム1の構成について説明する。図1に示すように、推定システム1は、ユーザ端末(適宜、ユーザ)10と、オーナー端末(適宜、オーナー)20と、推定装置100とが含まれる。ユーザ端末10と、オーナー端末20と、推定装置100とは図示しない所定の通信網を介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1に示した推定システム1には、複数台のユーザ端末10や、複数台のオーナー端末20や、複数台の推定装置100が含まれてもよい。
ユーザ端末10は、ユーザによって利用されるデバイス(コンピュータ)である。ユーザ端末10は、ユーザによる操作を受け付ける。ユーザ端末10は、推定装置100から設問データを取得する。ユーザ端末10は、推定装置100に解答データを送信する。ユーザ端末10は、推定装置100から認知症レベルや商品の情報を取得する。ユーザ端末10は、オーナー端末20や他のユーザの端末から各種情報を取得する。ユーザ端末10は、オーナー端末20や図示しない他のユーザの端末に各種情報を送信する。ユーザ端末10は、ユーザによる操作により受け付けた各種情報や、推定装置100、オーナー端末20、図示しない他のユーザの端末等から取得した各種情報を表示する。
オーナー端末20は、オーナーによって利用されるデバイス(コンピュータ)である。オーナー端末20は、オーナーによる操作を受け付ける。オーナー端末20は、推定装置100に設問データを送信する。オーナー端末20は、推定装置100から解答データや学習データを取得する。オーナー端末20は、推定装置100から認知症レベルや認知症フラグが設定された学習データを取得する。オーナー端末20は、認知症フラグが設定された学習データの機械学習への利用の可否を決定する。
なお、ユーザ端末10およびオーナー端末20は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。図1の例では、ユーザ端末10がタッチパネル機能を有するスマートフォンであり、オーナー端末20がデスクトップPCである場合を示す。
以下、図1を用いて、推定処理の一例を説明する。第1に、推定装置100は、オーナー端末20から学習データの元となる設問データ(第1の設問データ)を取得する(ステップS1)。ここで、第1の設問データは、ユーザからの回答が機械学習に用いられる設問を含むものであって、画像データ、テキストデータ、音声データ等またはこれらの組み合わせによる設問を含むものである。図1では、第1の設問データの例としてQ1が示されている。Q1では、画像アノテーションとして人物の一部と背景の画像が表示され、設問として「何色に見えますか?」という文章が表示され、回答に際しての選択肢として「青」「赤」「黄」「緑」「橙」「紫」「黒」「白」「茶」の色に関する表示がされている。Q1は、画像データとテキストデータを組み合わせた設問であるが、第1の設問データの形式は特に限定されない。また、図1では、推定装置100は、第1の設問データをオーナー端末20から取得しているが、特に限定されない。
例えば、第1の設問データの形式は、テキストデータのみの設問データであってもよい。具体的には、設問として「以下の文字と同じ文字を選択してください。“ABCDEF”」という文章が表示され、回答に際しての選択肢として「ABCDEF」「XYZABC」「ABCDEE」の文字列に関する表示がされる形式であってもよい。また、第1の設問データの形式は、画像データと音声データを組み合わせた設問データや音声データのみの設問データであってもよいし、選択形式の設問の他、自由記述により回答する形式でもよい。さらに、推定装置100は、オーナー端末20の要求に応じて、第1の設問データを作成してもよいし、他の端末から第1の設問データを取得してもよい。
第2に、推定装置100は、取得した第1の設問データから、明白な正解がある設問データ(第2の設問データ)を作成する(ステップS2)。ここで、第2の設問データは、第1の設問データに類似した設問を含むものであって、画像データ、テキストデータ、音声データ等またはこれらの組み合わせによる設問を含むものである。図1では、第2の設問データの例としてQ2が示されている。Q2では、Q1と同様に、設問として「何色に見えますか?」という文章が表示され、回答に際しての選択肢として「青」「赤」「黄」「緑」「橙」「紫」「黒」「白」「茶」の色に関する表示がされているが、画像アノテーションとして黒一色で塗りつぶされた画像が表示され、「黒」という明白な正解がある設問である。また、図1では、推定装置100は、第1の設問データに基づいて第2の設問データを作成しているが、特に限定されない。
例えば、推定装置100は、第1の設問データに基づくことなく、認知症レベル判定のための第2の設問データを作成してもよい。また、推定装置100は、後述する推定装置100の記憶部120から第2の設問データを取得してもよいし、他の端末から第2の設問データを取得してもよい。さらに、推定装置100は、第2の設問データに対応する正解データを作成してもよい。また、第2の設問データは、必ずしも認知症レベルを判定するために作成された専用の設問データである必要はなく、明白な正解がある設問データであれば汎用の設問データでもよい。具体的には、設問データとして「日本でいちばん高い山は?」、正解データとして「富士山」等の極めて正解率が高いと考えられる設問データでもよい。また、第2の設問データは、明白な正解がある設問データでなくてもよく、他のユーザの回答と比較し、ユーザ10が外れ値ばかりを選択していないかをチェックする形式でもよい。
上述したステップS1およびステップS2の説明のように、推定装置100は、ユーザからの回答が機械学習に用いられる設問データをユーザ10に配信する推定装置である。また、推定装置100は、設問データとして、第1の設問データに類似する第2の設問データを配信する推定装置である。また、推定装置100は、設問データとして、画像データ、テキストデータおよび音声データの少なくとも1つを用いた設問データを配信する推定装置である。また、推定装置100は、設問データとして、画像の特徴を問い合わせる内容を含む設問データを配信する推定装置である。また、推定装置100は、設問データとして、テキストの特徴を問い合わせる内容を含む設問データを配信する推定装置である。
第3に、推定装置100は、設問データをユーザ端末10に送信する(ステップS3)。このとき、推定装置100は、設問データとして、第1の設問データと第2の設問データをランダムに送信するが、送信の方式は特に限定されない。また、推定装置100は、図示しない他のユーザの端末に、ユーザ端末10に送信した設問データと同一の設問データを送信してもよいが、送信する設問データは特に限定されない。
例えば、推定装置100は、送信の方式として、第1の設問データのみを送信したり、第2の設問データのみを送信したりしてもよい。また、推定装置100は、最初は第1の設問データのみを送信し、第1の設問データの正解率が低いと判断した場合、第2の設問データを送信してもよい。また、推定装置100は、第2の設問データの正解率が低いと判断した場合、より簡単な設問データに変更して送信してもよい。さらに、推定装置100は、送信する設問データとして、図示しない他のユーザの端末に、ユーザ端末10に送信した設問データと同一の設問データを異なる順番で送信してもよいし、異なる設問データを送信してもよい。
上述したステップS3の説明のように、推定装置100は、第1の設問データに対する回答が所定の条件を満たす場合は、第2の設問データを配信する推定装置である。また、推定装置100は、ユーザ10の認知症レベルに基づいて、設問データを変更する推定装置である。
第4に、推定装置100は、ユーザ端末10から解答データを取得する(ステップS4)。また、推定装置100は、図示しない他のユーザの端末から解答データを取得してもよい。推定装置100が取得する解答データや取得の方式は特に限定されない。さらに、推定装置100は、同一の第1の設問データに対する複数の解答データから、多数決によって当該設問データの正解を決定する。例えば、図1のQ1において、5人のワーカーから回答があり、その回答が「赤」が3人、「青」が1人、「黒」が1人であった場合、推定装置100は、Q1の正解は「赤」と判断する。第1の設問データに対する正解の決定の方式は、特に限定されない。
例えば、推定装置100は、解答データを取得するタイミングとして、設問に対してユーザが回答するごとに解答データを取得してもよいし、全ての設問の回答が終了した後に全ての解答データを取得してもよい。また、第1の設問データに対する解答データと第2の設問データに対する解答データを、同時に取得してもよいし、別々に取得してもよい。さらに、推定装置100は、第1の設問データに対する正解の決定の方式として、上記の多数決以外の方式で設問データの正解を決定してもよい。例えば、推定装置100は、特定のユーザの解答データを優先して正解と判断してもよいし、特定のユーザの解答データを除外して正解を判断してもよい。なお、推定装置100は、第1の設問データに対する正解を決定する処理を行わず、当該解答データをオーナー端末20に送信してもよい。
上述したステップS4の説明のように、推定装置100は、ユーザ10の設問データに対する解答データを取得する推定装置である。また、推定装置100は、解答データとして、画像の特徴を選択する内容を含む解答データを取得する推定装置である。また、推定装置100は、解答データとして、テキストの特徴を選択する内容を含む解答データを取得する推定装置である。また、推定装置100は、他のユーザの設問データに対する解答データをさらに取得する推定装置である。
第5に、推定装置100は、ユーザ端末10から取得した解答データ、特に第2の設問データに基づいて、ユーザの認知症レベルを判定する(ステップS5)。ここで、認知症レベルとは、認知症の症状が顕著であるほど高い数値を示すものとして算出される。例えば、あるユーザの第2の設問データに対する解答データの不正解率として算出してもよいし、その不正解率を基に段階的な数値として算出してもよいが、認知症レベルの算出方式は特に限定されない。そして、推定装置100は、上記のように算出した認知症レベルに応じて、当該ユーザを「認知症」「認知症の傾向」「要再検査」「問題なし」等の状態であると判定するが、判定されるユーザの状態は特に限定されない。
例えば、推定装置100は、認知症レベルの算出方式として、同一の設問データに回答した他のユーザの解答データを点数化し、正規分布等の統計的な処理を用いて、認知症レベルを判定してもよい。また、推定装置100は、第2の設問データに対する解答データのみならず、第1の設問に対する解答データに基づいて認知症レベルを判定してもよい。さらに、推定装置100は、解答データのばらつきが大きい場合には、当該解答データを認知症レベルの判定対象から除外してもよいし、年齢、性別等の属性を考慮して認知症レベルを判定してもよい。
上述したステップS5の説明のように、推定装置100は、ユーザ10の解答データに基づいて、ユーザ10の認知症レベルを判定する推定装置である。また、推定装置100は、ユーザ10の解答データおよび他のユーザの解答データに基づいて、ユーザ10の認知症レベルを判定する推定装置である。
第6に、推定装置100は、ユーザ端末10に認知症レベルや商品等の情報を送信する(ステップS6)。ここで、送信する商品の情報は、認知症レベルに応じた認知症の予防、再検査や介護に関わる商品の情報である。推定装置100が送信する情報や送信先は、特に限定されない。
例えば、推定装置100は、送信する情報として、介護サービスの広告や行政サービスの窓口の連絡先等のサービスの情報を送信してもよい。また、推定装置100は、送信する情報として、ユーザ端末10に認知症レベルのみを送信してもよいし、認知症レベルと商品等の情報とをともに送信してもよい。また、推定装置100は、認知症レベルや商品等の情報の送信先として、ユーザ端末10以外の端末を選択して情報を送信することもできる。例えば、推定装置100は、当該ユーザを「認知症」の状態と判定した場合、認知症レベルや商品の情報を事前に登録しておいた当該ユーザの配偶者、子、孫等の家族のスマートフォンに送信することもできる。また、推定装置100は、当該ユーザと当該ユーザの家族どちらにも各種情報を送信してもよい。
上述したステップS6の説明のように、推定装置100は、ユーザ10の認知症レベルに基づいて、商品またはサービスの情報を出力する推定装置である。また、推定装置100は、出力した商品またはサービスの情報をユーザ10または所定の登録者に配信する推定装置である。
第7に、推定装置100は、オーナー端末20に学習データを送信する(ステップS7)。ここで、送信する学習データは、第1の設問データに対する解答データと多数決等で決定された正解データを含むデータである。さらに、推定装置100は、解答データや学習データに認知症フラグを設定することもできる。例えば、一部の学習データに「認知症」と判断されたユーザの解答データが含まれる場合、推定装置100は、その情報を認知症フラグとして当該学習データに設定し、オーナー端末20に送信する。
なお、推定装置100は、正解データを含まない第1の設問データに対する解答データのみをオーナー端末20に送信してもよいし、第2の設問データに対する解答データや各ワーカーの認知症レベルを送信してもよい。また、推定装置100は、解答データや学習データ等を図示しない他の端末に送信してもよい。さらに、オーナー端末20は、認知症フラグが設定された学習データを取得した場合、当該学習データを機械学習のデータから除外する決定をしてもよく、認知症フラグが設定された学習データのみを機械学習のデータとして採用する決定をしてもよい。
上述したステップS7の説明のように、推定装置100は、ユーザ10の認知症レベルが所定値以上である場合、ユーザ10の解答データに認知症フラグを設定する推定装置である。
(結果の利用)
次に、実施形態に係る推定装置100の利用例(適宜、本利用例)について説明する。例えば、一人暮らしの高齢者等の家庭にセンサ等を設置し、高齢者の異常等を検知し、家族等に通知するシステム(適宜、「高齢者見守りシステム」)と連携した利用をすることができる。
従来、寝たきりの高齢者等の介護は、実際に介護が行われていたエビデンス(証拠)を確認することが困難であるため、クラウドソーシングを利用した介護依頼(適宜、「介護支援タスク」)になじまない。そのため、1日だけ介護を代わってほしい等のスポットでの介護依頼ができず、家族の介護疲れ等を生じさせる一因となっている。したがって、上記のエビデンスを容易に作成することができれば、介護支援タスクを行いやすくなる。
まず、本利用例では、高齢者の家族等のオーナーは、介護者となるワーカーに対して高齢者等の介護と高齢者等の活動記録とを、クラウドソーシングを介して依頼する。ワーカーは、高齢者等の介護とともに、高齢者等の起床時間、朝食の時間、昼食の時間、昼寝の時間、夕食の時間、就寝時間等の活動記録をスマートフォン等で入力し、推定装置100に送信する。一方、推定装置100は、高齢者見守りシステムのセンサ等からも高齢者等の活動記録を取得する。推定装置100は、ワーカーによって入力された活動記録とセンサ等によって取得された活動記録を比較し、エビデンスの作成を行う。
上述した推定装置100の利用により、高齢者見守りシステムを導入した家庭において、クラウドソーシングを利用したスポット介護の依頼を容易に行うことができる。
〔2.推定装置の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る推定装置100の構成について説明する。図2は、実施形態に係る推定装置100の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、推定装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、推定装置100は、推定装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、所定の通信網(ネットワーク)と有線または無線で接続され、ユーザ端末10やオーナー端末20との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、図2に示すように、設問データ記憶部121と、利用者情報記憶部122とを有する。そして、記憶部120は、制御部130が動作する際に参照する各種情報や、制御部130が動作した際に取得した各種情報を記憶する。
(設問データ記憶部121)
実施形態に係る設問データ記憶部121は、設問データに関する各種情報を記憶する。例えば、設問データ記憶部121は、第1の設問データ、第2の設問データを記憶する。また、設問データ記憶部121は、第1の設問データに対する解答データ、第2の設問データに対する解答データを記憶する。さらに、設問データ記憶部121は、第1の設問データに対する解答データから決定された正解データ、第2の設問データの正解データを記憶する。
(利用者情報記憶部122)
実施形態に係る利用者情報記憶部122は、ワーカーおよびオーナーに関する情報を記憶する。例えば、利用者情報記憶部122は、ワーカーの氏名、住所、メールアドレス、年齢、性別、過去のタスク、家族に関する情報や、オーナーの名称、端末情報、タスクの目的、過去のタスクに関する情報等を記憶する。
(制御部130)
制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、推定装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(推定プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部130は、配信部131と、取得部132と、判定部133と、出力部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(配信部131)
配信部131は、ユーザからの回答が機械学習に用いられる設問データをユーザ10に配信する。例えば、配信部131は、設問データとして、第1の設問データに類似する第2の設問データを配信する。また、配信部131は、第1の設問データに対する回答が所定の条件を満たす場合は、第2の設問データを配信する。また、配信部131は、設問データとして、画像データ、テキストデータおよび音声データの少なくとも1つを用いた設問データを配信する。また、配信部131は、設問データとして、画像の特徴を問い合わせる内容を含む設問データを配信する。また、配信部131は、設問データとして、テキストの特徴を問い合わせる内容を含む設問データを配信する。さらに、配信部131は、ユーザ10の認知症レベルに基づいて、設問データを変更する。また、配信部131は、商品またはサービスの情報をユーザ10または所定の登録者に配信する。なお、配信部131は、配信に関わる設問データを記憶部120から取得する。また、配信部131は、作成、変更に関わる設問データや正解データを記憶部120に格納する。
(取得部132)
取得部132は、ユーザからの回答が機械学習に用いられる設問データをオーナー20から取得する。また、取得部132は、ユーザ10の設問データに対する解答データを取得する。例えば、取得部132は、解答データとして、画像の特徴を選択する内容を含む解答データを取得する。また、取得部132は、解答データとして、テキストの特徴を選択する内容を含む解答データを取得する。また、取得部132は、他のユーザの設問データに対する解答データをさらに取得する。なお、取得部132は、オーナー20から取得した設問データを記憶部120に格納する。また、取得部132は、ユーザ10や他のユーザから取得した解答データを記憶部120に格納する。
(判定部133)
判定部133は、ユーザ10の解答データに基づいて、ユーザ10の認知症レベルを判定する。また、判定部133は、ユーザ10の解答データおよび他のユーザの解答データに基づいて、ユーザ10の認知症レベルを判定する。さらに、判定部133は、ユーザ10の認知症レベルが所定値以上である場合、ユーザ10の解答データに認知症フラグを設定する。なお、判定部133は、判定に関わる解答データや利用者情報を記憶部120から取得する。また、判定部133は、ユーザ10の認知症レベルを記憶部120に格納する。
(出力部134)
出力部134は、ユーザ10の認知症レベルを出力する。さらに、出力部134は、ユーザ10の認知症レベルに基づいて、商品またはサービスの情報を出力する。なお、出力部134は、ユーザ10の認知症レベルや利用者情報を記憶部120から取得する。また、出力部134は、ユーザ10の認知症レベルに基づく商品の情報を記憶部120から検索し、取得する。
〔3.端末装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る端末装置であるユーザ端末10およびオーナー端末20の構成について説明する。図3は、実施形態に係るユーザ端末10の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、ユーザ端末10は、通信部11と、記憶部12と、入力部13と、表示部14と、制御部15とを有する。また、ユーザ端末10は、各種情報を音声出力するための音声出力部(例えば、スピーカ等)を有してもよい。なお、実施形態に係るオーナー端末20は、ユーザ端末10と同様の構成、機能を有するため省略する。
(通信部11)
通信部11は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部11は、図示しない所定の通信網と有線または無線で接続され、推定装置100やオーナー端末20との間で情報の送受信を行う。
(記憶部12)
記憶部12は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部12は、例えば、ユーザ端末10にインストールされているアプリケーション(例えば情報表示アプリ等)に関する情報、例えばプログラム等を記憶する。
(入力部13)
入力部13は、ユーザからの各種操作を受け付ける。入力部13は、音声を検知する機能を有し、ユーザの発話による音声入力を受け付ける。入力部13は、音声を検知するマイクにより検知されたユーザによる発話を入力として受け付ける。
また、入力部13は、タッチパネル機能により表示面を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部13は、ユーザ端末10に設けられたボタンや、ユーザ端末10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
例えば、入力部13は、ユーザ端末10の表示部14を介してユーザの指定操作等の操作を受け付ける。例えば、入力部13は、タッチパネルの機能によりユーザの操作を受け付ける受付部として機能する。この場合、入力部13と受付部151とは一体であってもよい。なお、入力部13によるユーザの操作の検知方式には、タブレット端末では主に静電容量方式が採用されるが、他の検知方式である抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式など、ユーザの操作を検知できタッチパネルの機能が実現できればどのような方式を採用してもよい。
(表示部14)
表示部14は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。
(制御部15)
制御部15は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置10内部の記憶部12などの記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、インストールされているアプリケーション(例えばメッセージアプリ等)のプログラムが含まれる。また、制御部15は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部15は、受付部151と、送信部152と、受信部153と、処理部154とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部15の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(受付部151)
受付部151は、各種情報を受け付ける。例えば、受付部151は、入力部13を介してユーザによる入力を受け付ける。受付部151は、ユーザによる操作を受け付ける。受付部151は、表示部14により表示された情報に対するユーザの操作を受け付ける。
(送信部152)
送信部152は、通信部11を介して、推定装置100やオーナー端末20へ各種情報を送信する。
(受信部153)
受信部153は、通信部11を介して、推定装置100やオーナー端末20から送信された各種情報を受信する。
(処理部154)
処理部154は、各種の処理を実行する。処理部154は、受信部153が受信した情報を表示部14に表示する。
〔4.設問データの配信フロー〕
図4を用いて、実施形態に係る設問データの配信処理の手順について説明する。図4は、実施形態に係る設問データの配信処理の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、推定装置100は、第1の設問データを取得する(ステップS101)。次に、推定装置100は、第1の設問データを分析する(ステップS102)。例えば、推定装置100は、ある第1の設問データが、画像データとテキストデータの組み合わせで作成されていることを判断する。また、推定装置100は、ある第1の設問データが、画像データに含まれる対象の色を判断させる設問であることを判断する。
推定装置100は、第2の設問データを作成する(ステップS103)。例えば、推定装置100は、上述の第1の設問データが、画像データとテキストデータの組み合わせで作成されており、かつ画像データに含まれる対象の色を判断させる設問である場合は、同様の形式の設問データを第2の設問データとして作成する。なお、推定装置100は、記憶部120から、上述の第1の設問データと類似する第2の設問データを検索し、取得してもよい。
推定装置100は、第2の設問データの正解データを作成する(ステップS104)。なお、推定装置100は、記憶部120から、上述の第1の設問データと類似する第2の設問データに対応する正解データを検索し、取得してもよい。
推定装置100は、第1の設問データと第2の設問データの出題する順番を決定する(ステップS105)。なお、推定装置100は、最初は第1の設問データのみを出題し、第1の設問データの正解率が低いと判断した場合、第2の設問データを出題するように順番を決定してもよい。
推定装置100は、決定した順番で設問データを各ユーザに送信し(ステップS106)、処理が終了する。なお、推定装置100は、ユーザごとに設問データの出題する順番を変更してもよい。
〔5.解答データの処理フロー〕
図5を用いて、解答データの処理の手順について説明する。図5は、実施形態に係る解答データの処理の一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、推定装置100は、各ユーザから第1の設問データに対する解答データを取得する(ステップS201)。次に、推定装置100は、第1の設問データに対する解答データを分析し、多数決等で設問ごとの正解を判定する(ステップS202)。そして、上述の第1の設問データと正解データから、学習データを生成する(ステップS203)。
また、推定装置100は、各ユーザから第2の設問データに対する解答データを取得する(ステップS204)。次に、推定装置100は、第2の設問データに対する解答データを採点し、ユーザごとの認知症レベルを判定する(ステップS205)。そして、推定装置100は、認知症レベルが所定値以上のユーザが存在し(ステップS206:Yes)、かつ認知症フラグを設定する場合(ステップS207:Yes)、認知症フラグを設定した学習データをオーナーに送信し(ステップS209)、処理が終了する。
一方、推定装置100は、認知症レベルが所定値以上のユーザが存在しない場合(ステップS206:No)、または認知症フラグを設定しない場合(ステップS207:No)、認知症フラグを設定しない学習データをオーナーに送信し(ステップS208)、処理が終了する。
〔6.出力フロー〕
図6を用いて、出力処理の手順について説明する。図6は、実施形態に係る出力処理の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、推定装置100は、対象ユーザ10の認知症レベルが所定値以上であり(ステップS301:Yes)、認知症レベルを通知する場合であり(ステップS302:Yes)、かつ商品の情報を通知する場合(ステップS303:Yes)、認知症レベルとともに出力する商品の情報を決定する(ステップS304)。推定装置100は、商品の情報を通知しない場合(ステップS303:No)、ステップS304の処理を省略する。
次に、推定装置100は、対象ユーザ10に認知症レベル等の情報を通知する場合(ステップS305:Yes)、対象ユーザ10に必要な情報を通知し(ステップS307)、処理が終了する。一方、推定装置100は、対象ユーザ10に認知症レベル等の情報を通知しない場合(ステップS305:No)、情報の通知先を決定し(ステップS306)、その通知先に必要な情報を通知し(ステップS308)、処理が終了する。
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る推定システム1は、ユーザからの回答が機械学習に用いられる設問データをユーザ10に配信し、ユーザ10の設問データに対する解答データを取得し、ユーザ10の解答データに基づいて、ユーザ10の認知症レベルを判定する。これにより、推定システム1は、クラウドソーシングにおいて、認知症レベルを効果的に推定することができる。
また、実施形態に係る推定システム1は、設問データとして、第1の設問データに類似する第2の設問データを配信する。これにより、推定システム1は、クラウドソーシングにおいて、高い精度で解答データの正解率を求めることができ、認知症レベルをより効果的に推定することができる。
また、実施形態に係る推定システム1は、第1の設問データに対する回答が所定の条件を満たす場合は、前記第2の設問データを配信する。これにより、推定システム1は、クラウドソーシングにおいて、認知症レベルを判定するユーザを判別でき、認知症レベルをより効果的に推定することができる。
また、実施形態に係る推定システム1は、設問データとして、画像データ、テキストデータおよび音声データの少なくとも1つを用いた設問データを配信する。これにより、推定システム1は、クラウドソーシングにおいて、より多様な設問データを利用することができ、認知症レベルをより効果的に推定することができる。
また、実施形態に係る推定システム1は、設問データとして、画像の特徴を問い合わせる内容を含む設問データを配信する。これにより、推定システム1は、クラウドソーシングにおいて、より広く利用されている画像を用いた設問データを利用することができ、認知症レベルをより効果的に推定することができる。
また、実施形態に係る推定システム1は、設問データとして、テキストの特徴を問い合わせる内容を含む設問データを配信する。これにより、推定システム1は、クラウドソーシングにおいて、より広く利用されているテキストを用いた設問データを利用することができ、認知症レベルをより効果的に推定することができる。
また、実施形態に係る推定システム1は、認知症レベルに基づいて、設問データを変更する。これにより、推定システム1は、クラウドソーシングにおいて、より複雑な設問データの活用することができ、認知症レベルをより効果的に推定することができる。
また、実施形態に係る推定システム1は、解答データとして、画像の特徴を選択する内容を含む解答データを取得する。これにより、推定システム1は、クラウドソーシングにおいて、より広く利用されている画像に基づく設問への解答データを利用することができ、認知症レベルをより効果的に推定することができる。
また、実施形態に係る推定システム1は、解答データとして、テキストの特徴を選択する内容を含む解答データを取得する。これにより、推定システム1は、クラウドソーシングにおいて、より広く利用されているテキストに基づく設問への解答データを利用することができ、認知症レベルをより効果的に推定することができる。
また、実施形態に係る推定システム1は、他のユーザの設問データに対する解答データをさらに取得し、ユーザ10の解答データおよび他のユーザの解答データに基づいて、ユーザ10の認知症レベルを判定する。これにより、推定システム1は、クラウドソーシングにおいて、統計的な分析を用いて解答データを利用することができ、認知症レベルをより効果的に推定することができる。
また、実施形態に係る推定システム1は、認知症レベルが所定値以上である場合、ユーザ10の解答データに認知症フラグを設定する。これにより、推定システム1は、クラウドソーシングにおいて、認知症レベルをより効果的に推定した上で、学習データを有効に活用することができる。
また、実施形態に係る推定システム1は、認知症レベルに基づいて、商品またはサービスの情報を出力し、商品またはサービスの情報をユーザ10または所定の登録者に配信する。これにより、推定システム1は、クラウドソーシングにおいて、認知症レベルをより効果的に推定した上で、適切にフレイル予防やフレイル対応ができる。
〔8.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る端末装置10や推定装置100は、例えば図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、推定装置100を例に挙げて説明する。図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力I/F(Interface)1060、入力I/F1070、ネットワークI/F1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。演算装置1030は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等により実現される。
一次記憶装置1040は、RAM(Random Access Memory)等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。二次記憶装置1050は、内蔵ストレージであってもよいし、外付けストレージであってもよい。また、二次記憶装置1050は、USBメモリやSD(Secure Digital)メモリカード等の取り外し可能な記憶媒体であってもよい。また、二次記憶装置1050は、クラウドストレージ(オンラインストレージ)やNAS(Network Attached Storage)、ファイルサーバ等であってもよい。
出力I/F1060は、ディスプレイ、プロジェクタ、及びプリンタ等といった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインターフェイスであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力I/F1070は、マウス、キーボード、キーパッド、ボタン、及びスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインターフェイスであり、例えば、USB等により実現される。
また、出力I/F1060及び入力I/F1070はそれぞれ出力装置1010及び入力装置1020と無線で接続してもよい。すなわち、出力装置1010及び入力装置1020は、ワイヤレス機器であってもよい。
また、出力装置1010及び入力装置1020は、タッチパネルのように一体化していてもよい。この場合、出力I/F1060及び入力I/F1070も、入出力I/Fとして一体化していてもよい。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、又は半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。
ネットワークI/F1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力I/F1060や入力I/F1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が推定装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器から取得したプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行してもよい。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器と連携し、プログラムの機能やデータ等を他の機器の他のプログラムから呼び出して利用してもよい。
〔9.その他〕
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上述した推定装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットホーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 推定システム
100 推定装置
110 通信部
120 記憶部
121 設問データ記憶部
122 利用者情報記憶部
130 制御部
131 配信部
132 取得部
133 判定部
134 出力部
10 ユーザ端末(端末装置)
11 通信部
12 記憶部
13 入力部
14 表示部
15 制御部
151 受付部
152 送信部
153 受信部
154 処理部
20 オーナー端末

Claims (14)

  1. ユーザからの回答が機械学習に用いられる設問データをユーザに配信する配信部と、
    前記ユーザの前記設問データに対する解答データを取得する取得部と、
    前記ユーザの解答データに基づいて、前記ユーザの認知症レベルを判定する判定部と
    を備えることを特徴とする推定装置。
  2. 前記配信部は、前記設問データとして、第1の設問データに類似する第2の設問データを配信することを特徴とする請求項1に記載の推定装置。
  3. 前記配信部は、前記第1の設問データに対する回答が所定の条件を満たす場合は、前記第2の設問データを配信することを特徴とする請求項2に記載の推定装置。
  4. 前記配信部は、前記設問データとして、画像データ、テキストデータおよび音声データの少なくとも1つを用いた設問データを配信することを特徴とする請求項1に記載の推定装置。
  5. 前記配信部は、前記設問データとして、画像の特徴を問い合わせる内容を含む設問データを配信することを特徴とする請求項1に記載の推定装置。
  6. 前記配信部は、前記設問データとして、テキストの特徴を問い合わせる内容を含む設問データを配信することを特徴とする請求項1に記載の推定装置。
  7. 前記配信部は、前記認知症レベルに基づいて、前記設問データを変更することを特徴とする請求項1に記載の推定装置。
  8. 前記取得部は、前記解答データとして、画像の特徴を選択する内容を含む解答データを取得することを特徴とする請求項1に記載の推定装置。
  9. 前記取得部は、前記解答データとして、テキストの特徴を選択する内容を含む解答データを取得することを特徴とする請求項1に記載の推定装置。
  10. 前記取得部は、他のユーザの前記設問データに対する解答データをさらに取得し、
    前記判定部は、前記ユーザの解答データおよび前記他のユーザの解答データに基づいて、前記ユーザの認知症レベルを判定することを特徴とする請求項1に記載の推定装置。
  11. 前記判定部は、前記認知症レベルが所定値以上である場合、前記ユーザの解答データに認知症フラグを設定することを特徴とする請求項1に記載の推定装置。
  12. 前記認知症レベルに基づいて、商品またはサービスの情報を出力する出力部をさらに備え、
    前記配信部は、前記情報を前記ユーザまたは所定の登録者に配信することを特徴とする請求項1に記載の推定装置。
  13. 推定装置によって実行される推定方法であって、
    ユーザからの回答が機械学習に用いられる設問データをユーザに配信する配信工程と、
    前記ユーザの前記設問データに対する解答データを取得する取得工程と、
    前記ユーザの解答データに基づいて、前記ユーザの認知症レベルを判定する判定工程と
    を含むことを特徴とする推定方法。
  14. ユーザからの回答が機械学習に用いられる設問データをユーザに配信する配信ステップと、
    前記ユーザの前記設問データに対する解答データを取得する取得ステップと、
    前記ユーザの解答データに基づいて、前記ユーザの認知症レベルを判定する判定ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とする推定プログラム。
JP2020192019A 2020-11-18 2020-11-18 推定装置、推定方法および推定プログラム Pending JP2022080764A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020192019A JP2022080764A (ja) 2020-11-18 2020-11-18 推定装置、推定方法および推定プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020192019A JP2022080764A (ja) 2020-11-18 2020-11-18 推定装置、推定方法および推定プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022080764A true JP2022080764A (ja) 2022-05-30

Family

ID=81756836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020192019A Pending JP2022080764A (ja) 2020-11-18 2020-11-18 推定装置、推定方法および推定プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022080764A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005046289A (ja) * 2003-07-28 2005-02-24 Tokai Univ 痴呆検査装置、痴呆検査サーバ、痴呆検査クライアント、および痴呆検査システム
JP2007282992A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Sky Kk 認知症診断支援システム
JP2020003882A (ja) * 2018-06-25 2020-01-09 国立研究開発法人理化学研究所 リスク評価方法、リスク評価装置及びリスク評価プログラム
WO2020195929A1 (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 レコメンド商品決定装置、レコメンド商品決定システム及びレコメンド商品決定方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005046289A (ja) * 2003-07-28 2005-02-24 Tokai Univ 痴呆検査装置、痴呆検査サーバ、痴呆検査クライアント、および痴呆検査システム
JP2007282992A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Sky Kk 認知症診断支援システム
JP2020003882A (ja) * 2018-06-25 2020-01-09 国立研究開発法人理化学研究所 リスク評価方法、リスク評価装置及びリスク評価プログラム
WO2020195929A1 (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 レコメンド商品決定装置、レコメンド商品決定システム及びレコメンド商品決定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Nerminathan et al. Doctors’ use of mobile devices in the clinical setting: a mixed methods study
Shpigelman et al. How do adults with intellectual disabilities use Facebook?
Gallego et al. Evaluating the impact of proactivity in the user experience of a context-aware restaurant recommender for Android smartphones
Dou et al. Power of the swipe: Why mobile websites should add horizontal swiping to tapping, clicking, and scrolling interaction techniques
Southerton et al. Habitual disclosure: Routine, affordance, and the ethics of young peoples social media data surveillance
US9391993B1 (en) Sharing content by indicating activity from users in a social network
Gudi et al. Challenges and prospects in india's digital health journey
A. Becker Know your library users: how three generations use digital tech
Kim et al. Older adults with functional limitations and their use of telehealth during COVID-19
Al Mahmud et al. Social networking through email: studying email usage patterns of persons with aphasia
JP7160757B2 (ja) 判定装置、判定方法及び判定プログラム
JP6601992B1 (ja) 情報処理装置
JP6635458B1 (ja) 情報処理装置
Keeney School social workers’ perceptions of ethical dilemmas associated with electronic media use in school settings
JP2022080764A (ja) 推定装置、推定方法および推定プログラム
JP7408605B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
Slay et al. Enhancing suicide prevention outreach via mobile‐enabled website design
US10672034B2 (en) Document consumption and value add services
JP2019200713A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP6500142B1 (ja) 選択装置、選択方法及び選択プログラム
JP2019067119A (ja) 個人情報管理プログラム、個人情報管理方法および情報処理装置
JP6866327B2 (ja) 判定装置、判定方法及び判定プログラム
Saulsberry et al. Insurance coverage & whither thou goest for health information in 2012
US10432566B2 (en) Determining membership causes for new user and continued involvement in social network sites
JP7184972B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230926

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20231026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231219