JP2022080327A - 給紙ローラと給紙装置 - Google Patents
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Abstract
Description
上記特許文献1には上記送りロールの具体的な構成は記載されていないが、例えば、円柱形状の金属製のロール本体の表面を、例えば、ゴム製の被覆材で被覆し、その被覆材による摩擦によって上記シートを搬送するものが知られている。
すなわち、送りロールの表面を被覆している被覆材が摩耗してしまった際、その被覆材を交換する作業が必要となるがその交換作業が面倒であるという問題があった。
それを解決するものとして、上記送りロールの表面に軸方向に延長された凹部を設け、その凹部内に上記被覆材の両端を挿入し、そこに固定部材を挿入して固定する構成が提案されている。
しかしながら、この場合には上記凹部が軸方向に沿って上記送りロールの全幅に設けられているため、送りロール面の幅方向に上記被覆材が全く存在しない箇所が発生してしまい、それが原因してシートがスリップしてしまうという問題があった。
又、請求項2による給紙ローラは、請求項1記載の給紙ローラにおいて、上記被覆材固定用凹部は上記ローラ本体のローラ面を左右二つの領域に区分けした時、左側の被覆材固定用凹部と右側の被覆材固定用凹部とで別々に設けられていて、それぞれ上記ローラ本体の周方向に沿って異なる位置に設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項3による給紙ローラは、請求項2記載の給紙ローラにおいて、上記左側の被覆材固定用凹部に対して上記右側の被覆材固定用凹部は180°異なる位置に設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項4による給紙ローラは、請求項1記載の給紙ローラにおいて、上記被覆材固定用凹部は上記ローラ本体の回転軸方向に対して傾斜された方向に延長されていることを特徴とするものである。
又、請求項5による給紙ローラは、請求項1~請求項4の何れかに記載の給紙ローラにおいて、上記ローラ本体は回転軸を通る分割面で分割される複数の部品から構成されることを特徴とするものである。
又、請求項6による給紙装置は、請求項1~請求項5の何れかに記載の給紙ローラが設置されることを特徴とするものである。
又、請求項2による給紙ローラによると、請求項1記載の給紙ローラにおいて、上記被覆材固定用凹部は上記ローラ本体のローラ面を左右二つの領域に区分けした時、左側の被覆材固定用凹部と右側の被覆材固定用凹部とで別々に設けられていて、それぞれ上記ローラ本体の周方向に沿って異なる位置に設けられているので、上記被覆材固定部材の存在によって上記被覆材が摩擦力を発揮できなくなる周方向上の箇所をなくし、より効果的に搬送対象物を搬送することができる。
又、請求項3による給紙ローラによると、請求項2記載の給紙ローラにおいて、上記左側の被覆材固定用凹部に対して上記右側の被覆材固定用凹部は180°異なる位置に設けられているので、上記被覆材固定部材の存在によって上記被覆材が摩擦力を発揮できなくなる周方向上の箇所をなくし、より効果的に搬送対象物を搬送することができる。
又、請求項4による給紙ローラによると、請求項1記載の給紙ローラにおいて、上記被覆材固定用凹部は上記ローラ本体の回転軸方向に対して傾斜された方向に延長されているので、上記被覆材固定部材の存在によって上記被覆材が摩擦力を発揮できなくなる周方向上の箇所をなくし、より効果的に搬送対象物を搬送することができる。
又、請求項5による給紙ローラは、請求項1~請求項4の何れかに記載の給紙ローラにおいて、上記ローラ本体は回転軸を通る分割面で分割される複数の部品から構成されるので、容易に軸に取り付けることができる。
又、請求項6による給紙装置によると、請求項1~請求項5の何れかに記載の給紙ローラが設置されるので、上記被覆材を容易に交換することができる。
この第1の実施の形態による給紙ローラ1は、図1に示すように、給紙装置2に設置され、図示しないモータによって回転されることで、図示しない紙等のシート状の搬送対象物を搬送する。
上記給紙ローラ1には、図2に示すように、ローラ本体3がある、上記ローラ本体3は略円筒形状であり、外周面の図2(a)中左半分側がローラ面5、外周面の図2(a)中右半分側がローラ面5´となっている。
上記ローラ面5とローラ面5´の間には、凸部6が形成されている。
形成されていて、上記ローラ本体要素33の分割面37側には上記取付用貫通孔23を構成する他方の取付用凹部41が形成されている。
まず、給紙ローラ1の組立及び回転軸47への取付から説明する。図5(a)に示すように、ローラ本体要素31の取付用凹部39とローラ本体要素33の取付用凹部41とにより上記回転軸47を挟み込み、固定ネジ45を上記固定ネジ用貫通孔42に通して上記固定ネジ用雌ネジ部43に螺合させることにより固定する。
その際、雌ネジ部44、44にセットピース46、46を挿入した後、止めねじ48、48を螺合して回り止めを行う。
次に、図5(d)に示すように、上記被覆材7の両端部を上記被覆材固定用凹部9内に挿入する。
次に、図5(e)に示すように、上記仮止用ボルト51、51を回転させて、上記被覆材固定部材11を上記被覆材固定用凹部9内に少し挿入する。
次に、図5(g)に示すように、上記仮止用ボルト53、53を回転させて、上記被覆材固定部材11を上記被覆材固定用凹部9内に更に挿入する。
次に、図5(i)に示すように、上記ボルト19、19を回転させて、上記被覆材固定部材11を上記被覆材固定用凹部9内に更に挿入して、上記被覆材固定部材11及び上記被覆材7の固定を完了する。
なお、上記仮止用ボルト51、仮止用ボルト53、ボルト19は長さが異なる。一例として、仮止用ボルト51がM6-55mm、仮止用ボルト53がM6-45mm、ボルト19がM6-35mmである。
同様の手順で、被覆材7´がローラ面5´に巻回され、被覆材固定部材11´によって固定される。
まず、2枚の上記被覆材7、7´がローラ面5、5´にそれぞれ巻回されていて、被覆材固定用凹部9、9´は周方向の位置が重合しない位置、本実施の形態の場合には180°ずれた位置に配置されているので、上記被覆材固定部材11、11´の存在によって上記被覆材7、7´の摩擦力が発揮されない場所が発生することはなく、スリップを防止し効果的に搬送対象物を搬送することができる。
また、被覆材固定部材11によって被覆材7を固定するので、上記被覆材7が摩耗しても容易に交換することができる。
また、上記被覆材固定部材11には被覆材固定用凸部16が形成されているので、確実に被覆材7を固定することができる。特に、被覆材7に設けられている複数個の凸凹部に上記被覆材固定用凸部16が交差するように押圧されるので、高い固定効果を提供することができる。
また、上記ローラ本体3のローラ面5とローラ面5´の間には凸部6が形成されているので、上記ローラ本体3に上記被覆材7、7´を巻回する際に上記凸部6がガイド機能を発揮し、上記被覆材7、7´の位置決めが容易になる。
また、給紙ローラ1はローラ本体要素31、33から構成されているので、回転軸47に対する給紙ローラ1の着脱も容易である。
この第2の実施の形態による給紙ローラ101は、前記第1の実施の形態による給紙ローラと略同様の構成であるが、ローラ面5のみがあり、上記ローラ面5に一枚の被覆材103が巻回されている。上記ローラ面5には一つの被覆材固定用凹部107が軸方向に対して傾斜した状態で設けられている。
尚、その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
被覆材の枚数、被覆材固定部材の数、形状等は様々な場合が考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
3 ローラ本体
5 ローラ面
7 被覆材
9 被覆材固定用凹部
11 被覆材固定部材
31 分割部品
33 分割部品
101 給紙ローラ
103 被覆材
105 被覆材固定部材
107 被覆材固定用凹部
Claims (6)
- 円筒形状のローラ面が形成されたローラ本体と、
上記ローラ本体に巻回され上記ローラ面を被覆する被覆材と、
上記ローラ本体に設けられ上記被覆材の両端が挿入される被覆材固定用凹部と、
上記被覆材固定用凹部内に挿入され上記被覆材の両端を固定する被覆材固定部材と、
を具備し、
上記被覆材固定用凹部は上記ローラ面の幅方向に上記被覆材が全く存在しない箇所が生じないように設けられていることを特徴とする給紙ローラ。 - 請求項1記載の給紙ローラにおいて、
上記被覆材固定用凹部は上記ローラ本体のローラ面を左右二つの領域に区分けした時、左側の被覆材固定用凹部と右側の被覆材固定用凹部とで別々に設けられていて、それぞれ上記ローラ本体の周方向に沿って異なる位置に設けられていることを特徴とする給紙ローラ。 - 請求項2記載の給紙ローラにおいて、
上記左側の被覆材固定用凹部に対して上記右側の被覆材固定用凹部は180°異なる位置に設けられていることを特徴とする給紙ローラ。 - 請求項1記載の給紙ローラにおいて、
上記被覆材固定用凹部は上記ローラ本体の回転軸方向に対して傾斜された方向に延長されていることを特徴とする給紙ローラ。 - 請求項1~請求項4の何れかに記載の給紙ローラにおいて、
上記ローラ本体は回転軸を通る分割面で分割される複数の部品から構成されることを特徴とする給紙ローラ。 - 請求項1~請求項5の何れかに記載の給紙ローラが設置される給紙装置。
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JPH0812102A (ja) * | 1994-06-27 | 1996-01-16 | Canon Inc | 駆動装置 |
JP2007217152A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Canon Inc | シート搬送ローラ、シート搬送装置、及び画像形成装置 |
JP2012101933A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-05-31 | Lintec Corp | 駆動ローラ |
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