JP2022078767A - 硬貨処理装置及び硬貨回収器 - Google Patents

硬貨処理装置及び硬貨回収器 Download PDF

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Abstract

【課題】損傷の恐れなく硬貨を効率良く回収し得るようにする。【解決手段】硬貨処理装置1は、硬貨の回収処理が行われる際に、固定用部品31の左腕部31AL及び右腕部31ARを返却トレー被覆部8Bの支持部8BR及び出金トレー被覆部8Aの支持部8ARにそれぞれ載せた状態で、硬貨回収器30を出金口パネル8に装着させる。このため硬貨処理装置1は、メカユニット3内から順次排出される硬貨を効率良く回収袋32へ案内して収納させることができ、該回収袋32の重量が増加した場合にも、出金トレー5の損傷を招くこと無く、出金口パネル8により硬貨回収器30を支持できる。【選択図】図6

Description

本発明は硬貨処理装置及び硬貨回収器に関し、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等のような小売店舗の精算所において使用されるレジ釣銭機に適用して好適なものである。
近年、レジ釣銭機においては、POS(Point Of Sales)システム等に接続されたレジスタ部に、媒体としての紙幣や硬貨の入出金処理を行う釣銭処理部が組み合わされたものが普及しつつある。この釣銭処理部のうち、硬貨を処理する硬貨処理装置は、例えばレジ係員に硬貨を投入させる硬貨投入部、硬貨を搬送する搬送部、硬貨の種類を鑑別する鑑別部、硬貨を収納する収納部、及び釣銭用の硬貨を排出する排出部等を有している。
このうち排出部としては、例えば中央付近が下方へ窪んだ形状の出金トレーや、傾斜面に沿って当該出金トレーに硬貨を案内する案内部等を有し、収納部から排出された硬貨を出金トレー内に集積するものがある。この出金トレーは、上側が開放されることにより出金開口部が形成されており、集積された硬貨を、レジ係員によりこの出金開口部から容易に取り出させることができる。
硬貨処理装置では、例えば店舗における1日の営業時間が終了した後に、収納部に収納している硬貨を回収し、所定の回収袋に収納する回収作業が行われる場合がある。硬貨処理装置は、この回収作業が行われる場合、例えばレジ係員により金種や数量等に関する指定を伴う所定の操作が行われると、収納部に収納している硬貨を排出部の出金トレーに順次排出する。
このとき出金トレーに順次排出される硬貨については、回収袋に順次収納させる必要がある。そこで硬貨処理装置としては、例えば出金トレーの底部に排出孔を設けると共にこの排出孔を開閉可能な開閉蓋を設け、さらに該出金トレーに対し着脱可能であり回収袋を取り付け可能な固定用部品(硬貨回収用部材)を用意するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この硬貨処理装置では、例えば店舗の営業時間内に硬貨の入金処理や出金処理を行う場合には、出金トレーの開閉蓋を閉塞し、排出された硬貨を出金トレー内に集積する。一方、硬貨処理装置は、回収作業が行われる場合、回収袋が取り付けられた固定用部品を出金トレーに装着すると共に開閉蓋を開放した状態で、収納部から硬貨を順次排出することにより、当該硬貨を出金トレーの排出孔から落下させ、回収袋に効率良く収納させることができる。
特許第6378537号公報(図10~図13等)
ところで硬貨処理装置の排出部に設けられる出金トレーは、主に精算における釣銭として出金された硬貨を集積することになり、このときの硬貨の枚数が多くとも20枚程度に過ぎない。また出金トレーは、内側面を円滑な3次元曲面等とすることにより、集積している硬貨をレジ係員に容易に素早く取り出させることが好ましい。このような理由から、出金トレーは、製造コストの低廉化等の点も踏まえて、樹脂等の材料による成形部品として構成されることが多い。
しかしながら硬貨処理装置では、例えば複数の金種の硬貨をまとめて回収する場合等に、大量の硬貨を回収袋に収納するため、この回収袋の重量が極めて大きくなる。そうすると硬貨処理装置では、出金トレーが硬貨の荷重に耐えきれず、損傷する恐れがある、という問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、損傷の恐れなく硬貨を効率良く回収し得る硬化処理装置及び硬貨回収器を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の硬貨処理装置においては、硬貨回収器を着脱可能な硬貨処理装置であって、硬貨を収納する収納庫から排出された当該硬貨を集積し、使用者により出金開口部から取出可能な状態で保持する出金トレーと、出金トレーの底部に形成された排出孔と、排出孔を開放又は閉塞する開閉蓋と、収納庫を保持する支持体に固定され、出金トレーにおける出金開口部を除いた部分の少なくとも一部を覆うパネル部とを設け、硬貨回収器には、硬貨を収容する回収袋と、回収袋が取り付けられ、パネル部に着脱可能であり、開閉蓋が開放された状態で、収納庫から排出され出金トレーの排出孔から落下する硬貨を回収袋の内部へ案内する固定用部品とを設けるようにした。
また本発明の硬貨回収器においては、硬貨を処理する硬貨処理装置に着脱可能な硬貨回収器であって、硬貨処理装置は、硬貨を収納する収納庫から排出された当該硬貨を集積し、使用者により出金開口部から取出可能な状態で保持する出金トレーと、出金トレーの底部に形成された排出孔と、排出孔を開放又は閉塞する開閉蓋と、収納庫を保持する支持体に固定され、出金トレーにおける出金開口部を除いた部分の少なくとも一部を覆うパネル部とを設け、硬貨回収器は、硬貨を収容する回収袋と、回収袋が取り付けられ、パネル部に着脱可能であり、開閉蓋が開放された状態で、収納庫から排出され出金トレーの排出孔から落下する硬貨を回収袋の内部へ案内する固定用部品とを設けるようにした。
本発明は、硬貨処理装置において支持体に固定されたパネル部に対し、硬貨回収器の固定用部品を装着するため、該硬貨回収器の荷重を出金トレーに殆ど加えることが無い。これにより本発明は、出金トレーの損傷を防止しながら、収納庫から出金トレーに排出された硬貨を回収袋の内部へ効率良く案内して収納させることができる。
本発明によれば、損傷の恐れなく硬貨を効率良く回収し得る硬化処理装置及び硬貨回収器を実現できる。
第1の実施の形態による硬貨処理装置の構成を示す略線的斜視図である。 第1の実施の形態による硬貨処理装置の構成を示す略線図である。 第1の実施の形態による硬貨処理装置の構成を示す略線図である。 第1の実施の形態による硬貨処理装置の構成を示す略線図である。 第1の実施の形態による硬貨回収器の構成を示す略線的斜視図である。 第1の実施の形態による硬貨処理装置に硬貨回収器を装着した状態を示す略線的斜視図である。 第1の実施の形態による硬貨処理装置に硬貨回収器を装着した状態を示す略線図である。 第1の実施の形態による硬貨処理装置に硬貨回収器を装着した状態を示す略線的断面図である。 第2の実施の形態による硬貨処理装置に硬貨回収器を装着した状態を示す略線図である。 第2の実施の形態による硬貨処理装置に硬貨回収器を装着した状態を示す略線的断面図である。 第3の実施の形態による硬貨処理装置に硬貨回収器を装着した状態を示す略線図である。 第3の実施の形態による硬貨処理装置に硬貨回収器を装着した状態を示す略線的断面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1-1.レジ釣銭機の構成]
図1、図2及び図3に示すように、第1の実施の形態による硬貨処理装置1は、全体として直方体状に構成されており、硬貨の入金処理や出金処理等、硬貨に関する種々の処理を行い得るようになっている。因みに図1は斜視図であり、図2は平面図であり、図3は正面図である。
この硬貨処理装置1は、図示しないレジ釣銭機の一部として構成されている。レジ釣銭機は、例えば表示部や操作部等を有するレジスタ部や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣処理装置、及び硬貨処理装置1により構成されている。このレジ釣銭機は、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストアのような小売店舗の精算所(いわゆるレジ)において、顧客が購入したい商品を精算する際に、レジ係員により操作される。
なお以下では、レジ係員が対峙する一側面及びその反対面をそれぞれ前面及び後面とし、さらに当該レジ係員から見て左右及び上下を定義して説明する。
硬貨処理装置1は、上側や左右の側面等を覆う本体カバー2の内側に、硬貨を機械的に取り扱うメカユニット3が設けられている。このメカユニット3には、例えば外部からの硬貨の投入を受け入れると共に当該硬貨を1枚ずつに分離する硬貨投入部、硬貨を搬送する搬送部、硬貨の金種や真偽等を認識する認識部、異物等を返却する返却部、硬貨を金種別に収納する収納庫、及び硬貨を排出する排出部等が設けられている。
メカユニット3の前側には、左上側に硬貨が投入される入金トレー4が配置されており、右下側に硬貨を排出する出金トレー5が配置され、その左側に硬貨を返却する返却トレー6が配置されている。入金トレー4は、図示しない硬貨投入部の一部となっており、上側部分が大きく開口された椀状若しくはすり鉢状に形成され、レジ係員等により硬貨を容易に投入させ得るようになっている。
出金トレー5は、図示しない排出部の一部となっており、上側に大きく開口されると共に椀状若しくはすり鉢状に形成され、傾斜された案内面に沿って硬貨を下降させて集積すると共に、レジ係員により前側から硬貨を掻き取るようにして容易に取り出させるようになっている。以下、出金トレー5の上側において開口された部分を出金開口部5Aと呼ぶ。
また出金トレー5は、図2に示すように、トレー本体部11の底部に十分な大きさの排出孔11Hが形成されており、この排出孔11Hを開放又は閉塞する開閉蓋12が設けられている。開閉蓋12は、排出孔11Hに対応する板状の部材であり、排出孔11Hの手前側に設けられた回動機構13を介してトレー本体部11に対し回動可能に取り付けられている。
出金トレー5は、開閉蓋12により排出孔11Hを閉塞した閉塞状態において、トレー本体部11及び開閉蓋12により概ね連続した曲面を形成し、収納庫(図示せず)から排出された硬貨を集積すると共に、この硬貨をレジ係員等に取り出させる。また出金トレー5は、開閉蓋12の後側部分が上方へ持ち上げられるように回動されると、排出孔11Hを開放した開放状態となる。このとき出金トレー5は、収納庫(図示せず)から排出された硬貨を殆ど集積すること無く、排出孔11Hから下方へ落下させることになる。因みに開閉蓋12は、閉塞状態から後側部分を上方向へ持ち上げる方向にのみ回動し得るよう、回動範囲が規制されている。
返却トレー6は、図示しない返却部の一部となっており、出金トレー5と同様に、上側部分が大きく開口された椀状若しくはすり鉢状に形成され、硬貨を案内して集積すると共に、レジ係員により前側から硬貨を掻き取るようにして容易に取り出させるようになっている。ただし返却トレー6は、出金トレー5の半分程度の大きさとなっている。以下、返却トレー6の上側において開口された部分を返却開口部6Aと呼ぶ。
さらにメカユニット3の前側は、上側の約3/5の範囲が入金口パネル7により覆われると共に、下側の約2/5の範囲が出金口パネル8により覆われている。入金口パネル7は、入金トレー4の上側部分を露出させる一方、その周囲を覆っている。出金口パネル8は、出金トレー5及び返却トレー6の上側部分、すなわち出金開口部5A及び返却開口部6Aを露出させる一方、それ以外の部分を覆っている。説明の都合上、以下では、出金口パネル8のうち出金トレー5を覆う部分及び返却トレー6を覆う部分を、それぞれ出金トレー被覆部8A及び返却トレー被覆部8Bと呼ぶ。また出金口パネル8をパネル部とも呼ぶ。
入金口パネル7及び出金口パネル8は、何れも所定の樹脂材料による成型部品であるものの、十分な厚さを有すると共に図示しないリブ等が内部に適宜形成されており、十分な強度を確保している。このため入金口パネル7及び出金口パネル8は、前方から外力が加えられたとしても、入金トレー4、出金トレー5及び返却トレー6等を良好に保護して損傷を防止できる。
ところで図4に模式的な側面図を示すように、出金トレー5は、メカユニット3に直接取り付けられることにより、該メカユニット3内の収納庫に対する位置精度が高められている。一方、メカユニット3及び出金口パネル8は、ベース部品10に直接取り付けられている。ベース部品10は、硬貨処理装置1の骨格をなす部品であり、十分な強度を有している。このため出金口パネル8は、比較的大きい外力等が加えられたとしても、出金トレー5及び返却トレー6にこの外力等を殆ど伝えること無く、また殆ど損傷すること無く、ベース部品10に適切に取り付けられた状態を維持できる。説明の都合上、以下ではベース部品10を支持体とも呼ぶ。
[1-2.硬貨回収器の構成及び装着]
ところで硬貨処理装置1は、図5に示す硬貨回収器30が着脱可能となっている。硬貨回収器30は、固定用部品31及び回収袋32により構成されている。固定用部品31は、例えば所定の樹脂材料による成型部品であり、後側が開放されると共に中央付近が大きく前方へ窪んだような形状となっている。また固定用部品31は、出金口パネル8のうち出金トレー5を覆う部分よりも一回り大きくなっている。さらに固定用部品31には、上端近傍において前方向へ突出しており上側から見た場合に英大文字の「U」に似た形状の把持部31Nと、左上端近傍において後方へ突出した左腕部31ALと、右上端近傍において後方へ突出した右腕部31ARとを有している。説明の都合上、以下では左腕部31AL及び右腕部31ARを被支持部とも呼び、特に右腕部31ARを第2被支持部とも呼ぶ。
回収袋32は、例えば比較的厚い布により袋状に構成されており、袋の口に当たる部分が固定用部品31の下側に開口した状態で取り付けられている。この回収袋32は、例えば数百枚ないし数千枚程度の硬貨を収納することができる。
この硬貨回収器30は、図6、図7及び図8に示すように、硬貨処理装置1の出金口パネル8に対し、出金トレー5の近傍を覆うように装着される。以下これを装着状態と呼ぶ。因みに図6は図1と対応する斜視図であり、図7は図3と対応する正面図である。また図8(A)、(B)及び(C)は、それぞれ図7におけるA1-A2断面図、B1-B2断面図及びC1-C2断面図である。
固定用部品31は、装着状態において、出金口パネル8における出金トレー5を覆う部分を、上側から前側を経由し下側に至る範囲にかけてさらに覆う状態となっている。このとき固定用部品31は、出金口パネル8に当接して装着されているものの、出金トレー5には当接しないようになっている。
具体的に固定用部品31は、図8(A)に断面図を示すように、左側において、返却トレー被覆部8Bの右端近傍に形成された支持部8BR(図1)に左腕部31ALを乗り上げさせると共に、該返却トレー被覆部8Bの前面及び下面に当接している。これにより固定用部品31は、左側において、返却トレー被覆部8Bにより荷重が支えられると共に、後方向及び上方向への移動が規制されている。因みに固定用部品31は、返却トレー6に対し、概ね上下方向に沿った部分において当接しているため、該返却トレー6に対し殆ど荷重を加えることが無い。
また固定用部品31は、図8(C)に断面図を示すように、右側において、出金トレー被覆部8Aの右端近傍に形成された支持部8AR(図1)に右腕部31ARを乗り上げさせると共に、該出金トレー被覆部8Aの前面及び下面に当接している。これにより固定用部品31は、右側において、該出金トレー被覆部8Aにより荷重が支えられると共に、後方向及び上方向への移動が規制されている。因みに固定用部品31は、右側において、出金トレー5に当接していないため、該出金トレー5に対し荷重を加えることは無い。
さらに固定用部品31は、図8(B)に断面図を示すように、左右方向の中央付近において、出金トレー5におけるトレー本体部11のエッジ部11Eの上側を、該エッジ部11Eとの間に隙間を形成した状態で覆うと共に、出金口パネル8における出金トレー被覆部8Aの前面及び下面に当接している。因みに固定用部品31は、出金トレー5におけるトレー本体部11のエッジ部11Eに対し前側から当接しているものの、該出金トレー5に対し荷重を加えることは無い。
また図8(B)に示したように、出金トレー被覆部8Aは、その底を形成する部分である底部8ATにおける、左右方向の中央付近且つ前端近傍に、上方向に向けて係合穴8Hが穿設されている。一方、固定用部品31は、下側の部分である下部31Wの上面における左右方向の中央付近において、装着状態で係合穴8Hと対向する位置に、上方向に向けて周囲よりも突出した係合突起31Pが設けられている。
このため固定用部品31は、出金口パネル8に装着される際に、下部31Wを下方向へ弾性変形させながら係合突起31Pを出金トレー被覆部8Aの底部8ATに摺動させ、やがて該係合突起31Pが係合穴8Hと対向する位置に到達すると、弾性力の作用により該係合穴8Hに係合(嵌合)させる。説明の都合上、以下では係合穴8Hを被係合部とも呼び、また係合突起31Pを係合部とも呼ぶ。
また固定用部品31は、装着状態において、前方向に向けて比較的弱い力が加えられた場合には、下部31Wが弾性変形せずに係合突起31Pが係合穴8Hと係合した状態を維持するため、出金口パネル8に対する装着状態を維持することになる。一方、固定用部品31は、装着状態において、前方向に向けて比較的強い力が加えられた場合には、下部31Wが弾性変形しながら係合突起31Pが係合穴8Hの前側に乗り上げていくため、該係合穴8Hとの係合が解除され、出金口パネル8から離脱された状態となる。
硬貨処理装置1は、硬貨の回収処理が行われる場合、まずレジ係員や保守作業者等(以下これを使用者と呼ぶ)により、出金トレー5の開閉蓋12(図2)が閉塞状態から回動されて開放状態に遷移される。続いて硬貨処理装置1は、硬貨回収器30の固定用部品31が概ね出金トレー被覆部8Aの前側に配置され、さらに後方向へ移動される。これにより固定用部品31は、左腕部31ALを返却トレー被覆部8Bの支持部8BRに載せると共に右腕部31ARを出金トレー被覆部8Aの支持部8ARに載せ、出金口パネル8に装着される。このとき硬貨回収器30の回収袋32は、その開口部分が、トレー本体部11の排出孔11Hを真下に投影した範囲を囲むように位置する。
その後、硬貨処理装置1は、使用者によりレジスタ部(図示せず)等を介して所定の操作が行われると、メカユニット3内の収納庫から出金トレー5へ硬貨を順次排出する。このとき排出された硬貨は、出金トレー5の排出孔11H(図2)を介して下方へ落下し、回収袋32内へ案内されて収納される。このとき回収袋32内に収納された全ての硬貨の荷重は、固定用部品31を介して出金口パネル8に加えられ、ベース部品10(図4)により支持される。
なお、硬貨処理装置1は、回収処理が終了すると、使用者によって固定用部品31が出金口パネル8から取り外されることにより、硬貨回収器30が該硬貨処理装置1から離脱された状態となる。続いて硬貨処理装置1は、出金トレー5の開閉蓋12が開放状態から回動されて閉塞状態(図2)に遷移される。これにより硬貨処理装置1は、通常の業務に係る種々の処理、例えば入金処理や出金処理等を正常に行うことができる。
[1-3.効果等]
以上の構成において、第1の実施の形態による硬貨処理装置1は、硬貨の回収処理が行われる際に、固定用部品31の左腕部31ALを返却トレー被覆部8Bの支持部8BRに載せると共に右腕部31ARを出金トレー被覆部8Aの支持部8ARに載せ、硬貨回収器30を出金口パネル8に装着させる(図6及び図7)。
このとき硬貨回収器30は、固定用部品31から出金トレー被覆部8Aの支持部8ARや返却トレー被覆部8Bの支持部8BR等に対してほぼ全ての荷重を加え、出金トレー5に殆ど荷重を加えない(図8)。このため硬貨処理装置1は、多くの硬貨を排出して硬貨回収器30の回収袋32内に収納させ、その重量が増加した場合であっても、その荷重を出金口パネル8及びベース部品10(図4)により安定的に支持できるので、出金トレー5を破損させる恐れが無い。
また硬貨処理装置1では、硬貨を容易に取り出させる目的から、出金トレー5及び返却トレー6がやや前方に突出した位置にある。これに伴い出金口パネル8は、出金トレー被覆部8A及び返却トレー被覆部8Bが周囲よりもやや前方へ突出した形状であるため、これらの部分において異物等が衝突する機会が多く、外力を受けやすくなっている。また出金口パネル8は、メカユニット3の前面下側を保護するという性質上、該メカユニット3内の硬貨を不正に取り出す等の行為を防止する必要がある。このため出金口パネル8は、本来的に十分な強度を持つように設計されており、またベース部品10により安定的に支持されている。
このような点を踏まえ、硬貨処理装置1では、出金トレー5に排出された硬貨を回収する目的でありながら、当該出金トレー5では無く、その周囲を覆う出金口パネル8に対し、硬貨回収器30の固定用部品31を着脱させるようにした。これにより硬貨処理装置1は、出金口パネル8に関する大幅な補強や設計変更等を必要とせずに、硬貨回収器30が装着された出金口パネル8を安定的に保持することができる。
他の観点から見ると、出金トレー5は、メカユニット3内に設けられる収納庫から繰り出される硬貨を適切に案内して集積する観点から、該メカユニット3に対し高い位置精度で直接取り付けることが望ましい。また出金トレー5は、集積された硬貨をレジ係員等により容易に取り出させるために、その内部が3次元曲面等により形成されることが望ましい。さらに出金トレー5は、製造コストを可能な限り低廉に抑える観点から、樹脂材料により成型部品として製造することが望ましい。
このような理由から、出金トレー5は、外力に対し必ずしも十分な強度を有していないメカユニット3に取り付けられている。また出金トレー5は、出金処理において出金される最大枚数の硬貨を保持し得る程度の強度は有するものの、製造技術やコスト等の制約により、多量の硬貨の重量を支持し得るような強度までは確保できない場合が考えられる。このため、特許文献1のように出金トレーによって回収袋の荷重を支持する構成では、該出金トレーやその取付箇所の破損を招く恐れがあった。
この点において硬貨処理装置1では、固定用部品31から出金トレー5に対して殆ど荷重が伝わらないため、回収袋32に多量の硬貨が収納されてその重量が増加した場合であっても、該出金トレー5の損傷を招く恐れが無い。
以上の構成によれば、第1の実施の形態による硬貨処理装置1は、硬貨の回収処理が行われる際に、固定用部品31の左腕部31AL及び右腕部31ARを返却トレー被覆部8Bの支持部8BR及び出金トレー被覆部8Aの支持部8ARにそれぞれ載せた状態で、硬貨回収器30を出金口パネル8に装着させる。このため硬貨処理装置1は、メカユニット3内から順次排出される硬貨を効率良く回収袋32へ案内して収納させることができ、該回収袋32の重量が増加した場合にも、出金トレー5の損傷を招くこと無く、出金口パネル8により硬貨回収器30を支持できる。
[2.第2の実施の形態]
図7と対応する図9に示すように、第2の実施の形態による硬貨処理装置201は、出金口パネル8に代わる出金口パネル208を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。この出金口パネル208は、第1の実施の形態による出金口パネル8と比較して、出金トレー被覆部8Aに代わる出金トレー被覆部208Aを有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
出金トレー被覆部208Aは、第1の実施の形態による出金トレー被覆部8Aと比較して、取付孔208H1及び208H2が設けられている点において相違する。この取付孔208H1及び208H2は、出金トレー被覆部208Aにおける左右の両端近傍にそれぞれ位置しており、前方向から見て丸孔として形成され、何れも中心軸を前後方向に沿わせた円柱状の空間となっている。
また硬貨処理装置201は、硬貨回収器30に代わる硬貨回収器230が着脱可能となっている。硬貨回収器230は、固定用部品31に代わる固定用部品231と、第1の実施の形態と同様の回収袋32とにより構成されている。
固定用部品231は、第1の実施の形態による固定用部品31(図7)と比較して、上下方向に短縮され、左腕部31AL及び右腕部31ARが省略される一方、取付突起231P1及び231P2が設けられている。
取付突起231P1及び231P2は、固定用部品231における後側面の左右両端からやや内側に離れた位置であって、且つ出金口パネル208の取付孔208H1及び208H2とそれぞれ対応する位置において、後方向へ向けて突出するように設けられている。この取付突起231P1及び231P2は、何れも中心軸を前後方向に沿わせた円柱状に形成されており、それぞれの直径が取付孔208H1及び208H2の直径よりも僅かに小さくなっている。
硬貨処理装置201は、使用者により硬貨回収器230が装着される場合、硬貨回収器230の固定用部品231が概ね出金トレー被覆部208Aの前側に配置され、さらに後方向へ移動される。このとき固定用部品231は、図9のD1-D2断面図を図10に示すように、取付突起231P1及び231P2を取付孔208H1及び208H2にそれぞれ挿入させた状態となり、上下方向及び左右方向に関する移動が規制される。また固定用部品231は、第1の実施の形態と同様、係合突起31Pを係合穴8Hに係合させることにより、前後方向への移動が規制される(図8(B))。
この結果、硬貨回収器230の固定用部品231は、出金口パネル208に対して装着された装着状態となる。この装着状態において硬貨回収器230の荷重は、取付突起231P1及び231P2から取付孔208H1及び208H2に対して下向きに加えられることになる。すなわち硬貨回収器230の荷重は、第1の実施の形態と同様、出金口パネル208にほぼ全てが加えられ、出金トレー5には殆ど加えられることが無い。
その他の点においても、第2の実施の形態による硬貨処理装置201及び硬貨回収器230は、第1の実施の形態による硬貨処理装置1及び硬貨回収器30と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、第2の実施の形態による硬貨処理装置201は、硬貨の回収処理が行われる際に、固定用部品231の取付突起231P1及び231P2を取付孔208H1及び208H2にそれぞれ挿入させた状態で、硬貨回収器230を出金口パネル208に装着させる。このため硬貨処理装置201は、メカユニット3内から順次排出される硬貨を効率良く回収袋32へ案内して収納させることができ、該回収袋32の重量が増加した場合にも、出金トレー5の損傷を招くこと無く、出金口パネル208により硬貨回収器230を支持できる。
[3.第3の実施の形態]
図7と対応する図11に示すように、第3の実施の形態による硬貨処理装置301は、出金口パネル8に代わる出金口パネル308を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。この出金口パネル308は、第1の実施の形態による出金口パネル8と比較して、出金トレー被覆部8Aに代わる出金トレー被覆部308Aを有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。この出金トレー被覆部308Aは、下側に設けられた底部308ATにより、出金トレー5における下側の一部分を覆っている。説明の都合上、以下では底部308ATを下保護部とも呼ぶ。
出金トレー被覆部308Aは、第1の実施の形態による出金トレー被覆部8Aと比較して、取付孔308H1及び308H2が設けられている点において相違する。この取付孔308H1及び308H2は、出金トレー被覆部308Aの底部308ATにおける左右方向に離れた箇所にそれぞれ位置している。また取付孔308H1及び308H2は、図11のE1-E2断面図を図12に示すように、何れも前後方向にある程度の長さを有している。
また硬貨処理装置301は、硬貨回収器30に代わる硬貨回収器330が着脱可能となっている。硬貨回収器330は、固定用部品31に代わる固定用部品331と、第1の実施の形態と同様の回収袋32とにより構成されている。
固定用部品331は、図11に示したように、第1の実施の形態による固定用部品31から上下方向に短縮され、左腕部31AL及び右腕部31ARが省略される一方、取付突起331P1及び331P2が設けられている。取付突起331P1及び331P2は、固定用部品331における下側の部分である下部331Wの上面において左右方向にやや離れた2箇所であって、且つ出金口パネル308の取付孔308H1及び308H2とそれぞれ対応する位置に設けられている。
この取付突起331P1及び331P2は、図12に示したように、右方向から見た形状が、英大文字の「L」を上下方向に反転させたような形状となっている。また取付突起331P1及び331P2における前後方向及び左右方向の長さは、取付孔308H1及び308H2における前後方向及び左右方向の長さよりも僅かに小さく(短く)なっている。さらに取付突起331P1及び331P2の後側部分における下部331Wの上面との間隔は、出金口パネル308の底部308ATにおける厚さよりも僅かに大きく(長く)なっている。
硬貨処理装置301は、使用者により硬貨回収器330が装着される場合、硬貨回収器330の固定用部品331が出金トレー被覆部308Aの前側よりもやや下側に配置され、ある程度後方へ移動された後、僅かに上方向へ移動されてから再び後方向へ移動される。
このとき固定用部品331は、図12に示したように、取付突起331P1及び331P2を取付孔308H1及び308H2にそれぞれ挿通させ、且つ底部308ATに乗り上げさせるようにして係合した状態となり、上下方向及び左右方向に関する移動が規制される。また固定用部品331は、第1の実施の形態と同様、係合突起31Pを係合穴8Hに係合させることにより、前後方向への移動を規制する(図8(B))。
この結果、硬貨回収器330の固定用部品331は、出金口パネル308に対して装着された装着状態となる。この装着状態において硬貨回収器330の荷重は、取付突起231P1及び231P2から出金口パネル308の底部308ATに対して下向きに加えられることになる。すなわち硬貨回収器330の荷重は、第1の実施の形態と同様、出金口パネル308にほぼ全てが加えられ、出金トレー5には殆ど加えられることが無い。
その他の点においても、第3の実施の形態による硬貨処理装置301及び硬貨回収器330は、第1の実施の形態による硬貨処理装置1及び硬貨回収器30と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、第3の実施の形態による硬貨処理装置301は、硬貨の回収処理が行われる際に、固定用部品331の取付突起331P1及び331P2を取付孔308H1及び308H2にそれぞれ挿通させた上で出金口パネル308の底部308ATに係合させた状態で、硬貨回収器330を該出金口パネル308に装着させる。このため硬貨処理装置301は、メカユニット3内から順次排出される硬貨を効率良く回収袋32へ案内して収納させることができ、該回収袋32の重量が増加した場合にも、出金トレー5の損傷を招くこと無く、出金口パネル308により硬貨回収器330を支持できる。
[4.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、固定用部品31に左腕部31AL及び右腕部31ARを設け、これらを返却トレー被覆部8Bの支持部8BR及び出金トレー被覆部8Aの支持部8ARにそれぞれ載せた状態で、硬貨回収器30を出金口パネル8に装着させる場合について述べた(図6~図8)。しかし本発明はこれに限らず、例えば出金トレー被覆部8Aの左側に支持部を形成し、これに左腕部31ALを載せるようにしても良い。要は、出金口パネル8に形成される種々の箇所に固定用部品31の一部を載せた状態で装着させることにより、硬貨回収器30の荷重を出金口パネル8により支持できれば良い。また、出金口パネル8に固定用部品31の一部を載せる箇所は2箇所に限らず、1箇所又は3箇所以上でも良く、このとき固定用部品31をこれらと対応する形状とすれば良い。
また上述した第2の実施の形態においては、出金トレー被覆部208Aの取付孔208H1及び208H2、並びに固定用部品231の取付突起231P1及び231P2における前後方向から見た断面形状を円形とする場合について述べた(図9)。しかし本発明はこれに限らず、例えば前後方向から見た断面形状を四角形や六角形、或いは楕円形など、種々の形状としても良い。また、取付孔208H1等と取付突起231P1等との間で断面形状を相違させても良い。要は、取付突起231P1等が取付孔208H1等に挿入された状態で固定用部品231を出金口パネル208に装着でき、且つ出金口パネル208により硬貨回収器230の荷重を支持できれば良い。
さらに上述した第3の実施の形態においては、固定用部品331に2箇所の取付突起331P1及び331P2を設け、出金トレー被覆部308Aの底部308ATに2箇所の取付孔308H1及び308H2を設ける場合について述べた(図11)。しかし本発明はこれに限らず、1箇所又は3箇所以上の取付突起331P1等を固定用部品331に設け、これと同数の取付孔308H1等を底部308ATに設けても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、固定用部品31の下部31Wに設けた係合突起31Pを出金トレー被覆部8Aの底部8ATに設けた係合穴8Hと係合させることにより、該固定用部品31の前後方向への移動を規制して装着状態を維持させる場合について述べた(図8(B))。しかし本発明はこれに限らず、係合突起31Pを固定用部品31における種々の箇所に設けても良い。この場合、係合穴8Hについては、装着状態であるときに出金口パネル8において該係合突起31Pと係合する箇所に設ければ良い。或いは、例えば固定用部品31の左腕部31AL及び右腕部31ARと返却トレー被覆部8Bの支持部8BR及び出金トレー被覆部8Aの支持部8ARとの摩擦により係合状態を十分に維持できる場合に、係合突起31P及び係合穴8Hを省略しても良い。第2及び第3の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、出金口パネル8に硬貨回収器30を装着した装着状態(図6~図8)において、回収袋32の開口部分が、トレー本体部11の排出孔11Hを真下に投影した範囲を囲むように位置する場合について述べた。しかし本発明はこれに限らず、例えば出金トレー5の排出孔11Hから落下した硬貨を前斜め下方へ案内するスロープを固定用部品31に設け、該スロープに沿って下降してきた硬貨を回収袋32内に収納し得るような位置に、該回収袋32の開口部分を位置させても良い。第2及び第3の実施の形態についても同様である。
さらに上述した実施の形態においては、図示しないレジ釣銭機の一部でなる硬貨処理装置1(図1)に本発明を適用する場合について述べた。しかし本発明はこれに限らず、例えば現金自動預払機(ATM)や自動販売機のような硬貨を取り扱う種々の装置における硬貨を排出(出金)する箇所に本発明を適用しても良い。第2及び第3の実施の形態についても同様である。
さらに本発明は、上述した各実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに上述した第1の実施の形態においては、出金トレーとしての出金トレー5と、排出孔としての排出孔11Hと、開閉蓋としての開閉蓋12と、パネル部としての出金口パネル8とによって硬貨処理装置としての硬貨処理装置1を構成する場合について述べた。また、回収袋としての回収袋32と、固定用部品としての固定用部品31とによって硬貨回収器としての硬貨回収器30を構成した。しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる出金トレーと、排出孔と、開閉蓋と、パネル部とによって硬貨処理装置を構成し、その他種々の構成でなる回収袋と、固定用部品とによって硬貨回収器を構成しても良い。
本発明は、例えば小売店舗の精算所において使用されるレジ釣銭機で利用できる。
1、201、301……硬貨処理装置、3……メカユニット、4……入金トレー、5……出金トレー、5A……出金開口部、6……返却トレー、6A……返却開口部、7……入金口パネル、8、208、308……出金口パネル、8A、208A、308A……出金トレー被覆部、8B……返却トレー被覆部、8AR、8BR……支持部、8AT、308AT……底部、8H……係合穴、10……ベース部品、11……トレー本体部、11H……排出孔、12……開閉蓋、13……回動機構、30、230、330……硬貨回収器、31、231、331……固定用部品、31AL……左腕部、31AR……右腕部、31P……係合突起、31W、331W……下部、32……回収袋、208H1、208H2、308H1、308H2……取付孔、231P1、231P2、331P1、331P2……取付突起。

Claims (7)

  1. 硬貨回収器を着脱可能な硬貨処理装置であって、
    硬貨を収納する収納庫から排出された当該硬貨を集積し、使用者により出金開口部から取出可能な状態で保持する出金トレーと、
    前記出金トレーの底部に形成された排出孔と、
    前記排出孔を開放又は閉塞する開閉蓋と、
    前記収納庫を保持する支持体に固定され、前記出金トレーにおける前記出金開口部を除いた部分の少なくとも一部を覆うパネル部と
    を具え、
    前記硬貨回収器は、
    前記硬貨を収容する回収袋と、
    前記回収袋が取り付けられ、前記パネル部に着脱可能であり、前記開閉蓋が開放された状態で、前記収納庫から排出され前記出金トレーの前記排出孔から落下する前記硬貨を前記回収袋の内部へ案内する固定用部品と
    を具える
    ことを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 前記パネル部は、前記出金トレーの外側に支持部を有し、
    前記固定用部品は、前記支持部により支持される被支持部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
  3. 前記使用者に返却すべき前記硬貨を受け入れ、当該使用者により返却開口部から取出可能な状態で保持する返却トレー
    をさらに具え、
    前記パネル部は、前記返却トレーにおける前記返却開口部を除いた部分の少なくとも一部を覆う返却トレー被覆部を有し、
    前記固定用部品は、前記返却トレー被覆部により支持される第2被支持部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
  4. 前記パネル部は、被係合部を有し、
    前記固定用部品は、前記被係合部と係合し当該パネル部からの離脱を阻害する係合部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
  5. 前記パネル部は、前記出金トレーを覆う部分に取付孔を有し、
    前記固定用部品は、前記取付孔に挿入される取付突起を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
  6. 前記パネル部は、前記出金トレーにおける下側の一部分を覆う下保護部を有し、
    前記下保護部は、上下方向に貫通する取付孔を有し、
    前記固定用部品は、前記取付孔を貫通すると共に前記下保護部に乗り上げた状態で係合する取付突起を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
  7. 硬貨を処理する硬貨処理装置に着脱可能な硬貨回収器であって、
    前記硬貨処理装置は、
    前記硬貨を収納する収納庫から排出された当該硬貨を集積し、使用者により出金開口部から取出可能な状態で保持する出金トレーと、
    前記出金トレーの底部に形成された排出孔と、
    前記排出孔を開放又は閉塞する開閉蓋と、
    前記収納庫を保持する支持体に固定され、前記出金トレーにおける前記出金開口部を除いた部分の少なくとも一部を覆うパネル部と
    を具え、
    前記硬貨回収器は、
    前記硬貨を収容する回収袋と、
    前記回収袋が取り付けられ、前記パネル部に着脱可能であり、前記開閉蓋が開放された状態で、前記収納庫から排出され前記出金トレーの前記排出孔から落下する前記硬貨を前記回収袋の内部へ案内する固定用部品と
    を具える
    ことを特徴とする硬貨回収器。

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