JP2022077815A - 炭素繊維プリプレグ - Google Patents

炭素繊維プリプレグ Download PDF

Info

Publication number
JP2022077815A
JP2022077815A JP2020188834A JP2020188834A JP2022077815A JP 2022077815 A JP2022077815 A JP 2022077815A JP 2020188834 A JP2020188834 A JP 2020188834A JP 2020188834 A JP2020188834 A JP 2020188834A JP 2022077815 A JP2022077815 A JP 2022077815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon fiber
phosphinic acid
flame retardant
fiber prepreg
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020188834A
Other languages
English (en)
Inventor
諭吉 小並
Yukichi Konami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2020188834A priority Critical patent/JP2022077815A/ja
Publication of JP2022077815A publication Critical patent/JP2022077815A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Abstract

【課題】難燃性が付与されたCFRPの成形に用い得る新規な炭素繊維プリプレグを提供すること。【解決手段】炭素繊維プリプレグは、炭素繊維基材を熱硬化性樹脂組成物で含浸させた後で前記熱硬化性樹脂組成物を増粘させてなるプリプレグであって、前記熱硬化性樹脂組成物にはビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エチレン性不飽和モノマー、増粘剤、重合開始剤、重合禁止剤および難燃剤が少なくとも配合され、前記増粘剤はポリイソシアネート化合物を含み、前記難燃剤はリン含有難燃剤を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、炭素繊維プリプレグに関する。
CFRP(炭素繊維強化プラスチック)は炭素繊維と樹脂とからなる複合材料であり、航空機、自動車、船舶その他各種の輸送機器の部品、スポーツ用品、レジャー用品などに幅広く使用されている。
チョップド炭素繊維束を用いた炭素繊維プリプレグから、圧縮成形法によりCFRP構造体を成形することを含む、CFRP製品の製造方法が実用化されている。
チョップド炭素繊維束を用いた炭素繊維プリプレグの一例がシートモールディングコンパウンド(SMC)である。
SMCは、チョップド炭素繊維束からなるマットを熱硬化性樹脂組成物で含浸させた構造を有する。
VaRTM(Vacuum Assisted Resin Transfer Molding)法を用いてCFRPを製造するにあたり、マトリクス樹脂であるビスフェノールA型ビニルエステル樹脂に50%粒子径D50が10μm以下かつ95%粒子径D95が30μm以下であるホスフィン酸金属塩系難燃剤塩粒子を、樹脂100質量部に対し10質量部以上17質量部以下添加した例が知られている(特許文献1)。
特開2012-214651号公報
本発明は、難燃性が付与されたCFRPの成形に用い得る新規な炭素繊維プリプレグを提供することを主たる目的とする。
[1]炭素繊維基材を熱硬化性樹脂組成物で含浸させた後で前記熱硬化性樹脂組成物を増粘させてなるプリプレグであって、前記熱硬化性樹脂組成物にはビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エチレン性不飽和モノマー、増粘剤、重合開始剤、重合禁止剤および難燃剤が少なくとも配合され、前記増粘剤はポリイソシアネート化合物を含み、前記難燃剤はリン含有難燃剤を含む、炭素繊維プリプレグ。
[2]前記リン含有難燃剤がホスフィン酸金属塩を含む、[1]に記載の炭素繊維プリプレグ。
[3]前記ホスフィン酸金属塩が、有機ホスフィン酸の金属塩を含む、[2]に記載の炭素繊維プリプレグ。
[4]前記有機ホスフィン酸の金属塩が、ジアルキルホスフィン酸およびモノアルキルホスフィン酸から選ばれる1種以上の有機ホスフィン酸の金属塩を含む、[3]に記載の炭素繊維プリプレグ。
[5]前記有機ホスフィン酸の金属塩が、モノアルキルホスフィン酸から選ばれる1種以上の有機ホスフィン酸の金属塩を含む、[4]に記載の炭素繊維プリプレグ。
[6]前記リン含有難燃剤がホスフィン酸アルミニウム塩、ホスフィン酸亜鉛塩、ホスフィン酸カルシウム塩およびホスフィン酸マグネシウム塩から選ばれる一種以上のホスフィン酸金属塩を含む、[2]~[5]のいずれかに記載の炭素繊維プリプレグ。
[7]前記難燃剤が、更に、窒素系難燃剤および水和金属から選ばれる1種以上の難燃剤を含有する、[1]~[6]のいずれかに記載の炭素繊維プリプレグ。
[8]ハロゲンを含有しない、[1]~[7]のいずれかに記載の炭素繊維プリプレグ。
好ましい実施形態において、難燃性が付与されたCFRPの成形に用い得る新規な炭素繊維プリプレグが提供される。
図1は、シートモールディングコンパウンド製造装置の構成を例示する模式図である。
実施形態に係る炭素繊維プリプレグは、炭素繊維基材を熱硬化性樹脂組成物で含浸させた後、前記熱硬化性樹脂組成物を増粘させる方法で製造されるタイプのプリプレグである。かかるタイプの炭素繊維プリプレグの典型例はシートモールディングコンパウンド(SMC)である。
SMCの典型的な製造方法を、図1を参照して説明すると、次の通りである。
炭素繊維パッケージPから連続炭素繊維束10が引き出され、ロータリーカッター110に送られる。
連続炭素繊維束のフィラメント数は、例えば3000~100000である。フィラメント数が10000以上、とりわけ15000以上、中でも40000以上の連続炭素繊維束は、断続的にスリットを入れることによって、部分的に複数のサブ束に分割してから使用してもよい。サブ束のフィラメント数は、10000未満、5000未満、3000未満などであり得るとともに、500以上、1000以上などであり得る。
連続炭素繊維束10はロータリーカッター110により切断されてチョップド炭素繊維束20となる。
チョップド炭素繊維束20の繊維長は、例えば5mm~10cmであり、1cm以上2cm未満、2cm以上3cm未満、3cm以上4cm未満、4cm以上6cm未満などであり得る。
ロータリーカッター110の下方を走行する第一キャリアフィルム51の上面には、ドクターブレードを備える塗工機120で樹脂ペースト40を塗布することによって、第一樹脂層41が形成されている。
樹脂ペースト40は熱硬化性樹脂組成物からなる。樹脂ペーストの25℃における粘度は例えば10Pa・s以下であり、0.1Pa・s以上1Pa・s未満、1Pa・s以上2Pa・s未満、2Pa・s以上5Pa・s未満、5Pa・s以上10Pa・s未満などであり得る。
連続炭素繊維束の切断により産生したチョップド炭素繊維束20は、第一樹脂層41の上に落下して堆積し、炭素繊維マット30を形成する。
炭素繊維マット30の目付と、第一樹脂層41および後述する第二樹脂層42の厚さは、製造すべきSMCの炭素繊維含有量を考慮して設定される。SMCの炭素繊維含有量は例えば40~80重量%であり、40重量%以上45重量%未満、45重量%以上55重量%未満、55重量%以上65重量%未満などであってもよい。
炭素繊維マット30の形成に続いて、第一キャリアフィルム51の上面側に第二キャリアフィルム52が貼り合わされることにより積層体60が形成される。貼り合わせの前に、第二キャリアフィルム52の一方の面には、ドクターブレードを備える塗工機130で樹脂ペースト40を塗布することによって、第二樹脂層42が形成される。
積層体60の形成は、第一キャリアフィルム51と第二キャリアフィルム52の間に、第一樹脂層41、炭素繊維マット30および第二樹脂層42が挟まれるように行われる。
炭素繊維マット30を樹脂ペースト40で含浸させるために、積層体60は含浸機140で加圧される。
含浸機140を出た積層体60はボビンに巻き取られる。積層体60をボビンごと加温して一定時間保持することにより樹脂ペースト40が十分に増粘すれば、SMCの完成である。増粘後の樹脂ペーストの25℃における粘度は、例えば1000Pa・s以上100000Pa・s以下であり、1000Pa・s以上2000Pa・s未満、2000Pa・s以上5000Pa・s未満、5000Pa・s以上10000Pa・s未満、10000Pa・s以上20000Pa・s未満、20000Pa・s以上50000Pa・s未満、50000Pa・s以上100000Pa・未満などであり得る。
上述のSMC製造方法を用いて実施形態に係る炭素繊維プリプレグを製造するときは、炭素繊維マットを含浸させる樹脂ペーストに、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エチレン性不飽和モノマー、増粘剤、重合開始剤、重合禁止剤および難燃剤が少なくとも配合される。この樹脂ペーストには更に他の添加剤が配合されてもよく、例えば、低収縮剤、充填剤、着色剤などである。
樹脂ペーストに配合されるビニルエステル樹脂は、ビスフェノールAエポキシ系ビニルエステル樹脂とノボラックビニルエステル樹脂のいずれか一方であってもよいし、両方であってもよい。
樹脂ペーストに配合されるビニルエステル樹脂は、一部または全部が臭素化ビスフェノールA型ビニルエステル樹脂のような臭素化ビニルエステル樹脂であってもよい。
樹脂ペーストに配合されるビニルエステル樹脂と不飽和ポリエステル樹脂の重量比は、1:9~9:1、1:7~7:1、1:4~4:1、1:2~2:1などであり得る。
エチレン性不飽和モノマーは、反応性希釈剤として樹脂ペーストに配合される。
エチレン性不飽和モノマーの一例はスチレンである。エチレン性不飽和モノマーの他の一例は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルへキシル(メタ)アクリレート、シクロへキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、メチルベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、メチルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、モルホリン(メタ)アクリレート、フェニルフェノキシエチルアクリレート、フェニルベンジル(メタ)アクリレート、フェニルメタクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルメタクリレート等の単官能(メタ)アクリレートである。
樹脂ペーストに配合し得るエチレン性不飽和モノマーは上記に例示した化合物に限定されない。
樹脂ペーストに配合するエチレン性不飽和モノマーは1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
樹脂ペーストに配合される増粘剤は、その全部または少なくとも一部がポリイソシアネート化合物である。ポリイソシアネート化合物とは、分子中に2個以上のイソシアネート基(-NCO)を有する有機化合物であり、その一例は分子中に2個のイソシアネート基を有するジイソシアネート化合物である。
ジイソシアネート化合物の例として、限定するものではないが、TDIと略称されることもあるトルエンジイソシアネート(2,4-トルエンジイソシアネートと2,6-トルエンジイソシアネートを含む)、MDIと略称されることもあるジフェニルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートが挙げられる。
樹脂ペーストに配合される重合開始剤は、ビニルエステル樹脂や不飽和ポリエステル樹脂の硬化剤として通常使用されている有機過酸化物であり、例えば、ケトンパーオキサイド、ハイドロパーオキサイド、ジアシルパーオキサイド、ジアルキルパーオキサイド、パーオキシケタール、アルキルパーエステル、パーカーボネートなどである。
樹脂ペーストに配合される重合禁止剤は、一般に重合禁止剤として知られている各種の化合物のなかから適宜選択することができる。好適例としては、カテコール、ハイドロキノン、ベンゾキノンなどが挙げられる。
樹脂ペーストに配合される難燃剤は、その全部または少なくとも一部がリン含有難燃剤である。
リン含有難燃剤の例として、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリブトキシエチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェート、芳香族ポリホスフェートのような非ハロゲンリン酸エステルが挙げられる。
リン含有難燃剤の他の例として、トリス(クロロエチル)ホスフェート、トリス(ジクロロプロピル)ホスフェート、トリス(クロロプロピル)ホスフェート、ビス(2,3-ジブロモプロピル)2,3-ジクロロプロピルホスフェート、トリス(2,3-ジブロモプロピル)ホスフェート、ビス(クロロプロピル)オクチルホスフェート、ハロゲン化アルキルポリホスフェート、ハロゲン化アルキルポリホスフォネートのようなハロゲン化リン酸エステルが挙げられる。
リン含有難燃剤の更に他の例としてホスフィン酸金属塩が挙げられる。
ここでいうホスフィン酸金属塩には、有機基を有さないホスフィン酸の金属塩だけでなく、ジフェニルホスフィン酸、モノフェニルホスフィン酸、ジアルキルホスフィン酸、モノアルキルホスフィン酸、アルキルフェニルホスフィン酸のような有機ホスフィン酸の金属塩が含まれる他、メタン(ジメチルホスフィン酸)、ベンゼン-1,4-ジ(メチルホスフィン酸)のようなジホスフィン酸の金属塩が含まれる。
ジアルキルホスフィン酸の例として、ジメチルホスフィン酸、エチルメチルホスフィン酸、ジエチルホスフィン酸、メチル-n-プロピルホスフィン酸が挙げられる。
モノアルキルホスフィン酸の例として、メチルホスフィン酸、エチルホスフィン酸、n-プロピルホスフィン酸が挙げられる。
アルキルフェニルホスフィン酸の例として、メチルフェニルホスフィン酸が挙げられる。
ホスフィン酸金属塩は、ホスフィン酸アルミニウム塩、ホスフィン酸亜鉛塩、ホスフィン酸カルシウム塩、ホスフィン酸マグネシウム塩などであり得るが、限定されるものではない。
リン含有難燃剤の更に他の例として、赤リン、ポリリン酸アンモン、リン酸メラミン、リン酸グアニジン、リン酸グアニル尿素などが挙げられる。
樹脂ペーストに配合し得るリン含有難燃剤は上記に例示したものに限定されない。
樹脂ペーストには配合されるリン含有難燃剤は1種のみであってもよいし、2種類以上であってもよい。この2種類以上のリン含有難燃剤には、ひとつの類型に係るリン含有難燃剤が複数種含まれていてもよい。
リンを含有する市販の難燃剤として以下が例示されるが、限定されるものではない。
・クラリアント社のEXOLIT(登録商標)OP930、OP935、OP1230、OP1240、OP1312およびOP1400。
・BASFジャパン社のMELAPUR(登録商標)200/70。
・大八化学工業社のDAIGUARD(登録商標)。
・ADEKA社のアデカスタブ(登録商標)FP-2000シリーズ。
・大和化学工業社のフランCM-6R。
樹脂ペーストには、リンを含有する難燃剤に加えて、リンを含有しない難燃剤を配合することができる。リンを含有しない難燃剤として以下が例示されるが、限定されるものではない。
・メラミンシアヌレートなどのメラミン化合物、トリアジン化合物、グアニジン化合物、リン酸アンモン、炭酸アンモンといった窒素系難燃剤。
・水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムのような水和金属。
・ヘキサブロモベンゼン、ヘキサブロモジフェニルエーテル、トリブロモフェノール、デカブロモジフェニルエーテル、ジブロモクレジルグリシジルエーテル、デカブロモジフェニルオキシド、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノールA誘導体[テトラブロモビスフェノールAエポキシオリゴマー、テトラブロモビスフェノールAカーボネートオリゴマー、テトラブロモビスフェノールAビス(ジブロモプロピルエーテル)、テトラブロモビスフェノールAビス(アリールエーテル)など]、ビス(ペンタブロモフェニル)エタン、1,2-ビス(2,4,6-トリブロモフェノキシ)エタン、2,4,6-トリス(2,4,6-トリブロモフェノキシ)-1,3,5-トリアジン、臭素化ポリフェニレンエーテル、臭素化ポリスチレン、ポリ臭素化スチレン、臭素化ポリエチレン、エチレンビステトラブロモフタルイミド、ヘキサブロモシクロドデカン、ヘキサブロモベンジルアクリレート、ペンタブロモベンジルアクリレート、臭素化エポキシ化合物(臭素化フェノール類とエピクロルヒドリンとの反応によって得られるモノエポキシ化合物)、塩素化パラフィン、塩素化ポリエチレンなどのハロゲン系難燃剤。
好適例のひとつにおいて、実施形態に係る炭素繊維プリプレグはハロゲンフリーである。すなわち、樹脂ペーストに配合される全ての材料に、ハロゲンを含有しないものが選択される。
実施形態に係る炭素プリプレグは、上記例示した方法で製造されるSMCに限定されるものではない。実施形態に係る炭素プリプレグには、織物、ノンクリンプファブリックおよび不織布から選ばれる1種以上を含む炭素繊維基材を熱硬化性樹脂組成物で含浸させた後、その熱硬化性樹脂組成物を増粘させる方法で製造されるものが含まれる。
10 連続炭素繊維束
20 チョップド炭素繊維束
30 炭素繊維マット
40 樹脂ペースト
41 第一樹脂層
42 第二樹脂層
51 第一キャリアフィルム
52 第二キャリアフィルム
60 積層体
110 ロータリーカッター
120、130 塗工機
140 含浸機

Claims (8)

  1. 炭素繊維基材を熱硬化性樹脂組成物で含浸させた後で前記熱硬化性樹脂組成物を増粘させてなるプリプレグであって、前記熱硬化性樹脂組成物にはビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エチレン性不飽和モノマー、増粘剤、重合開始剤、重合禁止剤および難燃剤が少なくとも配合され、前記増粘剤はポリイソシアネート化合物を含み、前記難燃剤はリン含有難燃剤を含む、炭素繊維プリプレグ。
  2. 前記リン含有難燃剤がホスフィン酸金属塩を含む、請求項1に記載の炭素繊維プリプレグ。
  3. 前記ホスフィン酸金属塩が、有機ホスフィン酸の金属塩を含む、請求項2に記載の炭素繊維プリプレグ。
  4. 前記有機ホスフィン酸の金属塩が、ジアルキルホスフィン酸およびモノアルキルホスフィン酸から選ばれる1種以上の有機ホスフィン酸の金属塩を含む、請求項3に記載の炭素繊維プリプレグ。
  5. 前記有機ホスフィン酸の金属塩が、モノアルキルホスフィン酸から選ばれる1種以上の有機ホスフィン酸の金属塩を含む、請求項4に記載の炭素繊維プリプレグ。
  6. 前記リン化合物がホスフィン酸アルミニウム塩、ホスフィン酸亜鉛塩、ホスフィン酸カルシウム塩およびホスフィン酸マグネシウム塩から選ばれる一種以上のホスフィン酸金属塩を含む、請求項2~5のいずれかに記載の炭素繊維プリプレグ。
  7. 前記難燃剤が、更に、窒素系難燃剤および水和金属から選ばれる1種以上の難燃剤を含有する、請求項1~6のいずれかに記載の炭素繊維プリプレグ。
  8. ハロゲンを含有しない、請求項1~7のいずれかに記載の炭素繊維プリプレグ。
JP2020188834A 2020-11-12 2020-11-12 炭素繊維プリプレグ Pending JP2022077815A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020188834A JP2022077815A (ja) 2020-11-12 2020-11-12 炭素繊維プリプレグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020188834A JP2022077815A (ja) 2020-11-12 2020-11-12 炭素繊維プリプレグ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022077815A true JP2022077815A (ja) 2022-05-24

Family

ID=81706548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020188834A Pending JP2022077815A (ja) 2020-11-12 2020-11-12 炭素繊維プリプレグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022077815A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5250972B2 (ja) 炭素繊維強化複合材料用エポキシ樹脂組成物、プリプレグ、一体化成形品、繊維強化複合材料板、および電気・電子機器用筐体
US10647849B2 (en) Epoxy resin composition, prepreg, carbon fiber-reinforced composite material, and manufacturing methods therefor
CZ224695A3 (en) Mixtures of epoxy resins
JPH08507811A (ja) エポキシ樹脂混合物
ZA200602686B (en) Flame retardant epoxy prepregs, laminates, and printed wiring boards of enhanced thermal stability
TW201335171A (zh) 至少一種二烷膦酸與至少一種其他不同的二烷膦酸之混合物、彼之製法及彼之用途
US20240101775A1 (en) Self-Assembled Carbon Fiber Bundle, Method for Producing Same, Prepreg and Method Producing Same
KR20180094350A (ko) 난연성이 우수한 경량 샌드위치 패널 및 이의 제조방법
JP2022077815A (ja) 炭素繊維プリプレグ
WO2023167102A1 (ja) 炭素繊維束コンポジットの製造方法および炭素繊維束コンポジット
JP7401573B2 (ja) リン系添加剤を含む液体組成物、その使用、及び組成物の重合後に得られる材料又は組成物
JP7279849B2 (ja) Cfrp構造体、cfrp構造体の製造方法、炭素繊維プリプレグおよび炭素繊維プリプレグの製造方法
JP6511226B2 (ja) 繊維強化樹脂材料、樹脂成形品および繊維強化樹脂材料の製造方法
WO2024048416A1 (ja) 炭素繊維束コンポジットの製造方法および炭素繊維コンポジットシートの製造方法
CN117355563A (zh) 自组装碳纤维束及其制造方法和预浸料及其制造方法
CN113544198B (zh) 环氧组合物
GB2417030A (en) Fire retardant composition
JPH0570581B2 (ja)
JP2023135731A (ja) 成形品の製造方法、および成形品
JP2024065853A (ja) 硬化性組成物、繊維強化複合材及び繊維強化複合材の製造方法
JP2022091178A (ja) 複合成形材料および炭素繊維強化プラスチック
JP2022091179A (ja) 複合成形材料および複合成形材料の製造方法
CN113544198A (zh) 环氧组合物
CN116348519A (zh) 预浸料、成型品和环氧树脂组合物
JP2001047567A (ja) 自己消火性難燃シート