JP2022077743A - 表示装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高感度モードが設定されているときにユーザーが接触操作により指示を入力したい場合に、高感度モードから通常モードへ切替えるためのユーザーの操作を要することなく、通常モードへの切替えが適切に行なわれるようにする。【解決手段】制御部10は、高感度モードを設定している場合、検出部16Bによって検出された静電容量の変化量が第1範囲内の値となったときに、ユーザーの指の位置に応じた指示を受付ける。制御部10は、通常モードを設定している場合、検出された静電容量の変化量が第1範囲の上限値より高く設定されている第2範囲内の値となったときに、ユーザーの指の位置に応じた指示を受付ける。制御部10は、高感度モードを設定している場合に、検出された静電容量の変化量が第2範囲内の値となると、高感度モードに代えて通常モードを設定する。【選択図】図5

Description

本発明は、表示装置及び画像形成装置に関し、特に、タッチパネルにおける静電容量の変化量に応じてモードを切替えるための技術に関する。
静電容量方式のタッチパネルを用いる技術が知られている。例えば、特許文献1は、タッチパネルの検出感度を、ユーザーの指示にしたがって変更させる技術を開示している。特許文献2は、タッチパネルにおける静電容量の変化量が予め定められた閾値を超えるか否かに基づいて、通常モードと手袋モードとを切替える技術を開示している。特許文献3は、タッチセンサの検出値が予め定められた閾値を超えている場合に、通常モードから手袋モードに切替える技術を開示している。
特開2012-248035号公報 特開2018-92497号公報 特開2017-146904号公報
非接触操作が可能な静電容量方式のタッチパネルに対して、ユーザーが接触操作により指示を入力したい場合、ユーザーは、非接触操作に対応する高感度モードから、接触操作に対応する通常モードに切替えるための操作を行なう必要となる場合があり、手間がかかる。
特許文献1に開示されている技術は、ユーザーが検出感度を切替えるための指示を手動で入力する必要があるため、上記手間がかるという問題を解決できない。特許文献2及び特許文献3に開示されている技術は、接触操作に関する2つのモードである通常モードと手袋モードとの切替えを行なう技術であり、上記問題を解決できない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、高感度モードが設定されているときにユーザーが接触操作により指示を入力したい場合に、高感度モードから通常モードへ切替えるためのユーザーの操作を要することなく、通常モードへの切替えが適切に行なわれるようにすることを目的とする。
本発明の一局面に係る表示装置は、表示部と、表示部に重ねて配置される静電容量方式のタッチパネルと、タッチパネルに備えられ、タッチパネルとユーザーの指との間の静電容量の変化量を検出する検出部と、非接触操作に対応する高感度モードを設定している場合、変化量が予め定められた第1範囲内の値となったときに、ユーザーの指の位置に応じた指示を受付け、接触操作に対応する通常モードを設定している場合、変化量が、第1範囲の上限値より高く設定されている予め定められた第2範囲内の値となったときに、ユーザーの指の位置に応じた指示を受付ける制御部と、を備える。制御部は、高感度モードを設定している場合に、変化量が第2範囲内の値となると、高感度モードに代えて通常モードを設定する。
本発明の他の一局面に係る画像形成装置は、上記した表示装置と、画像を記録媒体に形成する画像形成部と、を備える。
本発明によれば、タッチパネルとユーザーの指との間の静電容量の変化量、すなわち、タッチパネルとユーザーの指と距離に応じて、高感度モードから通常モードへの切替えが行なわれる。したがって、ユーザーが、非接触操作に対応する高感度モードが設定されている場合に接触操作により指示を入力したいときには、高感度モードから接触操作に対応する通常モードへ切替えるためのユーザーの操作を必要とすることなく、通常モードへの切替えが適切に行なわれる。その結果、ユーザーにとっての操作性が向上する。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。 画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。 ユーザーの指とタッチパネルとの離間距離を示す図である。 離間距離の大きさと、静電容量の変化量との関係を示す棒グラフである。 第1のモード変更処理を示すフローチャートである。 ホーム画面の一例を示す図である。 第1画像の一例を示す図である。 第2画像の一例を示す図である。 第2のモード変更処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る表示装置を備える画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。図2は、画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。
図1及び図2を参照して、画像形成装置1は、コピー機能、送信機能、プリンター機能、及びファクシミリ機能等の複数の機能を備えている複合機である。画像形成装置1の筐体には、画像形成装置1の様々な機能を実現するための複数の機器が収容されている。例えば、筐体には、画像読取部11、画像形成部12、定着部13、及び給紙部14等が収容されている。
画像形成装置1は、制御ユニット100を含む。制御ユニット100は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を含む。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。
制御ユニット100は、ROM又はHDD18に記憶されている制御プログラムが上記プロセッサーによって実行されることにより、制御部10として機能する。制御部10は、画像形成装置1の全体制御を司る。より詳細には、制御部10は、画像形成装置1の各部の動作、及び、ネットワークを介して接続されているPC(Personal Computer)23等との通信を制御する。
制御部10はまた、後述する第1プログラムにしたがって動作することによって、高感度モードを設定している場合に、タッチパネル16Aの静電容量の変化量が予め定められた範囲内の値となると、高感度モードに代えて通常モードを設定する第1のモード変更処理を実行する。なお、制御部10は、上記制御プログラムに基づく動作によらず、ロジック回路により構成されていてもよい。
ここで、高感度モードとは、タッチパネル16Aに対する非接触操作によりユーザーの指示を入力するためのモードを示す。通常モードとは、タッチパネル16Aに対する接触操作によりユーザーの指示を入力するためのモードを示す。
制御ユニット100は、原稿搬送部6、画像読取部11、画像形成部12、定着部13、給紙部14、表示部15、操作部16、搬送部17、HDD18、画像処理部19、画像メモリー20、ファクシミリ通信部21、及び通信部22等と電気的に接続されている。表示部15、操作部16、及び制御ユニット100は、表示装置2を構成する。
画像読取部11は、原稿台に載置されている原稿を搬送する原稿搬送部6と、原稿搬送部6によって搬送されてくる原稿又はプラテンガラス7に載置されている原稿を光学的に読み取るスキャナーと、を含むADF(Auto Document Feeder)である。画像読取部11は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCD(Charge-Coupled Device)センサーで受光することによって、原稿を読取って、原稿画像を示す画像データを生成する。
画像形成部12は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、及び転写装置を含む。画像形成部12は、画像読取部11によって生成された画像データ、又は、通信部22を介して入力された画像データ等に基づいて、搬送部17によって搬送路Tに沿って搬送されてくる記録紙Pに、トナー像によって構成されている画像を形成する。
定着部13は、画像形成部12によってトナー像が形成された記録紙Pを加熱及び加圧することによってトナー像を記録紙Pに定着させる。定着部13によってトナー像が定着された記録紙Pは、排出トレイ8に排出される。
給紙部14は、手差しトレイ、及び複数の給紙カセットを備える。給紙部14は、複数の給紙カセットのいずれかに収容されている記録紙P、又は手差しトレイに載置されている記録紙をピックアップローラーによって一枚ずつ引出して、搬送路Tに給紙する。
表示部15は、液晶ディスプレイ又は有機EL(Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイ等によって構成されている表示機器である。表示部15は、制御部10の制御にしたがって、画像形成装置1によって実行可能な各機能についての各種の画面を表示領域に表示する。
操作部16は、各処理の実行開始を指示するためのスタートキー等の複数のハードキーを含む。操作部16はまた、表示部15に重ねて配置されている静電容量方式のタッチパネル16Aを含む。ユーザーは、操作部16を介して、画像形成装置1によって実行可能な各機能についての指示等の各種の情報を入力する。
操作部16には、検出部16Bが設けられている。検出部16Bは、タッチパネル16Aとユーザーの指との間に生じる静電容量の変化量を検出する静電容量センサーである。
搬送部17は、搬送ローラー対17A及び排出ローラー対17B等と、搬送ローラー対17A及び排出ローラー対17B等と接続されている搬送モーターとを含む。制御部10は、搬送モーターを駆動させて搬送ローラー対17A及び排出ローラー対17B等を回転させることによって、画像形成部12及び排出トレイ8に向けて、給紙部14によって給紙された記録紙Pを搬送路Tに沿って搬送させる。
HDD18は、画像読取部11によって生成された画像データ等の各種データを記憶するための大容量の記憶装置である。HDD18は、画像形成装置1の一般的な動作を実現するための各種制御プログラムを記憶する。HDD18は、各種制御プログラムの1つとして、本発明の一実施形態に係る第1のモード変更処理を実行するための第1プログラムを記憶している。
画像処理部19は、画像読取部11によって生成された画像データに対して、必要に応じて画像処理を実行する。画像メモリー20は、画像読取部11によって生成された画像データを一時的に記憶する領域を含む。ファクシミリ通信部21は、公衆回線への接続を行ない、公衆回線を介して画像データの送受信を行なう。
通信部22は、LAN(Local Area Network)ボード等の通信モジュールを含む。画像形成装置1は、通信部22を介して、ネットワークを介して接続されているPC23等とデータ通信を行なう。
画像形成装置1の各部には電源が接続されており、当該電源から電力が供給されることによって、画像形成装置1の各部が動作する。
図3は、ユーザーの指とタッチパネルとの離間距離を示す図である。図4は、離間距離の大きさと、静電容量の変化量との関係を示す棒グラフである。以下、図1及び図2に加えて、図3及び図4を参照して、タッチパネル16Aの詳細について説明する。
図3及び図4に示すように、操作部16の検出部16Bによって検出される静電容量の変化量は、ユーザーの指30とタッチパネル16Aとの離間距離Lが小さくなるほど、大きくなる。ここで、制御部10は、静電容量の変化量について、最小閾値THmin、第1中間閾値TH1、第2中間閾値TH2、第3中間閾値TH3、及び、最大閾値THmaxを予め設定している。
本実施形態では、離間距離Lが0mm、1mm、20mm、40mm、50mmになると、静電容量の変化量は、この順に、最大閾値THmax、第3中間閾値TH3、第2中間閾値TH2、第1中間閾値TH1、最小閾値THminの値となるものとする。最小閾値THmin、第1中間閾値TH1、第2中間閾値TH2、第3中間閾値TH3、及び最大閾値THmaxは、上記条件を満たすように、実験により予め特定されている。
制御部10は、第1中間閾値TH1以上第2中間閾値TH2未満の範囲を、第1範囲として予め設定している。すなわち、制御部10は、高感度モードを設定している場合において、離間距離Lが20mmより大きく40mm以下となる状態、すなわち、静電容量の変化量が上記第1範囲内の値となる状態が予め定められた時間継続したときに、指30の位置に応じた指示を受付ける。
制御部10はまた、第1範囲の上限値より高い、第3中間閾値TH3以上最大閾値THmax以下の範囲を、第2範囲として予め設定している。すなわち、制御部10は、通常モードを設定している場合において、離間距離Lが0mm以上1mm以下になったとき、すなわち、静電容量の変化量が上記第2範囲内の値になったときに、指30の位置に応じた指示を受付ける。なお、最大閾値THmaxは、検出部16Bによって検出可能な上限値を示す。したがって、検出部16Bによって検出された静電容量の変化量は、必ず最大閾値THmax以下となる。
[画像形成装置1の動作]
図5は、第1のモード変更処理を示すフローチャートである。図6は、ホーム画面の一例を示す図である。図7は、第1画像の一例を示す図である。図8は、第2画像の一例を示す図である。以下、図5乃至図8等を参照して、第1のモード変更処理の実行時における画像形成装置1の動作について説明する。
(1)通常モードが設定されている場合
ユーザーは、画像形成装置1の電源を投入したものとする。画像形成装置1の電源が投入されると、制御部10は、デフォルト設定として通常モードを設定するとともに、図6に示すホーム画面60を表示部15に表示させる。制御部10はまた、図5に示す第1のモード変更処理の実行を開始して、検出部16Bが静電容量の変化量を検出するまで、静電容量の変化量が検出されていないと判定する処理を繰返す(ステップS10にてNO)。
このとき、ユーザーが、ホーム画面60のキー61をタッチするために、タッチパネル16Aに指30を近づけたものとする。指30がタッチパネル16Aに近づくことによって検出部16Bが静電容量の変化量を検出すると(ステップS10にてYES)、制御部10は、高感度モードを設定しているか否かを判定する(ステップS11)。
ここでは、通常モードを設定していることとしているので、制御部10は、高感度モードを設定していないと判定し(ステップS11にてNO)、ステップS10の処理に戻る。その後、指30がキー61をタッチし、検出部16Bによって検出された静電容量の変化量が第3中間閾値TH3以上最大閾値THmax以内の値、すなわち、第2範囲内の値になると、制御部10は、指30の位置(この場合、キー61)に応じた指示を受付ける。
(2)高感度モードが設定されている場合
ユーザーは、画像形成装置1の電源を投入したものとする。画像形成装置1の電源が投入されると、制御部10は、デフォルト設定として通常モードを設定するとともに、ホーム画面60を表示部15に表示させる。制御部10はまた、第1のモード変更処理の実行を開始して、検出部16Bが静電容量の変化量を検出するまで、静電容量の変化量が検出されていないと判定する処理を繰返す(ステップS10にてNO)。
ここで、ユーザーは、タッチパネル16Aを用いて、高感度モードを設定するための指示を入力したものとする。制御部10は、タッチパネル16Aを介して上記指示を受付けると、通常モードに代えて、高感度モードを設定する。上記指示の入力後、ユーザーは、ホーム画面60のキー61に応じた指示を入力するために、タッチパネル16Aに指30を近づけたものとする。
指30がタッチパネル16Aに近づくことによって検出部16Bが静電容量の変化量を検出すると、制御部10は、静電容量の変化量が検出されていると判定する(ステップS10にてYES)。ここでは、高感度モードを設定していることとしているので、制御部10は、高感度モードに設定していると判定し(ステップS11にてYES)、以下のようにして、ステップS12以降の処理を実行する。
(2-1)静電容量の変化量が最小閾値THmin未満の値である場合
制御部10はまず、検出部16Bによって検出された静電容量の変化量が、最小閾値THmin以上であるか否かを判定する(ステップS12)。例えば、指30とタッチパネル16Aとの離間距離Lが50mmより大きく、制御部10が、静電容量の変化量が、図4の棒グラフ40Aが示すような最小閾値THmin未満の値であると判定した場合(ステップS12にてNO)、制御部10は、ステップS10の処理に戻る。
(2-2)静電容量の変化量が第3範囲内の値である場合
ここで、制御部10は、最小閾値THmin以上第1中間閾値TH1未満の範囲、及び、第2中間閾値TH2以上第3中間閾値TH3未満の範囲を、第3範囲として予め設定しているものとする。例えば、離間距離Lが40mmより大きく50mm以下であり、検出部16Bによって検出された静電容量の変化量が、図4の棒グラフ40Bが示す値であるものとする。
この場合、制御部10は、静電容量の変化量が最小閾値THmin以上の値であると判定するとともに(ステップS12にてYES)、第1中間閾値TH1未満の値である、すなわち、第3範囲内の値であると判定し(ステップS13にてNO)、図7に示すように、表示部15に対し、静電容量の変化量が検出された位置(この場合、キー61の位置)に、第1画像70を表示させる(ステップS16)。ここで、第1画像70は、静電容量の変化量がユーザーの指示の受付けには不適正であることを示す画像である。ステップS16の処理後、制御部10は、ステップS10の処理に戻る。
(2-3)静電容量の変化量が第1範囲内の値である場合
例えば、離間距離Lが20mmより大きく40mm以下であり、検出部16Bによって検出された静電容量の変化量が、図4の棒グラフ40Cが示す値であるものとする。この場合、制御部10は、静電容量の変化量が最小閾値THmin以上であると判定するとともに(ステップS12にてYES)、第1中間閾値TH1以上であると判定する(ステップS13にてYES)。
制御部10はさらに、静電容量の変化量が第2中間閾値TH2未満である、すなわち、第1範囲内の値であると判定し(ステップS14にてNO)、図8に示すように、表示部15に対し、静電容量の変化量が検出された位置(この場合、キー61の位置)に、第2画像80を表示させる(ステップS17)。ここで、第2画像80は、静電容量の変化量がユーザーの指示の受付けに適正であることを示す画像である。ステップS17の処理後、制御部10は、ステップS10の処理に戻る。
ユーザーは、第2画像80が表示されている状態で指30の位置を変化させることなく維持したものとする。制御部10は、静電容量の変化量が第1中間閾値TH1以上第2中間閾値TH2未満の値となる状態、すなわち、第1範囲内の値となる状態が予め定められた時間継続すると、指30の位置(この場合、キー61)に応じた指示を受付ける。
(2-4)静電容量の変化量が第3範囲内の値である場合
例えば、離間距離Lが1mmより大きく20mm以下の距離であり、検出部16Bによって検出された静電容量の変化量が、図4の棒グラフ40Dが示す値であるものとする。この場合、制御部10は、静電容量の変化量が最小閾値THmin以上であると判定するとともに(ステップS12にてYES)、第1中間閾値TH1以上であると判定する(ステップS13にてYES)。
制御部10はさらに、静電容量の変化量が第2中間閾値TH2以上であると判定するとともに(ステップS14にてYES)、第3中間閾値TH3未満である、すなわち、第3範囲内の値であると判定し(ステップS15にてNO)、ステップS16の処理を実行する。ステップS16の処理後、制御部10は、ステップS10の処理に戻る。
(2-5)静電容量の変化量が第2範囲内の値である場合
例えば、離間距離Lが0ミリ以上1ミリ以下の距離であり、検出部16Bによって検出された静電容量の変化量が、図4の棒グラフ40Eが示す値であるものとする。この場合、制御部10は、静電容量の変化量が第3中間閾値TH3以上である、すなわち、第2範囲内の値であると判定し(ステップS15にてYES)、高感度モードに代えて、通常モードを設定する(ステップS18)。
この場合、静電容量の変化量が第3中間閾値TH3以上になっているため、この状況でのユーザーによる指30の操作に対応するためには、通常モードの方が好ましいためである。ステップS18の処理後、制御部10は、ステップS10の処理に戻る。
上記実施形態によれば、制御部10は、高感度モードを設定している場合、検出部16Bによって検出された静電容量の変化量が第1範囲内の値となったときに、ユーザーの指の位置に応じた指示を受付ける。制御部10は、通常モードを設定している場合、検出された静電容量の変化量が第1範囲の上限値より高く設定されている第2範囲内の値となったときに、ユーザーの指の位置に応じた指示を受付ける。制御部10は、高感度モードを設定している場合に、検出された静電容量の変化量が第2範囲内の値となると、高感度モードに代えて通常モードを設定する。
このように、タッチパネル16Aと指30との間の静電容量の変化量、すなわち離間距離Lに応じて、高感度モードから通常モードへの切替えが行なわれる。したがって、ユーザーが、非接触操作に対応する高感度モードが設定されている場合に接触操作により指示を入力したいときには、高感度モードから接触操作に対応する通常モードへ切替えるためのユーザーの操作を必要とすることなく、通常モードへの切替えが適切に行なわれる。その結果、ユーザーにとっての操作性が向上する。
また上記実施形態によれば、制御部10は、高感度モードを設定している場合において、検出された静電容量の変化量が第3範囲内の値である場合、表示部15に対し、キー61の位置に第1画像70を表示させる。制御部10はまた、静電容量の変化量が第1範囲内の値である場合、表示部15に対し、キー61の位置に第2画像80を表示させる。
これにより、ユーザーは、第2画像80を確認することで、指30の位置が指示の入力に適正な範囲に入っていることを容易に知ることができる。また、ユーザーは、第1画像70を確認することで、指30の位置が指示の入力には不適正な範囲に入っていることを容易に知ることができる。したがって、ユーザーにとっての操作性がより一層向上する。
また上記実施形態によれば、画像形成装置1は、表示装置2と、画像形成部12とを備える。これにより、ユーザーは、画像形成を実行するための指示を、表示装置2を用いて操作性良く入力できる。
[変形例]
上記実施形態の変形例に係る画像形成装置1は、HDD18が、第2のモード変更処理を実行するための第2プログラムを、上記第1プログラムに加えて記憶している点を除き、上記実施形態と同じ構成を備える。以下、上記実施形態の変形例において、上記実施形態と異なる点について説明する。
制御部10は、例えば、操作部16を介して受付けたユーザーの指示にしたがって設定を切替えることにより、第1のモード変更処理及び第2のモード変更処理のうちのいずれかを選択的に実行する。すなわち、制御部10は、第1のモード変更処理及び第2のモード変更処理の両方の実行が可能であり、操作部16を介して受付けたユーザーの指示が示す方のモードを実行する。
図9は、第2のモード変更処理を示すフローチャートである。第2のモード変更処理におけるステップS20乃至ステップS25、及びステップS28の処理は、上記第1のモード変更処理におけるステップS10乃至ステップS15、及びステップS18の処理と同じである。以下、図9等を参照して、第2のモード変更処理の実行時における画像形成装置1の動作について説明するが、第1のモード変更処理の実行時と同じ動作については繰返して説明しない。
(1)高感度モードが設定されている場合
画像形成装置1の電源が投入されると、制御部10は、図9に示す第2のモード変更処理の実行を開始する。ここで、ユーザーは、タッチパネル16Aを用いて、高感度モードを設定するための指示を入力したものとする。制御部10は、タッチパネル16Aを介して上記指示を受付けると、通常モードに代えて、高感度モードを設定する。
上記指示の入力後、ユーザーは、ホーム画面60のキー61に応じた指示を入力するために、タッチパネル16Aに指30を近づけたものとする。指30がタッチパネル16Aに近づくことによって検出部16Bが静電容量の変化量を検出すると、制御部10は、静電容量の変化量が検出されていると判定するとともに(ステップS20にてYES)、高感度モードを設定していると判定し(ステップS21にてYES)、ステップS22以降の処理を実行する。
(1-1)静電容量の変化量が第3範囲内の値である場合
例えば、離間距離Lが40mmより大きく50mm以下の距離であり、検出部16Bによって検出された静電容量の変化量が、図4の棒グラフ40Bが示す値であるものとする。この場合、制御部10は、静電容量の変化量が最小閾値THmin以上であると判定するとともに(ステップS22にてYES)、第1中間閾値TH1未満である、すなわち、第3範囲内の値であると判定し(ステップS23にてNO)、第1範囲の下限値である第1中間閾値TH1が第1範囲の中央にくるように、第1範囲を新たに設定する(ステップS26)。
第1範囲の再設定方法としては特に限定されないが、この場合、制御部10は、第1中間閾値TH1が中央値となるように、第1中間閾値TH1及び第2中間閾値TH2を新たに設定する。すなわち、制御部10は、第1範囲の下限値である第1中間閾値TH1を第1範囲の中央値に設定する。なお、第1中間閾値TH1から第2中間閾値TH2までの間隔は固定されているものとする。ステップS26の処理後、制御部10は、ステップS20の処理に戻る。
(1-2)静電容量の変化量が第1範囲内の値である場合
例えば、離間距離Lが20mmより大きく40mm以下の距離であり、検出部16Bによって検出された静電容量の変化量が、図4の棒グラフ40Cが示す値であるものとする。この場合、制御部10は、静電容量の変化量が最小閾値THmin以上であると判定するとともに(ステップS22にてYES)、第1中間閾値TH1以上であると判定する(ステップS23にてYES)。
制御部10はさらに、静電容量の変化量が第2中間閾値TH2未満である、すなわち、第1範囲内の値であると判定し(ステップS24にてNO)、ステップS20の処理に戻る。このとき、ユーザーは、指30の位置を変化させることなく維持したものとする。制御部10は、静電容量の変化量が第1中間閾値TH1以上第2中間閾値TH2未満の値となる状態、すなわち、第1範囲内の値となる状態が予め定められた時間継続すると、指30の位置(この場合、キー61)に応じた指示を受付ける。
(1-3)静電容量の変化量が第3範囲内の値である場合
例えば、離間距離Lが1mmより大きく20mm以下の距離であり、検出部16Bによって検出された静電容量の変化量が、図4の棒グラフ40Dが示す値であるものとする。この場合、制御部10は、静電容量の変化量が最小閾値THmin以上であると判定するとともに(ステップS22にてYES)、第1中間閾値TH1以上であると判定する(ステップS23にてYES)。
制御部10はさらに、静電容量の変化量が第2中間閾値TH2以上であると判定するとともに(ステップS24にてYES)、第3中間閾値TH3未満である、すなわち、第3範囲内の値であると判定し(ステップS25にてNO)、第1範囲の上限値である第2中間閾値TH2が第1範囲の中央にくるように、第1範囲を新たに設定する(ステップS27)。
第1範囲の再設定方法としては特に限定されないが、この場合、制御部10は、第2中間閾値TH2が中央値となるように、第1中間閾値TH1及び第2中間閾値TH2を新たに設定する。すなわち、制御部10は、第1範囲の上限値である第2中間閾値TH2を第1範囲の中央値に設定する。なお、第1中間閾値TH1から第2中間閾値TH2までの間隔は固定されているものとする。ステップS27の処理後、制御部10は、ステップS20の処理に戻る。
上記変形例によれば、制御部10は、高感度モードを設定している場合において、検出部16Bによって検出された静電容量の変化量が第3範囲内の値である場合、第1範囲の上限値又は下限値であって、当該第3範囲に近い方の値が中央にくるように、第1範囲を新たに設定する。
このように、指30の位置に応じて第1範囲が新たに設定されるので、ユーザーが非接触操作により指示を入力したいときに、ユーザーが所望する指の位置で指示を入力するための設定の切替えが適切に行なわれる。したがって、ユーザーにとっての操作性がより一層向上する。
(その他の変形例)
上記変形例では、制御部10は、静電容量の変化量が第3範囲内の値である場合、第1中間閾値TH1又は第2中間閾値TH2が中央にくるように、第1範囲を新たに設定したが、本発明はそのような実施形態に限定されない。例えば、制御部10は、静電容量の変化量が第3範囲内の値である場合、第1中間閾値TH1又は第2中間閾値TH2近傍の値となっている静電容量の変化量が第1範囲に入るように、静電容量の変化量を補正するための補正係数を算出して、当該補正係数を用いて静電容量の変化量を補正した上で、静電容量の変化量が第1範囲内の値であるか否かの判定等を行なうようにしてもよい。
補正係数の算出方法としては特に限定されないが、例えば、制御部10は、第1範囲の上限値である最大閾値THmaxと最小値である最小閾値THminとの中央値を、第1中間閾値TH1又は第2中間閾値TH2で除することによって、補正係数を算出してもよい。制御部10は、算出された補正係数を検出部16Bによって新たに検出された静電容量の変化量に乗じることによって得られる値を用いて、ステップS22乃至ステップS25の処理を実行する。
また上記変形例では、制御部10は、第1のモード変更処理及び第2のモード変更処理のうちのいずれかを選択的に実行したが、本発明はそのような実施形態に限定されない。例えば、HDD18が第2プログラムのみを記憶しており、制御部10が、第2のモード変更処理のみを実行するように構成されていてもよい。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、表示装置として、カラー複合機である画像形成装置1を用いているが、これは一例に過ぎず、モノクロ複合機、コピー機、又はファクシミリ装置等の他の画像形成装置が用いられてもよいし、タブレット端末、又は、スマートフォン等の他の装置が用いられてもよい。
また上記実施形態では、画像形成部12等は、記録紙Pに画像を形成したが、本発明はそのような実施形態に限定されない。画像形成部12等は、記録紙に限らず、他の記録媒体に画像を形成してもよい。他の記録媒体としては、例えば、OHP(Overhead Projector)シートを例示できる。
また、図1乃至図9を用いて示した上記実施形態の構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
2 表示装置
10 制御部
12 画像形成部
15 表示部
16A タッチパネル
16B 検出部

Claims (4)

  1. 表示部と、
    前記表示部に重ねて配置される静電容量方式のタッチパネルと、
    前記タッチパネルに備えられ、前記タッチパネルとユーザーの指との間の静電容量の変化量を検出する検出部と、
    非接触操作に対応する高感度モードを設定している場合、前記変化量が予め定められた第1範囲内の値となったときに、前記ユーザーの指の位置に応じた指示を受付け、接触操作に対応する通常モードを設定している場合、前記変化量が、前記第1範囲の上限値より高く設定されている予め定められた第2範囲内の値となったときに、前記ユーザーの指の位置に応じた指示を受付ける制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記高感度モードを設定している場合に、前記変化量が前記第2範囲内の値となると、前記高感度モードに代えて前記通常モードを設定する、表示装置。
  2. 前記制御部は、前記高感度モードを設定している場合において、
    前記変化量が、前記第1範囲及び前記第2範囲とは異なる予め定められた第3範囲内の値である場合、前記表示部に対し、前記変化量が前記ユーザーの指示の受付けには不適正であることを示す第1画像を、前記変化量が検出された位置に表示させ、
    前記変化量が前記第1範囲内の値である場合、前記表示部に対し、前記変化量が前記指示の受付けに適正であることを示す第2画像を、前記変化量が検出された位置に表示させる、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御部は、前記高感度モードを設定している場合において、前記変化量が、前記第1範囲及び前記第2範囲とは異なる予め定められた第3範囲内の値である場合、前記第1範囲の上限値又は下限値であって、前記第3範囲に近い方の値が前記第1範囲の中央にくるように、前記第1範囲を新たに設定する、請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の表示装置と、
    画像を記録媒体に形成する画像形成部と、を備える画像形成装置。
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