JP2016165063A - 画像読取装置、画像形成装置および画像読取方法 - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置および画像読取方法 Download PDF

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Abstract

【課題】振動センサを用いることなく、タッチ操作による振動を検出できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画面に指が触れたときに生じる静電容量の変化に基づき前記画面をタッチした位置を検出する静電容量方式のタッチパネルと、前記静電容量の時間当たりの変化量を検出する検出部と、画像を読み取る画像読取部と、前記タッチパネル、前記検出部および前記画像読取部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記時間当たりの変化量が予め定められた閾値以上であるとき、前記タッチパネルの操作による振動が生じたものと判断し、予め定められた処理を行うことを特徴とする画像読取装置。【選択図】図7

Description

この発明は、静電式のタッチパネルを備えた画像読取装置、それを備えた画像形成装置および画像読取方法に関する。
複写機、複合機またはスキャナ等の画像読取装置において、操作の最中に振動が発生した場合、誤入力等の問題が生じるおそれがある。
このような振動発生時の誤入力を解決する発明としては、入力部への接触が有効か否かを判定するための判定時間を、振動検出部が検出した振動の大きさに対応して変更することにより、ユーザーの意図した接触入力を受け入れ、ユーザーの意図しない誤入力を無効にする可能性を高めることができる情報端末の発明が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2014−056481号公報
一方、操作時の振動がCCDなどに伝わることによって、読み取り画像の劣化につながることもある。近年、タッチパネルを備えた画像読取装置が一般的になりつつあるが、このような画像読取装置において、ユーザーが原稿読取部に原稿をセットした後、すぐにタッチパネルを操作できるようにするため、原稿読取部の近傍にタッチパネルが配置されることが多い。
それゆえ、タッチパネルを指で強く叩くなど、ユーザーが大きな振動を生じさせるような操作をした場合、タッチ操作による振動が直接、原稿読取部に伝わり、画像を劣化させることがある。
このような問題を解決するため、振動センサによって振動の有無を検知し、振動による画像の劣化を未然に防ぐこともできるが、この場合、振動センサを設置するための余分なスペースが必要となり、また、コストも余分にかかってしまう。
このような事情から、振動センサを用いることなく、タッチ操作による振動を検出できる画像読取装置および画像読取方法が求められていた。
この発明は、振動センサを用いることなく、タッチ操作による振動を検出できる画像読取装置および画像読取方法を提供するものである。
この発明は、画面に指が触れたときに生じる静電容量の変化に基づき前記画面をタッチした位置を検出する静電容量方式のタッチパネルと、前記静電容量の時間当たりの変化量を検出する検出部と、画像を読み取る画像読取部と、前記タッチパネル、前記検出部および前記画像読取部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記時間当たりの変化量が予め定められた閾値以上であるとき、前記タッチパネルの操作による振動が生じたものと判断し、予め定められた処理を行うことを特徴とする画像読取装置を提供する。
また、この発明は、画面に指が触れたときに生じる静電容量の変化に基づき前記画面をタッチした位置を検出する静電容量方式のタッチパネルにおいて、前記静電容量の時間当たりの変化量が予め定められた閾値以上であるとき、前記タッチパネルの操作による振動が生じたものと判断し、さらに画像を読み取り中であるときは、前記画像の劣化が生じた可能性があるものと判断して、前記画像を再度読み取らせることを特徴とする画像読取方法を提供する。
この発明によれば、振動センサを用いることなく、ユーザーの画面操作時の振動を検出することが可能な画像読取装置および画像読取方法が実現される。
この発明の画像読取装置を備えたデジタル複合機の外観を示す斜視図である。(実施形態1) 図1に示すデジタル複合機の平面図である。(実施形態1) 図1に示すデジタル複合機の操作部を示す説明図である。(実施形態1) 図1に示すデジタル複合機の本体部分の機構的構成を示す断面図である。(実施形態1) 図1に示すデジタル複合機の電気的構成を示すブロック図である。(実施形態1) 画像読み取り時に原稿読取装置に振動が加わり劣化した読み取り画像を印刷した画像の一例を示す説明図である。(実施形態1) この発明のデジタル複合機の原稿読み取り処理を示すフローチャートである。(実施形態1) この発明のデジタル複合機の原稿読み取り処理を示すフローチャートである。(実施形態2)
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
〔実施形態1〕
図1〜図8に基づき、この発明の画像読取装置の一実施形態であるデジタル複合機1について説明する。
図1は、この発明の画像読取装置を備えたデジタル複合機1の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示すデジタル複合機1の平面図である。図3は、図1に示すデジタル複合機1の操作部103を示す説明図である。図4は、図1に示すデジタル複合機1の本体部分の機構的構成を示す断面図である。
デジタル複合機1は、画像データをデジタル処理し、複写機能やスキャナ機能、ファクシミリ機能を有する複合機やMFP(Multifunctional Peripheral:多機能周辺装置)などの装置である。
図1および図2に示すように、デジタル複合機1は、操作部103を備える。
また、図3に示すように、操作部103は、タッチパネル1031および表示操作部1030を備える。
タッチパネル1031は、液晶パネル等で構成された表示パネルと、表示パネルに重ねて配置されたユーザーの指で押圧された位置を検出するタッチパネルとで構成される。
表示操作部1030は、表示灯1032、電源キー1033、節電キー1034およびホームキー1035を備える。
ホームキー1035は、動作モードを選択するホーム画面へタッチパネル1031の表示画面を戻すためのキーである。
また、コピーまたは画像送信(Scan to Email, Scan to Ftp)の原稿読み取り中に、次の操作(コピーまたは画像送信)を実行するための入力が許可されているため、原稿読み取り中であっても、タッチパネル1031からの入力が行われる。
図4に示すように、デジタル複合機1は、原稿を読取り部に搬送する原稿搬送装置112、原稿を読み取る原稿読取装置111、操作部103(図1および図2参照)および画像形成を行う印刷部102を備える。デジタル複合機1は、操作部103や通信部55(図5参照)を介して受付けたユーザーからの指示に基づいてスキャナ、印刷およびコピーのジョブを実行する。
ここで、ユーザーが原稿読取部に原稿をセットした後、すぐにタッチパネル1031を操作できるようにするため、原稿読取部の近傍に操作部103およびタッチパネル1031が配置されることが多い。
<デジタル複合機1の構成>
ここで、図4に示すデジタル複合機1の内部的な構成を簡単に説明しておく。
デジタル複合機1においては、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像を印刷シートに印刷する。あるいは、単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像を印刷シートに印刷する。このため、現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14、および帯電器15等は、それぞれ4個ずつ設けられる。各色に応じた4種類のトナー像を形成するために、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
各画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdのいずれにおいても、次のようにしてトナー像が形成される。ドラムクリーニング装置14が、感光体ドラム13表面の残留トナーを除去および回収する。その後、帯電器15が感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させる。そして、光走査装置11が均一に帯電した前記表面を露光して前記表面に静電潜像を形成する。その後、現像装置12が前記静電潜像を現像する。これにより、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像が形成される。
また、中間転写ベルト21は矢印方向Cに周回移動する。ベルトクリーニング装置22は周回移動する中間転写ベルト21の残留トナーを除去および回収する。各感光体ドラム13表面の各色のトナー像が中間転写ベルト21に順次転写して重ね合わせられて、中間転写ベルト21上にカラーのトナー像が形成される。
前記印刷シートは、ピックアップローラ33により4つある給送トレイ18の何れか一つから引出されて、シート搬送経路R1を介して2次転写装置23へ給送される。あるいは、手差しトレイ19から図示しないピックアップローラによって給送され、シート搬送経路R1を介して2次転写装置23へ給送される。シート搬送経路R1には、印刷シートを一旦停止させて印刷シートの先端を揃えるレジストローラ34が配置されている。また印刷シートの搬送を促す搬送ローラ35等が配置されている。レジストローラ34は、印刷シートを一旦停止させた後、中間転写ベルト21と転写ローラ23a間のニップ域へトナー像の転写タイミングに合わせて印刷シートを搬送する。
2次転写装置23の転写ローラ23aと中間転写ベルト21との間にはニップ域が形成される。印刷シートが前記ニップを通過するとき、中間転写ベルト21の表面に形成されたカラーのトナー像が印刷シートに転写される。印刷シートは、前記ニップ域を通過した後、定着装置17の加熱ローラ24と加圧ローラ25との間に挟まれて加熱および加圧される。この加熱および加圧により、カラーのトナー像が印刷シート上に定着される。
定着装置17を通過した印刷シートは、排出ローラ36aまたは36bを経て排出トレイ39aまたは39bへ排出される。印刷シートの排出先は、後述する制御部100によって制御され、図示しない切替え機構によって排出トレイ39aおよび39bの何れかへ印刷シートが導かれるように搬送経路が切替えられる。印刷シートの搬送経路の切替え機構は、画像形成装置の技術分野で周知であるので詳細な図示を省略している。
続いて、図5に基づき、デジタル複合機1の電気的な構成を簡単に説明しておく。
図5は、図1に示すデジタル複合機1の電気的構成を示すブロック図である。
図5に示すように、デジタル複合機1は、通信部55、制御部100、印刷部102、操作部103、メモリ104、原稿読取装置111および原稿搬送装置112を備える。
以下、デジタル複合機1の電気的な各構成要素を説明する。
通信部55は、外部の機器と通信データを送受し、例えば外部のコンピュータから印刷ジョブの実行要求を受信する通信インターフェースの回路およびファームウェアである。
制御部100は、デジタル複合機1を統合的に制御するものであって、CPU、RAM、ROM、各種のインターフェース回路等からなる。
制御部100は、デジタル複合機1全体の動作をコントロールするために、各センサの検知、モーター、クラッチ、定着ランプ等、あらゆる負荷の監視・制御を行う。
印刷部102は、電子写真方式により印刷画像を印刷シートに印刷する。印刷部102は、図1における光走査装置11、現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14および帯電器15に係る電気的構成要素を含んで構成される。さらに、中間転写ベルト21、定着装置17、シート搬送経路R1、給送トレイ18、および排出トレイ39a、39bに係る電気的構成要素を含んで構成される。
操作部103は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)とタッチパネル1031から構成され、液晶ディスプレイに情報を表示し、タッチパネル1031を通じてユーザーからの指令を受け付ける部分である。制御部100は、操作部103を通じて、デジタル複合機1の動作および状態の表示を行う。
メモリ104は、RAM104aおよびROM104bを備え、例えばハードディスク装置(HDD)やフラッシュメモリ等不揮発性の記憶手段であって、種々のデータやプログラムを格納する。
RAM104aは、制御部100がアクセス可能なメモリ(Random Access Memory)であり、一時的にデータを記憶しておくワークメモリを提供する。RAM104aには、例えば、タッチパネル1031の静電容量の閾値や、さまざまな種類の画像のデータベースが記録される。
ROM104bは、制御部100がアクセス可能な読み出し専用メモリ(Read Only Memory)であり、制御部100のプログラム制御のために必要なデータが格納される。ROM104bには、例えば、画像読取機能やタッチパネル機能などの設定の基礎となる各種のデータが格納される。
RAM104aおよびROM104bは、制御部100とバス接続されており、制御部100を動作させるためのプログラム格納、メモリ展開がなされる。これらは一例の構成であって、複数のCPUや基板により構成されるシステムであってもよい。
例えば、制御部100は、原稿読取装置111および原稿搬送装置112を制御して、原稿搬送装置112により原稿を搬送する。そして、原稿読取装置111により原稿の画像を読取らせ、原稿の画像を示す画像データをメモリ104に格納する。さらに、印刷部102を制御して、印刷部102でメモリ104内の画像データによって示される原稿の画像を印刷シートに印刷させる。
以上がデジタル複合機1の構成の概要である。
<画像読み取り時の振動による画像劣化の例>
デジタル複合機1の小型化およびコストダウンを実現すべく、デジタル複合機1および操作部103は、共通のフレームで保持されている。それゆえ、ユーザーが、操作部103のタッチパネル1031を操作する際に、勢いよく強い力でタッチパネル1031を操作すると、共通のフレームを通してタッチパネル1031の振動が操作部103から原稿読取装置111に伝わることがある。
それゆえ、原稿読み取り中にタッチパネル1031を勢いよく操作した場合、原稿読取装置111に振動が伝わって読み取り画像が劣化するおそれがある。
ここでは、図6に基づき、このような画像読み取り時の振動による画像劣化の一例について説明する。
図6は、画像読み取り時に原稿読取装置111に振動が加わり劣化した読み取り画像を印刷した画像の一例を示す説明図である。図6(A)は、画像読み取り時に原稿読取装置111に振動がない場合の正常な印刷画像の一例を示し、図6(B)は、画像読み取り時に原稿読取装置111に生じた振動によって読み取り画像の一部が劣化した印刷画像の一例を示す。
図6(A)(B)において(公序良俗違反につき、不掲載)の文字が印刷されている。ここで、画像読み取り時に原稿読取装置111に振動が生じると、図6(B)に示すように、(公序良俗違反につき、不掲載)のうち原稿読取装置111が振動を受けた一部の文字「ha」に読み取り画像のブレが生じる。なお、図6(B)においては、説明のため、読み取り画像のブレを誇張して描いている。
通常、タッチパネル1031を指で叩くことによって、CCDの振動が生じる持続時間は、20m秒程度であると考えられるが、振動による画像のブレの大きさは、振動の大きさや持続時間によって大きく異なる。
また、カラー画像の場合、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色に応じて光路長が整合するように微調整する必要があるため、単色(例えばブラック)を用いるモノクロ原稿よりも、振動による画像ブレ(画像劣化)の程度が目立ち易い。それゆえ、モノクロ画像のほうがカラー画像よりも振動時の画像劣化耐性が強い。
<振動検出処理>
次に、図7に基づき、この発明のデジタル複合機1の振動検出処理について説明する。
図7は、この発明のデジタル複合機1の原稿読み取り処理を示すフローチャートである。
図7のステップS1において、制御部100は、タッチパネル1031の入力を検知したか否かを判定する(ステップS1)。
タッチパネル1031の入力を検知した場合(ステップS1の判定がYesの場合)、制御部100は、ステップS2において、時間当たりの静電容量の変化量を検出する(ステップS2)。
ここで、時間当たりの静電容量の変化量の検出のためのサンプリング時間は、2m秒から10m秒の程度である。
一方、ステップS1において、タッチパネル1031の入力を検知していない場合(ステップS1の判定がNoの場合)、制御部100は、ステップS1の判定を繰り返す(ステップS1)。
次に、ステップS3において、制御部100は、時間当たりの静電容量の変化量が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する(ステップS3)。
ここで、閾値は、さまざまな条件でタッチパネル1031を指先でタッチしたときに生じる静電容量の変化量と、原稿読取装置111に生じる振動の大きさとの相関関係を示すデータベースをメモリ104に格納し、当該データベースに基づいて定める。
ステップS3において、時間当たりの静電容量の変化量が予め定められた閾値以上である場合(ステップS3の判定がYesの場合)、制御部100は、ステップS4の判定を行う(ステップS4)。
一方、時間当たりの静電容量の変化量が予め定められた閾値以上でない場合(ステップS3の判定がNoの場合)、制御部100は、ステップS6の処理を行う(ステップS6)。
次に、ステップS4において、制御部100は、原稿読み取り中であるか否かを判定する(ステップS4)。
原稿読み取り中である場合(ステップS4の判定がYesの場合)、制御部100は、ステップS5において、原稿読取装置111に、閾値以上の変化量を検知した時点で原稿読取装置111の原稿載置台に載置された読み取った原稿を再度読み取らせる(ステップS5)。その後、ステップS6の処理を行う(ステップS6)。
一方、原稿読み取り中でない場合(ステップS4の判定がNoの場合)、制御部100は、ステップS6の処理を行う(ステップS6)。
最後に、ステップS6において、制御部100は、タッチパネル1031の入力処理を行う(ステップS6)。
このようにして、振動センサを用いることなく、タッチパネル1031の操作時の時間当たりの静電容量の変化量に基づき、原稿を再度読み取るべきか否かを判定することによって、ユーザーの画面操作時の振動による読み取り画像の劣化を防止することが可能となる。
〔実施形態2〕
次に、図8に基づき、この発明のデジタル複合機1の振動検出処理について説明する。
図8は、この発明の実施形態2に係るデジタル複合機1の原稿読み取り処理を示すフローチャートである。
なお、図8のステップS11、S12、S17およびS18は、図7のステップS1、S2、S5およびS6にそれぞれ対応するため、説明を省略する。
ここでは、図8のステップS13〜S16の処理について説明する。
ステップS12において、時間当たりの静電容量の変化量を検出した後、制御部100は、ステップS13において、原稿読み取り中であるか否かを判定する(ステップS13)。
原稿読み取り中である場合(ステップS13の判定がYesの場合)、制御部100は、ステップS14の判定を行う(ステップS14)。
一方、原稿読み取り中でない場合(ステップS13の判定がNoの場合)、制御部100は、ステップS18の処理を行う(ステップS18)。
次に、ステップS14において、制御部100は、カラーモードで原稿の読み取り中であるか否かを判定する(ステップS14)。
ここで、カラーモードか否かの判定は、ユーザーの設定(例えば、複写機の場合、カラーボタンを押した、カラーでコピーするように設定した等)や、原稿の読み取り結果に基づいて判定する。
カラーモードで原稿の読み取り中である場合(ステップS14の判定がYesの場合)、制御部100は、ステップS15において、時間当たりの静電容量の変化量が予め定められた第1閾値以上であるか否かを判定する(ステップS3)。
一方、カラーモードで原稿の読み取り中でない場合(ステップS14の判定がNoの場合)、制御部100は、ステップS16において、時間当たりの静電容量の変化量が予め定められた第2閾値以上であるか否かを判定する(ステップS16)。
第1閾値は、原稿がカラー画像の場合の閾値であり、第2閾値は、原稿がモノクロ画像の場合の閾値である。
一般的に、第2閾値は、第1閾値よりも高く設定される。なぜなら、モノクロ画像は、カラー画像よりも、振動に対する画像ブレが出にくい傾向にあるため、モノクロ画像に対応する第2閾値を高く設定することにより、無用な再読み取り動作が行われないようにすることができるからである。
ステップS15において、時間当たりの静電容量の変化量が予め定められた第1閾値以上である場合(ステップS15の判定がYesの場合)、制御部100は、ステップS17の処理を行う(ステップS17)。
一方、時間当たりの静電容量の変化量が予め定められた閾値以上でない場合(ステップS15の判定がNoの場合)、制御部100は、ステップS18の処理を行う(ステップS18)。
ステップS16において、時間当たりの静電容量の変化量が予め定められた第2閾値以上である場合(ステップS16の判定がYesの場合)、制御部100は、ステップS17の処理を行う(ステップS17)。
一方、時間当たりの静電容量の変化量が予め定められた閾値以上でない場合(ステップS16の判定がNoの場合)、制御部100は、ステップS18の処理を行う(ステップS18)。
このようにして、読み取り原稿がカラー画像かモノクロ画像かに応じて、原稿の再読み取りの閾値を変化させることにより、不要なリカバー動作の発生を防ぐことが可能となる。
(その他の実施形態)
1.実施形態1または2において、ユーザーに報知する報知部をさらに備え、時間当たりの静電容量の変化量が予め定められた閾値以上であった場合、振動により画像の劣化が生じた可能性がある旨、報知するようにしてもよい(実施形態3)。
このようにすれば、振動によって画像の劣化が生じた可能性をユーザーに報知することにより、ユーザーの注意を促し、タッチ操作時に振動が生じないようにしたり、読み取った画像を再度読み取らせたりするなどの適切な対応を取るための機会をユーザーに与えることができる。
2.実施形態1〜3において、画像の種類を判定し、前記画像の種類に応じて閾値を変えるようにしてもよい(実施形態4)。
このようにすれば、画像の種類を判断して閾値を変化させる事で、不必要な再読取処理等の発生を防ぐことが可能となる。
同じカラー原稿またはモノクロ原稿であっても、画像の種類によって、振動による画像ブレが目立たない原稿も存在する。例えば、一様に塗りつぶされた写真画像は、テキスト画像よりも、画像の劣化が目立ちにくいため、このような画像については閾値を高めに設定する。
画像の種類を判断する方法としては、例えば、ユーザーが設定したコピーやスキャナ時の選択モード(フォト、テキスト等)に基づいて判断する方法や、画像の密度と画像の種類との間の相関関係を示すデータベースに基づいて判断する方法などが挙げられる。
3.実施形態1〜4において、時間当たりの静電容量の変化量の他に、指のタッチパネル1031への接触面積も考慮するものであってもよい(実施形態5)。
このようにすれば、タッチ操作による振動の大きさをより正確に見積もることができるため、より正確な判断が可能となる。
時間当たりの静電容量の変化は、指の速度に対応するが、指の速度が同じであっても、タッチパネル1031への接触面積が大きい方が、振動も大きくなるものと考えられるためである。
4.実施形態1〜5において、原稿搬送装置112として、循環式原稿自動搬送装置などを用いてもよい。(実施形態6)
このようにすれば、原稿搬送装置112として循環式原稿自動搬送装置などを用いた場合においても、操作部103からの衝撃を検知したときに、読み取った原稿を再度読み取らせるため、画像読み取り時に原稿読取装置111に生じた振動の影響で読み取り画像の劣化が生じることを事前に防止することが可能となる。
以上に述べたように、
(i)この発明による画像読取装置は、画面に指が触れたときに生じる静電容量の変化に基づき前記画面をタッチした位置を検出する静電容量方式のタッチパネルと、前記静電容量の時間当たりの変化量を検出する検出部と、画像を読み取る画像読取部と、前記タッチパネル、前記検出部および前記画像読取部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記時間当たりの変化量が予め定められた閾値以上であるとき、前記タッチパネルの操作による振動が生じたものと判断し、予め定められた処理を行うことを特徴とする。
また、この発明による画像読取方法は、画面に指が触れたときに生じる静電容量の変化に基づき前記画面をタッチした位置を検出する静電容量方式のタッチパネルにおいて、前記静電容量の時間当たりの変化量が予め定められた閾値以上であるとき、前記タッチパネルの操作による振動が生じたものと判断し、さらに画像を読み取り中であるときは、前記画像の劣化が生じた可能性があるものと判断して、前記画像を再度読み取らせることを特徴とする。
この発明において、「画像読取装置」は、プリンタなどの複写(コピー機能)機能を有する複写機、スキャナ、ファクシミリ、または複合機など、原稿を読み取る画像読取機能を備えた装置である。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(ii)前記制御部は、前記タッチパネルの操作による振動が生じたものと判断した場合において、前記画像読取部が画像を読み取り中であるときは、前記画像の劣化が生じた可能性があるものと判断して、前記画像読取部に前記画像を再度読み取らせるものであってもよい。
このようにすれば、タッチ操作による振動の影響で画像の劣化が生じることを防止することが可能となる。
(iii)ユーザーに報知する報知部をさらに備え、前記制御部は、前記タッチパネルの操作による振動が生じたものと判断した場合において、前記画像読取部が画像を読み取り中であるときは、前記画像の劣化が生じた可能性がある旨、前記報知部に報知させるものであってもよい。
このようにすれば、振動によって画像の劣化が生じた可能性をユーザーに報知することにより、ユーザーの注意を促し、タッチ操作時に振動が生じないようにしたり、読み取った画像を再度読み取らせたりするなどの適切な対応を取るための機会をユーザーに与えることができる。
(iv)前記閾値は、前記画像がカラー画像であるか否かに応じて異なるものであってもよい。
このようにすれば、振動による画像劣化耐性が強いモノクロ原稿時の閾値を、カラー原稿時の閾値よりも高く設定することにより、不必要な再読取処理等の発生を防ぐことが可能となる。
(v)前記画像に基づき、前記画像の種類を判定する画像判定部をさらに備え、前記閾値は、前記画像の種類に応じて異なるものであってもよい。
このようにすれば、画像の種類に応じて閾値を変化させることで、不必要な再読取処理等の発生を防ぐことが可能となる。
(vi)前記画像読取装置を備えた画像形成装置であってもよい。
このようにすれば、振動センサを用いることなく、タッチ操作による振動を検出できる画像形成装置を実現できる。
「画像読取装置」は、トナーによる像形成に電子写真方式を用いるプリンタなどの複写(コピー機能)機能を有する複写機や複合機、または複写以外の機能をも含むMFP(Multifunctional Peripheral:多機能周辺装置)など、画像を形成して出力する装置である。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:デジタル複合機、 11:光走査装置、 12:現像装置、 13:感光体ドラム、 14:ドラムクリーニング装置、 15:帯電器、 17:定着装置、 18:給送トレイ、 19:手差しトレイ、 21:中間転写ベルト、 22:ベルトクリーニング装置、 23:2次転写装置、 23a:転写ローラ、 24:加熱ローラ、 25:加圧ローラ、 33:ピックアップローラ、 34:レジストローラ、 35:搬送ローラ、 36a,36b:排出ローラ、 39a,39b:排出トレイ、 55:通信部、 100:制御部、 102:印刷部、 103:操作部、 104:メモリ、 104a:RAM、 104b:ROM、 111:原稿読取装置、 112:原稿搬送装置、 1030:表示操作部、 1031:タッチパネル、 1032:表示灯、 1033:電源キー、 1034:節電キー、 1035:ホームキー、 C:矢印方向、 Pa,Pb,Pc,Pd:画像ステーション、 R1:シート搬送経路

Claims (7)

  1. 画面に指が触れたときに生じる静電容量の変化に基づき前記画面をタッチした位置を検出する静電容量方式のタッチパネルと、
    前記静電容量の時間当たりの変化量を検出する検出部と、
    画像を読み取る画像読取部と、
    前記タッチパネル、前記検出部および前記画像読取部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記時間当たりの変化量が予め定められた閾値以上であるとき、前記タッチパネルの操作による振動が生じたものと判断し、予め定められた処理を行うことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記制御部は、前記タッチパネルの操作による振動が生じたものと判断した場合において、前記画像読取部が画像を読み取り中であるときは、前記画像の劣化が生じた可能性があるものと判断して、前記画像読取部に前記画像を再度読み取らせる、請求項1に記載の画像読取装置。
  3. ユーザーに報知する報知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記タッチパネルの操作による振動が生じたものと判断した場合において、前記画像読取部が画像を読み取り中であるときは、前記画像の劣化が生じた可能性がある旨、前記報知部に報知させる、請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記閾値は、前記画像がカラー画像であるか否かに応じて異なる、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の画像読取装置。
  5. 前記画像に基づき、前記画像の種類を判定する画像判定部をさらに備え、
    前記閾値は、前記画像の種類に応じて異なる、請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像読取装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1つに記載の画像読取装置を備えた画像形成装置。
  7. 画面に指が触れたときに生じる静電容量の変化に基づき前記画面をタッチした位置を検出する静電容量方式のタッチパネルにおいて、前記静電容量の時間当たりの変化量が予め定められた閾値以上であるとき、前記タッチパネルの操作による振動が生じたものと判断し、さらに画像を読み取り中であるときは、前記画像の劣化が生じた可能性があるものと判断して、前記画像を再度読み取らせることを特徴とする画像読取方法。
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