JP2022076288A - 靴 - Google Patents
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Abstract
【課題】締付位置に応じて締付力が調整しやすい靴を提供することを課題とする。【解決手段】本発明の靴は、ソール20上にアッパー21が設けられている靴本体2と、長尺な締付部材3であって、長手方向における一端部が前記アッパー21の先端側に固定され、長手方向における他端部が前記一端部よりも前記アッパー21の前後方向での後側で前記アッパー21に着脱可能に固定される締付部材3と、前記アッパー21への前記締付部材3の前記一端部の固定位置P1よりも後方側であり且つ前記締付部材3の前記他端部の固定位置P2よりも前方側に位置するように設けられ、且つ前記締付部材3を折り返した状態で掛ける掛部4と、前記締付部材3の前記一端部と前記他端部の間の中間部32を前記アッパー21に固定可能な中間固定部6とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、靴に関する。
従来、例えば、特許文献1の図1に図示されているような、第1の靴バンドを複数の第1の靴バンド挿通リングに通して折り返した後に、該第1の靴バンドの終端部を引き操作することによって、足を締め付けるタイプの靴が知られている。
かかる靴では、終端部を引っ張ることでしか第1の靴バンドの締付力を調整できない。そのため、着用者の足の部位(第1の靴バンドによる締付位置)毎に適した締付力が異なる一方で、上記構成の靴では、着用者の履き心地の好みに合わせて締付位置毎に第1の靴バンドによる締付力を調整するような、締付力の細かな調整を行うことができなかった。
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、締付位置に応じて締付力が調整しやすい靴の提供を課題とする。
本発明の靴は、
ソール上にアッパーが設けられている靴本体と、
長尺な締付部材であって、長手方向における一端部が前記アッパーの先端側に固定され、長手方向における他端部が前記一端部よりも前記アッパーの前後方向での後側で前記アッパーに着脱可能に固定される締付部材と、
前記アッパーへの前記締付部材の前記一端部の固定位置よりも後方側であり且つ前記締付部材の前記他端部の固定位置よりも前方側に位置するように設けられ、且つ前記締付部材を折り返した状態で掛ける掛部と、
前記締付部材の前記一端部と前記他端部の間の中間部を前記アッパーに固定可能な中間固定部とを備える。
ソール上にアッパーが設けられている靴本体と、
長尺な締付部材であって、長手方向における一端部が前記アッパーの先端側に固定され、長手方向における他端部が前記一端部よりも前記アッパーの前後方向での後側で前記アッパーに着脱可能に固定される締付部材と、
前記アッパーへの前記締付部材の前記一端部の固定位置よりも後方側であり且つ前記締付部材の前記他端部の固定位置よりも前方側に位置するように設けられ、且つ前記締付部材を折り返した状態で掛ける掛部と、
前記締付部材の前記一端部と前記他端部の間の中間部を前記アッパーに固定可能な中間固定部とを備える。
上記構成の靴によれば、締付部材の一端部と他端部の間の部分を中間固定部によってアッパーに固定できるため、前記他端部をアッパーに固定する前においても、締付部材を引っ張ることで足に締付力をかける操作と、足にかけている締付力を維持したままアッパーに締付部材を固定する操作の各操作を行うことができる。
そのため、上記構成の靴は、締付部材を引っ張ることで足に締付力をかける操作と、足にかけている締付力を維持したままアッパーに締付部材を固定する操作の各操作を段階的に行うことができるようになり、これにより、足にかける締付力を調整しやすくなる。
本発明の靴では、
片足毎に前記締付部材が1本ずつ設けられるようにしてもよい。
片足毎に前記締付部材が1本ずつ設けられるようにしてもよい。
上記構成の靴によれば、シンプルな構造としつつ、足にかける締付力を調整し易くすることができる。
本発明の靴では、
片足毎に前記中間固定部が複数設けられるようにしてもよい。
片足毎に前記中間固定部が複数設けられるようにしてもよい。
上記構成の靴によれば、締付部材を引っ張ることで足を引き締める操作と、足を引き締めている状態を維持したまま締付部材を締付部材アッパーに固定する操作とを複数個所で行うことができるようになるため、より細やかに締付力を調整できるようになる。
本発明の靴では、
片足毎に前記掛部が複数設けられ、
前記締付部材の前記一端部の固定位置と、複数の前記掛部のそれぞれの設置位置と、前記締付部材の前記他端部の固定位置とが、前記アッパーの幅方向における中央を境として一方側と他方側とに交互に並び、
前記締付部材の配置経路には、
前記一端部の前記固定位置と前記前後方向において最も前方に位置する前記掛部との間の先側配置領域と、
前記掛部同士の間の少なくとも1つの中間配置領域と、
前記他端部の前記固定位置と前記前後方向において最も後方に位置する前記掛部との間の後側配置領域とが含まれ、
前記先側配置領域と、前記中間配置領域と、前記後側配置領域のうちの少なくとも何れか1つの配置領域に前記中間固定部が設けられているようにしてもよい。
片足毎に前記掛部が複数設けられ、
前記締付部材の前記一端部の固定位置と、複数の前記掛部のそれぞれの設置位置と、前記締付部材の前記他端部の固定位置とが、前記アッパーの幅方向における中央を境として一方側と他方側とに交互に並び、
前記締付部材の配置経路には、
前記一端部の前記固定位置と前記前後方向において最も前方に位置する前記掛部との間の先側配置領域と、
前記掛部同士の間の少なくとも1つの中間配置領域と、
前記他端部の前記固定位置と前記前後方向において最も後方に位置する前記掛部との間の後側配置領域とが含まれ、
前記先側配置領域と、前記中間配置領域と、前記後側配置領域のうちの少なくとも何れか1つの配置領域に前記中間固定部が設けられているようにしてもよい。
上記構成の靴においても、締付部材を引っ張ることで足を引き締める操作と、足を引き締めている状態を維持したまま締付部材を締付部材アッパーに固定する操作とを複数箇所で行うことができるようになるため、より細やかに締付力を調整できるようになる。
さらに、本発明の靴は、
片足毎に3つ以上の前記掛部が設けられ、
前記配置経路には、2つ以上の前記中間配置領域が含まれ、
2つ以上の前記中間配置領域に前記中間固定部が設置されている構成となっていてもよい。
片足毎に3つ以上の前記掛部が設けられ、
前記配置経路には、2つ以上の前記中間配置領域が含まれ、
2つ以上の前記中間配置領域に前記中間固定部が設置されている構成となっていてもよい。
上記構成の靴によれば、足の甲への締付力のかけかたをより細やかに調整できるようになる。
また、本発明の靴は、
前記前後方向において前記先側配置領域と隣り合う前記中間配置領域に前記中間固定部が設置されている構成となっていてもよい。
前記前後方向において前記先側配置領域と隣り合う前記中間配置領域に前記中間固定部が設置されている構成となっていてもよい。
上記構成の靴によれば、最もつま先側に位置する掛部に締付部材を折り返した状態で掛けた後に締付部材をアッパーに固定できるため、着用者の爪先にかける締付力を簡単に調整でき、また、調整した締付力を簡単に維持できるようになる。
本発明の靴は、
前記中間固定部には、
前記アッパーに設けられる第一固定部と、
前記締付部材に設けられ且つ前記第一固定部に着脱可能な第二固定部とが含まれ、
前記第一固定部は、雌雄一対の面ファスナーのうちの何れか一方によって構成され、
前記第二固定部は、雌雄一対の面ファスナーのうちの何れか他方によって構成される、構成であってもよい。
前記中間固定部には、
前記アッパーに設けられる第一固定部と、
前記締付部材に設けられ且つ前記第一固定部に着脱可能な第二固定部とが含まれ、
前記第一固定部は、雌雄一対の面ファスナーのうちの何れか一方によって構成され、
前記第二固定部は、雌雄一対の面ファスナーのうちの何れか他方によって構成される、構成であってもよい。
上記構成の靴によれば、第一固定部への第二固定部の取り付けと、第一固定部からの第二固定部の取り外しを簡単に行うことができるようになるため、締付力の調整が簡単になる。
以上のように、本発明の靴は、締付位置に応じて締付力が調整しやすいという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の一実施形態にかかる靴について、添付図面を参照しつつ説明する。本実施形態の靴は、例えば、ペダルと係合させるためのクリートを取り付け可能に構成されている自転車用の靴であるが、他の種類の靴であってもよい。
本実施形態の靴1は、図1に示すように、ソール20上に設けられたアッパー21を有する靴本体2と(図3(a)、図3(b)参照)、長尺な締付部材であって、靴本体2内に挿し込まれている着用者の足に締付力をかけるための締付部材3と、前記アッパー21への前記締付部材3の前記一端部30の固定位置よりも後方側であり且つ前記締付部材3の前記他端部31の固定位置よりも前方側に位置するように設けられ、且つ前記締付部材3を折り返した状態で掛ける複数の掛部4と、図2に示すように、締付部材3の前記他端部をアッパー21に固定可能な終端固定部5と、締付部材3の前記一端部と前記他端部の間の中間部をアッパー21に固定可能な中間固定部6とを備えている。
なお、本実施形態では、アッパー21の前後に対応する方向(つま先と踵が並ぶ方向)を前後方向、アッパー21の横幅に対応する方向を幅方向、アッパー21の幅方向のうち中央部から外側に向かう方向(着用者の小指側に向かう方向)を外側方向、アッパー21の幅方向のうち中央部から内側に向かう方向(着用者の母指側に向かう方向)を内側方向、と称して、以下の説明を行うこととする
アッパー21は、着用者の足を覆う部分である。また、アッパー21には、着用者が足脚を出し入れするための履き口210が形成されている。
アッパー21は、図4に示すように、上方に向けて開放した開口領域211aが形成されているベース体211と、開口領域211aの後述する第二領域内に配置された状態でベース体211に縫着されるカバー生地212と、を有する。
開口領域211aには、履き口210となる第一領域211aaと、第一領域211aaから前記前後方向における前方側に向かって広がる第二領域211abと、が含まれている。
カバー生地212は、中央領域を構成する生地であり、第二領域211ab内に配置された状態で、ベース体211の第二領域211abを形成している縁部211bに縫着されている。また、カバー生地(いわゆる靴舌部)212は、ベース体(いわゆる甲皮部)211よりも伸縮性が高くなっていてもよい。
締付部材3は、図2に示すように、帯状である。
締付部材3の長手方向における一端部(始端部)30は、アッパー21の先端側であり、且つアッパー21の幅方向における中央よりも前記内側方向にずれた位置に固定されている(図3(a)参照)。なお、始端部30は、アッパー21に縫着されている。すなわち、始端部30は、アッパー21に対して分離不能に固定されている。
締付部材3の長手方向における他端部(終端部)31は、始端部30よりも前記前後方向における後側であり且つアッパー21の前記幅方向における中央から前記外側方向にずれた位置に着脱するように構成されている(図3(b)参照)。
図5(a)、図5(b)、に示すように、締付部材3の始端部30と終端部31の間の中間部32には、折り返した状態で掛部4に掛ける折返領域320が含まれる。また、本実施形態の締付部材3では、締付部材3の長手方向において間隔を空けて2つの折返領域320が含まれている。
図2に示すように、掛部4は、片状であり、ベース体211の縁部211bに固定(縫着)されている。また、掛部4には、締付部材3を通す挿通孔40が形成されている。なお、本実施形態の締付部材3は帯状であるため、挿通孔40は締付部材3の形状に合わせて細長く形成されている。すなわち、挿通孔40は長孔である。
本実施形態のアッパー21には2つの掛部4が固定されており、この2つの掛部4のうちの一方の掛部4は、アッパー21の幅方向における中央から前記外側方向にずれた位置に固定され、2つの掛部4のうちの他方の掛部4は、アッパー21の幅方向における中央から前記内側方向にずれた位置に固定されている。また、一方の掛部4と他方の掛部4とは、前後方向における設置位置も互いにずれている。そのため、締付部材3の始端部30の固定位置と、複数の掛部4のそれぞれの設置位置と、締付部材3の終端部31の固定位置とが、アッパー2の幅方向における中央を境として一方側と他方側とに交互に並んでいる。
終端固定部5は、アッパー21の前記前後方向における後方側に取り付けられる第一終端固定部50と、締付部材3の終周端部に取り付けられ、且つ第一終端固定部50に対して着脱可能な第二終端固定部51と、を有する。
本実施形態の第一終端固定部50と第二終端固定部51とは、雌雄一対の面ファスナーで構成されている。
中間固定部6は、アッパー21の中央領域に取り付けられる第一中間固定部60と、締付部材3の中間部32に取り付けられ、且つ第一中間固定部60に対して固定可能な第二中間固定部61と、を有する。
ここで、図6に示すように、アッパー21上における締付部材3の配置経路には、始端部30の固定位置P1と前後方向において最も前方に位置する掛部4との間の先側配置領域R10と、前記掛部4同士の間の中間配置領域R11と、終端部31の固定位置P2と前後方向において最も後方に位置する前記掛部4との間の後側配置領域R12とが含まれている。
第一中間固定部60は、先側配置領域R10、中間配置領域R11、終側配置領域R12の3つの領域のうち、中間配置領域R11に配置されている。
締付部材3には、図5(a)、図5(b)に示すように、始端部30と始端部30に最も近い折返位置との間の始端側領域R20と、折返位置の間の複数(本実施形態では2つ)の折返位置の間の中側領域R21と、終端部31と終端部31に最も近い折返位置との間の終端側領域R22とが含まれている。
始端側領域R20は先側配置領域R10に配置される部分であり、中側領域R21は中間配置領域R11に配置される部分であり、終端側領域R22は後側配置領域R12に配置される部分である。
第二中間固定部61は、始端側領域R20、中側領域R21、終端側領域R22の3つの領域のうち、最も始端側領域R20に近い中間配置領域R11に配置されている。
本実施形態に係る靴1の構成は、以上の通りである。続いて、靴1の装着の仕方について説明を行う。
使用者は、履き口210から靴本体2内に足を入れた後に、締付部材3を前後方向において最も前方に位置する掛部4の挿通孔40に通す(図7(a)参照)。
そして、締付部材3の折返位置を掛部4に掛けて折り返し、足に対して適した締付力が生じるように程度に締付部材3を引っ張った状態のまま第二中間固定部61を第一中間固定部60に固定する(図7(b)参照)。このようにすると、締付部材3の緩みが規制されるため、始端部30の固定位置と終端部31の固定位置(第一終端固定部50の位置)の間において、足に対して適切な締付力をかけている状態を維持することができる。
続いて、残りの掛部4の挿通孔40にも締付部材3を通し、足に対して適した締付力が生じるように程度に締付部材3を引っ張った状態のまま終端部31をアッパー21に固定する(図7(c)参照)。このようにすると、締付部材3の緩みが規制されるため、第一中間固定部60の位置から始端部30の固定位置P1から終端部31の固定位置P2までの間においても、足に対して適切な締付力を生じさせている状態を維持することができる。
以上のように、本実施形態に係る靴1によれば、中間固定部6によって締付部材3の始端部30と終端部31の間の部分をアッパー21に固定できるため、終端部31をアッパー21に固定する前においても、締付部材3を引っ張ることで足に締付力をかける操作と、足にかけている締付力を維持したままアッパー21に締付部材3を固定する操作の各操作を行うことができる。
そのため、靴1は、締付部材3を引っ張ることで足に締付力をかける操作と、足にかけている締付力を維持したままアッパー21に締付部材3を固定する操作の各操作を段階的に行うことができるようになり、足にかける締付力を調整しやすくなる。
また、前記前後方向において先側配置領域R10と隣り合う中間配置領域R11に中間固定部6が設置されているため、最もつま先側に位置する掛部4に締付部材3を折り返した状態で掛けた後に締付部材3をアッパー21に固定することが可能となる。これにより、着用者の爪先にかける締付力を簡単に調整でき、また、調整した締付力を簡単に維持できるようになる。
さらに、本実施形態の靴1では、片足毎に1本の締付部材3のみが設けられた構成となっているため、シンプルな構造としつつ、足にかける締付力を調整し易くすることができる。
また、一本の締付部材3を引っ張ることで締付力を調整することも可能であるため、締付部材3を手早く締め直すこともできるようになり、例えば、靴1がペダルと係合させるためのクリートを取り付け可能に構成されている自転車用の靴である場合は、自転車に跨った状態のままであっても片手で手早く締付部材3を締め直すことができる。
さらに、本実施形態の締付部材3は、帯状であるため、アッパーに触れる面積が広い分、足にかける締付力を高めやすくなっている。
また、締付部材3を帯状とすることによって締付部材3に面ファスナーを取り付けることが可能としたうえで、中間固定部6を第一中間固定部60と第二中間固定部61とを雌雄一対の面ファスナーで構成したため、第一中間固定部60への第二中間固定部61の取り付けと、第一固定部からの第二固定部の取り外しを簡単に行うことができるようになり、また、第一中間固定部60と第二中間固定部61とが面で係合することによって締付力が維持され易くなっている。
このように、本実施形態の靴1は、構造がシンプルであるため、着用者の足に締付力をかける操作も簡単である。
なお、本発明に係る靴1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態において特に言及しなかったが、靴1は、自転車用の靴であってもよいし、他の種類の靴であってもよい。
上記実施形態において、締付部材3は、帯状に形成されていたが、この構成に限定されない。例えば、締付部材3は、紐状等であってもよい。
また、上記実施形態の締付部材3は、単一の部材で構成されていたが、この構成に限定されない。締付部材3は、例えば、複数本の部材を繋ぎ合わせて一本にした長尺物によって構成されていてもよい。
上記実施形態の締付部材3は、始端部30が縫着によりアッパー21に固定されていたが、この構成に限定されない。例えば、締付部材3は、始端部30が接着や溶着等の方法によってアッパー21に固定されていてもよい。掛部4も締付部材3の始端部30と同様に、アッパー21に縫着する他、接着や溶着等の方法によってアッパー21に固定されていてもよい。
上記実施形態の配置経路では、先側配置領域R10と、中間配置領域R11と、後側配置領域R12のうち、中間配置領域R11のみに中間固定部6の第一中間固定部60が配置されていたが、この構成に限定されない。例えば、配置経路は、図8に示すように、先側配置領域R10や後側配置領域R12に第一中間固定部60が配置されていてもよい。
また、中間配置領域R11には第一中間固定部60を配置せずに、先側配置領域R10又は後側配置領域R12に第一中間固定部60を配置したり、先側配置領域R10と後側配置領域R12とに第一中間固定部60を配置したりしてもよい。すなわち、先側配置領域R10と、中間配置領域R11と、後側配置領域R12のうちの少なくとも一つの領域に中間固定部6が配置されていればよい。
なお、図9(a)に示すように、中側領域R21に第二中間固定部61を配置する場合(中間配置領域R11には第一中間固定部60を配置する場合)であっても、図9(b)に示すように、中側領域R21に第二中間固定部61を配置しない(中間配置領域R11には第一中間固定部60を配置しない場合)であっても、先側配置領域R10に第一中間固定部60を配置する場合は始端側領域R20に第二中間固定部61を配置し、後側配置領域R12に第一中間固定部60を配置する場合は終端側領域R22に第二中間固定部61を配置する必要がある。
上記実施形態において、配置経路には1つの中間配置領域R11が含まれていたが、この構成に限定されない。例えば、図10に示すように、配置経路には複数の中間配置領域R11が含まれていてもよい。すなわち、配置経路には、掛部4の数に応じて1つ又は複数の中間配置領域R11が含まれるようになっている。
そして、配置経路に複数の中間配置領域R11が含まれている場合においては、前後方向において最も先側配置領域R10に近い中間配置領域R11に配置されていれば、つま先側での締付力の調整がし易くなる。
なお、配置経路に複数の中間配置領域R11が含まれる場合、図11に示すように、締付部材3には複数の中側領域R21が含まれる。すなわち、締付部材3も、掛部4の数に応じて1つ又は複数の中側領域R21が含まれるようになっている。
そして、前後方向において最も先側配置領域R10に近い中間配置領域R11に第一中間固定部60が取り付けられている場合は、最も始端部30に近い中間配置領域R11に第二中間固定部61が取り付けられていればよい。
上記実施形態において、配置経路には1つの中間配置領域R11が含まれていたが、この構成に限定されない。例えば、図12に示すように、配置経路には、中間配置領域R11が含まれないようにしてもよい。このように、配置経路には、掛部4の数に応じて中間配置領域R11が含まれない場合もある。
配置経路に中間配置領域R11が含まれない場合、図13に示すように、締付部材3にも中間配置領域R11は含まれないようになっている。すなわち、締付部材3には、掛部4の数に応じて中間配置領域R11が含まれない場合もある。
この場合、図12に示すように、先側配置領域R10や後側配置領域R12に第一中間固定部60を取り付け、図13に示すように、始端側領域R20や終端側領域R22に第二中間固定部61を取り付けられていればよいが、先側配置領域R10に第一中間固定部60が取り付けられており、始端側領域R20に第二中間固定部60が取り付けられていれば、つま先側の調整がし易くなる。
上記実施形態において、終端固定部5は、第一終端固定部50と第二終端固定部51とは雌雄一対の面ファスナーで構成されていたが、この構成に限定されない。例えば、終端固定部5は、締付部材3による足への締付力を調整でき、且つ締付力を調整した状態を維持できるようになっていれば、他の構造(例えば、ダイヤル式の巻取具等)が採用されていてもよい。
上記実施形態において、中間固定部6は、第一中間固定部60と第二中間固定部61とは雌雄一対の面ファスナーで構成されていたが、この構成に限定されない。例えば、中間固定部6は、締付部材3による足への締付力を調整でき、且つその締付力を調整した状態を維持できるようになっていれば、他の構造(例えば、ボタンやホック等)であってもよい。
1…靴、2…靴本体、3…締付部材、4…掛部、5…終端固定部、6…中間固定部、20…ソール、21…アッパー、30…一端部(始端部)、31…他端部(終端部)、32…中間部、40…挿通孔、50…第一終端固定部、51…第二終端固定部、60…第一中間固定部、60…第二中間固定部、61…第二中間固定部、210…履き口、211…ベース体、211a…開口領域、211aa…第一領域、211ab…第二領域、211b…縁部、212…カバー生地、320…折返領域、P1…固定位置、P2…固定位置、R10…先側配置領域、R11…中間配置領域、R12…後側配置領域、R20…始端側領域、R21…中側領域、R22…終端側領域
Claims (7)
- ソール上にアッパーが設けられている靴本体と、
長尺な締付部材であって、長手方向における一端部が前記アッパーの先端側に固定され、長手方向における他端部が前記一端部よりも前記アッパーの前後方向での後側で前記アッパーに着脱可能に固定される締付部材と、
前記アッパーへの前記締付部材の前記一端部の固定位置よりも後方側であり且つ前記締付部材の前記他端部の固定位置よりも前方側に位置するように設けられ、且つ前記締付部材を折り返した状態で掛ける掛部と、
前記締付部材の前記一端部と前記他端部の間の中間部を前記アッパーに固定可能な中間固定部と、を備える、
靴。 - 片足毎に前記締付部材が1本ずつ設けられる、
請求項1に記載の靴。 - 片足毎に前記中間固定部が複数設けられる、
請求項1又は請求項2に記載の靴。 - 片足毎に前記掛部が複数設けられ、
前記締付部材の前記一端部の固定位置と、複数の前記掛部のそれぞれの設置位置と、前記締付部材の前記他端部の固定位置とが、前記アッパーの幅方向における中央を境として一方側と他方側とに交互に並び、
前記締付部材の配置経路には、
前記一端部の前記固定位置と前記前後方向において最も前方に位置する前記掛部との間の先側配置領域と、
前記掛部同士の間の少なくとも1つの中間配置領域と、
前記他端部の前記固定位置と前記前後方向において最も後方に位置する前記掛部との間の後側配置領域とが含まれ、
前記先側配置領域と、前記中間配置領域と、前記後側配置領域のうちの少なくとも何れか1つの配置領域に前記中間固定部が設けられている、
請求項2又は請求項3に記載の靴。 - 片足毎に3つ以上の前記掛部が設けられ、
前記配置経路には、2つ以上の前記中間配置領域が含まれ、
2つ以上の前記中間配置領域に前記中間固定部が設置されている、
請求項4に記載の靴。 - 前記前後方向において前記先側配置領域と隣り合う前記中間配置領域に前記中間固定部が設置されている、
請求項4又は請求項5に記載の靴。 - 前記中間固定部には、
前記アッパーに設けられる第一固定部と、
前記締付部材に設けられ且つ前記第一固定部に着脱可能な第二固定部と、
が含まれ、
前記第一固定部は、雌雄一対の面ファスナーのうちの何れか一方によって構成され、
前記第二固定部は、雌雄一対の面ファスナーのうちの何れか他方によって構成される、
請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の靴。
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